JP2010011125A - 画像形成装置、制御方法及び制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の画像処理機能の中で一部の画像処理機能を優先的にユーザに使用可能状態にすることが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数の画像処理機能を制御するための複数のアプリケーションプログラムを起動し、該起動した複数のアプリケーションプログラムを制御する第1の制御部(1-9)と、複数の画像処理機能の少なくとも一部の画像処理機能を使用可能状態にするための予備動作を制御するための予備動作プログラムを起動し、該起動した予備動作プログラムを制御する第2の制御部(1-1)と、を有し、第2の制御部(1-1)は、予備動作プログラムの他に、複数のアプリケーションプログラムの一部のアプリケーションプログラムを起動し、複数のアプリケーションプログラムの起動完了を待たずに、一部のアプリケーションプログラムの起動が完了した段階で、一部のアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能を使用可能状態にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、制御方法及び制御プログラムに関し、特に、コピー、スキャナ、FAX、プリンタ等の複数の画像処理機能を有する機器に好適な画像形成装置、制御方法及び制御プログラムに関する。
近年の画像形成装置は、多機能化及び高性能化が進み、各画像処理機能を実現するためのアプリケーションプログラムが複雑化及び肥大化している。このため、システム制御部が複数のアプリケーションプログラムをロードし、そのロードした複数のアプリケーションプログラムの起動を完了するまでにはある程度の時間を要することになる。その結果、システム制御部の起動の完了を待ってエンジン制御部が定着器の定着制御を行う場合には、システム制御部の起動時間が長くなり、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間が長くなってしまう虞がある。
このようなことから、本発明よりも先に出願された先行技術文献として、システム制御部の起動時間の影響を低減し、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間を短縮することを可能にした画像形成装置について開示された文献がある(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1では、システムCPU(Central Processing Unit)及びエンジンCPUの起動完了前にサブCPUが起動を完了する。そして、サブCPUが定着器に所定の定着制御を行い、定着器の定着開始を早めることにしている。これにより、システムCPUの起動時間の影響を軽減し、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間を短縮することを可能にしている。
特開2005−189507号公報
しかし、上記特許文献1の発明は、システムCPUの起動が完了した後に、画像形成可能状態にする仕組となっている。このため、上記特許文献1の発明では、定着器の定着開始を早めたとしても、システムCPUの起動が完了しなければ、画像形成可能状態にすることができない。その結果、システムCPUの起動完了時間が遅くなればなる程、画像形成可能状態にするまでの時間が遅くなってしまうことになる。
なお、システムCPUで起動する複数のアプリケーションプログラムにより実現される複数の画像処理機能の中で一部の画像処理機能だけをユーザが使用する場合も想定される。しかし、上記特許文献1の発明では、システムCPUの起動が完了しなければ、そのシステムCPUで起動する複数のアプリケーションプログラムにより実現される複数の画像処理機能をユーザに使用させることができない。このため、上記特許文献1の発明では、複数の画像処理機能の中で一部の画像処理機能だけをユーザが使用したい場合でも、システムCPUの起動の完了を待たなければ使用することができないことになる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数の画像処理機能の中で一部の画像処理機能を優先的にユーザに使用可能状態にすることが可能な画像形成装置、制御方法及び制御プログラムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、以下の特徴を有することとする。
<画像形成装置>
本発明にかかる画像形成装置は、複数の画像処理機能を有する画像形成装置であって、前記複数の画像処理機能を制御するための複数のアプリケーションプログラムを起動し、該起動した複数のアプリケーションプログラムを制御する第1の制御手段と、前記複数の画像処理機能の少なくとも一部の画像処理機能を使用可能状態にするための予備動作を制御するための予備動作プログラムを起動し、該起動した予備動作プログラムを制御する第2の制御手段と、を有し、前記第2の制御手段は、前記予備動作プログラムの他に、前記複数のアプリケーションプログラムの一部のアプリケーションプログラムを起動し、前記第1の制御手段で起動する前記複数のアプリケーションプログラムの起動完了を待たずに、前記一部のアプリケーションプログラムの起動が完了した段階で、前記一部のアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能を使用可能状態にすることを特徴とする。
<制御方法>
また、本発明にかかる制御方法は、複数の画像処理機能を有する画像形成装置において行う制御方法であって、前記複数の画像処理機能を制御するための複数のアプリケーションプログラムを起動し、該起動した複数のアプリケーションプログラムを制御する第1の制御工程と、前記複数の画像処理機能の少なくとも一部の画像処理機能を使用可能状態にするための予備動作を制御するための予備動作プログラムを起動し、該起動した予備動作プログラムを制御する第2の制御工程と、を有し、前記第2の制御工程は、前記予備動作プログラムの他に、前記複数のアプリケーションプログラムの一部のアプリケーションプログラムを起動し、前記第1の制御工程で起動する前記複数のアプリケーションプログラムの起動完了を待たずに、前記一部のアプリケーションプログラムの起動が完了した段階で、前記一部のアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能を使用可能状態にすることを特徴とする。
<制御プログラム>
また、本発明にかかる制御プログラムは、複数の画像処理機能を有する画像形成装置に実行させる制御プログラムであって、前記複数の画像処理機能を制御するための複数のアプリケーションプログラムを起動し、該起動した複数のアプリケーションプログラムを制御する第1の制御処理と、前記複数の画像処理機能の少なくとも一部の画像処理機能を使用可能状態にするための予備動作を制御するための予備動作プログラムを起動し、該起動した予備動作プログラムを制御する第2の制御処理と、をコンピュータに実行させ、前記第2の制御処理は、前記予備動作プログラムの他に、前記複数のアプリケーションプログラムの一部のアプリケーションプログラムを起動し、前記第1の制御処理で起動する前記複数のアプリケーションプログラムの起動完了を待たずに、前記一部のアプリケーションプログラムの起動が完了した段階で、前記一部のアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能を使用可能状態にすることを特徴とする。
本発明は、複数の画像処理機能を制御するための複数のアプリケーションプログラムの起動完了を待たずに、複数のアプリケーションプログラムの一部のアプリケーションプログラムの起動が完了した段階で、その一部のアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能を使用可能状態にする。これにより、複数の画像処理機能の中で一部の画像処理機能を優先的にユーザに使用可能状態にすることが可能となる。
<本実施形態の画像形成装置の概要>
まず、図1を参照しながら、本実施形態の画像形成装置の概要について説明する。
本実施形態における画像形成装置は、複数の画像処理機能を有する画像形成装置である。画像処理機能としては、コピー、スキャナ、FAX、プリンタ等の画像形成装置で行う処理機能が挙げられる。
本実施形態における画像形成装置は、複数の画像処理機能を制御するための複数のアプリケーションプログラムを起動し、該起動した複数のアプリケーションプログラムを制御する第1の制御部(システム制御部1-9に相当)と、複数の画像処理機能の少なくとも一部の画像処理機能を使用可能状態にするための予備動作を制御するための予備動作プログラム(定着プログラム、エンジンプログラム等)を起動し、該起動した予備動作プログラムを制御する第2の制御部(エンジン制御部1-1に相当)と、を有し、第2の制御部(1-1)は、予備動作プログラムの他に、複数のアプリケーションプログラムの一部のアプリケーションプログラムを起動し、第1の制御部(1-9)で起動する複数のアプリケーションプログラムの起動完了を待たずに、一部のアプリケーションプログラムの起動が完了した段階で、一部のアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能を使用可能状態にする。
これにより、本実施形態における画像形成装置は、第1の制御部(1-9)で起動する複数のアプリケーションプログラムの起動完了を待つことなく、第2の制御部(1-1)で起動する一部のアプリケーションプログラムの起動が完了した段階で、その起動が完了した一部のアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能を使用可能状態にすることが可能となる。その結果、本実施形態の画像形成装置は、複数の画像処理機能の中で一部の画像処理機能を優先的にユーザに使用可能状態にすることが可能となる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態の画像形成装置について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
