JP5584874B2 - 燃料噴射器 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の燃焼空間への燃料送達に使用する燃料噴射器に関し、特に、少量の燃料を広い燃料圧力範囲にわたって送達するのに適した燃料噴射器に関する。
ディーゼルエンジン燃焼を最適化するためには、燃料噴射器によって送達される燃料の量に対する正確な制御を有することが必要である。少量の燃料を広い燃料圧力範囲にわたって噴射することができることが望ましい。とりわけ重負荷の用途に対しては、燃料噴射器は、少量の燃料を非常に高い燃料圧力で送達可能である必要がある。
通常、燃料噴射器は、エンジン内への燃料噴射を制御するために、ノズルニードル座に向かいそしてそこから離れるように移動可能なノズルニードルを有する噴射ノズルを含む。ノズルニードルは、ノズルニードルのための制御室内の燃料圧力を制御するノズル制御弁(NCV)によって制御される。
少量の制御可能な噴射量は、ニードル閉段階(needle-closing phase)の間に弁ニードルの高い閉速度を維持しながら、ニードル開段階(needle-opening phase)の間に弁ニードルの開速度を低減することによって達成されうる。非対称の開特性と閉特性とを達成する1つの方法は、国際公開第2004/005702号に記載されるように、制御室と低圧のドレイン(drain)との間の燃料流に対して制限された流路を画定するように、NCVを修正することである。
ニードル開段階における他の要件は、弁ニードルがノズルニードル座から離れて上昇するときに、弁ニードルの移動が、ベルヌーイの力の影響によって過度に妨げられないことである。また、ニードルが、その上昇停止部に、ニードルの跳ね返りを生じるほどの高速で接近しないこと、および上昇の中間段階の間の弁ニードルの移動速度が、所望の限度内にあることが重要である。
本発明の目的は、ニードル開段階における上記の要件を達成する燃料噴射器を提供することにある。
本発明によれば、内燃機関への燃料送達に使用する燃料噴射器であって、ノズル出口を通して燃料送達を制御するために、全閉位置と全開位置との間の移動範囲にわたって弁ニードル座に対して移動可能な弁ニードルを有し、それにより、弁ニードルの移動が制御室内の燃料圧力によって制御される、ノズルを備える燃料噴射器が提供される。ノズル制御弁は、制御室に流入しそこから流出する燃料流を制御して、制御室を加圧し減圧する。燃料噴射器は、弁ニードルの移動が、弁ニードルが全開位置に接近するにつれて、全閉位置から離れる初期の移動と比べて大幅に減衰される(damped)ように、制御室を出る燃料の流量を、弁ニードルの移動範囲全体にわたって変化させるために、制御室と連通する可変流路手段(variable flow passage mean)をさらに備える。また、燃料噴射器は、制御室と連通して燃料が制御室から流出する付加的流路を含む。
本発明は、制御室内の圧力を低減して弁ニードルを上昇させて噴射を開始させるために、制御室を出る燃料の流量が、弁ニードルの移動範囲全体にわたって変化するという利点を提供する。可変流路手段は、弁ニードルがその行程範囲の終端(すなわち、全揚程(full lift))に接近するにつれて、弁ニードルの移動が、減衰がベルヌーイの力を超越するのに適した低レベルに選択される弁ニードルの初期の移動に比べてより大きく減衰されるように構成される。このことが、弁ニードルが、その行程範囲の終端に到達してその上昇停止部にあまりに速く接近するときに発生する可能性のある、「ニードル跳ね返り」などの問題を予防する。可変流路手段は、上昇の中間段階の間に許容範囲内の減衰をもたらすように構成される。さらに、ノズルを開く速度が、制御室を出る燃料流に対する可変制限によって正確に制御されるので、このことが、ある範囲の燃料圧力にわたって、エンジンに送達される燃料の量に対する正確な制御を可能にする。
付加的流路は、制御室を出る燃料流に一定の制限を与えることが理想的である。
好ましくは、噴射器は、燃料もまた、可変流路手段および付加的流路のうちの少なくとも一方を通って制御室に流入するように構成される。
弁ニードルもしくはそれによって支持される部分は、付加的流路と協働して、弁ニードルが、その行程範囲の最終端においてその全開位置に到達する直前にさらなる局所的減衰効果を弁ニードルにもたらす形成物を、弁ニードル座から離れた弁ニードルまたはそれによって支持される部分の端部に含んでよい。
