JP4299284B2 - パチンコ遊技機の可動体駆動機構と可動体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、特別図柄変動表示装置と特別入賞時等に人形等の可動体が動く機構を備えたパチンコ遊技機の可動体駆動機構とその可動体駆動機構を用いた可動体装置に関する。
従来、特定の始動入賞口に球が入ると、特別図柄変動表示装置の3列の図柄が上から下に流れるように変動表示され、その後、それらの図柄が停止して、例えば「776」のように、図柄が2つ揃うと、所謂リーチ状態となり、さらに、始動入賞口に球が入り、再び3列の図柄が流れて、その後、それらの図柄が停止して、例えば「777」のように、3列の図柄が揃ったとき、特別遊技状態つまり大当たりとなって、可変入賞装置の電動開閉大入賞口が開閉動作して、多くの遊技球を入賞させることができるパチンコ遊技機が、知られている。
一方、従来、パチンコ遊技機では、キャラクター人形や動物のような可動体を表示装置の付近に可動的に配設し、特定の始動入賞口に球が入った際、或はリーチ状態等になったとき、可動体を動かして、遊技者を楽しませる構造のパチンコ遊技機が知られている。例えば、下記特許文献1には、大入賞口の内側にキャラクターユニットを前後及び上下に揺動可能に配設し、揺動モータの駆動によって、キャラクターユニットを前後及び上下に移動させる可動体装置が記載されている。
特開平4−187168号公報
しかし、前者の図柄変動表示装置は、ディスプレイ上に図柄を変動表示するのみであるため、表示する図柄を複雑にし、図柄に各種の趣向を凝らしたとしても、遊技者に与える面白さやインパクトには限界があり、また、後者の可動体も、自動車などのキャラクターが動くだけであるから、遊技者に与える面白さやインパクトには限界があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、遊技盤上でよりダイナミックな動きを表現して、遊技者に新鮮なインパクトを与え、娯楽性を向上させることができるパチンコ遊技機の可動体駆動機構と可動体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1のパチンコ遊技機の可動体駆動機構は、
特別図柄変動表示装置に表示される画像に連動して、該特別図柄変動表示装置の近傍に配設し可動体を動かすパチンコ遊技機の可動体駆動機構であって、
該遊技盤の背面側で該可動体の一方の側にプランジャーを下に向けて配設され、該可動体を飛び出すように駆動する飛び出し用の電磁ソレノイドと、
該遊技盤の背面側で該可動体の他方の側にプランジャーを下に向けて配設され、該可動体の飛び出し位置を制限する飛び出し位置制限用の電磁ソレノイドと、
飛び出し用の電磁ソレノイドのプランジャーの先端に設けられ、長孔を有する作動片と、
該飛び出し位置制限用の電磁ソレノイドのプランジャーの先端に設けられ、長孔を有する作動片と、
中間部が支軸を介して枢支されると共に、先端部に設けた係合凹部が可動体の内側に突設されたピンに係合し、末端部に突設したピンが該飛び出し用の作動片の長孔に係合する飛び出し用の作動アームと、
中間部が支軸を介して枢支されると共に、先端部に設けた係合凹部が可動体の内側に突設されたピンに係合し、末端部に突設したピンが該飛び出し位置制限用の作動片の長孔に係合する飛び出し位置制限用の作動アームと、
該飛び出し位置制限用の作動アームに係合して該作動アームの回動範囲を制限するピンと、
を備え、
前記飛び出し用の電磁ソレノイドの押し出し作動により該作動片と該作動アームを介して可動体が上方に飛び出すように駆動され、前記飛び出し位置制限用の電磁ソレノイドと飛び出し位置制限用の作動アームの作動により、該作動アームの先端の該係合凹部を該可動体の内側のピンに係合させて、該可動体の飛び出し位置を制限することを特徴とする。
