JP5575019B2 - 金属溶解炉及び金属の溶解方法 - Google Patents
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Description
1.アルミニウムを含む金属材料を溶解して溶湯を製造する金属溶解炉であって、
前記金属材料を加熱手段により、溶湯とする溶解室と、
前記溶解室と連通し、給湯口を有する給湯室と、
前記溶解室を構成する壁の一部に、閉塞可能とされた、前記溶解室内部に金属材料を装入できる材料装入口と、を備え、
前記溶解室は、溶湯を収納する溶解槽を備えるとともに、前記溶解槽は、連通路により前記給湯室と連通して設けられており、
前記溶解室は、前記溶解槽内の溶湯が前記連通路に充満されることにより密閉された空間を形成しており、
前記溶解室は、前記給湯口より高い位置に、前記加熱手段と、炉内圧制御手段と、を有し、
該溶解室の炉内を加圧する前記加熱手段と、該溶解室の炉内を減圧する炉内圧制御手段と、を備え、
前記加熱手段は、該溶解室の炉内圧を加圧するリジェネレイティブバーナであり、
前記炉内圧制御手段は、該溶解室の炉内圧を減圧する開閉バルブであり、
前記加熱手段と前記炉内圧制御手段により前記溶解室内の炉内圧を変化させて前記溶湯を揺動させる溶湯攪拌機能を有することを特徴とする金属溶解炉。
2.前記炉内圧制御手段が、0.5〜10秒に1回の周期で炉内圧を減圧できる前記1.に記載の金属溶解炉。
3.前記溶解室内に、前記金属材料が載置される載置部を備える前記1.又は前記2.に記載の金属溶解炉。
4.前記1.乃至3.のいずれかに記載の金属溶解炉を用いた、アルミニウムを含む金属材料の溶解方法であって、
前記金属材料を溶解室に装入する装入工程と、
前記溶解室に装入された前記金属材料を予備加熱する予熱工程と、
前記溶解室内の炉内圧を変化させて、前記金属材料が溶解されてなる溶湯を揺動させる攪拌工程と、を備えることを特徴とする金属材料の溶解方法。
5.前記攪拌工程では、前記炉内圧制御手段により、0.5〜10秒に1回の周期で炉内圧を減圧する前記4.に記載の金属材料の溶解方法。
6.前記攪拌工程では、前記炉内圧制御手段により、炉内圧を1回あたり20〜100Pa減圧する前記4.又は5.に記載の金属材料の溶解方法。
本発明の金属溶解炉は、アルミニウムを含む金属材料を溶解して溶湯を製造する金属溶解炉であって、前記金属材料を加熱手段により、溶湯とする溶解室と、前記溶解室と連通し、給湯口を有する給湯室と、前記溶解室を構成する壁の一部に、閉塞可能とされた、前記溶解室内部に金属材料を装入できる材料装入口と、を備え、前記溶解室は、溶湯を収納する溶解槽を備えるとともに、前記溶解槽は、連通路により前記給湯室と連通して設けられており、前記溶解室は、前記溶解槽内の溶湯が前記連通路に充満されることにより密閉された空間を形成しており、前記溶解室は、前記給湯口より高い位置に、前記加熱手段と、炉内圧制御手段と、を有し、該溶解室の炉内を加圧する前記加熱手段と、該溶解室の炉内を減圧する炉内圧制御手段と、を備え、前記加熱手段は、該溶解室の炉内圧を加圧するリジェネレイティブバーナであり、前記炉内圧制御手段は、該溶解室の炉内圧を減圧する開閉バルブであり、前記加熱手段と前記炉内圧制御手段により前記溶解室内の炉内圧を変化させて前記溶湯を揺動させる溶湯攪拌機能を有することを特徴とする(例えば、図1〜図4参照)。
金属溶解炉本体1は、本体下部に凹状の形状を有し、溶湯20を収納する溶解槽12を備えることができる。この溶解槽12は、溶解室2の下部からなり、連通路7により給湯室3と連通して設けられている。溶解槽12では、被溶解物の金属材料14、及び金属材料14が溶解された溶湯20を収納し、金属材料14の溶解が行われる。
