JP5573194B2 - 検知装置及びプログラム - Google Patents

検知装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5573194B2
JP5573194B2 JP2010013354A JP2010013354A JP5573194B2 JP 5573194 B2 JP5573194 B2 JP 5573194B2 JP 2010013354 A JP2010013354 A JP 2010013354A JP 2010013354 A JP2010013354 A JP 2010013354A JP 5573194 B2 JP5573194 B2 JP 5573194B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
current
alternating
positive
strength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010013354A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011149906A (ja
Inventor
聖吾 蒔田
昭治 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2010013354A priority Critical patent/JP5573194B2/ja
Publication of JP2011149906A publication Critical patent/JP2011149906A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5573194B2 publication Critical patent/JP5573194B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Burglar Alarm Systems (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Description

本発明は、検知装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、磁気センサと、磁気補正用の信号を発生させる制御回路と、磁気補正用のコイルとを有し、磁気センサで外部磁気の磁気量の検出を行い、制御回路で上記検出した外部磁気の磁気量に応じた磁気補正用の信号を発生させ、この信号を磁気補正用のコイルに流して、磁気センサの磁気感知方向に所定量の磁気を発生させることによって外部磁気を補正する磁気補正回路が記載されている。
特許文献2には、環境磁場の磁束密度の予め定められた所定方向成分を検出する参照用磁気センサと、フレーム型とされ、電流が供給されることでキャンセル磁場を発生させるキャンセル磁場発生コイルと、キャンセル磁場発生コイルに電流を供給してキャンセル磁場を発生させることで参照用磁気センサの検出値を予め定められた基準値と一致させて環境磁気雑音を遮蔽する遮蔽制御手段と、を備え、参照用磁気センサと遮蔽制御手段とをキャンセル磁場発生コイルの配置面に一体的に設けた環境磁気雑音遮蔽装置が記載されている。
特開平8−179020号公報 特開2004−172151号公報
本発明は、物品の検知精度の低下を抑えつつ検知領域に発生させる交番磁界の磁界強度を抑えた検知装置及びプログラムを提供することを目的とする。
請求項1の発明である検知装置は、正負それぞれ定った強度よりも大きな強度の磁界が作用した際に磁化反転する磁性体が設けられた物品の検知を行う検知領域に対して磁界を発生させる磁界発生コイルと、前記磁界発生コイルに磁界を発生させる電流を供給する供給手段と、前記磁性体が磁化反転する強度の交番磁界を発生させる交流電流と当該交番磁界の強度の正負の対称性のずれを補正するための補正電流とを重畳した重畳電流を、前記補正電流の電流が流れる方向を周期的に切り替えて供給するように前記供給手段を制御する制御手段と、前記検知領域を前記物品が通過する際に前記磁性体の磁化反転を検知する検知手段と、を備えている。
請求項2の発明である検知装置は、正負それぞれ定った強度よりも大きな強度の磁界が作用した際に磁化反転する磁性体が設けられた物品の検知を行う検知領域に対して磁界を発生させる磁界発生コイルと、前記磁界発生コイルに磁界を発生させる電流を供給する供給手段と、前記磁性体が磁化反転する強度の交番磁界を発生させる交流電流と当該交番磁界の強度の正負の対称性のずれを補正するための補正電流とを重畳した重畳電流を供給するように前記供給手段を制御する制御手段と、前記検知領域を前記物品が通過する際に前記磁性体の磁化反転を検知する検知手段と、を備え、前記制御手段は、前記磁化反転する校正用の磁性体を前記検知領域内に配置して前記交番磁界の強度の正負の対称性のずれの検出を行う際に前記交流電流のみを前記磁界発生コイルに対して供給するように供給手段を制御し、前記検知手段は、前記磁性体の磁化反転により生じる正負のパルス信号を検知し、前記検知手段により正負のパルス信号が検知される期間に基づいて前記補正電流の電流値を決定する決定手段をさらに備えている。