好ましい一実施形態では、可変流路手段が、弁ニードル(もしくはそれによって支持される部分)と制御室への流路との間の協働によって形成され、それにより、弁ニードル(もしくはそれによって支持される部分)が流路と可変の度合で協働して、制御室を出る燃料に可変流量をもたらす。
例として、制御室への流路の入り口ポートは、弁ニードル(もしくはそれによって支持される部分)によって、弁ニードルが全開位置にあるときに、弁ニードルが全閉位置にあるときに流路の入り口ポートが開かれる程度に比べてより小さい程度に開かれる。一構成では、流路の入り口ポートは、弁ニードルが全開位置にあるときに、弁ニードル(もしくはそれによって支持される部分)によって完全に閉じられる。また、流路の入り口ポートは、弁ニードルが全閉位置にあるときに、弁ニードル(もしくはそれによって支持される部分)によって少なくとも部分的に開かれてよい。
弁ニードルが全開位置にあるときに、弁ニードル(もしくはそれによって支持される部分)によって完全に覆われる流路の入り口ポートを有する1つの利点は、可変流路の寸法をユニット間で正確に達成することは困難であり得るが、減衰の最終段階が一定の制限の付加的流路だけで調整されるならば、これをユニット間で一貫して達成することは、より困難であるということにある。
特定の一実施形態では、流路の入り口ポートは、弁ニードルが全閉位置にあるときに、完全に開かれてよい。例えば、流路の入り口ポートは、全閉位置から離れる初期の移動直後の弁ニードルの移動範囲の一部の間、完全に開かれたままでよい。
ノズル制御弁は、三方制御弁であることが好都合であるが、二方弁として構成されてもよい。
制御室は、弁ニードルもしくはそれによって支持される部分がその中で案内される噴射器本体の、上面に画定され、シム板が制御室の開放端を閉じることが好ましい。シム板は、制御弁の弁ピンの一部を受けるシム板室を設けられてよい。シム板の使用が、以下により詳細に説明されるように、製造上の利点を提供する。
シム板は、噴射器本体と、ノズル制御弁(10)のための制御弁筐体との間に配置されることが好ましく、それにより、シム板は噴射器本体と制御弁筐体とを分離し、ノズル制御弁は、噴射器本体およびノズル制御弁それぞれによって画定される第1および第2の弁座を有する。シム板は、シム板を通して延び、制御弁の弁ピンの一部を受けるシム板室を設けられることが好ましい。
噴射器の弁ニードルの上端において制御室からの可変溢流経路を含む、本発明の第1の実施形態の燃料噴射器の概略図である。 図1における噴射器の弁ニードルの端部を示す拡大断面図である。
図1は、内燃機関のエンジンシリンダまたは他の燃焼空間への燃料送達に使用する燃料噴射器の一部分の概略図である。燃料噴射器は、噴射器ノズル(その一部のみ図示)および三方ノズル制御弁(NCV)10を備える。噴射器ノズルは、噴射器本体または噴射器筐体12を含む。NCV 10は、弁筐体14およびシム板16の中に収容され、シム板16は、噴射器本体12とノズル筐体14との間隔を空ける。
噴射器ノズルは、ノズル出口開口を通って関連する燃焼空間(図示せず)に入る燃料流を制御するために、NCV 10によって動作可能な弁ニードルをさらに含む。弁ニードルの下部は図示されないが、出口開口を通って燃焼空間に入る燃料送達を制御するために、弁ニードル座と係合可能な弁先端で終端する。また、バネが、弁ニードルを弁ニードル座に向かって付勢するために設けられてよい。
図1に見られるように、出口開口から離れて位置する弁ニードルの上端20は、噴射器本体12内に画定される制御室18の中に配置される。弁ニードルの上端は「ニードルピストン」20と呼ばれてよく、ニードルピストン20の摺動は、噴射器本体12内に設けられた案内穴22内で案内される。ニードルピストン20は、弁ニードルの下部と一体であってよく、あるいは、弁ニードルで支持される別の部分であってよい。ニードルピストン20の長さに沿った段部24が、ニードルピストンの案内部と、ニードルピストンの最上端における縮小された直径の先端26の形状の形成物との間に画定される。
使用中に、高圧の燃料が、第1の燃料供給路28から、弁ニードルの下部が配置されるノズル室(図示せず)に送達される。弁ニードルが弁ニードル座から離れて移動されるとき、ノズル室から、高圧の燃料がノズルの出口開口を通って流れることができる。
