JP2016219105A - 照明器具及び照明器具施工方法 - Google Patents

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直輝 谷藤
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まどか 安住
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Abstract

【課題】ラインLEDモジュールを用いた場合の長手寸法を調整可能とし且つ長手寸法を調整した場合でも長手方向に連結可能な照明器具を提供する。【解決手段】天井などに取付けられた器具本体1にラインLEDモジュールMを装着して使用する場合に、器具本体1の長手方向端部に、器具本体1の長手寸法を調整する寸法調整部材25を取付可能とする。器具本体1の長手方向端部には、寸法調整部材25による器具本体長手寸法調整分だけ器具本体長手方向に離して差し込み穴13、14を形成する。そして、寸法調整部材25が長手方向端部に取付けられた器具本体1では長手方向外側差し込み穴13に連結部材31の脚部32を差し込み、寸法調整部材が長手方向端部に取付けられていない器具本体1では長手方向内側差し込み穴14に連結部材31の脚部32を差し込むことで、同一の連結部材31を用いて2つの器具本体1を長手方向に連結する。【選択図】図8

Description

本発明は、照明器具及び照明器具施工方法に関し、特に天井位置に取付けられた器具本体に発光モジュールを装着して使用する場合に好適なものである。
照明に用いる発光源として発光ダイオード(以下、LED(Light Emitting Diode))が注目され、種々のLEDを用いた発光モジュール(以下、LEDモジュールともいう)が開発されている。室内照明には、直管蛍光灯に代えてライン型のLEDモジュール(以下、ラインLEDモジュールともいう)が開発されている。このようなラインLEDモジュールを用いた照明器具としては、例えば下記特許文献1に記載されるものがある。この特許文献1に記載される照明器具は、天井位置に取付けられた器具本体にラインLEDモジュールを装着して使用されるものである。ラインLEDモジュールは一方向に長手であるから、これを装着する器具本体も一方向に長手である。この照明器具では、下向きの係止片が突設された上に凸状のバネ受けがラインLEDモジュールの上部に取付けられる。また、天井位置に取付けられた器具本体にはバネ部材が取付けられている。そして、ラインLEDモジュールのバネ受けをバネ部材の復元力で上方配置の器具本体側に押圧してラインLEDモジュールを器具本体に装着する。このバネ部材とバネ受けのセットは、器具本体及びラインLEDモジュールの長手方向両端部又は長手方向両端寄りに配置されている。そして、バネ部材のフレーム部にバネ受けの係止片を係止した状態で、そのバネ部材によってラインLEDモジュールを器具本体から吊り下げ、そこからラインLEDモジュールを押し上げるとバネ部材のフレーム部に形成されている押圧部がコイルバネ部の復元力でバネ受けを上方に押圧し、ラインLEDモジュールが器具本体に装着される。ラインLEDモジュールを取り外すときには、そのラインLEDモジュールを手で下方に引き下げ、バネ部材によるバネ受けの押圧を解除した状態でバネ部材とバネ受けとの係合を解除する。
特許第5619228号公報
ところで、照明器具を天井位置などに施工する場合には、一方向に長手な照明器具を長手方向に連結した状態で施工することがある。更に、施工現場に応じて、長手方向に連結する照明器具の長手寸法を調整したいという要求もある。しかしながら、特許文献1に記載されるようなラインLEDモジュールを用いた照明器具では、照明器具の長手寸法を調整し且つ照明器具を長手方向に連結する具体的な手法が提案されていない。