JP5578889B2 - 読影レポート作成支援装置、及び、読影レポート作成支援方法 - Google Patents

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Description

この発明は、検査依頼に基づき医用画像撮影装置により取得された医用画像に対して、検査目的及び所見文が記述された読影レポートを作成する読影レポート作成支援装置、及び、読影レポート作成支援方法に関し、例えば、X線コンピュータ断層撮影装置(CT)や磁気共鳴イメージング装置(MRI)などの医用画像撮影装置で撮影された患者の医用画像に対する医学的所見の報告書を作成する読影レポート作成支援端末を中心に、この端末とネットワークで接続された、前記医用画像を保管する医用画像保管装置と、保管された医用画像をユーザに参照させる医用画像参照装置とにより構成された読影レポート作成支援装置、及び、読影レポート作成支援方法に関するものである。
従来の技術としては、検査目的を基に、医用画像撮影装置により医用画像を取得し、読影医が、医用画像を医用画像参照装置で観察しながら、読影を行い、検査目的及び所見文が記述された読影レポートを作成する。所見文には、検査目的に対する応答文を含むが、応答文以外の所見も含まれる。
読影医は、応答文の記載漏れがないように、所見文に応答文が含まれるか否かを確認する作業を効率化したいという要望がある。また、診療科医師は、自身が依頼した検査目的に対する応答文が所見文に含まれるか否かを確認する作業を効率化したいという要望がある。
前記読影レポートの作成作業を効率化するための従来の技術としては、例えば、画像に含まれる異常の種類と位置を所定の文章に構成するための定型文を記憶する装置と、画像処理で検出された異常の種類及び位置に応じて、前記定型文に基づいて所見文を生成する技術がある(特許文献1)。
また、レポートモニタに表示される医用レポートには所見欄が設けられ、所見欄には文字列が配列されている。参照情報モニタには、コンテンツ(医用画像、履歴情報等)が表示されている。文字列にカーソルを合わせてリンクさせたい文字列を特定する。また、コンテンツの中でリンクさせようとするコンテンツを、前記特定された文字列にドラッグアンドドロップすることで、その文字列に、当該コンテンツのアドレス情報をハイパーリンク形式で貼り付ける。同時に、ハイパーリンクが設定された文字列の色を変更し、かつ、下線を付して識別表示する技術がある(特許文献2)。
特開平7−31591号公報 特開2005−301453号公報
しかしながら、従来の技術では、読影医が作成する所見文には、検査目的に対する応答文以外の所見もあるため、検査依頼をした診療科医師が所見文を確認する際に、検査目的に対する応答文を見つけるのに時間を要するという問題点があった。また、上記特許文献1に記載された技術では、読影医による所見文の作成作業の効率化を図ることができるものの、所見文に応答文が含まれているか否かを確認する作業の効率化を図ることができない。
さらに、上記特許文献2に記載された技術では、所見欄に記載された文字列に、コンテンツのアドレス情報をハイパーリンク形式で貼り付ける作業の効率化を図ることができるが、所見文に応答文が含まれているか否かを確認する作業の効率化を図ることができないとう問題点があった。
この発明は、上記の問題を解決するものであり、所見文に応答文が含まれているか否かを確認する作業の効率化を図ることが可能な読影レポート作成支援装置、及び、読影レポート作成支援方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、この発明は、検査目的の意味内容が所見文の意味内容に含まれているか否かを判定することに着目した。
具体的に、この発明の一の形態は、検査依頼に基づき医用画像撮影装置により取得された医用画像に対して、検査目的及び所見文が記述された読影レポートを作成する読影レポート作成支援装置において、前記読影レポートから前記検査目的を示す文章を取得し、取得した前記文章に含まれる特徴語と、前記文章に含まれる語句の概念とにより、取得した前記検査目的を予め定義された検査目的種別に分類することにより、前記検査目的の意味内容を解析する検査目的解析部と、前記読影レポートから前記所見文を取得し、取得した前記所見文に含まれる述語と、前記取得した前記所見文に含まれる格と、該格に含まれる語句の概念とにより、該取得した前記所見文の意味内容を解析する所見文解析部と、前記解析された前記検査目的の意味内容と前記解析された前記所見文の意味内容とにより、前記所見文に前記検査目的に対する応答文が含まれるか否かを判定する検査目的関連文判定部と、前記検査目的関連文判定部により判定された判定結果を出力する出力部と、を有することを特徴とする読影レポート作成支援装置である。