制御室18は、図1に示される向きにおいて、ニードルピストン20と軸方向に一致してニードルピストン20の上方に配置される。制御室18は、一部が案内穴22によって、一部がニードルピストン20の先端26の端面によって噴射器本体12内に画定され、シム板16の下面によって閉じられる。制御室18内の燃料圧力が、力をニードルピストン20に加え、その力がニードルピストンを下方に押すように働き、それゆえ、弁ニードルを弁ニードル座に押し付けて、出口開口を通る燃料噴射を妨げるように働く。高圧の燃料が、第2の燃料供給路30からNCV 10を介して制御室18に送達される。
使用中に、供給路28を通ってノズル室に供給される高圧の燃料によって、上向きの力が、弁ニードルの一つのスラスト面または複数のスラスト面(図示せず)に加えられ、その力が、弁ニードルを弁ニードル座から離して押すように働く。制御室18内の燃料圧力が十分に低減されるならば、ノズル室内の燃料圧力によってスラスト面に作用する上向きの力に、弁ニードルの先端に作用する、燃焼室内のガス圧力による力を加えた力は、ニードルピストン20の端面に作用する下向きの力、およびバネによって弁ニードルにもたらされる力(バネの予荷重力(pre-load force))を超越するのに十分である。それゆえ、弁ニードルは、弁ニードル座から離れて上昇し、ノズル出口を通して燃料噴射を開始する。制御室18内の燃料圧力が増加されるならば、弁ニードルを弁ニードル座から離して上昇させるように作用する力は、制御室18内の燃料圧力によって増加された力に超越され、弁ニードルは着座させられる。したがって、制御室18内の燃料圧力を制御することによって、出口開口を通る燃料噴射の開始と終了が制御されうる。
制御室18内の燃料の圧力は、NCV 10によって制御される。NCV 10は、上部32aおよび下部32bを含む弁ピンを含む。案内部32aと呼ばれる弁ピンの上部は、NCV筐体14内で画定される案内穴34内で摺動可能である。弁頭32bと呼ばれる弁ピンの下部は、シム板16内で画定される室36内に配置され、その中で摺動可能であり、案内部32aと一致して移動する。シム板の下面に隣接する噴射器本体12は、シム板室36内に通じるドレイン路38を設けられる。ドレイン路38は、低圧ドレイン40と連通する。シム板16は、第1の軸方向の貫通穿孔42および第2の軸方向の貫通穿孔44、ならびに、シム板の上面にあって、第1および第2の軸方向の穿孔42、44と、それらの最上端で連通し、一端でシム板室36と接続する横断溝(cross slot)46を設けられる。
この実施形態では、横断溝46は、全体的にシム板16内に画定されるように説明されるが、横断溝46が、少なくとも部分的に、実際には全体的に、NCV筐体14の下側の面内に画定されることも可能であるという点に、留意されたい。
噴射器本体12の上面は、NCV 10の弁ピンの頭部32bに対する第1の弁座48を画定する。弁ピンの頭部32b、より具体的には頭部32bの下端面は、弁ピンが第1の弁位置に移動されるときに第1の弁座48に係合され、その状況において、シム板室36とドレイン路38との間の連通が遮断され、シム板室36と第2の供給路30との間の連通が開く。NCV筐体14は、その下面において、弁ピンの頭部32b、より具体的には頭部32bの円錐台形状の肩部に対する第2の弁座50を画定する。弁ピンの頭部32bは、弁ピンが第2の弁位置に移動されるときに第2の弁座50に係合され、その状況において、第2の供給路30とシム板室36との間の連通が遮断され、シム板室36とドレイン路38との間の連通が開く。
好都合なことには、弁ピンは、バネ(図示せず)または他の付勢手段によって付勢され、第1の弁座48と係合する。弁ピン32a、32bの移動は、電磁アクチュエータ装置、または圧電アクチュエータもしくは磁歪アクチュエータなど、別の適切なアクチュエータによって制御される。
噴射器本体12は、ニードルピストン20の上端において制御室18と連通し、斜角で制御室18と交差する流路52を有する。図2も参照すると、流路は、流路の制流部(restricted portion)52bの一端部に画定された、制御室18への入り口ポート52aを含む。ニードルピストン20の外面は、入り口ポート52aと協働することができ、案内穴22内のニードルピストン20の位置によって、入り口ポート52aが覆われる程度、ひいては、制御室18と流路52との間の連通が開く程度を確定する。
