JP5576459B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
更に、上述したような遊技とともに、画像や音声等を用いた演出を行って、遊技者の遊技に対する興味や関心を高めるようにした遊技機が使用されている。
このような演出を行う遊技機は、抽選処理により演出を実施するか否かが決定されるものがある。この場合、演出の実施が抽選により決定されるため、抽選の当否により演出の発生が偏ってしまう場合があり、たとえば演出が発生しない場合が続くと遊技者が退屈になってしまう。
特許文献1に記載された発明は、実施した各々の演出に設定された演出値を用いて演算値を算出し、所定の期間における演算値の累積値に対応した実施確率で演出を実施するか否かを定めている。
上記の問題点に鑑み、本願における請求項1記載の発明は、遊技者の遊技に対する興味を維持させることができるとともに、遊技者が抱く関心を高めることができる遊技機を提供することを目的とする。
更に、請求項2記載の発明は、高確率で演出を発生させることができる状態へ確実に移行させることができる遊技機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、遊技を1回ずつ実行する遊技機10において、前記遊技において発生する結果に応じた演出を発生させるか否かの抽選に用いる演出抽選確率を記憶する演出抽選テーブル230として、前記演出抽選確率が記憶されている発生テーブル232と、この発生テーブル232に記憶されている演出抽選確率よりも低い演出抽選確率が記憶されている抑制テーブル234とを有し、前記演出抽選テーブル230の演出抽選確率に基づいて演出を発生させるか否かの抽選をする演出発生抽選手段220と、前記演出発生抽選手段220が前記抽選に用いる前記演出抽選テーブル230として前記発生テーブル232を用いるか又は前記抑制テーブル234を用いるかを決定するための抑制カウンタ値を記憶する抑制カウンタ記憶手段240と、前記抑制カウンタ値を設定する抑制カウンタ設定手段245と、前記抑制カウンタ値が所定の閾値を超えていれば前記演出発生抽選手段220の抽選に用いる前記演出抽選テーブル230として前記抑制テーブル234を選択するとともに前記抑制カウンタ値が前記閾値以下であれば前記発生テーブル232を選択する演出抽選テーブル選択手段210とを備え、前記抑制カウンタ設定手段245は、前記抑制カウンタ値に前記遊技において発生する結果に応じた新たな数値を設定するか否かを決定するための抑制カウンタ再設定決定手段250と、1回の遊技が行われる毎に前記閾値以下の値へ向かって前記抑制カウンタ値を所定の値だけ減算する抑制カウンタ減算手段270とを備え、前記抑制カウンタ再設定決定手段250は、前記抑制カウンタ値に新たな数値を設定するか否かを決定するための抽選を行う抑制カウンタ設定抽選手段252を備え、前記抑制カウンタ設定手段245は、前記抑制カウンタ値が前記閾値を超えているときに前記抑制カウンタ値に新たな数値を設定するか否かを決定するための前記抑制カウンタ再設定決定手段250が前記抑制カウンタ設定抽選手段252による抽選の結果に基づき前記抑制カウンタ値に新たな数値を設定すると決定した場合は、前記抑制カウンタ再設定決定手段250により決定された新たな数値を、前記演出抽選テーブル選択手段210が参照する際の抑制カウンタ値として設定するものの、前記抽選の結果に応じた新たな抑制カウンタ値が遊技開始時の抑制カウンタ値より大きいときには、前記抑制カウンタ設定手段245は、前記抑制カウンタ再設定決定手段250が決定した数値を抑制カウンタ値として設定しないことを特徴とする。
本発明では、抑制カウンタ再設定決定手段250が、抑制カウンタ値を遊技において発生する結果に応じた数値に設定する。また、抑制カウンタ減算手段270は、所定の場合に1回の遊技が行われる毎に抑制カウンタ値を所定の値だけ減算する。
このため、遊技の回数に基づいて演出が発生し易くなる状態を生成し遊技者の興趣を維持することができる。さらに、演出が発生し易くなる状態を生成するまでの遊技回数と、遊技において発生する結果との関連づけをすることができる。このため、遊技者に対して、遊技において発生する結果が発生してから実際に演出が発生するまでの遊技の回数に関心を持たせることができ、遊技者の遊技に対する興味を維持させることができる。
かを決定するための抽選を行うため、遊技において発生する結果が複数回発生した場合、どの時点で発生した「遊技において発生する結果」が、「演出を発生し易くする状態を生成するまでの遊技回数」と関連づけられるかは抽選の結果次第となる。このため、遊技において発生する結果と、実際に演出が発生するまでの遊技の回数との関連性が複雑なものとなり、遊技において発生する結果が発生してから実際に演出が発生するまでの遊技の回数に対する遊技者が抱く関心を高めることができる。
請求項2記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、遊技を1回ずつ実行する遊技機10において、前記遊技において発生する結果に応じた演出を発生させるか否かの抽選に用いる演出抽選確率を記憶する演出抽選テーブル230として、前記演出抽選確率が記憶されている発生テーブル232と、この発生テーブル232に記憶されている演出抽選確率よりも低い演出抽選確率が記憶されている抑制テーブル234とを有し、前記演出抽選テーブル230の演出抽選確率に基づいて演出を発生させるか否かの抽選をする演出発生抽選手段220と、前記演出発生抽選手段220が前記抽選に用いる前記演出抽選テーブル230として前記発生テーブル232を用いるか又は前記抑制テーブル234を用いるかを決定するための抑制カウンタ値を記憶する抑制カウンタ記憶手段240と、前記抑制カウンタ値を設定する抑制カウンタ設定手段245と、前記抑制カウンタ値が所定の閾値未満であれば前記演出発生抽選手段220の抽選に用いる前記演出抽選テーブル230として前記抑制テーブル234を選択するとともに前記抑制カウンタ値が前記閾値以上であれば前記発生テーブル232を選択する演出抽選テーブル選択手段210とを備え、前記抑制カウンタ設定手段245は、前記抑制カウンタ値に前記遊技において発生する結果に応じた新たな数値を設定するか否かを決定するための抑制カウンタ再設定決定手段250と、1回の遊技が行われる毎に前記閾値以上の値へ向かって前記抑制カウンタ値を所定の値だけ加算する抑制カウンタ加算手段272とを備え、前記抑制カウンタ再設定決定手段250は、前記抑制カウンタ値に新たな数値を設定するか否かを決定するための抽選を行う抑制カウンタ設定抽選手段252を備え、前記抑制カウンタ設定手段245は、前記抑制カウンタ値が前記閾値未満であるときに前記抑制カウンタ値に新たな数値を設定するか否かを決定するための前記抑制カウンタ設定抽選手段252による抽選の結果に基づき前記抑制カウンタ値に新たな数値を設定すると決定した場合は、前記抑制カウンタ再設定決定手段250により決定された新たな数値を、前記演出抽選テーブル選択手段210が参照する際の抑制カウンタ値として設定するものの、前記抽選の結果に応じた新たな抑制カウンタ値が遊技開始時の抑制カウンタ値より小さいときには、前記抑制カウンタ設定手段245は、前記抑制カウンタ再設定決定手段250が決定した数値を抑制カウンタ値として設定しないことを特徴とする。
本発明では、抑制カウンタ再設定決定手段250が、抑制カウンタ値を遊技において発生する結果に応じた数値に設定する。また、抑制カウンタ加算手段272は、所定の場合に1回の遊技が行われる毎に抑制カウンタ値を所定の値だけ加算する。
このため、遊技の回数に基づいて演出が発生し易くなる状態を生成し遊技者の興趣を維持することができる。さらに、演出が発生し易くなる状態を生成するまでの遊技回数と、遊技において発生する結果との関連づけをすることができる。このため、遊技者に対して、遊技において発生する結果が発生してから実際に演出が発生するまでの遊技の回数に関心を持たせることができ、遊技者の遊技に対する興味を維持させることができる。