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、ラインLEDモジュールを用いた場合の長手寸法を調整可能とし且つ長手方向に連結可能な照明器具及び照明器具施工方法の提供を目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の一態様によれば、被取付位置に取付けられて使用される照明器具であって、一方向に長手なラインLEDモジュールが装着され、装着されたラインLEDモジュールと同方向に長手な器具本体と、器具本体の長手方向端部に取付可能で、器具本体の長手方向端部に取付けた状態で規定長さだけ器具本体の長手寸法を調整可能な寸法調整部材と、器具本体の長手方向端部にあって寸法調整部材による器具本体長手寸法調整分だけ器具本体長手方向に離して形成された差し込み穴と、器具本体の差し込み穴に差し込み可能な脚部を長手方向両端部の夫々に有し、2つの器具本体を長手方向に連結する連結部材と、を備えた照明器具が提供される。
また、本発明の他の態様によれば、本発明の一態様による照明器具を用いた照明器具施工方法であって、寸法調整部材が長手方向端部に取付けられた器具本体では長手方向外側差し込み穴に連結部材の脚部を差し込み、寸法調整部材が長手方向端部に取付けられていない器具本体では長手方向内側差し込み穴に前記連結部材の脚部を差し込んで2つの器具本体を長手方向に連結する照明器具施工方法が提供される。
本発明の照明器具及び照明器具施工方法では、ラインLEDモジュールを用いた場合であっても長手寸法を調整することができ、長手寸法を調整する場合であっても一種類の連結部材で長手方向に連結することができる。
本発明の照明器具及び照明器具施工方法の一実施形態を示す器具本体の分解斜視図である。 図1の器具本体に装着されるラインLEDモジュールの斜視図である。 図1の器具本体の本体部及び端板部材の分解斜視図である。 図1の器具本体の長手方向端部に取付可能な寸法調整部材の斜視図である。 図1の器具本体の長手方向端部に取付可能な寸法調整部材の斜視図である。 図4、図5の寸法調整部材を図1の器具本体の長手方向端部に取付けた状態の斜視図である。 図1の器具本体を長手方向に連結するための連結部材の斜視図である。 図7の連結部材による器具本体施工方法の分解斜視図である。 図7の連結部材による器具本体施工方法の斜視図である。 図7の連結部材による器具本体施工方法の斜視図である。 図7の連結部材による器具本体施工方法の斜視図である。
以下に示す実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
次に、本発明のバネ部材及び照明器具の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1には、この実施形態のバネ部材及び照明器具の一実施形態を示す器具本体の分解斜視図、図2には、図1の器具本体に装着されるラインLEDモジュールの斜視図を示す。この実施形態の照明器具は、被取付位置である天井位置に取付けられるものであるが、特にラインLEDモジュールM自体が天井面とほぼ同一になるように、器具本体1は天井面内部に埋設される。天井面の内部には、周知のように、リップ溝形鋼(Cチャンネル)のような横架材が配設されており、この実施形態の器具本体1は、これらの横架材に干渉しないように高さが低く形成されている。
この実施形態の照明器具の器具本体1は、一方向に長手なライン型のLEDモジュールMを発光体として1本取付けて使用するものである。そのため、器具本体1は、ラインLEDモジュールMの長手方向に長手である。そして、器具本体1は、下面が開口する下方拡がりのほぼ台形断面の函体であり、この下方開口台形断面函体が器具本体1の本体部1aを構成し、その下方開口部にラインLEDモジュールMを装着した状態で照明器具として使用される。この器具本体1の本体部1aは、金属製板材を折り曲げたりスポット溶接などにより接合・接続したりして形成されている。そして、器具本体1の本体部1aは、その上面が水平又はほぼ水平になるようにして、図示しないアンカーボルトなどにより天井位置の被取付部位(被取付位置)に取付けられる。なお、この実施形態の本体部1aは、長手方向両端部が開口しているため、金属製板材からなる補強部材1bが上面にネジ52で取付けられている。
