JP5582081B2 - 組電池の製造システム - Google Patents

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Description

本発明は、積層された複数の単電池からなるスタック構造体を備えた組電池の製造システムの技術に関する。
従来から、車両などに搭載される電源としては、例えばリチウムイオン電池などからなり、扁平形状(矩形板状)に形成された蓄電素子である単電池を複数備えた組電池が知られている。より具体的には、組電池は、前記複数の単電池と、同じく扁平形状(矩形板状)に形成された複数の保持板とを、予め定められた所定の個数分だけ各々交互に配列して積層し、その後、積層方向に向かって所定の圧縮荷重(以下、「拘束荷重」と記する)を加えつつ、前記単電池および保持板を拘止することによって構築される。
ここで、このような構成からなる組電池を、自動車などの車両に搭載する場合、組電池の搭載スペースは、所定の空間内に制限されることが多い。
そのため、構築された組電池が、予め設定された「所定寸法(組電池全体の形状の積層方向、高さ方向、および幅方向における所定寸法。以下同じ。)」を超える場合、前記搭載スペース内に組電池を収納することが困難となり、組電池を車両に搭載できないこととなる。また、構築された組電池が、前記「所定寸法」に満たない場合には、搭載スペース内に組電池を収納した際に余分な隙間が生じ、組電池は、車両運転時の振動によって搭載スペース内で移動し、故障の要因を引き起こすこととなる。
このような問題点を解決するための手段として、例えば「特許文献1」に示される技術が開示されている。
即ち、前記「特許文献1」は、複数の単電池および冷却板(保持板)を、各々交互に配列し、且つ積層してなる組電池の製造方法に関する技術であるが、これら単電池および冷却板(保持板)を積層する際に、積層方向に関する寸法のバラツキを収束するためのスペーサー部材を組み合わせ、その後、積層方向に向かって「拘束荷重」を加えつつ、前記単電池および保持板を拘止することを特徴とする組電池の製造方法に関する技術が開示されている。
特開2009−26703号公報
前記「特許文献1」に開示される技術によれば、組電池の積層方向に関する寸法を、前記「所定寸法」と略同程度に調整することが可能になる。従って、本技術によれば、前述した問題点も解決すると思われる。
しかし、積層された複数の単電池および冷却板(保持板)に、積層方向の「拘束荷重」を加えると、これら単電池および冷却板(保持板)が各々受ける負荷によって、組電池には、捻りや捩れなどによるズレが発生し、該組電池の高さ方向、および幅方向の寸法が、前記「所定寸法」を超えることとなる。
つまり、前記「特許文献1」に開示される技術では、このような捻りや捩れなどによって、組電池に発生するズレについてまで、十分に対応することは難しく、前述した問題点を確実に解決するには至らなかった。
本発明は、以上に示した現状の問題点を鑑みてなされたものであり、複数の扁平形状からなる単電池を積層してスタック構造体を形成し、該スタック構造体に積層方向の圧縮荷重(「拘束荷重」)を加えつつ、該スタック構造体を拘束してなる組電池の製造システムであって、前記圧縮荷重(「拘束荷重」)を加える際に発生する組電池の捻りや捩れなどによるズレを抑制し、該組電池の形状寸法の安定化を図った組電池の製造システムを提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、複数の扁平形状からなる単電池を水平方向に積層して形成されるスタック構造体に対して、積層方向の圧縮荷重を加えつつ、該スタック構造体を拘束することにより組電池を製造する組電池の製造システムであって、該製造システムは、前記スタック構造体に前記圧縮荷重を加える際に、前記スタック構造体の側面および上面を押圧し、前記スタック構造体の形状を保持する規制手段を備えるものである。
請求項2においては、請求項1に記載の組電池の製造システムであって、前記製造システムは、前記スタック構造体を載置する積層治具と、前記スタック構造体に前記圧縮荷重を加える積層装置と、を備え、前記積層治具は、前記スタック構造体の積層方向に向かって延出するとともに、載置された前記スタック構造体を間に挟んだ状態で、前記積層方向との直交方向に対向して配設される複数の第一ガイド部材を有し、前記積層装置は、前記積層方向に向かって延出するとともに、載置された前記スタック構造体の上方に配設される複数の第二ガイド部材を有し、前記規制手段は、前記第一ガイド部材と第二ガイド部材とによって構成され、前記積層装置により前記スタック構造体に前記圧縮荷重を加える際に、前記第一ガイド部材によって前記スタック構造体を挟持し、且つ前記第二ガイド部材によって前記スタック構造体の上面を押圧することで、前記スタック構造体の形状が保持されるものである。
請求項3においては、請求項2に記載の組電池の製造システムであって、前記積層治具において、一方の前記第一ガイド部材は固定保持され、また他方の前記第一ガイド部材は、一方の前記第一ガイド部材との対向方向に向かって移動可能に設けられ、前記積層装置は、他方の前記第一ガイド部材における、前記スタック構造体と対向する側とは反対側において、他方の前記第一ガイド部材と近接離間可能に配設されるガイド押え部材を有し、前記スタック構造体に前記圧縮荷重を加える際は、前記ガイド押え部材によって、他方の前記第一ガイド部材を押圧し、他方の前記第一ガイド部材の移動を規制するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明における組電池の製造システムによれば、複数の扁平形状からなる単電池を積層してスタック構造体を形成し、該スタック構造体に積層方向の圧縮荷重(「拘束荷重」)を加えつつ、該スタック構造体を拘束してなる組電池であって、前記圧縮荷重(「拘束荷重」)を加える際に発生する組電池の捻りや捩れなどによるズレを抑制し、形状寸法の安定した組電池を提供することができる。
本発明の一実施形態である、組電池の製造システムの全体的な構成を示した正面図。 本実施例における組電池の製造システムの製造手順を示したフローチャート。 本実施例における組電池の製造システムによって製造された、組電池の検査結果を示した図であり、(a)は、組電池の捩れによる「ズレ量」と上部押え荷重との関係を、ドットおよび連続線によって示した関係図、(b)は、組電池の捻りによる「ズレ量」と側部押え荷重との関係を、ドットおよび連続線によって示した関係図。 組電池の全体的な構成を示した斜視図。 従来の製造方法によって製造された組電池の構成を示した図であって、(a)は、捩れによる幾分かの「ズレ量(Y1)」を有した状態を示した正面図、背面図、および側面図、(b)は、捻りによる幾分かの「ズレ量(Y2)」を有した状態を示した平面図。 従来の組電池の製造システム(「従来型製造システム」)に関する製造手順を示したフローチャート。
