JP5584840B1 - 配膳車 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、簡便な構成とされた昇降機構を用いて、小さな回転半径でシャフトを回転させることで、上下方向に対して大きなストロークで仕切り部材を昇降可能な配膳車を提供することを課題とする。
【解決手段】第2の仕切り部材64の下端と接続され、上下方向に移動可能なブロック73と、回転するシャフト76と、ブロック73の下端面と接触した状態で、所定の方向に回転移動することで、第2の仕切り部材64を昇降させるローラ83と、ローラ83を回転可能に支持するローラ支持部81と、ローラ支持部81及びシャフト76と接続され、先端部78Aがシャフト76から突出する接続部材78と、第2の仕切り部材64が押し上げられていない状態で、ローラ支持部81の一部と接触し、ローラ83により第2の仕切り部材64が最も高い位置に押し上げられた状態で、接続部材78の先端部78Aと接触するストッパー75と、を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、トレーを収容する収容室が、第1の室である温蔵室と、第2の室である冷蔵室と、に区画された配膳車に関する。
従来、配膳時において、温かい食材は温かい状態で、冷たい食材は冷たい状態で、宿泊客等の食品支給者の元へ運ぶために冷蔵室と温蔵室とを有する配膳車が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1には、二連式トレーを配膳車の収納室に配置させる場合において、二連式トレーの一方のトレーが冷蔵室に収容され、他方のトレーが温蔵室に収容されるように、仕切り機構により冷蔵室と温蔵室とを区画する配膳車が開示されている。
特開平7−275134号公報
しかしながら、従来、仕切り機構を構成し、かつトレーに当接される仕切り部材を大掛かりな昇降機構で動作させていた。
このため、仕切り部材を昇降させる昇降機構を簡便化することが望まれていた。
また、簡便化した上で、小さな回転半径で部材を回転させることで、上下方向に対して大きなストロークで仕切り部材を昇降可能(言い換えれば、上下方向に対する仕切り部材の移動量が大きい状態で、仕切り部材の昇降が可能)な昇降機構が望まれていた。
そこで、本発明は、簡便な構成とされた昇降機構を用いて、小さな回転半径でシャフトを回転させることで、上下方向に対して大きなストロークで仕切り部材を昇降可能させることの可能な配膳車を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一観点によれば、トレーを収容する収容室と、前記トレーの上面と接触する第1の仕切り部材、上下方向に移動可能な構成とされ、上方に移動した際に前記トレーの下面と接触する第2の仕切り部材、及び該第2の仕切り部材を上下方向に移動させる昇降機構を含み、前記収容室を第1の室と、該第1の室と異なる温度とされた第2の室と、に区画するように、前記トレーの上下に配置された仕切り機構と、を有する配膳車であって、前記昇降機構は、前記第2の仕切り部材の下端と接続され、上下方向に移動可能なブロックと、前記ブロックと接触しないように、該ブロックの下方に配置され、位置が固定された状態で回転するシャフトと、前記ブロックの下端面と接触した状態で、所定の方向に回転移動することで、前記ブロックを介して、前記第2の仕切り部材を昇降させるローラと、前記ブロックの下方に配置され、前記ローラを回転可能に支持するローラ支持部と、前記ローラ支持部から前記シャフトに向かう方向に延在し、前記ローラ支持部及び該シャフトと接続され、先端部が前記シャフトから突出する接続部材と、前記シャフトの下方に配置され、前記ローラにより前記第2の仕切り部材が押し上げられていない状態において、前記ローラ支持部の一部と接触し、前記ローラにより前記第2の仕切り部材が最も高い位置に押し上げられた状態において、前記接続部材の先端部と接触するストッパーと、を有することを特徴とする配膳車が提供される。
また、上記本発明の配膳車において、前記ブロックの下端面は、前記ローラにより前記第2の仕切り部材が押し上げられていない状態において、前記ローラの上方に位置する前記ブロックの下端面の位置よりも下方に配置され、前記ローラにより前記第2の仕切り部材が最も高い位置に押し上げられた状態において、前記ローラが接触する第1の平坦面と、前記ローラにより前記第2の仕切り部材が押し上げられていない状態において、前記ローラの上方に位置する前記ブロックの下端面の位置と前記第1の平坦面との間に配置され、前記ローラを前記第1の平坦面へと導く傾斜面と、を有してもよい。
また、上記本発明の配膳車において、前記ブロックは、前記傾斜面及び前記第1の平坦面を有する突出部を含んでおり、前記シャフトは、前記ローラにより前記第2の仕切り部材が押し上げられていない状態において、前記突出部の一部が収容される切欠き部を有してもよい。
また、上記本発明の配膳車において、前記ストッパーの形状は、円柱形状とされており、前記ローラ支持部、及び前記接続部材の先端部は、前記ストッパーの外周側面と接触してもよい。
また、上記本発明の配膳車において、前記昇降機構は、前記第2の仕切り部材の延在方向と前記シャフトの延在方向とが一致するように配置してもよい。
また、上記本発明の配膳車において、前記ブロックの下端面は、前記ローラにより前記第2の仕切り部材が押し上げられていない状態において、前記ローラの上方に配置された第2の平坦面を有してもよい。
また、上記本発明の配膳車において、前記昇降機構は、前記第2の仕切り部材の延在方向と前記シャフトの延在方向とが直交するように配置してもよい。
本発明の配膳車によれば、簡便な構成とされた昇降機構を用いて、小さな回転半径でシャフトを回転させることで、上下方向に対して大きなストロークで仕切り部材を昇降可能させることができる。
