JP5594374B2 - エレベーターシステム - Google Patents

Description

この発明は、エレベーターの運転設定或いは群管理設定を変更することができるエレベーターシステムに関するものである。

下記特許文献１には、エレベーターの乗場又はかごにタッチパネルを設置したシステムが記載されている。特許文献１に記載のシステムでは、タッチパネルに、例えば、車椅子釦を表示している。エレベーター利用者は、上記車椅子釦を押すことによって、エレベーターの運転設定を車椅子利用者に適した内容に変更することができる。例えば、上記車椅子釦が押されることにより、ドアの開閉時間が通常よりも長くなるように運転設定が変更される。

下記特許文献２には、エレベーターの乗場又はかごに、キースイッチを設置したシステムが記載されている。特許文献２に記載のシステムでは、エレベーター利用者は、上記キースイッチを操作することによって、エレベーターの運転設定（或いは、群管理設定）を所望の内容に変更することができる。例えば、所定位置のキースイッチが操作されることにより、運転設定が専用運転や消防運転に変更される。

日本特開２００６−２８２３０８号公報 日本特開２００７−１９７１９９号公報

従来のシステムでは、運転設定（或いは、群管理設定）を変更するための構成が複雑且つ高価になるといった問題があった。
例えば、特許文献１に記載のものでは、タッチパネルの画面上に、変更可能な運転設定の内容の数だけ釦を表示しなければならない。このため、上記内容数が増えれば増えるほど構成が複雑化し、操作知識のない利用者は運転設定の変更操作が困難になってしまう。また、システムの稼動後に、オプション動作（即ち、運転設定）の追加或いは削除を行う場合は、タッチパネルのソフトウェアを変更しなければならず、工事の手間が大きいといった問題もあった。

一方、特許文献２に記載のものでは、変更可能な運転設定の内容の数だけキースイッチが必要になり、機器コストが増加してしまう。また、システムの稼動後にオプション動作の追加或いは削除を行う場合は、スイッチユニットのハードウェアを変更しなければならず、工事にも大きな手間が掛かってしまう。

この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、運転設定或いは群管理設定の変更を容易に行うことができ、その構成を簡単且つ安価に実現できるエレベーターシステムを提供することである。

この発明に係るエレベーターシステムは、時間テーブル情報及び運転設定の変更情報が記憶されたＩＣタグを利用するエレベーターシステムであって、制御装置と、制御装置に接続されたＩＣタグリーダと、を備え、制御装置は、情報の通信制御を行う通信手段と、既登録の運転設定に基づいて、エレベーターの運転を管理する制御手段と、を備え、ＩＣタグリーダは、ＩＣタグから、時間テーブル情報及び運転設定の変更情報を受信する受信手段と、受信手段がＩＣタグの記憶情報を受信すると、時間テーブル情報が指定する期間に、運転設定の変更情報を通信手段を介して制御手段に継続して送信する継続送信手段と、を備え、制御手段は、通信手段を介して継続送信手段から受信した変更情報に基づいて、運転設定を変更する運転設定変更手段と、を備えたものである。

また、この発明に係るエレベーターシステムは、時間テーブル情報及び群管理設定の変更情報が記憶されたＩＣタグを利用するエレベーターシステムであって、群管理装置と、群管理装置が管理するエレベーターの制御装置に接続されたＩＣタグリーダと、を備え、群管理装置は、情報の通信制御を行う通信手段と、既登録の群管理設定に基づいて、複数台のエレベーターを一群として管理する群管理手段と、を備え、ＩＣタグリーダは、ＩＣタグから、時間テーブル情報及び群管理設定の変更情報を受信する受信手段と、受信手段がＩＣタグの記憶情報を受信すると、時間テーブル情報が指定する期間に、群管理設定の変更情報を通信手段を介して群管理手段に継続して送信する継続送信手段と、を備え、群管理手段は、通信手段を介して継続送信手段から受信した変更情報に基づいて、群管理設定を変更する群管理設定変更手段と、を備えたものである。

この発明によれば、運転設定或いは群管理設定の変更を容易に行うことができ、システム構成を簡単且つ安価にすることができるようになる。

この発明の実施の形態１におけるエレベーターシステムの全体構成を示す図である。 ＩＣタグに記憶されている情報を示す図である。 この発明の実施の形態１におけるエレベーターシステムの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態２におけるエレベーターシステムの全体構成を示す図である。 この発明の実施の形態２におけるエレベーターシステムの動作を示すフローチャートである。