次に、発明の実施の形態を説明する。
[組電池50の全体構成]
先ず、後述する本実施例の製造システム100によって製造される、組電池50の全体的な構成について、図4を用いて説明する。
なお、以下の説明に関しては便宜上、図4における矢印Aの方向を前方と規定して記述する。また、図4においては、図面上の上下方向を組電池50の上下方向と規定して記述する。
組電池50は、例えば自動車などの車両において、電源として搭載されるものであり、主に、単電池51や保持板52やエンドプレート53や拘束バンド54などの複数の構成部品によって構成される。
単電池51は、組電池50の蓄電素子として設けられる部品である。
単電池51は、例えばリチウムイオン電池などの二次電池からなり、略矩形状の平板形状(扁平形状)に構成される。また、単電池51の上端部には、複数(本実施例においては、各々一本の+用端子および−用端子からなる二本)の端子51a・51aが突設される。
そして、単電池51・51・・・は、一組の組電池50に対して所定の個数分設けられ、後述する保持板52・52・・・を各々間に挟んで、一方向(本実施例においては、水平方向、且つ前後方向。以下同じ。)に向かって積層される。また、各単電池51・51・・・の端子51a・51aは、それぞれ図示せぬ連結部材により電気的に接続されている。
保持板52は、単電池51の冷却板として設けられる部品である。
保持板52は、例えば熱硬化性の樹脂素材によって形成され、略矩形状の平板形状(扁平形状)に構成される。
そして、保持板52・52・・・は、一組の組電池50に対して所定の個数分設けられ、隣接する二個の単電池51・51によって挟持されつつ、一方向に向かって各々積層される。つまり、一組の組電池50においては、所定個数の単電池51・51・・・および保持板52・52・・・が、一方向に向かって各々交互に積層される。
エンドプレート53は、後述する拘束バンド54とともに、積層された単電池51・51・・・および保持板52・52・・・の積層姿勢を保持するための部品である。
エンドプレート53は、略矩形状の平板形状(扁平形状)に構成され、一組の組電池50に対して二個設けられる。
そして、エンドプレート53・53は、積層された単電池51・51・・・および保持板52・52・・・の積層方向の両端面側(積層された単電池51・51・・・および保持板52・52・・・の最前面側および最後面側)において、積層された単電池51・51・・・および保持板52・52・・・を挟持するように積層配置され、これら複数の単電池51・51・・・、保持板52・52・・・、およびエンドプレート53・53によって、スタック構造体60が構成される。
拘束バンド54は、二個のエンドプレート53・53を堅固に連結するとともに、該エンドプレート53・53を介して、スタック構造体60の積層姿勢(より具体的には、スタック構造体60の積層方向、高さ方向、および幅方向の各寸法。以下同じ。)を保持するための部品である。
拘束バンド54は、帯状の平板部材から形成され、その長手方向の両端部は、同方向に向かって直角に屈曲されるとともに、これら屈曲部54a・54aの間隙寸法(図4における寸法L1)は、スタック構造体60の前後方向の「所定の長さ寸法(図4における寸法L2。)」と同程度となっている。
なお、スタック構造体60の前後方向の「所定の長さ寸法(寸法L2)」とは、該スタック構造体60に所定の圧縮荷重(積層された単電池51・51・・・、保持板52・52・・・、およびエンドプレート53・53に対して加えられる、積層方向の圧縮荷重。以下、「拘束荷重」と記載する。)を加えた状態における、該スタック構造体60の前後方向の長さ寸法を意味する。
また、拘束バンド54・54・・・は、一組の組電池50に対して複数個設けられ、本実施例においては、スタック構造体60の上面および下面(スタック構造体60の短手方向側に対向する両側面)にて、長手方向を前後方向(積層された単電池51・51・・・、保持板52・52・・・、およびエンドプレート53・53の積層方向。以下同じ。)に向けつつ、屈曲部54aの屈曲方向をスタック構造体60側に向くようにして各々配設される。
つまり、各拘束バンド54は、屈曲部54a・54aを介して、スタック構造体60を、積層方向(前後方向)に向かって挟持するようにして配設される。
そして、屈曲部54aは、スタック構造体60の最前面側および最後面側に配設されるエンドプレート53・53と、ボルトなどの締結部品を用いて固設される。
つまり、拘束バンド54は、長手方向の両端部において、屈曲部54a・54aにより各エンドプレート53・53に堅固に連結されるのである。
こうして、複数の拘束バンド54・54・・・を用いて、スタック構造体60を構成する、単電池51・51・・・、保持板52・52・・・、およびエンドプレート53・53を前後方向に隙間なく拘束することで、スタック構造体60の長手側形状は保持されるのである。
このように、組電池50は、複数の単電池51・51・・・および保持板52・52・・・を各々交互に配列して積層するとともに、これら単電池51・51・・・および保持板52・52・・・の積層方向の両端面側にエンドプレート53・53をさらに積層してスタック構造体60を構成し、その後、該スタック構造体60に対して、前記積層方向の圧縮荷重である「拘束荷重」を加えつつ、拘束バンド54・54・・・によって該スタック構造体60を拘止することによって形成されるのである。
[組電池の製造システム100の全体構成]
次に、本実施例における組電池50の製造システム100の全体構成について、図1を用いて説明する。
なお、以下の説明に関しては便宜上、図面上の上下方向を製造システム100の上下方向と規定して記述する。
製造システム100は、スタック構造体60に対して、積層方向の圧縮荷重を加えつつ、スタック構造体60を拘束することにより、前述した組電池50を製造するためのシステムである。
より具体的には、製造システム100は、積層された複数の単電池51・51・・・、保持板52・52・・・、およびエンドプレート53・53から構成されるスタック構造体60(図4を参照)に対して、捻りや捩れなどによるズレの発生を抑制しつつ、「拘束荷重」を加えることを可能とするシステムである。つまり、スタック構造体60に「拘束荷重」を加える際に、スタック構造体60の形状を保持するためのシステムである。
なお、製造システム100においては、「拘束荷重」が加えられた状態のスタック構造体60に拘束バンド54が組み付けられることにより、組電池50が完成する。
