JP5593543B1 - 取水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本来の流入機能を損なうことなく増水時にも取水能力を十分に発揮することができるとともに異物の分離除去もより効率的になされるようにした取水装置を提供すること。
【解決手段】 前側上部に表流水の流入口を有し背面に開口を形成した取水器本体の前記開口に、通水機能を有する取水スクリーンを斜め後ろ下がり状をなして装備し、前記流入口から流入する表流水を、前記取水スクリーンを通じて取水し該取水分を底面から導水口を通じて導出するように構成した取水装置であって、前記取水スクリーンは、その全面が後ろ向き上方へ突出した湾曲状部材でなっていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、山間地などにおける河川の表流水を飲料用水・農業用水・工業用水などとして利用する場合に構成される取水装置に関する。
従来、山間地における河川を水源としてそれを飲料用水として利用する場合、取水のための堰を設け、その堰の特定個所を切欠形成して、該個所に取水装置を構成して対処している。そうした取水装置の1つとして特許文献1に開示された表流水の背面取水装置がある。
特許第3075928号公報
上記特許文献1の背面取水装置は、取水器本体Bの上面開口部8に取水スクリーンSを斜め後ろ下がりに支持し、この取水スクリーンSの上方部に臨ませた表流水の流入受け板10を、表流水の流入側へ張り出して形成し、この流入受け板10から流入する表流水を、取水器背面の取水スクリーンSから取水するように構成したものである。
ところで、前記取水装置は、取水器本体Bの上面開口部8に斜め後ろ下がりに支持された取水スクリーンSが、平坦な四辺枠の中に横桟を配備したもので構成されていたため、表流水の流量が多い場合には表流水が勢い付いてくるため、流入受け板10からの表流水が遠くに飛び跳ねる傾向になって取水が不確実で効率良く得られないという不都合があった。そのため、前記取水装置では、飛び跳ねを防止するため、流入通路7から取水スクリーンSの上方にかけて左右一対の跳水防止ガイド13,14を配備して対処していたが、このように跳水防止ガイド13,14を設けると、その入り口や途中、あるいは出口において落ち葉や小枝などの異物が詰まってしまい本来の流入機能自体が損なわれるおそれがあった。
こうした問題を解決するため、本発明は、本来の流入機能を損なうことなく増水時にも取水能力を十分に発揮することができるとともに異物の分離除去もより効率的になされるようにした取水装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、上端に差込隙間を有する前板とこの前板下端から後向きに伸びた底板およびこれら前板と底板の両側部に位置するように設けられた左右一対の側板とを有しかつ側板の前側上部である左右一対の水路側板部とそれらをつなぐ水路底板とによって形成される流入水路の前端により表流水の流入口が形成されるとともに前記両側板間と前記前板の上端側および底板の後端側との間に開口が形成されてなる取水器本体には、矩形板材でなり縦方向に連続した溝状をなす通水隙間を介して左右幅方向に複数本縦桟部が配備されてその全面が後ろ向き上方へ突出した湾曲状に形成された取水スクリーンにおいて、前上端部が前記差込隙間に差し込まれる一方後下端が前記底板後部へ向けて下がるようにして取り付けられ、該取水スクリーン付き取水器本体が堰堤に形成された設置用凹所内に設置されるようにされて取水スクリーンを通じての取水分を底板上から導水口を通じて導出するように構成した取水装置であって、前記取水スクリーンは、その後下端部分が通水隙間とともに下向きに折り曲げ状に形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前側上部に表流水の流入口を有し背面に開口を形成した取水器本体の前記開口に、通水機能を有するとともにその全面が後ろ向き上方へ突出した湾曲状部材でなっている取水スクリーンを斜め後ろ下がり状をなして装備し、前記流入口から流入する表