JPH10240817A - 中古車の買取査定の処理方法、及び中古車の買取査定の処理装置 - Google Patents

中古車の買取査定の処理方法、及び中古車の買取査定の処理装置

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JPH10240817A
JPH10240817A JP4356897A JP4356897A JPH10240817A JP H10240817 A JPH10240817 A JP H10240817A JP 4356897 A JP4356897 A JP 4356897A JP 4356897 A JP4356897 A JP 4356897A JP H10240817 A JPH10240817 A JP H10240817A
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JP
Japan
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purchase
vehicle
assessment
current
input
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Ryoichi Ino
良一 伊野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 買取査定対象車を特定するための基本デー
タ、総合評価点、現走行距離データ、車検残存期間デー
タを把握することにより、簡単に査定できるようにす
る。 【解決手段】 買取査定部署において、買取査定対象車
の初年度登録年月日、車検満了年月日、製造メーカー、
排気量、車種タイプとミッションを特定し、メーターの
状況及び当該査定対象車の総走行距離、当該買取査定対
象車の発売期間、グレードの選定、ボディカラーの選
定、当該買取査定対象車の車輌状況を入力すると共に総
合評価点を特定し、買取保証額決定部署において、当該
対象車の現在の年式の買取基本価格を特定し、前記買取
基本価格に現在の走行距離と該買取査定対象車と同一車
種の現在までの標準走行距離との多少に基づく1km当り
の加減算額と該対象車の残存車検期間の1月当りの加算
額に基づいて修正演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、業者が中古車を買
い取る際に中古車の評価額を決定する買取査定の処理方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】経済事情の変化に伴い自動車産業は拡大
し、それに伴い中古車市場も肥大化している。このよう
な状況下において、中古車業者は、中古車を売買するこ
とによって利益を得るものであるから中古車をより安く
仕入れ、より高く販売しようとする。一方、車を手放す
者は、自己の車をより高く売ることを望んでいる。この
ように中古車業者と需要者とは、利害が相反する要素を
持っており、時として中古車の評価が適正に行われない
ことがあり、互いの信頼関係が損ねられる結果が生じて
いる。これは従来、中古車の売買を行うに当たって売買
対象の中古車を適正に評価する基準がなく、中古車を買
い取る側である中古車業者(ディーラー)の勘で査定が
行われていた。このため、同じ中古車であっても中古車
業者(ディーラー)によって買取り価格に大きな差が生
じることがしばしば起こる。そこで、中古車市場が大き
くなった今日、中古車業者及び需要者の双方が、両者の
信頼関係に立った中古車の評価査定基準に基づいて中古
車が適正な価額で売買されることを強く望むようになっ
てきた。このため、種々なる条件を基礎として設定され
た中古車の基準となる価額をメーカー別、車種タイプ
別、グレード別に表にした冊子が業者向けに発行され、
また需要者向けとして各種自動車関係雑誌等に掲載され
ている。かかる中古車価額の設定は、年式、仕様、グレ
ードの他にその時の人気度合いをも基礎として冊子から
捜し出すようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような冊子は、中
古車業者(ディーラー)が一般ユーザーから中古車を引
き取る際の買取り査定価格を決定するときに用いるもの
である。このため、この冊子では、メーカー毎、車種タ
イプ毎、年式毎、仕様毎、グレード毎、ボディーカラー
毎に分類されて価格が設定されている。そこで、一般ユ
ーザーが自己の車(中古車)を売るために持ち込んだ場
合、中古車業者は、一般ユーザーから持ち込まれた買取
り査定対象車について、メーカー名、車種、タイプ、年
式、仕様、グレード、ボディーカラーを中古車業者自ら
が特定し、この冊子に纏められている表の中から特定し
た中古車に該当する車種の基本査定価格(車を単なる物
品として算出した新車価格からの残存価値価格)を選び
出して決定し、現時点の当該車種の人気の度合い、走行
距離の相違、各種部品の傷み具合等による査定者(中古
車業者)の特別加減算額を加味して、当該査定対象車の
最終買取り査定価格を決定していた。
【0004】この冊子は、掲載されている自動車のメー
カー数が多数に及び、各メーカーにおける車種数、その
各車種におけるタイプ数、その各タイプにおける発売年
式の数、その各発売年式におけるグレード数、さらに、
その各グレードにおけるボディーカラーの数も多岐に亘
り、それに伴って査定する際の査定項目が多くなってい
る。しかし、この冊子は、中古車業者(ディーラー)向
けに作成されており、中古車業者が初めて使用する場合
(初心者)であっても分かりやすく作製されている。そ
して、この冊子では、細かく査定内容が決められてお
り、これらの細かな査定内容を間違いなく特定していく
ことによって、初心者にでも時間を掛ければ正確な査定
額を算出することができるようになっている。ところ
が、この冊子は、買取り査定の初心者にでも正確な買取
り査定額の算出ができるように、また、中古車業者(デ
ィーラー)の誰が買取り査定しても適正な買取り査定額
を算出することができるようにするため、査定項目が多
く細かく表示されており、冊子を見るとき相当注意しな
いと間違った箇所(段を間違える等)を見てしまった
り、冊子に記載されている金額を移し間違えたりするこ
とがある。このように、冊子の表の見間違い、転記ミス
をしたりすると中古車の買取り評価額を正しく査定する
ことができず、標準買取り査定より高く査定したり、標
準買取り査定より低く査定したりして、査定対象車の中
古車価格の買取り査定額が正確に算出されないことがあ
る。
【0005】本発明の第1の目的は、買取査定者に中古
車の買取査定の経験がない場合であっても、買取査定対
象車を特定するための基本データー、総合評価点、現走
行距離データ、車検残存期間データを把握できれば、当
該買取査定対象車の買取査定額を簡易な買取保証額とし
て簡単に査定できるようにすることにある。
【0006】本発明の第2の目的は、買取査定者に中古
車の買取査定の経験がない場合であっても、買取査定対
象車を特定するための基本データー、総合評価点、現走
行距離データ、車検残存期間データ、内外装の現況・電
装品の現況・機関・足回りの現況・装備品の現況データ
を把握できれば、当該買取査定対象車の買取査定額を適
正かつ詳細な買取保証額として査定できるようにするこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に記載の中
古車の買取査定の処理方法は、買取査定部署において、
買取査定対象車の初年度登録年月日、車検満了年月日、
製造メーカー、排気量,車種タイプ、ミッション、メー
ターの状況、総走行距離のそれぞれの特定を行うと共
に,前記初年度登録年月日から予め記憶されている該初
年度登録年月日当時販売されていた当該買取査定対象車
と同一モデルの車種の1又は2以上の発売期間中のから
当該買取査定対象車の発売期間を選定し,前記発売期間
のモデル車種について予め記憶されたグレード中からの
当該買取査定対象車のグレードの選定、前記製造メーカ
ーの前記発売期間における前記車種タイプ、前記グレー
ドの車種として発売された予め記憶されている複数のボ
ディカラーの中から当該買取査定対象車のボディカラー
を選定し,当該買取査定対象車の車輌状況を入力すると
共に当該買取査定対象車の総合評価点を特定し,前記買
取査定対象車の車輌現況を買取保証額決定部署に送信
し,買取保証額決定部署において、買取査定部署から送
信されてきた当該買取査定対象車の車種タイプ、グレー
ド及びボディーカラーに基づいて選定され、予め記憶さ
れている年式によって設定された買取基本価格の中か
ら、当該買取査定対象車の現在の年式の買取基本価格を
特定し,前記買取基本価格に前記買取査定対象車の現在
の走行距離と該買取査定対象車と同一車種の現在までの
標準走行距離との多少に基づいて1km当りの加減算額に
基づく走行距離実績額を加算すると共に該買取査定対象
車に現在残存する車検の期間の1月当りの加算額に基づ
いた車検残存期間加算額を加算して買取保証価格を演算
し,前記買取保証価格の演算結果を買取査定部署に返信
し,前記買取査定部署に返信した買取保証価格を買取査
定額として処理するようにしたものである。このように
構成することにより、買取査定者に中古車の買取査定の
経験のない場合であっても、買取査定対象車を特定する
ための基本データー、総合評価点、現走行距離データ、
車検残存期間データを把握できれば、当該買取査定対象
車の買取査定額を簡易な買取保証額として簡単に査定す
ることができる。
【0008】本願請求項2に記載の中古車の買取査定の
処理方法は、買取査定部署において、買取査定対象車の
初年度登録年月日、車検満了年月日、製造メーカー、排
気量,車種タイプ、ミッション、メーターの状況、総走
行距離のそれぞれの特定を行うと共に,前記初年度登録
年月日から予め記憶されている該初年度登録年月日当時
販売されていた当該買取査定対象車と同一モデルの車種
の1又は2以上の発売期間中のから当該買取査定対象車
の発売期間を選定し,前記発売期間のモデル車種につい
て予め記憶されたグレード中からの当該買取査定対象車
のグレードの選定、前記製造メーカーの前記発売期間に
おける前記車種タイプ、前記グレードの車種として発売
された予め記憶されている複数のボディカラー中のから
当該買取査定対象車のボディカラーを選定し,前記買取
査定対象車の車輌現況を買取保証額決定部署に送信して
現車の情報確認を行い,買取査定部署において予め設定
されている前記査定対象車の外装の現況、内装の現況、
電装品の現況、機関・足回りの現況、装備品の現況に対
する加減算額を求め、買取保証額決定部署に送信し,買
取保証額決定部署において、買取査定部署から送信され
てきた当該買取査定対象車の外装の現況、内装の現況、
電装品の現況、機関・足回りの現況、装備品の現況に対
する現況加減算額と、前記買取査定対象車の現在の走行
距離と該買取査定対象車と同一車種の現在までの標準走
行距離との多少に基づいて1km当りの加減算額に基づく
走行距離実績額とを加算すると共に前記買取査定対象車
に現在残存する車検の期間の1月当りの加算額に基づい
た車検残存期間加算額を加算して買取保証価格を演算
し,前記買取保証価格の演算結果を買取査定部署に返信
し,前記買取査定部署において前記買取保証価格を確定
買取査定額として処理するようにしたものである。この
ように構成することにより、買取査定者に中古車の買取
査定の経験のない場合であっても、買取査定対象車を特
定するための基本データー、総合評価点、現走行距離デ
ータ、車検残存期間データ、内外装の現況・電装品の現
況・機関・足回りの現況・装備品の現況データを把握で
きれば、当該買取査定対象車の買取査定額を適正かつ詳
細な買取保証額として査定することができる。
【0009】本願請求項3に記載の中古車の買取査定の
処理方法は、上記外装の現況を、修復歴の有無,改造の
有無,全塗装の必要性の有無,現状事故車か否かのいず
れかにしたものである。このように構成することによっ
て、外装の現況を正確に把握し、ディーラーの買取査定
価格に適正に反映させ、適正な確定買取査定価格を誰に
でも簡単に短時間で算出することができる。
【0010】本願請求項4に記載の中古車の買取査定の
処理方法は、上記内装の現況を、室内の状況の問題の有
無,トランクルームの状況の問題の有無,タバコ・ペッ
トの臭いの問題の有無,ダッシュボードの破損の問題の
有無のいずれかにしたものである。このように構成する
ことによって、内装の現況を正確に把握し、ディーラー
の買取査定価格に適正に反映させ、適正な確定買取査定
価格を誰にでも簡単に短時間で算出することができる。
【0011】本願請求項5に記載の中古車の買取査定の
処理方法は、上記電装品の現況を、エアコンの使用の可
否,バッテリの使用の可否,時計の使用の可否,パワー
ウインドウ左前の使用の可否,パワーウインドウ左後の
使用の可否,パワーウインドウ右前の使用の可否,パワ
ーウインドウ右後の使用の可否,ワイパー関係の使用の
可否,メーターパネルの使用の可否のいずれかにしたも
のである。このように構成することによって、電装品の
現況を正確に把握し、ディーラーの買取査定価格に適正
に反映させ、適正な確定買取査定価格を誰にでも簡単に
算出することができる。
【0012】本願請求項6に記載の中古車の買取査定の
処理方法は、上記機関・足回りの現況を、エンジンの通
常の使用の可否,ミッションの通常の使用の可否,動力
伝達装置の通常の使用の可否,ステアリングの通常の使
用の可否,サスペンションの通常の使用の可否,ブレー
キの通常の使用の可否,マフラーの通常の使用の可否,
その他の機関・足回りの通常の使用の可否のいずれかに
したものである。このように構成することによって、機
関・足回りの現況を正確に把握し、ディーラーの買取査
定価格に適正に反映させ、適正な買取査定価格を誰にで
も算出することができる。
【0013】本願請求項7に記載の中古車の買取査定の
処理方法は、上記買取査定対象車の外装の現況、内装の
現況、電装品の現況、機関・足回りの現況、装備品の現
況に対する現況加減算額を、買取査定部署において算定
が不明な場合に、買取保証額決定部署に問合せられるよ
うにしたものである。このように構成することにより、
買取査定部署において現況加減算額が不明な場合であっ
ても、現況加減算額を加味しないで買取査定を行うよう
なことがなく、現況加減算額をディーラーの買取査定価
格に適正に反映させられ、適正な買取査定価格を容易に
算出することができる。
【0014】本願請求項8に記載の中古車の買取査定の
処理方法は、上記買取査定対象車の外装の現況におい
て、軽度の修復歴有りを2点とし、中度の修復歴有りを
3点として、合計が6点を超えたときに重度の現状事故
車と判定するようにしたものである。このように構成す
ることにより、軽度の修復歴、中度の修復歴の箇所の多
少によって重度の修復歴と同等の重み付けをすることが
でき、修復歴の軽重による中古車の良否の程度を中古車
に適正に反映でき、中古車の適正な買取査定価格を算出
することができる。
【0015】本願請求項9に記載の中古車の買取査定の
処理方法は、上記買取査定対象車の外装の現況におい
て、軽度の現状事故箇所を2点とし、中度の現状事故箇
所を3点として、合計が6点を超えたときに重度の現状
事故車と判定するようにしたものである。このように構
成することにより、軽度の現状事故箇所、中度の現状事
故箇所の多少によって重度の現状事故車と同等の重み付
けをすることができ、事故の軽重による中古車の良否の
程度を中古車に適正に反映でき、中古車の適正な買取査
定価格を算出することができる。
【0016】本願請求項10に記載の中古車の買取査定
の処理方法は、上記買取査定対象車の外装の現況におい
て、重度の修復歴有り、又は重度の現状事故車の場合
は、査定不可とするようにしたものである。このように
構成することにより、重度の修復歴の有る中古車、又は
現状が重度の事故車であるような不良な車を誤って買取
ることがないようにすることができる。
【0017】本願請求項11に記載の中古車の買取査定
の処理方法は、上記買取査定対象車の外装の現況、内装
の現況、電装品の現況、機関・足回りの現況、装備品の
現況についての現況加減算額のいずれかを入力しない場
合には、前記現況加減算額を考慮しない暫定査定を行う
ようにしたものである。このように構成することによ
り、詳細な査定情報の入力が行われない場合に暫定的な
買取査定を行うことができる。
【0018】本願請求項12に記載の中古車の買取査定
の処理方法は、上記買取査定対象車について他店舗での
査定実績がある場合は、当該買取査定対象車についての
前回の査定内容を買取査定額とできるようにしたもので
ある。このように構成することにより、二重に買取査定
を繰り返すことなく、前回の査定内容を最終買取査定額
とすることできる。
【0019】本願請求項13に記載の中古車の買取査定
の処理装置は、通信手段によって互いにデータの授受を
可能に構成された買取査定部署と買取保証額決定部署と
を備え,買取査定部署には;予め記憶されている多数の
製造メーカーの中から買取査定対象車の製造メーカーを
選定する製造メーカー選定手段と,買取査定対象車の初
年度登録年月日、車検満了年月日、排気量を入力する初
年度登録等入力手段と,前記製造メーカー選定手段にお
いて選定した製造メーカーと、前記初年度登録等入力手
段によって入力した初年度登録年月日・排気量に基づい
て、予め記憶されている初年度登録年月日に発売された
該製造メーカーの車種タイプの中から買取査定対象車の
車種タイプを選定する車種タイプ選定手段と,買取査定
対象車の現在の総走行距離を入力する走行距離入力手段
と,前記車種タイプ選定手段によって選定した買取査定
対象車の車種タイプに基づいて、予め記憶されている当
該車種タイプに存在する複数のグレードの中から買取査
定対象車のグレードを選定するグレード選定手段と,前
記初年度登録等入力手段によって入力した初年度登録年
月日から予め記憶されている該初年度登録年月日当時販
売されていた当該買取査定対象車と同一モデルの車種の
1又は2以上の発売期間の中から当該買取査定対象車の
発売期間を選定する発売期間選定手段と,前記発売期間
選定手段によって選定された発売期間に基づいて、予め
記憶されている複数のボディカラーの中から当該買取査
定対象車のボディカラーを選定するボディカラー選定手
段と,当該買取査定対象車の車輌状況を入力する車輌状
況入力手段と,当該買取査定対象車の総合評価点を特定
する総合評価点特定手段と,前記買取査定対象車の諸デ
ータを前記買取保証額決定部署に送信する送信手段と,
を備え,前記取保証額決定部署には;前記買取査定対象
車の車種タイプ、グレード及びボディーカラーに基づい
て選定された新車価格を基に年式別にそれぞれ査定され