かを決定するための抽選を行うため、遊技において発生する結果が複数回発生した場合、どの時点で発生した「遊技において発生する結果」が、「演出を発生し易くする状態を生成するまでの遊技回数」と関連づけられるかは抽選の結果次第となる。このため、遊技において発生する結果と、実際に演出が発生するまでの遊技の回数との関連性が複雑なものとなり、遊技において発生する結果が発生してから実際に演出が発生するまでの遊技の回数に対する遊技者が抱く関心を高めることができる。
請求項1記載の発明によれば、遊技者の遊技に対する興味を維持させることができるとともに、遊技者が抱く関心を高めることができる遊技機を提供することができる。
更に請求項1記載発明では、高確率で演出を発生させることができる状態へ確実に移行させることができる遊技機を提供することができる。
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の方を向いて位置している遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前方向」とし、その逆方向を「後方向」とする。また、同様に、「左方向」や「右方向」等の左右方向も、遊技者から見た場合の左方向や、右方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した状態における遊技者から見た方向を意味する。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
表示窓16の奥には、3個の駆動モータによって図柄表示手段としてのリール62を回転させるためのリールユニット60が配置されている。
また、前扉14には、遊技者に役抽選の当選等を音や光や映像で報知させる報知手段が形成されている。この報知手段は、前扉14に配置されたスピーカー72と、液晶表示器84と、演出用ランプ78とを備えている。
液晶表示器84は、その画面に種々の映像を表示するための表示デバイスであり、動画を含んだ映像の表示を行うための演出ユニットを構成するものである。
演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部に配置された下部ランプ82とを備えている。
また、前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
操作部30の右側には、遊技媒体としてのメダルを投入するためのメダル投入口38が設けられている。また、前扉14の裏面における、メダル投入口38の裏側に相当する位置には、メダル投入口38に投入されたメダルを処理するためのメダル処理ユニットが設けられている。
また、メダル投入口38の下には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。この精算スイッチ36の左側には、操作により対応するリール62の回転を停止させるため、3個のリール62のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50の左側には、リール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。このスタートスイッチ40の上には、クレジットしたメダル数を3枚減じて3枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ34と、クレジットしたメダル数を1枚減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチ32とが設けられている。
そして、前扉14の下部には、貯留払出手段24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。
また、各リール62の表面には、図2に示すように、赤7、白7、青7、ベルA、ベルB、スイカ、リプレイ、チェリーに対応した図柄が記載されている。各リール62の表面には、最大21個の図柄が記載可能な箇所が設けられている。各図柄が記載可能な位置には、0から20までの数値からなるコマ番号が付与されている。なお、図中の空白部分には、いずれの図柄も記載されていない。
メイン制御部110は、遊技制御手段120、役抽選手段130、停止制御手段140、停止図柄判定手段150及び利益付与手段160の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
以上の構成をもって、メイン制御部110は、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
以上の構成をもって、演出制御部200は、遊技の状態に応じた演出を制御する手段として機能することとなる。
遊技制御手段120は、遊技を制御するためのものであって、メイン遊技を実行するためのものである。以下、本実施の形態による遊技について説明する。
メダル投入口38にメダルが投入される、また、ベットスイッチが操作されることにより、1回の遊技に必要な賭け数(規定数)が設定されると、1本の入賞ライン86(図1参照)が設定される。なお、本実施の形態に係る遊技機10は、規定数として3が設定されている。そして、規定数の賭け数が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、以降の賭け数の設定が不可能な状態となる。また、後述の役抽選手段130により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、3個すべてのリール62の回転が開始する。
その後に、3個のストップスイッチ50のうち1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応したリール62の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ50の操作を終えると、3個すべてのリール62の回転が停止する。
このとき、入賞ライン86上に所定の図柄の組み合わせが揃うと、当該図柄の組み合わせに対応した処理が行われる。
そして、次回の遊技のために、賭け数の設定が可能な状態となる。
ボーナス遊技は、特別役であるボーナス移行役に当選し、さらにボーナス移行役に対応した図柄の組み合わせが入賞ライン86上に揃うと、揃った遊技の次回の遊技から開始される遊技である。なお、ボーナス移行役は、当選時の遊技で入賞ライン86上にボーナス移行役に対応する図柄の組み合わせが揃わなくても、次回の遊技以降、入賞ライン86上にボーナス移行役に対応する図柄の組み合わせが揃うまでボーナス移行役に当選した状態が有効であるが、その他の役は、当選時の遊技で入賞ライン86上に役に対応する図柄の組み合わせが揃わなければ、次回の遊技以降は無効となる。なお、ボーナス移行役に当選した次回の遊技から、入賞ライン86上にボーナス移行役に対応する図柄の組み合わせが揃う遊技までの間を「内部当たり状態」という。ボーナス遊技は、ボーナス遊技へ移行していない遊技に比べ小役の当選確率が高くなるように設定されており、このため、通常遊技よりも遊技者に大きな利益が付与される可能性が高い遊技である。ボーナス遊技は、ボーナス遊技中の遊技者への払い出したメダルの総枚数が予め設定された枚数を超えたときに終了する。
役抽選手段130は、メイン制御部110が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選(役抽選)を行うためのものである。
まず、本実施の形態の「役」について、図4を用いて、説明をする。
