JP5579654B2 - アームレスト - Google Patents

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Description

本発明は、アームレストに関する。
従来、車両用ドアのドアトリムには、車室内側に突出するアームレストが取り付けられている。このようなアームレストは、その上部が表皮材等のカバー部材で構成され、その下部が合成樹脂等の基材で構成される。カバー部材と基材の一部には、両者が互いに当接する当接部が設けられており、当該当接部においてカバー部材と基材とがシールされ、当接部によって閉じられたカバー部材と基材との間の空間内に衝撃吸収のためのクッション材が配される。このような車両用のアームレストが、例えば特許文献1に開示されている。
特開2008−201193号公報
ところで、アームレストでは、車室内側側方からの衝撃を吸収する衝撃吸収性能(側突性能)を備えることが要求される。しかしながら、上記の特許文献1に開示されたアームレストでは、アームレストの車室内側下部に当接部が設けられており、当該当接部におけるカバー部材と基材との当接面がアームレストの厚み方向に沿って設けられている。これにより、アームレストの車室内側に露出する面において、その一部が当接部で占められ、当接部以外の部位がクッション材を覆うカバー部材で占められた構成とされている。このため、車室内側側方からの衝撃をアームレストの車室内側に露出する面の全面において吸収することができず、アームレストの側突性能を十分に高めることはできなかった。
本発明は、上記の課題に鑑みて創作されたものである。本発明は、アームレストの側突性能を向上させることができる技術を提供することを目的とする。
本発明は、車両用ドアのドアトリムに取り付けられ、車室内側に突出するアームレストであって、前記アームレストの上部を構成するカバー部材と、前記アームレストの下部を構成する基材と、前記カバー部材と前記基材との間に形成された空間内に配されたクッション材と、を備え、前記基材は、車室外側から車室内側に至る断面視において分枝状をなし、下方に延出する下部延出部と、車室内側に延出する車室内側延出部と、車室外側に延出する車室外側延出部と、を有し、前記車室内側延出部には、前記カバー部材の一部と当接する当接部が設けられているアームレストに関する。
上記のアームレストによると、基材の車室内側に延出する車室内側延出部にシール部を設けることができるので、当接部における当接面をアームレストの幅方向に沿ったものとすることができる。このため、当接部におけるカバー部材と基材との当接面がアームレストの厚み方向に沿って設けられた従来のアームレストの構成に比して、カバー部材の高さを維持しながら基材の高さを低くすることができる。そして、基材を低い位置に設けることで、クッション材が配される空間をアームレストの厚み方向に拡張させることができ、車室内側側方からの衝撃をより広い範囲で吸収可能な構成とすることができる。この結果、アームレストの側突性能を向上させることができる。
前記カバー部材が表皮材によりなってもよい。
この構成によると、上面部の具体的構成を実現できると共に、アームレストの意匠性を高めることができる。
本発明によると、アームレストの側突性能を向上させることができる。
実施形態に係る車両用ドアのドアトリム2を車室内側から視た斜視図を示す。 図1のA−A断面の断面図であって、アームレスト6の車室外側から車室内側に至る断面構成を示す。
図面を参照して実施形態を説明する。図1は、実施形態に係る車両用ドアのドアトリム2を車室内側から視た斜視図を示している。図2は、図1のA−A断面の断面図であって、アームレスト6の車室外側から車室内側に至る断面構成を示している。なお、図1に示すX軸方向は車両前後方向、Y軸方向は車室内側及び車室外側、Z軸方向は高さ方向にそれぞれ対応している。また、図2において、図の左側が車室内側を示し、図の右側が車室外側を示しており、図2における上下方向がアームレスト6の厚み方向、左右方向がアームレスト6の幅方向にそれぞれ対応している。
実施形態に係る車両用ドアのドアトリム2は、図1に示すように、合成樹脂等によって形成されたドアトリム本体4、アームレスト6等を備えている。アームレスト6は、合成樹脂等によって形成され、ドアトリム本体4の車室内側に張り出す形で配されている。また、ドアトリム2は、オーナメント12、スピーカグリル10、ドアポケット8等を備えている。
続いてアームレスト6の構成について説明する。アームレスト6の車室内側に露出する部位は、図1及び図2に示すように、上方に向けられた上面部16aと、車室内側に向けられた上側面部16bと、車室内側下方に向けられた下側面部16cとを有している。ここで、図2は、アームレスト6の上面部16aと上側面部16bの断面図を示したものである。なお、アームレスト6の上面部16aには、その一部に、上方に開口する開口部16a1が形成されており、開口部16a1内にはプルハンドル(図示せず)が装着されている。
また、アームレスト6は、図2に示すように、車室外側に配され、アームレスト6の下部及び車室外側側面を構成する基材24と、車室内側に露出し、アームレスト6の上部及び車室内側側面を構成する表皮材(カバー部材の一例)20と、基材24と表皮材20との間に配されたクッション材22とにより構成されている。表皮材20としては、本革、合成皮革、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(TPO樹脂)、軟質塩化ビニル樹脂(PVC樹脂)、熱可塑性ポリウレタン(TPU樹脂)等を使用することができる。基材24としては、ポリプロピレン(PP)樹脂単独、あるいは、PP樹脂をタルク、マイカ又はガラス等で補強したフィラー入りPP樹脂、変性ポリフェニレンオキサイド(PPO)樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂等を使用することができる。クッション材22としては、発泡ポリウレタン、発泡ポリオレフィン等の発泡樹脂を使用することができる。