本発明の実施の形態に係る配膳車の側面図である。 図1に示す配膳車の収容室に収容される二連式トレーを示す斜視図である。 図2に示す二連式トレーのA−A線方向の断面図である。 図1に示す配膳車の収容室に収容される平坦トレーを示す斜視図である。 第1及び第2の収容室内に配置された複数のトレー支持部、及び複数の仕切り機構を示す斜視図である。 筐体内に収容された仕切り機構の構成要素を示す図であり、該構成要素を図5に示すX方向から見た図である。 仕切り機構を構成する昇降機構の断面図であり、ブロック部材を介して、ローラにより第2の仕切り部材が押し上げられていない状態(言い換えれば、Z方向において、最も低い位置に第2の仕切り部材の上面が位置する状態)を模式的に示す図である。 図7に示す構造体をB1視した図である。 図7に示す状態からシャフトを回転させて、ローラのローラ面とブロックの傾斜面とが接触した状態を模式的に示す断面図である。 図9に示す構造体をB2視した図である。 図9に示す状態からさらにシャフトを回転させて、ブロックの傾斜面と平坦面(第1の平坦面)との境界と、ローラのローラ面と、が接触した状態を模式的に示す断面図である。 図11に示す構造体をB3視した図である。 図11に示す状態からさらにシャフトを回転させて、ブロックの平坦面(第1の平坦面)とローラのローラ面とが接触した状態を模式的に示す断面図である。 図13に示す構造体をB4視した図である。 最下層に配置された仕切り機構を構成する筐体内に収容された仕切り機構の構成要素を模式的に示す図であり、第2の仕切り部材が最も低い位置にある場合を模式的に示す図である。 図15に示すガイド機構のD1−D1線方向の断面図である。 最下層に配置された仕切り機構を構成する筐体内に収容された仕切り機構の構成要素を模式的に示す図であり、第2の仕切り部材が最も高い位置にある場合を模式的に示す図である。 図17に示すガイド機構のD2−D2線方向の断面図である。 配膳車を構成する第1及び第2の仕切り部材に挟まれた二連式トレー及び平坦トレーを模式的に示す図である。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、本発明の実施形態の構成を説明するためのものであり、図示される各部の大きさや厚さや寸法等は、実際の配膳車の寸法関係とは異なる場合がある。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る配膳車の側面図である。図1では、説明の便宜上(第2の収容室23−2内に配置された複数のトレー支持部19、及び複数の仕切り機構21,22を図示するため)、第2の収容室23−2と対向する位置に配置された扉(図1に示す扉17と同様な構成とされた扉)の図示を省略する。
また、図1では、第1の収容室23−1に収容された複数のトレー支持部19、及び複数の仕切り機構21,22を図示することが困難なため、これらの図示を省略する。
図1に示すX方向は、第1及び第2の収容室23−1,23−2の配列方向(後述する図5に示すY方向と直交する方向)を示している。図1に示すZ方向は、仕切り機構21,22の積層方向(言い換えれば、上下方向)を示している。
図1を参照するに、本実施の形態の配膳車10は、配膳車本体11と、複数の車輪12,13と、隔壁15と、扉17と、トレー支持部19と、仕切り機構21,22と、を有する。
配膳車本体11は、複数のトレー(例えば、後述する図2に示す二連式トレー30または後述する図4に示す平坦トレー40)を収容する収容室23を有する。
収容室23は、隔壁15により、第1の収容室23−1と、第2の収容室23−2と、に区画されている。
第1及び第2の収容室23−1,23−2において、対向配置された壁面25の間隔は、トレーの長辺方向の寸法、即ち、トレーの長手方向の寸法よりも大きくなるように設定されている。また、収容室23の幅は、例えば、トレーの短辺方向の寸法、即ち、トレーの短手方向の寸法の2倍程度となるように設定されている。
第1及び第2の収容室23−1,23−2は、複数の仕切り機構21、及び仕切り機構22により、冷蔵室26(第2の室)と、温蔵室27(第1の室)と、に区画される。
図2は、図1に示す配膳車の収容室に収容される二連式トレーを示す斜視図である。図3は、図2に示す二連式トレーのA−A線方向の断面図である。図3では、説明の便宜上、二連式トレー30の構成要素ではない後述する第1及び第2の仕切り部材63,64を点線で図示する。
ここで、図2及び図3を参照して、二連式トレー30について説明する。
二連式トレー30は、第1のトレー部31と、第2のトレー部32と、連結部33と、を有する。第1のトレー部31は、矩形の板状部材である平板部31−1と、平板部31−1の外周縁に設けられ、平板部31−1の上面に対して傾斜した状態で平板部31−1から離間する側壁部31−2と、を有する。
第2のトレー部32は、矩形の板状部材である平板部32−1と、平板部32−1の外周縁に設けられ、平板部32−1の上面に対して傾斜した状態で平板部32−1から離間する側壁部32−2と、を有する。
連結部33は、第1のトレー部31と第2のトレー部32との間に配置されている。連結部33は、その一方の端部が第1のトレー部31と一体的に構成されており、他方の端部が第2のトレー部32と一体に構成されている。連結部33は、平坦な上面33aと、平坦な下面33bと、を有する板状部材である(図3参照)。
図4は、図1に示す配膳車の収容室に収容される平坦トレーを示す斜視図である。
ここで、図4を参照して、平坦トレー40について説明する。
平坦トレー40は、矩形の板状部材である平板部40−1と、平板部40−1の外周縁に設けられ、平板部40−1の上面に対して傾斜した状態で平板部40−1から離間する側壁部40−2と、を有する。
平坦トレー40は、平坦トレー40の短手方向(平板部40−1の短辺に沿う方向)が配膳車10の幅方向(言い換えれば、図5に示すY方向)に沿うように、第1及び第2の収容室23−1,23−2に収容される。
図1を参照するに、車輪12は、配膳車本体11の底部の中央に少なくとも2つ配置されている。車輪13は、配膳車本体11の底部の両端に、少なくとも2つずつ配置されている。複数の車輪12,13は、配膳車本体11を移動させるための車輪である。
隔壁15は、第1の収容室23−1と、第2の収容室23−2と、を区画するように、収容室23内に配置されている。
扉17は、配膳車本体11に設けられており、第1の収容室23−1と対向する位置に配置されている。扉17を閉塞させることで、第1の収納室23−1を密閉することが可能となり、扉17を開放することで、第1の収納室23−1に収容されたトレーの搬入及び搬出が可能となる。
図示してはいないが、扉17は、第2の収容室23−2と対向する位置にも配置されている。
トレー支持部19は、第1及び第2の収容室23−1,23−2に複数配置されている。