本実施の形態では、役として、大別すると、特別役(遊技状態の移行を伴う役)、小役(メダルの払い出しを伴う役)、再遊技役(遊技者所有のメダルを使用することなく次回の遊技を開始可能とする役)が設けられている。特別役としては、図4(1)に示すように、「ボーナス」が設けられている。また、小役としては、図4(2)〜(4)に示すように、「ベル1」〜「ベル8」、「スイカベル1」〜「スイカベル6」、「スイカナナ1」〜「スイカナナ3」、「チェリー」が設けられている。また、再遊技役としては、図4(5)に示すように、「リプレイ」が設けられている。なお、役に対応した図柄の組み合わせについては、後述する。
役抽選用乱数発生手段は、役抽選用の乱数を、所定の範囲内で発生させるためのものである。本実施の形態では、役抽選用乱数発生手段は、発振回路と、この発振回路が発生させたクロック信号をカウントするカウンタ回路によって構成されており、0〜16383の範囲で役抽選用の乱数を発生させる。
役抽選用乱数抽出手段は、役抽選用乱数発生手段が発生させた乱数を、所定の契機で抽出するためのものである。本実施の形態では、スタートスイッチ40の操作を契機に役抽選用乱数発生手段が発生させた乱数を抽出する。
役抽選判定手段は、役抽選用乱数抽出手段が抽出した乱数と、役抽選用抽選データ選択手段が選択した役抽選用抽選データとを照合して、当選か否かの判定を行うためのものである。本実施の形態では、役抽選判定手段は、役抽選用乱数抽出手段が抽出した乱数の値から役抽選用抽選データ選択手段が選択する役抽選用抽選データの値を順次減算し、減算の結果が0を下回ると、役抽選用乱数抽出手段が抽出した乱数が役抽選用抽選データ選択手段により選択された役抽選用抽選データの当選領域に属するため、当選と判定する。また、役抽選判定手段は、役抽選用抽選データ選択手段が選択する最後の役抽選用抽選データによっても当選と判定しない場合にはハズレと判定する。
具体的には、例えば、図5(1)に示す、当選役グループ「重複ボーナス」は、チェリー及びボーナスの役が対応付けられている。そして、役抽選手段130は、当選役グループ「重複ボーナス」に当選したと判定すると、役抽選結果は、チェリー及びボーナスに重複当選(同時当選)となる。
また、図5(1)に示すとおり、当選役グループ「重複ボーナス」に対応する特別遊技用の役抽選用抽選データには「0」が設定されている。このため、メイン遊技の遊技状態が特別遊技状態の場合、「ボーナス」に当選することはない。また、同様に、図5(3)に示すとおり、メイン遊技の遊技状態が特別遊技状態の場合、「リプレイ」に当選することもない。
また、本実施の形態では、当選役グループ「左押しベル1」、「左押しベル2」、「中押しベル1」、「中押しベル2」、「右押しベル1」、「右押しベル2」の6種類の当選グループを総称して「ベル系当選役グループ」という。また、当選役グループ「スイカナナ1」、「スイカナナ2」、「スイカナナ3」の3種類を総称して「スイカ系当選役グループ」という。また、ベル系当選役グループおよびスイカ系当選役グループを用いて、当選役グループを分類することを「大分類」という。
また、停止制御手段140は、役抽選手段130による役抽選の結果、いずれかの役に当選している場合には、停止制御手段140は、当選した役(当選役)に対応した図柄の組み合わせがなるべく入賞ライン86上に停止するように、所定の引込み可能な範囲で、当選役に対応した各リール62の図柄を入賞ライン86上に停止させる。本実施の形態では、遊技者がストップスイッチ50を操作したときに入賞ライン86上を通過している図柄と、そこから4個(コマ)分の図柄までを、入賞ライン86上に停止可能としている。つまり、遊技者がストップスイッチ50を操作したタイミングで引き込み可能な範囲は5コマ(最大滑りコマ数は4コマ)に設定されている。
また、停止制御手段140は、役抽選手段130による役抽選の結果、複数の小役に同時に当選している場合は、最初に停止操作がされたストップスイッチ50がいずれであるかによって、優先的に入賞ライン86上に停止させる役が予め定められている。
また、停止制御手段140は、当選役以外の役の図柄の組み合わせが入賞ライン86上に停止しないように、各リール62の回転を停止させる。
以下、図4および図5を用いて、具体的に説明する。
図4に本実施の形態の「役」と役に対応した図柄の組み合わせとの関係を示す。なお、図4中の「左リール」、「中リール」、「右リール」は、各リール62の入賞ライン86上の図柄を示す。また、図中の「(ANY)」は、いずれの図柄でも良いことを示す。
図5に示す当選役グループ「重複ボーナス」に当選した場合について説明する。当選役グループ「重複ボーナス」に当選した場合、当選役は「ボーナス」及び「チェリー」である。このとき、停止制御手段140は、小役である「チェリー」よりも、特別役である「ボーナス」を優先的に入賞ライン86上に揃える。当選役「ボーナス」に対応する図柄の組み合わせは、「左リール」、「中リール」、「右リール」のいずれも「赤7」の図柄であることから、停止制御手段140は、すべてのリール62について、入賞ライン86上に「赤7」の図柄がなるべく停止するように、各リール62の回転を停止させる。ここで、左リール64には、「赤7」の図柄が1個しか記載されていない。つまり、「赤7」の図柄が記載されている間隔は、引き込み可能範囲より大きな間隔である。このため、遊技者がストップスイッチ50を操作したとき、左リール64の回転位置によっては、「赤7」の図柄を入賞ライン86上に停止させることができない。この場合、停止制御手段140は、同時に当選している小役「チェリー」に対応する図柄である図柄「チェリー」が入賞ライン86上になるべく停止するように左リール64の回転を停止させる。ここで、図柄「チェリー」も、引き込み可能範囲より大きな間隔で記載されているため、遊技者がストップスイッチ50を操作したときに左リール64の回転位置によっては、「チェリー」の図柄を入賞ライン86上に停止させることができない。この場合は、「赤7」及び「チェリー」以外の図柄を入賞ライン86上に停止させる。また、中リール66または右リール68に対応するストップスイッチ50が操作された場合、停止制御手段140は、「赤7」の図柄が入賞ライン86上に引き込み可能範囲内であれば「赤7」の図柄を入賞ライン86上に停止させ、「赤7」の図柄が入賞ライン86上に引き込み可能範囲内でなければ、「赤7」以外の図柄を入賞ライン86上に停止させる。
押し順付き当選役グループは、いずれも、図4(2)に示す小役を組み合わせて構成される。図5に示すとおり、押し順付き当選役グループに当選した場合には、「ベル1」〜「ベル8」に同時に当選し、かつ、「スイカベル1」〜「スイカベル6」のいずれかと同時に当選する。押し順付き当選役グループに当選した場合、停止制御手段140は、最初に停止操作がされたストップスイッチ50がいずれであるかによって、「ベル1」〜「ベル8」の役を構成する図柄を優先的に入賞ライン86上に停止させるか、「スイカベル1」〜「スイカベル6」のいずれかの役を構成する図柄を優先的に入賞ライン86上に停止させるか、が予め定められている。当選役グループと最初に停止操作がされたストップスイッチ50(「第1停止」)と入賞ライン86上に優先的に引き込む役(「入賞役」)との関係を、図5(2)に示す。ここで、「ベル1」〜「ベル8」を構成する図柄は、「ベルA」または「ベルB」であるが、「ベルA」または「ベルB」の図柄は、図2に示すとおり、各リール62において、引き込み可能範囲内の間隔で「ベルA」または「ベルB」のいずれかが記載されている。このため、「ベル1」〜「ベル8」に同時に当選した場合には、ストップスイッチ50の操作タイミングがどのようなタイミングであっても、入賞ライン86上に「ベル1」〜「ベル8」のいずれかの役の図柄の組み合わせを揃えることができる。一方、「スイカベル1」に対応する図柄の組み合わせは、図4(2)に示すとおり、「ベルA−スイカ−スイカ」であるが、図2に示すとおり、左リール64において、図柄「ベルA」は、引き込み可能範囲内の間隔で記載されていないため、左リール64に対応するストップスイッチ50の操作タイミングによっては、停止制御手段140は「ベルA」を入賞ライン86上に停止させることができず、「スイカベル1」に対応する図柄の組み合わせを入賞ライン86上に揃えることができない。「スイカベル2」〜「スイカベル6」についても同様である。