請求項3の発明である検知装置は、請求項1に記載の検知装置であって、前記制御手段は、前記磁化反転する校正用の磁性体を前記検知領域内に配置して前記交番磁界の強度の正負の対称性のずれの検出を行う際に前記交流電流のみを前記磁界発生コイルに対して供給するように供給手段を制御し、前記検知手段は、前記磁性体の磁化反転により生じる正負のパルス信号を検知し、前記検知手段により正負のパルス信号が検知される期間に基づいて前記補正電流の電流値を決定する決定手段をさらに備えている。
請求項4の発明である検知装置は、請求項2又は請求項3に記載の検知装置であって、前記校正用の磁性体は、本検知装置に内蔵され、前記校正用の磁性体の磁化反転により生じる正負のパルス信号の信号波形を示す波形情報を記憶する記憶手段と、前記検知手段により検出される信号の信号波形から前記記憶手段に記憶された前記波形情報により示される信号波形を差し引く補正を行う補正手段と、をさらに備えた。
請求項5の発明であるプログラムは、コンピュータを、正負それぞれ定った強度よりも大きな強度の磁界が作用した際に磁化反転する磁性体が設けられた物品の検知を行う検知領域に対して磁界を発生させる磁界発生コイルに、前記磁性体が磁化反転する強度の交番磁界を発生させる交流電流と当該交番磁界の強度の正負の対称性のずれを補正するための補正電流とを重畳した重畳電流を、前記補正電流の電流が流れる方向を周期的に切り替えて供給するように供給手段を制御する制御手段、として機能させる。
請求項6の発明であるプログラムは、コンピュータを、正負それぞれ定った強度よりも大きな強度の磁界が作用した際に磁化反転する磁性体が設けられた物品の検知を行う検知領域に対して磁界を発生させる磁界発生コイルに、前記磁性体が磁化反転する強度の交番磁界を発生させる交流電流と当該交番磁界の強度の正負の対称性のずれを補正するための補正電流とを重畳した重畳電流を供給するように供給手段を制御すると共に、前記磁化反転する校正用の磁性体を前記検知領域内に配置して前記交番磁界の強度の正負の対称性のずれの検出を行う際に前記交流電流のみを前記磁界発生コイルに対して供給するように供給手段を制御する制御手段と、前記校正用の磁性体の磁化反転により生じる正負のパルス信号が検知される期間に基づいて前記補正電流の電流値を決定する決定手段と、として機能させる。
請求項1、請求項2、請求項5、及び請求項6の発明によれば、補正電流を重畳しない場合と比較して、物品の検知精度の低下を抑えつつ検知領域に発生させる交番磁界の磁界強度が抑えられる。
請求項1及び請求項5の発明によれば、補正電流の電流が流れる方向を周期的に切り替えない場合と比較して、磁界発生コイルに対して対称となる位置での交番磁界の強度の正負の対称性のずれが交互に補正される。
請求項2、請求項3、及び請求項6の発明によれば、交番磁界の強度の正負の対称性のずれを磁気センサで検知する場合と比較して、磁気センサを追加せずに交番磁界の強度の正負の対称性のずれの検出が行える。
請求項4の発明によれば、物品の検知を行う際に検知領域から校正用の磁性体を取り除く場合と比較して、校正用の磁性体を内蔵させても物品の検知が行える。
実施の形態に係る検知装置の概略的な構成を示す斜視図である。 実施の形態に係る検知装置の詳細な構成を示すブロック図である。 大バルクハウゼン効果を説明するための図である。 オフセットが発生した交番磁界の一例を示す波形図である。 オフセットが発生していない交番磁界での期間T1、Tを示した図である。 オフセットが発生した交番磁界での期間T1、Tを示した図である。 実施の形態に係る検知装置での校正用磁性体の配置位置の一例を示す斜視図である。 実施の形態に係るオフセット補正処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る励磁コイルの上辺と下辺での電流の流れる方向と磁界発生方向の一例を示す図である。 実施の形態に係る交流電流と補正電流と重畳電流とによりそれぞれ発生する磁界の一例を示す波形図である。 実施の形態に係る検知処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る重畳電流にり発生する磁界と発生するパルス信号の一例を示す波形図である。 他の形態に係る励磁コイルの形状の一例を示す平面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る検知装置の概略的な構成を示す図である。検知装置は、大バルクハウゼン効果を有する磁性体の埋め込まれたタグが通過したかを検知して、通過した場合に警報を発するものである。
検知装置は、2つの対向するセキュリティゲート10と、各セキュリティゲート10の動作を制御する制御部20と、タグの通過が検知された場合に光が発せられる警告灯40と、を備えている。
たとえば、重要書類などのある空間から持ち出してはならない物品41にタグを付して一体としておき、セキュリティゲート10をその空間の出入り口に設置しておくと、タグが付された重要書類が空間から持ち出される際に警告灯40が点灯し、重要書類の持ち出しが制限される。
