JP5572762B2 - マルチポイント高速ダウンリンクパケットアクセスネットワークにおけるタイミング制御 - Google Patents

マルチポイント高速ダウンリンクパケットアクセスネットワークにおけるタイミング制御 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2010年8月16日に出願された「Timing control in a downlink coordinated multi-point high speed packet access network」という表題の米国特許仮出願第61/374201号、2011年1月10日に出願された「Timing control in a downlink coordinated multi-point high speed packet access network」という表題の米国特許仮出願第61/431189号、および2011年5月2日に出願された「Timing control in a downlink coordinated multi-point high speed packet access network」という表題の米国特許仮出願第61/481662号の優先権の利益を主張し、上記の出願のすべてが、参照によって全体が本明細書に組み込まれる。
本開示の態様は全般にワイヤレス通信システムに関し、より具体的には、マルチセルワイヤレスネットワークにおけるダウンリンクデータ信号に対応するフィードバックメッセージのタイミング制御に関する。
電話、ビデオ、データ、メッセージング、放送などの様々な通信サービスを提供するために、ワイヤレス通信ネットワークが広範囲に配備されている。そのようなネットワークは、たいていは多元接続ネットワークであり、利用可能なネットワークリソースを共有することによって、複数のユーザ向けの通信をサポートする。そのようなネットワークの一例は、UMTS Terrestrial Radio Access Network(UTRAN)である。UTRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によってサポートされる第3世代(3G)携帯電話技術である、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)の一部として定義される無線アクセスネットワーク(RAN)である。UMTSは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))技術の後継であり、広帯域符号分割多元接続(W-CDMA)、時分割符号分割多元接続(TD-CDMA)、および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)などの様々なエアインターフェース規格を現在サポートしている。UMTSは、関連するUMTSネットワークのデータ転送の速度および容量を向上させる高速パケットアクセス(HSDPA)のような、改良型の3Gデータ通信プロトコルもサポートする。
モバイルブロードバンドアクセスに対する要望が増し続けるにつれて、研究開発は、モバイルブロードバンドアクセスに対する高まる要望を満たすためだけでなく、モバイル通信によるユーザ経験を進化させ強化させるためにも、UMTS技術を進化させ続けている。
UMTSにおける1つのそのような進化は、同じキャリア周波数において複数のセルの各々から高速ダウンリンクチャネルを提供するように、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)技術を拡張する。このシステムは、単一周波数デュアルセル(SFDC)-HSDPAまたはマルチポイントHSDPAと呼ばれ得る。SFDC-HSDPAシステムが新たに導入され、標準化のプロセスが進行中なので、多くの問題が発生しており、多くの解決策がこれらの問題に対処するために提案されている。
様々な態様において、本開示は、第1および第2のダウンリンクからの配置のずれたサブフレームを、それぞれのサブフレームのジョイントHARQ確認応答メッセージが、対応するセルによって正確に解釈され得るように、互いに関連付けるための、方法、装置、処理システム、およびコンピュータプログラム製品を提供する。ここで、RRCメッセージが、特定のサブフレームを互いに関連付けるためにUEに提供されてよく、NBAPメッセージが、ダウンリンク信号を送信するセルに提供されてよいので、セルは、HARQ確認応答メッセージを適切なサブフレームと関連付けることができる。さらに、追加のシグナリングは、セル間のタイミングオフセットの変動により必要とされる場合に、関連付けられたサブフレームのセットの変更を実行する。
本開示のある態様では、ワイヤレス通信の方法は、第1のセルから第1のダウンリンクを受信するステップと、第2のセルから第2のダウンリンクを受信するステップと、第1のダウンリンクの第1のサブフレームを第2のダウンリンクの第2のサブフレームと関連付けて、セットを構築するための指示を受信するステップと、セットに対応するHARQ確認応答メッセージを単一のサブフレームで送信するステップとを含む。
本開示の別の態様では、ワイヤレス通信の方法は、第1のセルから第1のダウンリンクを受信するステップと、第2のセルから第2のダウンリンクを受信するステップと、所定の配置規則に従って、第1のダウンリンクの第1のサブフレームと第2のダウンリンクの第2のサブフレームとの関連付けを決定するステップと、第1のサブフレームおよび第2のサブフレームに対応する情報を含むHARQ確認応答メッセージを単一のサブフレームで送信するステップとを含む。
本開示のさらに別の態様では、ワイヤレス通信の方法は、第1のサブフレームを含むダウンリンクをUEに送信するステップと、HARQ確認応答メッセージをUEから受信するステップと、HARQ確認応答メッセージを第1のサブフレームと関連付けるための指示をRNCから受信するステップとを含む。
本開示のさらに別の態様では、ワイヤレス通信の方法は、1つまたは複数のサブフレームを含むダウンリンクをUEに送信するステップと、1つまたは複数のサブフレームに対応する1つまたは複数のHARQ確認応答メッセージをUEから受信するステップと、1つまたは複数のサブフレームと、1つまたは複数の対応するHARQ確認応答メッセージとの間のタイミング関係を、RNCから受信するステップとを含む。
本開示のさらに別の態様では、ワイヤレス通信のための装置は、第1のセルから第1のダウンリンクを受信するための手段と、第2のセルから第2のダウンリンクを受信するための手段と、第1のダウンリンクの第1のサブフレームを第2のダウンリンクの第2のサブフレームと関連付けて、セットを構築するための指示を受信するための手段と、セットに対応するHARQ確認応答メッセージを単一のサブフレームで送信するための手段とを含む。
本開示のさらに別の態様では、ワイヤレス通信のための装置は、第1のセルから第1のダウンリンクを受信するための手段と、第2のセルから第2のダウンリンクを受信するための手段と、所定の配置規則に従って、第1のダウンリンクの第1のサブフレームと第2のダウンリンクの第2のサブフレームとの関連付けを決定するための手段と、第1のサブフレームおよび第2のサブフレームに対応する情報を含むHARQ確認応答メッセージを単一のサブフレームで送信するための手段とを含む。