また、当選役「チェリー」が入賞ライン86上に揃った場合、遊技者は、当選役「ボーナス」に同時当選しているのではないかという期待感を抱く。当選役グループ「重複ボーナス」に当選した場合も、当選役「チェリー」が入賞ライン86上に揃うことがあるからである。
停止図柄判定手段150は、メイン制御部110が備える手段であり、すべてのリール62が停止した際における入賞ライン86上の図柄の組み合わせと役に対応する図柄の組み合わせ(図4)とを比較して、一致した場合には入賞と判定するためのものである。
また、利益付与手段160は、停止図柄判定手段150により、再遊技役が入賞していると判定されると、その旨をメイン制御部110のRAMに記憶する。そして、メイン制御部110は、次回の遊技のための賭け数の設定が可能な状態となった後、自動的に賭け数を設定することにより、遊技者所有のメダルを使用しなくても遊技を可能とする。
演出制御部200は、所定の演出を実行することが決定された場合に演出を実行するためのものである。
演出抽選テーブル230は、少なくとも遊技において発生する結果に応じた演出を発生させるか否かの抽選に用いる演出抽選確率を記憶するものである。本実施の形態の演出抽選テーブル230を、図6(1)および図6(2)に示す。図示のとおり、演出抽選テーブル230は、抑制テーブル234と発生テーブル232とがある。また、演出抽選テーブル230は、当選役グループ毎に設けられている。また、各演出抽選テーブル230は、演出の態様を決定するための演出用抽選データを備えている。具体的には、演出を実行しない「演出なし」に対応した演出用抽選データと、演出パターンAの演出を実行する「演出A」に対応した演出用抽選データと、演出パターンBの演出を実行する「演出B」に対応した演出用抽選データと、演出パターンCの演出を実行する「演出C」に対応した演出用抽選データとを備えている。なお、演出パターンは、演出の態様を特定するもので、演出パターン毎に異なる演出の態様が規定されている。
また、演出用抽選データは、演出を実行するか否かを決定するための演出行否決定用抽選データと、演出を実行する場合にいずれの演出パターンの演出を実行するかを選択するための演出選択用抽選データとを備えている。本実施の形態では、演出行否決定用抽選データは、「演出なし」に対応する演出用抽選データと、「演出A」、「演出B」、「演出C」に対応する演出用抽選データとが相当する。また、演出選択用抽選データは、「演出A」、「演出B」、「演出C」に対応する演出用抽選データが相当する。
演出発生抽選手段220は、演出抽選用乱数発生手段と、演出抽選用乱数抽出手段と、演出抽選用抽選データ選択手段と、演出抽選判定手段とを備えている。
演出抽選用乱数発生手段は、演出抽選用の乱数を、所定の範囲内で発生させるためのものである。本実施の形態では、演出抽選用乱数発生手段は、発振回路と、この発振回路が発生させたクロック信号をカウントするカウンタ回路によって構成されており、0〜255の範囲で演出抽選用の乱数を発生させる。
演出抽選用抽選データ選択手段は、後述の演出抽選テーブル選択手段210が選択した演出抽選テーブル230のうち役抽選手段130による役抽選の結果に応じた演出抽選テーブル230を選択する。また、選択した演出抽選テーブル230中の演出行否決定用抽選データを、「演出なし」用の演出用抽選データ、「演出A」用の演出用抽選データ、「演出B」用の演出用抽選データ、「演出C」用の演出用抽選データの順に順次選択するためのものである。
以上により、演出発生抽選手段220は、「演出なし」に対応する演出行否決定用抽選データに当選すると、演出抽選の結果として演出を発生しないとする。また、演出発生抽選手段220は、「演出A」、「演出B」、「演出C」に対応する演出行否決定用抽選データに当選すると、演出抽選の結果として演出を発生するとする。
抑制カウンタ記憶手段240は、演出発生抽選手段220が抽選に用いる演出抽選テーブル230として発生テーブル232を用いるか又は抑制テーブル234を用いるかを決定するための抑制カウンタ値を記憶するためのものである。抑制カウンタ記憶手段240は、演出制御部200のRAM上の所定の記憶領域に形成されている。なお、抑制カウンタ記憶手段240は、電源スイッチが操作され、電源が投入されたときに初期化される。このとき、演出制御部200により、抑制カウンタ値に初期値が設定される。本実施の形態では、この初期値は、「0」である。
また、演出抽選テーブル選択手段210は、抑制カウンタ値が所定の閾値を超えていれば演出発生抽選手段220の抽選に用いる演出抽選テーブル230として抑制テーブル234を選択するとともに抑制カウンタ値が閾値以下であれば発生テーブル232を選択するためのものである。本実施の形態では、閾値は「0」を採用している。すなわち、演出抽選テーブル選択手段210は、抑制カウンタ値が「0」を超えていれば抑制テーブル234を選択し、「0」以下であれば発生テーブル232を選択するものである。
図6(3)は、カウンタ設定抽選用抽選テーブルを示している。図中の「書換なし」は、抑制カウンタ値を書き換えないことを示す。また、「0」は抑制カウンタ値に「0」を設定することを示す。「2」、「3」、「8」、「10」、「15」は、「0」と同様に、それぞれ対応する数値を抑制カウンタ値に設定することを示す。
設定行否決定用抽選データは、「書換なし」に対応するカウンタ設定用抽選データとして0より大きい値が設定されており、かつ、「書換なし」以外に対応するカウンタ設定用抽選データとして0より大きい値が設定されている。具体的には、当選役グループが「左押しベル1」に対応するカウンタ設定抽選用抽選テーブルの「書換なし」に対応するカウンタ設定用抽選データと、「8」、「10」、「15」に対応するカウンタ設定用抽選データが相当する。また、図6(3)に示すカウンタ設定抽選用抽選テーブルのうち、当選役グループが「左押しベル2」、「中押しベル1」、「中押しベル2」、「右押しベル1」、「右押しベル2」、「スイカナナ1」、「スイカナナ2」、「スイカナナ3」に対応するカウンタ設定抽選用抽選テーブルのカウンタ設定用抽選データにも設定行否決定用抽選データが含まれている。
また、書換なし選択用抽選データは、「書換なし」に対応するカウンタ設定用抽選データのみに対して「0」より大きい値が設定されている。具体的には、当選役グループが「リプレイ」、「ハズレ」に対応するカウンタ設定抽選用抽選テーブルのカウンタ設定用抽選データが相当する。
抑制カウンタ再設定決定手段250は、抑制カウンタ値に遊技において発生する結果に応じた新たな数値を設定するか否かを決定するためのものである。
抑制カウンタ再設定決定手段250は、メイン遊技結果判定手段254と、抑制カウンタ設定抽選手段252と、カウンタ値選択抽選手段256と、カウンタ設定手段260と、カウンタ無設定手段258とを備えている。
抑制カウンタ設定抽選手段252は、抑制カウンタ値に新たな数値を設定するか否かを決定するための抽選(設定抽選)を行うためのものである。
抑制カウンタ設定抽選手段252は、設定抽選用乱数発生手段と、設定抽選用乱数抽出手段と、設定抽選用抽選データ選択手段と、設定抽選判定手段とを備えている。
設定抽選用乱数抽出手段は、設定抽選用乱数発生手段が発生させた乱数を、所定の契機で抽出するためのものである。本実施の形態では、設定抽選用乱数抽出手段は、演出抽選用乱数抽出手段を兼用して利用している。このため、演出抽選用乱数抽出手段と同様、スタートスイッチ40の操作を契機に設定抽選用乱数発生手段が発生させた乱数を抽出する。
設定抽選判定手段は、設定抽選用乱数抽出手段が抽出した乱数と、設定抽選用抽選データ選択手段が選択した設定抽選用抽選データとを照合して、当選か否かの判定を行うためのものである。本実施の形態では、設定抽選判定手段は、設定抽選用乱数抽出手段が抽出した乱数の値から設定抽選用抽選データ選択手段が選択する設定行否決定用抽選データの値を順次減算し、減算の結果が0を下回ると、設定抽選用乱数抽出手段が抽出した乱数が設定抽選用抽選データ選択手段により選択された設定行否決定用抽選データの当選領域に属するため、当選と判定する。
