JP5596827B1 - 車両査定支援装置、および車両査定支援システム - Google Patents

車両査定支援装置、および車両査定支援システム Download PDF

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Abstract

【課題】車両の査定を行う。
【解決手段】車両査定支援装置300は査定対象の車両を特定するための車両特定情報を受信する車両特定情報受信手段と、査定対象の車両の基本情報を特定する基本情報特定手段と、査定対象の車両の標準装備品を特定する標準装備品特定手段と、査定対象の車両の標準価格を特定する標準価格特定手段と、実車の状況を示す実車状況情報を受信する実車状況情報受信手段と、実車状況情報に基づいて標準価格に対する査定対象の車両に特有の加算額または減算額を算出する評価額算出手段と、標準価格特定手段によって特定された標準価格と評価額算出手段によって算出された加算額または減算額とに基づいて査定対象の車両の査定額を算出する査定額算出手段と、査定対象の車両の基本情報、査定対象の車両の標準装備品の情報、査定対象の車両の標準価格の情報、査定対象の車両の査定額の情報を査定者端末200へ送信する情報送信手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両査定支援装置、および車両査定支援システムに関する。
次のような自動車管理履歴認証システムが知られている。この自動車管理履歴認証システムでは、車両ごとの管理履歴をデータベースに記録しておき、このデータベースにオートオークション会場を含む所定の機関が管理履歴データを書き込みできるようにしている(例えば、特許文献1)。
特開2010−9572号公報
従来の自動車管理履歴認証システムにおいて、車両の査定額を管理履歴に含めてデータベースに記録する場合には、適正な車両の査定額を算出する必要がある。一般的に、車両の査定を行うためには、査定協会が発行する査定ガイドブックを参照して車両情報を把握するとともに、中古自動車査定基準に従ってカーチェックシートと呼ばれる評価用紙に車両の評価結果を記入することにより、査定の適正化が図られているのが現状である。そして、カーチェックシートに記載された車両の評価結果に基づいて、中古自動車の標準的な価格が記録されたデータベースを閲覧して、査定額を算出するのが一般的となっていた。このように従来は、査定額の算出の多くを人手に頼っているため、査定結果を提示するまでに時間を要する可能性があった。また、査定する人によって査定結果にばらつきが生じる可能性があった。しかしながら、従来の自動車管理履歴認証システムでは、この課題を解決するための方法については、何ら検討されていなかった。
本発明による車両査定支援装置は、車両の査定を行う査定者が所持する査定者端末から、査定対象の車両を特定するための車両特定情報を受信する車両特定情報受信手段と、車両特定情報受信手段によって受信された車両特定情報に含まれる型式指定番号と類別区分番号との組をキー情報とし、キー情報に基づいて、査定対象の車両の基本情報を特定する基本情報特定手段と、キー情報に基づいて、査定対象の車両の標準装備品を特定する標準装備品特定手段と、キー情報に基づいて、査定対象の車両の標準価格を特定する標準価格特定手段と、査定者端末から査定対象の車両の査定に影響を及ぼす実車の状況を示す実車状況情報を受信する実車状況情報受信手段と、実車状況情報受信手段によって受信された実車状況情報に基づいて、標準価格に対する査定対象の車両に特有の加算額または減算額を算出する評価額算出手段と、標準価格特定手段によって特定された標準価格と、評価額算出手段によって算出された加算額または減算額とに基づいて、査定対象の車両の査定額を算出する査定額算出手段と、基本情報特定手段によって特定された査定対象の車両の基本情報、標準装備品特定手段によって特定された査定対象の車両の標準装備品の情報、標準価格特定手段によって特定された査定対象の車両の標準価格の情報、査定額算出手段によって算出された査定対象の車両の査定額の情報を査定者端末へ送信する情報送信手段とを備え、標準装備品特定手段は、車両の標準装備品情報が記録されたデータベースからキー情報に紐付けられた車両の標準装備品情報を取得することにより、査定対象の車両の標準装備品を特定することを特徴とする。
本発明による車両査定支援システムは、車両の査定を行う査定者が所持する査定者端末と、査定者端末と通信回線を介して接続された車両査定支援装置とで構成され、査定者端末は、査定対象の車両を特定するための車両特定情報を取得する車両特定情報取得手段と、車両特定情報取得手段によって取得された車両特定情報を車両査定支援装置へ送信する車両特定情報送信手段と、車両特定情報に基づいて特定される査定対象の車両の基本情報と、査定対象の車両の標準装備品の情報と、査定対象の車両の標準価格の情報とを含んだ査定対象の車両の車両情報を車両査定支援装置から受信する車両情報受信手段と、査定対象の車両の査定に影響を及ぼす実車の状況を示す実車状況情報の入力を受け付ける実車状況情報入力受付手段と、実車状況情報入力受付手段によって受け付けられた実車状況情報を車両査定支援装置へ送信する実車状況情報送信手段と、実車状況情報に基づいて算出される査定対象の車両の査定額の情報を受信する査定額情報受信手段と、車両情報受信手段によって受信された車両情報と、査定額情報受信手段によって受信された査定対象の車両の査定額の情報を表示装置に表示する査定結果情報表示手段とを備え、車両査定支援装置は、査定者端末から、車両特定情報を受信する車両特定情報受信手段と、車両特定情報受信手段によって受信された車両特定情報に含まれる型式指定番号と類別区分番号との組をキー情報とし、キー情報に基づいて、査定対象の車両の基本情報を特定する基本情報特定手段と、キー情報に基づいて、査定対象の車両の標準装備品を特定する標準装備品特定手段と、キーに基づいて、査定対象の車両の標準価格を特定する標準価格特定手段と、基本情報特定手段によって特定された査定対象の車両の基本情報と、標準装備品特定手段によって特定された査定対象の車両の標準装備品の情報と、標準価格特定手段によって特定された査定対象の車両の標準価格の情報とを含んだ査定対象の車両の車両情報を査定者端末へ送信する車両情報送信手段と、査定者端末から実車状況情報を受信する実車状況情報受信手段と、実車状況情報受信手段によって受信された実車状況情報に基づいて、標準価格に対する査定対象の車両に特有の加算額または減算額を算出する評価額算出手段と、標準価格特定手段によって特定された標準価格と、評価額算出手段によって算出された加算額または減算額とに基づいて、査定対象の車両の査定額を算出する査定額算出手段と、査定額算出手段によって算出された査定対象の車両の査定額の情報を査定者端末へ送信する査定額情報送信手段とを備え、標準装備品特定手段は、車両の標準装備品情報が記録されたデータベースからキー情報に紐付けられた車両の標準装備品情報を取得することにより、査定対象の車両の標準装備品を特定することを特徴とする。
