JP5597517B2 - 医用画像処理装置、医用画像撮影装置、及び医用画像処理プログラム - Google Patents

医用画像処理装置、医用画像撮影装置、及び医用画像処理プログラム Download PDF

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Description

この発明の実施形態は、医用画像処理装置、医用画像撮影装置、及び医用画像処理プログラムに関する。
X線CT装置やMRI装置などの医用画像撮影装置によって生成された医用画像データの画質を向上させるために、医用画像データのノイズレベルを求める場合がある。例えば、医用画像データにおいて各画素の画素値の差が比較的少ない領域に関心領域(ROI)を設定し、その関心領域(ROI)内の画像データを対象にしてノイズレベルを求める。この場合、操作者が関心領域(ROI)の設定位置を指定する。
特開平8−308827号公報 特開2007−175194号公報 特開2004−530号公報
しかしながら関心領域(ROI)を設定する場合、その設定のための操作を操作者が行う必要があり、その操作が煩雑になる場合がある。また、ノイズレベルを求めるための十分なデータ数を確保するためには、各画素の画素値の差が比較的少ない領域に関心領域(ROI)を設定する必要がある。しかしながら、被検体において細かな構造体が多い領域では各画素の画素値がばらつくため、その場合には、関心領域(ROI)を設定してデータ数を確保することが困難である。
この実施形態は、医用画像データのノイズを推定することが可能な医用画像処理装置、医用画像撮影装置、及び医用画像処理プログラムを提供することを目的とする。
この実施形態に係る医用画像処理装置は、差分算出手段と、除去手段と、第1の統計処理手段と、推定手段と、を有する。差分算出手段は、撮影された位置が異なる複数の医用画像データを受けて、複数の医用画像データ間の差分を求めることにより差分を表す差分画像データを生成する。除去手段は、差分画像データから構造物に相当する領域を除去する。第1の統計処理手段は、構造物に相当する領域が除去された差分画像データの各画素の画素値の第1の標準偏差を求める。推定手段は、医用画像データの各画素の画素値の第2の標準偏差を第1の標準偏差に基づいて推定する。
第1実施形態に係る医用画像処理装置のブロック図である。 医用画像と差分画像とを模式的に示す図である。 医用画像の標準偏差SDと差分画像の標準偏差SDとを示すグラフである。 医用画像のSDマップと差分画像のSDマップとを模式的に示す図である。 差分画像のSDマップから作成されたヒストグラムを示す図である。 第1実施形態に係る医用画像処理装置による第1の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る医用画像処理装置による第2の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る医用画像処理装置による第3の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る医用画像処理装置のブロック図である。 投影データ、差分投影データ、及び標準偏差SDのグラフを模式的に示す図である。 投影データ、差分投影データ、及びSDマップを模式的に示す図である。 サイノグラムを模式的に示す図である。
[第1の実施の形態]
図1を参照して、第1実施形態に係る医用画像処理装置について説明する。図1は、第1実施形態に係る医用画像処理装置のブロック図である。第1実施形態に係る医用画像処理装置1は、例えば医用画像撮影装置90に接続されている。
(医用画像撮影装置90)
医用画像撮影装置90には、例えばX線CT装置やMRI装置や超音波診断装置などの撮影装置が用いられる。医用画像撮影装置90は、被検体を撮影することにより医用画像データを生成する。例えば医用画像撮影装置90は、被検体の異なる複数の位置で撮影することにより、撮影された位置が異なる複数の医用画像データを生成する。これにより、医用画像撮影装置90は被検体の3次元領域を撮影する。医用画像撮影装置90が「撮影手段」の一例に相当する。
この実施形態では一例として、医用画像撮影装置90としてX線CT装置を用いた場合について説明する。X線CT装置は、被検体を間にして対向して配置されたX線管球とX線検出器とを有する。X線CT装置は、X線管球とX線検出器とを被検体の周囲で回転させながらX線管球からX線を曝射し、被検体を透過したX線をX線検出器で検出する。X線検出器によって検出されたデータをデータ収集装置(DAS)にて投影データとして収集し、収集された投影データによって被検体の医用画像データを再構成する。被検体に対するある角度において、X線検出器で検出された検出データの集合をビュー(view)と称する。例えば、回転方向に1°ごとに1ビューの投影データを収集する場合には、X線管球とX線検出器とを1回転させて360ビューの投影データを収集し、360ビューの投影データを用いて医用画像データを再構成する。以下、被検体の体軸方向を「スライス方向」と称する場合があり、体軸方向の位置を「スライス位置」と称する場合がある。また、X線管球及びX線検出器の回転方向を「ビュー方向」と称する場合がある。また、互いに直交するX軸、Y軸、及びZ軸で規定される3次元直交座標系を定義する。被検体の体軸方向(スライス方向)をZ軸方向とする。各スライス位置において体軸方向に直交する各断面内の位置は、X軸及びY軸によって規定される。
例えばX線CT装置は、被検体の体軸方向(スライス方向)に沿って複数のスライス位置で撮影することにより、複数のスライス位置のそれぞれにおいて複数ビューの2次元の投影データを収集する。X線CT装置は、各スライス位置における複数ビューの2次元の投影データに基づいて、各スライス位置におけるCT画像データを再構成する。複数のCT画像データによって構成されるボリュームデータは、医用画像撮影装置90から医用画像処理装置1に出力される。