ここで、各セキュリティゲート10は、交番磁界を発生する励磁コイル11と、外部からの磁界によって誘導されて電流が流れる受信コイル12、13と、を備えている。
また、各セキュリティゲート10には、人の通過を検出するために人感センサ14が設けられている。なお、人感センサ14としては、人体表面から放出する赤外線を受信し、人を検出するパッシブ型のセンサとしてもよく、また、例えば、赤外線ビームを発射し、赤外線ビームを反射又は遮った物体を検出するアクティブ型のセンサとしてもよい。
図2は、検知装置の詳細な構成を示す図である。セキュリティゲート10は、励磁コイル11と、受信コイル12、13と、励磁コイル11に磁界を発生させるための励磁電流を供給する励磁電流供給部15と、人の通過を検出する人感センサ14と、受信コイル12、13に誘導されたアナログの電気信号をデジタル信号に変換する信号処理部21と、変換されたデジタル信号に基づいてタグの通過を検知するコントローラ22と、を備えている。
ここで、受信コイル12、13は、平面上で隣り合い、かつ、巻線方向が逆になるように配置されている。受信コイル12の一端は信号処理部21に接続され、受信コイル12の他端は受信コイル13の一端に接続されている。また、受信コイル13の他端は信号処理部21に接続されている。
コントローラ22は、マイクロコンピュータによって構成され、CPU(中央処理装置)22A、ROM(Read Only Memory)22B、RAM(Random Access Memory)22C、フラッシュメモリ等からなる不揮発性の記憶部22Dを備えており、全体の動作を制御する。
励磁電流供給部15は、励磁コイル11に対して電流を供給しており、コントローラ22からの制御により、励磁コイル11に対して供給する電流の極性及び電流値の変更が行える。
励磁コイル11は、励磁電流供給部15から交流電流が供給されることにより励磁され、正弦波のように磁界が変化する交番磁界を発生する。そして、受信コイル12、13では、励磁コイル11で発生された交番磁界によって交流電流が誘導されると共に、大バルクハウゼン効果を有する磁性体を含んだタグが交番磁界内に存在する場合は、磁化反転によってパルス電流が生じる。
図3(A)(B)は、大バルクハウゼン効果を説明するための図である。
大バルクハウゼン効果は、図3(A)に示すB−H特性、つまり、ヒステリシスループがほぼ長方形で、保磁力(Hc)が比較的小さな材料、例えば、Co−Fe−Ni−B−Siからなるアモルファス磁性材料を交番磁界中においた際に、急峻な磁化反転が起きる現象である。大バルクハウゼン効果を有する磁性体は、正負それぞれ定った強度よりも大きな強度の磁界が作用した際に磁化反転する。このため、励磁コイル11に励磁電流を流して交番磁界を発生させ、その交番磁界中にタグを置くと、磁化反転時に、タグの近傍に配置された受信コイル12、13にパルス状の電流が流れる。
例えば、励磁コイルにより図3(B)の上段に示す交番磁界が発生した場合、受信コイル12、13には、図3(B)の下段に示すようなパルス電流が流れる。
ただし、受信コイル12、13の電流には、このパルス電流だけでなく、交番磁界によって誘導される交流電流も含まれている。本実施の形態では、この受信コイル12、13に誘導される交流電流を相殺させるために、受信コイル12、13を巻線方向が逆になるように接続している。
タグに含まれる磁性体の材料(磁性材料)としては、一般には永久磁石、例えば希土類系のネオジュウム(Nd)-鉄(Fe)-ボロン(B)を主成分としたもの、サマリウム(Sm)-コバルト(Co)を主成分としたもの、アルニコ系のアルミ(Al)-ニッケル(Ni)-コバルト(Co)を主成分としたもの、フェライト系のバリュウム(Ba)又はストロンチウム(Sr)と酸化鉄(Fe)を主成分としたものや、その他に軟質磁性材料、酸化物軟質磁性材料等がある。上記大バルクハウゼン効果を起こす磁性材料としては、基本組成がFe-Co-SiやCo−FeNi系であるアモルファス磁性材料を用いることが好ましい。
磁性材料の形状は、大バルクハウゼン効果を起こすのに適した形状であれば特に限定されない。但し、大バルクハウゼン効果を起こすには、断面積に対応する長さが必要となってくることから、線状(ワイヤ状)や帯状であることが好ましく、ワイヤ状であることがより好ましい。
磁性材料がワイヤ状である場合には、大バルクハウゼン効果を起こすために必要な最小直径として10μm以上であることが好ましい。また、最大直径としては特に限定はされないが、たとえば、記録媒体(用紙)に磁性材料を漉き込んで一体とする場合、記録媒体の表面に磁性材料が露出することを抑制するために、その直径は記録媒体の厚みに依存し、例えば90μm前後の厚さの記録媒体の場合には、60μm以下が好ましく、50μm以下がより好ましい。
磁性材料の長さとしては、大バルクハウゼン効果を起こすために必要な最小長さとして5mm以上が好ましい。アモルファス磁性材料の最大長については、内部に含有されたときに、記録媒体から露出されない程度の長さであればよく、特に限定はされないが、430mm以下であることが好ましい。
