JP5581869B2 - 電極端子接続構造及びバスバー - Google Patents

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Description

本発明は、電極端子を有する蓄電素子間の接続構造及び蓄電素子間を電気的に接続するバスバーに関する。
組電池では、複数の単電池が電気的に直列に接続されて構成されており、所定の電圧値が得られるようになっている。具体的には、電気的に直列に接続される2つの単電池において、一方の単電池の電極端子(正極端子)は、他方の単電池の電極端子(負極端子)とバスバーを介して接続されている。
そして、電極端子とバスバーとの電気的な接続において、単電池の正極端子(又は負極端子)の外周面とバスバーとの接触面積は、単電池に流す又は単電池から流れる必要な電流に対して適切に確保される必要がある。
特開2002−352792号公報 実用新案登録第3097397号公報 実用新案登録第3099596号公報 特開2003−187782号公報
本発明は、蓄電素子の電極端子(正極端子や負極端子)とバスバーとの接触面積を適切に確保することができる電極端子接続構造及びバスバーを提供するものである。
本発明の一実施態様における電極端子接続構造は、先端側の径が基端側の径よりも小さいテーパ状に形成された電極端子を有し、隣り合って配置される複数の蓄電素子を、前記電極端子に設けられるバスバーを介して電気的に接続する電極端子接続構造であり、前記電極端子の先端側から基端側に向かって押し付けられることにより、内周面が前記電極端子のテーパ状の周面に沿って広がるように変形し、前記電極端子の先端側から基端側かけて前記内周面の径が前記周面の径と合致した前記周面全体と密接する接触面を形成する筒状の接続部を有する。
また、前記接触面は、前記周面全体を、前記周面の形状に沿った弾性変形かつ塑性変形に基づく圧力で押圧する。
また、前記接続部は、前記電極端子の先端側から基端側における前記周面の長さに対応する長さを有するとともに、長さ方向における一端が開口した筒状部材であり、前記開口の径は、前記電極端子の先端部の径よりも大きく、かつ前記先端部付近の前記周面の径よりも小さく、前記内周面の径は、前記開口の径と同じ径で前記長さ方向に平行に延びている
また、本発明の他の実施態様における電極端子接続構造は、先端側の径が基端側の径よりも小さいテーパ状に形成された電極端子を有し、隣り合って配置される複数の蓄電素子を、前記電極端子に設けられるバスバーを介して電気的に接続する電極端子接続構造であり、前記電極端子の先端側から基端側に向かって押し付けられることにより、前記電極端子の形状に沿って変形し、内周の径が前記電極端子のテーパ状の周面の径と合致した前記周面との接触面を形成する筒状の接続部を有する。そして、前記電極端子の周面に、外側に向かって突出し、かつ前記電極端子の先端側から基端側に延びる1つ又は複数の突出部が形成され、前記接続部は、前記電極端子の形状に沿って変形し、内周の径が前記周面の径と合致した前記周面との第1接触面を形成するとともに、前記突出部に対応する部分が前記突出部の形状に沿って変形して前記突出部の突出面と接触する第2接触面を形成する。
上記他の実施態様における電極端子接続構造において、前記接続部の内周の一部が前記突出部によって切削されることにより前記突出部の形状に沿って変形する。
上記他の実施態様における電極端子接続構造において、前記突出部に対応する内周面に、ガイド溝又はスリットを形成することができる。
また、本発明の一実施態様における、隣り合って配置される複数の蓄電素子間を電気的に接続するバスバーは、前記蓄電素子に設けられ、先端側の径が基端側の径よりも小さいテーパ状に形成された電極端子に対し、前記電極端子の先端側から基端側に向かって押し付けられることにより、内周面が前記電極端子のテーパ状の周面に沿って広がるように変形し、前記電極端子の先端側から基端側かけて前記内周面の径が前記周面の径と合致した前記周面全体と密接する接触面を形成する筒状の接続部を有する。
