JP5597569B2 - 遊技球発射装置及び遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球発射装置及び遊技球発射装置を備えた遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種であるパチンコ遊技機では、遊技球発射装置にて遊技盤上に発射された遊技球が、遊技盤に配設した始動入賞口へ入球することを契機に大当りか否かの大当り抽選を行い、その大当り抽選の抽選結果を複数列の図柄を変動させて表示する図柄変動ゲームを実行させることにより導出させている。
このようなパチンコ遊技機における遊技球発射装置は、電磁アクチュエータの駆動により打球動作を行う発射鎚を備えており、発射鎚が往復運動することにより所定時間間隔で遊技球を打球する構成とされている(特許文献1,2)。なお、電磁アクチュエータの駆動方式には、低電圧方式、チョッパー方式、定電流方式、電流立ち上がりカーブ方式など様々な方式が存在している。このような遊技球発射装置の電磁アクチュエータは、駆動パルスを入力することにより、駆動するようになっており、駆動パルスの入力を制御することにより、打球間隔や強さを制御することができるようになっている。ちなみに、遊技球発射装置に備えられた操作ハンドルの回転量により、遊技球が発射速度(すなわち、打球するときの強さ)を変更できるようになっている。
ところで、発射鎚は、遊技球を打ち出す際、遊技球、又は打球位置における発射鎚の移動を規制するストッパーから発射開始位置(駆動開始位置)に戻る方向へ反力を受ける。このため、打ち出した直後に、駆動方向(遊技球を打球する方向)への力が無くなると、発射鎚は、反力を受けて駆動開始位置に跳ね返ってしまう場合があった。そして、駆動開始位置において発射鎚の位置を定めるためのストッパーに衝突して再び打球方向へ跳ね返り、以降発射開始位置と打球位置との間で往復運動を繰り返し、次の発射タイミングまでに発射鎚が駆動開始位置に定まらなくなる虞があった。このような場合、所定間隔毎に発射鎚を駆動させることが難しくなり、結果として遊技球を所定間隔毎に安定して効率よく発射させることが難しくなっていた。
そこで、これらの現象を防止するため、遊技球を打った後も、しばらくの間、駆動パルスを入力して打球方向への力を維持するようにしていた。すなわち、発射鎚の打球位置で遊技球の打球により生じる遊技球などからの反力が無くなり、遊技球が発射鎚から完全に離れるまで、電磁アクチュエータに駆動パルスを入力し続け、発射鎚を打球位置に止まらせていた。そして、反力が無くなるタイミングで、駆動パルスの入力を中止し、発射鎚自身に係る重力や発射鎚に備えられた弾性部材による弾性力などにより発射鎚を駆動開始位置に静かに移動させていた。これにより、発射鎚を駆動開始位置に速やか、且つ静かに停止させることができ、遊技球を所定間隔毎に安定して効率よく発射させることができるようになっていた。
特開昭61−293487号公報 特開平8−141154号公報
しかしながら、遊技球と発射鎚の接触時間が短いほど(打撃力が強いほど)反力を受ける時間も短くなっていたが、駆動パルスの入力時間は、打撃力(遊技球の発射速度)にかかわらず同じ時間であった。また、打球後に入力される駆動パルスの入力時間が長いと、電磁アクチュエータのコイルの温度上昇が大きくなり、同じ打撃力を得るために必要とされるエネルギー(電力)が次第に大きくなるという問題があった。このため、反力を受けていないにもかかわらず、駆動していたために、無駄な入力時間が生じて電力消費が無駄となるという問題があった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、安定的、且つ効率的に遊技球を発射させて、消費電力を抑えることができる遊技球発射装置及び遊技球発射装置を備えた遊技機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、遊技球を発射させる遊技球発射装置において、予め決められた駆動開始位置と、発射する遊技球が配置される打球位置との間で、往復移動可能な打撃手段と、駆動パルスの入力に応じて、予め決められた駆動方向に駆動力を加えることにより前記打撃手段を打球位置に向かって移動させる駆動手段と、前記打球位置において前記打撃手段が前記駆動方向へ移動することを規制する打球位置規制手段と、前記駆動開始位置において前記打撃手段が前記駆動方向とは逆方向に移動することを規制する開始位置規制手段と、前記駆動パルスを出力することにより、前記駆動手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、駆動力を加える時間の上限に達しない限り、前記駆動手段の駆動力が大きいほど、駆動力を加える時間を短くする一方、前記駆動手段の駆動力が小さいほど、駆動力を加える時間を長くするように制御すると共に、駆動力を加える時間の上限に達したときには、当該上限となる時間を設定するように制御し、前記駆動力を加える時間の上限は、反力を受ける時間の上限に応じて予め決められた時間であることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、回動操作されることにより、前記遊技球の発射を指示する操作手段を備え、前記制御手段は、前記操作手段を回動量に応じて、前記駆動手段の駆動力