JP5590933B2 - 片軸受リール - Google Patents

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本発明は、釣り用リール、特に、釣り竿に装着可能な片軸受リールに関する。
スプール軸がリール本体に片持ち支持される片軸受リールは、リール本体と、リール本体に片持ち支持されたスプール軸と、スプール軸に回転自在に装着されたスプールと、を備えている。リール本体は、円板形状のフレームと、フレームに固定された竿装着部と、を有している。
このような片軸受リールにおいて、スプールに手を接触させてフレームを制動する操作を行いやすくするために、フレームの外径をスプールの外径より小さくしたものが従来知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来の片軸受リールは、竿装着部はフレームの中心に固定される固定部と、固定部から径方向に延びるアーム部と、アーム部らか折れ曲がってスプールの径方向外方に配置される装着脚部と、を有している。スプールは、周方向に間隔を隔てて配置された複数の棒状部材を有する糸巻部と、糸巻部の両端に配置された1対のフランジ部とを有している。フランジ部の外側面は凹んで形成され、その凹んだ部分にフレームが入り込んでいる。したがって、フレームの外径はフランジ部の外径より小さい。また、フレームはフランジ部より軸方向内側に配置され、フランジ部の凹んだ部分にフランジ部から突出しないようになっている。これにより、糸巻部に巻き付けられた釣り糸がフランジ部から落ちても、フレームに接触しなくなり、釣り糸がフランジ部とフレームとの隙間に入り込む糸噛みが生じにくくなる。
実用明細363365号公報
前記従来の構成では、フランジ部から釣り糸が落ちてもフレームとフランジ部との隙間に入る糸噛みは防止できる。しかし、フランジ部から落ちた釣り糸は、竿装着部のアーム部とフレームとの隙間に急速に移動し、隙間にきつく入り込む噛み込みが生じるおそれがある。
本発明の課題は、フランジ部より小径のフレームを有する片軸受リールにおいて、釣り糸がフランジ部から落ちてもフレームと竿装着部との間に噛み込みにくくすることにある。
発明1に係る片軸受リールは、釣り竿に装着可能であり釣り糸を前方に繰り出し可能なリールであって、スプールと、スプール軸と、リール本体と、を備えている。スプールは、糸巻用の糸巻胴部と、糸巻胴部の一端に設けられ糸巻胴部より大径の第1フランジ部と、糸巻胴部の他端に設けられ糸巻胴部より大径の第2フランジ部と、を有している。スプール軸は、スプールを回転自在に支持する。リール本体は、第1フランジ部に対向して配置されスプール軸を支持する円形のフレームと、フレームに固定され釣り竿を装着可能な竿装着部と、を有している。フレームの外径は、第1フランジ部の外径より小さい。円形のフレームは、外側面と、外周面と、糸案内面と、を有している。外側面は、第1フランジ部よりスプール軸の軸方向外側に配置される。外周面は、少なくとも一部が第1フランジ部より軸方向内側に配置される。糸案内面は、外周面から外側面に向かって徐々に縮径する。
この片軸受リールでは、フレームの外径がスプールの第1フランジ部より小さい。フレームは、第1フランジ部より軸方向内側に少なくとも一部が配置された外周面と、軸方向外側に配置される外側面と、外周面から外側面に向かって徐々に縮径する糸案内面とを有している。このため、スプールに巻き付けられた釣り糸が第1フランジ部から落ちると、フレームの外周面又は糸案内面に釣り糸が接触し、さらに糸案内面に接触しながら外側面に案内される。ここでは、第1フランジ部から釣り糸が落ちても、落ちた釣り糸は、フレームの外周面又は糸案内面に接触しさらに糸案内面に接触しながら外側面に案内される。このため、これらの接触により釣り糸は減速されて竿装着部とフレームとの間に移動する。したがって、釣り糸が第1フランジ部から落ちてもフレームと竿装着部との間に噛み込みにくくなる。
発明2に係る片軸受リールは、発明1に記載のリールにおいて、第1フランジ部は、少なくとも外周部に軸方向に突出する少なくとも1つの第1環状突起を有し、フレームは、少なくとも外周面に第1環状突起とスプール軸の軸方向に重なり合うように第1フランジ部側に突出して形成される少なくとも1つの第2環状突起を有する。
この場合には、スプールに巻き付けられる釣り糸が第1フランジ部から落ちても、第1フランジ部の第1環状突起と軸方向に重なり合うフレームの第2環状突起又は糸案内面に接触し、糸案内面から外側面に案内される。このため、第1フランジ部をフレームより大径にしても、釣り糸がフレームと第1フランジ部との隙間からスプール内部に侵入する糸噛みが生じにくくなる。しかも、第1フランジ部側に突出する第2環状突起が第1環状突起に軸方向に重なって配置されているので、第2環状突起又は糸案内面に確実に釣り糸が接触し減速される。このため、フレームと竿装着部との間の噛み込みをさらに減少できる。
