JP5595156B2 - 照明器具および照明器具の施工方法 - Google Patents
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Description
図8に示すように、特許文献1に記載の照明器具100は、天井101に設けられた取付穴102に取り付けられる。天井101は、例えば上階の床に打設されたアンカーボルト103により、構造部材であるCチャンネル104が吊り下げ支持されており、Cチャンネル104にはMバー受け金具105が取り付けられる。天井101は、Mバー106に取り付けられる。
照明器具100は、照明器具本体109を有し、照明器具本体109はハンガー110により、Cチャンネル104に取り付けられた固定具111により吊り下げ支持される。照明器具本体109には、対をなすソケット112が設けられており、ソケット112により両端を支持される蛍光ランプ113が光源として設けられている。
以下、本発明に係る第1実施形態の照明器具および照明器具の施工方法について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、本発明に係る実施形態の照明器具10は、天井材11に設けられた取付穴12に埋め込まれて使用される埋込式のものである。天井材11は、上方にある構造部材(図示省略)により支持される捨て貼り材13と、この捨て貼り材13の下面に貼り付けられる仕上げ材14を有する。従って、取付穴12は、捨て貼り材13の開口部133と、仕上げ材14の開口部143とから構成される。取付穴12においては、仕上げ材14の縁端面141よりも捨て貼り材13の縁端面131が、段状に突出している(図4参照)。
図3および図4に示すように、反射板21は、取付金具30の内部に保持されるものであり、天板211と、対向する一対の側板212,213を有し、下方へ開口した断面コ字状の細長い部材である。天板211の幅すなわち両側板212,213の間隔は、取付金具30の両側板33,34の間隔よりも若干小さめとなっている。従って、反射板21を取付金具30の両側板33,34間に押し込むと、両側板33,34の付勢力により保持される。
天板211の長手方向両端部には、灯具22から上方へ突出して設けられている灯具取付バネ23を係止するための係止穴217が設けられている。この係止穴217は、取付金具30の押さえ板37に設けられている切欠374の下側に位置する。
なお、反射板21の天板211の上には、光源であるLEDパッケージ24点灯用の電源ブロック26が設けられている(図1参照)。
なお、LEDパッケージ24の照射方向前方(すなわち、下方)である灯具22の下面には、上下方向のルーバー25が所定間隔で平行に設けられている。
また、灯具22を反射板21から取り外す際には、灯具取付バネ23の係止部232が反射板21の係止穴217および取付金具30の切欠374に係止されるまで灯具22を下方へ引き下げ、一旦係止する。その後、灯具取付バネ23のアーム231を指でつまんで両係止部232を接近させ、反射板21の係止穴217および取付金具30の切欠374から引き抜く。
図5(A)に示すように、天井材11を支える構造部材(図示省略)に上端が取り付けられた取付用ボルト31を予め設けておく。図5(B)に示すように、取付金具30の貫通穴35に取付用ボルト31の下端部を挿通し、ナット311で固定する。
次いで、図5(C)に示すように、捨て貼り材13を構造部材に取り付ける。このとき、捨て貼り材13の開口部133に取付金具30を挿嵌し、側板33,34の下端に設けられている係止部38が捨て貼り材13の開口部133の外周部を下方から支持するようにする。
また、反射板21の下端部が傾斜面214となっているので、従来のような反射板21の下端部によって発生する影を防止できる。
このため、幅細の埋込式の照明器具10を天井材11に容易に取り付けることができるとともに、反射板21の下端部に設けられている傾斜面214が、捨て貼り材13の縁端面131および仕上げ材14の縁端面141を覆い隠すので、意匠性を向上できる。
また、反射板21の下端部が傾斜面214となっているので、従来のような反射板21の下端部によって発生する影を防止できる。
次に、本発明に係る第2実施形態の照明器具について説明する。なお、前述した第1実施形態にかかる照明器具と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
図6に示すように、第2実施形態の照明器具10Bは、反射板21Bが、仕上げ材14の縁端部下面142を受ける構造を有する。すなわち、傾斜面214の下端218が、仕上げ材14の縁端部下面142に当接して支持している。
例えば、前述した各実施形態においては、灯具22に設ける光源としてLEDパッケージ24を用いた例を示したが、そのほか、例えば直管型の蛍光ランプ等を使用することも可能である。
11 天井材
12 取付穴
13 捨て貼り材
131 縁端面
132 縁端部下面
133 開口部(取付穴)
14 仕上げ材
141 縁端面
142 縁端部下面
21,21B,21C 反射板
214 傾斜面
216 先端面
218 傾斜面の下端
22 灯具
30 取付金具
Claims (4)
- 構造部材により支持される捨て貼り材と、前記捨て貼り材の下面に貼り付けられる仕上げ材と、を有すると共に、取付穴が設けられており、かつ、前記取付穴において、前記仕上げ材の縁端面よりも前記捨て貼り材の縁端面が段状に突出している天井材の、前記取付穴に埋め込まれて使用される照明器具であって、
前記構造部材に固定される取付金具と、
前記取付金具の内側に保持される反射板と、
前記反射板の内側に取り付けられる灯具と、を備え、
前記反射板は、下方外側へ傾斜する傾斜面であって前記仕上げ材の下面の位置に達するように延在する傾斜面と、前記傾斜面の下端部にて上方に折り曲げられると共に、前記仕上げ材に当接し、かつ、上端部が前記捨て貼り材の縁端部の下面に突き当てられる第1部分と、
を有し、
かつ、前記傾斜面の鉛直下向き方向に対する傾斜角は、前記傾斜面に照明光が照射された場合に、前記傾斜面が影にならない傾斜角である照明器具。 - 請求項1に記載の照明器具において、さらに、
前記取付金具は、前記構造部材に固定されると共に、上板と、対向する一対の側板と、を有し、下方が開口した全体コ字状を呈しており、かつ、前記一対の側板の各々が互いに接近する方向に付勢されており、
前記反射板は、前記取付金具の前記対向する一対の側板の各々の付勢力によって前記取付金具の内側に保持されると共に、天板と、一対の側板と、を有し、
前記反射板における前記一対の側板の各々は、前記天板に連接し、互いに対向し、かつ、前記天板と共に下方に開口した断面コ字状の部分を構成する第2部分を有し、前記傾斜面は、前記第2部分の下端に連接する照明器具。 - 請求項2に記載の照明器具において、
前記反射板が、前記仕上げ材の縁端部の下面を受ける構造を持った照明器具。 - 請求項2または請求項3に記載の照明器具の施工方法であって、
前記天井材を支える前記構造部材に前記取付金具を固定する工程と、
前記取付穴としての開口部が設けられている前記捨て貼り材を前記構造部材に固定する工程と、
前記照明器具の前記反射板を、前記取付金具の下方から挿入し、前記取付金具の前記一対の側板の各々の付勢力によって前記取付金具の内側に前記反射板を保持する工程と、
前記捨て貼り材の縁端面よりも段状に突出した縁端面を有する前記仕上げ材を、前記反射板と前記仕上げ材とが当接するように、かつ、前記反射板の前記傾斜面が、前記捨て貼り材の縁端面および前記仕上げ材の縁端面を覆い隠すように施工する工程と、
前記灯具を、前記反射板の内側に取り付ける工程と、
を含む照明器具の施工方法。
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