製造システム100は、主に積層治具1や積層装置101などを有して構成される。
前記積層治具1は、積層方向を水平方向(本実施例においては、前後方向)に向けて載置されるスタック構造体60に対して、その左右方向(平面視にて、スタック構造体60の積層方向と直交する方向。以下同じ。)における積層姿勢を保持するための治具である。
積層治具1は、主に定盤2やガイド機構部3などを有して構成される。
前記定盤2は、積層治具1の基部となる部位である。
定盤2は、長方形状の板状部材によって形成され、水平状、且つ長手方向を前後方向(平面視にて、スタック構造体60の積層方向。以下同じ。)に向けて配設される。
また、定盤2の上面には、例えばクロムめっきなどの表面処理が施され、該上面の左右方向中央部において、スタック構造体60が、積層方向を前後方向に向けて載置される。
このように、スタック構造体60の底面と直接接触することとなる、定盤2の上面には、表面処理によって十分な強度と耐磨耗性が付与されており、定盤2には、載置時におけるスタック構造体60への傷付き防止や、「拘束荷重」付加時におけるスタック構造体60の滑り性の確保などの対策が図られている。
ガイド機構部3は、定盤2に載置されたスタック構造体60の、左右方向における積層姿勢を保持するための規制手段として設けられる部位である。
ガイド機構部3・3は、正面視において、定盤2上の左右両側に各々設けられ、前後方向に延出しつつ、互いに対向するようにして配設される。
なお、定盤2の上面右部に配設されるガイド機構部3(以下、特に区別する必要がある場合、「右側ガイド機構部3R」と記載する。)と、上面左部に配設されるガイド機構部3(以下、特に区別する必要がある場合、「左側ガイド機構部3L」と記載する。)とは、同等の構成を有するため、以下の説明においては、右側ガイド機構部3Rに関してのみ記載し、左側ガイド機構部3Lに関する記載を省略する。
右側ガイド機構部3Rは、第一ガイド部材31(以下、特に区別する必要がある場合、右側ガイド機構部3Rに備えられる第一ガイド部材31を「右側第一ガイド部材31R」と記載し、左側ガイド機構部3Lに備えられる第一ガイド部材31を「左側第一ガイド部材31L」と記載する。)などを有して構成される。
前記右側第一ガイド部材31Rは、定盤2に載置されたスタック構造体60の側面(より具体的には、右側面)に、直接当接される部材である。
右側第一ガイド部材31Rは、一方向に延出する断面視「L」字状の部材から形成され、定盤2の右部上方において、延出方向を前後方向に向けて配設される。
また、右側第一ガイド部材31Rには、例えば、既知のリニアガイドウェイなどによって構成される案内ガイド33が備えられ、該案内ガイド33によって、右側第一ガイド部材31Rは、左右方向に移動可能に設けられる。
ここで、右側第一ガイド部材31Rの左側面(左側第一ガイド部材31Lと向き合う側面)には、当接バー32が、図示せぬボルトなどによって着脱可能に固設される。
前記当接バー32は、一方向に延出する正面視矩形状の熱可塑性樹脂によって形成され、その延出方向の長さは、右側第一ガイド部材31Rの延出方向の長さと同程度となっている。
そして、当接バー32は、延出方向を前後方向としつつ、平面視において、右側第一ガイド部材31Rに沿って配設され、且つ、正面視において、その上下方向の位置が、定盤2に載置されるスタック構造体60の上下方向中央部の位置と、略同程度となるようにして配設された状態で、右側第一ガイド部材31Rの左側面に固設される。
このように、本実施例においては、第一ガイド部材31は、当接バー32を介して、定盤2上のスタック構造体60の側面に当接される構成となっており、例えば、ガイド機構部3の経年変化などに対するメンテナンスを行う際は、第一ガイド部材31を取り外す等の大掛かりな作業を必要とせず、当接バー32のみの交換作業で済むようになっている。
なお、このようなガイド機構部3の第一ガイド部材31と当接バー32とによる分割構造については、本実施例に限定されるものではなく、例えば部品点数の低減を図り、これら第一ガイド部材31と当接バー32とを一体構造としてもよい。
また、本実施例においては、スタック構造体60の側面と直接当接することとなる、第一ガイド部材31の箇所(より具体的には、当接バー32)は、熱可塑性樹脂などの十分な強度と耐磨耗性を有する部材によって形成されており、第一ガイド部材31には、挟持する際におけるスタック構造体60への傷付き防止や、「拘束荷重」付加時におけるスタック構造体60の滑り性の確保など、組電池50の特性確保に関する対策が図られている。
さらに、本実施例においては、当接バー32は、スタック構造体60の上下方向中央部の位置と略同程度に位置することから、二基のガイド機構部3・3によって、定盤2に載置されたスタック構造体60を挟持する際における、該スタック構造体60が挟持される位置は、高さ方向(上下方向)において、該スタック構造体60の重心と近傍する位置となる。
その結果、「拘束荷重」付加時におけるスタック構造体60の捻りや捩れなどによるズレの発生はより効果的に抑えられ、スタック構造体60の左右方向における積層姿勢は、確実に保持されるのである。
このような構成からなる右側ガイド機構部3Rは、定盤2の上面右部において、当接バー32を左方に向けて配設される。また、定盤2の上面左部には、右側ガイド機構部3Rと同等な構成からなる左側ガイド機構部3Lが、該右側ガイド機構部3Rと対向しつつ、当接バー32を右方に向けて配設される。
つまり、右側第一ガイド部材31R、および左側第一ガイド部材31Lは、定盤2上において、前後方向に延出しつつ、左右方向に対向するようにして、各々平行に配設される。そして、右側ガイド機構部3R及び左側ガイド機構部3Lは、それぞれ定盤2に載置されたスタック構造体60に対して、積層方向との直交方向に沿って、近接離間するように移動可能に設けられる。
換言すれば、積層治具1は、スタック構造体60の積層方向に向かって延出するとともに、平面視において、前記スタック構造体60を間に挟み、前記積層方向との直交方向に対向して配設される複数の右側第一ガイド部材31R、および左側第一ガイド部材31Lを有して構成されるのである。
また、後述するが、本実施例における積層治具1においては、一方の第一ガイド部材31(本実施例においては、右側第一ガイド部材31R)左右位置を、予め定められた所定の位置に調整後、ボルトなどによって固定保持した状態で、他方の第一ガイド部材31(本実施例においては、左側第一ガイド部材31L)を左右方向に移動することで、これら
二本の第一ガイド部材31・31が相対的に近接離間され、該第一ガイド部材31・31の間隙寸法(平面視にて、スタック構造体60の積層方向と直交する方向における、これら二本の第一ガイド部材31・31の間隙部に関する幅寸法。以下同じ。)が、任意に変更されるようになっている。