信号処理部21(図2参照)は、両端電圧(受信コイル12の他端及び受信コイル13の一端からそれぞれ出力された信号電圧)の差動を増幅して出力する差動増幅アンプ31と、差動増幅アンプ31から出力された信号の波形を整形する波形整形回路32と、波形整形回路32で波形整形された信号のうち、磁性体の磁化反転によって生じるパルス電流に対応する予め定めた帯域の信号を出力するバンドパスフィルタ(BP)33と、バンドパスフィルタ33から出力された信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタルコンバータ(ADC)34と、を備えている。
コントローラ22は、ADC34から出力されたデジタル信号のレベルが閾値を超えたか否かを判定するか、あるいはデジタル信号の波形形状が磁性体の磁化反転による波形形状であるかどうかを相互相関法等により判定することでタグの通過の有無を検知し、タグの通過が検知された場合、警告灯40を点灯させる。
また、コントローラ22には、人感センサ14が接続されている。コントローラ22は、人感センサ14による人の検出結果を把握する。
ところで、セキュリティゲート10は、励磁電流供給部15から交流電流を供給して励磁コイル11に交番磁界を発生させたとしても、地磁気や他の機器から発生する磁界の影響により交番磁界の強度が正負で対称とならず、交番磁界の強度の正負の対称軸がゼロレベルから正負の何れかにずれる、所謂オフセットを生じる場合がある。
図4には、地磁気の影響により、交番磁界の正負の強度の対称軸がゼロレベルから正方向に地磁気強度分だけオフセットされた例が示されている。
セキュリティゲート10は、図4に示すようなオフセットが生じた場合、交番磁界の強度が−Hcを超えなくなり、磁性体で磁化反転が起きず、受信コイル12、13に磁性体によるパルス状の電流が流れなくなる。これにより、セキュリティゲート10は、磁性体を含んだタグが付された物品41がセキュリティゲート10の間を通過してもタグの通過が検知できなくなる。
そこで、本実施の形態に係る検知装置では、励磁電流供給部15から磁性体が磁化反転する強度の交番磁界を発生させる交流電流と当該交番磁界の強度の正負の対称性のずれを補正するための補正電流とを重畳した重畳電流を励磁コイル11に対して供給する。
なお、ここで、対称性のずれを補正するとは、交番磁界の波形が正負で対称に近くなることを意味し、完全に対称となることに限定されるものではない。
また、図5に示すように、交番磁界の強度が正負で対称の場合は、交番磁界の強度が+Hcを超えて正のパルス状の電流が検出されてから交番磁界の強度が−Hcを超えて負のパルス状の電流が検出されるまでの期間T1と、交番磁界の強度が−Hcを超えて負のパルス状の電流が検出されてから交番磁界の強度が+Hcを超えて正のパルス状の電流が検出されるまでの期間T2とがそれぞれ交番磁界1周期Sの半分の期間S/2となる。
一方、交番磁界の強度に正側のオフセットが生じた場合は、期間T1>期間T2となり、オフセット量が大きくなるほど期間T1と期間T2の差が大きくなる。また、交番磁界の強度に負側のオフセットが生じた場合は、期間T1<期間T2となり、オフセット量が大きくなるほど期間T1と期間T2の差が大きくなる。図6に、交番磁界の強度に正側のオフセットが生じた場合の一例が示されている。
そこで、本実施の形態に係る検知装置では、図7に示すように、交番磁界のずれを検知するため、セキュリティゲート10に大バルクハウゼン効果を有する校正用磁性体45を設けており、励磁コイル11に交番磁界を発生させて校正用磁性体45によって受信コイル12、13に流れるパルス状の電流の期間T1と期間T2を測定し、期間T1と期間T2とを比較することにより、交番磁界のずれを検知する。
ここで、校正用磁性体45を設置する場所は、セキュリティゲート10により挟まれた、物品41の検知を行う検知領域内の交番磁界の強度が最も弱くなる場所及び方向と同程度の磁界強度となるセキュリティゲート10内の場所及び方向とする。励磁コイル11の構造や励磁方式によっても異なるが、本実施の形態のような検知装置では、セキュリティゲート10間の中央部付近で、垂直方向の励磁磁界強度が最も弱くなる。本実施の形態では、このセキュリティゲート10間の中央部と同程度の磁界強度となるセキュリティゲート10内の位置に校正用磁性体45を設置する。この校正用磁性体45の位置での交番磁界のオフセットが補正されるように補正電流を定めることにより、検知領域内で、交番磁界の強度が最も弱くなる場所でのオフセットも補正される。また、検知領域の他の位置は、交番磁界の強度が中央部付近よりも強いため、交番磁界にオフセットがあってもタグに含まれた磁性体に磁化反転が生じる。
次に、本実施の形態に係る検知装置の作用について説明する。
検知装置は、予め定められたタイミングで交番磁界に発生するオフセットを補正するオフセット補正処理を行う。この予め定められたタイミングは、予め定められた期間(例えば、1日)毎のタイミングとしてもよく、検知装置の電源がオンされたタイミングとしてもよい。また、検知装置に操作パネルを設けて当該操作パネルでオフセットの補正を指示する指示操作が受付けられたタイミングとしてもよい。