第1及び第2の収容室23−1,23−2に配置された複数のトレー支持部19は、上下方向に対して、所定の間隔で配置されている。
図5は、第1及び第2の収容室内に配置された複数のトレー支持部、及び複数の仕切り機構を示す斜視図である。図5では、1つの二連式トレー30のみ図示する。図5に示すY方向は、X方向に対して直交する方向を示している。図5において、図1及び図2に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
なお、図5では、筐体61を構成する板材のうち、X方向に対向配置された2つの板材に設けられ、昇降機構66を構成する昇降機構用筐体71の一部を囲むような形状とされた昇降機構用筐体収容部の図示を省略する。
図5を参照するに、トレー支持部19は、一対の金具51と、一対の支持棒53と、複数の連結部材54と、補強棒56と、を有する。
図1及び図5を参照するに、金具51は、Y方向に延在するL字形状の部材であり、第1及び第2の収容室23−1,23−2内における一対の壁面25にそれぞれ固定されている。一対の金具51は、対向するように配置されている。
支持棒53は、一方の金具51から他方の金具に向かう方向(具体的には、X方向)に延在している。支持棒53は、一方の端部がボルト(図示せず)を介して一方の金具51に固定されており、他方の端部がボルト(図示せず)を介して他方の金具51に固定されている。支持棒53は、一対の金具51間に、離間した状態で2つ配置されている。
2つの支持棒53は、X方向及びY方向を通過する仮想平面(図示せず)に対して、平行となるように配置されている。
連結部材54は、連結部材本体54−1と、貫通孔(図示せず)と、挿入孔(図示せず)と、を有する。
連結部材本体54−1の形状は、直方体とされている。貫通孔(図示せず)は、連結部材本体54−1をX方向に貫通する孔である。該貫通孔は、支持棒53を貫通させるための孔である。
挿入孔(図示せず)は、Y方向に延在する孔である。該挿入孔は、補強棒56の一端が挿入される孔である。
上記構成とされた連結部材54は、連結部材本体54−1の上面がX方向及びY方向を通過する仮想平面(図示せず)に対して平行となるように、支持棒53の中央部に配置されている。
また、同一の収容室(具体的には、第1の収容室23−1または第2の収容室23−2)内において、同一の高さに配置された2本の支持棒53に配置された一対の連結部材54は、上記挿入孔が対向するように配置されている。
補強棒56は、Y方向に延在する円筒形状の棒である。補強棒56は、一方の端部が一方の連結部材54の挿入孔(図示せず)に挿入されており、他方の端部が他方の連結部材54の挿入孔(図示せず)に挿入されている。
補強棒56の外径は、連結部材本体54−1の上面からその上方に突出しない大きさで、かつ連結部材本体54−1の下面からその下方に突出しない大きさとされている。
上記構成とされたトレー支持部19は、Y方向に対して2つのトレー(図2に示す二連式トレー30または図4に示す平坦トレー40)を支持する。
図6は、筐体内に収容された仕切り機構の構成要素を模式的に示す図である。図6では、仕切り機構21の構成要素ではない二連式トレー30も図示する。また、図6では、第2の仕切り部材64の上面64aが最も高い位置まで押し上げられた状態を示す。
図5及び図6を参照するに、仕切り機構21は、筐体61と、第1の仕切り部材63と、第2の仕切り部材64と、昇降機構66と、を有する。
筐体61は、Y方向に延在する箱であり、複数の板材により構成されている。筐体61を構成する複数の板材のうち、X方向において対向配置された1対の板材には、それぞれ2つの支持棒挿入部(図示せず)が設けられている。一対の板材に設けられた2つの支持棒挿入部には、それぞれ支持棒53が挿入されている。筐体61は、複数の支持棒53により支持されている。
筐体61を構成する下板材(図示せず)には、Y方向に延在する2つの第1の仕切り部材63を筐体61内に収容したり、該下板材の下方に突出させたりするための第1の開口溝(図示せず)が設けられている。該第1の開口溝は、Y方向に延在する溝である。
また、筐体61の上板材(図示せず)には、Y方向に延在する第2の仕切り部材64を筐体61内に収容したり、該下板材の下方に突出させたりするための第2の開口溝61Aが設けられている。
筐体61を構成する板材のうち、X方向において対向配置された2つの板材の内側には、対向配置された昇降機構用筐体収容部(図示せず)が設けられている。昇降機構用筐体収容部(図示せず)は、1つの板材に対して2つ設けられている。
昇降機構用筐体収容部(図示せず)は、筐体61の中央に向かう方向に突出している。昇降機構用筐体収容部(図示せず)は、昇降機構66を構成する昇降機構用筐体71の一部を囲むような形状とされている。
昇降機構用筐体収容部(図示せず)は、例えば、X方向に配置された板材と一体に構成することができる。昇降機構用筐体収容部(図示せず)の形状は、例えば、平面視した状態において、コの字型とすることができる。
X方向において対向配置された昇降機構用筐体収容部(図示せず)には、昇降機構66を構成する昇降機構用筐体71が配置されている。昇降機構用筐体71と昇降機構用筐体収容部(図示せず)とは、ねじにより固定されている。
これにより、昇降機構66は、筐体61に固定され、昇降機構66のY方向及びZ方向の位置が規制される。
筐体61は、Y方向に対向配置された一対の板材61−1,61−2を有する。
板材61−1は、筐体61内に収納されたシャフト76の一端76Aを露出する貫通穴61Bを有する。
貫通穴61Bは、板材61−1側から筐体61内に、シャフト76を回転させる冶具(例えば、ドライバー等)を挿入して、シャフト76の一端76Aを回転させる際に使用する穴である。シャフト76を回転させる際に使用するドライバーとしては、例えば、マイナスドライバーを用いることができる。貫通穴61Bの直径は、シャフト76を回転させる冶具が挿入可能な大きさであればよい。
シャフト76の一端76Aの直径が8mmの場合、貫通穴61Bの直径は、例えば、9mmとすることができる。
板材61−2は、筐体61内に収納されたシャフト76の他端76Bを露出する貫通穴61Cを有する。貫通穴61Cは、板材61−2側から筐体61内に、シャフト76を回転させる冶具(例えば、ドライバー等)を挿入して、シャフト76の他端76Bを回転させる際に使用する穴である。
