JP5594170B2 - 冷媒用除水装置 - Google Patents

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本発明は、冷凍サイクルにおいて、冷媒中の水を除去する冷媒用除水装置に関するものである。
例えば、特開平2−154958号公報では、精留塔の原理を利用した冷媒用除水装置が提案されている。この冷媒用除水装置は、上端を閉鎖し、下端を冷凍サイクルのガス冷媒流路に接続した中空部材を有し、中空部材内上部には、中空部材外の冷気によって冷却される冷却部および冷却によって分離した液冷媒と水とを貯留する貯留部を有している。貯留部の内部は、液冷媒に比べて水を保持する力が高い性質を有する保水部材を有している。
このような構成において、ガス冷媒はガス冷媒流路から中空部材内へ導かれ、冷却部にて冷却され、液冷媒と水とに分離される。こうして分離した液冷媒および水は重力により、貯留部の上部に形成された貯留部開口部より貯留部内に流下する。
このようにして、冷凍サイクル内においてガス冷媒から水が次第に除去され、ガス冷媒流路内の水分濃度を下げることができる。
特開平2−154958号公報
液冷媒の比重が水の比重よりも大きくなる場合、液冷媒は貯留部の下部に蓄積し、水が、その上部に蓄積する。そして、液冷媒および水の蓄積量が貯留部の容量を超えると、貯留部の上部に蓄積された水が貯留部開口部から溢れ出し、冷凍サイクル内に戻ってしまう現象が起こる。
そこで本発明は、水が貯留部から溢れ出し、除水効果が低下するという問題を解決すべく、除水効果を向上させる冷媒用除水装置を提供しようとするものである。
請求項1に記載の発明は、冷凍サイクルのガス冷媒流路に対し、ガス冷媒流路から上部に延びる中空部材が接続され、中空部材内に導入されたガス冷媒を、中空部材の外部の冷却媒体により冷却することで、ガス冷媒を液冷媒と水とに分離し、これら液冷媒と水とを中空部材内部に設けられた貯留部に貯留することで、冷凍サイクル中の水を除去する冷媒用除水装置において、貯留部は、液冷媒に比べて水を保持する力が高い性質を有する保水部材を有し、貯留部は、貯留部の下部においてガス冷媒流路と保水部材とが連通するように構成されたことを特徴とする。
このような構成によれば、ガス冷媒流路から中空部材内部へガス冷媒を導き、流入したガス冷媒は冷却手段によって冷却され、液冷媒と水とに分離される。分離した水と液冷媒とは、重力の作用により貯留部に流下する。
ここで、保水部材は液冷媒に比べて水を保持する力が高い。また、貯留部は保水部材の下部においてガス冷媒流路と保水部材とが連通するように構成されている。したがって、水は保水部材に付着して捕捉されるが、液冷媒は重力の作用により保水部材を通り抜け、保水部材とガス冷媒流路とが連通する部分を介して、保水部材からガス冷媒流路に落下する。
これにより、ガス冷媒流路に液冷媒が落下した分、保水部材の容量に余裕ができ、その分さらに水と液冷媒とを貯留部に蓄積できる。よって、貯留部上部からガス冷媒流路へ水が溢れ出すことを抑制でき、除水効果が低下するという問題を抑制できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の冷媒用除水装置において、貯留部は、貯留部の下部のうち、最下部においてガス冷媒流路と貯留部とが連通するように構成されたことを特徴とする。
このような構成によれば、貯留部に流下した液冷媒は、重力の作用により貯留部の最下部に向かって流下する。貯留部は、貯留部の最下部においてガス冷媒流路と保水部材とが連通するように構成されている。
これにより、請求項1の効果に加え、貯留部の最下部まで流入した液冷媒を、ガス冷媒流路と保水部材とが連通する部分を介して貯留部からガス冷媒流路に落下させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の冷媒用除水装置において、貯留部は、保水部材の下部のうち、中空部材の中心軸と対向する部位においてガス冷媒流路と保水部材とが連通するように構成されたことを特徴する。
これにより、請求項1の効果に加え、液冷媒が貯留部の最下部にまで流下しなかった場合も、中空部材の中心軸と対向する部分を介し、液冷媒を貯留部からガス冷媒中に戻すことができる。
また、請求項4に記載の発明のように、請求項1ないし3の何れか1つに記載の冷媒用除水装置において、保水部材は、中空部材の内壁面全周に配置されるように筒状に構成され、中空部材の内側に配置され、保水部材を中空部材内に配置した状態で保水部材を中空部材の内壁面に押付ける筒状の押付け部材を有し、押付け部材には、保水部材の下部において、保水部材を露出させるように隙間が形成されており、隙間により保水部材とガス冷媒流路とが連通するように構成することもできる。
