JP5984070B2 - ワイヤモッコ及びその使用方法 - Google Patents

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本発明は工事現場等で鉄くずや機材等を運搬するためのワイヤモッコとその使用方法に関する。
従来のワイヤモッコ100は、図3に示す通りワイヤロープを編んだ正方形のメッシュ101とその四隅に玉掛用ロープ102が取り付けられたものである。前記ワイヤモッコに鉄くずや機材等を載せて、前記4本の玉掛用ロープをクレーンのフック等に掛けて持ち上げてビルの上層階に運び込むといった使い方がされている。ワイヤモッコについては、ワイヤが地面にこすれて劣化することを抑制するためにゴム製等のチューブでワイヤを覆うというアイデアが特許文献1に記載されている。特許文献1ではワイヤを覆うことについて工夫がなされているが、正方形のメッシュの四隅に玉掛用ロープが取り付けられた構造は同じである。特許文献2には、正方形のメッシュの編み方に工夫を凝らしたアイデアが示されている。一般的なワイヤモッコはマス目状に編み込んであるが、特許文献2ではマス目の中をチェーン環やチェーン環とリングで埋めることで目を小さくして細かなものでもこのワイヤモッコから落下しないようにしている。特許文献3には、支持骨をリング式にすることでワイヤモッコが着床した時に平面形状に展開しやすくする工夫が示されている。特許文献4ではワイヤモッコが地面にこすれて劣化するのをゴムを当てて防ぐアイデアが示されている。
特開2000−289969号公報 特開2001−287888号公報 特開2001−335278号公報 特開2012−17155号公報
これまでのワイヤモッコは、正方形のメッシュを四隅に取り付けたワイヤで絞り上げて吊るしていたので4辺のそれぞれの真ん中部分がたるんで外側に広がって袋形状が崩れてしまいワイヤモッコの中の鉄くずや機材が落下してしまう懸念があった。このため、ワイヤモッコに鉄くずや機材を載せる作業を慎重の上にも慎重に行う必要があり、熟練者が時間をかけて載せることでコスト増、作業時間増の課題を抱えていた。
本発明のワイヤモッコは、ワイヤを編み込んだ正方形のメッシュの各辺の外側にワイヤの編み込みで形成した各辺の一部を底辺として共有する二等辺三角形の形状の耳を備えた耳付正方形形状のメッシュであること及び前記二等辺三角形の垂線が自身の底辺と交わる位置が正方形の辺の中点位置と同じであること並びに正方形のメッシュの対角線及び対向する前記耳の頂点を結ぶ線の合計4本の支持骨がメッシュを構成するワイヤよりも太いワイヤが通されていることを第1の特徴とし、
前記第1の特徴に加えて、前記4本の支持骨の長さが全て等しくかつ中点が前記耳付正方形状のメッシュの中央位置で交わることを特徴として、
前記第1又は第2の特徴に加えて、前記耳付正方形状のメッシュの各頂点に玉掛用ロープを通すためのリングが備えられていること並びに前記耳付正方形状のメッシュに玉掛用ロープが4本取り付けられていること及びこれら4本が全て同じ向きで隣接する2つの頂点を通してその先の3つ目の頂点に結わえられていること及び隣接する玉掛用ロープの結び付け頂点が互いに1つ飛びの位置にあることを第3の特徴とし、
前記第3の特徴に加えて、前記4本の玉掛用ロープの端部を1つに束ねて上方に引き上げることで茶巾袋の形状に整えて懸架する使用方法を第4の特徴とする。
本発明のワイヤモッコは、正方形の各辺に耳を備えた形状のメッシュであることによって、各頂点を上方に絞り上げた場合に茶巾袋のように中身を包み込む形状になる。このことで、ワイヤモッコを懸架中に中身がこぼれ落ちる懸念が軽減される。また、支持骨が4本備えられていることで着床し各頂点を絞り上げていた力が緩んだ際にメッシュが速やかに開いて中身を取り出す作業を迅速に行える。このメッシュが速やかに開くことについて詳しく説明する。支持骨はワイヤモッコを構成する他のワイヤと比べて太く弾性が強いものを用いており、この4本の支持骨が互いの中点を同じ位置で交わり、また隣接した支持骨同士が45度の角度にあるので、ワイヤモッコを常に平面状に展開した形にしようとする力が働いている。このため、絞り上げる力が緩めば速やかにメッシュが広がっていく。この支持骨は広がること以外に袋形状を整えることにも役立っている。積荷が偏って搭載されたことでモッコが袋形状になった際にどこか一部に偏った力が加わった場合にその力が加わった位置近傍の支持骨が大きく反発するので偏って搭載された積荷の位置がずれ戻されて積荷の偏りが是正されることにも役立っている。玉掛用ロープが2つの頂点端のリングを通して3つ目の頂点に結ばれていることで、前記玉掛用ロープを絞り上げた場合に頂点の個数よりも少ない玉掛用ロープの本数によってワイヤモッコを効果的に茶巾袋形状にすることができる。
本発明のワイヤモッコの平面図である。 本発明のワイヤモッコの(1)着床状態と(2)懸架状態のそれぞれの側面図である。 従来のワイヤモッコの平面図である。
本発明の実施例を図1及び図2を用いて説明する。図1は本発明のワイヤモッコ1の平面図である。ワイヤを編むことで形成した正方形状のメッシュ2と4辺のそれぞれに取り付けられた二等辺三角形状の耳3によって構成されたものを耳付メッシュ4と呼ぶことにする。図1の実施例では耳は直角二等辺三角形であり、かつ、この頂点は正方形の中心と同じ位置を中心としてこの正方形の頂点を45度回転させた位置と一致させてある。
この耳付メッシュにはメッシュを主に構成するワイヤよりも太い4本の支持骨5が編み込まれている。4本のうち2本は正方形の対角線位置であり、他の2本は対向する直角二等辺三角形の頂点を結ぶ位置である。これら4本の支持骨は正方形の中心位置で交わっている。4本の支持骨は弾性があるので耳付メッシュは4本の支持骨によって平らになろうとする力が常に加わっている。
この耳付メッシュの8つの頂点にはリング6が取り付けられている。このリングは玉掛用ロープ7を通すためのものである。この実施例では玉掛用ロープを4本取り付けてある。4本それぞれの玉掛用ロープは前記リングのそれぞれ0時、3時、6時、9時の位置で結び付けてある。そして、0時の位置に結び付けられた玉掛用ロープは1時半と3時のリングに通されており、3時のリングを通したその先は他の3本と束ねてフックに掛けられることになる。3時の位置に結び付けられた玉掛用ロープは4時半と6時のリングに、6時の位置に結び付けられた玉掛用ロープは7時半と9時のリングに、9時の位置に結び付けられた玉掛用ロープは10時半と0時のリングに通されて、同様にそれぞれ他の3本と1つに束ねられている。
図2には、図1のワイヤモッコの(1)着床した状態と(2)懸架した状態の2つの状態の側面図を示す。(1)は床103の上にワイヤモッコ1の耳付メッシュ4が置かれた状態である。玉掛用ロープ7の絞り上げが少し緩んだ状態でリングと結び目間部分の玉掛用ロープ7’の長さが長くなって、耳付メッシュが開きかけている。耳対メッシュは単に重力の力だけで開いているのではなく、支持骨5がまっすぐになろうとする弾性力によって積極的に開かれつつある状態である。
図2の(2)はワイヤモッコ1が床から離れて懸架されている状態である。耳付メッシュ4が玉掛用ロープ7の絞り上げで茶巾袋の形状になっている。これは絞り上げによってリングと結び目間部分の玉掛用ロープ7’の長さが短くなり、8つの頂点が1つの場所に集められたことによる。
図1のワイヤモッコの製造方法の一例を説明する。最初に4辺とそれぞれ並行な格子状のメッシュを有する正方形を製作し、次に前記格子状のメッシュを有する正方形とまったく同じ形状の正方形の枠、つまり四辺のみのワイヤフレームを作成し、前記格子状のメッシュを有する正方形の中心と同じ位置を中心としてこの正方形の頂点を45度回転させて配置する。次に耳の部分を通る支持骨を背骨と見立てて、この背骨から垂直方法にワイヤを通し、支持骨と前記ワイヤフレームのそれぞれの箇所でワイヤを編み込んで固定する。図1の例では支持骨と垂直方向に2本のワイヤを通して編み込んである。
本発明のワイヤモッコは、金属くずや機材等を工事現場などで運搬するために使用される。
1 ワイヤモッコ
2 正方形状のメッシュ
3 耳
4 耳付メッシュ
5 支持骨
6 リング
7 玉掛用ロープ
7’ リングと結び目間部分の玉掛用ロープ
100 従来のワイヤモッコ
101 メッシュ
102 4懸架玉掛用ロープ