また、X線CT装置は、スライス方向に複数の検出素子を備えた2次元のX線検出器(多列化検出器)を用いることにより、スライス方向に幅を有する3次元の撮影領域を撮影し、その撮影によってスライス方向に幅を有する3次元の投影データを収集してもよい。X線CT装置は、複数ビューの3次元の投影データに基づいてボリュームデータを生成することができる。複数ビューの3次元の投影データによって構成されるボリュームデータは、医用画像撮影装置90から医用画像処理装置1に出力される。
以下の説明では、「投影データ」は、2次元の投影データであってもよいし、3次元の投影データであってもよい。
(医用画像処理装置1)
第1実施形態に係る医用画像処理装置1は、画像記憶部2と、画像処理部3と、画像生成部4と、表示部5と、操作部6と、を有する。
(画像記憶部2)
画像記憶部2は、医用画像撮影装置90から出力された医用画像データを記憶する。例えば、画像記憶部2は、複数のCT画像データによって構成されるボリュームデータを記憶する。また、画像記憶部2は、医用画像撮影装置90から出力された複数ビューの投影データを記憶してもよい。
(画像処理部3)
画像処理部3は、差分算出部31と、除去部32と、第1の統計処理部33と、推定部34と、第2の統計処理部35と、ノイズ処理部36と、判断部37と、を有する。画像処理部3は、医用画像データの各画素の画素値のばらつきである標準偏差(Standard Deviation:SD)を求める。一例として、スライス位置(z1)におけるCT画像データの各画素の画素値の標準偏差SDを求める場合について説明する。
(差分算出部31)
差分算出部31は、撮影されたスライス位置が互いに異なる複数のCT画像データを画像記憶部2から読み込み、スライス位置が互いに隣り合う2つCT画像データ間の差分を求めることにより、第1の差分画像データを生成する。差分算出部31は、輝度などの画素値の差分を画素(x、y)ごとに求める。差分算出部31は、1つの第1の差分画像データを生成してもよいし、複数の第1の差分画像データを生成してもよい。差分算出部31は、第1の差分画像データを除去部32と第2の統計処理部35とに出力する。スライス位置(Z軸方向の位置)は、操作者が操作部6を用いて指定すればよい。例えば操作者が操作部6を用いてZ軸方向の所望の領域を指定すると、所望の領域の位置を示す座標情報(Z軸方向の座標情報)が操作部6から画像処理部3に出力される。差分算出部31は、操作部6によって指定された所望の領域に含まれる複数のCT画像データを画像記憶部2から読み込み、スライス位置が互いに隣り合う2つのCT画像データ間の差分を求める。一例として、操作者が操作部6を用いてスライス位置(z1)を指定すると、スライス位置(z1)の座標情報が操作部6から画像処理部3に出力される。差分算出部31は、スライス位置(z1)におけるCT画像データと、スライス位置(z1)の隣のスライス位置(z2)におけるCT画像データとを画像記憶部2から読み込む。そして、差分算出部31は、スライス位置(z1)におけるCT画像データとスライス位置(z2)におけるCT画像データとの差分を求めることにより、第1の差分画像データを生成する。
(除去部32)
除去部32は、第1の差分画像データに閾値処理を施すことにより、第1の差分画像データから構造物に相当する領域を除去する。例えば除去部32は、第1の差分画像データにおいて画素値が所定範囲内に含まれる領域を残し、画素値が所定範囲以外の領域を除去する。すなわち、除去部32は、画素値が所定範囲の上限の閾値より大きい領域、及び、画素値が所定範囲の下限の閾値より小さい領域を、被検体の構造物であるとして第1の差分画像データから除去する。例えば、除去部32は、構造物に相当する領域の画素値を一定の画素値に置き換えてもよいし、第1の差分画像データから削除してもよいし、周囲の画素値に置き換えてもよい。構造物に相当する領域が除去された第1の差分画像データを、「第2の差分画像データ」と称する場合がある。除去部32は、第2の差分画像データを第1の統計処理部33に出力する。
図2を参照して、除去部32の処理について説明する。図2は、医用画像と差分画像とを模式的に示す図である。図2には、CT画像100と差分画像200とが示されている。差分画像200が第1の差分画像の一例である。CT画像100は、体軸方向(スライス方向)のあるスライス位置(z1)における画像である。CT画像100には、被検体の像110や寝台の像120などが表されている。CT画像100には、画素値の分布が一様とならずに各画素の画素値がばらつく領域111が表されている。差分画像200は、スライス位置(z1)におけるCT画像100と、スライス位置(z1)の隣のスライス位置(z2)におけるCT画像との差分を表す画像である。差分画像200には、構造物に相当する像210が表されている。除去部32は、差分画像200において画素値が所定範囲以外となる像210を除去する。例えば除去部32は、像210の画素値を一定の画素値に置き換えてもよいし、差分画像200から削除してもよいし、周囲の画素値に置き換えてもよい。除去部32は、構造物に相当する像210が除去された第2の差分画像データを、第1の統計処理部33に出力する。
(第1の統計処理部33)
第1の統計処理部33は、構造物に相当する領域が除去された第2の差分画像データの各画素の画素値のばらつきである標準偏差SDを求める。以下、第2の差分画像データの標準偏差SDを、「第1の標準偏差SD」と称する場合がある。第1の統計処理部33は、第1の標準偏差SDを推定部34に出力する。
(推定部34)