た予め記憶されている複数の基本価格に前記総合評価点
特定手段によって設定された当該買取査定対象車の総合
評価点によって修正した当該査定対象車の基本査定価格
を演算する基本査定価格演算手段と,前記基本査定価格
演算手段によって演算された前記買取査定対象車の基本
査定価格に、該買取査定対象車と同一の車種タイプが当
該買取査定対象車と同一車種の現在までの標準走行距離
との多少に基づいて1km当りの加減算額に基づく走行距
離実績額を加算すると共に該買取査定対象車に現在残存
する車検の期間の1月当りの加算額に基づいた車検残存
期間加算額を加算して買取保証価格を演算する買取保証
価格演算手段と,前記買取保証価格演算手段で演算した
買取保証価格を前記買取査定部署に送信する送信手段
と,を備え,買取保証額決定部署から送信された買取保
証価格を買取査定額として決定するようにしたものであ
る。このように構成することにより、買取査定者に中古
車の買取査定の経験のない場合であっても、買取査定対
象車を特定するための基本データー、総合評価点、現走
行距離データ、車検残存期間データを把握できれば、当
該買取査定対象車の買取査定額を簡易な買取保証額とし
て簡単に査定することができる。
【0020】本願請求項14に記載の中古車の買取査定
の処理装置は、通信手段によって互いにデータの授受を
可能に構成された買取査定部署と買取保証額決定部署と
を備え,買取査定部署には;予め記憶されている多数の
製造メーカーの中から買取査定対象車の製造メーカーを
選定する製造メーカー選定手段と,買取査定対象車の初
年度登録年月日、車検満了年月日、排気量を入力する初
年度登録等入力手段と,前記製造メーカー選定手段にお
いて選定した製造メーカーと、前記初年度登録等入力手
段によって入力した初年度登録年月日・排気量に基づい
て、予め記憶されている初年度登録年月日に発売された
該製造メーカーの車種タイプの中から買取査定対象車の
車種タイプを選定する車種タイプ選定手段と,買取査定
対象車の現在の総走行距離を入力する走行距離入力手段
と,前記車種タイプ選定手段によって選定した買取査定
対象車の車種タイプに基づいて、予め記憶されている当
該車種タイプに存在する複数のグレードの中から買取査
定対象車のグレードを選定するグレード選定手段と,前
記初年度登録等入力手段によって入力した初年度登録年
月日から予め記憶されている該初年度登録年月日当時販
売されていた当該買取査定対象車と同一モデルの車種の
1又は2以上の発売期間の中から当該買取査定対象車の
発売期間を選定する発売期間選定手段と,前記発売期間
選定手段によって選定された発売期間に基づいて、予め
記憶されている複数のボディカラーの中から当該買取査
定対象車のボディカラーを選定するボディカラー選定手
段と,前記査定対象車についての外装の現況、内装の現
況、電装品の現況、機関・足回りの現況、装備品の現況
に対する現況加減算額を特定する現況加減算額特定手段
と,前記買取査定対象車の諸データを前記買取保証額決
定部署に送信する送信手段と,を備え,前記買取保証額
決定部署には;前記買取査定対象車の車種タイプ、グレ
ード及びボディーカラーに基づいて選定された新車価格
を基に年式別にそれぞれ査定された予め記憶されている
複数の基本価格の中から当該査定対象車の年式における
基本査定価格を選定する基本査定価格選定手段と,前記
査定対象車についての外装の現況、内装の現況、電装品
の現況、機関・足回りの現況、装備品の現況に応じて決
定する現況加減算額を特定する現況加減算額特定手段
と,前記基本査定価格選定手段によって選定された前記
買取査定対象車の基本査定価格に、前記現況加減算額特
定手段によって特定された現況加減算額を加算し、前記
買取査定対象車と同一の車種タイプが当該買取査定対象
車と同一の期間経過したときの標準的な走行距離との多
少に基づき1km当りの評価額によって決定される加減算
額に基づく走行距離実績額を加算すると共に、当該買取
査定対象車に車検の期間が残存する場合に車検残1月当
りの加算額に基づく車検残存期間加算額を加算して確定
買取査定価格を確定する確定買取査定価格演算手段と,
前記買取保証価格演算手段で演算した買取保証価格を前
記買取査定部署に送信する送信手段と,を備え,買取保
証額決定部署から送信された買取保証価格を確定買取査
定額とするようにしたものである。このように構成する
ことにより、買取査定者に中古車の買取査定の経験のな
い場合であっても、買取査定対象車を特定するための基
本データー、総合評価点、現走行距離データ、車検残存
期間データ、内外装の現況・電装品の現況・機関・足回
りの現況・装備品の現況データを把握できれば、当該買
取査定対象車の買取査定額を適正かつ詳細な買取保証額
として査定することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態に
ついて説明する。図1〜図41には、本発明に係る中古
車の買取査定の処理方法及び中古車の買取査定の処理装
置の一実施の形態が示されている。この中古車の買取査
定の処理方法及び中古車の買取査定の処理装置は、中古
車業者(ディーラー)がユーザーの現在使用している車
を買取る際の中古車の評価査定を適正に行おうというも
のである。本発明に係る中古車の買取査定の処理方法
は、コンピュータによって処理されるもので、図1〜図
10には、本発明に係る中古車の買取査定の処理方法の
一実施の形態を示す処理フローチャートが示されてい
る。
【0022】図において、処理フローチャートがスター
トすると、まず、ステップ1において、買取査定部署
(支店)では、ユーザーが依頼した現車の買取査定につ
いて簡易型の買取査定で行うか否かの判定を行う。買取
査定には、簡易型と詳細型があり、簡易型の買取査定
は、現車(買取査定対象車)の現況のデータを最小限用
いて、現車の全体の評価を決めて、この総合評価に基づ
いて買取査定を行う手法である。ステップ1において簡
易型の買取査定を行うと判定すると、ステップ2におい
て、査定対象車(現車)の買取査定を依頼してきた顧客
者の顧客情報の入力と車種タイプの選定を図11に示す
如く行う。顧客情報には、現車の買取査定を依頼してき
た顧客者の氏名,住所・電話番号がある。顧客者の氏名
は、業者(ディーラー)に現車の買取査定を依頼した人
の氏名(例えば、日本太郎)で、住所・電話番号は、業
者(ディーラー)に現車の買取査定を依頼した人の住所
(例えば、東京都港区広尾1−3−25)と電話番号
(03−3897−2465)で、顧客を特定をするた
めと、顧客リストを作成する際に整理するために役立て
る。
【0023】また、現車の車種タイプの選定を行うため
の現車の必要情報の入力を行う。現車の車種タイプの選
定のための現車情報には、初年度登録年月日,登録番
号,車検満了年月日,台車番号,メーカー/排気量,車
種/タイプ,現車走行距離がある。これらの特定を行う
ことにより初めて買取査定を行うことができる。必要に
応じてミッション,A/C有無,S/R有無,メーター
状況,さらには、査定する業者の情報として査定担当者
の入力項目がある。初年度登録年月日は、新車で購入し
たときに陸運局(関東地方であれば、関東陸運局)に登
録した日付で、例えば、平成7年12月8日などであ
る。この初年度登録年月日は、年式を決定する上で重要
な事項で、初年度登録年月日が、例えば、平成7年12
月8日であれば、現車の年式は、平成7年1月〜平成7
年12月に発売された車ということになる。
【0024】登録番号は、陸運局に登録した番号で、ナ
ンバープレートに表示する番号で、例えば、練馬−33
−ほ−8304などである。車検満了年月日は、実際に
車検が満了する日で、現車が初年度登録年月日から3年
未満であれば、初年度登録年の3年後の応答日の前日、
すなわち、例えば、初年度登録年月日が平成7年12月
8日であれば、車検満了年月日は平成10年12月7日
ということになる。2回目以降の車検の場合は、2年車
検であるので初年度登録年月日から5年目、7年目とい
うことになる。車台番号は、自動車毎につけられた番号
で、例えば、88888である。メーカー/排気量は、
台車番号が入力されると、予め記憶されている複数のメ
ーカー名(対象とする全メーカー,トヨタ、ニッサン、
ホンダ、ベンツ、BMW等)が表示され、この中から現
車に該当するメーカー名を選択できるようになってい
る。表示されたメーカー名の中から現車に該当するメー
カー名、例えば、トヨタを選択すると、現車の排気量が
入力可能になる。現車の排気量を例えば、3000CCと
入力すると、当該メーカーから発売されている車種/タ
イプの選択に入る。発売されている車種/タイプの中か
ら現車の車種/タイプを、例えば、クラウン・セダンと
選択する。
【0025】ミッションは、オートマチックか、マニュ
アルミッションかの選択をするもので、現車のミッショ
ンの状態、例えば、オートマチックを入力する。A/C
は、エアコンで、エアコンの有・無を選択するもので、
現在の普通乗用車の場合、標準でエアコン有である。ま
た、S/Rは、サンルーフで、サンルーフの有・無を選
択するもので、現在の普通乗用車の場合、標準装備でサ
ンルーフ無である。さらにメーター状況であるが、メー
ター状況は、メーター戻しが行われているか(戻し歴が
有るか)否か、現在付いているメーターが現車の発売当
初から付いていたメーターから新しいメーターに交換し
たものか(交換歴が有るか)、それ以外(正常)を入力
する。このミッション、A/C有無、S/R有無を入力
すると、現車走行距離の入力に入る。この現車走行距離
は、現車の現在までの総走行距離のことで、走行距離評
価(Km査定)の基礎になるもので必須入力項目であ
る。この現車走行距離を入力しても、現車の基準走行距
離(初年度登録年月日から現在の時点までに現車が走行
する平均的な走行距離)を遥かに超えて走行している超
多走行の場合(例えば、基準走行距離が11,000K
mであるのに、50,000Kmをオーバーするような
走行距離の場合)は、原則として査定不可(査定できな
い)とになり、処理を続行しようとすると、本査定では
なく暫定査定となる。この現車走行距離は、現車の査定
時までに走行した総走行距離を入力すればよく、例え
ば、4,396Km(少走行)である。
【0026】査定担当者は、業者(ディーラー)の誰が
担当したかを明確にするためのもので必須入力項目では
ない。このようにして必要事項を入力すると、図11に
示す如く顧客情報の入力と車種タイプの選定が終了す
る。
【0027】このステップ2において顧客情報の入力と
車種タイプの選定を行うと、ステップ3において、現車
の買取査定する際に必要な必須情報の入力が終了したか
否かを判定する。すなわち、ステップ3においては、現
車を査定するに必要な基本データである初年度登録年月
日,車検満了年月日,メーカー/排気量,車種/タイ
プ,現車走行距離の入力が終了しているか否かを判定す
る。これらのデータが入力されないと次の処理がなされ
ない。これら入力基本データの内、車検満了年月日と排
気量は必須入力項目ではなく、データの入力がなくても
処理を続行することは可能となっている。
【0028】ステップ3において現車を査定する際に必
要な必須情報の入力が終了したと判定すると、ステップ
4において、ステップ2において入力したメーカー/排
気量,車種タイプの選定から発売期間の特定(年式の特
定)を行う。この発売期間の特定は、自動的に発売期間
を特定できない場合、例えば、同じ年に現車と同一の車
種についてフルモデルチェンジが行われている場合で、
同時期に、フルモデルチェンジ前の車とフルモデルチェ
ンジ後の車の両方が発売されていることがあるようなと
きに行う。例えば、平成7年12月に発売されていたト
ヨタ クラウン セダンは、平成7年1月から発売され
ている車が平成7年12月にフルモデルチェンジが行わ
れているため、平成7年12月8日に初年度登録が行わ
れたというだけでは、現車が平成7年1月〜平成7年1
1月までに発売された車、すなわちフルモデルチェンジ
前の車なのか、平成7年12月に新しく発売された車、
すなわちフルモデルチェンジ後の車なのか不明となって
いる。そのため、平成7年12月8日に初年度登録が行
われたトヨタ クラウン セダンの場合は、図12に示
すように平成7年12月にフルモデルチェンジが行われ
たことをメッセージすると共に、現車が平成7年1月〜
平成7年11月までに発売されたフルモデルチェンジ前
の車なのか、平成7年12月に新しく発売されたフルモ
デルチェンジ後の車なのかを選択して入力することが必
要となる。そこで、現車が例えば、平成7年1月〜平成
7年11月までに発売された車で、フルモデルチェンジ
前の車である場合は、その旨を入力する。したがって、
フルモデルチェンジが行われていない場合には、ステッ
プ4の作業は省略され自動的に発売期間が特定される。
【0029】ステップ4において現車の発売期間の特定
(年式の特定)が行われると、ステップ5において、ス
テップ4で特定した発売期間に発売されたステップ2で
選定したメーカー/排気量,車種タイブについてのグレ
ードを図13に示す如く一覧表示する。平成7年1月〜
平成7年11月に発売されたトヨタ クラウン セダン
3000CCの車には、図13に示すように4つのグレ
ードが存在する。そこで、これら一覧表示された4つの
グレードの中から、ステップ6において、現車のグレー
ドを、例えば、RサルーンGを選択する。
【0030】ステップ6において現車のグレードの選択
を行うと、ステップ7において、現車の確認を行う。す
なわち、ステップ7において、ステップ2とステップ4
とステップ6において選定した現車の情報に基づいて選
定された車種タイプの主要諸元を図14に示す如く表示
する。この主要諸元は、メーカー(例えば、トヨタ)、
車種タイプ(例えば、クラウン,セダン)、発売期間
(例えば、7年1月〜7年11月)、排気量(例えば、
3000cc)、エンジン種類(例えば、DOHC)、燃
料供給装置(例えば、EFI)、駆動装置(例えば、2
WD)、ドア数(例えば、4ドア)、グレード(例え
ば、RサルーンG)、形式(例えば、E−JZS13
5)、定員(例えば、5人)、ミッション(例えば、4
A;フロア4速オートマチック)、新車価格(例えば、
4,030,000円)等である(他に、過給器、屋根
形状がある)。このステップ7において現車の主要諸元
を確認し、現車の主要諸元に間違いがなければ、ステッ
プ8において、現車のボディカラーの選定に移る。すな
わち、ステップ8において、ステップ6において選定し
た現車と同一車種タイプに用いられたボディカラーを図
15に示す如く一覧表示する。選定したグレードで平成
7年1月〜平成7年11月に発売されたトヨタ クラウ
ン セダン 3000CCの車は、図15に示すように6
種類である。
【0031】このステップ8において現車と同一車種に
用いられたボディーカラーが一覧表示されると、ステッ
プ9において、この一覧表示された各種ボディーカラー
の中から現車のボディーカラー(例えば、シルバーメタ
リック)を選択入力する。車は、同じ車種タイプ・グレ
ードであってもボディーカラーによって人気の度合いが
異なり、人気ボディーカラーの場合には中古車業界でも
需要が多く、不人気ボディーカラーの場合には中古車業
界でも需要が少ないといったようにボディーカラーが中
古車の売れ行きに大きな影響を与えている。このため中
古車の場合は、人気ボディーカラーの場合には販売価格
が高いため査定価格が高くなり、不人気ボディーカラー
の場合には販売価格が低いため査定価格が低くなるとい
ったように、ボディーカラーの相違が査定価格の相違と
なって現れてくる。
【0032】ステップ9において現車のボディーカラー
を選択入力すると、ステップ10において、現車につい
ての車両の状況入力を行う。車両の状況入力は、図16
に示す如く、修復歴の有無,改造車であるか否か,全塗
装の必要があるか否か,現状事故車か否かの4項目に加
えて、外装の現状入力の可否,内装の現状入力の可否,
電装品の現状入力の可否,機関・足回りの現状入力の可
否,装備品の現状入力の可否の5項目である。修復歴の
有無は、現在車両外装は正常であるが以前に外装破損を
起こしたことのある場合、すなわち過去の事故歴の有無
のことで、過去に事故に遭い車両外装を修復してある場
合が修復歴有で、外装破損を起こしていなければ修復歴
無となる。修復歴には、軽度,中度,重度の区別があ
り、重度の修復歴の場合には、事故の大きさや事故の後
遺症(事故後の癖)などがまちまちで、人間の判断によ
る査定が不可欠なことから買取査定ができないと判断す
る。すなわち、重度の修復歴の場合には、買取りしな
い。このように重度の修復歴有の場合に買取査定ができ
ないとするのは、中古車市場で売買が成立する確立が低
いことに基づいている。軽度の修復歴の場合、中度の修
復歴の場合には、修復の状態を判断して買取査定額に反
映させる。しかし、軽度の修復歴、中度の修復歴であっ
ても、軽度の修復歴、中度の修復歴が複数箇所ある場合
は、過去に複数回事故を起こした可能性が高く、車両の
価値としては高く評価できない。そこで、軽度の修復歴
を2点、中度の修復歴を3点とし、修復歴の合計点数が
6点を超える(7点以上になる)と、重度の修復歴有り
と同一と判断し、買取査定ができないと判断する。
【0033】改造車については、改造車でないのが原則
で、改造している場合、その改造がドレスアップ改造な
のか、違法改造なのかの入力が必要である。違法改造と
いうのは、道路運送車両法に定める安全基準に該当しな
い改造のことである。道路運送車両法に定める安全基準
を満足するドレスアップ改造は、適法な改造であるので
買取査定が行われる。しかし、違法改造の場合は、道路
運送車両法に定める安全基準を満足するように、すなわ
ち適法な状態に戻すための再改造を必要とするため買取
査定価額の算定が困難なため買取査定ができないと判断
する。すなわち、違法改造車の場合には、買取りしな
い。
【0034】全塗装については、外装の傷みが酷く塗装
をし直す必要があるかないか、また、全塗装歴があるか
否かで、この全塗装歴有りの場合に元色全塗装(新車の
ときと同じ色で全塗装し直し)なのか色替全塗装(新車
のときと別な色で全塗装し直し)なのかである。現状事
故車については、現車の外装が事故(例えば、ぶつけて
凹みがある等)を起こし、損傷のある箇所をそのままに
してある状態であるとか、事故を起こした直後で破損状
態が酷い場合などである。したがって、事故を起こした
のが過去でも現在修復していなければ現状事故車とな
る。
【0035】現状事故車には、事故の程度によって軽
度,中度,重度の区別があり、重度の事故車の場合に
は、事故の大きさや事故の後遺症(事故後の癖)などが
まちまちで、人間の判断による査定が不可欠なことから
買取査定ができないと判断する。すなわち、重度の事故