本発明によれば、車両査定支援装置において、車両特定情報に基づいて、車両の基本情報、車両の標準装備品、車両の標準価格を特定するとともに、実車状況情報に基づいて車両の標準価格に対する加算額または減算額を算出した上で査定対象の車両の査定額を算出するようにしたため、査定額のばらつきを抑えるとともに、迅速に査定者端末へ査定額を提示することができる。
車両査定支援システム100の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 査定者端末200の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 車両査定支援装置300の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 査定者端末200で実行される処理の流れを示すフローチャート図である。 車両査定支援装置300で実行される処理の流れを示すフローチャート図である。
図1は、本実施の形態における車両査定支援システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。車両査定支援システム100は、査定者端末200と、車両査定支援装置300とで構成される。査定者端末200は、車両の査定を行う査定者が所持する端末であって、スマートフォン、タブレット端末、PDA、パソコン等の情報端末が用いられる。査定者端末200は、例えば車両の査定を行う必要がある中古車買い取り業者の営業所等にそれぞれ設置されて、営業所の担当者によって操作される。車両査定支援装置300は、査定者端末200と通信を行って種々の処理を実行するための装置であって、例えば、サーバ装置やパソコン等の情報処理装置が用いられる。
本実施の形態では、車両査定支援装置300と各査定者端末200とは、例えばインターネットや携帯電話網等の通信回線を介して接続される。なお、図1では、1台の車両査定支援装置300と1台の査定者端末200とで構成される例を示しているが車両査定支援システム100の構成はこれに限定されない。例えば、複数の車両査定支援装置300で処理を分散させるようにしてもよい。また、査定者端末200の数は特に限定されるものではない。
図2は、本実施の形態における査定者端末200としてタブレット端末を用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、タブレット端末に、車両査定支援装置300と通信を行って後述する処理を行うためのアプリケーションをインストールすることにより、本実施の形態における査定者端末200として動作する。なお、アプリケーションのプログラムは、インターネットを介して接続されたサーバ上で公開されることにより提供され、ユーザがこれをダウンロードにより入手し、査定者端末200にあらかじめインストールされているものとする。あるいは、アプリケーションのプログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されて提供されるようにしてもよい。
査定者端末200は、タッチパネル201と、通信モジュール202と、制御装置203と、撮像装置204とを備えている。
タッチパネル201は、液晶パネル等の表示装置とタッチパッドのような位置入力装置を組み合わせた電子部品であり、画面上の表示を押すことで機器を操作することができる入力装置である。例えば、査定者端末200のユーザである査定者は、液晶パネル上に表示されたボタンやメニュー等の表示項目を指やタッチペンを用いてタッチまたはスライドさせることにより、査定者端末200を操作することができる。タッチパネル201は、査定者によるタッチやスライドといった操作を検出して、その検出信号を制御装置203へ出力する。
通信モジュール202は、無線または有線により、LANや携帯電話通信網を介してインターネットに接続するためのモジュールが用いられる。査定者端末200は、この通信モジュール202を介して車両査定支援装置300と通信を行う。
制御装置203は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、査定者端末200の全体を制御する。なお、制御装置203を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリやフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリを含む。揮発性のメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。また、不揮発性のメモリには、査定者端末200を動作させるためのファームウェアや種々のアプリケーションを動作させるためのソフトウェアのプログラムデータが記録される。本実施の形態では、この不揮発性のメモリに、上述したアプリケーションのプログラムが記録されている。
撮像装置204は、レンズ、撮像素子、その他周辺回路によって構成される。撮像素子は、例えばCCDやCMOSなどのイメージセンサにより構成され、レンズを通過した光束による被写体像を光電変換してアナログ画像信号を生成し、生成したアナログ画像信号を画像データとして制御装置203へ出力する。
図3は、本実施の形態における車両査定支援装置300としてサーバ装置を用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。車両査定支援装置300は、操作部材301と、接続IF(インターフェース)302と、制御装置303と、記録装置304とを備えている。
操作部材301は、車両査定支援装置300の操作者によって操作される種々の装置、例えばキーボードやマウスを含む。