シャフト76を回転させる際に使用するドライバーとしては、例えば、マイナスドライバーを用いることができる。貫通穴61Cの直径は、シャフト76を回転させる冶具が挿入可能な大きさであればよい。
シャフト76の他端76Bの直径が8mmの場合、貫通穴61Cの直径は、例えば、9mmとすることができる。
上記のように、筐体61内に収容されたシャフト76の一端76Aを露出する貫通穴61Bと、筐体61内に収容されたシャフト76の他端76Aを露出する貫通穴61Cと、を有することで、シャフト76を回転させる冶具(図示せず)を用いて、両側(言い換えれば、板材61−1側、及び板材61−2側)からシャフト76を回転させて、第2の仕切り部材64を昇降させることができる。
なお、図6では、一例として、シャフト76の両端(具体的には、一端76A及び他端76B)が筐体61内に収容された場合を例に挙げて説明したが、これに替えて、貫通穴61Bを介して、板材61−1からシャフト76の一端76Aを突出させ、貫通穴61Cを介して、板材61−2からシャフト76の他端76Bを突出させ、両端(具体的には、一端76A及び他端76B)につまみ部(図示せず)を設けてもよい。
このような構成を用いることで、シャフト76を回転させる冶具を用いることなく、つまみ部を手で回転させることで、両側(言い換えれば、板材61−1側、及び板材61−2側)から、つまみ部と一体とされたシャフト76を回転させて、第2の仕切り部材64を昇降させることができる。
第1の仕切り部材63は、上下方向に移動可能な状態で筐体61の下端部に配置されている。第1の仕切り部材63は、Y方向に延在する部材であり、1つの筐体61内に2つ収容されている。2つの第1の仕切り部材63は、Y方向に配置されている。
Y方向における第1の仕切り部材63の長さは、例えば、Y方向における筐体61の長さの略半分にすることができる。
第1の仕切り部材63の下端部は、直方体とされている。これにより、第1の仕切り部材63の下端面は、矩形とされている。
第1の仕切り部材63は、その自重により、筐体61の下板材(図示せず)の下方に突出する構成とされている。
これにより、図5に示すように、Z方向に積層された2つの仕切り機構21間に二連式トレー30が配置された状態では、図3に示すように、第1の仕切り部材63の下面63aは、二連式トレー30の連結部33の上面33aに当接される。
また、第1の仕切り部材63の直下に二連式トレー30が存在しない場合には、第1の仕切り部材63の下面63aは、該第1の仕切り部材63の直下に配置された第2の仕切り部材64の上面64aに当接される。
図7は、仕切り機構を構成する昇降機構の断面図であり、ブロック部材を介して、ローラにより第2の仕切り部材が押し上げられていない状態(言い換えれば、Z方向において、最も低い位置に第2の仕切り部材の上面が位置する状態)を模式的に示す図である。
図7では、説明の便宜上、仕切り機構21の構成要素ではない第2の仕切り部材64も図示する。図7において、図5及び図6に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。図7は、後述する図8に示す構造体のC1−C1線方向の断面図である。
図5〜図7を参照するに、第2の仕切り部材64は、中空部64−1を有する角柱であり、筐体61の上端部に配置されている。第2の仕切り部材64は、Y方向に延在している。第2の仕切り部材64は、昇降機構66により上下方向に移動可能な構成とされている。
Z方向に積層された2つの仕切り機構21間に二連式トレー30が配置された状態(図5に示す状態)では、昇降機構66により最も高い位置まで第2の仕切り部材64が押し上げられると、図3に示すように、第2の仕切り部材64の上面64aは、二連式トレー30の連結部33の下面33bに当接される。
図1に示す第1及び第2の収容室23−1,23−2内において、図5に示す状態になると、第1及び第2の収容室23−1,23−2は、それぞれ冷蔵室26と温蔵室27とに区画される。
図8は、図7に示す構造体をB1視した図である。図8において、図7に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図6〜図8を参照するに、昇降機構66は、筐体61の上部に2つ収容されている。2つの昇降機構66は、離間した状態でY方向に配置されている。
昇降機構66は、昇降機構用筐体71と、ブロック73と、ガイドピン74と、ストッパー75と、シャフト76と、接続部材78と、ローラ支持部81と、ローラ83と、を有する。
昇降機構用筐体71は、先に説明したように、筐体61を構成する昇降機構用筐体収容部(図示せず)に収容されており、該昇降機構用筐体収容部にねじにより固定されている。
昇降機構用筐体71は、筐体本体85と、ガイド用貫通溝86と、シャフト挿入孔(図示せず)と、を有する。
昇降機構用筐体71は、上端及び下端が開放端とされた角柱である。昇降機構用筐体71は、X方向において対向配置された一対の第1の側壁部88と、Y方向において対向配置された一対の第2の側壁部89と、を有する。
ガイド用貫通溝86は、一対の第1の側壁部88に形成されている。一対の第1の側壁部88に形成されたガイド用貫通溝86は、対向するように配置されている。ガイド用貫通溝86は、Z方向に延在している。
Y方向におけるガイド用貫通溝86の幅は、ガイドピン74を挿入可能で、かつガイドピン74が上下方向(Z方向)に移動した際、Y方向におけるガイドピン74の位置を規制可能な大きさとされている。
シャフト挿入孔(図示せず)は、一対の第2の側壁部89に形成されている。一対の第2の側壁部89に形成されたシャフト挿入孔は、対向するように配置されている。
ブロック73は、ブロック本体91と、接続部92と、突出部93と、ピン挿入用貫通孔95と、を有する。
ブロック本体91は、直方体の部材であり、昇降機構用筐体71内に収容されている。ブロック本体91は、ローラ83により第2の仕切り部材64が押し上げられていないとき(つまり、図7に示す状態のとき)に、ローラ83の上方に位置する平坦面91a(第2の平坦面)を有する。平坦面91aは、ブロック本体91の下端面である。
図7に示す状態では、Z方向において、平坦面91aとローラ83との間には、隙間が形成されている。
X方向に配置されたブロック本体91の2つの側面は、ブロック73が上下方向に移動可能な状態で、第1の側壁部88の内面と接触している。
