JP5595843B2 - 留め具とその留め具を利用した機器、器具 - Google Patents
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Description
図1(a)、図1(b)に、本願発明の留め具100の平面図を示す。図1(a)は、開いた状態、図1(b)は閉まった状態を示す。図2(a)、(c)は、図1(a)の断面図、図2(b)、(d)は、図1(b)の断面図を示す。
留め具本体103は、移動部102を弾性部202で受ける部分、収納する部分、移動部102を受け入れる部分である。
留め具100の動作を図3(a)、図3(b)を用いて、説明でする。図3(a)では、人が取手101を利用して、移動部102を留め具本体103へ押し込み(図3(a))、弾性部202が、突起201と接触し、変形し、穴107と110穴を合わせる。その後、それらの穴にひも状の移動体108を差込む。差し込んだ後、取手101を離すことで(図3(b))弾性部202が伸びて、突起201から離れ、移動部102が、留め具本体103から移動し、穴107と穴110の位置がずれ、移動体102が穴で固定される。
留め具100は、樹脂成形で製造される。留め具100は、大きく分けて、移動部102の部分と、留め具本体103の部分の2つのパーツとして、樹脂成形(射出成形)される。樹脂材料は、合成樹脂を用いた。複雑な形状でなく、容易な形状であるので、成形しやすい。弾性部202は、移動部102と一体として製造できる。熱可塑性樹脂でも、熱硬化性樹脂でもよい。下記に示すいろいろな留め具、いろいろな留め具本体、その他、周辺部材とも特記しない限り、樹脂で作成される。
図4(a)、図4(b)を用いて、留め具100を利用した容器119の例を説明する。容器119と、移動体108と、留め具100とからなる。容器119は、布、ビニールなどからなり、移動体108でその開口部が閉じられる。移動体108は、紐状のもので、容器119の開口部周辺を閉める。
留め具100は、移動体108の移動を制限することで、容器119の開口部を締め、閉じる。
図5(a)は、本願発明の留め具100を椅子に用いた例を示す。図5(b)は、その留め具100の部分の拡大した断面図である。
椅子は、頭部弾性部401と、高さ調整棒403と、背もたれ部402と、座部404と、留め具100とからなる。
高さ調整棒403は、通常2本あり、その内1本に留め具100が配置されているが、2本ともに配置してもよい。
これまでの例では、穴107に移動体108を通す例であった。これ以降の例では、移動部102の部分を利用した開閉に関するものである。穴107、110は不要である。
図8(a)と図8(b)は、この例を説明する断面図を示す。扉501と,502と、留め具100とからなる。扉501、502は、一対の開閉機構であり、戸棚やロッカーなどの扉である。留め具100は、本願で開示している留め具100すべてを利用できる。図8(a)は、扉501が開いた状態、図8(b)は、扉501が閉まった状態である。図8(b)で、留め具100の取手101を、人が押さえて、弾性部202を縮めて、移動部102を、留め具本体103へ押し込むと、図8(b)の状態が、図8(a)の状態(開放された状態)になる。
図9(a)に、図8の例の留め具100をロッカーへ利用した例を示す。本願の別のところで記載した留め具のいずれかを用いることが可能である。図9(a)では、ロッカー600を示す。扉501、扉502、留め具100とからなる。扉は、一対の開閉機構で構成される。図8で示したように、扉502に留め具100を配置してあり、その移動部102の移動で、扉501を開閉できるようにしている。扉501の開閉は、図8と同じである。留め具100のロッカー600への設置は、ネジ、接着剤、両面テープなどでできる。
図10(a)、図10(b)に、図8の例の留め具100を机に利用した例を示す。図10(a)では、机700を示す。図10(b)は、その拡大図である。引き出し701、702、703、留め具100とからなる。留め具100としては、別の実施例のいずれかを用いることができる。留め具100は、各引き出しの上部に留め具100が配置してあり、留め具100の移動部102の部分で、引き出しの開け閉めを可能としている。
図11(a)に、図8の例の留め具100を利用した例を示す。留め具は、別のところで示したいずれかの留め具100を使用できる。図11(a)では、天井の扉802、照明器具803を示す。天井801に、照明器具803、天井の扉802、留め具100が配置されている。留め具100は、天井801に固定され、天井の扉802の開閉をする。