推定部34は、第1の標準偏差SDに基づいて、CT画像データの各画素の画素値のばらつきである標準偏差SDを推定する。以下、CT画像データの標準偏差SDを、「第2の標準偏差SD」と称する場合がある。推定部34は、第2の差分画像データの第1の標準偏差SDとCT画像データの第2の標準偏差SDとの関係を表すノイズモデルを用いて、第1の標準偏差SDから第2の標準偏差SDを推定する。図3を参照して、ノイズモデルについて説明する。図3は、医用画像の標準偏差と差分画像の標準偏差とを示すグラフである。図3において、横軸はスライス位置を示し、縦軸は標準偏差SDを示す。グラフ310は、CT画像データの第2の標準偏差SDを示している。グラフ310が示す第2の標準偏差SDは、シミュレーションによって求められた値である。シミュレーションには、X線CT装置による撮影条件とCT画像データの再構成条件とがパラメータとして用いられる。撮影条件及び再構成条件には、例えば、X線管球に供給する管電圧及び管電流、スライス厚、スライス位置、並びに体軸方向(スライス方向)に配列された複数のX線検出器の列数などが含まれる。グラフ320は、第2の差分画像データの第1の標準偏差SDを示している。スライス位置によって、CT画像データの第2の標準偏差SDと第2の差分画像データの第1の標準偏差SDとが変化している。グラフ310とグラフ320とに基づいて、CT画像データの第2の標準偏差SDと第2の差分画像データの第1の標準偏差SDとの比をスライス位置ごとに求めることができる。
以下の式(1)に、CT画像データの第2の標準偏差SDと第2の差分画像データの第1の標準偏差SDとの関係を示す。
式(1):SDORG(z)=Ratio(z)×SDdz(z)
SDORG(z)は、CT画像データの第2の標準偏差SDである。
SDdz(z)は、第2の差分画像データの第1の標準偏差SDである。
Ratio(z)は、グラフ310とグラフ320とに基づいてスライス位置ごとに求められた標準偏差SDの比である。標準偏差SDの比Ratio(z)は予め求められて、図示しない記憶部に予め記憶されている。なお、標準偏差SDの比Ratio(z)が「推定係数」の一例に相当する。
推定部34は、第1の標準偏差SDと式(1)とに基づいてCT画像データの第2の標準偏差SDを求める。一例として、推定部34は、式(1)に従って位置(z1)におけるCT画像データの第2の標準偏差SDを求める。
推定部34は、CT画像データの第2の標準偏差SDを表示部5に出力してもよい。この場合、表示部5は、推定部34によって求められた、CT画像データの第2の標準偏差SDを表示する。
(第2の統計処理部35)
第2の統計処理部35は、いわゆる差分マップ法によって第1の差分画像データのSDマップを生成する。例えば、第2の統計処理部35は、第1の差分画像データの所定領域内の各画素の画素値の標準偏差SD(「第3の標準偏差」と称する)を求め、その所定領域を第1の差分画像データの全体に移動して各箇所における標準偏差SD(第3の標準偏差)を求めて、第3の標準偏差の分布を表すSDマップを生成する。一例として、第2の統計処理部35は、第1の差分画像データにおいて(11×11)画素領域内の画素値の標準偏差SD(第3の標準偏差)を求め、(11×11)画素領域を第1の差分画像データの全体に移動して各箇所における標準偏差SD(第3の標準偏差)を求めて、第3の標準偏差SDの分布を表すSDマップを生成する。第2の統計処理部35は、第1の差分画像データのSDマップを除去部32に出力する。
除去部32は、第1の差分画像データのSDマップに閾値処理を施すことにより、SDマップから構造物に相当する領域を除去する。例えば除去部32は、第1の差分画像データのSDマップにおいて第3の標準偏差が所定範囲内に含まれる領域を残し、第3の標準偏差が所定範囲以外の領域を除去する。すなわち、除去部32は、第3の標準偏差が所定範囲の上限の閾値より大きい領域、及び、第3の標準偏差が所定範囲の下限の閾値より小さい領域を、被検体の構造物であるとして第1の差分画像データのSDマップから除去する。
図4を参照して、SDマップについて説明する。図4は、医用画像のSDマップと差分画像のSDマップとを模式的に示す図である。図4には、CT画像データのSDマップ400と、第1の差分画像データのSDマップ500とが示されている。SDマップ400は、あるスライス位置(z1)におけるCT画像データのSDマップである。SDマップ400には、被検体に起因する像410などが表されている。このように、CT画像データのSDマップ400には、標準偏差SDの分布が一様とならずに標準偏差SDがばらつく像410が表されている。第1の差分画像データのSDマップ500は、スライス位置(z1)におけるCT画像とスライス位置(z1)の隣のスライス位置(z2)におけるCT画像との差分のSDマップである。SDマップ500には、構造物に相当する像510が表されている。除去部32は、SDマップ500において標準偏差SDが所定範囲以外となる像510を除去する。例えば除去部32は、像510の値を一定の値に置き換えてもよいし、SDマップ500から削除してもよいし、周囲の値に置き換えてもよい。除去部32は、構造物に相当する像510が除去されたSDマップを、第1の統計処理部33に出力する。
第1の統計処理部33は、構造物に相当する領域が除去されたSDマップに基づいて、差分画像データの第1の標準偏差SDを求める。例えば第1の統計処理部33は、SDマップにおける標準偏差SDの頻度を表すヒストグラムを作成し、そのヒストグラムに基づいて差分画像データの第1の標準偏差SDを求める。図5に、ヒストグラムを示す。図5において、横軸はSDマップにおける標準偏差SDであり、縦軸は標準偏差SDの頻度である。第1の統計処理部33は、ヒストグラムから統計値を求め、その統計値を差分画像データの第1の標準偏差SDとする。例えば、第1の統計処理部33は、図5に示すように、ヒストグラムの最頻値を求め、その最頻値を第1の標準偏差SDとする。または、第1の統計処理部33は、ヒストグラムの中央値、重心値、又は平均値を求め、それらのうちいずれかを第1の標準偏差SDとしてもよい。第1の統計処理部33は、第1の標準偏差SDを推定部34に出力する。また、第1の統計処理部33は、ヒストグラムの有効範囲を限定して統計値を求めてもよい。例えば、第1の統計処理部33は、ヒストグラムの上限及び下限の5%の部分を除外して統計値を求めてもよい。