本開示のさらに別の態様では、ワイヤレス通信のための装置は、第1のサブフレームを含むダウンリンクをUEに送信するための手段と、HARQ確認応答メッセージをUEから受信するための手段と、HARQ確認応答メッセージを第1のサブフレームと関連付けるための指示をRNCから受信するための手段とを含む。
本開示のさらに別の態様では、ワイヤレス通信のための装置は、1つまたは複数のサブフレームを含むダウンリンクをUEに送信するための手段と、1つまたは複数のサブフレームに対応する1つまたは複数のHARQ確認応答メッセージをUEから受信するための手段と、1つまたは複数のサブフレームと、1つまたは複数の対応するHARQ確認応答メッセージとの間のタイミング関係を、RNCから受信するための手段とを含む。
本開示のさらに別の態様では、コンピュータプログラム製品は、コンピュータに第1のセルから第1のダウンリンクを受信させるための命令と、コンピュータに第2のセルから第2のダウンリンクを受信させるための命令と、第1のダウンリンクの第1のサブフレームを第2のダウンリンクの第2のサブフレームと関連付けて、セットを構築するための指示をコンピュータに受信させるための命令と、セットに対応するHARQ確認応答メッセージをコンピュータに単一のサブフレームで送信させるための命令とを有する、コンピュータ可読媒体を含む。
本開示のさらに別の態様では、コンピュータプログラム製品は、コンピュータに第1のセルから第1のダウンリンクを受信させるための命令と、コンピュータに第2のセルから第2のダウンリンクを受信させるための命令と、所定の配置規則に従って、第1のダウンリンクの第1のサブフレームと第2のダウンリンクの第2のサブフレームとの関連付けをコンピュータに決定させるための命令と、第1のサブフレームおよび第2のサブフレームに対応する情報を含むHARQ確認応答メッセージを、コンピュータに単一のサブフレームで送信させるための命令とを有する、コンピュータ可読媒体を含む。
本開示のさらに別の態様では、コンピュータプログラム製品は、第1のサブフレームを含むダウンリンクをコンピュータにUEへ送信させるための命令と、HARQ確認応答メッセージをコンピュータにUEから受信させるための命令と、HARQ確認応答メッセージを第1のサブフレームと関連付けるための指示を、コンピュータにRNCから受信させるための命令とを有する、コンピュータ可読媒体を含む。
本開示のさらに別の態様では、コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のサブフレームを含むダウンリンクをコンピュータにUEへ送信させるための命令と、1つまたは複数のサブフレームに対応する1つまたは複数のHARQ確認応答メッセージを、コンピュータにUEから受信させるための命令と、1つまたは複数のサブフレームと、1つまたは複数の対応するHARQ確認応答メッセージとの間のタイミング関係を、コンピュータにRNCから受信させるための命令とを有する、コンピュータ可読媒体を含む。
本開示のさらに別の態様では、処理システムは、少なくとも1つのプロセッサおよび少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリを含み、少なくとも1つのプロセッサは、第1のセルから第1のダウンリンクを受信し、第2のセルから第2のダウンリンクを受信し、第1のダウンリンクの第1のサブフレームを第2のダウンリンクの第2のサブフレームと関連付けて、セットを構築するための指示を受信し、セットに対応するHARQ確認応答メッセージを単一のサブフレームで送信するように構成される。
本開示のさらに別の態様では、処理システムは、少なくとも1つのプロセッサおよび少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリを含み、少なくとも1つのプロセッサは、第1のセルから第1のダウンリンクを受信し、第2のセルから第2のダウンリンクを受信し、所定の配置規則に従って、第1のダウンリンクの第1のサブフレームと第2のダウンリンクの第2のサブフレームとの関連付けを決定し、第1のサブフレームおよび第2のサブフレームに対応する情報を含むHARQ確認応答メッセージを単一のサブフレームで送信するように構成される。
本開示のさらに別の態様では、処理システムは、少なくとも1つのプロセッサおよび少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリを含み、少なくとも1つのプロセッサは、第1のサブフレームを含むダウンリンクをUEに送信し、HARQ確認応答メッセージをUEから受信し、HARQ確認応答メッセージを第1のサブフレームと関連付けるための指示をRNCから受信するように構成される。
本開示のさらに別の態様では、処理システムは、少なくとも1つのプロセッサおよび少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリを含み、少なくとも1つのプロセッサは、1つまたは複数のサブフレームを含むダウンリンクをUEに送信し、1つまたは複数のサブフレームに対応する1つまたは複数のHARQ確認応答メッセージをUEから受信し、1つまたは複数のサブフレームと、1つまたは複数の対応するHARQ確認応答メッセージとの間のタイミング関係を、RNCから受信するように構成される。
本発明のこれらの態様および他の態様は、以下の発明の実施するための形態を概観することによってより完全に理解されるだろう。
処理システムを使用する装置のためのハードウェア実装の一例を示す図である。 ユーザプレーンおよび制御プレーンの無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す概念図である。 遠隔通信システムの一例を概念的に示すブロック図である。 遠隔通信システムにおいてUEと通信しているNode Bの一例を概念的に示すブロック図である。 アクセスネットワークの一例を示す概念図である。 HSDPAシステムにおける、ダウンリンク物理制御チャネル(HS-SCCH)と、ダウンリンク物理データチャネル(HS-PDSCH)と、あるフィードバックを搬送するアップリンク物理制御チャネル(HS-DPCCH)との間の関係を示す、簡略化されたタイミング図である。 HSDPAシステムにおける、ダウンリンク物理制御チャネル(HS-SCCH)と、ダウンリンク物理データチャネル(HS-PDSCH)と、あるフィードバックを搬送するアップリンク物理制御チャネル(HS-DPCCH)との間の関係を示す、簡略化されたタイミング図である。 SFDC-HSDPAアクセスネットワークにおいてソフトアグリゲーションを利用するUEを示す概略図である。 SFDC-HSDPAネットワークにおいて関連付けるべき配置のずれたサブフレームの、いくつかの可能な選択肢の関係を示す、タイミング図である。 SFDC-HSDPAネットワークにおいて関連付けるべき配置のずれたサブフレームの、ある可能な選択肢の関係を示す、タイミング図である。 UEとNode Bとの間の圧縮されたHARQスケジュールの負担を分配するために選択された、HS-DPCCHタイミングを示すタイミング図である。 タイミング制御のためのワイヤレス通信の処理を示す呼の流れ図である。 配置のずれたサブフレーム間の関連付けをハードコードするための、ある配置規則を示すタイミング図である。 配置のずれたサブフレーム間の関連付けをハードコードするための、ある配置規則を示すタイミング図である。 配置のずれたサブフレーム間の関連付けをハードコードするための、ある配置規則を示すタイミング図である。 配置のずれたサブフレーム間の関連付けをハードコードするための、ある配置規則を示すタイミング図である。 UEによって実施され得るワイヤレス通信の処理を示す流れ図である。 Node Bによって実施され得るワイヤレス通信の処理を示す流れ図である。
