JP5587638B2 - 万能チャック - Google Patents

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Description

本発明は、大小、異形、歪等の形状でなる品物、ワーク、搬送物、その他の物等の物を、確実、かつ安定的に挾持、搬送できる万能チャックに関する。
従来、工場等の製造現場で、前記品物、ワーク等の物を、確実、かつ安定的に挾持、搬送できる機具として、万能チャックがある。この万能チャックは、大小の物を、挾持、搬送する手段として活用されている。しかし、異形、歪等の如く、特殊な形状の物を、挾持、搬送する手段として、希望する器具がないのが現況である。
そこで、この異形、歪等の如く、特殊な形状の物を、挾持、搬送する手段としての利用ができる構造に関して、調査した範囲内では、具体的な事例をなかった。しかし、アームと、このアームに設けたモータを介して、自在に可動(揺動)する構造とか、多数本のアームが自在に可動する構造とかが散見されるので、この文献を、以下に列挙する。
この文献(1)は、特開2003−243294の「アライナー装置」であり、半導体製造装置等において、ウエハ等の物を、センターリング、オリフラする際に、把持するウエハ把持機構は、ソレノイド、リンクアームを介して、可動するアーム本体と、このアーム本体に設けた把持部とでなる構造が開示されている。しかし、この発明は、アーム本体が、リンクアームで可動し、ウエハを挾持、この挾持を解放することに留まり、その他の特徴はない。
また、文献(2)は、特開平11−198008号の「平面研削装置」であり、吸着パットを、アームと、このアームを可動するモータとを介して、スイングする構造が開示されている。しかし、この発明は、吸着パットが、アームで可動し、ウエハを吸着、かつ移動し、その後、吸着解除することに留まり、その他の特徴はない。
さらに、文献(3)は、特開WO96/2930の「アパーチャグリルへのスプリング溶着方法及びその装置」であり、リンクをエアシリンダで可動し、このリンクに設けた振り分け機構を振り分け可動するとともに、このエアシリンダの伸縮動作により振り分け機構を可動する構造が開示されている。しかし、この発明は、エアシリンダで、リンクを介して、振り分け機構を振り分け可動することに留まり、その他の特徴はない。
特開2003−243294 特開平11−198008号 特開WO96/2930
前記文献(1)は、アーム本体が、リンクアームで可動し、ウエハを挾持、この挾持を解放する構造である。この構造では、アームは、その枢支された位置を基準に可動する。しかし、このアームの先端部の位置は変わらず、前記枢支位置(枢支点)を基準に旋回する。従って、このアーム機構を利用して、物をチャックする場合には、この物の大きさが決定される。また、この物の大きさを変更することは、不可能と考えられる。
また、文献(2)は、吸着パットが、アームで可動し、ウエハを吸着、かつ移動し、その後、吸着解除する構造である。この構造では、アームは、その枢支された位置を基準に可動し、ウエハを所定の位置から吸着し、その後、所定の位置に離脱するものであって、このアームの位置は変わらず、前記枢支位置を基準に旋回する。従って、このアーム機構を利用して、物を吸着する場合には、この物の大きさが決定される。また、この物の大きさを変更することは、不可能と考えられる。
さらに、文献(3)は、エアシリンダで、リンクを介して、振り分け機構を振り分け可動する構造である。この構造では、振り分け機構は、回転軸を基準に可動し、横メンバーを所定の位置から設置し、その後、所定の位置に搬送するものであって、この振り分け機構の位置は変わらず、前記回転軸を基準に、揺動かつ前進後退する。従って、この振り分け機構を利用して、物を振り分ける場合には、この物の大きさが決定される。また、この物の大きさを変更することは、不可能と考えられる。
上記に鑑み、本発明は、挾持、又は吸着(吸着として説明する)する物の大小、及び/又は、異形形状等に係らず、これらの物を、最適で、かつ安定した位置(所定の位置)で、確実に吸着し、かつ吸着解除可能とすること、そして、また、この物の大きさ、形状、重量が、それぞれ異なり、多種、かつ多様の物であっても、所定の位置で、確実に吸着し、かつ吸着解除可能とすること、等を目的とする。