シム板36の第2の軸方向の穿孔44は、シム板16の下面において開き、入り口ポート52aから離れた流路52の端部と連通する。また、シム板16内の第1の軸方向の穿孔42は、シム板16の下面において開き、制御室18と直接連通する。それゆえ、シム板室36と制御室18との間には、燃料のための2つの流れ順路(flow route)、すなわち、噴射器本体12内の流路52、シム板16の第2の軸方向の通路44および横断溝46を介する第1の順路と、シム板16の第1の軸方向の通路42および横断溝46を介する第2の順路とが存在する。
使用中に、制御弁10が作動停止されるとき、弁ピン32a、32bはその第1の弁位置にあり、このとき、頭部32bは、バネ力の下で第1の弁座48と係合している。この位置において、高圧の燃料が、第2の供給路30から第2の弁座50を通り過ぎてシム板室36に流入することができ、シム板室36から、第1の順路(横断溝46およびシム板16の第1の軸方向の通路42を介して)および第2の順路(横断溝46、第2の軸方向の通路44および噴射器本体12内の流路52を介して)を通して制御室18に流入することができる。そのような状況において、制御室18が加圧され、ニードルピストン20が下方に押され、それゆえ、弁ニードルが下方に押されて弁ニードル座に接触し、それにより、出口開口を通る噴射は発生しない。制御室18を加圧することで、弁ニードルのスラスト面に作用する上向きの力に、弁ニードルの先端に作用する燃焼室圧力による何らかの力を組み合わせた力が十分に超越され、弁ニードルが弁ニードル座に着座することを確実にすることが理解されよう。
制御弁10が作動するとき、すなわち、弁ピン32a、32bが第1の弁座48から離れて移動されて第2の弁座50と係合するとき、第2の供給路30内の高圧燃料は、もはや、第2の弁座50を通り過ぎて制御室18に流れることはできない。それに代わって、制御室18内の燃料が、第1の弁座48を通り過ぎてドレイン路38に流入し、低圧のドレイン40に流れることができる。それゆえ、制御室18内の燃料圧力は低減され、制御室は減圧される。その結果、弁ニードルが、弁ニードルのスラスト面に作用するノズル室内の燃料圧力の力によって、弁ニードル座から離れて上向きに押される。ニードルピストン20の真上のシム板16の下面の領域は、ニードルピストン20の最大限の移動、ひいては、弁ニードル座から離れる弁ニードルの最大限の移動を制限する、上部の上昇停止部54を形成する。
弁ニードルが弁ニードル座から離れて移動させられる速度は、低圧のドレイン40に向かって制御室18を出る燃料の流量によって確定される。最初、弁ニードルが着座しているとき、そしてニードルピストン20が案内穴22内でその最低の位置を取るとき、流路52の入り口ポート52aは、ニードルピストン20による覆いを完全に開かれ、それにより、制御室18を出て、流路52、シム板16の第2の軸方向の穿孔44、横断溝46およびシム板室36を介して低圧のドレイン40に流れる燃料に対して、比較的大きな流れ経路が存在する。同時に、燃料はまた、制御室18を出て、シム板16内の第1の軸方向の穿孔42、横断溝46およびシム板室36を通って流れる。ベルヌーイの力が存在するときのこの上昇の初期段階の間、低圧のドレイン40に向かって制御室18を出る燃料流は、流路52が完全に覆いを開かれているために比較的制限されないので、弁ニードルの移動の減衰率は比較的低い。
弁ニードルが弁ニードル座から離れて上昇を継続するにつれて、ニードルピストン20の長さに沿った段部24が、流路52の入り口ポート52aの下端を通り過ぎて移動し、それにより、入り口ポート52aは、ニードルピストン20によって部分的に覆われるようになる。弁ニードルの移動のこの中間段階の間、流路52を通って制御室18を出る燃料の流れはより制限され、それゆえ、弁ニードルの移動の減衰が増加される(すなわち、弁ニードルの移動は、初期の移動範囲に比べて、中間の移動範囲の間により大きく減衰される)。弁ニードルは、その移動範囲にわたって移動を継続し、流路52の入り口ポート52aは、ますます大きく閉じられるので、制御室18を出る流量は、より一層制限される。それゆえ、弁ニードルの移動の減衰は、その移動範囲の終端付近で最も顕著になる。
