JP5251064B2 - 読影レポート作成支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、読影レポートの作成を支援する読影レポート作成支援装置およびプログラムに関する。
従来より、読影医がCT(Computed Tomography)やMRI(Magnetic Resonance Imaging)等の画像を参照し、当該画像に基づく所見や診断結果(疾患名)等を入力して読影レポートを作成することが行われている。
読影レポートの作成支援に関し、定型文の利用や穴埋め式のテンプレートを用いる方式と言語処理技術を用いる方式とが主に提案されている。
テンプレートを用いる方式による読影レポートの作成支援としては、例えば、レポートの作成に必要な情報を、複数種類の入力形式を選択的に使って入力することによって、過不足が無く、しかも表現等が統一された品質の高いレポートを少ない作業負担で作成するシステムが提案されている(特許文献1参照)。
また、例えば、過去に書かれた読影レポートに対し形態素解析及び係り受け解析を行い、典型記述パターンの候補となるものを自動的に抽出することによって、テンプレート候補を自動的に生成する手法が提案されている(特許文献2参照)。
また、例えば、読影対象とするカテゴリー、臓器及び部位などに対応した図形を表示画面上に表示したり、各対象部位毎に出現頻度の高い用語をアイコン化しておき、このアイコンを所見入力補助ウィンドウとして表示したりして、これらをポインティングデバイス手段で選択することによって、キーボードなどを用いることなく簡単に入力できるシステムが提案されている(特許文献3参照)。
言語処理技術を用いる方式による読影レポートの作成支援としては、例えば、承認済みの過去所見レポートに対し、形態素解析、文節解析、係り受け解析等の言語処理解析結果データを保持し、解析結果データセットごとのn項パターンについて、データセットごとの頻度に基づく重要度を計算し、入力所見についても同様の言語処理解析を行い、入力から抽出されるn項パターンと、過去類似レポートから抽出される重要度の高いn項パターンとを比較し、その不足および矛盾項目を入力支援情報として提示することによって、それぞれのデータに標準的な診断パターンを反映する手法が提案されている(特許文献4参照)。

特開2001−126007号公報 特開2003−296345号公報 特開2004−355412号公報 特開2006−260318号公報
読影レポートには、診断医の所見が必要十分に記述されなければならず(「読影レポートの書き方」、画像診断、2006、vol.26、No.11)、そのためには、必須の記入要件を網羅する必要がある。
ここで、テンプレートを用いる方式によると、必須記入要件を漏れなく記述させることができるものの、自由な表現で記述できないことから、この方式は医師に敬遠される傾向にある。一方、言語処理技術を用いる方式によると、医師は自由な表現で記述できるものの、必須記入要件を漏れなく記述させる技術はこれまで提案されていない。
本発明は、上記従来の事情に鑑みなされたものであり、読影レポートを自由な表現で記述でき、且つ、必須記入要件の記述漏れの防止を図ることができる技術を提案することを目的としている。
請求項1に記載の本発明は、読影レポートに用いる述語の述語タイプと該述語を修飾すべき複数の格要素語の格要素タイプとを定義した定義情報を記憶する第1の記憶手段と、格要素タイプに対応する医療要件名を記憶する第2の記憶手段と、読影レポートに対する文字列の入力を利用者から受け付ける第1の受付手段と、前記入力された文字列を構文意味解析し、当該文字列中の述語及びその述語タイプと該述語を修飾する格要素語及びその格要素タイプとを示す構造情報を取得する取得手段と、前記構造情報に係る述語タイプに関する定義を含む定義情報を参照し、当該定義情報に定義された各格要素タイプについて、該格要素タイプが前記構造情報に含まれるか否かを判定する処理、及び、前記構造情報に係る格要素タイプに関する定義を含む定義情報を参照し、当該定義情報に定義された各格要素タイプについて、該格要素タイプが前記構造情報に含まれるか否かを判定する処理を行う判定手段と、前記構造情報に含まれないと判定された欠落格要素タイプに対応し、必須記入要件である医療要件名を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする読影レポート作成支援装置である。