Claims (4)

  1. ワイヤモッコにおいて、ワイヤを編み込んだ正方形のメッシュの各辺の外側にワイヤの編み込んだ各辺の一部を底辺として共有する二等辺三角形の形状の耳を備えた耳付正方形状のメッシュであること及び前記二等辺三角形の垂線が自身の底辺と交わる位置が正方形の辺の中点位置と同じであること並びに正方形のメッシュの対角線及び対向する前記耳の頂点を結ぶ線の合計4本の支持骨がメッシュを構成するワイヤよりも太いワイヤが通されていることに加えて前記耳付正方形形状の8つの頂点を上方に絞り上げることで茶巾袋状になることを特徴とするワイヤモッコ
  2. 請求項1記載のワイヤモッコにおいて前記4本の支持骨の長さが全て等しくかつ中点が前記耳付正方形状のメッシュの中央位置で交わることを特徴とするワイヤモッコ
  3. 請求項1または請求項2記載のワイヤモッコにおいて、前記耳付正方形状のメッシュの各頂点に玉掛用ロープを通すためのリングが備えられていること並びに前記耳付正方形状のメッシュに玉掛用ロープが4本取り付けられていること及びこれら4本が全て同じ向きで隣接する2つの頂点を通してその先の3つ目の頂点に結わえられていること及び隣接する玉掛用ロープの結び付け頂点が互いに1つ飛びの位置にあることを特徴とするワイヤモッコ
  4. 請求項3記載のワイヤモッコの使用方法において、前記4本の玉掛用ロープの端部を1つに束ねて上方に引き上げることで茶巾袋の形状に整えて懸架することを特徴とするワイヤモッコの使用方法
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