図8には、CPU22Aにより実行されるオフセット補正処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートが示されている。なお、当該プログラムはROM22Bに予め記憶されている。
ステップS10では、人感センサ14により人が検出されたか否かを判定し、肯定判定となった場合は処理終了となり、否定判定となった場合はステップS12へ移行する。
ステップS12では、変数Aの値をゼロに初期化する。
ステップS14では、励磁電流供給部15を制御して励磁コイル11に対して交流電流と変数Aの値の直流電流とを重畳した重畳電流の供給を開始させる。
これにより、励磁コイル11は、交番磁界を発生する。受信コイル12、13には、励磁コイル11で発生された交番磁界によって交流電流が誘導されると共に、校正用磁性体45の磁化反転によってパルス電流が生じる。受信コイル12、13に交番磁界によって誘導された交流電流は、受信コイル12、13の巻線方向が逆になるように接続されているため互いに打ち消されるが、受信コイル12、13に校正用磁性体45の磁化反転によって誘導されたパルス電流は、信号処理部21によりデジタル信号に変換される。
ステップS16では、信号処理部21から入力されるデジタル信号に基づいて、正のパルス状の電流が検出されてから負のパルス状の電流が検出されるまでの期間T1と負のパルス状の電流が検出されてから正のパルス状の電流が検出されるまでの期間T2を測定する。
次のステップS18では、期間T1と期間T2の差が予め定めた許容値以内であるか否か判定し、肯定判定となった場合はステップS30へ移行し、否定判定となった場合はステップS20へ移行する。この許容値は、交番磁界の対称性のずれの補正の必要なレベルに応じて予め定められている。
次のステップS20では、期間T1と期間T2を比較し、期間T1>期間T2である場合はステップS22へ移行し、期間T1<期間T2である場合はステップS24へ移行する。
ステップS22では、変数Aの値を予め定めた変化量ΔAだけ増加させた後に上記ステップS14へ移行する。一方、ステップS24では、変数Aの値を予め定めた変化量ΔAだけ減少させた後に上記ステップS14へ移行する。この変化量ΔAは、ステップS22及びステップS24により変化量ΔAずつ変数Aの値の増減を繰り返した際に期間T1と期間T2の差が上記許容値以内に収束するような値に定められている。
ステップS30では、変数Aの値を補正電流値として記憶部22Dに記憶させる。
ところで、励磁コイル11に交流電流を供給して交番磁界を発生させる場合、図9に示すように、励磁コイル11の上辺と下辺に流れる電流の向きが逆になり、上辺近傍に発生する垂直方向の磁界と、下辺近傍に発生する垂直方向の磁界の向きも逆になる。このため、補正電流を直流電流とした場合、上辺近傍または下辺近傍の一方しか補正できないことになる。すなわち、上辺近傍の交番磁界の対称性のずれを補正するように補正電流を定めた場合、下辺近傍の交番磁界の対称性のずれを補正できず、下辺近傍の交番磁界の対称性のずれを補正するように補正電流を定めた場合、上辺近傍の交番磁界の対称性のずれを補正できない。
このため、本実施の形態では、記憶部22Dに記憶した補正電流値の補正電流を正方向と負方向を交互に切り替える。補正電流を正方向と負方向を切り替える頻度は、人がゲートを通過する間に少なくとも1回、好ましくは数回以上となる程度とすれば良い。例えば、奥行き60cmのゲートを時速3kmで通過する間に最低10回切り替えるには15Hz以上の周波数で切り替えを行えばよい。
図10(A)〜(C)には、補正電流により発生する地磁気補正用磁界の波形(図10(A))と交流電流により発生する交番磁界の波形(図10(B))と重畳電流により発生する磁界の波形(図10(C))が示されている。
本実施の形態では、補正電流の正方向と負方向を切り替える周期を15Hzとし、交流電流の周期を補正電流の30倍の450Hzとする。
次のステップS32では、励磁電流供給部15を制御して励磁コイル11に対して記憶部22Dに記憶した補正電流値で正方向と負方向を交互に切り替わる補正電流と交流電流を重畳した重畳電流の供給を開始させる。
これにより、励磁コイル11は、交番磁界を発生する。受信コイル12、13には、励磁コイル11で発生された交番磁界によって交流電流が誘導されると共に、校正用磁性体45の磁化反転によってパルス電流が生じる。受信コイル12、13に交番磁界によって誘導された交流電流は、上述のように互いに打ち消され、受信コイル12、13に校正用磁性体45の磁化反転によって誘導されたパルス電流は、信号処理部21によりデジタル信号に変換される。
次のステップS34では、信号処理部21から入力されるデジタル信号を補正電流の正方向と負方向が切り替わる1周期分を補正用データとして記憶部22Dに記憶させた後に、本プログラムの処理を終了する。
これにより、補正用データには、校正用磁性体45の磁化反転現象によるパルス電流の波形が補正電流の正方向と負方向が切り替わる1周期分記憶される。なお、補正用データとしては入力されるデジタル信号を1周期分以上記憶してもよく、少なくとも1周期分記憶していればよい。