接続IF302は、車両査定支援装置300をインターネット等の通信回線に接続するためのインターフェースであり、例えば、インターネットに有線で接続するための有線LANモジュールや、インターネットに無線で接続するための無線LANモジュールなどが用いられる。車両査定支援装置300は、この接続IF302を介して査定者端末200と通信を行う。
制御装置303は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、車両査定支援装置300の全体を制御する。なお、制御装置303を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリである。このメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。例えば、接続IF302を介して読み込まれたデータは、バッファメモリに一時的に記録される。
記録装置304は、車両査定支援装置300が蓄える種々のデータや、制御装置303が実行するためのプログラムのデータ等を記録するための記録装置であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が用いられる。なお、記録装置304に記録されるプログラムのデータは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に記録されて提供されたり、ネットワークを介して提供され、使用者が取得したプログラムのデータを記録装置304にインストールすることによって、制御装置303がプログラムを実行できるようになる。
以下、車両の査定を希望する人物からの依頼に基づき、車両の査定を行う査定者が査定者端末200を操作して車両の査定を行う場合を想定して、本実施の形態における車両査定支援システム100での処理について説明する。このために、査定者端末200には、上述したアプリケーションとして、あらかじめ車両査定アプリケーションがインストールされているものとする。
査定者端末200では、制御装置203は、査定者によってタッチパネル201上に表示されたアイコンがタッチされることにより、本実施の形態における車両査定支援システム100で利用するための車両査定アプリケーションの実行が指示されると、車両査定アプリケーションを起動して、査定者による操作を待ち受ける。
本実施の形態では、査定者は、査定対象の車両の車検証に表示された二次元バーコードを読み取ることにより、査定者端末200に、査定対象の車両を特定するための情報を入力する。乗用車や貨物車等の登録自動車や軽自動車・軽貨物車等の届出自動車には、各車両ごとに車検証が発行されている。この車検証には、車両に関する種々の情報が記載されているとともに、所定の表示位置に、これらの車両に関する種々の情報の一部である型式指定番号、類別区分番号、車検有効期間、初度登録年月、型式、自動車登録番号、車台番号、原動機型式をコード化した二次元バーコードが表示されている。車両査定アプリケーションには、撮像装置204で二次元バーコードを撮像して読み取る機能が含まれており、査定者は、車検証に表示された二次元バーコードを撮像装置204で撮像することにより、査定者端末200に二次元バーコード化された情報を読み取らせることができる。
制御装置203は、査定者によって撮像装置204を用いた撮像が指示された場合には、撮像装置204から出力される画像データを読み込んで、二次元バーコードを上述した車両に関する情報に変換する。そして、制御装置203は、変換して得た情報を、査定対象の車両を特定可能な車両特定情報として車両査定支援装置300へ送信する。
車両査定支援装置300では、制御装置303は、査定者端末200から受信した車両特定情報に基づいて、査定対象の車両の基本情報を特定する。具体的には、記録装置304には、型式指定番号と類別区分番号との組を車両を一意に特定するためのキー情報として、車両のエンジン型式、燃料の種類、車両の長さ、車両の幅、車両の高さといった基本情報が関連付けられた車両基本情報データベースが記録されている。制御装置303は、査定者端末200から受信した車両特定情報に含まれる型式指定番号と類別区分番号との組をキーとして、車両基本情報データベースを検索することにより、査定対象の車両の基本情報を特定する。
また、制御装置303は、査定者端末200から受信した車両特定情報に基づいて、査定対象の車両の標準装備品を特定する。具体的には、記録装置304には、上述した車両を一意に特定するためのキー情報と、車両に標準的に装備されている装備品の情報とが関連付けられた標準装備品データベースが記録されている。制御装置303は、査定者端末200から受信した車両特定情報に含まれる型式指定番号と類別区分番号との組をキーとして、標準装備品データベースを検索することにより、査定対象の車両の標準装備品を特定する。これによって、例えば、エアコンの有無、パワーステアリングの有無、パワーウィンドウの有無、サンルーフの有無、オートスライドドアの有無、エアバッグの有無、本革シートの有無、カーナビゲーション装置の有無、オーディオ装置の有無といった、各種装備品の有無が特定されることになる。
また、制御装置303は、査定者端末200から受信した車両特定情報に基づいて、査定対象の車両の標準価格を特定する。具体的には、記録装置304には、上述した車両を一意に特定するためのキー情報と、査定時における車両価格の基準となる標準価格の情報とが関連付けられた標準価格データベースが記録されている。制御装置303は、査定者端末200から受信した車両特定情報に含まれる型式指定番号と類別区分番号との組をキーとして、標準価格データベースを検索することにより、査定対象の車両の標準価格を特定する。
これにより、査定者によって読み取られた車検証上の二次元バーコードの情報に基づいて、査定対象の車両の基本情報、標準装備品、標準価格が特定される。制御装置330は、特定した査定対象の車両の基本情報、標準装備品、標準価格のデータを査定対象の車両の車両情報として査定者端末200へ送信する。