を制御することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項に記載の発明において、前記制御手段は、駆動パルスを出力することにより前記駆動手段の駆動を開始させる開始時間を、駆動力を加える時間に関係なく一定とすることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の発明において、打球位置に遊技球を供給する供給手段を備え、前記供給手段は、予め決められた間隔で、前記駆動手段が駆動する前に遊技球を供給することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の発明において、前記制御手段は、駆動パルスを出力することにより前記駆動手段の駆動を開始させた際、駆動パルスを出力する前に予め決められた時間が経過するまで駆動パルスを出力することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、遊技球の始動入賞手段への入球を契機に複数種類の図柄が変動表示する図柄変動ゲームが実行される遊技機において、請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の遊技球発射装置を備えたことを特徴とする遊技機であることを要旨とする。
本発明によれば、安定的、且つ効率的に遊技球を発射させて、消費電力を抑えることができる遊技球発射装置及び遊技球発射装置を備えた遊技機を提供することができる。
パチンコ遊技機を示す正面図。 遊技球が貯留されている上皿の様子を示す平断面図。 遊技機の内部おいて、上皿から球送り機構部に遊技球が誘導される様子を示す背面図。 球送り機構部が取り付けられた遊技球発射装置を示す斜視図。 (a)〜(c)は、球送り機構部が遊技球を送り出す様子を示す動作原理図。 駆動開始前における遊技球発射装置の正面図。 駆動開始後における遊技球発射装置の正面図。 遊技球発射装置の斜視図。 遊技機の制御構成を示すブロック図。 駆動回路の構成を示すブロック図。 駆動パルスと駆動力の関係を示す説明図。 (a)と(b)は、駆動パルスの入力態様を示すタイミングチャート。 別例における駆動パルスと駆動力の関係を示す説明図。 別例における駆動回路の構成を示すブロック図。
(第一実施形態)
以下、本発明を遊技機の一種であるパチンコ遊技機に具体化した第一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
パチンコ遊技機10の機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開放及び着脱自在に組み付けられているとともに、中枠12の前面側には前枠14が開閉及び着脱自在に組み付けられている。前枠14は、図1に示すようにパチンコ遊技機10を機正面側から見た場合において、中枠12に重なるように組み付けられている。このため、中枠12は、前枠14の後側に配置されており、機正面側からは視認し得ないようになっている。前枠14は、中央部に窓口を有するとともに、該窓口の下方にパチンコ遊技機10の遊技媒体となる遊技球を貯留可能な第1貯留皿としての上皿(貯留皿)15を一体成形した構成とされている。前枠14の裏面側には、機内部に配置された遊技盤13を保護し、かつ窓口を覆う大きさのガラスを支持する図示しないガラス支持枠が着脱及び傾動開放可能に組み付けられている。遊技盤13は、中枠12に装着される。前枠14の前面側及び遊技盤13の遊技領域13aには、発光体(LED、ランプなど)の発光(点灯(点滅))により、発光演出を実行する演出実行手段としての装飾ランプ16が設けられている。外枠11の下部には、各種音声を出力し、音声出力に基づく遊技演出を行う演出実行手段としてのスピーカ17が配置されている。
中枠12の前面側であって前枠14の下部には、上皿15から溢れ出た遊技球を貯留する第2貯留皿としての下皿(貯留皿)18が装着されている。また、中枠12の前面側であって下皿18の右方には、遊技球を遊技盤13に発射させる際に遊技者によって回動操作される遊技球発射用の操作ハンドル19aが装着されている。遊技者が操作ハンドル19aを操作することにより、機内に設けられた遊技球発射装置としての発射装置19が駆動し、上皿15内の遊技球を遊技盤13の遊技領域13aへ発射させることができるようになっている。このため、本実施形態では、操作ハンドル19aが操作手段となる。
図1及び図2に示すように、上皿15には、その左方側に機内部から払出される遊技球の払出口15aが設けられているとともに、遊技者の保有する遊技球を貯留する凹状の貯留通路15bが連設されており、さらに右方側に貯留通路15b内の遊技球を機内部に取り込む上皿取込口15cが設けられている。上皿15に貯留された遊技球は、貯留通路15bにより前記上皿取込口15cへ案内されるとともに該上皿取込口15cを介して1球ずつ機内に取り込まれ、機内に設けられた発射装置19が駆動することにより、遊技盤13に向けて発射される。遊技盤13に向けて発射される遊技球は、操作ハンドル19aの回動量に応じて発射の強弱が設定される。また、下皿18には、上皿15から溢れ出て流下した遊技球の出口18aが設けられているとともに、遊技球を貯留する凹状の貯留部18bが遊技球の出口18aに連設されている。