基材24は、図2に示すように、アームレスト6の車室内側下部に位置する枝分かれ部24sを起点として、三方向に枝分かれした略T字状の分枝状をなし、下部延出部24bと、車室内側延出部24cと、車室外側延出部24aとを有している。下部延出部24bは、枝分かれ部24sからアームレスト6の下方に向かって延びている。車室内側延出部24cは、枝分かれ部24sから車室内側に向かって延びている。車室外側延出部24aは、枝分かれ部24sから車室外側に向かって延びて、アームレスト6とオーナメント12との境界部近傍において上方側へ屈曲し、上方に向かってさらに延びている。
表皮材20は、図2に示すように、一方の端部が基材24の車室内側延出部24cの下面と当接し、当該端部から上方側に屈曲して上方に延び、さらに屈曲して車室外側に向かって延びている。そして、表皮材20の他方の端部は、基材24の車室外側延出部24aの端部において車室内側に向けられた面と当接している。表皮材20のうち、上述した上方に延びる部位はアームレスト6の上側面部16bを構成しており、車室外側に延びる部位は、アームレスト6の上面部16aを構成している。
上述した表皮材20と基材24とが当接する部位には、当接面が形成され、シール部(当接部の一例)30a、30bとなっている。このシール部30a、30bのうち、アームレスト6の下部において基材24の車室内側延出部24cと当接するシール部30aでは、図2に示すように、その当接面がアームレスト6の幅方向(車室内側及び外側方向)に沿ったものとなっている。また、上述したように、表皮材20の一方の端部と他方の端部とがそれぞれ基材24の一部と当接することによって、基材24と表皮材20との間に空間が形成されており、この空間内にクッション材22が封入されている。このようなアームレスト6は、例えば、成形型を用いて基材24に表皮材20を貼り付け、基材24と表皮材20との間に形成された空間内にクッション材22としての発泡材を注入する一体発泡成形によって製造することができる。
さて、アームレスト6では、基材24を分枝状とすることで、アームレスト6の下部に設けられたシール部30aにおける表皮材20と基材24との当接面が、上述したようにアームレスト6の幅方向に沿ったものとされている。これにより、上面部16aの高さを維持しながら基材24がより下方に設けられ、上側面部16bの全面がクッション材22を覆う表皮材20で形成された構成とされている。即ち、室内側側方からの衝撃をクッション材22によって吸収できる範囲が、アームレスト6の厚み方向に拡張されている。
以上のように本実施形態に係るアームレスト6によると、基材24の車室内側に延出する車室内側延出部24cにシール部30aを設けることができるので、シール部30における当接面をアームレスト6の幅方向に沿ったものとすることができる。このため、シール部におけるカバー部材と基材との当接面がアームレストの厚み方向に沿って従来のアームレストの構成に比して、上面部16aの高さを維持しながら基材24が配される高さを低くすることができる。そして、基材24を低い位置に設けることで、クッション材22が配される空間をアームレスト6の厚み方向に拡張させることができ、車室内側側方からの衝撃をより広い範囲で吸収可能な構成とすることができる。この結果、アームレスト6の側突性能を向上させることができる。
また、本実施形態に係るアームレスト6では、上面部16aが表皮材20によりなっている。このため、上面部16aの具体的構成を実現できると共に、アームレスト6の意匠性を高めることができる。
また、アームレスト6の下部に設けられたシール部30aの当接面を幅方向に沿ったものとすることで、アームレスト6の厚みを大きくすることができるので、アームレスト6全体の意匠的な自由度を高めることができる。
ここで、シール部におけるカバー部材と基材との当接面がアームレストの厚み方向に沿って設けられた従来のアームレストを一体発泡成形によって製造する場合、カバー部材と基材との当接面を少なくとも10mm程度設ける必要があり、アームレストの厚み方向の寸法が大きいものとなる。そして、この寸法が小さすぎると、シール部においてシール性を十分に確保することができず、内部からの発泡材の漏れが発生する。これに対し、本実施形態に係るアームレスト6では、基材24が略T字状の分枝状をなすことで、シール部30aにおけるシール性を確保しながら、アームレスト6の厚み方向の寸法を短くすることができる。
上記の実施形態の変形例を以下に列挙する。
(1)上記の実施形態では、アームレスト6の上面部が表皮材によりなる構成を例示したが、上面部の材料は限定されない。
(2)上記の実施形態では、車室外側延出部が車室内側延出部よりも長く延出する構成を例示したが、各延出部の長さ、形状等は限定されない。
(3)上記の実施形態以外にも、各延出部及びシール部の構成については、適宜に変更可能である。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2…ドアトリム、4…ドアトリム本体、6…アームレスト、8…ドアポケット、10…スピーカグリル、12…オーナメント、20…表皮材、22…クッション材、24…基材、24a…車室外側延出部、24b…下部延出部、24c…車室内側延出部、30a、30b…シール部

Claims (2)

  1. 車両用ドアのドアトリムに取り付けられ、車室内側に突出するアームレストであって、
    前記アームレストの上部を構成するカバー部材と、
    前記アームレストの下部を構成する基材と、
    前記カバー部材と前記基材との間に形成された空間内に配されたクッション材と、を備え、
    前記基材は、
    車室外側から車室内側に至る断面視において分枝状をなし、
    下方に延出する下部延出部と、車室内側に延出する車室内側延出部と、車室外側に延出する車室外側延出部と、を有し、
    前記車室内側延出部及び前記下部延出部には、前記カバー部材の一部と当接する当接部がそれぞれ設けられていることを特徴とするアームレスト。
  2. 前記カバー部材が表皮材によりなることを特徴とする請求項1に記載のアームレスト。
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