ここで、上記請求項1の可動体駆動機構においては、請求項2の発明のように、上記飛び出し用の電磁ソレノイドに連係される作動アームの係合凹部はコ字状に形成され、上記飛び出し位置制限用の電磁ソレノイドに連係される作動アームの係合凹部は逆L字状に形成され、該飛び出し位置制限用の作動アームにおける該逆L字状の係合凹部の上部を、前記可動体の内側のピンに係合させて、該可動体の飛び出し位置を制限するように構成することができる。
また、請求項3のパチンコ遊技機の可動体装置は、
遊技盤の中央に形成された開口部内に枠体が固定され、該枠体の裏面に取付板が固定され、該取付板に揺動保持枠が揺動可能に支持され、該揺動保持枠の内側に特別図柄変動表示装置が取り付けられ、
該特別図柄変動表示装置の上方の取付板に該特別図柄変動表示装置に表示される画像を具現化し可動体が上下動可能に取り付けられ、可動体を飛び出すように駆動する電磁ソレノイドが取付板の一方の側にプランジャーを下に向けて取り付けられ、該可動体の飛び出し位置を制限する電磁ソレノイドが取付板の他方の側にプランジャーを下に向けて取り付けられ、
該飛び出し用の電磁ソレノイドのプランジャーの先端に長孔を有した作動片が取り付けられ、該飛び出し位置制限用の電磁ソレノイドのプランジャーの先端に長孔を有した作動片が取り付けられ、該可動体の背面側の両側に1対の作動アームが略水平方向に配設され、一方の作動アームの端部に突設したピンが該飛び出し用の作動片の長孔に係合され、他方の作動アームの端部に突設したピンが該飛び出し位置制限用の作動片の長孔に係合され、
1対の作動アームは各々その中間部を支軸で上下に揺動可能に支持され、該両作動アームの各先端部には係合凹部が形成され、両側の係合凹部が可動体の背面側に設けたピンに係合可能とされ、該飛び出し位置制限用の作動アームに係合して該作動アームの回動範囲を制限するピンが設けられ、
前記飛び出し用の電磁ソレノイドと該作動アームの作動により、該作動アームの先端の該係合凹部を該可動体の内側のピンに係合させて、該可動体を飛び出させ、前記飛び出し位置制限用の電磁ソレノイドと飛び出し位置制限用の作動アームの作動により、該作動アームの先端の該係合凹部を該可動体の内側のピンに係合させて、該可動体の飛び出し位置を制限することを特徴とする。
ここで、上記請求項3のパチンコ遊技機の可動体装置においては、請求項4の発明のように、上記取付板の上部中央にガイド孔が縦に形成され、前記可動体の背面部がガイド孔に摺動可能に嵌合されて該取付板の裏面側に突出し、該背面部の背面に摺動板が固定され、該摺動板の背面にピンが突設され、該ピンに上記作動アームの係合凹部が係合し、該可動体を上方に付勢するコイルばねが該摺動板に掛止される構成とすることができる。
さらに、請求項5の発明のように、上記請求項3または4のパチンコ遊技機の可動体装置においては、上記飛び出し用の電磁ソレノイドに連係される作動アームの係合凹部はコ字状に形成され、前記飛び出し位置制限用の電磁ソレノイドに連係される作動アームの係合凹部は逆L字状に形成され、飛び出し位置制限用の電磁ソレノイドがプランジャーを引き戻した時、該作動アームの先端の該逆L字状の係合凹部が中間位置に下がり、該逆L字状の係合凹部の上部を、前記可動体の摺動板の背面のピンに係合させる一方、該飛び出し位置制限用の作動アームの回動範囲を前記ピンによって制限し、該可動体の飛び出し位置を中間位置に制限するように構成することができる。