流水を、前記取水スクリーンを通じて取水し該取水分を底面から導水口を通じて導出するように構成した取水装置であって、前記取水スクリーンは、その前端部を回転自在に支持する一方後端部は上下に高さ調整自在とされて同スクリーン全体が角度変更可能とされていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、上端に差込隙間を有する前板とこの前板下端から後向きに伸びた底板およびこれら前板と底板の両側部に位置するように設けられた左右一対の側板とを有しかつ側板の前側上部である左右一対の水路側板部とそれらをつなぐ水路底板とによって形成される流入水路の前端により表流水の流入口が形成されるとともに前記両側板間と前記前板の上端側および底板の後端側との間に開口が形成されてなる取水器本体には、矩形板材でなり縦方向に連続した溝状をなす通水隙間を介して左右幅方向に複数本縦桟部が配備されてその全面が後ろ向き上方へ突出した湾曲状に形成された取水スクリーンにおいて、前上端部が前記差込隙間に差し込まれる一方後下端が前記底板後部へ向けて下がるようにして取り付けられ、該取水スクリーン付き取水器本体が堰堤に形成された設置用凹所内に設置されるようにされて取水スクリーンを通じての取水分を底板上から導水口を通じて導出するように構成した取水装置であって、前記取水スクリーンは、その後下端部分が通水隙間とともに下向きに折り曲げ状に形成されていることを特徴とするので、本来の流入機能を損なうことなく増水時にも取水能力を十分に発揮することができるとともに異物の分離除去もより効率的になされるようにした取水装置を提供することができる。
本発明の取水装置の一実施形態を示す平面図。 図1の正面図。 図2のIII−III線断面図。 同取水装置の分解斜視図。 堰を組み合わせた他の実施形態を示す断面図。 取水スクリーンを角度調節自在にした他の実施形態を示す縦断面図。 取水スクリーンの横断面図。 取水スクリーンの他の実施形態を示す横断面図。 取水スクリーンの他の実施形態を示す横断面図。 取水スクリーンの他の実施形態を示す横断面図。 取水スクリーンの他の実施形態を示す横断面図。 取水スクリーンの他の実施形態を示す横断面図。 取水スクリーンの他の実施形態を示す横断面図。 取水スクリーンの他の実施形態を示す横断面図。 取水器の他の実施形態を示す斜視図。 取水スクリーンの他の実施形態を示す斜視図。 取水器の他の実施形態を示す平面図。 図17の取水器の縦断側面図。
図1ないし図4は、本発明の好適な一実施形態を示すものである。
以下の各実施形態で開示される案は他の実施形態にも適用されるものとする(このことは、例えば、図15の左下欄の取水スクリーン下端を内側に折り曲げる案は図1から図4に示す実施形態に適用したり、さらに図5や図6、図10の実施形態などにも適用することができることを意味する)。
図1ないし図4に示すように、1は取水用の堰堤で、その上流側手前である左右両岸には図示しない護岸堤防が形成され、堰堤1とともに小河川水源を構成する。前記堰堤1の中央には上部を開放した角樋形をした設置用凹所2が形成されている。この凹所2内に本発明に係る取水器が嵌め込み式に設置されている。
取水器は、全体がステンレス製で、取水器本体3と脱着自在な取水スクリーン20からなる。ここで、図1および図3におけるFは装置としての前側(前方)、Rは後側(後方)を指す。取水器本体3がステンレスで取水スクリーン20が樹脂製であったり、取水器本体3が樹脂製で取水スクリーン20がステンレス製であってもよい。また、取水器本体3および取水スクリーン20の全体が樹脂製であってもよい。
取水器本体3は、左右一対で前記設置用凹所2間に適合する間隔に対向配置された側板5,5と、これらの間に渡され溶接で一体化された矩形板状の底板(底面)6および前板7と、矩形をした上部開口8を有する上面枠9とを備える。
前記側板5は、後ろ側上部を斜めカットした矩形板状をした主板部5aと、その前上部から一体的に前方張り出し状に設けられた水路側板部5bからなる。