添付の図面に関して述べられる下記の詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、本明細書で説明される概念が実行され得る唯一の構成を表すように意図されているわけではない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解をもたらす目的で、具体的な詳細を含んでいる。しかし、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実行され得ることが、当業者には明らかであろう。場合によっては、そのような概念を曖昧にするのを回避する目的で、周知の構造および構成要素がブロック図の形式で示されている。
本開示の様々な態様によれば、要素または要素の一部分または要素の組合せを、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」で実装できる。プロセッサの例として、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理回路、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される様々な機能を実施するように構成された他の適切なハードウェアがある。
処理システム内の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行することができる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかに関わらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。ソフトウェアはコンピュータ可読媒体に存在し得る。コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体であってよい。非一時的コンピュータ可読媒体は、例として、磁気記憶デバイス(たとえば、ハードディスク、フレキシブルディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多目的ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、キードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、取り外し可能ディスク、ならびに、コンピュータがアクセスし読み取ることができるソフトウェアおよび/または命令を保存するための任意の他の適切な媒体を含む。また、コンピュータ可読媒体は、例として、搬送波、伝送路、ならびに、コンピュータがアクセスし読み取ることができるソフトウェアおよび/または命令を送信するための任意の他の適切な媒体も含み得る。コンピュータ可読媒体は、処理システムの中に存在してもよく、処理システムの外に存在してもよく、または処理システムを含む複数のエンティティに分散してもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラム製品として具現化され得る。例として、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料内のコンピュータ可読媒体を含み得る。当業者は、具体的な用途およびシステム全体に課せられた全体的な設計制約に応じて、本開示全体にわたって示される説明される機能を最善の形で実装する方法を認識するだろう。
図1は、処理システム114を使用する装置100のハードウェア実装の一例を示す概念図である。この例では、処理システム114は、バス102によって全般に表されるバスアーキテクチャで実装され得る。バス102は、処理システム114の具体的な用途および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含み得る。バス102は、プロセッサ104によって全般に表される1つまたは複数のプロセッサ、メモリ105、およびコンピュータ可読媒体106によって全般に表されるコンピュータ可読媒体を含む、様々な回路を互いにつなぐ。バス102は、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をつなぐこともでき、これらの回路は当技術分野で知られているのでこれ以上は説明しない。バスインターフェース108は、バス102とトランシーバ110との間にインターフェースを提供する。トランシーバ110は、送信媒体を通じて様々な他の装置と通信するための手段を提供する。また、装置の性質に応じて、ユーザインターフェース112(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティックなど)も設けられてよい。
プロセッサ104は、バス102の管理、およびコンピュータ可読媒体106に記憶されたソフトウェアの実行を含む全般的な処理を受け持つ。ソフトウェアは、プロセッサ104によって実行されると、任意の特定の装置の以下で説明される様々な機能を処理システム114に実行させる。コンピュータ可読媒体106は、ソフトウェアを実行する時にプロセッサ104によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。
ワイヤレス遠隔通信システムでは、モバイルデバイスとセルラーネットワークとの間の無線プロトコルアーキテクチャは、具体的な用途に応じて様々な形態をとり得る。3GPP高速パケットアクセス(HSPA)システムの例がここで図2を参照して提示され、図2は、ユーザ装置(UE)と、一般にNode Bと呼ばれる基地局との間の、ユーザプレーンおよび制御プレーンの無線プロトコルアーキテクチャの例を示す。ここで、ユーザプレーンまたはデータプレーンはユーザトラフィックを搬送し、制御プレーンは制御情報、すなわちシグナリングを搬送する。
図2を見ると、UEおよびNode Bの無線プロトコルアーキテクチャは、層1、層2、および層3という3つの層で示される。層1は最下層であり、様々な物理層の信号処理機能を実装する。層1は、本明細書では物理層206と呼ばれる。層2(L2層)208と呼ばれるデータリンク層は、物理層206の上にあり、物理層206を通じたUEとNode Bとの間のリンクを担う。