<画像形成装置の内部構成>
まず、図1を参照しながら、本実施形態の画像形成装置の内部構成について説明する。図1は、本実施形態の画像形成装置の内部構成例を示す図である。
本実施形態の画像形成装置は、エンジン制御部(1-1)と、エンジン制御部用メモリ(1-2)と、エンジン制御部用パラメータメモリ(1-3)と、時計回路(1-4)と、画像読取部(1-5)と、画像形成部(1-6)と、操作・表示部(1-7)と、外部I/F(1-8)と、システム制御部(1-9)と、システム制御部用メモリ(1-10)と、システム制御部用パラメータメモリ(1-11)と、を有して構成する。
エンジン制御部(1-1)は、画像処理に関する機械的動作を行うエンジンを制御するものであり、エンジンCPU(3-7)を有して構成する。本実施形態のエンジン制御部(1-1)は、I/O負荷の制御、定着制御、周辺機器とのI/F制御、システム制御部(1-9)とのI/F制御、予備動作プログラムの制御、アプリケーションプログラムの制御などを行う。なお、予備動作プログラムとは、コピー、スキャナ、FAX、プリンタ等の画像処理機能を使用可能状態にするための予備動作を制御するためのプログラムを意味する。予備動作プログラムとしては、例えば、定着制御のための定着プログラム、エンジン制御のためのエンジンプログラム等が挙げられる。
エンジン制御部用メモリ(1-2)は、エンジン制御部(1-1)が使用するメモリであり、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有して構成する。ROMは、エンジン制御部(1-1)が各種プログラムを実行する際に必要な情報などを記憶するものである。RAMは、エンジン制御部(1-1)がワークエリアとして使用するものである。
エンジン制御部用パラメータメモリ(1-3)は、エンジン制御部(1-1)が使用するパラメータメモリであり、各画像形成装置に固有な情報を記憶するものである。
時計回路(1-4)は、現在の時刻を計時するものであり、タイマー等に使用する。
画像読取部(1-5)は、画像読取処理を行うものである。
画像形成部(1-6)は、画像形成処理を行うものである。
操作・表示部(1-7)は、画像形成装置の各機能をユーザに操作させたり、画像形成装置を使用する際に必要な情報を表示したりするものである。
外部I/F(1-8)は、ローカルエリアネットワーク、USB(Universal Serial Bus)、HDD(Hard Disk Drive)等と接続し、情報のやり取りを行うものである。
システム制御部(1-9)は、画像形成装置の動作を統括して制御するものであり、システムCPU(3-9)を有して構成する。本実施形態のシステム制御部(1-9)は、画像処理制御、周辺機器とのI/F制御、エンジン制御部(1-1)とのI/F制御、アプリケーションプログラムの制御などを行う。
システム制御部用メモリ(1-10)は、システム制御部(1-9)が使用するメモリであり、ROM、RAMを有して構成する。ROMは、システム制御部(1-9)が各種プログラムを実行する際に必要な情報などを記憶するものである。RAMは、システム制御部(1-9)がワークエリアとして使用するものである。
システム制御部用パラメータメモリ(1-11)は、システム制御部(1-9)が使用するパラメータメモリであり、画像形成装置に固有な情報を記憶するものである。
なお、本実施形態の画像形成装置は、電源部(図示せず)を有しており、画像形成装置を構成する各部(1-1)〜(1-11)に電源を供給することになる。
<画像形成装置の画像処理機能が使用可能状態になるまでの処理動作>
次に、図2を参照しながら、画像形成装置の電源がオンになってから画像形成装置の画像処理機能が使用可能状態になるまでの処理動作について説明する。図2は、本実施形態の画像形成装置(b:本実施形態)と、本実施形態の画像形成装置と関連する関連技術の画像形成装置(a:関連技術)と、の処理動作例を示す。図2の横軸は、電源オンからの経過時間を示している。
関連技術の画像形成装置は、図2(a)に示すように、画像形成装置の電源がオンになった場合に、システムCPU(3-1)、サブCPU(3-3)、エンジンCPU(3-4)が起動を開始する。システムCPU(3-1)は、システムCPU(3-1)でプログラムを起動するためのブートプログラムを起動し、サブCPU(3-3)は、定着制御のための定着プログラムを起動し、エンジンCPU(3-4)は、エンジン制御のためのエンジンプログラムを起動する。
システムCPU(3-1)は、ブートプログラムの起動が完了した場合に、システムCPU(3-1)で起動する複数のアプリケーションプログラムの起動を開始する。サブCPU(3-3)は、定着プログラムの起動が完了した場合に、定着制御(3-2)を開始する。エンジンCPU(3-4)は、エンジンプログラムの起動が完了した場合に、エンジン制御部、ADF(Auto Document Feeder)の各負荷イニシャル(3-5)の制御を開始する。また、エンジンCPU(3-4)は、サブCPU(3-3)が制御を開始した定着制御(3-2)を引き継ぎ、定着器が画像形成可能な温度になった場合に、画像形成可能状態(定着READY)に移行する。
システムCPU(3-1)は、システムCPU(3-1)で起動する全アプリケーションプログラムの起動が完了した場合に(起動完了)、定着制御(3-2)が定着READYに移行したか否かを判断する。また、システムCPU(3-1)は、各負荷イニシャル(3-5)が完了したか否かを判断する。システムCPU(3-1)は、定着制御(3-2)が定着READYに移行し、且つ、各負荷イニシャル(3-5)が完了した場合に、画像形成(3-6)が可能な状態(画像形成READY)に移行する。そして、システムCPU(3-1)は、システムCPU(3-1)で起動した全アプリケーションプログラムにより実現される複数の画像処理機能をユーザに使用可能状態にする。これにより、図2(a)に示す関連技術の画像形成装置は、全アプリケーションプログラムにより実現される複数の画像処理機能をユーザに使用させることが可能となる。
しかし、上述した図2(a)に示す関連技術の画像形成装置は、定着制御(3-2)が定着READYに早く移行したり、各負荷イニシャル(3-5)が早く完了したりしても、システムCPU(3-1)で起動する全アプリケーションプログラムの起動が完了しなければ、画像形成(3-6)が可能な状態(画像形成READY)に移行することがない。その結果、システムCPU(3-1)で起動する全アプリケーションプログラムの起動完了時間が遅くなればなる程、画像形成(3-6)が可能な状態(画像形成READY)に移行する時間が遅くなり、全アプリケーションプログラムにより実現される複数の画像処理機能をユーザに使用可能状態にするまでの時間が遅くなってしまうことになる。
これに対し、本実施形態の画像形成装置は、図2(b)に示すように、画像形成装置の電源がオンになった場合に、システムCPU(3-9)、エンジンCPU(3-7)が起動を開始する。システムCPU(3-9)は、システムCPU(3-9)でプログラムを起動するためのブートプログラムを起動する。エンジンCPU(3-7)は、エンジンCPU(3-7)でプログラムを起動するためのブートプログラムを起動する。
システムCPU(3-9)は、ブートプログラムの起動が完了した場合に、複数のアプリケーションプログラムの起動を開始する。エンジンCPU(3-7)は、ブートプログラムの起動が完了した場合に、定着制御のための定着プログラム、エンジン制御のためのエンジンプログラム、システムCPU(3-9)で起動する複数のアプリケーションプログラムの一部のアプリケーションプログラムの起動を開始する。そして、エンジンCPU(3-7)は、定着プログラムの起動が完了した場合に、定着制御(3-8)を開始する。また、エンジンCPU(3-7)は、エンジンプログラムの起動が完了した場合に、エンジン制御部、ADF(Auto Document Feeder)の各負荷イニシャル(3-10)の制御を開始する。なお、図2では、エンジンCPU(3-7)は、定着プログラム、エンジンプログラム、アプリケーションプログラムの順で起動するように記載したが、定着プログラムの起動制御、エンジンプログラムの起動制御、アプリケーションプログラムの起動制御を同時並行で行い、アプリケーションプログラムの起動制御、定着制御(3-8)、各負荷イニシャル(3-10)の制御を同時並行で行うように構築することも可能である。そして、エンジンCPU(3-7)は、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムの起動が完了した場合に(起動完了)、定着制御(3-8)が定着READYに移行したか否かを判断する。また、エンジンCPU(3-7)は、各負荷イニシャル(3-10)が完了したか否かを判断する。エンジンCPU(3-7)は、定着制御(3-8)が定着READYに移行し、且つ、各負荷イニシャル(3-10)が完了した場合に、画像形成(3-11)が可能な状態(画像形成READY)に移行する。そして、エンジンCPU(3-7)は、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能をユーザに使用可能状態にする。
このように、本実施形態の画像形成装置は、処理機能の多いシステムCPU(3-9)で起動する複数のアプリケーションプログラムの一部のアプリケーションプログラムを、システムCPU(3-9)よりも処理機能の少ないエンジンCPU(3-7)で起動することにしている。そして、エンジンCPU(3-7)は、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの起動が完了した場合に(起動完了)、定着制御(3-8)が定着READYに移行し、且つ、各負荷イニシャル(3-10)が完了したと判断した場合に、画像形成(3-11)が可能な状態(画像形成READY)に移行することにしている。これにより、図2(b)に示す本実施形態の画像形成装置は、図2(a)に示す関連技術の画像形成装置よりも画像形成READYに移行するまでの時間を短縮することが可能となる。