なお、これら二本の第一ガイド部材31・31は、最も離間した状態において、スタック構造体60の幅寸法(スタック構造体60の、平面視における積層方向に対する直交方向の幅寸法。以下同じ。)より大きな間隙寸法となり、また、最も近接した状態において、スタック構造体60の幅寸法より小さな間隙寸法となるように構成されている。
そして、二本の第一ガイド部材31・31が最も離間した状態において、スタック構造体60は、積層方向を前後方向とするとともに、その右側面を右側第一ガイド部材31Rに押し当てながら、これら第一ガイド部材31・31の間に配設され、その後、左側第一ガイド部材31Lが、右方向(二本の第一ガイド部材31・31が相対的に近接する方向。)に向かって移動され、スタック構造体60の右側面に押し当てられる。
こうして、スタック構造体60は、その左右両側面を介して二本の第一ガイド部材31・31によって挟持され、積層治具1によって、左右方向の積層姿勢が保持されるのである。
次に、積層装置101について説明する。
積層装置101は、積層治具1における第一ガイド部材31・31の移動を規制し、該第一ガイド部材31・31を介して、スタック構造体60の左右方向における積層姿勢を保持するとともに、前記スタック構造体60の上下方向(正面視にて、二本の第一ガイド部材31・31の対向方向と直交する方向。以下同じ。)の積層姿勢を保持しつつ、スタック構造体60に対して「拘束荷重」を加えるための装置である。
積層装置101は、主に、ガイドサポート機構部102や、上部ガイド機構部103や、圧縮機構部104などを有して構成される。
前記ガイドサポート機構部102は、積層治具1における第一ガイド部材31・31の移動を規制し、該第一ガイド部材31・31を介して、スタック構造体60の左右方向の積層姿勢を保持するための部位である。
ガイドサポート機構部102は、ガイドサポート部材121や第一アクチュエーター122などを有して構成される。
前記ガイドサポート部材121は、積層治具1の左側第一ガイド部材31Lに、直接当接される部位である。
ガイドサポート部材121は、一方向に延出する断面視「L」字状の部材から形成され、積層治具1の左側第一ガイド部材31Lの背部近傍(左側第一ガイド部材31Lにおいて、右側第一ガイド部材31Rと対向する側とは反対側の近傍)において、水平方向、且つ前後方向に延出しつつ、前記左側第一ガイド部材31Lと平行に配設される。
つまり、積層治具1における二本の第一ガイド部材31・31の間にスタック構造体60が載置された状態において、これら右側第一ガイド部材31R、スタック構造体60、左側第一ガイド部材31L、およびガイドサポート部材121は、正面視にて、左側から右側に向かって順に配設される。
また、ガイドサポート部材121には、例えば既知のリニアガイドウェイなどによって構成される案内ガイド(図示せず)が備えられ、ガイドサポート部材121は、前記案内ガイドによって移動方向を案内され、左右方向に移動可能に設けられる。
第一アクチュエーター122は、例えば既知の空気圧式シリンダーなどによって構成され、ガイドサポート部材121を水平方向、且つ左右方向に移動するための移動手段として設けられる。
そして、積層治具1における二本の第一ガイド部材31・31によって、スタック構造体60を挟持した状態において、ガイドサポート部材121は、第一アクチュエーター122を介して右方に移動される。
つまり、ガイドサポート部材121は、第一アクチュエーター122によって、左側第一ガイド部材31Lと近接離間可能に配設され、「戻限位置」(左側第一ガイド部材31Lに対して、最も離間した停止位置。以下同じ。)から「出限位置」(左側第一ガイド部材31Lに対して、最も近接した停止位置。以下同じ。)に向かって移動される。
その結果、ガイドサポート部材121は、左側第一ガイド部材31Lに押し当てられる。
こうして、スタック構造体60を挟持する左側第一ガイド部材21Lは、ガイドサポート部材121による押圧力によって、さらに右方向(二本の第一ガイド部材31・31が相対的に近接する方向。)へと押し当てられ、スタック構造体60の左右方向における積層姿勢は、ガイドサポート機構部102によって、堅固に固定保持されるのである。
上部ガイド機構部103は、スタック構造体60の上下方向における積層姿勢を保持するための規制手段として設けられる部位である。
上部ガイド機構部103・103は、正面視において、積層治具1に載置されたスタック構造体60の上方に各々設けられ、前後方向に延出しつつ、左右方向に互いに対向するようにして配設される。
なお、スタック構造体60の右側上方に配設される上部ガイド機構部103(以下、特に区別する必要がある場合、「右側上部ガイド機構部103R」と記載する。)と、左側上方に配設される上部ガイド機構部103(以下、特に区別する必要がある場合、「左側上部ガイド機構部103L」と記載する。)とは、略同等の構成を有するため、以下の説明においては、右側上部ガイド機構部103Rに関してのみ記載し、左側上部ガイド機構部103Lに関する記載を省略する。
右側上部ガイド機構部103Rは、第二ガイド部材131(以下、特に区別する必要がある場合、右側上部ガイド機構部103Rに備えられる第二ガイド部材131を「右側第
二ガイド部材131R」と記載し、左側上部ガイド機構部103Lに備えられる第二ガイド部材131を「左側第二ガイド部材131L」と記載する。)や、第二アクチュエーター132などを有して構成される。
右側第二ガイド部材131Rは、積層治具1に載置されたスタック構造体60上部(より具体的には、スタック構造体60上部の右側角部)に直接当接される部位である。
右側第二ガイド部材131Rは、一方向に延出する断面視略矩形状の部材から形成され、延出方向を前後方向に向けつつ、積層治具1に載置されたスタック構造体60の右斜上方に配設される。
また、右側第二ガイド部材131Rには、例えば既知のリニアガイドウェイなどによって構成される案内ガイド(図示せず)が備えられ、該案内ガイドによって、右側第二ガイド部材131Rは移動方向を案内され、右斜上方(あるいは左斜下方)に移動可能に設けられる。
第二アクチュエーター132は、例えば既知の空気圧式シリンダーなどによって構成され、右側第二ガイド部材131Rを右斜上方、あるいは右斜上方に向かって上昇・下降させるための移動手段として設けられる。
このような構成からなる右側上部ガイド機構部103Rは、積層治具1に載置されたスタック構造体60の右斜上方に配設される。また、スタック構造体60の左斜上方には、前記右側上部ガイド機構部103Rと略同等な構成からなる左側上部ガイド機構部103Lが、該右側上部ガイド機構部103Rと対向しつつ配設される。