層3において、RRC層216は、UEとNode Bとの間の制御プレーンのシグナリングを扱う。RRC層216は、高次層のメッセージのルーティング、ブロードキャスト機能および呼び出し機能の取り扱い、無線ベアラの確立および構成などのための、いくつかの機能的なエンティティを含む。
示されるエアインターフェースでは、制御プレーンでは、L2層208は、メディアアクセス制御(MAC)サブレイヤ210および無線リンク制御(RLC)サブレイヤ212という、2つのサブレイヤを含む。ユーザプレーンでは、L2層208はさらに、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ214を含む。示されないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイで終端するネットワーク層(たとえばIP層)と、接続の他の端部(たとえば、遠端のUE、サーバなど)で終端するアプリケーション層とを含めて、L2層208より上にいくつかの上位層を有し得る。
PDCPサブレイヤ214は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間の多重化を行う。PDCPサブレイヤ214はまた、無線送信のオーバーヘッドを低減するための上位層データパケットのヘッダ圧縮、データパケットの暗号化によるセキュリティ、および、Node B間のUEのハンドオーバーのサポートを実現する。
RLCサブレイヤ212は、上位層のデータパケットのセグメント化および再構築、失われたデータパケットの再送信、ならびに、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)による順序の狂った受信を補償するためのデータパケットの再順序付けを行う。
MACサブレイヤ210は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を行う。MACサブレイヤ210はまた、1つのセルの中の様々な無線リソース(たとえばリソースブロック)の複数のUEへの割り当てを担う。MACサブレイヤ210はまた、HARQ動作も担う。
本開示全体にわたって提示される様々な概念は、広範な遠隔通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格にわたって実装され得る。ここで図3を参照すると、限定ではなく例として、本開示の様々な態様は、W-CDMAエアインターフェースを利用するUniversal Mobile Telecommunications System(UMTS)システム300に関して示されている。UMTSネットワークは、コアネットワーク(CN)304、UMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)302、およびユーザ装置(UE)310という3つの対話する領域を含む。この例では、UTRAN 302は、電話、ビデオ、データ、メッセージング、放送、および/または他のサービスを含む様々なワイヤレスサービスを提供することができる。UTRAN 302は、無線ネットワークコントローラ(RNC)306などのそれぞれの無線ネットワークコントローラ(RNC)によって各々制御される、無線ネットワークサブシステム(RNS)307などの複数の無線ネットワークサブシステム(RNS)を含み得る。ここで、UTRAN 302は、示されるRNC 306およびRNS 307に加えて、任意の数のRNC 306およびRNS 307を含み得る。RNC 306は、とりわけ、RNS 307内の無線リソースを割り当て、再構成し、解放することを受け持つ装置である。RNC 306は、任意の適切なトランスポートネットワークを使用する、直接の物理接続、仮想ネットワークなど様々なタイプのインターフェースを介して、UTRAN 302中の他のRNC(図示せず)に相互接続され得る。
RNS 307によってカバーされる地理的領域は、いくつかのセルに分けることができ、無線トランシーバ装置が各セルにサービスする。無線トランシーバ装置は、通常、UMTS用途ではNode Bと呼ばれるが、当業者によって、基地局(BS)、送受信基地局(BTS)、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、アクセスポイント(AP)、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。明快にするために、各RNS 307に3つのNode B 308が示されているが、RNS 307は、任意の数のワイヤレスノードBを含んでもよい。Node B 308は、ワイヤレスアクセスポイントを任意の数のモバイル装置のためのコアネットワーク(CN)304に提供する。モバイル装置の例には、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、ノートブック、ネットブック、スマートブック、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム(GPS)デバイス、マルチメディアデバイス、ビデオ装置、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤなど)、カメラ、ゲーム機、または任意の他の類似の機能デバイスなどがある。モバイル装置は、通常、UMTS用途ではユーザ装置(UE)と呼ばれるが、当業者によって、移動局(MS)、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、遠隔ユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末(AT)、モバイル端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。UMTSシステムでは、UE 310は、ネットワークへのユーザの加入情報を含む汎用加入者識別モジュール(USIM)311をさらに含み得る。説明のために、1つのUE 310がいくつかのNode B 308と通信しているように示される。所与のネットワークでは、UE 310とそれぞれのNode B 308との間のリンクの各々は、1つまたは複数の搬送波を利用し得る。さらに、UE 310は、ソフトハンドオーバーまたはソフトアグリゲーションにおいて、複数のNode B 308に接続され得る。順方向リンクとも呼ばれるダウンリンク(DL)は、Node B 308からUE 310への通信リンクを指し、逆方向リンクとも呼ばれるアップリンク(UL)は、UE 310からNode B 308への通信リンクを指す。
UE 310とNode B 308との間のエアインターフェースを通じた通信は、上で説明され図2に示される、UMTS無線プロトコルアーキテクチャを利用することができる。あるいは、UE 310とNode B 308との間のエアインターフェースは、任意の適切なプロトコルを利用することができる。
コアネットワーク304は、UTRAN 302のような1つまたは複数のアクセスネットワークとインターフェースをとる。示されるように、コアネットワーク304は、GSM(登録商標)コアネットワークである。しかしながら、当業者が認識するように、GSM(登録商標)ネットワーク以外のタイプのコアネットワークへのアクセスをUEに提供するために、本開示全体にわたって提示される様々な概念を、RANまたは他の適切なアクセスネットワークにおいて実装することができる。