請求項5に記載の発明は、請求項4記載の冷媒用除水装置において、押付け部材は、複数の孔部を有する網目状に構成されたことを特徴とする。
これにより、請求項1の効果に加え、孔部が複数設けられているため、効率的に水分除去を行うことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5の何れか1つに記載の冷媒用除水装置において中空部材の内壁面には、中空部材の内側に窪んだ窪み部が設けられており、貯留部は、窪み部の上に載置された板状の底部と、底部から上部に延びる側面部とを有し、底部、側面部及び中空部材の内壁面により形成される空間の内部に保水部材を収容してなることを特徴とする。
これにより、請求項1の効果に加え、中空部材の内壁面に窪み部を設けることで、底部を容易に支持することが可能となる。よって、中空部材内で貯留部を支持することが容易となる。
また、請求項7に記載の発明のように、請求項6に記載の冷媒用除水装置において、底部及び側面部には、それぞれスリットが形成され、底部のスリットと側面部のスリットとが連続に設けられており、これらのスリットにより、ガス冷媒流路と保水部材とが連通するように構成することもできる。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の冷媒用除水装置において、底部は、複数の孔部を有する網目状部材により構成されたことを特徴とする。
これにより、請求項6の効果に加え、孔部が複数設けられているため、効率的に水分除去を行うことができる。
請求項9に記載の冷媒用除水装置は、冷凍サイクルのガス冷媒流路に対し、ガス冷媒流路から上部に延びる中空部材が接続され、中空部材内に導入されたガス冷媒を、中空部材の外部の冷却媒体により冷却することで、ガス冷媒を液冷媒と水とに分離し、これら液冷媒と水とを中空部材内部に設けられた貯留部に貯留することで、冷凍サイクル中の水を除去する冷媒用除水装置において、貯留部は、貯留部の最下部に形成された板状の底部と、底部から上部に延びる側面部とを有し、底部、側面部及び中空部材の内壁面により空間が形成されており、底部及び側面部の少なくとも一方に、液冷媒を通し、液冷媒よりも表面張力の大きい水を通さない大きさの連通通路を形成したことを特徴とする。
このような構成によれば、ガス冷媒流路から中空部材内へガス冷媒を導き、流入したガス冷媒は冷却手段によって冷却され、液冷媒と水とに分離する。分離した水と液冷媒とは、重力の作用により、貯留部に流下する。連通通路は、貯留部の底部及び側面部の少なくとも一方に設けられており、表面張力が大きい水を通さず、表面張力が小さい液冷媒は通す大きさである。水は連通通路を通過できず貯留部に蓄積され、液冷媒は連通通路を通過し、中空部材内のガス冷媒中に落下する。
これにより、ガス冷媒流路に液冷媒が落下した分、保水部材の容量に余裕ができ、その分さらに水と液冷媒とを貯留部に蓄積できる。よって、貯留部上部からガス冷媒流路へ水が溢れ出すことを抑制でき、除水効果が低下するという問題を抑制できる。
請求項10に記載の発明は、請求項9記載の冷媒用除水装置において、貯留部は、底部においてガス冷媒流路と貯留部内部とが連通するように構成されたことを特徴とする。
このような構成によれば、貯留部に流下した液冷媒は、重力の作用により底部に向かって流下する。貯留部は、底部においてガス冷媒流路と保水部材とが連通するように構成されている。
これにより、請求項9の効果に加え、貯留部の最下部まで流入した液冷媒を、連通通路を介して貯留部からガス冷媒流路に落下させることができる。
請求項11に記載の発明は、請求項9記載の冷媒用除水装置において、貯留部は、側面部においてガス冷媒流路と貯留部内部とが連通するように構成されたことを特徴とする。
これにより、請求項9の効果に加え、液冷媒が貯留部の最下部にまで流下しなかった場合も、連通通路を介して液冷媒を貯留部からガス冷媒中に戻すことができる。
請求項12に記載の冷媒用除水装置は、請求項1ないし11の何れか1つに記載の冷媒用除水装置において、中空部材には、中空部材の上部において中空部材開口部が形成されており、中空部材開口部に、液冷媒およびガス冷媒の透過性に比べて水蒸気の透過性が高い材質の水分透過膜が設けられていることを特徴とする。
これにより、中空部材内外における水蒸気分圧の差を利用して貯留部に蓄積された水蒸気を中空部材外に排出することができる。これにより、貯留部の容量が小さくて済み、また、水蒸気が貯留部開口部から溢れ出し、除水効果が低下するという問題を抑制でき、除水効果を向上させることができる。