つまり、これら上部ガイド機構部103・103に備えられる第二ガイド部材131・131は、積層治具1に載置されたスタック構造体60の上方において、前後方向に延出しつつ、左右方向に対向するようにして、各々平行に配設される。そして、右側上部ガイド機構部103Rおよび左側上部ガイド機構部103Lは、それぞれ定盤2に載置されたスタック構造体60に対して、積層方向との直交方向に沿って、近接離間するように移動可能に設けられる。
そして、これら二本の第二ガイド部材131・131が、第二アクチュエーター132・132によって、各々「上限位置」(各第二ガイド部材131に対して予め設定された、最も上方に位置する停止位置。以下同じ。)から、「下限位置」(各第二ガイド部材131に対して予め設定された、最も下方に位置する停止位置。以下同じ。)に向かって移動されることで、右側第二ガイド部材131Rは、スタック構造体60上部の右側角部に押し当てられ、左側第二ガイド部材131Lは、スタック構造体60上部の左側角部に押し当てられる。
その結果、右側第二ガイド部材131Rは、スタック構造体60上部の右側角部を左側下方に向かって押圧し、また、左側第二ガイド部材131Lは、スタック構造体60上部の左側角部を右側下方に向かって押圧することとなり、スタック構造体60の上下方向における積層姿勢は、これら上部ガイド機構部103・103によって、堅固に固定保持されるのである。
なお、本実施例においては、これら二本の第二ガイド部材131・131の押圧方向を、斜下方とすることで、スタック構造体60の上下方向における積層姿勢だけでなく、左右方向における積層姿勢も同時に固定保持する構成となっている。
しかし、上部ガイド機構部103・103の構成については、これに限定されるものではなく、少なくとも、これら二本の第二ガイド部材131・131の押圧方向が垂直下方となるように、上部ガイド機構部103・103が構成されていればよい。
ところで、積層装置101には、スタック構造体60に「拘束荷重」を加えるための圧縮機構部104が備えられる。
前記圧縮機構部104は、既知の油圧サーボプレス機構によって構成され、詳細な説明は省略するが、スタック構造体60の前方および後方に各々配設され、相対的に近接離間可能な前側加圧板104aと、後側加圧板104bとを有して構成される。
そして、積層治具1に載置されたスタック構造体60は、積層治具1のガイド機構部3・3、および積層装置101のガイドサポート機構部102によって、左右方向における積層姿勢を保持され、且つ、積層装置101の上部ガイド機構部103・103によって、上下方向における積層姿勢を保持された状態において、前記圧縮機構部104の前側加圧板104aおよび後側加圧板104bによって、前後方向(積層方向)に挟持され、「拘束荷重」を加えられるのである。
[製造システム100の製造手順]
次に、本実施例における組電池50の製造システム100の製造手順について、図2、図3、図5、および図6を用いて説明する。
なお、以下の説明に関しては便宜上、図5(a)(b)における矢印Aの方向を前方と規定して記述する。また、図5(a)においては、図面上の上下方向を組電池50の上下方向と規定して記述する。
図2に示すように、先ず、積層装置101の機外において、積層治具1上に、複数の単電池51・51・・・、保持板52・52・・・、およびエンドプレート53・53が、所定の順序によって積層される(ステップS101)。
そして、これら複数の単電池51や保持板52やエンドプレート53の積層が終了すると、積層治具1は、所定の状態(以下、「規制状態」と記載する)にセットされる。
ここで、前記「規制状態」とは、積層治具1において、一方の第一ガイド部材31(本実施例においては、右側第一ガイド部材31R)が、ボルトなどによって、所定の位置(図1中の実線によって示された、右側第一ガイド部材31Rの位置)に固定保持され、また、他方の第一ガイド部材31(本実施例においては、左側第一ガイド部材31L)が、図示せぬ当止めストッパーなどによって、左右方向の移動範囲(図1に示す寸法X1の範囲であって、およそ数mmに設定される。)を規制された状態をいう。
なお、右側第一ガイド部材31Rを固定保持するのは、該右側第一ガイド部材31によって、積層治具1に載置されるスタック構造体60の左右方向の配設位置を規制する(位置決めする)ためであり、また、左側第一ガイド部材31Lの移動範囲を僅かな範囲(およそ数mm)に規制するのは、スタック構造体60を構成する単電池51や保持板52やエンドプレート53(図4を参照)などの製作誤差などを吸収するためである。
積層治具1が「規制状態」にセットされると、これら複数の単電池51や保持板52やエンドプレート53は、右側第一ガイド部材31Rの左側面(即ち、当接バー32の左側面)に、各々外縁右側部を押し当てつつ、右側第一ガイド部材31Rと左側第一ガイド部材31Lとの間で整列され、スタック構造体60が形成される。
スタック構造体60の形成が終了すると、積層治具1は、該スタック構造体60が載置された状態を保持したまま、積層装置101に投入される。すると、積層治具1は、図示せぬ搬送装置などによって、積層装置101内における所定の場所に搬送され、該所定の場所にて位置決めされる(ステップS102)。
なお、この際、積層装置101の上部ガイド機構部103・103における、二本の第
二ガイド部材131・131は、ともに「上限位置」にまで移動されている。
また、積層装置101のガイドサポート機構部102におけるガイドサポート部材121は、「戻限位置」にまで移動されている。
さらに、積層装置101の圧縮機構部104における前側加圧板104aおよび後側加圧板104bは、相対的に最も離間された状態となっており、その間隙部の長手寸法は、スタック構造体60の前後方向(積層方向)の長さ寸法に比べて十分大きな値となっている。
積層治具1の位置決めが終了すると、右側上部ガイド機構部103Rが作動を開始する。
即ち、右側第二ガイド部材131Rは、第二アクチュエーター132によって、「上限位置」から左斜下方に向かって下降され、スタック構造体60の上部における右側角部に押し当てられる。
つまり、スタック構造体60は、右側上部ガイド機構部103Rによって下方(より具体的には、左斜下方)に向かって押圧される(ステップS103)。
このように、前記ステップS103を行うことで、スタック構造体60の右側部は、右側上部ガイド機構部103Rによって、上下方向における積層姿勢を保持される。
右側上部ガイド機構部103Rによって、スタック構造体60が押圧されると、左側上部ガイド機構部103Lが作動を開始する。