発明3に係る片軸受リールは、発明2に記載のリールにおいて、第1環状突起は、第2環状突起を挟んで第1フランジ部の径方向に間隔を隔てて2つ設けられている。この場合には、スプールとフレームとで軸方向に重なり合う部分が増えるので、スプール内部に侵入する糸噛みをさらに防止できる。
発明4に係る片軸受リールは、発明2又は3に記載のリールにおいて、第2環状突起は、第1フランジ部より軸方向外側で糸案内面に連なっている。この場合には、第2環状突起が第1フランジ部より軸方向外側で糸案内面に連なっているので、第1フランジ部から落ちる釣り糸が第2環状突起に落ちる可能性が高くなり、糸案内面に案内されるまでに釣り糸が確実に減速される。
発明5に係る片軸受リールは、発明4に記載のリールにおいて、第2環状突起が形成された外周面は、第1環状突起の軸方向内側から外側に配置される円周面であり、糸案内面は、外周面から外側面に向かって形成されている。この場合には、円周面で構成された外周面が第1フランジ部より軸方向外方に突出するので、第1フランジ部から落ちた釣り糸が縮径しない外周面に落ちる可能性が高くなり、さらに糸案内面に案内されるまでに確実に減速される。
発明6に係る片軸受リールは、発明1から5のいずれかに記載のリールにおいて、竿装着部は、固定部と、アーム部と、装着脚部と、を有している。固定部は、フレームに固定される。アーム部は、固定部からフレームの外方に延びた後に湾曲してスプールの径方向外方に配置される。装着脚部は、アーム部の先端に前後方向に配置され釣り竿に装着可能である。アーム部の前後方向の長さは、5mm以上20mm以下であり、装着脚部は、フレームとの間に釣り竿を持つ手の指を挿入可能に配置される。
この場合には、アーム部の前後方向の長さ、すなわち幅が狭く、かつフレームと装着脚部との間に指を挿入可能であるので、スピニングリールのように、アーム部を、例えば人差し指と中指等の指で挟んで装着脚部を釣り竿とともに握って片軸受リールを保持することができる。
発明7に係る片軸受リールは、発明6に記載のリールにおいて、固定部は、装着脚部とフレームとの隙間を変更可能にフレームに固定される。この場合には、装着脚部をフレームから離してフレームとの間に指を挿入してリールを保持することができるとともに、装着脚部をフレームに近づけて指によるブレーキ操作を行いやすくすることもできる。
発明8に係る片軸受リールは、発明7に記載のリールにおいて、フレームは、円形のフレーム本体と、フレーム本体の外側面からスプール軸に対して偏芯した位置を中心として円形に突出するように設けられた固定凸部と、を有し、固定部は、前記固定凸部の外周面に嵌合する内周面を有する。
この場合には、スプール軸に対して偏芯した固定凸部の周方向の複数の固定位置のいずれかで固定部をフレームに固定することにより、スプール軸と竿装着部との距離を容易に変更できる。
本発明によれば、第1フランジ部から釣り糸が落ちても、落ちた釣り糸は、フレームの外周面又は糸案内面に接触しさらに糸案内面に接触しながら外側面に案内される。このため、これらの接触により釣り糸は減速されて竿装着部とフレームとの間に移動する。したがって、釣り糸が第1フランジ部から落ちてもフレームと竿装着部との間に噛み込みにくくなる。
本発明の一実施形態による片軸受リールの正面図。 その背面図。 図2のIII−III断面図。 第1フランジ部とフレームの外周側の断面部分図。 竿装着部の複数の装着位置を示す図。 第2実施形態の図2に相当する図。 第2実施形態の図3に相当する図。 第2実施形態の図4に相当する図。
<第1実施形態>
図1、図2及び図3において、本発明の第1実施形態による片軸受リールは、リール本体1と、リール本体1に片持ち支持されたスプール軸2と、スプール軸2に対して回転自在に装着され外周に釣り糸が巻かれるスプール3と、を備えている。
<リール本体の構成>
リール本体1は、スプール軸2を支持する円形のフレーム10と、フレーム10に着脱可能に固定される釣り竿RD装着用の竿装着部12と、を有している。フレーム10は、スプール軸2が片持ち支持される支持孔10aを有している。フレーム10は、例えばアルミニウム合金等の金属製の円板状のフレーム本体13と、フレーム本体13に設けられた、例えばアルミニウム合金等の金属製又は合成樹脂製の固定凸部14と、を有している。