示されるGSM(登録商標)コアネットワーク304は、回線交換(CS)領域およびパケット交換(PS)領域を含む。回線交換要素のいくつかは、モバイルサービス交換センタ(MSC)、ビジターロケーションレジスタ(VLR)、およびゲートウェイMSC(GMSC)である。パケット交換要素は、サービングGPRSサポートノード(SGSN)、およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)を含む。EIR、HLR、VLR、およびAuCのようないくつかのネットワーク要素は、回線交換領域とパケット交換領域の両方によって共有され得る。
図示の例では、コアネットワーク304は、MSC 312およびGMSC 314によって回線交換サービスをサポートする。いくつかの用途では、GMSC 314は、メディアゲートウェイ(MGW)とも呼ばれ得る。RNC 306のような1つまたは複数のRNCが、MSC 312に接続され得る。MSC 312は、呼設定、呼ルーティング、およびUEモビリティ機能を制御する装置である。MSC 312は、UEがMSC 312のカバレッジエリア内にある間、加入者関連の情報を格納する、ビジターロケーションレジスタ(VLR)も含む。GMSC 314は、UEが回線交換ネットワーク316にアクセスするためのゲートウェイを、MSC 312を通じて提供する。GMSC 314は、特定のユーザが加入したサービスの詳細を反映するデータのような加入者データを格納する、ホームロケーションレジスタ(HLR)315を含む。HLRは、加入者に固有の認証データを格納する、認証センタ(AuC)とも関連付けられている。特定のUEについて、呼が受信されると、GMSC 314は、UEの位置を決定するためにHLR 315に問い合わせ、その位置でサービスする特定のMSCに呼を転送する。
示されるコアネットワーク304はまた、サービングGPRSサポートノード(SGSN)318およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)320によって、パケットデータサービスをサポートする。汎用パケット無線サービスを表すGPRSは、標準の回線交換データサービスで可能なものより速い速度でパケットデータサービスを提供するよう設計されている。GGSN 320は、パケットベースネットワーク322へのUTRAN 302の接続を提供する。パケットベースネットワーク322は、インターネット、プライベートデータネットワーク、または何らかの他の適切なパケットベースネットワークでもよい。GGSN 320の主要機能は、UE 310にパケットベースネットワーク接続を提供することである。データパケットは、MSC 312が回線交換領域において実行するのと同じ機能をパケットベース領域において主に実行するSGSN 318を介して、GGSN 320とUE 310との間で転送され得る。
UMTSエアインターフェースは、スペクトラム拡散直接シーケンス符号分割多元接続(DS-CDMA)システムであってよい。スペクトラム拡散DS-CDMAは、チップと呼ばれる疑似ランダムビットの列との乗算によって、ユーザデータを拡散させる。UMTSのW-CDMAエアインターフェースは、そのようなDS-CDMA技術に基づいており、さらに周波数分割複信(FDD)を必要とする。FDDは、Node B 308とUE 210との間のアップリンク(UL)およびダウンリンク(DL)に異なるキャリア周波数を使用する。DS-CDMAを利用し、時分割複信(TDD)を使用するUMTSの別のエアインターフェースは、TD-SCDMAエアインターフェースである。本明細書で説明される様々な例は、W-CDMAエアインターフェースを指し得るが、基礎をなす原理はTD-SCDMAエアインターフェースに等しく適用可能であり得ることを、当業者は理解するだろう。
図4は、例示的なUE 450と通信している例示的なNode B 410のブロック図であり、Node B 410は図3のNode B 308であってよく、UE 450は図3のUE 310であってよい。ダウンリンク方向では、送信プロセッサ420は、データ源412からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ440から制御信号を受信することができる。送信プロセッサ420は、参照信号(たとえばパイロット信号)とともに、データ信号および制御信号のための様々な信号処理機能を提供する。たとえば、送信プロセッサ420は、誤り検出のための巡回冗長検査(CRC)コード、順方向誤り訂正(FEC)を支援するための符号化およびインターリービング、様々な変調方式(たとえば、二位相偏移変調(BPSK)、四位相偏移変調(QPSK)、M-位相偏移変調(M-PSK)、M-直角位相振幅変調(M-QAM)など)に基づいた信号配列へのマッピング、直交可変拡散率(OVSF)による拡散、および、一連のシンボルを生成するためのスクランブリングコードとの乗算を、提供することができる。送信プロセッサ420のための、符号化方式、変調方式、拡散方式および/またはスクランブリング方式を決定するために、チャネルプロセッサ444からのチャネル推定が、コントローラ/プロセッサ440によって使われ得る。これらのチャネル推定は、UE 450によって送信される参照信号から、またはUE 450からのフィードバックから、導出され得る。送信プロセッサ420によって生成されたシンボルは、フレーム構造を作成するために、送信フレームプロセッサ430に与えられる。送信フレームプロセッサ430は、コントローラ/プロセッサ440からの情報とシンボルとを多重化することによって、このフレーム構造を作成し、一連のフレームが得られる。次いでこのフレームは送信機432に与えられ、送信機432は、アンテナ434を通じたワイヤレス媒体によるダウンリンク送信のために、増幅、フィルタリング、およびフレームのキャリア上へ変調を含む、様々な信号調整機能を提供する。アンテナ434は、たとえば、ビームステアリング双方向適応アンテナアレイまたは他の同様のビーム技術を含む、1つまたは複数のアンテナを含み得る。
UE 450において、受信機454は、アンテナ452を通じてダウンリンク送信を受信し、その送信を処理してキャリア上へ変調されている情報を回復する。受信機454によって回復された情報は、受信フレームプロセッサ460に与えられ、受信フレームプロセッサ460は、各フレームを解析し、フレームからの情報をチャネルプロセッサ494に提供し、データ信号、制御信号、および参照信号を受信プロセッサ470に提供する。受信プロセッサ470は次いで、Node B 410中の送信プロセッサ420によって実行される処理の逆を実行する。より具体的には、受信プロセッサ470は、シンボルを逆スクランブルおよび逆拡散し、変調方式に基づいて、Node B 410によって送信された、最も可能性の高い信号配列点を求める。これらの軟判定は、チャネルプロセッサ494によって計算されるチャネル推定に基づき得る。そして軟判定は、データ信号、制御信号、および参照信号を回復するために、復号されてデインターリーブされる。そして、フレームの復号が成功したかどうか判定するために、CRCコードが確認される。次いで、復号に成功したフレームによって搬送されるデータがデータシンク472に与えられ、データシンク472は、UE 450および/または様々なユーザインターフェース(たとえばディスプレイ)において実行されているアプリケーションを表す。復号に成功したフレームが搬送する制御信号は、コントローラ/プロセッサ490に与えられる。受信機プロセッサ470によるフレームの復号が失敗すると、コントローラ/プロセッサ490は、確認応答(ACK)プロトコルおよび/または否定応答(NACK)プロトコルを用いて、そうしたフレームの再送信要求をサポートすることもできる。