そして、遊技盤13の遊技領域13aには、液晶ディスプレイ型の表示装置としての可変表示器H2が配設されている。可変表示器H2では、図柄変動ゲームに係わる表示演出が行われるようになっている。具体的には、可変表示器H2では、変動画像(又は画像表示)に基づく表示演出が行われるとともに、複数種類の図柄を複数列で変動させて図柄組み合わせを表示する図柄変動ゲームが行われる。そして、本実施形態において可変表示器H2で実行される図柄変動ゲームにより導出された表示結果(図柄組み合わせ)から大当り又ははずれを認識できる。そして、図柄変動ゲームで大当りの表示結果が表示されると、大当り遊技が付与される。
可変表示器H2の下方には、遊技球の入球口20aを有する始動入賞手段としての始動入賞口20が配設されている。また、始動入賞口20の奥方には入球した遊技球を検知する始動口スイッチSW1(図9に示す)が配設されている。始動入賞口20は、入球した遊技球を検知することにより、図柄変動ゲームの始動条件と予め定めた個数の賞球としての遊技球の払出条件を付与し得る。なお、発射装置19により遊技盤13上に発射された遊技球の一部は、遊技盤13を流下する際、遊技盤13上に配置された遊技釘等により始動入賞口20に誘導されるようになっている。
始動入賞口20の下方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動により開閉動作を行う大入賞口扉21aを備えた大入賞口(特別電動役物)21が配設されている。大入賞口21の奥方には、入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW2が配設されている。大入賞口21は、入球した遊技球を検知することにより、予め定めた個数の賞球としての遊技球の払出条件を付与し得る。大入賞口21は、大当り遊技中に大入賞口扉21aの開動作によって開放されることで遊技球の入球が許容される。このため、大当り遊技中、遊技者は、賞球を獲得できるチャンスを得ることができる。
そして、図3に示すように、遊技機10の機内部には、上皿取込口15cと接続するように球送り機構部30が備えられている。球送り機構部30は、上皿15から上皿取込口15cを介して1列となって供給されてくる遊技球を、1球ずつ発射装置19に供給する供給手段となっている。
詳しく説明すると、図4に示すように、球送り機構部30は、発射装置19に取り付けられている。この球送り機構部30は、遊技球を1球ずつ供給するために、遊技球の移動の許可及び移動の規制を行う球送り体31が設けられている。この球送り体31は、図5(a)に示すように、上皿取込口15cを通過した先頭の遊技球と係止するように第1係止部31aが設けられている。これにより、球送り体31は、上皿取込口15cを通過して1列となった遊技球の落下を規制するようになっている。
そして、この球送り体31は、図5(b)に示すように、球送りソレノイド32が駆動することにより、第1係止部31aの係止を解除するように回動する。なお、球送り体31には、球送りソレノイド32の駆動時において、先頭の遊技球を係止させるために、第1係止部31aよりも下方に第2係止部31bが設けられている。このため、球送りソレノイド32の駆動時において、第1係止部31aの係止が解除されたとしても、上皿取込口15cを通過した遊技球がそのまま供給されることはないようになっている。
そして、図5(c)に示すように、球送りソレノイド32からの駆動力が解除されると、球送り体31は、重力により元の位置に戻るようになっている。これにより、第2係止部31bが先頭の遊技球を係止しなくなるので、球送り機構部30は、係止が解除された先頭の遊技球の通過を許可する。すなわち、球送り機構部30は、係止が解除された先頭の遊技球を発射装置19に対して供給することとなる。
なお、第1係止部31aと第2係止部31bとの間は、1球(先頭)の遊技球だけが通過可能なように構成されている。このため、球送り体31が元の位置に戻ると、先頭から2番目の遊技球が第1係止部31aと係止することとなる。これにより、球送り機構部30は、先頭の遊技球以外の遊技球の通過を規制し、1球ずつ遊技球を発射装置19に対して供給することとなる。
そして、発射装置19は、図6に示すように、長板状に形成された基部50を備えている。この基部50には、長手方向に沿って直線状に形成された発射レール51が取り付けられている。この発射レール51は、図8に示すように、V字状の溝51aが形成されており、遊技球YBが溝51aに沿って移動可能に構成されている。また、基部50は、遊技機10に対して発射レール51の溝51aが上方向に開口するように取り付けられるようになっている。また、基部50は、図6に示すように、発射レール51が左上(又は右下)に傾くように遊技機10に対して取り付けられる。従って、遊技球YBが発射レール51に供給されると、通常、遊技球YBの自重により溝51aに沿って右下に移動するようになっている。
