JP5580638B2 - 光出力減衰器 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザビーム(光)の出力を減衰させる光出力減衰器に関するものである。
例えば、溶接などのレーザ加工では、被加工物に応じた出力(エネルギー)のレーザビームを照射する必要がある。この場合、レーザ発振器の出力等を調整することは可能であるが、レーザ発振器の出力等を調整した場合はレーザビームの質が変化する。そこで、レーザ発振器の出力等の条件はそのままで、レーザビームの出力(エネルギー)のみを制御する装置として、光出力減衰器が知られている。
この光出力減衰器として、例えば光透過率が位置に応じて段階的に変化する光強度減衰フィルタの所定位置に、光学部材により入力光を照射させることで、所定の減衰量に減衰した出力光を得るものが提案されている(例えば特許文献1)。
しかしながら、特許文献1で提案された光出力減衰器を、レーザ加工装置などのレーザ発振器と被加工物間で使用する場合、光出力減衰器に入射されたレーザビームは、一度、光強度減衰フィルタの所定位置に照射する必要がある。
従って、光出力減衰器から出射する出力光を被加工物側の適切な位置に照射するためには、再度光軸を位置決めする必要がある。特にレーザ加工工程の一部で光出力減衰器を使用する場合は、前記位置決め作業が煩雑であり、その間レーザ加工工程を中断する必要がある。
また、特許文献1で提案されているような透過型の光強度減衰フィルタを使用する場合は、大出力のレーザビームを透過し続けると、エネルギーの吸収によりフィルタが変形し、レーザビーム形状の変形や素子が破損するという問題もある。
特開2010−14742号公報
本発明が解決しようとする問題点は、レーザ加工工程の途中に光強度減衰フィルタを配置する場合は、光出力減衰器からの出力光の光軸を再度位置決めする作業が必要で、その間レーザ加工工程を中断する必要があるという点である。また、光強度減衰フィルタに大出力のレーザビームを透過し続けると、エネルギーの吸収により光強度減衰フィルタが変形し、レーザビーム形状の変形や素子が破損するという点である。
本発明の光出力減衰器は、
光出力減衰器からの出力光の光軸を再度位置決めする作業を必要とせず、かつ、エネルギーの吸収による変形や破損を抑制できるようにするために、
入射するレーザビームを繰り返し反射させ、保有するエネルギーを段階的に減衰させて出射側に案内した後、入射する前記レーザビームの光軸と一致する光軸で出射するように、反射面を向かい合わせて配置したミラー対を複数組み合わせたことを最も主要な特徴としている。
本発明の光出力減衰器は、入射するレーザビームの光軸と一致する光軸で出射するように、反射面を向かい合わせて配置したミラー対を複数組み合わせることで、所定の減衰量のレーザビームを得ることとしている。従って、光出力減衰器からの出力光の光軸を再度位置決めする作業を必要としない。また、ミラー対を複数組み合わせることで、所定の減衰量のレーザビームを得るので、エネルギーの吸収による変形や破損を抑制できる。
本発明の光出力減衰器において、対をなすミラー間の間隔を変化可能に構成してレーザビームの前記反射回数を変化させる場合には、ミラー間の間隔を変化するという容易な操作で、円滑かつ適切な減衰量制御を行うことができる。
また、本発明の光出力減衰器において、対をなすミラーのうちの少なくとも一方のミラーが、反射面に異なる反射率を有する箇所を備えたものとすれば、よりきめ細やかな減衰量の制御が可能となる。
本発明では、光出力減衰器へのレーザビームの入射と出射の光軸が一致しているので、出力光の光軸を再度位置決めする作業が不要である。また、レーザビームを透過させず反射して出力光を減衰するので、透過型の光学素子により減衰できない波長のレーザ(CO2レーザ等)であっても、ミラーの変形や破損が起きにくい構成で減衰できる。
レーザ発振器と被加工物の間に本発明の光出力減衰器を配置した場合を示した図である。 は本発明の光出力減衰器の第2の例を説明する図である。 本発明の光出力減衰器の第3の例を説明する図である。 本発明の光出力減衰器の第4の例を説明する図である。 (a)(b)は本発明の光出力減衰器に適用する冷却手段を説明する図である。
本発明では、出力光の光軸の位置決めを要せず、エネルギーの吸収による変形や破損を抑制するという目的を、レーザビームを繰り返し反射させて保有するエネルギーを段階的に減衰させ、入射側の光軸と一致する光軸上に出射することで実現した。
以下、図1〜図5を用いて本発明の光出力減衰器を詳細に説明する。
図1はレーザ発振器と被加工物の間に本発明の光出力減衰器を配置した場合を示した図である。
図1において、1はレーザ発振器11から出射されたレーザビーム12aを、被加工物13に照射して加工するに際し、被加工物13に応じたエネルギーのレーザビーム12bに減衰する本発明の光出力減衰器であり、以下のような構成と成されている。なお、図1中の14は本発明の光出力減衰器1から出射されたレーザビーム12bを被加工物13に向けて反射するミラーである。
2a,2b,3a,3bは、それぞれ前記レーザビーム12aを反射する例えば平面ミラーであり、2aと2b、3aと3bがそれぞれ対となっている。これら対をなす平面ミラー2aと2b,3aと3bの、それぞれの反射面2aaと2ba,3aaと3baは、例えば共に同じ間隔を存して向かい合わせに平行に配置されている。そして、対をなす平面ミラー2aと2b,3aと3b同士は、例えば二等辺三角形を形成するように左右対称な山形に配置されている。