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の読影レポート作成支援装置において、前記構造情報に含まれると判定された格要素タイプについて前記構造情報に係る格要素語を取得し、当該格要素語を含む過去の読影レポートから当該格要素語と共起する欠落格要素タイプの格要素語を抽出する抽出手段を備え、前記表示手段は、前記抽出した格要素語を欠落格要素タイプの医療要件の入力候補として更に表示することを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載の読影レポート作成支援装置において、前記表示した欠落格要素タイプの医療要件の入力候補に係る格要素語の選択を利用者から受け付ける第2の受付手段と、前記選択された格要素語に基づいて前記構造情報を編集し、当該編集後の構造情報に基づいて文字列を生成する生成手段と、前記生成された文字列で前記入力された文字列を置換する置換手段と、を更に備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の読影レポート作成支援装置において、前記表示した医療要件名に係る格要素語の入力を利用者から受け付ける第3の受付手段と、前記入力された格要素語に基づいて前記構造情報を編集し、当該編集後の構造情報に基づいて文字列を生成する生成手段と、前記生成された文字列で前記入力された文字列を置換する置換手段と、を更に備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の本発明は、コンピュータを、読影レポートに用いる述語の述語タイプと該述語を修飾すべき複数の格要素語の格要素タイプとを定義した定義情報を記憶する第1の記憶手段と、格要素タイプに対応する医療要件名を記憶する第2の記憶手段と、読影レポートに対する文字列の入力を利用者から受け付ける第1の受付手段と、前記入力された文字列を構文意味解析し、当該文字列中の述語及びその述語タイプと該述語を修飾する格要素語及びその格要素タイプとを示す構造情報を取得する取得手段と、前記構造情報に係る述語タイプに関する定義を含む定義情報を参照し、当該定義情報に定義された各格要素タイプについて、該格要素タイプが前記構造情報に含まれるか否かを判定する処理、及び、前記構造情報に係る格要素タイプに関する定義を含む定義情報を参照し、当該定義情報に定義された各格要素タイプについて、該格要素タイプが前記構造情報に含まれるか否かを判定する処理を行う判定手段と、前記構造情報に含まれないと判定された欠落格要素タイプに対応し、必須記入要件である医療要件名を表示する表示手段として機能させるための読影レポート作成支援プログラムである。
請求項1に記載の読影レポート作成支援装置によると、医師が自由な表現で記述した読影レポートにおいて欠落している医療要件名(必須記入要件)が表示されることから、医師は当該表示を見て追加すべき必須記入要件を把握でき、必須記入要件の記述漏れの防止を図ることができる。
請求項2に記載の読影レポート作成支援装置によると、記述漏れに係る必須記入要件の入力候補として、過去の読影レポートにおける当該必須記入要件の内容(格要素語)が表示されるため、医師は必須記入要件の入力の参考にすることができる。
請求項3に記載の読影レポート作成支援装置によると、記述漏れに係る必須記入要件の入力候補からの選択に応じて読影レポートの文字列が置換されるため、医師が読影レポートに文字列を再入力する手間を軽減できる。
請求項4に記載の読影レポート作成支援装置によると、記述漏れに係る必須記入要件の入力に応じて読影レポートの文字列が置換されるため、医師が読影レポートに文字列を再入力する手間を軽減できる。特に、過去の読影レポートに出現しなかった新たな入力を行う際に効果的である。
請求項5に記載の読影レポート作成支援プログラムによると、上記作用効果を奏する読影レポート作成支援装置をコンピュータを利用して実現することができる。
本発明を、以下に例示する一実施形態に基づいて具体的に説明する。
図1は、本例に係る読影レポート作成支援装置の機能ブロック図を示している。
本例の読影レポート作成支援装置は、テキスト入出力部1、テキスト解析部2、解析結果処理部3、編集支援部4、テキスト編集部5、を備えている。
テキスト入出力部1は、読影レポートに対する文字列の入力を利用者(医師)から受け付けるテキスト入力手段11、入力された文字列を表示するテキスト表示手段12、を有する。
テキスト解析部2は、入力された文字列に対して構文意味解析を行うテキスト解析手段21、解析結果の構文意味構造を保持する解析結果保持手段22、を有する。
解析結果処理部3は、読影レポートに用いる述語の分類に係る述語タイプと該述語を修飾すべき複数の格要素語の分類に係る複数の格要素タイプとを定義した定義情報を保持すると共に、格要素タイプと医療要件名とを対応付けた対応付けルールを保持するルール保持手段31、構文意味解析結果と定義情報及び対応付けルールとに基づいて必須の医療要件のリスト(必須要件リスト)を作成する解析結果処理手段32、過去の読影レポートのデータを保持する過去レポート保持手段33、記述漏れの医療要件に係る入力候補の格要素語のリスト(候補リスト)を過去の読影レポートに基づいて作成する統計処理手段34、を有する。