前記底板6は、前後につなぎ板部6a、6bを面取板状に備えて前方へ下がり傾斜状をなして設けられている。その角度は、5度ないし15度であるが、それ以上の30度や45度など如何にも設定することができる。すなわち、取水スクリーン20を通じて水とともに流れ落ちる細粒砂や微細ごみの類がいつまでも滞留することなく直ぐに前方である出口へと円滑に流れるようにするために傾斜させたものである。したがって、取水器本体3内を清掃除去作業する必要がなくなるとともに別途ドレンを設ける必要もなくなる。この底板6は円弧状など湾曲したものでもよい。また、数段階に屈曲するものでもよい。
前記前板7には、その低い位置に導水口10が開口され、その導水口10に連通する形で導水管11が接続されている。この導水管11は、沈砂処理槽に導通している。尚、この導通管11は、前板7を通じて接続することに限定されず、例えば、底板6を通じて接続してもよい。
前記上面枠9は、左右一対でなる上方湾曲状をした脇受板部9aと前後の端板部9bとを有しこれらの内側が湾曲状をなす上部開口8になっている。
前記前板7の上端7aは端板部9bよりも少し高く立ち上がり、その上に後端が溶接固定される形で水路底板12が固定されるとともに、同底板12は水平あるいは後方上がりぎみにして両水路側板部5bの下部間に位置している。この底板12と両水路側板部5bとによって流入水路13が形成される。この流入水路13の前端が流入口になっている。ここで、水路底板12の後端と前部の端板部9bとの間は差込隙間14とされ、そこに取水スクリーン20の前端が差し込まれるようになっている。また、前記後つなぎ板部6bには、図4に示すように、ねじ孔15が複数配列されている。裏ナットで構成してもよい。
取水スクリーン20は、前枠板21と後裏枠板22とを備えるとともにこれらの間にゆるやかに湾曲する縦桟部材(縦桟部)23…の多数本を左右並列に配備してなる。縦桟部材23は、その全面が側方からみて後向き上方へ突出した湾曲状部材とされている。前枠板21は、図4の矢印のように前記差込隙間14内に装脱自在に嵌め込まれる一方、後裏枠板22は、縦桟部材23の下端裏面から下向きに突出した板材として設けられて、複数のねじ通孔24…を通じて後側のつなぎ板部6bに止着具25をねじ込むことにより脱着自在に固定されている。
縦桟部材23は、断面四角なロッドを湾曲させてなるもので、その間に通水隙間26を存した状態でその上端を前記前枠板21に固定する一方下端は後裏枠板22上にくるようにして固定配備されている。通水隙間26の各下端は、下向きに開放しており、異物がここで引っ掛からずに自然に流れ出るようになっている。
尚、縦桟部材23の左右両端のものは枠材を兼ねているが、脇受板部9a上に乗り掛かる湾曲状の枠板を備えてもよい。取水スクリーン20は左右に分割型にしてもよい。
取水スクリーン20は後向きに約30度傾斜して設けられているが、やや立ち上がりぎみの45度に傾斜させたり、逆に15度前後に寝かせてもよい。
こうした取水器に対し、表流水は図1の矢印Aのように流入水路13に流れ込み、図3の矢印Bのように取水スクリーン20上にかかって矢印Cのように水のみが通過して矢印Dのように多少の細粒砂やごみ類を傾斜する底板6上で円滑に案内しながら導水口10から導水管11を経て沈砂より設備へと送られ所要に利用される。落ち葉や土砂類など通水隙間26を通過しきれない類のものは矢印Eのように落下する水とは分離して堰堤1の後方へと落下処理される。
ここにおいて、上記公報記載の取水器では、流入水路は水平状でその後方の取水スクリーンが水路に対しへの字状をなすように斜め平坦状に続くように設定されていたため、増水時における表流水は勢いがついていることもあって、流入水路を出て取水スクリーン上端にさしかかる時点で取水スクリーン上を飛び越える形となり、それを越えたスクリーン流れ方向中途域においては、表流水が斜め上方から角度をもって表流水が当たる如く着水する傾向となることから、微細砂粒などの異物が通水隙間を通過し勝ちとなる一方において表流水は横方向に拡がりながら乱れる状態になって通水隙間を通じての取水が不安定で効率的に得られなくなる。そのことから、上記公報記載の取水器では、飛び跳ねる現象を抑える跳水防止ガイドを上方両脇に配備して対処しているが、こうしたガイドを付けると増水時の流れが中央域に集中化して逆に飛び跳ねが顕著になるだけでなく、ガイドと水路間に異物が詰まることも否めず、水路幅が狭隘化して取水効率の低下を招きまた定期的なメンテナンスが必要となる。また、取水スクリーンが平坦状であると、平常水量時に微細砂粒などの異物が取水に連れて取水器本体内に入り込みやすく後処理が厄介になる。