このような構成とすることで、レーザビーム2aは、対をなす平面ミラー2aと2b,3aと3bの、それぞれの反射面2aaと2ba,3aaと3baを繰り返し同じ角度で反射して、保有するエネルギーを段階的に減衰させる。また、入力側の光軸と出力側の光軸を一致させることができる。
本発明において、前記平面ミラー2a,2b,3a,3bの反射率は、目標とする減衰率と、レーザビームの条件、繰り返し反射回数を考慮して決定する。
但し、対をなす平面ミラー2aと2b,3aと3bの反射率はできる限り高くすることが好ましい。その理由は、平面ミラー2aと2b,3aと3bへのエネルギーの吸収を抑制し、平面ミラー2aと2b,3aと3bの変形劣化、損傷を防止するためである。
例えば図1に示す繰り返し反射回数が12回の場合は、2a,3aを反射率が99%(透過率、光学損失が1%未満)の全反射ミラー、2b,3bを反射率が90%の部分反射ミラーとすると、透過率は入射側から、順次段階的に減衰し、50.5%に減衰できる。
図1の例において繰り返し反射回数を4回とした場合の減衰率は79.4%、同じく8回とした場合の減衰率は63.0%、同じく16回とした場合の減衰率は39.7%、同じく20回とした場合の減衰率は31.5%となり、約10%ずつ減衰できる。
上記構成の光出力減衰器1では、図2に示すように、図1に示した例から、対をなす平面ミラー2aと2b,3aと3bで形成する二等辺三角形の頂角のみをより鋭角にすれば、繰り返し反射回数が多くなる。
従って、部分反射の平面ミラー2b,3bの反射率を全反射の平面ミラー2a,3aの反射率に近づけた場合は、減衰量の変化を細かくすることができる。
例えば図2の例において、平面ミラー2a,3aの反射率を99%、平面ミラー2b,3bの反射率を98%とした場合の減衰率は以下のようになる。
繰り返し反射回数を4回とした場合:94.1%、
繰り返し反射回数を8回とした場合:88.6%、
繰り返し反射回数を12回とした場合:83.4%、
繰り返し反射回数を16回とした場合:77.7%、
繰り返し反射回数を20回とした場合:73.9%、
また、上記構成の光出力減衰器1において、対をなす平面ミラー2aと2b,3aと3b間の間隔を、変化可能に構成した場合には、前記ミラー間の間隔を変化させることにより、減衰量を変化できる。
例えば図3に実線で示した例(繰り返し反射回数:8回)では、対をなす平面ミラー2aと2b,3aと3bの反射率を、前記図1で説明したのと同じ反射率とした場合、透過率は63.0%に減衰できる。
一方、図3に想像線で示したように、対をなす平面ミラー2aと2b,3aと3bの間隔を大きくして繰り返し反射回数を4回とした場合は、減衰率は79.4%になる。
さらに、減衰率が異なる又は同じ、対をなす平面ミラーを、レーザビーム12aの光路上に複数段配置しても良い。例えば図4に示すように、2段配置する場合、1段目の平面ミラー4aaと4ab,5aaと5abの少なくとも一方4abと5abを部分反射ミラー(例えば反射率80%)、2段目の平面ミラー4baと4bb,5baと5bbの少なくとも一方4bbと5bbを高反射ミラー(例えば反射率99%)とする。この場合、1段目で所望の減衰率近傍まで減衰させ、2段目で所望の減衰率まで減衰すべく微調整を行う。なお、平面ミラー4aa,5aa,4ba,5baは全反射ミラーである。
なお、各平面ミラー2a,2b,3a,3bには、エネルギー吸収による温度上昇を防ぐため、図5に示すように、冷却手段15(例えば冷却水を流す等)が施されていることは言うまでもない。また、レーザビームを減衰させる必要がない場合は、光出力減衰器1をレーザビームの光軸から外れるように移動させればよい。
本発明は、上記の例に限るものではなく、各請求項に記載の技術的思想の範疇において、適宜実施の形態を変更しても良いことは言うまでもない。
例えば、上記の例では、対をなす平面ミラー2aと3aを全反射ミラー(反射率99%)としたが、部分反射ミラーとしても良い。また、平面ミラー2aと2b、3aと3bの形状、反射率等の条件は統一する必要はなく、用途や必要とされる減衰率に応じて適宜変更すれば良い。但し、対をなす平面ミラー2aと2b,3aと3bの形状、条件を統一しない場合は、対をなす平面ミラー2aと2b,3aと3bの表面形状を部分的に変えて、常に出射側に導かれるようにする必要がある。
1 光出力減衰器
2a,3a (全反射)平面ミラー
2aa,3aa 反射面
2b,3b (部分反射)平面ミラー
2ba,3ba 反射面
2bb,3bb 異なる反射率の箇所
12a,12b レーザビーム

Claims (3)

  1. 入射するレーザビームを繰り返し反射させ、保有するエネルギーを段階的に減衰させて出射側に案内した後、入射する前記レーザビームの光軸と一致する光軸で出射するように、反射面を向かい合わせて配置したミラー対を複数組み合わせたことを特徴とする光出力減衰器。
  2. 前記対をなすミラー間の間隔を変化可能に構成してレーザビームの前記反射回数を変化させることを特徴とする請求項1に記載の光出力減衰器。
  3. 前記対をなすミラーのうちの少なくとも一方のミラーは、反射面に異なる反射率を有する箇所を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光出力減衰器。
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