JPS61283967A

JPS61283967A - 画像記録再生装置

Info

Publication number: JPS61283967A
Application number: JP60125466A
Authority: JP
Inventors: Kiyotaka Asahina; 朝比奈　清敬
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1985-06-10
Filing date: 1985-06-10
Publication date: 1986-12-13
Also published as: US4751587A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（発明の技術分野〕本発明は、画像、特に医用診断用画像を記録。

再生する画像記録再生装置に関するものである。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

例えば放射線断層撮影装置として知られるＣＴ装置（コ
ンピユーテッドトモグラフィ装置）は被検体の断層像を
映像化してテレビジョン（Ｔ　Ｖ）モニタに表示するよ
うにしているが、ディジタル化された画像データを磁気
ディスク等の記録媒体に記録しておき、それを再生する
手段が必要になる。

ところで、画像データは有限個に分割された格子状空間
（以下、「マトリクス」と称する）を用いて表現される
。一般に画像の分解能はマトリクスの大きさに依存する
ため、前記ＣＴ装置によって得られたディジタル画像デ
ータを記録するためには、多大な記録容量の記録媒体が
必要になる。

ちなみに、マトリクスサイズが３２０Ｘ３２０である場
合の全体の画素数は１０２．４００個の数になる。

従来、この種の画像データを記録する場合にはマトリク
ス全体について記録、再生を行う方式が採られていたた
め、前述のような多くの記録容量を必要としていた。こ
の記録容量を少なくするための工夫が種々なされている
が、その一つとして本願出願人が先に提案したように、
得られたデータのうちから被検体周囲の空気に相当する
部分を記録対象から除外して被検体内部の有効領域のみ
を記録することによりデータの記録容量を減少させるも
のがある。これについては、特開昭５８−１５９７３１
に係る明細書及び図面に開示されている。

しかしながら、近年、特に医用においては診断能に優れ
た画像を得るため、Ｃ’Ｔ装置におけるスライス幅を薄
くする傾向にあり、これに起因して取り扱われる画像の
枚数が急激に増加していることからして、得られたデー
タのうちから被検体周囲の空気に相当する部分を記録対
象から除外する程度では、不十分である。

〔発明の目的〕

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、少ない記録容量でより多くの画像を
記録、再生することができる画像記録再生装置を提供す
ることにある。

〔発明の概要〕上記目的を達成するための本発明の概要は、画像複数秋
分のデータの記録、再生を行う画像記録再生装置におい
て、前記画像複数秋分のデータの隣り合う画像間での差
分を算出する差分データ算出手段と、この差分データ算
出手段の算出結果及び前記画像複数秋分のデータ牛歩な
くとも画像１枚分を記録する記録部と、この記録部の記
録内容を前記画像複数秋分のデータに復元する画像デー
タ復元手段とを有することを特徴とするものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明を実施例により具体的に説明する。

第１図は本発明の一実施例たる画像記録再生装置のブロ
ック図である。同図に示すように本実施例装置１は、外
部より取り込まれる画像データを一旦記憶するイメージ
メモリ２と、このイメージメモリ２よりの画像デー・夕
を記憶するイメージバッファ３と、このイメージバッフ
ァ３よりの画像データを可視化するディスプレイ４と、
イメージバッファ３より順次出力される画像データに関
する差分処理を行う差分処理部５と、この差分処理部５
の処理結果及び詳しくは後述するように、画像複数秋分
のデータ牛歩なくとも画像１枚分を記録するイメージフ
ァイル（記録部）６と、このイメージファイル７とを有
して成る。

ここに、前記イメージメモリ２に転送される画像データ
は、ＣＴスキャナ８により収集され、再構成部９により
再構成されたところの被検体の断層像データである。断
層像データは通常、被検体の体軸方向に連続する一連の
画像データとして転送されるものである。

次に、前記差分処理部５について第２図を基に説明する
。

第２図は本実施例装置における差分処理部５を機能的に
示すブロック図である。同図に示すようにこの差分処理
部５は、前記イメージバッファ３より出力されるところ
の断層像データを、転送順に交互に振り分けて記憶する
それぞれ第１．第２のイメージメモリ１０．１１と、こ
の第１．第２のイメージメモリ１０．１１より読み出さ
れた画像データ間の差分を算出する差分データ算出手段
１２とを有すると共に、前記イメージファイル６（又は
７）内に記録されたデータを、その読み出し順に交互に
振り分けて記憶する第３．第４のイメージメモリ１３．
１４と、この第３．第４のイメージメモリ１３．１４よ
り読み出されたデータ間で加算若しくは減算を行うこと
により、記録内容を一連の断層像データに復元する画像
データ復元手段１５とを有して成る。

前記差分データ算出手段１２には、前記第１゜第２のイ
メージメモリ１０．’ｔｌよりの２枚の画像間において
、画像マトリクス上同一アドレスにおけるピクセル（画
素）値の減算を行う減算器が適用される。

次に、以上構成による実施例装置の作用について第３図
乃至第５図をも参照しながら説明する。

第３図乃至第５図は本実施例装置の作用を説明するため
の説明図である。

〈画像データの記録〉本実施例装置１における画像データの記録は次のように
行われる（第３図参照）。

再構成部９より転送された一連の断層像データはイメー
ジメモリ２を介してイメージバッファ３に記憶される。

そしてこのイメージバッファ３より断層像データが読み
出され、読み出された断層像データは差分処理部５に入
力される。

差分処理部５に入力された断層像データは転送順に従っ
て交互に第１．第２のイメージメモリ１０．１１内に書
き込まれる。例えば一連の断層像データを転送順に＃１
．＃２．＃３．・・・、＃ｎとすると、データ＃１は第
１のイメージメモリ１０に書き込まれ、データ＃２は第
２のイメージメモリ１１に書き込まれる。第１．第２の
イメージメモリ１１．１２にそれぞれ書き込まれたデー
タ＃１．　＃２は同時に読み出され、読み出されたデー
タ＃１．＃２は差分データ算出手段１２に入力され、差
分算出（＃１−＃２）に供される。