本発明の第1実施形態におけるカーエアコン用冷凍サイクルの構成図である。 第1実施形態における冷媒用除水装置とコンデンサとを一体化したものの縦断面図である。 (a)は、第1実施形態における冷媒用除水装置の構造の詳細を示す平面部分図であり、(b)は第1実施形態における冷媒用除水装置の構造の詳細を示す正面断面図である。 第1実施形態における冷媒用除水装置の中空部材における上部における拡大断面図である。 第1実施形態における冷媒用除水装置の中空部材上部に組み付けられる構成部品を示す斜視図である。 第1実施形態における冷媒用除水装置の作動原理を示す概略図である。 第1実施形態で使用する冷媒HFO1234yf、従来使用していた冷媒CFC12それぞれの温度と密度との関係を示したグラフである。 第2実施形態における冷媒用除水装置の構成の詳細を示す正面断面図である。 第2実施形態における貯留部の平面図である。 図9のI−I断面図である。 第2実施形態における冷媒用除水装置の作動原理を示す概略図である。 第3実施形態における貯留部の平面図である。 図9のII‐II断面図である。 第4実施形態における貯留部の平面図である。 図14のIII−III断面図である。 第5実施形態における貯留部の平面図である。 図16のIV−IV断面図である。 第6実施形態における貯留部の平面図である。 図18のV−V断面図である。 その他の実施形態おける冷媒用水除去装置において、中空部材の内部にらせん状部材を備えた構成の拡大断面斜視図である。 その他の実施形態おける冷媒用水除去装置において、中空部材の内部にらせん状部材を備えた構成の断面構成図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図面を用いて説明する。図1は本実施形態のカーエアコン用冷凍サイクル1の構成図である。図2は本発明の冷媒用除水装置7を一体に設けたコンデンサ3の縦断面図である。図3(a)は冷媒用除水装置7の平面部分図である。図3(b)は冷媒用除水装置7の構造の詳細を示す正面断面図である。
冷凍サイクル1は、図1に示す通りコンプレッサ2とコンデンサ3とレシーバ4と膨張弁5とエバポレータ6とを備えている。本実施形態では、本発明の冷媒用除水装置7をコンデンサ3に取付けて一体型とし、カーエアコン用の冷凍サイクル1内に適用している。
コンプレッサ2は冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒を吐出する。コンプレッサ2から吐出されたガス冷媒は、コンデンサ3で凝縮液化する。その後、液冷媒は膨張弁5で減圧されて低温低圧の霧状になりエバポレータ6に流入する。そして、エバポレータ6で蒸発気化したガス冷媒はコンプレッサ2に吸入される。また、レシーバ4は、コンデンサ3の凝縮部3cとサブクール部3fとの間に設けられて液冷媒とガス冷媒とに分離する気液分離器である。
図2に示すとおり、コンデンサ3は、コンプレッサ2からの高温高圧ガス冷媒が冷媒入口3aを介して導入される第1入口タンク部3bと、第1入口タンク部3bから分配されるガス冷媒を外気との熱交換により凝縮させる凝縮部3cと、凝縮部3cからの冷媒を集合させる第1出口タンク部3dと、第1出口タンク部3dからの冷媒が導入されて液冷媒とガス冷媒とに気液分離するレシーバ4と、レシーバ4で分離された液冷媒が導入される第2入口タンク部3eと、第2入口タンク部から分配される液冷媒を外気との熱交換により過冷却するサブクール部3fと、サブクール部3fからの冷媒を集合させる第2出口タンク部3gと、第2出口タンク部3gから液冷媒が排出される冷媒出口3hとを有し、冷媒出口3hを介して冷媒が膨張弁5へ向かうように構成されている。
このようなコンデンサ3に対し、冷媒用除水装置7が一体に取付けられている。具体的には、第1入口タンク部3bの外側(図2左側)の側面部のうち下部に孔部を形成し、同様に冷媒用除水装置7の内側(図2右側)の側面部のうち下部に孔部を形成し、これら両孔部に中空の円筒形部材50をロウ付けにより接続することで、コンデンサ3と一体化している。これにより、冷媒用除水装置7内には、第1入口タンク部3b内のガス冷媒10xが円筒形部材50を介して導入される。すなわち、第1入口タンク部3bおよび円筒形部材50が本発明のガス冷媒流路を構成している。
冷媒用除水装置7とコンデンサ3を一体化したものを出来るだけ小型にするために、図2に示すように冷媒用除水装置7の上下方向を第1入口タンク部3bの上下方向とあわせ、冷媒用除水装置7を第1入口タンク部3bに対して平行に設置している。なお、冷媒用除水装置7と第1入口タンク部3bとの接続方法はロウ付けに限らず、ねじ込み式によりOリングシールを介して接続する方法を採用してもよい。
次に、冷媒用除水装置7の構成を、図2〜図5を用いて詳細に説明する。
