JP5581524B2 - 廃タイヤのゴム再資源化方法、及び再資源化システム - Google Patents

廃タイヤのゴム再資源化方法、及び再資源化システム Download PDF

Info

Publication number
JP5581524B2
JP5581524B2 JP2010160460A JP2010160460A JP5581524B2 JP 5581524 B2 JP5581524 B2 JP 5581524B2 JP 2010160460 A JP2010160460 A JP 2010160460A JP 2010160460 A JP2010160460 A JP 2010160460A JP 5581524 B2 JP5581524 B2 JP 5581524B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
superheated steam
waste
waste tires
cylindrical body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010160460A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012020501A (ja
Inventor
栄弘 田鎖
Original Assignee
栄弘 田鎖
篠原 勇
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 栄弘 田鎖, 篠原 勇 filed Critical 栄弘 田鎖
Priority to JP2010160460A priority Critical patent/JP5581524B2/ja
Publication of JP2012020501A publication Critical patent/JP2012020501A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5581524B2 publication Critical patent/JP5581524B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/52Mechanical processing of waste for the recovery of materials, e.g. crushing, shredding, separation or disassembly
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Spray-Type Burners (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

本発明は、廃タイヤを破砕し、廃タイヤに用いられていたゴムと他の素材とを分別し、分別されたゴムを一定粒径以下の粒状体として再資源化する方法に係り、特にゴムと他の素材との分別が、廃タイヤの破砕片に過熱水蒸気含有燃焼ガス又は過熱水蒸気を吹き付けてゴムを溶融させることによって行われ、また一定粒径以下のゴム粒状体の選別・収集が溶融、分別され再凍結されたゴム塊を粉砕した後、遠心力を利用して行われてなる廃タイヤのゴム再資源化方法、及び再資源化システムに関する。
自動車の普及に伴なって使用済みタイヤが大量に野積みされ、その野積みタイヤの自然発火による火災の発生等の環境破壊が社会問題化し、その再利用、再資源化が大きな課題となってきている。
使用済みの廃タイヤの再利用、再資源化の方法としては、原型のまま、あるいは切断加工して遊具などとして使用したり、そのまま燃焼して高カロリーの熱源として利用されたりもしているが、一方では破砕装置によって粗破砕し、タイヤのゴム部分を補強するためにタイヤの内面に貼着された合成樹脂繊維製などのカーカスや、タイヤが路面に接する部分(トレッド)の内面に帯状に貼着された合成樹脂繊維製などのベルト、前記カーカスの両端を支持するとともにタイヤをリムに固定する金属製のビードワイヤー等の非ゴム素材をゴム部分から剥がして分離し、ゴム、合成樹脂繊維類、金属類をそれぞれ資源として再利用することも行われている。