従って、本実施形態の画像形成装置は、システムCPU(3-9)で起動するアプリケーションプログラムの起動完了を待つことなく、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの起動が完了した段階で、そのエンジンCPU(3-7)で起動が完了したアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能をユーザに使用可能状態にすることが可能となる。その結果、本実施形態の画像形成装置は、画像形成装置に搭載された複数の画像処理機能の中で一部の画像処理機能を優先的にユーザに使用可能状態にすることが可能となる。
なお、システムCPU(3-9)で起動する複数のアプリケーションプログラムの一部のアプリケーションプログラムの起動が完了した段階で、その起動が完了した一部のアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能をユーザに使用可能状態にするように構築することも可能である。
しかし、システムCPU(3-9)は、画像形成装置の動作を統括して制御するため、図3(a)に示すように、複数のアプリケーションプログラムを起動する前に行う『ブートプログラム』の『初期動作』が長くなる。『初期動作』としては、例えば、メモリチェック等の動作が挙げられる。このため、システムCPU(3-9)で起動する一部のアプリケーションプログラムの起動が完了した段階で、その起動が完了した一部のアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能をユーザに使用可能状態にした場合でも、一部の画像処理機能をユーザに使用可能状態にするまでにはある程度の時間を要することになる。
また、システムCPU(3-9)で起動が完了した一部のアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能をユーザに使用可能状態にした場合には、システムCPU(3-9)は、画像処理機能の制御と並行して、残りのアプリケーションプログラムの起動制御も行うことになる。その結果、システムCPU(3-9)で起動する残りのアプリケーションプログラムの起動が完了するまでの時間が遅くなり、結果として、システムCPU(3-9)で起動する全アプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能をユーザに使用可能状態にするまでの時間が遅くなってしまうことになる。
このため、本実施形態の画像形成装置では、システムCPU(3-9)で起動する複数のアプリケーションプログラムの一部のアプリケーションプログラムを、システムCPU(3-9)よりも処理機能の少ないエンジンCPU(3-7)で起動することにしている。そして、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの起動が完了した段階で、その起動が完了したアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能をユーザに使用可能状態にすることにしている。これにより、本実施形態の画像形成装置は、システムCPU(3-9)の制御に影響を与えることなく、画像形成装置に搭載された複数の画像処理機能の中で一部の画像処理機能だけを優先的にユーザに使用可能状態にすることが可能となる。
また、エンジンCPU(3-7)は、システムCPU(3-9)のように画像形成装置の動作を統括して制御しているのではなく、画像形成装置の一部の動作だけを制御している。このため、図3(b)に示すように、エンジンCPU(3-7)は、システムCPU(3-9)よりも『初期動作』が短くて済む。従って、『初期動作』の短いエンジンCPU(3-7)でアプリケーションプログラムを起動することで、システムCPU(3-9)で起動するよりも、画像処理機能をユーザに使用可能状態にするまでの時間を早くすることが可能となる。図3の横軸は、電源オンからの経過時間を示している。
なお、エンジンCPU(3-7)は、画像処理機能(コピー、スキャナ、FAX、プリンタ等)を使用可能状態にするための予備動作(各負荷イニシャル動作、定着動作等)を制御するための予備動作プログラム(エンジンプログラム、定着プログラム等)を起動し、該起動した予備動作プログラムを制御している。しかし、エンジンCPU(3-7)は、システムCPU(3-9)よりも処理機能が少ないため、予備動作プログラムの他に、アプリケーションプログラムを起動しても、図3(b)に示すように、システムCPU(3-9)よりもアプリケーションプログラムの起動を早く完了することが可能である。このため、エンジンCPU(3-7)でアプリケーションプログラムを起動することで、画像形成装置に搭載された複数の画像処理機能の中で一部の画像処理機能だけを優先的にユーザに使用可能状態にすることが可能となる。
<パラメータメモリ1-3,1-11のデータ構成例>
次に、図4を参照しながら、パラメータメモリ(1-3,1-11)のデータ構成について説明する。図4は、パラメータメモリ(1-3,1-11)のデータ構成例を示す図である。
パラメータメモリ(1-3,1-11)は、図4に示すように、『機器固有データ』、『初期設定データ』、『カウンタデータ』、『履歴データ』などを含んで構成している。パラメータメモリ(1-3,1-11)のデータは、画像形成装置の電源のオフにより消去されないように設計している。
『機器固有データ』は、個々の画像形成装置を特定するためのユニークな情報である。なお、『機器固有データ』は、個々の画像形成装置を特定することが可能であればあらゆる情報を『機器固有データ』として適用することが可能である。『機器固有データ』としては、例えば、シリアルNo.などの情報が挙げられる。
『初期設定データ』は、画像形成装置を使用する際の初期状態を設定するための情報である。『初期設定データ』としては、レジスト調整情報、仕向設定情報、言語設定情報、アプリケーション識別情報などの情報が挙げられる。
レジスト調整情報は、画像形成装置のレジストを調整するための情報である。仕向設定情報は、画像形成装置の仕向を設定するための情報である。言語設定情報は、画像形成装置の表示部などに表示する言語を設定するための情報である。
アプリケーション識別情報は、エンジンCPU(3-7)やシステムCPU(3-9)で起動するアプリケーションプログラムを特定するための情報である。なお、アプリケーション識別情報は、アプリケーションプログラムを特定することが可能であればあらゆる情報をアプリケーション識別情報として適用することが可能である。アプリケーション識別情報としては、例えば、1、0のビット列で構成する情報などが挙げられる。また、アプリケーション識別情報は、エンジンCPU(3-7)やシステムCPU(3-9)で起動するアプリケーションプログラムの順番を決定するための情報を含めて構成することも可能である。これにより、アプリケーション識別情報を基に、各々のCPU(3-7、3-9)で起動するアプリケーションプログラムの順番を決定することが可能となる。
本実施形態では、エンジン制御部用パラメータメモリ(1-3)は、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムを識別するためのアプリケーション識別情報を記憶する。また、システム制御部用パラメータメモリ(1-11)は、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムを識別するためのアプリケーション識別情報と、システムCPU(3-9)で起動するアプリケーションプログラムを識別するためのアプリケーション識別情報と、を記憶する。
『カウンタデータ』は、画像形成装置の各画像処理機能を使用した際の情報である。『カウンタデータ』としては、コピー機能を使用した際の情報(コピーカウンタ情報)、スキャナ機能を使用した際の情報(スキャナカウンタ情報)、FAX機能を使用した際の情報(FAXカウンタ情報)、プリンタ機能を使用した際の情報(プリンタカウンタ情報)などが挙げられる。なお、『カウンタデータ』として管理する情報は、特に限定するものではなく、各画像処理機能を使用した際の情報であればあらゆる情報を『カウンタデータ』として管理することが可能である。『カウンタデータ』として管理する情報としては、例えば、画像処理機能を使用した際の使用回数などの情報が挙げられる。
『履歴データ』は、画像形成装置を使用した際の使用履歴を管理するための情報である。『履歴データ』としては、エラー情報、使用アプリ情報などの情報が挙げられる。エラー情報は、画像形成装置を使用した際に発生したエラーの内容を把握するための情報である。使用アプリ情報は、画像形成装置で使用したアプリケーションプログラムの使用履歴を把握するための情報である。
<エンジンCPU;3-7の処理動作>
次に、図5を参照しながら、本実施形態のエンジンCPU(3-7)の処理動作について説明する。図5は、エンジンCPU(3-7)の処理動作例を示す図である。なお、以下の処理動作では、エンジンCPU(3-7)がエンジン制御部用パラメータメモリ(1-3)に記憶されているアプリケーション識別情報を基に、システム制御部用メモリ(1-10)に記憶されているアプリケーションプログラムをロードする場合を例に説明する。
画像形成装置が電源オンになると(ステップS1)、エンジンCPU(3-7)は、エンジン制御部用メモリ(1-2)のROMからブートプログラムをロードし、そのロードしたブートプログラムを起動する(ステップS2)。エンジンCPU(3-7)は、ブートプログラムの起動が完了した場合に、エンジン制御部用パラメータメモリ(1-3)に格納されている『初期設定データ』をロードする(ステップS3)。また、エンジンCPU(3-7)は、エンジン制御部用メモリ(1-2)のROMから定着プログラム、エンジンプログラムをロードし、そのロードした定着プログラム、エンジンプログラムを起動する。
次に、エンジンCPU(3-7)は、『初期設定データ』に含まれるアプリケーション識別情報を基に、システム制御部用メモリ(1-10)にアクセスし、アプリケーション識別情報に該当するアプリケーションプログラムをシステム制御部用メモリ(1-10)のROMからロードする。そして、エンジンCPU(3-7)は、システム制御部用メモリ(1-10)のROMからロードしたアプリケーションプログラムを起動する(ステップS4)。また、エンジンCPU(3-7)は、定着プログラム、エンジンプログラムの起動が完了した場合に、『初期設定データ』に含まれるレジスト調整情報、仕向設定情報、言語設定情報等に基づいて画像形成装置の初期設定制御を行う。画像形成装置の初期設定制御としては、駆動制御、読取制御、画像形成制御、操作制御などの制御が挙げられる。エンジンCPU(3-7)は、上述した処理設定制御を完了させることで、コピー、スキャナ、FAX、プリンタ等の画像処理機能の少なくとも一部の画像処理機能を使用可能状態にさせることが可能となる。