また、本発明は、第二アーム、第三アームを、それぞれ、この長手方向に移動可能としたことで、この第二アーム、第三アームの長さを可変し、前記物の大きさ、形状、重量に対応できること、又はこの第一アーム〜第三アームを、それぞれ、モータで旋回可能としたことで、この第二アーム、第三アームの長さを可変せずに、前記物の大きさ、形状、重量に対応できること、更には、前記第二アーム、第三アームの長さの可変と、この第一アーム〜第三アームの旋回位置を変更することで、更に、前記物の大きさ、形状、重量に、極めて広く対応できること、等を目的とする。
請求項1の発明は、前述した、吸着する物の大小、及び/又は、異形形状等に係らず、これらの物を、最適で、かつ安定した位置(所定の位置)で、確実に吸着し、かつ吸着解除可能とすること、そして、また、この物の大きさ、形状、重量が、それぞれ異なり、多種、かつ多様の物、或いは異形、歪等の如く、特殊な形状の物等であっても、所定の位置で、確実に吸着し、かつ吸着解除可能とすること、等を目的とする。また、請求項1の発明は、第一アーム〜第三アームを、それぞれ、この長手方向に移動可能としたことで、この第一アーム〜第三アームの長さを可変し、前記物の大きさ、形状、重量に対応できること、又はこの第一アーム〜第三アームを、それぞれ、モータで旋回可能としたことで、この第一アーム〜第三アームの長さを可変せずに、前記物の大きさ、形状、重量に対応すること、更には、前記第一アーム〜第三アームの長さの可変と、この第一アーム〜第三アームの旋回位置を変更としたことで、更に、前記物の大きさ、形状、重量に、極めて広く対応すること、等を目的とする。
請求項1は、ロボット・作業機械のアームに取付ける取付けベースを備えた本体(2)と、
この本体(2)に、対で枢支した第一アーム(5)、(6)は、この本体(2)に設けたモータ(3)で、旋回可能に支持し、
この第一アーム(5)、(6)に、それぞれ枢支した第二アーム(10)、(11)は、当該第一アーム(5)、(6)に設けたモータ(13)と作動機構、この第一アーム(5)、(6)の長手方向に対して、移動可能とするとともに、このモータ(13)の出力軸(1300)と、この出力軸(1300)と第一歯車(15)との間に設けたキーとキー溝との固定関係を解除し、かつ当該出力軸(1300)と前記第二アーム(10)、(11)との間にストッパーを差込み、この出力軸(1300)とこの第二アーム(10)、(11)とを固定し、前記モータ(13と、作動機構とで、前記第一アーム(5)、(6)に対して、当該第二アーム(10)、(11)を旋回可能に支持し、
この第二アーム(10)、(11)に、それぞれ枢支した一組、又は多数組の第三アーム(20)、(21)は、当該第二アーム(10)、(11)に設けたモータ(22)、(23)と作動機構、この第二アーム(10)、(11)の長手方向に対して、移動可能とするとともに、このモータ(22)、(23)の出力軸(2200)と、この出力軸(2200)と第二歯車(25)との間に設けたキーとキー溝との固定関係を解除し、かつこの出力軸(2200)と前記第三アーム(20)、(21)との間にストッパーを差込み、この出力軸(2200)とこの第三アーム(20)、(21)とを固定し、前記モータ(22)、(23)と、作動機構とで、前記第二アーム(10)、(11)に対して、当該第三アーム(20)、(21)を旋回可能に支持し、
この第三アーム(20)、(21)に垂下した一本、又は数本の垂下杆(26)、(27)と、で構成した万能チャックである。
請求項2の発明は、前記の請求項1の発明の目的を達成すること、この目的達成に最適な、移動機構の構造を意図する。
請求項2は、請求項1に記載の万能チャックであって、
この作動機構は、第一アーム(5)、(6)と第二アーム(10)、(11)の長手方向に、それぞれ設けた長孔(500)、(1000)と、この長孔(500)、(1000)の内周面に刻設した螺子部(501)、(1001)と、この螺子部(501)、(1001)に螺合する第一、第二歯車(15)、(25)とで構成し、
この第一、第二歯車を、この第一アーム(5)、(6)と第二アーム(10)、(11)に設けた各モータ(13)(22)、(23)の出力軸(1300)(2200)に設け、かつこの出力軸(1300)、(2200)と前記第一、第二歯車(15)、(25)の固止を、この第一、第二歯車(15)、(25)前記出力軸(1300)、(2200)との間に、それぞれ設けたキーとキー溝で行う構成とした万能チャックである。