本発明によれば、電極端子の形状に沿った接触面が形成される接続部を備えるため、電極端子とバスバーとの接触面積を適切に確保することができる。
本発明に係る実施例1における電極端子接続構造の概略構成例を示す蓄電モジュールの断面図である。 本発明に係る実施例1における蓄電モジュールの配列関係とバスバーとの接続関係の一例を示す斜視図である。 本発明に係る実施例1における電極端子接続構造の電極端子及びバスバーの拡大図である。 本発明に係る実施例1における電極端子とバスバーとの接続工程の一例を示す図である。 本発明に係る実施例2における電極端子接続構造の電極端子の一例を示す図である。 本発明に係る実施例2における電極端子接続構造の断面図の一例(a)、及び接続方向に垂直な面におけるA−A断面図の一例である。
以下、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
本発明の実施例1における電極端子接続構造について、図1から図4を用いて説明する。図1は、本実施例における電極端子接続構造の概略構成例を示す蓄電モジュールの断面図の一例であり、図2は、蓄電モジュールを形成する単電池(蓄電素子)の配列関係及び単電池とバスバーとの接続関係の一例を示す斜視図である。図3は、本実施例における電極端子接続構造の単電池に設けられる電極端子及びバスバーの拡大図であり、図4は、本実施例の電極端子接続構造における電極端子とバスバーとの接続工程の一例を示す図である。
図2に示すように、本実施例における電極端子接続構造を備えた蓄電モジュールは、複数の単電池1が横並びに(正極端子12及び負極端子13が配列されるX方向に並んで)配列され、一方の単電池1の正極端子12と他方の単電池1の負極端子13とがバスバー20によって電気的に接続されて形成される。なお、図2の例において、例えば、単電池1を正極端子12及び負極端子13が配列される方向に直交するY方向に複数積層状に配列し、各単電池1間をバスバー20で接続して蓄電モジュールを形成することもできる。
図1に示すように、単電池(蓄電素子)1は、電池ケース10および発電要素11を有しており、発電要素11は、電池ケース10内に収容されている。単電池1としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。なお、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタ(蓄電素子)を用いることもできる。
電池ケース10は、上面10a、底面10b、2つの第1側面10c、及び2つの第2側面10dを有している。第1側面10cは、上面10aおよび底面10bと直交する面であって、後述する正極端子(電極端子)12および負極端子(電極端子)13の並ぶ方向(図2のX方向)と直交する面である。第2側面10dは、上面10aおよび底面10bと直交する面であって、正極端子12および負極端子13の並ぶ方向と平行な面(図2のY方向と直交する面)である。
発電要素11は、充放電を行うことができる要素であり、具体的には、正極素子と、負極素子と、正極素子および負極素子の間に配置されるセパレータ(電解液を含む)とを有している。正極素子は、集電板の表面に、正極活物質を含む正極層を形成したものであり、負極素子は、集電板の表面に、負極活物質を含む負極層を形成したものである。
電池ケース10の上面10aには、2つの電極端子、正極端子12および負極端子13が設けられており、正極端子12は、発電要素11の正極素子と電気的に接続され、負極端子13は、発電要素11の負極素子と電気的に接続されている。例えば、発電要素11の正極素子にタブ(正極タブ)を設けておき、正極タブを正極端子12に接続することができる。発電要素11の負極素子および負極端子13の接続についても同様である。
正極端子12は、電池ケース10の上面10aの鉛直方向に延びる柱状の電極端子である。電池ケース10の上面10a側を基端部12bとして、先端部12a側の直径が基端部12b側の直径よりも小さいテーパ状の周面(外周面)12cを有している。テーパ状の周面12cは、先端部12aから基端部12bにかけて直線状に傾斜するテーパ面(傾斜面)である。また、正極端子12は、アルミニウム、鉄、銅(銅合金)などの導電性の金属で形成することができる。