請求項1の可動体駆動機構は、特別図柄変動表示装置の図柄が揃って停止し、例えばリーチ或は大当り状態になって所定のキャラクター等の画像が表示装置に表示されたとき、可動体の飛び出し用の電磁ソレノイドがプランジャーを押し作動すると、作動片、作動アームを介して可動体が、表示装置の近傍で、表示画像の動きに連動して飛び出すように動く。このため、遊技盤上では、よりダイナミックな動きが表現され、遊技者には、新鮮なインパクトを与えることができる。また、飛び出し位置制限用の電磁ソレノイドがプランジャーを引き戻し作動すると、可動体の飛び出し位置が制限され、プランジャーを押し出し作動すると、可動体の飛び出し位置が最上位置まで上昇するように動作し、表示装置の停止図柄に応じて可動体の飛び出し位置に変化を付けて、遊技者の期待感を大きくすることができる。また、上記の構成により、可動体の飛び出し動作及び飛び出し位置制限動作を円滑に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はパチンコ遊技機の正面図を示している。図において、1はパチンコ機の木枠で、木枠1の前には前面枠2が蝶番を介して開閉可能に装着され、前面枠2の前面にはガラス扉5を開閉可能に設けた金枠が取り付けられ、前面枠2の内側に遊技盤3が着脱可能に取り付けられる。また、遊技盤3の背面側に合成樹脂製の機構板がヒンジを介して回動可能に装着される。
ガラス扉5の下側に、前板7が図示しない発射レールや打球杆を覆うように開閉可能に装着され、前板7の前面には打球供給皿6が設けられる。更に、前面枠2の下部に、打球発射装置の一部を構成する打球発射ハンドル13が設けられると共に、打球供給皿6で貯留できなくなった賞球を貯留する下皿8が設けられる。
遊技盤3の前面には、中央に、例えば3列の図柄を順に上下に移動(回動)させながら表示する特別図柄変動表示装置10が可動体装置40と共に配設される。特別図柄変動表示装置10は、カラー液晶表示器等のディスプレイ上に例えば3列の数字や絵を上から下に流して表示すると共に、例えばスキーのジャンプ台を表示し、予め決められた2つの図柄が揃ってリーチ状態になると、ジャンパーがジャンプ台を滑り始めるように表示が行なわれる。さらに、予め決められた3つの図柄が揃うと、特別遊技状態つまり大当たりとなって、可動体装置40が作動し、後述の可変入賞装置11がその開閉部材11aを開動作させる。
特別図柄変動表示装置10の下側に始動入賞口9が配設され、その両側に通常入賞口12が配設され、始動入賞口9の下側に、可変入賞装置11が設けられる。始動入賞口9の内側には入賞した球を電気的に検出する始動入賞検出器15が配設される。可変入賞装置11には大入賞口として開閉動作する開閉部材11aが、電磁ソレノイド等により開閉可能に設けられる。
可動体装置40は、図2〜図4に示すように、揺動可能に配設された揺動保持枠41の内側に特別図柄変動表示装置10を取り付け、揺動保持枠41の内側から上方に、可動体であるジャンパー人形42が、飛び出し可能に設けられる。可動体装置40の略楕円形の枠体43は、遊技盤3の中央部に設けた同形の開口部内に組み付けられ、枠体43の裏面側には取付板44が固定される。取付板44の中央下寄りに、略矩形の開口部45が形成され、その開口部45内には、揺動保持枠41における特別図柄変動表示装置10を装着した部分が、周囲に隙間を持って揺動可能に挿入される。
揺動保持枠41は、その下部中央に設けた支軸46を軸に左右に揺動可能に支持され、左右にはコイルばね47が取付板44との間に連結される。特別図柄変動表示装置10を保持する揺動保持枠41は、両側に設けた電磁ソレノイド48、49の作動により震えるように揺動する。電磁ソレノイド48、49は、取付板44の両側に下向きに取り付けられ、各々のプランジャーの先端に作動片50が取り付けられる。
作動片50上には長孔が形成され、その長孔に作動アーム51の中間部に突設したピン52が係合される。作動片50の先端部は細く形成され、その先端部が取付板44上に突設されたガイドピンの間に入りガイドされる。両側の作動アーム51は、その末端部を支軸53により取付板44上に枢支され、作動アーム51の先端部に設けた係合凹部54が揺動保持枠41の両側に突設したピン55と係合する。