カウンタ値選択抽選手段256は、抑制カウンタ設定抽選手段252により、抑制カウンタ値に新たな数値を設定すると決定された場合に、いずれの数値を選択するかを抽選により選択するためのものである。本実施の形態では、前述の数値選択用抽選データを用いて、いずれの数値を選択するかを抽選するものである。ここで、本実施の形態では、数値選択用抽選データは、前述の設定行否決定用抽選データを兼用している。このため、抑制カウンタ設定抽選手段252による抽選結果が、カウンタ値選択抽選手段256による抽選結果となる。具体的には、抑制カウンタ設定抽選手段252による抽選結果が、「2」に対応する設定行否決定用抽選データに当選であれば、カウンタ値選択抽選手段256による抽選結果は、抑制カウンタ値に「2」を設定するという結果になる。また、抑制カウンタ設定抽選手段252による抽選結果が、「0」、「3」、「8」、「10」、「15」に対応する設定行否決定用抽選データに当選であった場合についても同様である。
本実施の形態では、メイン遊技結果判定手段254による判定結果が当選役グループ「チェリー」に当選であると、特定の結果となる。
また、本実施の形態では、カウンタ設定手段260は、抑制カウンタ設定抽選手段252の機能を利用して実現されている。具体的には、メイン遊技結果判定手段254は、役抽選手段130による役抽選の結果が当選役グループ「チェリー」に当選であると判定すると、当選役グループ「チェリー」に対応したカウンタ設定抽選用抽選テーブルを選択する。当選役グループ「チェリー」に対応したカウンタ設定抽選用抽選テーブルには、カウンタ設定用抽選データとして固定数値選択用抽選データが設定されているため、抑制カウンタ設定抽選手段252による設定抽選の結果、「抑制カウンタの値に0を設定する」と決定される。また、固定数値選択用抽選データには、特定の抑制カウンタ値として閾値以下である「0」が設定されている。このため、固定数値選択用抽選データを用いた抽選の結果、抑制カウンタの値は閾値以下となる。
また、本実施の形態では、カウンタ無設定手段258は、抑制カウンタ設定抽選手段252の機能を利用して実現されている。具体的には、メイン遊技結果判定手段254は、役抽選手段130による抽選の結果が当選役グループ「リプレイ」に当選であると判定すると、当選役グループ「リプレイ」に対応したカウンタ設定抽選用抽選テーブルを選択する。当選役グループ「リプレイ」に対応したカウンタ設定抽選用抽選テーブルには、カウンタ設定用抽選データとして書換なし選択用抽選データが設定されているため、抑制カウンタ設定抽選手段252による抽選の結果、「抑制カウンタの値に新たな値を設定しない」と決定される。また、メイン遊技結果判定手段254により、役抽選手段130による抽選の結果が「ハズレ」であると判定された場合も、同様である。
演出装置駆動手段280は、演出発生抽選手段220による抽選の結果、演出を発生させると決定された場合は、演出選択抽選手段225により選択された演出パターンに応じた演出を、液晶表示器84、スピーカー72及び演出用ランプ78の報知手段により実行するためのものである。本実施の形態では、演出用ランプ78を駆動するためのLED駆動回路(図示せず)に対してLEDの点灯や消灯を規定するデータを出力したり、スピーカー72から音を出力するための音声出力回路(図示せず)に対して出力する音声を規定するデータを出力したり、液晶表示器84を駆動するための液晶制御基板(図示せず)に対して出力する映像データを規定するデータを出力したりする。
先ず、ステップ100において、賭け数として規定数が設定されたか否かが判定される。具体的にはメイン制御部110により、当該遊技の賭け数として設定されているメダルの枚数が規定数に達しているか否かの判定が行われる。本実施の形態では、規定数は、3枚である。このため、賭け数として3枚が設定されていると判定した場合には、次のステップ101に進む。一方、賭け数として3枚が設定されていないと判定した場合には再度ステップ100となる。
ステップ102において、役抽選手段130により、役抽選処理が行われる。また、このとき、役抽選の結果がメイン制御部110から演出制御部200へ通知される。役抽選処理が終了すると、次のステップ103に進む。
ステップ104において、演出制御部200により、演出発生処理が行われる。具体的には、前記演出設定処理において決定された演出がある場合には当該演出が実行され、演出なしの場合には演出は実行されない。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、リールユニット60におけるリール62の回転処理が行われる。リール62が所定の回転速度に達した後、次のステップ106に進む。
ステップ107において、停止制御手段140により、各リール62の回転を停止させるリール回転停止処理が行われる。リール回転停止処理が終わると、次のステップ108に進む。
ステップ108において、メイン制御部110により、全てのリール62の回転を停止させたか否かが判定される。全てのリール62の回転を停止させたと判定された場合、次のステップ109に進み、全てのリール62の回転を停止させていないと判定された場合、ステップ106に戻る。
ステップ110において、利益付与手段160により、停止図柄判定手段150の判定結果に対応した処理が行われる。そして、この処理が終わると、1回の遊技が終了し、メイン制御部110により、次回の遊技のために賭け数の設定が可能な状態とされる。
図8に示すフローチャートに基づいて、上記ステップ103の演出設定処理について説明する。
ステップ201において、演出抽選テーブル選択手段210により、演出抽選テーブル230として抑制テーブル234が選択される。そして、次のステップ203に進む。
一方、前記ステップ200で抑制カウンタ値が0を超えていないと判定された場合は、ステップ202において、演出抽選テーブル選択手段210により、演出抽選テーブル230として発生テーブル232が選択される。そして、次のステップ203に進む。
ステップ204において、抑制カウンタ減算手段270により抑制カウンタ値の減算処理が行われる。具体的には、抑制カウンタ値が1だけ減算される。なお、減算前の抑制カウンタ値が0であれば抑制カウンタ減算手段270による抑制カウンタ値の減算処理は行われない。そして、次のステップ205に進む。
ステップ206において、抑制カウンタ設定手段245により、抑制カウンタ再設定決定手段250により新たな抑制カウンタ値の設定が行われるか否かが判定される。抑制カウンタ再設定決定手段250により新たな抑制カウンタ値の設定が行われる場合には、次のステップ207に進み、抑制カウンタ再設定決定手段250により新たな抑制カウンタ値の設定が行われない場合には、当該演出設定処理が終了する。
ステップ207において、抑制カウンタ再設定決定手段250により、新たな抑制カウンタ値が設定(変更)される。このステップ207において、設定される新たな抑制カウンタ値は、演出抽選テーブル選択手段210が参照する際の抑制カウンタ値となる。そして、当該演出設定処理が終了する。
図9に示すテーブルの縦列の欄は、左側から順に、ゲーム数(遊技数)、役抽選手段130の役抽選の結果、抑制カウンタ値、演出抽選テーブルの種類(発生テーブル232、抑制テーブル234)、演出発生抽選手段220および演出選択抽選手段225による演出用の抽選の結果、演出実行状態、カウンタ更新の内容が記載されている。なお、図9中の下向き矢印は、この矢印が記載されている欄の内容が上欄に記載されている内容と同一の内容であることを意味する。