車の場合には、買取りしない。このように重度の現状事
故車の場合に買取査定ができないとするのは、中古車市
場で売買が成立する確立が低いことに基づいている。軽
度の事故車の場合、中度の事故車の場合には、事故の状
態を判断して買取査定額に反映させる。しかし、軽度の
事故車、中度の事故車であっても、軽度の事故箇所、中
度の事故箇所が複数箇所ある場合は、複数回事故を起こ
した可能性が高く、車両の価値は低下しているものと考
えられる。そこで、軽度の事故箇所を2点、中度の事故
箇所を3点とし、事故箇所の合計点数が6点を超える
(7点以上になる)と、重度の事故車と同一と判断し、
買取査定ができないと判断する。これら修復歴有,違法
改造,全塗装要,現状事故はいずれも査定上マイナス要
因である。
【0036】ステップ10において、図16における現
車についての車両の状況入力について、修復歴無し,改
造無し,全塗装の必要無し,事故車ではない,外装の現
状入力について入力しない,内装の現状入力について入
力しない,電装品の現状入力について入力しない,機関
・足回りの現状入力について入力しない,装備品の現状
入力について入力しないを選択して入力を行うと、ステ
ップ11において、車両の状況についての必要事項の入
力が行われたか否かを判定する。すなわち、ステップ1
0において車両状況について修復歴の有無,改造の有
無,全塗装要否,現状事故の有無,外装の現状入力の可
否,内装の現状入力の可否,電装品の現状入力の可否,
機関・足回りの現状入力の可否,装備品の現状入力の可
否の入力が全部入力されるのを待つ。
【0037】ステップ11において車両の状況について
の必要事項の入力が行われたと判定すると、ステップ1
2において、現車の総合評価点を入力する。この総合評
価点を決める評価基準としては、0.0〜9.0まであ
るが、簡易型の買取査定を行う中古車の場合は、本実施
の形態においては、0.0〜5.0の評価を入力するよ
うになっている。評価基準9.0点は、未登録車または
当月登録の新同車で無傷無補修であり、走行が500km
以内のものの場合である。評価基準8.0点は、登録後
6ヵ月未満で無傷無補修であり、走行が3,000km以
内のものの場合である。評価基準7.0点は、登録後1
年未満で無傷無補修であり、走行が1万km以内のものの
場合である。評価基準6.0点は、外装・内装がほとん
ど無傷無補修で、加修の必要がなくそのまま展示できる
こと、標準走行km(15,000km/年)以内で実走3
0,000km未満であり、タイヤ5分山以上であるこ
と、エンジン足回り関係が走行に支障なく良好である場
合である。
【0038】評価基準5.0点は、目立たない傷、凹が
あるものの、外装・内装ほとんど加修の必要がなくその
まま展示できる場合である。内装については、加修の必
要がないか又は必要性が低くそのまま展示できるか、目
立たない小さな破れ、軽い焦げ又は簡単に取れる汚れ等
が全部で2〜3ヵ所までで、大きな部品の欠品がないこ
と。外装については、傷・凹が2〜3cmほどの小さな
傷、小凹が2〜3ヵ所以内で、板金塗装済の直し方が良
好なこと。ボディ外装の部品の交換がなく、エンジン足
回り関係が走行に支障なく良好で、実走60,000km
未満のものの。評価基準4.5点は、内装・外装共に軽
微な補修をすることにより評価基準5.0点に準ずるも
のになる。内装については、加修の必要がないか又は不
具合内容があまり商品価値に影響しないもの、小さな破
れ、軽い焦げ、擦れ、ビス穴が数箇所あるもの、小さな
焦げ穴ダッシュボードの小さな浮きがあるもの、簡単に
取れる汚れが全部で数箇所までのものである場合。外装
については、外装にある傷・凹が2〜3cmほどの小さな
傷、ゴルフボールほどの凹が少々あるもの、板金塗装済
で少々波のあるもの、ガラス割れ(ヒビ、ワイパーキズ
の大きいもの)のあるものの場合。板金塗装済の場合
は、直し方が良好なもの。
【0039】評価基準4.0点は、目立つ傷、凹、錆が
少々有り、加修が必要と思われるもの。内装について
は、軽微な加修を必要とするもの、また、不具合内容が
商品価値を下げるもの、焦げ、焦げ穴、擦れ、破れがあ
るもの、また、目立つビス穴、ダッシュボードの浮き、
小さなヒビ割れ等があるもの、汚れはあるがクリーニン
グにより簡単に取れるものである場合。外装について
は、2〜3cmほどの小さな傷、ゴルフボールほどの凹が
多数あり、20〜40cmの大きな傷が数箇所あるもの、
握り拳以上の大きめの凹が2〜3か所あるもの、板金塗
装済で大きな波、少々色ボケ、ムラのあるものである場
合。評価基準3.5点は、大小の板金や加修を必要とす
る所が数箇所有るもので、部分的に補修ボケ、色褪せの
あるもの。内装については、加修を必要とするもの、多
数の焦げ穴、破れ等があり張替えが必要なもの、ダッシ
ュボードが大きく変形したもの、クリーニングをしても
落ちない酷い汚れがあるものである場合。外装について
は、大きな傷が多数、大きめの凹が数箇所あるもの、交
換を必要とするほど酷い凹、傷のあるもの、板金塗装済
だが再補修が必要なもの、錆が多いもの、腐食のあるも
のである場合。
【0040】評価基準3.0点は、外装が全体にボケて
いるもの、塗装してあるが塗装状態が酷く悪いもの、各
所に酷く錆のあるもの、そのままの状態では展示できな
いものである。内装については、大きな補修を必要とす
るもの、ダッシュボード等に目立つ大きなヒビ割れや、
加工跡があり交換を要するもの、内装、シート等に酷い
汚れ、破れまたはヘタリ等のあるもの、室内に強い異臭
があり、そのままの状態では展示できないものである場
合。外装については、ボディが全補修の必要なもの
(傷、凹の多いもの、色ボケ等)、腐食が多く、腐食穴
のあるものである場合。評価基準2.0点は、評価基準
3.0点以上に評価できないほど商品価値の少ない車両
である場合。評価基準1.0点は、改造車(道路運送車
両法に定める安全基準に該当するものの原形を止めない
ほどに改造を施したもの)である場合、粗悪車(ボディ
主要パーツ(フレーム、ピラー、フロアパネル、インナ
ーパネル、ルーフパネル等)に腐食穴などがあり、次回
車検に通らないと思われるもの)である場合、冠水車
(車両が災害や自らの浸水により水または泥等に漬かっ
たもの、および川に転落した等それに準じるもの)・塩
害車(海岸などにより下回り等が酷い錆、腐食でボル
ト、ナットの締め付けや整備が不能になったもの)・雹
害車(雹によってボディ上面に小凹が多数あり修復が容
易でないもの)・吊上げ車(田圃に突っ込んだ場合等自
らの力で搬出できずクレーン車等により吊上げられたも
の)・災害のために著しく商品価値の下落が認められる
車などの災害車である場合、ラリー用に造られた競技車
である場合である。
【0041】評価基準0.0点は、買取査定ができない
買取査定不可のもので、違法改造車(道路運送車両法に
定める安全基準に該当していないもの)である場合、修
復歴車(重度の修復歴のある車)である場合、現状事故
車(重度の事故である車)の場合である。
【0042】ステップ12において現車についての総合
評価点を図16に示す如く例えば、3.5と入力する
と、ステップ13において、現車についての総合評価点
の入力が行われたか否かを判定する。このステップ13
において現車についての総合評価点の入力が行われたと
判定すると、ステップ14において、現車の状況入力事
項及び現車についての総合評価点を買取査定部署(支
店)から買取保証額決定部署(本部)へ送信して、買取
保証額決定部署(本部)において現車の現状確認を行
う。買取保証額決定部署(本部)においては、買取査定
部署(支店)から送信されてきた現車の状況データ及び
現車についての総合評価点とから現車の買取査定を行
い、その査定結果を買取査定部署(支店)に送信する。
【0043】ステップ14において現車の状況入力事項
及び現車についての総合評価点を買取保証額決定部署
(本部)へ送信すると、買取査定部署(支店)では、買
取保証額決定部署(本部)において行われた現車の買取
査定結果が買取保証額決定部署(本部)から送信されて
くるのを待つ。
【0044】ステップ15において、買取保証額決定部
署(本部)から現車についての現状確認に基づく現車の
買取評価額の入力があるのを待ち、このステップ15に
おいて、買取保証額決定部署(本部)から現車について
の現状確認に基づく現車の買取評価額の入力があったと
判定すると、ステップ16において、買取査定部署(支
店)に買取保証額決定部署(本部)から送信されてきた
現車についての現状確認に基づく現車の買取評価額の入
力があったと判定すると、図17に示す如く確定買取り
査定額を¥1,971,743と表示し、簡易型の買取
査定を終了する。ステップ14において現車の状況入力
事項及び現車についての総合評価点を買取保証額決定部
署(本部)へ送信した後、買取保証額決定部署(本部)
において現車の現状に不明な部分がある場合には、不明
な部分はそのままにして買取査定を実行し、買取査定部
署(支店)には、確定買取り査定額(買取保証額)では
なく、参考買取り査定額として図18に示す如く表示す
る。この買取り参考査定は、現車の現状について、例え
ば、初年度登録年月から2年以上経過しているの外装の
現況についての入力をしないといったような、不明な部
分(買取査定する際に必要とする事項の入力がない)が
ある場合、これら不明な部分について問題ないものとし
て買取査定を行ったときの買取査定額が現車の良好な条
件における買取査定額であると参考にするためのものと
して行う買取査定である。したがって、参考買取査定額
は、¥1,971,743と算出され、現車に何の問題
もないとして行った図17に示す如き確定買取査定額と
同一の金額となる。同一の金額が算出されても、参考買
取査定額と確定買取査定額との違いは、確定買取査定額
の場合は、買取保証額決定部署(本部)が現車について
買い取る際の買取額を保証したもので、ユーザーが現車
を中古車ディーラーに譲渡するときの売り渡し額として
保証されたものであるのに対し、参考買取査定額の場合
は、あくまでもユーザーが現車を中古車ディーラーに譲
渡するときの参考にしてもらうためのもので、ユーザー
が実際に現車を中古車ディーラーに譲渡しようとする場
合、参考買取査定額に示された¥1,971,743の
額で中古車ディーラーに売り渡せると保証された額では
ないものである。
【0045】図17における確定買取り査定は、図11
の顧客情報の入力と車種タイプの選択における現車走行
距離が4,396Kmと現車の車種タイプの基準走行距
離、11,050Kmに比して少走行である場合であ
る。そこで、顧客情報の入力と車種タイプの選択におけ
る現車走行距離が図19に示す如く、例えば、13,4
67Kmと現車の車種タイプの基準走行距離、11,0
50Kmに比して多走行である場合について説明する。
現車走行距離が図19に示す如く13,467Kmの場
合、図11の顧客情報の入力と車種タイプの選択におけ
る現車走行距離が4,396Kmと少走行である場合と
同様の処理を行うと、図20に示す如く、確定買取り査
定額が¥1,871,365となる。この現車走行距離
が13,467Kmの場合の確定買取り査定額¥1,8
71,365が図11の現車走行距離が4,396Km
の少走行の場合の確定買取り査定額¥1,971,74
3と異なった買取査定額となるのは、現車走行距離が相
違することによるものである。この現車の走行距離が1
3,467Kmと現車の車種タイプの基準走行距離、1
1,050Kmに比して多走行である場合で、現車の現
状に不明な部分がある場合に、不明な部分はそのままに
して買取査定を実行する場合は、買取り参考査定額とし
て図21に示す如く表示される。この買取り参考査定に
よって提示される参考買取り査定額¥1,871,74
3は、現車に何の問題もないとして行った図20に示す
確定買取査定額と同一の金額となる。このような簡易型
の買取査定に対し詳細型の買取査定を選択する場合、す
なわち、ステップ1において簡易型の買取査定を行わな
い、すなわち詳細型の買取査定を行うと判定すると、ま
ず、ステップ17において、査定対象車(現車)の買取
査定を依頼してきた顧客者の顧客情報の入力と車種タイ
プの選択を行う。
【0046】ステップ17においては、現車の買取査定
を依頼してきた顧客者の氏名(例えば、日本太郎),住
所・電話番号(例えば、東京都港区広尾1−3−25
TEL(03)3897−2465),初年度登録年月日(例
えば、平成7年12月8日),登録番号(例えば、練馬
−33−ほ−8304),車検満了年月日(例えば、平
成10年12月7日),台車番号(88888),メー
カー/排気量(例えば、トヨタ、3000cc),車種/
タイプ(例えば、クラウン・セダン),ミッション(例
えば、オートマ),A/C有無(例えば、有り),S/
R有無(例えば、無し),メーター状況(例えば、正
常),現車走行距離(例えば、4,396Km ),査定担
当者(道祖土 和正)と図11に示す如く入力する。
【0047】このステップ17において顧客情報の入力
と車種タイプの選定を行うと、ステップ18において、
現車の買取査定する際に必要な必須情報(初年度登録年
月日,登録番号,車検満了年月日,台車番号,メーカー
/排気量,車種/タイプ,ミッション,A/C有無,S
/R有無,メーター状況,現車走行距離)の入力が終了
したか否かを判定する。このステップ18において現車
を査定する際に必要な必須情報の入力が終了したと判定
すると、ステップ19において、ステップ17で入力し
たメーカー/排気量,車種タイプの選定から平成7年1
2月8日に初年度登録が行われたトヨタ クラウン セ
ダンの場合は、図12に示すように平成7年12月にフ
ルモデルチェンジが行われており、現車が平成7年1月
〜平成7年11月までに発売されたフルモデルチェンジ
前の車なのか、平成7年12月に新しく発売されたフル
モデルチェンジ後の車なのかを選択して、例えば、平成
7年1月〜平成7年11月までに発売された車であるこ
とを入力して現車の発売期間の特定(年式の特定)を行
う。ステップ19において現車の発売期間の特定(年式
の特定)が行われると、ステップ20において、ステッ
プ19で特定した発売期間に発売されたステップ17で
選定したメーカー/排気量,車種タイプについてのグレ
ードを図13に示す如く4つのグレードを一覧表示す
る。この4つのグレードの中から、ステップ21におい
て、現車のグレード、例えば、RサルーンGを選択す
る。ステップ21において現車のグレードの選択を行う
と、ステップ22において、現車の確認を行う。すなわ
ち、ステップ22において、ステップ17とステップ1
9とステップ21において選定した現車の情報に基づい
て選定された車種タイプの主要諸元を図14に示す如く
表示する。
【0048】このステップ22において現車の主要諸元
を確認し、現車の主要諸元に間違いがなければ、ステッ
プ23において、現車のボディカラーの選定に移る。す
なわち、ステップ23において、ステップ21において
選定した現車と同一車種タイプに用いられたボディカラ
ーを図15に示す如く一覧表示する。選定したグレード
で平成7年1月〜平成7年11月に発売されたトヨタ
クラウン セダン 3000CCの車は、図15に示すよ
うに6種類である。このステップ23において現車と同
一車種に用いられたボディーカラーが一覧表示される
と、ステップ24において、この一覧表示された各種ボ
ディーカラーの中から現車のボディーカラー(例えば、
シルバーメタリック)を選択入力する。
【0049】ステップ24において現車のボディーカラ
ーを選択入力すると、ステップ25において、現車につ
いての車両の情報を買取保証額決定部署(本部)に送信
する。買取査定部署(支店)から現車についての車両の
情報を送信された買取保証額決定部署(本部)では、現
車について、送信された車両情報を元に現車の確認を行
い、確認の成否を買取査定部署(支店)に送信する。
【0050】ステップ25において現車についての車両
の情報を買取保証額決定部署(本部)に送信した後、買
取査定部署(支店)では買取保証額決定部署(本部)か
ら現車の確認ができたか否かの応答を待ち、ステップ2
6において、買取査定部署(支店)に対して買取保証額
決定部署(本部)から現車の情報に対する確認の応答が
あったと判定すると、ステップ27において、買取保証
額決定部署(本部)から現車の情報に対する確認の応答
の判定、すなわち、買取保証額決定部署(本部)からの
応答が、現車の買取査定が可能であるとの評価であるか
否かの判定を行う。このステップ27において買取保証
額決定部署(本部)から現車の情報に対する確認の応答
が、現車の買取査定が可能でないとの評価応答であると
判定すると、ステップ28において、現車に重大な欠陥
があるため買取り査定ができないことを表示する。
【0051】また、ステップ27において買取保証額決
定部署(本部)から現車の情報に対する確認の応答が買
取査定が可能であると判定すると、ステップ29におい
て、買取保証額決定部署(本部)から現車の情報に対す
る確認の応答が現車の情報に不明な部分が無いという応
答か否かを判定する。すなわち、ステップ29において
は、買取保証額決定部署(本部)から現車の情報に関し
て不明な部分が無いという応答があったか否かを判定し
ている。このステップ29において買取査定部署(支
店)が受け取つた買取保証額決定部署(本部)から現車
の情報に対する確認の応答が、買取査定部署(支店)か
ら送信された現車の情報に不明な部分があるという応答
であると判定すると、買取保証額決定部署(本部)は、
現車の情報に不明な部分があることを買取査定部署(支
店)に送信し、ステップ30において、買取査定部署
(支店)側でこのままの状態で買取査定を行うか否かを
決定させる。買取査定部署(支店)側でこのままの状態
で買取査定を行うと判断すると、すなわち、ステップ3
0においてこのままの状態で買取査定を行うと判定する
と、ステップ31において、買取保証額決定部署(本
部)で現車の情報の内の不明な部分をそのままにして
(良好な状態として)買取り参考査定を実施する。買取
保証額決定部署(本部)で行った買取り参考査定の結果
を参考買取り査定額として買取査定部署(支店)に送信
する。買取り参考査定の結果を受信した買取査定部署
(支店)においては、ステップ32において、確定買取
り査定額(買取保証額)ではなく、買取り参考査定額と
して図18に示す如く表示する。この買取り参考査定額
は、暫定的なもので、現車の良好な条件における買取査
定額を示したもので、現車を譲渡する際の参考にするた
めのものである。したがって、買取り参考査定額は、¥
1,971,743と算出され、現車の簡易型の買取査
定の場合と同一の金額となる。また、ステップ30にお
いてこのままの状態では買取査定を行わないと判定する
と、このフローを終了する。