フレーム本体13は、アルミニウム合金製の薄板をプレス加工により形成した縁付き円板形状の部材である。フレーム本体13は、スプール3より小径の円形の部材である。フレーム本体13は、スプール3の後述する第1環状突起36cよりスプール軸2の軸方向外側(図3右側)に配置される外側面10dを有している。フレーム本体13の外周部は、図4に示すように、スプール3の第1第1フランジ部36a側に向かって突出するように湾曲している。フレーム本体13は、先端の外周面10gに、第1フランジ部36a側に突出して形成された第2環状突起10eを有している。第2環状突起10eが形成された外周面10gは、第1環状突起36cのスプール軸方向外側(図4右側)から内側(図4左側)に配置される円周面である。すなわち、第1実施形態では、円周面である外周面10gの基端は、後述する第1環状突起36cの先端より軸方向外側に配置され、外周面10gの先端は、第1環状突起36cの先端より軸方向内側に配置されている。フレーム本体13の外周面10gの基端に連なって第1環状突起36cの外側に配置される外側面10dに向かって湾曲して徐々に縮径する面は、スプール3から落ちた釣り糸を外側面10dに案内する糸案内面10fを構成している。第1実施形態では、糸案内面10fは、断面視円弧形状のフィレット形状の曲面10hと断面視直線状のテーパ面10iとで形成されている。曲面10hは、縮径割合が徐々に大きくなっている。また、テーパ面10iは、縮径割合が同じである。このテーパ面10iが内周側の第1環状突起36cの形成位置と実質的に同じ径方向位置で竿装着部12のアーム部22の内側面22aに接触している。なお、糸案内面10fの縮径割合は、徐々に小さくなってもよいし、徐々に大きくなってもよいし、一定でもよい。また、それらを組み合わせてもよい。
このような構成の糸案内面10fを形成することにより、糸案内面10fに釣り竿RDを持つ手の指を置くことができる。このため、糸案内面10f置いた指を第1フランジ部36aに滑らせるだけで指によるブレーキ操作を行え、第1フランジ部36aに滑らせた指を糸案内面10fに戻すだけで、指によるブレーキ操作を解除できる。このため、指によるブレーキ操作及び解除操作を迅速かつ安定して行える。もし、フレーム本体13の外側面10dが第1環状突起36cの軸方向内側にあり、第1フランジ部36aより突出した糸案内面10fがない場合、指を置く場所がなくなる。このため、ブレーキを解除する際には、指を第1フランジ部から離して浮かせなければならならず、指によるブレーキ操作及び解除操作を迅速かつ安定して行いにくい。
図3に示すように、フレーム本体13のスプール軸芯C1から偏芯した軸芯C2には、固定凸部14が装着される装着孔13aが形成されている。また、フレーム本体13の装着孔13aの径方向外方には、周方向に間隔を隔てて形成された複数(例えば8個)の通過孔13bが形成されている。
固定凸部14は、フレーム本体13の内側面13cに配置され、装着孔13aより大径の装着部14bと、装着部14bから装着孔13aを貫通してフレーム本体13の外側面10dから円形に突出する突出部14cと、を有している。固定凸部14には、フレーム10の中心に位置する軸芯C1に沿って前述した支持孔10aが形成されたボス部10bがスプール軸2の先端側に向かって突出して形成されている。固定凸部14は、第1実施形態では、フレーム本体13と別体で形成しているが、フレーム本体13と一体で形成してもよい。突出部14cの先端には、軸芯C2を中心とする円形の開口14dが形成されている。開口14dは、固定ボルト26をねじ込むためと軽量化のために形成されている。開口14dは、図示しない銘版により塞がれている。
固定凸部14の装着部14bは、図2及び図3に示すように、突出部14cの径方向外方に周方向に間隔を隔てて配置された複数の雌ねじ部18を有している。雌ねじ部18は、竿装着部12をフレーム10に固定するためのボルト部材16がねじ込まれるねじ孔である。雌ねじ部18は、軸方向に沿って形成されている。ボルト部材16は、例えば、皿頭ボルトであり、第1実施形態では、4本のボルト部材16で竿装着部12を固定している。ボルト部材16は、竿装着部12をフレーム10に固定するとともに、竿装着部12と装着部14bとに挟まれたフレーム本体13を固定凸部14に固定する。
竿装着部12は、例えば、アルミニウム合金等の金属製又はガラス短繊維を含浸させたポリアミド樹脂等の合成樹脂製の部材である。竿装着部12は、スプール軸2との距離が異なる複数の固定位置のいずれかでフレーム10に固定可能な固定部20と、アーム部22と、装着脚部24と、を有している。固定部20は、固定凸部14の外周面14aに嵌合する内周面20bを有するリング形状である。固定部20は、周方向に間隔を隔てて配置された複数の固定孔20aを有している。固定孔20aは、雌ねじ部18に対向可能にスプール軸2の軸方向に沿って形成されている。
