JP5584675B2 - 作業機の走行操作レバーとその格納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧ショベルまたはその応用機械のような自走式作業機に備える分割型走行操作レバーとその上部レバーの格納装置に係り、特に運転室が高い位置に設置される作業機に用いる場合に好適なものに関する。
油圧ショベル等の自走式作業機の走行操作レバーは、運転室内の床上の前方に設置され、走行操作時には、この走行操作レバーを前後に動かすことにより走行を行なう(特許文献1参照)。このような走行操作レバーを運転室に備えた作業機として、港湾での荷役作業を行なう作業機がある。このような作業機は、船底に積み込まれている荷物の荷役作業を行なうため、長尺のブーム、アームを備えると共に、運転室は船底を目視することができるように高所に位置させる。すなわち、下部走行体上に設置したポストの頂部に運転室を設置している。
図9はこのような港湾における荷役作業に用いられている作業機の運転室内における従来の走行操作レバーの配置や構造を示す側面図である。図9において、1は運転室の床板、2はこの床板1上に設置された運転席、3は床板1上における運転席2の前部に設置された走行操作レバーであり、4は走行操作用のペダルである。5は床板1の下方に取付けられた走行用パイロット弁であり、この走行用パイロット弁5は、走行操作レバー3やペダル4により操作され、不図示の走行用コントロール弁を切換え操作するものである。
7は運転室の前窓であり、この前窓7は、下部フロントガラス7aと上部フロントガラス7bを備え、下部フロントガラス7aを通して斜め下方の荷役作業となる対象物を目視可能としている。また、床板1にも下方の作業対象物を目視可能とするため、床窓8とこれを保護するための床窓ガード8aとが設けられている。
この従来構造による走行操作レバー3および運転室を備えた作業機により港湾における荷役作業等を行なうとき、定位置で(すなわち走行せずに)フロント操作および旋回動作を行なう場合、運転室の前部に設置されている走行操作レバー3が視界を妨げ、作業性低下の原因となる。このため、図10に示すように、下部レバー3aとこれに対して分離可能な上部レバー3bとにより走行操作レバー3を構成し、定位置で作業を行なう際には、上部レバー3bを下部レバー3aから外して作業を行なうものがある。
この分割構造の走行操作レバー3を備えたものは、走行用パイロット弁5の操作軸5aの端部に取付け板5bを設け、この取付け板5bにパイプでなる下部レバー3aの根本部をボルト9により取付ける。そして、この下部レバー3aの上端部に結合用の縦溝10を設け、上部レバー3bの下端部には下部レバー3aに嵌まる小径部11を設けると共に、その小径部11に下部レバー3aの縦溝10に嵌まる回り止め用の突条12を設けたものである。
この図10に示す分割型の走行操作レバー3を用いたもので前記港湾における作業を行なう場合には、図示のように、上部レバー3bを下部レバー3aから引き抜くことにより、上部レバー3bを取外した状態で作業を行なう。
特開2005−220679号公報
しかしながら、図10に示した従来構造の走行操作レバー3は、下部レバー3aと上部レバー3bとの嵌合部にガタがあると、走行操作レバー3の操作時に不意に下部レバー3aから上部レバー3bが抜ける虞があるという問題点があった。また、このような抜けを防止するため、下部レバー3aと上部レバー3bとの嵌合部のガタを少なくする必要があるが、しかしガタを少なくするには、機械加工による精密な加工および調整が必要となり、加工費が嵩むという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、下部レバーと上部レバーとが着脱可能に結合された分割型走行操作レバーにおいて、操作時における上部レバーの抜けが確実に防止されると共に、比較的安価に提供できる作業機の走行操作レバーと、この走行操作レバーに好適な上部レバーの格納装置を提供することを目的とする。
請求項1の作業機の走行操作レバーは、
作業機の運転室の床板に設ける走行用パイロット弁に取付けられる下部レバーと、この下部レバーに着脱可能に取付けられる上部レバーとからなる作業機の走行操作レバーにおいて、
前記下部レバーと前記上部レバーの相互の着脱部を空圧または油圧配管の接続に使用されるカプラにより構成すると共に、