この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。

実施の形態１．
図１はこの発明の実施の形態１におけるエレベーターシステムの全体構成を示す図である。
図１において、１はエレベーターの機械室や昇降路内に設置された制御装置である。制御装置１には、制御手段２、通信手段３が備えられている。

制御手段２は、予め登録されている運転設定に基づいて、エレベーターの運転を適切に管理する。制御手段２には、動作制御手段４、運転設定変更手段５、記憶手段６が備えられている。運転設定に基づくエレベーターの具体的な動作制御は、動作制御手段４によって行われる。運転設定変更手段５及び記憶手段６の機能については後述する。
通信手段３は、制御装置１に対する情報の通信制御を行う。制御装置１への情報の入力及び制御装置１からの情報の出力は、この通信手段３を介して行われる。

制御手段２が運転を管理するエレベーターは、ビル内の複数階床をサービスする。７はエレベーターの各サービス階床の乗場に設けられた乗場釦、８は乗場機器（例えば、乗場釦７）の動作を制御するホールステーションである。エレベーター利用者が乗場釦７を押すと、その接点情報がホールステーション８から制御装置１に転送され、乗場呼びが登録される。

９は制御装置１に接続されたＩＣタグリーダである。ＩＣタグリーダ９は、エレベーターのかご内や乗場に設置される。ビルのエントランスやエレベーターの機械室、ビル内の監視室に、ＩＣタグリーダ９を設置しても良い。ＩＣタグリーダ９は任意の場所に設置することができる。また、ＩＣタグリーダ９を複数の場所に設置しても良い。

ＩＣタグリーダ９には、受信手段１０、継続送信手段１１が備えられている。
受信手段１０は、所定のＩＣタグ１２から、その内部に記憶されている情報を受信する機能を有している。

図２はＩＣタグに記憶されている情報を示す図である。図２に示すように、ＩＣタグ１２には、認証用のＩＤデータ、運転設定の変更情報、時間テーブル情報が記憶されている。ＩＣタグ１２に記憶されている運転設定の変更情報とは、エレベーターの運転設定を任意の内容に変更（設定）するための情報である。運転設定の変更情報として、例えば、各運転モード（オプション動作）を有効にするか無効にするかといった情報が、ＩＣタグ１２に記憶される。運転モードの例としては、エレベーターを特定の階床にのみサービスさせるモード、運転休止モード、ピックアップサービスモード、保守運転モードがある。

また、ＩＣタグ１２の記憶情報は、任意に書き換えが可能である。１３はＩＣタグ１２に情報を書き込むための情報書込手段である。ＩＣタグ１２は、情報書込手段１３によって事前に書き込まれた情報を保持している。

なお、ＩＣタグ１２を非接触式カードキーに内蔵させたり、受信手段１０を携帯端末に内蔵させたりしても良い。ＩＣタグ１２及び受信手段１０は、同等の機能を備える電子装置で代用することが可能である。

ＩＣタグ１２が受信手段１０の検知範囲内に配置されると、受信手段１０は、ＩＣタグ１２から、内部の記憶情報（即ち、認証用のＩＤデータ、運転設定の変更情報、時間テーブル情報）を受信する。継続送信手段１１は、受信手段１０がＩＣタグ１２の記憶情報を受信すると、所定の条件下、受信した運転設定の変更情報を制御装置１（制御手段２）に対して継続送信する。

制御手段２では、通信手段３を介して継続送信手段１１から運転設定の変更情報を受信すると、運転設定変更手段５が、その受信した変更情報に基づいて運転設定の変更を行う。

以下に、図３も参照し、本システムの具体的な動作について説明する。図３はこの発明の実施の形態１におけるエレベーターシステムの動作を示すフローチャートである。

エレベーター利用者や管理者がＩＣタグリーダ９にＩＣタグ１２をかざすと、ＩＣタグ１２内のＩＤデータが受信手段１０に受信される（Ｓ１０１）。ＩＣタグリーダ９では、先ず、受信したＩＤデータを用いて認証処理を行う（Ｓ１０２）。具体的に、受信手段１０は、受信したＩＤデータが既登録のＩＤデータと一致するか否かを判定する。受信したＩＤデータが既登録のＩＤデータの何れとも一致しない場合（Ｓ１０２のＮＧ）、ＩＣタグリーダ９は、所定の報知器（図示せず）を用いて、運転設定の変更が失敗したことを利用者に通知する（Ｓ１０３）。