雌ねじ部18の数は、固定孔20aの数より多いのが好ましい。これは、雌ねじ部を少なくして固定孔を多くすると、固定に使用しない固定孔が固定部の表面に露出するからである。第1実施形態では、雌ねじ部18の数は8個であり、固定孔20aの数は4個である。このように、雌ねじ部18を固定孔20aより多くすると、使用しない雌ねじ部18は、固定部20により覆われ外部に露出しない。第1実施形態では、図5に示すように、4本のボルト部材16を用いて、周方向の8つの固定位置F1−F8のいずれか一つで竿装着部12をフレーム10に固定できる。
アーム部22は、図2及び図3に示すように、固定部20と一体形成されている。アーム部22は、固定部20からフレーム10の径方向外方に延びた後に湾曲してスプール3の径方向外方に配置されている。アーム部22の前後方向(図2左右方向)の長さLは、5mm以上20mm以下であり、好ましくは、5mm以上15mm以下である。このようにアーム部22の前後方向の長さ(幅)Lが短くなると、釣り竿RDを持つ手の2本の指でアーム部22を挟んで片軸受リールを保持することができる。アーム部22は、固定部20との連結部分から徐々に厚みが厚くなり、湾曲部分の手前側で最大の厚みとなる。
装着脚部24は、アーム部22と一体形成されている。装着脚部24は、アーム部22の先端に前後方向に配置され釣り竿RDに装着可能である。したがって、装着脚部24は、上面に釣り竿RDに接触可能な断面視円弧状の装着面24aを有している。
このような構成のリール本体1では、スプール軸2の軸芯C1と偏芯した位置を中心C2として円形に突出する固定凸部14の外周面に嵌合する竿装着部12をフレーム10に固定している。このため、図5に示すように、竿装着部12の周方向の8つの固定位置F1−F8で、竿装着部12の装着面24aとスプール軸2の軸芯C1との距離D1−D8が異なる。具体的には、固定位置F1から固定位置F5に向けて距離D1−D5が徐々に大きくなり、固定位置F5から固定位置F1に向けて距離D5−D1が徐々に小さくなる。このため、8つの固定位置F1−F8のいずれかひとつで竿装着部12をフレーム10に固定することにより、竿装着部12スプール軸2との距離、すなわち、竿装着部12の径方向位置を変更することができる。また同時に、8つの固定位置F1−F8で、スプール軸2の軸芯C1と、竿装着部12の前後方向の中心位置C3との距離S1−S8が異なる。したがって、スプール軸に対する竿装着部12の前後位置も変更できる。なお、距離S1と距離S5は、「0」のため、図5には図示していない。したがって、竿装着部12を前後位置と径方向位置との組み合わせが異なる8つの固定位置F1−F8のいずれかに固定できる。
<スプール軸の構成>
スプール軸2は、図に示すように、その基端の小径部2aがフレーム10の固定凸部14に形成された支持孔10aに嵌合している。スプール軸2は、基端面にねじ込まれた固定ボルト26によりフレーム10の固定凸部14に固定されている。スプール軸2の先端には、第1環状溝2bと、第1環状溝2bより大径で先端が先細りの頭部2cとが形成されている。第1環状溝2bに隣接してブッシュ21が装着されるブッシュ装着部2dが形成されている。また、ブッシュ装着部2dの基端側は、ブッシュ装着部2dより大径に形成され、そこには、第2環状溝2eが形成されている。
<スプールの構成>
スプール3は、図に示すように、ワンタッチ着脱機構6により、スプール軸2に対してワンタッチで着脱できる。スプール3は、スプール軸2に回転自在に支持される糸巻胴部35と、第1フランジ部36a及び第2フランジ部36bと、を有しており、これらは一体形成されている。これらが別体で構成されていてもよい。
糸巻胴部35は、外周面に釣り糸が巻付可能な筒状の糸巻部35aと、糸巻部35aの内周側でスプール軸2に回転自在に支持される支持筒部37と、糸巻部35aと支持筒部37とを連結する円板状の連結部38と、を有している。支持筒部37は、スプール軸2が貫通可能な貫通孔37aを有する筒状の部材であり、先端側はワンタッチ着脱機構6を構成する蓋部材31で塞がれている。貫通孔37aとスプール軸2との間には、スプール3をスプール軸2に回転自在に支持するための第1軸受40及び第2軸受42が軸方向に間隔を隔てて装着されている。第2軸受42は、第2環状溝2eに装着された抜け止め部材43により位置決めされる。
連結部38は、糸巻部35aと支持筒部37とを連結する円板状のものである。連結部38にはスプール3を回転させるためのハンドル把手44と、ハンドル把手44の180度周方向に間隔を隔てて配置されたバランスウェイト46とが装着されている。
第1フランジ部36aは、糸巻胴部35の一端部に糸巻胴部35と一体で形成された円盤状のものである。第1フランジ部36aはリール本体1のフレーム10と対向するように形成されている。第1フランジ部36aの外径は、フレーム10の外径より大きい。