推定部34は、上述した式(1)に従ってスライス位置(z1)におけるCT画像データの第2の標準偏差SDを求める。
(ノイズ処理部36)
ノイズ処理部36は、複数のCT画像データを画像記憶部2から読み込み、複数のCT画像データにノイズ低減処理を施す。例えば、ノイズ処理部36は、ローパスフィルタ(Low−pass filter:LPF)を用いて、CT画像データにノイズ低減処理を施す。ノイズ処理部36は、ノイズ低減処理が施されたCT画像データを差分算出部31に出力する。
差分算出部31、除去部32、第1の統計処理部33、推定部34、及び第2の統計処理部35は、ノイズ低減処理が施されたCT画像データを対象にして、上述した処理を実行する。そのことにより、推定部34は、ノイズ低減処理が施されたCT画像データの第2の標準偏差SDを求め、第2の標準偏差SDを判断部37に出力する。
(判断部37)
判断部37は、CT画像データの第2の標準偏差SDに基づいてノイズ低減処理を行うか否かを判断する。例えば、判断部37は、CT画像データの第2の標準偏差SDが予め設定された閾値以上となる場合には、ノイズ低減処理を行うと判断し、第2の標準偏差SDが閾値未満となる場合には、ノイズ低減処理を行わないと判断する。判断部37は、判断結果を示す情報をノイズ処理部36に出力する。
ノイズ低減処理を行うと判断された場合には、ノイズ処理部36は、CT画像データにノイズ低減処理を再度施す。ノイズ低減処理を行わないと判断された場合には、ノイズ処理部36はノイズ低減処理を行わない。
(画像生成部4)
画像生成部4は、ボリュームデータにボリュームレンダリングを施すことにより、組織の形状を立体的に表す3次元画像データを生成する。また、画像生成部4は、ボリュームデータにMPR(Multi Planar Reconstruction)処理を施すことにより、任意の断面における画像データ(MPR画像データ)を生成してもよい。また、画像生成部4は、複数ビューの投影データに基づいて3次元画像データなどの医用画像データを再構成してもよい。
(表示部5、操作部6)
表示部5は、CRTや液晶ディスプレイなどのモニタで構成されている。表示部5は、画像処理部3によって求められた標準偏差SDを表示する。表示部5は、画像生成部4によって生成された3次元画像やMPR画像を表示してもよい。操作部6は、キーボードやマウスなどの入力装置で構成されている。
画像処理部3及び画像生成部4のそれぞれの機能は、プログラムによって実行されてもよい。一例として、画像処理部3及び画像生成部4はそれぞれ、CPU、GPU、又はASICなどの図示しない処理装置と、ROM、RAM、又はHDDなどの図示しない記憶装置とによって構成されていてもよい。記憶装置には、画像処理部3の機能を実行するための画像処理プログラムと、画像生成部4の機能を実行するための画像生成プログラムとが記憶されている。画像処理プログラムには、差分算出部31の機能を実行するための差分算出プログラムと、除去部32の機能を実行するための除去プログラムと、第1の統計処理部33の機能を実行するための第1の統計処理プログラムと、推定部34の機能を実行するための推定プログラムとが含まれる。また、画像処理プログラムには、第2の統計処理部35の機能を実行するための第2の統計処理プログラムが含まれていてもよい。さらに、画像処理プログラムには、ノイズ処理部36の機能を実行するためのノイズ処理プログラムと判断部37の機能を実行するための判断プログラムとが含まれていてもよい。CPUなどの処理装置が、記憶部に記憶されているプログラムを実行することにより、各部の機能を実行する。画像処理プログラムが「医用画像処理プログラム」の一例に相当する。
(動作)
図6から図8を参照して、第1実施形態に係る医用画像処理装置1による動作について説明する。医用画像処理装置1は、それぞれ異なる第1の動作、第2の動作、及び第3の動作のいずれかを実行する。
(第1の動作)
図6のフローチャートを参照して、第1の動作について説明する。
(ステップS01)
まず、差分算出部31が、撮影されたスライス位置が異なる複数のCT画像データを画像記憶部2から読み込む。例えば操作者が操作部6を用いてスライス位置(z1)を指定すると、スライス位置(z1)を示す座標情報が操作部6から差分算出部31に出力される。差分算出部31は、スライス位置(z1)におけるCT画像データと、スライス位置(z1)の隣のスライス位置(z2)におけるCT画像データとを画像記憶部2から読み込む。
(ステップS02)
差分算出部31は、スライス位置が互いに隣り合う複数のCT画像データ間の差分を求めることにより、第1の差分画像データを生成する。一例として、差分算出部31は、スライス位置(z1)におけるCT画像データとスライス位置(z2)におけるCT画像データとの差分を求めることにより、第1の差分画像データを生成する。
(ステップS03)
除去部32は、第1の差分画像データに閾値処理を施すことにより、第1の差分画像データから構造物に相当する領域を除去する。構造物に相当する領域が除去された第1の差分画像データを、「第2の差分画像データ」と称する。
(ステップS04)
第1の統計処理部33は、第2の差分画像データの各画素の画素値のばらつきである第1の標準偏差SDを求める。
(ステップS05)