また、発射装置19は、発射レール51の右下の端部51bに、球送り機構部30から供給された遊技球YBが配置されるように構成されている。より詳しくは、発射レール51の端部51bの上方には、発射レール51の溝51aに対面するように玉留めストッパー52が配設されている。玉留めストッパー52は、発射レール51の端部51bにおいて、遊技球YBが発射レール51から落下しないように遊技球YBの上方と接触して端部51bから落下することを係止することができる位置に配置されている。すなわち、図6に示すように、発射レール51の端部51bにおいて、溝51aから遊技球YBの直径よりも離れた距離に玉留めストッパー52が配置されている。そして、玉留めストッパー52の玉留め部52aが発射レール51側に突出するように形成されている。この玉留め部52aの先端と、発射レール51間の距離は、遊技球YBの直径よりも短くなるように形成されている。これにより、発射レール51を流れてきた遊技球YBを玉留めストッパー52の玉留め部52aにより係止して支えることができるようになっている。すなわち、発射レール51に供給された遊技球YBは、右下に移動し、予め決められた打球位置に配置されることとなる。なお、発射レール51と玉留めストッパー52の間には、発射レール51に沿って遊技球YBを打ち出す力を加えることができるように、隙間が形成されている。つまり、玉留め部52aの先端は、発射レール51に接触しないようになっている。
そして、基部50には、打撃手段としての発射鎚53が基部50に対して回動可能に取り付けられている。この発射鎚53は、図6に示すように、棒状に形成されており、一端が基部50に回動可能に取り付けられ、他端には樹脂などの弾性部材で円柱状に形成された鎚先54が取り付けられている。鎚先54は、発射鎚53の短手方向に突出するように固定されている。より詳しくは、鎚先54は、発射鎚53が回動した際、進行方向(遊技球YB側)に突出するように発射鎚53に対して固定されている。
また、図7に示すように、この発射鎚53は、回動した際に鎚先54が遊技球YBと接触し、遊技球YBに力を加えることができるように、基部50に対して取り付けられている。つまり、発射鎚53は、回動した際、発射レール51の端部51bと玉留めストッパー52の間の隙間に鎚先54が挿入されるように基部50に対して回動可能に取り付けられている。より詳しくは、発射鎚53の回動中心(取り付け位置)から、鎚先54の先端までの距離X2と、発射レール51における遊技球YBの打球位置(端部51bと玉留め部52aの間)までの距離X1が、一致するように発射鎚53は、構成されている。
また、基部50には、発射鎚53の回動範囲を制限するために、開始位置規制手段としての開始位置ストッパー55と、打球位置規制手段としての打球位置ストッパー56が設けられている。開始位置ストッパー55は、予め決められた駆動開始位置において、発射鎚53と接触して移動を規制するように配置されている。
具体的には、図6に示すように、開始位置ストッパー55は、駆動開始位置において、発射鎚53の長手方向が水平となるように、発射鎚53の下部と接触するように基部50から突出するように取り付けられており、発射鎚53の移動を規制すると同時に支えるようになっている。これにより、発射鎚53は、開始位置ストッパー55を越えて、下部に回動しないように規制されている。
また、図7に示すように、打球位置ストッパー56は、鎚先54の先端が遊技球YBの打球位置、すなわち、発射レール51における遊技球YBの打球位置(端部51bと玉留め部52aの間)に位置した際、発射鎚53の上部(開始位置ストッパー55と接触する側とは反対側)と接触するように基部50から突出するように取り付けられている。すなわち、回動を規制するように配置されている。なお、打球位置ストッパー56は、発射鎚53と接触した際に発射鎚53が斜めとなるように接触位置が定められている。つまり、打球位置ストッパー56と発射鎚53の回動中心を結ぶ直線と、開始位置ストッパー55と発射鎚53の回動中心を結ぶ直線が、鋭角(90度よりも小さい角度)となるように打球位置ストッパー56が配置されている。
従って、開始位置ストッパー55と、打球位置ストッパー56までの回動範囲は、90度よりも小さくなっている。このため、発射鎚53は、駆動力を加えられないとき、自重により、開始位置ストッパー55側に回転し、開始位置ストッパー55により回転が規制され、駆動開始位置に戻るようになっている。
また、開始位置ストッパー55には、発射鎚53との接触箇所に樹脂製の弾性部材が取り付けられており、発射鎚53と接触したときの衝撃を抑えるようになっている。同様に、打球位置ストッパー56には、発射鎚53との接触箇所に樹脂製の弾性部材が取り付けられており、発射鎚53と接触したときの衝撃を抑えるようになっている。これにより、接触時に開始位置ストッパー55及び打球位置ストッパー56から受ける反力を抑えることができると共に、接触音(衝突音)を抑えることができる。
また、発射鎚53には、駆動手段としての電磁アクチュエータ57が取り付けられている。図8に示すように、電磁アクチュエータ57の駆動軸57cに発射鎚53が固定されており、電磁アクチュエータ57の駆動軸57cが回転することにより、発射鎚53が回動駆動するようになっている。電磁アクチュエータ57は、図9に示す発射制御基板42に接続されており、駆動パルスを入力することにより、駆動軸57cの回転が制御されるようになっている。
次に、パチンコ遊技機の制御構成を図9にしたがって説明する。
