JP5596592B2 - 利用者毎に列車の混雑情報を提供するシステム - Google Patents

利用者毎に列車の混雑情報を提供するシステム Download PDF

Info

Publication number
JP5596592B2
JP5596592B2 JP2011032743A JP2011032743A JP5596592B2 JP 5596592 B2 JP5596592 B2 JP 5596592B2 JP 2011032743 A JP2011032743 A JP 2011032743A JP 2011032743 A JP2011032743 A JP 2011032743A JP 5596592 B2 JP5596592 B2 JP 5596592B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
train
information
congestion
user
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011032743A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012171391A (ja
Inventor
智仁 ▲高▼井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2011032743A priority Critical patent/JP5596592B2/ja
Publication of JP2012171391A publication Critical patent/JP2012171391A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5596592B2 publication Critical patent/JP5596592B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

列車の利用者に混雑情報を提供するシステムに関する。
列車の混雑率は、定期的に鉄道事業者および国土交通省が、最混雑駅間の1時間毎の平均混雑率を取得して、新聞等の広報メディアを介して一般に公開している。
また、自動改札装置を利用し、乗車券の挿入情報や列車運行情報から混雑率を算出する技術が公開されている(特許文献1参照)。
更に、人物行動認識装置で列車毎の乗車客と降車客とを識別し、混雑率解析装置で混雑率を算出する技術も公開されている(特許文献2参照)。
特開平9-245208号公報 特開2007-1381号公報
しかし、鉄道事業者や国土交通省が公開している混雑率だけでは、首都圏における朝の通勤時間帯等において、数分間隔で運行されている複数の列車から混雑を回避するために混雑度合いの低い列車を選択することができない。また利用者が列車を利用する利用時間帯および列車の利用ルートは、利用者ごとに異なり、その利用時間帯や利用ルートにおいて混雑度合いが最も高い列車(ピーク時列車)や混雑度合いの低い列車(非ピーク時列車)を特定するための情報は、一般に公開されておらず、不明であり、混雑を避けるための情報がない。
特許文献1に記載の技術を用いても、利用者個人が乗車した列車を特定することはできない。したがって、利用者毎に当該利用者の列車の利用時間帯に利用ルートを走行する列車の混雑率を算出すること、利用時間帯の前後の時間帯に利用ルートを走行する列車の混雑情報(混雑率)を算出すること、利用時間帯またはその前後の時間帯において利用ルートと同じ乗車区間を利用ルートとは異なる別ルートで走行する列車の混雑情報を算出すること、そして算出されたこれらの情報を表示することはできない。
特許文献2に記載の技術を用いても、個人を特定することはできない。したがって、特許文献2の技術を用いても、上述の混雑情報を算出して表示することはできない。
従って、利用者個人毎に異なる列車の利用時間帯・利用ルートに鑑み、利用者個人毎に、当該利用者の列車の利用時間帯に利用ルートを走行する列車の混雑率を算出すること、利用時間帯の前後の時間帯に利用ルートを走行する列車の混雑情報(混雑率)を算出すること、利用時間帯またはその前後の時間帯において利用ルートと同じ乗車区間を別ルートで走行する列車の混雑情報を算出すること、そして算出されたこれらの情報を表示することが求められている。