編集支援部4は、必須の医療要件のうちの記述漏れの医療要件を表示する警告表示手段41、記述漏れの医療要件に係る候補リストを表示する候補表示手段42、記述漏れの医療要件に係る候補リストからの格要素語の選択を利用者から受け付ける候補選択手段43、を有する。
テキスト編集部5は、構文意味構造から文字列を逆生成するテキスト生成手段51、生成した文字列で入力文字列を置き換えるテキスト置換手段52、を有する。
本例の読影レポート作成支援装置による処理の流れを説明する。
なお、図2に例示するUI(ユーザインタフェース)の編集エリアU101(テキスト入力手段11)に入力された文字列「T2強調像でやや吸収値変化を認めます。」を例に説明する。
図3は、テキスト解析部2の処理フローを示している。
テキスト解析部2は、テキスト解析手段21が、テキスト入力手段11に入力された文字列を句点「。」が検出されるまでバッファに格納する(ステップS11)。句点「。」が検出されると、テキスト解析手段21は、現在バッファに格納されている文字列に対して構文意味解析処理を行い(ステップS12)、その結果の構文意味構造を解析結果保持手段22に格納する(ステップS13)。
本例では、“Mary Darlymple、「Lexical Functional Grammar」、Academic Press、2001)”で説明されているようなLFG理論に基づくアルゴリズムによる構文意味解析処理を行い、その解析結果の構文意味構造である「f-structure」を解析結果保持手段22に格納する。
図4は、文字列「T2強調像でやや吸収値変化を認めます。」の解析結果として出力されるf-structureを示している。すなわち、当該文字列は、述語(PRED)として「認める」を含んでおり、該述語はVTYPE属性(述語タイプ)が“report”(所見文の記述に用いる)であることがわかる。また、述語「認める」を修飾する格要素語として、MTYPE属性(格要素タイプ)が“semi-disease”の目的格(OBJ)である「吸収値変化」と、MTYPE属性が“signal”の副詞的修飾要素(OBL)である「T2強調像」とを含んでいる。
図5は、解析結果処理部3の処理フローを示している。
解析結果処理部3は、解析結果処理手段31が、解析結果保持手段22からf-structureを取得し(ステップS21)、図6に示すようなルール(ルール保持手段31の定義情報及び対応付けルール)を参照して、図7に示すような必須の医療要件のリスト(必須要件リスト)を作成する(ステップS22)。
図6によると、ルール1は、VTYPE属性(述語タイプ)が“report”(所見文の記述に用いる)の述語に関する定義情報であり、該述語を修飾すべき(必須の)格要素語として、MTYPE属性(格要素タイプ)が“disease”又は“semi-disease”の目的格(OBJ)、MTYPE属性が“anatomy”の副詞的修飾要素(OBL1)、MTYPE属性が“signal”又は“modality”の副詞的修飾要素(OBL2)、の3つが定義されている。また、それぞれの格要素タイプには、医療要件名「病名/病状」、「部位」、「検査」、が対応付けられている。
一方、ルール2は、VTYPE属性(述語タイプ)が“cause”(原因の記述に用いる)の述語に関する定義情報であり、該述語を修飾すべき(必須の)格要素語として、MTYPE属性(格要素タイプ)が“semi-disease”又は“checkup-result”の主格(SUBJ)、MTYPE属性が“disease”又は“semi-disease”の副詞的修飾要素(OBL1)、の2つが定義されている。また、それぞれの格要素タイプには、医療要件名「病名/病状」、「原因」、が対応付けられている。
なお、本例では、VT YPE属性(述語タイプ)が“report”に関するルール1、“cause”に関するルール2を例示しているが、他の述語タイプに関する種々のルールを定義することができる。
ここで、図4に示すようにf-structureのPRED(述語)のVTYPE属性が“report”であるため、当該VTYPE属性に関する定義を含むルール1についてf-structureの適合性を判定すると、OBJ及びOBL2は適合するので、OBJに対応する医療要件名「病名/病状」と該医療要件に該当する格要素語の値「吸収値変化」の組、及び、OBL2に対応する医療要件名「検査」と値「T2強調像」の組が必須要件リストに格納される。一方、OBL1は適合しないので、OBL1に対応する医療要件名「部位」とnull値(値が存在しないことを示す)の組が必須要件リストに格納される。また、f-structureはMTYPE属性が“semi-disease”の格要素語「吸収値変化」を有するため、当該MTYPE属性に関する定義を含むルール2についてf-structureの適合性を判定すると、OBL1が適合しないので、OBL1に対応する医療要件名「原因」とnull値の組が必須要件リストに格納される。