図4に示すように、第1フランジ部36aの外周側の外側面には、径方向に間隔を隔ててフレーム10に向けて軸方向外方に突出する2つの第1環状突起36cが形成されている。外周側の第1環状突起36cは、外周部において第2環状突起10eの径方向外方に配置され、スプール軸2の軸方向に重なり合うように軸方向外側、すなわちフレーム10に向けて突出している。内周側の第1環状突起36cは、第2環状突起10eの内周側に配置され、第2環状突起10eに軸方向に重なり合うように突出している。
図3に示すように、第2フランジ部36bは、糸巻胴部35の他端部にリール本体1の開放部を覆うように一体で形成されたものである。第1実施形態では、第2フランジ部36bは、第1フランジ部36aと同径に形成されている。しかし、第2フランジ部36bを第1フランジ部36aと異なる径にしてもよい。例えば、第2フランジ部36bを第1フランジ部36aより小径にしてもよい。
<ワンタッチ着脱機構の構成>
ワンタッチ着脱機構6は、図に示すように、スプール軸2の第1環状溝2bに係止される弾性線材製のバネ部材30と、バネ部材30を抜け止めするために支持筒部37の先端にねじ込み固定された蓋部材31と、蓋部材31に軸方向移動自在に装着されたプッシュボタン32と、バネ部材30を蓋部材31との間に配置するためのブッシュ21とを有している。ブッシュ21は、プッシュボタン32の周方向位置を規制する。
バネ部材30は、スプール3をスプール軸2に軸方向移動不能に装着するためのバネである。また、バネ部材30は、プッシュボタン32を前方(図3左方)へ付勢する機能も有している。バネ部材30は、弾性線材を折り曲げて形成されたものであり、変形したときに前方への付勢力が生じるようになっている。
このような構成のワンタッチ着脱機構6では、プッシュボタン32を押圧すると、バネ部材30が第1環状溝2bから外れてスプール3をスプール軸2から外せるようになる。また、スプール3をスプール軸2に装着するとバネ部材30が広がった後に第1環状溝2bに係止されてスプール軸2に抜け止めされた状態で装着される。
次に、竿装着部12の固定方法について説明する。
例えば、女性等の指の短い人は、図5において、固定位置F1で竿装着部12をフレーム10に装着する。また、すると、釣り竿RDを持つ手の人差し指又は中指がスプール3に近くなり、スプール3を指によるブレーキ操作を行いやすくなる。また、指の長い人は、例えば、固定位置F2−F8のいずれかを使用する。固定位置F2−F4では、スプール軸2の軸芯C1が竿装着部12の中心C3より前方に移動する。また、固定位置F6−F8では、スプール軸2の軸芯C1が竿装着部12の中心C3より後方に移動する。
一方、片軸受リールをスピニングリールのように竿装着部12のアーム部22を挟んで保持することもできる。この場合、固定位置F3−F7を使用するのが好ましい。すると装着脚部24とフレーム10との隙間が大きくなり、その間に指を通せるようになる。このため、例えば、人差し指と中指の間にアーム部22を挟んで曲げて、釣り竿RDとともに装着脚部24を握ることができる。このような場合でも、指の長短により固定位置を変更することにより、指によるブレーキ操作を行いやすくなる。
釣りを行っているときに、第1フランジ部36aから釣り糸がフレーム本体13側に落ちると、落ちた釣り糸は、第2環状突起10eの外周面10gに接触する。この結果、釣り糸が減速して糸案内面10fに接触して移動し、竿装着部12のアーム22の内側面22aと糸案内面10fとの間に落ちる。しかし、そこに至るまでに外周面10g及び糸案内面10fに接触して減速するため、内側面22aと糸案内面10fとの間に噛み込みにくくなる。
<第2実施形態>
第2実施形態では、第1実施形態と形状が異なるが同一の機能の部位については、第1実施形態の符号に100を加えた符号を付して図示している。また、第1実施形態と同様な構成の部位については説明を省略する。
第2実施形態に係る片軸受リールは、図6及び図7に示すように、リール本体101のフレーム110の竿装着部112の固定形状が第1実施形態と異なる。また、第2環状突起110e及び糸案内面110fの形状が第1実施形態と異なる。
第2実施形態では、フレーム本体113と固定凸部114とが一体形成されている。具体的には、固定凸部114の外周面114aに複数の雌ねじ部118を径方向に沿って放射状に配置している。したがって固定凸部114の軸方向の寸法が僅かに大きい。また、複数の固定孔120aが、固定凸部114の外周面114aに嵌合する内周面120bを有する固定部120の径方向に沿って形成されている。第2実施形態では、固定部120は軸方向の寸法が第1実施形態より僅かに大きいが、径方向の寸法は第1実施形態のものより小さい。第2実施形態では、一例として、固定孔120aの数は3個であり、雌ねじ部118の数は12個である。したがって、第2実施形態では、3本のボルト部材116で竿装着部112をフレーム110に固定している。また、固定位置の数は、第2実施形態では12個になる。