システムは、ICカード乗車券の入出札を読取る自動改札読取装置と、
駅設備の基礎情報を登録する基礎情報登録装置と、
一時的な列車混雑を発生させる要因を登録するイベント登録装置と、
自動改札読取装置で読み取られた、利用者の入出札情報を集約するICカード乗車券センターシステムと、
車両の定員と車両編成を管理する車両管理システムと、
車両編成を割り付けた列車ダイヤ計画を管理する列車ダイヤ管理システムと、
列車ダイヤ計画を基に実際に列車および信号システムを制御し、列車の走行実績を管理する列車運行管理システムと、
利用者毎に乗車列車を特定し、当該利用者が使用したICカード乗車券の入出札情報を集約し、利用者毎の利用列車の列車混雑率を算出し、当該利用列車の前後を走行する列車の混雑率および、当該利用列車と同じ時間帯に同じ駅間を別ルートで走行する列車の混雑率を算出する混雑情報管理装置とを有し、
混雑情報管理装置は、当該混雑情報管理装置に格納されている混雑率情報を読み出して出力する。
利用者は、その利用者個人の列車の乗降時間帯・乗車駅間の混雑情報およびその前後の時間帯における乗車駅間の混雑情報および別ルートの混雑情報を知ることで、混雑を回避可能な列車を選択できるようになるので、通勤列車等の混雑緩和に効果を得る。特に、首都圏における平日の朝の通勤列車等では、企業群が大駅に集中することから自然に列車混雑のピーク時間帯に規則性ができる。したがって上述の情報を利用者が知ることにより、混雑を嫌う利用者が、混雑時間帯に走行する通常の利用列車ではなくその前後の列車に乗車することが期待され、混雑緩和の効果が期待できる。
また、各移動ルートについて、対象駅間の列車毎の混雑情報を提供することもできるので、不特定の利用者にとっても、混雑しない列車を選択するための有用な情報を得ることができる。
また、鉄道事業者にとっては、混雑時の臨時駅員の準備や、ピーク時の列車運用・乗務員運用が緩和され、経営資源の適正配置の効果がある。また増え続けている利用者のための駅設備に対する負荷の軽減も可能となる。
また、混雑していない時間帯の情報を表示することも可能となり、ある一定の特定時間帯での移動を必要としない利用者は、混雑しない列車を選択する際にこの情報を用いることができる。
混雑率管理システムの構成例を示す図である。 対象列車毎の乗車定員を算出する処理フローの一例である。 対象列車毎の駅間乗車人数を算出する処理フローの一例である。 利用者毎の対象列車混雑率を算出して混雑率情報を送出する処理フローの一例である。
図1は、利用者個人の乗車情報を収集し、利用者毎に当該利用者が乗車した列車の乗車区間における混雑率を算出し、その利用者が利用した乗車区間において利用者の乗車した列車の前後を走行する列車の混雑率を算出し、さらに同じ乗車区間を別ルートで走行する列車の混雑率を算出する混雑率管理システムの構成例を示す図である。この場合の混雑率とは、
対象列車の乗車人数÷(車両数×車両定員数)式(1)
とする。尚、国土交通省の定義では、「線区別の乗車数÷乗車定員の1時間当たりの平均」を混雑率としており、この定義によると1時間に走行する複数の列車分の平均混雑率を求めることになるので、ピーク列車の混雑度を求めることができない。従って本実施例においては式(1)を混雑率の定義とする。
以下に混雑率管理システムを構成する各装置について、その機能を詳細に説明する。
自動改札読取装置100(自動改札装置ICカード読取装置100とも呼ぶ)は、ID付きICカード乗車券を読取ることができるセンサー部と、駅構内への入場、駅構内からの出場を管理するゲート部をもち、鉄道各駅に1台以上配置され、列車に乗車する利用者または列車から降車した利用者の乗降情報(乗降駅、改札の入出札時刻)を収集する装置である。
基礎情報登録装置101(基礎情報登録端末101とも呼ぶ)は、利用者が自動改札読取装置100を通過したあと駅プラットフォームに到達するまでの所要時間平均と、利用者が列車を降車したあと当該駅の自動改札読取装置100を通過するまでの所要時間平均とを駅個別情報として収集する装置である。
イベント登録装置102(イベント登録端末102とも呼ぶ)は、列車混雑を発生させる一時的な要因となる事象を収集する装置である。