査定者端末200では、制御装置203は、二次元バーコードを変換して得たデータと、車両査定支援装置300から受信した車両情報とをタッチパネル201上に表示する。これによって、二次元バーコードを変換して得た型式指定番号、類別区分番号、車検有効期間、初度登録年月、型式、自動車登録番号、車台番号、原動機型式の情報と、車両のエンジン型式、燃料の種類、車両の長さ、車両の幅、車両の高さといった基本情報と、エアコンの有無、パワーステアリングの有無、パワーウィンドウの有無、サンルーフの有無、オートスライドドアの有無、エアバッグの有無、本革シートの有無、カーナビゲーション装置の有無、オーディオ装置の有無といった、各種標準装備品の装備状況を示す標準装備品情報と、査定対象の車両の標準的な価格である標準価格情報とが、不図示の車両情報画面上に表示されることになる。
ここで、車両情報画面上に表示される標準価格は、あくまでも査定時点における標準的な価格に過ぎず、実際の査定対象の車両の査定額は、走行距離、修復歴の有無、タイヤの残り溝の深さ、内装や外装の状況といった、実車の状況を加味して算出されるのが通例である。この査定額の算出のためには、査定者がカーチェックシートに車両の評価結果を記載し、これに基づいて、中古自動車の標準的な価格が記録されたデータベースを閲覧して算出するのが一般的であった。この方法によると、査定額を算出するまでに時間がかかったり、査定者によって査定額にばらつきが生じる可能性があった。
これを解決するために、本実施の形態における車両査定支援システム100では、査定者は、査定対象の車両の査定に影響を及ぼす実車の状況を査定者端末200のタッチパネル201に表示された入力画面上で入力し、制御装置303は、査定者によって入力された情報に基づいて、標準価格に対する査定対象の車両に特有の加算額または減算額を算出し、最終的な査定額を算出する。
本実施の形態における車両査定支援システム100では、この加算額または減算額を算出するための基準として、一般財団法人 日本自動車査定協会が発行する中古自動車査定基準で定められている加減点基準を用いることとする。このために、車両査定支援装置300の記録装置304には、上記加減点基準で定められている査定項目ごとの加算点、減算点の情報がデータベース化されて記録されている。
査定者端末200では、制御装置203は、査定者によって査定対象の車両の実車状況の入力が指示された場合には、タッチパネル201に、上記加減点基準で定められている査定項目に応じて査定者が実車の状況を入力するための入力欄が表示された実車状況入力画面を表示する。各査定項目ごとの実車の状況の入力方法は、上記加減点基準で定められており、査定者は、査定対象の車両を実際にチェックして、実車状況入力画面上に表示された査定項目ごとの入力欄に、あらかじめ定められた入力方法に従って実車の状況を入力する。
なお、査定項目に含まれる外装の状況については、制御装置203は、タッチパネル201上に、車体を模した入力用画像を表示するようにし、査定者は、該入力用画像上で、外装の傷や凹みのある場所を指定した上で、その傷や凹みの大きさや深さなどを入力できるようにしてもよい。この場合に表示する入力用画像は、車体を平面的に展開した図形の画像を用いても良いし、車体を立体的に表した3D画像を用いてもよい。
制御装置203は、査定者によって入力された実車の状況を示す実車状況情報を車両査定支援装置300へ送信する。
車両査定支援装置300では、制御装置303は、査定者端末200から実車状況情報を受信した場合には、上述したように、加減点基準で定められている査定項目ごとの加算点、減算点の情報が記録されたデータベースを参照することにより、受信した実車状況情報に基づいて、査定対象の車両の実車状況に応じた加算点及び減算点を特定する。例えば、走行距離に応じた減算点として−155点、タイヤの溝の深さに応じた加算点として+16点、外装の状況に応じた減算点として−100点、内装の状況に応じた減算点として−20点というように、各査定項目ごとに加算点及び減算点を特定する。
制御装置303は、特定した加算点及び減算点の合計点を算出し、算出した合計点に基づいて、査定対象の車両の標準価格に対する査定対象の車両に特有の加算額または減算額を算出する。加算点及び減算点の合計点に応じた加算額または減算額の算出方法としては、上述した中古自動車査定基準で定められる方法を採用することとし、制御装置303は、この方法を実現するためのアルゴリズムに従って、査定対象の車両に特有の加算額または減算額を算出する。
制御装置303は、標準価格データベースを参照して特定した査定対象の車両の標準価格に査定対象の車両に特有の加算額を加算した金額、または標準価格データベースを参照して特定した査定対象の車両の標準価格から査定対象の車両に特有の減算額を減算した金額を、査定対象の車両の査定額として算出する。制御装置303は、算出した査定対象の車両の査定額の情報を査定者端末200へ送信する。
査定者端末200では、制御装置203は、車両査定支援装置300から受信した車両の査定額の情報を上述した車両情報画面上に表示する。これによって、査定者は、中古自動車査定基準で定められている加減点基準を用いて算出された適正な査定額を、車両のオーナー等の査定依頼者に提示することができる。
また、車両査定支援装置300の制御装置303は、査定対象の車両の査定額を算出した場合には、査定対象の車両の車台番号と、査定額を算出した日時(以下、「査定日時」と呼ぶ)および査定額とを関連付けた査定履歴情報を記録装置304に記録する。
査定者は、査定者端末200を操作して、車両ごとの査定履歴を確認することができる。制御装置203は、査定者から査定履歴の確認が指示された場合には、タッチパネル201上に履歴を確認する車両の車台番号を入力するための入力欄を表示した査定履歴問い合わせ画面を表示する。制御装置203は、査定者によって査定履歴問い合わせ画面上の入力欄に車台番号が入力されて問い合わせの実行が指示された場合には、入力された車台番号を車両査定支援装置300へ送信して、査定履歴の問い合わせを行う。
車両査定支援装置300の制御装置303は、査定者端末200から車台番号を受信した場合には、記録装置304に記録されている査定履歴情報の中から、受信した車台番号に関連付けられている査定日時と査定額とを査定履歴情報として読み出し、読み出した査定履歴情報を査定者端末200へ送信する。
査定者端末200では、制御装置203は、車両査定支援装置300から受信した査査定履歴情報をタッチパネル201に表示する。これによって、査定者は、特定の車両に対する過去の査定履歴を確認することができる。