即ち、左側第二ガイド部材131Lは、第二アクチュエーター132によって、「上限位置」から右斜下方に向かって下降され、スタック構造体60の上部における左側角部に押し当てられる。
つまり、スタック構造体60は、左側上部ガイド機構部103Lによって下方(より具体的には、右斜下方)に向かって押圧される(ステップS104)。
このように、前記ステップS104を行うことで、スタック構造体60の左側部は、左側上部ガイド機構部103Lによって、上下方向における積層姿勢を保持される。
左側上部ガイド機構部103Lによって、スタック構造体60が加圧されると、ガイドサポート機構部102が作動を開始する。
即ち、ガイドサポート部材121は、第一アクチュエーター122によって、「戻限位置」から右方に向かって移動され、積層治具1の左側第一ガイド部材31Lに押し当てられる。
つまり、左側第一ガイド部材31Lは、ガイドサポート機構部102によって、右方に向かって押圧される(ステップS105)。
このように、前記ステップS105を行うことで、積層治具1の左側第一ガイド部材31Lは、左右方向への僅かな移動を規制され、スタック構造体60の左右方向における積層姿勢は、二本の第一ガイド部材31・31を介しつつ、ガイドサポート機構部102によって、堅固に固定保持される。
ガイドサポート機構部102によって、積層治具1の左側第一ガイド部材31Lが押圧されると、圧縮機構部104が作動を開始する。
即ち、圧縮機構部104に備えられる前側加圧板104aおよび後側加圧板104bは、予め定められた所定の圧縮パターン(圧縮荷重と、該圧縮荷重を付加する時間と、に関して、予め定められたパターン。以下同じ。)に基づく近接離間移動を繰り返し、スタック構造体60に「拘束荷重」が加えられる。
つまり、所定の圧縮パターンに基づき、スタック構造体60は、圧縮機構部104によって、積層方向に圧縮される(ステップS106)。
そして、圧縮機構部104によって、スタック構造体60に「拘束荷重」が加えられた状態において、該スタック構造体60は拘束バンド54を組み付けられ、組電池50として完成される。
なお、拘束バンド54の組付け作業については、本実施例に示すように、積層装置101内にて行われることに限定されるものではない。
即ち、拘束バンド54の組み付け作業は、積層治具1が、スタック構造体60に加えられた「拘束荷重」を維持した状態によって、積層装置101の機外へと取り出された後に行われることとしてもよい。
その後、圧縮機構部104、ガイドサポート機構部102、左側上部ガイド機構部103L、右側上部ガイド機構部103Rは、順に作動を停止し、これら部位群によるスタック構造体60の押圧が解除される(ステップS107)。
なお、前記ステップS107の結果、積層装置101の上部ガイド機構部103・103における、二本の第二ガイド部材131・131は、再び「上限位置」にまで移動されることとなる。
また、積層装置101のガイドサポート機構部102におけるガイドサポート部材121は、再び「戻限位置」にまで移動されることとなる。
さらに、積層装置101の圧縮機構部104における前側加圧板104aおよび後側加圧板104bは、再び相対的に最も離間された状態となり、その間隙部の長手寸法が、スタック構造体60の前後方向(積層方向)の長さ寸法に比べて十分大きな値となる。
スタック構造体60の加圧が解除されると、積層治具1の位置決めは解除される。
その後、図示せぬ搬送装置などによって、積層治具1は、積層装置101の機外へと搬送され、該積層装置101より取り出される(ステップS108)。
そして、取り出された積層治具1より、完成した組電池50は着脱され、その後、該組電池50のスタック形状(スタック構造体60の積層状態。以下同じ。)に関する検査を実施し、本実施例における製造システム100の製造手順が終了するのである。
ところで、従来の組電池50の製造システムにおける製造手順は、以下に示す手順によって行われていた。
即ち、図6に示すように、先ず、積層装置101の機外において、従来の積層治具(以下、「従来型積層治具」と記載する)上に、複数の単電池51・51・・・、保持板52・52・・・、およびエンドプレート53・53が、所定の順序によって積層され、スタック構造体60が形成される(ステップS201)。
ここで、前記「従来型積層治具」は、本実施例における積層治具1と略同等な構成を有するとともに、右側ガイド機構部、および左側ガイド機構部が、スタック構造体60の左右方向の幅寸法に比べて、若干程度(例えば数mm程度)大きな間隙寸法を有しつつ、左右方向に対向して、定盤上に固設されている点について相異する。
従って、「従来型積層治具」上に載置されたスタック構造体60は、常に左右方向に対して僅かなガタを有するのである。
スタック構造体60の形成が終了すると、「従来型積層治具」は、該スタック構造体60が載置された状態を保持したまま、従来の積層装置(以下、「従来型積層装置」と記載する)に投入される。すると、「従来型積層治具」は、搬送装置などによって、「従来型積層装置」内における所定の場所に搬送され、該所定の場所にて位置決めされる。
なお、前記「従来型積層装置」は、本実施例における積層治具1と略同等な構成を有するとともに、ガイドサポート機構部102や上部ガイド機構部103・103を有しない点について相異する。
「従来型積層治具」の位置決めが終了すると、圧縮機構部が作動を開始する。
即ち、圧縮機構部に備えられる前側加圧板および後側加圧板は、予め定められた所定の圧縮パターンに基づく近接離間移動を繰り返し、スタック構造体60に「拘束荷重」が加えられる。
つまり、所定の圧縮パターンに基づき、スタック構造体60は、圧縮機構部によって、積層方向に圧縮される(ステップS202)。
そして、圧縮機構部によって、スタック構造体60に「拘束荷重」が加えられた状態において、該スタック構造体60は拘束バンド54を組み付けられ、組電池50として完成される(ステップS203)。
その後、圧縮機構部は作動を停止し、該圧縮機構部によるスタック構造体60の圧縮が解除される。
すると、「従来型積層治具」の位置決めは解除され、搬送装置などによって、該「従来型積層治具」は、「従来型積層装置」の機外へと搬送され、該「従来型積層装置」より取り出される。
そして、取り出された「従来型積層治具」より、完成した組電池50は離脱され、その後、該組電池50のスタック形状に関する検査を実施し(ステップS204)、従来の製造システムの製造手順が終了するのである。
このような従来の製造システムによって製造された組電池50においては、製造過程において発生する捻りや捩れなどによるズレを、確実に防止するには至らなかった。