【0052】また、ステッブ29において買取保証額決
定部署(本部)が、買取査定部署(支店)から送信され
た現車の情報に不明な部分がないと判定すると、ステッ
プ33において、現車について買取保証額決定部署(本
部)に他店舗で買取査定を行ったことがある否かの検索
を行う。この現車についての他店舗での買取査定の検索
は、例えば、過去2週間以内とか、過去1ヵ月位を目途
に行う。これ以上長い期間を遡ると、前回の買取査定時
から現在までの間に現車の状況が大きく変化することが
予測され、前回の買取査定の内容を参考にすることの意
味がなくなり、そのまま使うことができないことが多い
からである。このステップ33において現車について買
取保証額決定部署(本部)に他店舗で買取査定を受けた
記録が残っており、現車について行った前回買取査定の
データが残っていると判定すると、ステップ34におい
て、買取保証額決定部署(本部)に記録されている他店
舗で行った買取査定実績に基づいて買取り査定を行うか
否かを特定する。すなわち、他店舗における買取査定実
績データを今回の買取り査定に反映させるか否かを判定
する。このステップ34において、他店舗で行った買取
査定実績に基づいて買取り査定を行うと判定すると、ス
テップ35において現車の他店舗で行った買取査定を読
み出し表示する。
【0053】そして、ステップ36において、現車につ
いて他店舗において行った前回の買取査定実績とは別に
再査定をすることなく、他店舗において行った前回の買
取査定実績をそのまま今回の買取査定として採用するか
否かを判定する。このステップ36において、現車につ
いて他店舗において行った前回の買取査定実績をそのま
ま今回の買取査定として採用すると判定すると、ステッ
プ37において成約・売買契約書の作成処理を行い、処
理フローを終了する。
【0054】また、ステップ33において買取保証額決
定部署(本部)に他店舗での買取査定実績の記録がない
と判定するか、ステップ34において買取保証額決定部
署(本部)に記録されている他店舗での買取査定実績に
基づいて買取り査定を行わないと判定するか、ステップ
36において現車について他店舗において行った前回の
買取査定実績を用いないで改めて買取査定を行うと判定
すると、ステップ38において、現車について現状買取
り査定を実行して、まず、現車の外装の現状入力を図2
2に示す如く入力する。この外装の現状入力は、図22
に示す如く、修復歴の有無,改造車であるか否か,全塗
装の必要の有無・全塗装歴があるか否か,現状事故車か
否かの4項目である。修復歴の有無は、以前に外装破損
を起こし修復してある場合、修復歴有で、外装破損を起
こしていなければ修復歴無となる。改造車については、
改造車でないのが原則で、改造している場合、その改造
がドレスアップ改造なのか、違法改造なのかの入力が必
要である。全塗装については、外装の傷みが酷く塗装を
し直す必要があるかないか、また、全塗装歴があるか否
かで、この全塗装歴有りの場合に元色全塗装(新車のと
きと同じ色で全塗装し直し)なのか色替全塗装(新車の
ときと別な色で全塗装し直し)なのかである。また、現
状事故車については、現車の外装が事故(例えば、ぶつ
けて凹みがある等)を起こし、損傷のある箇所をそのま
まにしてある状態であるとか、事故を起こした直後で破
損状態が酷い場合などである。これら修復歴有,違法改
造,全塗装要,現状事故はいずれも査定上マイナス要因
である。また、原則として重度の修復歴有,重度の現状
事故車の場合は、本査定はできず、参考査定となる。こ
のように重度の修復歴有,重度の現状事故車の場合は、
中古車市場で売買が成立する確立が低いことに基づいて
いる。
【0055】ステップ38において現車についての外装
の現状入力を行うと、ステップ39において、現車の外
装現状において修復歴無しか否かを判定する。このステ
ップ39において現車の外装現状において修復歴無しで
ない、すなわち、修復歴有りと判定すると、ステップ4
0において、図23に示す如き現状入力を行う。すなわ
ち、修復歴の入力箇所として、例えば、右前(中度),
前面(OK),左前(OK),フロアパネル(OK),
右横(中度),左横(OK),トランクフロア(O
K),右後(OK),後面(OK),左後(OK),屋
根(OK),フレーム&第一メンバーの交換、修正(な
し),事故の疑いの有無(車両状態が不明瞭)(な
し),フレーム修正機の傷跡の有無(なし)と入力す
る。右前と右横の中度は、修復の程度を表しており、O
Kは、修復の無しを表している。ステップ39において
現車の外装現状において修復歴有りと判定したにも拘ら
ずステップ40において、図23に示す如き修復歴の状
況の入力を全く行わないで処理を続行する場合には、本
査定ではなくなり、参考査定または査定不可となる。さ
らに重度の修復歴有りの場合は、査定不可となる。
【0056】ステップ40において現車についての修復
歴の状況入力を行うと、ステップ41において、修復歴
箇所の入力が行われたか否かを判定する。このステップ
41においては、ステップ39において修復歴有りと入
力しているため、少なくとも1か所以上の修復歴の入力
がなければならず、少なくとも1か所以上の修復歴の入
力が行われるのを待つ。
【0057】ステップ41において修復歴箇所の入力が
終了したと判定するか、またはステップ39において修
復歴無しと判定すると、ステップ42において、現車に
ついて現状で事故車でないか否かを判定する。現状で事
故車ということは、現車の外装が事故(例えば、ぶつけ
て凹みがある等)を起こし、損傷のある箇所をそのまま
にしてある状態であるとか、事故を起こした直後で破損
状態が酷い場合などである。ステップ38の現車の現状
買取り査定における外装の現状入力において現車の現状
が事故車であると入力してある場合は、ステップ43に
おいて、図24に示す如き現車の事故箇所の現状入力を
行う。すなわち、ステップ43における事故箇所の入力
箇所として、右前(OK),前面(OK),左前(O
K),フロアパネル(OK),右横(OK),左横(O
K),トランクフロア(中度),右後(中度),後面
(OK),左後(OK),屋根(OK),フレーム&第
一メンバーの交換、修正(なし)を入力する。トランク
フロアと右後の中度は、事故の程度を表しており、OK
は、事故による損傷無しを表している。
【0058】ステップ43において現車についての現状
事故箇所の状況入力を行うと、ステップ44において、
現状事故箇所の入力を終了したか否かを判定する。この
ステップ44においては、ステップ42において現状事
故車と判定しているため少なくとも1か所以上の現状事
故箇所の入力がなければならず、現状事故箇所の入力が
行われるのを待つ。このステップ42において現状事故
車と判定したにも拘らずステップ43において、図24
に示す如き修復歴の状況の入力を全く行わないで処理を
続行する場合には、本査定ではなくり、参考査定または
査定不可となる。また、ステップ43において現車につ
いての現状事故箇所で1か所でも重度の事故箇所がある
場合は、査定不可となる。
【0059】ステップ44において現状事故箇所の入力
が行われたと判定するか、またはステップ42において
現車が現状で事故車でないと判定すると、ステップ45
において、図25に示す如き加修・補修歴の入力を行
う。加修・補修歴として、例えば、バンパーの状態(無
し)、フェンダーの状態(無し)、エプロンの状態(無
し)、ドアの状態(無し)、ミラーの状態(無し)、電
動ミラーの状態(無し)、ステップの状態(無し)、ボ
ンネットの状態(無し)、ルーフの状態(無し)、トラ
ンクの蓋の状態(無し)、トランクの床の状態(無
し)、インナーパネル左の状態(無し)、インナーパネ
ル右の状態(無し)、ラジエータセルの状態(無し)、
ルームクリーニング(済み),シートの補修痕(無
し),ドア内張りの補修痕(無し),天井の補修痕(無
し),じゅうたんの補修痕(無し)を入力する。各項目
に対しては、加修・補修歴がある場合には、軽度の傷,
重度の傷,軽度の凹み,重度の凹み,軽度の腐食,重度
の腐食,交換歴が有りのいずれかの損傷の程度を入力す
る。これら加修・補修歴の入力項目は、評価無し(加修
・補修歴無し)以外は、いずれも加修・補修歴における
損傷の程度によって査定上マイナス要因になり得るもの
である。
【0060】ステップ45において加修・補修歴の入力
を行うと、ステップ46において、図25に示す如き加
修・補修歴の入力についての全項目の入力がなされたか
否かの判定を行う。このステップ46において図25に
示す如き加修・補修歴の入力の全項目に対する入力がな
されたと判定すると、ステップ47において、図26に
示す如き外装関係の現状入力を行う。外装関係の現状入
力項目としては、バンパーの状態、フェンダーの状態、
エプロンの状態、ドアの状態、ミラーの状態、電動ミラ
ーの状態、ステップの状態、ボンネットの状態、ルーフ
の状態、トランクの蓋の状態、トランクの床の状態、イ
ンナーパネル左の状態、インナーパネル右の状態、ラジ
エータセルの状態、タイヤの使用の可否,ガラス交換の
要否,ヘッドランプの状態、テール・コンビランプの状
態がある。各項目に対しては、軽度の傷,重度の傷,軽
度の凹み,重度の凹み,軽度の腐食,重度の腐食,交換
を要する,のいずれかの損傷状態を入力する。これら外
装関係の現状入力項目は、評価無し(損傷無し)以外
は、いずれも査定上マイナス要因である。ステップ47
において外装関係に問題がない場合は、外装関係の現状
入力でバンパーの状態、フェンダーの状態、エプロンの
状態、ドアの状態、ミラーの状態、電動ミラーの状態、
ステップの状態、ボンネットの状態、ルーフの状態、ト
ランクの蓋の状態、トランクの床の状態、インナーパネ
ル左の状態、インナーパネル右の状態、ラジエータセル
の状態のそれぞれが異常なし(損傷無し)、タイヤ使用
可,ガラス交換の不要,ヘッドランプの状態OK、テー
ル・コンビランプの状態OKを入力する。
【0061】また、ステップ47において外装関係に問
題がある場合は、外装関係の現状入力で各項目に対し
て、軽度の傷(A),重度の傷(B),軽度の凹み
(C),重度の凹み(D),軽度の腐食(E),重度の
腐食(F),交換を要する(×),のいずれかの損傷状
態を記号で入力する。例えば、図26に示す如く、バン
パーの状態(リア:×)、フェンダーの状態(右後:
×)、エプロンの状態(リア:C)、ドアの状態(異常
なし)、ミラーの状態(異常なし)、電動ミラーの状態
(異常なし)、ステップの状態(異常なし)、ボンネッ
トの状態(C)、ルーフの状態(異常なし)、トランク
の蓋の状態(A)、トランクの床の状態(C)、インナ
ーパネル左の状態(異常なし)、インナーパネル右の状
態(異常なし)、ラジエータセルの状態(異常なし)、
タイヤの使用の可否(左前後・右前後:使用可,スペ
ア:有り)、ガラス交換の要否(フロント・左前後ドア
・右前後ドア・リア:不要),ヘッドランプの状態(O
K)、テール・コンビランプの状態(OK)を入力す
る。これら外装関係の現状入力項目は、評価無し(損傷
無し)以外は、いずれも査定上マイナス要因である。
【0062】このステップ48においては、図26に示
す如き外装関係の現状入力についての全項目の入力がさ
れるのを待ち、図26に示す如き外装関係の現状入力の
全項目に対する入力がなされたと判定すると、内装の状
況入力を行う。現車についての内装の状況の現状入力
は、図27に示す如く、室内の状況,トランクルームの
状況,タバコ・ペットの臭い,ダッシュボードの破損の
4項目である。これら内装の現状入力項目は、問題なし
以外は、いずれも査定上マイナス要因である。
【0063】まず、ステップ49において、室内の状況
に問題ないかの判定を行う。ステップ49において室内
の状況に問題があると判定すると、ステップ50におい
て、問題の状況として、室内の汚れが有るか無いか、シ
ートの破損が有るか無いか、ドア内張の破損が有るか無
いか、天井の破損が有るか無いか、じゅうたんの破損が
有るか無いかを入力する。すなわち、ステップ50にお
いては、図27に示す如く、室内の状況について、室内
の汚れ有り,シートの破損有り,ドア内張の破損無し,
天井の破損無し,じゅうたんの破損の無しを入力する。
【0064】このステップ50において室内の状況の入
力が行われると、ステップ51において、室内の状況の
問題箇所の入力が終了するのを待つ。このステップ51
において室内の状況の問題箇所の入力が終了したと判定
するか、またはステップ49において室内の状況に問題
がないと判定すると、ステップ52において、トランク
ルームの状況に問題が有るか無いか,車室内にタバコ・
ペットの臭いが着いているか否か,ダッシュボードが破
損しているか否かを入力する。すなわち、ステップ52
においては、図27に示す如く、トランクルームの状況
に問題なし,室内にタバコ・ペットの臭い(室内の臭
い)に問題なし,ダッシュボードの破損に問題なしの入
力を行う。
【0065】ステップ52において各種項目の入力が行
われると、ステップ53において、図27に示す如き内
装の現状入力についての全項目の入力がなされたか否か
の判定を行う。このステップ53において図27に示す
如き室内の現状入力の全項目に対する入力がなされたと
判定すると、ステップ54において、現車についての電
装品の現状の入力を行う。電装品の現状入力は、図28
に示す如く、エアコン,バッテリ,時計,パワーウィン
ドウ左前,パワーウィンドウ左後,パワーウィンドウ右
前,パワーウィンドウ右後,ワイパー関係,メーターパ
ネルの9項目である。これらについては、いずれも通常
の使用が可能かどうか、すなわち、エアコンの通常の使
用が可否、バッテリの通常の使用が可能か交換が必要
か、時計の通常の使用が可能か交換が必要か、パワーウ
ィンドウ左前の通常の使用が可能か作動不可修理要か、
パワーウィンドウ左後の通常の使用が可能か作動不可修
理要か、パワーウィンドウ右前の通常の使用が可能か作
動不可修理要か、パワーウィンドウ右後の通常の使用が
可能か作動不可修理要か、ワイパー関係の通常の使用が
可能か交換が必要か、メーターパネルの通常の使用が可
否の入力を行う。
【0066】これら電装品の現状入力項目は、通常の使
用が可能以外は、いずれも査定上マイナス要因である。
【0067】ステップ54において電装品の現状につい
ての入力(例えば、通常の使用が可能)を行うと、ステ
ップ55において、図28に示す如き電装品の現状入力
についての全項目の入力がなされたか否かの判定を行
う。このステップ55において図28に示す如き電装品
の現状入力の全項目に対する入力がなされたと判定する
と、ステップ56において、現車についての機関・足回
りの現状の入力を行う。機関・足回りの現状入力は、図
29に示す如く、エンジン,ミッション,動力伝達装
置,ステアリング,サスペンション,ブレーキ,マフラ
ー,その他の機関・足回りの8項目である。これらにつ
いては、いずれも通常に使用できるか、通常の使用が困
難か否かの入力を行う。
【0068】これら機関・足回りの現状入力項目は、通
常の使用が困難な場合は、いずれも査定上マイナス要因
である。
【0069】ステップ56において機関・足回りの現状
についての入力(例えば、通常の使用が可能)を行う
と、ステップ57において、図29に示す如き機関・足
回りの現状入力についての全項目の入力がなされたか否
かの判定を行う。このステップ57において図29に示
す如き機関・足回りの現状入力の全項目に対する入力が
なされたと判定すると、ステップ58において、現車に
ついての装備品の現状の入力を行う。装備品の現状の入
力は、図30,図31に示す如く、ステレオ・コンポ・
CD,テレビ,ナビゲーション,空気清浄機,アルミホ
イール,スポイラー,エアバック,4WS,ABS,工
具、ジャッキの10項目である。これらについては、い
ずれも標準装備か、オプション装備か、使用状態が使用
可能か不可能かの入力を行う。ステレオ・コンポ・CD
以外は、標準装備では無しで、テレビ,ナビゲーショ
ン,空気清浄機,アルミホイール,スポイラー,エアバ
ック,4WS,ABSはオプションで追加装備となる。
工具、ジャッキは、装備されているのが通常である。標
準装備のステレオ・コンポ・CD,工具・ジャッキにつ
いては、使用可能の状態で通常で、『無し』であった
り、『使用不可』であったりした場合には、査定上マイ
ナス要因となる。また、テレビ,ナビゲーション,空気
清浄機,アルミホイール,スポイラー,エアバック,4
WS,ABSについては、オプション(OP)で、追加
装備されていれば査定上プラス要因となる。OP−A,
OP−B,OP−Cはそれぞれオプションのグレイドを
示しており、OP−Aが査定金額が最も高く、OP−
B、OP−Cと査定金額は下がっていく。これらオプシ
ョン装備品についても、使用可能の状態か否かで査定金
額は異なる。使用が不可能の状態の場合、オプション装
備品を単に取り外すだけでは新車当時の仕様に戻らない
ような場合は、むしろ査定上マイナス要因となる。工
具、ジャッキは、装備されているのが当然で、工具が不
足している場合、工具、ジャッキが無い場合は、査定上
マイナス要因となる。さらに特に高価な工具、ジャッキ
がオプション装備されている場合は、その状況によって
査定上プラス要因になることがある。
【0070】装備品の現状入力が終了すると、現車の査
定に必要な全ての情報の入力を完了することになる。そ
こで、このステップ58において装備品の現状につい
て、標準装備については使用可能の状態、オプション装
備品については装備なし、工具、ジャッキについては使
用可能と図30,図31に示す如く入力すると、ステッ
プ59において、図30,図31に示す如き装備品の現
状入力についての全項目の入力がなされたか否かの判定
を行う。
【0071】このステップ59において図30,図31
に示す如き装備品の現状入力の全項目に対する入力がな
されたと判定すると、ステップ60において、図32に
示す如く、各種減額、修理実費の入力を行う。すなわ
ち、ステップ60においては、外装関係では、修復歴が
有るが、これは一律で減額が決められており、また、現
状事故車としての減額が一律に決められているので、内
装関係の室内の状況についての減額を、例えば200,
000円と入力する。このステップ60において各種減
額、修理実費の入力した後、ステップ61において、各
種減額、修理実費で金額に不明な箇所がないか否か判定
する。
【0072】ステップ61において各種減額、修理実費
で金額に不明な箇所がないと判定すると、ステップ62
において、各種減額、修理実費についての入力項目全部
の入力がなされたか否かの判定を行う。
【0073】また、ステップ61において各種減額、修
理実費で金額に不明な箇所(例えば、内装関係の室内の
状況についてどの程度の減査定を行うのか)があると判