これにより、ブロック73が上下方向に移動させた際、ブロック本体91の2つの側面が第1の側壁部88の内面と接触した状態でブロック73が上下方向に移動するため、ブロック73がX方向に移動することを抑制できる。
接続部92は、ブロック本体91の上面の中央から上方に突出した部分である。接続部92は、ブロック本体91と一体に構成されている。
接続部92は、平坦な上面92aを有する。接続部92上面92aには、第2の仕切り部材64の下端が固定されている。これにより、ローラ83により、ブロック73が押し上げられた際、ブロック73と共に、第2の仕切り部材64が上方に押し上げられる。
突出部93は、ブロック本体91の下端のうち、シャフト76と対向する部分に設けられている。突出部93は、ブロック本体91の下端と一体に構成されている。突出部93は、平坦面91a(言い換えれば、ローラ83により第2の仕切り部材64が押し上げられていない状態において、ローラ83の上方に位置するブロック73の下端面の位置を含む面)よりも下方に突出している。
突出部93の下端面は、ローラ83により第2の仕切り部材64が最も高い位置に押し上げられた状態(後述する図13に示す状態)において、ローラ83のローラ面が接触する平坦面93a(第1の平坦面)と、平坦面91aと平坦面93aとの間に配置され、平坦面91aから平坦面93aに向かうように、ローラ83を平坦面93aへと導く傾斜面93bと、を有する。
突出部93は、接続部材78に近接して配置されると共に、図7に示す状態において、ローラ83の最も高い位置よりも下方に配置されている。
ピン挿入用貫通孔95は、突出部93の近傍に位置するブロック本体91をX方向に貫通した孔である。ピン挿入用貫通孔95は、ガイドピン74を挿入可能な形状とされている。
上記構成とされたブロック73の下端面は、平坦面91a,93a、及び傾斜面93bで構成されている。ブロック73の下端面は、シャフト76を回転させた際、ローラ83のローラ面が接触した状態で移動する面である。
このように、ローラ83により第2の仕切り部材64が押し上げられていない状態(言い換えれば、第2の仕切り部材64の上面64aの位置が最も低くなる状態)において、ローラ83のローラ面が接触するブロック本体91の下端面である平坦面91aよりも下方に配置され、第2の仕切り部材64の上面64aの位置が最も高くなるときにローラ83のローラ面が接触する平坦面93aと、平坦面91aと平坦面93aとの間に配置され、ロー83を平坦面93a(或いは、平坦面91a)に案内する傾斜面93bと、を有する突出部93を設けることにより、突出部93が無い場合(つまり、ブロック本体91の平坦面91aのみがブロック73の下端面である場合)と比較して、平坦面91aと平坦面93aとの高さの差の分だけ、第2の仕切り部材64の上面64aを高い位置まで押し上げることが可能となる。
つまり、簡便な構成とされた昇降機構66を用いて、小さな回転半径でシャフト76を回転させることで、上下方向に対して大きなストロークで第2の仕切り部材64を昇降可能させることができる。
これにより、平坦面91aと平坦面93aとの高さの差を調整することで、第2の仕切り部材64の上面64aの位置(言い換えれば、ローラ83のローラ面と平坦面93aとが接触し、第2の仕切り部材64の上面64aが最も高くなる位置)を調節することができる。
ガイドピン74は、X方向に延在するピンであり、X方向において、ブロック本体91の両側から突出するように、ピン挿入用貫通孔95に配置されている。
ブロック本体91から突出したガイドピン74の両端部は、ガイド用貫通溝86内に配置されている。
これにより、図7に示す状態から、ローラ83が移動して、ブロック73が上方に押し上げた際(或いは、ブロック73が押し上げられた状態から押し下げる際)、ガイドピン74の端部がガイド用貫通溝86に案内されて移動するため、ブロック73がY方向に移動することを抑制できる。
また、ガイドピン74の両端部は、ガイド用貫通溝86の下端と接触することで、ブロック73が下方に落下しないように、ブロック73を支持している(図7及び図8参照)。
ストッパー75は、ブロック73の下方に配置されるローラ支持部81及びシャフト76の下方に配置されている。ストッパー75は、Y方向に延在している。ストッパー75の両端は、筐体本体85の一対の第2の側壁部89に固定されている。これにより、昇降機構用筐体71に対するストッパー75の位置が規制されている。
ストッパー75は、第2の仕切り部材64の上面64aが最も低い位置にあるとき(ローラ83がブロック73を押し上げていないとき)に、ローラ支持部81と接触することで、Z方向におけるローラ83の位置を規制する。
また、ストッパー75は、第2の仕切り部材64の上面64aが最も高い位置にあるとき(ローラ83が完全にブロック73を押し上げたとき)に、接続部材78の先端部78Aと接触することで、ローラ83を介して、第2の仕切り部材64の上面64aの位置を規制する。
このような機能を有するストッパー75の形状は、例えば、円柱形状にするとよい。このように、ストッパー75の形状を円柱形状とし、ストッパー75の外周側面とローラ支持部81、及び接続部材78の先端部78Aとを接触させることで、ストッパー75とローラ支持部81、及び接続部材78の先端部78Aとが接触しやすくすることができる。
図6を参照するに、シャフト76は、筐体61内に収容されており、Y方向に延在している。シャフト76は、Y方向に配置された2つの昇降機構66を構成する2つの昇降機構用筐体71に設けられたシャフト挿入孔(図示せず)に挿入されている。
これにより、シャフト76は、回転可能な状態で、2つの昇降機構用筐体71に支持されている。シャフト76は、Y方向に配置された2つの昇降機構66の共通のシャフトとして機能する。
シャフト76の直径は、例えば、8mmとすることができる。
シャフト76は、突出部93の一部を収容可能な切欠き部101を2つ有する。シャフト76のうち、切欠き部101に露出された部分には、平坦な面が配置されている。この平坦な面に、接続部材78が固定されている。
図7に示す状態において、切欠き部101は、接続部材78と突出部93とが接触しないような形状及び大きさとされている。切欠き部101の形状は、例えば、円柱を2つに分割したような形状にすることができる。
接続部材78は、L字形状とされた棒状の部材である。接続部材78は、ローラ支持81に接続される第1の接続部(図示せず)と、先端部78Aと、該第1の接続部と先端部78Aとの間に配置され、切欠き部101に露出されたシャフト76の平坦な面に固定される第2の接続部(図示せず)と、を有する。