即ち、前述したように、「従来型積層治具」においては、載置されたスタック構造体60と、該スタック構造体60の左右方向に関する位置を規制するガイド機構部との間に、常に左右方向へのガタが生じている。
よって、このような状態からなるスタック構造体60に「拘束荷重」を加えると、該スタック構造体60を構成する単電池51や保持板52やエンドプレート53は、前記ガタの許容範囲内にて、各々任意の方向にズレを生じることなる。
その結果、これら単電池51や保持板52やエンドプレート53は、「拘束荷重」によって、積層方向に均一に圧縮されることなく、部分的に圧縮されることなり、スタック構造体60全体として、捻りや捩れなどによるズレが発生することとなる。
例えば、図5(a)に示すように、従来の製造方法によって製造された組電池50において、該組電池50を構成するスタック構造体60には、捩れが生じることがあり、その結果、一方側(前側)のエンドプレート53に対して、他方側(後側)のエンドプレート53には、幾分かのズレ量(図5(a)における寸法Y1によって示される量)が発生することとなっていた。
また、図5(b)に示すように、従来の製造方法によって製造された組電池50において、該組電池50を構成するスタック構造体60には、捻りが生じることがあり、その結果、両端部のエンドプレート53・53に対して、前後方向中央部に位置する単電池51(あるいは保持板52)には、幾分かのズレ量(図5(a)における寸法Y2によって示される量)が発生することとなっていた。
このような従来の製造システムによる製造手順(図6を参照)に対して、本実施例における製造システム100による製造手順(図2を参照)は、ステップS103乃至ステップS105を追加して行うこととしている。
即ち、本実施例における製造システム100によって製造された組電池50においては、前述したように、積層治具1における右側第一ガイド部材31Rと左側第一ガイド部材31L、および積層装置101におけるガイドサポート部材121によって、スタック構造体60の左右方向(平面視にて、積層方向との直交方向)における積層姿勢を保持し、また、積層装置101における右側第二ガイド部材131Rと左側第二ガイド部材131Lによって、スタック構造体60の上下方向(正面視にて、積層方向との直交方向)における積層姿勢を保持した後、スタック構造体60に「拘束荷重」を加えることとしている。
このように、スタック構造体60の左右方向および上下方向に関する積層姿勢の保持を行いつつ、該スタック構造体60に「拘束荷重」を加えることで、該スタック構造体60を構成する単電池51や保持板52やエンドプレート53のズレが効果的に防止され、これら単電池51や保持板52やエンドプレート53は、積層方向に均一に圧縮されることとなる。
その結果、本実施例における製造システム100では、該スタック構造体60の捻りや捩れの発生は効果的に低減され、形状寸法の安定した組電池を提供することができるのである。
なお、本実施例における製造システム100において、本発明者が行った検証結果について、以下に示す。
図3(a)は、縦軸に捩れによるスタック構造体60の「ズレ量」(単位[mm])を表し、横軸に「上部抑え荷重」(単位[N/セル])を表すこととして、これら両者の関係をドットおよび連続線によって示した関係図である。
なお、前記「上部抑え荷重」とは、右側第二ガイド部材131Rおよび左側第二ガイド部材131Lによってスタック構造体60に加えられる、斜下方への押圧力において、該押圧力の直下方向の分力に関する荷重を意味し、その単位は、スタック構造体60を構成する各セル(単電池51、保持板52、あるいはエンドプレート53)当りに加えられる荷重の大きさ(N)によって示すこととしている。
本実施例における製造システム100においては、P1[N/セル]による押圧力によって、スタック構造体60を下方に向かって押圧しつつ、該スタック構造体60に「拘束荷重」を加えることとしている。
その結果、本図に示すように、スタック構造体60に発生する、捩れによる「ズレ量」は、従来の製造システムのような、下方に向かって押圧することなく、スタック構造体60に「拘束荷重」を加えた場合(上部抑え荷重の値が0[N/セル]に相当)と比べて、およそ1/4以下にまで低減できることが確認された。
また、図3(b)は、縦軸に捻りによるスタック構造体60の「ズレ量」(単位[mm
])を表し、横軸に「横抑え荷重」(単位[N/セル])を表すこととして、これら両者の関係をドットおよび連続線によって示した関係図である。
なお、前記「横抑え荷重」とは、積層治具1における第一ガイド部材31・31を介しつつ、積層装置101におけるガイドサポート部材121によってスタック構造体60に加えられる、左右方向への押圧力に関する荷重を意味し、その単位は、スタック構造体60を構成する各セル(単電池51、保持板52、あるいはエンドプレート53)当りに加えられる荷重の大きさ(N)によって示すこととしている。
本実施例における製造システム100においては、P2[N/セル]による押圧力によって、スタック構造体60を左右方向に向かって押圧しつつ、該スタック構造体60に「拘束荷重」を加えることとしている。
その結果、本図に示すように、スタック構造体60に発生する、捻りによる「ズレ量」は、従来の製造システムのような、左右方向に関する僅かなガタを有したまま、スタック構造体60に「拘束荷重」を加えた場合(横え荷重の値が0[N/セル]に相当)と比べて、およそ1/4以下にまで低減できることが確認された。
以上のように、本実施例における組電池の製造システム100は、複数の保持板52・52・・・やエンドプレート53・53などとともに、複数の扁平形状からなる単電池51・51・・・を水平方向に積層して形成されるスタック構造体60に対して、「拘束荷重」(積層方向の圧縮荷重)を加えつつ、該スタック構造体60を拘束することにより組電池50を製造する製造システム100であって、該製造システム100は、前記スタック構造体60に前記「拘束荷重」を加える際に、前記スタック構造体60の側面を押圧し、前記スタック構造体60の形状を保持する規制手段(より具体的には、積層治具1のガイド機構部3・3、および積層装置101の上部ガイド機構部103・103)を備えることとしている。
このような構成を有することで、本実施例における組電池50の製造システム100によれば、複数の扁平形状からなる単電池51を積層してスタック構造体60を形成し、該スタック構造体60に「拘束荷重」を加えつつ、該スタック構造体60を拘束してなる組電池50であって、前記「拘束荷重」を加える際に発生する組電池50の捻りや捩れなどによるズレを抑制し、形状寸法の安定した組電池50を提供することができる。
即ち、本実施例における製造システム100においては、前記規制手段によってスタック構造体60の側面を押圧し、スタック構造体60の形状を堅固に保持した後、スタック構造体60に「拘束荷重」を加えることとしている。