しかし、前記の廃タイヤを資源として再利用する場合においては、ゴム部分から非ゴム素材を剥がして分離することが困難であること、そして分離したゴム部分に合成樹脂繊維や金属類の非ゴム素材が含まれていると、再生したゴム製品の商品価値が低下するという問題があった。
一方、固形物を粉砕し一定粒径の粉粒体を得るには、粉砕機で粉砕された固形物を所定の粒径に相当するメッシュの篩装置に投入し、前記篩装置を振動させることによって一定粒径以下の粉粒体を篩のメッシュから落下させて収集することが一般に行われている。また、篩のメッシュから落下せず篩上に残った一定粒径以上の粗い粉粒体を効率よく回収するために篩を傾斜させて配置することもよく行われている。
しかしこの方法では、粉砕機で粉砕された固形物を篩上まで搬送しなければならず、仮に粉砕機の排出口に接して篩装置を備えたとしても、篩い残された粗い粉粒体を粉砕機で再度粉砕するためには、篩い残された粗い粉粒体を破砕機の投入口まで何らかの手段で搬送する必要があり、粉粒体の製造装置が大型化するきらいがあった。
そこで本発明者は、先に「廃タイヤを低温液化ガス等の冷媒を用いて凍結する凍結工程と、この凍結した廃タイヤを破砕すると共に、ゴム部分からカーカス、ベルト及びビードワイヤー等の非ゴム部分を分離する破砕分離工程と、この破砕した廃タイヤを、ゴム部分と、カーカス、ベルト及びビードワイヤー等の非ゴム部分を分別する分別工程と、この分別したゴム部分を所定の粒径に細かく粉砕する粉砕工程とを備えた廃タイヤの凍結粉砕方法及びその凍結粉砕装置」の発明を行った(特開2002−219378号公報)。
この「廃タイヤの凍結粉砕方法及びその凍結粉砕装置」では、凍結工程から破砕分離工程へ凍結された廃棄タイヤを、破砕分離工程から分別工程へ破砕された廃タイヤの破砕片を、また分別工程から粉砕工程へ非ゴム素材の破砕片と分離されたゴムの破砕片をそれぞれ搬送する手段が必要なことから、装置全体の規模のコンパクト化には至らなかった。
そこでさらに、本発明者は装置のコンパクト化を図るべく鋭意研究を重ね、「周壁に多数の一定口径の貫通孔を有する有底回転体内に投入された固形物を、同円筒体内で粉砕するとともに、同円筒体の回転に伴う遠心力により円筒体周壁の多数の一定口径の貫通孔から粉砕物を外部に放出して、一定粒径以下の粉粒体を収集する粉粒体の製造方法及び製造装置」の発明を行い、併せて前記「粉粒体の製造方法及び製造装置」を用いた「廃タイヤのゴム再資源化方法及び再資源化装置」の発明を行った(特願2009−169325)。
しかし、この「廃タイヤのゴム再資源化方法」においても、凍結してゴムの弾性を失なわせた廃タイヤを物理的手段によって破砕することからゴムと他の素材との分別が確実に行える保証はなく、分別する篩の目より大きな他の素材の破砕片に付着したゴムは再資源化されず、逆に篩の目より小さい他の素材の破砕片は、前記円筒体内に投入され粉砕されて外部に放出され、再資源化ゴムの品質に影響を与える懸念が多少残っていた。
特開2002−219378号公報
本発明は、上記背景技術に鑑み、廃タイヤの破砕片に過熱水蒸気含有燃焼ガス又は過熱水蒸気を吹き付け、高温でゴムを溶融して他の素材と分別することにより、他の素材が混じり込むことのない廃タイヤのゴム再資源化方法、及び再資源化システムを提供し、再資源化ゴムを使用して製品の品質向上に寄与しようとするものである。
本発明者は上記課題を下記の手段によって解決した。
(1)廃タイヤを真空雰囲気中で低温液化ガスなどの冷媒によって瞬間凍結して弾性を失わせる凍結工程と、凍結され弾性を失った廃タイヤを破砕する破砕工程と、破砕された廃タイヤの破砕片に過熱水蒸気含有燃焼ガス又は過熱水蒸気を吹きつけてゴムを溶融させることにより、前記廃タイヤの破砕片から該タイヤのカーカス、ベルト、ヒートワイヤに使用されたゴム以外の素材とゴムとを分別する溶融・分別工程と、溶融したゴムを低温液化ガスなどの冷媒によって再凍結する再凍結工程と、再凍結したゴム塊を周壁に多数の一定口径の貫通孔を有する回転円筒体内に投入し、同円筒体内に設けた多数の回転刃等の粉砕手段によって前記ゴム塊を粉砕するとともに、前記円筒体の回転に伴う遠心力により円筒体周壁の一定口径の貫通孔からゴム粉砕粒体を円筒体外に放出して、一定粒径以下のゴム粒状体を収集する粉砕・整粒工程とからなることを特徴とする廃タイヤのゴム再資源化方法。