利用者個人毎の混雑率管理装置110(混雑情報管理装置110とも呼ぶ)は、複数のICカード乗車券センターシステム140から利用者のIDが付与された乗降実績データ112をインタフェース部111を経由して受信する。また各鉄道事業者が保有する列車ダイヤ管理システム152(ダイヤ管理装置152とも呼ぶ)から計画ダイヤ情報113(列車ダイヤ113とも呼ぶ)を受信し、車両管理システム151(車両管理装置151とも呼ぶ)から車両定員情報115(車両定員115とも呼ぶ)を受信し、列車編成割当装置153から車両編成情報114(編成割当情報114とも呼ぶ)を受信し、運行管理システム154(運行制御・走行実績管理情報154とも呼ぶ)から列車走行実績情報116(列車走行実績116とも呼ぶ)を受信する。そして、混雑率管理装置110は、受信した各情報から、利用者毎に利用列車の利用乗車区間における混雑率、利用列車の前後の時間帯に利用ルートを走行する列車の混雑率、利用列車と同じ時間帯またはその前後の時間帯に乗降駅間を別ルートで走行する列車の混雑率を算出し、混雑率データベース部117(混雑情報DB117とも呼ぶ)に保存する。
混雑情報インタフェース装置(図示せず)は、利用者個人毎の混雑率管理装置110で維持管理されている利用者個人毎の混雑情報DB117から、インタネット経由や携帯電話等から受信する要求に含まれる利用者のID情報を基に、当該利用者についての混雑情報を読み出し、要求元に合わせたデータ形式に変換し送信する。尚混雑情報インタフェース装置は混雑情報管理装置110が備えるインタフェース部であっても良い。
ICカード乗車券センター140は、各駅に設置された自動改札読取装置100のセンサーで取得されたICカード乗車券の実績情報を集約して利用者IDごとに管理し、利用者IDごとに管理された利用者別乗車実績情報141を混雑率管理装置110に送信する装置である。
車両管理装置151は、鉄道事業者毎に設置され、車両に個別認識番号を設定し、車両毎の定員情報を車両の個別識別番号を用いて車両データベース部に登録して管理する装置である。
列車ダイヤ管理装置152は、鉄道事業者毎に設置され、始発駅、途中駅、終着駅、列車の種別(各駅停車、特急等)、平日のみ運転/休日のみ運転等の列車毎の走行計画を列車ダイヤデータベースに登録し、管理する装置である。
車両編成割当装置153は、鉄道事業者毎に設置され、列車ダイヤ管理装置152で作成される列車走行計画と、車両管理装置151で管理されている鉄道事業者毎に保有する車両の情報を受信し、何両で組成するかという編成量数と、その車両編成に対し、どの車両を割り当てるかと、その結果できた車両編成をどの列車走行計画(ダイヤ)に割り当てるかを登録し、管理する装置である。
運行制御・走行実績管理装置154は、鉄道事業者毎に設置され、列車ダイヤ管理装置152で管理される列車走行計画(ダイヤ)を受信し、実際に列車を走行させるための信号機制御、転轍機制御等の運行管理を行い、その結果どの駅に、どの列車走行計画の列車が何時何分に発着したか(すなわち走行実績)を管理する装置である。
図2は、混雑率を算出するための式(1)において、分母に用いられる対象列車毎の乗車定員を算出する処理フローの一例である。
ステップ1−1では、新車両の購入時などに、車両管理装置151のデータ入力機能を利用して、オペレータが車両を識別するための車両コード(車両の個別識別番号)とその車両の乗車定員数を、車両データベースに入力する。そのときに、すでに車両データベースに入力されている車両コードが存在すれば、まずその既存の車両コードのレコードを表示し、最新の車両乗車定員数を上書きすることで、車両データベースを更新する。
ステップ1−2ではオペレータが車両管理装置151の車両データベースを参照してこのDBに登録されている車両コードを選択することで、車両編成を作成し、車両編成コード毎に車両編成を列車編成割当装置153の車両編成データベースに入力する。またそのときに車両編成コード毎に車両編成毎の乗車定員数を算出し、合わせて車両編成データベースに入力する。