請求項1の発明は、ロボット・作業機械のアームに取付ける取付けベースを備えた本体(2)と、
本体(2)に、対で枢支した第一アーム(5)、(6)は、本体(2)に設けたモータ(3)で、旋回可能に支持し、
第一アーム(5)、(6)に、それぞれ枢支した第二アーム(10)、(11)は、第一アーム(5)、(6)に設けたモータ(13)と作動機構、第一アーム(5)、(6)の長手方向に対して、移動可能とするとともに、モータ(13)の出力軸(1300)と、出力軸(1300)と第一歯車(15)との間に設けたキーとキー溝との固定関係を解除し、かつ出力軸(1300)と第二アーム(10)、(11)との間にストッパーを差込み、出力軸(1300)と第二アーム(10)、(11)とを固定し、モータ(13と、作動機構とで、第一アーム(5)、(6)に対して、第二アーム(10)、(11)を旋回可能に支持し、
第二アーム(10)、(11)に、それぞれ枢支した一組、又は多数組の第三アーム(20)、(21)は、第二アーム(10)、(11)に設けたモータ(22)、(23)と作動機構、第二アーム(10)、(11)の長手方向に対して、移動可能とするとともに、モータ(22)、(23)の出力軸(2200)と、出力軸(2200)と第二歯車(25)との間に設けたキーとキー溝との固定関係を解除し、かつ出力軸(2200)と第三アーム(20)、(21)との間にストッパーを差込み、この出力軸(2200)と第三アーム(20)、(21)とを固定し、モータ(22)、(23)と、作動機構とで、第二アーム(10)、(11)に対して、第三アーム(20)、(21)を旋回可能に支持し、
第三アーム(20)、(21)に垂下した一本、又は数本の垂下杆(26)、(27)と、で構成した万能チャックである。
従って、請求項1は、前述した、吸着する物の大小、及び/又は、異形形状等に係らず、これらの物を、最適で、かつ安定した位置で、確実に吸着し、かつ吸着解除可能となること、そして、また、この物の大きさ、形状、重量が、それぞれ異なり、多種、かつ多様の物、或いは異形、歪等の如く、特殊な形状の物等であっても、所定の位置で、確実に吸着し、かつ吸着解除可能となること、等の特徴を有する。また、請求項1は、第一アーム〜第三アームを、それぞれ、この長手方向に移動可能としたことで、この第一アーム〜第三アームの長さを可変し、前記物の大きさ、形状、重量に対応できること、又はこの第一アーム〜第三アームを、それぞれ、モータで旋回可能としたことで、この第一アーム〜第三アームの長さを可変せずに、前記物の大きさ、形状、重量に対応できること、更には、前記第一アーム〜第三アームの長さの可変と、この第一アーム〜第三アームの旋回位置を変更としたことで、更に、前記物の大きさ、形状、重量に、極めて広く対応できること、等の実益を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の万能チャックであって、
作動機構は、第一アーム(5)、(6)と第二アーム(10)、(11)の長手方向に、それぞれ設けた長孔(500)、(1000)と、長孔(500)、(1000)の内周面に刻設した螺子部(501)、(1001)と、螺子部(501)、(1001)に螺合する第一、第二歯車(15)、(25)とで構成し、
第一、第二歯車を、第一アーム(5)、(6)と第二アーム(10)、(11)に設けた各モータ(13)(22)、(23)の出力軸(1300)(2200)に設け、かつ出力軸(1300)、(2200)と第一、第二歯車(15)、(25)の固止を、第一、第二歯車(15)、(25)と出力軸(1300)、(2200)との間に、それぞれ設けたキーとキー溝で行う構成とした万能チャックである。
従って、請求項2は、前記の請求項1の発明の目的を達成できること、この目的達成に最適な、移動機構の構造を提供できること、等の特徴を有する。
万能チャックを、ロボット等の製造・作業機械のアームに取付けた状態を示した模式図 万能チャックの第一アーム〜第三アームを折畳んだ状態の一部欠截の俯瞰斜視図 図2−1の状態で、第三アームを、第二アームの略真中に移動した状態の俯瞰斜視図 万能チャックの第一アーム〜第三アームを展開した状態の俯瞰斜視図 万能チャックの要部の拡大断面図