溶解室2の構造は、特に限定されない。金属材料14を加熱できるだけの空間と、金属材料14が溶解されて得られる溶湯20を収納(保持)できる溶解層12とを少なくとも有する構造であればよい。
また、金属溶解炉本体1は、溶解室2を構成する壁の一部に、材料装入(投入)口10を備える。この材料装入口10の場所としては、溶解槽12の底部より高い位置であり、且つ、平面図において給湯室3と反対側の位置にあることが好ましい。材料装入口10は、溶解室2内部に金属材料14を装入でき、且つ、閉塞できる開閉可能の構造であれば、その構造及び取付状態は、特に限定されない。
また、溶湯20の揺動は、後述の炉内圧制御手段5、或いは、加熱手段4及び炉内圧制御手段5により、溶解室2内の炉内圧を変化させることにより生じさせることができる。
尚、加熱手段4の数、取付け状態及び取付け位置等は特に問わない。
本発明においては、加熱手段4としてリジェネバーナを用い、炉内圧制御手段5としてバルブ(開閉バルブ)を用いる組み合わせである。加熱手段4としてリジェネバーナを用いることにより、溶解室2内の炉内圧が増加される。そして、炉内圧制御手段5としてバルブ(開閉バルブ)を用いることにより、溶解室2内を加圧化から大気圧への減圧化を行うことができ、効率的に溶解室2内の炉内圧の変化を生じさせることができる。
また、炉内圧の変化量としては、好ましくは20〜100Paであり、より好ましくは20〜50Paである。
また、給湯室3は、溶湯排出炉30を備えることができる。金属材料14が溶解された溶湯20は、溶湯排出路30を通って、保持室40に送られる。即ち、揺動されている溶湯20は、その揺動により、溶湯20は給湯口3から溢れ出して(オーバーフロー)、溶湯排出路30を流れていき、保持室40に送られる。
また、金属材料14の形状も特に限定されない。具体的には、インゴット等の塊や切削屑等のチップ等が挙げられる。これのうち、本発明の金属溶解炉1は、すぐれた熱効率と溶解能力とを有することから、金属塊(インゴット)を金属材料14として用いるのが好ましい。尚、アルミニウムインゴットと上記リタン材とを併用して用いる場合、上記リタン材の使用量としては、アルミニウムインゴット100質量部に対して、80質量部以下が好ましい。
本発明の金属の溶解方法は、上述の金属溶解炉1を用いた金属材料14の溶解方法であって、金属材料14を溶解室2に装入する装入工程と、前記溶解室2に装入された前記金属材料14を予備加熱する予熱工程と、溶解室2内の炉内圧を変化させて、金属材料14が溶解されてなる溶湯20を揺動させる攪拌工程、を備えることを特徴とする。
そして、溶解室2内に装入された金属材料14は、溶解室2に設置されている加熱手段4等による加熱により溶解されて、溶湯20となる。
また、金属溶解炉1が有する材料載置部9が、平面方向に対して、材料装入口10から溶解槽12に向けて、下方に傾斜する傾斜面である場合には、予備加熱により金属材料14が、加熱されると、金属材料14の表面部分が溶解し、自重により傾斜面を滑りながら、溶解槽12に落ちる。そして、溶解槽12に落下した金属材料14は、溶解槽12に収納されている溶湯20中で、溶湯20から生ずる加熱と加熱手段4から生ずる加熱により溶解される。
また、溶解室2内の炉内圧の変化としては、溶解室2が有する炉内圧制御手段5により、溶解室2内の炉内圧を周期的に増減させる変化とすることができる。この攪拌工程における炉内圧の変化については、上述の金属溶解炉1における、炉内圧制御手段、炉内圧の変化、炉内圧の変化を生じさせる周期、及び、炉内圧の変化量に関する記載をそのまま適用することができる。
実施例1(図1〜4及び図5参照)
実施例1の金属溶解炉1は、溶解室2と2つの給湯室3a及び3bとを有し、溶湯接触側(溶解室2内部側)は耐蝕性耐火物を使用されると共に断熱材で形成され、保温構造を有している。