同様にゲーム数3から11まで抑制テーブル234が使用され、抑制カウンタ減算手段270により抑制カウンタ値が1ずつ減算された結果、9、8、・・・、2、1と1ずつ減少している。ゲーム数12において、役抽選の結果、左押しベル2に当選し、抑制カウンタ値が0となって、発生テーブル232が使用されている。その発生テーブルを使用した演出発生抽選手段220による演出抽選の結果、演出を発生させることが決定し、演出選択抽選手段225により演出Bが選択され、演出Bに対応した演出パターンの演出が実行されている。また、抑制カウンタ設定抽選手段252による設定抽選の結果、抑制カウンタ値に新たな数値を設定することが決定し、カウンタ値選択抽選手段256により「15」が選択されている。
そして、ゲーム数20でその発生テーブル232を用いた抽選で演出Bに当選して演出Bに対応した演出パターンの演出が実行される。
ゲーム数26では、役抽選の結果、チェリーに当選している。このチェリーはボーナスとの重複当選の可能性があるため、カウンタ設定手段260により、抑制カウンタ値が0に書き換えられるように設定されている(図6(3)参照)。これにより、次のゲーム数27で発生テーブル232が採用されて、その後、その発生テーブル232を用いた抽選で演出を発生させて、遊技者の期待感を高めることができるように形成されている。
本実施の形態では、抑制カウンタ再設定決定手段250が、抑制カウンタ値を遊技において発生する結果に応じた数値に設定する。また、抑制カウンタ減算手段270は、1回の遊技が行われる毎に抑制カウンタ値を所定の値だけ減算する。
このため、遊技の回数に基づいて演出が発生し易くなる状態を生成し遊技者の興趣を維持することができる。さらに、演出が発生し易くなる状態を生成するまでの遊技回数と、遊技において発生する結果との関連づけをすることができる。このため、遊技者に対して、遊技において発生する結果が発生してから実際に演出が発生するまでの遊技の回数に関心を持たせることができ、遊技者の遊技に対する興味を維持させることができる。
本実施の形態では、抑制カウンタ再設定決定手段250は、抑制カウンタ値が閾値0を超えているときに抑制カウンタ値の数値を新たな抑制カウンタ値に設定可能なものである。このため、遊技において発生する結果の発生後、抑制カウンタ値が閾値0以下になるまで待つことなく、適切な時期に遊技において発生する結果を抑制カウンタ値に反映することができる。
本実施の形態では、図6(3)に示すように、当選役グループの前記大分類ごとに、抑制カウンタ値の数値の組合せが異なるように設定されている。このため、抑制カウンタ設定抽選手段252が設定する抑制カウンタ値の数値は、前記大分類ごとに、予め定められた複数の異なる数値のうちから決定されるものとなり、大分類ごとに、抑制カウンタ値の数値の組合せは異なるものとなる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、閾値が0に設定され、1回の遊技が行われる毎にその抑制カウンタ値が1ずつ減算される。抑制カウンタ値が閾値0を超えていれば抑制テーブルが選択され、閾値0以下になれば発生テーブルが選択されていた。
その他の構成は、第1の実施の形態と略同様であって、同様の作用及び効果を奏する。
以下、第1の実施の形態と異なる点を主に説明する。
本実施の形態では、第1の実施の形態の図1、図2、図4、図5、図7は、同一であってそのまま使用される。図3は抑制カウンタ減算手段270が抑制カウンタ加算手段272に変更されるだけなので省略する。
本実施の形態に係る演出抽選テーブル選択手段210は、抑制カウンタ値が閾値15未満であれば演出発生抽選手段220の抽選に用いる演出抽選テーブル230として抑制テーブル234を選択するとともに抑制カウンタ値が閾値15以上であれば発生テーブル232を選択するものである。
本実施の形態では、図3に示す第1の実施の形態の抑制カウンタ減算手段270の代わりに、抑制カウンタ加算手段272が設けられている。この抑制カウンタ加算手段272は、1回の遊技が行われる毎に閾値15以上の値へ向かって抑制カウンタ値を所定の値(具体的には1)だけ加算する。
カウンタ設定手段260は、メイン遊技結果判定手段254による判定結果が、特定の結果であると、抑制カウンタ値を閾値以上とする。また、それ以外の構成は、第1の実施の形態と同様である。
(作用及び効果)
本実施の形態では、抑制カウンタ再設定決定手段250が、抑制カウンタ値を遊技において発生する結果に応じた数値に設定する。また、抑制カウンタ加算手段272は、所定の場合に1回の遊技が行われる毎に抑制カウンタ値を所定の値(具体的には1)だけ加算する。
また、抑制カウンタ設定抽選手段252は、抑制カウンタ値に新たな数値を設定するか否かを決定するための抽選を行うため、遊技において発生する結果が複数回発生した場合、どの時点で発生した「遊技において発生する結果」が、「演出を発生し易くする状態を生成するまでの遊技回数」と関連づけられるかは抽選の結果次第となる。このため、遊技において発生する結果と、実際に演出が発生するまでの遊技の回数との関連性が複雑なものとなり、遊技において発生する結果が発生してから実際に演出が発生するまでの遊技の回数に対する遊技者が抱く関心を高めることができる。
また、抑制カウンタ値が閾値15未満であるため演出が抑制されている状態の遊技の回数は、抑制カウンタ値に数値が設定されてから新たな抑制カウンタ値に設定されるまでの遊技の回数と新たな抑制カウンタ値に設定された後に抑制カウンタ値が閾値15以上になるまでの遊技の回数とを合算した遊技の回数になる。これにより、抑制カウンタ値が意外性のある値に設定される。このため、遊技において発生する結果と、実際に演出が発生するまでの遊技の回数との関連性が複雑なものとなり、遊技者に対して遊技において発生する結果が発生してから実際に演出が発生するまでの遊技の回数に対してより一層の関心を持たせることができる。
本実施の形態では、図10(3)に示すように、当選役グループの前記大分類(ベル系当選役グループ、スイカ系当選役グループ、当選役グループ「チェリー」)ごとに、抑制カウンタ値の数値の組合せが異なる。具体的には、ベル系当選役グループでは、抑制カウンタ値が0、5又は7に設定され、スイカ系当選役グループでは、抑制カウンタ値が7、12又は13に設定され、当選役グループ「チェリー」では、抑制カウンタ値が15に設定されている。このため、抑制カウンタ設定抽選手段252が設定する抑制カウンタ値の数値は、前記大分類ごとに、予め定められた複数の異なる数値のうちから決定されるものとなり、大分類ごとに、抑制カウンタ値の数値の組合せは異なるものとなる。
上述した第1及び第2の実施の形態で閾値は、0と、15とに設定されていたが、特にこの数値に限定されるものではなく、他の数値に設定してもよいものである。また、閾値は、予め定めた固定されているものであったが、所定の契機で、抽選等によりランダムに設定してもよく、又は予め定めた順番等により変動させるようにしてもよい。
第1の実施の形態では、抑制カウンタ設定手段245は、抑制カウンタ再設定決定手段250が抑制カウンタ値に新たな数値を設定すると決定した場合、演出抽選テーブル選択手段210が参照する際の抑制カウンタ値(参照用抑制カウンタ値)として、抑制カウンタ再設定決定手段250が決定した数値を無条件に設定していた。
本実施の形態は、参照用抑制カウンタ値を増やす変更をしないものである。本実施の形態では、第1の実施の形態の図8の代わりに、図13が用いられる。その他の構成や作用効果等は、第1の実施の形態と同様のものである。
ステップ407において、抑制カウンタ設定手段245により抑制カウンタ値が閾値0を超えているか否かが判定される。抑制カウンタ設定手段245により抑制カウンタ値が閾値0を超えていると判断された場合は、次のステップ408に進み、抑制カウンタ値が閾値0を超えていないと判断された場合は、ステップ409に進む。
