JP5581067B2 - 石積・石張吊金具及び石積・石張吊システム - Google Patents

石積・石張吊金具及び石積・石張吊システム Download PDF

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Description

本発明は、土木、建築工事で自然石を用いた石積、石張り及び巨石積、巨石張り等の施工を行うときに、石材の移動・据付器具として使用する石積・石張吊金具及び石積・石張吊システムに関する。
従来の施工では、石にワイヤーロープを掛ける、所謂玉掛け作業の際には、移動する石の重心の近いところにワイヤーロープを2本巻き付け、該ワイヤーロープを引張りながら締め付けて吊り上げ、材料置場から施工箇所まで移動、設置していた。この手法では、ワイヤーロープが石の表面を滑り、その結果、石がワイヤーロープから抜け落ちて作業者が怪我をしたり、近くの物を壊したりすることがあった。
このような問題に鑑みて、玉掛け作業の際の安全性を確保するために、例えば特許文献1では、フックに3本のメインチェーンを接続し、これらメインチェーンの下端に二股に分岐したサブチェーンを接続し、このサブチェーンの下端側に、隣接するサブチェーンと互いに着脱自在に連結するカナビラを設け、使用中の変形もなく安全に吊上げることができる石吊上げ用チェーンが開示されている。
特許第3965927号公報
しかしながら、前述した従来の玉掛け作業の手法では、石の重心に近いところに2本のワイヤーロープを巻き付けなければならず、そのため石の下にワイヤーロープを通し吊り上げるための手間がかかる。また、据付けた後は、吊り上げ時の逆でワイヤーロープが外しにくかったり、時には据付けた石が動いてしまったりする。
また、特許文献1に開示の石吊上げ用チェーンは構成が複雑であり、あくまでもチェーンの発明であり、ワイヤーロープを用いた玉掛け作業に用いるものではなかった。
そこで、本発明は上述の技術的な課題に鑑み、石材を安全に移動し、所望とする場所に据付けることができ、吊り上げ時、据付け後のワイヤーロープの掛け外しが容易にできる石積・石張吊金具及び石積・石張吊システムを提供することを目的とする。
上述技術的な課題を解決するため、本発明の第1の態様は、鋼材を楕円状としたもので、2か所の第1及び第2の直線部と、2か所の第1及び第2の曲線部からなる第1の保持部材と、鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材の上記第1の曲線部の中間部と上記第2の曲線部の中間部に両端がそれぞれ溶接された第2の保持部材と、鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材の上記第1の直線部と上記第2の直線部に両端がそれぞれ溶接された第3の保持部材と、鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材の上記第1の直線部と上記第2の直線部に両端がそれぞれ溶接された第4の保持部材と、を備え、上記第2の保持部材が上記第3及び第4の保持部材と交差する部分も溶接されており、一対が一組となって第1及び第2のワイヤーロープに通されて使用され、上記第1のワイヤーロープを通すために、上記第1の保持部材の上記第1の曲線部と上記第2の保持部材、上記第3の保持部材により囲まれた第1の開口部が形成され、上記第2のワイヤーロープを通すために、上記第1の保持部材の第2の曲線部と上記第2の保持部材、上記第4の保持部材により囲まれた第2の開口部が形成されることを特徴とする。
本発明の第2の態様は、鋼材を楕円状としたもので、2か所の第1及び第2の直線部と、2か所の第1及び第2の曲線部からなる第1の保持部材と、鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材の上記第1の曲線部の中間部と上記第2の曲線部の中間部に両端がそれぞれ溶接された第2の保持部材と、鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材の上記第1の直線部から上記第1の曲線部に切り替わる部分と上記第1の曲線部から上記第2の直線部に切り替わる部分に両端がそれぞれ溶接された第3の保持部材と、鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材の上記第1の直線部から上記第2の曲線部に切り替わる部分と上記第2の曲線部から上記第2の直線部に切り替わる部分に両端がそれぞれ溶接された第4の保持部材と、を備え、上記第2の保持部材が上記第3及び第4の保持部材と交差する部分も溶接されており、一対が一組となって第1及び第2のワイヤーロープに通されて使用され、上記第1のワイヤーロープを通すために、上記第1の保持部材の上記第1の曲線部と上記第2の保持部材、上記第3の保持部材により囲まれた第1の開口部が形成され、上記第2のワイヤーロープを通すために、上記第1の保持部材の第2の曲線部と上記第2の保持部材、上記第4の保持部材により囲まれた第2の開口部が形成されることを特徴とする。