溶解室2と給湯室3a及び3bとは、仕切部8により区切られて形成されており、給湯室3の幅よりやや細い幅で形成された連通路7a及び7bにより、連通して設けられている。
また、給湯室3の反対方向となる、金属溶解炉本体の後ろ側には、溶解する金属材料14を、溶解室2内に装入する材料装入口10が設けられている。
実施例1で設けられている炉内圧制御手段5としては、図5に示される開閉バルブAを用いた。図5に示される開閉バルブAは、溶解室2内部と連通する円筒100内に設けられた1枚の円板状の板(円板)107からなる回転型の開閉バルブである。円板107は、円筒100内において、直径軸を中心に回転可能な状態で固定されており、モータ(図示せず)により、直径軸を中心に間欠的に回転して、円筒100内を間欠的に開閉する。そして、円板107を間欠的に回転させることにより円筒100内及び熔解室2内部において、密閉状態と開放状態とを交互に間欠的に形成することができる。
実施例2における金属溶解炉は、実施例1における図5に示される炉内圧制御手段5に代えて、炉内圧制御手段5として図6に示される開閉バルブBを、図1及び図4に示されるように、給湯口6より高い位置となる、材料装入部10側の天井部に円筒100aを介して設けられている。
図6に示される開閉バルブBは、溶解室2内部と連通する円筒100a上に設けられた2枚の板状のスライド104及び105からなるスライド型の開閉バルブである。スライド104は、モータ(図示せず)により横方向に対して左右に連続的に繰り返し摺動する。スライド104及び105は、それぞれ連通孔106a及び106bを有している。連通孔106a及び106bの位置は、スライド104が左右に摺動する際に、連通孔106a及び106bの一部が重なり合う位置に形成されている。これにより、スライド104及び105が有する連通孔106a及び106bの少なくとも一部が重なり合うことにより、溶解室2の内部と外部が間欠的に連通され、溶解室2の密閉状態が解除される。それにより、溶解室2内部の圧力が外部に開放される。
実施例3における金属溶解炉は、炉内圧制御手段5として、実施例1での図5に示される開閉バルブに代えて、図7に示される開閉バルブCを、図1及び図4に示されるように、給湯口6より高い位置となる、材料装入部10側の天井部に円筒100aを介して設けられている。
図7に示される開閉バルブCは、溶解室2内部と連通する円筒100a上と円筒100bの間に設けられた、2枚の同じ大きさの円板状の板(円板)101及び102からなる回転型の開閉バルブAである。円板101及び102は、それぞれ2つの連通孔〔(103a、103b)及び(103c、103d)〕を全く同じ位置に有する(直径上に、中心点から同じ距離の位置)。円板101及び102は密接して設けられており、上面の円板101は、中心を軸としてモータ(図示せず)により回転させることができ、円板102に対して摺動回転をする(図7B参照)。そして、図7Bを上から見た図7Cに示されるように、円板101が摺動回転することにより、円板101及び102が有する連通孔の少なくとも一部が重なり合うことにより、溶解室2の内部と外部が間欠的に連通され、溶解室2の密閉状態が解除される。それにより、溶解室2内部の圧力が外部に開放される。
実施例4における金属溶解炉は、炉内圧制御手段5として、実施例1での図5に示される開閉バルブに代えて、図8に示される開閉バルブDを、給湯口6より高い位置となる材料装入部10側の天井部に円筒100を介して設けられている(図1及び図4参照)。