本発明の取水スクリーン20は流入水路13から略連続状に滑らかな湾曲流を描いて流れるように設定されているので、表流水が増水傾向になったとしてもスクリーン20の初期段階から終端にかけて流入方向ぜんたいにわたって均等にかつ多量の取水が得られるとともに湾曲流に添ってより遠くまで異物が流れる傾向になり、上記のような跳水防止ガイドを付ける必要もないので増水時にも安定した取水量が確保されるとともに水路での異物の詰まりやそのためのメンテナンスの必要もなくなる。
図5は他の実施形態を示すもので、流入水路13の終端位置に軸31で支持され角度調節可能な堰30を設けたものである。この堰30は、左欄のように、その左右に備えたゴムストッパ32を側板5に圧接させる方式とすることで好ましい角度に保持することができるものである。この堰30の存在によりその手前域に落ち葉や微細土砂などが捉えられることになりこの段階で土砂類と表流水とが分離されることになる。仮想線のようにその手前底面に排除孔33をあけておいて自動排除可能に構成することもできる。
図6は他の実施形態で、取水スクリーン20の前上端をヒンジ35で回転自在に支持する一方、底板36や後板37もヒンジ38で連結し合って仮想線のように45度前後の角度や実線のように30度前後の寝せた角度をとることができるように角度変更自在に構成してある。その角度維持は、ストッパ(ボルト)39が側板5に当て付けられることでなされる。このように取水スクリーン20が角度変更自在であると、表流水の水量の増減に応じてより効果的な分離・取水が可能になる。
図7ないし図14は取水スクリーン20の縦桟部材についての変形実施形態を示す。
図7の実施形態は、幅・高さがWの四角ロッドを縦桟部材41としその通水隙間42がCとされたもので、この場合、WとCは略同じ程度になっているが、右欄上図のようにCを1ないし3mm前後に小さくしてもよいし、右欄下図のようにC間に他の帯板状の補助縦桟部材42を介装してもよい。
図8の実施形態は、帯板状で板面を横向きにした縦桟部材44を並列配備したものである。
図9の実施形態は、逆に帯板状でその板面を縦向きにして並列配備した縦桟部材46を示す。47は連結ロッドである。
図10の実施形態は、三角断面のロッドの縦桟部材49でその1面を上に向けて左右に間隔を置いて配備したものである。五角形でも六角形あるいは八角形などでもよい。また、図11に示すような半円月型の縦桟部材50にしてもよい。半円月円筒状でもよい。
図12の実施形態は、断面が偏平U字形をした縦桟部材51をその溝が上向きになるように配備したものである。この場合、右欄に拡大してみるように、隣り合う縦桟部材51の端部同士に形成される通水隙間52は下向きに拡がっているので異物の詰まりを解消しやすくなるだけでなく、縦桟部材51それ自体が溝状になっているので、溝に水が流れながら異物を流すように作用する。
尚、縦桟部材51の底面にも透光53を形成してもよい。
図13の実施形態は、3乃至7mm前後の細い丸ロッド状縦桟部材55を配列したものである。尚、この縦桟部材55はさらに細い1乃至2mm前後のステンレス針金状のものにしてもよい。右欄には、その縦桟部材55の平面矢視の変形例を示し、ジグザグ折れ曲り式にしたものと、蛇行曲がり式にしたものを示す。
図14の実施形態は、四角ロッドの縦桟部材57でその稜線が上下および左右に向くように配備されている。これにより、隣り合う上側の2面はV形になっているので、異物がその上に浮かびながら進行して容易には隙間を通過せず、また一方、隣り合う下側の2面は下向き拡がり状をなすので、異物の抜けが容易になる特徴をもつ。