ステップ408において、抑制カウンタ設定手段245により、抑制カウンタ再設定決定手段250が設定すると決定した新たな抑制カウンタ値が、ステップ404における減算後の抑制カウンタ値より小さければ、次のステップ409に進み、抑制カウンタ再設定決定手段250が設定すると決定した新たな抑制カウンタ値が、ステップ404における減算後の抑制カウンタ値と同じであったり、抑制カウンタ再設定決定手段250が設定すると決定した新たな抑制カウンタ値が、ステップ404における減算後の抑制カウンタ値より大きければ、当該処理が終了し、ステップ404にて減算処理された抑制カウンタ値が、それ以降もそのまま抑制カウンタ値として使用される(当該抑制カウンタ値が、次回の遊技において、演出抽選テーブル選択手段210が参照する際の抑制カウンタ値となる)。
なお、ステップ408では「不等号」の記号のみで「等号」の記号が記載されていないが、「不等号のみ」に代えて「不等号及び等号」の両方の記号を記載してもよい。具体的にはたとえば遊技開始時の抑制カウンタ値が「4」のときに、1だけ減算した値「3」と、抽選による新たな抑制カウンタ値「3」とが同一となるような場合には、いずれのルートが選択されても、抑制カウンタ値は結果として同じ数値「3」となる。このため、本実施の形態ように、「不等号のみ」にして減算処理の結果、当該数値「3」になったとしてもよく、また、「不等号及び等号」にして新たな抑制カウンタ値「3」を選択したことによって当該数値「3」になったとすることもできる。
本実施の形態では、ステップ408において、新たな抑制カウンタ値が、ステップ404の減算後のカウンタ値より小さいときには、抑制カウンタ設定手段245は、ステップ409を経て抑制カウンタ再設定決定手段250が決定した数値を新たな抑制カウンタ値として設定する。すなわち、新たな抑制カウンタ値が、ステップ404の減算後のカウンタ値以上であるときには、抑制カウンタ設定手段245は、ステップ409を経ずに抑制カウンタ再設定決定手段250が決定した数値を抑制カウンタ値として設定しない。ここで、判断条件はこれに限定されるものではなく、たとえば、抑制カウンタ設定手段245は、ステップ408において、新たな抑制カウンタ値が、ステップ404の減算前の遊技開始時の抑制カウンタ値より大きいときには、ステップ409を経ずに、抑制カウンタ再設定決定手段250が決定した数値を抑制カウンタ値として設定しないようにしてもよいものである。
第2の実施の形態では、抑制カウンタ設定手段245は、抑制カウンタ再設定決定手段250が抑制カウンタ値に新たな数値を設定すると決定した場合、演出抽選テーブル選択手段210が参照する際の抑制カウンタ値として、抑制カウンタ再設定決定手段250が決定した数値を無条件に設定していた。
本実施の形態では、第2の実施の形態において抑制カウンタ値の減らす変更をしないものである。本実施の形態は、第2の実施の形態の図11の代わりに、図14が用いられる。その他の構成や作用効果等は、第2の実施の形態と同様のものである。
ステップ507において、抑制カウンタ設定手段245により抑制カウンタ値が閾値15未満か否かが判定される。抑制カウンタ設定手段245により抑制カウンタ値が閾値15未満であると判断された場合は、次のステップ508に進み、抑制カウンタ値が閾値15以上であると判断された場合は、ステップ509に進む。
ステップ508において、抑制カウンタ設定手段245により、抑制カウンタ再設定決定手段250が設定すると決定した新たな抑制カウンタ値が、ステップ504における加算後の抑制カウンタ値より大きいときは、次のステップ509に進み、抑制カウンタ再設定決定手段250が設定すると決定した新たな抑制カウンタ値が、ステップ504における加算後の抑制カウンタ値と同じであったり、抑制カウンタ再設定決定手段250が設定すると決定した新たな抑制カウンタ値が、ステップ504における加算後の抑制カウンタ値より大きければ、当該処理が終了し、ステップ504にて加算処理された抑制カウンタ値が、それ以降もそのまま抑制カウンタ値として使用される(当該抑制カウンタ値が、次回の遊技において、演出抽選テーブル選択手段210が参照する際の抑制カウンタ値となる)。
なお、ステップ508では「不等号」の記号のみで「等号」の記号が記載されていないが、「不等号のみ」に代えて「不等号及び等号」の両方の記号を記載してもよい。具体的にはたとえば遊技開始時の抑制カウンタ値が「4」のときに、1だけ加算した値「5」と、抽選による新たな抑制カウンタ値「5」とが同一となるような場合には、いずれのルートが選択されても、抑制カウンタ値は結果として同じ数値「5」となる。このため、本実施の形態ように、「不等号のみ」にして加算処理の結果、当該数値「5」になったとしてもよく、また、「不等号及び等号」にして新たな抑制カウンタ値「5」を選択したことによって当該数値「5」になったとすることもできる。
本実施の形態では、ステップ508において、新たな抑制カウンタ値が、ステップ504の加算後のカウンタ値より大きいときには、抑制カウンタ設定手段245は、ステップ509を経て抑制カウンタ再設定決定手段250が決定した数値を新たな抑制カウンタ値として設定する。すなわち、新たな抑制カウンタ値が、ステップ504の加算後のカウンタ値以下であるときには、抑制カウンタ設定手段245は、ステップ509を経ずに抑制カウンタ再設定決定手段250が決定した数値を抑制カウンタ値として設定しない。ここで、判断条件はこれに限定されるものではなく、たとえば、抑制カウンタ設定手段245は、ステップ508において、新たな抑制カウンタ値が、ステップ504の加算前の遊技開始時の抑制カウンタ値より小さいときには、ステップ509を経ずに、抑制カウンタ再設定決定手段250が決定した数値を抑制カウンタ値として設定しないようにしてもよいものである。
本実施の形態は、カウンタ無設定手段258の変形例である。
第1の実施の形態のカウンタ無設定手段258は、役抽選手段130の抽選結果、ハズレの場合であっても、図6(3)のカウンタ設定抽選用抽選テーブルを用いて、抽選を行い、256分の256の抽選確率で書き換え無しとなって処理されていた。
本実施の形態のカウンタ無設定手段258は、役抽選手段130の抽選結果、ハズレの場合には、カウンタ設定抽選用抽選テーブルを用いた抽選を行わずに処理をするものである。具体的には、図15に示すように、図8のフローにステップ605の処理を挿入しているものである。なお、本実施の形態では、図6(3)のカウンタ設定抽選用抽選テーブルの当選役グループの欄の「ハズレ」の欄は設けられていない。その他の構成及び作用効果は第1の実施の形態と同様のものである。
これにより、無駄な抽選処理が不要となり、判断処理の時間を短縮することができる。
なお、本実施の形態は、第1の実施の形態のバリエーションであるが、第2の実施の形態においても、図11のフローのステップ304の後に、上記で説明したステップ605と同様の判断処理を挿入することにより、第2の実施の形態でも本実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
本実施の形態は、カウンタ無設定手段258の変形例である。
本実施の形態のカウンタ無設定手段258は、メイン遊技結果判定手段254による判定結果が所定の結果であり、かつ、演出抽選テーブル選択手段210が演出抽選テーブル230として発生テーブル232を選択していると、抑制カウンタの値に新たな値を設定しないとする。
具体的には、図16に示すように、第1の実施の形態の図8のフローのステップ204とステップ205との間に、図16のステップ705と、ステップ706との処理を加えているものである。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態の図6(3)のカウンタ設定抽選用抽選テーブルの当選役グループのハズレの欄が、「書換なし」だけではなく、新たな抑制カウンタ値(たとえば、「15」や、「10」等)にも当選し得るような抽選確率となっているものである。その他の構成や、作用効果は第1の実施の形態と同様のものである。