図8に示される開閉バルブDは、溶解室2内部と連通する円筒100上に設けられた1枚の板の蓋部108からなる開閉型の開閉バルブである。蓋部108は、開閉可能な状態で、蓋部108の一端が円筒100の上部に固定されている。蓋部108は、モータ(図示せず)等の動力により、円筒100の上部開口部を開閉させる。蓋部108を間欠的に開閉させることにより円筒100内及び熔解室2内部において、密閉状態と開放状態とを形成することができる。
実施例5
上記実施例1の金属溶解炉1を用いて、金属溶湯を調製した。また、本実施例に用いた金属溶解炉1は、溶解室2の容積が15m3であり、アルミ溶解能力が2000kg/h、アルミ溶湯の保持量が12,400kg/hであった。また、リジェネバーナとしては、テラ・コーポレーション(豊通テクノ)社製、(型式名)「RC−100R」を用いた。また、このリジェネバーナの仕様を以下に示す。尚、燃料としては、LPGガス(熱量:115.534MJ/Nm3)を用いた。
(1)定格燃焼量;837.2MJ/h
(2)使用温度;1000℃以下
(3)溶解室2への供給圧力(排ガス及び空気の供給圧力);0.49kPa
また、アルミニウム溶湯の製造において、溶解槽内のアルミニウム溶湯温度は709〜730℃、溶湯の昇温速度は1℃/分、溶解槽内の溶湯の上面の表面積(リジェネバーナから生ずる熱に直接的に接する溶湯の表面積(溶湯受熱面積))は10.3m2であった。
(1)溶湯揺動量として、給湯室3における揺動による液面の上下動の高さの差から、1サイクル当たりの溶湯の揺動量を算出した。
溶湯揺動量;1.2m2(給湯口6の開口面積(給湯室3の底面積)の総和)×0.1m(給湯室3における溶湯の上下動の液面の高さの差)×2,400kg/m3(溶湯(アルミ)の比重)=288kg/2.5秒
(2)溶湯攪拌量として、1分間における溶湯の揺動量を溶湯の攪拌量を算出した。
溶湯攪拌量;288kg(上記溶湯揺動量)×60秒÷2.5秒/サイクル=6,900kg/min
(3)溶解燃料原単位(a)としては、1tのアルミニウムを溶解するのに必要なLPGガス量を算出した。
溶解燃料原単位(a);2942.758MJ/h(LPGが1時間に燃焼して生ずる熱量の総量)÷2t(1時間当たりの得られる溶湯量)÷115.534MJ/Nm3(LPGの発熱量)=12.735Nm3/t
(4)溶解燃料原単位(b)としては、1tのアルミニウムを溶解するのに必要な熱量を算出した。
溶解燃料原単位(b);12.735Nm3/t(上記溶解燃料原単位(a))×115.534MJ/Nm3=1,471.325MJ/t
アルミニウムの溶解能力が実施例5で用いた金属溶解炉と同じ2,000kg/hである、通常用いられるタワー型の金属溶解炉を用いて、アルミニウム溶湯を製造した。
上記のタワー型の金属溶解炉は、煙道上部より材料投入の構造を有し、材料を予熱する機能を備える金属溶解炉である。また、上記のタワー型の金属溶解炉には、炉内圧制御手段はなく、炉内圧の変動による溶湯の揺動を生じさせる機能は有しない。
上記実施例5及び比較例1において、以下のようにして、燃料効率、溶解原単価、使用ガス金額、アルミ溶解ロスを算出し、評価した。得られた結果を表2に示す。尚、LPGガスの単価は、1Nm3当たり161円であった。
(a)燃料効率としては、「溶解したアルミニウム量(kg)/溶解に必要なLPGガス量(LPGガス消費量)(Nm3)」として、LPGガス1Nm3当たりのアルミニウム溶解量を算出した。
実施例5;2000[kg]/25.47[Nm3]=78.52[kg/Nm3]
比較例1;2000[kg]/69.20[Nm3]=28.90[kg/Nm3]
(b)溶解原単価としては、「ガス単価/(a)燃料効率」として、アルミニウム1kgを溶解するのに必要なガスの費用を算出した。
実施例5;161[円/Nm3]/78.52[kg/Nm3]=2.050[円/kg]