定すると、ステップ63において、各種減額、修理実費
で金額に不明な箇所について買取保証額決定部署(本
部)へ送信し、買取保証額決定部署(本部)に各種減
額、修理実費で金額に不明な箇所の査定を問い合わせ
る。ステップ63において各種減額、修理実費で金額に
不明な箇所の問い合わせを行った後、ステップ64にお
いて、各種減額、修理実費で金額に不明な箇所の買取保
証額決定部署(本部)からの応答を待つ。すなわち、ス
テップ64において、各種減額、修理実費で金額に不明
な箇所について買取保証額決定部署(本部)からの応答
があったか否かを判定する。このステップ64におい
て、各種減額、修理実費で金額に不明な箇所について買
取保証額決定部署(本部)からの応答があったと判定す
ると、ステップ65に進む。
【0074】ステップ62において、各種減額、修理実
費についての入力項目全部の入力があったと判定する
と、ステップ65において、現車についての買取り査定
額の演算を行う。演算が終了すると、ステップ66にお
いて、演算結果が確定買取り査定額として図33に示す
如く表示される。この確定買取り査定額の表示には、査
定日付(例えば、平成9年2月17日),確定買取り査
定額(例えば、¥1,516,743)が同時に表示さ
れる。
【0075】ステップ66において演算結果が確定買取
り査定額(¥1,516,743)として表示される
と、ステップ67において、確定買取り査定額について
の査定詳細情報の表示を行うか否かの判定を行う。この
ステップ67において、確定買取り査定額についての査
定詳細情報の表示を行わないと判定すると、このフロー
を終了する。そして、このステップ67において、確定
買取り査定額についての査定詳細情報の表示を行うと判
定すると、ステップ68において、図34〜図36の査
定詳細情報の表示を行う。査定詳細情報の表示は、外装
の現状について入力した各項目についてのそれぞれの金
額、内装の現状について入力した各項目についてのそれ
ぞれの金額、電装品の現状について入力した各項目につ
いてのそれぞれの金額、機関・足回りの現状について入
力した各項目についてのそれぞれの金額、装備品の現状
について入力した各項目についてのそれぞれの金額、基
準走行距離に対する現車走行距離による走行距離の多少
に基づいた走行距離評価額、さらに、買取り時から車検
満了日までの車検期間による車検の残期間による車検残
存期間加算額のそれぞれである。
【0076】すなわち、外装関係における減額評価は、
バンパー(−50,000),フェンダー(−50,0
00),エプロン(−20,000),ボンネット(−
20,000),トランク(−30,000),修復歴
有り(−60,000),現状事故車(−25,00
0)である。その他、ドア,ミラー,電動ミラー,ステ
ップ,ルーフ,タイヤ,ガラス,インナーパネル,ヘッ
ドランプ,テール・コンビランプ,改造車,全塗装要に
ついては、評価0(評価減無し)である。内装関係にお
ける減額評価は、室内の状況(−200,000)であ
る。その他、トランクルームの破損等,室内の臭い,ダ
ッシュボードについては、評価0(評価減無し)であ
る。電装関係のエアコン,バッテリ,時計,パワーウィ
ンドウ,ワイパー関係,メーターパネルは、いずれも評
価0(評価減無し)である。また、機関・足回りのエン
ジンの修理等,ミッションの修理等,動力伝達装置の修
理等,ステアリングの修理等,サスペンションの交換,
ブレーキの修理等,マフラーの修理等,その他の機関の
修理等は、いずれも評価0(評価減無し)である。装備
品関係のステレオ・コンポ・CD,テレビ,ナビゲーシ
ョン,空気清浄機,アルミホイール,スポイラー,エア
バック,4WS,ABS,工具、ジャッキは、いずれも
評価0(評価減無し)である。
【0077】さらに、現車の基準走行距離は、11,0
50Kmであるのに対し、本実施の形態の場合は、現車
走行距離が4,396Kmとなっており、現車は、基準
走行距離に対して6,654Kmの少走行となってい
る。このため、この6,654Kmの少走行に対する走
行距離評価が、¥66,540となる。また、現車の車
検満了日が平成10年12月と22ヶ月残っており、車
検残22ヶ月となる。この車検残についての評価額は、
¥154,000となり、少走行距離評価額、車検残評
価額は、いずれも査定上プラス要因となる。
【0078】なお、図示していないが、この図34〜図
36の査定詳細情報の表示には、隠しボタンがあり、こ
の隠しボタンを選定すると、査定者による調整額の入力
が可能となる。この調整額は、最終買取額(¥1,51
6,743)に取引上の上乗せをするために設けたもの
で、買取査定部署(支店)の査定者が、調整額を例え
ば、¥100,000と入力すると、最終買取額が10
万円アップした¥1,616,743ということにな
る。
【0079】また、ステップ62において、各種減額、
修理実費についての入力項目全部の入力がされていない
と判定すると、ステップ69において、各種減額、修理
実費の必要入力項目の内、金額の入力されていない項目
のある状態で買取査定の演算を行うか否かを判定する。
このステップ69において、各種減額、修理実費の必要
入力項目の内、金額の入力されていない項目のある状態
で買取査定の演算を行わないと判定すると、ステップ6
0に戻り、再度各種減額、修理実費の入力を行う。
【0080】また、このステップ69において、各種減
額、修理実費の必要入力項目の内、金額の入力されてい
ない項目のある状態で買取査定の演算を行うと判定する
と、ステップ70において、図37に示す如く各種減
額、修理実費の必要入力項目の内、金額の入力されてい
ない項目(本実施の形態においては、内装関係における
室内の状況だけである)のある状態で買取査定を実行す
る。この買取査定は、確定買取り査定ではなく暫定買取
り査定となる。この暫定買取り査定というのは、確定買
取り査定のように買取保証額を査定するのではなく、ま
た、買取り参考査定のように単なる中古車ディーラーに
現車を売り渡すときの目安にするものでもなく、確定買
取り査定額に近い金額として把握できるものである。こ
のステップ70において各種減額、修理実費の買取査定
を実行すると、ステップ71において、暫定買取り査定
額として図38に示す如く表示する。この暫定買取り査
定額の表示には、査定日付(例えば、平成9年2月17
日),暫定買取り査定額(¥1,716,743)が同
時に表示される。この暫定買取り査定額(¥1,71
6,743)は、図33に示される確定買取り査定額
(¥1,516,743)と¥200,000の差があ
るが、この差額は、ステップ69において入力されるべ
き内装関係の室内の状況についての減額200,000
円に相当するもので、ステップ69において入力されな
い場合、この入力されない減額分だけ高い査定額とな
る。ステップ71において演算結果が暫定買取り査定額
(¥1,716,743)として表示され、このフロー
を終了する。
【0081】そして、暫定買取り査定額(¥1,71
6,743)は、外装の現状について入力した各項目に
ついてのそれぞれの金額、内装の現状について入力した
各項目についてのそれぞれの金額、電装品の現状につい
て入力した各項目についてのそれぞれの金額、機関・足
回りの現状について入力した各項目についてのそれぞれ
の金額、装備品の現状について入力した各項目について
のそれぞれの金額、基準走行距離に対する現車走行距離
による走行距離の多少に基づいた走行距離評価額、さら
に、買取り時から車検満了日までの車検期間による車検
の残期間による車検残存期間加算額を加味したものであ
る。
【0082】すなわち、外装関係における減額評価は、
バンパー(−50,000),フェンダー(−50,0
00),エプロン(−20,000),ボンネット(−
20,000),トランク(−30,000),修復歴
有り(−60,000),現状事故車(−25,00
0)である。その他、ドア,ミラー,電動ミラー,ステ
ップ,ルーフ,タイヤ,ガラス,インナーパネル,ヘッ
ドランプ,テール・コンビランプ,改造車,全塗装要に
ついては、評価0(評価減無し)である。内装関係にお
ける減額評価は、室内の状況(額不明),その他、トラ
ンクルームの破損等,室内の臭い,ダッシュボードにつ
いては、評価0(評価減無し)である。電装関係のエア
コン,バッテリ,時計,パワーウィンドウ,ワイパー関
係,メーターパネルは、いずれも評価0(評価減無し)
である。また、機関・足回りのエンジンの修理等,ミッ
ションの修理等,動力伝達装置の修理等,ステアリング
の修理等,サスペンションの交換,ブレーキの修理等,
マフラーの修理等,その他の機関の修理等は、いずれも
評価0(評価減無し)である。装備品関係のステレオ・
コンポ・CD,テレビ,ナビゲーション,空気清浄機,
アルミホイール,スポイラー,エアバック,4WS,A
BS,工具、ジャッキは、いずれも評価0(評価減無
し)である。
【0083】さらに、現車の基準走行距離は、11,0
50Kmであるのに対し、本実施の形態の場合は、現車
走行距離が4,396Kmとなっており、現車は、基準
走行距離に対して6,654Kmの少走行となってい
る。このため、この6,654Kmの少走行に対する走
行距離評価が、¥66,540となる。また、現車の車
検満了日が平成10年12月と22ヶ月残っており、車
検残22ヶ月となる。この車検残についての評価額は、
¥154,000となり、少走行距離評価額、車検残評
価額は、いずれも査定上プラス要因となる。これらを総
合した暫定買取り査定額が¥1,716,743であ
る。
【0084】したがって、本実施の形態によれば、買取
査定者に中古車の買取査定の経験のない場合であって
も、買取査定対象車を特定するための基本データー、総
合評価点、現走行距離データ、車検残存期間データ、内
外装の現況・電装品の現況・機関・足回りの現況・装備
品の現況データを把握できれば、当該買取査定対象車の
買取査定額を適正かつ詳細な買取保証額として査定する
ことができる。
【0085】図33における確定買取り査定は、図11
の顧客情報の入力と車種タイプの選択における現車走行
距離が4,396Kmと現車の車種タイプの基準走行距
離、11,050Kmに比して少走行である場合であ
る。そこで、顧客情報の入力と車種タイプの選択におけ
る現車走行距離が図19に示す如く、例えば、13,4
67Kmと現車の車種タイプの基準走行距離、11,0
50Kmに比して多走行である場合について説明する。
【0086】現車走行距離が図19に示す如く13,4
67Kmの場合において、現車の外装の現状入力が、修
復歴無し、改造車でない、外装に傷みがなく全塗装をし
直す必要がない、現状事故車でないと入力され、加修・
補修歴が無し、外装関係の現状入力について評価無し
(損傷無し)、内装の状況の現状入力について問題な
し、電装品の現状入力について通常の使用が可能、電装
品の現状について通常の使用が可能、機関・足回りの現
状入力について通常に使用でき、装備品の現状の入力に
ついて標準装備のものについて使用状態で使用可能、オ
プション装備については装備なし、工具、ジャッキは使
用可である場合の確定買取り査定額は、図39に示す如
く、図20の簡易型による買取り査定における確定買取
り査定額と同一の¥1,871,365となる。
【0087】この図39に図示の確定買取り査定額につ
いて、査定詳細情報の表示を行うと図40〜図42のよ
うになる。査定詳細情報の表示は、外装の現状について
入力した各項目についてのそれぞれの金額、内装の現状
について入力した各項目についてのそれぞれの金額、電
装品の現状について入力した各項目についてのそれぞれ
の金額、機関・足回りの現状について入力した各項目に
ついてのそれぞれの金額、装備品の現状について入力し
た各項目についてのそれぞれの金額、基準走行距離に対
する現車走行距離による走行距離の多少に基づいた走行
距離評価額、さらに、買取り時から車検満了日までの車
検期間による車検の残期間による車検残存期間加算額の
それぞれである。すなわち、外装関係における減額評
価、内装関係における減額評価は、電装関係における減
額評価、機関・足回りにおける減額評価、装備品関係に
おける減額評価は、全て評価0(評価減無し)であるた
め、全て『0』が入力される。
【0088】さらに、現車の基準走行距離は、11,0
50Kmであるのに対し、本実施の形態の場合は、現車
走行距離が13,467Kmとなっており、現車は、基
準走行距離に対して2,417Kmの多走行となってい
る。このため、この2,417Kmの多走行に対する走
行距離評価が、(−)¥33,838となる。また、現
車の車検満了日が平成10年12月と22ヶ月残ってお
り、車検残が22ヶ月で、この車検残についての評価額
は、(+)¥154,000となる。この多走行距離評
価額は、査定上マイナス要因となり、車検残存期間加算
額は、査定上プラス要因となる。
【0089】なお、図示していないが、この図40〜図
42の査定詳細情報の表示には、隠しボタンがあり、こ
の隠しボタンを選定すると、買取査定部署(支店)の査
定者による調整額の入力が可能となる。この調整額は、
商談の際、当事者間の駆け引きで最終買取額(¥1,8
71,365)に上乗せする金額を決定するもので、取
引上、買取査定額に上乗せをするために設けたものであ
る。したがって、買取査定部署(支店)の査定者が、調
整額として、例えば、¥100,000と入力すると、
最終買取額は10万円アップした¥1,971,365
となる。
【0090】また、現車の総走行距離が図19に示す如
く13,467Kmの場合で、現車について、外装の現
状入力、外装関係の現状入力、内装の状況の現状入力に
ついてそれぞれ問題がある場合の買取り査定について説
明する。
【0091】現車の外装の現状入力については、修復歴
の入力箇所として、右前(中度),前面(OK),左前
(OK),フロアパネル(OK),右横(中度),左横
(OK),トランクフロア(OK),右後(OK),後
面(OK),左後(OK),屋根(OK),フレーム&
第一メンバーの交換、修正(なし),事故の疑いの有無
(車両状態が不明瞭)(なし),フレーム修正機の傷跡
の有無(なし)と入力する。外装の現状入力について
は、現車の現状が事故車で、事故箇所の入力箇所とし
て、右前(OK),前面(OK),左前(OK),フロ
アパネル(OK),右横(OK),左横(OK),トラ
ンクフロア(中度),右後(中度),後面(OK),左
後(OK),屋根(OK),フレーム&第一メンバーの
交換、修正(なし)と入力する。加修・補修歴の入力に
ついては、加修・補修歴として、バンパーの状態(無
し)、フェンダーの状態(無し)、エプロンの状態(無
し)、ドアの状態(無し)、ミラーの状態(無し)、電
動ミラーの状態(無し)、ステップの状態(無し)、ボ
ンネットの状態(無し)、ルーフの状態(無し)、トラ
ンクの蓋の状態(無し)、トランクの床の状態(無
し)、インナーパネル左の状態(無し)、インナーパネ
ル右の状態(無し)、ラジエータセルの状態(無し)、
ルームクリーニング(済み),シートの補修痕(無
し),ドア内張りの補修痕(無し),天井の補修痕(無
し),じゅうたんの補修痕(無し)と入力する。
【0092】外装関係の現状入力については、バンパー
の状態(リア:×)、フェンダーの状態(右後:×)、
エプロンの状態(リア:C)、ドアの状態(異常な
し)、ミラーの状態(異常なし)、電動ミラーの状態
(異常なし)、ステップの状態(異常なし)、ボンネッ
トの状態(C)、ルーフの状態(異常なし)、トランク
の蓋の状態(A)、トランクの床の状態(C)、インナ
ーパネル左の状態(異常なし)、インナーパネル右の状
態(異常なし)、ラジエータセルの状態(異常なし)、
タイヤの使用の可否(左前後・右前後:異常なし,スペ
ア:有り)、ガラス交換の要否(フロント・左前後ドア
・右前後ドア:不要,リア:不要),ヘッドランプの状
態(OK)、テール・コンビランプの状態(OK)を入
力する。また、内装の状況の現状入力については、室内
の状況に問題があり、室内の汚れ有り、シートの破損有
り、ドア内張の破損無し、天井の破損無し、じゅうたん
の破損の無しを入力,トランクルームの状況に問題な
し、室内にタバコ・ペットの臭い(室内の臭い)に問題
なし、ダッシュボードの破損に問題なしを入力,現車に
ついての電装品の現状の入力については、通常の使用が
可能と入力,現車についての機関・足回りの現状の入力
については、通常の使用が可能と入力,装備品の現状の
入力については、標準装備については使用可能の状態、
オプション装備品については装備なし、工具、ジャッキ
については使用可能を入力する。
【0093】各種減額、修理実費の入力では、外装関係
の修復歴、現状事故車が有るが、これは一律で減額が決
められており、また、現状事故車としての減額の一律に
決められているので、内装関係の室内の状況についての
減額を、200,000円と入力し、現車についての買
取り査定額の演算を行う。演算が終了すると、演算結果
が確定買取り査定額として図43に示す如く表示され
る。この確定買取り査定額の表示には、査定日付(例え
ば、平成9年2月17日),確定買取り査定額(例え
ば、¥1,416,365)が同時に表示される。
【0094】この確定買取り査定額(¥1,416,3
65)についての査定詳細情報は、図44〜図46に示
す如きである。査定詳細情報の表示は、外装の現状につ
いて入力した各項目についてのそれぞれの金額、内装の
現状について入力した各項目についてのそれぞれの金
額、電装品の現状について入力した各項目についてのそ
れぞれの金額、機関・足回りの現状について入力した各
項目についてのそれぞれの金額、装備品の現状について
入力した各項目についてのそれぞれの金額、基準走行距
離に対する現車走行距離による走行距離の多少に基づい
た走行距離評価額、さらに、買取り時から車検満了日ま
での車検期間による車検の残期間による車検残存期間加
算額のそれぞれである。
【0095】すなわち、外装関係における減額評価は、
バンパー(−50,000),フェンダー(−50,0
00),エプロン(−20,000),ボンネット(−
20,000),トランク(−30,000),修復歴
有り(−60,000),現状事故車(−25,00
0)である。その他、ドア,ミラー,電動ミラー,ステ
ップ,ルーフ,タイヤ,ガラス,インナーパネル,ヘッ
ドランプ,テール・コンビランプ,改造車,全塗装要に
ついては、評価0(評価減無し)である。内装関係にお
ける減額評価は、室内の状況(−200,000)であ
る。その他、トランクルームの破損等,室内の臭い,ダ
ッシュボードについては、評価0(評価減無し)であ
る。電装関係のエアコン,バッテリ,時計,パワーウィ
ンドウ,ワイパー関係,メーターパネルは、いずれも評
価0(評価減無し)である。また、機関・足回りのエン