エンジンCPU(3-7)は、システム制御部用メモリ(1-10)のROMからロードしたアプリケーションプログラムの起動が完了した場合に、その起動が完了したアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能を使用可能状態にする。これにより、エンジンCPU(3-7)は、画像形成装置に搭載された複数の画像処理機能の中で一部の画像処理機能を優先的にユーザに使用可能状態にすることが可能となる。
次に、エンジンCPU(3-7)は、システムCPU(3-9)で起動したアプリケーションプログラムの起動が完了したか否かを判断する(ステップS5)。起動が完了したか否かを判断する判断方法としては、例えば、以下の方法が挙げられる。
第1の方法は、システムCPU(3-9)は、複数のアプリケーションプログラムの起動を完了した場合に、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御をシステムCPU(3-9)に切り替えるための切替要求をエンジンCPU(3-7)に送信する。エンジンCPU(3-7)は、システムCPU(3-9)から切替要求を受け付けた場合に、システムCPU(3-9)で起動したアプリケーションプログラムの起動が完了したと判断する。これにより、エンジンCPU(3-7)は、システムCPU(3-9)から切替要求を受け付けたか否かに応じてシステムCPU(3-9)で起動したアプリケーションプログラムの起動が完了したか否かを判断することが可能となる。
また、第2の方法は、エンジンCPU(3-7)は、システムCPU(3-9)を監視し、システムCPU(3-9)で起動したアプリケーションプログラムの起動が完了したか否かを判断する。これにより、エンジンCPU(3-7)は、監視結果に応じてシステムCPU(3-9)で起動したアプリケーションプログラムの起動が完了したか否かを判断することが可能となる。なお、ステップS5の判断方法は特に限定せず、システムCPU(3-9)で起動したアプリケーションプログラムの起動が完了したか否かをエンジンCPU(3-7)が判断することが可能であればあらゆる方法を適用することが可能である。
エンジンCPU(3-7)は、システムCPU(3-9)で起動したアプリケーションプログラムの起動が完了したと判断した場合は(ステップS5/Yes)、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能のジョブを処理しているか否かを判断する(ステップS6)。
エンジンCPU(3-7)は、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能のジョブを処理していると判断した場合は(ステップS6/Yes)、その画像処理機能のジョブの処理が完了するまで待つ。そして、エンジンCPU(3-7)は、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能のジョブを処理していないと判断した場合に(ステップS6/No)、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御をシステムCPU(3-9)で継続するようにアプリ制御の切り替えを行う(ステップS7)。アプリ制御の切り替え方法としては、例えば、以下の方法が挙げられる。
第1の方法は、システムCPU(3-9)は、複数のアプリケーションプログラムの起動を完了した場合に、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御をシステムCPU(3-9)に切り替えるための切替要求をエンジンCPU(3-7)に送信する。エンジンCPU(3-7)は、システムCPU(3-9)から切替要求を受け付けた場合に、システムCPU(3-9)で起動したアプリケーションプログラムの起動が完了したと判断する(ステップS5/Yes)。次に、エンジンCPU(3-7)は、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能のジョブを処理していないと判断した場合に(ステップS6/No)、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御を停止する。次に、エンジンCPU(3-7)は、システムCPU(3-9)から受け付けた切替要求に対する切替応答をシステムCPU(3-9)に送信する。システムCPU(3-9)は、エンジンCPU(3-7)から切替応答を受け付けた場合に、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御をエンジンCPU(3-7)から引き継ぎ、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムを含む複数のアプリケーションプログラムを制御する。これにより、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御をシステムCPU(3-9)で継続することが可能となる。
第2の方法は、エンジンCPU(3-7)は、システムCPU(3-9)を監視し、システムCPU(3-9)で起動したアプリケーションプログラムの起動が完了したと判断した場合に(ステップS5/Yes)。エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能のジョブを処理しているか否かを判断する(ステップS6)。エンジンCPU(3-7)は、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能のジョブを処理していないと判断した場合に(ステップS6/No)、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御を停止する。次に、エンジンCPU(3-7)は、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御をシステムCPU(3-9)に切り替えるための切替要求をシステムCPU(3-9)に送信する。システムCPU(3-9)は、エンジンCPU(3-7)から切替要求を受け付けた場合に、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御をエンジンCPU(3-7)から引き継ぎ、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムを含む複数のアプリケーションプログラムを制御する。これにより、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御をシステムCPU(3-9)で継続することが可能となる。
このように、本実施形態のエンジンCPU(3-7)は、エンジン制御部用パラメータメモリ(1-3)に記憶されたアプリケーション識別情報を基に、システム制御部用メモリ(1-10)にアクセスする。そして、システム制御部用メモリ(1-10)のROMからアプリケーション識別情報に該当するアプリケーションプログラムをロードし、そのロードしたアプリケーションプログラムを起動する。そして、エンジンCPU(3-7)は、ロードしたアプリケーションプログラムの起動が完了した場合に、そのロードしたアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能を使用可能状態にする。これにより、エンジンCPU(3-7)は、システムCPU(3-9)で起動する複数のアプリケーションプログラムの起動完了を待つことなく、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムの起動が完了した段階で、その起動が完了したアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能を使用可能状態にすることが可能となる。その結果、本実施形態のエンジンCPU(3-7)は、画像形成装置に搭載された複数の画像処理機能の中で一部の画像処理機能を優先的にユーザに使用可能状態にすることが可能となる。
また、エンジンCPU(3-7)は、システムCPU(3-9)で起動したアプリケーションプログラムの起動が完了した場合に、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御をシステムCPU(3-9)で継続するようにアプリ制御の切り替えを行う。これにより、システムCPU(3-9)は、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御をエンジンCPU(3-7)から引き継ぎ、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムを含む複数のアプリケーションプログラムを制御することになる。その結果、エンジンCPU(3-7)で優先的に起動したアプリケーションプログラムを含む複数のアプリケーションプログラムをシステムCPU(3-9)の管理下で制御することが可能となる。
なお、エンジンCPU(3-7)は、エンジンCPU(3-7)で優先的に起動したアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能のジョブが処理中の場合には、そのジョブの処理が完了した後に、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御をシステムCPU(3-9)で継続するようにアプリ制御の切り替えを行うことが好ましい。これにより、エンジンCPU(3-7)がユーザに優先的に使用可能状態にした画像処理機能のジョブの処理に影響を与えることなく、エンジンCPU(3-7)で優先的に起動したアプリケーションプログラムを含む複数のアプリケーションプログラムをシステムCPU(3-9)の管理下で制御することが可能となる。