本発明の第3の態様は、一対の石積・石張吊金具と、少なくとも第1及び第2のワイヤーロープからなる石積・石張吊システムであって、上記各石積・石張吊金具は、鋼材を楕円状としたもので、2か所の第1及び第2の直線部と、2か所の第1及び第2の曲線部からなる第1の保持部材と、鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材の上記第1の曲線部の中間部と上記第2の曲線部の中間部に両端がそれぞれ溶接された第2の保持部材と、鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材の上記第1の直線部から上記第1の曲線部に切り替わる部分と上記第1の曲線部から上記第2の直線部に切り替わる部分に両端がそれぞれ溶接された第3の保持部材と、鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材の上記第1の直線部から上記第2の曲線部に切り替わる部分と上記第2の曲線部から上記第2の直線部に切り替わる部分に両端がそれぞれ溶接された第4の保持部材とを備えており、上記第2の保持部材が上記第3及び第4の保持部材と交差する部分も溶接されており、上記各石積・石張吊金具において、上記第1の保持部材の上記第1の曲線部と上記第2の保持部材、上記第3の保持部材により囲まれた第1の開口部に上記第1のワイヤーロープを通し、上記第1の保持部材の第2の曲線部と上記第2の保持部材、上記第4の保持部材により囲まれた第2の開口部に上記第2のワイヤーロープを通し、一対の石積・石張吊金具が石材を挟持することを特徴とする。
本発明に係る石積・石張吊金具及び石積・石張吊システムによれば、石材を安全に移動し、所望とする場所に据付けることができ、吊り上げ時、据付け後のワイヤーロープの掛け外しが容易にできる。
本発明の一実施形態に係る石積・石張吊金具の構成図。 本発明の一実施形態に係る石積・石張吊金具の使用例を示す図。 (a)乃至(c)は、本発明の一実施形態に係る石積・石張吊金具の使用方法を示す図。 (a)は巨石積工の様子を示す図、(b)は巨石張工の様子を示す図。 本発明の一実施形態に係る石積・石張吊金具の改良例の構成図。 本発明の一実施形態に係る石積・石張吊金具の更なる改良例の構成図。
以下、本発明の石積・石張吊金具、石積・石張吊システムに係る好適な実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本発明の石積・石張吊金具、石積・石張吊システムは、以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、適宜変更可能である。
図1には本発明の一実施形態に係る石積・石張吊金具の構成を示し説明する。
同図に示されるように、鋼材を楕円状とした第1の保持部材2と、鋼材を直線状にした第2の保持部材3、第3の保持部材4、第4の保持部材5からなる。
すなわち、より詳細には、第1の保持部材2は、直線部2a,2cと曲線部2b,2dからなり、曲線部2bの中間部と曲線部2dの中間部に第2の保持部材3の両端が溶接されている。更に、第1の保持部材2の直線部2aと直線部2cに第3の保持部材4の両端がそれぞれ溶接されており、第1の保持部材2の直線部2aと直線部2cに第4の保持部材5の両端がそれぞれ溶接されている。より具体的には、この例では、第1の保持部材2の直線部2aから曲線部2bに切り替わる部分と曲線部2bから直線部2cに切り替わる部分に第3の保持部材4の両端がそれぞれ溶接されている。そして、第1の保持部材2の直線部2aから曲線部2dに切り替わる部分と曲線部2dから直線部2cに切り替わる部分に第4の保持部材5の両端がそれぞれ溶接されている。第2の保持部材3が、第3、第4の保持部材4,5と交差する部分も溶接されている。
尚、第2の保持部材3を3分割して、一つは第1の保持部材2の曲線部2bの中間部と第3の保持部材4の中間部に両端を溶接し、他の一つは第3の保持部材4の中間部と第4の保持部材5の中間部に両端を溶接し、更に他の一つは第4の保持部材5の中間部と第1の保持部材2の曲線部2dの中間部に両端を接続してもよい。
ここで示した例では、第1の保持部材2の直線部2a,2cの長さが150mm、第1の保持部材2の曲線部2b,2dの半径が75mm、第2の保持部材3の長さが300mm、第3、第4の保持部材4,5の長さが150mmとなっている。また、第1乃至第4の保持部材2乃至5を構成する鋼材(丸鋼)の径は16mmとなっている。サイズはいずれも丸鋼材の中心からの長さである。但し、これは一例であって、サイズはこれに限定されるものではない。
また、上記第1乃至第4の保持部材2乃至5に用いられる鋼材としては、例えば化学成分がC、Si、Mn、P(50%以下)、S(50%以下)、Cuであって、降状点が235N/mm以上、引張強さが380〜520N/mmの間、伸びが20%以上のものを採用することができるが、これには限定されない。