ステープ1−3では、列車を走行させるための走行計画を列車ダイヤ計画データベースで管理するために、列車ダイヤ管理装置152のデータ入力機能を利用して、オペレータが列車走行日付、走行する列車を一意に識別するための列車コード、列車の種別(各停、急行、快速 等)停車駅、駅間走行時分を、列車ダイヤ管理装置152の列車ダイヤ計画データベースに登録する。尚、入力の結果、複数の列車コードが同一駅に同一時刻に到着するような列車ダイヤ計画(即ち設備が使えない状態を生じさせる列車ダイヤ計画)や、駅間での列車の追い抜きが生じるような列車ダイヤ計画(即ち設備上ありえない列車ダイヤ計画)が生じる場合には、列車ダイヤ管理装置152はこれを検出してエラー表示を行う。オペレータはエラー表示に従い、情報を再入力する。この列車ダイヤ計画データベースには、列車走行日付、走行する列車を一意に識別するための列車コード、列車の種別(各停、急行、快速 等)停車駅、駅間走行時分に加え、ステップ1−4で抽出される列車コード毎の乗車定員数を登録し、管理することができる。
ステップ1−4でダイヤ管理装置152は、ステップ1−2で入力された車両編成データベースの情報を参照し、ステップ1−3で入力された列車コード毎に、列車走行計画(列車ダイヤ計画)に合わせた車両コードを照合することで、列車コード毎の乗車定員数を算出して、これを当該装置が有する列車ダイヤ計画データベースに入力する。
図3は、混雑率を算出するための式(1)において、分子に用いられる列車コード毎の実際の乗車人数(輸送人員)を算出するための、対象列車コード毎の駅間乗車人数実績を算出する処理フローの一例である。
ステップ2−1では、複数のICカード乗車券センター140に送信された各駅の自動改札読取装置100からのID付きICカード乗車券の実績情報を、通信事業者等の専用回線もしくは磁気記憶テープ等の外部媒体を活用してICカード乗車券センタ140が収集し、利用者のID、乗車駅コード、入札した改札の自動改札読取装置コード、乗車駅の改札に入った入札時刻、降車駅コード、出札した改札の自動改札読取装置コード、降車駅の出札時刻を、利用者毎ICカード乗車券データベース141(利用者別乗車実績DB141とも呼ぶ)に登録する。このデータベースに登録されたデータはインタフェース111を介して混雑情報管理装置110に送信されて、利用者別乗車実績DB112に格納される。
ステップ2−2は、基礎情報登録装置101の入力機能を利用してオペレータが、利用者が乗車した列車を推定するための補足情報として、改札にある自動改札読取装置100から各駅の乗車プラットフォームまでの徒歩による平均到達時間と、降車したプラットフォームから出札する駅改札にある自動改札読取装置100までの徒歩による平均到達時間を、各駅を一意に特定する駅コードと、改札にある自動改札読取装置100を一意に特定する自動改札読取装置コードと、乗車プラットフォームを一意に特定するプラットフォームコードと共にデータベースに入力する。このデータベースに入力された情報はインタフェースを介して混雑情報管理装置110に送信されて、基礎情報DB118に格納される。
ステップ2−3で混雑情報管理装置110は、ステップ2−1で収集され利用者毎ICカード乗車券データベース141と利用者別乗車実績DB112に登録された、乗車駅の改札に入った入札時刻および降車駅の出札時刻と、ステップ2−2で入力され基礎情報データベース118に登録された各種平均到達時間を利用し、推定乗車可能時刻と推定降車可能時刻を各々算出する。具体的には混雑情報管理装置110は、入札時刻に入札自動改札読取装置100から乗車プラットフォームまでの平均到達時間を加算することで推定乗車可能時刻を、出札時刻から降車プラットフォームから出札自動改札読取装置100までの平均到達時間を減算することで、推定降車可能時刻を各々算出する。そして混雑情報管理装置110は、自身が有する利用者毎ICカード乗車券補正データベース120に、利用者のID、乗車駅コード、入札した改札の自動改札読取装置コード、推定乗車可能時刻、降車駅コード、出札した改札の自動改札読取装置コード、推定降車可能時刻を登録する。
ステップ2−4で混雑情報管理装置110は、運行制御・走行実績管理装置154から通信事業者等の専用回線もしくは、磁気記憶テープ等の外部媒体を活用して実際に走行した列車のダイヤ実績を収集して列車走行実績DB116に格納する。そして混雑情報管理装置110は、利用者毎ICカード乗車券補正データベース120にある乗車日、乗車駅、推定乗車可能時刻、降車日、降車駅、推定降車可能時刻を照合キーとして、列車走行実績DB116を検索して、照合キーに最も合致する列車データを特定する。具体的には混雑情報管理装置110は、推定乗車時刻、推定降車時刻の順にこれらを照合キーとして列車走行実績DB116を検索することで、利用者が推定乗車時刻に乗車駅で乗車して推定降車時刻に降車駅で降車することが可能な列車を特定し、利用者毎の乗車列車データベース121(利用者別乗車列車DB121とも呼ぶ)に、利用日、利用者のID、乗車駅コード、入札した改札の自動改札読取装置コード、推定乗車可能時刻、降車駅コード、出札した改札の自動改札読取装置コード、降車駅の推定降車可能時刻、列車コードを登録する。