冷媒用除水装置7は、中空筒形状の中空部材100を有し、この中空部材100の内側(図2右側)の側面部のうち下部に前述した孔部が形成されている。一方、中空部材100の上端部には中空部材開口部112が形成されている。なお、中空部材100はアルミ製、もしくはスチール製で、耐食性を向上させるために内部にフェノールなどのコーテイングが施されている。
図4は冷媒用除水装置7の中空部材100における上部における拡大断面図である。図4、図5に示すように中空部材100上部には中空部材100の全周に渡って中空部材100の内壁面に内側へ凹んだ凹部105aが設けられており、この凹部105aの上にホルダ108が支持されている。
液冷媒10yおよびガス冷媒10xの透過性に比べて水蒸気の透過性が高い材質の水分透過膜であるポリイミド109がパッキン110、ホルダ108を当てて、凹部105aに支持され取付けられている。ポリイミド109の上に多数の水通過孔111aを形成したパンチプレート111を、パッキン110を当てて、中空部材100径部の上縁から挿入することで冷媒用除水装置7に固定されている。
中空部材100の内部には、ガス冷媒10xが冷却されることによって分離した液冷媒10yと水10zを貯留する貯留部102が設けられている。
図3(b)に示すように、貯留部102は、網目状部材からなる押付け部材103とグラスウールからなる保水部材104とを有し、押付け部材103と保水部材104とを、中空部材100の全周に渡って中空部材100の内壁面の内側へ窪ませた窪み部105により支持して構成されている。
押付け部材103は、中空部を有する同一径の円筒形状である。押付け部材103の外径は中空部材100の内径よりも小さい。したがって、押付け部材103を中空部材100の内部に挿入した状態では、押付け部材103と中空部材100の内壁面とにより隙間113が形成させる。なお、押付け部材103は金属製であり、弾力性を有する。
保水部材104は、液冷媒10yに比べて水10zを保持する力が高い性質を有する物質である。例えば、グラスウールはガラス繊維同士の間に保水する。その他にも、水の表面張力や浸透圧を利用して保水する吸水性樹脂、多孔質構造を利用して保水するポリウレタン系樹脂からなるスポンジ、セルロース系のガーゼ、保水性のよい構造を持つ繊維からなる布や綿などが保水部材104として挙げられる。
ただし、シリカゲルを主成分とした乾燥剤は吸水能力が高すぎるため、本発明の保水部材104として採用した場合、中空部材100の外部の湿気まで吸水してしまう。したがって、乾燥材は本発明の保水部材104から除かれる。
保水部材104は、縦方向の長さが押付け部材103の縦方向と、横方向の長さが中空部材100の内周と同程度の長さであり、厚みは隙間113よりも厚い形状である。したがって、図3に示すように、保水部材104を隙間113に挟む形で中空部材100の内壁面に沿って挿入すると、押付け部材103の弾力による反力により、保水部材104は押付け部材103によって中空部材100の内壁面に押付けられる。このような構成により中空部材100の上方に向かって開口した貯留部開口部120を有する貯留部102が構成される。
本実施形態では、貯留部102を中空部材100の内部の上半部に設けている。貯留部102をガス冷媒流路である円筒形部材50の近くに設けると、貯留部102で捕捉し損ねた水10zが円筒形部材50を通り第1入口タンク部3bに流れてしまうため、除水効果が低下する。貯留部102を中空部材100内部の上半部に設けることにより、仮に貯留部102で水10zを捕捉し損ねても、水10zは中空部材100の内壁面に付着する。その後、ガス冷媒10xに水分移動が行われ、水10zは再度中空部材100内を上昇する。上昇したガス冷媒10xは冷却され、液冷媒10yとなり貯留部102に再度流下する。
貯留部102には、保水部材104とガス冷媒流路である円筒形部材50および第1入口タンク部3bとが連通するように、貯留部102の下部に連通通路(孔部)106が設けられている。本実施形態では、連通通路106を、隙間113のうち貯留部102の下方に形成された下部隙間113aにより構成している。更には、押付け部材103が網目状に構成されているので、この押付け部材103自体も連通通路106を構成している。
次に、冷媒用除水装置7の作用効果を述べる。図6は冷媒用除水装置7の作動原理を示す概略図である。図7は本実施形態で使用する冷媒HFO1234yf、従来使用していた冷媒CFC12それぞれの温度と密度との関係を示したグラフであり、温度変化による水、冷媒の密度変化をそれぞれ実線、破線で示したものである。
ガス冷媒10xは、冷凍サイクル1における冷媒の循環過程で、冷媒入口3aを通過し、第1入口タンク部3bに流入する。ガス冷媒10xの一部は、第1入口タンク部3bから円筒形部材50内を通り、中空部材100内に流入する。中空部材100はコンデンサ3と一体化されているため、コンデンサ3が外気により冷却される際に、中空部材100も同じく外気により冷却させる。中空部材100内に流入したガス冷媒10xは外気により冷却されながら中空部材100内を上昇する。