推定部34は、第1の標準偏差SDに基づいて、CT画像データの各画素の画素値のばらつきである第2の標準偏差SDを求める。具体的には、推定部34は、上記の式(1)に従ってスライス位置(z1)におけるCT画像データの第2の標準偏差SDを求める。
推定部34は、CT画像データの第2の標準偏差SDを表示部5に出力する。表示部5は、CT画像データの第2の標準偏差SDを表示する。
以上のように、互いに隣り合う2つのCT画像データ間の差分を求めることにより、画素値の分布が一様とならずに各画素の画素値がばらつく領域が、CT画像データよりも少ない差分画像データが得られる。差分画像データにおいては画素値の分布が一様とならない領域が少ないため、構造物に相当する領域を差分画像データから容易に除去することが可能となる。その結果、差分画像データにおいてはより広い領域において画素値の分布が一様となり、ノイズレベルを求めるための十分なデータ数を確保することが可能となる。そして、ノイズモデルを用いて差分画像データの第1の標準偏差SDからCT画像データの第2の標準偏差SDを推定することにより、関心領域(ROI)を操作者が設定しなくても、CT画像データのノイズレベルを求めることが可能となる。
(第2の動作)
図7のフローチャートを参照して、第2の動作について説明する。
(ステップS10)
まず、差分算出部31が、撮影されたスライス位置が異なる複数のCT画像データを画像記憶部2から読み込む。例えば操作者が操作部6を用いてスライス位置(z1)を指定すると、スライス位置(z1)を示す座標情報が操作部6から差分算出部31に出力される。差分算出部31は、スライス位置(z1)におけるCT画像データと、スライス位置(z1)の隣のスライス位置(z2)におけるCT画像データとを画像記憶部2から読み込む。
(ステップS11)
差分算出部31は、スライス位置が互いに隣り合う複数のCT画像データ間の差分を求めることにより、第1の差分画像データを生成する。一例として、差分算出部31は、スライス位置(z1)におけるCT画像データとスライス位置(z2)におけるCT画像データとの差分を求めることにより、第1の差分画像データを生成する。
(ステップS12)
第2の統計処理部35は、いわゆる差分マップ法によって第1の差分画像データのSDマップを生成する。
(ステップS13)
除去部32は、第1の差分画像データのSDマップに閾値処理を施すことにより、SDマップから構造物に相当する領域を除去する。
(ステップS14)
第1の統計処理部33は、構造物に相当する領域が除去されたSDマップにおける標準偏差SDの頻度を表すヒストグラムを作成する。
(ステップS15)
第1の統計処理部33は、SDマップのヒストグラムから統計値を求める。例えば、第1の統計処理部33は、ヒストグラムの最頻値、中央値、重心値、又は平均値を、統計値として求める。
(ステップS16)
第1の統計処理部33は、統計値を差分画像データの第1の標準偏差SDとする。例えば、第1の統計処理部33は、ヒストグラムの最頻値、中央値、重心値、及び平均値のうちのいずれかを、差分画像データの第1の標準偏差SDとする。
(ステップS17)
推定部34は、上述した式(1)に従ってスライス位置(z1)におけるCT画像データの第2の標準偏差SDを求める。
推定部34は、CT画像データの第2の標準偏差SDを表示部5に出力する。表示部5は、CT画像データの第2の標準偏差SDを表示する。
以上のように、互いに隣り合う2つのCT画像データ間の差分を求めることにより、標準偏差SDの分布が一様とならずに標準偏差SDがばらつく領域が、CT画像データのSDマップよりも少ない差分画像データのSDマップが得られる。差分画像データのSDマップにおいては標準偏差SDの分布が一様とならない領域が少ないため、構造物に相当する領域を差分画像データのSDマップから容易に除去することが可能となる。その結果、差分画像データのSDマップにおいてはより広い領域において標準偏差SDの分布が一様となり、ノイズレベルを求めるための十分なデータ数を確保することが可能となる。そして、ノイズモデルを用いて差分画像データの第1の標準偏差SDからCT画像データの第2の標準偏差SDを推定することにより、関心領域(ROI)を操作者が設定しなくても、CT画像データのノイズレベルを求めることが可能となる。
(第3の動作)
図8のフローチャートを参照して、第3の動作について説明する。
(ステップS20)
まず、ノイズ処理部36が、撮影されたスライス位置が異なる複数のCT画像データを画像記憶部2から読み込む。例えば、操作者が操作部6を用いてZ軸方向の所望の領域を指定すると、所望の領域の位置を示す座標情報(Z軸方向の座標情報)が操作部6から画像処理部3に出力される。ノイズ処理部36は、操作部6によって指定された所望の領域に含まれる複数のCT画像データを画像記憶部2から読み込む。
(ステップS21)
ノイズ処理部36は、操作部6によって指定された所望の領域に含まれる複数のCT画像データに、ローパスフィルタ(LPF)を用いてノイズ低減処理を施す。
(ステップS22)
差分算出部31、除去部32、第1の統計処理部33、及び推定部34は、ノイズ低減処理が施されたCT画像データを対象にして、上述した第1の動作を実行する。または、差分算出部31、除去部32、第1の統計処理部33、推定部34、及び第2の統計処理部35は、ノイズ低減処理が施されたCT画像データを対象にして、上述した第2の動作を実行してもよい。第1の動作又は第2の動作が実行されることにより、推定部34は、ノイズ低減処理が施されたCT画像データの第2の標準偏差SDを求める。
(ステップS23)