前記下部レバーと前記上部レバーのうちのいずれか一方の側面に雄係合体を設け、他方の側面に嵌合溝を有する雌係合体を設け、前記雄係合体を前記雌係合体の前記嵌合溝に嵌合することにより、下部レバーに対する上部レバーの各レバーの軸心を中心とする回動を止める構造にしたことを特徴とする。
請求項2の作業機の走行操作レバーは、請求項1に記載の作業機の走行操作レバーにおいて、
前記下部レバーの頂部に雄型カプラを設け、前記上部レバーの下端部に雌型カプラを設けたことを特徴とする。
請求項3の作業機の走行操作レバーの格納装置は、
請求項1または2に記載の走行操作レバーの分離した上部レバーを運転室内に格納する作業機の走行操作レバーの格納装置において、
運転室内に取付けられたブラケットと、
前記下部レバーの頂部に設けた雌型カプラまたは雄型カプラと同構造をなし、前記ブラケットに取付けられた受けカプラとを備え、
前記上部レバーの着脱部に設けた雄型カプラまたは雌型カプラを前記受けカプラに着脱可能に結合することにより、前記上部レバーを運転室内に格納する構造としたことを特徴とする。
請求項1の発明による走行操作レバーは、空圧または油圧配管の接続を行なうカプラを用いて下部レバーと上部レバーとを結合する構造であり、このカプラは、その用途上、空圧または油圧に耐え、容易に外れない構造を有するため、走行操作レバーの操作時に上部レバーが下部レバーから容易に抜け出ることはない。
また、空圧用または油圧用のカプラとして汎用のカプラを用いることが可能であり、作業機のメーカー側で機械加工による調整を行なわなくても高精度に加工されたものが市販のものとして入手でき、機械加工よりも比較的低コストで上部レバーの抜け出しが無い着脱機能を確保することができ、走行操作レバーを比較的安価に提供可能となる。また、汎用のカプラを使用することにより、カプラ交換の際に容易に交換可能である。
請求項2の発明によれば、下部レバーの頂部に設けるカプラを雄型カプラとしたので、上部レバーを分離した状態で下部レバーの着脱部に泥や塵埃が付着した場合であっても、下部レバーの着脱部から泥や塵埃を清掃によって容易に除去することができる。
請求項3の発明によれば、前記雌雄型カプラの結合構造を利用して上部レバーを格納する構造としたので、上部レバーの格納が容易となる上、上部レバーが受けカプラから離脱することなく、確実に格納することができる。また、雌雄のカプラの結合により、格納中の上部レバーの着脱面が外部に露出せず、塵埃の付着が防止できる。
本発明の走行操作レバーを適用する作業機の一例を示す側面図である。 本発明による一実施の形態の走行操作レバーを備えた運転室内の機器配置を示す側面図である。 本実施の形態の走行操作レバーを、下部レバーと上部レバーとが結合した状態で示す斜視図である。 本実施の形態の走行操作レバーを、下部レバーと上部レバーとが分離した状態で示す斜視図である。 本実施の形態の走行操作レバーのカプラを分離状態で示す半断面側面図である。 本実施の形態の走行操作レバーのカプラを結合状態で示す半断面側面図である。 本実施の形態の走行操作レバーの上部レバーを取外した運転室内の機器配置を示す側面図である。 本実施の形態の走行操作レバーの格納装置の一例を示す正面図である。 従来の走行操作レバーを備えた運転室内の機器配置を示す側面図である。 従来の分割型走行操作レバーの一例を示す斜視図である。
図1は本発明の走行操作レバーとその格納装置を適用する作業機の一例を示す側面図である。図1において、13は下部走行体であり、この例の下部走行体13はクローラ式走行体であり、センターフレーム13aの左右にサイドフレーム13bを設け、このサイドフレーム13bの後端に走行モータ(図示せず)により駆動される駆動輪13cを取付け、各サイドフレーム13bの前端に従動輪13dを取付け、駆動輪13cと従動輪13dに履帯13eを掛け回して構成される。
下部走行体13のセンターフレーム13aには円筒状のポスト14を立設し、このポスト14の頂部に旋回装置15を介して旋回フレーム16を設置し、この旋回フレーム16上に油圧パワーユニット17、運転室18およびカウンタウエイト19等を搭載して上部旋回体20を構成する。運転室18はリフト装置21を介して図示の定位置より前方でかつ高い位置に変位可能に取付けられる。