検知装置は、オフセット補正処理プログムの処理が終了すると、タグを検知する検知処理を実行する。
図11には、CPU22Aにより実行される検知処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートが示されている。なお、当該プログラムはROM22Bに予め記憶されている。
ステップS50では、励磁電流供給部15を制御して励磁コイル11に対して記憶部22Dに記憶した補正電流値で正方向と負方向を交互に切り替わる補正電流と交流電流を重畳した重畳電流の供給を開始させる。
これにより、励磁コイル11は、交番磁界を発生する。受信コイル12、13には、励磁コイル11で発生された交番磁界によって交流電流が誘導されると共に、校正用磁性体45の磁化反転によってパルス電流が生じる。
また、本実施の形態では、補正電流が流れる方向を正方向と負方向を交互に切り替えている。このため、タグが付された物品41が各セキュリティゲート10の間を通過した際に、図12(A)(B)に示すように、物品41の通過位置が上辺近傍の場合は、上辺近傍の交番磁界の対称性のずれが補正された期間にタグに含まれた磁性体の磁化反転によってパルス電流が生じ(図12(A))、物品41の通過位置が下辺近傍の場合は、下辺近傍の交番磁界の対称性のずれが補正された期間にタグに含まれた磁性体の磁化反転によってパルス電流が生じる(図12(B))。
受信コイル12、13に交番磁界によって誘導された交流電流は、上述のように互いに打ち消され、受信コイル12、13に校正用磁性体45及びタグに含まれた磁性体の磁化反転によって誘導されたパルス電流は、信号処理部21によりデジタル信号に変換される。
ステップS52では、信号処理部21から入力されるデジタル信号を補正電流の正方向と負方向が切り替わる1周期分RAM22Cに記憶する。
次のステップS54では、上記ステップ52でRAM22Cに記憶した1周期分の波形データから記憶部22Dに補正用データとして記憶した1周期分の波形データを差し引く。これにより、校正用磁性体45によるパルス電流の波形が打ち消される。
次のステップS56では、上記ステップ54で処理された波形データに基づいてタグの通過の有無を検知し、タグの通過が検知された場合はステップS58へ移行し、タグの通過が検知されない場合はステップS60へ移行する。
ステップS58では、警告灯40を光らせてタグの通過が検知されたことを通知する。
ステップS60では、処理を終了するか否かを判定し、肯定判定となった場合は処理終了となり、否定判定となった場合は上記ステップS52へ移行する。本検知処理プログラムは、次のオフセット補正処理の実行タイミングとなった場合や不図示の操作パネルから操作を受付けた場合に処理終了となる。
なお、上記実施の形態では、励磁コイル11の形状を矩形状とした場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、励磁コイル11の形状を、図13に示すように、平行四辺形とした場合、タグが水平に移動しても移動中に上辺、下辺に近くなるため、タグの検知が行い易くなる。
また、上記実施の形態では、セキュリティゲート10内に校正用磁性体45を設けた場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、校正用磁性体45を取り外が行えるように構成し、磁界のオフセットの検知を行う際に校正用磁性体45を取り付けるようにしてもよい。この場合、検知処理時に校正用磁性体45を取り外すようにすることにより、校正用磁性体45のパルス電流波形を記憶する処理(オフセット補正処理プログラムのステップS32〜S34)、及び検知された波形から校正用磁性体45のパルス電流波形を除く処理(検知処理プログラムのステップS54の処理)が不要となる。
また、上記実施の形態のオフセット補正処理プログラムでは、期間T1と期間T2を比較結果に応じて変化量ΔAずつ変数Aの値を増減させて補正電流の電流値を決定する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、期間T1と期間T2の差に応じた補正電流の電流値を電流値情報として予め記憶部22D等に記憶させておき、電流値情報に基づいて期間T1と期間T2の差に応じて補正電流の電流値を決定するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、受信コイル12、13の巻線方向が逆になるように接続して受信コイル12、13に交番磁界によって誘導された交流電流を互いに打ち消す場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、受信コイル12、13のアナログ信号をデジタル変換した後に差を求めて交流電流を打ち消すようにしてもよい。
また、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内で設計上の変更をされたものにも適用可能であるのは勿論である。
また、上記実施の形態に係るオフセット補正処理プログラム及び検知処理プログラムは、ROM22Bに予め記憶しておく形態の他メモリやHDD等の記憶装置に記憶させる形態、CD−ROMやDVD−ROM等のコンピュータで読み取れる記憶媒体に格納された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等に適用してもよい。