図4は、本実施の形態における査定者端末200で実行される処理の流れを示すフローチャートである。図4に示す処理は、査定者端末200上で上述した車両査定アプリケーションの実行が指示されると起動するプログラムとして、制御装置203によって実行される。
ステップS10において、制御装置203は、査定者によって車検証に表示された二次元バーコードの撮像が指示されたか否かを判断する。ステップS10で否定判断した場合には、後述するステップS70へ進む。これに対して、ステップS10で肯定判断した場合には、ステップS20へ進む。
ステップS20では、制御装置203は、撮像装置204を制御して撮像を行い、撮像装置204から出力される画像データを読み込んで、二次元バーコードの読み取りを行う。その後、ステップS30へ進む。
ステップS30では、制御装置203は、ステップS20で読み取った二次元バーコードを上述した車両に関する情報に変換して、ステップS40へ進む。
ステップS40では、制御装置203は、ステップS30で変換して得た情報を車両特定情報として車両査定支援装置300へ送信する。その後、ステップS50へ進む。
ステップS50では、制御装置203は、車両査定支援装置300から上述した車両情報を受信したか否かを判断する。ステップS50で肯定判断した場合には、ステップS60へ進む。
ステップS60では、制御装置203は、ステップS30で二次元バーコードを変換して得たデータと、車両査定支援装置300から受信した車両情報とを表示した車両情報画面をタッチパネル201上に表示する。その後、ステップS70へ進む。
ステップS70では、制御装置203は、上述したように、査定者によって、実車状況入力画面上に表示された査定項目ごとの入力欄に、あらかじめ定められた入力方法に従って実車の状況が入力されることにより、査定対象の車両の実車状況が入力されたか否かを判断する。ステップS70で否定判断した場合には、後述するステップS110へ進む。これに対して、ステップS70で肯定判断した場合には、ステップS80へ進む。
ステップS80では、制御装置203は、査定者によって入力された実車の状況を示す実車状況情報を車両査定支援装置300へ送信する。その後、ステップS90へ進む。
ステップS90では、制御装置203は、車両査定支援装置300から車両の査定額の情報を受信したか否かを判断する。ステップS90で肯定判断した場合には、ステップS100へ進む。
ステップS100では、制御装置203は、受信した車両の査定額の情報を上述した車両情報画面上に表示する。その後、ステップS110へ進む。
ステップS110では、制御装置203は、上述したように、査定者によって査定履歴問い合わせ画面上の入力欄に車台番号が入力されて、査定履歴の問い合わせ実行が指示されたか否かを判断する。ステップS110で否定判断した場合には、後述するステップS150へ進む。これに対して、ステップS110で肯定判断した場合には、ステップS120へ進む。
ステップS120では、制御装置203は、査定履歴問い合わせ画面上で入力された車台番号を車両査定支援装置300へ送信して、査定履歴の問い合わせを行う。その後、ステップS130へ進む。
ステップS130では、制御装置203は、車両査定支援装置300から査定履歴情報を受信したか否かを判断する。ステップS130で肯定判断した場合には、ステップS140へ進む。
ステップS140では、制御装置203は、車両査定支援装置300から受信した査定履歴情報をタッチパネル201に表示する。その後、ステップS150へ進む。
ステップS150では、制御装置203は、査定者によって車両査定アプリケーションを終了させるための所定の操作が行われることにより、車両査定アプリケーションの終了が指示されたか否かを判断する。ステップS150で否定判断した場合には、ステップS10へ戻る。これに対した、ステップS150で肯定判断した場合には、処理を終了する。
図5は、本実施の形態における車両査定支援装置300で実行される処理の流れを示すフローチャートである。図5に示す処理は、車両査定支援装置300の電源がオンされると起動するプログラムとして、制御装置303によって実行される。
ステップS210において、制御装置303は、査定者端末200から上述した車両特定情報を受信したか否かを判断する。ステップS210で否定判断した場合には、後述するステップS260へ進む。これに対して、ステップS210で肯定判断した場合には、ステップS220へ進む。
ステップS220では、制御装置303は、上述したように、査定者端末200から受信した車両特定情報に含まれる型式指定番号と類別区分番号との組をキーとして、車両基本情報データベースを検索することにより、査定対象の車両の基本情報を特定する。その後、ステップS230へ進む。
ステップS230では、制御装置303は、上述したように、査定者端末200から受信した車両特定情報に含まれる型式指定番号と類別区分番号との組をキーとして、標準装備品データベースを検索することにより、査定対象の車両の標準装備品を特定する。その後、ステップS240へ進む。
ステップS240では、制御装置303は、上述したように、査定者端末200から受信した車両特定情報に含まれる型式指定番号と類別区分番号との組をキーとして、標準価格データベースを検索することにより、査定対象の車両の標準価格を特定する。その後、ステップS250へ進む。
ステップS250では、制御装置303は、ステップS220〜S240の処理で特定した査定対象の車両の基本情報、標準装備品、標準価格のデータを査定対象の車両の車両情報として査定者端末200へ送信する。その後、ステップS260へ進む。
ステップS260では、制御装置303は、査定者端末200から上述した実車状況情報を受信したか否かを判断する。ステップS260で否定判断した場合には、後述するステップS310へ進む。これに対して、ステップS260で肯定判断した場合には、ステップS270へ進む。
ステップS270では、制御装置303は、上述したように、加減点基準で定められている査定項目ごとの加算点、減算点の情報が記録されたデータベースを参照することにより、受信した実車状況情報に基づいて、査定対象の車両の実車状況に応じた加算点及び減算点を特定する。その後、ステップS280へ進む。