旋回フレーム16の前部にはブームシリンダ(図示せず)により起伏可能に長尺のブーム23を取付け、このブーム23の先端にアームシリンダ24により回動可能に長尺のアーム25を取付け、このアーム25の先端に作業具26を作業具シリンダ27により回動可能に取付ける。この例では作業具26がクラムシェルバケットである場合について示す。
この作業機は、走行により港湾の岸壁近傍に位置させ、船舶(図示せず)に対して荷物の積み込み、積み下ろしを行なう荷役作業に使用するものである。そしてこの作業時は、運転室18を図示の定位置より前方でかつ高所に位置させて、船舶内の荷物が運転室18内のオペレータから目視しやすい状態にして作業を行なう。
図2は本発明による一実施の形態の走行操作レバー30を備えた運転室内の機器配置を示す側面図、図3はその走行操作レバー30を、下部レバー30aと上部レバー30bとを結合した状態で示す斜視図、図4はその走行操作レバー30を、下部レバー30aと上部レバー30bとを分離した状態で示す斜視図である。
走行操作レバー30は、前述のように、床板1に取付けられた走行用パイロット弁5を操作するものである。図3、図4に示すように、パイロット弁5の操作軸5aの一端側には走行操作レバー30を取付けるための取付け板5bが設けられ、この取付け板5bに下部レバー30aの根本部がボルト9によって取付けられる。5cは図2に示す走行操作用のペダル4を取付けるために、操作軸5aの他端側に設けた取付け板である。
下部レバー30aと上部レバー30bはその相互の着脱部が、空圧または油圧配管の接続に用いられるカプラ31により構成される。この実施の形態においては、下部レバー30aの頂部に設けるカプラは雄型カプラ31aにより構成され、上部レバー30bの下端部に設けるカプラは雌型カプラ31bにより構成される。
図3、図4に示すように、下部レバー30aの上部側面には板状の雄係合体32を溶接により固着して設け、上部レバー30bの下部側面には、前記雄係合体32に嵌まる嵌合溝33aを有する雌係合体33を溶接により固着して設ける。これらの雌雄の係合体32,33は、図3に示すように、下部レバー30aと上部レバー30bに雌雄のカプラ31a,31bを介して結合した状態において、雄係合体32に雌係合体33の嵌合溝33aが嵌合することにより、下部レバー30aに対する上部レバー30bの各レバー30a,30bの軸心を中心とする回動を止める構造にしたものである。なおこの実施の形態と異なり、雄係合体32を上部レバー30bに設け、雌係合体33を下部レバー30aに設けてもよい。
図5、図6はこの実施の形態における雄型カプラ31aと雌型カプラ31bの構造をそれぞれ分離状態、結合状態で示す半断面側面図である。これらの図に示すように、雄型カプラ31aは、下部レバー30aの上端に設けた雄ねじ部(図示せず)に螺合する雌ねじ部35aを有する取付け筒35と、本体筒36とを備える。この本体筒36は、螺合部37により取付け筒35に結合される。
本体筒36の上部には、雌型カプラ31bに嵌合する雄嵌合筒部36aを有し、この雄嵌合筒部36aの周囲に、後述の抜け止め球44を嵌めて雌型カプラ31bを抜け止めする抜け止め溝36bを有する。38は本体筒36内に上下動可能に設けた弁体、39は取付け筒35内に固定して設けたベースであり、弁体38とベース39との間に、この雄型カプラ31aと雌型カプラ31bとを分離した状態において、弁体38を閉じ状態としておくための押しばね40を介在させる。
一方、雌型カプラ31bは、上部レバー30bの下端に設けた雄ねじ部(図示せず)に螺合する雌ねじ部41aを有する取付け筒41と、本体筒42とを備える。この本体筒42は、螺合部43により取付け筒41に結合される。本体筒42の下部には、雄型カプラ31aの雄嵌合筒部36aに嵌合する雌嵌合筒部42aを有し、この雌嵌合筒部42aに、複数の抜け止め球44をそれぞれ収容するテーパー形の貫通孔42bを半径方向に設ける。本体筒42の下部には、矢印Yで示すように上方に移動可能に可動筒45を外嵌し、本体筒42と可動筒45との間に、可動筒45を下方に付勢する押しばね46を収容する。47は可動筒45の雌嵌合筒部42aからの抜け出しを防止するために、雌嵌合筒部42aの下端外周に固定したリング状のストッパである。
48は本体筒42内に上下動可能に設けた弁体、49は取付け筒41内に固定して設けたベースであり、弁体48とベース49との間に、この雌型カプラ31bと雄型カプラ31aとを分離した状態において、弁体48を閉じ状態とするための押しばね50を介在させる。