このような電磁ソレノイド48、49、作動片50、作動アーム51等から表示部揺動機構が構成され、表示部揺動機構は、両側の電磁ソレノイド48、49が、交互にそのプランジャーを押し出し引き戻し作動すると、特別図柄変動表示装置10を保持した揺動保持枠41が支軸46を軸にして左右に震えるように揺動運動する。
図2に示すように、揺動保持枠41の前面には、特別図柄変動表示装置10を囲うように装飾部41bが設けられ、その上部には正面から見て円筒体のように見える円筒部41aが突設される。ジャンパー人形42は上昇時、その円筒部41aから上に飛び出すように、揺動保持枠41と取付板44の間に上下移動可能に配設される。
図3、図4に示すごとく、取付板44の上部中央には、ガイド孔44aが縦に形成され、ジャンパー人形42の背面部がガイド孔44aに摺動可能に嵌合される。このジャンパー人形42の背面部は取付板44の裏面側に突出し、そこに摺動板42aが固定され、その摺動板42aの中央にピン61が突設され、摺動板42aを上方に付勢するコイルばね62がその上部に掛止される。
ジャンパー人形42を動かすための電磁ソレノイド64は、図3の右側の取付板44上に下向きに取り付けられ、また、人形42の移動範囲を制限するための電磁ソレノイド63が、取付板の左側に下向きに取り付けられる。各々のプランジャーの先端に、上記と同様の作動片65、66が取り付けられる。作動片65、66上には長孔が形成され、その長孔に、各々作動アーム67、68の末端部に突設したピン69、70が係合される。作動片65、66の先端部は細く形成され、その先端部が取付板44上に突設されたガイドピンの間に入りガイドされる。
略水平方向に配設された作動アーム67、68は、各々その中間部を支軸71と72で上下に揺動可能に支持され、作動アーム67、68の各先端部には係合凹部73、74が形成される。両側の係合凹部73、74は上記ジャンパー人形42の摺動板42a上のピン61に係合し、人形42を上下動させる作動アーム68の係合凹部74はコ字状であるが、移動範囲を制限するための作動アーム67の係合凹部73は逆L字状となっている。また、移動範囲を制限するための作動アーム67は、取付板44上に突設されたピン75により、その回動範囲を制限される。
電磁ソレノイド63、64、作動片65、66、作動アーム67、68等から可動体駆動手段が構成され、可動体駆動手段は、電磁ソレノイド64のプラジャーの引き戻し時、作動アーム68の先端の係合凹部74が下方に回動し、ジャンパー人形42を下に移動させる。逆にプランジャーを押し出し作動した場合、作動アーム68の先端の係合凹部74が上方に回動し、ジャンパー人形42を上に移動させ、円筒部41aより飛び出させる。電磁ソレノイド63は、そのプランジャーを引き戻した時、作動アーム67の先端の係合凹部73が中間位置に下がり、ジャンパー人形42の飛び出しを中間位置に制限し、一方、そのプランジャーを押し出した時には、係合凹部73を最上位置まで上げ、ジャンパー人形42を最上位置まで飛び出させる。
図5に示すように、パチンコ遊技機の主制御部20は、ゲームのプログラムが記憶された読み出し専用のROM23、連続開閉回数(ラウンド数)等のデータを一時的に記憶する読み書き可能なRAM22、及びプログラムデータに基づき、パチンコゲームを実行するCPU21を備える。CPU21は、遊技中に、始動入賞口9に球が入賞すると、表示制御部30に信号を出力して、特別図柄変動表示装置10が表示する3列の数字や絵の図柄を、上から下に流して表示するように変動表示させ、予め決められた2つの図柄が揃ってリーチ状態になると、ジャンパーがジャンプ台を滑り始めるように表示する。さらに、CPU21は、リーチ状態の後、予め決められた3つの図柄が揃うと、特別遊技状態つまり大当たりとなって、可動体装置40を動作させてジャンパー人形42を円筒部41aから飛び出させ、可変入賞装置11の開閉部材11aを開動作させる。
