JP5580353B2 - アルミニウム表面を洗浄するためのアルカリ洗浄剤 - Google Patents
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Description
とはいえ、本発明に係る組成物において、易溶性で洗浄処理中の沈殿のリスクが低減された塩は好ましい。
好ましくは、30秒から2時間、より好ましくは1分から30分の範囲である。接触時間は、全体の接触時間で1度の接触を与えるか、または、所定のより短くされた時間で接触時間が各々のより短くされた接触時間の和に相当する時間、金属表面を水性洗浄濃厚物または使用溶液に連続的に接触させることにより実現できる。
表1は、本発明に係る水性濃厚物(No.1から20)の例、および、本発明に係るいずれの腐食防止剤塩も含まない比較例(21から26)を表す。全ての組成物は、まず腐食防止剤塩を所定量の水に溶解させ、そして残りの含有物を表中のこれらの記載順に添加することによって得た。均一な溶液が得られるまで混合物を攪拌した。
〔1〕
アルカリ液中において腐食感受性である表面を洗浄するための組成物であって、少なくとも1種のアルカリ源、および元素周期表の第2または第3の主族の元素から選択される少なくとも1種のカチオンを含む少なくとも1種の無機塩を含むことによって、該組成物が、いずれのトリアゾールおよび/またはいずれのアルカリ金属ホウ酸塩も含まない、組成物。
〔2〕
該カチオンが、Mg2+,Ca2+,Sr2+,Ba2+,Al3+またはこれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする、〔1〕に記載の組成物。
〔3〕
該カチオンに対するアニオン対イオンが、ハロゲン化物、特に塩化物、臭化物またはヨウ化物、スルフェートおよびカーボネートを含む群から選択されることを特徴とする、〔1〕または〔2〕に記載の組成物。
〔4〕
1種または2種以上の塩が、組成物中に、組成物全体を基にした総量で0.01から20wt%、好ましくは0.05から15wt%、およびより好ましくは0.1から10wt%含まれることを特徴とする、〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の組成物。
〔5〕
該アルカリ源が、組成物中に、組成物全体を基にした総量で1から40wt%、好ましくは2から30wt%、およびより好ましくは5から25wt%含まれることを特徴とする、〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の組成物。
〔6〕
ケイ素を含むいずれの化合物も含まないことを特徴とする、〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の組成物。
〔7〕
いずれの有機金属化合物も含まないことを特徴とする、〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の組成物。
〔8〕
1種または2種以上の金属イオン封鎖剤をさらに含むことを特徴とする、〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の組成物。
〔9〕
該1種または2種以上の金属イオン封鎖剤が、組成物中に、組成物全体を基にした総量で2から35wt%、好ましくは5から25wt%、およびより好ましくは9から20wt%含まれることを特徴とする、〔8〕に記載の組成物。
〔10〕
該金属イオン封鎖剤が、ホスホノアルカンポリカルボン酸またはその塩、好ましくはそのナトリウム塩またはカリウム塩であることを特徴とする、〔8〕または〔9〕に記載の組成物。
〔11〕
該組成物が1種または2種以上の界面活性剤をさらに含むことを特徴とする、〔1〕〜〔10〕のいずれかに記載の組成物。
〔12〕
該1種または2種以上の界面活性剤が、アニオン性界面活性剤および/またはノニオン性界面活性剤から選択されることを特徴とする、〔11〕に記載の組成物。
〔13〕
該1種または2種以上の界面活性剤が、組成物中に、組成物全体を基にした総量で1から30wt%、好ましくは2から20wt%、およびより好ましくは4から15wt%含まれることを特徴とする、〔11〕または〔12〕に記載の組成物。
〔14〕
1種または2種以上の酸化剤をさらに含むことを特徴とする、〔1〕〜〔13〕のいずれかに記載の組成物。
〔15〕
該酸化剤が1種または2種以上の塩素源を含むことを特徴とする、〔14〕に記載の組成物。
〔16〕
該1種または2種以上の酸化剤が、組成物中に、組成物全体を基にした総量で30から80wt%、好ましくは35から70wt%、およびより好ましくは40から65wt%含まれることを特徴とする、〔14〕または〔15〕に記載の組成物。
〔17〕
1種または2種以上の可溶化剤をさらに含むことを特徴とする、〔1〕〜〔16〕のいずれかに記載の組成物。
〔18〕
該1種または2種以上の可溶化剤が、組成物中に、組成物全体を基にした総量で1から35wt%、好ましくは5から25wt%、およびより好ましくは9から20wt%含まれることを特徴とする、〔17〕に記載の組成物。
〔19〕
該組成物が、殺菌剤、ビルダー物質、溶媒および漂白剤を含む群から選択される1種または2種以上の化合物をさらに含むことを特徴とする、〔1〕〜〔18〕のいずれかに記載の組成物。
〔20〕
粉末または固体ブロックの形態で存在することを特徴とする、〔1〕〜〔19〕のいずれかに記載の組成物。
〔21〕
〔1〕〜〔19〕のいずれかに記載の組成物と自由水とを含む、水性濃厚物。
〔22〕
水性濃厚物全体を基にして、30から95wt%、好ましくは35から90wt%、およびより好ましくは40から85wt%の量で組成物を含むことを特徴とする、〔21〕に記載の水性濃厚物。
〔23〕
水が、組成物中に、水性濃厚物全体を基にして30から90wt%、好ましくは35から88wt%、より好ましくは40から85wt%の量で存在することを特徴とする、〔21〕または〔22〕に記載の水性濃厚物。
〔24〕