(2)前記過熱水蒸気含有燃焼ガスが、第1バーナーにより燃料を噴霧燃焼させて燃焼室内を700℃以上の高温に加熱するとともに前記高温の燃焼室内に第2バーナーから燃料と水を混合してなるエマルジョンの噴射燃焼によって得られるものであることを特徴とする前項(1)に記載の廃タイヤのゴム再資源化方法。
(3)前記過熱水蒸気が、バーナーにより燃料を噴霧燃焼させて燃焼室内を700℃以上の高温に加熱するとともに、前記高温の燃焼室内に配設されたループ状水管の一端から注入された水が前記水管内で加熱されて他端から噴出して得られるものであることを特徴とする前項(1)に記載の廃タイヤのゴム再資源化方法。
(4)廃タイヤを真空雰囲気中で低温液化ガスなどの冷媒によって瞬間凍結して弾性を失わせる凍結装置と、凍結され弾性を失った廃タイヤを破砕する破砕装置と、破砕された廃タイヤの破砕片に過熱水蒸気含有燃焼ガス又は過熱水蒸気を吹きつけてゴムを溶融させることにより、前記廃タイヤの破砕片から該タイヤのカーカス、ベルト、ヒートワイヤに使用されたゴム以外の素材とゴムとを分別する溶融・分別装置と、溶融したゴムを低温液化ガスなどの冷媒によって再凍結する再凍結装置と、再凍結したゴム塊を周壁に多数の一定口径の貫通孔を有する有底回転円筒体内に投入し、同円筒体内に設けた多数の回転刃によって前記ゴム塊を切断・粉砕するとともに、前記円筒体の回転に伴う遠心力により円筒体周壁の一定口径の貫通孔からゴム粉砕粒体を円筒体外に放出して、一定粒径以下のゴム粒状体を収集する固形塊状物の粒状化装置とから構成されてなることを特徴とする廃タイヤのゴム再資源化システム。
(5)前記固形塊状物の粒状化装置が、垂設した回転軸に沿って多数の回転刃を上下に固設してなる回転刃体を備え、かつ前記回転刃体が昇降自在に前記有底回転円筒体内に配設されてなることを特徴とする前項(4)に記載の廃タイヤのゴム再資源化システム。
本発明の「廃タイヤのゴム再資源化方法、及び再資源化システム」によって下記の効果が発揮される。
〈1〉廃タイヤを真空雰囲気中で低温液化ガスなどの冷媒によって瞬間凍結し、ゴムとしての弾性を失わせて破砕がしやすくし、また破砕した廃タイヤの破砕片に過熱水蒸気含有燃焼ガス又は過熱水蒸気を吹きつけてゴムを溶融させているので、カーカス、ベルト及びビートワイヤ等の非ゴム素材とゴムとを効率よくほぼ完全に分離でき、さらに、溶融したゴムを低温液化ガスなどの冷媒によって再凍結し、再凍結したゴム塊を、周壁に多数の一定口径の貫通孔を有する回転円筒体内に投入して同円筒体内に設けた多数の回転刃でなる粉砕手段によって粉砕するとともに、前記円筒体の回転に伴う遠心力により円筒体周壁の一定口径の貫通孔から粉砕されたゴムの粒状体を円筒体外に放出して一定粒径以下のゴム粒状体を収集するので、ゴム以外の素材の混入のない粒径の揃ったゴム粒状体が容易に得られ、再資源したゴムで造られた製品の品質向上に寄与でき、また廃タイヤの野積みや不法投棄による環境汚染の防止にも貢献できる。
〈2〉廃タイヤを真空雰囲気中で低温液化ガスなどの冷媒によって瞬間凍結して弾性を失わせる凍結装置と、凍結され弾性を失った廃タイヤを破砕する破砕装置と、破砕された廃タイヤの破砕片に過熱水蒸気含有燃焼ガス又は過熱水蒸気を吹きつけてゴムを溶融させることにより、前記廃タイヤの破砕片から該タイヤのカーカス、ベルト、ヒートワイヤに使用されたゴム以外の素材とゴムとを分別する溶融・分別装置と、溶融したゴムを低温液化ガスなどの冷媒によって再凍結する再凍結装置と、再凍結したゴム塊を周壁に多数の一定口径の貫通孔を有する有底回転円筒体内に投入し、同円筒体内に設けた多数の回転刃によって前記ゴム塊を切断・粉砕するとともに、前記円筒体の回転に伴う遠心力により円筒体周壁の一定口径の貫通孔からゴム粉砕粒体を円筒体外に放出して、一定粒径以下のゴム粒状体を収集する固形塊状物の粒状化装置とから構成されているので、廃タイヤのゴムは溶融によってカーカス、ベルト、ヒートワイヤ等と完全に分別され、他の素材の混じらない再資源化ゴムが得られる。
また、前記固形塊状物の粒状化装置が、垂設した回転軸に沿って多数の回転刃を上下に固設してなる回転刃体を備え、かつ前記回転刃体が昇降自在に前記有底回転円筒体内に配設されているので、再凍結されたゴム塊を効率よく切断・粉砕できる。
廃タイヤのゴム再資源化方法の工程を示すブロック図 廃タイヤのゴム再資源化システムの構成を示す説明図
本発明の廃タイヤのゴム再資源化方法、及び再資源化システムを実施するための形態を、実施例の図に基づいて説明する。