その行程範囲の最終端付近で、ニードルピストン20の先端26が溢流路42に接近するにつれて、溢流路42への入り口ポートにおいて局所的に、さらなる絞り効果が発生し、それにより、制御室18を出る燃料の流量が一層低減される。最終的には、ニードルピストン20の先端26が上昇停止部54に衝突し、それにより、溢流路42は完全に覆われる。上昇の終端における最適減衰プロフィール(profile)は、(i)先端26の直径とニードルピストン20の残部の直径との相対的寸法、(ii)先端26と段部24との相対的高さ、および(iii)先端26の形状(例えば、先端26が先細りであるかまたは別の輪郭を有するかどうか)を選択することによって達成されうる。
代替の一実施形態では、溢流路42は、ニードルピストン20との軸方向アライメント(axial alignment)からオフセットしてよく、それにより、全上昇行程の最終端におけるこの局所的な絞り効果は、全く回避される。
流路52の入り口ポート52aがニードルピストン20によって完全に覆われるようになる位置において、制御室18を出る唯一の流れが、一定の制限を燃料に与える、シム板16内の第1の軸方向の通路42を通る。このとき、制御室18を出る燃料の流量が(2つの流れ順路が使用可能なときに比べて)低減されるので、制御室18の減圧速度が低減され、それゆえ、弁ニードルがその完全な開位置に向かって移動を継続する速度もまた、低減される。それゆえ、ニードルピストン20は、流路52、42の両方が開いているときの、初期の開速度に比べて、低減された速度でその上部の上昇停止部54に接近する。
流路52の入り口ポート52aが完全に覆われるようになる位置は、弁ニードルが、その全移動範囲を通してほんの短い距離を移動した後に生じてよく、またはニードルピストン20がその全移動範囲の終端に接近し、上部の上昇停止部54に衝突する直前に生じてよい。流路52の入り口ポート52aが完全に覆われると、それによって、弁ニードルの移動の残りの部分は、シム板16内の第1の軸方向の通路42を通る燃料の流量だけによって調節される。この目的のために、所望の上昇特性を与えて、ニードルピストン20が上部の上昇停止部54に接近する速度が、弁ニードルが開いた直後の初期の移動速度に比べて低減されることを確実にするように、弁ニードルの幾何学的形状、および流路52の入り口ポート52aが完全に覆われるようになる位置が選択される。
代替の一実施形態では、噴射器本体12内の流路52は、ニードルピストン20が上部の上昇停止部54に接近するときでもわずかに覆いを開かれたままであってよく、それにより、弁ニードルの移動の全範囲にわたって、流路42、44の両方を通って並流(parallel flow)が存在する。
最も簡単な形態では、ニードルピストン20の先端26は、燃料流が入り口ポート52aに流入するときに燃料流に対する著しい制限が存在しないことを確実にするために、十分に細い直径である。段部24が、直径に関して比較的小さい後退部(step back)を有する(すなわち、先端26が比較的大きな直径を有する)ように機械加工されるならば、段部24は、入り口ポート52aが完全に開いているときに制御室18を出る燃料流に際だった制限をもたらし、入り口ポート52aが閉じるにつれて、より小さい比率の制限に推移するであろう。平行側面の先端26は、ポートの寸法、弁ニードルの上昇及び制限との間の関係を変化させるという、この潜在的な利点をもたらす。先端26における先細りは、弁ニードルの上昇の減衰特性にさらなる改良をもたらすであろう。
弁ニードルの閉段階の間、すなわち、NCV 10が作動停止されるとき、弁ピンの頭部32bは、第1の弁座48に押し付けられ、第2の弁座50は開いており、それによって、燃料は、第2の供給路30から第2の弁座50を通り過ぎて制御室18に流入する。ニードルピストン20がその上部の上昇停止部54に当接するとき、流路52が完全に覆われるものと仮定すると、最初に、燃料は、シム板16内の第1の軸方向の通路42だけを通って制御室18に流入する。ニードルピストン20が上部の上昇停止部54から離れて移動し始めるにつれて、流路52の入り口ポート52aが開き始め、その位置において、燃料が、2つの順路、すなわち、横断溝46およびシム板16内の第1の軸方向の通路42を通る第1の順路と、横断溝46、シム板16内の第2の軸方向の通路44および噴射器本体12内の流路52を通る第2の順路とを通って制御室18に流入する。このことが、閉段階の間、制御室18とノズル室との間に急速な圧力平衡を引き起こす。次いで、ニードルバネが、弁ニードルを急速移動で弁ニードル座に当接して閉じるための力をもたらし、それによって燃料噴射の急速な終了が達成される。