また、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムは、生データ、即ち、エンジンCPU(3-7)がそのまま解読して起動することが可能な状態でシステム制御部用メモリ(1-10)のROMに記憶されていることが好ましい。しかし、アプリケーションプログラムを生データの状態でROMに記憶するとメモリ容量を多く使用することになる。このため、アプリケーションプログラムを圧縮した状態でシステム制御部用メモリ(1-10)のROMに記憶するように構築することも可能である。また、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムを生データの状態でROMに記憶し、システムCPU(3-9)で起動するアプリケーションプログラムを圧縮した状態でROMに記憶するように構築することも可能である。
エンジンCPU(3-7)は、システム制御部用メモリ(1-10)のROMに記憶されているアプリケーションプログラムが圧縮されている場合には、システム制御部用メモリ(1-10)のROMからロードしたアプリケーションプログラムをエンジン制御部用メモリ(1-2)のRAM上で解凍し、その解凍したアプリケーションプログラムを起動することになる。また、システム制御部用メモリ(1-10)のROMに記憶されているアプリケーションプログラムが圧縮されていない場合には、システム制御部用メモリ(1-10)のROMからロードしたアプリケーションプログラムをそのまま起動することになる。
本実施形態のエンジンCPU(3-7)は、システムCPU(3-9)で起動する複数のアプリケーションプログラムの一部のアプリケーションプログラムを起動することになるが、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムとシステムCPU(3-9)で起動するアプリケーションプログラムとは、同一のファイル形式や同一の言語形式である必要はなく、異なるファイル形式や異なる言語形式で構築することも可能である。エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムは、アプリケーションプログラムの起動が完了するまでの時間が早くなるような形式で構築することが好ましい。
(エンジンCPU;3-7で起動するアプリケーションプログラムの設定動作)
次に、図6を参照しながら、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムを設定する際の処理動作について説明する。図6は、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムを設定する際の処理動作例を示す図である。
エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムを設定する方法としては2つの方法が挙げられる。1つ目の方法は、画像形成装置設置時にサービスエンジニアが設定する場合である(サービスエンジニアの設定)。2つ目の方法は、サービスエンジニアが設定した後にユーザが設定する場合である(ユーザの設定)。
サービスエンジニアがアプリケーションプログラムを設定する場合は、サービス設定画面から(ステップS11)、アプリ設定画面に切り替える(ステップS12)。サービス設定画面は、サービスエンジンが画像形成装置に各種情報を設定する際に使用する画面である。また、アプリ設定画面は、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムを設定するための画面である。これにより、サービスエンジニアは、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムをアプリ設定画面から設定することが可能となる。システムCPU(3-9)は、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムの設定がアプリ設定画面から行われた場合に、そのアプリ設定画面から設定されたアプリケーションプログラムに該当するアプリケーション識別情報などの設定情報をパラメータメモリ(1-3,1-11)に保存する(ステップS14)。これにより、システムCPU(3-9)は、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムを画像形成装置に設定することが可能となる。システムCPU(3-9)は、アプリケーションプログラムの設定が完了した場合に、アプリ設定画面から待機画面に切り替えることになる(ステップS15)。
また、ユーザがアプリケーションプログラムを設定する場合は、初期設定画面から(ステップS16)、アプリ設定画面に切り替える(ステップS12)。初期設定画面は、ユーザが画像形成装置に各種情報を設定する際に使用する画面である。これにより、ユーザは、サービスエンジニアと同様に、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムをアプリ設定画面から設定することが可能となる。システムCPU(3-9)は、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムの設定がアプリ設定画面から行われた場合に、そのアプリ設定画面から設定されたアプリケーションプログラムに該当するアプリケーション識別情報などの設定情報をパラメータメモリ(1-3,1-11)に保存する(ステップS14)。これにより、システムCPU(3-9)は、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムを画像形成装置に設定することが可能となる。
なお、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムをアプリ設定画面から人手操作により設定する場合には、システムCPU(3-9)は、パラメータメモリ(1-3,1-11)に記憶されている『カウンタデータ』、『履歴データ』等の使用情報をユーザに通知し、ユーザがその使用情報に応じて、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムをアプリ設定画面から設定するように構築することも可能である。例えば、パラメータメモリ(1-3,1-11)に記憶されている使用情報を基に、画像形成装置に搭載された複数の画像処理機能の中で使用頻度の高い画像処理機能を実現するためのアプリケーションプログラムの情報をユーザに通知し、ユーザがその通知された情報を基に、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムをアプリ設定画面から設定するように構築することも可能である。また、パラメータメモリ(1-3,1-11)に記憶されている使用情報を基に、電源起動時に使用頻度の高い画像処理機能を実現するためのアプリケーションプログラムの情報をユーザに通知し、ユーザがその通知された情報を基に、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムをアプリ設定画面から設定するように構築することも可能である。
また、図6に示す処理動作では、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムをアプリ設定画面から人手操作により設定することにした。しかし、パラメータメモリ(1-3,1-11)に記憶されている『カウンタデータ』、『履歴データ』等の使用情報を用いて、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムを自動的に設定するように構築することも可能である。
例えば、システムCPU(3-9)は、パラメータメモリ(1-3,1-11)に記憶されている使用情報を基に、画像形成装置に搭載された複数の画像処理機能の中で使用頻度の高い画像処理機能を実現させるためのアプリケーションプログラムを特定し、その特定したアプリケーションプログラムをエンジンCPU(3-7)で起動させるように構築することも可能である。また、システムCPU(3-9)は、パラメータメモリ(1-3,1-11)に記憶されている使用情報を基に、電源起動時に使用頻度の高い画像処理機能を実現させるためのアプリケーションプログラムを特定し、その特定したアプリケーションプログラムをエンジンCPU(3-7)で起動させるように構築することも可能である。
<エンジンCPU;3-7と、システムCPU;3-9と、の間の処理動作>
次に、図7を参照しながら、エンジンCPU(3-7)と、システムCPU(3-9)と、の間の処理動作について説明する。図7は、エンジンCPU(3-7)と、システムCPU(3-9)と、の間の処理動作例を示す図である。
画像形成装置の電源オンにより、エンジンCPU(3-7)は、エンジン制御部用メモリ(1-2)のROMからブートプログラムをロードし、そのロードしたブートプログラムを起動する。エンジンCPU(3-7)は、ブートプログラムの起動が完了した場合に、エンジン制御部用パラメータメモリ(1-3)に記憶されている『初期設定データ』をロードする。また、エンジンCPU(3-7)は、エンジン制御部用メモリ(1-2)のROMから定着プログラム、エンジンプログラムをロードし、そのロードした定着プログラム、エンジンプログラムを起動する。
次に、エンジンCPU(3-7)は、『初期設定データ』に含まれるアプリケーション識別情報を基に、システム制御部用メモリ(1-10)にアクセスし、アプリケーション識別情報に該当するアプリケーションプログラムをシステム制御部用メモリ(1-10)のROMからロードし、そのロードしたアプリケーションプログラムを起動する。これにより、エンジンCPU(3-7)は、システムCPU(3-9)で起動する複数のアプリケーションプログラムの一部のアプリケーションプログラムを起動することになる(ステップA1)。なお、エンジンCPU(3-7)は、定着プログラム、エンジンプログラムの起動が完了した場合に、『初期設定データ』に含まれるレジスト調整情報、仕向設定情報、言語設定情報等に基づいて画像形成装置の初期設定制御も行うことになる。画像形成装置の初期設定制御としては、駆動制御、読取制御、画像形成制御、操作制御などの制御が挙げられる。エンジンCPU(3-7)は、上述した処理設定制御を完了させることで、コピー、スキャナ、FAX、プリンタ等の画像処理機能の少なくとも一部の画像処理機能を使用可能状態にさせることが可能となる。