ステップS280では、制御装置303は、標準価格データベースを参照して特定した査定対象の車両の標準価格に査定対象の車両に特有の加算額を加算した金額、または標準価格データベースを参照して特定した査定対象の車両の標準価格から査定対象の車両に特有の減算額を減算した金額を、査定対象の車両の査定額として算出する。その後、ステップS290へ進む。
ステップS290では、制御装置303は、査定対象の車両の車台番号と、査定日時および査定額とを関連付けた査定履歴情報を記録装置304に記録する。その後、ステップS300へ進む。
ステップS300では、制御装置303は、ステップS280で算出した査定対象の車両の査定額の情報を査定者端末200へ送信する。その後、ステップS310へ進む。
ステップS310では、制御装置303は、査定者端末200から車台番号を受信して査定履歴情報の問い合わせ要求を受け付けたか否かを判断する。ステップS310で否定判断した場合には、後述するステップS340へ進む。これに対して、ステップS310で肯定判断した場合には、ステップS320へ進む。
ステップS320では、制御装置303は、記録装置304に記録されている査定履歴情報の中から、査定者端末200から受信した車台番号に関連付けられている査定日時と査定額とを読み出す。その後、ステップS330へ進む。
ステップS330では、制御装置303は、ステップS320で読み出した査定履歴情報を査定者端末200へ送信する。その後、ステップS340へ進む。
ステップS340では、車両査定支援装置300の操作者によって、車両査定支援装置300の電源オフが指示されたか否かを判断する。ステップS340で否定判断した場合には、ステップS210へ戻る。これに対して、ステップS340で肯定判断した場合には、処理を終了する。
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)査定者端末200では、制御装置203は、車検証に表示された二次元バーコードを読み取ることにより、査定対象の車両を特定するための車両特定情報を取得し、取得した車両特定情報を車両査定支援装置300へ送信するようにした。そして、制御装置203は、査定対象の車両の査定に影響を及ぼす実車の状況を示す実車状況の入力を受け付け、入力された実車状況を示す実車状況情報を車両査定支援装置300へ送信するようにした。制御装置203は、車両査定支援装置300から査定対象の車両の車両情報と査定額の情報を受信し、これらの情報をタッチパネル201に表示するようにした。また、車両査定支援装置300では、制御装置303は、査定者端末200から、車両特定情報を受信し、該車両特定情報に基づいて、査定対象の車両の基本情報と、査定対象の車両の標準装備品と、査定対象の車両の標準価格とを特定するようにした。また、査定者端末200から実車状況情報を受信し、受信した実車状況情報に基づいて、標準価格に対する査定対象の車両に特有の加算額または減算額を算出し、特定した標準価格と算出した加算額または減算額とに基づいて、査定対象の車両の査定額を算出するようにした。そして、特定した査定対象の車両の基本情報、査定対象の車両の標準装備品の情報、査定対象の車両の標準価格の情報、算出した査定対象の車両の査定額の情報を査定者端末200へ送信するようにした。これによって、査定者は、査定者端末200を操作して、車検証に記載された二次元バーコードを読み取るだけで、査定対象の車両情報や査定額を把握することができるため、査定者によるデータ入力の簡素化を図ることができる。
(2)制御装置303は、車両の基本情報が記録された車両基本情報データベースから車両特定情報に紐付けられた車両の基本情報を取得することにより、査定対象の車両の基本情報を特定するようにした。これによって、事前に車両の基本情報が記録された車両基本情報データベースを参照するだけで、容易に車両の基本情報を特定することができる。
(3)制御装置303は、車両の標準装備品情報が記録された標準装備品データベースから車両特定情報に紐付けられた車両の標準装備品情報を取得することにより、査定対象の車両の標準装備品を特定するようにした。これによって、事前に車両の標準装備品情報が記録された標準装備品データベースを参照するだけで、容易に車両の装備品を特定することができる。
(4)制御装置303は、車両の標準価格情報が記録された標準価格データベースから車両特定情報に紐付けられた車両の標準価格情報を取得することにより、査定対象の車両の標準価格を特定するようにした。これによって、事前に車両の標準価格情報が記録された標準価格データベースを参照するだけで、容易に車両の標準価格を特定することができる。
(5)査定額を算出するために、中古自動車査定基準の加減点基準で定められている査定項目ごとの加算点、減算点の情報をデータベース化しておき、査定者が査定対象の車両を実際にチェックして、あらかじめ定められた入力方法に従って査定項目ごとの入力欄に実車の状況を入力するようにした。そして、制御装置303は、加減点基準で定められている査定項目ごとの加算点、減算点の情報が記録されたデータベースを参照することにより、査定者端末200から受信した実車状況情報に基づいて、査定対象の車両の実車状況に応じた加算点及び減算点を特定し、特定した加算点及び減算点の合計点に基づいて、査定対象の車両の標準価格に対する査定対象の車両に特有の加算額または減算額を算出して、査定対象の車両の査定額を算出するようにした。これによって、中古自動車査定基準で定められている加減点基準に基づく、適正な査定額を算出することができる。また、査定額に一貫性を持たせることができるため、異なる店舗間での査定額の相違を無くすことができ、店舗間での査定額の相違に伴う顧客のイメージダウンを防止することができる。
さらに、査定者端末200上には、加減点基準で定められている査定項目に応じて査定者が実車の状況を入力するための入力欄を表示した実車状況入力画面を表示するようにしたので、査定者は、実車状況入力画面に表示された項目に従って実車をチェックしてデータを入力することにより、加減点基準に則った実車の状況を入力することができる。また、実車のチェック項目の見落としを防ぐことができる。
(6)制御装置303は、査定対象の車両の車台番号と、査定日時および査定額とを関連付けた査定履歴情報を記録装置304に記録しておき、査定者端末200から車台番号を受信して査定履歴の問い合わせ要求を受け付けた場合には、記録装置304に記録されている査定履歴情報の中から、受信した車台番号に関連付けられている査定日時と査定額の組を査定履歴情報として読み出し、読み出した査定履歴情報を査定者端末200へ送信するようにした。これによって、査定者は、特定の車両について、過去の査定履歴を確認することができる。