以下、本発明の一実施例を説明すると、1はロボット等の製造・作業機械のアームAに取付ける取付けベースで、この取付けベース1は、本発明の万能チャックBの本体2の上面2aに設けられる。この本体2は、この一例では、椀形形状をしており、この本体2の下面2bには底板200を設けるとともに、その内部2cは空洞201とする。この本体2の底板200の左右側で、かつその上面には、それぞれモータ3、3を対で設ける(左右が対の構造では、その構造と、動きは、対象関係であるが同じであり、一方で説明し、かつ符号も一つとする)。そして、この実施例では、モータ3を、底板200の左右端部に対峙して設ける。このモータ3の出力軸300には、上下対の第一アーム5、6(一方の第一アーム5で説明する)の基端側が支持される。このように、上下対の第一アーム5、6の例では、強度の向上と、ブレ防止、又は確実なスイングが可能となり有効である。尚、上下対の第一アーム5、6は一例であり、何れか一方、例えば、上の第一アーム5か、下の第一アーム6でも機能するので、可能である(以下、同じ)。また、前記第一アーム5と、第一アーム6間には、出力軸300に套嵌した、スリーブ8を設け間隔を保持するとともに、第一アーム6を、第一アーム5の下に、平行に設ける構造とするとともに、この第一アーム6を出力軸300に設けた止め具7を設ける。そして、この第一アーム5の長手方向には長孔500を設け、この長孔500の内面には螺子部501を刻設する。また、この第一アーム6の長手方向には、前記長孔500に重畳するように、長孔600を設ける。
次に、第一アーム5、6の先端側間には、前記モータ3の出力軸300を介して、上下対の第二アーム10、11(第二アーム10で説明する)の基端側を設ける。この第二アーム10の長手方向には、一条又は二条の長孔1000を設け、この長孔1000の内面には螺子部1001を刻設する。また、この第二アーム11の長手方向には、前記長孔1000に重畳するように、一条又は二条の長孔1100を設ける。そして、この第二アーム10の螺子部1001には、前記第一アーム5の先端側の上面に設けたモータ13の出力軸1300の途中に設けた第一歯車15が噛合される。また、第二アーム11の長孔1100には、前記出力軸1300が嵌入されるとともに、この第二アーム11は、出力軸1300に設けた止め具7を介して、この出力軸1300に支持される。尚、第二アーム10と、第二アーム11間には、出力軸1300に套嵌した、スリーブ8を設け間隔を保持するとともに、第二アーム11を、第二アーム10の上に、平行に設ける構造とする。また、第二アーム11と出力軸1300との間には、ストッパー14を設け、このストッパー14の差込み、引抜き等の操作で、この第二アーム11と出力軸1300とを固定するか、又はこの固定解除を図る。この実施例では、第二アーム10を、第一アーム5、6間に設けたが一例である。
尚、前記第一アーム5に設けたモータ13の出力軸1300と、この出力軸1300に設けた第一歯車15との間に設けたキー溝17とキー18で、この第一歯車15と出力軸1300を固定することで、この出力軸1300の回転を、第一歯車15に伝える。また、このキー溝17とキー18との固定解除(キーを抜くことで)で、出力軸1300のみが回転する構造となっている。この第一歯車15が回転することで、この第一歯車15の歯部1500と噛合する、第一アーム5に設けた長孔500の螺子部501が、順次、入替わり、この第二アーム10が、短くなるとともに、出力軸1300は、第一アーム6の長孔600内に添って移行する。この第一歯車15の回転、及び螺子部501が、順次、入替わり、かつ出力軸1300が、第一アーム6の長孔600内に添って移行するので、確実かつスムーズに、第二アーム10の長さが短くなる構造である。また、この出力軸1300と第一歯車15との固止を解放し(キー18を抜く)、かつストッパー14を差込むことで、この出力軸1300と第二アーム11が固定される。この固定状態で、モータ13(出力軸1300)を駆動(回転)することで、この第二アーム10、11が旋回する構造である。尚、モータ13が第一アーム5、6のどこの位置に移行しても、前記操作により、旋回は可能である(以下同じ)。
