JP5595843B2 - 留め具とその留め具を利用した機器、器具 - Google Patents

留め具とその留め具を利用した機器、器具 Download PDF

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Description

本発明は、扉や固定するための留め具、および、その留め具を利用した機器、器具に関する。
従来の留め具100について、図27(a)から図27(d)を用いて説明する。図27(a)は、開いた状態の平面図、図27(b)は閉じた状態の平面図を示す。図27(c)は、図27(a)の断面図、図27(d)は、図27(b)の断面図を示す。留め具100は、取手101、移動部102、留め具本体103、押さえ104、弾性部105、可動領域制限凸部106とからなる。
取手101は、人が移動部102を移動させるために持つところである。移動部102は、留め具本体103に対して、移動する部分である。留め具本体103は、移動部102を入れ出しする部分、移動部102を収納する部分である。移動部102の形状に合わせて、その形状が決まる。
押さえ104は、移動部102が、留め具本体103から離れないように規制する部分で、移動部102に平行な方向のみに移動できるように規制している。移動部102が留め具本体103から離れないようにする部分である。弾性部105は、移動部102の下部の位置で、移動部102を留め具本体103から、押し出すものである。金属ばねからなる。
可動領域制限凸部106は、移動部102の裏面の突起であり、留め具本体103の開口部(図示しない)に突出し、開口部内でのみ移動できるようにすることで、移動部102の移動する範囲を規制する。
次に、従来の留め具100の使用方法を説明する。取手101を利用して、移動部102を、留め具本体103に対して、移動させることができる。弾性部105が伸び、縮むことで、移動部102が、留め具本体103に対して、移動可能である。図27(a)では、移動部102が、留め具本体103に対して、押さえられた状態(開けられた状態、人が取手101で移動部102に力を加えた状態)、この状態で、移動部102の穴107と、留め具本体の穴110とを一致させることができる。
一方、図27(b)では、移動部102が、留め具本体103に対して、開放された状態(閉じられた状態、人が取手101に、力を加えていない状態)、この状態では、穴107と留め具本体103の穴110とは一致しない。
図28(a)と図28(b)に、留め具100と移動体108との関係を示す。図28(a)、図28(b)は、図27(c)、図27(d)にそれぞれ、対応する図である。図28(a)では、穴107に、移動体108が通されている。移動体108は、紐状、棒状のものなどである。図28(a)は、図27(c)と同じく、移動部108が、留め具100に対して、押さえられた状態(開いた状態)であり、穴107と留め具本体の穴110が一致しており、移動体108には、力がかかっていない。つまり、開けられた状態である。
一方、図28(b)は、図27(d)と同じく、移動部102が、留め具100に対して、開放された状態(閉じた状態)であり、穴107と留め具本体の穴110が一致しておらず、その結果、移動体108に力がかかっており、移動体108が固定されている。つまり、閉じられた状態である。
移動体108を固定、開放する力は、弾性部105の反発力に依存する。この従来の場合の弾性部105は、金属のばねを使用している。留め具100は、弾性部105以外は、樹脂製品からなる。そのため、留め具の本体とは別に、金属のばねが必要であった。樹脂製品と金属製品との接合など組み立ても必要であった。留め具100の全体を、樹脂で作製することが、文献に記載されている(特許文献1,2)。その構造を、図29に示す。図27(a)に対応する図(開いた状態)であるが、弾性部105の部分の形状が大きく異なり、樹脂で作製した2つの輪状のばねとしている。
特開2006−75276号公報 特開2001−70012号公報
ここで、図29の上記従来の樹脂の留め具では、弾性部105が樹脂であるため、繰り返しの伸縮に弱く、長期の使用に耐えないという課題を有している。
本発明は、上記問題に着目してなされたものであって、その目的とするところは、樹脂製品のみを用いて、長期に安定した留め具を構成することである。
上記課題を解決するために、樹脂材料からなる移動部と、前記移動部を収納する収納部とからなる留め具であって、前記移動部に配置された樹脂材料からなる弾性部と、前記弾性部と組み合わせる突起が前記収納部に配置されたことに特徴がある留め具を用いる。
また、容器と、前記容器の開口に位置するひも状または棒状の移動体と、前記移動体を固定する前記留め具とからなる容器を用いる。
また、上記のいずかの留め具を設けた第1扉と、前記第1扉と組み合わされる第2扉とを有する収納具であって、前記留め具の移動部により、前記第2扉の開閉が制御される収納具を用いる。
また、引き出し部を有する本体と、前記引き出し部の周辺に設けられた上記のいずれかの留め具とからなり、前記留め具の前記移動部により、前記引き出しの開閉が制御される収納器具を用いる。