―変形例―
なお、上述した実施の形態の車両査定支援システム100は、以下のように変形することもできる。
(1)上述した実施の形態では、査定者端末200では、車両査定支援装置300から受信した車両情報や査定額の情報をタッチパネル201上に表示する例について説明した。しかしながら、これらをあらかじめ定められた所定の様式に従って印刷するようにしてもよい。例えば、査定者端末200には、中古自動車査定基準で定める中古自動車の査定結果を表示するための所定様式に沿った印刷用テンプレートが記録されており、制御装置203は、この印刷用テンプレート上に配置された印字欄に、その印字欄に応じた情報を印字して、出力すればよい。なお、印刷用のプリンタは、査定者端末200に有線または無線で接続可能なものを用いればよい。あるいは、作成した印刷用データは、印刷を行わずにデータで記録してもよい。
(2)上述した実施の形態では、査定者端末200では、車両査定支援装置300から受信した車両情報や査定額の情報をタッチパネル201上に表示する例について説明した。しかしながら、タッチパネル201上に表示された査定額に、査定依頼者が納得した場合には、その査定額での取引を確定させるための機能を車両査定アプリケーションに搭載するようにしてもよい。また、タッチパネル201上に表示された査定額に、査定依頼者が納得しない場合には、査定額の決定権を有する部署との間でテキストや音声を用いた更なる交渉を行うための機能を車両査定アプリケーションに搭載するようにしてもよい。さらに、査定依頼者への査定額の提示や、その後の商談の履歴を記録するとともに、査定依頼者に対して商談内容を通知するための機能を車両査定アプリケーションに搭載するようにしてもよい。
(3)上述した実施の形態では、車両査定支援装置300の記録装置304に車両基本情報データベース、標準装備品データベース、標準価格データベース、および中古自動車査定基準で定められている加減点基準における査定項目ごとの加算点、減算点の情報を記録したデータベースが記録されている例について説明した。しかしながら、これらのデータベースのうち少なくとも1つを、車両査定支援装置300と通信回線を介して接続された他のサーバが備える記録装置に記録するようにしてもよい。この場合、制御装置303は、通信回線を介して、データベースが記録されているサーバにアクセスして、上述した種々の情報を取得するようにすればよい。
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。また、上述の実施の形態と複数の変形例を組み合わせた構成としてもよい。
100 車両査定支援システム
200 査定者端末
201 タッチパネル
202 通信モジュール
203 制御装置
204 撮像装置
300 車両査定支援装置
301 操作部材
302 接続IF
303 制御装置
304 記録装置

Claims (13)

  1. 車両の査定を行う査定者が所持する査定者端末から、査定対象の車両を特定するための車両特定情報を受信する車両特定情報受信手段と、
    前記車両特定情報受信手段によって受信された前記車両特定情報に含まれる型式指定番号と類別区分番号との組をキー情報とし、前記キー情報に基づいて、前記査定対象の車両の基本情報を特定する基本情報特定手段と、
    前記キー情報に基づいて、前記査定対象の車両の標準装備品を特定する標準装備品特定手段と、
    前記キー情報に基づいて、前記査定対象の車両の標準価格を特定する標準価格特定手段と、
    前記査定者端末から前記査定対象の車両の査定に影響を及ぼす実車の状況を示す実車状況情報を受信する実車状況情報受信手段と、
    前記実車状況情報受信手段によって受信された前記実車状況情報に基づいて、前記標準価格に対する前記査定対象の車両に特有の加算額または減算額を算出する評価額算出手段と、
    前記標準価格特定手段によって特定された標準価格と、前記評価額算出手段によって算出された加算額または減算額とに基づいて、前記査定対象の車両の査定額を算出する査定額算出手段と、
    前記基本情報特定手段によって特定された前記査定対象の車両の基本情報、前記標準装備品特定手段によって特定された前記査定対象の車両の標準装備品の情報、前記標準価格特定手段によって特定された前記査定対象の車両の標準価格の情報、前記査定額算出手段によって算出された前記査定対象の車両の査定額の情報を前記査定者端末へ送信する情報送信手段とを備え、
    前記標準装備品特定手段は、車両の標準装備品情報が記録されたデータベースから前記キー情報に紐付けられた車両の標準装備品情報を取得することにより、前記査定対象の車両の標準装備品を特定することを特徴とする車両査定支援装置。
  2. 請求項1に記載の車両査定支援装置において、
    前記基本情報特定手段は、車両の基本情報が記録されたデータベースから前記キー情報に紐付けられた車両の基本情報を取得することにより、前記査定対象の車両の基本情報を特定することを特徴とする車両査定支援装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両査定支援装置において、
    前記標準価格特定手段は、車両の標準価格情報が記録されたデータベースから前記キー情報に紐付けられた車両の標準価格情報を取得することにより、前記査定対象の車両の標準価格を特定することを特徴とする車両査定支援装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両査定支援装置において、
    前記実車状況情報は、車両の査定に影響を及ぼす複数の査定項目ごとに、前記査定対象の車両の状況を示す情報が対応付けられた情報であって、
    前記評価額算出手段は、複数の査定項目のそれぞれに対して、前記査定対象の車両の状況を示す情報に応じた評価点を付与し、前記評価点の合計値に基づいて、前記標準価格に対する前記査定対象の車両に特有の加算額または減算額を算出することを特徴とする車両査定支援装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両査定支援装置において、