本発明の廃タイヤのゴム再資源化方法は、図1に示すように、使用済みの廃タイヤから金属製のリムを取り外すとともに、タイヤに付着した泥や汚れを洗浄除去する前処理工程S1を行った後、廃タイヤを真空雰囲気中で低温液化ガスなどの冷媒によって瞬間凍結して弾性を失わせる凍結工程S2と、凍結され弾性を失った廃タイヤを破砕する破砕工程S3と、破砕された廃タイヤの破砕片に過熱水蒸気含有燃焼ガス又は過熱水蒸気を吹きつけてゴムを400〜500℃の雰囲気中で溶融させ、前記廃タイヤの破砕片から該タイヤのカーカス、ベルト、ヒートワイヤに使用されたゴム以外の素材とゴムとを分別する溶融・分別工程S4と、溶融したゴムを低温液化ガスなどの冷媒によって再凍結する再凍結工程S5と、再凍結したゴム塊を周壁に多数の一定口径の貫通孔を有する有底回転円筒体内に投入し、同円筒体内に設けた多数の回転刃でなる粉砕手段によって前記ゴム塊を粉砕するとともに、前記円筒体の回転に伴う遠心力により円筒体周壁の一定口径の貫通孔からゴム粉砕粒体を円筒体外に放出して、一定粒径以下のゴム粒状体を収集する粉砕・整粒工程S6を経てゴム以外の素材の混入のない粒径の揃ったゴム粒状体を得ようとするものである。
本発明の廃タイヤのゴム再資源化方法を実現するシステムの一例を図2に示す。図において11は凍結装置、12は破砕装置、13は溶融・分別装置、14は再凍結装置、15は過熱水蒸気発生炉、16は固形塊状物の粒状化装置であり、2は粉砕・整粒装置の回転円筒体、2aは貫通孔、3は回転刃体、3aは回転刃、4は粒状体収集部、4aは粒状体取り出し口である。
本発明の廃タイヤのゴム再資源化システムは、図2に示すように、廃タイヤを真空雰囲気中で低温液化ガスなどの冷媒によって瞬間凍結して弾性を失わせる凍結装置11と、凍結され弾性を失って破壊されやすくなった廃タイヤを例えばスイングハンマーなどの打撃や衝撃によって破砕する破砕装置12と、破砕された廃タイヤの破砕片に過熱水蒸気発生炉15で発生させた過熱水蒸気含有燃焼ガス又は過熱水蒸気を吹きつけてゴムを400〜500℃の雰囲気内で溶融させることにより、前記廃タイヤの破砕片を該タイヤのカーカス、ベルト、ヒートワイヤに使用されたゴム以外の素材とゴムとを分別する溶融・分別装置13と、溶融されたゴムを低温液化ガスなどの冷媒によって再凍結してゴム塊とする再凍結装置14と、再凍結したゴム塊を周壁に多数の一定口径の貫通孔2aを有する有底回転円筒体2内に投入し、同円筒体2内に設けた多数の回転刃3aによって前記ゴム塊を切断・粉砕するとともに、前記円筒体2の回転に伴う遠心力により円筒体周壁の一定口径の貫通孔2aから粉砕された一定粒径以下のゴム粒状体を円筒体2外に放出して、非ゴム素材の混じっていない粒径の揃ったゴム粒状体を粒状体収集部に集める固形塊状物の粒状化装置16とで構成され、先に廃タイヤのゴム再資源化方法で説明した図1に示す工程に従って、それぞれの装置を連携稼働させ、ゴム粒状体を製造するものである。
そして溶融・分別装置で溶融された溶融ゴムは、パイプ等の流路を介して再凍結装置に送ることができるので、ベルトコンベアやバケットなどの搬送装置を必要せず、システムのコンパクト化と、作業時間の短縮が図られる。
また、前記過熱水蒸気発生炉15は、過熱水蒸気又は過熱水蒸気含有燃焼ガスを発生するもので、過熱水蒸気含有燃焼ガスの発生炉は、第1バーナーから燃料を噴霧燃焼させて燃焼室内を700℃以上の高温に加熱するとともに前記高温の燃焼室内に第2バーナーから燃料と水を混合してなるエマルジョンを噴射燃焼させて過熱水蒸気含有燃焼ガスを得流ものであり、過熱水蒸気の発生炉は、バーナーから燃料を噴霧燃焼させて燃焼室内を700℃以上の高温に加熱するとともに、前記高温の燃焼室内に配設されたループ状水管の一端から水を注入し、注入された水が前記水管内で加熱されて他端から過熱水蒸気として噴出させるものである。
本発明の廃タイヤのゴム再資源化システムに使用した、固形塊状物の粒状化装置は、ゴム塊のみならず、プラスチック、金属、セラミックス、ガラス、スラグ、アスファルト、石材、木材、食品、医薬、飼料、肥料における塊状物の粒状化装置としても使用できる。
2:回転円筒体
2a:貫通孔
3:回転刃体
3a:回転刃
4:粒状体収集部
11:凍結装置
12:破砕装置
13:溶融・分別装置
14:再凍結装置
15:過熱水蒸気発生炉
16:固形塊状物の粒状化装置