なお、これ以下、本体部1aの上面が水平又はほぼ水平になるように器具本体1を天井位置に配置した状態で説明するものとして、文中の上下方向は図の上下方向に一致し、器具本体1の長手方向及び器具本体1の幅方向を水平面内の直交二方向の基準とする。また、器具本体1の長手方向は、単に器具本体長手方向、器具本体1の幅方向は、単に器具本体幅方向とも記す。また、ラインLEDモジュールMについては、前述した特許文献1に詳細に説明されているので、その詳細な説明は省略する。
ラインLEDモジュールMの上面部(上部)には、図2に示すように、後述するバネ部材と係合し、バネ部材の復元力で器具本体1側に押圧されるバネ受け2が取付けられている。このバネ受け2は、器具本体長手方向両端部又は両端寄りの夫々の部位で且つ器具本体幅方向中央部においてラインLEDモジュールMの上面に取付けられている。このバネ受け2は、金属製板材を折り曲げたりスポット溶接などにより接合・接続したりして形成されている。このバネ受け2は、本体部が上に凸状で、その凸状本体部の下方が開口しており、凸状本体部の両端部がラインLEDモジュールMの上面にネジ53で固定されている。このバネ受け2のうち、器具本体長手方向内側には、凸状本体部を下方に折り曲げて方形の係止片3が形成されている。
一方、器具本体1のバネ受け2に相当する部位、つまり器具本体長手方向両端部又は両端寄りの夫々の部位で且つ器具本体幅方向中央部の上面部(上部)には、バネ固定部材5を介してバネ部材6が取付けられている。このバネ部材6は、夫々、一本のバネ線材を曲げ加工して形成されている。このバネ部材6では、コイル状に形成され、そのコイル軸線方向に離間して配置された二個一対のコイルバネ部7、コイルバネ部7のうちの一方から延出するバネ線材の延出部がバネ受け2の係止片3に係止するように曲げられて形成され、コイルバネ部7の他方に連続するフレーム部8が形成されている。なお、この実施形態では、前述のように器具本体1の本体部1aを高さ方向に薄くしたため、前述の特許文献1に記載されるものよりも、フレーム部8の長さを短くしている。また、器具本体1の本体部1aを高さ方向に更に薄くする場合には、フレーム部8を更に短くする必要がある。そして、フレーム部8を短くすることで、ラインLEDモジュールMの装着・取り外しが容易になる場合がある。
ラインLEDモジュールMを器具本体1に装着する場合には、器具本体1に取付けられているバネ部材6のフレーム部8に指を掛けてフレーム部8を下方に引き下ろす。その状態で、ラインLEDモジュールMに取付けられているバネ受け2の係止片3をバネ部材6のフレーム部8に係止する。器具本体長手方向両端部又は両端寄りの夫々のバネ部材6をバネ受け2に係止すると、二つのバネ部材6によってラインLEDモジュールMが器具本体1から吊り下げられた状態となる。そして、その状態からラインLEDモジュールMを押し上げると、バネ部材6のコイルバネ部7の復元力によってフレーム部8がバネ受け2を上方に押圧し、ラインLEDモジュールMが器具本体1に装着される。一方、ラインLEDモジュールMを取り外すときには、そのラインLEDモジュールMを手で下方に引き下げ、バネ部材6によるバネ受け2の押圧を解除して行う。
前述したように、ほぼ下方拡がりの台形断面を有する器具本体1の本体部1aは、図3に示すように、器具本体長手方向端部が開口して長手方向端部開口部4となっている。また、この器具本体1の本体部1aは、断面台形の脚部下端部が器具本体幅方向両外側に折り曲げられて鍔部9が形成され、その鍔部9の器具本体幅方向外側端部は上方且つ器具本体幅方向内側に折り曲げられて隙間部10を構成している。また、器具本体1の本体部1aのうち、断面台形の脚部の器具本体長手方向端部には、後述する端板部材を位置決めするための切欠き部11及びリベット55を挿通するためのリベット穴12が形成されている。更に、器具本体1の本体部1aのうち、上面部の器具本体長手方向端部には、後述する連結部材の脚部の差し込まれる差し込み穴13、14が器具本体長手方向の二箇所に形成されている。この差し込み穴13、14は、器具本体長手方向に長手な細長い方形で、器具本体長手方向一箇所あたり、器具本体幅方向に並列な2個一対の差し込み穴13、14の組合せからなる。この二箇所の差し込み穴13、14は、後述する寸法調整部材による器具本体長手寸法調整代分だけ器具本体長手方向に離して形成されている。なお、二箇所の差し込み穴13、14のうち、器具本体長手方向外側の差し込み穴13を長手方向外側差し込み穴13、器具本体長手方向内側の差し込み穴14を長手方向内側差し込み穴14ともいう。