この結果、図7に示すように、必須の医療要件名と該医療要件に該当する格要素語の値(記述漏れの場合はnull値)とを対応付けた必須要件リストが作成される。
次に、図7中の必須要件リストのうち、値がnullである医療要件(記述漏れの医療要件)を対象にした処理を行う。
まず、解析結果処理手段31は、値がnullである医療要件名を警告表示手段41により画面表示させる(ステップS23)。また、統計処理手段34が、必須要件リストに基づいて、値がnullである医療要件に係る入力候補の格要素語のリスト(候補リスト)を作成し(ステップ24)、候補表示手段42により画面表示させる(ステップS25)。
この結果、図2に例示するように、医療要件名「部位」が記述漏れであることを示すメッセージU102aが、該医療要件に係る候補リストU103aと共に画面表示され、また、医療要件名「原因」が記述漏れであることを示すメッセージU102bが、該医療要件に係る候補リストU103bと共に画面表示される。
ここで、統計処理手段34による候補リストの作成処理を、図8に示す処理フローを参照して説明する。
統計処理手段34は、値がnullである医療要件名Nと、該医療要件名Nに係るルールにおける他の医療要件名NW1..n及び各医療要件に該当する格要素語の値W1..nとを解析結果処理手段31から受け取ると(ステップS31)、医療要件名NW1..nとして値W1..nを含む過去レポートから、これら値と共起する医療要件名Nに該当する格要素語を抽出して候補リストの要素とし、また、各格要素語の出現頻度を計数する(ステップS32)。そして、出現頻度が高い順に候補リストの要素(格要素語)を並べ替えて、候補表示手段42により画面表示させる(ステップS33)。
具体的には、医療要件名「部位」の候補リストを作成する場合は、当該医療要件名と、該医療要件に係るルール1における他の医療要件名と値の組である「検査」=“T2強調像”及び「病名/病状」=“吸収値変化”とが統計処理手段34に入力される。そして、「検査」=“T2強調像”及び「病名/病状」=“吸収値変化”を含む過去レポートにおける医療要件名「部位」に係る格要素語が抽出され、図2のU103aに示すように出現頻度順に画面表示される。同図によると、「部位」の候補リストとして「脳血管障害(102件)」「加齢(84件)」「虚血(54件)」「加重(23件)」「梗塞(3件)」「脳症(2件)」「低血糖(1件)」が表示されている。
また、医療要件名「原因」の候補リストを作成する場合は、当該医療要件名と、該医療要件に係るルール2における他の医療要件名と値の組である「病名/病状」=“吸収値変化”とが統計処理手段34に入力される。そして、「病名/病状」=“吸収値変化”を含む過去レポートにおける医療要件名「原因」に係る格要素語が抽出され、図2のU103bに示すように出現頻度順に画面表示される。同図によると、「原因」の候補リストとして「脳低動部(15件)」「頭頂(13件)」「前頭葉白質(7件)」が表示されている。
なお、本例では、図7に例示したような必須要件リストを過去の読影レポートのそれぞれについて予め作成して過去レポート保持手段33に格納しており、各必須要件リストに基づいて候補リストを作成しているが、例えば、過去の読影レポートの構文意味構造(本例ではf-structure)を過去レポート保持手段33に格納し、各構文意味構造に基づいて候補リストを作成してもよく、また例えば、過去の読影レポート自体を過去レポート保持手段33に格納し、各読影レポートに基づいて候補リストを作成してもよい。
以上のように、記述漏れの医療要件名(及び該医療要件に係る候補リスト)が画面表示されるので、医師は、当該表示内容を参考にテキスト入力手段11で医療要件を追加できることから、必須記入要件の記述漏れの防止を図ることができるが、本例の読影レポート作成支援装置では、候補リストからの選択入力により文字列を自動生成して置換する機能(テキスト編集部5)を更に備えることで、医師の作業負担の軽減を図っている。
図9は、テキスト編集部5の処理フローを示している。
テキスト編集部5は、記述漏れの医療要件に係る候補リストからの格要素語の選択を候補選択手段43により利用者から受け付けると、テキスト生成手段51は、解析結果保持手段22からf-structureを取得すると共に(ステップS41)、当該選択された格要素語を候補選択手段43から取得する(ステップS42)。そして、ルール保持手段31の定義情報及び対応付けルールに基づいて、前記選択された格要素語をf-structureに代入し(ステップS43)、当該編集後のf-structureから文字列を生成する(ステップS44)。テキスト置換手段52は、テキスト入力手段11により受け付けた文字列を当該生成された文字列で置換し、テキスト表示手段12により画面表示させる(ステップS45)。
