JP5597524B2 - 載置用部材およびその製造方法 - Google Patents
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Description
易に測定することができ、さらに定量的には、例えばICP発光分光分析方法により測定が可能である。
成する場合と比較して、安価に凸部2を形成することができる。これは、ブラスト加工においては、マスクの貼り付けや洗浄工程が必要であるが(後述する)、レーザ加工においては、このような工程が省略できるからである。
載置した場合に、試料Wの裏面から離れた位置にあるため、表面領域7を設けなくても、ダスト等の影響は少ないと考えられる。ただし、凹部8の内面にレーザ加工を施して、表面領域7a,7bと同様の表面領域を設け、試料Wに対してダスト等が付着することをさらに抑制することができる。また、表面領域を設ける代わりに、凹部8の内面にコーティング層を設けてもよい。
る所定の位置に、500nm付近にピーク波長を有するレーザ光Lを照射し、直径0.0
5mm及び高さ0.08mmの凸部2を形成した。この際、レーザ光Lは走査させず、載
置させたステージをX,Y方向に移動させた。本実施例では凸部2が円筒形状であるため、ステージを円周運動させた。なお、レーザ加工は、酸化雰囲気の環境で行った。
これにより、レーザ加工面が変質し、凸部2の側面内側に珪素および酸素を含有する表面領域が形成された。
,(d)は、凸部2の側面におけるSiおよびOのマッピング画像である。この画像の撮影倍率は750倍であり、元素の含有量が濃淡によって表されている。すなわち、これらのマッピング画像において、白い領域ほど元素の含有量が多いことを示す。
2 凸部
3 載置面
5 (凸部の)上面
6 (凸部の)側面
7a,7b 表面領域
8 凹部
10 基体
11 UVシート
12 マスク
13 UV光源
15 保護層
W ウェハ
LS レーザ光源
L レーザ光
S ステージ
Claims (16)
- 試料を載置するための、複数の凸部を有する載置面を備えた、セラミックスからなる載置用部材であって、
前記凸部は、前記試料が当接する上面と該上面から下方に向かう側面とを有し、該側面は前記上面よりも気孔率が小さい載置用部材。 - 前記凸部は、前記側面の内側に、酸素、窒素および硼素からなる群から選択された少なくとも1種以上の成分が前記上面よりも多く含まれた表面領域が形成されている請求項1に記載の載置用部材。
- 前記表面領域は、前記凸部の内部と同じ金属元素を有する請求項2に記載の載置用部材。
- 前記凸部は炭化珪素からなり、前記表面領域は珪素および酸素を含有している請求項3に記載の載置用部材。
- 前記表面領域は、前記凸部の側面が表面側から改質された領域である請求項2から請求項4のいずれかに記載の載置用部材。
- 前記載置面の前記凸部を取り囲む部位における所定の深さ領域に、酸素、窒素および硼素からなる群から選択された少なくとも1種以上の成分が前記凸部の上面よりも多く含まれた載置面表面領域が形成されている請求項1から請求項5のいずれかに記載の載置用部材。
- 前記載置面は、前記各凸部を取り囲むように、前記複数の凸部に対応させて環状に設けられた複数の凹部を有しており、前記凸部と前記凹部との間に前記載置面表面領域が形成されている請求項6に記載の載置用部材。
- 試料を載置するための、複数の凸部を有する載置面を備えた、セラミックスからなる載置用部材であって、
前記凸部は、前記試料が当接する上面と該上面から下方に向かう側面とを有し、該側面の内側に、酸素、窒素および硼素からなる群から選択された少なくとも1種以上の成分が前記上面よりも多く含まれた表面領域が形成されている載置用部材。 - 前記表面領域は、前記凸部の内部と同じ金属元素を有する請求項8に記載の載置用部材。
- 前記凸部は炭化珪素からなり、前記表面領域は珪素および酸素を含有している請求項9に記載の載置用部材。
- 前記凸部の側面は、前記凸部の上面よりも気孔率が小さい請求項8から請求項10のいずれかに記載の載置用部材。
- 前記表面領域は、前記凸部の側面が表面側から改質された領域である請求項8から請求項11のいずれかに記載の載置用部材。
- 前記載置面の前記凸部を取り囲む部位における所定の深さ領域に、酸素、窒素および硼素からなる群から選択された少なくとも1種以上の成分が前記凸部の上面よりも多く含まれた載置面表面領域が形成されている請求項8から請求項12のいずれかに記載の載置用
部材。 - 前記載置面は、前記各凸部を取り囲むように、前記複数の凸部に対応させて環状に設けられた複数の凹部を有しており、前記凸部と前記凹部との間に前記載置面表面領域が形成されている請求項13に記載の載置用部材。
- 載置用部材となるセラミックスからなる基体を準備する準備工程と、
試料を載置する載置面となる前記基体の表面にレーザ光を照射して、前記基体の前記載置面をエッチングするエッチング工程とを有し、
該エッチング工程は、前記基体の表面に、所定領域を取り囲むように前記レーザ光を照射して、このレーザ光を照射した領域を除去しつつ表面側から改質させるとともに、前記所定領域を突出させて凸部とする載置用部材の製造方法。 - 前記エッチング工程の後に、前記レーザ光が照射されたレーザ光照射領域および該レーザ光照射領域によって囲まれた前記所定領域を覆う保護層を形成する保護層形成工程と、前記載置面の前記保護層で覆われた領域以外の領域を除去して前記載置面に凹部を形成する凹部形成工程と
を有する請求項15に記載の載置用部材の製造方法。
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