判断部37は、CT画像データの第2の標準偏差SDに基づいてノイズ低減処理を行うか否かを判断する。例えば、判断部37は、CT画像データの第2の標準偏差SDが閾値以上となる場合には、ノイズ低減処理を行うと判断する(ステップS23、YES)。一方、判断部37は、CT画像データの第2の標準偏差SDが閾値未満となる場合には、ノイズ低減処理を行わないと判断する(ステップS23、NO)。
ノイズ低減処理を行うと判断された場合には(ステップS23、YES)、ステップS21及びステップS22の処理を繰り返し実行する。すなわち、所望の領域に含まれる複数のCT画像データにノイズ低減処理を再度施し(ステップS21)、ノイズ低減処理が施されたCT画像データを対象にして第1の動作又は第2の動作を実行することにより、CT画像データの第2の標準偏差SDを求める。そして、CT画像データの第2の標準偏差SDが閾値未満となるまで、ステップS21及びステップS22の処理を繰り返し実行する。
(ステップS24)
ノイズ低減処理を行わないと判断された場合には(ステップS23、NO)、画像処理部3は、ノイズ低減処理が施されたCT画像データを出力する(ステップS24)。例えば、画像処理部3は、ノイズ低減処理が施された複数のCT画像データを画像生成部4に出力する。画像生成部4は、複数のCT画像データに基づいて3次元画像データやMPR画像データを生成してもよい。
以上のように、CT画像データの第2の標準偏差SDに基づいてノイズ低減処理の実行の有無を判断することにより、第2の標準偏差SDが閾値未満に達した時点で、ノイズ低減処理を自動的に止めることが可能となる。
第1実施形態に係る医用画像処理装置1は、第1の動作、第2の動作、及び第3の動作のうちいずれの動作を実行してもよい。例えば操作者が操作部6を用いて、第1の動作、第2の動作、及び第3の動作のうちの所望の動作を指定すると、医用画像処理装置1が、指定された動作を実行するようにしてもよい。第1の動作のみを実行するのであれば、医用画像処理装置1は、第2の統計処理部35、ノイズ処理部36、及び判断部37を備えていなくてもよい。また、第2の動作のみを実行するのであれば、医用画像処理装置1は、ノイズ処理部36及び判断部37を備えていなくてもよい。
なお、医用画像撮影装置90が医用画像処理装置1Aの機能を備えていてもよい。
[第2の実施の形態]
図9を参照して、第2実施形態に係る医用画像処理装置について説明する。図9は、第2実施形態に係る医用画像処理装置のブロック図である。第2実施形態に係る医用画像処理装置1Aは、第1実施形態と同様に医用画像撮影装置90に接続されている。
(医用画像処理装置1A)
第2実施形態に係る医用画像処理装置1Aは、画像記憶部2と、画像処理部3Aと、画像生成部4と、表示部5と、操作部6と、を有する。
(画像処理部3A)
画像処理部3Aは、差分算出部31Aと、第1の統計処理部33Aと、第2の統計処理部35Aと、ノイズ処理部36Aと、を有する。
(画像記憶部2)
画像記憶部2は、医用画像撮影装置90によって収集された複数ビューの投影データを記憶する。画像記憶部2は、2次元の投影データを記憶してもよいし、3次元の投影データを記憶してもよい。
(差分算出部31A)
差分算出部31Aは、ビュー方向の角度が互いに異なる複数ビューの投影データを画像記憶部2から読み込み、ビュー方向の角度が互いに隣り合う2つの投影データ間の差分を求めることにより、複数の差分投影データを生成する。例えば差分算出部31は、1200ビューの投影データを対象にして、ビュー方向の角度が互に隣り合う2つの投影データ間の差分を求める。これにより、差分算出部31Aは、1200ビュー分の差分投影データを生成する。差分算出部31Aは、差分投影データを第1の統計処理部33Aと第2の統計処理部35Aとに出力する。なお、投影データが「医用画像データ」の一例に相当する。
(第1の統計処理部33A)
第1の統計処理部33Aは、差分投影データの各画素の画素値のばらつきである標準偏差SDを求める。例えば1200ビューの投影データを対象とする場合、第1の統計処理部33Aは、1200ビュー分の標準偏差SDを求める。第1の統計処理部33Aは、複数ビューの標準偏差SDのグラフを作成してもよい。第1の統計処理部33Aは、差分投影データの標準偏差SDをノイズ処理部36Aと選択部38とに出力する。
図10を参照して、具体例について説明する。図10は、投影データ、差分投影データ、及び標準偏差SDのグラフを模式的に示す図である。差分算出部31Aは、あるビュー(φ1)における投影データ610と、ビュー(φ1)の隣のビュー(φ2)における投影データ611との差分を求めることにより、差分投影データ620を生成する。また、差分算出部31Aは、別のビュー(φ3)における投影データ612と、ビュー(φ3)の隣のビュー(φ4)における投影データ613との差分を求めることにより、差分投影データ621を生成する。第1の統計処理部33Aは、差分投影データ620、621の標準偏差SDを求める。例えば1200ビューの投影データを対象とする場合、差分算出部31Aは、1200ビュー分の差分投影データを生成し、第1の統計処理部33Aは、1200ビュー分の標準偏差SDを求める。図10に示すグラフ630は、1200ビュー分の標準偏差SDを示すグラフである。
(ノイズ処理部36A)
ノイズ処理部36Aは、差分投影データの標準偏差SDが予め設定された閾値以上となる投影データにノイズ低減処理を施す。第1実施形態と同様に、ノイズ処理部36Aは、ローパスフィルタLPFを用いて、投影データにノイズ低減処理を施せばよい。
ノイズ処理部36Aによる処理が終了すると、画像処理部3Aは、複数ビューの投影データを画像生成部4に出力する。すなわち、画像処理部3Aは、ノイズ低減処理が施された投影データを含む複数ビューの投影データを画像生成部4に出力する。画像生成部4は、複数ビューの投影データに基づいて3次元画像データなどの医用画像データを再構成する。