図3は、器具本体1の本体部1aの長手方向端部開口部4に取付けられて、その長手方向端部開口部4を閉塞する端板部材15の斜視図である。この端板部材15は、例えば樹脂を射出成形して形成されている。この端板部材15の本体部15aは、台形断面である器具本体1の本体部1aの内部に収納されるようにして長手方向端部開口部4を覆う下方拡がりの台形状であり、その台形本体部15aの台形脚部には、器具本体幅方向に突出し且つ器具本体1の本体部1aの切欠き部11に嵌合する位置決め突子16が形成されている。
また、端板部材15の台形本体部15aの台形脚部及び上辺部には、器具本体長手方向に突出して器具本体1の本体部1aの内部に収納される収納板部17、18が形成されている。このうち、端板部材15の台形本体部15aの台形脚部から突設された脚部収納板部17には、前述したリベット55が挿通されるリベット穴19が形成されている。また、端板部材15の台形本体部15aの台形上辺部から突設された上辺部収納板部18には、前述した長手方向外側差し込み穴13の位置に、後述する連結部材の脚部との干渉を回避するための凹陥部20が形成されている。なお、この上辺部収納板部18の器具本体幅方向両端部には、器具本体1の本体部1aの長手方向両端部における器具本体幅方向両端部から下方向きに突設された突出爪21が差し込まれる位置決め穴22が形成されている。
また、端板部材15の台形本体部15aの器具本体幅方向両端部には、器具本体長手方向に貫通する方形の係合穴23が形成されている。この係合穴23は、後述する寸法調整部材の係止爪が挿入されて、係止爪との係合によって寸法調整部材を固定するためのものである。また、端板部材15の台形本体部15aの台形上辺部には、台形本体部15aの上縁部を斜めに切欠くようにして、器具本体幅方向両端部の夫々で2個ずつ位置決め凹部24が形成されている。
この端板部材15を器具本体1の長手方向端部に取付ける場合には、図3に示すように、台形本体部15aから突設された脚部収納板部17及び上辺部収納板部18が器具本体1の本体部1aの内部に収納されるようにして端板部材15を器具本体1の内部に押し込む。そして、器具本体1の本体部1aから下方向きに突設された突出爪21が端板部材15の上辺部収納板部18の位置決め穴22に差し込まれて位置決めされ、端板部材15の位置決め突子16が器具本体1の切欠き部11に嵌合している状態で、器具本体1の本体部1aのリベット穴12及び端板部材15の脚部収納板部17のリベット穴19にリベット55を差し込み、リベット55の差し込み先端のカシメ部をかしめる。これにより、端板部材15が器具本体1の長手方向端部に固定され、器具本体1の本体部1aに形成されている長手方向端部開口部4が端板部材15によって閉塞される。このようにして端板部材15が長手方向端部に取付けられて器具本体1の本体部1aが完成される。
この実施形態では、器具本体1の長手寸法を調整するための寸法調整部材25を使用することができる。この寸法調整部材25は、前述の端板部材15に取付けることで器具本体1の長手方向端部に取付けられる。従って、寸法調整部材25が器具本体1の長手方向端部に取付けられている状態で、器具本体1の長手寸法を寸法調整部材25の器具本体長手寸法(規定長さ)だけ大きくすることができる。また、この寸法調整部材25は、器具本体1の長手方向端部の化粧部材としても使用可能である。