システムCPU(3-9)もエンジンCPU(3-7)と同様に、画像形成装置の電源オンにより、システム制御部用メモリ(1-10)のROMからブートプログラムをロードし、そのロードしたブートプログラムを起動する。システムCPU(3-9)は、ブートプログラムの起動が完了した場合に、システム制御部用パラメータメモリ(1-11)に記憶されている『初期設定データ』をロードする。システムCPU(3-9)は、『初期設定データ』に含まれるアプリケーション識別情報を基に、そのアプリケーション識別情報に該当するアプリケーションプログラムをシステム制御部用メモリ(1-10)のROMからロードし、そのロードしたアプリケーションプログラムを起動する。システムCPU(3-9)は、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムを識別するためのアプリケーション識別情報と、システムCPU(3-9)で起動するアプリケーションプログラムを識別するためのアプリケーション識別情報と、を基に、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムを含む複数のアプリケーションプログラムを起動することになる(ステップB1)。
エンジンCPU(3-7)は、システム制御部用メモリ(1-10)のROMからロードしたアプリケーションプログラムの起動が完了した場合に、その起動が完了したアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能を使用可能状態にする(ステップA2)。これにより、エンジンCPU(3-7)は、画像形成装置に搭載された複数の画像処理機能の中で一部の画像処理機能を優先的にユーザに使用可能状態にすることが可能となる。この場合、エンジンCPU(3-7)は、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能が使用可能状態である旨をユーザに通知する。ユーザに通知する方法としては、音声情報や文字情報で通知する方法が挙げられる。
エンジンCPU(3-7)は、ステップA2の処理でユーザに使用可能状態にした画像処理機能のジョブの実行要求を受け付けた場合には、そのジョブの処理を実行することになる。この場合、エンジンCPU(3-7)は、ジョブの処理を実行した際に発生した使用情報(カウンタデータ、履歴データなどの情報)をエンジン制御部用パラメータメモリ(1-3)に保存し、エンジン制御部用パラメータメモリ(1-3)に記憶されている『カウンタデータ』、『履歴データ』などの使用情報を更新する。これにより、エンジンCPU(3-7)は、エンジンCPU(3-7)の管理下で画像処理機能を実行した際に発生した使用情報(カウンタデータ、履歴データなどの情報)をエンジン制御部用パラメータメモリ(1-3)で管理することが可能となる。
システムCPU(3-9)は、エンジンCPU(3-7)と同様に、システム制御部用メモリ(1-10)のROMからロードしたアプリケーションプログラムの起動が完了した場合に、システム制御部用パラーメータメモリ(1-11)に記憶されているエンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムを識別するためのアプリケーション識別情報と、システムCPU(3-9)で起動するアプリケーションプログラムを識別するためのアプリケーション識別情報と、を基に、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラム以外の他のアプリケーションプログラムにより実現される複数の画像処理機能を使用可能状態にする。これにより、システムCPU(3-9)は、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムを除く他のアプリケーションプログラムにより実現される複数の画像処理機能を使用可能状態にすることが可能となる(ステップB2)。この場合、システムCPU(3-9)は、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御をシステムCPU(3-9)に切り替えるためのアプリの切替要求をエンジンCPU(3-7)に送信する(ステップB3)。
エンジンCPU(3-7)は、アプリの切替要求をシステムCPU(3-9)から受け付けた場合に、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能のジョブが処理中か否かを判断する。エンジンCPU(3-7)は、ジョブが処理中でないと判断した場合に、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御を停止する(ステップA3)。次に、エンジンCPU(3-7)は、システムCPU(3-9)から受け付けたアプリの切替要求に対するアプリの切替応答をシステムCPU(3-9)に送信する(ステップA4)。また、エンジンCPU(3-7)は、エンジン制御部用パラメータメモリ(1-3)に記憶されている使用情報(カウンタデータ、履歴データなどの情報)をシステムCPU(3-9)に送信する。
システムCPU(3-9)は、エンジンCPU(3-7)からアプリの切替応答を受け付けた場合に、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御が停止したと判断し、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御をエンジンCPU(3-7)から引き継ぐ。そして、システムCPU(3-9)は、エンジンCPU(3-7)から引き継いだアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能を使用可能状態にする(ステップB4)。これにより、システムCPU(3-9)は、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムを含む複数のアプリケーションプログラムをシステムCPU(3-9)で制御することになる。
また、システムCPU(3-9)は、エンジンCPU(3-7)から使用情報(カウンタデータ、履歴データなどの情報)を受け付けた場合に、エンジンCPU(3-7)から受け付けた使用情報(カウンタデータ、履歴データなどの情報)と、システム制御部用パラメータメモリ(1-11)に記憶されている使用情報(カウンタデータ、履歴データなどの情報)と、を基に、システム制御部用パラーメータメモリ(1-11)の使用情報(カウンタデータ、履歴データなどの情報)を更新し、画像形成装置全体の使用情報(カウンタデータ、履歴データなどの情報)をシステム制御部用パラメータメモリ(1-11)で統括して管理する(ステップB5)。
例えば、システムCPU(3-9)は、エンジンCPU(3-7)から使用情報(カウンタデータ、履歴データなどの情報)を受け付けた場合に、エンジンCPU(3-7)から前回受け付けた使用情報をシステム制御部用パラメータメモリ(1-11)から読み出し、エンジンCPU(3-7)から今回受け付けた使用情報と、エンジンCPU(3-7)から前回受け付けた使用情報と、の差分情報を算出する。これにより、システムCPU(3-9)は、エンジンCPU(3-7)の管理下で画像処理機能を実行した際に発生した今回の使用情報(カウンタデータ、履歴データなどの情報)を算出することが可能となる。システムCPU(3-9)は、上記算出した差分情報をシステム制御部用パラメータメモリ(1-11)の使用情報に追加し、システム制御部用パラメータメモリ(1-11)の使用情報を更新する。これにより、システムCPU(3-9)は、エンジンCPU(3-7)の管理下で画像処理機能を実行した際に発生した使用情報をシステム制御部用パラメータメモリ(1-11)に反映させ、画像形成装置全体の使用情報をシステム制御部用パラメータメモリ(1-11)で統括して管理することが可能となる。
なお、上記処理では、エンジンCPU(3-7)は、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御を停止した際に、エンジン制御部用パラメータメモリ(1-3)に記憶されている使用情報をシステムCPU(3-9)に送信し、システム制御部用パラメータメモリ(1-11)の使用情報を更新することにした。しかし、エンジンCPU(3-7)は、画像形成装置が待機状態の際に、エンジン制御部用パラメータメモリ(1-3)に記憶されている使用情報をシステムCPU(3-9)に送信し、システム制御部用パラメータメモリ(1-11)の使用情報を更新するように構築することも可能である。
また、上記処理では、エンジン制御部用パラメータメモリ(1-3)と、システム制御部用パラメターメモリ(1-11)と、の2つのパラメータメモリ(1-3,1-11)を用いて、画像形成装置全体の使用情報(カウンタデータ、履歴データなどの情報)を管理することにした。しかし、エンジンCPU(3-7)とシステムCPU(3-9)との双方のCPU(3-7,3-9)がアクセス可能なメモリを用いて、画像形成装置全体の使用情報(カウンタデータ、履歴データなどの情報)を管理するように構築することも可能である。この場合は、エンジンCPU(3-7)とシステムCPU(3-9)との双方がメモリで管理する『カウンタデータ』、『履歴データ』などの使用情報を更新することになる。このように、本実施形態の画像形成装置は、画像形成装置全体の使用情報(カウンタデータ、履歴データなどの情報)を管理することが可能であればあらゆる管理方法を適用することが可能である。