ここでは、医療要件名「部位」に対して「脳低動部」、医療要件名「原因」に対して「加齢」が選択された場合を例に説明する。まず、医療要件名「部位」については、対応するルール1(図6)に従って、f-structureにOBL1として「脳低動部」を代入する。次に、医療要件名「原因」については、対応するルール2(図6)に従って、f-structureに該医療要件を代入するためのf-structureを挿入する。ここで、ルール2に係る他の医療要件名「病名/病状」は「吸収値変化」であるため、これをSUBJに持つVTYPE属性が“cause”の述語(本例では予め規定された「起こる」)を「吸収値変化」を先行詞(rel)とする修飾要素として代入し、そのOBL1に「原因」として選択された「加齢」を代入する。
この結果、図10に示すようなf-structureを得ることができる。
そして、構文意味解析に用いた語彙・文法ルールを用いた文字列生成処理により、同図のf-structureから、「脳内底部に加齢によって起こる吸収値変化をT2強調像でやや認めます。」という文字列を生成することができる。
なお、本例では、“大熊智子、増市博、吉岡健、「生成のための日本語LFG文法の構築」、情報処理学会研究報告(171-NL-11)、2006”に記載された手法により、f-structureから文字列を生成している。
図12は、他の実施形態に係る読影レポート作成支援装置の機能ブロック図を示している。同図の読影レポート作成支援装置は、候補リストの表示に係る各機能手段(図1の過去レポート保持手段33、統計処理手段34、候補表示手段42、候補選択手段43)を備えない代わりに、記述漏れの医療要件に対する格要素語の入力を利用者から受け付ける文字列入力手段44を備えている。
同図の読影レポート作成支援装置によると、文字列入力手段44により受け付けた格要素語に基づいて構文意味構造(f-structure)を編集し、当該編集後の構文意味構造に基づいて生成される文字列で、テキスト入力手段11により受け付けた文字列を置換することができる。
なお、文字列入力手段44を図1に係る読影レポート作成支援装置に追加的に備えてもよく、この場合は図13に示すように、記述漏れの医療要件に対する格要素語の入力を、各医療要件に応じた候補リストU103a、U103bからの選択入力、又は、各医療要件に応じた入力欄U104a、U104bへの直接入力により行うことができる。
図11は、上記の各実施形態に示した読影レポート作成支援装置の主要なハードウェア構成を示している。
すなわち、本例の読影レポート作成支援装置は、各種演算処理を行うCPU、CPUの作業領域となるRAM、基本的な制御プログラムを記憶するROM、本発明に係る各機能を実現するためのプログラム等を記憶するHDD、利用者に対する情報を表示出力する液晶ディスプレイや利用者からの情報の入力を受け付けるマウス・キーボード等の機器とのインターフェースである入出力I/F、他の装置との間で通信を行うインターフェースである通信I/F、等のハードウェア資源を有するコンピュータで構成されている。
そして、本発明に係るプログラムをHDDから読み出してRAMに展開し、これをCPUにより実行させることで、本発明に係る第1の記憶手段(ルール保持手段31)、第2の記憶手段(ルール保持手段31)、第1の受付手段(テキスト入力手段11)、第2の受付手段(候補選択手段43)、第3の受付手段(文字列入力手段44)、取得手段(テキスト解析手段21)、判定手段(解析結果処理手段32)、抽出手段(統計処理手段)、表示手段(警告表示手段41、候補表示手段42)、生成手段(テキスト生成手段51)、置換手段(テキスト置換手段52)等を、読影レポート作成支援装置のコンピュータに実現している。
なお、本発明に係るプログラムは、例えば、当該プログラムを記憶したCD−ROM等の外部記憶媒体を配布する形式や、ネットワークを介して配信する形式により、本発明の実施者に提供される。
また、本発明に係る読影レポート作成支援装置の各機能手段は、本例のようなソフトウェア構成により実現する態様に限られず、専用のハードウエアモジュールで構成してもよい。
また、本発明に係る読影レポート作成支援装置の各機能手段は、本例のように1台のコンピュータに設ける態様に限られず、複数台のコンピュータに分散して設けてもよい。
本発明の一実施形態に係る読影レポート作成支援装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係るユーザインタフェース例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るテキスト解析部の処理フローを示す図である。 本発明の一実施形態に係る構文意味構造のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る解析結果処理部の処理フローを示す図である。 本発明の一実施形態に係るルールを例示する図である。 本発明の一実施形態に係る必須要件リストを例示する図である。 本発明の一実施形態に係る統計処理手段の処理フローを示す図である。 本発明の一実施形態に係るテキスト編集部の処理フローを示す図である。 本発明の一実施形態に係る構文意味構造のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る読影レポート作成支援装置のハードウェア構成図である。 本発明の他の実施形態に係る読影レポート作成支援装置の機能ブロック図である。 本発明の他の実施形態に係るユーザインタフェース例を示す図である。