図4、図5は、寸法調整部材25を異なる方向から見た斜視図である。この寸法調整部材25も、例えば樹脂を射出成形して形成される。そして、この寸法調整部材25も、端板部材15と同様に、台形本体部25aを有し、この寸法調整部材25の台形本体部25aを端板部材15の台形本体部15aに重ね合わせるようにして両者を結合する。この寸法調整部材25の台形本体部25aを挟み、端板部材15と反対側、つまり器具本体1と反対側の下端部には、器具本体1の鍔部9と同じ高さで器具本体長手方向外側に突出する寸法延長板部26が突設されている。この寸法延長板部26の器具本体幅方向両端部からは、器具本体1の隙間部10に収納される差し込み部27が器具本体1の鍔部9に向けて突設されている。つまり、この寸法延長板部26の器具本体長手方向寸法が実施的な器具本体長手寸法調整代(=規定長さ)となる。
一方、寸法調整部材25の台形本体部25aの端板部材15側、つまり器具本体1側には、端板部材15の係合穴23に差し込まれて係合する係止爪28が器具本体幅方向両端部から突設されている。また、寸法調整部材25の台形本体部25aのうち台形上辺部の器具本体幅方向両端部からは、夫々、器具本体1の本体部1a上に被さる被覆板部29が突設される。また、この被覆板部29と台形本体部25aとの間の隅部には、端板部材15の位置決め凹部24に嵌合して両者を位置決めする位置決め凸部30が形成されている。この寸法調整部材25を端板部材15に取付ける場合には、差し込み部27を器具本体1の隙間部10に差し込みながら係止爪28を係合穴23に差し込む。このとき、寸法調整部材25の被覆板部29が器具本体1の本体部1aの上面部に被さるようにすることで、位置決め凸部30が位置決め凹部24に嵌合して位置決めされる。そして、係止爪28の爪部が端板部材15の台形本体部15aを貫通すると、係止爪28の爪部が係合穴23の裏面に係合して寸法調整部材25が端板部材15に固定され、これにより寸法調整部材25が器具本体1の長手方向端部に取付けられる。このようにして器具本体1の長手方向両端部に寸法調整部材25を取付けた状態が図6である。
この実施形態では、連結部材31を用いて、2つの器具本体1(照明器具でもある)を長手方向に連結する。図7に、この実施形態の連結部材31の斜視図を示す。この連結部材31は、金属製板材を折り曲げたりスポット溶接などにより接合・接続したりして形成されている。この連結部材31は、器具本体長手方向に合わせて長手な方形本体部31aと、その方形本体部31aの四隅から下方向きに突設された4つの脚部32とを備えて構成される。つまり、2つ一対の脚部32は、連結部材31の長手方向両端部の夫々に形成されている。そして、4つの脚部32の夫々は、前述の差し込み穴13、14に緊密に嵌入するように、器具本体長手方向に細長い板状で、その突出先端部は先細りで且つ隅部がR面取りされている。
この実施形態では、例えば図8に示すように、端板部材15に寸法調整部材25が取付けられている場合でも、取付けられていない場合でも、同じ連結部材31を用いて2つの器具本体1を長手方向に連結することができる。前述した器具本体1の長手方向の2箇所に形成された差し込み穴13、14のうち、器具本体長手方向内側に規制されている長手方向内側差し込み穴14は、図9に示すように、寸法調整部材が取付けられていない状態の端板部材15同士が接触するように長手方向に並べて配置された2つの器具本体1の上方に連結部材31を配置して、その連結部材31の脚部32が対向する位置で器具本体1の長手方向端部上面部に形成されている。従って、長手方向内側差し込み穴14に連結部材31の全ての脚部32を差し込むと、寸法調整部材が取付けられていない2つの器具本体1を長手方向に連結することができる。
これに対し、長手方向外側差し込み穴13は、長手方向内側差し込み穴14に対して、寸法調整部材25による器具本体長手寸法調整代分だけ、器具本体長手方向外側に形成されている。従って、長手方向外側差し込み穴13に連結部材31の全ての脚部32を差し込むと、図10に示すように、共に寸法調整部材25が取付けられている2つの器具本体1を長手方向に連結することができる。また、図11に示すように、寸法調整部材25が長手方向端部に取付けられた器具本体1では長手方向外側差し込み穴13に連結部材31の脚部32を差し込み、寸法調整部材が長手方向端部に取付けられていない器具本体1では長手方向内側差し込み穴14に連結部材31の脚部32を差し込むことで、同一の連結部材31を用いて2つの器具本体1を長手方向に連結することができる。なお、図9のように共に寸法調整部材が取付けられていない場合も、図10のように共に寸法調整部材25が取付けられている場合も含めて、寸法調整部材25が長手方向端部に取付けられた器具本体1では長手方向外側差し込み穴13に連結部材31の脚部32を差し込み、寸法調整部材が長手方向端部に取付けられていない器具本体1では長手方向内側差し込み穴14に連結部材31の脚部32を差し込むことで、同一の連結部材31を用いて2つの器具本体1を長手方向に連結することができる。