この発明によると、所見文に応答文が含まれているか否かを確認する作業の効率化を図ることが可能となる。
また、この発明の一の形態によると、検査目的の意味内容及び所見文の意味内容を解析することにより、所見文に応答文が含まれるか否かを判定することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る画像診断部門システムの機能ブロック図である。 読影レポート作成支援装置に関連する構成の機能ブロック図である。 検査目的種別と形式記述とを対応付けて記憶した対応テーブルである。 検査目的の形式記述を取得するまでの処理を示すフローチャートである。 検査目的の分類毎の特徴語を表した特徴語辞書を示す図である。 医学用語分類辞書を示す図である。 所見文の形式記述を取得するまでの処理を示すフローチャートである。 形態素解析結果を示す図である。 形態素解析結果に概念を付加した図である。 述語表現辞書を示す表現図である。 医学用語辞書を示す図である。 格の付属語表現辞書を示す図である。 所見文種別と形式記述とを対応付けて記憶した対応テーブルである。 所見文の形式記述に検査目的の形式記述が含まれるか否かを判定する処理を示すフローチャートである。 検査目的の形式記述と所見文の形式記述との対応関係を定めた対応関係辞書を示す図である。 読影レポートの表示画面を示す図である。
この発明の一の実施形態に係る読影レポート作成支援装置の構成について図1を参照して説明する。図1は、読影レポート作成支援装置を含む画像診断部門システムの機能ブロック図である。
画像診断部門システムにおいて、読影レポート作成支援端末1、医用画像保管装置2、医用画像参照装置3、レポートサーバ4、クライアント端末5、ウェブサーバ6、病院情報システム(HIS;Hospital Information System)7、情報管理システム(RIS;Radiology Information System)8、及び、医用画像撮影装置(モダリティ)9が、ネットワークで相互に接続されている。ここで、読影レポート作成支援装置は、読影レポート作成支援端末1を中心に、それ以外の上記装置又はシステムを1以上組み合わせることにより構成されても良く、読影レポート作成支援端末1単独で構成されても良い。
診療科医師が患者の容態を勘案しながらHIS端末7aで、検査依頼(検査オーダー)を発行する。検査オーダーは電子化され、ネットワークで情報管理システム8に伝達される。撮影技師は、RIS端末8aで検査オーダーを確認し、医用画像撮影装置9で患者を撮影する。それにより、医用画像が生成される。生成された医用画像は、医用情報の標準通信規格であるDICOM(Digital Imaging and COmmunication in Medicine)にて医用画像保管装置2に転送され、保管、管理される。
読影医は、転送された医用画像を医用画像参照装置3で観察しながら、読影(医用画像に写っている所見をスクリーニング作業)を行い、その読影時の結果をまとめた読影レポート(報告書)を作成する。読影時には、読影医は診療科医師により示される検査目的を中心に読影を行い、検査目的に対する応答文を記載するが、検査目的に関連する内容以外にも、医用画像に写っている所見については全て記載する。したがって、読影レポートの所見文内には、検査目的に対する応答文以外の文も記載される。作成された読影レポート及び医用画像は、院内画像参照システムを構成する前記ウェブサーバ6に保管される。
診療科医師を含む利用者は、院内に設置されているHIS端末7aあるいはクライアント端末5からウェブブラウザを用いて、ウェブサーバ6にアクセスして、保管された医用画像及び読影レポートを簡便に参照することができる。
次に、主に、レポート作成支援装置の構成について、図2を参照して説明する。図2は、レポート作成支援装置に関わる構成を示した機能ブロック図である。
レポート作成支援装置に関わる構成は、レポート保管部11、検査目的解析部12、所見文解析部13、検査目的関連文判定部14、出力部15、及び、検査目的関連文表示部16が含まれる。
(レポート保管部)
先ず、レポート保管部11について、図2及び図16を参照して説明する。図16は、読影レポートの表示画面を示す図である。
レポート保管部11は、読影レポート作成支援装置内に設けられた記憶部であっても良く、読影レポート作成支援装置外に設けられた記憶部であっても良い。レポート保管部11では、読影レポート作成支援装置で読影医が作成した読影レポートを保管する。読影レポートは、少なくとも診療科医師が記載する検査目的20と、読影医がその検査の画像の診断を行なった結果を記載した所見文30を含む。検査目的20及び所見文30を含む読影レポートの表示画面を図16に示す。
(検査目的解析部)
次に、検査目的解析部12について、図2〜図6を参照して説明する。図3は、検査目的種別と形式記述とを対応付けて記憶した対応テーブル、図4は検査目的の形式記述を取得するまでの処理を示すフローチャート、図5は、検査目的の分類毎の特徴語を表した特徴語辞書を示す図、図6は、医学用語分類辞書を示す図である。
図4に示すフローチャートにおいて、検査目的解析部12が、予め記憶している特徴語辞書40を参照し、取得した検査目的20の文章に含まれる文字列が特徴語辞書40中の特徴語と一致するか否かを検索する。取得した検査目的20の文章が特徴語を含む場合、取得した検査目的20の文章を特徴語に対応付けられた検査目的種別に分類する(ステップS101)。
これを、取得した検査目的20の文章が“上肺野の気腫の有無”である一例で説明すると、検査目的20の文章“上肺野の気腫の有無”に含まれる文字列“有無”が、特徴語41の“有無”の文字列と一致するので、検査目的解析部12は、図5の特徴語辞書40に示す特徴語と検査目的種別との対応関係から、“有無”という特徴語41に対応関係にある「存在の有無」という検査目的種別42に、前記検査目的20の文章を分類する。以下、検査目的種別42を分類先の検査目的種別という。なお、図5に示す特徴語辞書40の形式は、この例に限定されない。特徴語は、正規表現のような文字列のパターンでも構わないし、ある語句とある語句が含まれる場合というように共起情報でも構わない。
次に、検査目的解析部12は、取得した検査目的の文章に含まれる各語句の概念を特定する(ステップS102)。上記と同様に、取得した検査目的20の文章が“上肺野の気腫の有無”である一例で説明すると、検査目的解析部12は、予め記憶している図6に示す医学用語分類辞書50を参照し、“上肺野の気腫の有無”という検査目的20の文章中の“肺野”という語句51から「部位」という概念52を特定し、また、“気種”という語句53から「現象」という概念54を特定する。
次に、検査目的解析部12は、分類先の検査目的種別42が有する概念の全部が、検査目的20の文章中の概念に含まれるか否かを判断し、前記概念の全部が検査目的20の文章中の概念に含まれると判断した場合に、分類先の検査目的種別42の形式記述を参照して、検査目的の意味内容を表す検査目的の形式記述を取得する(ステップS103)。
上記一例で説明すると、検査目的解析部12は、分類先の検査目的種別42が有する概念の全部(図3に示す対応テーブル60の「部位」という概念61及び「現象」という概念62)が、ステップ102で特定した、検査目的20の文章中の概念(「部位」という概念52、及び、「現象」という概念54)に含まれるかを判断し、含まれていると判断した場合に、形式記述として“isThere(肺野,気腫)”という記述を取得する。
検査目的20での文章の表現方法に違いが存在しても、その意味内容が同じであれば同じ形式記述を取得する。例えば、“上肺野に気腫は存在するか?”という検査目的20が記載されている場合、“存在するか”という特徴語43が図5の特徴語辞書40中の「存在の有無」という検査目的種別42に属するので、検査目的解析部12は、この検査目的20の文章を検査目的種別42に分類し、形式記述として、前例と同じく“isThere(肺野,気腫)”という記述を取得する。
以上によれば、表現を変えた文字列が各検査目的20の文章中に含まれた場合であっても、文字列の意味内容を基に、文字列を概念化し、特徴語辞書40に登録しておけば、特徴語辞書40を参照することにより、各検査目的20の文章を、適正な検査目的種別に分類することが可能となる。
本実施形態では、検査目的20の意味内容により、検査目的20を図3に示す通り8つの種別(存在の有無、性状確認、経時変化確認、部位の特定、病期診断、再発・転移確認、部位精査、その他)に分類したが、検査目的種別の数及び各検査目的種別の内容は、これに限定されるものではない。ここで、特徴語とは、目的とする検査の結論を要求する用語であり、検査目的種別とは、検査目的20をその意味内容により区別した検査目的20の種類を示す用語である。また、概念は、検査目的20の対象物を表すものであり、例えば、「存在の有無」の検査目的種別では、どこの部位にどのような現象の有無を確認するのかを表す、「部位」という概念52、及び、「現象」という概念54が与えられる(図3参照)。
(所見文解析部)
次に、所見文解析部13について、図2、及び図7から図13を参照して説明する。図7は所見文の形式記述を取得するまでの処理を示すフローチャート、図8は形態素解析結果を示す図、図9は形態素解析結果に概念を追加した図、図10は述語表現辞書を示す表現図、図11は医学用語辞書を示す図、図12は格の付属語表現辞書を示す図、図13は所見文種別と形式記述とを対応付けて記憶した対応テーブルである。
所見文解析部13は、読影レポートの所見欄に読影医が記載した各所見文30から、その意味内容を表す形式記述を取得する。所見文30の形式記述を取得するまでの処理について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
その説明の一例として、“上肺野に気腫像を認める。”という文章が与えられた場合について述べる。
所見文解析部13は、予め記憶している図10に示す述語表現辞書70を参照し、“上肺野に気腫像を認める。”という文章中の“認める”という文字列が、述語表現辞書70中の“認める”という表層表現71と合致するため、文章に、“認める”という述語が含まれると判定し、「認める」というNo.5の述語を特定する(ステップS201)。
次に、所見文解析部13は、所見文30の文章を構成する格を抽出する(ステップS202)。まず、前例の文章の形態素解析を行い、形態素に分解する。形態素解析の結果、付属語と解析された形態素から、予め記憶している図12に示す付属語表現辞書90に従い、文章に含まれる格を得る。
前例である“上肺野に気腫像を認める。”という文章を形態素に分解した形態素解析結果として「/上<名>/肺野<名>+に<付>/気腫<名>/像<尾>+を<付>/認め<下一>+る<活尾>/。<句読>」を図8に示す。
上記形態素解析結果から分かるように、所見文解析部13は、付属語として“に”、及び“を”を抽出し、これらの付属語を、図12の付属語表現辞書90を参照することにより、ニ格、ヲ格となりえる付属語だと判別し、この結果、前例の文章から、二格として“肺野に”、ヲ格として“気腫を”という文字列を得る。
次に、所見文解析部13は、予め記憶している図11に示す医学用語辞書80を用い、文章に含まれる格の概念を特定する。“上肺野に気腫像を認める。”という前例の文章では、“肺野”という格81が「部位」という概念82、“気腫”という格83が「現象」という概念84となるため、所見文解析部13は、前例の文章に「部位」の概念82、及び、「現象」の概念84が含まれると特定する(ステップS203)。次に、図8に示す形態素解析結果の格に対し、前記特定した概念を付加する。概念を付加した結果として「/上<名>/肺野(部位)<名>+に<付>/気腫(現像)<名>/像(画像現象)<尾>+を<付>/認め<下一>+る<活尾>/。<句読>」を図9に示す。また、付加した前記概念を図9に“(”及び、“)”で表したカッコ内に示す。
次に、所見文解析部13は、図13に示す対応テーブル100を参照して、述語と、その述語が取る格と、その格に含まれる概念との関係と、形式記述との関係により、所見文30の形式記述を取得する(ステップS204)。“上肺野に気腫像を認める。”という前例の文章では、“認める”という述語が含まれ、二格及びヲ格が含まれ、二格には「部位」の概念、ヲ格には「現象」の概念が含まれる。このことから、前例の文章は、図13の対応テーブル100中のNo.3に合致する。それにより、所見文解析部13は、No.3の形式記述である“ThereIs(肺野,気腫)”を取得する。
所見文30の形式記述として、“ThereIs(肺野,気腫)”という記述を取得したが、検査目的の形式記述と同様に、文章の表現に差異が存在しても、その意味内容が同じであれば同じ形式記述を得る。例えば、所見文30に、“上肺野に気腫像を認めます”という文章が記載されている場合、“認めます“という表層表現72が図10の述語表現辞書70中の「認める」という述語に属するので、所見文解析部13は、この所見文30の文章の形式記述として、前例と同じく“ThereIs(肺野,気腫)”という記述を取得する。
(検査目的関連文判定部)
次に、検査目的関連文判定部14について、図2、図14及び図15を参照して説明する。図14は所見文の形式記述に検査目的の形式記述が含まれるか否かを判定する処理を示すフローチャート、図15は検査目的の形式記述と所見文の形式記述との対応関係を定めた対応関係辞書を示す図である。
検査目的関連文判定部14は、検査目的解析部12により取得された検査目的20の形式記述及び所見文解析部13により取得された所見文30の形式記述を基に、予め記憶している対応関係辞書110を参照して、検査目的20に対して応答文120を記載している所見文30を特定する。
図15に示す対応関係辞書110では、検査目的20の形式記述と、その形式記述に対して、応答文120となり得る所見文30の形式記述との対応関係が定められている。例えば、対応関係辞書110中のNo.1において、“isThere(x,y)”と記述された検査目的20の形式記述と、“ThereIs(x,y)”と記述された所見文30の形式記述との対応関係が示されている。
検査目的20に対して応答文120を記載している所見文30を特定するまでの処理を図14に示すフローチャートを参照して説明する。
具体例としては、検査目的解析部12により取得された検査目的20の形式記述として、“上肺野の気腫の有無”(isThere(肺野,気腫))、所見文解析部13により取得された所見文30の形式記述“上肺野に気腫像を認める”(ThereIs(肺野,気腫))を挙げて説明する。
検査目的関連文判定部14が、検査目的解析部12により“上肺野の気腫の有無”の検査目的20から取得された検査目的20の形式記述(isThere(肺野,気腫))を読み出す(ステップS301)。検査目的20に記述されている文が複数文ある場合は、ステップS301〜S306は、全ての文について行う。
次に、検査目的関連文判定部14が、所見文解析部13により“上肺野に気腫を認める”の所見文30から取得された所見文30の形式記述(ThereIs(肺野,気腫))を読み出す(ステップS302)。所見文30の形式記述の読み出しは、取得された所見文30の形式記述がなくなるまで繰り返す(ステップS302〜S305)。
次に、検査目的関連文判定部14が、図15に示す対応関係辞書110を参照して、両方の形式記述が予め定められた対応関係を有するか否かを判定する(ステップS303)。前例では、検査目的20の形式記述(isThere(肺野,気腫))と、所見文30が形式記述(ThereIs(肺野,気腫))とが、図15のNo.1に示す対応関係辞書110に定められた、isThere(x,y)という検査目的20の形式記述と、ThereIs(x,y)20という所見文30の形式記述との対応関係に相当する。
両方の形式記述が予め定められた対応関係を有すると検査目的関連文判定部14が判定した場合(ステップS303;YES)、出力部15が、検査目的に対する応答文120が有るとの判定結果を後述する検査目的関連文表示部16に出力する(ステップS304)。一方、両方の形式記述が予め定められた対応関係を有しないと検査目的関連文判定部14が判定した場合(ステップS303;NO)、出力部15が、応答文無しの判定結果を検査目的関連文表示部16に出力する(ステップS307)。
その後、次の所見文30の形式記述があるかを判断する。次の所見文30の形式記述がなれば、読み出しを終了し(ステップS305)、検査目的の形式記述の読み出しのループ(ステップS301〜S306)に戻り、次の検査目的20の形式記述があるかを判断する。次の検査目的20の形式記述がなれば、読み出しを終了する(ステップS306)。
以上に、検査目的20の形式記載と所見文30の形式記載との対応関係の有無を判定し、その判定結果を検査目的関連文表示部16に出力するまでの処理を、上記具体例を挙げてを説明したが、次に、“動脈瘤サイズチェック”という検査目的20、及び、“右総腸骨にφ24mmの動脈瘤を認める”という所見文30を挙げて説明する。
検査目的解析部12は、“動脈瘤サイズチェック”の検査目的20から検査目的20の形式記述(attribute(動脈瘤))を取得する。また、所見文解析部13は、“右総腸骨にφ24mmの動脈瘤を認める”という所見文30から所見文30の形式記載(ThereIs(総腸骨,動脈瘤)、Num(動脈瘤,φ24mm)となる)を取得する。
検査目的20の形式記述(attribute(動脈瘤))と、所見文30の形式記載(ThereIs(総腸骨,動脈瘤)、Num(動脈瘤,φ24mm)となる)とが、図15のNo.2に示す対応関係辞書110に定められた、検査目的20の形式記載(attribute(x))と、所見文30の記載形式(num(x,y))との対応関係に相当する。それにより、両方の形式記述が予め定められた対応関係を有すると検査目的関連文判定部14が判定し、その判定結果を検査目的関連文表示部16に出力する。
また、図15の対応関係辞書110中のxやyなどの変数間に、包含関係、上位下位概念といった概念関係を定義することも可能である。検査目的20の形式記述(isThere(x, y))に対する所見文30の形式記述(ThereIs(s,y), sはxの部分)と定義することにより、“肺塞栓の有無”という検査目的20に対して、“肺尖野に塞栓を認める”といった、検査目的20とまったく同一語句が出現していない所見文30も、それらの形式記述が予め定められた対応関係を有すると検査目的関連文判定部14が判定することが可能となる。
(検査目的関連文表示部)
次に、検査目的関連文表示部16について、図2及び図16を参照して説明する。図16は読影レポートの表示画面を示す図である。
検査目的関連文表示部16は、出力部15から検査目的20に対する応答文120が有るとの判定結果を受けて、所見文30内の応答文120を他の文から区別して表示させる。例えば、応答文120をハイライトすることで区別して表示された所見文30を図16に示す。
なお、前記実施形態では、出力部15から出力された判定結果を受けて、検査目的関連文表示部16が応答文120を識別表示させたものを示したが、「応答文有り」、「応答文無し」の判定結果を報知するようにしても良い。
また、前記実施形態の説明で記載された、特徴語辞書40、医学用語分類辞書50、対応テーブル60、述語表現辞書70、医学用語辞書80、格の付属語表現辞書90、対応テーブル100、及び、対応関係辞書110は、読影レポート作成支援端末1内にまとめて設けられても良く、前記画像診断部門システム内外の装置又はシステムの1又は2以上の箇所に分散して設けられても良い。
1 読影レポート支援端末
2 医用画像保管装置
3 医用画像参照装置
4 レポートサーバ
5 クライアント端末
6 ウェブサーバ
7 院内情報システム
7a HIS端末
8 情報管理システム
8a RIS端末
9 医用画像撮影装置
11 レポート保管部
12 検査目的解析部
13 所見文解析部
14 検査目的関連文判定部
15 出力部
16 検査目的関連文表示部

Claims (4)

  1. 検査依頼に基づき医用画像撮影装置により取得された医用画像に対して、検査目的及び所見文が記述された読影レポートを作成する読影レポート作成支援装置において、
    前記読影レポートから前記検査目的を示す文章を取得し、取得した前記文章に含まれる特徴語と、前記文章に含まれる語句の概念とにより、取得した前記検査目的を予め定義された検査目的種別に分類することにより、前記検査目的の意味内容を解析する検査目的解析部と、
    前記読影レポートから前記所見文を取得し、取得した前記所見文に含まれる述語と、前記取得した前記所見文に含まれる格と、該格に含まれる語句の概念とにより、該取得した前記所見文の意味内容を解析する所見文解析部と、
    前記解析された前記検査目的の意味内容と前記解析された前記所見文の意味内容とにより、前記所見文に前記検査目的に対する応答文が含まれるか否かを判定する検査目的関連文判定部と、
    前記検査目的関連文判定部により判定された判定結果を出力する出力部と、
    を有する
    ことを特徴とする読影レポート作成支援装置。
  2. 前記出力された前記判定結果を基に、前記所見文内の前記検査目的に対する前記応答文をそれ以外の文から区別して表示を行う検査目的関連文表示部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の読影レポート作成支援装置。
  3. 前記予め定義された前記検査目的種別は、予め定められた特徴語と対応付けられ、1又は2以上の概念を有し、該1又は2以上の概念を予め定められた形式で記述することにより、前記検査目的種別の意味内容を表す前記検査目的種別の形式記述と対応付けられ、
    前記検査目的解析部は、前記取得した前記検査目的の文章が前記特徴語を含む場合に、前記取得した前記検査目的の文章を前記特徴語に対応付けられた前記検査目的種別に分類し、前記取得した前記検査目的の文章に含まれる各語句の概念を特定し、前記分類先の前記検査目的種別が有する前記概念の全部が、前記取得した前記検査目的の前記概念に含まれる場合、前記取得した前記検査目的の文章を基に、前記分類先の前記検査目的種別の前記形式記述を参照して、前記検査目的の前記意味内容を表す前記検査目的の形式記述を取得し、
    前記述語の概念及び前記格の概念の組合せにより所見文種別が予め定義され、該予め定義された前記所見文種別は、前記述語及び格の概念を予め定められた形式で記述することにより、前記所見文の意味内容を表す前記所見文種別の形式記述と対応付けられ、
    前記所見文解析部は、前記取得した前記所見文に含まれる述語を抽出し、予め定められた各格に相当する格を前記所見文から抽出し、前記抽出された前記述語の概念及び前記抽出された前記格に含まれる語句の概念の組合せが、前記予め定義された所見文種別の前記述語の概念及び前記格に含まれる語句の概念の組合せに該当する場合に、前記取得した前記所見文を基に、前記該当先の前記所見文種別の前記形式記述を参照して、前記所見文の前記意味内容を表す前記所見文の形式記述を取得することを特徴とする請求項に記載の読影レポート作成支援装置。
  4. 検査依頼に基づき医用画像撮影装置により取得された医用画像に対して、検査目的及び所見文が記述された読影レポートを作成する読影レポート作成支援方法において、
    前記読影レポートから前記検査目的を取得するステップと、
    前記取得した前記検査目的が、予め定義された検査目的種別と対応付けられた特徴語を含むか否かを判断するステップと、
    前記取得した前記検査目的が前記特徴語を含むと判断した場合、前記予め定義された検査目的種別に分類するステップと、
    前記取得した前記検査目的の文章に含まれる各語句の概念を特定するステップと、
    前記分類先の前記検査目的種別が有する概念の全部が、前記取得した前記検査目的の前記概念に含まれるか否かを判断するステップと、
    前記取得した前記検査目的の前記概念に含まれると判断した場合、前記取得した前記検査目的の文章を基に、前記分類先の前記検査目的種別の意味内容を表す前記検査目的種別の形式記述を参照して、前記検査目的の意味内容を表す前記検査目的の形式記述を取得するステップと、
    前記読影レポートから前記所見文を取得するステップと、
    前記取得した前記所見文に含まれる述語を抽出するステップと、
    予め定められた各格に相当する格を前記所見文から抽出するステップと、
    前記抽出された前記述語の概念を特定するステップと、
    前記抽出された前記格に含まれる語句の概念を特定するステップと、
    前記特定された前記述語の概念及び前記特定された前記格に含まれる前記語句の概念の組合せが、予め定められた所見文種別の述語の概念及び格に含まれる語句の概念の組合せに該当するか否かを判断するステップと、
    前者の前記組合せが後者の前記組合せに該当すると判断された場合に、該当先の所見文種別の意味内容を表す形式記述を参照して、前記取得した前記所見文の意味内容を表す所見文の形式記述を取得するステップと、
    前記所見文種別の前記形式記述と前記所見文の前記形式記述との対応関係が、辞書に予め定められた対応関係であるか否かを判定するステップと、
    前者の対応関係が後者の対応関係であると判定された場合に、前記所見文に前記検査目的に対する応答文が含まれると判定し、該判定した判定結果を出力するステップと、
    を有する
    ことを特徴とする読影レポート作成支援方法。
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