接続部材78は、ローラ支持部81とシャフト76とを接続するための部材である。
ローラ支持部81は、ブロック73の下方に配置されており、ローラ支持部本体103と、回転軸105と、を有する。ローラ支持部本体103は、コの字形とされた部材であり、ローラ83の1対の円形面と対向するように配置されている。ローラ支持部本体103には、接続部材78の第1の接続部(図示せず)が接続されている。
回転軸105は、ローラ83の中心を貫通しており、回転可能な状態で、両端がローラ支持部本体103に支持されている。
ローラ83は、回転軸105を介して、ローラ支持部本体103に回転可能な状態で支持されている。ローラ83は、シャフト76が回転されて、ローラ83が押し上げられた際、ブロック73の傾斜面93b及び平坦面93aと接触するローラ面を有する。ローラ83は、ブロック73を押し上げるための部材である。
上記説明したように、昇降機構66は、大掛かりな機構ではなく、小型化されており、簡便な構成とされている。
図9は、図7に示す状態からシャフトを回転させて、ローラのローラ面とブロックの傾斜面とが接触した状態を模式的に示す断面図である。図9では、図7に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。図9は、後述する図10に示す構造体のC2−C2線方向の断面図である。
図10は、図9に示す構造体をB2視した図である。図10において、図8及び図9に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図11は、図9に示す状態からさらにシャフトを回転させて、ブロックの傾斜面と平坦面(第1の平坦面)との境界と、ローラのローラ面と、が接触した状態を模式的に示す断面図である。図11では、図7に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。図11は、後述する図12に示す構造体のC3−C3線方向の断面図である。
図12は、図11に示す構造体をB3視した図である。図12において、図8及び図11に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図13は、図11に示す状態からさらにシャフトを回転させて、ブロックの平坦面(第1の平坦面)とローラのローラ面とが接触した状態を模式的に示す断面図である。図13では、図7に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。図13は、後述する図14に示す構造体のC4−C4線方向の断面図である。
また、図13では、図7に示す状態にあるローラ83を点線で示す。図13に示す方向Dは、ローラ83及びローラ支持部81の移動方向を示している。
図14は、図13に示す構造体をB4視した図である。図14において、図8及び図13に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
次に、図7〜図14を参照して、昇降機構66の動作について説明する。
図7及び図8に示す状態では、ローラ支持部81の角がストッパー75の外周側面と接触している。この段階では、ローラ83は、Z方向における位置が最も低い状態で、その位置が規制されている。
この段階では、ローラ83は、ブロック73の下端から離間している。この段階では、ガイドピン74は、ガイド用貫通溝86の下端に位置している。これにより、ブロック73上に固定された第2の仕切り部材64の上面64aは、Z方向において、最も低い位置に配置されている。
次いで、図7及び図8に示す状態からシャフト76を回転させると、図9に示すように、ローラ83が上方に移動(言い換えれば、図13に示すD方向に移動)することで、ブロック73の傾斜面93bとローラ83のローラ面とが接触し、ローラ83により、ブロック73が上方に押し上げられる。
これにより、第2の仕切り部材64は、上方に押し上げられる。このとき、図9及び図10に示すように、ガイドピン74は、ガイド用貫通溝86の延在方向に沿って、上方に移動する。
この段階では、ローラ支持部81、及び接続部材78の先端部78Aは、ストッパー75から離間している。
次いで、図9及び図10に示す状態から、さらに、シャフト76を回転させると、図11に示すように、ローラ83がさらに上方に移動し、ローラ83は、傾斜面93bと接触した状態で回転しながら、傾斜面93bと平坦面93aとの境界まで移動する。これにより、ブロック73を介して、第2の仕切り部材64は、さらに上方に押し上げられる。
このとき、図11及び図12に示すように、ガイドピン74は、ガイド用貫通溝86に沿って、さらに上方に移動する。この段階では、ローラ支持部81、及び接続部材78の先端部78Aは、ストッパー75から離間している。
次いで、図11及び図12に示す状態から、さらに、シャフト76を回転させると、図13に示すように、ローラ83は、平坦面93aと接触した状態で、回転しながら移動し、接続部材78の先端部78Aとストッパー75とが接触する。これにより、ローラ83の移動が停止される。この段階では、ガイドピン74は、ガイド用貫通溝86の上端に位置する。
この段階では、第2の仕切り部材64の上面64aは、Z方向において、最も高い位置に配置される。
なお、図13及び図14に示す状態から第2の仕切り部材64を下方に移動させる場合には、シャフト76を逆方向に回転させる。
図1及び図5を参照するに、仕切り機構22は、積層された複数の仕切り機構21の直下に配置されている。
仕切り機構22は、筐体111と、第2の仕切り部材64と、昇降機構113と、ガイド機構114と、を有する。
筐体111は、高さが筐体61よりも低く、第1の開口溝(図示せず)を有していないこと以外は、筐体61と同様に構成される。筐体111は、複数の支持棒53により支持されている。
第2の仕切り部材64は、昇降機構113により上下方向に移動可能な構成とされている。
図15は、最下層に配置された仕切り機構を構成する筐体内に収容された仕切り機構の構成要素を模式的に示す図であり、第2の仕切り部材が最も低い位置にある場合を模式的に示す図である。