このように、この実施形態の照明器具及び照明器具施工方法では、天井などの被取付位置に取付けられた器具本体1に、同方向に長手なラインLEDモジュールMを装着して使用する。この器具本体1の長手方向端部には、器具本体1の長手寸法を規定長さだけ大きく調整する寸法調整部材25を取付けることができる。また、器具本体1の長手方向端部には、寸法調整部材25による器具本体長手寸法調整分だけ器具本体長手方向に離して器具本体長手方向の二箇所に差し込み穴13、14が形成される。そして、連結部材31の脚部32を器具本体1の差し込み穴13、14に差し込むことで、2つの器具本体1を長手方向に連結する。これにより、寸法調整部材25が長手方向端部に取付けられた器具本体1では長手方向外側差し込み穴13に連結部材31の脚部32を差し込み、寸法調整部材が長手方向端部に取付けられていない器具本体1では長手方向内側差し込み穴14に連結部材31の脚部32を差し込むことで、同一の連結部材31を用いて2つの器具本体1を長手方向に連結することが可能となる。
また、差し込み穴13、14は、器具本体長手方向一箇所あたり2以上形成したことにより、連結部材31による2つの器具本体1の連結を堅固なものとすることができる。
また、器具本体1の本体部1aの長手方向端部開口部4に個別の端板部材15が取付られて閉塞され、その端板部材15に寸法調整部材25が取付けられる。これにより、器具本体1の長手方向端部への寸法調整部材25の取付けを容易且つ確実なものとすることができる。
また、差し込み穴13、14は、端板部材15同士が接触するように長手方向に並べて配置された2つの器具本体1の上方に連結部材31を配置して連結部材31の脚部32が対向する位置で器具本体1の長手方向端部上面部に形成された器具本体長手方向一箇所の長手方向内側差し込み穴14と、長手方向内側差し込み穴に対して寸法調整部材25による器具本体長手寸法調整分だけ器具本体長手方向外側寄りの位置で器具本体1の上面部に形成された器具本体長手方向一箇所の長手方向外側差し込み穴13とを備える。これにより、寸法調整部材25が長手方向端部に取付けられた器具本体1では長手方向外側差し込み穴13に連結部材31の脚部32を差し込み、寸法調整部材が長手方向端部に取付けられていない器具本体1では長手方向内側差し込み穴14に連結部材31の脚部32を差し込むことで、同一の連結部材31を用いて2つの器具本体1を長手方向に連結することができる。
なお、前述の実施形態では、寸法調整部材25の器具本体長手方向寸法、即ち器具本体長手寸法調整分を一種類としたが、器具本体長手寸法調整分の異なる寸法調整部材25を複数種としてもよい。そして、その場合には、長手方向内側差し込み穴14との器具本体長手方向距離が複数種の寸法調整部材25による器具本体長手寸法調整分となる器具本体長手方向外側寄りの位置で器具本体長手方向の一箇所以上に長手方向外側差し込み穴13を形成すればよい。この場合、連結部材31の脚部32が差し込まれる差し込み穴13、14は、器具本体長手方向の二箇所以上に形成されることになる。
また、前述の実施形態では、天井位置に取付けられる照明器具についてのみ説明したが、本発明の照明器具及び照明器具施工方法は、天井以外の被取付位置に取付けられるものにも適用可能である。
本発明がここに記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に記載された発明特定事項によってのみ定められるものである。
1 器具本体
1a 本体部
2 バネ受け
3 係止片
4 長手方向端部開口部
5 バネ固定部材
6 バネ部材