さらに他の実施形態では、シム板16内の第1の軸方向の通路42が、完全に取り除かれてよく、それにより、NCV 10が作動されるときに、噴射器本体12内の流路52が、制御室18を出る燃料のための唯一の流れ経路となる。この場合は、弁ニードルの移動範囲およびニードルピストン20と流路52との間の重なりは、流路52が、完全上昇(すなわち、弁ニードルの完全な開位置)において依然として部分的に開いており、完全に覆われることがないことを確実にするように寸法決めされる必要がある。このことが、制御室18を再加圧して弁ニードルを閉じる必要があるときに、流路52が、ニードル上昇の頂点においても依然として、制御室18に対する再充填能力をもたらしうることを確実にする。
制御室18を出る燃料流に対する可変面積流路の使用を通して本発明によって提供される利点に加えて、噴射器は、ニードルピストン20が案内される噴射器本体12と弁ピン32a、32bが案内されるNCV筐体14との間に配置されたシム板16によって、さらなる利点を提供する。第1に、シム板室36を、NCV筐体14自体の中ではなく別個の部分(シム板16)の中に画定することが有利である。というのは、室36は、シム板16を一方の面から他方の面まで貫通して穴加工またはドリル加工することによって、便利に製造されうるからである。第2に、シム板16の存在が、本体部32aのための案内穴34が、製造中に研削軸の支持体に可能な限り近く配置されることを可能にする。すなわち、案内穴34に対して特に正確に直角に向けられる必要があるのは、NCV筐体14の下面であるので、研削軸が(図1に示される向きにおいて)下から案内穴34に接近することが重要であるものと考えられる。第3に、シム板16の存在が、NCV 10の第2の弁座50が、NCV筐体14の下面に配置されることを可能にし、便利な製造工程を可能にし、第2の弁座50に対する正確な深さを確実にする。他の利点は、弁ピン32a、32bの揚程が、シム板16に対する適切な厚さを選択することによって設定されうることと、弁ピンの頭部32bが最小高さに保持されてよく、弁頭32b周りのシム板室36の容積(ならびにシム板内の他の制御容積および通路46、42、44)が、容易に比較的小さく保持されうることと、シム板16が、いくつかの通路が、シム板16がなければ製造が困難であるかまたは応力集中部を生み出す可能性のある方式で作製されることを可能にすることとを含む。
他の改変として、第2の弁座50は、鋭い縁部(断面で90度)を画定する代わりにわずかに凹んでいてよく、例えば、直角の隅部が面取り部を設けられてよく、それにより、弁頭32bの円錐台形状の着座肩部を補完する円錐台形状の面が画定される。この特徴は、弁頭32bと第2の弁座50との間の衝撃損傷を防ぐ。
NCV 10は、これまで、三方弁として説明されてきたが、噴射器はまた、二方弁を用いて動作するように構成されてよい。この場合は、NCVは、高圧供給路30とシム板室36との間に唯一の座を有し、それゆえ、噴射の終端で弁ニードル20を再び着座させることが必要なときに、制御室18の再充填を可能にするために、制御室18への付加的な流れ経路が必要となる。通常、この付加的な流れ経路は、ニードルピストン20の頂部における制御された平坦部、ニードルピストン20を通る穴、または高圧供給路28から直接制御室18に入るドリル加工によって設けられてよい。
本発明は、共通供給源(common supply)(レール)が、エンジンの少なくとも2つの噴射器に燃料を送達する、コモンレール噴射器において、エンジンの各噴射器が、噴射器と同じユニット内に、それ自体の専用ポンプ、ひいては高圧燃料供給源を設けられる電子ユニット噴射器(EUI)において、あるいは、エンジンの各噴射器が、それ自体の専用ポンプ、ひいては高圧燃料供給源を設けられるが、配管を介して関連する噴射器から分離される電子ユニットポンプ(EUP)において、実施されてよい。また、本発明は、コモンレール/EUIの二重の機能を有するハイブリッド方式の中で実施されてよい。