ステップ2−5で混雑情報管理装置110は、ステップ2−4で利用者毎の乗車列車データベース121に登録された利用日、利用者のID、乗車駅コード、入札した改札の自動改札読取装置コード、推定乗車可能時刻、降車駅コード、出札した改札の自動改札読取装置コード、降車駅の推定降車可能時刻、列車コードを参照し、利用日別、列車コード別、及び列車ダイヤ上の駅の駅間別に、利用者の数(当該利用日に当該列車に当該駅間乗車していた利用者の数)を集計してこれを乗車数合計とし、列車毎の乗車数合計データベース123(乗車数DB123とも呼ぶ)に、対象日、対象列車コード、対象駅(対象駅間を示すために用いられる二つの駅各々の駅コード)、乗車数合計を登録する。
図4は、利用者毎の混雑率を算出するために、図2の処理において列車ダイヤ計画データベースに登録された列車コード毎の乗車定員数、および図3において列車毎の乗車数合計データベース123に登録されたで登録された乗車数合計を活用して、利用者毎の対象列車混雑率を算出し、利用者毎の混雑情報を送出する処理フローの一例である。
ステップ3−1で混雑情報管理装置110は、図2の処理において列車ダイヤ計画データベースに登録された列車コード毎の乗車定員数を分母とし、図3の処理において列車毎の乗車数合計データベース123に登録された乗車数合計を分子として、列車毎、駅間毎の混雑率を算出し、列車毎の混雑情報データベース117に登録する。
ステップ3−2では、イベント登録装置102の入力機能を利用して、駅員等の鉄道事業者が、混雑を発生させる一時的な要因(事故、花火大会やスポーツイベント等)があった場合に、その混雑原因の補足情報として、イベント発生日、イベント内容、発生時刻、列車ダイヤに影響を与えたと想定される時間帯、イベント発生駅を入力し、混雑情報管理装置110はこれをインタフェース119を介して取得してイベント情報データベース122に入力する。
ステップ3−3で混雑情報管理装置110は、ステップ3−1で登録された列車毎の混雑情報データベース117の情報を参照し、利用日、発生時刻、時間帯、イベント駅コード、路線コードをキーに、ステップ3−2で登録されたイベント情報データベース122に登録されたイベント内容を照合し、列車毎の混雑情報に各情報に対応する一時的な混雑要因(イベント)を追加して混雑情報データベース117を更新する。
ステップ3−4で混雑情報管理装置110は、利用者毎の列車データを特定するために、利用日、列車コードを照合キーとして、図3の処理において利用者個人毎の乗車列車データベース123に登録した情報を参照し、列車毎の混雑情報(イベント付き)データベース117の混雑情報に情報を追加し、これを自身が有する外部インタフェース用データベースに登録する。
ステップ3−5で混雑情報管理装置110または混雑情報インタフェース装置は、ステップ3−4で外部インタフェース用データベースに登録された利用者毎の混雑情報から、鉄道事業者の専用端末や、インタネット端末や、携帯電話から受け付けた要求に含まれる利用者毎のIDをキーにした検索条件を元に、利用者毎に利用列車の対象の駅間の混雑情報、およびその前後の時間帯の混雑情報および別ルートで目的地にいく列車の混雑情報を抽出して、鉄道事業者の専用端末や、インタネット端末や、携帯電話へ送信する。尚、すでにインタネット上でサービスが公開されている列車の経路検索案内情報を提供するインタネットサービスプロバイダや、沿線開発を計画する不動産事業者等からデータを要求された場合には、これらの異業種の要求元向けに、データを要求されるデータ形式に加工してから、送信することとしても良い。
100:自動改札読取装置
101:基本情報登録端末
102:イベント登録端末
110:混雑情報管理装置
140:ICカード乗車券センタ
151:車両管理装置
152:ダイヤ管理装置
153:列車編成割当装置
154:運行制御・走行実績管理装置