また、頭部弾性部と、背もたれ部と、前記背もたれの下部に位置する座部と、前記頭部弾性部と前記背もたれ部との間を連結する棒状の連結部とからなる椅子であって、前記背もたれ部の前記連結部の接続部分に上記のいずれかに記載の留め具が配置され、前記留め具の前記第1開口部と第2開口部とで、前記連結部の位置を制御することを特徴とする椅子を用いる。
また、本体基板と、前記本体基板に配置された照明部と、前記照明部を覆うカバーと、前記本体基板の前記カバーの周辺に配置された上記いずれかの留め具とからなる照明器具であって、前記留め具によって、前記カバーの開閉を制御することを特徴とする照明器具を用いる。
本願発明では、留め具全体を樹脂で作製するので、樹脂成形のみで容易に製造できる。別の材料の部品との組み立ても不要である。軽量な留め具となる。留め具は、弾性部と突起部を有し、突起部で規制することで、必要以上に、弾性部が曲げられないので、安定して長期間の使用に耐える。弾性部として、金属ばねを使用せず、樹脂からのみからなるので、さびることもなく、硬くなることや、弾性率が変化することもなく、一定した弾性反発が確保できる。また、長期間、破損無く、使用できる。
(a)本願発明の留め具の開いた状態を表示する外観図、(b)本願発明の留め具の閉じた状態を表示する外観図。 (a)図1(a)の留め具の断面図、(b)図1(b)の留め具の断面図、(c)図1(a)の留め具の断面図、(d)図1(b)の留め具の断面図。 (a)本発明の留め具と移動体とを組み合わせた場合の閉じた状態の断面、(b)本発明の留め具と移動体とを組み合わせた場合の開いた状態の断面。 (a)本願発明の容器の場合の図、(b)(a)の留め具の断面。 (a)本願発明の椅子を示す図、(b)(a)の留め具の断面図。 (a)本願発明の留め具の平面図、(b)本願発明の留め具本体の平面図、(c)本願発明の留め具の側面図、(d)本願発明の留め具本体の側面図、(e)本願発明の留め具の断面図、(f)本願発明の留め具本体の断面図。 (a)本願発明の留め具の使用方法を説明する図、(b)本願発明の留め具の使用方法を説明する図。 (a)本願発明の扉の開いた状態の留め具の断面図、(b)本願発明の扉の閉じた状態の留め具の断面図。 (a)本願発明のロッカーの図、(b)(a)の留め具部分の図。 (a)本願発明の机の図、(b)(a)の留め具部分の図。 (a)本願発明の天井の扉と照明器具を表す図、(b)(a)の照明器具の断面図。 (a)本願発明の机の例、(b)(a)の断面図。 (a)本願机の留め具の断面図、(b)本願発明の留め具の断面図、(c)図12(a)の引き出し部分の断面図、(d)図12(a)の引き出し部の断面図。 (a)本願発明のダッシュボードが開いた状態を示す図、(b)本願発明のダッシュボードが閉じた状態を示す図。 (a)本願発明の自動車シートと収納ボックスを示す図、(b)本願発明の収納ボックスが閉じた状態を示す図、(c)本願発明の収納ボックスが開いた状態を示す図。 (a)本願収納ボックスが閉じた状態を切断したところの図、(b)本願収納ボックスが開いた状態を切断したところの図、(c)本願収納ボックスが閉じた状態の断面図、(d)本願収納ボックスが開いた状態の断面図。 (a)本願発明のボックス下部を示す図、(b)本願発明のボックス上部を示す図、(c)本願発明の留め具。 (a)本願発明のボックス下部を示す図、(b)本願発明の留め具を示す図、(c)本願収納ボックスが閉じた状態の断面図、(d)本願収納ボックスが開いた状態の断面図。 (a)本願発明の実施例の図、(b)従来の実施例の図、(c)従来の実施例の図。 (a)〜(c)本願発明の実施例の図。 (a)〜(d)本願発明の実施例の図。 本願発明の実施例の図。 (a)、(b)本願発明の実施例の図。 本願発明の実施例の図。 本願発明の実施例の図。 (a)本願発明の実施例の図、(b)従来の実施例の図。 (a)従来の留め具の開いた状態を表示する外観図、(b)従来の留め具の閉じた状態を表示する外観図、(c)(a)の留め具の断面図、(d)(b)の留め具の断面図。 (a)従来の留め具の開いた状態を表示する断面図、(b)従来の留め具の閉じた状態を表示する断面図。 従来の留め具を示す図。
(1)構成の説明
図1(a)、図1(b)に、本願発明の留め具100の平面図を示す。図1(a)は、開いた状態、図1(b)は閉まった状態を示す。図2(a)、(c)は、図1(a)の断面図、図2(b)、(d)は、図1(b)の断面図を示す。
図2(a)と図2(c)は、断面図の場所が異なる。図2(b)と図2(d)は、断面の場所が異なる。この留め具100は、取手101と、移動部102と、留め具本体103と、爪121と、開口120と、穴107、110と、押さえ104と、突起201と、弾性部202とからなる。
以下にそれぞれの詳細を説明する。
取手101は、移動部102から突出した突起状の部分で、この部分を利用して、人が移動部102を留め具本体103に対して移動させることができる。移動部102自体を触って、移動部102を移動させてもよい。
移動部102は、留め具本体103に対して、移動する部分である。その一部に弾性部202を有する。留め具100の用途によって、その形状はいろいろな形状となる。
留め具本体103は、移動部102を弾性部202で受ける部分、収納する部分、移動部102を受け入れる部分である。