正極端子12には、先端部12aの端面12eから所定の深さの、ボルト(締結部材)40のネジ部41に対応するネジ穴部12dが形成されている。正極端子12とバスバー20とは、ボルト40を介して締結され、正極端子12とバスバー20とが電気的に接続されつつ、バスバー20が正極端子12に対して締め付け固定される。
負極端子13は、正極端子12と同様の構造を有しており、正極端子12に対して所定の距離離間した電池ケース10の上面10aに設けられ、当該上面10aの鉛直方向に延びる柱状の電極端子である。電池ケース10の上面10a側を基端部13bとし、先端部13a側の直径が基端部13b側の直径よりも小さく、先端部13aから基端部13bにかけて直線状に傾斜するテーパ状の周面13cを有している。また、負極端子13は、正極端子12と同様に、アルミニウム、鉄、銅(銅合金)などの導電性の金属で形成することができる。
さらに、負極端子13においても、先端部13aの端面13eから所定の深さの、ボルト(締結部材)40のネジ部41に対応するネジ穴部13dが形成されている。ボルト40を介してバスバー20と負極端子13とが締結され、負極端子13とバスバー20とが電気的に接続されつつ、バスバー20が負極端子13に対して締め付け固定される。
本実施例のバスバー20は、一方の単電池1の正極端子12と他方の単電池1の負極端子13の各々に接続し、単電池1間を電気的に直列に接続する接続部材である。バスバー20は、板状の導電性部材で形成される金属プレート21と、金属プレート21の長さ方向に離間して配設される接続部22及び接続部23とが設けられている。
そして、本実施例の電極端子接続構造は、正極端子12に対応するバスバー20の接続部22(負極端子13に対応する接続部23)を、正極端子12(負極端子13)に対してその先端側から基端側に向かって、言い換えれば、柱状の正極端子12の軸方向Lに沿って当該正極端子12の上方から押し付けて接続する。このとき、筒状の接続部22は、正極端子12(負極端子13)の形状に沿って変形し、内周の径がテーパ状の周面12cの径と合致した正極端子12(負極端子13)の周面との接触面を形成する。
接続部22は、正極端子の先端部12aから基端部12bにおけるテーパ状の周面12cの長さに対応する所定の長さを有するとともに、長さ方向における一端が開口し、他端が金属プレート21と連結しており、長さ方向に延びる内周面22bを有する筒状部材である。内周面22bは、筒状部材を構成する周壁部22cの内面であり、周壁部22cは、所定の厚み(例えば、1mm〜2mm)を有する。また、接続部22は、銅などの導電性の金属で形成することができ、本実施例では、正極端子12(負極端子13)よりも剛性が低い導電性部材が用いられる(正極端子12及び負極端子13は、接続部22、23よりも剛性が高く、所定の強度を有する導電性部材が用いられる)。
また、バスバー20の金属プレート21の接続部22及び接続部23に対応する長さ方向の位置に、ボルト40のネジ部41が挿通する挿通孔21a、21bが設けられ、接続部22の内周面22bで囲まれた中空内部まで貫通している。すなわち、接続部22及び接続部23の金属プレート21側の基部22eには、挿通孔21aに対応したボルト40のネジ部41が挿通する挿通孔が形成されている。
ここで、図3を参照して、本実施例のバスバー20の接続部22と正極端子12について詳細に説明する。なお、接続部23及び負極端子13については、接続部22及び正極端子12と同様の構成であるので、その説明を省略する。
図3に示すように、正極端子12は、電池ケース10の上面10aから上方に突出し、その先端部12aの径D1が上面10a側に位置する基端部12bの径D2よりも小さく、上面10aと直交する方向(図2のZ方向)に対して所定角度α傾斜したテーパ状の周面12cを有する。すなわち、正極端子12は、先端部12aから基端部12bにかけてその周面12cの径が広くなるテーパ形状となっている。また、先端部12aの上面12eから内部方向に所定の深さのネジ孔12dが形成され、このネジ孔12dの径は、ボルト40のネジ部41の径に対応する大きさとなっている。