図15では、Z方向において、第2の仕切り部材64の上面64aが最も低い位置にある場合(言い換えれば、ローラ83がブロック119を押し上げていない状態)を示している。図15において、図7及び図8に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図15を参照するに、昇降機構113は、昇降機構用筐体117と、ブロック119と、ストッパー75と、シャフト76と、接続部材78と、ローラ支持部81と、ローラ83と、を有する。
昇降機構用筐体117は、配膳車本体11の底板11A上に設けられている。昇降機構用筐体117は、第2の仕切り部材64の下方に配置されている。
昇降機構用筐体117を構成するY方向に配置された2つの側壁117−1,117−2のうち、ストッパー75に近接して配置された側壁117−1には、側壁117−1の外側にローラ83を露出させた状態で、ローラ83の一部を昇降機構用筐体117内に収容させるための切欠き部(図示せず)が設けられている。
ブロック119は、ブロック本体122と、突出部93と、を有する。ブロック本体122は、第2の仕切り部材64の下端と接続されている。
突出部93は、ブロック本体122の下端全体に配置されている。
上記構成とされたブロック119のY方向の幅は、Y方向における昇降機構用筐体117の幅よりも大きくなるように構成されている。
ストッパー75は、昇降機構用筐体117の下部で、かつ側壁117−1の近傍に配置されている。ストッパー75は、図5に示すX方向に延在している。ストッパー75の両端部は、昇降機構用筐体117に固定されている。
シャフト76は、第2の仕切り部材64の延在方向(Y方向)と直交する方向に延在している。
図5に示す状態において、ローラ支持部81及びローラ83の一部は、側壁117−1の外側に突出している。
上記説明したように、昇降機構113は、大掛かりな機構ではなく、小型化されており、簡便な構成とされている。また、昇降機構113は、先に説明した図7に示す昇降機構66を構成するガイドピン74及びガイド用貫通溝86を有していない。また、昇降機構113を構成するブロック本体99は、昇降機構66を構成するブロック本体122よりも高さが低い。
したがって、昇降機構113は、昇降機構66と比較して、高さ方向(Z方向)のサイズを小型化することができる。
図16は、図15に示すガイド機構のD1−D1線方向の断面図である。図16において、図7及び図8に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図15及び図16を参照するに、ガイド機構114は、ガイド機構用筺体125と、ガイド用貫通溝86と、ガイド用ブロック127と、ガイドピン74と、を有する。
ガイド機構用筺体125は、配膳車本体11の底板11A上に設けられている。ガイド機構用筺体125は、第2の仕切り部材64の下方に配置されている。
ガイド機構用筺体125を構成するX方向に配置された2つの側壁125−1,125−2には、それぞれZ方向に延在するガイド用貫通溝86が設けられている。
ガイド用ブロック127は、ガイド機構用筺体125内に収容されている。ガイド用ブロック127の形状は、ガイド機構用筺体125の内面に沿って、上下方向に移動可能な形状とされている。ガイド用ブロック127は、その上端側に配置された接続部92を有する。接続部92には、第2の仕切り部材64が固定されている。
ガイド用ブロック127には、X方向に貫通し、かつガイドピン74が挿入されるピン挿入用貫通孔95が形成されている。
ガイドピン74は、その両端部がガイド用ブロック127から突出するように、ピン挿入用貫通孔95に挿入されている。ガイドピン74の両端部は、ガイド用貫通溝86に収容されている。
これにより、第2の仕切り部材64が固定されたガイド用ブロック127は、ローラ83がブロック119を上方に押し上げた際(或いは、押し下げた際)、X方向及びY方向に第2の仕切り部材64が移動することなく、上方に第2の仕切り部材64を押し上げる(或いは、下方に第2の仕切り部材64を押し下げる)ことができる。
図7及び図8に示す昇降機構66に替えて、上記説明した昇降機構113及びガイド機構114を用いた場合においても、簡便な構成で、第2の仕切り部材64を昇降させることができる。
図17は、最下層に配置された仕切り機構を構成する筐体内に収容された仕切り機構の構成要素を模式的に示す図であり、第2の仕切り部材が最も高い位置にある場合を模式的に示す図である。
図17では、Z方向において、第2の仕切り部材64の上面64aが最も高い位置にある場合(言い換えれば、ローラ83がブロック119を完全に押し上げた状態)を示している。図17において、図15に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図18は、図17に示すガイド機構のD2−D2線方向の断面図である。図18において、図16に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
次に、昇降機構113及びガイド機構114の動作について説明する。
図15及び図16に示す状態から、シャフト76を回転させることで、ローラ83のローラ面と傾斜面93bとが接触し、その後、傾斜面93bを回転移動しながらローラ83がブロック119を押し上げる。
これにより、ガイド用ブロック127も上方に移動する。このとき、ガイドピン74は、ガイド用貫通溝86に沿って、上方に移動する。
さらに、シャフト74を回転させることで、図17及び図18に示すように、ローラ83のローラ面が平坦面93aと接触すると共に、接続部材78の先端部78Aと接触し、Z方向における第2の仕切り部材64の上面64aの位置が規制される。
図17及び図18に示す状態から、第2の仕切り部材64を下方に移動させる際には、逆方向にシャフト74を回転させる。
本実施の形態の配膳車によれば、第2の仕切り部材64の下端と接続され、上下方向に移動可能なブロック73と、ブロック73と接触しないように、ブロック73の下方に配置され、位置が固定された状態で回転するシャフト76と、ブロック73の下端面と接触した状態で、所定の方向に回転移動することで、ブロック73を介して、第2の仕切り部材64を昇降させるローラ83と、ブロック73の下方に配置され、ローラ83を回転可能に支持するローラ支持部81と、ローラ支持部81からシャフト76に向かう方向に延在し、ローラ支持部81及びシャフト76と接続され、先端部78Aがシャフト76から突出する接続部材78と、シャフト76の下方に配置され、ローラ83により第2の仕切り部材64が押し上げられていない状態において、ローラ支持部81の一部と接触し、ローラ83により第2の仕切り部材64が最も高い位置に押し上げられた状態において、接続部材78の先端部78Aと接触するストッパー75と、を含む昇降機構66,113を有することで、簡便な構成とされた昇降機構66,113を用いて、小さな回転半径でシャフト76を回転させることで、上下方向に対して大きなストロークで第2の仕切り部材64を昇降させることができる。