爪121と開口120で移動部102の移動領域を制限する。爪121は移動部102の一部で、開口120は、留め具本体103に設けられている。図2(b)のように、爪121の先が、開口120にかかり、移動部102が止まる。つまり、弾性部202で移動部102が外部へ押され、爪121が開口120にかかることで、移動部102がそれ以上外部へ行かないように止まる。爪121は、開口120は、移動部102の左右2カ所に設けられ、移動部102が移動中に傾かないようになっている。
穴107は、移動部102に設けられた開口された穴で、棒状のものが挿入され、移動部102の移動で、棒状のものを固定する。
穴110は、留め具本体103に設けられた穴で、穴107と同じ棒状のものが挿入される。107穴との位置関係で穴に挿入される棒状のものを規制する。穴107、110は、留め具100の用途によっては不要である。
押さえ104は、移動部102を留め具本体103に対して、図面の上下方向に関して、移動範囲内に保持するものである。
突起201は、弾性部202を受けるものである。留め具100、留め具本体103の底面の中央に位置する。弾性部202を受ける部分は、丸いほうがよい。
弾性部202は、ばね状の弾性を有し、突起201と組み合わされるものである。予め、弾性部202は、突起201と組み合わされる部分に凹部を有する。弾性部202は、移動部102と同じ樹脂材料からなり、一体化させているのが好ましい。弾性部202は、約1mmの細い紐状のもので、弾性を有する。留め具100は、約2cm角の大きさである。厚みは1〜2mmであるが、用途に応じて、大きさは変わる。その形状は1つの半リング状で、中央に窪みがあり、変形すると2つのリング状になる。弾性部202の平面図から、その形状は、1つのリンク、または、B字の形状である。
(2)動作の説明
留め具100の動作を図3(a)、図3(b)を用いて、説明でする。図3(a)では、人が取手101を利用して、移動部102を留め具本体103へ押し込み(図3(a))、弾性部202が、突起201と接触し、変形し、穴107と110穴を合わせる。その後、それらの穴にひも状の移動体108を差込む。差し込んだ後、取手101を離すことで(図3(b))弾性部202が伸びて、突起201から離れ、移動部102が、留め具本体103から移動し、穴107と穴110の位置がずれ、移動体102が穴で固定される。
突起201が留め具本体103の底辺の中央にあるので、移動部102のぶれが少ない。弾性部202は、金属でないのでさびず、長期間の連続使用、長期間未使用後の使用でも、一定の弾性で動作する。
(3)製造方法
留め具100は、樹脂成形で製造される。留め具100は、大きく分けて、移動部102の部分と、留め具本体103の部分の2つのパーツとして、樹脂成形(射出成形)される。樹脂材料は、合成樹脂を用いた。複雑な形状でなく、容易な形状であるので、成形しやすい。弾性部202は、移動部102と一体として製造できる。熱可塑性樹脂でも、熱硬化性樹脂でもよい。下記に示すいろいろな留め具、いろいろな留め具本体、その他、周辺部材とも特記しない限り、樹脂で作成される。
弾性部202が、図29の従来の弾性部105の形状と異なり、本願発明の構造では、2つの半リングが並列で形成されているので、形成が容易である。
(4)袋への応用
図4(a)、図4(b)を用いて、留め具100を利用した容器119の例を説明する。容器119と、移動体108と、留め具100とからなる。容器119は、布、ビニールなどからなり、移動体108でその開口部が閉じられる。移動体108は、紐状のもので、容器119の開口部周辺を閉める。
留め具100は、移動体108の移動を制限することで、容器119の開口部を締め、閉じる。
図4(b)に、留め具100の断面を示す。移動体108が、穴107、穴110に通じており、その後、移動体108は、容器119の開口部周辺を通じて、その端部は、留め具100に付着されている。その端部は、容器119の別の部分に固定、または、制限されていてもよい。
(5)椅子への応用
図5(a)は、本願発明の留め具100を椅子に用いた例を示す。図5(b)は、その留め具100の部分の拡大した断面図である。
椅子は、頭部弾性部401と、高さ調整棒403と、背もたれ部402と、座部404と、留め具100とからなる。
頭部弾性部401は、人の頭を支える部分である。クッションなどから作製されている。
高さ調整棒403は、頭部弾性部401と一体的に作製され、人の頭をうまく支えることができるように、頭部弾性部401の高さを調整するための棒である。高さ調整棒403は、その先端が、背もたれ部402に保持されている。段階的に位置固定するため、高さ調整棒403に、凹部が一定間隔ごとにあってもよい、その凹部に、留め具100の穴107が当接して止まる。高さ調整棒403は、前に示した例での移動体108に相当する。
背もたれ部402は、人の背中を支えるものである。
座部404は、人が座るところである。
留め具100は、高さ調整棒403の位置を固定するものである。留め具100を開けた時に、高さ調整棒403の固定が解除され、頭部弾性部401が上下に移動できる。留め具100は、取手101を、移動させることで、穴107が移動し、高さ調整棒403が止まる。前に示した動作と同じである。