アップリンクでは、データ源478からのデータおよびコントローラ/プロセッサ490からの制御信号が、送信プロセッサ480に与えられる。データ源478は、UE 450で実行されているアプリケーションおよび様々なユーザインターフェース(たとえばキーボード)を表し得る。Node B 410によるダウンリンク送信に関して説明される機能と同様に、送信プロセッサ480は、CRCコード、FECを支援するための符号化およびインターリービング、信号配列へのマッピング、OVSFによる拡散、および、一連のシンボルを生成するためのスクランブリングを含む、様々な信号処理機能を提供する。チャネル処理494によって、Node B 410によって送信される参照信号から、または、Node B 410によって送信されるミッドアンブル中に含まれるフィードバックから導出される、チャネル推定が、適切な符号化方式、変調方式、拡散方式、および/またはスクランブリング方式を選択するために、使われ得る。送信プロセッサ480によって生成されたシンボルは、フレーム構造を作成するために、送信フレームプロセッサ482に与えられる。送信フレームプロセッサ482は、コントローラ/プロセッサ490からの情報とシンボルとを多重化することによって、このフレーム構造を作成し、一連のフレームが得られる。次いでこのフレームは送信機456に与えられ、送信機456は、アンテナ452を通じたワイヤレス媒体によるアップリンク送信のために、増幅、フィルタリング、およびフレームのキャリア上への変調を含む、様々な信号調整機能を提供する。
アップリンク送信は、UE 450において受信機能に関して説明されたのと同様の方式で、Node B 410において処理される。受信機435は、アンテナ434を通じてアップリンク送信を受信し、その送信を処理してキャリア上へ変調されている情報を回復する。受信機435によって回復された情報は、受信フレームプロセッサ436に与えられ、受信フレームプロセッサ436は、各フレームを解析し、フレームからの情報をチャネルプロセッサ444に提供し、データ信号、制御信号、および参照信号を受信プロセッサ438に提供する。受信プロセッサ438は、UE 450中の送信プロセッサ480によって実行される処理の逆を実行する。次いで、復号に成功したフレームによって搬送されるデータ信号および制御信号が、データシンク439およびコントローラ/プロセッサにそれぞれ与えられ得る。フレームの一部が、受信プロセッサによる復号に失敗すると、コントローラ/プロセッサ440は、確認応答(ACK)プロトコルおよび/または否定応答(NACK)プロトコルを用いて、そうしたフレームの再送信要求をサポートすることもできる。
コントローラ/プロセッサ440および490は、それぞれNode B 410およびUE 450における動作を指示するために使われ得る。たとえば、コントローラ/プロセッサ440および490は、タイミング、周辺インターフェース、電圧調整、電力管理、および他の制御機能を含む、様々な機能を提供することができる。メモリ442および492のコンピュータ可読媒体は、それぞれ、Node B 410およびUE 450のためのデータおよびソフトウェアを記憶することができる。Node B 410におけるスケジューラ/プロセッサ446は、リソースをUEに割り当て、UEのダウンリンク送信および/またはアップリンク送信をスケジューリングするために、使われ得る。
高速パケットアクセス(HSPA)エアインターフェースは、スループットの向上および遅延の低減を支援する、3G/W-CDMAエアインターフェースに対する一連の強化を含む。前のリリースに対する他の修正には、HSPAが、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)、チャネル送信の共有、ならびに適応変調および適応符号化を利用することがある。HSPAを定義する規格は、HSDPA(高速ダウンリンクパケットアクセス)およびHSUPA(高速アップリンクパケットアクセス、改良型アップリンクまたはEULとも呼ばれる)を含む。
ここで図5を参照すると、限定ではなく例として、HSPAを利用し得る、UTRANアーキテクチャの簡略化されたアクセスネットワーク500が示される。システムは、セル502、504、および506を含む複数のセルラー領域(セル)を含み、セルの各々は、1つまたは複数のセクタを含み得る。セルは、たとえばカバレッジエリアによって地理的に定義することができ、かつ/または、周波数、スクランブリングコードなどに従って定義することもできる。つまり、図示される地理的に定義されたセル502、504、および506は各々、たとえば異なるスクランブリングコードまたは異なるキャリア周波数を利用することによって、複数のセルにさらに分割され得る。たとえば、セル504aは、第1のスクランブリングコードを利用することができ、セル504bは、同じ地理的な領域内にあり同じNode B 544によってサービスされている時、第2のスクランブリングコードを利用することによって区別され得る。別の例では、セル504aは、第1のキャリア周波数を利用することができ、セル504bは、同じ地理的な領域内にあり同じNode B 544によってサービスされている時、第1のキャリア周波数と同じ帯域にあっても異なる帯域にあってもよい、第2のキャリア周波数を利用することによって区別され得る。
セクタに分割されるセルでは、セル内の複数のセクタはアンテナのグループによって形成することができ、各々のアンテナがセルの一部にあるUEとの通信を担う。たとえば、セル502において、アンテナグループ512、514、および516は、各々異なるセクタに対応し得る。セル504において、アンテナグループ518、520、および522は、各々異なるセクタに対応し得る。セル506において、アンテナグループ524、526、および528は、各々異なるセクタに対応し得る。
セル502、504、および506は、各セル502、504、または506の1つまたは複数のセクタと通信していてもよい、いくつかのUEを含み得る。たとえば、UE 530および532は、Node B 542と通信していてもよく、UE 534および536は、Node B 544と通信していてもよく、UE 538および540は、Node B 546と通信していてもよい。ここで、各Node B 542、544、546は、それぞれのセル502、504、および506の中のすべてのUE 530、532、534、536、538、540のために、コアネットワーク204(図2参照)へのアクセスポイントを提供するように構成される。