バスバー20の接続部22は、開口22aの径d1と同じ径の内周面22bが長さ方向に延びて形成される中空を備え、内周面22bで囲まれた中空内部に正極端子12が挿入される。本実施例の内周面22bの径は、周壁部22cの長さ方向において同じの径d1(最大内径d1)を有し、内周面22bは当該長さ方向と平行の面である。
開口22aの径(内周面22bの径)d1は、正極端子12の先端部12aの径D1よりも大きく、先端部12a付近の周面(端面12eに隣接する周面12cの端部付近)の径D3よりも小さく形成されている。言い換えれば、開口22aの径は、開口22a側の周壁部22cの端部22dが先端部12a側の周面12cの端部に当接した際に、先端部12aの端面12eが周壁部22cの内周面22d内であって、かつ開口22aの開口面と略同一面上に位置する大きさ(D2>D3≧d1≧D1)を有する。
接続部22は、正極端子12の先端部12aの端面12e方向から基端部12bに向かって正極端子12に接続されるとともに、所定の圧力が加えられた状態で正極端子12に押し付けられ、内周面12cで囲まれたその中空内部に対して正極端子12を圧入させるように、当該正極端子12に接続される。このとき、正極端子12の周面12cの径は、先端部12a側から基端部12b側方向に開口22aの径d1よりも大きくなるので、開口22aから接続部22の中空内部に挿入される正極端子12のテー状の周面12cに沿って内周面12cが周面12cと接触しながら広がるように変形し、先端部12aから基端部12bの周面12c全体に密接し、テーパ状の周面12の径と合致した内周面22c(接触面)を形成される。
図4は、本実施例の電極端子接続構造における電極端子(正極端子12及び負極端子13)とバスバー20との接続工程の一例を示す図である。
正極端子12及び負極端子13の配設方向に並んで配置される第1単電池1の正極端子12と第2単電池1の負極端子13に対し、バスバー20の接続部22及び接続部23を各々位置決めする。例えば、正極端子12の中心軸と接続部22の中心軸とを一致させる(図4(a))。
そして、正極端子12及び負極端子13の先端側から基端側に向かって接続部22、23を所定の圧力を加えながら正極端子12及び負極端子13に押し付ける。このとき、接続部22、23は、所定の圧力が加わった状態で電極端子に押し付けられ、また、接続部22、23は、正極端子12及び負極端子13よりも剛性が低い導電性部材で形成されているので、例えば、開口22aから接続部22の中空内部に挿入される正極端子12のテー状の周面12cに沿って広がるように変形しながら、正極端子12に装着される(図4(b))。
より具体的には、図4(b)に示すように、テーパ状の周面12cに内周面22cが接触する周壁部22cには、軸方向Lの圧力に対して周面12cからの反力が発生し(図4(b)の矢印)、軸方向Lと直交する方向に力が加わり、周面12cに沿って広がるように変形(弾性変形かつ塑性変形)する。接続部22の内周面22cは、周面12cに沿って当該周面12cと密接しながら変形し、正極端子12の先端部12aにおける端面12eが周壁部22cの基部22eと当接するまで所定の圧力で正極端子12に押し付ける。その後、バスバー20の挿通孔21aにボルト40のネジ部41を挿通し、ネジ部41とネジ孔12dとをネジ嵌合させて締結し、接続部22を正極端子12に固定する(図4(c))。負極端子13と接続部23についても同様である。
図4(c)に示すように、本実施例の電極端子接続構造の接続部22は、正極端子12の形状に沿って弾性変形かつ塑性変形して周面12cに密接する接触面を形成する。このため、接続部22は、接触面に接触する正極端子12の周面12c全体を、正極端子12の形状に沿った弾性領域での変形に基づく圧力(復元力)又は塑性領域での変形に基づく圧力(戻る力)で押圧している。すなわち、周面12c全体に所定の圧力(面圧力)が加わった状態で、正極端子12と接続部22とが電気的に接続される。