    前記査定対象の車ごとに査定額の履歴を記録装置に記録する査定履歴記録手段をさらに備えることを特徴とする車両査定支援装置。
  6. 請求項5に記載の車両査定支援装置において、
    前記査定者端末から、前記査定額の履歴の問い合わせを受け付ける査定履歴問い合わせ受付手段と、
    前記査定履歴問い合わせ受付手段によって前記査定額の履歴の問い合わせを受け付けたときに、前記記録装置から、問い合わせ対象の前記車両に対応する前記査定額の履歴を読み出して、問い合わせ元の前記査定者端末へ送信する査定履歴送信手段とをさらに備えることを特徴とする車両査定支援装置。
  7. 車両の査定を行う査定者が所持する査定者端末と、前記査定者端末と通信回線を介して接続された車両査定支援装置とで構成される車両査定支援システムであって、
    前記査定者端末は、
    査定対象の車両を特定するための車両特定情報を取得する車両特定情報取得手段と、
    前記車両特定情報取得手段によって取得された前記車両特定情報を前記車両査定支援装置へ送信する車両特定情報送信手段と、
    前記車両特定情報に基づいて特定される前記査定対象の車両の基本情報と、前記査定対象の車両の標準装備品の情報と、前記査定対象の車両の標準価格の情報とを含んだ前記査定対象の車両の車両情報を前記車両査定支援装置から受信する車両情報受信手段と、
    前記査定対象の車両の査定に影響を及ぼす実車の状況を示す実車状況情報の入力を受け付ける実車状況情報入力受付手段と、
    前記実車状況情報入力受付手段によって受け付けられた前記実車状況情報を前記車両査定支援装置へ送信する実車状況情報送信手段と、
    前記実車状況情報に基づいて算出される前記査定対象の車両の査定額の情報を受信する査定額情報受信手段と、
    前記車両情報受信手段によって受信された前記車両情報と、前記査定額情報受信手段によって受信された前記査定対象の車両の査定額の情報を表示装置に表示する査定結果情報表示手段とを備え、
    前記車両査定支援装置は、
    前記査定者端末から、前記車両特定情報を受信する車両特定情報受信手段と、
    前記車両特定情報受信手段によって受信された前記車両特定情報に含まれる型式指定番号と類別区分番号との組をキー情報とし、前記キー情報に基づいて、前記査定対象の車両の基本情報を特定する基本情報特定手段と、
    前記キー情報に基づいて、前記査定対象の車両の標準装備品を特定する標準装備品特定手段と、
    前記キーに基づいて、前記査定対象の車両の標準価格を特定する標準価格特定手段と、
    前記基本情報特定手段によって特定された前記査定対象の車両の基本情報と、前記標準装備品特定手段によって特定された前記査定対象の車両の標準装備品の情報と、前記標準価格特定手段によって特定された前記査定対象の車両の標準価格の情報とを含んだ前記査定対象の車両の車両情報を前記査定者端末へ送信する車両情報送信手段と、
    前記査定者端末から前記実車状況情報を受信する実車状況情報受信手段と、
    前記実車状況情報受信手段によって受信された前記実車状況情報に基づいて、前記標準価格に対する前記査定対象の車両に特有の加算額または減算額を算出する評価額算出手段と、
    前記標準価格特定手段によって特定された標準価格と、前記評価額算出手段によって算出された加算額または減算額とに基づいて、前記査定対象の車両の査定額を算出する査定額算出手段と、
    前記査定額算出手段によって算出された前記査定対象の車両の査定額の情報を前記査定者端末へ送信する査定額情報送信手段とを備え、
    前記標準装備品特定手段は、車両の標準装備品情報が記録されたデータベースから前記キー情報に紐付けられた車両の標準装備品情報を取得することにより、前記査定対象の車両の標準装備品を特定することを特徴とする車両査定支援システム。
  8. 請求項7に記載の車両査定支援システムにおいて、
    前記査定者端末は、
    査定対象の車両の車検証に表示された二次元バーコードを読み取る読み取り手段をさらに備え、
    前記車両特定情報取得手段は、前記読み取り手段によって読み取られた前記二次元バーコードを変換して、前記車両特定情報を取得することを特徴とする車両査定支援システム。
  9. 請求項7または8に記載の車両査定支援システムにおいて、
    前記基本情報特定手段は、車両の基本情報が記録されたデータベースから前記キー情報に紐付けられた車両の基本情報を取得することにより、前記査定対象の車両の基本情報を特定することを特徴とする車両査定支援システム。
  10. 請求項7〜9のいずれか一項に記載の車両査定支援システムにおいて、
    前記標準価格特定手段は、車両の標準価格情報が記録されたデータベースから前記キー情報に紐付けられた車両の標準価格情報を取得することにより、前記査定対象の車両の標準価格を特定することを特徴とする車両査定支援システム。
  11. 請求項7〜10のいずれか一項に記載の車両査定支援システムにおいて、
    前記実車状況情報は、車両の査定に影響を及ぼす複数の査定項目ごとに、前記査定対象の車両の状況を示す情報が対応付けられた情報であって、
    前記評価額算出手段は、複数の査定項目のそれぞれに対して、前記査定対象の車両の状況を示す情報に応じた評価点を付与し、前記評価点の合計値に基づいて、前記標準価格に対する前記査定対象の車両に特有の加算額または減算額を算出することを特徴とする車両査定支援システム。
  12. 請求項7〜11のいずれか一項に記載の車両査定支援システムにおいて、
    前記車両査定支援装置は、
    前記査定対象の車ごとに査定額の履歴を記録装置に記録する査定履歴記録手段をさらに備えることを特徴とする車両査定支援システム。
  13. 請求項12に記載の車両査定支援システムにおいて、
    前記車両査定支援装置は、
    前記査定者端末から、前記査定額の履歴の問い合わせを受け付ける査定履歴問い合わせ受付手段と、
    前記査定履歴問い合わせ受付手段によって前記査定額の履歴の問い合わせを受け付けたときに、前記記録装置から、問い合わせ対象の前記車両に対応する前記査定額の履歴を読み出して、問い合わせ元の前記査定者端末へ送信する査定履歴送信手段とをさらに備えることを特徴とする車両査定支援システム。
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