一方、受信したＩＤデータが既登録のＩＤデータの何れかと一致する場合（Ｓ１０２のＯＫ）、受信手段１０は、ＩＣタグ１２から、時間テーブル情報と運転設定の変更情報とを受信する（Ｓ１０４）。時間テーブル情報には、変更後の運転設定が有効となる時間の情報が含まれている。

継続送信手段１１は、受信手段１０がＩＣタグ１２から時間テーブル情報及び運転設定の変更情報を受信すると、受信した時間テーブル情報が現在時刻に一致するか否かを判定する（Ｓ１０５）。受信した時間テーブル情報が現在時刻に一致する場合（Ｓ１０５のＹｅｓ）、継続送信手段１１は、受信した運転設定の変更情報を制御手段２に対して送信する（Ｓ１０６）。即ち、継続送信手段１１は、時間テーブル情報が指定する期間中、通信手段３を介して、運転設定の変更情報を制御手段２に対して継続して送信する。

制御手段２は、継続送信手段１１から運転設定の変更情報を受信すると、その内容をエレベーターに反映させる（Ｓ１０７）。即ち、運転設定変更手段５は、継続送信手段１１から受信した変更情報に基づいて、その変更情報が指定する内容に、エレベーターの運転設定を変更する。

上記構成のエレベーターシステムであれば、エレベーターの運転設定の変更を容易に行うことができる。
例えば、エレベーターの利用者は、ＩＣタグ１２をＩＣタグリーダ９にかざすだけで、運転設定を所望の内容に変更することができる。

また、エレベーターの管理者は、ＩＣタグ１２をＩＣタグリーダ９にかざすだけで、運転設定（例えば、休止設定、特定階待機設定、特定階優先配車設定）のスケジューリングを行うことができる。このため、エレベーターの管理者が不在の時に運転設定の変更を実施することもでき、利便性が大幅に向上する。また、ＩＣタグ１２を所持しない利用者も、変更後の運転設定でエレベーターを利用することができる。

更に、本システムであれば、システム構成を簡単且つ安価にすることも可能である。本システムでは、ＩＣタグ１２に運転設定の変更情報が記憶されているため、運転設定の種類を増加させても、従来のように釦やスイッチを増やす必要はない。また、システムの稼動後に、オプション動作（即ち、運転設定）の追加或いは削除を行う場合は、ＩＣタグ１２の記憶情報を書き換えることによって対応できる。オプション動作の追加或いは削除のために、現地に設置された機器のハードウェア／ソフトウェアを変更する必要がない。

上記ＩＣタグリーダ９は、エレベーターの監視室や防災センターに設置されることも想定される。制御装置１と監視室或いは防災センターとには、予め伝送手段が備えられているため、この伝送手段を利用すれば、ＩＣタグリーダ９と制御装置１との間に新たに通信線を敷設する必要はない。また、制御手段２にはキースイッチや監視盤から信号を受信する手段が備えられているため、この手段を利用して運転設定の変更を行えば、制御手段２のソフトウェアの変更も不要となる。

また、上記ＩＣタグ１２を利用して、一旦変更した運転設定を元に戻すことができるように構成しても良い。かかる場合、例えば、運転設定変更手段５によって変更される前の運転設定の登録内容を記憶手段６に記憶させておく。そして、運転設定変更手段５は、制御手段２が、現在登録されている運転設定と同じ内容の運転設定の変更情報を継続送信手段１１から受信すると、記憶手段６に記憶されている内容に運転設定を変更する。
上記構成であれば、変更後の運転設定を解除するためのスイッチや専用ＩＣタグを別途用意する必要がなく、機器コストを抑えることができる。

なお、本実施の形態における制御装置１は、ビルに備えられた一台のエレベーターを単独で管理するものであっても、群管理された複数台のエレベーターの中の一台を管理するものであっても良い。

実施の形態２．
図４はこの発明の実施の形態２におけるエレベーターシステムの全体構成を示す図である。本実施の形態においては、ＩＣタグ１２を利用して群管理設定を変更する場合について説明する。

図４に示すシステムには、複数台のエレベーターが備えられている。各エレベーターの構成は、実施の形態１と同様である。
１４は各エレベーターの制御装置１に接続された群管理装置である。群管理装置１４には、群管理手段１５、通信手段１６が備えられている。

群管理手段１５は、予め登録されている群管理設定に基づいて、上記複数台のエレベーターを一群として適切に管理する。群管理手段１５には、動作制御手段１７、群管理設定変更手段１８、記憶手段１９が備えられている。群管理設定に基づく具体的な群管理制御は、動作制御手段１７によって行われる。群管理設定変更手段１８及び記憶手段１９の機能については後述する。
通信手段１６は、群管理装置１４に対する情報の通信制御を行う。群管理装置１４への情報の入力及び群管理装置１４からの情報の出力は、この通信装置１６を介して行われる。

ＩＣタグリーダ９は群管理手段１５が管理する一台のエレベーターの制御装置１に接続されている。
また、本実施の形態では、ＩＣタグ１２に、認証用のＩＤデータ、群管理設定の変更情報、時間テーブル情報が記憶されている。ＩＣタグ１２に記憶されている群管理設定の変更情報とは、群管理設定を任意の内容に変更（設定）するための情報である。群管理設定の変更情報として、例えば、各エレベーターについて運転モード（オプション動作）を有効にするか無効にするかといった情報が、ＩＣタグ１２に記憶される。運転モードの例としては、エレベーターを特定の階床にのみサービスさせるモード、運転休止モード、ピックアップサービスモード、保守運転モードがある。

ＩＣタグ１２がＩＣタグリーダ９の受信手段１０の検知範囲内に配置されると、受信手段１０は、ＩＣタグ１２から、内部の記憶情報（即ち、認証用のＩＤデータ、群管理設定の変更情報、時間テーブル情報）を受信する。継続送信手段１１は、受信手段１０がＩＣタグ１２の記憶情報を受信すると、所定の条件下、受信した群管理設定の変更情報を、制御装置１の通信手段３を介して群管理装置１４（群管理手段１５）に対して継続送信する。

群管理手段１５では、通信手段３及び１６を介して継続送信手段１１から群管理設定の変更情報を受信すると、群管理設定変更手段１８が、その受信した変更情報に基づいて群管理設定の変更を行う。

以下に、図５も参照し、本システムの具体的な動作について説明する。図５はこの発明の実施の形態２におけるエレベーターシステムの動作を示すフローチャートである。なお、図５のＳ２０１乃至Ｓ２０３に示す動作は図３のＳ１０１乃至Ｓ１０３に示す動作と同じであるため、その説明は省略する。

受信手段１０は、ＩＣタグ１２から受信したＩＤデータが既登録のＩＤデータの何れかと一致すると（Ｓ２０２のＯＫ）、ＩＣタグ１２から、時間テーブル情報と群管理設定の変更情報とを受信する（Ｓ２０４）。時間テーブル情報には、変更後の群管理設定が有効となる時間の情報が含まれている。

継続送信手段１１は、受信手段１０がＩＣタグ１２から時間テーブル情報及び群管理設定の変更情報を受信すると、受信した時間テーブル情報が現在時刻に一致するか否かを判定する（Ｓ２０５）。受信した時間テーブル情報が現在時刻に一致する場合（Ｓ２０５のＹｅｓ）、継続送信手段１１は、受信した群管理設定の変更情報を群管理手段１５に対して送信する（Ｓ２０６）。即ち、継続送信手段１１は、時間テーブル情報が指定する期間中、通信手段３及び１６を介して、群管理設定の変更情報を群管理手段１５に対して継続して送信する。

群管理手段１５は、継続送信手段１１から群管理設定の変更情報を受信すると、その内容をシステムに反映させる（Ｓ２０７）。即ち、群管理設定変更手段１８は、継続送信手段１１から受信した変更情報に基づいて、その変更情報が指定する内容に、群管理設定を変更する。なお、各制御装置１に登録されている運転設定も変更する必要がある場合、群管理設定変更手段１８は、必要な変更情報を各制御手段２に送信し、運転設定変更手段５に運転設定の変更を行わせる。

上記構成のエレベーターシステムであれば、複数台のエレベーターが群管理されたシステムにおいても、実施の形態１において得られた効果と同様の効果を奏することができる。

また、上記ＩＣタグ１２を利用して、一旦変更した群管理設定を元に戻すことができるように構成しても良い。かかる場合、例えば、群管理設定変更手段１８によって変更される前の群管理設定の登録内容を記憶手段１９に記憶させておく。そして、群管理設定変更手段１８は、群管理手段１５が、現在登録されている群管理設定と同じ内容の群管理設定の変更情報を継続送信手段１１から受信すると、記憶手段１９に記憶されている内容に群管理設定を変更する。
上記構成であれば、変更後の群管理設定を解除するためのスイッチや専用ＩＣタグを別途用意する必要がなく、機器コストを抑えることができる。

また、上記構成を有するシステムでは、上記ＩＣタグ１２及びＩＣタグリーダ９とは別に、群管理設定を変更するための専用機器を備えても良い。かかる場合、上記専用機器に、釦やスイッチといった操作手段と、操作手段に対して所定の操作が行われた際に、群管理設定の所定の変更情報を群管理手段１５に対して送信する専用送信手段とを備えておく。そして、群管理設定変更手段１８は、群管理手段１５が専用送信手段からの変更情報を受信すると、その受信した変更情報に基づいて、群管理設定を適切に変更する。

上記専用機器が備えられている場合、例えば、頻繁に変更する必要がない群管理設定については、その変更情報を上記専用機器に登録しておく。かかる構成であれば、利用者が管理するＩＣタグ１２の数量を抑えることができ、その管理を容易にすることができる。また、エレベーターを集中管理する端末を用いることで個別の設定が不要となり、設定の変更を素早く実施することが可能となる。

この発明に係るエレベーターシステムは、１台のエレベーターを管理するシステム、及び、複数台のエレベーターを一群として管理するシステムの双方に適用することができる。

１ 制御装置
２ 制御手段
３、１６ 通信手段
４、１７ 動作制御手段
５ 運転設定変更手段
６、１９ 記憶手段
７ 乗場釦
８ ホールステーション
９ ＩＣタグリーダ
１０ 受信手段
１１ 継続送信手段
１２ ＩＣタグ
１３ 情報書込手段
１４ 群管理装置
１５ 群管理手段
１８ 群管理設定変更手段

Claims (4)

1. 時間テーブル情報及び運転設定の変更情報が記憶されたＩＣタグを利用するエレベーターシステムであって、
   制御装置と、
   前記制御装置に接続されたＩＣタグリーダと、
   を備え、
   前記制御装置は、
   情報の通信制御を行う通信手段と、
   既登録の運転設定に基づいて、エレベーターの運転を管理する制御手段と、
   を備え、
   前記ＩＣタグリーダは、
   前記ＩＣタグから、時間テーブル情報及び運転設定の変更情報を受信する受信手段と、
   前記受信手段が前記ＩＣタグの記憶情報を受信すると、時間テーブル情報が指定する期間に、運転設定の変更情報を前記通信手段を介して前記制御手段に継続して送信する継続送信手段と、
   を備え、
   前記制御手段は、
   前記通信手段を介して前記継続送信手段から受信した変更情報に基づいて、運転設定を変更する運転設定変更手段と、
   を備えたエレベーターシステム。
2. 前記運転設定変更手段によって変更される前の運転設定の登録内容を記憶する記憶手段と、
   を更に備え、
   前記運転設定変更手段は、現在登録されている運転設定と同じ内容の変更情報を前記継続送信手段から受信すると、前記記憶手段に記憶されている内容に運転設定を変更する請求項１に記載のエレベーターシステム。
3. 時間テーブル情報及び群管理設定の変更情報が記憶されたＩＣタグを利用するエレベーターシステムであって、
   群管理装置と、
   前記群管理装置が管理するエレベーターの制御装置に接続されたＩＣタグリーダと、
   を備え、
   前記群管理装置は、
   情報の通信制御を行う通信手段と、
   既登録の群管理設定に基づいて、複数台のエレベーターを一群として管理する群管理手段と、
   を備え、
   前記ＩＣタグリーダは、
   前記ＩＣタグから、時間テーブル情報及び群管理設定の変更情報を受信する受信手段と、
   前記受信手段が前記ＩＣタグの記憶情報を受信すると、時間テーブル情報が指定する期間に、群管理設定の変更情報を前記通信手段を介して前記群管理手段に継続して送信する継続送信手段と、
   を備え、
   前記群管理手段は、
   前記通信手段を介して前記継続送信手段から受信した変更情報に基づいて、群管理設定を変更する群管理設定変更手段と、
   を備えたエレベーターシステム。
4. 前記群管理設定変更手段によって変更される前の群管理設定の登録内容を記憶する記憶手段と、
   を更に備え、
   前記群管理設定変更手段は、現在登録されている群管理設定と同じ内容の変更情報を前記継続送信手段から受信すると、前記記憶手段に記憶されている内容に群管理設定を変更する請求項３に記載のエレベーターシステム。

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