同様に、前記イメージバッファ３よりの断層像データが
読み出され、（＃２−＃３）、　　（＃３−＃４）、・
・・、　　（＃　（ｎ−１）−＃ｎ）なる差分算出が差
分算出手段１２によって行われる。

差分算出手段１２の算出結果はイメージファイル６（又
は７）に順次記録される。また、データ＃１．＃ｎに関
しては原データがそのままの状態で記録される。

このように、一連の断層像データ量１乃至＃ｎについて
、隣り合う画像間での差分を算出した場合、特に連続す
る断層像間での濃度変化は極めて少ないことから、その
データ量は急激に減少することになる。それ故、イメー
ジファイル６（又は７）において、必要とされる記録容
量は、従来に比して急激に減少し、その分画像ファイル
枚数を増大することができる。

く画像データの再生〉画像データの再生は、次のように行われる（第４図、第
５図参照）。

画像データの再生は、データ＃１．＃２．＃３・・・＃
ｎの順に行うことも、あるいはデータ＃ｎの方から逆に
行うことも可能である。

第４図は画像データを順方向に再生する場合を示すもの
である。

データ＃１．＃ｎに関しては原データの状態で記録され
ているので、差分処理部５の処理を経ることなく再生す
ることができるが、その他のデータは差分データとして
記録されているので、画像データ復元手段１５による復
元が必要となる。この復元は次のように行われる。

データ＃１とデータ（＃１−１２）とがそれぞれ第３．
第４のイメージメモリ１３．１４を介して画像データ復
元手段１５に入力される。画像データ復元手段１５は＃
１−　（＃１−９２）の減算処理によりデータ＃２を復
元する。そして復元されたデータ＃２とデータ（＃２−
９３）とからデータ＃３を復元する。同様にしてデータ
＃４゜＃５．・・・、＃（ｎ−１）を復元する。

このようにして、データ＃２〜＃（ｎ−１）が復元され
、復元されたデータはイメージバッファ３に記憶される
。これにより、当該患者における全スライス分の断層像
データの全てが再生されることになる。このように全ス
ライス分を再生し、イメージバッファ３に記憶しておけ
ば、必要とするスライス分をその都度再生するのに比べ
、一連の断層像データを速やかに表示することができる
。

また、画像データを再生するにあたり、第５図に示すよ
うに、データ＃（ｎ−１）〜＃２を逆方向より復元する
ことも可能である。この場合、画像データ復元手段１５
は加算処理を行うことになる。

このように、データ＃１．＃ｎを原データの状態のまま
記録してお（ことにより、双方向からの復元が可能とな
る。このことは、エラーが発生した場合等において極め
て有効であることを意味する。

以上の説明では差分処理部５を画像記録系（第１、第２
のイメージメモリ１０．１１及び差分データ算出手段１
２）と画像再生系（第３．第４のイメージメモリ１３．
１４及び画像データ復元手段１５）とに分けて示したが
、両者は単一回路ブロックで実現することができる。

このように本実施例装置にあっては、一連の断層像デー
タについて隣り合う画像間での差分を算出し、その算出
結果をイメージファイル６（又は７）に記録するもので
あり、データ量の減少を図ることができるものであるか
ら、前記イメージファイル６（又は７）内に、より多く
の画像を記録することが可能である。

また、復元用として、一連の断層像データ中、最初（＃
１に相当）と最後（＃ｎ）との画像双方のデータをその
まま記録するものであるから、何らかの原因でエラーが
発生し、例えば順方向からの復元が不可能となった場合
であっても、逆方向から復元することで、画像データの
再生を行うことができる。

以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の
範囲内で適宜に変形実施が可能であるのはいうまでもな
い。

例えば、上記実施例では、一連の断層像データ中、最初
（＃１に相当）と最後（＃ｎ）との画像双方のデータを
そのまま記録するものについて説明したが、双方向から
の復元が可能であることから明らかなように、一連の断
層像データの最初、最後にかかわらず、少なくとも画像
１枚分のデータを復元用として記録しておけば、一連の
断層像の全てについて再生が可能となる。

また、上記実施例では、断層像データを記録、再生する
ものについて説明したが、本発明に係る画像記録再生装
置は画像データの種類を問わないのはいうまでもない。

ただし、差分算出に供される画像相互の変化が少ない程
データ量を少なくすることができる。

〔発明の効果〕

以上詳述したように本発明によれば、少ない記録容量で
より多くの画像を記録再生することができる画像記録再
生装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例たる画像記録再生装置のブロ
ック図、第２図は本実施例装置における差分処理部の機
能ブロック図、第３図乃至第５図は本実施例装置作用を
説明するための説明図である。６・・・イメージメモリ　（記録部）、１２・・・差分
データ算出手段、１５・・・画像データ復元手段。 ■ ■

Claims

【特許請求の範囲】

画像複数枚分のデータの記録、再生を行う画像記録再生
装置において、前記画像複数枚分のデータの隣り合う画
像間での差分を算出する差分データ算出手段と、この差
分データ算出手段の算出結果及び前記画像複数枚分のデ
ータ中少なくとも画像１枚分を記録する記録部と、この
記録部の記録内容を前記画像複数枚分のデータに復元す
る画像データ復元手段とを有することを特徴とする画像
記録再生装置。