従って、スタック構造体60を構成する単電池51や保持板52やエンドプレート53は、前記「拘束荷重」によって、ズレを発生することもなく、積層方向に均一に圧縮されることとなる。
その結果、スタック構造体60の捻りや捩れの発生は確実に低減され、形状寸法の安定した組電池を提供することができるのである。
また、本実施例における製造システム100は、前記スタック構造体60を載置する積層治具1と、前記スタック構造体60に前記「拘束荷重」を加える積層装置101と、を備え、前記積層治具1は、前記スタック構造体60の積層方向に向かって延出するとともに、載置された前記スタック構造体60を間に挟んだ状態で、前記積層方向との直交方向に対向して配設される複数の第一ガイド部材31・31を有し、前記積層装置101は、前記積層方向に向かって延出するとともに、載置された前記スタック構造体60の上方に配設される複数の第二ガイド部材131・131を有し、前記規制手段は、前記第一ガイド部材31・31と第二ガイド部材131・131とによって構成され、前記積層装置101により前記スタック構造体60に前記「拘束荷重」を加える際に、前記第一ガイド部材31・31によって前記スタック構造体60を挟持し、且つ前記第二ガイド部材131・131によって前記スタック構造体60の上面を押圧することで、前記スタック構造体60の形状が保持されることとしている。
このような構成を有することで、本実施例における製造システム100によれば、これら複数の第一ガイド部材31・31および第二ガイド部材131・131によってスタック構造体60を押圧し、該スタック構造体60の左右方向(平面視にて、積層方向との直交方向)、および上下方向(正面視にて、積層方向との直交方向)に関する積層姿勢を確実に保持しつつ、スタック構造体60に「拘束荷重」を加えることができる。
また、本実施例における製造システム100は、前記積層治具1において、一方の前記第一ガイド部材31(本実施例においては、右側第一ガイド部材31R)は固定保持され、また他方の前記第一ガイド部材31(本実施例においては、左側第一ガイド部材31L)は、一方の前記第一ガイド部材との対向方向に向かって移動可能に設けられ、前記積層装置101は、前記左側第一ガイド部材31Lにおける、前記スタック構造体60と対向する側とは反対側において、前記左側第一ガイド部材31Lと近接離間可能に配設されるガイドサポート部材(ガイド押え部材)121を有し、前記スタック構造体60に前記「拘束荷重」を加える際は、前記ガイドサポート部材(ガイド押え部材)121によって、前記左側第一ガイド部材31Lを押圧し、前記左側第一ガイド部材31Lの移動を規制することとしている。
このような構成を有することで、本実施例における製造システム100によれば、右側第一ガイド部材31Rによって、スタック構造体60の左右方向(平面視にて、積層方向との直交方向)に関する配設位置を規制し、且つ左側第一ガイド部材31Lによって、スタック構造体60を構成する単電池51や保持板52やエンドプレート53などの製作誤差などを吸収しながら、これら右側第一ガイド部材31Rおよび左側第一ガイド部材31Lによって、スタック構造体60の左右方向に関する積層姿勢を、確実に保持することができる。
また、左側第一ガイド部材31Lは、さらにガイドサポート部材121によって、前記スタック構造体60と近接する方向に向かって押圧されるようになっている。
よって、スタック構造体60に「拘束荷重」を加える際に、たとえ該スタック構造体60に、捻りや捩れなどによるズレが発生しようとしても、左側第一ガイド部材31Lの位置は確実に保持され、スタック構造体60の左右方向に関する積層姿勢を、確実に保持することができるのである。
1 積層治具
3 ガイド機構部
31 第一ガイド部材
31L 左側第一ガイド部材
31R 右側第一ガイド部材
50 組電池
51 単電池
60 スタック構造体
100 製造システム
101 積層装置
103 上部ガイド機構部
121 ガイドサポート部材(ガイド押え部材)
131 第二ガイド部材

Claims (3)

  1. 複数の扁平形状からなる単電池を水平方向に積層して形成されるスタック構造体に対して、積層方向の圧縮荷重を加えつつ、該スタック構造体を拘束することにより組電池を製造する組電池の製造システムであって、
    該製造システムは、
    前記スタック構造体に前記圧縮荷重を加える際に、前記スタック構造体の側面および上面を押圧し、前記スタック構造体の形状を保持する規制手段を備える、
    ことを特徴とする組電池の製造システム。
  2. 前記製造システムは、
    前記スタック構造体を載置する積層治具と、
    前記スタック構造体に前記圧縮荷重を加える積層装置と、
    を備え、
    前記積層治具は、
    前記スタック構造体の積層方向に向かって延出するとともに、
    載置された前記スタック構造体を間に挟んだ状態で、前記積層方向との直交方向に対向して配設される複数の第一ガイド部材を有し、
    前記積層装置は、
    前記積層方向に向かって延出するとともに、
    載置された前記スタック構造体の上方に配設される複数の第二ガイド部材を有し、
    前記規制手段は、
    前記第一ガイド部材と第二ガイド部材とによって構成され、
    前記積層装置により前記スタック構造体に前記圧縮荷重を加える際に、前記第一ガイド部材によって前記スタック構造体を挟持し、且つ前記第二ガイド部材によって前記スタック構造体の上面を押圧することで、前記スタック構造体の形状が保持される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の組電池の製造システム。
  3. 前記積層治具において、
    一方の前記第一ガイド部材は固定保持され、また
    他方の前記第一ガイド部材は、一方の前記第一ガイド部材との対向方向に向かって移動可能に設けられ、
    前記積層装置は、
    他方の前記第一ガイド部材における、前記スタック構造体と対向する側とは反対側において、他方の前記第一ガイド部材と近接離間可能に配設されるガイド押え部材を有し、
    前記スタック構造体に前記圧縮荷重を加える際は、
    前記ガイド押え部材によって、他方の前記第一ガイド部材を押圧し、
    他方の前記第一ガイド部材の移動を規制する、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の組電池の製造システム。
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