次に、第二アーム10、11の先端側には、後述するモータの出力軸を介して、第三アーム20、21(一方の第三アーム20で説明する)の基端側を設ける。また、この第二アーム10、11の先端側の上面には、二個、又は数個のモータ22、23(一方のモータ22で説明する)を設ける。そして、このモータ22の出力軸2200の途中には、第二歯車25を設け、この第二歯車25を、前記第二アーム10の長孔1000に挿設し、その歯部2500を螺子部1001に噛合する。また、出力軸2200の先端部は、第二アーム11の長孔1100に到り、その貫通部には止め具7を設けることで、前記第三アーム20を架承する。この第三アーム20の先端側には、一本、又は複数本の垂下杆26、27(一方の垂下杆26で説明する)が垂設されており、この垂下杆26の先端には、吸盤30、31(一方の吸盤30で説明する)が設けられている。尚、この吸盤30はワーク(図示せず)を支持する一例であり、挾持具、磁石等の器具も可能である。
尚、前記第二アーム10に設けたモータ22の出力軸2200と、この出力軸2200に設けた第二歯車25との間に設けたキー溝17とキー18で、この第二歯車25と出力軸2200を固定する。この固定状態で、モータ22の駆動と出力軸2200の回転で、第二歯車25を回転する。また、このキー溝17とキー18との固定解除(キーを抜くことで)で、出力軸2200のみが回転する構造となっている。そして、この第二歯車25が回転することで、この第二歯車25の歯部2500と噛合する、第二アーム10に設けた長孔1000の螺子部1001が、順次、入替わり、この第三アーム20が、短くなるとともに、出力軸2200は、第二アーム11の長孔1100内に添って移行する。この第二歯車25の回転、及び螺子部1001が、順次、入替わり、かつ出力軸2200が、第二アーム11の長孔1100内に添って移行するので、確実かつたムーズに、第三アーム20の長さが短くなる構造である。また、この出力軸2200と第二歯車25との固止を解放し(キー18を抜く)、かつストッパー14を差込むことで、この出力軸2200と第三アーム20が固定される。この固定状態で、モータ22(出力軸2200)を駆動することで、この第三アーム20が旋回する構造である。尚、この垂下杆26を伸縮自在とすることで、多種、かつ多様の物、或いは異形、歪等の如く、特殊な形状の物の支持も可能となり有益である。
本発明の万能チャックの作用を説明すると、この万能チャックを構成する第一アーム5〜第三アーム20は、自由に旋回できるので、この第一アーム5〜第三アーム20の長さの変更が可能である。例えば、図2−1の状態は、このモータ13、22の出力軸1300、2200と、第二アーム10の第一歯車15、第三アーム21の第二歯車25とのキー溝17とキー18との関係を解除した後に、このモータ3、13、並びに22、23(一方のモータ22で説明する)を駆動することで、第一アーム5〜第三アーム20を旋回し、小さくした一例である。この図2−1は、第一アーム5〜第三アーム20が小さくした状態で、小さなワーク等の物を吸盤30で支持する。また、図3の状態は、前述と同様な操作で、第一アーム5〜第三アーム20を展開した状態で、この第一アーム5〜第三アーム20が長くなった一例であり、例えば、大きなワーク等の物を吸盤30で支持する。尚、前記図2−1と、図3の第一アーム6〜第三アーム20の旋回状態を達成するには、出力軸300、1300、2200に、それぞれストッパー14を差込む。この差込み操作で、この第一アーム6〜第三アーム20と出力軸300、1300、2200とが固定されるので、それぞれのモータ3、13、22を駆動することで可能となる。
また、図2−1の状態から、図2−2の如く、第三アーム20を縮める状態を説明すると、この第三アーム21と、モータ22の出力軸2200とを固定するストッパー14を解除し、かつこの第三アーム20の第二歯車25と、モータ22の出力軸2200との間を、キー溝17とキー18で固定する。この状態でモータ22を駆動すると、前述の如く、この駆動で出力軸2200の回転が、第二歯車25に伝えられる。この第二歯車25が回転することで、この第二歯車25の歯部2500と噛合する、第二アーム10に設けた長孔1000の螺子部1001が、順次、入替わり、この第三アーム20が、短くなるとともに、出力軸2200は、第二アーム11の長孔1100内に添って移行する。この第二歯車25の回転、及び螺子部1000が、順次、入替わり、かつ出力軸2200が、第二アーム11の長孔1100内に添って移行するので、確実かつたスムーズに、第三アーム20の長さが短くなり、図2−2の状態となる。従って、図2−1の第一アーム5と第二アーム10の状態でも、第三アーム20の移動で、この図2−2となり、全く異なる大きさ、重量、品質、特性(軟硬)等の物を吸盤30で支持できる特徴がある。そして、この図2−1と図2−2の動きは、図示しないが、第二アーム10も可能であって、この第二アーム10の拡縮も同じ、操作により、全く異なる大きさ、重量等の物を吸盤30で支持できる特徴がある。