この構成において、図3に示すように、下部レバー30aが上部レバー30bに結合した状態では、カプラ31は、図6に示す状態にある。このカプラ31の結合状態においては、雄型カプラ31aの弁体38と雌型カプラ31bの弁体48とが互いに押しばね40,50の押圧力に抗して圧接しており、押しばね40,50が収縮し、弁体38と本体筒36との間に隙間が生じており、弁体48と本体筒42との間にも隙間が生じているので、流体を通過させることができる状態にある。このとき、雌嵌合筒部42aの貫通孔42bに嵌めこまれた抜け止め球44は、可動筒45に拘束されるので、抜け止め球44は雄嵌合筒部36aの周囲に設けられた抜け止め溝36bに嵌合されたままとなり、雌型カプラ31bは雄型カプラ31aから外すことはできない。
このカプラ31による下部レバー30aと上部レバー30bとの結合状態から上部レバー30bを分離する際には、押しばね46の押圧力に抗して可動筒45を矢印Y方向に動かすと、抜け止め球44の可動筒45による拘束を解くことができ、抜け止め球44は雌嵌合筒部42aの半径方向外側に可動となり、この状態で雌型カプラ31bを矢印Y方向に付勢すると、抜け止め溝36bから抜け止め球44が離脱して雌型カプラ31bを引き抜くことができ、上部レバー30bを下部レバー30aから外すことができる。
図7は上部レバー30bを下部レバー30aから外した状態を示す。この状態においては、上部レバー30bが視界の妨げにならず、作業性を向上させることができる。
反対に図5のように上部レバー30bを下部レバー30aから分離した状態から図6に示すように結合する場合には、可動筒45を矢印Yに示すように持ち上げて抜け止め球44の拘束を解き、雌嵌合筒部42aの内壁から突出しない外側に移動可能な状態にしておき、この状態で雄型カプラ31aに対して雌型カプラ31bを嵌合し、嵌合後は可動筒45から手を放すことにより、押しばね46は元の位置に復帰し、可動筒45で抜け止め球44を抜け止め溝36bに押し込む。これにより抜け止め球44を可動筒45で拘束した抜け止め状態とすることができる。
このように、この実施の形態の走行操作レバー30は、空圧または油圧配管の接続に用いるカプラ31を用いて下部レバー30aと上部レバー30bとを結合する構造であり、このカプラ31は、その用途上、空圧または油圧に耐え、容易に外れない構造を有するため、走行操作レバー30の操作時に上部レバー30bが下部レバー30aから容易に抜け出ることはない。
また、空圧用または油圧用のカプラとして汎用のカプラ31を用いることが可能であり、作業機のメーカー側で機械加工による調整を行なわなくても高精度に加工されたものが市販のものとして入手でき、機械加工よりも比較的低コストで上部レバー30bの抜け出しが無い着脱機能を確保することができ、走行操作レバー30を比較的安価に提供可能となる。また、汎用のカプラ31を使用することにより、カプラ交換の際に容易に交換可能である。
本発明を実施する場合は、下部レバー30aの頂部に雌型カプラ31bを設け、上部レバー30bに雄型カプラ31aを設けてもよいが、この実施の形態に示すように、下部レバー30aの頂部に設けるカプラ31aを雄型カプラとすることにより、上部レバー30bを分離した状態で下部レバー30aの着脱部である雄型カプラ31aに泥や塵埃が付着した場合であっても、これらの泥や塵埃を清掃によって容易に除去することができる。
なお本発明において、下部レバー30aと上部レバー30bとを着脱するカプラとしては、上述のように可動筒45を摺動可能に嵌合したものではなく、ねじ式に可動筒を動かす方式のものを使用することもできる。
図8はこのカプラ31の構造の特性を用いた上部レバー30bの格納装置の一実施の形態を示す正面図である。図8において、52は左右の上部レバー30b,30bを取付けておくためのブラケット、51a,51bはこのブラケット52を取付ける支持フレームであり、これらの支持フレーム51a,51bは、運転室18の側部内面に設ける。31Xは前記下部レバー30aの頂部に設けた雄型カプラ31aと同構造の受けカプラであり、上部レバー30bを格納するために備えたものである。