図11(a)は、照明器具803の平面図、図11(b)は、照明器具803の断面の一部を示す。留め具100と、カバー805と、蛍光灯804とからなる。留め具100は、カバー805を、その移動部102の移動で開閉する。蛍光灯804を交換時、掃除時に、カバー805をはずす時に、留め具100が使用される。留め具100は、一方にあり、他の一方は、ひっかけられていており、留め具100側をはずすことで、もう一方もはずれる構造となっている。留め具100は天井につけてもよいが、別途照明器具を保持する本体基材に設けて、全体として1つの器具としてもよい。
図12(a)から図13(d)に机への別の実施例を示す。図12(a)は、机810の正面図である。移動部811と、留め具本体812と、引き出し813と、天板814と、足815とからなる。移動部811と留め具本体812とを合わせて、留め具819とする。
図14(a)と図14(b)に別の実施例を示す。図14(b)は、自動車内部の側面の引き出し(ダッシュボード)の正面図である。自動車の内壁855と、引っ掛け部856と、引き出し850と、留め具100とからなる。その他、トレー851、フロントスペース852を有する。図14(a)は、引き出し850が開いた状態で、図14(b)は、引き出し850が閉じた状態である。留め具100の移動部102が、引っ掛け部856に挿入されると、閉まり、移動部102が、引っ掛け部856から、離れると、開く。
図15(a)から図17(c)に別の実施例を示す。図15(a)は、自動車の座席である。座席820、収納ボックス821とからなる。図15(b)は、収納ボックス821の外観、閉じた状態、図15(c)は、収納ボックス821の外観、開いた状態を示す。人が座った状態で、手で留め具823を押して、収納ボックス821のボックス上部822を開閉する。
突起834は、ボックス下部824に設置され、鍵830に組み合わされるものである。ボックスの開閉を、図16(c)と図16(d)を用いて説明する。図16(c)と図16(d)は、収納ボックスの断面図である。図16(c)は、留め具822を人が手で押さえ込んでいる状態で、弾性部832が収縮しており、鍵830が、突起834から離れ、ボックス上部822が、ボックス下部824から、離れる状態にある。
図19(a)に、本願の実施例と、図19(b)、図19(c)に従来の比較例を示す。図19(a)は、上記に説明してきた留め具100に利用できる。突起201があることが特徴である。図19(b)、図19(c)は、従来の例(参考文献2)のものである。
図20(a)から図20(c)に別の実施例を示す。前記の実施例との違いは、突起201と弾性部202の形状である。図20(a)は、突起201が1つ、図20(b)は、突起2つで、あらかじめ、弾性部202に突起201に応じた凹部がある。一方、図20(c)は、事前に、弾性部202に凹部が存在せず、弾性部202と突起201が接触した時に、弾性部202に凹部が形成される。
図21(a)と図21(b)に、別の実施例を示す。図21(a)では、弾性部202の中央部がなく、2つの弾性部部分202a、202bに分かれている。図21(a)は移動部102に力がかかっていない状態であり、図21(b)は移動部102が、留め具本体103に押し込まれた状態である。図21(b)で、弾性部202a、202bが移動部102に接触するところで、移動部102が停止する。
図23(a)と図23(b)に、別の実施例を示す。図23(a)では、弾性部202と突起201とが一体化されている。突起201が、弾性部202の中央部分に位置している。図23(a)は、力がかかっていない状態を示し、図23(b)は力がかり、押し込まれた状態を示す。図23(b)のように、突起201が、留め具本体103の底面と移動部102との間ではさまり、弾性部202の変形を規制する。
図24に、2つの方向に、移動体102が存在する例を示す。2方向留め具300には、2つの方向に弾性部202がある。上記の応用例に使用すれば、2つの扉の開放や、2つの蓋の開閉ができる。また、2つの移動部102を一体とすれば、弾性変形量が2倍の留め具にできる。上記で示した留め具のいずれもが2方向留め具にできる。
図25に、さらに、4つの方向に、移動体102が存在する例を示す。4方向留め具400には、4つの方向に弾性部202、突起201の一体化したものがある。移動体102が4方向にある。他の部分は上記と同じである。上記で示した留め具のいずれもが4方向留め具にできる。