そして、図示しないが、第一アーム5と、第二アーム10、並びに第三アーム20においても、それぞれの拡縮で、前述の特徴を、個別に、又は総合的に享受できる。
1 取付けベース
2 本体
2a 上面
2b 下面
2c 内部
200 底板
201 空洞
3 モータ
300 出力軸
5 第一アーム
500 長孔
501 螺子部
6 第一アーム
600 長孔
7 止め具
8 スリーブ
10 第二アーム
1000 長孔
1001 螺子部
11 第二アーム
1100 長孔
13 モータ
1300 出力軸
14 ストッパー
15 第一歯車
1500 歯部
17 キー溝
18 キー
20 第三アーム
21 第三アーム
22 モータ
2200 出力軸
23 モータ
25 第二歯車
2500 歯部
26 垂下杆
27 垂下杆
30 吸盤
31 吸盤
A アーム
B 万能チャック

Claims (2)

  1. ロボット・作業機械のアームに取付ける取付けベースを備えた本体(2)と、
    この本体(2)に、対で枢支した第一アーム(5)、(6)は、この本体(2)に設けたモータ(3)で、旋回可能に支持し、
    この第一アーム(5)、(6)に、それぞれ枢支した第二アーム(10)、(11)は、当該第一アーム(5)、(6)に設けたモータ(13)と作動機構、この第一アーム(5)、(6)の長手方向に対して、移動可能とするとともに、このモータ(13)の出力軸(1300)と、この出力軸(1300)と第一歯車(15)との間に設けたキーとキー溝との固定関係を解除し、かつ当該出力軸(1300)と前記第二アーム(10)、(11)との間にストッパーを差込み、この出力軸(1300)とこの第二アーム(10)、(11)とを固定し、前記モータ(13と、作動機構とで、前記第一アーム(5)、(6)に対して、当該第二アーム(10)、(11)を旋回可能に支持し、
    この第二アーム(10)、(11)に、それぞれ枢支した一組、又は多数組の第三アーム(20)、(21)は、当該第二アーム(10)、(11)に設けたモータ(22)、(23)と作動機構、この第二アーム(10)、(11)の長手方向に対して、移動可能とするとともに、このモータ(22)、(23)の出力軸(2200)と、この出力軸(2200)と第二歯車(25)との間に設けたキーとキー溝との固定関係を解除し、かつこの出力軸(2200)と前記第三アーム(20)、(21)との間にストッパーを差込み、この出力軸(2200)とこの第三アーム(20)、(21)とを固定し、前記モータ(22)、(23)と、作動機構とで、前記第二アーム(10)、(11)に対して、当該第三アーム(20)、(21)を旋回可能に支持し、
    この第三アーム(20)、(21)に垂下した一本、又は数本の垂下杆(26)、(27)と、で構成した万能チャック。
  2. 請求項1に記載の万能チャックであって、
    この作動機構は、第一アーム(5)、(6)と第二アーム(10)、(11)の長手方向に、それぞれ設けた長孔(500)、(1000)と、この長孔(500)、(1000)の内周面に刻設した螺子部(501)、(1001)と、この螺子部(501)、(1001)に螺合する第一、第二歯車(15)、(25)とで構成し、
    この第一、第二歯車を、この第一アーム(5)、(6)と第二アーム(10)、(11)に設けた各モータ(13)(22)、(23)の出力軸(1300)(2200)に設け、かつこの出力軸(1300)、(2200)と前記第一、第二歯車(15)、(25)の固止を、この第一、第二歯車(15)、(25)前記出力軸(1300)、(2200)との間に、それぞれ設けたキーとキー溝で行う構成とした万能チャック。
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