主制御部20に接続された表示制御部30は、予めROM33に記憶された表示用プログラムデータ、キャラクター用データに基づき、CPU31が表示処理を実行し、特別図柄変動表示装置10にスキーのジャンプ台やジャンパーを表示すると共に、3列の図柄を上から下に流れるように変動表示する。また、パチンコ遊技機には、図示を省略してあるが、各入賞口に入賞した入賞球に応じて、所定の数の賞球を払い出すための賞球払出機構が内蔵される。
次に、パチンコ遊技機の動作を図6のフローチャートを参照して説明する。遊技中に、球が始動入賞口9に入賞すると、始動入賞検出器15がこれを検出して、ステップ100からステップ110に進み、主制御部20は特別図柄変動表示装置10の表示を制御して、3列の図柄を上から下に流れるように変動表示し、その後、それらの図柄を偶然性を持って停止させる。
このとき、変動表示が「767」のように予め決められた2列の図柄に揃った場合、主制御部20は、ステップ120で、ゲームがリーチ状態となったと判断し、次のステップ130で、リーチ画像として、図7のように、スキーのジャンパーがジャンプ台を滑り下りる画像を表示し、さらに、ステップ140で、特別図柄変動表示装置10を震えるように揺動させる。
この動作は、図3に示す左右の電磁ソレノイド48、49を、交互に押し出し引き戻し動作させ、作動片50と作動アーム51を介して、揺動保持枠41と共に特別図柄変動表示装置10を、中央下部の支軸46を軸に左右に揺動させるようにして行なう。
次に、ステップ150で、再び、球が始動入賞口9に入賞したか否かを判定し、始動入賞口9に球が入ると、再び特別図柄変動表示装置10の表示を制御して、3列の図柄を上から下に流れるように変動表示し、その後、それらの図柄を偶然性を持って停止させ、その時の図柄が、「777」のように、予め決められた状態に揃った場合、ステップ160で、特別遊技状態(大当たり)始動条件が成立したと判断し、ステップ170で、特別遊技状態を始動し、ランプの点滅や音響を発生させると共に、可変入賞装置11を起動してその開閉部材11aを開動作させる。
次に、ステップ180で、特別図柄変動表示装置10の表示を制御して、ジャンプ台を滑り下りつつあるジャンパーをジャンプ台から飛び出させるように表示すると共に、この表示装置の画像の動きに連動させて、可動体装置40を動作させ、図7のように、ジャンパー人形42を円筒部41aから上に飛び出させる。このジャンパー人形42の飛び出しは、可動体装置40の電磁ソレノイド64のプランジャーを押し出し動作させ、作動片66と作動アーム68を介して、摺動板42aと共にジャンパー人形42を上昇させて行なわれる。
このとき、人形42の移動範囲を制限するための電磁ソレノイド63が、そのプランジャーを引き戻し動作している場合、ジャンパー人形42の上昇は、中間位置に制限され、一方、プランジャーを押し出し作動している場合、ジャンパー人形42は、最上位置まで上昇し、円筒部41aから図7のように飛び出す。この人形42が飛び出す位置は、大当たり時の状態に応じて変えることができ、例えば、ラウンド数10回の大当たりの場合は、人形42を中間位置に飛び出させ、ラウンド数15回の大当たりの場合は、人形42を最上位置まで飛び出させるように、大当たりの条件に応じて飛び出し位置を変えることができる。
次に、ステップ190で、可変入賞装置11を動作させ、その開閉部材11aを開放させる。この開閉部材11aの開動作は、所定の時間継続され、それが予め決められたラウンド数(設定数)だけ繰り返されると、ステップ200からステップ210に進み、特別遊技状態を終了する。