ステップ706において、カウンタ無設定手段258により、演出抽選テーブル選択手段210により発生テーブル232が選択されていたか否かが判定される。発生テーブル232が選択されていると判定された場合には当該演出設定処理が終了する。ここで、発生テーブル232が選択されている場合は、抑制カウンタ値の値が「0」である場合であるので、ステップ706においてYESであれば、抑制カウンタ値に新たな値を設定しないため、抑制カウンタ値は、「0」が維持される。一方、ステップ706において、発生テーブル232が選択されていないと判定された場合にはステップ707に進む。
具体的には、本実施の形態は、図9のゲーム数18、19に示すように、役抽選手段130の役抽選の結果がハズレであり、発生テーブル232が選択されている場合である。このときには、抑制カウンタ値は0の値が維持される。これにより、演出が発生し易い状態が次回の遊技でも維持されることになる。つまり、複数回の遊技において演出が発生し易い状態を維持することとなる。結果として、発生テーブル232が選択された状態で、役抽選の結果がハズレという遊技者の期待感が低くなるような結果が出ても、演出が発生するまで演出が発生し易い状態を継続させることが可能となり、遊技者の関心を維持することができる。
すなわち、第2の実施の形態においても、カウンタ無設定手段258は、メイン遊技結果判定手段254による判定結果が所定の結果であり、かつ、演出抽選テーブル選択手段210が演出抽選テーブル230として発生テーブル232を選択していると、抑制カウンタの値に新たな値を設定しないとする。なお、第2の実施の形態と同様に、加算処理においては、加算前の抑制カウンタ値が15であれば、加算処理は行わない。
本実施の形態は、第1の実施の形態に用いたカウンタ設定抽選用抽選テーブルのバリエーション(変形例)を示すものである。具体的には、当選役グループの左押しベル1の場合を例示しているものであって、当選役グループと、抑制カウンタ値の値とに基づいて、新たな抑制カウンタ値を選択するものである。
第1の実施の形態では、図6(3)に示すように、当選役グループが左押しベル1の場合には、抑制カウンタ値の有無やその値の大小に関係なく、1種類の抽選確率による新たな抑制カウンタ値が設定されていた。
14 前扉 16 表示窓
20 上パネル 22 下パネル
24 貯留払出手段 26 メダル受け皿
28 メダル払出口 30 操作部
32 シングルベットスイッチ 34 マックスベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ 50 ストップスイッチ
60 リールユニット 62 リール
64 左リール 66 中リール
68 右リール 72 スピーカー
74 上部スピーカー 76 下部スピーカー
78 演出用ランプ 80 上部ランプ
82 下部ランプ 84 液晶表示器
86 入賞ライン 100 制御装置
110 メイン制御部 120 遊技制御手段
130 役抽選手段 140 停止制御手段
150 停止図柄判定手段 160 利益付与手段
200 演出制御部 210 演出抽選テーブル選択手段
220 演出発生抽選手段 225 演出選択抽選手段
230 演出抽選テーブル 232 発生テーブル
234 抑制テーブル 240 抑制カウンタ記憶手段
245 抑制カウンタ更新手段 250 抑制カウンタ再設定決定手段
252 抑制カウンタ設定抽選手段 254 メイン遊技結果判定手段
256 カウンタ値選択抽選手段 258 カウンタ無設定手段
260 カウンタ設定手段 270 抑制カウンタ減算手段
272 抑制カウンタ加算手段 280 演出装置駆動手段
Claims (2)
- 遊技を1回ずつ実行する遊技機において、
前記遊技において発生する結果に応じた演出を発生させるか否かの抽選に用いる演出抽選確率を記憶する演出抽選テーブルとして、
前記演出抽選確率が記憶されている発生テーブルと、
この発生テーブルに記憶されている演出抽選確率よりも低い演出抽選確率が記憶されている抑制テーブルとを有し、
前記演出抽選テーブルの演出抽選確率に基づいて演出を発生させるか否かの抽選をする演出発生抽選手段と、
前記演出発生抽選手段が前記抽選に用いる前記演出抽選テーブルとして前記発生テーブルを用いるか又は前記抑制テーブルを用いるかを決定するための抑制カウンタ値を記憶する抑制カウンタ記憶手段と、
前記抑制カウンタ値を設定する抑制カウンタ設定手段と、
前記抑制カウンタ値が所定の閾値を超えていれば前記演出発生抽選手段の抽選に用いる前記演出抽選テーブルとして前記抑制テーブルを選択するとともに前記抑制カウンタ値が前記閾値以下であれば前記発生テーブルを選択する演出抽選テーブル選択手段と
を備え、
前記抑制カウンタ設定手段は、
前記抑制カウンタ値に前記遊技において発生する結果に応じた新たな数値を設定するか否かを決定するための抑制カウンタ再設定決定手段と、
1回の遊技が行われる毎に前記閾値以下の値へ向かって前記抑制カウンタ値を所定の値だけ減算する抑制カウンタ減算手段と
を備え、
前記抑制カウンタ再設定決定手段は、
前記抑制カウンタ値に新たな数値を設定するか否かを決定するための抽選を行う抑制カウンタ設定抽選手段を備え、
前記抑制カウンタ設定手段は、
前記抑制カウンタ値が前記閾値を超えているときに前記抑制カウンタ値に新たな数値を設定するか否かを決定するための前記抑制カウンタ設定抽選手段による抽選の結果に基づき前記抑制カウンタ値に新たな数値を設定すると決定した場合は、前記抑制カウンタ再設定決定手段により決定された新たな数値を、前記演出抽選テーブル選択手段が参照する際の抑制カウンタ値として設定するものの、
前記抽選の結果に応じた新たな抑制カウンタ値が遊技開始時の抑制カウンタ値より大きいときには、前記抑制カウンタ設定手段は、前記抑制カウンタ再設定決定手段が決定した数値を抑制カウンタ値として設定しないことを特徴とする遊技機。 - 遊技を1回ずつ実行する遊技機において、
前記遊技において発生する結果に応じた演出を発生させるか否かの抽選に用いる演出抽選確率を記憶する演出抽選テーブルとして、
前記演出抽選確率が記憶されている発生テーブルと、
この発生テーブルに記憶されている演出抽選確率よりも低い演出抽選確率が記憶されている抑制テーブルとを有し、
前記演出抽選テーブルの演出抽選確率に基づいて演出を発生させるか否かの抽選をする演出発生抽選手段と、
前記演出発生抽選手段が前記抽選に用いる前記演出抽選テーブルとして前記発生テーブルを用いるか又は前記抑制テーブルを用いるかを決定するための抑制カウンタ値を記憶する抑制カウンタ記憶手段と、
前記抑制カウンタ値を設定する抑制カウンタ設定手段と、
前記抑制カウンタ値が所定の閾値未満であれば前記演出発生抽選手段の抽選に用いる前記演出抽選テーブルとして前記抑制テーブルを選択するとともに前記抑制カウンタ値が前記閾値以上であれば前記発生テーブルを選択する演出抽選テーブル選択手段と
を備え、
前記抑制カウンタ設定手段は、
前記抑制カウンタ値に前記遊技において発生する結果に応じた新たな数値を設定するか否かを決定するための抑制カウンタ再設定決定手段と、
1回の遊技が行われる毎に前記閾値以上の値へ向かって前記抑制カウンタ値を所定の値だけ加算する抑制カウンタ加算手段と
を備え、
前記抑制カウンタ再設定決定手段は、
前記抑制カウンタ値に新たな数値を設定するか否かを決定するための抽選を行う抑制カウンタ設定抽選手段を備え、
前記抑制カウンタ設定手段は、
前記抑制カウンタ値が前記閾値未満であるときに前記抑制カウンタ値に新たな数値を設定するか否かを決定するための前記抑制カウンタ設定抽選手段による抽選の結果に基づき前記抑制カウンタ値に新たな数値を設定すると決定した場合は、前記抑制カウンタ再設定決定手段により決定された新たな数値を、前記演出抽選テーブル選択手段が参照する際の抑制カウンタ値として設定するものの、
前記抽選の結果に応じた新たな抑制カウンタ値が遊技開始時の抑制カウンタより小さいときには、抑制カウンタ設定手段は、抑制カウンタ再設定決定手段が決定した数値を抑制カウンタ値として設定しないことを特徴とする遊技機。
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