1種または2種以上の塩が、濃厚物中に、濃厚物全体を基にした総量で0.01から10wt%、好ましくは0.05から5wt%、およびより好ましくは0.1から3.5wt%含まれることを特徴とする、〔21〕〜〔23〕のいずれかに記載の水性濃厚物。
〔25〕
アルカリ源が、濃厚物中に、濃厚物全体を基にした総量で1.5から20wt%、好ましくは2から10wt%、およびより好ましくは3から5wt%含まれることを特徴とする、〔21〕〜〔24〕のいずれかに記載の水性濃厚物。
〔26〕
該濃厚物が、9から13の範囲内、好ましくは10から12の範囲内、より好ましくは11超のpH値(1%,20℃)を有することを特徴とする、〔21〕〜〔25〕のいずれかに記載の水性濃厚物。
〔27〕
1種または2種以上の金属イオン封鎖剤が、濃厚物中に、濃厚物全体を基にした総量で1から10wt%、好ましくは2から8wt%、およびより好ましくは3から5wt%含まれることを特徴とする、〔21〕〜〔26〕のいずれかに記載の水性濃厚物。
〔28〕
1種または2種以上の界面活性剤が、濃厚物中に、濃厚物全体を基にした総量で1から15wt%、好ましくは2から10wt%、およびより好ましくは2.3から6wt%含まれることを特徴とする、〔21〕〜〔27〕のいずれかに記載の水性濃厚物。
〔29〕
1種または2種以上の酸化剤が、濃厚物中に、濃厚物全体を基にした総量で10から40wt%、好ましくは15から30wt%、およびより好ましくは20から28wt%含まれることを特徴とする、〔21〕〜〔28〕のいずれかに記載の水性濃厚物。
〔30〕
アルカリ液中において腐食感受性である表面を洗浄するための水性使用溶液であって、〔1〕〜〔20〕のいずれかに記載の組成物を、使用溶液全体を基にして、0.05から8wt%、好ましくは0.1から5wt%、より好ましくは0.3から3wt%の量で含む水性使用溶液。
〔31〕
アルカリ液中において腐食感受性である表面を洗浄するための水性使用溶液であって、〔21〕〜〔29〕のいずれかに記載の水性濃厚物を、使用溶液全体を基にして、0.1から10wt%、好ましくは0.5から8wt%、より好ましくは1から5wt%の量で含む水性使用溶液。
〔32〕
〔21〕〜〔29〕のいずれかに記載の水性濃厚物または〔30〕もしくは〔31〕に記載の使用溶液を用いて、アルカリ液中において腐食感受性である表面を洗浄する方法。
〔33〕
洗浄表面が、アルミニウム、アルミニウム合金およびガルバナイズドスチールを含む群から選択される物質で形成されていることを特徴とする、〔32〕に記載の方法。
〔34〕
洗浄されることが予定される表面を、水性濃厚物または任意の使用溶液と接触させた後、任意選択的にリンスおよび/または乾燥することを特徴とする、〔32〕または〔33〕に記載の方法。
〔35〕
金属で形成された外側表面および/または金属で形成された内側表面を洗浄するために使用されることを特徴とする、〔32〕〜〔34〕のいずれかに記載の方法。
〔36〕
定置洗浄(CIP)または分解洗浄(COP)のために使用されることを特徴とする、〔32〕〜〔35〕のいずれかに記載の方法。
〔37〕
洗浄が手動または自動で進行し、該自動の洗浄が完全にまたは部分的に自動であることができることを特徴とする、〔32〕〜〔36〕のいずれかに記載の方法。
〔38〕
水性濃厚物または任意の使用溶液が、施設および/または家庭での洗浄のために使用されることを特徴とする、〔32〕〜〔37〕のいずれかに記載の方法。
Claims (9)
- 完全にまたは部分的に金属で形成された表面を洗浄するための組成物を含む水性洗浄溶液であって、該組成物が、少なくとも1種のアルカリ源、およびMg2+,Ca2+,Sr2+,Ba2+,Al3+またはこれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のカチオンと、該カチオンに対するアニオン対イオンであって、ハロゲン化物、スルフェートを含む群から選択されるものとを含む少なくとも1種の無機塩を含み、該組成物がさらにアニオン性界面活性剤またはアミンオキサイドを含み、該組成物が、2から35wt%のホスホノアルカンポリカルボン酸またはその塩を金属イオン封鎖剤としてさらに含むことによって、該組成物がいずれのトリアゾールおよび/またはいずれのアルカリ金属ホウ酸塩も含まない、水性洗浄溶液。
- 1種または2種以上の塩が、組成物中に、組成物全体を基にした総量で0.01から20wt%含まれることを特徴とする、請求項1に記載の水性洗浄溶液。
- 該アルカリ源が、組成物中に、組成物全体を基にした総量で1から40wt%含まれることを特徴とする、請求項1または2に記載の水性洗浄溶液。
- 該組成物が、ケイ素を含むいずれの化合物も含まないことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の水性洗浄溶液。
- 該組成物が、いずれの有機金属化合物も含まないことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の水性洗浄溶液。
- 該アニオン性界面活性剤がラウリル硫酸ナトリウムであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の水性洗浄溶液。
- 該アミンオキサイドがヤシアルキルジメチルアミンオキサイドまたはラウリルジメチルアミンオキサイドであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の水性洗浄溶液。
- 水性濃厚物全体を基にして30から95wt%の量で該組成物を含有する水性濃厚物であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の水性洗浄溶液。
- 水性使用溶液全体を基にして0.05から8wt%の量で該組成物を含有する水性使用溶液であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の水性洗浄溶液。
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