このように、特別図柄変動表示装置10の図柄の2列が揃ってリーチ状態に入った場合、表示装置の画面上でジャンプ台をジャンパーが滑り始め、3列の図柄が揃って特別遊技状態(大当たり)になった場合には、画面のジャンパーがジャンプ台から飛び出すように表示されると共に、その画像の動きに連動して、実物のジャンパー人形42が表示装置10の上部の装飾部41b上に設けた円筒部41aから飛び出すように動くから、遊技者に新鮮なインパクトを与え、パチンコ遊技機の娯楽性を向上させることができる。
なお、表示装置40の画面にジャンパーが飛んだ距離を、乱数発生器に基づく数値で表示し、その距離に応じて大当たりの程度を変えるようにしてもよい。
上記実施例では、特別遊技状態になったときとしているが、例えば、リーチ中に上記スキーのジャンプを行なわせ、その飛距離に応じて大当たりになるか否かの期待値を変化させることもできる。このとき、人形が飛び出した方が飛距離があるように設定すれば、期待感がより大きいリーチとなる。
また、上記実施例では、スキーのジャンパーを表示し、可動体としてジャンパー人形を飛び出させたが、そのほかのキャラクター画像を表示し、そのキャラクターの人形を飛び出させることもでき、また、動物や鳥、飛行機等を表示し、その模型を飛び出させることもできる。さらに、走行する自動車を画像表示し、その自動車の模型を表示画像に連動して走り出すようにするなど、各種の態様で可動体を構成し動かすことができる。
以上説明したように、本発明のパチンコ遊技機によれば、特別図柄変動表示装置の表示画像の動きに連動して、その表示装置近傍に配置した人形・模型状の可動体を動かすから、遊技盤上で遊技中によりダイナミックな動きを表現して、遊技者に新鮮なインパクトを与え、娯楽性を向上させることができる。
本発明の一実施形態を示すパチンコ遊技機の正面図である。 特別図柄変動表示装置10とその周辺の拡大正面図である。 特別図柄変動表示装置10と可動体装置40周辺の背面図である。 図3の中央縦断面図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 パチンコ遊技機の動作を示すフローチャートである。 表示装置の画面とそれに連動して動く可動体を示す正面図である。
符号の説明
9−始動入賞口
10−特別図柄変動表示装置
20−主制御部
30−表示制御部
40−可動体装置
42−ジャンパー人形
63,64−電磁ソレノイド
65,66−作動片
67,68−作動アーム



Claims (5)

  1. 特別図柄変動表示装置に表示される画像に連動して、該特別図柄変動表示装置の近傍に配設し可動体を動かすパチンコ遊技機の可動体駆動機構であって、
    該遊技盤の背面側で該可動体の一方の側にプランジャーを下に向けて配設され、該可動体を飛び出すように駆動する飛び出し用の電磁ソレノイドと、
    該遊技盤の背面側で該可動体の他方の側にプランジャーを下に向けて配設され、該可動体の飛び出し位置を制限する飛び出し位置制限用の電磁ソレノイドと、
    飛び出し用の電磁ソレノイドのプランジャーの先端に設けられ、長孔を有する作動片と、
    該飛び出し位置制限用の電磁ソレノイドのプランジャーの先端に設けられ、長孔を有する作動片と、
    中間部が支軸を介して枢支されると共に、先端部に設けた係合凹部が可動体の内側に突設されたピンに係合し、末端部に突設したピンが該飛び出し用の作動片の長孔に係合する飛び出し用の作動アームと、
    中間部が支軸を介して枢支されると共に、先端部に設けた係合凹部が可動体の内側に突設されたピンに係合し、末端部に突設したピンが該飛び出し位置制限用の作動片の長孔に係合する飛び出し位置制限用の作動アームと、
    該飛び出し位置制限用の作動アームに係合して該作動アームの回動範囲を制限するピンと、
    を備え、