また、上記処理では、図7に示すように、ステップB3において、システムCPU(3-9)は、アプリケーションプログラムの起動が完了した場合に、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御をシステムCPU(3-9)に切り替えるためのアプリの切替要求をエンジンCPU(3-7)に送信した(ステップB3)。エンジンCPU(3-7)は、アプリの切替要求を受け付けた場合に、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御を停止し(ステップA3)、アプリの切替応答をシステムCPU(3-9)に送信した(ステップA4)。システムCPU(3-9)は、アプリの切替応答を受け付けた場合に、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御をエンジンCPU(3-7)から引き継ぎ、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムを含む複数のアプリケーションプログラムを制御することにした(ステップB4)。しかし、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムを含む複数のアプリケーションプログラムをシステムCPU(3-9)の管理下で制御することが可能であれば、図7に示す処理動作に限定するものではなく、例えば、図8に示すような処理動作を行うことも可能である。
図8では、ステップC1において、エンジンCPU(3-7)は、システムCPU(3-9)を監視し、システムCPU(3-9)で起動したアプリケーションプログラムの起動が完了したか否かを判断する。エンジンCPU(3-7)は、システムCPU(3-9)で起動したアプリケーションプログラムの起動が完了したと判断し、且つ、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能のジョブを処理していないと判断した場合に、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御を停止する(ステップA3)。次に、エンジンCPU(3-7)は、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御をシステムCPU(3-9)に切り替えるためのアプリの切替要求をシステムCPU(3-9)に送信する(ステップC2)。システムCPU(3-9)は、アプリの切替要求を受け付けた場合に、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムの制御をエンジンCPU(3-7)から引き継ぎ、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムを含む複数のアプリケーションプログラムを制御する。このように、エンジンCPU(3-7)で起動したアプリケーションプログラムを含む複数のアプリケーションプログラムをシステムCPU(3-9)の管理下で制御することが可能であれば、あらゆるアプリの切り替え方法を適用することが可能である。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態は、エンジンCPU(3-7)は、エンジン制御部用パラメータメモリ(1-3)に記憶されたアプリケーション識別情報を基に、システム制御部用メモリ(1-10)にアクセスする。そして、アプリケーション識別情報に該当するアプリケーションプログラムをシステム制御部用メモリ(1-10)のROMからロードし、そのロードしたアプリケーションプログラムを起動することにした。
第2の実施形態は、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムをエンジン制御部用メモリ(1-2)のROMに記憶する。そして、エンジンCPU(3-7)は、エンジン制御部用メモリ(1-2)のROMに記憶されたアプリケーションプログラムをロードし、そのロードしたアプリケーションプログラムを起動することを特徴とする。これにより、エンジンCPU(3-7)は、エンジン制御部用パラメータメモリ(1-3)に記憶されたアプリケーション識別情報を基に、システム制御部用メモリ(1-10)にアクセスする必要がない。その結果、エンジンCPU(3-7)は、アプリケーションプログラムの起動を効率的に行い、画像処理機能をユーザに使用可能状態にするまでの時間を短縮することが可能となる。以下、図9を参照しながら、第2の実施形態について説明する。
<画像形成装置の内部構成>
まず、本実施形態の画像形成装置の内部構成について説明する。
本実施形態の画像形成装置は、図1に示す第1の実施形態の画像形成装置と同様に構成し、エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムをエンジン制御部用メモリ(1-2)のROMに記憶して構成している点が異なる。
<エンジンCPU;3-7の処理動作>
次に、図9を参照しながら、本実施形態のエンジンCPU(3-7)の処理動作について説明する。図9は、エンジンCPU(3-7)の処理動作例を示す図である。
画像形成装置が電源オンになると(ステップS1)、エンジンCPU(3-7)は、エンジン制御部用メモリ(1-2)のROMからブートプログラムをロードし、そのロードしたブートプログラムを起動する(ステップS2)。エンジンCPU(3-7)は、ブートプログラムの起動が完了した場合に、エンジン制御部用パラメータメモリ(1-3)に格納されている『初期設定データ』をロードする(ステップS3)。また、エンジンCPU(3-7)は、エンジン制御部用メモリ(1-2)のROMから定着プログラム、エンジンプログラムをロードし、そのロードした定着プログラム、エンジンプログラムを起動する。
次に、エンジンCPU(3-7)は、エンジン制御部用メモリ(1-2)のROMにアプリケーションプログラムが記憶されているか否かを判断する(ステップS'31)。エンジンCPU(3-7)は、エンジン制御部用メモリ(1-2)のROMにアプリケーションプログラムが記憶されていると判断した場合には(ステップS'31/Yes)、エンジン制御部用メモリ(1-2)のROMからアプリケーションプログラムをロードし、そのロードしたアプリケーションプログラムを起動する(ステップS'32)。
また、エンジンCPU(3-7)は、エンジン制御部用メモリ(1-2)のROMにアプリケーションプログラムが記憶されていないと判断した場合には(ステップS'31/No)、『初期設定データ』に含まれるアプリケーション識別情報を基に、システム制御部用メモリ(1-10)にアクセスする。そして、エンジンCPU(3-7)は、アプリケーション識別情報に該当するアプリケーションプログラムをシステム制御部用メモリ(1-10)のROMからロードし、そのロードしたアプリケーションプログラムを起動する(ステップS4)。また、エンジンCPU(3-7)は、定着プログラム、エンジンプログラムの起動が完了した場合に、『初期設定データ』に含まれるレジスト調整情報、仕向設定情報、言語設定情報等に基づいて画像形成装置の初期設定制御を行う。画像形成装置の初期設定制御としては、駆動制御、読取制御、画像形成制御、操作制御などの制御が挙げられる。エンジンCPU(3-7)は、上述した処理設定制御を完了させることで、コピー、スキャナ、FAX、プリンタ等の画像処理機能の少なくとも一部の画像処理機能を使用可能状態にさせることが可能となる。なお、ステップS5〜ステップS7までの処理は、図5に示す第1の実施形態の処理と同様に行うことになる。
このように、本実施形態のエンジンCPU(3-7)は、エンジンCPU(3-7)の管理下に存在するエンジン制御部用メモリ(1-2)のROMに記憶されたアプリケーションプログラムをロードし、そのロードしたアプリケーションプログラムを起動する。これにより、エンジンCPU(3-7)は、アプリケーションプログラムの起動を効率的に行うことが可能となる。その結果、画像形成装置に搭載された複数の画像処理機能の一部の画像処理機能を優先的にユーザに使用可能状態にするまでの時間を短縮することが可能となる。
なお、図9に示す処理動作では、エンジンCPU(3-7)は、エンジン制御部用メモリ(1-2)のROMにアプリケーションプログラムが記憶されていない場合には、アプリケーション識別情報に該当するアプリケーションプログラムをシステム制御部用メモリ(1-10)のROMからロードすることにした。この場合、エンジンCPU(3-7)は、システム制御部用メモリ(1-10)のROMからロードしたアプリケーションプログラムをエンジン制御部用メモリ(1-2)のROMに記憶するように構築することも可能である。これにより、次回の電源起動時には、エンジンCPU(3-7)は、エンジン制御部用メモリ(1-2)のROMに記憶されたアプリケーションプログラムをロードすることが可能となる。
また、システム制御部用メモリ(1-10)のROMからロードしたアプリケーションプログラムをエンジン制御部用メモリ(1-2)のROMに記憶する場合には、アプリケーションプログラムの記憶の要否をユーザに問い合わせ、記憶要の指示をユーザから受け付けた場合に、システム制御部用メモリ(1-10)のROMからロードしたアプリケーションプログラムをエンジン制御部用メモリ(1-2)のROMに記憶するように構築することが好ましい。これにより、エンジンCPU(3-7)は、ユーザからの記憶要否の指示結果に応じて、システム制御部用メモリ(1-10)のROMからロードしたアプリケーションプログラムをエンジン制御部用メモリ(1-2)のROMに記憶することが可能となる。エンジン制御部要メモリ(1-2)のROMに記憶するアプリケーションプログラムは、生データの状態で記憶したり、圧縮した状態で記憶したりすることが可能である。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、上述した実施形態では、システムCPU(3-9)で起動する複数のアプリケーションプログラムの一部のアプリケーションプログラムを、システムCPU(3-9)とは別のエンジンCPU(3-7)で起動することにしたが、エンジンCPU(3-7)に限定するものではなく、他のCPUでアプリケーションプログラムを起動するようにすることも可能である。
また、上述した本実施形態における画像形成装置を構成する各部における制御動作は、ハードウェア、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成を用いて実行することも可能である。