機裏側には、パチンコ遊技機全体を制御する主制御基板40が装着されている。主制御基板40は、パチンコ遊技機全体を制御するための各種処理を実行するとともに、該処理結果に応じた各種の制御信号(制御コマンド)を出力する。また、機裏側には、演出表示制御基板41が装着されている。演出表示制御基板41は、主制御基板40が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、遊技演出を制御するための各種処理を実行するとともに、該処理結果に応じて可変表示器H2の表示態様(図柄、背景、文字などの表示画像など)、装飾ランプ16の発光態様、スピーカ17からの音声出力態様などを制御する。また、機裏側には、発射装置19による遊技球の発射を制御するための制御手段としての発射制御基板42が装着されている。発射制御基板42は、遊技者による操作ハンドル19aの回動操作に応答して、発射装置19による遊技球の発射を制御(発射制御)する。
以下、主制御基板40、演出表示制御基板41、発射制御基板42の具体的構成を説明する。
主制御基板40には、制御動作を所定の手順で実行する主制御用CPU40aと、主制御用CPU40aの制御プログラムを格納する主制御用ROM40bと、必要なデータの書き込み及び読み出しができる主制御用RAM40cが設けられている。そして、主制御用CPU40aには、始動口スイッチSW1、カウントスイッチSW2等の各種スイッチが接続されている。そして、主制御基板40の主制御用CPU40aは、主制御用ROM40bや主制御用RAM40cを使用して、メイン制御プログラムに基づき図柄変動ゲームや大当り遊技に係わる各種処理を実行するようになっている。
次に、演出表示制御基板41について説明する。
演出表示制御基板41には、制御動作を所定の手順で実行することができる演出制御用CPU41aと、演出制御用CPU41aの制御プログラムを格納する演出制御用ROM41bと、必要なデータの書き込み及び読み出しができる演出制御用RAM41cが設けられている。演出制御用CPU41aには、可変表示器H2が接続されている。また、演出制御用ROM41bには、各種の画像データ(図柄、背景、文字、キャラクタなどの画像データ)が記憶されている。また、演出制御用ROM41bには、統括制御プログラムに加え、各種演出を決定する際に参照する各種テーブルが記憶されている。また、演出制御用RAM41cには、パチンコ遊技機の動作中に適宜書き換えられる各種情報(タイマ値、フラグなど)が記憶(設定)される。そして、演出表示制御基板41の演出制御用CPU41aは、制御プログラムに基づき各種処理を実行する。具体的には、演出制御用CPU41aは、各種制御コマンドを入力すると、当該制御コマンドに応じた処理を実行する。これにより、図柄変動ゲームや大当り遊技に係わる演出や、デモ演出等、各種遊技演出が実行される。
発射制御基板42には、一定の周波数のパルス信号を出力する発振回路43と、電磁アクチュエータ57に対して所定のタイミングで発射制御信号を出力する駆動回路44が接続されている。また、発射制御基板42の駆動回路44には、遊技者が操作ハンドル19aを操作しているか否かを検知するタッチセンサTS、及び操作ハンドル19aの回動量(操作量)を検知するハンドルセンサ用ボリュームHBが接続されている。
次に、駆動回路44の構成について図10に基づき説明する。
駆動回路44は、図10に示すように、複数の素子(抵抗、トランジスタ、オペアンプ、ダイオードなど)により構成されている。そして、駆動回路44は、定電流方式でハンドルセンサ用ボリュームHBにより設定された電圧値で電磁アクチュエータ57を駆動させるように回路が構成されている。
具体的には、駆動回路44に電源電圧を供給する駆動電源V1に、PNP型のトランジスタT1のエミッタ端子E1と、抵抗R1の一端が接続されている。また、トランジスタT1のコレクタ端子C1は、電磁アクチュエータ57のプラス端子57aに接続されている。また、抵抗R1の他端は、トランジスタT1のベース端子B1に接続されている。そして、抵抗R1の他端と、トランジスタT1のベース端子B1は、抵抗R2を介して、NPN型のトランジスタT2のエミッタ端子E2に接続されている。また、トランジスタT2のコレクタ端子C2は、接地されている。また、電磁アクチュエータ57のマイナス端子57bは、NPN型のトランジスタT3のエミッタ端子E3に接続されている。このトランジスタT3のコレクタ端子C3は、電流センス抵抗R4を介して、接地されている。
また、トランジスタT2のベース端子B2は、抵抗R5を介してオペアンプOP1の出力端子P1に接続されている。このオペアンプOP1のマイナス端子Pa1は、電流センス抵抗R4の一端及びトランジスタT3のコレクタ端子C3に接続されている。また、オペアンプOP1のプラス端子Pb1には、オペアンプOP2の出力端子P2,オペアンプOP2のマイナス端子Pa2及びオペアンプOP3のプラス端子Pb3が接続されている。また、オペアンプOP2のプラス端子Pb2には、ハンドルセンサ用ボリュームHB(可変抵抗器)の可動端子Kが接続されている。なお、ハンドルセンサ用ボリュームHBには予め決められた電圧V2が印可されるようになっている。
また、オペアンプOP3のマイナス端子Pa3は、抵抗R6を介して接地されている。また、オペアンプOP3のマイナス端子Pa3は、抵抗R6の一端と接続されていると共に、抵抗R7を介してオペアンプOP3の出力端子P3と接続されている。オペアンプOP3の出力端子P3は、抵抗R8の一端に接続されている。この抵抗R8の他端は、パルス幅可変用モノマルチPMのDcg端子、THRES端子、及びコンデンサC10の一端に接続されている。また、コンデンサC10の他端は、接地されている。