11 励磁コイル
12,13 受信コイル
15 励磁電流供給部
22 コントローラ
22A CPU
22D 記憶部

Claims (6)

  1. 正負それぞれ定った強度よりも大きな強度の磁界が作用した際に磁化反転する磁性体が設けられた物品の検知を行う検知領域に対して磁界を発生させる磁界発生コイルと、
    前記磁界発生コイルに磁界を発生させる電流を供給する供給手段と、
    前記磁性体が磁化反転する強度の交番磁界を発生させる交流電流と当該交番磁界の強度の正負の対称性のずれを補正するための補正電流とを重畳した重畳電流を、前記補正電流の電流が流れる方向を周期的に切り替えて供給するように前記供給手段を制御する制御手段と、
    前記検知領域を前記物品が通過する際に前記磁性体の磁化反転を検知する検知手段と、
    を備えた検知装置。
  2. 正負それぞれ定った強度よりも大きな強度の磁界が作用した際に磁化反転する磁性体が設けられた物品の検知を行う検知領域に対して磁界を発生させる磁界発生コイルと、
    前記磁界発生コイルに磁界を発生させる電流を供給する供給手段と、
    前記磁性体が磁化反転する強度の交番磁界を発生させる交流電流と当該交番磁界の強度の正負の対称性のずれを補正するための補正電流とを重畳した重畳電流を供給するように前記供給手段を制御する制御手段と、
    前記検知領域を前記物品が通過する際に前記磁性体の磁化反転を検知する検知手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記磁化反転する校正用の磁性体を前記検知領域内に配置して前記交番磁界の強度の正負の対称性のずれの検出を行う際に前記交流電流のみを前記磁界発生コイルに対して供給するように供給手段を制御し、
    前記検知手段は、前記磁性体の磁化反転により生じる正負のパルス信号を検知し、
    前記検知手段により正負のパルス信号が検知される期間に基づいて前記補正電流の電流値を決定する決定手段をさらに備えた
    検知装置。
  3. 前記制御手段は、前記磁化反転する校正用の磁性体を前記検知領域内に配置して前記交番磁界の強度の正負の対称性のずれの検出を行う際に前記交流電流のみを前記磁界発生コイルに対して供給するように供給手段を制御し、
    前記検知手段は、前記磁性体の磁化反転により生じる正負のパルス信号を検知し、
    前記検知手段により正負のパルス信号が検知される期間に基づいて前記補正電流の電流値を決定する決定手段をさらに備えた
    請求項1記載の検知装置。
  4. 前記校正用の磁性体は、本検知装置に内蔵され、
    前記校正用の磁性体の磁化反転により生じる正負のパルス信号の信号波形を示す波形情報を記憶する記憶手段と、
    前記検知手段により検出される信号の信号波形から前記記憶手段に記憶された前記波形情報により示される信号波形を差し引く補正を行う補正手段と、をさらに備えた
    請求項2又は請求項3記載の検知装置。
  5. コンピュータを、
    正負それぞれ定った強度よりも大きな強度の磁界が作用した際に磁化反転する磁性体が設けられた物品の検知を行う検知領域に対して磁界を発生させる磁界発生コイルに、前記磁性体が磁化反転する強度の交番磁界を発生させる交流電流と当該交番磁界の強度の正負の対称性のずれを補正するための補正電流とを重畳した重畳電流を、前記補正電流の電流が流れる方向を周期的に切り替えて供給するように供給手段を制御する制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
  6. コンピュータを、
    正負それぞれ定った強度よりも大きな強度の磁界が作用した際に磁化反転する磁性体が設けられた物品の検知を行う検知領域に対して磁界を発生させる磁界発生コイルに、前記磁性体が磁化反転する強度の交番磁界を発生させる交流電流と当該交番磁界の強度の正負の対称性のずれを補正するための補正電流とを重畳した重畳電流を供給するように供給手段を制御すると共に、前記磁化反転する校正用の磁性体を前記検知領域内に配置して前記交番磁界の強度の正負の対称性のずれの検出を行う際に前記交流電流のみを前記磁界発生コイルに対して供給するように供給手段を制御する制御手段と、
    前記校正用の磁性体の磁化反転により生じる正負のパルス信号が検知される期間に基づいて前記補正電流の電流値を決定する決定手段と、
    として機能させるためのプログラム。
JP2010013354A 2010-01-25 2010-01-25 検知装置及びプログラム Active JP5573194B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010013354A JP5573194B2 (ja) 2010-01-25 2010-01-25 検知装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010013354A JP5573194B2 (ja) 2010-01-25 2010-01-25 検知装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011149906A JP2011149906A (ja) 2011-08-04