52aはこの受けカプラ31Xを取付けるためにブラケット52の頂部に設けたカプラ取付け部である。54はこのカプラ取付け部52aに取付けた防振ゴムであり、この防振ゴム54はその両面に金属プレート54a,54bを固着し、これらの金属プレート54a,54bにボルト55を固着したものである。そして一方の金属プレート54aに固着したボルト55を、カプラ取付け部52aに設けた貫通孔(図示せず)に挿通し、このボルト55にナット56を螺合し締結することにより、防振ゴム54をブラケット52に取付ける。
他方の金属プレート54bに固着したボルト(図示せず)には、受けカプラ31Xに回動可能に取付けたナット57を螺合し締結することにより、受けカプラ31Xを取付ける。格納する上部レバー30bは、受けカプラ31Xに上部レバー30bの端部の雌型カプラ31bを図6の構造で結合し、上部レバー30bの端部(オペレータが把持する側の端部)をバンド58により締め付けてブラケット52に固定する。
この実施の形態の上部レバー30bの格納装置は、雌雄のカプラ31a,31bと同じ結合構造を利用して上部レバー30bを格納する構造としたので、上部レバー30bの格納が容易となる上、上部レバー30bが受けカプラ31Xから離脱することなく確実に格納することができる。また、雌雄のカプラ31b,31Xの結合により、格納中の上部レバーの着脱面が外部に露出せず、塵埃の付着が防止できる。
また、この実施の形態においては、上部レバー30bの向きを上下逆にして受けカプラ3Xに取付けるようにしたので、作業性がよく、上部レバー30bを容易に着脱することができる。また、上部レバー30bを防振ゴム54を介してブラケット52に取付けたので、作業中における運転室18の振動が上部レバー30bに伝わり難くなり、騒音防止と上部レバー30bの損傷防止効果が得られる。
以上、本発明を実施の形態により説明したが、本発明を実施する場合、各部の詳細構造については、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更、付加が可能である。
1:床板、2:運転席、4:走行操作用ペダル、5:走行用パイロット弁、7:前窓、13:下部走行体、14:ポスト、15:旋回装置、20:上部旋回体、23:ブーム、24:アームシリンダ、25:アーム、26:作業具、30:走行操作レバー、30a:下部レバー、30b:上部レバー、31:カプラ、31a:雄型カプラ、31b:雌型カプラ、31X:受けカプラ、32:雄係合体、33:雌係合体、35:取付け筒、36:本体筒、36b:抜け止め溝、38:弁体、39:ベース、40:押しばね、41:取付け筒、42:本体筒、44:抜け止め球、45:可動筒、46:押しばね、47:ストッパ、48:弁体、49:ベース、50:押しばね、51a,51b:支持フレーム、52:ブラケット、54:防振ゴム、55:ボルト、56,57:ナット、58:バンド

Claims (3)

  1. 作業機の運転室の床板に設ける走行用パイロット弁に取付けられる下部レバーと、この下部レバーに着脱可能に取付けられる上部レバーとからなる作業機の走行操作レバーにおいて、
    前記下部レバーと前記上部レバーの相互の着脱部を空圧または油圧配管の接続に使用されるカプラにより構成すると共に、
    前記下部レバーと前記上部レバーのうちのいずれか一方の側面に雄係合体を設け、他方の側面に嵌合溝を有する雌係合体を設け、前記雄係合体を前記雌係合体の前記嵌合溝に嵌合することにより、下部レバーに対する上部レバーの各レバーの軸心を中心とする回動を止める構造にしたことを特徴とする作業機の走行操作レバー。
  2. 請求項1に記載の作業機の走行操作レバーにおいて、
    前記下部レバーの頂部に雄型カプラを設け、前記上部レバーの下端部に雌型カプラを設けたことを特徴とする作業機の走行操作レバー。
  3. 請求項1または2に記載の走行操作レバーの分離した上部レバーを運転室内に格納する作業機の走行操作レバーの格納装置において、
    運転室内に取付けられたブラケットと、
    前記下部レバーの頂部に設けた雌型カプラまたは雄型カプラと同構造をなし、前記ブラケットに取付けられた受けカプラとを備え、
    前記上部レバーの着脱部に設けた雄型カプラまたは雌型カプラを前記受けカプラに着脱可能に結合することにより、前記上部レバーを運転室内に格納する構造としたことを特徴とする作業機の走行操作レバーの格納装置。
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