留め具100は、本願に記載されているすべての留め具を用いることができる。ただし、必要に応じて、穴107,110を設ける必要がある。
本願の留め具100は、樹脂材料からのみからなり、比較的弱い力で、開閉ができるので、頭部弾性部401の位置が調整しやすく、軽く、安全である。
高さ調整棒403は、通常2本あり、その内1本に留め具100が配置されているが、2本ともに配置してもよい。
図6(a)から図6(f)までで、上記の椅子の留め具の例の詳細の構造を示す。図6(a)は、留め具100の平面図、図6(c)はその側面図、図6(e)は、その断面図を示す。図6(b)は、留め具本体103の平面図、図6(d)はその側面図、図6(f)は、その断面図を示す。
留め具100は、前記に示した留め具と同じものであるが一部異なる。相違する点として、凸部408が、留め具100にある。また、取手101の形状が異なり、留め具100の端部に、側面全体に平板状の形状で設けられている。
この凸部408が移動することで、穴107、110に挿入されている高さ調整棒403が制御される。樹脂で作製された留め具100の穴107の端部に金属で作製されたプレートをはめ込むことで、この凸部408を設ける。
留め具100は、留め具本体103に挿入される。
図7(a)と図7(b)は、上記留め具100と、留め具本体が組み合わさった場合の使用を説明する図である。図7(a)は、高さ調整棒403が固定されている状態であり、図7(b)は、高さ調整棒403が開放された状態である。図7(a)では、高さ調整棒403のくびれた箇所、凹部(図示しない)に、留め具100に配置された突起408が、接触しており、固定されている。
この状態から、取手101を人が手で留め具100を押すことで、留め具100が、留め具本体103により深く挿入され、留め具100の弾性部202が変形する。図示しないが、留め具103の内部に、弾性部202を変形させる突起201が存在する。この時に、凸部408が、高さ調整棒403から、外れ、高さ調整棒403が自由になり、高さを変更できる。高さを調整し、人が手を離すことで、留め具100が、留め具本体103から、外部側へ移動し、凸部408が、高さ調整棒の凹部(図示しない)に、入り、高さ調整棒403が固定される。高さ調整棒403には図示しないが、一定間隔で凹部が設けてあり、その凹部に留め具100の突起部408が入り込み、高さ調整棒403の高さが調整される。
従来は、弾性部202の変わりに、金属バネを使用していた。この実施例では、金属バネを使用せず、樹脂成形物と金属プレートを一部に使用することで、製造容易で、組み立ても簡単な留め具が実現でき、さらに、錆びず、長期間、軽く動作できる。
(6)扉への応用
これまでの例では、穴107に移動体108を通す例であった。これ以降の例では、移動部102の部分を利用した開閉に関するものである。穴107、110は不要である。
図8(a)と図8(b)は、この例を説明する断面図を示す。扉501と,502と、留め具100とからなる。扉501、502は、一対の開閉機構であり、戸棚やロッカーなどの扉である。留め具100は、本願で開示している留め具100すべてを利用できる。図8(a)は、扉501が開いた状態、図8(b)は、扉501が閉まった状態である。図8(b)で、留め具100の取手101を、人が押さえて、弾性部202を縮めて、移動部102を、留め具本体103へ押し込むと、図8(b)の状態が、図8(a)の状態(開放された状態)になる。
この例では、移動部102の先端部で扉502の開閉を制御している。留め具100は、樹脂材料のみからなり、移動部102を移動されることで、扉501の開閉が制御される。樹脂からのみからなるので、長期間、同じ力で開閉できる留め具である。玄関ドア、門扉のドア、アルミサッシの扉などへの応用が可能である。
上記の例では、留め具100は、別体として、扉502に設けられていたが、扉502の内部や、扉502と一体的に設けてもよい。扉502が樹脂製品の場合、樹脂成形で1体化できるのでよい。一体にできない場合では、別途作製し、組み合わせてもよい。
(7)ロッカーへの応用
図9(a)に、図8の例の留め具100をロッカーへ利用した例を示す。本願の別のところで記載した留め具のいずれかを用いることが可能である。図9(a)では、ロッカー600を示す。扉501、扉502、留め具100とからなる。扉は、一対の開閉機構で構成される。図8で示したように、扉502に留め具100を配置してあり、その移動部102の移動で、扉501を開閉できるようにしている。扉501の開閉は、図8と同じである。留め具100のロッカー600への設置は、ネジ、接着剤、両面テープなどでできる。
さらに、図9(b)に示すように、留め具100を収納するリング部601を設けると、このリング部601と留め具100間を、手のひらで押さえて、留め具100の開閉がしやすい。リング部601は、移動部102が収納できるようにこの字状に形成されている。
(8)机への応用