以上のように、差分投影データの標準偏差SDが閾値以上となる投影データにノイズ低減処理を施すことにより、ノイズ低減処理によるデータの質の劣化を極力抑えつつ、ノイズを低減することが可能となる。すなわち、すべての投影データにノイズ低減処理を施すと、データ全体の質が劣化してしまうが、差分投影データの標準偏差SDが閾値以上となりノイズレベルが比較的高い投影データのみにノイズ低減処理を施すことにより、データの質の劣化を極力抑えつつ、ノイズを低減することが可能となる。
(第2の統計処理部35A)
第2の統計処理部35Aは、いわゆる差分マップ法によって差分投影データのSDマップを生成する。第1実施形態と同様に、第2の統計処理部35Aは、差分投影データの所定領域内の各画素の画素値の標準偏差SDを求め、その所定領域を差分投影データの全体に移動して各箇所における標準偏差SDを求めて、標準偏差SDの分布を表すSDマップを生成する。第2の統計処理部35Aは、SDマップをノイズ処理部36Aに出力する。
ノイズ処理部36Aは、差分投影データのSDマップにおいて標準偏差SDが予め設定された閾値以上となる領域を特定する。そして、ノイズ処理部36Aは、標準偏差SDが閾値以上となる領域の投影データにノイズ低減処理を施す。
図11を参照して、具体例について説明する。図11は、投影データ、差分投影データ、及びSDマップを模式的に示す図である。差分算出部31Aは、あるビュー(φ1)における投影データ710と、ビュー(φ1)の隣のビュー(φ2)における投影データ711との差分を求めることにより、差分投影データ720を生成する。第2の統計処理部35Aは、差分投影データ720のSDマップ730を生成する。そして、ノイズ処理部36Aは、SDマップ730において標準偏差SDが予め設定された閾値以上となる領域731を特定する。そして、ノイズ処理部36Aは、領域731の投影データにノイズ低減処理を施す。例えば1200ビューの投影データを対象とする場合、差分算出部31Aは1200ビュー分の差分投影データを生成し、第2の統計処理部35Aは1200ビュー分のSDマップを生成する。そして、ノイズ処理部36Aは、1200ビューの投影データのうち標準偏差SDが閾値以上となる領域の投影データにノイズ低減処理を施す。
ノイズ処理部36Aによる処理が終了すると、画像処理部3Aは、複数ビューの投影データを画像生成部4に出力する。すなわち、画像処理部3Aは、ノイズ低減処理が施された投影データを含む複数ビューの投影データを画像生成部4に出力する。画像生成部4は、複数ビューの投影データに基づいて3次元画像データなどの医用画像データを再構成する。
以上のように、SDマップにおいて標準偏差SDが閾値以上となる領域の投影データにノイズ低減処理を施すことにより、ノイズ低減処理によるデータの質の劣化を極力抑えつつ、ノイズを低減することが可能となる。すなわち、SDマップにおいて標準偏差SDが閾値以上となりノイズレベルが比較的高い領域の投影データのみにノイズ低減処理を施すことにより、データの質の劣化を極力抑えつつ、ノイズを低減することが可能となる。
なお、第1の統計処理部33A又は第2の統計処理部35Aが、「統計処理手段」の一例に相当する。
(選択部38)
選択部38は、差分投影データの標準偏差SDが予め設定された閾値以上となる投影データを選択し、画像生成部4による再構成を行わないように設定する。例えば、選択部38は、差分投影データの標準偏差SDが閾値以上となる投影データにフラグを設ける。画像処理部3Aは、複数ビューの投影データを画像生成部4に出力する。画像生成部4は、フラグが設けられた投影データを除いた複数ビューの投影データに基づいて、3次元画像データなどの医用画像データを再構成する。または、画像処理部3Aは、差分画像データの標準偏差SDが閾値以上となる投影データを除いて、複数ビューの投影データを画像生成部4に出力してもよい。この場合、画像生成部4は、画像処理部3Aから出力された複数ビューの投影データに基づいて、3次元画像データなどの医用画像データを再構成する。なお、再構成によって得られた医用画像データが「別の医用画像データ」の一例に相当する。
図12を参照して、選択部38の処理の概念について説明する。図12は、サイノグラムを模式的に示す図である。図12において、縦軸はビュー方向を示し、横軸はチャンネル方向を示している。画像800は、X線CT装置によって得られるサイノグラムである。投影データ810は、差分投影データの標準偏差SDが閾値以上となるデータである。画像生成部4は、投影データ810を除いた複数ビューの投影データに基づいて、3次元画像データなどの医用画像データを再構成する。
以上のように、差分投影データの標準偏差SDが閾値以上となりノイズレベルが比較的高い投影データを除いて、医用画像データを再構成することにより、再構成により得られた医用画像データの画質を向上させることが可能となる。
画像処理部3Aの機能は、プログラムによって実行されてもよい。一例として、画像処理部3Aは、CPU、GPU、又はASICなどの図示しない処理装置と、ROM、RAM、又はHDDなどの図示しない記憶装置とによって構成されていてもよい。記憶装置には、差分算出部31Aの機能を実行するための差分算出プログラムと、第1の統計処理部33Aの機能を実行するための第1の統計処理プログラムと、第2の統計処理部35Aの機能を実行するための第2の統計処理プログラムと、ノイズ処理部36Aの機能を実行するためのノイズ処理プログラムと、選択部38の機能を実行するための選択プログラムとが記憶されている。CPUなどの処理装置が、記憶部に記憶されているプログラムを実行することにより、各部の機能を実行する。