このように、本実施例の電極端子接続構造は、電極端子の外周面の形状に沿って変形し、電極端子の外周面の径と合致する内径を有する接触面を形成する接続部を備えるので、接触面積を大きく、かつ容易に確保することができる。このため、単電池1の性能(入出力電流量)に対して適切な接触面積を確保した電極端子接続構造を提供することができる。
また、単電池1に流す又は単電池1から流れる必要な電流に対して電極端子を小型化することができ、小さな電極端子で大きな電流の入出力を実現することができる。
例えば、電極端子の形状と同一の形状の接続部を形成し、電極端子の外周面との密着性を確保した接続部の場合、電極端子の外周面に接触する同一形状の内周面を形成する必要がある。このため、接続部の内周面の高い寸法精度が要求され、接続部(バスバー)の製造が難しい。
これに対して本実施例の電極端子接続構造の接続部は、電極端子に押し付けられることで、電極端子の外周面の形状に沿って変形し、電極端子の外周面の径と合致する内径を有する接触面を形成するので、接続部の寸法精度が高く要求されず、接続部の製造が容易となる。また、電極端子の形状と同一の形状の接続部を形成して電極端子の外周面との密着性を確保する接続部では、電極端子に対する接続部の組み付け作業において組み付け精度が要求されるが、本実施例の電極端子接続構造では、接続部が電極端子に押し付けられることによって変形して電極端子の外周面の径と合致する内径を有する接触面が形成されるので、組み付け作業が容易となる。
さらに、例えば、電極端子の外周面と垂直な方向から接続部の一部に力を加えて外周面に密着性を図る場合、力が加わる箇所の接続部の内周面と電極端子の外周面との接触を確保できるものの、接続部の一部に力が集中するため、力が加わる箇所を力点として力が加わらない部分が、電極端子の外周面に対して浮いてしまい、非接触状態となる。このため、電極端子の外周面と接続部の内周面との間に隙間が形成され、接触面積が小さくなってしまうが、本実施例の電極端子接続構造では、接続部が電極端子の形状に沿って変形することにより外周全体に密接した接触面を形成するので、電極端子の外周面と接触面との間に隙間が生じることなく、接触面積を好適に確保することができる。
また、本実施例の電極端子接続構造は、図4(c)に示すように、接触面に接触する電極端子の外周面全体を、電極端子の形状に沿った変形に基づく圧力で押圧しているので、接続部の一部に力が集中することなく、電極端子の外周面との非接触状態を抑制することができ、外周面との間に隙間が生じない密接した接触面が形成される。
また、電極端子の形状に沿った接触面を形成する本実施例の接続部は、電極端子の形状に対して個別の接続部を形成する必要がなく、例えば、テーパ面の角度が異なる電極端子を有する単電池間を接続する場合であっても、接触面積を容易に確保することができる電極端子接続構造を提供することができる。
なお、本実施例では、長さ方向において均一の径d1を有する内周面を備える接続部22、23を一例に説明したが、例えば、内周面がテーパ状であってもよい。この場合、基部22eの径が正極端子12の先端部12aの径D1よりも大きく、開口22aの径d1が正極端子12の基端部12bの径D2よりも小さいテーパ状の内周面12cを有するように、接続部22(接続部23)を構成することができる。
また、本実施例では、バスバー20の接続部の内周面が電極端子のテーパ状の周面に沿って広がるように変形することを一例に説明したが、例えば、接続部を構成する内周面が電極端子の先端で削られることによって、バスバー20の接続部の内周面が電極端子のテーパ状の周面に沿って広がるように変形する態様も含むことができる。
(実施例2)
本発明の実施例2における電極端子接続構造について、図5及び図6を用いて説明する。ここで、実施例1で説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一符号を用い、詳細な説明は省略する。以下、実施例1と異なる点について、主に説明する。