この場合、雌ねじ部118を固定凸部114の外周面114aに形成し、固定孔120aの固定部120に径方向に沿って配置しているので、固定凸部114及び固定部120の軸方向の寸法が大きくなる。しかし、それらの径方向の寸法を小さくすることにより、全体の質量の増加を抑えることができる。
第2環状突起110eは、図8に示すように、フレーム本体113の外周部及び外周部により径方向内周側に、内周側の第1環状突起36cを挟んで2つ形成されている。内周側の第2環状突起110eは外周側の第2環状突起110eと同じ軸方向位置まで突出している。しかし、突出位置は、内周側の第1環状突起36cと軸方向に重なっていればよく、同じである必要はない。例えば、外周側の第2環状突起110eより突出していなくてもよい。
また、外周側の第2環状突起110eに形成された外周面110gの基端は、外周側の第1環状突起36cの先端部より軸方向内側(図8左方)に位置している。したがって、糸案内面110fは、第1フランジ部36aの先端部より軸方向内側から外側面110dに向かって徐々に縮径している。糸案内面110fは、この実施形態では、断面視円弧状の2つの曲面で構成されている。第1曲面110hは、断面視円弧状のフィレット形状の曲面であり、外周面110gの基端に連なり、縮径割合が徐々に大きくなっている。第2曲面110iは、第1曲面110hに連なり、縮径割合が徐々に小さくなっている。この第2曲面110iが竿装着部112のアーム部22の内側面122aに接触している。
このように、糸案内面110fを第1フランジ部36aの基端を軸方向内側にすると第1フランジ部36aから落ちた釣り糸は必ず糸案内面110fに接触する。したがって、スプール3内部への糸噛みをさらに防止できる。また、縮径割合が小さくなる第2曲面110iを糸案内面110fが有しているので、第1フランジ部36aから落ちた釣り糸がさらに減速し、竿装着部112のアーム部122の内側面122aと糸案内面110fとの間にさらに噛み込みにくくなる。
<特徴>
(A)片軸受リールは、釣り竿に装着であり前方に釣り糸を繰り出し可能なリールである。片軸受リールは、糸巻用のスプール3と、スプール軸2と、リール本体1(101)と、を備えている。スプール3は、糸巻用の糸巻胴部35と、糸巻胴部35の一端に設けられ糸巻胴部35より大径の第1フランジ部36aと、糸巻胴部35の他端に設けられ糸巻胴部35より大径の第2フランジ部36bと、を有している。スプール軸2は、スプール3を回転自在に支持する。リール本体1(101)は、第1フランジ部36aに対向して配置されスプール軸2を支持する円形のフレーム10(110)と、フレーム10(110)に固定され釣り竿RDを装着可能な竿装着部12(112)と、を有している。フレーム10(110)の外径は、第1フランジ部36aの外径より小さい。円形のフレーム10(110)は、外側面10d(110d)と、外周面10g(110g)と、糸案内面10f(110f)と、を有している。外側面10d(110d)は、第1フランジ部36aよりスプール軸2の軸方向外側に配置される。外周面10g(110g)は、少なくとも一部が第1フランジ部36aより軸方向内側に配置される。糸案内面10f(110f)は、外周面10g(110g)から外側面10d(110d)に向かって徐々に縮径する。
この片軸受リールでは、フレーム10(110)の外径がスプール3の第1フランジ部36aより小さい。フレーム10(110)は、第1フランジ部36aより軸方向内側に少なくとも一部が配置された外周面10g(110g)と、軸方向外側に配置される外側面10d(110d)と、外周面10g(110g)から外側面10d(110d)に向かって徐々に縮径する糸案内面10f(110f)とを有している。このため、スプール3に巻き付けられた釣り糸が第1フランジ部36aから落ちると、フレーム10(110)の外周面10g又は糸案内面110fに釣り糸が接触し、さらに糸案内面10f(110f)に接触しながら外側面10d(110d)に案内される。ここでは、第1フランジ部36aから釣り糸が落ちても、落ちた釣り糸は、フレーム10(110)の外周面10g又は糸案内面110fに接触しさらに糸案内面10f(110f)に接触しながら外側面10d(110d)に案内される。このため、これらの接触により釣り糸は減速されて竿装着部12(112)とフレーム10(110)との間に移動する。したがって、釣り糸が第1フランジ部36aから落ちてもフレーム10(110)と竿装着部12(112)との間に噛み込みにくくなる。