ジンの修理等,ミッションの修理等,動力伝達装置の修
理等,ステアリングの修理等,サスペンションの交換,
ブレーキの修理等,マフラーの修理等,その他の機関の
修理等は、いずれも評価0(評価減無し)である。装備
品関係のステレオ・コンポ・CD,テレビ,ナビゲーシ
ョン,空気清浄機,アルミホイール,スポイラー,エア
バック,4WS,ABS,工具、ジャッキは、いずれも
評価0(評価減無し)である。
【0096】さらに、現車の基準走行距離は、11,0
50Kmであるのに対し、本実施の形態の場合は、現車
走行距離が13,467Kmとなっており、現車は、基
準走行距離に対して2,417Kmの多走行となってい
る。このため、この2,417Kmの多走行に対する走
行距離評価が、(−)¥33,838となる。また、現
車の車検満了日が平成10年12月と22ヶ月残ってお
り、車検残が22ヶ月で、この車検残についての評価額
は、(+)¥154,000となる。この多走行距離評
価額は、査定上マイナス要因となり、車検残存期間加算
額は、査定上プラス要因となる。
【0097】なお、図示していないが、この図44〜図
46の査定詳細情報の表示には、隠しボタンがあり、こ
の隠しボタンを選定すると、買取査定部署(支店)の査
定者による調整額の入力が可能となる。この調整額は、
商談の際、当事者間の駆け引きで最終買取額(¥1,4
16,365)に上乗せする金額を決定するもので、取
引上、買取査定額に上乗せをするために設けたものであ
る。したがって、買取査定部署(支店)の査定者が、調
整額として、例えば、¥100,000と入力すると、
最終買取額が10万円アップした¥1,516,743
となる。
【0098】また、各種減額、修理実費についての入力
項目で内装関係の室内の状況についての減額(本実施例
では、200,000円)が入力されていない状態で買
取査定の演算を行うと、確定買取り査定ではなく暫定買
取り査定となる。暫定買取り査定が行われると、図47
に示す如く暫定買取り査定額を表示する。この暫定買取
り査定額の表示には、査定日付(例えば、平成9年2月
17日),暫定買取り査定額(¥1,716,743)
が同時に表示される。この暫定買取り査定額(¥1,7
16,743)は、図43に示される確定買取り査定額
(¥1,516,743)と¥200,000の差があ
るが、この差額は、各種減額、修理実費について内装関
係の室内の状況について入力した減額分200,000
円に相当するもので、暫定買取り査定の場合、この内装
関係の室内の状況についての減額(200,000円)
を考慮しないため、この入力されない減額分だけ査定額
が高くなる。
【0099】したがって、本実施の形態によれば、買取
査定者に中古車の買取査定の経験のない場合であって
も、買取査定対象車を特定するための基本データー、総
合評価点、現走行距離データ、車検残存期間データ、内
外装の現況・電装品の現況・機関・足回りの現況・装備
品の現況データを把握できれば、当該買取査定対象車の
買取査定額を適正かつ詳細な買取保証額として査定する
ことができる。
【0100】図48には、本発明に係る中古車の買取査
定の処理方法を実現するための中古車の買取査定の処理
装置の一実施の形態の基本構成が示されている。図にお
いて、80はCPUで、81はROM、82はRAM、
83はI/O、84は入力装置、85はディスプレー、
86は各機器を接続するバスラインである。CPU80
は、不揮発性メモリーで、入力装置84からI/O83
を介して入力される入力信号に基づいて駆動するもの
で、入力装置84の操作によって必要なデータをROM
81から読み出してディスプレー85上に表示したり、
入力装置84から入力されるデータをRAM82に格納
したり、ROM81内のデータとRAM82内のデータ
とから必要な演算を行い、この演算結果をディスプレー
85上に表示するものである。
【0101】ROM81は、各種データを予め記憶して
おくもので、ROM81には、 a)現存の乗用車メーカーの名称 b)各メーカーの現在発売している車種及び過去に発売
した車種と、そのタイプ c)各メーカーの各車種及びタイプについてのモデル d)各メーカーの各車種及びタイプについてのグレード
・エンジン・型式・駆動装置・ドア数・過給器・定員・
屋根形状 e)各メーカーの現在発売している車種及び過去7年以
内に発売した車種タイプの新車価格 f)各メーカーの各車種及びタイプについての各ボディ
ーカラー g)各メーカーの現在発売している車種及び過去に発売
した車種タイプ、ボディカラーに基づいた年式だけによ
る本体の基本査定価格 h)各メーカーの現在発売している車種及び過去に発売
した車種タイプ毎の基準走行距離 i)各車種タイプ毎の少走行時の単位距離当りの加算金
額及び多走行時の単位距離当りの減算金額 j)車両の状況入力項目 k)総合評価点に対する評価額 l)外装の現状入力項目 m)修復歴の現状入力項目 n)事故箇所の現状入力項目 o)加修・補修歴の入力項目 p)外装関係の現状入力項目 q)内装の現状入力項目 r)電装品の現状入力項目 s)機関・足回りの現状入力項目 t)装備品の現状入力項目 u)各種減額、修理実費の入力項目 v)査定調整範囲 が記憶されている。RAM82は、揮発性メモリーで、
入力装置84から入力したデータを格納すると共に、入
力装置84から入力したデータに基づき演算した結果を
格納する機能を有し、書き替え可能に構成されている。
I/O83は、入力装置84とCPU80とを接続する
インターフェイスである。
【0102】入力装置84は、データを書き込んだり、
ROM81に記憶されているデータをCPU80に読み
出させてプログラムを実行させたり、書き込んだデータ
に基づいてCPU80に演算処理させたり、CPU80
で演算処理した結果をRAM82に書き込ませたりする
入力機器である。この入力装置84は、キーボードでキ
ー入力する方法、マウスでカーソルを移動して画面表示
項目から選択入力する方法がある。また、さらに入力装
置84は、必要項目を記入した読取りスキャナーによる
方法があり、この読取りスキャナーによる方法の場合
は、読取りスキャナーによって車検証から必要事項を読
み取らせる方法がある。この車検証を読み取らせる方法
は、車検証をスキャナーに掛けることによって、車検証
から顧客者の氏名、住所、査定対象者の型式(例えば、
E−JZS135)、登録番号(例えば、練馬 33
ほ 8304)、車体番号(例えば、88888)、排
気量(例えば、3000cc)、ミッション(例えば、オ
ートマチック)、駆動装置(例えば、2WD)、初年度
登録年月日(例えば、平成7年12月8日)、車検満了
日(例えば、平成10年12月7日)を読み取るように
したものである。また、読取りスキャナーの場合は、車
検証以外に特製の査定書、マークシート等によっても可
能である。さらには、所定の事項をバーコードで読み込
むように構成することもできる。
【0103】ディスプレー85は、ROM81から読み
出したデータを表示したり、CPU80で演算処理した
結果を表示したりする表示装置である。バスライン86
は、CPU80とROM81を、CPU80とRAM8
2を、CPU80とI/O83とを接続する接続線であ
る。
【0104】このコンピュータシステムは、オフィスコ
ンピュータ又はパーソナルコンピュータによって構成す
ることが可能である。この場合、あらゆる製造メーカ
ー,製造メーカーが過去に発売した全車種タイプ,過去
に発売された全車種タイプの全グレード,初年度登録年
月から現在まで使用期間及び人気の度合いに基づく基準
査定額,初年度登録年月日から現在までの当該車の基本
走行データ等のデータは、ROM81に格納することに
なるが、これらのデータは、社会の情勢(例えば、流
行)に応じて変化するため、定期的な修正が必要で、こ
の修正は、ROM81の交換、あるいはROM81内の
データの書き替えを行うことになる。この場合、このコ
ンピュータシステムを利用する者にデータを提供する側
がROM81の交換、ROM81内のデータの書き替え
等を行うことになる。
【0105】また、このコンピュータシステムは、過去
7以内に存在したあらゆる製造メーカー,製造メーカー
が過去に発売した全車種タイプ,過去に発売された全車
種タイプの全グレード,初年度登録年月から現在までの
使用期間及び人気の度合いに基づく基準査定額,初年度
登録年月日から現在までの当該車の車種タイプ別・グレ
ード別の基本走行データ(基準走行距離)等、社会の情
勢に応じて変化する車のあらゆるデータをホストコンピ
ュータに持たせ、これらのデータを使用する者に端末機
をもたせてランで接続することもできる。この場合、こ
れらのデータを使用する者は端末機を操作することによ
って必要に応じてホストコンピュータに格納されている
データを読み出し、現車の査定を行うことができる。こ
のように必要なデータをホストコンピュータに持たせる
と、これらのデータを社会の情勢に合わせてホストコン
ピュータ側で任意に変更したり、ホストコンピュータ側
で定期的(例えば、月毎に)データーの書き替えを行う
ことによって、最新の査定基準を端末機所有者に提供で
き、中古車の買取り査定を行うディーラーは、最新の査
定基準に基づいてより正確に中古車の買取り査定を行う
ことができる。
【0106】このように構成されるシステムにおいて、
システムを立ち上げると、簡易型買取査定を行うのか、
詳細買取査定を行うのかの選択画面がディスプレー85
上に表示され、簡易型買取査定か、詳細買取査定かを選
択する。簡易型買取査定、詳細買取査定のいずれかを選
択すると、ディスプレー85に図11、図19に示す如
き顧客情報の入力画面(図11と図19とは、現車走行
距離が異なっている)が表示される。この顧客情報の入
力は、売手・買手を特定し、査定対象車の基本的データ
を入力して当該査定対象車の特定を行うためのもので、
入力装置84によって入力を行い、この入力データはR
AM82に格納される。
【0107】ディスプレー85に表示される顧客情報の
入力事項に基づいて、まず、現車の買取査定を依頼した
人の顧客名(例えば、日本太郎)と、住所(例えば、東
京都港区広尾1−3−25)と、電話番号(03−38
97−2465)を入力装置84を用いて入力する。
【0108】次に、買取査定対象車の特定を行うため、
初年度登録年月日,登録番号,車検満了年月日,台車番
号,メーカー/排気量,車種/タイプ,ミッション,A
/C有無,S/R有無,メーター状況,現車走行距離の
各データを入力する。初年度登録年月日は、新車で購入
したときに陸運局(関東地方であれば、関東陸運局)に
登録した日付で、例えば、平成7年12月8日を入力装
置84を用いて入力する。この初年度登録年月日を特定
することによって、年式を決定することができ、初年度
登録年月日が、例えば、平成7年12月8日であれば、
現車の年式は、平成7年1月〜平成7年12月に発売さ
れた車ということになる。登録番号は、陸運局に登録し
た番号で、ナンバープレートに表示され、例えば、練馬
−33−ほ−8304を入力装置84を用いて入力す
る。車検満了年月日は、実際に車検が満了する日で、現
車が初年度登録年月日から3年未満であれば、初年度登
録年の3年後の応答日の前日、すなわち、初年度登録年
月日が平成7年12月8日であれば、車検満了年月日は
平成10年12月7日ということになる。車検終了年月
日(平成10年12月7日)が特定すると、査定年月日
が現実に査定をした日(例えば、平成9年2月17日)
で自動的に入力されるので、現車の車検の残存期間(2
2ヶ月)が決まる。車台番号は、自動車1台毎につけら
れた番号で、例えば、88888である。メーカー/排
気量の入力に当たっては、まず、入力装置84を操作し
て予めROM81に記憶されている製造メーカー名(ト
ヨタ、ニッサン、ホンダ、三菱、ベンツ、BMW、フォ
ード等)を読み出してディスプレー85上に一覧表示
し、この一覧表示された製造メーカー名の中から入力装
置84を操作して現車の製造メーカー名(例えば、トヨ
タ)を選定する。メーカー名の選定の後、現車の排気量
を例えば、3000CCと入力装置84を用いて入力す
る。
【0109】車種/タイプの入力に当たっては、現車の
排気量の入力が行われると、該製造メーカーの車種タイ
プの頭文字(過去に発売された車種タイプの全部の頭文
字が表示される)の中から現車の車種を示す頭文字、例
えば、『ク』を入力装置84によって選定する。する
と、CPU80の動作によってROM81に予め記憶さ
れているトヨタの車種タイプの中から選定した頭文字
(ク)の付く車種タイプの全部(クラウン 4ドアハー
ドトップ,クラウン セダン,クレスタ セダン,グラ
ンビア ワゴンの4種)をディスプレー85に一覧表示
する。この一覧に表示された車種タイプの中から現車の
車種タイプ(例えば、クラウン・セダン)を入力装置8
4によって選定する。ミッションは、オートマチック
か、マニュアルミッションかを入力装置84によって、
例えば、オートマチックと入力する。A/Cは、エアコ
ンで、エアコンの有・無を選択するもので、現在の普通
乗用車の場合、エアコンは標準装備となっており、エア
コン有を入力装置84によって入力する。S/Rは、サ
ンルーフで、サンルーフの有・無を選択するもので、現
在の普通乗用車の場合、標準装備でサンルーフ無となっ
ている。メーター状況は、メーター戻しが行われている
か(戻し歴が有るか)否か、現在付いているメーターが
現車の発売当初から付いていたメーターから新しいメー
ターに交換したものか(交換歴が有るか)、それ以外
(正常)かを選択して入力するもので、例えば、正常を
入力装置84によって入力する。現車走行距離は、現車
の現在までの総走行距離のことで、走行距離評価(Km
査定)の基礎になるもので、例えば、4,396Km
(少走行)、あるいは、13,467Km(多走行)と
入力装置84によって入力する。
【0110】この現車走行距離の場合、現車の基準走行
距離(初年度登録年月日から現在の時点までに現車が走
行する平均的な走行距離)を遥かに超えて走行している
超多走行の場合(例えば、基準走行距離が11,000
Kmであるのに、50,000Kmをオーバーするよう
な走行距離の場合)は、ディスプレー85に超多走行で
あり査定できない旨のメッセージと、このまま買取査定
を実行すると本査定ではなく暫定査定となる旨のメッセ
ージが表示される。査定担当者は、買取査定部署(支
店)の誰が担当したかを明確にするためのもので、例え
ば、道祖土 和正と入力装置84によって入力する。
【0111】顧客情報の入力項目全てを入力すると、こ
の入力データは、RAM82に記憶される。また、顧客
情報の入力項目全てを入力すると、入力データに基づい
て現車のモデルが選定される。すなわち、現車のメーカ
ー/排気量,車種タイプが選定(例えば、トヨタ・クラ
ウン・セダン・3000CC)され、初年度登録年月日が
特定され、同種タイプの車についての発売期間(年式)
が特定される。ところが、平成7年12月8日に初年度
登録されたトヨタ・クラウン・セダン・3000CCは、
平成7年12月にフルモデルチェンジが行われているた
め、平成7年12月8日に初年度登録が行われたという
だけでは、現車が平成7年1月〜平成7年11月までに
発売されたフルモデルチェンジ前の車なのか、平成7年
12月に新しく発売されたフルモデルチェンジ後の車な
のか特定できない。そこで、CPU80によって、RO
M81に記憶されているデータを図12に示すように平
成7年12月にフルモデルチェンジが行われたことをメ
ッセージすると共に、現車が平成7年1月〜平成7年1
1月までに発売されたフルモデルチェンジ前の車と、平
成7年12月に新しく発売されたフルモデルチェンジ後
の車とをディスプレー85に表示する。そこで、入力装
置84によって、現車の年式を、例えば、平成7年1月
〜平成7年11月と入力し、この特定された現車の年式
は、RAM82に記憶される。
【0112】現車のモデルが選定されると、現車と同一
の車種タイプについて、ROM81に予め記憶されてい
る現車の年式の各種グレードと共にエンジン,型式,駆
動装置,ドア数,過給器,定員,屋根形状がディスプレ
ー85に図13に示す如く一覧表示される。このディス
プレー85に一覧表示される図13に示す如き各種グレ
ードの中から現車と同一のグレード(例えば、Rサルー
ンG)を入力装置84によって選定し、この入力装置8
4によって選定されたグレードは、RAM82に記憶さ
れる。
【0113】このように現車のメーカー/排気量,車種
タイプ,初年度登録年月日,ミッション,グレードの選
定を行うと、CPU80の動作によって、ディスプレー
85に現車の主要諸元(メーカー,車種タイプ,発売期
間,排気量,エンジン種類,燃料供給装置,過給器,駆
動装置,ドア数,屋根形状,グレード,型式,定員,ミ
ッション,新車価格,類別区分)を図14に示す如く表
示する。
【0114】ディスプレー85に表示される図14の如
き現車の主要諸元を確認し、入力装置84によって確認
の入力を行うと、CPU80が動作して、図15に示す
如く、現車と同一車種タイプの車として発売された当時
の各種ボディーカラーが一覧表示される。この図15に
示される平成7年1月に発売されたトヨタ・クラウン・
セダンのボディーカラーの中から現車のボディーカラー
(例えば、シルバーメタリック)を入力装置84によっ
て選択入力する。車のボディーカラーは、同じ車種タイ
プ・グレードであっても人気の度合いが異なり、売れ行
を左右する要素となっており、中古車市場における需要
度に大きな影響を与えている。そこで、一覧表示された
各種ボディーカラーの中から現車のボディーカラーを選
択入力することによって、同一のメーカー・車種タイプ
・年式・グレードについて予めROM81に記憶されて
いる基本本体査定価格が決定される。
【0115】現車のボディーカラーを選択入力すると、
CPU80が駆動し、簡易型の買取査定の場合は、RO
M81に予め記憶されている図16に示す如き現車につ
いての現車両の状況入力(修復歴の有無,改造車である
か否か,全塗装の必要があるか否か,現状事故車か否か
の4項目に加えて、外装の現状入力の可否,内装の現状
入力の可否,電装品の現状入力の可否,機関・足回りの
現状入力の可否,装備品の現状入力の可否の5項目)を
読み出してディスプレー85に表示して、入力装置84
によって必要事項の入力を行う。入力装置84によっ
て、現車についての車両の状況入力について、修復歴無
し,改造無し,全塗装の必要無し,事故車ではない,外
装の現状入力について入力しない,内装の現状入力につ
いて入力しない,電装品の現状入力について入力しな
い,機関・足回りの現状入力について入力しない,装備
品の現状入力について入力しない、と入力する。さら
に、現車の総合評価点を図16に示す如く例えば、3.