図10(a)、図10(b)に、図8の例の留め具100を机に利用した例を示す。図10(a)では、机700を示す。図10(b)は、その拡大図である。引き出し701、702、703、留め具100とからなる。留め具100としては、別の実施例のいずれかを用いることができる。留め具100は、各引き出しの上部に留め具100が配置してあり、留め具100の移動部102の部分で、引き出しの開け閉めを可能としている。
図9(b)と同様に、図10(b)にもリング部704を設けるとよい。その形状は、リング部601と同じである。
(9)天井のとびらへの応用
図11(a)に、図8の例の留め具100を利用した例を示す。留め具は、別のところで示したいずれかの留め具100を使用できる。図11(a)では、天井の扉802、照明器具803を示す。天井801に、照明器具803、天井の扉802、留め具100が配置されている。留め具100は、天井801に固定され、天井の扉802の開閉をする。
天井の扉802は、屋根裏などにはいるための扉である。天井にあるため、その開閉がしやすい必要がある。本願の留め具100は、樹脂からのみなり、開閉が容易である。金属バネを使用していないので、錆びることがなく、長期間使用していなくとも、容易に開閉できる。
(10)照明器具への応用
図11(a)は、照明器具803の平面図、図11(b)は、照明器具803の断面の一部を示す。留め具100と、カバー805と、蛍光灯804とからなる。留め具100は、カバー805を、その移動部102の移動で開閉する。蛍光灯804を交換時、掃除時に、カバー805をはずす時に、留め具100が使用される。留め具100は、一方にあり、他の一方は、ひっかけられていており、留め具100側をはずすことで、もう一方もはずれる構造となっている。留め具100は天井につけてもよいが、別途照明器具を保持する本体基材に設けて、全体として1つの器具としてもよい。
(11)机への応用
図12(a)から図13(d)に机への別の実施例を示す。図12(a)は、机810の正面図である。移動部811と、留め具本体812と、引き出し813と、天板814と、足815とからなる。移動部811と留め具本体812とを合わせて、留め具819とする。
図12(b)は、移動部811と留め具本体812の部分の断面図である。移動部811は、留め具本体812と組み合わされ、引き出し813の正面側に設置されている。以前の例と異なり、留め具819は、垂直方向に設置されており、移動部811は、垂直方向に移動する。
図13(a)は、留め具819の移動部811の正面図である。図13(b)は、留め具819の移動部811の断面図である。取手101と、弾性部202と、爪121と、開口120と、鍵部807とからなる。前記に示した符号と同じものは同じ機能である。図1(a)、図1(b)と同じ構成であるところと、異なるところがある。異なるところとして、突起であるところの鍵部807が設けられている。この鍵部807と、机810の突起808で、引き出し813の開閉が決まる。以下にその機構を示す。
図13(c)と図13(d)は、移動部811が、机810に設置されている場合の断面図である。図13(c)は、引き出し813が机810へしまっている場合で、図13(d)は、引き出し813が机810対して、開放されている場合である。移動部811が、留め具本体812に対して、押し込まれている(移動部101が下方へ移動している)と、図13(d)のように、突起808と鍵部807が接触せずに、引き出し813が、机810に対して、オープンである。移動部811が、留め具本体812に対して、押し込まれていないと、図13(c)のように、突起808と鍵部807が接触し、引き出し813が、机810に対して、閉められた状態である。留め具811の押し込みは、取手101を人が触れることで制御される。人は、取手101を、図13(d)では、下側へ押して、弾性部202を曲げ、鍵部807が、突起808から離れる。
机810の突起808と、それに対応する留め具811の鍵部807との関係で開閉が決まる。
(12)自動車の引き出しの例
図14(a)と図14(b)に別の実施例を示す。図14(b)は、自動車内部の側面の引き出し(ダッシュボード)の正面図である。自動車の内壁855と、引っ掛け部856と、引き出し850と、留め具100とからなる。その他、トレー851、フロントスペース852を有する。図14(a)は、引き出し850が開いた状態で、図14(b)は、引き出し850が閉じた状態である。留め具100の移動部102が、引っ掛け部856に挿入されると、閉まり、移動部102が、引っ掛け部856から、離れると、開く。
留め具100は、本願の例のいずれか1つを用いることができる。
トレー851は、ものを一時的に置くところ、または、飾りなどを置くところである。
フロントスペース852は、その下部に引き出し850を有するところである。一部にはエアバックも収納する。
自動車の内壁855は、自動車内部の壁である。
引き出し850は、この例では、自動車の助手席に位置することを想定しているが、リアの引き出しでもよいし、非常時の用具の収納の引き出しでもよい。また、自動車以外の乗り物、建物に配置される収納、引き出しへも応用できる。
(13)自動車の収納ボックスの例
図15(a)から図17(c)に別の実施例を示す。図15(a)は、自動車の座席である。座席820、収納ボックス821とからなる。図15(b)は、収納ボックス821の外観、閉じた状態、図15(c)は、収納ボックス821の外観、開いた状態を示す。人が座った状態で、手で留め具823を押して、収納ボックス821のボックス上部822を開閉する。