Claims (6)

  1. ICカード乗車券の入出札を読取る自動改札読取装置と、
    駅設備の基礎情報を登録する基礎情報登録装置と、
    一時的な列車混雑を発生させる要因を登録するイベント登録装置と、
    自動改札読取装置で読み取られた利用者の入出札情報を集約するICカード乗車券センターシステムと、
    車両コードを用いて、車両の定員と車両編成を管理し、新車両の車両コードが入力された場合、前記新車両の車両コードが存在するか否か判断する車両管理システムと、
    車両編成を割り付けた列車ダイヤ計画を管理する列車ダイヤ管理システムと、
    列車ダイヤ計画を基に実際に列車および信号システムを制御し、列車の走行実績を管理する列車運行管理システムと、
    利用者毎に乗車列車を特定し、当該利用者が使用したICカード乗車券の入出札情報を集約し、利用者毎の利用列車の列車混雑率を前記車両の定員と前記車両編成を乗じた乗車定員数を用いることにより、算出し、当該利用列車の前後を走行する列車の混雑率および、当該利用列車と同じ時間帯に同じ駅間を別ルートで走行する列車の混雑率を算出する混雑情報管理装置とを有し、
    前記混雑情報管理装置は、当該混雑情報管理装置に格納されている混雑率情報を読み出して出力することを特徴とするシステム。
  2. 前記自動改札読取装置は、ID付きICカード乗車券を読取るセンサー部と、駅構内への入場、駅構内からの出場を管理するゲート部を有することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記基礎情報登録装置は、自動改札読取装置を通過したあと駅プラットフォームまでの所要時間平均を登録する入力部と、降車したあと自動改札読取装置までの所要時間平均を登録する入力部を有することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. 前記イベント登録装置は、混雑を発生させる一時的な要因を登録する入力部と入力された要因を管理するデータベース部を備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  5. 前記混雑情報管理装置は、前記ICカード乗車券センターシステムからの入出札情報を受け取るインタフェース部と、前記車両管理システムから車両編成情報と車両定員情報を受け取るインタフェース部と、前記列車ダイヤ管理システムから列車ダイヤ計画情報を受け取るインタフェース部と、前記列車運行管理システムからの列車走行実績情報を受け取るインタフェース部と、受け取った情報から利用者毎に利用列車の混雑情報を計算する算出部と、当該利用列車の前後を走行する列車の混雑率を計算する算出部と、当該利用列車と同じ時間帯に同じ駅間を別ルートで走行する列車を特定して、当該列車の混雑率を計算する算出部と、当該算出部の算出結果を管理するデータベース部と、当該データベース部に格納された情報から利用者のIDをキーにデータを読み出すインタフェース部を有することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  6. 前記混雑情報管理装置は利用者のID情報を含む要求を受信すると、利用者個人毎の混雑情報から、当該利用者IDをキーとして情報を読み出し、読み出した情報を要求元に合わせたデータ形式に変換して送信することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
JP2011032743A 2011-02-18 2011-02-18 利用者毎に列車の混雑情報を提供するシステム Active JP5596592B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011032743A JP5596592B2 (ja) 2011-02-18 2011-02-18 利用者毎に列車の混雑情報を提供するシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011032743A JP5596592B2 (ja) 2011-02-18 2011-02-18 利用者毎に列車の混雑情報を提供するシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012171391A JP2012171391A (ja) 2012-09-10
JP5596592B2 true JP5596592B2 (ja) 2014-09-24