5と入力装置84によって入力する。この現車の総合評
価点を入力すると、CPU80が駆動し、現車の状況入
力事項及び現車についての総合評価点を買取査定部署
(支店)から買取保証額決定部署(本部)へ送信する。
買取保証額決定部署(本部)においては、買取査定部署
(支店)から送信されてきた現車の状況データ及び現車
についての総合評価点とから現車の買取査定を行い、そ
の査定結果を買取査定部署(支店)に送信する。査定結
果をCPU80が受けると、図17に示す如く確定買取
り査定額がディスプレー85に表示される。また、現車
の状況入力事項及び現車についての総合評価点を買取保
証額決定部署(本部)へ送信した後、買取保証額決定部
署(本部)において現車の現状に不明な部分がある場合
には、不明な部分はそのままにして買取査定を実行し、
買取査定部署(支店)には、確定買取り査定額(買取保
証額)ではなく、参考買取り査定額として送信し、買取
査定部署(支店)では、この参考買取り査定額を図18
に示す如く表示する。
【0116】一方、詳細型の買取査定の場合は、現車の
ボディーカラーを選択入力すると、CPU80が駆動
し、ROM81に予め記憶されている図22に示す如き
外装の現状入力(修復歴の有無,改造車であるか否か,
全塗装の必要があるか否か,現状事故車か否かの4項
目)を読み出してディスプレー85に表示して、入力装
置84によって必要事項の入力を行う。入力装置84に
よって外装の現状入力について、修復歴有り,改造無
し,全塗装の必要無し,事故車である、と入力する。外
装の現状入力の入力を行うと、外装の現状入力において
修復歴有りと入力してあるので、CPU80が駆動し、
ROM81に予め記憶されている図23に示す如き修復
歴の現状入力を読み出してディスプレー85に表示し
て、入力装置84によって必要事項の入力を行う。修復
歴の入力箇所として、例えば、右前(中度),前面(O
K),左前(OK),フロアパネル(OK),右横(中
度),左横(OK),トランクフロア(OK),右後
(OK),後面(OK),左後(OK),屋根(O
K),フレーム&第一メンバーの交換、修正(なし),
事故の疑いの有無(車両状態が不明瞭)(なし),フレ
ーム修正機の傷跡の有無(なし)と入力する。また、原
則として重度の修復歴有の場合は、本査定はできず、参
考査定となる。このように重度の修復歴有の場合に本査
定をしないのは、重度の修復歴有の場合は、中古車市場
で売買が成立する確立が低いことに基づいている。
【0117】修復歴の入力を行うと、外装の現状入力に
おいて事故車であると入力してあり、現状で事故車とい
うことは、現車が事故(例えば、ぶつけて凹みがある
等)を起こし、外装の損傷がある箇所をそのままにして
ある状態になっているとか、事故を起こした直後で外装
の破損状態が酷い場合などである。修復歴の入力が終了
すると、CPU80が駆動し、ROM81に予め記憶さ
れている図24に示す如き事故箇所の現状入力を読み出
してディスプレー85に表示して、入力装置84によっ
て必要事項の入力を行う。事故箇所の入力箇所として、
例えば、右前(OK),前面(OK),左前(OK),
フロアパネル(OK),右横(OK),左横(OK),
トランクフロア(中度),右後(中度),後面(O
K),左後(OK),屋根(OK),フレーム&第一メ
ンバーの交換、修正(なし)を入力する。また、原則と
して重度の事故車の場合は、本査定はできず、参考査定
となる。このように重度の事故車の場合に本査定をしな
いのは、重度の事故車の場合は、中古車市場で売買が成
立する確立が低いことに基づいている。
【0118】修復歴の入力、事故箇所の入力が終わる
か、外装の現状入力の入力において修復歴無し,改造無
し,全塗装の必要無し,事故車でない、と入力すると、
CPU80が駆動し、ROM81に予め記憶されている
図25に示す如き加修・補修歴の入力を読み出してディ
スプレー85に表示して、入力装置84によって必要事
項の入力を行う。加修・補修歴として、例えば、バンパ
ーの状態(無し)、フェンダーの状態(無し)、エプロ
ンの状態(無し)、ドアの状態(無し)、ミラーの状態
(無し)、電動ミラーの状態(無し)、ステップの状態
(無し)、ボンネットの状態(無し)、ルーフの状態
(無し)、トランクの蓋の状態(無し)、トランクの床
の状態(無し)、インナーパネル左の状態(無し)、イ
ンナーパネル右の状態(無し)、ラジエータセルの状態
(無し)、ルームクリーニング(済み),シートの補修
痕(無し),ドア内張りの補修痕(無し),天井の補修
痕(無し),じゅうたんの補修痕(無し)と入力装置8
4によって入力する。加修・補修歴の入力を行うと、C
PU80が駆動し、ROM81に予め記憶されている図
26に示す如き外装関係の現状入力(バンパーの状態、
フェンダーの状態、エプロンの状態、ドアの状態、ミラ
ーの状態等)を読み出してディスプレー85に表示し
て、入力装置84によって必要事項の入力を行う。外装
関係の現状入力は、軽度の傷(A),重度の傷(B),
軽度の凹み(C),重度の凹み(D),軽度の腐食
(E),重度の腐食(F),交換を要する(×),のい
ずれかの損傷状態を記号で入力する。外装関係の現状入
力の入力として、バンパーの状態(リア:×)、フェン
ダーの状態(右後:×)、エプロンの状態(リア:
C)、ドアの状態(異常なし)、ミラーの状態(異常な
し)、電動ミラーの状態(異常なし)、ステップの状態
(異常なし)、ボンネットの状態(C)、ルーフの状態
(異常なし)、トランクの蓋の状態(A)、トランクの
床の状態(C)、インナーパネル左の状態(異常な
し)、インナーパネル右の状態(異常なし)、ラジエー
タセルの状態(異常なし)、タイヤの使用の可否(左前
後・右前後:使用可,スペア:有り)、ガラス交換の要
否(フロント・左前後ドア・右前後ドア・リア:不
要),ヘッドランプの状態(OK)、テール・コンビラ
ンプの状態(OK)と入力装置84によって入力する。
【0119】外装関係の現状入力の入力を行うと、CP
U80が駆動し、ROM81に予め記憶されている図2
7に示す如き内装の現状入力(室内の状況,トランクル
ームの状況,タバコ・ペットの臭い,ダッシュボードの
破損の4項目)を読み出してディスプレー85に表示し
て、入力装置84によって必要事項の入力を行う。内装
の現状入力として、室内の状況について、室内の汚れ有
り,シートの破損有り,ドア内張の破損無し,天井の破
損無し,じゅうたんの破損の無しを、トランクルームの
状況に問題なし,室内にタバコ・ペットの臭い(室内の
臭い)に問題なし,ダッシュボードの破損に問題なしを
入力装置84によって選択入力する。内装の現状入力の
入力を行うと、CPU80が駆動し、ROM81に予め
記憶されている図28に示す如き電装品の現状入力(エ
アコン,バッテリ,時計,パワーウィンドウ等の使用可
否)を読み出してディスプレー85に表示して、入力装
置84によって必要事項の入力を行う。電装品の現状入
力として、エアコン,バッテリ,時計,パワーウィンド
ウ左前,パワーウィンドウ左後,パワーウィンドウ右
前,パワーウィンドウ右後,ワイパー関係,メーターパ
ネルのそれぞれに通常の使用可を入力装置84によって
入力する。電装品の現状入力の入力を行うと、CPU8
0が駆動し、ROM81に予め記憶されている図29に
示す如き機関・足回りの現状入力(エンジン,ミッショ
ン,動力伝達装置,ステアリング,サスペンション,ブ
レーキ,マフラー,その他の機関・足回りの8項目)を
読み出してディスプレー85に表示して、入力装置84
によって必要事項の入力を行う。機関・足回りの現状入
力として、エンジン,ミッション,動力伝達装置,ステ
アリング,サスペンション,ブレーキ,マフラー,その
他の機関・足回りのそれぞれに通常の使用ができるを入
力装置84によって選択入力する。
【0120】機関・足回りの現状入力の入力を行うと、
CPU80が駆動し、ROM81に予め記憶されている
図30,図31に示す如き装備品の現状入力(ステレオ
・コンポ・CD,テレビ,ナビゲーション,空気清浄
機,アルミホイール,スポイラー,エアバック,4W
S,ABS,工具、ジャッキの10項目)を読み出して
ディスプレー85に表示して、入力装置84によって必
要事項の入力を行う。装備品の現状入力として、ステレ
オ・コンポ・CD,テレビ,ナビゲーション,空気清浄
機,アルミホイール,スポイラー,エアバック,4W
S,ABS,工具、ジャッキのそれぞれに、標準装備の
ものには標準で使用可能を、オプション装備のものには
無しで使用可能を入力装置84によって選択入力する。
【0121】装備品の現状入力の入力を終了すると、C
PU80が駆動し、外装の現状入力における修復歴有り
に基づく修復箇所と修復程度、事故車に基づく事故箇所
と事故程度、内装の現状入力における室内の状況問題あ
りに基づく室内の汚れ有り、シートの破損有りの入力に
よって、ROM81に予め記憶されている図32に示す
如き各種減額、修理実費の入力を行う。外装関係では、
修復歴が有るが、これは一律で減額が予めROM81に
記憶されており、また、現状事故車としての減額も一律
に予めROM81に記憶されているので、内装関係の室
内の状況についての減額を、例えば200,000円と
入力装置84によって入力する。
【0122】この各種減額、修理実費を入力すると、C
PU80が駆動し、外装の現状入力、加修・補修歴の入
力、外装関係の現状入力、内装の現状入力、電装品の現
状入力、機関・足回りの現状入力、装備品の現状入力の
全てのデータが買取査定部署(支店)から買取保証額決
定部署(本部)に送信され、買取保証額決定部署(本
部)において現車の買取査定を行い、その査定結果を買
取査定部署(支店)に送信し、査定結果をCPU80が
受けると、CPU80は、図33に示す如く確定買取り
査定額をディスプレー85に表示する。この確定買取り
査定額の表示には、査定日付(例えば、平成9年2月1
7日),確定買取り査定額(例えば、¥1,516,7
43)が同時に表示される。この確定買取り査定の詳細
は、査定詳細情報の表示の選択を行うことによって図3
4〜図36に示す如く表示される。この査定詳細情報の
表示において、外装関係における減額評価は、バンパー
(−50,000),フェンダー(−50,000),
エプロン(−20,000),ボンネット(−20,0
00),トランク(−30,000),修復歴有り(−
60,000),現状事故車(−25,000)であ
る。その他、ドア,ミラー,電動ミラー,ステップ,ル
ーフ,タイヤ,ガラス,インナーパネル,ヘッドラン
プ,テール・コンビランプ,改造車,全塗装要について
は、評価0(評価減無し)である。内装関係における減
額評価は、室内の状況(−200,000)である。そ
の他、トランクルームの破損等,室内の臭い,ダッシュ
ボードについては、評価0(評価減無し)である。電装
関係のエアコン,バッテリ,時計,パワーウィンドウ,
ワイパー関係,メーターパネルは、いずれも評価0(評
価減無し)である。また、機関・足回りのエンジンの修
理等,ミッションの修理等,動力伝達装置の修理等,ス
テアリングの修理等,サスペンションの交換,ブレーキ
の修理等,マフラーの修理等,その他の機関の修理等
は、いずれも評価0(評価減無し)である。装備品関係
のステレオ・コンポ・CD,テレビ,ナビゲーション,
空気清浄機,アルミホイール,スポイラー,エアバッ
ク,4WS,ABS,工具、ジャッキは、いずれも評価
0(評価減無し)である。
【0123】さらに、現車の基準走行距離は、11,0
50Kmであるのに対し、本実施の形態の場合は、現車
走行距離が4,396Kmとなっており、現車は、基準
走行距離に対して6,654Kmの少走行となってい
る。このため、この6,654Kmの少走行に対する走
行距離評価が、¥66,540となる。また、現車の車
検満了日が平成10年12月と22ヶ月残っており、車
検残22ヶ月となる。この車検残についての評価額は、
¥154,000となり、少走行距離評価額、車検残評
価額は、いずれも査定上プラス要因となる。
【0124】なお、図示していないが、この図34〜図
36の査定詳細情報の表示には、隠しボタンがあり、こ
の隠しボタンを選定すると、調整額入力欄がディスプレ
ー85上に表示され、査定者による調整額の入力が可能
となる。この調整額は、最終買取額(¥1,516,7
43)に取引上の上乗せをするために設けたもので、買
取査定部署(支店)の査定者が、調整額を例えば、¥1
00,000と入力すると、最終買取額が10万円アッ
プした¥1,616,743ということになる。この最
終買取調整は買取査定部署(支店)だけで行われる。
【0125】また、各種減額、修理実費についての入力
項目で内装関係の室内の状況についての減額(本実施例
では、200,000円)が入力されていない状態でC
PU80を駆動し、外装の現状入力、加修・補修歴の入
力、外装関係の現状入力、内装の現状入力、電装品の現
状入力、機関・足回りの現状入力、装備品の現状入力の
全てのデータが買取査定部署(支店)から買取保証額決
定部署(本部)に送信すると、各種減額、修理実費につ
いての入力項目で内装関係の室内の状況についての減額
が入力されていない状態で買取査定の演算を行うことに
なり、この場合は、確定買取り査定ではなく暫定買取り
査定となる。暫定買取り査定が行われると、図38に示
す如く暫定買取り査定額を表示する。この暫定買取り査
定額の表示には、査定日付(例えば、平成9年2月17
日),暫定買取り査定額(¥1,716,743)が同
時に表示される。この暫定買取り査定額(¥1,71
6,743)は、図33に示される確定買取り査定額
(¥1,516,743)と¥200,000の差があ
るが、この差額は、各種減額、修理実費について内装関
係の室内の状況について入力した減額分200,000
円に相当するもので、暫定買取り査定の場合、この内装
関係の室内の状況についての減額(200,000円)
を考慮しないため、この入力されない減額分だけ査定額
が高くなる。
【0126】
【発明の効果】本願請求項1に記載の発明によれば、買
取査定者に中古車の買取査定の経験のない場合であって
も、買取査定対象車を特定するための基本データー、総
合評価点、現走行距離データ、車検残存期間データを把
握できれば、当該買取査定対象車の買取査定額を買取保
証額として簡単に査定することができる。
【0127】本願請求項2に記載の発明によれば、買取
査定者に中古車の買取査定の経験のない場合であって
も、買取査定対象車を特定するための基本データー、総
合評価点、現走行距離データ、車検残存期間データ、内
外装の現況・電装品の現況・機関・足回りの現況・装備
品の現況データを把握できれば、当該買取査定対象車の
買取査定額を適正かつ詳細な買取保証額として査定する
ことができる。
【0128】本願請求項3に記載の発明によれば、外装
の現況を正確に把握し、ディーラーの買取査定価格に適
正に反映させ、適正な確定買取査定価格を誰にでも簡単
に短時間で算出することができる。
【0129】本願請求項4に記載の発明によれば、内装
の現況を正確に把握し、ディーラーの買取査定価格に適
正に反映させ、適正な確定買取査定価格を誰にでも簡単
に短時間で算出することができる。
【0130】本願請求項5に記載の発明によれば、電装
品の現況を正確に把握し、ディーラーの買取査定価格に
適正に反映させ、適正な確定買取査定価格を誰にでも簡
単に算出することができる。
【0131】本願請求項6に記載の発明によれば、機関
・足回りの現況を正確に把握し、ディーラーの買取査定
価格に適正に反映させ、適正な買取査定価格を誰にでも
算出することができる。
【0132】本願請求項7に記載の発明によれば、買取
査定部署において現況加減算額が不明な場合であって
も、現況加減算額を加味しないで買取査定を行うような
ことがなく、現況加減算額をディーラーの買取査定価格
に適正に反映させられ、適正な買取査定価格を容易に算
出することができる。
【0133】本願請求項8に記載の発明によれば、軽度
の修復歴、中度の修復歴の箇所の多少によって重度の修
復歴と同等の重み付けをすることができ、修復歴の軽重
による中古車の良否の程度を中古車に適正に反映できで
き、中古車の適正な買取査定価格を算出することができ
る。
【0134】本願請求項9に記載の発明によれば、軽度
の現状事故箇所、中度の現状事故箇所の多少によって重
度の現状事故車と同等の重み付けをすることができ、事
故の軽重による中古車の良否の程度を中古車に適正に反
映できでき、中古車の適正な買取査定価格を算出するこ
とができる。
【0135】本願請求項10に記載の発明によれば、重
度の修復歴の有る中古車、又は現状が重度の事故車であ
るような不良な車を誤って買取ることがないようにする
ことができる。
【0136】本願請求項11に記載の発明によれば、詳
細な査定情報の入力が行われない場合に暫定的な買取査
定を行うことができる。
【0137】本願請求項12に記載の発明によれば、二
重に買取査定を繰り返すことなく、前回の査定内容を最
終買取査定額とすることできる。
【0138】本願請求項13に記載の発明によれば、買
取査定者に中古車の買取査定の経験のない場合であって
も、買取査定対象車を特定するための基本データー、総
合評価点、現走行距離データ、車検残存期間データを把
握できれば、当該買取査定対象車の買取査定額を買取保
証額として簡単に査定することができる。
【0139】本願請求項14に記載の発明によれば、買
取査定者に中古車の買取査定の経験のない場合であって
も、買取査定対象車を特定するための基本データー、総
合評価点、現走行距離データ、車検残存期間データ、内
外装の現況・電装品の現況・機関・足回りの現況・装備
品の現況データを把握できれば、当該買取査定対象車の
買取査定額を適正かつ詳細な買取保証額として査定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る中古車の買取査定の処理方法の実
施の形態を示す査定処理フローチャートである。
【図2】本発明に係る中古車の買取査定の処理方法の実
施の形態を示す査定処理フローチャートである。
【図3】本発明に係る中古車の買取査定の処理方法の実
施の形態を示す査定処理フローチャートである。
【図4】本発明に係る中古車の買取査定の処理方法の実
施の形態を示す査定処理フローチャートである。
【図5】本発明に係る中古車の買取査定の処理方法の実
施の形態を示す査定処理フローチャートである。
【図6】本発明に係る中古車の買取査定の処理方法の実
施の形態を示す査定処理フローチャートである。