(B)片軸受リールにおいて第1フランジ部36aは、少なくとも外周部に軸方向に突出する少なくとも1つの第1環状突起36cを有し、フレーム10(110)は、少なくとも外周面10g(110g)に第1環状突起36cとスプール軸2の軸方向に重なり合うように第1フランジ部36a側に突出して形成される少なくとも1つの第2環状突起10e(110e)を有する。
この場合には、スプール3に巻き付けられる釣り糸が第1フランジ部36aから落ちても、第1フランジ部36aの第1環状突起36cと軸方向に重なり合うフレーム10(110)の第2環状突起10e(110e)又は糸案内面10f(110f)に接触し、糸案内面10f(110f)から外側面11d(110d)に案内される。このため、第1フランジ部36aをフレーム10(110)より大径にしても、釣り糸がフレーム10(110)と第1フランジ部36aとの隙間からスプール3内部に侵入する糸噛みが生じにくくなる。しかも、第1フランジ部36a側に突出する第2環状突起10e(110e)が第1環状突起36cに軸方向に重なって配置されているので、第2環状突起10e(110e)又は糸案内面10f(110f)に確実に釣り糸が接触し減速される。このため、フレーム10(110)と竿装着部12(112)との間の噛み込みをさらに減少できる。
(C)片軸受リールにおいて、第1環状突起36cは、第2環状突起10e(110e)を挟んで第1フランジ部36aの径方向に間隔を隔てて2つ設けられている。この場合には、スプール3とフレーム10(110)とで軸方向に重なり合う部分が増えるので、スプール3内部に侵入する糸噛みをさらに防止できる。
(D)片軸受リールにおいて、第2環状突起10eは、第1フランジ部36aより軸方向外側で糸案内面10fに連なっている。この場合には、第2環状突起10eが第1フランジ部36aより軸方向外側で糸案内面10fに連なっているので、第1フランジ部36aから落ちる釣り糸が第2環状突起10eに落ちる可能性が高くなり、糸案内面10fに案内されるまでに釣り糸が確実に減速される。
(E)片軸受リールにおいて、第2環状突起10eが形成された外周面10gは、第1環状突起36cの軸方向内側から外側に配置される円周面であり、糸案内面10fは、外周面10gから外側面10dに向かって形成されている。この場合には、円周面で構成された外周面10gの基端が第1フランジ部36aより軸方向外方に突出するので、第1フランジ部36aから落ちた釣り糸が縮径しない外周面10gに落ちる可能性が高くなり、さらに糸案内面10fに案内されるまでに確実に減速される。
(F)片軸受リールにおいて竿装着部12(112)は、固定部20(120)と、アーム部22(122)と、装着脚部24と、を有している。固定部20(120)は、フレーム10(110)に固定される。アーム部22(122)は、固定部20(120)からフレーム10(110)の外方に延びた後に湾曲してスプール3の径方向外方に配置される。装着脚部24は、アーム部22(122)の先端に前後方向に配置され釣り竿RDに装着可能である。アーム部22(122)の前後方向の長さは、5mm以上20mm以下であり、装着脚部24は、フレーム10(110)との間に釣り竿RDを持つ手の指を挿入可能に配置される。
この場合には、アーム部22(122)の前後方向の長さ、すなわち幅が狭く、かつフレーム10(110)と装着脚部24との間に指を挿入可能であるので、スピニングリールのように、アーム部22(122)を、例えば人差し指と中指等の指で挟んで装着脚部24を釣り竿RDとともに握って片軸受リールを保持することができる。
(G)片軸受リールにおいて、固定部20(120)は、装着脚部24とフレーム10(110)との隙間を変更可能にフレーム10(110)に固定される。この場合には、装着脚部24をフレーム10(110)から離してフレーム10(110)との間に指を挿入して片軸受リールを保持することができるとともに、装着脚部24をフレーム10(110)に近づけて指によるブレーキ操作を行いやすくすることもできる。
(H)片軸受リールにおいて、フレーム10(110)は、円形のフレーム本体13(113)と、フレーム本体13(113)の外側面10d(110d)からスプール軸2に対して偏芯した位置8(軸芯C2)を中心として円形に突出するように設けられた固定凸部14(114)と、を有し、固定部20(120)は、固定凸部14(114)の外周面14a(114a)に嵌合する内周面20b(120b)を有する。
この場合には、スプール軸2に対して偏芯した固定凸部14(114)の周方向の複数の固定位置のいずれかで固定部20(120)をフレーム10(110)に固定することにより、スプール軸2と竿装着部12との距離を容易に変更できる。