図16(a)は、収納ボックス821が閉まった状態で、その中央でカットした図である。弾性部832は、その中央部でカットされている図である。
図16(b)は、収納ボックス821が開いた状態を、中央でカットした図である。3つの部分からなり、ボックス上部822と、留め具823と、ボックス下部824である。その他、弾性部832、ヒンジ833、突起831、鍵830、突起834が設置されている。
ボックス上部822は、ボックスの蓋である。ヒンジ833により移動可能である。ボックス上部822は、留め具823を、受け止める部分で、留め具本体103に相当する。
留め具823は、ボックス上部822と、ボックス下部824との開閉を制御するものである。上記での例では、移動部に相当する。
ボックス下部824は、ボックスの下部で、ものを収納する部分である。突起834を有する。
弾性部832は、留め具823の先端部分で、上記のところで示したように、変形することで、留め具823を移動可能とする。弾性部832は、突起831に接触して、弾性変形する。
ヒンジ833は、ボックス上部822と、ボックス下部824とをつなぐ連結部分である。
突起831は、ボックス上部822に設けられ、弾性部832の2つのリングの間に位置するもの、対応するもので、弾性部832を変形させるものである。前記に示した留め具と同じ機構である。
鍵830は、留め具823の一部で、ボックス下部824の突起834と組み合わせることで、ボックス上部822の開閉を制御する。
突起834は、ボックス下部824に設置され、鍵830に組み合わされるものである。ボックスの開閉を、図16(c)と図16(d)を用いて説明する。図16(c)と図16(d)は、収納ボックスの断面図である。図16(c)は、留め具822を人が手で押さえ込んでいる状態で、弾性部832が収縮しており、鍵830が、突起834から離れ、ボックス上部822が、ボックス下部824から、離れる状態にある。
一方、図16(d)は、留め具823に力がかかっていない状態で、弾性部832が伸びている状態で、鍵830が、突起834に接触しており、ボックス上部822が、ボックス下部824に固定されている状態である。
図17(a)から図17(c)は、ボックス下部824と、留め具823と、ボックス上部822を単独で示したものである。
ボックス下部824は、ボックス上部822と、ヒンジ833aとヒンジ833bをあわせることで接合され、留め具823は、ボックス上部822の開口840に組み込まれ、841突起を、開口842に合わせることで組み込まれる。
それぞれの部分は樹脂成形で作製されている。なお、留め具823とボックス上部822は、一体で移動する。留め具823とボックス上部822とを一体として樹脂成形で作製してもよい。
変形例を図18(a)から図18(c)に示す。図18(a)は、図17(a)に対応するボックス下部824の外観図である。図18(b)は、図17(c)に対応する留め具823である。この例では、突起834が、開口部834aになっている点と、鍵830に周辺に保護部834bが位置する点と、鍵部830の位置が、留め具823と一体となっている点が異なる。
開口部834aが、ボックス下部824に設けられている。開口部、つまり、穴が開いている。図18(c)、図18(d)は、それぞれ図16(c)、図16(d)に対応する図であり、開放関係を示している。
開口部834aに鍵830が入ると閉じ、開口部834aから鍵830がはずれると開らく。その他、上記に説明したものと同じである。突起834より開口部834aの方が、加工しやすく、破損しにくい。
保護部834bは、鍵830が、手に触れないように保護する部分である。ボックス上部822とともに、留め具823が移動し、ボックス821が開いた時に、人が鍵830で怪我をしないように設けられている。
この例では、鍵部830の位置が、留め具823の前方に位置し、一体となっている。このことで、留め具823の移動が安定化する。つまり、鍵部830の位置で、留め具823の重心が大きく影響を受ける。鍵部830の位置を、人が手で触れる部分(前面、力点)に近づけることで、重心が前面、力点に近づき、留め具823の移動が安定する。結果、長期にわたり、留め具823が安定して可動する。もしそうしないと、留め具823が、ボックス上部822から、外れたり、斜めに挿入されたり、安定しない。
ここで一体とは、独立した突起の鍵部830ではなく、留め具823と突起状の鍵部830の一部とが合体した形状である。これ例では、一体化したが、一体化までしなくとも、突起状の鍵部830が、留め具823に近接して設けてもよい。
この例で示した留め具およびその開閉機構は、別の実施例でも使用できる。
上記の例で、特に、自動車関連に使用される場合、高温高湿、繰り返し稼動、衝突時の安全性、軽量など多くの特性が要求されるが、本願の留め具は、主体が樹脂で作製され、高温高湿、衝突時の安全性、軽量などの特性をクリアする。さらに、その形状から、繰り返し稼動可能で、かつ、製造も容易である。
以下に留め具の実施例をいくつか示すが、これらの例は上記の応用、用途にも利用できる。