【図7】本発明に係る中古車の買取査定の処理方法の実
施の形態を示す査定処理フローチャートである。
【図8】本発明に係る中古車の買取査定の処理方法の実
施の形態を示す査定処理フローチャートである。
【図9】本発明に係る中古車の買取査定の処理方法の実
施の形態を示す査定処理フローチャートである。
【図10】本発明に係る中古車の買取査定の処理方法の
実施の形態を示す査定処理フローチャートである。
【図11】少走行の場合の顧客情報の入力と車種タイプ
の選択を表示した図である。
【図12】図11において選定した車種タイプのモデル
の選択表示図である。
【図13】グレードを一覧表示した図である。
【図14】現車の情報に基づいて選定された車種タイプ
の主要諸元を表示する図である。
【図15】ボディカラーの一覧表示図である。
【図16】車両の状況入力の一覧表示図である。
【図17】図16の車両の状況入力に基づく確定買取り
査定額を表示する図である。
【図18】簡易型の買取り査定における少走行の場合の
買取り参考査定額を表示する図である。
【図19】多走行の場合の顧客情報の入力と車種タイプ
の選択を表示した図である。
【図20】図19の多走行の場合の確定買取り査定額を
表示する図である。
【図21】簡易型の買取り査定における多走行の場合の
買取り参考査定額を表示する図である。
【図22】詳細型の買取り査定における外装の現状入力
を表示した図である。
【図23】修復歴の状況を入力するための図である。
【図24】現車の事故箇所の状況を入力するための図で
ある。
【図25】加修・補修歴の状況を入力するための図であ
る。
【図26】外装関係の現状を入力するための図である。
【図27】内装の現状を入力するための図である。
【図28】電装品の現状を入力するための図である。
【図29】機関・足回りの現状を入力するための図であ
る。
【図30】装備品の現状を入力するための図である。
【図31】装備品の現状を入力するための図である。
【図32】各種減額、修理実費を入力するための図であ
る。
【図33】詳細型の買取り査定における確定買取り査定
額を表示した図である。
【図34】図33の確定買取り査定の査定詳細情報を表
示した図である。
【図35】図33の確定買取り査定の査定詳細情報を表
示した図である。
【図36】図33の確定買取り査定の査定詳細情報を表
示した図である。
【図37】各種減額、修理実費を入力するための図であ
る。
【図38】図33の図37に基づく暫定買取り査定額を
表示した図である。
【図39】詳細型の買取り査定における現車に問題がな
い場合の確定買取り査定額を表示した図である。
【図40】図39の確定買取り査定の査定詳細情報を表
示した図である。
【図41】図39の確定買取り査定の査定詳細情報を表
示した図である。
【図42】図39の確定買取り査定の査定詳細情報を表
示した図である。
【図43】詳細型の買取り査定における多走行で現車に
問題ありの場合の確定買取り査定額を表示する図であ
る。
【図44】図43の確定買取り査定の査定詳細情報を表
示した図である。
【図45】図43の確定買取り査定の査定詳細情報を表
示した図である。
【図46】図43の確定買取り査定の査定詳細情報を表
示した図である。
【図47】図43に基づく暫定買取り査定額を表示した
図である。
【図48】本発明に係る中古車の買取査定の処理装置の
実施の形態を示す基本ブロック図である。
【符号の説明】
80………………………………………………………CP
U 81………………………………………………………RO
M 82………………………………………………………RA
M 83………………………………………………………I/
O 84……………………………………………………入力装
置 85………………………………………………ディスプレ
ー 86…………………………………………………バスライ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 買取査定部署において、買取査定対象車
    の初年度登録年月日、車検満了年月日、製造メーカー、
    排気量,車種タイプ、ミッション、メーターの状況、総
    走行距離のそれぞれの特定を行うと共に,前記初年度登
    録年月日から予め記憶されている該初年度登録年月日当
    時販売されていた当該買取査定対象車と同一モデルの車
    種の1又は2以上の発売期間中のから当該買取査定対象
    車の発売期間を選定し,前記発売期間のモデル車種につ
    いて予め記憶されたグレード中からの当該買取査定対象
    車のグレードの選定、前記製造メーカーの前記発売期間
    における前記車種タイプ、前記グレードの車種として発
    売された予め記憶されている複数のボディカラーの中か
    ら当該買取査定対象車のボディカラーを選定し,当該買
    取査定対象車の車輌状況を入力すると共に当該買取査定
    対象車の総合評価点を特定し,前記買取査定対象車の車
    輌現況を買取保証額決定部署に送信し,買取保証額決定
    部署において、買取査定部署から送信されてきた当該買
    取査定対象車の車種タイプ、グレード及びボディーカラ
    ーに基づいて選定され、予め記憶されている年式によっ
    て設定された買取基本価格の中から、当該買取査定対象
    車の現在の年式の買取基本価格を特定し,前記買取基本
    価格に前記買取査定対象車の現在の走行距離と該買取査
    定対象車と同一車種の現在までの標準走行距離との多少
    に基づいて1km当りの加減算額に基づく走行距離実績額
    を加算すると共に該買取査定対象車に現在残存する車検
    の期間の1月当りの加算額に基づいた車検残存期間加算
    額を加算して買取保証価格を演算し,前記買取保証価格
    の演算結果を買取査定部署に返信し,前記買取査定部署
    に返信した買取保証価格を買取査定額としてなる中古車
    の買取査定の処理方法。
  2. 【請求項2】 買取査定部署において、買取査定対象車
    の初年度登録年月日、車検満了年月日、製造メーカー、
    排気量,車種タイプ、ミッション、メーターの状況、総
    走行距離のそれぞれの特定を行うと共に,前記初年度登
    録年月日から予め記憶されている該初年度登録年月日当
    時販売されていた当該買取査定対象車と同一モデルの車
    種の1又は2以上の発売期間中のから当該買取査定対象
    車の発売期間を選定し,前記発売期間のモデル車種につ
    いて予め記憶されたグレード中からの当該買取査定対象
    車のグレードの選定、前記製造メーカーの前記発売期間
    における前記車種タイプ、前記グレードの車種として発
    売された予め記憶されている複数のボディカラー中のか
    ら当該買取査定対象車のボディカラーを選定し,前記買
    取査定対象車の車輌現況を買取保証額決定部署に送信し
    て現車の情報確認を行い,買取査定部署において予め設
    定されている前記査定対象車の外装の現況、内装の現
    況、電装品の現況、機関・足回りの現況、装備品の現況
    に対する現況加減算額を求め、買取保証額決定部署に送
    信し,買取保証額決定部署において、買取査定部署から
    送信されてきた当該買取査定対象車の外装の現況、内装
    の現況、電装品の現況、機関・足回りの現況、装備品の
    現況に対する現況加減算額と、前記買取査定対象車の現
    在の走行距離と該買取査定対象車と同一車種の現在まで
    の標準走行距離との多少に基づいて1km当りの加減算額
    に基づく走行距離実績額とを加算すると共に前記買取査
    定対象車に現在残存する車検の期間の1月当りの加算額
    に基づいた車検残存期間加算額を加算して買取保証価格
    を演算し,前記買取保証価格の演算結果を買取査定部署
    に返信し,前記買取査定部署において前記買取保証価格
    を確定買取査定額としてなる中古車の買取査定の処理方
    法。
  3. 【請求項3】 上記外装の現況は、修復歴の有無,改造
    の有無,全塗装の必要性の有無,現状事故車か否かのい
    ずれかである請求項1又は2に記載の中古車の買取査定
    の処理方法。
  4. 【請求項4】 上記内装の現況は、室内の状況の問題の
    有無,トランクルームの状況の問題の有無,タバコ・ペ
    ットの臭いの問題の有無,ダッシュボードの破損の問題
    の有無のいずれかである請求項1,2又は3に記載の中
    古車の買取査定の処理方法。
  5. 【請求項5】 上記電装品の現況は、エアコンの使用の
    可否,バッテリの使用の可否,時計の使用の可否,パワ
    ーウインドウ左前の使用の可否,パワーウインドウ左後
    の使用の可否,パワーウインドウ右前の使用の可否,パ
    ワーウインドウ右後の使用の可否,ワイパー関係の使用
    の可否,メーターパネルの使用の可否のいずれかである
    請求項1,2,3又は4に記載の中古車の買取査定の処
    理方法。
  6. 【請求項6】 上記機関・足回りの現況は、エンジンの
    通常の使用の可否,ミッションの通常の使用の可否,動
    力伝達装置の通常の使用の可否,ステアリングの通常の
    使用の可否,サスペンションの通常の使用の可否,ブレ
    ーキの通常の使用の可否,マフラーの通常の使用の可
    否,その他の機関・足回りの通常の使用の可否のいずれ
    かである請求項1,2,3,4又は5に記載の中古車の
    買取査定の処理方法。
  7. 【請求項7】 上記買取査定対象車の外装の現況、内装
    の現況、電装品の現況、機関・足回りの現況、装備品の
    現況に対する現況加減算額は、買取査定部署において算
    定が不明な場合に、買取保証額決定部署に問合せられる
    ようにしたものである請求項1,2,3,4,5又は6
    に記載の中古車の買取査定の処理方法。
  8. 【請求項8】 上記買取査定対象車の外装の現況におい
    て、軽度の修復歴有りを2点とし、中度の修復歴有りを
    3点として、合計が6点を超えたときに重度の現状事故
    車と判定する請求項1,2,3,4,5,6又は7に記
    載の中古車の買取査定の処理方法。
  9. 【請求項9】 上記買取査定対象車の外装の現況におい
    て、軽度の現状事故箇所を2点とし、中度の現状事故箇
    所を3点として、合計が6点を超えたときに重度の現状
    事故車と判定する請求項1,2,3,4,5,6又は7
    に記載の中古車の買取査定の処理方法。
  10. 【請求項10】 上記買取査定対象車の外装の現況にお
    いて、重度の修復歴有り、又は重度の現状事故車の場合
    は、査定不可とするものである請求項1,2,3,4,
    5,6,7,8又は9に記載の中古車の買取査定の処理
    方法。
  11. 【請求項11】 上記買取査定対象車の外装の現況、内
    装の現況、電装品の現況、機関・足回りの現況、装備品
    の現況についての現況加減算額のいずれかを入力しない
    場合には、前記現況加減算額を考慮しない暫定査定を行
    うようにしたものである請求項1,2,3,4,5,6
    又は7に記載の中古車の買取査定の処理方法。
  12. 【請求項12】 上記買取査定対象車について他店舗で
    の査定実績がある場合は、当該買取査定対象車について
    の前回の査定内容を買取査定額とできるようにしたもの
    である請求項1,2,3,4,5,6又は7に記載の中
    古車の買取査定の処理方法。
  13. 【請求項13】 通信手段によって互いにデータの授受
    を可能に構成された買取査定部署と買取保証額決定部署
    とを備え,買取査定部署には;予め記憶されている多数
    の製造メーカーの中から買取査定対象車の製造メーカー
    を選定する製造メーカー選定手段と,買取査定対象車の
    初年度登録年月日、車検満了年月日、排気量を入力する
    初年度登録等入力手段と,前記製造メーカー選定手段に
    おいて選定した製造メーカーと、前記初年度登録等入力
    手段によって入力した初年度登録年月日・排気量に基づ
    いて、予め記憶されている初年度登録年月日に発売され
    た該製造メーカーの車種タイプの中から買取査定対象車
    の車種タイプを選定する車種タイプ選定手段と,買取査
    定対象車の現在の総走行距離を入力する走行距離入力手
    段と,前記車種タイプ選定手段によって選定した買取査
    定対象車の車種タイプに基づいて、予め記憶されている
    当該車種タイプに存在する複数のグレードの中から買取
    査定対象車のグレードを選定するグレード選定手段と,
    前記初年度登録等入力手段によって入力した初年度登録
    年月日から予め記憶されている該初年度登録年月日当時
    販売されていた当該買取査定対象車と同一モデルの車種
    の1又は2以上の発売期間の中から当該買取査定対象車
    の発売期間を選定する発売期間選定手段と,前記発売期
    間選定手段によって選定された発売期間に基づいて、予
    め記憶されている複数のボディカラーの中から当該買取
    査定対象車のボディカラーを選定するボディカラー選定
    手段と,当該買取査定対象車の車輌状況を入力する車輌
    状況入力手段と,当該買取査定対象車の総合評価点を特
    定する総合評価点特定手段と,前記買取査定対象車の諸
    データを前記買取保証額決定部署に送信する送信手段
    と,を備え,前記取保証額決定部署には;前記買取査定
    対象車の車種タイプ、グレード及びボディーカラーに基
    づいて選定された新車価格を基に年式別にそれぞれ査定
    された予め記憶されている複数の基本価格に前記総合評
    価点特定手段によって設定された当該買取査定対象車の
    総合評価点によって修正した当該査定対象車の基本査定
    価格を演算する基本査定価格演算手段と,前記基本査定
    価格演算手段によって演算された前記買取査定対象車の
    基本査定価格に、該買取査定対象車と同一の車種タイプ
    が当該買取査定対象車と同一車種の現在までの標準走行
    距離との多少に基づいて1km当りの加減算額に基づく走
    行距離実績額を加算すると共に該買取査定対象車に現在
    残存する車検の期間の1月当りの加算額に基づいた車検
    残存期間加算額を加算して買取保証価格を演算する買取
    保証価格演算手段と,前記買取保証価格演算手段で演算
    した買取保証価格を前記買取査定部署に送信する送信手
    段と,を備え,買取保証額決定部署から送信された買取
    保証価格を買取査定額として決定するようにしたことを
    特徴とする中古車の買取査定の処理装置。
  14. 【請求項14】 通信手段によって互いにデータの授受
    を可能に構成された買取査定部署と買取保証額決定部署
    とを備え,買取査定部署には;予め記憶されている多数
    の製造メーカーの中から買取査定対象車の製造メーカー
    を選定する製造メーカー選定手段と,買取査定対象車の
    初年度登録年月日、車検満了年月日、排気量を入力する
    初年度登録等入力手段と,前記製造メーカー選定手段に
    おいて選定した製造メーカーと、前記初年度登録等入力
    手段によって入力した初年度登録年月日・排気量に基づ
    いて、予め記憶されている初年度登録年月日に発売され
    た該製造メーカーの車種タイプの中から買取査定対象車
    の車種タイプを選定する車種タイプ選定手段と,買取査
    定対象車の現在の総走行距離を入力する走行距離入力手
    段と,前記車種タイプ選定手段によって選定した買取査
    定対象車の車種タイプに基づいて、予め記憶されている
    当該車種タイプに存在する複数のグレードの中から買取
    査定対象車のグレードを選定するグレード選定手段と,
    前記初年度登録等入力手段によって入力した初年度登録
    年月日から予め記憶されている該初年度登録年月日当時
    販売されていた当該買取査定対象車と同一モデルの車種
    の1又は2以上の発売期間の中から当該買取査定対象車
    の発売期間を選定する発売期間選定手段と,前記発売期
    間選定手段によって選定された発売期間に基づいて、予
    め記憶されている複数のボディカラーの中から当該買取
    査定対象車のボディカラーを選定するボディカラー選定
    手段と,前記査定対象車についての外装の現況、内装の
    現況、電装品の現況、機関・足回りの現況、装備品の現
    況に対する現況加減算額を特定する現況加減算額特定手
    段と,前記買取査定対象車の諸データを前記買取保証額
    決定部署に送信する送信手段と,を備え,前記取保証額
    決定部署には;前記買取査定対象車の車種タイプ、グレ
    ード及びボディーカラーに基づいて選定された新車価格
    を基に年式別にそれぞれ査定された予め記憶されている
    複数の基本価格の中から当該査定対象車の年式における
    基本査定価格を選定する基本査定価格選定手段と,前記
    査定対象車についての外装の現況、内装の現況、電装品
    の現況、機関・足回りの現況、装備品の現況に応じて決
    定する現況加減算額を特定する現況加減算額特定手段
    と,前記基本査定価格選定手段によって選定された前記
    買取査定対象車の基本査定価格に、前記現況加減算額特
    定手段によって特定された現況加減算額を加算し、前記
    買取査定対象車と同一の車種タイプが当該買取査定対象
    車と同一の期間経過したときの標準的な走行距離との多
    少に基づき1km当りの評価額によって決定される加減算
    額に基づく走行距離実績額を加算すると共に、当該買取
    査定対象車に車検の期間が残存する場合に車検残1月当
    りの加算額に基づく車検残存期間加算額を加算して確定
    買取査定価格を確定する確定買取査定価格演算手段と,
    前記買取保証価格演算手段で演算した買取保証価格を前
    記買取査定部署に送信する送信手段と,を備え,買取保
    証額決定部署から送信された買取保証価格を確定買取査
    定額とするようにしたことを特徴とする中古車の買取査
    定の処理装置。
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