本実施例は、上述の第1実施例の電極端子(正極端子12及び負極端子13)の外周面に、突出部30が形成されている。
図5に示すように、突出部30は、正極端子12の周面12aから外側に向かって突出し、正極端子12の先端部12aから基端部12bに延設された直線状の2つの突出面30aを有し、その先端が鋭角に形成されている。なお、突出部30は、先端部12aから基端部12bまでの周面12cにおいて軸方向Lと平行に設けられているがこれに限らず、例えば、正極端子12の正面視において、先端部12aから基端部12bに向かって軸方向Lに対して傾斜した直線状の突出部とすることもできる。
突出部30は、周面12c上から外側に所定の突出高さを有し、その突出高さは、バスバー20の接続部22の周壁部22cの厚みよりも小さく(低く)形成されている。また、突出部30は、正極端子12と一体に設けることができ、また、突出部30を正極端子12と別体に製作し、正極端子12の周面12cに突出部30を溶接等で接合して突出部30を有する正極端子12を形成することもできる。
また、突出部30は、正極端子と同様の接続部22、23よりも剛性が高く、所定の強度を有する導電性部材で構成されている。なお、図5の例では、直線状の突出部30が周面12cに4つ設けられているが、1つ又は複数の突出部30を設けることができる。そして、負極端子13も本実施例の正極端子12と同様に突出部30を有する電極端子として構成することができる。
図6(a)は、本実施例における電極端子接続構造の断面図、図6(b)は、図6(a)におけるA−A断面図である。
上述のように、本実施例の電極端子接続構造は、上述の実施例1と同様に、バスバー20の接続部22が、正極端子12に押し付けられることにより、正極端子12の形状(テーパ状の周面12c)に沿って変形し、当該正極端子12に接続される。
このとき、本実施例では、正極端子12の周面12cに突出部30が設けられているので、接続部22は、正極端子12の先端部12aから基端部12bに向かって押し付けられることにより、正極端子12の形状に沿って変形し、内周面の径が正極端子12のテーパ状の周面12cの径と合致した当該周面12cとの接触面(第1接触面)を形成するとともに、周面12cの突出部30に対応する部分が突出部の形状(突出面30a)に沿って変形して突出部30の突出面30aと接触する接触面(第2接触面)を形成する。
突出部30の突出面30aと接触する接触面(第2接触面)は、例えば、接続部22を構成する周壁部22cの内周面が、正極端子12の先端部12aから基端部12bに向かって押し付けられることにより、突出面30の形状に沿って弾性変形又は塑性変形することにより形成されたり、接続部22を構成する周壁部22cの内周面22dが突出部30の先端(正極端子12の先端部12a側の突出部30aの端部)で切削されることによって、テーパ状の周面12cから突出した突出面30aに沿って広がるように変形して形成される。
図6は、接続部22の内周面22dの一部が突出部30によって切削されることにより突出部30の形状に沿って変形し、突出部30の突出面30aと接触する接触面(第2接触面)が形成される一例である。図6(b)に示すように、第2接触面は、正極端子12の周面12cとの円弧状の接触面(第1接触面)よりも外側に位置し、周壁部22cの厚さ方向において周壁部22c内部に突出面30aが位置する。
このように、本実施例の電極端子接続構造は、テーパ状の周面を有する電極端子の周面上に外側に突出する突出部が設けられているため、上述の実施例1よりも突出部の突出面と接触する接触面分の接触面積が大きくなり、より大きな接触面積を確保することができる。
また、図6(b)に示すように、周壁部22cの厚さ方向において周壁部22c内部に突出面30aが位置し、突出部30が周壁部22cに食い込んでいるため、突出部30が接続部22の周り止めとしての機能を果たすことができる。
なお、内周面22cの突出部30に対応する位置に、ガイド溝又はスリットを予め形成しておき、突出部30の形状(突出面30a)に沿った内周面22cの変形を容易にさせるように構成することもできる。