図19は、配膳車を構成する第1及び第2の仕切り部材に挟まれた二連式トレー及び平坦トレーを模式的に示す図である。図19において、図2〜5に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
なお、本実施の形態では、トレーの一例として、主に二連式トレー30を用いた場合を収容する場合を例に挙げて説明したが、図19に示すように、本実施の形態の配膳車10(図1参照)は、二連式トレー30だけでなく、平坦トレー40を収容することも可能である。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明は、トレーの下面と接触する仕切り部材を昇降させる昇降機構を有する配膳車に適用可能である。
10…配膳車、11…配膳車本体、11A…底板、12,13…車輪、15…隔壁、17…扉、19…トレー支持部、21,22…仕切り機構、23…収容室、23−1…第1の収容室、23−2…第2の収容室、25…壁面、26…冷蔵室、27…温蔵室、30…二連式トレー、31…第1のトレー部、31−1,32−1,40−1…平板部、31−2,32−2,40−2…側壁部、32…第2のトレー部、33…連結部、33a,64a,92a…上面、33b,63a…下面、40…平坦トレー、51…金具、53…支持棒、54…連結部材、54−1…連結部材本体、56…補強棒、61,111…筐体、61A…第2の開口溝、61−1,61−2…板材、61B,61C…貫通穴、63…第1の仕切り部材、64…第2の仕切り部材、64−1…中空部、66,113…昇降機構、71,117…昇降機構用筐体、73,119…ブロック、74…ガイドピン、75…ストッパー、76…シャフト、76A…一端、76B…他端、78…接続部材、78A…先端部、81…ローラ支持部、83…ローラ、85…筐体本体、86…ガイド用貫通溝、88…第1の側壁部、89…第2の側壁部、91,122…ブロック本体、91a,93a…平坦面、92…接続部、93…突出部、93b…傾斜面、95…ピン挿入用貫通孔、101…切欠き部、103…ローラ支持部本体、105…回転軸、114…ガイド機構、117−1,117−2,125−1,125−2…側壁、125…ガイド機構用筺体、127…ガイド用ブロック

Claims (7)

  1. トレーを収容する収容室と、
    前記トレーの上面と接触する第1の仕切り部材、上下方向に移動可能な構成とされ、上方に移動した際に前記トレーの下面と接触する第2の仕切り部材、及び該第2の仕切り部材を上下方向に移動させる昇降機構を含み、前記収容室を第1の室と、該第1の室と異なる温度とされた第2の室と、に区画するように、前記トレーの上下に配置された仕切り機構と、
    を有する配膳車であって、
    前記昇降機構は、前記第2の仕切り部材の下端と接続され、上下方向に移動可能なブロックと、
    前記ブロックと接触しないように、該ブロックの下方に配置され、位置が固定された状態で回転するシャフトと、
    前記ブロックの下端面と接触した状態で、所定の方向に回転移動することで、前記ブロックを介して、前記第2の仕切り部材を昇降させるローラと、
    前記ブロックの下方に配置され、前記ローラを回転可能に支持するローラ支持部と、
    前記ローラ支持部から前記シャフトに向かう方向に延在し、前記ローラ支持部及び該シャフトと接続され、先端部が前記シャフトから突出する接続部材と、
    前記シャフトの下方に配置され、前記ローラにより前記第2の仕切り部材が押し上げられていない状態において、前記ローラ支持部の一部と接触し、前記ローラにより前記第2の仕切り部材が最も高い位置に押し上げられた状態において、前記接続部材の先端部と接触するストッパーと、
    を有することを特徴とする配膳車。
  2. 前記ブロックの下端面は、前記ローラにより前記第2の仕切り部材が押し上げられていない状態において、前記ローラの上方に位置する前記ブロックの下端面の位置よりも下方に配置され、前記ローラにより前記第2の仕切り部材が最も高い位置に押し上げられた状態において、前記ローラが接触する第1の平坦面と、
    前記ローラにより前記第2の仕切り部材が押し上げられていない状態において、前記ローラの上方に位置する前記ブロックの下端面の位置と前記第1の平坦面との間に配置され、前記ローラを前記第1の平坦面へと導く傾斜面と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の配膳車。
  3. 前記ブロックは、前記傾斜面及び前記第1の平坦面を有する突出部を含んでおり、
    前記シャフトは、前記ローラにより前記第2の仕切り部材が押し上げられていない状態において、前記突出部の一部が収容される切欠き部を有することを特徴とする請求項2記載の配膳車。
  4. 前記ストッパーの形状は、円柱形状とされており、
    前記ローラ支持部、及び前記接続部材の先端部は、前記ストッパーの外周側面と接触することを特徴とする請求項1ないし3のうち、いずれか1項記載の配膳車。
  5. 前記昇降機構は、前記第2の仕切り部材の延在方向と前記シャフトの延在方向とが一致するように配置することを特徴とする請求項1ないし4のうち、いずれか1項記載の配膳車。
  6. 前記ブロックの下端面は、前記ローラにより前記第2の仕切り部材が押し上げられていない状態において、前記ローラの上方に配置された第2の平坦面を有することを特徴とする請求項2ないし5のうち、いずれか1項記載の配膳車。
  7. 前記昇降機構は、前記第2の仕切り部材の延在方向と前記シャフトの延在方向とが直交するように配置することを特徴とする請求項1ないし4のうち、いずれか1項記載の配膳車。
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