パルス幅可変用モノマルチPMのTRG端子は、ダイオードD1を介してパルス信号が入力されるように発振回路43に接続されている。また、パルス幅可変用モノマルチPMの出力端子PM10は、AND回路AD1の入力端子Na1に接続されている。また、発振回路43は、AND回路AD1の入力端子Na2に接続されており、パルス信号が入力されるようになっている。そして、AND回路AD1の出力端子Nb1は、トランジスタT3のベース端子B3に接続されている。
次に、このように構成された駆動回路44の動作について説明する。
操作ハンドル19aを操作すると、タッチセンサTSが操作を検知して、発射制御基板42に操作検知信号を入力する。これにより、発振回路43から駆動回路44に予め決められた駆動パルス幅を有するパルス信号が入力される。また、操作ハンドル19aが操作されると、ハンドルセンサ用ボリュームHBにより、操作ハンドル19aの回動量に応じてハンドルセンサ用ボリュームHBの抵抗値が変化し、操作ハンドル19aの回動量に応じた電圧値が印加される。具体的には、回動量が多い程、印加される電圧値が多くなるように構成されている。
そして、パルス信号が入力されると、駆動回路44は、駆動パルスを出力し、駆動パルスを出力している間、電磁アクチュエータ57に電流を流す。このとき、駆動回路44において、電流センス抵抗R4の両端に電位差が生じる。そして、オペアンプOP1、抵抗R5、トランジスタT2、電流センス抵抗R4から構成される定電流素子により、電流センス抵抗R4の両端に電位差と、ハンドルセンサ用ボリュームHBの電圧値が比較され、ハンドルセンサ用ボリュームHBの電圧値で電磁アクチュエータ57が駆動される。
電磁アクチュエータ57が駆動すると、印加される電圧値に応じた駆動力で発射鎚53を回動させることとなる。これにより、発射鎚53は、駆動開始位置から打球位置ストッパー56により回動が規制されるまで、つまり、鎚先54が打球位置に移動するまで回動動作する。そして、打球位置に配置されている遊技球YBを発射鎚53の鎚先54にて打ち出す。発射鎚53により打ち出された遊技球YBは、発射レール51に沿って移動し、遊技機10の内部を通過して遊技盤13に発射される。一方、電磁アクチュエータ57は、駆動回路44からの駆動パルスの入力が終了するまで発射鎚53に駆動力を付与し続ける。これにより、駆動回路44からの駆動パルスの入力が終了するまで、打球位置に配置される。駆動パルスの入力が終了すると、発射鎚53は自重により駆動開始位置方向へ戻る。
また、駆動回路44は、発振回路43からのパルス信号の入力を契機として電磁アクチュエータ57に出力する駆動パルスの駆動パルス幅を、ハンドルセンサ用ボリュームHBの電圧値に応じて変化させるようになっている。より詳しくは、抵抗R8、コンデンサC10及びパルス幅可変用モノマルチPMにより、ハンドルセンサ用ボリュームHBの電圧値に応じて駆動パルスの駆動パルス幅を変化させるようになっている。
具体的には、図11に示すように、電磁アクチュエータ57に印加される電圧値が大きくなるほど、駆動パルスの駆動パルス幅が短くなるように変化させるようになっている。なお、定電流方式にて電磁アクチュエータ57を駆動させる場合、電磁アクチュエータ57の駆動力(すなわち、打球の飛び強さ)と、電圧値(ハンドルの回転量)は比例するため、電磁アクチュエータ57の駆動力が大きくなるほど、駆動パルスの駆動パルス幅が短くなるように変化させるとも言える。
このため、図12(a)に示すように、電磁アクチュエータ57に印加される電圧値が低いほど(駆動力が小さいほど)、駆動パルスの駆動パルス幅は長くなる。すなわち、電磁アクチュエータ57が駆動している時間が長くなる。一方、図12(b)に示すように、電磁アクチュエータ57に印加される電圧値が大きいほど(駆動力が大きいほど)、駆動パルスの駆動パルス幅が短くなる。すなわち、電磁アクチュエータ57が駆動している時間が短くなる。つまり、電磁アクチュエータ57に印加される電圧値(飛び強さ)と、駆動パルス幅(駆動時間)は、反比例するようになっている。
なお、電磁アクチュエータ57に出力される駆動パルスの駆動パルス幅の最大値は、駆動回路44に入力されるパルス信号の駆動パルス幅以下となっている。また、駆動パルスの駆動周期は、駆動パルス幅に関係なく、一定となっている。すなわち、遊技球の飛び強さに関係なく、遊技球が一定間隔毎に発射されるようになっている。また、発射制御基板42は、駆動パルスの出力を開始した際、出力前に決められていた駆動パルス幅の駆動パルスを出力し終わるまで、駆動パルスを出力するようになっている。
以上詳述したように、本実施形態は、以下の効果を有する。