1:単電池(蓄電素子) 10:電池ケース
10a:上面 10b:底面
10c:第1側面 10d:第2側面
11:発電要素
12:正極端子(電極端子) 12a:先端部
12b:基端部 12c:周面(テーパ面)
12d:ネジ孔 12e:端面
13:負極端子(電極端子) 13a:先端部
13b:基端部 13c:周面(テーパ面)
13d:ネジ孔 13e:端面
20:バスバー
21:金属プレート 21a:挿通孔
21b:挿通孔
22:接続部 22a:開口
22b:内周面(接触面) 22c:周壁部
22d:端部 22e:基部
23:接続部 23a:開口
23b:内周面(接触面) 23c:周壁部
23d:端部 23e:基部
30:突出部 30a:突出面
40:ボルト(締結部材) 41:ネジ部

Claims (7)

  1. 先端側の径が基端側の径よりも小さいテーパ状に形成された電極端子を有し、隣り合って配置される複数の蓄電素子を、前記電極端子に設けられるバスバーを介して電気的に接続する電極端子接続構造であって、
    前記電極端子の先端側から基端側に向かって押し付けられることにより、内周面が前記電極端子のテーパ状の周面に沿って広がるように変形し、前記電極端子の先端側から基端側かけて前記内周面の径が前記周面の径と合致した前記周面全体と密接する接触面を形成する筒状の接続部を有することを特徴とする電極端子接続構造。
  2. 前記接触面は、前記周面全体を、前記周面の形状に沿った弾性変形かつ塑性変形に基づく圧力で押圧すること特徴とする請求項1に記載の電極端子接続構造。
  3. 前記接続部は、前記電極端子の先端側から基端側における前記周面の長さに対応する長さを有するとともに、長さ方向における一端が開口した筒状部材であり、
    前記開口の径は、前記電極端子の先端部の径よりも大きく、かつ前記先端部付近の前記周面の径よりも小さく、前記内周面の径は、前記開口の径と同じ径で前記長さ方向に平行に延びていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電極端子接続構造。
  4. 先端側の径が基端側の径よりも小さいテーパ状に形成された電極端子を有し、隣り合って配置される複数の蓄電素子を、前記電極端子に設けられるバスバーを介して電気的に接続する電極端子接続構造であって、
    前記電極端子の先端側から基端側に向かって押し付けられることにより、前記電極端子の形状に沿って変形し、内周の径が前記電極端子のテーパ状の周面の径と合致した前記周面との接触面を形成する筒状の接続部を有し、
    前記電極端子の周面に、外側に向かって突出し、かつ前記電極端子の先端側から基端側に延びる1つ又は複数の突出部が形成され、
    前記接続部は、前記電極端子の形状に沿って変形し、内周の径が前記周面の径と合致した前記周面との第1接触面を形成するとともに、前記突出部に対応する部分が前記突出部の形状に沿って変形して前記突出部の突出面と接触する第2接触面を形成することを特徴とする電極端子接続構造。
  5. 前記接続部の内周の一部が前記突出部によって切削されることにより前記突出部の形状に沿って変形することを特徴とする請求項4に記載の電極端子接続構造。
  6. 前記突出部に対応する内周面に、ガイド溝又はスリットを形成したことを特徴とする請求項4又は5に記載の電極端子接続構造。
  7. 隣り合って配置される複数の蓄電素子間を電気的に接続するバスバーであって、
    前記蓄電素子に設けられ、先端側の径が基端側の径よりも小さいテーパ状に形成された電極端子に対し、前記電極端子の先端側から基端側に向かって押し付けられることにより、内周面が前記電極端子のテーパ状の周面に沿って広がるように変形し、前記電極端子の先端側から基端側かけて前記内周面の径が前記周面の径と合致した前記周面全体と密接する接触面を形成する筒状の接続部を有することを特徴とするバスバー。
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