JP5573194B2 true JP5573194B2 (ja) 2014-08-20

Family

ID=44537008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010013354A Active JP5573194B2 (ja) 2010-01-25 2010-01-25 検知装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5573194B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11000341B2 (en) 2015-12-23 2021-05-11 Stryker Corporation Metal detection system for use with medical waste container

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62204180A (ja) * 1986-03-04 1987-09-08 Fuji Electric Co Ltd 磁性体検出装置
JP3293188B2 (ja) * 1992-09-03 2002-06-17 大日本印刷株式会社 非接触データ・キャリア装置
JP2003182847A (ja) * 2001-12-18 2003-07-03 Nhk Spring Co Ltd 物品管理システムと物品の保険システム
JP3881348B2 (ja) * 2004-05-11 2007-02-14 株式会社オーバル 流量発信器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011149906A (ja) 2011-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5750879B2 (ja) 検知装置およびプログラム
KR101603092B1 (ko) 금속이물 검출장치
JP2011017618A (ja) 電流センサ
JP6414780B2 (ja) 電流検出装置
JP5573194B2 (ja) 検知装置及びプログラム
JPS6217844B2 (ja)
JP2008020346A (ja) 物体検知装置および物体検知方法
KR101786794B1 (ko) 금속 탐지 센서 및 이를 포함하는 금속 탐지기
Stupakov et al. Dynamical properties of magnetic Barkhausen noise in a soft microalloyed steel
EP2789987A2 (en) Magnetic sensor, magnetic field sensor, contactless position sensor, and contactless position sensor system
JP5482039B2 (ja) 検知装置
JP6934740B2 (ja) 磁化測定方法
Angelopoulos et al. Design and development of a new magnetometer calibration device
JP5573205B2 (ja) 検知装置
JP5471542B2 (ja) 検知装置及びプログラム
JP5565219B2 (ja) 検知装置およびプログラム
JP6815513B2 (ja) 検査装置
ATE327204T1 (de) Drahtspule und restdrahterkennungsverfahren
JP2005147947A (ja) 磁気センサー用コア、磁気センサー及びフラックスゲート磁力計
JP2013096848A (ja) 電流センサ
JP5699577B2 (ja) 検知システム、検知装置、物品およびプログラム
JP4287735B2 (ja) フラックスゲート磁力計の計測装置
JP3618425B2 (ja) 磁気センサ
JP2000266786A (ja) 電流センサ
KR102481273B1 (ko) 자왜식 수위 측정장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131008

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140603

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140616

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5573194

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350