なお、ソフトウェアを用いて処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、リムーバブル記録媒体に一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。なお、リムーバブル記録媒体としては、フロッピー(登録商標)ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magneto optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどが挙げられる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールすることになる。また、ダウンロードサイトからコンピュータに無線転送することになる。また、ネットワークを介してコンピュータに有線で転送することになる。
また、本実施形態における画像形成装置は、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に処理を実行するだけでなく、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に処理を実行するように構築することも可能である。
本発明は、コピー、スキャナ、FAX、プリンタ等の複数の画像処理機能を有する機器に適用可能である。
本実施形態の画像形成装置の内部構成例を示すブロック図である。 画像形成装置の電源がオンになってから画像形成装置の画像処理機能が使用可能状態になるまでの処理動作を示す図であり、(b)は、本実施形態の画像形成装置の処理動作を示し、(a)は、本実施形態の画像形成装置と関連する関連技術の画像形成装置の処理動作を示す。 システムCPU(3-9)と、エンジンCPU(3-7)と、の起動時間を説明するための図である。 パラメータメモリ(1-3、1-11)のデータ構成例を示す図である。 エンジンCPU(3-7)の処理動作例を示す図である。 エンジンCPU(3-7)で起動するアプリケーションプログラムを設定する際の処理動作例を示す図である。 エンジンCPU(3-7)と、システムCPU(3-9)と、の間の処理動作例を示す第1の図である。 エンジンCPU(3-7)と、システムCPU(3-9)と、の間の処理動作例を示す第2の図である。 第2の実施形態のエンジンCPU(3-7)の処理動作例を示す図である。
符号の説明
1-1 エンジン制御部
1-2 エンジン制御部用メモリ
1-3 エンジン制御部用パラメータメモリ
1-4 時計回路
1-5 画像読取部
1-6 画像形成部
1-7 操作・表示部
1-8 外部I/F
1-9 システム制御部
1-10 システム制御部用メモリ
1-11 システム制御部用パラメータメモリ
3-7 エンジンCPU
3-9 システムCPU

Claims (10)

  1. 複数の画像処理機能を有する画像形成装置であって、
    前記複数の画像処理機能を制御するための複数のアプリケーションプログラムを起動し、該起動した複数のアプリケーションプログラムを制御する第1の制御手段と、
    前記複数の画像処理機能の少なくとも一部の画像処理機能を使用可能状態にするための予備動作を制御するための予備動作プログラムを起動し、該起動した予備動作プログラムを制御する第2の制御手段と、を有し、
    前記第2の制御手段は、
    前記予備動作プログラムの他に、前記複数のアプリケーションプログラムの一部のアプリケーションプログラムを起動し、前記第1の制御手段で起動する前記複数のアプリケーションプログラムの起動完了を待たずに、前記一部のアプリケーションプログラムの起動が完了した段階で、前記一部のアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能を使用可能状態にすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の制御手段は、
    前記複数のアプリケーションプログラムの起動が完了した場合に、前記一部のアプリケーションプログラムの制御を前記第2の制御手段から引き継ぎ、前記一部のアプリケーションプログラムを含む前記複数のアプリケーションプログラムを制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の制御手段は、
    前記一部のアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能のジョブが処理中の場合には、当該ジョブの処理が完了した後に、前記一部のアプリケーションプログラムの制御を前記第2の制御手段から引き継ぐことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の制御手段は、
    前記複数のアプリケーションプログラムの起動が完了した場合に、前記一部のアプリケーションプログラムの制御を前記第1の制御手段に切り替えるための切替要求を前記第2の制御手段に送信し、前記切替要求に対する切替応答を前記第2の制御手段から受け付けた場合に、前記一部のアプリケーションプログラムの制御を前記第2の制御手段から引き継ぎ、
    前記第2の制御手段は、
    前記切替要求を受け付けた場合に、前記一部のアプリケーションプログラムの制御を停止し、前記切替要求に対する切替応答を前記第1の制御手段に送信することを特徴とする請求項2または請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記第2の制御手段は、
    前記第1の制御手段を監視し、前記複数のアプリケーションプログラムの起動が完了したと判断した場合に、前記一部のアプリケーションプログラムの制御を停止し、前記一部のアプリケーションプログラムの制御を前記第1の制御手段に切り替えるための切替要求を前記第1の制御手段に送信し、
    前記第1の制御手段は、
    前記切替要求を受け付けた場合に、前記一部のアプリケーションプログラムの制御を前記第2の制御手段から引き継ぐことを特徴とする請求項2または請求項3記載の画像形成装置。
  6. 前記第2の制御手段は、
    前記一部のアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能のジョブが処理中の場合には、当該ジョブの処理が完了した後に、前記一部のアプリケーションプログラムの制御を停止することを特徴とする請求項4または請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記複数のアプリケーションプログラムを記憶する記憶手段と、
    前記第2の制御手段で起動するアプリケーションプログラムを識別するための識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、を有し、
    前記第1の制御手段は、
    前記記憶手段に記憶されている複数のアプリケーションプログラムを読み出し、該読み出した複数のアプリケーションプログラムを起動し、
    前記第2の制御手段は、
    前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報に該当するアプリケーションプログラムを前記記憶手段から読み出し、該読み出したアプリケーションプログラムを起動することを特徴とする請求項1から請求項6の何れかの請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第2の制御手段で起動するアプリケーションプログラムを記憶する第2の記憶手段を有し、
    前記第2の制御手段は、
    前記第2の記憶手段にアプリケーションプログラムが記憶されている場合には、当該第2の記憶手段に記憶されているアプリケーションプログラムを読み出し、該読み出したアプリケーションプログラムを起動し、
    前記第2の記憶手段にアプリケーションプログラムが記憶されていない場合には、前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報に該当するアプリケーションプログラムを前記記憶手段から読み出し、該読み出したアプリケーションプログラムを起動することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 複数の画像処理機能を有する画像形成装置において行う制御方法であって、
    前記複数の画像処理機能を制御するための複数のアプリケーションプログラムを起動し、該起動した複数のアプリケーションプログラムを制御する第1の制御工程と、
    前記複数の画像処理機能の少なくとも一部の画像処理機能を使用可能状態にするための予備動作を制御するための予備動作プログラムを起動し、該起動した予備動作プログラムを制御する第2の制御工程と、を有し、
    前記第2の制御工程は、
    前記予備動作プログラムの他に、前記複数のアプリケーションプログラムの一部のアプリケーションプログラムを起動し、前記第1の制御工程で起動する前記複数のアプリケーションプログラムの起動完了を待たずに、前記一部のアプリケーションプログラムの起動が完了した段階で、前記一部のアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能を使用可能状態にすることを特徴とする制御方法。
  10. 複数の画像処理機能を有する画像形成装置に実行させる制御プログラムであって、
    前記複数の画像処理機能を制御するための複数のアプリケーションプログラムを起動し、該起動した複数のアプリケーションプログラムを制御する第1の制御処理と、
    前記複数の画像処理機能の少なくとも一部の画像処理機能を使用可能状態にするための予備動作を制御するための予備動作プログラムを起動し、該起動した予備動作プログラムを制御する第2の制御処理と、をコンピュータに実行させ、
    前記第2の制御処理は、
    前記予備動作プログラムの他に、前記複数のアプリケーションプログラムの一部のアプリケーションプログラムを起動し、前記第1の制御処理で起動する前記複数のアプリケーションプログラムの起動完了を待たずに、前記一部のアプリケーションプログラムの起動が完了した段階で、前記一部のアプリケーションプログラムにより実現される画像処理機能を使用可能状態にすることを特徴とする制御プログラム。
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