    前記飛び出し用の電磁ソレノイドの押し出し作動により該作動片と該作動アームを介して可動体が上方に飛び出すように駆動され、前記飛び出し位置制限用の電磁ソレノイドと飛び出し位置制限用の作動アームの作動により、該作動アームの先端の該係合凹部を該可動体の内側のピンに係合させて、該可動体の飛び出し位置を制限することを特徴とするパチンコ遊技機の可動体駆動機構。
  2. 前記飛び出し用の電磁ソレノイドに連係される作動アームの係合凹部はコ字状に形成され、前記飛び出し位置制限用の電磁ソレノイドに連係される作動アームの係合凹部は逆L字状に形成され、該飛び出し位置制限用の作動アームにおける該逆L字状の係合凹部の上部を、前記可動体の内側のピンに係合させて、該可動体の飛び出し位置を制限することを特徴する請求項1記載のパチンコ遊技機の可動体駆動機構。
  3. 遊技盤の中央に形成された開口部内に枠体が固定され、該枠体の裏面に取付板が固定され、該取付板に揺動保持枠が揺動可能に支持され、該揺動保持枠の内側に特別図柄変動表示装置が取り付けられ、
    該特別図柄変動表示装置の上方の取付板に該特別図柄変動表示装置に表示される画像を具現化し可動体が上下動可能に取り付けられ、可動体を飛び出すように駆動する電磁ソレノイドが取付板の一方の側にプランジャーを下に向けて取り付けられ、該可動体の飛び出し位置を制限する電磁ソレノイドが取付板の他方の側にプランジャーを下に向けて取り付けられ、
    該飛び出し用の電磁ソレノイドのプランジャーの先端に長孔を有した作動片が取り付けられ、該飛び出し位置制限用の電磁ソレノイドのプランジャーの先端に長孔を有した作動片が取り付けられ、該可動体の背面側の両側に1対の作動アームが略水平方向に配設され、一方の作動アームの端部に突設したピンが該飛び出し用の作動片の長孔に係合され、他方の作動アームの端部に突設したピンが該飛び出し位置制限用の作動片の長孔に係合され、
    1対の作動アームは各々その中間部を支軸で上下に揺動可能に支持され、該両作動アームの各先端部には係合凹部が形成され、両側の係合凹部が可動体の背面側に設けたピンに係合可能とされ、該飛び出し位置制限用の作動アームに係合して該作動アームの回動範囲を制限するピンが設けられ、
    前記飛び出し用の電磁ソレノイドと該作動アームの作動により、該作動アームの先端の該係合凹部を該可動体の内側のピンに係合させて、該可動体を飛び出させ、前記飛び出し位置制限用の電磁ソレノイドと飛び出し位置制限用の作動アームの作動により、該作動アームの先端の該係合凹部を該可動体の内側のピンに係合させて、該可動体の飛び出し位置を制限することを特徴とするパチンコ遊技機の可動体装置。
  4. 前記取付板の上部中央にガイド孔が縦に形成され、前記可動体の背面部がガイド孔に摺動可能に嵌合されて該取付板の裏面側に突出し、該背面部の背面に摺動板が固定され、該摺動板の背面にピンが突設され、該ピンに上記作動アームの係合凹部が係合し、該可動体を上方に付勢するコイルばねが該摺動板に掛止されたことを特徴とする請求項3記載のパチンコ遊技機の可動体装置。
  5. 前記飛び出し用の電磁ソレノイドに連係される作動アームの係合凹部はコ字状に形成され、前記飛び出し位置制限用の電磁ソレノイドに連係される作動アームの係合凹部は逆L字状に形成され、飛び出し位置制限用の電磁ソレノイドがプランジャーを引き戻した時、該作動アームの先端の該逆L字状の係合凹部が中間位置に下がり、該逆L字状の係合凹部の上部を、前記可動体の摺動板の背面のピンに係合させる一方、該飛び出し位置制限用の作動アームの回動範囲を前記ピンによって制限し、該可動体の飛び出し位置を中間位置に制限することを特徴とする請求項3または4記載のパチンコ遊技機の可動体装置。
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