図26(a)と図26(b)に、さらに、よりよい実施例を示す。
101 取手
102 移動部
103 留め具本体
104 押さえ
105 弾性部
106 可動領域制限凸部
107 穴
108 移動体
109 開口部
110 穴
119 容器
120 開口
121 爪
201 突起
202 弾性部
300 2方向留め具
400 4方向留め具
401 頭部弾性部
402 背もたれ部
403 高さ調整棒
404 座部
501、502 扉
600 ロッカー
601 リング部
700 机
701 引き出し
702 引き出し
703 引き出し
704 リング部
801 天井
802 扉
803 照明器具
804 蛍光灯
805 カバー
807 鍵部
808 突起
810 机
811 留め具
812 留め具本体
813 引き出し
814 天板
815 足
820 座席
821 収納ボックス
822 ボックス上部
823 留め具
824 ボックス下部
830 鍵
831 突起
832 弾性部
833 ヒンジ
834 突起
834a 開口部
834b 保護部
840 開口
841 突起
842 開口
850 引き出し
851 トレー
852 フロントスペース
855 自動車の内壁
856 引っ掛け部
Claims (11)
- 樹脂材料からなる移動部と、
前記移動部を収納する収納部とからなる留め具であって、
前記移動部に配置された樹脂材料からなる弾性部と、
前記弾性部と組み合わされる突起が、前記収納部または前記弾性部に、配置され、
前記突起が複数である留め具。 - 樹脂材料からなる移動部と、
前記移動部を収納する収納部とからなる留め具であって、
前記移動部に配置された樹脂材料からなる弾性部と、
前記弾性部と組み合わされる突起が、前記収納部または前記弾性部に、配置され、
前記弾性部が、1つの半リング状の形状で一部にくぼみがある留め具。 - 樹脂材料からなる移動部と、
前記移動部を収納する収納部とからなる留め具であって、
前記移動部に配置された樹脂材料からなる弾性部と、
前記弾性部と組み合わされる突起が、前記収納部または前記弾性部に、配置され、
前記弾性部が前記突起にて、縮む時、2つの半リング状になる留め具。 - 前記移動部に設けられた第1開口部と、
前記収納部に設けられた前記第1開口部と対応する第2開口部と、
前記第1開口部と前記第2開口部とに移動体を通過させる請求項1から3のいずれか1項に記載の留め具。 - 請求項1から4までのいずれか1項に記載の留め具の前記移動部と、
請求項1から4までのいずれか1項に記載の留め具の収納部と、
1対の開閉部とからなり、
前記移動体を第一の開閉部に設け、
前記収納部を第二の開閉部に設け、
前記移動体と前記収納部との位置関係により、開閉を行うことを特徴とする器具。 - 前記移動体に鍵部を有する請求項1から4までのいずれか1項に記載の留め具と、
前記鍵部に対応する突起を有する本体とからなる器具であって、
前記鍵部と前記突起との接触で開閉を制御することを特徴とする器具。 - 容器と、
前記容器の開口に位置するひも状または棒状の移動体と、
前記移動体を固定する請求項4に記載の留め具とからなる容器。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の留め具を設けた第1扉と、
前記第1扉と組み合わされる第2扉とを有する収納具であって、
前記留め具の移動部により、前記第2扉の開閉が制御される収納具。 - 引き出し部を有する本体と、
前記引き出し部の周辺に設けられた請求項1から4のいずれか1項に記載の留め具とからなり、
前記留め具の前記移動部により、前記引き出しの開閉が制御される収納器具。 - 頭部弾性部と、
背もたれ部と、
前記背もたれの下部に位置する座部と、
前記頭部弾性部と前記背もたれ部との間を連結する棒状の連結部とからなる椅子であって、
前記背もたれ部の前記連結部の接続部分に請求項4に記載の留め具が配置され、前記留め具の前記第1開口部と第2開口部とで、前記連結部の位置を制御することを特徴とする椅子。 - 本体基板と、
前記本体基板に配置された照明部と、
前記照明部を覆うカバーと、
前記本体基板の前記カバーの周辺に配置された請求項1から4のいずれか1項に記載の留め具とからなる照明器具であって、
前記留め具によって、前記カバーの開閉を制御することを特徴とする照明器具。
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