Claims (11)

  1. 内燃機関への燃料送達に使用する燃料噴射器であって、
    少なくとも1つのノズル出口を通して燃料送達を制御するように、全閉位置と全開位置との間の移動範囲にわたって弁ニードル座に対して移動可能な弁ニードル(20)を有し、それにより、ノズルニードルの移動が制御室(18)内の燃料圧力によって制御される、ノズルと、
    前記制御室(18)に流入し前記制御室(18)から流出する燃料流を制御して、前記制御室を加圧し減圧するためのノズル制御弁(10、32a、32b)とを備え、
    前記弁ニードルの移動が、前記弁ニードルが前記全開位置に接近するにつれて、前記全閉位置から離れる初期の移動と比べて大幅に減衰されるように、前記制御室を出る燃料の流量を、前記弁ニードルの前記移動範囲全体にわたって変化させるために、前記制御室と連通する可変流路手段(52、52a、44、46)をさらに備え、前記制御室と連通して燃料が前記制御室(18)から流出する付加的流路(42)をさらに備え
    前記弁ニードルまたは前記弁ニードルによって支持される部分(20)が、前記付加的流路(42)と協働して、前記弁ニードルがその全開位置に到達する直前にさらなる局所的減衰効果を前記弁ニードルにもたらす形成物(26)を、前記弁ニードル座から離れた前記弁ニードルまたは前記部分の端部に含み、
    前記可変流路手段が、前記弁ニードルまたは前記弁ニードルによって支持される部分(20)と前記制御室(18)への流路(52)との間の協働によって形成され、それにより、前記弁ニードルもしくは前記部分(20)が、前記弁ニードルの前記移動範囲全体を通して可変の度合で前記流路(52)と協働して、前記可変流路手段を通る燃料に可変流量をもたらし、
    前記弁ニードルが前記全開位置にあるときに、前記制御室(18)への前記流路(52)の入り口ポート(52a)が前記弁ニードルまたは前記部分(20)によって開かれる程度は、前記弁ニードルが前記全閉位置にあるときに開かれる程度に比べて小さい、燃料噴射器。
  2. 前記付加的流路(42)が、前記制御室(18)を出る前記燃料流に一定の制限を与える、請求項1に記載の燃料噴射器。
  3. 燃料が、前記可変流路手段(52、52a、44、46)および前記付加的流路(42)のうちの少なくとも一方を通って前記制御室(18)に流入する、請求項1または2に記載の燃料噴射器。
  4. 前記流路(52)の前記入り口ポート(52a)が、前記弁ニードルが前記全開位置にあるときに、前記弁ニードルまたは前記部分(20)によって完全に閉じられる、請求項に記載の燃料噴射器。
  5. 前記流路(52)の前記入り口ポート(52a)が、前記弁ニードルが前記全閉位置にあるときに、前記弁ニードルまたは前記部分(20)によって少なくとも部分的に開かれる、請求項1から4のいずれかに記載の燃料噴射器。
  6. 前記流路(52)の前記入り口ポート(52a)が、前記弁ニードルが前記全閉位置にあるときに、完全に開かれる、請求項に記載の燃料噴射器。
  7. 前記流路(52)の前記入り口ポート(52a)が、前記全閉位置から離れる初期の移動直後の前記移動範囲の一部の間、完全に開かれたままである、請求項に記載の燃料噴射器。
  8. 前記ノズル制御弁が三方制御弁(10)である、請求項1からのいずれかに記載の燃料噴射器。
  9. 前記弁ニードルまたは前記部分(20)が案内される噴射器本体(12)の上面に、前記制御室(18)が画定され、シム板(16)が前記制御室(18)の開放端を閉じる、請求項1からのいずれかに記載の燃料噴射器。
  10. 前記シム板(16)が、前記噴射器本体(12)と、前記ノズル制御弁(10)のための制御弁筐体(14)との間に配置され、前記ノズル制御弁が、前記噴射器本体(12)および前記ノズル制御弁(14)によってそれぞれ画定される第1および第2の弁座(48、50)を有する、請求項に記載の燃料噴射器。
  11. 前記シム板(16)に、前記シム板を通して延び、前記制御弁(10)の弁ピンの一部(32b)を受け入れるシム板室(36)が設けられている、請求項10に記載の燃料噴射器。
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