符号の説明
11:テキスト入力手段、
12:テキスト表示手段、
21:テキスト解析手段、
22:解析結果保持手段、
31:ルール保持手段、
32:解析結果処理手段、
33:過去レポート保持手段、
34:統計処理手段、
41:警告表示手段、
42:候補表示手段、
43:候補選択手段、
44:文字列入力手段、
51:テキスト生成手段、
52:テキスト置換手段

Claims (5)

  1. 読影レポートに用いる述語の述語タイプと該述語を修飾すべき複数の格要素語の格要素タイプとを定義した定義情報を記憶する第1の記憶手段と、
    格要素タイプに対応する医療要件名を記憶する第2の記憶手段と、
    読影レポートに対する文字列の入力を利用者から受け付ける第1の受付手段と、
    前記入力された文字列を構文意味解析し、当該文字列中の述語及びその述語タイプと該述語を修飾する格要素語及びその格要素タイプとを示す構造情報を取得する取得手段と、
    前記構造情報に係る述語タイプに関する定義を含む定義情報を参照し、当該定義情報に定義された各格要素タイプについて、該格要素タイプが前記構造情報に含まれるか否かを判定する処理、及び、前記構造情報に係る格要素タイプに関する定義を含む定義情報を参照し、当該定義情報に定義された各格要素タイプについて、該格要素タイプが前記構造情報に含まれるか否かを判定する処理を行う判定手段と、
    前記構造情報に含まれないと判定された欠落格要素タイプに対応し、必須記入要件である医療要件名を表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とする読影レポート作成支援装置。
  2. 前記構造情報に含まれると判定された格要素タイプについて前記構造情報に係る格要素語を取得し、当該格要素語を含む過去の読影レポートから当該格要素語と共起する欠落格要素タイプの格要素語を抽出する抽出手段を備え、
    前記表示手段は、前記抽出した格要素語を欠落格要素タイプの医療要件の入力候補として更に表示することを特徴とする請求項1に記載の読影レポート作成支援装置。
  3. 前記表示した欠落格要素タイプの医療要件の入力候補に係る格要素語の選択を利用者から受け付ける第2の受付手段と、
    前記選択された格要素語に基づいて前記構造情報を編集し、当該編集後の構造情報に基づいて文字列を生成する生成手段と、
    前記生成された文字列で前記入力された文字列を置換する置換手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の読影レポート作成支援装置。
  4. 前記表示した医療要件名に係る格要素語の入力を利用者から受け付ける第3の受付手段と、
    前記入力された格要素語に基づいて前記構造情報を編集し、当該編集後の構造情報に基づいて文字列を生成する生成手段と、
    前記生成された文字列で前記入力された文字列を置換する置換手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の読影レポート作成支援装置。
  5. コンピュータを、
    読影レポートに用いる述語の述語タイプと該述語を修飾すべき複数の格要素語の格要素タイプとを定義した定義情報を記憶する第1の記憶手段と、
    格要素タイプに対応する医療要件名を記憶する第2の記憶手段と、
    読影レポートに対する文字列の入力を利用者から受け付ける第1の受付手段と、
    前記入力された文字列を構文意味解析し、当該文字列中の述語及びその述語タイプと該述語を修飾する格要素語及びその格要素タイプとを示す構造情報を取得する取得手段と、
    前記構造情報に係る述語タイプに関する定義を含む定義情報を参照し、当該定義情報に定義された各格要素タイプについて、該格要素タイプが前記構造情報に含まれるか否かを判定する処理、及び、前記構造情報に係る格要素タイプに関する定義を含む定義情報を参照し、当該定義情報に定義された各格要素タイプについて、該格要素タイプが前記構造情報に含まれるか否かを判定する処理を行う判定手段と、
    前記構造情報に含まれないと判定された欠落格要素タイプに対応し、必須記入要件である医療要件名を表示する表示手段として機能させるための読影レポート作成支援プログラム。
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