7 コイルバネ部
8 フレーム部
9 鍔部
10 隙間部
11 切欠き部
12 リベット穴
13 長手方向外側差し込み穴(差し込み穴)
14 長手方向内側差し込み穴(差し込み穴)
15 端板部材
16 位置決め突子
17 脚部収納板部
18 上辺部収納板部
19 リベット穴
20 凹陥部
21 突出爪
22 位置決め穴
23 係合穴
24 位置決め凹部
25 寸法調整部材
26 寸法延長板部
27 差し込み部
28 係止爪
29 被覆板部
30 位置決め凸部
31 連結部材
32 脚部
52 ネジ
53 ネジ
54 ネジ
55 リベット
M ラインLEDモジュール(発光モジュール)

Claims (8)

  1. 被取付位置に取付けられて使用される照明器具であって、
    一方向に長手なラインLEDモジュールが装着され、装着された前記ラインLEDモジュールと同方向に長手な器具本体と、
    前記器具本体の長手方向端部に取付可能で、前記器具本体の長手方向端部に取付けた状態で規定長さだけ前記器具本体の長手寸法を大きく調整可能な寸法調整部材と、
    前記器具本体の長手方向端部にあって前記寸法調整部材による器具本体長手寸法調整分だけ器具本体長手方向に離して器具本体長手方向の二箇所以上に形成された差し込み穴と、
    前記器具本体の差し込み穴に差し込み可能な脚部を長手方向両端部の夫々に有し、2つの前記器具本体を長手方向に連結する連結部材と、
    を備えたことを特徴とする照明器具。
  2. 前記差し込み穴は、前記器具本体の長手方向端部にあって前記寸法調整部材による器具本体長手寸法調整分だけ器具本体長手方向に離して器具本体長手方向の二箇所以上に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記差し込み穴は、器具本体長手方向一箇所あたり2以上形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明器具。
  4. 前記器具本体の長手方向端部開口部に個別の端板部材が取付られて閉塞され、
    前記寸法調整部材は前記端板部材に取付けられる
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の照明器具。
  5. 前記差し込み穴は、
    前記端板部材同士が接触するように長手方向に並べて配置された2つの器具本体の上方に連結部材を配置して前記連結部材の脚部が対向する位置で前記器具本体の長手方向端部上面部に形成された器具本体長手方向一箇所の長手方向内側差し込み穴と、
    前記長手方向内側差し込み穴に対して前記寸法調整部材による器具本体長手寸法調整分だけ器具本体長手方向外側寄りの位置で前記器具本体の上面部に形成された器具本体長手方向一箇所以上の長手方向外側差し込み穴と
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の照明器具。
  6. 請求項5に記載の照明器具を用いた照明器具施工方法であって、
    前記寸法調整部材が長手方向端部に取付けられた器具本体では前記長手方向外側差し込み穴に前記連結部材の脚部を差し込み、
    前記寸法調整部材が長手方向端部に取付けられていない器具本体では前記長手方向内側差し込み穴に前記連結部材の脚部を差し込んで
    2つの器具本体を長手方向に連結する
    ことを特徴とする照明器具施工方法。
  7. 前記寸法調整部材が長手方向端部に取付けられていない器具本体同士を長手方向に連結する場合は、前記長手方向内側差し込み穴に前記連結部材の全ての脚部を差し込んで2つの器具本体を長手方向に連結することを特徴とする請求項6に記載の照明器具施工方法。
  8. 前記寸法調整部材が長手方向端部に取付けられている器具本体同士を長手方向に連結する場合は、前記長手方向外側差し込み穴に前記連結部材の全ての脚部を差し込んで2つの器具本体を長手方向に連結することを特徴とする請求項6に記載の照明器具施工方法。
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