Claims (5)

  1. 廃タイヤを真空雰囲気中で低温液化ガスなどの冷媒によって瞬間凍結して弾性を失わせる凍結工程と、凍結され弾性を失った廃タイヤを破砕する破砕工程と、破砕された廃タイヤの破砕片に過熱水蒸気含有燃焼ガス又は過熱水蒸気を吹きつけてゴムを溶融させることにより、前記廃タイヤの破砕片から該タイヤのカーカス、ベルト、ヒートワイヤに使用されたゴム以外の素材とゴムとを分別する溶融・分別工程と、溶融したゴムを低温液化ガスなどの冷媒によって再凍結する再凍結工程と、再凍結したゴム塊を周壁に多数の一定口径の貫通孔を有する有底回転円筒体内に投入し、同円筒体内に設けた多数の回転刃によって前記ゴム塊を切断・粉砕するとともに、前記円筒体の回転に伴う遠心力により円筒体周壁の一定口径の貫通孔からゴム粉砕粒体を円筒体外に放出して、一定粒径以下のゴム粒状体を収集する粉砕・整粒工程とからなることを特徴とする廃タイヤのゴム再資源化方法。
  2. 破砕された廃タイヤの破砕片に吹き付けてゴムを溶融する過熱水蒸気含有燃焼ガスが、第1バーナーにより燃料を噴霧燃焼させて燃焼室内を700℃以上の高温に加熱するとともに前記高温の燃焼室内に第2バーナーから燃料と水を混合してなるエマルジョンの噴射燃焼によって得られるものであることを特徴とする請求項1に記載の廃タイヤのゴム再資源化方法。
  3. 破砕された廃タイヤの破砕片に吹き付けてゴムを溶融する過熱水蒸気が、バーナーにより燃料を噴霧燃焼させて燃焼室内を700℃以上の高温に加熱するとともに、前記高温の燃焼室内に配設されたループ状水管の一端から注入された水が前記水管内で加熱されて他端から噴出して得られるものであることを特徴とする請求項1に記載の廃タイヤのゴム再資源化方法。
  4. 廃タイヤを真空雰囲気中で低温液化ガスなどの冷媒によって瞬間凍結して弾性を失わせる凍結装置と、凍結され弾性を失った廃タイヤを破砕する破砕装置と、破砕された廃タイヤの破砕片に過熱水蒸気含有燃焼ガス又は過熱水蒸気を吹きつけてゴムを溶融させることにより、前記廃タイヤの破砕片から該タイヤのカーカス、ベルト、ヒートワイヤに使用されたゴム以外の素材とゴムとを分別する溶融・分別装置と、溶融したゴムを低温液化ガスなどの冷媒によって再凍結する再凍結装置と、再凍結したゴム塊を周壁に多数の一定口径の貫通孔を有する有底回転円筒体内に投入し、同円筒体内に設けた多数の回転刃によって前記ゴム塊を切断・粉砕するとともに、前記円筒体の回転に伴う遠心力により円筒体周壁の一定口径の貫通孔からゴム粉砕粒体を円筒体外に放出して、一定粒径以下のゴム粒状体を収集する固形塊状物の粒状化装置とから構成されてなることを特徴とする廃タイヤのゴム再資源化システム。
  5. 前記固形塊状物の粒状化装置が、垂設した回転軸に沿って多数の回転刃を上下に固設してなる回転刃体を備え、かつ前記回転刃体が昇降自在に前記有底回転円筒体内に配設されてなることを特徴とする請求項4に記載の廃タイヤのゴム再資源化システム。
JP2010160460A 2010-07-15 2010-07-15 廃タイヤのゴム再資源化方法、及び再資源化システム Expired - Fee Related JP5581524B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010160460A JP5581524B2 (ja) 2010-07-15 2010-07-15 廃タイヤのゴム再資源化方法、及び再資源化システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010160460A JP5581524B2 (ja) 2010-07-15 2010-07-15 廃タイヤのゴム再資源化方法、及び再資源化システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012020501A JP2012020501A (ja) 2012-02-02
JP5581524B2 true JP5581524B2 (ja) 2014-09-03