図15は他の実施形態を示す。取水スクリーン60が、1枚もののステンレス板でプレスで縦長状の通水隙間61と縦桟部62とが形成されるとともに後部下端が内向きで折れ曲げられて取水器本体3側に取り付けられるようになっている。通水隙間61の後下端も同様に曲がった溝になっているので、同図左下図のように異物が下端隙間に詰まるおそれがない。
尚、同図右下欄に示すように、縦桟部62が自由端状であってもよい。この場合、裏板63で連結してもよい。自由端を同図のように下端で折り曲げてその折れ曲った裏あるいは表側に連結帯板を設ければ異物の詰まりも少なくなる。
図16は他の実施形態を示す。ステンレスや樹脂製でパンチングメタル式の取水スクリーン65としたものである。この場合、通水孔66は、千鳥配置ですべて同じ直径にしてあるが、例えば、上部が大きく下部にゆくに従って小さい直径の孔66にしてもよく、その逆でもよい。
同図右欄に示すように、全体が湾曲する取水スクリーン68であって、その通水孔69の中段に対応する位置で波打つように折れ曲ったものにしてもよい。この場合、通水孔69の下回りの部分が上回りの部分よりも一段下がった状態になるので、落ち葉などは通過しやすい。さらに右図に示すように通水孔69は長円状や楕円状その他の幾何学形状をしていてもよい。
図17および図18は他の実施形態で、70は堰堤、71は設置用凹所で、取水器本体72は、前方に突き出た水路側板部73を一体に備えた両側板74と、その間の円筒形ボディ5と、水路底板76と、導水管77とを一体に有する。
ボディ75は、規格ステンレス管を使用し、その後方上部をそのまま開口78とし、その切抜き分を有効利用して通水隙間79を加工してなる取水スクリーン80を開口78に嵌め込むようにして装着してある。開口78の上部裏縁には受片81がまた、下部裏縁にも取付片80bが溶接にて設けられており、この受片81と水路側板部73との間に取水スクリーン80の上端が差し込まれる一方下端は止着具83により取付片80bにねじ留めされている。84は底シールで前後間を縁切りするためのものである。この実施形態の取水器本体72は、円筒をボディ75とするので構造が簡略化して安価に製作できるだけでなく下回りが丸くなっているので導水管77へ微細砂などが流れ込み易くなる。
尚、前記各実施形態では、前方に長く張り出した形の流入水路が形成されているが、この水路は短く形成される場合もある。
3…堰堤 8…上部開口 10…導水口 13…流入水路 20…取水スクリーン。

Claims (2)

  1. 上端に差込隙間を有する前板とこの前板下端から後向きに伸びた底板およびこれら前板と底板の両側部に位置するように設けられた左右一対の側板とを有しかつ側板の前側上部である左右一対の水路側板部とそれらをつなぐ水路底板とによって形成される流入水路の前端により表流水の流入口が形成されるとともに前記両側板間と前記前板の上端側および底板の後端側との間に開口が形成されてなる取水器本体には、矩形板材でなり縦方向に連続した溝状をなす通水隙間を介して左右幅方向に複数本縦桟部が配備されてその全面が後ろ向き上方へ突出した湾曲状に形成された取水スクリーンにおいて、前上端部が前記差込隙間に差し込まれる一方後下端が前記底板後部へ向けて下がるようにして取り付けられ、該取水スクリーン付き取水器本体が堰堤に形成された設置用凹所内に設置されるようにされて取水スクリーンを通じての取水分を底板上から導水口を通じて導出するように構成した取水装置であって、前記取水スクリーンは、その後下端部分が通水隙間とともに下向きに折り曲げ状に形成されていることを特徴とする取水装置。
  2. 前側上部に表流水の流入口を有し背面に開口を形成した取水器本体の前記開口に、通水機能を有するとともにその全面が後ろ向き上方へ突出した湾曲状部材でなっている取水スクリーンを斜め後ろ下がり状をなして装備し、前記流入口から流入する表流水を、前記取水スクリーンを通じて取水し該取水分を底面から導水口を通じて導出するように構成した取水装置であって、前記取水スクリーンは、その前端部を回転自在に支持する一方後端部は上下に高さ調整自在とされて同スクリーン全体が角度変更可能とされていることを特徴とする取水装置。
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