簡単にするために、本開示の以下において「セル」という用語は、異なるNode Bからのセルと、および同じNode Bからの異なるセクタとを含み得る。
UE(たとえばUE 534)がアクセスネットワーク500の中を動くに従って、UE 534は、様々なセルの信号特性についての様々な測定を実行し、そうした信号の品質に関連する報告を、アップリンク送信で送ることができる。これらの報告に一部基づいて、UTRANは、UE 534にサービングセルを変更するように命令する適切なシグナリングメッセージを送信することによって、ハンドオーバー手順の中でUEのサービングセルを変更することを決定できる。ここで、サービングセルとはUEがとどまるセルである。ハンドオーバーは、ハードハンドオーバー(たとえば、ブレークビフォアメイク)であっても、ソフトハンドオーバー(メイクビフォアブレーク)であってもよい。ソフトハンドオーバーでは、UEは、2つ以上のセル、すなわち、一次サービングセルなサービングセルおよび1つまたは複数の二次サービングセルに、ある期間同時に接続され得る。つまり、UEは、1つまたは複数のNode Bからの複数のセルを含む、アクティブセットを維持することができる。UEが動くに従って、または他の方式で無線状態が変わるに従って、アクティブセットにセルが追加されてよく、アクティブセットからセルが除去されてよい。
3GPPファミリーの規格のリリース5では、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)が導入された。従来のシステムのように、HSDPA UEは一般に、ダウンリンクチャネルのあるパラメータを監視し、そのパラメータの測定を実行する。しかし、HSDPAでは、これらの測定に基づいて、UEがアップリンク送信でNode Bにフィードバックを与えることができる。
このフィードバックは、チャネル品質情報(CQI)を含んでよく、CQIは一般に、どのような推定されるトランスポートブロックのサイズ、変調の種類、およびパラレルコードの数が、ダウンリンクにおいて適度なブロックエラーレート(BLER)で正確に受信され得るかを、示す。ここで、CQIの報告は、リンクの適応およびスケジューリングのアルゴリズムのために利用され得る。したがって、Node Bは、UEからの報告されたCQIに基づいた、サイズ、符号化フォーマットなどを有する次のMAC-hs/MAC-ehsパケットを、ダウンリンク送信でUEに提供することができる。加えて、CQIの報告は、エアインターフェースの容量推定にも使われ得る。
HSDPAは、高速ダウンリンク共有チャネル(HS-DSCH)をトランスポートチャネルとして利用し、HS-DSCHはダウンリンク方向にユーザデータを搬送することができる。HS-DSCH送信時間間隔(TTI)またはインターリービング期間は、UEとNode Bとの間の再送信の往復遅延を比較的短くするために、長さが2ms(各スロットが0.667msの場合3スロット)であり得る。
HS-DSCHは、高速物理ダウンリンク共有チャネル(HS-PDSCH)、高速共有制御チャネル(HS-SCCH)、および高速専用物理制御チャネル(HS-DPCCH)という、3つの物理チャネルによって実装され得る。これらの物理チャネルのうち、HS-PDSCHが、ユーザデータを搬送することができ、HS-SCCHによって導かれるように、1つまたは複数のコードチャネルに動的にマッピングされ得る。
図6Aは、HS-SCCH 602上の制御情報と、HS-PDSCH 604上のダウンリンクデータとの間の関係を示す。UEは、いつHS-PDSCH 604からデータを読み取るべきかを、および、割り当てられる物理チャネルにおいて用いられる変調方式を決定するために、HS-SCCH 602を継続的に監視することができる。ここで、HS-SCCH 602は、2つの部分に分けられ得る。3つのスロットのうちの第1のスロットを含む第1の部分602aでは、HS-SCCH 602は、どの符号を受信すべきか、およびどのような変調および拡散率が使用されているかということのような、HS-PDSCH 604を受信するためにUEが利用することになる何らかのタイムクリティカルな情報を含み得る。2つのスロットを含む第2の部分602bは、比較的タイムクリティカルではない、UEのための追加の情報を含み得る。したがって、UEが、特定のセクタまたはセルに対応するHS-SCCH 602を監視する時、UEは、自身に宛てられたデータがある場合には、対応するHS-PDSCH 604でダウンリンクデータを受信して復号できるようにされ得る。
アップリンクでは、HS-DPCCHが、UEからのフィードバックシグナリングを搬送し、変調方式、符号化方式、およびプリコーディングの重み付けの選択に関して、Node Bが正しい決定を下すのを支援することができる。たとえば、このフィードバックシグナリングは、CQIおよびPCIを含み得る。HS-DPCCHはさらに、前のHS-DSCH上の対応するパケット送信の復号が成功したかどうかを示すための、HARQ ACK/NACKシグナリングを含み得る。つまり、UEは、ダウンリンク上のパケットを正常に復号したかどうかを示すために、HS-DPCCHを通じてフィードバックをNode Bに提供することができる。
図6Bは、例示的なHSDPAシステムによる、物理層の動作のタイミング関係を示す。様々な要因に基づいて、Node Bのスケジューラは、特定のTTIにおいてUEへデータチャネルをサービスするかどうかを決定し、変調方式、符号化方式、データ速度などのような、送信フォーマットを選択する。Node Bは、その選択を利用する対応するHS-PDSCH TTIの2スロット前に、その選択をHS-SCCH 606においてUEに伝える。HS-SCCH 606で搬送される情報に基づいて、UEは、HS-PDSCHで送信されることになるデータがどのHARQプロセスに属すかを決定することができ、HS-PDSCH 608で受信される対応するデータを復号することができる。HS-PDSCHデータは1つのTTIの中にのみ示されているが、ネットワークは、連続するTTIにおいてデータの送信を続けることができる。この場合、UEは、前のTTIの間に使われた同じHS-SCCHの利用を続けることができる。
HS-PDSCH 608上のデータを復号すると、7.5スロット(5ms)の遅延の後に、UEは、HS-PDSCHデータに対するCRCチェックの結果に対応するHARQ確認応答メッセージ、さらにはCQI/PCI情報を、HS-DPCCH 610を利用するアップリンク送信で送ることができる。
HS-PDSCH TTIの終了の7.5スロット後に始まる、HS-DPCCHのフィードバックのタイミングは、3GPP規格において厳しく規定され得るが(3GPP TS 25.211参照)、HS-DPCCHの終了の後のタイミングと、次のHS-SCCH送信の開始は、厳しく規定はされていない。したがって、HS-DPCCH送信から、何らかの個数(N個)のタイムスロットの後、同じHARQプロセスのための次のHS-SCCH 606の送信が開始し得る。