(1)図11に示すように、電磁アクチュエータ57に印加される電圧値が低いほど(駆動力(飛び強さ)が小さいほど)、電磁アクチュエータ57に印加される駆動パルスの駆動パルス幅を長くした。すなわち、電磁アクチュエータ57が駆動している時間を長くした。一方、電磁アクチュエータ57に印加される電圧値が大きいほど(駆動力が大きいほど)、電磁アクチュエータ57に印加される駆動パルスの駆動パルス幅を短くした。すなわち、電磁アクチュエータ57が駆動している時間を短くした。これにより、電磁アクチュエータ57の駆動力が大きいために、遊技球YB及び打球位置ストッパー56から受ける反力が生じる時間が短い場合には、それに応じて駆動力を短くすることができる。一方、電磁アクチュエータ57の駆動力が小さいために、遊技球YB及び打球位置ストッパー56から受ける反力が生じる時間が長い場合には、それに応じて駆動力を長くすることができる。従って、反力を受けていないにもかかわらず、駆動することが無くなり、無駄な入力時間を無くして電力消費の無駄をなくすことができる。また、打球後に入力される駆動パルスの平均入力時間を短くすることができ、電磁アクチュエータ57のコイルの温度上昇を抑えることができ、同じ打撃力を得るために必要とされるエネルギー(電力)を抑えることができる。
(2)操作ハンドル19aの回動量に応じて、電磁アクチュエータ57の駆動力を制御する。このため、遊技者の意思に応じて駆動力を決定することができる。
(3)打球位置ストッパー56は、弾性部材が備えられている。このため、発射鎚53が衝突したとき、発射鎚53に加わる反力を抑えることができる。従って、駆動パルスの入力時間を短くすることができ、消費電力を抑えることができる。
(4)打球位置ストッパー56と発射鎚53の回動中心を結ぶ直線と、開始位置ストッパー55と発射鎚53の回動中心を結ぶ直線が、鋭角(90度よりも小さい角度)となるように打球位置ストッパー56が配置されている。このため、電磁アクチュエータ57により駆動力が加えられない場合、発射鎚53を自重により駆動開始位置に戻すことができる。これにより、発射鎚53を、速やかに駆動開始位置に戻すことができる。また、自重により戻すため、部品点数を少なくすることができ、製造コストを少なくすることができる。
(5)駆動パルスの出力開始時間、すなわち、電磁アクチュエータ57の駆動が開始する開始時間を、駆動力を加える時間(すなわち、駆動パルス幅)に関係なく一定とした。これにより、一定間隔で遊技球YBを発射させることができる。
(6)球送り機構部30は、予め決められた間隔で、電磁アクチュエータ57が駆動する前に1球ずつ遊技球YBを供給する。これにより、予め決められた間隔で遊技球を発射させることができる。
(7)発射制御基板42は、駆動パルスを出力することにより電磁アクチュエータ57の駆動を開始させた際、駆動パルスを出力する前に予め決められた時間が経過するまで駆動パルスを出力する。これにより、発射が開始された場合、遊技球及び打球位置ストッパー56から受ける反力が無くなるまで駆動力を加えることができる。このため、発射鎚53は、反力を受けることなく、スムーズに駆動開始位置に戻ることができる。従って、一旦発射操作を中断した場合であっても、遊技球を正常に発射させることができる。
(第二実施形態)
次に、本発明を具体化した第二実施形態を説明する。なお、第一実施形態と同様の構成は、第一実施形態と同じ符号を付してその詳細な説明及び図面は省略又は簡略する。
第二実施形態における駆動回路44について説明する。
第二実施形態の駆動回路44は、図13に示すように、駆動パルスの駆動パルス幅の上限が予め決められているように構成されている。なお、駆動パルスの駆動パルス幅の上限は、発振回路43から出力されるパルス信号の駆動パルス幅よりも小さく設定されている。
具体的には、図13に示すように、電磁アクチュエータ57に印加される電圧値(ハンドルの回転量)が所定値となるまで、予め決められた駆動パルス幅の駆動パルスを出力するようになっている。そして、電磁アクチュエータ57に印加される電圧値が所定値となった場合、電磁アクチュエータ57に印加される電圧値が大きくなるほど、駆動パルスの駆動パルス幅が短くなるように変化するようになっている。
以上詳述したように、本実施形態は、第一実施形態の効果に加えて、以下の効果を有する。
(8)反力を受ける時間(遊技球YBと発射鎚53が接触する時間)は、発射鎚53や、遊技球YB、打球位置ストッパー56の材質などにより、予め上限が決まっている。このため、反力を受ける時間の上限に応じて、発射鎚53に駆動方向(打球位置ストッパー56側)への駆動力が加えられる時間に、上限を設定した。このため、反力を受けていないにもかかわらず、駆動力を加えることが無くなり、電力の無駄を無くすことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、可変表示器H2を液晶式としたが、ドットマトリクス式や8セグメントLED式の演出表示装置としても良いし、ドラム式などの機械式の演出表示装置としても良い。
・上記実施形態では、駆動回路44等のハードウェアにより駆動パルスの駆動パルス幅を制御していたが、CPUなどによりソフトウェアの処理によって駆動パルスの駆動パルス幅を制御するようにしても良い。
・上記実施形態では、定電流方式にて電磁アクチュエータ57を駆動制御していたが、これ以外の方式にて駆動制御しても良い。例えば、定電圧方式、チョッパー方式、定電流方式、電流立ち上がりカーブ方式等で駆動制御してもよい。なお、定電圧方式にて駆動回路44を構成する場合、図14に示すような回路構成となる。
・上記実施形態において、駆動回路44の回路構成を変更しても良い。
・上記実施形態において、開始位置ストッパー55及び打球位置ストッパー56に、弾性部材を備えたが、備えなくても良い。
・上記実施形態では、駆動パルスの電圧値を大きくすることにより、電磁アクチュエータ57の駆動力を大きくしたが、駆動パルスの電流値を大きくすることにより、電磁アクチュエータ57の駆動力を大きくできるように、駆動回路44及び電磁アクチュエータ57を構成しても良い。