この石積・石張吊金具を実際に使用する場合には、図2に示されるように一対を一組として2本のワイヤーロープと共に使用することになる。このような少なくとも2本のワイヤーロープと石積・石張吊金具により本発明の一実施形態に係る石積・石張吊システムが構成されることになる。
即ち、石積・石張吊金具1Aにおいて、第1の保持部材2Aの曲線部2Abと第2の保持部材3A、第3の保持部材4Aにより囲まれた開口部S1に上からワイヤーロープ100を通し、第1の保持部材2Aの曲線部2Adと第2の保持部材3A、第4の保持部材5Aにより囲まれた開口部S2に上からワイヤーロープ101を通す。同様に、石積・石張吊金具1Bにおいて、第1の保持部材2Bの曲線部2Bbと第2の保持部材3B、第3の保持部材4Bにより囲まれた開口部S3に上からワイヤーロープ100を通し、第1の保持部材2Bの曲線部2Bdと第2の保持部材3B、第4の保持部材5Bにより囲まれた開口部S4に上からワイヤーロープ101を通す。
このように、ワイヤーロープ100,101を石積・石張吊金具1A,1Bに通すことで、移動対象である石材の下に位置するワイヤーロープ100,101の間隔が一定幅に規制され、バランスが保たれる。さらに、石材の下方両側面において、石積・石張吊金具1A,1Bが移動対象である石材をしっかりと保持する。このとき、特に下方に位置する第1の保持部材2A,2Bの直線部2Ac、2Baと、第2の保持部材3A,3Bが石材に当接し、左右上下方向に石材が移動しないようにしっかりと保持する。尚、ワイヤーロープ100,101を石積・石張吊金具1A,1Bに通す位置は前述した位置には限定されないことは勿論である。
以下、図3を参照して、この石積・石張吊金具の使用方法を更に詳述する。
先に図2で前述したように、同じ長さの2本のワイヤーロープ100,101を2個の石積・石張吊金具1A,1Bの対称となる位置(前述したとおり)に通し、該ワイヤーロープ100,101の両端をクレーン等のフックに掛ける。その後、図3(a)に示されるように、玉掛け者2人が各1個の石積・石張吊金具1A,1Bを持ち、図3(b)に示されるように、吊り上げを所望とする石材200の両側下方に該金具1A,1Bをセットする。続いて、図3(c)に示されるように、クレーンに合図し、ゆっくりとフックを巻き上げて、左右の石積・石張吊金具1A,1Bがしっかり石材200を挟み込むのを確認し、同時にワイヤーロープ100,101の撓みや緩みのないことを確認する。こうして、石材200が地面から離れたら一度クレーンを止め、石材200の傾き等がないかを確認し、吊上げ完了となる。吊上げられた石材200は、クレーンにより所望とされる場所まで移動され、図4(a)の断面図に示されるような巨石積工、図4(b)の断面図に示されるような巨石張工が施工される。
一般に法面勾配が45度より急なものを石積といい、それよりも緩やかなものを石張と称する。図4(a),(b)の例では、裏込めにコンクリートやモルタルを使用して石を積み上げていく練積みの様子を例示している。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、鋼材を楕円状としたもので、2か所の第1及び第2の直線部2a,2cと、2か所の第1及び第2の曲線部2b,2dからなる第1の保持部材2と、鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材2の上記第1の曲線部2bの中間部と上記第2の曲線部2dの中間部に両端がそれぞれ溶接された第2の保持部材3と、鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材2の上記第1の直線部2aと上記第2の直線部2cに両端がそれぞれ溶接された第3の保持部材4と、鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材2の上記第1の直線部2aと上記第2の直線部2cに両端がそれぞれ溶接された第4の保持部材5とを備え、上記第2の保持部材3が上記第3及び第4の保持部材4,5と交差する部分も溶接されており、一対が一組となってワイヤーロープに通されて使用されることを特徴とする石積・石張吊金具が提供される。
より詳細には、鋼材を楕円状としたもので、2か所の第1及び第2の直線部2a,2cと、2か所の第1及び第2の曲線部2b,2dからなる第1の保持部材2と、鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材2の上記第1の曲線部2bの中間部と上記第2の曲線部2dの中間部に両端がそれぞれ溶接された第2の保持部材3と、鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材2の上記第1の直線部2aから上記第1の曲線部2bに切り替わる部分と上記第1の曲線部2bから上記第2の直線部2cに切り替わる部分に両端がそれぞれ溶接された第3の保持部材4と、鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材2の上記第1の直線部2aから上記第2の曲線部2dに切り替わる部分と上記第2の曲線部2dから上記第2の直線部2cに切り替わる部分に両端がそれぞれ溶接された第4の保持部材5とを備え、上記第2の保持部材3が上記第3及び第4の保持部材4,5と交差する部分も溶接されており、一対が一組となってワイヤーロープに通されて使用されることを特徴とする石積・石張吊金具が提供される。