(14)実施例1
図19(a)に、本願の実施例と、図19(b)、図19(c)に従来の比較例を示す。図19(a)は、上記に説明してきた留め具100に利用できる。突起201があることが特徴である。図19(b)、図19(c)は、従来の例(参考文献2)のものである。
図19(b)では、移動部102が傾いた状態を示す。弾性部105は、弾性部のみであるため、左右の制御をできず、移動部102が傾くと、傾きを制御できない。一方、本願の実施例の図19(a)では、突起201と弾性部202とが接触する構造で、移動部102の傾きに関しては、その接触点を中心にしか傾かず、従来例(比較例)に対して、その傾きが小さい。突起201は、留め具本体103の底辺の中央にある。
前記に示した図1の爪121、開口120が左右に設けられていることも、移動部102の傾きを抑えることに効果がある。
図19(c)は、移動部102が、留め具100に、必要以上に押し込まれた状態を示す。この場合、弾性部105は、圧縮され、その端部のおれ角度が小さくなり、繰り返すことで破損する。一方、本願実施例図19(a)では、突起201の存在により、弾性部105が圧縮される割合が規制され、おれ角度が小さくならない。このため、長期の安定性がある。
また、図19(a)の特徴として、弾性部202が、留め具本体103の底辺に接触していないことも特徴である。弾性部202の曲がりが少なく、長期間使用できる。接触しないので破損、欠損がない。
(15)実施例2
図20(a)から図20(c)に別の実施例を示す。前記の実施例との違いは、突起201と弾性部202の形状である。図20(a)は、突起201が1つ、図20(b)は、突起2つで、あらかじめ、弾性部202に突起201に応じた凹部がある。一方、図20(c)は、事前に、弾性部202に凹部が存在せず、弾性部202と突起201が接触した時に、弾性部202に凹部が形成される。
図20(a)の例が、最もよく、図20(b)、図20(c)の順によい、図20(a)、図20(b)では、予め弾性部202に凹部を設けているので、突起201と接触して、弾性部202が変形する割合が小さい。
また、本願の特徴は、弾性部202が、留め具本体103と接触しないことであり、この結果、弾性部202の変形が抑えられる。このような構造により、数千から数万回の繰り返しの変形に耐えうる。
(16)実施例3
図21(a)と図21(b)に、別の実施例を示す。図21(a)では、弾性部202の中央部がなく、2つの弾性部部分202a、202bに分かれている。図21(a)は移動部102に力がかかっていない状態であり、図21(b)は移動部102が、留め具本体103に押し込まれた状態である。図21(b)で、弾性部202a、202bが移動部102に接触するところで、移動部102が停止する。
図21(c)、図21(d)に、弾性部202のさらなる変形例を示す。図21(c)は、並列で4つの弾性部202a、202b、202c、202dからからなり、図21(d)は、1つの弾性部から2つの弾性部が枝分かれているものである。
図22にも、別の実施例を示す。図2(a)に対応するもの(断面図)である。違うところは、弾性部202が、上下2つの部分からなることである。上下の2つの部分からなるので、どちらか1方が破損しても、機能が保持できる。
移動部102を上面から見た時に積層するように、弾性部202を設けている。移動部102に付着された複数の弾性部202からなる。それぞれは同じ形状がよいが最もよいが、上下で異なる形状でもよい。弾性部202の形状は、別のところで説明したいずれかの弾性部202を用いることができる。
(17)実施例4
図23(a)と図23(b)に、別の実施例を示す。図23(a)では、弾性部202と突起201とが一体化されている。突起201が、弾性部202の中央部分に位置している。図23(a)は、力がかかっていない状態を示し、図23(b)は力がかり、押し込まれた状態を示す。図23(b)のように、突起201が、留め具本体103の底面と移動部102との間ではさまり、弾性部202の変形を規制する。
(18)実施例5
図24に、2つの方向に、移動体102が存在する例を示す。2方向留め具300には、2つの方向に弾性部202がある。上記の応用例に使用すれば、2つの扉の開放や、2つの蓋の開閉ができる。また、2つの移動部102を一体とすれば、弾性変形量が2倍の留め具にできる。上記で示した留め具のいずれもが2方向留め具にできる。
(19)実施例6
図25に、さらに、4つの方向に、移動体102が存在する例を示す。4方向留め具400には、4つの方向に弾性部202、突起201の一体化したものがある。移動体102が4方向にある。他の部分は上記と同じである。上記で示した留め具のいずれもが4方向留め具にできる。
上記の応用例に使用すれば、4つの扉の開放や、4つの蓋の開閉ができる。
(20)実施例7
図26(a)と図26(b)に、さらに、よりよい実施例を示す。
図26(a)では、移動部102の側面と、留め具本体103の内面とが、テーパ状形状となっており、台形形状である。移動部102と留め具本体103との物理的衝突が少なく、移動部102の動きがスムーズとなる。衝突があると、繰り返しの使用により、除々に、削られ、故障してしまう。