・上記実施形態では、発射鎚53は、自重により駆動開始位置に戻らせたが、駆動開始位置に戻らせるための弾性力を付与する弾性部材を発射装置19に備えても良い。これにより、発射鎚53を、速やかに駆動開始位置に戻すことができる。また、弾性部材により戻すため、発射鎚53の構造や打球位置及び駆動開始位置を比較的自由に設定することができる。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記制御手段は、駆動パルスの入力時間を短くすることにより、前記打撃手段に駆動方向への駆動力が加わる時間を短くすることを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の遊技球発射装置。
(ロ)前記制御手段は、駆動パルスの電圧値を大きくすることにより、前記駆動手段の駆動力を大きくすることを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の遊技球発射装置。
(ハ)前記打球位置及び前記駆動開始位置は、前記打撃手段が前記駆動手段から駆動力を受けていないとき、自重により前記駆動開始位置に前記打撃手段が戻るように、設定されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の遊技球発射装置。
(ニ)前記打撃手段には、前記駆動手段から駆動力を受けていないとき、前記駆動開始位置に前記打撃手段が戻るように、前記駆動方向とは逆方向に弾性力を加える弾性部材が備えられていることを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の遊技球発射装置。
10…遊技機、19…発射装置(遊技球発射装置)、19a…操作ハンドル(操作手段)、30…球送り機構部(供給手段)、40…主制御基板、40a…主制御用CPU、40b…主制御用ROM、40c…主制御用RAM、41…演出表示制御基板、41a…演出制御用CPU、42…発射制御基板(制御手段)、43…発振回路、44…駆動回路、50…基部、51…発射レール、52…玉留めストッパー、53…発射鎚(打撃手段)、54…鎚先、55…開始位置ストッパー(開始位置規制手段)、56…打球位置ストッパー(打球位置規制手段)、57…電磁アクチュエータ(駆動手段)、TS…タッチセンサ、HB…ハンドルセンサ用ボリューム。

Claims (6)

  1. 遊技球を発射させる遊技球発射装置において、
    予め決められた駆動開始位置と、発射する遊技球が配置される打球位置との間で、往復移動可能な打撃手段と、
    駆動パルスの入力に応じて、予め決められた駆動方向に駆動力を加えることにより前記打撃手段を打球位置に向かって移動させる駆動手段と、
    前記打球位置において前記打撃手段が前記駆動方向へ移動することを規制する打球位置規制手段と、
    前記駆動開始位置において前記打撃手段が前記駆動方向とは逆方向に移動することを規制する開始位置規制手段と、
    前記駆動パルスを出力することにより、前記駆動手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    駆動力を加える時間の上限に達しない限り、前記駆動手段の駆動力が大きいほど、駆動力を加える時間を短くする一方、前記駆動手段の駆動力が小さいほど、駆動力を加える時間を長くするように制御すると共に、駆動力を加える時間の上限に達したときには、当該上限となる時間を設定するように制御し、
    前記駆動力を加える時間の上限は、反力を受ける時間の上限に応じて予め決められた時間であることを特徴とする遊技球発射装置。
  2. 回動操作されることにより、前記遊技球の発射を指示する操作手段を備え、
    前記制御手段は、前記操作手段を回動量に応じて、前記駆動手段の駆動力を制御することを特徴とする請求項1に記載の遊技球発射装置。
  3. 前記制御手段は、駆動パルスを出力することにより前記駆動手段の駆動を開始させる開始時間を、駆動力を加える時間に関係なく一定とすることを特徴とする請求項1又は請求項に記載の遊技球発射装置。
  4. 打球位置に遊技球を供給する供給手段を備え、
    前記供給手段は、予め決められた間隔で、前記駆動手段が駆動する前に遊技球を供給することを特徴とする請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の遊技球発射装置。
  5. 前記制御手段は、駆動パルスを出力することにより前記駆動手段の駆動を開始させた際、駆動パルスを出力する前に予め決められた時間が経過するまで駆動パルスを出力することを特徴とする請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の遊技球発射装置。
  6. 遊技球の始動入賞手段への入球を契機に複数種類の図柄が変動表示する図柄変動ゲームが実行される遊技機において、
    請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の遊技球発射装置を備えたことを特徴とする遊技機。
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