JP5577212B2 - 軸封装置 - Google Patents
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Description
前記アダプタ4を前記軸心P方向に押圧付勢して前記テーパ内周面4dと前記テーパ外周面8との当接による分力により前記シールリング3が前記駆動軸1の外周面1aに押付けられてシール部Sを形成する弾性機構5と、前記弾性機構5の押圧付勢力が作用する前記シールリング3を前記軸心P方向で受止めるべく前記ハウジング2に支持される受止め部6とが装備されて構成され、
前記受止め部6が、前記空間部10にその開口部10aから入り込む筒蓋部6Aを有して前記ハウジング2に着脱可能に取付けられる押え部材で成り、前記筒蓋部6Aに形成される第2テーパ外周面6aと前記ハウジング2の内周面2aとの間に、前記軸心P方向で前記開口部10aに寄るほど前記軸心Pに対する径方向での断面積が減少する空間部分kが形成されており、前記弾性機構5の押圧付勢力による前記第2テーパ外周面6aとの当接の分力によって、前記シールリング3が前記内周面2aに押付けられて第2シール部Tを形成する第2テーパ内周面13が前記シールリング3に形成されていることを特徴とするものである。
従って、合成樹脂材によるクリーンで良好な漏れ防止機能が長続きして耐久性に優れ、よりトータル性能に優れるようになる。また、シールリングは合成樹脂製であるから、型成形が可能であって生産性に優れてコストダウンが可能となる利点もある。
その結果、シール対象流体の圧が比較的圧高い場合でもシール性の低下が殆どなく、流体機器におけるより一層の漏れ改善が可能となる軸封装置を提供することができる。
図1にプランジャポンプ(流体機器の一例)の駆動軸1に適用された軸封装置Aが示されている。ハウジング2には、軸心Pを有する駆動軸1が挿通配備されており、その駆動軸1とハウジングの筒状内周面2aとの間に形成される奥止り状の環状空間部(空間部の一例)10に軸封装置Aが設けられている。軸封装置Aは、弾性機構5と、アダプタ4と、シールリング3とが、この順で環状空間部10の奥から開口部10aに向けて収容配備されるとともに、開口部10aに蓋をすべく、ハウジング2の側周面2bにボルト9止めされる押え部材6を設けて構成されている。
(1)アダプタ4のテーパ内周面4dの先拡がり角αと、シールリング3のテーパ外周面8の先細り角θとに差(角度差)を設けてあるので、軸心P方向に作用する弾性機構5による押圧付勢力を容易に径方向に変換させることができ、外嵌筒部3Bと駆動軸1とによるシール部Sのシール性を合理的に高めることに成功している。
(2)押え部材6(筒蓋部6A)のテーパ外周面6cの傾斜角βと、シールリングのテーパ内周面13の傾斜角γとに差(角度差)を設けてあるので、軸心P方向に作用する弾性機構5による押圧付勢力を容易に径方向に変換させることができ、内嵌筒部3Cとハウジング2とによる第2シール部Tのシール性を合理的に高めることに成功している。
(4)流体機器がポンプである場合には、吐出圧力負荷時において、合成樹脂製シールリング3の変形が完全なまでに発生せず、吐出圧の変動が少なくなるため、高精度の吐出圧管理が可能となる。
(5)フッ素樹脂やポリアセタール樹脂は乳白色を呈する部品となり、黒色を呈するカーボン系合成樹脂品に比べてユーザーに好まれ易い。特に、シール対象流体が飲料用薬品や調味液体等、医薬品や食料品に関するものである場合はその傾向が強い。
弾性機構5によって軸心P方向に押されるシールリング3を、押え部材6の端面で単に受止めるだけの構成、即ち、内嵌部3C及び第2シール部Tが存在しない構造の軸封装置でも良い。この場合、シールリング3の断面形状は略L字形を呈する形状のものが好都合である。弾性機構5は、周方向の均等確度毎に配備される複数のコイルスプリングで成る構造や、その他の構造を採ることが可能である。駆動軸1は、回転する軸でも軸心P方向に往復移動する軸でも良い。
1a 外周面
2 ハウジング
3 シールリング
4 アダプタ
4d テーパ内周面
5 弾性機構
5a 皿バネ
6 受止め部、押え部材
6a 第2テーパ外周面
6A 筒蓋部
8 テーパ外周面
10 空間部
10a 開口部
13 第2テーパ内周面
P 軸心
S シール部
k 空間部分
Claims (3)
- 流体機器の駆動軸とこれを囲繞するハウジングとの間の空間部に、前記駆動軸の軸心方向で先細りするテーパ外周面を備えて前記駆動軸に外嵌される合成樹脂製のシールリングと、前記テーパ外周面に外接するテーパ内周面を備えるアダプタとが配置されるとともに、前記アダプタを前記軸心方向に押圧付勢して前記テーパ内周面と前記テーパ外周面との当接による分力により前記シールリングが前記駆動軸の外周面に押付けられてシール部を形成する弾性機構と、前記弾性機構の押圧付勢力が作用する前記シールリングを前記軸心方向で受止めるべく前記ハウジングに支持される受止め部とが装備されて構成され、
前記受止め部が、前記空間部にその開口部から入り込む筒蓋部を有して前記ハウジングに着脱可能に取付けられる押え部材で成り、前記筒蓋部に形成される第2テーパ外周面と前記ハウジングの内周面との間に、前記軸心方向で前記開口部に寄るほど前記軸心に対する径方向での断面積が減少する空間部分が形成されており、前記弾性機構の押圧付勢力による前記第2テーパ外周面との当接の分力によって、前記シールリングが前記内周面に押付けられて第2シール部を形成する第2テーパ内周面が前記シールリングに形成されている軸封装置。 - 前記弾性機構が、前記駆動軸に外嵌されて前記軸心方向に配列される複数の皿バネを有して構成されている請求項1に記載の軸封装置。
- 前記アダプタと前記ハウジングとが前記軸心方向へ相対移動可能に筒状嵌合されている請求項1又は2に記載の軸封装置。
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JP2010225707A JP5577212B2 (ja) | 2010-10-05 | 2010-10-05 | 軸封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010225707A JP5577212B2 (ja) | 2010-10-05 | 2010-10-05 | 軸封装置 |
Publications (2)
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JP2012077887A JP2012077887A (ja) | 2012-04-19 |
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ID=46238369
Family Applications (1)
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JP2010225707A Active JP5577212B2 (ja) | 2010-10-05 | 2010-10-05 | 軸封装置 |
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- 2010-10-05 JP JP2010225707A patent/JP5577212B2/ja active Active
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