図26(b)では、上記部分がテーパー状形状でなく、突起状の形状となっている。同様に、移動部102の移動がよりスムーズになり、長期安定性がでる。
移動部102の先端部、留め具本体103の内部方向の部分が、他の部分より細くされているので、移動部102が、抵抗なく、留め具本体103へ入り込み易い。長期の安定した留め具となる。
なお、上記に示した留め具は、用途の例のそれぞれに用いることができる。
本願発明の留め具は、上記に記載した袋、ドアの開閉以外にも、各種開閉へ応用できる。
100 留め具
101 取手
102 移動部
103 留め具本体
104 押さえ
105 弾性部
106 可動領域制限凸部
107 穴
108 移動体
109 開口部
110 穴
119 容器
120 開口
121 爪
201 突起
202 弾性部
300 2方向留め具
400 4方向留め具
401 頭部弾性部
402 背もたれ部
403 高さ調整棒
404 座部
501、502 扉
600 ロッカー
601 リング部
700 机
701 引き出し
702 引き出し
703 引き出し
704 リング部
801 天井
802 扉
803 照明器具
804 蛍光灯
805 カバー
807 鍵部
808 突起
810 机
811 留め具
812 留め具本体
813 引き出し
814 天板
815 足
820 座席
821 収納ボックス
822 ボックス上部
823 留め具
824 ボックス下部
830 鍵
831 突起
832 弾性部
833 ヒンジ
834 突起
834a 開口部
834b 保護部
840 開口
841 突起
842 開口
850 引き出し
851 トレー
852 フロントスペース
855 自動車の内壁
856 引っ掛け部

Claims (11)

  1. 樹脂材料からなる移動部と、
    前記移動部を収納する収納部とからなる留め具であって、
    前記移動部に配置された樹脂材料からなる弾性部と、
    前記弾性部と組み合わされる突起が前記収納部まは前記弾性部に配置され
    前記突起が複数である留め具
  2. 樹脂材料からなる移動部と、
    前記移動部を収納する収納部とからなる留め具であって、
    前記移動部に配置された樹脂材料からなる弾性部と、
    前記弾性部と組み合わされる突起が前記収納部まは前記弾性部に配置され
    前記弾性部が、1つの半リング状の形状で一部にくぼみがある留め具。
  3. 樹脂材料からなる移動部と、
    前記移動部を収納する収納部とからなる留め具であって、
    前記移動部に配置された樹脂材料からなる弾性部と、
    前記弾性部と組み合わされる突起が前記収納部まは前記弾性部に配置され
    前記弾性部が前記突起にて、縮む時、2つの半リング状になる留め具。
  4. 前記移動部に設けられた第1開口部と、
    前記収納部に設けられた前記第1開口部と対応する第2開口部と、
    前記第1開口部と前記第2開口部とに移動体を通過させる請求項1からのいずれか1項に記載の留め具。
  5. 請求項1からまでのいずれか1項に記載の留め具の前記移動部と、
    請求項1からまでのいずれか1項に記載の留め具の収納部と、
    1対の開閉部とからなり、
    前記移動体を第一の開閉部に設け、
    前記収納部を第二の開閉部に設け、
    前記移動体と前記収納部との位置関係により、開閉を行うことを特徴とする器具。
  6. 前記移動体に鍵部を有する請求項1からまでのいずれか1項に記載の留め具と、
    前記鍵部に対応する突起を有する本体とからなる器具であって、
    前記鍵部と前記突起との接触で開閉を制御することを特徴とする器具。
  7. 容器と、
    前記容器の開口に位置するひも状または棒状の移動体と、
    前記移動体を固定する請求項に記載の留め具とからなる容器。
  8. 請求項1からのいずれか1項に記載の留め具を設けた第1扉と、
    前記第1扉と組み合わされる第2扉とを有する収納具であって、
    前記留め具の移動部により、前記第2扉の開閉が制御される収納具。
  9. 引き出し部を有する本体と、
    前記引き出し部の周辺に設けられた請求項1からのいずれか1項に記載の留め具とからなり、
    前記留め具の前記移動部により、前記引き出しの開閉が制御される収納器具。
  10. 頭部弾性部と、
    背もたれ部と、
    前記背もたれの下部に位置する座部と、
    前記頭部弾性部と前記背もたれ部との間を連結する棒状の連結部とからなる椅子であって、
    前記背もたれ部の前記連結部の接続部分に請求項に記載の留め具が配置され、前記留め具の前記第1開口部と第2開口部とで、前記連結部の位置を制御することを特徴とする椅子。
  11. 本体基板と、
    前記本体基板に配置された照明部と、
    前記照明部を覆うカバーと、
    前記本体基板の前記カバーの周辺に配置された請求項1からのいずれか1項に記載の留め具とからなる照明器具であって、
    前記留め具によって、前記カバーの開閉を制御することを特徴とする照明器具。
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