Family

ID=46974700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011032743A Active JP5596592B2 (ja) 2011-02-18 2011-02-18 利用者毎に列車の混雑情報を提供するシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5596592B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10922632B2 (en) 2018-03-26 2021-02-16 Hitachi Solutions, Ltd. People flow prediction device

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017013629A (ja) * 2015-07-01 2017-01-19 東日本旅客鉄道株式会社 鉄道列車乗客推計装置および鉄道列車乗客推計方法
KR102374359B1 (ko) * 2020-06-18 2022-03-15 재단법인 서울특별시 서울기술연구원 교통카드 데이터 기반 열차 내부 혼잡도 산정 방법 및 시스템
CN111814648A (zh) * 2020-06-30 2020-10-23 北京百度网讯科技有限公司 一种站口拥堵情况确定方法、装置、设备及存储介质

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4448363B2 (ja) * 2004-03-31 2010-04-07 三菱電機株式会社 列車運行管理システム
JP4972574B2 (ja) * 2008-02-07 2012-07-11 株式会社日立製作所 鉄道利用者へのコンテンツ連携情報の提供方法
JP5108808B2 (ja) * 2009-02-26 2012-12-26 株式会社日立製作所 運行乱れ情報配信装置、運行乱れ情報配信方法、および運行乱れ情報配信システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10922632B2 (en) 2018-03-26 2021-02-16 Hitachi Solutions, Ltd. People flow prediction device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012171391A (ja) 2012-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6178226B2 (ja) 人流誘導システム及び人流誘導方法
US9123246B2 (en) Parking guidance system and method based on vehicle human occupancy
JP6471665B2 (ja) 車両誘導システム
CN110223529A (zh) 预约公交车防止下错车的方法及系统
JPWO2005098697A1 (ja) ポイント算出装置及びポイント割当システム
WO2015049801A1 (ja) 乗客誘導システム、および乗客誘導方法
JP5951903B2 (ja) 料金払戻しシステムおよびその方法
JP5596592B2 (ja) 利用者毎に列車の混雑情報を提供するシステム
JP2009199290A (ja) 乗車確認装置、および乗車料金算出システム
CN104240529A (zh) 一种预测公交到站时间的方法及系统
JP5941771B2 (ja) 遅延損失評価装置、遅延損失算出および表示方法
US10339799B2 (en) Method and system to identify congestion root cause and recommend possible mitigation measures based on cellular data and related applications thereof
WO2016084125A1 (ja) 経路情報提供システム、経路情報提供方法及び経路情報提供プログラム
JP6663317B2 (ja) 混雑度予測装置、混雑度予測情報配信システム、および混雑度予測方法
JP7425680B2 (ja) ナビゲーション装置、及びナビゲーション方法
KR20090128309A (ko) Rfid 기반의 지하철 수익금분배시스템 및 방법, 지하철출입통제시스템 및 방법, 버스승차통제시스템 및 방법
KR102323831B1 (ko) 전세버스 모객 시스템 및 방법
US20200273338A1 (en) Municipal parking space reservation
Jevinger et al. Context-aware travel support during unplanned public transport disturbances
RU47550U1 (ru) Информационно-технологический комплекс управления и контроля на маршрутизированном пассажирском транспорте
Lind et al. Diagnosing obstacles to speed and reliability with high-resolution automatic vehicle locator data: bus time budgets
Shin et al. An Analysis of Time-Varying Crowding on Subway Platforms using AFC Data in Seoul Metropolitan Subway Network
Dudhe et al. A Comprehensive Review on Travel Time Strategies for Performance Improvement of Public Transport System
JP2008310608A (ja) 自動改札機
JP2023163408A (ja) 配車予約装置、配車予約システムおよび配車予約方法、配車予約プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140318

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140715

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140807

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5596592

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151