Family

ID=45775166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010160460A Expired - Fee Related JP5581524B2 (ja) 2010-07-15 2010-07-15 廃タイヤのゴム再資源化方法、及び再資源化システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5581524B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111037790A (zh) * 2020-02-23 2020-04-21 杨松 废旧载重轮胎外胎破碎机器人

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110606295A (zh) * 2019-10-22 2019-12-24 郭小龙 一种全粉碎垃圾箱
CN112693037A (zh) * 2020-12-24 2021-04-23 陈建国 一种利用弹性的内胎筛分回收装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5039781A (ja) * 1973-08-15 1975-04-12
JPS5315750B2 (ja) * 1973-08-16 1978-05-26
DE2724813C3 (de) * 1977-06-02 1981-08-06 Walter 7470 Albstadt Letsch Anlage zum Aufbereiten von Altreifen und ähnlichen Gummiverbundstoffen
JPS5456680A (en) * 1977-10-13 1979-05-07 Kouji Yuzuki Method of separing metal* rubber and plastic
US4863106A (en) * 1988-10-13 1989-09-05 Tde, Inc. Process for low temperature comminution of scrap tires
JP2598136B2 (ja) * 1989-08-30 1997-04-09 株式会社東亜機械製作所 竪型粉砕機
JPH06278137A (ja) * 1993-03-29 1994-10-04 Katayama Kogyo Kk 金属材などに接着された樹脂の分離方法
US5588600A (en) * 1995-06-07 1996-12-31 Perfido; Kenneth F. Process and apparatus for making crumb rubber from vehicle tires
JP3511121B2 (ja) * 1997-01-24 2004-03-29 日立造船株式会社 熱可塑性プラスチック複合材のプラスチック回収方法およびその装置
JP3511125B2 (ja) * 1997-07-28 2004-03-29 日立造船株式会社 熱可塑性プラスチック金属複合材の処理装置
JP2002219378A (ja) * 2001-01-29 2002-08-06 Hidehiro Tagusari 廃タイヤの凍結粉砕方法及びその凍結粉砕装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111037790A (zh) * 2020-02-23 2020-04-21 杨松 废旧载重轮胎外胎破碎机器人

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012020501A (ja) 2012-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5588132B2 (ja) 粉粒体の製造方法及び製造装置
US7445170B2 (en) Process and apparatus for manufacturing crumb and powder rubber
KR101045634B1 (ko) 폐고무 분말 제조장치
KR101373117B1 (ko) 가연성 폐기물의 연료화 선별방법 및 선별장치
JPH06504740A (ja) 廃棄タイヤのリサイクル処理
JP2012020239A (ja) 廃タイヤ等の固形塊状物の粒状化方法及び粒状化装置
KR101379913B1 (ko) 폐콘크리트로부터 모래를 재생하는 폐콘크리트 리사이클링 시스템 및 방법
JP5581524B2 (ja) 廃タイヤのゴム再資源化方法、及び再資源化システム
CN102416675B (zh) 基于机械物理法可产业化废旧热固性塑料再生工艺及设备
JP2020063626A (ja) アスファルト混合物の製造方法
JP4108021B2 (ja) プラスチック混合物の分別処理システム
KR101728879B1 (ko) 알루미늄 그래뉼 제조시스템
US6976646B2 (en) Method and apparatus for grinding rubber
JP2004041859A (ja) コンクリート廃材再生装置、コンクリート廃材再生方法、コンクリート廃材再生骨材
KR101119068B1 (ko) 폐비닐을 활용한 고체연료화 설비시스템 및 이를 이용한 연료화 방법
JP2003080297A (ja) 廃棄物からの有用粒状物の回収方法および装置
JP3695711B2 (ja) アスファルト廃材の再生化処理方法
JP2007186394A (ja) コンクリート用再生骨材製造方法及び装置
Anderson Cryogenic tire recycling
RU172975U1 (ru) Измельчитель-гранулятор для переработки отходов производств минеральной ваты
KR20030018812A (ko) 농업용 폐비닐을 이용한 고형연료 제조방법
JP2007062135A (ja) 炉への廃プラスチック吹込み方法
SU1757728A1 (ru) Гранул тор
JP3940257B2 (ja) 冶金炉における合成樹脂材燃料の吹込み方法並びに銑鉄製造用の合成樹脂材燃料及びこれを用いた高炉における銑鉄製造方法
JP2004025886A (ja) プラスチックの分離方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140625

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5581524

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees