JP2015201092A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】医療従事者の作業効率向上させることを目的とする。【解決手段】患者の医療情報を取得する第1の取得手段と、患者の親族の医療情報を取得する第2の取得手段と、第1の取得手段により取得された患者の医療情報と、第2の取得手段により取得された親族の医療情報と、に基づいて、患者の症状と患者の家族歴との関連性を示す関連度を決定する決定手段と、決定手段により決定された関連度に基づいて家族歴を表示手段に表示させる表示制御手段と、を有することによって課題を解決する。【選択図】図3
Description
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年、医療現場では個々人の個性にかなった医療の取り組みとして、オーダメイド医療が進んでいる。オーダメイド医療では、患者の遺伝子情報を利用する等、個々人の医療情報に基づいて治療等を行うため、より患者に適した医療行為になり得ることが期待されており、患者の納得度や満足度を高めるための医療行為は近年重要視されている。
医療現場では、患者の状況を把握するための医療行為として、医療面接を実施する。医療面接では、患者像をはじめ、主訴、現病歴、既往歴、家族歴等を患者に尋ね、診療録に記載する。
しかし、現在の医療現場では、医療面接時に患者の家族歴等の患者情報を確認する手段は患者との対話に限られる。そのため、患者が医療従事者に患者情報を伝え忘れたり、医療従事者が聞き逃したりと、情報の漏れが多い。更に、患者自身が家族歴等を正確に把握していない場合や、医療面接の頻度が少ないことからも、従来の医療面接だけでは患者情報を十分に得ることが難しく、正確な診断をするための患者情報が不足している。
そのため、もし、医療従事者が家族歴等の患者情報を熟知していなかった場合、家族歴が重要な遺伝性疾患(血友病等)や体質性疾患(糖尿病、高血圧等)の治療が遅れる可能性が高くなる。
医療現場では、患者の状況を把握するための医療行為として、医療面接を実施する。医療面接では、患者像をはじめ、主訴、現病歴、既往歴、家族歴等を患者に尋ね、診療録に記載する。
しかし、現在の医療現場では、医療面接時に患者の家族歴等の患者情報を確認する手段は患者との対話に限られる。そのため、患者が医療従事者に患者情報を伝え忘れたり、医療従事者が聞き逃したりと、情報の漏れが多い。更に、患者自身が家族歴等を正確に把握していない場合や、医療面接の頻度が少ないことからも、従来の医療面接だけでは患者情報を十分に得ることが難しく、正確な診断をするための患者情報が不足している。
そのため、もし、医療従事者が家族歴等の患者情報を熟知していなかった場合、家族歴が重要な遺伝性疾患(血友病等)や体質性疾患(糖尿病、高血圧等)の治療が遅れる可能性が高くなる。
このような課題を解決するため、患者情報の提示方法の検討が行われている。
多くの医療現場では、病院情報システム(HIS)や画像保管通信システム(PACS)、放射線科情報システム(RIS)等の医療情報システムの普及に伴い、医用画像及び医用文書の電子化が進んでいる。
そこで特許文献1の技術では、紙に記載された問診票を電子化し、検査等の患者の医療情報を利用して問診結果を自動生成している。更に、特許文献1の技術では、患者の親族の医療情報から家族歴を参照して問診結果を作成している。
特許文献2の技術では、患者の氏名や年齢をはじめ、主訴等が記載されたカルテ情報とは別に、患者のアレルギーに関する情報、既往歴や家族歴を特記事項として記録し、診療の際の参考情報として提供している。
多くの医療現場では、病院情報システム(HIS)や画像保管通信システム(PACS)、放射線科情報システム(RIS)等の医療情報システムの普及に伴い、医用画像及び医用文書の電子化が進んでいる。
そこで特許文献1の技術では、紙に記載された問診票を電子化し、検査等の患者の医療情報を利用して問診結果を自動生成している。更に、特許文献1の技術では、患者の親族の医療情報から家族歴を参照して問診結果を作成している。
特許文献2の技術では、患者の氏名や年齢をはじめ、主訴等が記載されたカルテ情報とは別に、患者のアレルギーに関する情報、既往歴や家族歴を特記事項として記録し、診療の際の参考情報として提供している。
しかしながら、医師をはじめとした医療従事者の作業効率を上げるためには、家族歴等の患者情報をより有効に活用する必要がある。
本発明は、医療従事者の作業効率向上させることを目的とする。
本発明は、医療従事者の作業効率向上させることを目的とする。
そこで、本発明の情報処理装置は、患者の医療情報を取得する第1の取得手段と、前記患者の親族の医療情報を取得する第2の取得手段と、前記第1の取得手段により取得された前記患者の医療情報と、前記第2の取得手段により取得された前記親族の医療情報と、に基づいて、前記患者の症状と前記患者の家族歴との関連性を示す関連度を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された関連度に基づいて家族歴を表示手段に表示させる表示制御手段と、を有する。
本発明によれば、医療従事者の作業効率向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
図1は、医用情報解析処理装置を含む医用情報システムの概略構成の一例を示す図である。
図1において、ネットワーク100には、モダリティ101、院内システムとしてHIS102、RIS103、PACS104、医用情報解析処理装置105、情報記録部としてクラウド112が互いに通信可能な状態で接続されている。
モダリティ101は、被検体の検査対象部位を撮影することにより、その部位を二次元もしくは三次元的に表した画像データを生成する。医用情報システムには、この画像データにDICOM規格で規定された付帯情報を付加し、画像情報として出力する装置が含まれる。なお、画像データの中には画像に付随するテキスト情報が含んでもよい。また、撮影された医用画像は、ネットワーク100を介して、HIS102、RIS103、PACS104に送信される。
HIS102は、HIS情報表示部102a、HIS情報制御部102b、HIS情報記録部102cを有する。なお、HIS情報はHIS情報記録部102cの他に、クラウド112内のHIS情報記録部112aに記録されてもよい。
HIS情報記録部102cとクラウド112内のHIS情報記録部112aとは、患者の個人情報、及び患者の親族の個人情報として、氏名、性別、年齢、身長、体重、国籍等が記録されている。また、患者の医療情報として、患者の病状、既往歴、検査結果、診断結果、読映レポート、医用画像等が記録され、患者の親族の医療情報として、患者の親族の症状、既往歴(家族歴)、検査結果、診断結果、読映レポート、医用画像等が記録されている。また、患者と患者の親族との情報は家系図等を登録することで双方の関係性が記録される。このように、HIS情報記録部102cとクラウド112内のHIS情報記録部112aとは院内にある患者と患者の親族に関する情報全般が記録される。
HIS情報制御部102bは、ハードウェアとしてHIS102に実装されてもよいし、ソフトウェアとして実装されてもよい。ソフトウェアとして実装される場合、HIS102は、ハードウェアとしてCPUとメモリとを少なくとも有する。そして、CPUがメモリに記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによって、HIS情報制御部102bがソフトウェアとして機能する。なお、HIS情報制御部102bはHIS情報表示部102a及びHIS情報記録部102cを制御する。例えば、HIS情報制御部102bは、後述する医用情報解析処理装置105からのリクエストに応じてHIS情報記録部102cに記録された情報を医用情報解析処理装置105に送信する。
図1は、医用情報解析処理装置を含む医用情報システムの概略構成の一例を示す図である。
図1において、ネットワーク100には、モダリティ101、院内システムとしてHIS102、RIS103、PACS104、医用情報解析処理装置105、情報記録部としてクラウド112が互いに通信可能な状態で接続されている。
モダリティ101は、被検体の検査対象部位を撮影することにより、その部位を二次元もしくは三次元的に表した画像データを生成する。医用情報システムには、この画像データにDICOM規格で規定された付帯情報を付加し、画像情報として出力する装置が含まれる。なお、画像データの中には画像に付随するテキスト情報が含んでもよい。また、撮影された医用画像は、ネットワーク100を介して、HIS102、RIS103、PACS104に送信される。
HIS102は、HIS情報表示部102a、HIS情報制御部102b、HIS情報記録部102cを有する。なお、HIS情報はHIS情報記録部102cの他に、クラウド112内のHIS情報記録部112aに記録されてもよい。
HIS情報記録部102cとクラウド112内のHIS情報記録部112aとは、患者の個人情報、及び患者の親族の個人情報として、氏名、性別、年齢、身長、体重、国籍等が記録されている。また、患者の医療情報として、患者の病状、既往歴、検査結果、診断結果、読映レポート、医用画像等が記録され、患者の親族の医療情報として、患者の親族の症状、既往歴(家族歴)、検査結果、診断結果、読映レポート、医用画像等が記録されている。また、患者と患者の親族との情報は家系図等を登録することで双方の関係性が記録される。このように、HIS情報記録部102cとクラウド112内のHIS情報記録部112aとは院内にある患者と患者の親族に関する情報全般が記録される。
HIS情報制御部102bは、ハードウェアとしてHIS102に実装されてもよいし、ソフトウェアとして実装されてもよい。ソフトウェアとして実装される場合、HIS102は、ハードウェアとしてCPUとメモリとを少なくとも有する。そして、CPUがメモリに記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによって、HIS情報制御部102bがソフトウェアとして機能する。なお、HIS情報制御部102bはHIS情報表示部102a及びHIS情報記録部102cを制御する。例えば、HIS情報制御部102bは、後述する医用情報解析処理装置105からのリクエストに応じてHIS情報記録部102cに記録された情報を医用情報解析処理装置105に送信する。
RIS103は、RIS情報表示部103a、RIS情報制御部103b、RIS情報記録部103cを有する。なお、RIS情報はRIS情報記録部103cの他に、クラウド112内のRIS情報記録部112bに記録されてもよい。
RIS情報記録部103cとクラウド112内のRIS情報記録部112bとは、超音波、内視鏡、眼底等の非放射線機器による検査結果と治療の記録をはじめ、検査予約情報に関する情報全般が記録される。
RIS情報制御部103bは、ハードウェアとしてRIS103に実装されてもよいし、ソフトウェアとして実装されてもよい。ソフトウェアとして実装される場合、RIS103は、ハードウェアとしてCPUとメモリとを少なくとも有する。そして、CPUがメモリに記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによって、RIS情報制御部103bがソフトウェアとして機能する。なお、RIS情報制御部103bはRIS情報表示部103a及びRIS情報記録部103cを制御する。例えば、RIS情報制御部103bは、後述する医用情報解析処理装置105からのリクエストに応じてRIS情報記録部103cに記録された情報を医用情報解析処理装置105に送信する。
PACS104は、PACS情報表示部104a、PACS情報制御部104b、PACS情報記録部104cを有する。なお、PACS情報はPACS情報記録部104cの他に、クラウド112内のPACS情報記録部112cに記録されてもよい。
PACS情報記録部104cとクラウド112内のPACS情報記録部112cとは、医用画像とそれに付随する情報が登録される。付随する情報としては、個々の画像を識別する画像ID、被写体を識別する患者ID、検査日や検査時刻等の医用画像に関する情報全般が記録される。また読影レポートが作成された場合は、読影医氏名、読影画像、所見等の読影に関する情報全般も付随する情報として記録される。
PACS情報制御部104bは、ハードウェアとしてPACS104に実装されてもよいし、ソフトウェアとして実装されてもよい。ソフトウェアとして実装される場合、PACS104は、ハードウェアとしてCPUとメモリとを少なくとも有する。そして、CPUがメモリに記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによって、PACS情報制御部104bがソフトウェアとして機能する。なお、PACS情報制御部104bはPACS情報表示部104a及びPACS情報記録部104cを制御する。例えば、PACS情報制御部104bは、後述する医用情報解析処理装置105からのリクエストに応じてPACS情報記録部104cに記録された情報を医用情報解析処理装置105に送信する。
RIS情報記録部103cとクラウド112内のRIS情報記録部112bとは、超音波、内視鏡、眼底等の非放射線機器による検査結果と治療の記録をはじめ、検査予約情報に関する情報全般が記録される。
RIS情報制御部103bは、ハードウェアとしてRIS103に実装されてもよいし、ソフトウェアとして実装されてもよい。ソフトウェアとして実装される場合、RIS103は、ハードウェアとしてCPUとメモリとを少なくとも有する。そして、CPUがメモリに記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによって、RIS情報制御部103bがソフトウェアとして機能する。なお、RIS情報制御部103bはRIS情報表示部103a及びRIS情報記録部103cを制御する。例えば、RIS情報制御部103bは、後述する医用情報解析処理装置105からのリクエストに応じてRIS情報記録部103cに記録された情報を医用情報解析処理装置105に送信する。
PACS104は、PACS情報表示部104a、PACS情報制御部104b、PACS情報記録部104cを有する。なお、PACS情報はPACS情報記録部104cの他に、クラウド112内のPACS情報記録部112cに記録されてもよい。
PACS情報記録部104cとクラウド112内のPACS情報記録部112cとは、医用画像とそれに付随する情報が登録される。付随する情報としては、個々の画像を識別する画像ID、被写体を識別する患者ID、検査日や検査時刻等の医用画像に関する情報全般が記録される。また読影レポートが作成された場合は、読影医氏名、読影画像、所見等の読影に関する情報全般も付随する情報として記録される。
PACS情報制御部104bは、ハードウェアとしてPACS104に実装されてもよいし、ソフトウェアとして実装されてもよい。ソフトウェアとして実装される場合、PACS104は、ハードウェアとしてCPUとメモリとを少なくとも有する。そして、CPUがメモリに記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによって、PACS情報制御部104bがソフトウェアとして機能する。なお、PACS情報制御部104bはPACS情報表示部104a及びPACS情報記録部104cを制御する。例えば、PACS情報制御部104bは、後述する医用情報解析処理装置105からのリクエストに応じてPACS情報記録部104cに記録された情報を医用情報解析処理装置105に送信する。
医用情報解析処理装置105は、受送信部106、制御部107、情報管理部108、情報記録部109、表示部110を有する。
受送信部106、制御部107、情報管理部108は、ハードウェアとして医用情報解析処理装置105に実装されてもよいし、ソフトウェアとして実装されてもよい。ソフトウェアとして実装される場合、医用情報解析処理装置105は、ハードウェアとしてCPUとメモリとを少なくとも有する。そして、CPUがメモリに記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによって、受送信部106、制御部107、情報管理部108がソフトウェアとして機能する。
クラウド112は、複数のコンピュータがネットワークを介して接続されたシステムであって、ネットワーク100を介して他の装置に対してWebサービス(本実施形態では情報記憶に係るサービス)を提供する。クラウド112内には、情報記録部109が含まれていてもよい。
受送信部106、制御部107、情報管理部108は、ハードウェアとして医用情報解析処理装置105に実装されてもよいし、ソフトウェアとして実装されてもよい。ソフトウェアとして実装される場合、医用情報解析処理装置105は、ハードウェアとしてCPUとメモリとを少なくとも有する。そして、CPUがメモリに記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによって、受送信部106、制御部107、情報管理部108がソフトウェアとして機能する。
クラウド112は、複数のコンピュータがネットワークを介して接続されたシステムであって、ネットワーク100を介して他の装置に対してWebサービス(本実施形態では情報記憶に係るサービス)を提供する。クラウド112内には、情報記録部109が含まれていてもよい。
図2は、医用情報解析処理装置の機能構成の一例を示す図である。
図2において、医用情報解析処理装置105は、受送信部106、制御部107、情報管理部108、情報記録部109、表示部110を有する構成となっている。
制御部107は、医用情報解析処理装置105の全体を制御する。また、制御部107は、情報管理部108からの情報に基づき、表示部110に情報を表示させるよう制御する。
情報管理部108には、医療情報取得部201、解析情報抽出部202、解析処理部203、解析結果作成部204を有する。医療情報取得部201は、ネットワーク100に接続された受送信部106を介して、HIS102、RIS103、PACS104等に含まれる患者の医療情報を取得する。例えば、医療情報取得部201はHIS情報記録部102c、RIS情報記録部103c及びPACS情報記録部104cから情報を取得する。また、医療情報取得部201はクラウド112内のHIS情報記録部112a、RIS情報記録部112b及びPACS情報記録部112cから情報を取得することとしてもよい。
解析情報抽出部202は、前記取得した医療情報に基づき、患者の親族の医療情報の一部を抽出する。解析処理部203は、医療情報取得部201で取得した患者の医療情報並びに患者の親族の医療情報から関連性が高い情報を組み合わせて解析処理を行う。解析結果作成部204は、解析処理部203での解析結果を視覚的に確認しやすい形に変換する。
図2において、医用情報解析処理装置105は、受送信部106、制御部107、情報管理部108、情報記録部109、表示部110を有する構成となっている。
制御部107は、医用情報解析処理装置105の全体を制御する。また、制御部107は、情報管理部108からの情報に基づき、表示部110に情報を表示させるよう制御する。
情報管理部108には、医療情報取得部201、解析情報抽出部202、解析処理部203、解析結果作成部204を有する。医療情報取得部201は、ネットワーク100に接続された受送信部106を介して、HIS102、RIS103、PACS104等に含まれる患者の医療情報を取得する。例えば、医療情報取得部201はHIS情報記録部102c、RIS情報記録部103c及びPACS情報記録部104cから情報を取得する。また、医療情報取得部201はクラウド112内のHIS情報記録部112a、RIS情報記録部112b及びPACS情報記録部112cから情報を取得することとしてもよい。
解析情報抽出部202は、前記取得した医療情報に基づき、患者の親族の医療情報の一部を抽出する。解析処理部203は、医療情報取得部201で取得した患者の医療情報並びに患者の親族の医療情報から関連性が高い情報を組み合わせて解析処理を行う。解析結果作成部204は、解析処理部203での解析結果を視覚的に確認しやすい形に変換する。
図3は、医用情報解析処理装置の情報処理の流れを示す図である。
図3において、医用情報解析処理装置105に含まれる情報管理部108は、以下の処理を実行する。
ステップS301において、情報管理部108は、ネットワーク100を介して、HIS102、RIS103、PACS104等に含まれる患者の医療情報を取得する。ステップS301の処理の詳細は、後述する図4を用いて説明する。ステップS301は例えば、選択された患者の患者情報を表示させる指令が図示しない指示部を介して医師から入力されたことを契機として実行されるものである。
ステップS302において、情報管理部108は、取得した医療情報に基づき、患者の親族の医療情報の一部として、患者の家族歴に該当する箇所を自動抽出する。ステップS302の処理の詳細は、後述する図5を用いて説明する。
ステップS303において、情報管理部108は、ステップS301とステップS302とで取得した医療情報から、処理対象の患者に関係性がある情報を解析する。ステップS303の処理の詳細は、後述する図8等を用いて説明する。
ステップS304において、情報管理部108は、ステップS303での解析処理の結果を基に解析結果を生成する。制御部107は、情報管理部108が生成した解析結果等を表示部110に表示させる(表示制御)。ステップS304の処理の詳細は、後述する図10を用いて説明する。
以上、S301〜S304の処理により、患者の家族歴に関連する各種医療情報が医用情報解析処理装置の表示部110に提示される。
図3において、医用情報解析処理装置105に含まれる情報管理部108は、以下の処理を実行する。
ステップS301において、情報管理部108は、ネットワーク100を介して、HIS102、RIS103、PACS104等に含まれる患者の医療情報を取得する。ステップS301の処理の詳細は、後述する図4を用いて説明する。ステップS301は例えば、選択された患者の患者情報を表示させる指令が図示しない指示部を介して医師から入力されたことを契機として実行されるものである。
ステップS302において、情報管理部108は、取得した医療情報に基づき、患者の親族の医療情報の一部として、患者の家族歴に該当する箇所を自動抽出する。ステップS302の処理の詳細は、後述する図5を用いて説明する。
ステップS303において、情報管理部108は、ステップS301とステップS302とで取得した医療情報から、処理対象の患者に関係性がある情報を解析する。ステップS303の処理の詳細は、後述する図8等を用いて説明する。
ステップS304において、情報管理部108は、ステップS303での解析処理の結果を基に解析結果を生成する。制御部107は、情報管理部108が生成した解析結果等を表示部110に表示させる(表示制御)。ステップS304の処理の詳細は、後述する図10を用いて説明する。
以上、S301〜S304の処理により、患者の家族歴に関連する各種医療情報が医用情報解析処理装置の表示部110に提示される。
図4は、ステップS301の処理の流れを示す図である。
ステップS501において、医療情報取得部201は、医用情報解析処理装置105の使用者、つまり医療従事者による患者の指定操作を受け付ける。医療従事者、例えば、グラフィカルユーザインターフェースの検索ボックス等から患者ID番号や患者名を入力して患者を指定する。また、医療従事者は、コマンドラインから患者を指定してもよい。医療情報取得部201は、医療従事者による指定操作に応じて、指定された患者を識別する識別情報等を取得する。
ステップS502において、医療情報取得部201は、ステップS501で取得した識別情報で識別される患者の医療情報を、HIS102、RIS103、PACS104等から取得する。より具体的には、医療情報取得部201は、患者の識別情報に基づいて、患者氏名、生年月日、性別等の患者情報と、診断結果、検査結果、特記事項等の患者属性情報と、を医療情報として取得する。なお、医療情報取得部201は、取得した医療情報に対してタグ付けを行い、項目ごとに分類する。
ステップS503において、医療情報取得部201は、ステップS502で取得した患者の医療情報を一時的に登録する。医療情報取得部201は、医療情報の登録時には、ステップS502で付けたタグ情報を基に、分類して登録する(メモリに記憶する)。
以上、S501〜S503の処理により、患者の医療情報が取得される。
ステップS501において、医療情報取得部201は、医用情報解析処理装置105の使用者、つまり医療従事者による患者の指定操作を受け付ける。医療従事者、例えば、グラフィカルユーザインターフェースの検索ボックス等から患者ID番号や患者名を入力して患者を指定する。また、医療従事者は、コマンドラインから患者を指定してもよい。医療情報取得部201は、医療従事者による指定操作に応じて、指定された患者を識別する識別情報等を取得する。
ステップS502において、医療情報取得部201は、ステップS501で取得した識別情報で識別される患者の医療情報を、HIS102、RIS103、PACS104等から取得する。より具体的には、医療情報取得部201は、患者の識別情報に基づいて、患者氏名、生年月日、性別等の患者情報と、診断結果、検査結果、特記事項等の患者属性情報と、を医療情報として取得する。なお、医療情報取得部201は、取得した医療情報に対してタグ付けを行い、項目ごとに分類する。
ステップS503において、医療情報取得部201は、ステップS502で取得した患者の医療情報を一時的に登録する。医療情報取得部201は、医療情報の登録時には、ステップS502で付けたタグ情報を基に、分類して登録する(メモリに記憶する)。
以上、S501〜S503の処理により、患者の医療情報が取得される。
図5は、ステップS302の処理の流れを示す図である。
ステップS601において、解析情報抽出部202は、図3のステップS301で取得された患者の医療情報等を基に、患者の親族の医療情報を、HIS102、RIS103、PACS104等から取得する。例えば、患者IDと親族のIDとが対応づけられたテーブルを情報記憶部109は記憶しており、解析情報抽出部202は患者ID及び情報記憶部109に記憶されたテーブルに基づいて親族のIDを特定する。そして、解析情報抽出部202は親族のIDに基づいて患者の親族の医療情報を、HIS102、RIS103、PACS104等から取得する。なお、解析情報抽出部202はクラウド112から患者の親族の医療情報を取得することとしもよい。
ここで、解析情報抽出部202は、図3のステップS301と同様、患者の親族の医療情報として、親族の患者情報と患者属性情報とを取得する。なお、ステップS601の処理は、医療情報取得部201が行ってもよい。解析情報抽出部202は、患者情報に含まれる患者の親族との関連性に関する情報に基づいて、患者の親族の医療情報を取得してもよい。また、例えば、解析情報抽出部202は、HIS102内に家系図情報が登録されている場合、この家系図情報から患者の親族を辿って患者の親族の医療情報を取得してもよい。なお、例えば家系図情報には患者のIDと親族のIDとが対応付けられた情報が含まれている。
上記の例においては患者のIDと親族のIDとが対応付けられた情報に基づいて親族の医療情報を取得することとしたがこれに限定されるものではなく、患者のID若しくは名前と親族の名前が対応づけられており、親族の名前をキーワードにして親族の医療情報を取得することとしてもよい。
ステップS602において、解析情報抽出部202は、ステップS601で取得した患者の親族の医療情報の内、患者の家族歴に該当する情報を抽出する。ここで、家族歴とは家族や血縁者(親族)に関する病気の履歴を含むものである。
ステップS601において、解析情報抽出部202は、図3のステップS301で取得された患者の医療情報等を基に、患者の親族の医療情報を、HIS102、RIS103、PACS104等から取得する。例えば、患者IDと親族のIDとが対応づけられたテーブルを情報記憶部109は記憶しており、解析情報抽出部202は患者ID及び情報記憶部109に記憶されたテーブルに基づいて親族のIDを特定する。そして、解析情報抽出部202は親族のIDに基づいて患者の親族の医療情報を、HIS102、RIS103、PACS104等から取得する。なお、解析情報抽出部202はクラウド112から患者の親族の医療情報を取得することとしもよい。
ここで、解析情報抽出部202は、図3のステップS301と同様、患者の親族の医療情報として、親族の患者情報と患者属性情報とを取得する。なお、ステップS601の処理は、医療情報取得部201が行ってもよい。解析情報抽出部202は、患者情報に含まれる患者の親族との関連性に関する情報に基づいて、患者の親族の医療情報を取得してもよい。また、例えば、解析情報抽出部202は、HIS102内に家系図情報が登録されている場合、この家系図情報から患者の親族を辿って患者の親族の医療情報を取得してもよい。なお、例えば家系図情報には患者のIDと親族のIDとが対応付けられた情報が含まれている。
上記の例においては患者のIDと親族のIDとが対応付けられた情報に基づいて親族の医療情報を取得することとしたがこれに限定されるものではなく、患者のID若しくは名前と親族の名前が対応づけられており、親族の名前をキーワードにして親族の医療情報を取得することとしてもよい。
ステップS602において、解析情報抽出部202は、ステップS601で取得した患者の親族の医療情報の内、患者の家族歴に該当する情報を抽出する。ここで、家族歴とは家族や血縁者(親族)に関する病気の履歴を含むものである。
図6は、患者の家系図を示す図である。図6の例では、患者(本人)400の親族には、一親等である患者の母402、患者の父401、二親等である患者の妹403、患者の祖父404、患者の祖母405、三親等である患者の伯母406がいる。なお、図6において親族は三親等以内であるがこれに限定されるものではない。解析情報抽出部202は、例えば、メモリ等に設定された範囲の親等を抽出する。図6の患者の親族の病歴として、患者の父401は糖尿病、患者の母402は高血圧症と乳がん、患者の祖父404は糖尿病、患者の祖母405は血友病、患者の伯母406はアレルギー性疾患があるとする。この場合、解析情報抽出部202は、患者との関係性と疾患名、診断の詳細等、患者本人の健康に影響が出る可能性が高い医療情報を抽出し、患者との関係性を基にタグ付けを行い、項目ごとに分類する。
この処理のより具体的な例を、図7を用いて説明する。
この処理のより具体的な例を、図7を用いて説明する。
図7は、医療情報抽出処理の一例を説明するための図である。
患者の医療情報一覧1501は、HIS102、RIS103、PACS104等から取得される。より具体的には患者の医療情報(年齢)1501a、患者の医療情報(性別)1501b、患者の医療情報(検査結果:ヘモグロビンA1c)1501c、患者の医療情報(検査結果:尿酸値)1501d、患者の医療情報(主訴)1501e等が取得される。これの情報はステップS502の処理によって取得される。
患者の親族の医療情報一覧1502は、患者の医療情報一覧1501と同様にHIS102、RIS103、PACS104等から取得される。より具体的には、患者の父の医療情報1504、患者の母の医療情報1505、患者の祖父の医療情報1506、患者の祖母の医療情報1507、患者の伯母の医療情報1508、患者の妹の医療情報1509等が取得される。これらの情報はステップS602の処理によって取得される。
患者の家族歴一覧1503は、患者の親族の医療情報一覧1502の各種情報に対し、親等ごとにタグ付けが行われたものである。より具体的には、1親等の家族歴一覧1510中に、1親等の糖尿病患者の情報1510aがあるが、これは1親等である患者の父の医療情報1504が含まれる。同様に、2親等の家族歴一覧1511中にある2親等の糖尿病患者の情報1511aでは、2親等で糖尿病患者である患者の祖父の医療情報1506及び患者の妹の医療情報1509が含まれる。これらの情報はステップS602の処理で抽出される。また、患者の家族歴一覧1503には、例えば、遺伝性疾患の影響が認知されている病歴が含まれるものとする。
患者の医療情報一覧1501は、HIS102、RIS103、PACS104等から取得される。より具体的には患者の医療情報(年齢)1501a、患者の医療情報(性別)1501b、患者の医療情報(検査結果:ヘモグロビンA1c)1501c、患者の医療情報(検査結果:尿酸値)1501d、患者の医療情報(主訴)1501e等が取得される。これの情報はステップS502の処理によって取得される。
患者の親族の医療情報一覧1502は、患者の医療情報一覧1501と同様にHIS102、RIS103、PACS104等から取得される。より具体的には、患者の父の医療情報1504、患者の母の医療情報1505、患者の祖父の医療情報1506、患者の祖母の医療情報1507、患者の伯母の医療情報1508、患者の妹の医療情報1509等が取得される。これらの情報はステップS602の処理によって取得される。
患者の家族歴一覧1503は、患者の親族の医療情報一覧1502の各種情報に対し、親等ごとにタグ付けが行われたものである。より具体的には、1親等の家族歴一覧1510中に、1親等の糖尿病患者の情報1510aがあるが、これは1親等である患者の父の医療情報1504が含まれる。同様に、2親等の家族歴一覧1511中にある2親等の糖尿病患者の情報1511aでは、2親等で糖尿病患者である患者の祖父の医療情報1506及び患者の妹の医療情報1509が含まれる。これらの情報はステップS602の処理で抽出される。また、患者の家族歴一覧1503には、例えば、遺伝性疾患の影響が認知されている病歴が含まれるものとする。
図6の説明に戻り、ステップS603では、解析情報抽出部202は、ステップS602で抽出した家族歴に該当する情報をメモリ等に登録する。解析情報抽出部202は、家族歴の登録時にはステップS602で付けたタグ情報を基に分類して登録する。
以上S301とS601〜S603との処理により、家族歴に関する患者の解析情報が抽出される。
以上S301とS601〜S603との処理により、家族歴に関する患者の解析情報が抽出される。
図8は、ステップS303の処理の流れを示す図である。
以下に示すように、ステップS303の処理においては、患者の家族歴の関連度に重み付けを行う処理が含まれる。患者の家族歴はステップS302で取得されるが、本実施形態で少なくとも三親等までの患者の家族歴を取得するため、情報量が膨大になる。そこで、家族歴の関連度に重み付けを行うために、解析処理部203は、患者の医療情報を利用する。
より具体的にはステップS700に示す患者の主訴、症状、検査結果等を組み合わせて家族歴の関連性を解析する場合や、ステップS709に示す患者の親族が家族歴になり得る疾患を診断された年齢と患者年齢を組み合わせて家族歴の関連性を解析する場合がある。ステップS700の処理とステップS709の処理とは並列して実行されてもよいし、ステップS700の処理の後に、ステップS709の処理が実行されてもよい。また、患者の家族歴の診断年齢が取得できない場合は、ステップS709の処理は実行されなくてもよい。
以下に示すように、ステップS303の処理においては、患者の家族歴の関連度に重み付けを行う処理が含まれる。患者の家族歴はステップS302で取得されるが、本実施形態で少なくとも三親等までの患者の家族歴を取得するため、情報量が膨大になる。そこで、家族歴の関連度に重み付けを行うために、解析処理部203は、患者の医療情報を利用する。
より具体的にはステップS700に示す患者の主訴、症状、検査結果等を組み合わせて家族歴の関連性を解析する場合や、ステップS709に示す患者の親族が家族歴になり得る疾患を診断された年齢と患者年齢を組み合わせて家族歴の関連性を解析する場合がある。ステップS700の処理とステップS709の処理とは並列して実行されてもよいし、ステップS700の処理の後に、ステップS709の処理が実行されてもよい。また、患者の家族歴の診断年齢が取得できない場合は、ステップS709の処理は実行されなくてもよい。
図8のステップS700では、解析処理部203は、S701〜S708の処理により患者の家族歴の関連性を解析し、家族歴の関連度に重みを付ける。
ステップS701において、解析処理部203は、S601で取得された患者の親族の医療情報から三親等以内の患者の親族全ての家族歴と診断年齢情報等とを抽出家族歴と診断年齢情報等とを抽出する。ここで、診断年齢情報とは、例えばある病気と診断された際の年齢情報を含む情報である。
ステップS702において、解析処理部203は、S301で取得した患者の医療情報から患者の症状に関する情報(不快感、発熱、食欲が無い等)を抽出する。又は、解析処理部203は前記患者の親族の医療情報に基づいてS301で取得した患者の医療情報から患者の症状に関する情報(不快感、発熱、食欲が無い等)を抽出する。例えば、ステップS701において家族歴として「乳がん」が抽出されている場合には、解析処理部203は「乳がん」に関連する患者の症状に関する情報として「胸が痛い」という情報を抽出する。
患者の親族の医療情報に基づいてS301で取得した患者の医療情報から患者の症状に関する情報を抽出する場合の具体的な処理の一例について述べる。医用情報解析処理装置105は病名と病名に関連する症状とを対応付けたテーブルを予め保持しており、解析処理部203はステップS701で抽出した家族歴(病名)をキーワードとして、家族歴(病名)に対応付けられている症状がS301で取得した患者の医療情報に存在するか否か確認する。そして家族歴に対応付けられている症状が患者の医療情報に存在する場合には患者の症状に関する情報として抽出する。なお、病名と病名に関連する症状とを対応付けたテーブルは病名と症状とを対応付けるテーブルであってもよいし、病名と部位等のキーワード(「胸」、「発熱」、「咳」等)とを対応付けるテーブルであってもよい。即ち、テーブルは「乳がん」と「胸が痛い」とを対応付けることとしてもよいし、「乳がん」と「胸」とを対応付けることとしてもよい。「乳がん」と「胸」とが対応付けられている場合には、解析処理部203は既知の文書解析手法を用いることで胸にかかる形容詞等を抽出して患者の症状を抽出可能である。本実施形態においては、家族歴(病名)として「乳がん」、「高血圧症」、「糖尿病」、「アレルギー」と、患者の症状として「胸が痛い」、「食欲が無い」、「37.0℃以上の発熱」、「咳が出る」とがそれぞれ対応付けられている。なお、テーブルの構成は本実施形態の構成に限定されるものではなく他の構成とすることも可能である。
ステップS703において、解析処理部203は、S301で取得した患者の医療情報から患者の検査結果で異常値の結果を抽出する。又は、解析処理部203は前記患者の親族の医療情報に基づいてS301で取得した患者の医療情報から患者の検査結果で異常値の結果を抽出する。例えば、ステップS701において家族歴として「高血圧症」が抽出されている場合には、解析処理部203は「高血圧症」に関連する患者の検査結果の異常値として「尿酸値:8.0」を抽出する。
S301で取得した患者の医療情報から患者の検査結果で異常値の結果を抽出する場合の具体的な処理の一例について述べる。医用情報解析処理装置105は病名と病名に関連する検査結果と異常値を示す情報(例えば、閾値)とを対応付けたテーブルを予め保持しており、解析処理部203はステップS701で抽出した家族歴(病名)をキーワードとして、家族歴(病名)に対応付けられている検査結果がS301で取得した患者の医療情報に存在するか否か確認する。そして家族歴に対応付けられている症状が患者の医療情報に存在しかつ異常値を示している場合には患者の症状に関する情報として抽出する。ここで、本実施形態においては、家族歴(病名)として「高血圧症」、「糖尿病」と、検査結果として「尿酸値」、「HbA1c」とがそれぞれ対応付けられている。更に、「尿酸値」、「HbA1c」に対する閾値として「7.5」、「8.4」がそれぞれ対応づけられている。なお、テーブルの構成は本実施形態の構成に限定されるものではなく他の構成とすることも可能である。例えば、閾値の数値は例示でありこれらの値に限定されるものではない。また、異常値とは所定閾値の以上の値であってもよいし、所定閾値近傍の値であってもよい。即ち、本実施形態においては、尿酸値は8.0としたが閾値7.5の近傍の値であるため解析処理部203は異常な検査結果として尿酸値を抽出している。
ステップS702、703において家族歴に基づかずに患者の症状及び検査結果の抽出を行った場合ステップS704において、解析処理部203は、ステップS701〜S703で抽出した情報を基に、検査結果の異常値と家族歴に関連性とがあるかを判定する。例えば、解析処理部203は上記ステップS702、S703で述べたテーブルを用いることで患者の症状と家族歴との関連性があるか及び検査結果と家族歴との関連性があるか否かを判定する。なお、これら2つの関連性に基づいて図9に示すような患者の症状と検査結果と家族歴との関連性を得ることが可能である。
また、ステップS702、703において家族歴に基づいて患者の症状及び検査結果の抽出を行った場合には、解析処理部203はステップS702、703における検出結果を用いて図9に示すような患者の症状と検査結果と家族歴との関連性を得ることが可能である。例えば、「高血圧症」には「食欲が無い」と「尿酸値:8.0」とが対応付いているため「食欲が無い」と「尿酸値:8.0」とが対応付けられる。
解析処理部203は、検査結果の異常値と家族歴との関連性がある場合、検査結果と対応する家族歴との関連度を高くする等とする。このより具体的な例を図9に示す。
ステップS701において、解析処理部203は、S601で取得された患者の親族の医療情報から三親等以内の患者の親族全ての家族歴と診断年齢情報等とを抽出家族歴と診断年齢情報等とを抽出する。ここで、診断年齢情報とは、例えばある病気と診断された際の年齢情報を含む情報である。
ステップS702において、解析処理部203は、S301で取得した患者の医療情報から患者の症状に関する情報(不快感、発熱、食欲が無い等)を抽出する。又は、解析処理部203は前記患者の親族の医療情報に基づいてS301で取得した患者の医療情報から患者の症状に関する情報(不快感、発熱、食欲が無い等)を抽出する。例えば、ステップS701において家族歴として「乳がん」が抽出されている場合には、解析処理部203は「乳がん」に関連する患者の症状に関する情報として「胸が痛い」という情報を抽出する。
患者の親族の医療情報に基づいてS301で取得した患者の医療情報から患者の症状に関する情報を抽出する場合の具体的な処理の一例について述べる。医用情報解析処理装置105は病名と病名に関連する症状とを対応付けたテーブルを予め保持しており、解析処理部203はステップS701で抽出した家族歴(病名)をキーワードとして、家族歴(病名)に対応付けられている症状がS301で取得した患者の医療情報に存在するか否か確認する。そして家族歴に対応付けられている症状が患者の医療情報に存在する場合には患者の症状に関する情報として抽出する。なお、病名と病名に関連する症状とを対応付けたテーブルは病名と症状とを対応付けるテーブルであってもよいし、病名と部位等のキーワード(「胸」、「発熱」、「咳」等)とを対応付けるテーブルであってもよい。即ち、テーブルは「乳がん」と「胸が痛い」とを対応付けることとしてもよいし、「乳がん」と「胸」とを対応付けることとしてもよい。「乳がん」と「胸」とが対応付けられている場合には、解析処理部203は既知の文書解析手法を用いることで胸にかかる形容詞等を抽出して患者の症状を抽出可能である。本実施形態においては、家族歴(病名)として「乳がん」、「高血圧症」、「糖尿病」、「アレルギー」と、患者の症状として「胸が痛い」、「食欲が無い」、「37.0℃以上の発熱」、「咳が出る」とがそれぞれ対応付けられている。なお、テーブルの構成は本実施形態の構成に限定されるものではなく他の構成とすることも可能である。
ステップS703において、解析処理部203は、S301で取得した患者の医療情報から患者の検査結果で異常値の結果を抽出する。又は、解析処理部203は前記患者の親族の医療情報に基づいてS301で取得した患者の医療情報から患者の検査結果で異常値の結果を抽出する。例えば、ステップS701において家族歴として「高血圧症」が抽出されている場合には、解析処理部203は「高血圧症」に関連する患者の検査結果の異常値として「尿酸値:8.0」を抽出する。
S301で取得した患者の医療情報から患者の検査結果で異常値の結果を抽出する場合の具体的な処理の一例について述べる。医用情報解析処理装置105は病名と病名に関連する検査結果と異常値を示す情報(例えば、閾値)とを対応付けたテーブルを予め保持しており、解析処理部203はステップS701で抽出した家族歴(病名)をキーワードとして、家族歴(病名)に対応付けられている検査結果がS301で取得した患者の医療情報に存在するか否か確認する。そして家族歴に対応付けられている症状が患者の医療情報に存在しかつ異常値を示している場合には患者の症状に関する情報として抽出する。ここで、本実施形態においては、家族歴(病名)として「高血圧症」、「糖尿病」と、検査結果として「尿酸値」、「HbA1c」とがそれぞれ対応付けられている。更に、「尿酸値」、「HbA1c」に対する閾値として「7.5」、「8.4」がそれぞれ対応づけられている。なお、テーブルの構成は本実施形態の構成に限定されるものではなく他の構成とすることも可能である。例えば、閾値の数値は例示でありこれらの値に限定されるものではない。また、異常値とは所定閾値の以上の値であってもよいし、所定閾値近傍の値であってもよい。即ち、本実施形態においては、尿酸値は8.0としたが閾値7.5の近傍の値であるため解析処理部203は異常な検査結果として尿酸値を抽出している。
ステップS702、703において家族歴に基づかずに患者の症状及び検査結果の抽出を行った場合ステップS704において、解析処理部203は、ステップS701〜S703で抽出した情報を基に、検査結果の異常値と家族歴に関連性とがあるかを判定する。例えば、解析処理部203は上記ステップS702、S703で述べたテーブルを用いることで患者の症状と家族歴との関連性があるか及び検査結果と家族歴との関連性があるか否かを判定する。なお、これら2つの関連性に基づいて図9に示すような患者の症状と検査結果と家族歴との関連性を得ることが可能である。
また、ステップS702、703において家族歴に基づいて患者の症状及び検査結果の抽出を行った場合には、解析処理部203はステップS702、703における検出結果を用いて図9に示すような患者の症状と検査結果と家族歴との関連性を得ることが可能である。例えば、「高血圧症」には「食欲が無い」と「尿酸値:8.0」とが対応付いているため「食欲が無い」と「尿酸値:8.0」とが対応付けられる。
解析処理部203は、検査結果の異常値と家族歴との関連性がある場合、検査結果と対応する家族歴との関連度を高くする等とする。このより具体的な例を図9に示す。
図9は、家族歴の関連付けの一例を示す図である。図8のステップS700では、患者の症状一覧1401と、患者の検査結果一覧1402と、患者の家族歴一覧1403との内容をそれぞれ結び付ける。
患者の症状一覧1401には、ステップS702の抽出結果が登録されている。即ち、患者の症状(胸が痛い)1404、患者の症状(食欲がない)1405、患者の症状(37.0℃以上の発熱)1406、患者の症状(咳が出る)1407が患者の症状一覧1401に登録されている。また、患者の検査結果一覧1402には、ステップS703の抽出結果が登録されている。即ち、尿酸値が異常値の一例1408、ヘモグロビンA1cが異常値の一例1409が患者の検査結果一覧1402に登録されている。また、患者の家族歴一覧1403には、ステップS701の抽出結果が登録されている。即ち、家族歴の一例(乳がん)1410、家族歴の一例(高血圧症)1411、家族歴の一例(糖尿病)1412、家族歴の一例(アレルギー疾患)1413が家族歴一覧1403に登録されている。
患者の症状一覧1401の患者の症状(胸が痛い)1404の情報は、患者の家族歴一覧1403の家族歴の一例(乳がん)1410と関連するため結びつく。患者の症状一覧1401の患者の症状(食欲がない)1405の情報は患者の検査結果一覧1402の情報内の尿酸値が異常値の一例1408、HbA1cが異常値の一例1409と結びつく。また、患者の検査結果一覧1402の情報内の尿酸値が異常値の一例1408は、家族歴の一例(高血圧症)1411と関連があり、ヘモグロビンA1cが異常値の一例1409は家族歴の一例(糖尿病)1412と関連があるため結びつく。なお、この結び付きは例えばステップS702、703で述べたテーブルに基づいて取得される。
患者の症状一覧1401と、患者の検査結果一覧1402と、患者の家族歴一覧1403と、の全てが結びついた場合、関連度が一番高い情報として処理される。また、もし患者の症状と家族歴とが結びついていても、患者の症状と検査結果とが結びついていない場合は、全て結びついている家族歴よりも関連度が低い情報として処理される。
患者の症状一覧1401には、ステップS702の抽出結果が登録されている。即ち、患者の症状(胸が痛い)1404、患者の症状(食欲がない)1405、患者の症状(37.0℃以上の発熱)1406、患者の症状(咳が出る)1407が患者の症状一覧1401に登録されている。また、患者の検査結果一覧1402には、ステップS703の抽出結果が登録されている。即ち、尿酸値が異常値の一例1408、ヘモグロビンA1cが異常値の一例1409が患者の検査結果一覧1402に登録されている。また、患者の家族歴一覧1403には、ステップS701の抽出結果が登録されている。即ち、家族歴の一例(乳がん)1410、家族歴の一例(高血圧症)1411、家族歴の一例(糖尿病)1412、家族歴の一例(アレルギー疾患)1413が家族歴一覧1403に登録されている。
患者の症状一覧1401の患者の症状(胸が痛い)1404の情報は、患者の家族歴一覧1403の家族歴の一例(乳がん)1410と関連するため結びつく。患者の症状一覧1401の患者の症状(食欲がない)1405の情報は患者の検査結果一覧1402の情報内の尿酸値が異常値の一例1408、HbA1cが異常値の一例1409と結びつく。また、患者の検査結果一覧1402の情報内の尿酸値が異常値の一例1408は、家族歴の一例(高血圧症)1411と関連があり、ヘモグロビンA1cが異常値の一例1409は家族歴の一例(糖尿病)1412と関連があるため結びつく。なお、この結び付きは例えばステップS702、703で述べたテーブルに基づいて取得される。
患者の症状一覧1401と、患者の検査結果一覧1402と、患者の家族歴一覧1403と、の全てが結びついた場合、関連度が一番高い情報として処理される。また、もし患者の症状と家族歴とが結びついていても、患者の症状と検査結果とが結びついていない場合は、全て結びついている家族歴よりも関連度が低い情報として処理される。
図8の説明に戻り、S704において、解析処理部203は、検査結果の異常値と家族歴とに関連性があると判定すると、ステップS706に進み、検査結果の異常値と家族歴とに関連性がないと判定すると、ステップS705に進む。ステップS705において、解析処理部203は、検査結果と対応する家族歴との関連度を低くする(関連度の値から予め定められた値を削減する)。一方、ステップS706において、解析処理部203は、検査結果と対応する家族歴との関連度を高くする(関連度の値に予め定められた値を追加する)。なお、ステップS706において検査結果の異常値と家族歴と患者の症状とが関連性を有する場合には当該家族歴と患者の症状との関連度を、検査結果の異常値と家族歴とのみに関連性がある場合の関連度よりも高くしてもよい。また、家族歴にかかる親等数に基づいて関連度を変更することとしてもよい。図9の例において、家族歴として高血圧症の一親等の親族が1人おり、糖尿病の二親等の親族が1人いる場合には、高血圧症の関連度を糖尿病よりも高くしてもよい。
ステップS707において、解析処理部203は、三等親以内の患者の親族全ての家族歴と検査結果との比較が終了したか否かを判定する。解析処理部203は、判定の結果、三等親以内の患者の親族全ての家族歴と検査結果との比較が終了していない場合、ステップS704からの処理を繰り返し、前記比較が終了している場合、ステップS708に進む。ステップS707が終了した場合、図9に示す例においては「高血圧症」及び「糖尿病」それぞれの関連度が「乳がん」及び「アレルギー」それぞれの関連度よりも高いと決定される。
ステップS708において、解析処理部203は、ステップS704〜S707で重み付けを行った関連度を基に、家族歴を関連度が高い順から並び替え、並びかえった結果の家族歴情報をメモリ等に登録する。
ステップS707において、解析処理部203は、三等親以内の患者の親族全ての家族歴と検査結果との比較が終了したか否かを判定する。解析処理部203は、判定の結果、三等親以内の患者の親族全ての家族歴と検査結果との比較が終了していない場合、ステップS704からの処理を繰り返し、前記比較が終了している場合、ステップS708に進む。ステップS707が終了した場合、図9に示す例においては「高血圧症」及び「糖尿病」それぞれの関連度が「乳がん」及び「アレルギー」それぞれの関連度よりも高いと決定される。
ステップS708において、解析処理部203は、ステップS704〜S707で重み付けを行った関連度を基に、家族歴を関連度が高い順から並び替え、並びかえった結果の家族歴情報をメモリ等に登録する。
図8のステップS709では、解析処理部203は、S710〜S715の処理により患者の家族歴の関連性を解析し、家族歴の関連度に重みを付ける。
ステップS710において、解析処理部203は、S601で取得された患者の親族の医療情報から三親等以内の患者の親族全ての家族歴と診断年齢情報等とを抽出する。ステップS710はステップS701と同様の処理である。したがって、ステップS700に続いてステップS709の処理が実行される場合は、ステップS701の処理でステップS710の処理を置き換えてもよい。
ステップS711において、解析処理部203は、S301で取得された患者の医療情報から患者の年齢情報を抽出する。
ステップS712において、解析処理部203は、ステップS710で抽出した診断年齢情報と、ステップS711で抽出した年齢情報と、を比較し、年齢差がプラス、マイナス5歳以内か否かを判定する。解析処理部203は、判定の結果、年齢差がプラス、マイナス5歳以内の場合、ステップS714に進み、年齢差がプラス、マイナス5歳以内でない場合、ステップS713に進む。なお、年齢差は5歳以内に限定されるものではなく他の値としてもよい。即ち、プラス、マイナス5歳以内は、予め定められた範囲内の一例である。
ステップS710において、解析処理部203は、S601で取得された患者の親族の医療情報から三親等以内の患者の親族全ての家族歴と診断年齢情報等とを抽出する。ステップS710はステップS701と同様の処理である。したがって、ステップS700に続いてステップS709の処理が実行される場合は、ステップS701の処理でステップS710の処理を置き換えてもよい。
ステップS711において、解析処理部203は、S301で取得された患者の医療情報から患者の年齢情報を抽出する。
ステップS712において、解析処理部203は、ステップS710で抽出した診断年齢情報と、ステップS711で抽出した年齢情報と、を比較し、年齢差がプラス、マイナス5歳以内か否かを判定する。解析処理部203は、判定の結果、年齢差がプラス、マイナス5歳以内の場合、ステップS714に進み、年齢差がプラス、マイナス5歳以内でない場合、ステップS713に進む。なお、年齢差は5歳以内に限定されるものではなく他の値としてもよい。即ち、プラス、マイナス5歳以内は、予め定められた範囲内の一例である。
ステップS713において、解析処理部203は、検査結果と対応する家族歴との関連度を低くする(検査結果と家族歴との関連度の重み付けを下げる)。一方、ステップS714において、解析処理部203は、検査結果と対応する家族歴との関連度を高くする(検査結果と家族歴との関連度の重み付けを上げる)。例えば、家族歴として糖尿病の診断年齢が50であり、患者の年齢が48の場合には糖尿病の関連度を高くする。また、家族歴としてアレルギーの診断年齢が80であり、患者の年齢が48の場合にはアレルギーの関連度を低くする。
ステップS715において、解析処理部203は、三等親以内の患者の親族全ての家族歴と検査結果との比較が終了したか否かを判定する。解析処理部203は、判定の結果、三等親以内の患者の親族全ての家族歴と検査結果との比較が終了していない場合、ステップS712からの処理を繰り返し、前記比較が終了している場合、ステップS716に進む。
ステップS716において、解析処理部203は、ステップS712〜S715で重み付けを行った関連度を基に、家族歴を関連度が高い順から並び替え、並びかえった結果の家族歴情報をメモリ等に登録する。なお、ステップS716はステップS708と同様に並び換えを行うステップであり、別個に実施してもよいし、一度にまとめて実施することとしてもよい。一度にまとめて並び換えを行う場合にはステップS701−S707で算出された第1の関連度とステップS710−715で算出された第2の関連度とを用いることで並び換えを行う。第1の関連度と第2の関連度とは単純に和をとることとしてもよいし、重み付けを行うこととしてもよい。例えば乳がん等の年齢に依存し易い病気については第2の関連度に対する重みを第1の関連度よりも重くしてもよい。また、逆に年齢に依存しにくい病気については第1の関連度に対する重みを第2の関連度よりも重くしてもよい。
ステップS715において、解析処理部203は、三等親以内の患者の親族全ての家族歴と検査結果との比較が終了したか否かを判定する。解析処理部203は、判定の結果、三等親以内の患者の親族全ての家族歴と検査結果との比較が終了していない場合、ステップS712からの処理を繰り返し、前記比較が終了している場合、ステップS716に進む。
ステップS716において、解析処理部203は、ステップS712〜S715で重み付けを行った関連度を基に、家族歴を関連度が高い順から並び替え、並びかえった結果の家族歴情報をメモリ等に登録する。なお、ステップS716はステップS708と同様に並び換えを行うステップであり、別個に実施してもよいし、一度にまとめて実施することとしてもよい。一度にまとめて並び換えを行う場合にはステップS701−S707で算出された第1の関連度とステップS710−715で算出された第2の関連度とを用いることで並び換えを行う。第1の関連度と第2の関連度とは単純に和をとることとしてもよいし、重み付けを行うこととしてもよい。例えば乳がん等の年齢に依存し易い病気については第2の関連度に対する重みを第1の関連度よりも重くしてもよい。また、逆に年齢に依存しにくい病気については第1の関連度に対する重みを第2の関連度よりも重くしてもよい。
図10は、ステップS304の処理の流れを示す図である。
ステップS1301において、解析結果作成部204は、ステップS303の解析結果として、患者の家族歴の関連性等を取得する。即ち、解析結果作成部204は家族歴の関連度を取得する。また、解析結果作成部204は、ステップS601で取得した患者の親族の医療情報及びステップS301で取得した患者の医療情報等も取得する。
ステップS1302において、解析結果作成部204は、ステップS1301で取得した患者の家族歴等の医療情報を提示用フォーマットに適応する。解析結果作成部204は、医療情報を提示用フォーマットに適応する際に、ステップS708、716で登録された家族歴の並び順を反映した家族歴に関する情報の提示順序の変更や、患者の親族の個人情報の一部を隠蔽する等の処理を行う。個人情報の一部を隠蔽する処理のより具体的な例としては、図6の患者の祖父(404)の情報を提示する場合、祖父と明記せず、二親等以内の親族と提示するようにする。このようにすることで、患者の親族の個人情報を保護することができる。なお、個人情報の一部を隠蔽する処理は行わなくてもよい。また、病名に応じて親族の名前等を隠蔽する処理を行うか否かを決定することとしてもよい。
ステップS1303において、解析結果作成部204は、ステップS1301で取得した患者の家族歴等の医療情報の補足資料等を取得する。例えば、解析結果作成部204は、患者の家族歴等の医療情報に糖尿病患者がいる場合は、糖尿病に関連する資料を取得する。解析結果作成部204は、ネットワーク100を介した通信可能に接続された他の装置より資料を取得するようにしてもよい。なお、ステップS1302からステップS1303を実行することなくステップS1304に移行することとしてもよい。
ステップS1304において、解析結果作成部204又は解析結果作成部204から指示を受けた制御部107は、ステップS1302で医療情報を適用した提示用フォーマット及びステップS1303で取得した資料等を解析結果として表示部110に提示する。
ステップS1301において、解析結果作成部204は、ステップS303の解析結果として、患者の家族歴の関連性等を取得する。即ち、解析結果作成部204は家族歴の関連度を取得する。また、解析結果作成部204は、ステップS601で取得した患者の親族の医療情報及びステップS301で取得した患者の医療情報等も取得する。
ステップS1302において、解析結果作成部204は、ステップS1301で取得した患者の家族歴等の医療情報を提示用フォーマットに適応する。解析結果作成部204は、医療情報を提示用フォーマットに適応する際に、ステップS708、716で登録された家族歴の並び順を反映した家族歴に関する情報の提示順序の変更や、患者の親族の個人情報の一部を隠蔽する等の処理を行う。個人情報の一部を隠蔽する処理のより具体的な例としては、図6の患者の祖父(404)の情報を提示する場合、祖父と明記せず、二親等以内の親族と提示するようにする。このようにすることで、患者の親族の個人情報を保護することができる。なお、個人情報の一部を隠蔽する処理は行わなくてもよい。また、病名に応じて親族の名前等を隠蔽する処理を行うか否かを決定することとしてもよい。
ステップS1303において、解析結果作成部204は、ステップS1301で取得した患者の家族歴等の医療情報の補足資料等を取得する。例えば、解析結果作成部204は、患者の家族歴等の医療情報に糖尿病患者がいる場合は、糖尿病に関連する資料を取得する。解析結果作成部204は、ネットワーク100を介した通信可能に接続された他の装置より資料を取得するようにしてもよい。なお、ステップS1302からステップS1303を実行することなくステップS1304に移行することとしてもよい。
ステップS1304において、解析結果作成部204又は解析結果作成部204から指示を受けた制御部107は、ステップS1302で医療情報を適用した提示用フォーマット及びステップS1303で取得した資料等を解析結果として表示部110に提示する。
図11は、医用情報解析処理装置の解析結果を表示する画面の一例を示す図である。
図11の画面800は患者の医療情報全般を提示する画面である。画面800上で提示する情報は、患者氏名、年齢、生年月日等の患者の基本情報をはじめ、患者の生活像、病歴、身体診察所見、検査結果、SOAP等の患者の医療情報である。これらの情報は、HIS102、RIS103、PACS104等からステップS301において取得される。
図11の解析結果提示部801は、図3のステップS304で提示される解析結果を提示する領域である。ここでは、解析結果として、家族歴を患者との関連度が高い順に並び替えられた情報が提示されている。つまり、関連度が一番高い家族歴が一覧の先頭から順に並び替えられた情報が提示されている。また、制御部107は、解析結果提示部801において、患者と親族との関係性は個人情報保護の観点から、患者の親族の個人情報の一部を隠蔽して家族歴を提示する。
図11の画面800は患者の医療情報全般を提示する画面である。画面800上で提示する情報は、患者氏名、年齢、生年月日等の患者の基本情報をはじめ、患者の生活像、病歴、身体診察所見、検査結果、SOAP等の患者の医療情報である。これらの情報は、HIS102、RIS103、PACS104等からステップS301において取得される。
図11の解析結果提示部801は、図3のステップS304で提示される解析結果を提示する領域である。ここでは、解析結果として、家族歴を患者との関連度が高い順に並び替えられた情報が提示されている。つまり、関連度が一番高い家族歴が一覧の先頭から順に並び替えられた情報が提示されている。また、制御部107は、解析結果提示部801において、患者と親族との関係性は個人情報保護の観点から、患者の親族の個人情報の一部を隠蔽して家族歴を提示する。
<実施形態2>
図12は、ステップS303の処理の流れを示す図である。
図12のステップS900aは、患者が乳がん又は卵巣がん発症者と診断された場合の遺伝カウンセリングの対象者か否か判断するための処理である。
また、ステップS900bは、患者が乳がん又は卵巣がん非発症者と診断された場合の遺伝カウンセリングの対象者か否か判断するための処理である。解析処理部203は、S301で取得された患者の医療情報に基づいて、患者が乳がん又は卵巣がん発症者と診断されたか、患者が乳がん又は卵巣がん非発症者と診断されたかを判断し、処理を分岐する。即ち、解析処理部203は、前記判断の結果に基づき、以下に示すステップS900aの処理を行うか、ステップS900bの処理を行うか、決定する。
図12の処理は、図8の処理の終了後に行われてもよいし、図8の処理とは独立に行われてもよい。図12の処理が図8の処理の終了後に行われた場合、後述する図13に示される様に、解析結果提示部801と警告メッセージ提示部1001とが同一画面に表示される。一方、図12の処理が図8の処理とは独立に行われた場合、解析結果提示部801は表示されず、警告メッセージ提示部1001が画面に表示される。
図12は、ステップS303の処理の流れを示す図である。
図12のステップS900aは、患者が乳がん又は卵巣がん発症者と診断された場合の遺伝カウンセリングの対象者か否か判断するための処理である。
また、ステップS900bは、患者が乳がん又は卵巣がん非発症者と診断された場合の遺伝カウンセリングの対象者か否か判断するための処理である。解析処理部203は、S301で取得された患者の医療情報に基づいて、患者が乳がん又は卵巣がん発症者と診断されたか、患者が乳がん又は卵巣がん非発症者と診断されたかを判断し、処理を分岐する。即ち、解析処理部203は、前記判断の結果に基づき、以下に示すステップS900aの処理を行うか、ステップS900bの処理を行うか、決定する。
図12の処理は、図8の処理の終了後に行われてもよいし、図8の処理とは独立に行われてもよい。図12の処理が図8の処理の終了後に行われた場合、後述する図13に示される様に、解析結果提示部801と警告メッセージ提示部1001とが同一画面に表示される。一方、図12の処理が図8の処理とは独立に行われた場合、解析結果提示部801は表示されず、警告メッセージ提示部1001が画面に表示される。
図12のステップS900aの場合、まず、ステップS701において、解析処理部203は、S601で取得された患者の親族の医療情報から三親等以内の患者の親族全ての家族歴と診断年齢情報等とを抽出家族歴と診断年齢情報等とを抽出する。ここで、既にS700の処理が実行されている場合、S900a内のS701の処理は、S700内のS701の処理によって置き換えられてもよい。
ステップS901において、解析処理部203は、前記抽出した情報に基づいて、三親等以内に卵巣がん患者が一人以上存在するか否か判定する。解析処理部203は、三親等以内に卵巣がん患者が一人以上存在する場合、ステップS905に進み、三親等以内に卵巣がん患者が一人以上存在しない場合、ステップS902に進む。
ステップS902において、解析処理部203は、前記抽出した情報に基づいて、三親等以内に乳がん患者が一人以上存在するか否か判定する。解析処理部203は、三親等以内に乳がん患者が一人以上存在する場合、ステップS903に進み、三親等以内に乳がん患者が一人以上存在しない場合、ステップS906に進む。
ステップS903において、解析処理部203は、前記抽出した情報に基づいて、三親等以内で乳がん患者と診断された親族が、乳がんを50歳以下で発症したか否か判定する。解析処理部203は、三親等以内で乳がん患者と診断された親族が、乳がんを50歳以下で発症している場合、ステップS905に進み、三親等以内で乳がん患者と診断された親族が、乳がんを50歳以下で発症していない場合、ステップS904に進む。
ステップS904において、解析処理部203は、前記抽出した情報に基づいて、乳がん患者以外に一人以上の指定した疾患(膵臓がん、脳腫瘍、白血病等)の患者が存在するか否か判定する。
ステップS905において、解析処理部203は、患者を遺伝カウンセリング対象者と判定する。一方、ステップS906において、解析処理部203は、患者を遺伝カウセリング非対称者と判定する。
ステップS901において、解析処理部203は、前記抽出した情報に基づいて、三親等以内に卵巣がん患者が一人以上存在するか否か判定する。解析処理部203は、三親等以内に卵巣がん患者が一人以上存在する場合、ステップS905に進み、三親等以内に卵巣がん患者が一人以上存在しない場合、ステップS902に進む。
ステップS902において、解析処理部203は、前記抽出した情報に基づいて、三親等以内に乳がん患者が一人以上存在するか否か判定する。解析処理部203は、三親等以内に乳がん患者が一人以上存在する場合、ステップS903に進み、三親等以内に乳がん患者が一人以上存在しない場合、ステップS906に進む。
ステップS903において、解析処理部203は、前記抽出した情報に基づいて、三親等以内で乳がん患者と診断された親族が、乳がんを50歳以下で発症したか否か判定する。解析処理部203は、三親等以内で乳がん患者と診断された親族が、乳がんを50歳以下で発症している場合、ステップS905に進み、三親等以内で乳がん患者と診断された親族が、乳がんを50歳以下で発症していない場合、ステップS904に進む。
ステップS904において、解析処理部203は、前記抽出した情報に基づいて、乳がん患者以外に一人以上の指定した疾患(膵臓がん、脳腫瘍、白血病等)の患者が存在するか否か判定する。
ステップS905において、解析処理部203は、患者を遺伝カウンセリング対象者と判定する。一方、ステップS906において、解析処理部203は、患者を遺伝カウセリング非対称者と判定する。
次に図12のステップS900bの処理を説明するステップS900bの中の二つのフローチャートの処理は並列で処理されてもよいし、何れか一方が先に実施され、他方が後に実施されてもよい。
まず左側のフローチャートの処理について説明する。
まず、ステップS701において、解析処理部203は、S601で取得された患者の親族の医療情報から三親等以内の患者の親族全ての家族歴と診断年齢情報等とを抽出する。ここで、既にS700の処理が実行されている場合、S900a内のS701の処理は、S700内のS701の処理によって置き換えられてもよい。同様に既にS900aの処理が実行されている場合、S900b内の左側のフローチャートのS701の処理は、S900a内のS701の処理によって置き換えられてもよい。また、S900bの中の2つのフローチャートの処理がどちらか一方が先に実施される場合、ステップS701の処理は先に実行されるフローチャートの処理と共通としてもよい。
次にステップS907において、解析処理部203は、前記抽出した情報に基づいて、三等身以内に卵巣がん患者が2人以上存在するか否かを判定する。解析処理部203は、三等身以内に卵巣がん患者が2人以上存在する場合、ステップS905に進み、三等身以内に卵巣がん患者が2人以上存在しない場合、ステップS906に進む。
ステップS905及びステップS906の処理は、上述した処理と同様である。
まず左側のフローチャートの処理について説明する。
まず、ステップS701において、解析処理部203は、S601で取得された患者の親族の医療情報から三親等以内の患者の親族全ての家族歴と診断年齢情報等とを抽出する。ここで、既にS700の処理が実行されている場合、S900a内のS701の処理は、S700内のS701の処理によって置き換えられてもよい。同様に既にS900aの処理が実行されている場合、S900b内の左側のフローチャートのS701の処理は、S900a内のS701の処理によって置き換えられてもよい。また、S900bの中の2つのフローチャートの処理がどちらか一方が先に実施される場合、ステップS701の処理は先に実行されるフローチャートの処理と共通としてもよい。
次にステップS907において、解析処理部203は、前記抽出した情報に基づいて、三等身以内に卵巣がん患者が2人以上存在するか否かを判定する。解析処理部203は、三等身以内に卵巣がん患者が2人以上存在する場合、ステップS905に進み、三等身以内に卵巣がん患者が2人以上存在しない場合、ステップS906に進む。
ステップS905及びステップS906の処理は、上述した処理と同様である。
次に右側のフローチャートの処理について説明する。
まず、ステップS701において、解析処理部203は、S601で取得された患者の親族の医療情報から三親等以内の患者の親族全ての家族歴と診断年齢情報等とを抽出する。ここで、既にS700の処理が実行されている場合、S900a内のS701の処理は、S700内のS701の処理によって置き換えられてもよい。同様に既にS900aの処理が実行されている場合、S900b内の右側のフローチャートのS701の処理は、S900a内のS701の処理によって置き換えられてもよい。また、S900bの中の2つのフローチャートの処理がどちらか一方が先に実施される場合、ステップS701の処理は先に実行されるフローチャートの処理と共通としてもよい。
次にステップS908において、解析処理部203は、前記抽出した情報に基づいて、二等身以内に乳がん患者が1人以上存在するか否かを判定する。解析処理部203は、二等身以内に乳がん患者が1人以上存在する場合、ステップS909に進み、二等身以内に乳がん患者が1人以上存在しない場合、ステップS906に進む。
ステップS909において、解析処理部203は、前記抽出した情報に基づいて、二等身以内の乳がん患者が45歳以下で発症しているか否かを判定する。解析処理部203は、二等身以内の乳がん患者が45歳以下で発症している場合、ステップS905に進み、二等身以内の乳がん患者が45歳以下で発症していない場合、ステップS910に進む。
ステップS910において、解析処理部203は、前記抽出した情報に基づいて、指定した疾患(膵臓がん、脳腫瘍、白血病等)の合併症があるか否かを判定する。解析処理部203は、指定した疾患(膵臓がん、脳腫瘍、白血病等)の合併症がある場合は、ステップS905に進み、指定した疾患(膵臓がん、脳腫瘍、白血病等)の合併症がない場合は、ステップS906に進む。
ステップS905及びステップS906の処理は、上述した処理と同様である。
まず、ステップS701において、解析処理部203は、S601で取得された患者の親族の医療情報から三親等以内の患者の親族全ての家族歴と診断年齢情報等とを抽出する。ここで、既にS700の処理が実行されている場合、S900a内のS701の処理は、S700内のS701の処理によって置き換えられてもよい。同様に既にS900aの処理が実行されている場合、S900b内の右側のフローチャートのS701の処理は、S900a内のS701の処理によって置き換えられてもよい。また、S900bの中の2つのフローチャートの処理がどちらか一方が先に実施される場合、ステップS701の処理は先に実行されるフローチャートの処理と共通としてもよい。
次にステップS908において、解析処理部203は、前記抽出した情報に基づいて、二等身以内に乳がん患者が1人以上存在するか否かを判定する。解析処理部203は、二等身以内に乳がん患者が1人以上存在する場合、ステップS909に進み、二等身以内に乳がん患者が1人以上存在しない場合、ステップS906に進む。
ステップS909において、解析処理部203は、前記抽出した情報に基づいて、二等身以内の乳がん患者が45歳以下で発症しているか否かを判定する。解析処理部203は、二等身以内の乳がん患者が45歳以下で発症している場合、ステップS905に進み、二等身以内の乳がん患者が45歳以下で発症していない場合、ステップS910に進む。
ステップS910において、解析処理部203は、前記抽出した情報に基づいて、指定した疾患(膵臓がん、脳腫瘍、白血病等)の合併症があるか否かを判定する。解析処理部203は、指定した疾患(膵臓がん、脳腫瘍、白血病等)の合併症がある場合は、ステップS905に進み、指定した疾患(膵臓がん、脳腫瘍、白血病等)の合併症がない場合は、ステップS906に進む。
ステップS905及びステップS906の処理は、上述した処理と同様である。
図13は、医用情報解析処理装置の解析結果を表示する画面の一例を示す図である。
遺伝カウンセリング対象者の警告メッセージ提示部1001では、遺伝カウンセリング対象者と判定された根拠等が提示される。より具体的には、上述したように、患者の親族内に乳がんや糖尿病等、特定の疾患の既往歴があり、親族のこれらの病気と診断された年齢が患者の年齢と近い場合等、遺伝カウンセリングの対象者と判定され、判定された根拠等が提示される。そのため、警告メッセージ提示部1001には、「特定疾患(糖尿病等)の診断年齢45歳以上」や「特定疾患(脳腫瘍)の合併症あり」等、遺伝カウンセリングを推奨するメッセージ、及び推奨する理由等が提示される。
なお、制御部107等は、使用者の操作等に応じて、警告メッセージ提示部1001のメッセージの記載分量を、視認性を高めることを目的とし、短文や箇条書き等や詳細事項を明記した長文等で表示するようにしてもよい。
遺伝カウンセリング対象者の警告メッセージ提示部1001では、遺伝カウンセリング対象者と判定された根拠等が提示される。より具体的には、上述したように、患者の親族内に乳がんや糖尿病等、特定の疾患の既往歴があり、親族のこれらの病気と診断された年齢が患者の年齢と近い場合等、遺伝カウンセリングの対象者と判定され、判定された根拠等が提示される。そのため、警告メッセージ提示部1001には、「特定疾患(糖尿病等)の診断年齢45歳以上」や「特定疾患(脳腫瘍)の合併症あり」等、遺伝カウンセリングを推奨するメッセージ、及び推奨する理由等が提示される。
なお、制御部107等は、使用者の操作等に応じて、警告メッセージ提示部1001のメッセージの記載分量を、視認性を高めることを目的とし、短文や箇条書き等や詳細事項を明記した長文等で表示するようにしてもよい。
<実施形態3>
図14は、ステップS303の処理の流れを示す図である。図14の処理は、図8(図8及び図12)の処理の終了後に行われてもよいし、図8の処理とは独立に行われてもよい。図14の処理が図8の処理の終了後に行われた場合、後述する図15に示される様に、解析結果提示部801と警告メッセージ提示部1201とが同一画面に表示される。一方、図14の処理が図8の処理とは独立に行われた場合、解析結果提示部801は表示されず、警告メッセージ提示部1201が画面に表示される。
まず、ステップS701において、解析処理部203は、S601で取得された患者の親族の医療情報から三親等以内の患者の親族全ての家族歴と診断年齢情報等とを抽出する。上述したように、既に他のフローチャートによって、S701の処理が実行されている場合は、図14のS701の処理は既に他のフローチャートによって実行されているS701の処理で置き換えてもよい。
次にステップS1101において、解析処理部203は、患者の処方候補薬の情報を抽出する。
ステップS1102において、解析処理部203は、ステップS701及びステップS1101で抽出した情報に基づき、患者の処方候補薬が特定の疾患の影響を受ける可能性があるか否かを判定する。解析処理部203は、患者の処方候補薬が特定の疾患の影響を受ける可能性がある場合、ステップS1103に進み、患者の処方候補薬が特定の疾患の影響を受ける可能性がない場合、ステップS1108に進む。
ステップS1103において、解析処理部203は、前記抽出した情報に基づき、処方候補薬が影響する特定の疾患名と患者の家族歴とが合致したか否か判定する。解析処理部203は、処方候補薬が影響する特定の疾患名と患者の家族歴とが合致しない場合、ステップS1108に進み、処方候補薬が影響する特定の疾患名と患者の家族歴とが合致する場合、ステップS1104に進む。
ステップS1104において、解析処理部203は、ステップS1101で抽出した患者の処方候補薬の情報に基づいて、処方候補薬が1種類か否かを判定する。解析処理部203は、処方候補薬が1種類である場合、ステップS1106に進み、処方候補薬が1種類でない場合、ステップS1105に進む。
ステップS1105において、解析処理部203は、前記患者の処方候補薬の情報等に基づいて、処方候補薬同士を組み合わせることで副作用等を受ける可能性があるか否か判定する。解析処理部203は、処方候補薬が併用薬の影響を考慮する必要性がある場合、ステップS1107に進み、処方候補薬が併用薬の影響を考慮する必要性がない場合、ステップS1106に進む。
ステップS1106において、解析処理部203は、処方薬として問題ありと判定する。
ステップS1107において、解析処理部203は、処方薬及び併用薬として問題ありと判定する。
ステップS1108において、解析処理部203は、処方薬として問題なしと判定する。
以上、図14に示す処理により、医薬品相互作用の関連性が解析される。
図14は、ステップS303の処理の流れを示す図である。図14の処理は、図8(図8及び図12)の処理の終了後に行われてもよいし、図8の処理とは独立に行われてもよい。図14の処理が図8の処理の終了後に行われた場合、後述する図15に示される様に、解析結果提示部801と警告メッセージ提示部1201とが同一画面に表示される。一方、図14の処理が図8の処理とは独立に行われた場合、解析結果提示部801は表示されず、警告メッセージ提示部1201が画面に表示される。
まず、ステップS701において、解析処理部203は、S601で取得された患者の親族の医療情報から三親等以内の患者の親族全ての家族歴と診断年齢情報等とを抽出する。上述したように、既に他のフローチャートによって、S701の処理が実行されている場合は、図14のS701の処理は既に他のフローチャートによって実行されているS701の処理で置き換えてもよい。
次にステップS1101において、解析処理部203は、患者の処方候補薬の情報を抽出する。
ステップS1102において、解析処理部203は、ステップS701及びステップS1101で抽出した情報に基づき、患者の処方候補薬が特定の疾患の影響を受ける可能性があるか否かを判定する。解析処理部203は、患者の処方候補薬が特定の疾患の影響を受ける可能性がある場合、ステップS1103に進み、患者の処方候補薬が特定の疾患の影響を受ける可能性がない場合、ステップS1108に進む。
ステップS1103において、解析処理部203は、前記抽出した情報に基づき、処方候補薬が影響する特定の疾患名と患者の家族歴とが合致したか否か判定する。解析処理部203は、処方候補薬が影響する特定の疾患名と患者の家族歴とが合致しない場合、ステップS1108に進み、処方候補薬が影響する特定の疾患名と患者の家族歴とが合致する場合、ステップS1104に進む。
ステップS1104において、解析処理部203は、ステップS1101で抽出した患者の処方候補薬の情報に基づいて、処方候補薬が1種類か否かを判定する。解析処理部203は、処方候補薬が1種類である場合、ステップS1106に進み、処方候補薬が1種類でない場合、ステップS1105に進む。
ステップS1105において、解析処理部203は、前記患者の処方候補薬の情報等に基づいて、処方候補薬同士を組み合わせることで副作用等を受ける可能性があるか否か判定する。解析処理部203は、処方候補薬が併用薬の影響を考慮する必要性がある場合、ステップS1107に進み、処方候補薬が併用薬の影響を考慮する必要性がない場合、ステップS1106に進む。
ステップS1106において、解析処理部203は、処方薬として問題ありと判定する。
ステップS1107において、解析処理部203は、処方薬及び併用薬として問題ありと判定する。
ステップS1108において、解析処理部203は、処方薬として問題なしと判定する。
以上、図14に示す処理により、医薬品相互作用の関連性が解析される。
図15は、医用情報解析処理装置の解析結果を表示する画面の一例を示す図である。
医薬品相互作用の警告メッセージ提示部1201では、患者に対する処方薬や併用薬の影響等を提示する。より具体的には、上述したように、図6の患者400の父401と祖父404が糖尿病の既往歴があり、患者400も糖尿病にする確率が高い場合等、糖尿病患者が禁忌となるジプレキサ等の薬剤の処方は推奨されにくい。そのため、「2親等以内に糖尿病の既往歴があり、本人も罹患する確率が高いため、禁忌であるジプレキサは避けたほうがよい」等、処方薬と併用薬とに注意する旨のメッセージ、及び注意する理由が提示される。
なお、制御部107等は、使用者の操作等に応じて、警告メッセージ提示部1201のメッセージの記載分量を、視認性を高めることを目的とし、短文や箇条書き等や詳細事項を明記した長文等で表示するようにしてもよい。
医薬品相互作用の警告メッセージ提示部1201では、患者に対する処方薬や併用薬の影響等を提示する。より具体的には、上述したように、図6の患者400の父401と祖父404が糖尿病の既往歴があり、患者400も糖尿病にする確率が高い場合等、糖尿病患者が禁忌となるジプレキサ等の薬剤の処方は推奨されにくい。そのため、「2親等以内に糖尿病の既往歴があり、本人も罹患する確率が高いため、禁忌であるジプレキサは避けたほうがよい」等、処方薬と併用薬とに注意する旨のメッセージ、及び注意する理由が提示される。
なお、制御部107等は、使用者の操作等に応じて、警告メッセージ提示部1201のメッセージの記載分量を、視認性を高めることを目的とし、短文や箇条書き等や詳細事項を明記した長文等で表示するようにしてもよい。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、上述した各実施形態によれば、医療従事者患者の家族歴から予測される各種医療情報を容易に確認することできる。よって、医療従事者の作業効率向上させることができる。
105 医用情報解析処理装置、106 受送信部、107 制御部、108 情報管理部、109 情報記録部、110 表示部
Claims (21)
- 患者の医療情報を取得する第1の取得手段と、
前記患者の親族の医療情報を取得する第2の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得された前記患者の医療情報と、前記第2の取得手段により取得された前記親族の医療情報と、に基づいて、前記患者の症状と前記患者の家族歴との関連性を示す関連度を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された関連度に基づいて家族歴を表示手段に表示させる表示制御手段と、
を有する情報処理装置。 - 前記第2の取得手段は、前記患者の複数の親族の医療情報を取得し、
前記決定手段は、前記第1の取得手段により取得された前記患者の医療情報と、前記第2の取得手段により取得された前記複数の親族の医療情報と、に基づいて、前記患者の症状と前記患者の家族歴との関連性を示す関連度を決定する請求項1記載の情報処理装置。 - 前記決定手段は、前記患者の医療情報と、前記親族の医療情報と、に基づいて、前記患者の検査結果と前記患者の家族歴とに関連性があると判断した場合、前記関連度の値が大きくなるよう前記関連度に予め定められた値を追加する請求項1又は2記載の情報処理装置。
- 前記決定手段は、前記患者の医療情報と、前記親族の医療情報と、に基づいて、前記患者の検査結果と前記患者の家族歴とに関連性がないと判断した場合、前記関連度の値が小さくなるよう前記関連度から予め定められた値を削減する請求項1乃至3何れか1項記載の情報処理装置。
- 前記決定手段は、前記患者の医療情報と、前記親族の医療情報と、に基づいて、前記患者の年齢と前記患者の家族歴の診断年齢とが予め定められた範囲内であると判断した場合、前記関連度の値が大きくなるよう前記関連度に予め定められた値を追加する請求項1乃至4何れか1項記載の情報処理装置。
- 前記決定手段は、前記患者の医療情報と、前記親族の医療情報と、に基づいて、前記患者の年齢と前記患者の家族歴の診断年齢とが予め定められた範囲内でないと判断した場合、前記関連度の値が小さくなるよう前記関連度から予め定められた値を削減する請求項1乃至5何れか1項記載の情報処理装置。
- 前記表示制御手段は、前記関連度に基づいて並べ替えを行った家族歴を前記表示手段に表示させる請求項1乃至6何れか1項記載の情報処理装置。
- 前記表示制御手段は、前記関連度の値が大きい順に一覧の先頭から表示されるよう並び替えを行った家族歴を前記表示手段に表示させる請求項7記載の情報処理装置。
- 前記第1の取得手段により取得された前記患者の医療情報と、前記第2の取得手段により取得された前記親族の医療情報と、に基づいて、前記患者が遺伝カウンセリング対象者か否かを判定する第1の判定手段を更に有し、
前記表示制御手段は、前記第1の判定手段により前記遺伝カウンセリング対象者であると判定された場合、前記遺伝カウンセリング対象者であること示す警告メッセージを前記表示手段に表示させる請求項1乃至8何れか1項記載の情報処理装置。 - 前記表示制御手段は、更に、前記第1の判定手段により遺伝カウンセリング対象者であると判定された根拠を記載した前記警告メッセージを前記表示手段に表示させる請求項9記載の情報処理装置。
- 前記第1の取得手段により取得された前記患者の医療情報と、前記第2の取得手段により取得された前記親族の医療情報と、に基づいて、前記患者の処方候補薬が処方薬として問題がある可能性があるか否かを判定する第2の判定手段を更に有し、
前記表示制御手段は、前記第2の判定手段により前記患者の処方候補薬が処方薬として問題がある可能性があると判定された場合、処方薬として問題がある可能性があること示す警告メッセージを前記表示手段に表示させる請求項1乃至10何れか1項記載の情報処理装置。 - 前記表示制御手段は、更に、前記第2の判定手段により前記患者の処方候補薬が処方薬として問題がある可能性があると判定された根拠を記載した前記警告メッセージを前記表示手段に表示させる請求項11記載の情報処理装置。
- 前記第2の判定手段は、前記患者の医療情報と、前記親族の医療情報と、に基づいて、処方候補薬が特定の疾患の影響を受ける可能性があるか否か、及び影響を受ける特定の疾患と患者の家族歴とが合致するか否かに基づいて、前記患者の処方候補薬が処方薬として問題がある可能性があるか否かを判定する請求項11又は12記載の情報処理装置。
- 患者の医療情報を取得する第1の取得手段と、
前記患者の親族の医療情報を取得する第2の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得された前記患者の医療情報と、前記第2の取得手段により取得された前記親族の医療情報と、に基づいて、前記患者が遺伝カウンセリング対象者か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記遺伝カウンセリング対象者であると判定された場合、前記遺伝カウンセリング対象者であること示す警告メッセージを表示手段に表示させる表示制御手段と、
を有する情報処理装置。 - 患者の医療情報を取得する第1の取得手段と、
前記患者の親族の医療情報を取得する第2の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得された前記患者の医療情報と、前記第2の取得手段により取得された前記親族の医療情報と、に基づいて、前記患者の処方候補薬が処方薬として問題がある可能性があるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記患者の処方候補薬が処方薬として問題がある可能性があると判定された場合、処方薬として問題がある可能性があること示す警告メッセージを表示手段に表示させる表示制御手段と、
を有する情報処理装置。 - 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
患者の医療情報を取得する第1の取得ステップと、
前記患者の親族の医療情報を取得する第2の取得ステップと、
前記第1の取得ステップにより取得された前記患者の医療情報と、前記第2の取得ステップにより取得された前記親族の医療情報と、に基づいて、前記患者の症状と前記患者の家族歴との関連性を示す関連度を決定する決定ステップと、
前記決定ステップにより決定された関連度に基づいて家族歴を表示ステップに表示させる表示制御ステップと、
を含む情報処理方法。 - 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
患者の医療情報を取得する第1の取得ステップと、
前記患者の親族の医療情報を取得する第2の取得ステップと、
前記第1の取得ステップにより取得された前記患者の医療情報と、前記第2の取得ステップにより取得された前記親族の医療情報と、に基づいて、前記患者が遺伝カウンセリング対象者か否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記遺伝カウンセリング対象者であると判定された場合、前記遺伝カウンセリング対象者であること示す警告メッセージを表示ステップに表示させる表示制御ステップと、
を含む情報処理方法。 - 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
患者の医療情報を取得する第1の取得ステップと、
前記患者の親族の医療情報を取得する第2の取得ステップと、
前記第1の取得ステップにより取得された前記患者の医療情報と、前記第2の取得ステップにより取得された前記親族の医療情報と、に基づいて、前記患者の処方候補薬が処方薬として問題がある可能性があるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記患者の処方候補薬が処方薬として問題がある可能性があると判定された場合、処方薬として問題がある可能性があること示す警告メッセージを表示ステップに表示させる表示制御ステップと、
を含む情報処理方法。 - コンピュータに、
患者の医療情報を取得する第1の取得ステップと、
前記患者の親族の医療情報を取得する第2の取得ステップと、
前記第1の取得ステップにより取得された前記患者の医療情報と、前記第2の取得ステップにより取得された前記親族の医療情報と、に基づいて、前記患者の症状と前記患者の家族歴との関連性を示す関連度を決定する決定ステップと、
前記決定ステップにより決定された関連度に基づいて家族歴を表示ステップに表示させる表示制御ステップと、
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
患者の医療情報を取得する第1の取得ステップと、
前記患者の親族の医療情報を取得する第2の取得ステップと、
前記第1の取得ステップにより取得された前記患者の医療情報と、前記第2の取得ステップにより取得された前記親族の医療情報と、に基づいて、前記患者が遺伝カウンセリング対象者か否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記遺伝カウンセリング対象者であると判定された場合、前記遺伝カウンセリング対象者であること示す警告メッセージを表示ステップに表示させる表示制御ステップと、
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
患者の医療情報を取得する第1の取得ステップと、
前記患者の親族の医療情報を取得する第2の取得ステップと、
前記第1の取得ステップにより取得された前記患者の医療情報と、前記第2の取得ステップにより取得された前記親族の医療情報と、に基づいて、前記患者の処方候補薬が処方薬として問題がある可能性があるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記患者の処方候補薬が処方薬として問題がある可能性があると判定された場合、処方薬として問題がある可能性があること示す警告メッセージを表示ステップに表示させる表示制御ステップと、
を実行させるためのプログラム。
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