<他の実施形態> 以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(a)前記3つの実施形態では、ドラグ機構を有さない片軸受リールであったが、本発明はこれに限定されず、ドラグ機構を有する片軸受リールにも適用できる。また、第1フランジ部がフレームより大径であったが、フレームより小径の片軸受リークにも適用できる。さらに、ハンドルの回転を変速してスプールに伝達する片軸受リール等のすべての片軸受リールに本発明を適用できる。
(b)実施形態では、2個の第1環状突起36cと、1個又は2個の第2環状突起10e又は110eとを例示したが、本発明はこれに限定されない。第1環状突起及び第2環状突起は少なくとも一つあればいくつでもよい。しかし、製造のしやすさからすると、3個までが好ましい。
(c)前記実施形態では、糸案内面10f(110f)を断面視円弧状の曲面又は断面視円弧状の曲面と断面視直線状のテーパ面との組み合わせの形状で構成した。しかし、糸案内面の形状は前記実施形態に限定されず、徐々に縮径する面であれば、どのような形状の面でもよい。
1 リール本体
2 スプール軸
3 スプール
10 フレーム
10d 外側面
10e 第2環状突起
10f 糸案内面
10g 外周面
12 竿装着部
14 固定凸部
14a 外周面
20 固定部
20b 内周面
22 アーム部
22a 内側面
24 装着脚部
35 糸巻胴部
36a 第1フランジ部
36b 第2フランジ部
36c 第1環状突起
101 リール本体
110 フレーム
110d 外側面
110e 第2環状突起
110f 糸案内面
110g 外周面
112 竿装着部
114 固定凸部
114a 外周面
120 固定部
120b 内周面
122 アーム部
122a 内側面

Claims (7)

  1. 釣り竿に装着可能であり釣り糸を前方に繰り出し可能な片軸受リールであって、
    糸巻用の糸巻胴部と、前記糸巻胴部の一端に設けられ前記糸巻胴部より大径の第1フランジ部と、前記糸巻胴部の他端に設けられ前記糸巻胴部より大径の第2フランジ部と、を有するスプールと、
    前記スプールを回転自在に支持するスプール軸と、
    前記第1フランジ部に対向して配置され前記スプール軸を支持する円形のフレームと、前記フレームに固定され前記釣り竿を装着可能な竿装着部と、を有し、前記フレームの外径が前記第1フランジ部の外径より小さいリール本体と、を備え、
    前記フレームは、
    円形のフレーム本体と、
    前記第1フランジ部より前記スプール軸の軸方向外側に配置される外側面と、
    少なくとも一部が前記第1フランジ部より前記軸方向内側に配置される外周面と、
    前記外周面から前記外側面に向かって徐々に縮径する糸案内面と、
    前記フレーム本体の外側面から前記スプール軸に対して偏芯した位置を中心として円形に突出するように設けられた固定凸部と、
    を有し、
    前記竿装着部は、
    前記フレームに固定される固定部と、
    前記固定部から前記フレームの外方に延びた後に湾曲して前記スプールの径方向外方に配置されるアーム部と、
    前記アーム部の先端に前後方向に配置され前記釣り竿に装着可能な装着脚部と、
    を有し、
    前記固定部は、前記固定凸部の外周面に嵌合する内周面を有する、
    片軸受リール。
  2. 前記固定部は、前記装着脚部と前記フレームとの隙間を変更可能に前記フレームに固定される、請求項1に記載の片軸受リール。
  3. 前記アーム部の前後方向の長さは、5mm以上20mm以下であり、
    前記装着脚部は、前記フレームとの間に前記釣り竿を持つ手の指を挿入可能に配置される、
    請求項1又は2に記載の片軸受リール。
  4. 前記第1フランジ部は、少なくとも外周部に前記軸方向外側に突出する少なくとも1つの第1環状突起を有し、
    前記フレームは、少なくとも前記外周面に前記第1環状突起と前記軸方向に重なり合うように前記第1フランジ部側に突出して形成される少なくとも1つの第2環状突起を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の片軸受リール。
  5. 前記第1環状突起は、前記第2環状突起を挟んで前記第1フランジ部の径方向に間隔を隔てて2つ設けられている、請求項1から3のいずれか1項に記載の片軸受リール。
  6. 前記第2環状突起は、前記第1フランジ部より軸方向外側で前記糸案内面に連なっている、請求項4又は5に記載の片軸受リール。
  7. 前記第2環状突起が形成された前記外周面は、前記第1環状突起の前記軸方向内側から外側に配置される円周面であり、
    前記糸案内面は、前記外周面から前記外側面に向かって形成されている、
    請求項に記載の片軸受リール。
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