さらに、本発明の実施形態によれば、一対の石積・石張吊金具1A,1Bと、少なくとも第1及び第2のワイヤーロープ100,101からなる石積・石張吊システムであって、上記各石積・石張吊金具1A,1Bは、鋼材を楕円状としたもので、2か所の第1及び第2の直線部2a,2c(2Aa,2Ac、2Ba,2Bc)と、2か所の第1及び第2の曲線部2b,2d(2Ab,2Ad、2Bb,2Bd)からなる第1の保持部材2(2A,2B)と、鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材2(2A,2B)の上記第1の曲線部2b(2Ab,2Bb)の中間部と上記第2の曲線部2d(2Ad,2Bd)の中間部に両端がそれぞれ溶接された第2の保持部材3(3A,3B)と、鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材2(2A,2B)の上記第1の直線部2a(2Aa、2Ba)から上記第1の曲線部2b(2Ab,2Bb)に切り替わる部分と上記第1の曲線部2b(2Ab,2Bb)から上記第2の直線部2c(2Ac,2Bc)に切り替わる部分に両端がそれぞれ溶接された第3の保持部材4(4A,4B)と、鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材2(2A,2B)の上記第1の直線部2a(2Aa、2Ba)から上記第2の曲線部2d(2Ad,2Bd)に切り替わる部分と上記第2の曲線部2d(2Ad,2Bd)から上記第2の直線部2c(2Ac,2Bc)に切り替わる部分に両端がそれぞれ溶接された第4の保持部材5(5A,5B)とを備えており、上記第2の保持部材3(3A,3B)が上記第3及び第4の保持部材4(4A,4B),5(5A,5B)と交差する部分も溶接されており、上記石積・石張吊金具1Aにおいて、上記第1の保持部材2Aの上記第1の曲線部2Abと上記第2の保持部材3A、上記第3の保持部材4Aにより囲まれた第1の開口部S1に上記第1のワイヤーロープ100を通し、上記第1の保持部材2Aの第2の曲線部2Adと上記第2の保持部材3A、上記第4の保持部材5Aにより囲まれた第2の開口部S2に上記第2のワイヤーロープ101を通し、上記石積・石張吊金具1Bにおいて、上記第1の保持部材2Bの上記第1の曲線部2Bbと上記第2の保持部材3B、上記第3の保持部材4Bにより囲まれた第3の開口部S3に上記第1のワイヤーロープ100を通し、上記第1の保持部材2Bの第2の曲線部2Bdと上記第2の保持部材3B、上記第4の保持部材5Bにより囲まれた第4の開口部S4に上記第2のワイヤーロープ101を通し、一対の石積・石張吊金具が石材を挟持することを特徴とする石積・石張吊システムが提供される。
したがって、この石積・石張吊金具によれば、石材の抜け落ちがないように該石材を挟み込んで支持し、石材を安全に移動・据付けることができる。また、この石積・石張吊金具によれば、石を挟み込んで持ち上げるので、吊り上げ時、据付け後のワイヤーロープの掛け・外しを容易にすることができ、先に据付けた石を動かしてしまうこともない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能であることは勿論である。
例えば、図5に示されるように、第1の保持部材12の直線部12a,12cの長さが100mm、第1の保持部材12の曲線部12b,12dの半径が75mm、第2の保持部材13の長さが250mm、第3、第4の保持部材14,15の長さが150mmとなるようにしてもよい。いずれもサイズも、丸鋼材の中心からの長さである。
或いは、図6に示されるように、第1の保持部材22の直線部22aの中間位置と直線部22cの中間位置とに、その両端がそれぞれ溶接された第5の保持部材26を更に設けた構成として、第1の保持部材22の直線部22a,22cの長さが350mm、第1の保持部材22の曲線部22b,22dの半径が75mm、第2の保持部材23の長さが500mm、第3乃至第5の保持部材24乃至26の長さが150mmとなるようにしてもよいことは勿論である。いずれもサイズも、丸鋼材の中心からの長さである。
1 石積・石張吊金具
2 第1の保持部材
2a,2c 直線部
2b,2d 曲線部
3 第2の保持部材
4 第3の保持部材
5 第4の保持部材

Claims (5)

  1. 鋼材を楕円状としたもので、2か所の第1及び第2の直線部と、2か所の第1及び第2の曲線部からなる第1の保持部材と、
    鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材の上記第1の曲線部の中間部と上記第2の曲線部の中間部に両端がそれぞれ溶接された第2の保持部材と、
    鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材の上記第1の直線部と上記第2の直線部に両端がそれぞれ溶接された第3の保持部材と、
    鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材の上記第1の直線部と上記第2の直線部に両端がそれぞれ溶接された第4の保持部材と、
    を備え、上記第2の保持部材が上記第3及び第4の保持部材と交差する部分も溶接されており、一対が一組となって第1及び第2のワイヤーロープに通されて使用され、
    上記第1のワイヤーロープを通すために、上記第1の保持部材の上記第1の曲線部と上記第2の保持部材、上記第3の保持部材により囲まれた第1の開口部が形成され、上記第2のワイヤーロープを通すために、上記第1の保持部材の第2の曲線部と上記第2の保持部材、上記第4の保持部材により囲まれた第2の開口部が形成されること
    を特徴とする石積・石張吊金具。
  2. 鋼材を楕円状としたもので、2か所の第1及び第2の直線部と、2か所の第1及び第2の曲線部からなる第1の保持部材と、
    鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材の上記第1の曲線部の中間部と上記第2の曲線部の中間部に両端がそれぞれ溶接された第2の保持部材と、
    鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材の上記第1の直線部から上記第1の曲線部に切り替わる部分と上記第1の曲線部から上記第2の直線部に切り替わる部分に両端がそれぞれ溶接された第3の保持部材と、
    鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材の上記第1の直線部から上記第2の曲線部に切り替わる部分と上記第2の曲線部から上記第2の直線部に切り替わる部分に両端がそれぞれ溶接された第4の保持部材と、
    を備え、上記第2の保持部材が上記第3及び第4の保持部材と交差する部分も溶接されており、一対が一組となって第1及び第2のワイヤーロープに通されて使用され、
    上記第1のワイヤーロープを通すために、上記第1の保持部材の上記第1の曲線部と上記第2の保持部材、上記第3の保持部材により囲まれた第1の開口部が形成され、上記第2のワイヤーロープを通すために、上記第1の保持部材の第2の曲線部と上記第2の保持部材、上記第4の保持部材により囲まれた第2の開口部が形成されること
    を特徴とする石積・石張吊金具。
  3. 鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材の上記第1の直線部の中央部と上記第2の直線部の中央部に両端がそれぞれ溶接された第5の保持部材を更に有すること
    を特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の石積・石張吊金具。
  4. 一対の石積・石張吊金具と、少なくとも第1及び第2のワイヤーロープからなる石積・石張吊システムであって、
    上記各石積・石張吊金具は、
    鋼材を楕円状としたもので、2か所の第1及び第2の直線部と、2か所の第1及び第2の曲線部からなる第1の保持部材と、
    鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材の上記第1の曲線部の中間部と上記第2の曲線部の中間部に両端がそれぞれ溶接された第2の保持部材と、
    鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材の上記第1の直線部から上記第1の曲線部に切り替わる部分と上記第1の曲線部から上記第2の直線部に切り替わる部分に両端がそれぞれ溶接された第3の保持部材と、
    鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材の上記第1の直線部から上記第2の曲線部に切り替わる部分と上記第2の曲線部から上記第2の直線部に切り替わる部分に両端がそれぞれ溶接された第4の保持部材と、
    を備えており、
    上記第2の保持部材が上記第3及び第4の保持部材と交差する部分も溶接されており、
    上記各石積・石張吊金具において、上記第1の保持部材の上記第1の曲線部と上記第2の保持部材、上記第3の保持部材により囲まれた第1の開口部に上記第1のワイヤーロープを通し、上記第1の保持部材の第2の曲線部と上記第2の保持部材、上記第4の保持部材により囲まれた第2の開口部に上記第2のワイヤーロープを通し、一対の石積・石張吊金具が石材を挟持すること
    を特徴とする石積・石張吊システム。
  5. 上記各石積・石張吊金具は、更に鋼材を直線状にしたもので、上記第1の保持部材の上記第1の直線部の中央部と上記第2の直線部の中央部に両端がそれぞれ溶接された第5の保持部材を更に有すること
    を特徴とする請求項4に記載の石積・石張吊システム。
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