ガス冷媒10xは冷却されると中空部材100の内面で凝縮し液冷媒10yとなる。ガス冷媒10xに比べ液冷媒10yは飽和水分濃度が低いため、ガス冷媒10xから液冷媒10yに凝縮すると同時に、飽和水分濃度を超過した分の水10zも分離する。液冷媒10y、水10zは中空部材100の内壁面に付着し、重力の作用により中空部材100内壁面を滴れ落ち貯留部102に流下する。
図7より冷凍サイクルの凝縮温度に関し、HFO1234yfを50℃以下で使用する場合やCFC12を90℃以下で使用する場合は、水10zの比重が液冷媒10yの比重よりも小さくなることが分かる。このような場合、従来技術では貯留部開口部120から液冷媒10yとともに水10zが冷媒移動通路101側に溢れ出してしまう。
本実施形態では、連通通路106が、貯留部開口部120よりも下方に形成されており、また液冷媒10yは保水部材104に捕捉されないため、液冷媒10yは保水部材104中を通過し、連通通路106を通って一部はガス冷媒10x中に流下してガス冷媒10xに加熱されることで蒸発し、残りは中空部材100の下部から円筒形部材50を通って第1入口タンク部3bへ流出する。一方、水10zは貯留部102内に設けられた保水部材104で捕捉される。液冷媒10yがガス冷媒流路に落下した分、貯留部102の容量に余裕ができ、その分さらに水10zと液冷媒10yとを貯留部102に蓄積することができる。
よって、貯留部開口部120から液冷媒10yとともに水10zが溢れ出ることを抑制することができる。
貯留部102内に水10zがあると相対湿度は100%近くまで高くなり、かつ冷凍サイクルの凝縮温度同等に温度が高いため水蒸気分圧が高い。一方、中空部材開口部112の外側は大気にさらされ、水蒸気分圧が低い。したがって、保水部材104に捕捉された水10zは、水蒸気の形態で中空部材100の上部へ移動し、ポリイミド109を透過してパンチプレート111に設けられた水通過孔111aから中空部材100外へ排出される。
以上の作用により、液冷媒10yや水10zが貯留部開口部120から溢れ出す前に、液冷媒10yが連通通路106から流出する。したがって、貯留部開口部120から水10zが溢れ出し、ガス冷媒流路に戻ってしまうという問題を抑制することができ、除水効率を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態と異なる点について説明することとし、第1実施形態と同じ部分については同じ符号を付して説明は省略する。図8は本実施形態における冷媒用除水装置7の構成の詳細を示す正面断面図を、図9は本実施形態における冷媒用除水装置7における貯留部202の平面図、図10は図9のI−I断面図を示している。
中空部材200は、ガス冷媒流路から離れた側(図8上側)の端部201は閉じた形状となっている。
図8ないし図10に示すように、貯留部202は、底部205と、底部205から上部に延びる円筒形の側面部204と、中空部材200の内壁面とにより形成される空間に保水部材104を内蔵することで構成されている。また、窪み部105により底部205を下から支持している。
底部205は、中央に底部連通部210が設けられた環状の円板で構成されており、この円板によって保水部材104を保持する。また、図9、図10に示すように底部205には複数(本実施形態では4つ)の孔からなる連通通路206が形成されている。
側面部204は、中央に冷媒移動通路101が形成された筒状形状となっており、底部連通部210の縁部から上部に延びて設けられている。なお、側面部204、底部205は耐熱性の良好な材料(本実施形態ではアルミ)で成形されている。
次に、冷媒用除水装置7の作用効果を述べる。図11は冷媒用除水装置7の作動原理を示す概略図である。貯留部202に流入した液冷媒10yは保水部材104に捕捉されることなく底部205まで到達し、連通通路206を通過し、一部は中空部材200内のガス冷媒10x中でガス冷媒10xに加熱されることで蒸発し、残りは中空部材200の下部から円筒形部材50を通って第1入口タンク部3bへ戻る。
以上の作用により、水10zが貯留部開口部120から溢れ出し、除水効果が低下するという問題を抑制でき、除水効果を向上させることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、第2実施形態と異なる点について説明することとし、第2実施形態と同じ部分については同じ符号を付して説明は省略する。図12は本実施形態における冷媒用除水装置7における貯留部302の平面図、図13は図12のII−II断面図を示している。
本実施形態においては図12、図13に示すように、貯留部302には底部305、側面部304において、それぞれ、底部スリット306a、側面部スリット306bが形成されておりこれらのスリット306a、306bは連続して形成されている。これらのスリット306a、306b部が連通通路306を形成している。
次に、冷媒用除水装置7の作用効果を述べる。貯留部302に流入した液冷媒10yは保水部材104に捕捉されることなく底部スリット306a、側面部スリット306bを通過し、一部は中空部材200内のガス冷媒10x中でガス冷媒10xに加熱されることで蒸発し、残りは中空部材200の下部から円筒形部材50を通って第1入口タンク部3bへ戻る。
以上の作用により、水10zが貯留部開口部120から溢れ出し、除水効果が低下するという問題を抑制でき、除水効果を向上させることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態では、第2実施形態と異なる点について説明することとし、第2実施形態と同じ部分については同じ符号を付して説明は省略する。
図14は本実施形態における冷媒用除水装置7における貯留部402の平面図、図15は図14のIII−III断面図を示している。
本実施形態においては図14、図15に示すように、貯留部402の底部405は網目状部材からなっており、連通通路406は底部405の網目からなっている。
次に、冷媒用除水装置20の作用効果を述べる。貯留部402に流入した液冷媒10yは保水部材104に捕捉されることなく底部405まで到達し、連通通路406を通過し、一部は中空部材200内のガス冷媒10x中でガス冷媒10xに加熱されることで蒸発し、残りは中空部材200の下部から円筒形部材50を通って第1入口タンク部3bへ戻る。
以上の作用により、水10zが貯留部開口部120から溢れ出し、除水効果が低下するという問題を抑制でき、除水効果を向上させることができる。また、連通通路206が複数設けられているため、効率的に水分除去を行うことができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態では、第2実施形態と異なる点について説明することとし、第2実施形態と同じ部分については同じ符号を付して説明は省略する。
本実施形態においては図16、図17に示すように、貯留部502には保水部材104は設けられていない。連通通路506の外径は、液冷媒10yは表面張力が小さいため通過できるが、水10zは表面張力の大きいため通過することができない大きさである直径0.1mm程度である。
次に、冷媒用除水装置7の作用効果を述べる。貯留部502に流入した液冷媒10yは底部505に達し、連通通路506を通過し、一部は中空部材200内のガス冷媒10x中でガス冷媒10xに加熱されることで蒸発し、残りは中空部材200の下部から円筒形部材50を通って第1入口タンク部3bへ戻る。水10zは連通通路506を通過することが出来ず、貯留部502に蓄積される。
以上の作用により、水10zが貯留部開口部120から溢れ出し、除水効果が低下するという問題を抑制でき、除水効果を向上させることができる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態では、第5実施形態と異なる点について説明することとし、第5実施形態と同じ部分については同じ符号を付して説明は省略する。
図18は本実施形態における冷媒用除水装置7における貯留部602の平面図、図19は図18のV−V断面図を示している。
本実施形態においては図18、図19に示すように、側面部404に連通通路606が形成されている。なお、側面部404に加え、底部605にも通過通路606が形成された構造でもよい。
次に、冷媒用除水装置7の作用効果を述べる。貯留部602に流入した液冷媒10yは側面部404を流下し、連通通路606に達する。液冷媒10yは連通通路606を通過し、一部は中空部材200内のガス冷媒10x中でガス冷媒10xに加熱されることで蒸発し、残りは中空部材200の下部から円筒形部材50を通って第1入口タンク部3bへに戻る。
以上の作用により、水10zが貯留部開口部120から溢れ出し、除水効果が低下するという問題を抑制でき、除水効果を向上させることができる。
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々変形が可能である。
上述した実施形態では、連通通路106、206、306、406、506、606の位置を特定していたが、連通通路106、206、306、406、506、606の位置は貯留部205、305、405、505、605の最下部や、側面部のうち冷媒移動通路101側の側面部204、304、404に設けていればよい。
また、上述した実施形態では、中空部材100、200の内部における、貯留部205、305、405、505、605より下方の空間には何も設けない構造としたが、以下のように、らせん状の段やコイルスプリングを設けた構造としてもよい。
図20は液冷媒10yとガス冷媒10xとの接触時間および接触面積を増やすために中空部材100、200内部において貯留部205、305、405、505、605より下方の空間に、らせん状の段601を設けた構造を示したものである。らせん状の段601は金属や合成樹脂などの弾性片あり、中空部材100、200内に巻き縮めて挿入し、その反発力で固定されている。
図21は、同じ目的で中空部材100、200内部における貯留部205、305、405、505、605より下方の空間にコイルスプリング602を取付けた構造を示したものである。液冷媒10yは図21中に矢印で示すように、スプリング602に沿って中空部材100、200内部を流下する。このため、液冷媒10yとガス冷媒10xとが比較的長時間接触し、水10zの移動が十分に行われる。これにより除水効果が向上する。
その他にも、第2実施形態ないし第6実施形態において中空部材200の上端部を開口し第1実施形態の中空部材100と同じ構造としてもよい。
第1実施形態ないし第6実施形態において中空部材100、200の外部に多数のフィンを設けて冷媒能力を向上させてもよい。
第1実施形態ないし第6実施形態では、中空部材100、200の側面部のうち下部に孔部が形成され、コンデンサ3の第1入口タンク部3bと円筒形部材50を介して接続されている。しかし、この形態に限定されることなく、中空部材100、200の最下部を開口し、また、コンプレッサ2とコンデンサ3を接続するガス冷媒流路上に孔部を形成し、そこに中空部材100、200をロウ付けにより接続してもよい。
第1実施形態ないし第6実施形態において中空部材100、200の長さを伸ばしてもよい。これにより、ガス冷媒10xへの加湿量を増加させ、ガス冷媒10xを容易に高水分濃度とすることができる。このような構成にすれば、冷凍サイクル中におけるガス冷媒10xの水分濃度が非常に低い場合であっても、迅速に除湿を行うことが可能となる。
1 冷凍サイクル
2 コンプレッサ
3 コンデンサ
3a 冷媒入口
3b 第1入口タンク部
3c 凝縮部
3d 第1出口タンク部
3e 第2入口タンク部
3f サブクール部
3g 第2出口タンク部
3h 冷媒出口
4 レシーバ
5 膨張弁
6 エバポレータ
7 冷媒用除水装置
50 円筒形部材
100、200 中空部材
101 冷媒移動通路
102、202,302、402、502、602 貯留部
103 押付け部材
104 保水部材
105 窪み部
105a 凹部
106、206、306、406、506、606 連通通路
108 ホルダ
109 ポリイミド
110 パッキン
111 パンチプレート
111a 水通過孔
112 中空部材開口部
113 隙間
113a 下部隙間
120 貯留部開口部
201 ガス冷媒流路から離れた側の中空部材内端部
204、304、404 側面部
205、305、405、505、605 底部
210 底部連通部
306a 底部スリット
306b 側面部スリット
550 網目状部材
601 らせん状部材
602 コイルスプリング
10x ガス冷媒
10y 液冷媒
10z 水

Claims (12)

  1. 冷凍サイクル(1)のガス冷媒流路に対し、前記ガス冷媒流路から上部に延びる中空部材(100,200)が接続され、
    前記中空部材(100,200)内に導入されたガス冷媒を、前記中空部材(100、200)の外部の冷却媒体により冷却することで、ガス冷媒を液冷媒と水とに分離し、これら液冷媒と水とを前記中空部材(100、200)内部に設けられた貯留部(102、203)に貯留することで、前記冷凍サイクル(1)中の水を除去する冷媒用除水装置において、
    前記貯留部(102、202、302、402、502、602)は、液冷媒に比べて水を保持する力が高い性質を有する保水部材(104)を有し、
    前記貯留部(102、202、302、402、502、602)は、前記貯留部(102、202、302、402、502、602)の下部において前記ガス冷媒流路と前記保水部材(104)とが連通するように構成されたことを特徴とする冷媒用除水装置。
  2. 前記貯留部(102、202、302、402、502)は、前記貯留部(102、202、302、402、502)の下部のうち、最下部において前記ガス冷媒流路と前記貯留部(102、202、302、402、502)とが連通するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の冷媒用除水装置。
  3. 前記貯留部(102、302、602)は、前記保水部材(104)の下部のうち、前記中空部材(100、200)の中心軸と対向する部位において前記ガス冷媒流路と前記保水部材(104)とが連通するように構成されたことを特徴する請求項1または2に記載の冷媒用除水装置。
  4. 前記保水部材(104)は、前記中空部材(100、200)の内壁面全周に配置されるように筒状に構成され、
    前記中空部材(100、200)の内側に配置され、前記保水部材(104)を前記中空部材(100、200)内に配置した状態で前記保水部材(104)を前記中空部材(100、200)の内壁面に押付ける筒状の押付け部材(103)を有し、
    前記押付け部材(103)には、前記保水部材(104)の下部において、前記保水部材(104)を露出させるように隙間が形成されており、前記隙間により前記保水部材(104)と前記ガス冷媒流路とが連通するように構成されたことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1つに記載の冷媒用除水装置。
  5. 前記押付け部材(103)は、複数の孔部(106)を有する網目状に構成されたことを特徴とする請求項4記載の冷媒用除水装置。
  6. 前記中空部材(100、200)の内壁面には、前記中空部材の内側に窪んだ窪み部(105)が設けられており、
    前記貯留部(202、302、402、502、602)は、前記窪み部(105)の上に載置された板状の底部(205、305、405、505、605)と、前記底部(205、305、405、505、605)から上部に延びる側面部(204、304、404)とを有し、前記底部(205、305、405、505、605)、前記側面部(204、304、404)及び前記中空部材(100、200)の内壁面により形成される空間の内部に前記保水部材(104)を収容してなることを特徴とする請求項1ないし5の何れか1つに記載の冷媒用除水装置。
  7. 前記底部(305)及び前記側面部(304)には、それぞれスリット(306a、306b)が形成され、前記底部(305)のスリット(306a)と前記側面部(304)のスリット(306b)とが連続に設けられており、これらのスリット(306a、306b)により、前記ガス冷媒流路と前記保水部材(104)とが連通するように構成されたことを特徴とする請求項6記載の冷媒用除水装置。
  8. 前記底部(405)は、複数の孔部(406)を有する網目状部材により構成されたことを特徴とする請求項6記載の冷媒用除水装置。
  9. 冷凍サイクル(1)のガス冷媒流路に対し、前記ガス冷媒流路から上部に延びる中空部材(100、200)が接続され、
    前記中空部材(100、200)内に導入されたガス冷媒を、前記中空部材(100、200)の外部の冷却媒体により冷却することで、ガス冷媒を液冷媒と水とに分離し、これら液冷媒と水とを前記中空部材(100、200)内部に設けられた貯留部(502、602)に貯留することで、冷凍サイクル(1)中の水を除去する冷媒用除水装置において、
    前記貯留部(502、602)は、前記貯留部の最下部に形成された板状の底部(505、605)と、前記底部(505、605)から上部に延びる側面部(204、404)とを有し、前記底部(505、605)、前記側面部(204、404)及び前記中空部材(100、200)の内壁面により空間が形成されており、
    前記底部(505、605)及び前記側面部(204、404)の少なくとも一方に、液冷媒を通し、液冷媒よりも表面張力の大きい水を通さない大きさの連通通路(506、606)を形成したことを特徴とする冷媒用除水装置。
  10. 前記貯留部(502)は、前記底部(505)において前記ガス冷媒流路と前記貯留部(502)内部とが連通するように構成されたことを特徴とする請求項9記載の冷媒用除水装置。
  11. 前記貯留部(602)は、前記側面部(404)において前記ガス冷媒流路と前記貯留部(602)内部とが連通するように構成されたことを特徴とする請求項9記載の冷媒用除水装置。
  12. 前記中空部材(100)には、前記中空部材(100)の上部において中空部材開口部(112)が形成されており、
    前記中空部材開口部(112)に、液冷媒およびガス冷媒の透過性に比べて水蒸気の透過性が高い材質の水分透過膜(109)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし10の何れか1つに記載の冷媒用除水装置。
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