医用画像処理装置1Aは、第1の統計処理部33Aとノイズ処理部36Aとによって処理を行う場合には、第2の統計処理部35Aと選択部38とを備えていなくてもよい。また、医用画像処理装置1Aは、第2の統計処理部35Aとノイズ処理部36Aとによって処理を行う場合には、第1の統計処理部33Aと選択部38とを備えていなくてもよい。また、医用画像処理装置1Aは、第1の統計処理部33Aと選択部38とによって処理を行う場合には、第2の統計処理部35Aとノイズ処理部36Aとを備えていなくてもよい。
なお、医用画像撮影装置90が医用画像処理装置1Aの機能を備えていてもよい。
この発明の実施形態を説明したが、上記の実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、1A 医用画像処理装置
2 画像記憶部
3、3A 画像処理部
4 画像生成部
5 表示部
6 操作部
31、31A 差分算出部
32 除去部
33、33A 第1の統計処理部
34 推定部
35、35A 第2の統計処理部
36、36A ノイズ処理部
37 判断部
38 選択部

Claims (10)

  1. 撮影された位置が異なる複数の医用画像データを受けて、前記複数の医用画像データ間の差分を求めることにより前記差分を表す差分画像データを生成する差分算出手段と、
    前記差分画像データから構造物に相当する領域を除去する除去手段と、
    前記構造物に相当する領域が除去された前記差分画像データの各画素の画素値の第1の標準偏差を求める第1の統計処理手段と、
    前記医用画像データの各画素の画素値の第2の標準偏差を前記第1の標準偏差に基づいて推定する推定手段と、
    を有する医用画像処理装置。
  2. 前記差分画像データの所定領域内の各画素の画素値の第3の標準偏差を求め、前記所定領域を前記差分画像データ全体に移動して各箇所における前記第3の標準偏差を求めて、前記第3の標準偏差の分布を表すSDマップを生成する第2の統計処理手段を更に有し、
    前記除去手段が、前記SDマップから前記構造物に相当する領域を除去し、
    前記第1の統計処理手段が、前記構造物に相当する領域が除去された前記SDマップに基づいて前記第1の標準偏差を求める、
    請求項1に記載の医用画像処理装置。
  3. 前記第1の統計処理手段が、前記構造物に相当する領域が除去された前記SDマップにおける前記第3の標準偏差の頻度を表すヒストグラムを求め、前記ヒストグラムから前記第1の標準偏差を求める、
    請求項2に記載の医用画像処理装置。
  4. 前記複数の医用画像データが、X線CT装置によって生成された画像データであり、
    前記推定手段が、前記X線CT装置による撮影条件及び前記医用画像データの再構成条件に基づいて予め求められた推定係数と、前記第1の標準偏差とに基づいて、前記第2の標準偏差を推定する、
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の医用画像処理装置。
  5. 前記第2の標準偏差に基づいてノイズ低減処理を行うか否かを判断する判断手段と、
    前記ノイズ低減処理を行うと判断された場合に、前記医用画像データに前記ノイズ低減処理を施すノイズ処理手段と、
    を更に有する、
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の医用画像処理装置。
  6. 撮影された位置が異なる複数の医用画像データを受けて、前記複数の医用画像データ間の差分を求めることにより前記差分を表す差分画像データを生成する差分算出手段と、
    前記差分画像データの各画素の画素値の標準偏差を求める統計処理手段と、
    前記標準偏差が予め設定された閾値以上となる前記医用画像データにノイズ低減処理を施すノイズ処理手段と、
    を有する医用画像処理装置。
  7. 前記統計処理手段が、前記差分画像データの所定領域内の各画素の画素値の標準偏差を求め、前記所定領域を前記差分画像データ全体に移動して各箇所における前記標準偏差を求めて、前記標準偏差の分布を表すSDマップを生成し、
    前記ノイズ処理手段が、前記SDマップにおいて前記標準偏差が予め設定された閾値以上となる領域を特定し、前記特定された領域の前記医用画像データに前記ノイズ低減処理を施す、
    請求項6に記載の医用画像処理装置。
  8. 前記標準偏差が予め設定された閾値以上となる前記医用画像データを除いた前記複数の医用画像データに再構成処理を施すことにより、別の医用画像データを生成する画像生成手段を、更に有する、
    請求項6に記載の医用画像処理装置。
  9. 被検体の複数の位置で撮影することにより、撮影された位置が異なる複数の医用画像データを生成する撮影手段と、
    前記複数の医用画像データ間の差分を求めることにより前記差分を表す差分画像データを生成する差分算出手段と、
    前記差分画像データから構造物に相当する領域を除去する除去手段と、
    前記構造物に相当する領域が除去された前記差分画像データの各画素の画素値の第1の標準偏差を求める第1の統計処理手段と、
    前記医用画像データの各画素の画素値の第2の標準偏差を前記第1の標準偏差に基づいて推定する推定手段と、
    を有する医用画像撮影装置。
  10. コンピュータに、
    撮影された位置が異なる複数の医用画像データを受けて、前記複数の医用画像データ間の差分を求めることにより前記差分を表す差分画像データを生成する差分算出機能と、
    前記差分画像データから構造物に相当する領域を除去する除去機能と、
    前記構造物に相当する領域が除去された前記差分画像データの各画素の画素値の第1の標準偏差を求める第1の統計処理機能と、
    前記医用画像データの各画素の画素値の第2の標準偏差を前記第1の標準偏差に基づいて推定する推定機能と、
    を実行させる医用画像処理プログラム。
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