比較例1;161[円/Nm3]/28.90[kg/Nm3]=5.571[円/kg]
(c)使用ガス金額としては、「(b)溶解原単価×溶解したアルミニウム量(kg)」として、1時間でアルミニウム2000kgを溶解するのに必要なガスの費用を算出した。
実施例5;2.050[円/kg]×2000[kg/h]=4,100[円/h]
比較例1;5.571[円/kg]×2000[kg/h]=11,140[円/h]
(d)アルミ溶解ロスとしては、「[〔得られたアルミニウム溶湯量(kg)−原料として用いたアルミニウムインゴット量(kg)〕/原料として用いたアルミニウムインゴット量(kg)]×100」として、ドロスや酸化物の副生、或いは燃焼されることによりアルミニウムの溶解の際に生じたロスを算出した。
実施例5;〔(2000[kg]−1950[kg])/2000[kg]〕×100=2.5[%]
比較例1;〔(2000[kg]−1880[kg])/2000[kg]〕×100=6[%]
以上より、本実施例の金属溶解炉1によると、金属材料14を加熱手段4により、溶湯20とする溶解室2、及び、溶解室2と連通し、給湯口6を有する給湯室3を備え、溶解室2は、給湯口6より高い位置に、加熱手段4と、溶解室2内の炉内圧を調節する炉内圧制御手段5と、を有し、炉内圧制御手段5により溶解室2内の炉内圧を変化させて溶湯20を揺動させることから、溶解室2内の溶湯20を効率的に攪拌することができ、熱効率に優れる金溶解炉とすることができ、金属溶湯を効果的に製造することができる。
Claims (6)
- アルミニウムを含む金属材料を溶解して溶湯を製造する金属溶解炉であって、
前記金属材料を加熱手段により、溶湯とする溶解室と、
前記溶解室と連通し、給湯口を有する給湯室と、
前記溶解室を構成する壁の一部に、閉塞可能とされた、前記溶解室内部に金属材料を装入できる材料装入口と、を備え、
前記溶解室は、溶湯を収納する溶解槽を備えるとともに、前記溶解槽は、連通路により前記給湯室と連通して設けられており、
前記溶解室は、前記溶解槽内の溶湯が前記連通路に充満されることにより密閉された空間を形成しており、
前記溶解室は、前記給湯口より高い位置に、前記加熱手段と、炉内圧制御手段と、を有し、
該溶解室の炉内を加圧する前記加熱手段と、該溶解室の炉内を減圧する炉内圧制御手段と、を備え、
前記加熱手段は、該溶解室の炉内圧を加圧するリジェネレイティブバーナであり、
前記炉内圧制御手段は、該溶解室の炉内圧を減圧する開閉バルブであり、
前記加熱手段と前記炉内圧制御手段により前記溶解室内の炉内圧を変化させて前記溶湯を揺動させる溶湯攪拌機能を有することを特徴とする金属溶解炉。 - 前記炉内圧制御手段が、0.5〜10秒に1回の周期で炉内圧を減圧できる請求項1に記載の金属溶解炉。
- 前記溶解室内に、前記金属材料が載置される載置部を備える請求項1又は2に記載の金属溶解炉。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の金属溶解炉を用いた、アルミニウムを含む金属材料の溶解方法であって、
前記金属材料を溶解室に装入する装入工程と、
前記溶解室に装入された前記金属材料を予備加熱する予熱工程と、
前記溶解室内の炉内圧を変化させて、前記金属材料が溶解されてなる溶湯を揺動させる攪拌工程と、を備えることを特徴とする金属材料の溶解方法。 - 前記攪拌工程では、前記炉内圧制御手段により、0.5〜10秒に1回の周期で炉内圧を減圧する請求項4に記載の金属材料の溶解方法。
- 前記攪拌工程では、前記炉内圧制御手段により、炉内圧を1回あたり20〜100Pa減圧する請求項4又は5に記載の金属材料の溶解方法。
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