3GPP規格のリリース8は、デュアルセルHSDPA(DC-HSDPA)をもたらし、単一のUEが、2つの隣接する5MHzのキャリア周波数からのダウンリンク情報を統合することができる。つまり、DC-HSDPAでは、Node Bは、ダウンリンクのスループットを基本的に2倍にするために、2つのキャリア周波数上の2つのHS-DSCHトランスポートチャネルを、UEに提供することができる。一般に、DC-HSDPAは一次(アンカー)キャリアおよび二次キャリアを利用し、一次キャリアはダウンリンクデータ送信のためのチャネルおよびアップリンクデータ送信のためのチャネルを提供し、二次キャリアはダウンリンク通信のためのHS-PDSCHおよびHS-SCCHの第2のセットを提供する。
3GPP規格のさらに後のリリースでは、3C-HSDPAおよび4C-HSDPAが、DC-HSDPAよりもユーザのデータ速度をさらに向上させることができる。さらに多くの数のキャリアを用いるさらなる技術開発が、進行中である。
本開示の様々な態様によれば、ソフトアグリゲーションと呼ばれ得る別の形態のキャリアアグリゲーションがダウンリンクキャリアアグリゲーションを実現し、それぞれのダウンリンクキャリアは同じ周波数キャリアを利用する。ソフトアグリゲーションは、シングルキャリアネットワークにおけるDC-HSDPAと同様の利得を実現しようとする。
図7は、本開示のいくつかの態様による、ソフトアグリゲーションの例示的なシステムを示す。図7では、2つ以上のセル714と716との間に地理的な重複があり得るので、UE 710は、少なくともある期間、複数のセルによってサービスされ得る。したがって、本開示によるワイヤレス通信システムは、単一の周波数チャネル上の複数のセルからHSDPAサービスを提供できるので、UEはキャリアアグリゲーションを実行することができる。たとえば、2つのセルを利用する構成は、単一周波数デュアルセルHSDPA(SFDC-HSDPA)、協調マルチポイントHSDPA(CoMP HSDPA)、または単にマルチポイントHSDPAと呼ばれ得る。しかし、他の用語も自由に使われ得る。このようにして、セルの境界ならびにシステム全体において、ユーザは高いスループットによる利益を受けることができる。ここで、異なるセルは同じNode Bによって提供されてもよく、または異なるセルは全く異なるNode Bによって提供されてもよい。
図7に示される方式では、2つの異なるNode B 702および704は各々、それぞれHSDPAダウンリンクキャリア(たとえばHS-DSCH)706および708を提供し、ダウンリンクキャリアは実質的にキャリア周波数が同じである。当然、すでに説明されたように、別の態様では、ダウンリンクキャリア706と708の両方が、同じNode Bの異なるセクタから提供されてもよい。ここで、UE 710は、ダウンリンクキャリアを受信して統合し、Node B 702と704の両方によって受信されるアップリンクチャネル712(たとえばHS-DPCCH)を提供する。UE 710からのアップリンクチャネル712は、たとえば、対応するダウンリンクキャリア706および708のダウンリンクチャネル状態に対応する、フィードバック情報を提供することができる。
SFDC-HSDPAシステムの一態様は、HSDPAフレームワークに基づいていて、2つのセルからの送信が非同期であり得ることである。つまり、一次サービングセルのスロットの境界は、二次サービングセルのスロットの境界と同じである必要はない。この非同期性は、非同期の符号化を利用することから生じることがあり、かつ/または、別個のNode Bからの信号伝搬遅延が異なることから生じることがある。一般に、物理セルが同じNode Bによって提供される場合でも、非同期の符号化によるセル間の非同期性が存在し得る。上で説明されたスケジュールの要件およびHARQ確認応答メッセージに関して3GPP TS 25.211で規定される要件を考えると、セル間の同期がないことによる多くの問題が発生し得る。
つまり、図7に示されるように、UE 710は、セル714と716の両方に単一のHS-DPCCH送信を提供する。ここで、HARQ確認応答メッセージは、両方のセルに対する、一緒に符号化されたHARQ ACK/NACKを含み得る。しかし、それぞれのセルによって送信されたHS-PDSCHは、時間が揃っていないことがあるので、HS-DPCCH送信が二次サービングセルに到達する時に、そのフィードバックがどのHARQプロセスに属するのかという疑問が生じ得る。それは、フィードバックが、対応するHS-PDSCHの厳密に7.5スロット後ではない可能性があるからである。
さらに、ダウンリンクが異なるクロックを用いる異なるNode Bによって与えられる場合には特に、ダウンリンク間の配置のずれは、時間とともに変化し得る。つまり、それぞれのNode Bが利用するクロックが正確ではないことがあるので、スロットの境界が変動することがある。
図8〜図10は、第1のセルと第2のセルとの間のタイミングが非同期であることにより起こり得る、いくつかの状況を示すタイミング図であり、例として、6個のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスは、6個のサブフレーム、すなわちサブフレーム0〜サブフレーム5が存在するように構成される。図7を参照すると、例として、UE 710は、一次サービングセル714および二次サービングセル716によってサービスされていると考えられる。図8〜図10の図は、UEの視点で示されたものであり、すなわち、UEに到達する時間でタイミングが示されている。しかし、一般には、それぞれのNode BとUEとの間の伝搬遅延は、スロット幅と比較して非常に小さい。したがって、本開示においては、Node Bの視点ではタイミングは実質的に同一である。
ここで図8および図9を参照すると、配置のずれは、HS-PDSCH上で二次サービングセルによって送信される第2のサブフレーム0が、一次サービングセルによって送信される第1のサブフレーム0よりも、約1.5スロット遅くUEにおいて受信されるというものである。つまり、二次サービングセルのスロットの境界は、一次サービングセルのスロットの境界に対して、1.5スロット(1ms)分オフセットされている。当然、1.5個のサブフレームという示された配置のずれは例示的なものに過ぎず、説明の目的でここで示されたものであり、限定することは意図されない。つまり、本開示の範囲内の様々なシステムにおいて、サブフレームの配置のずれは、あらゆる任意の量であり得て、事前に決定されていないことがある。
ここで、「サブフレーム0」という名称は名目的なものであり、それぞれのサブフレーム間の関連を必ずしも表さない。図8に示される例では、一次サービングセルによって送信される第1のサブフレーム0 802が、二次サービングセルによって送信される第2のサブフレーム0 804と関連付けられる。しかし、図9では、一次サービングセルによって送信されるサブフレーム0 902が、二次サービングセルによって送信されるサブフレーム5 904と関連付けられる。総合すると、以下で理解されるように、図8および図9は、サブフレームが同じ配置のずれを有する場合に、異なるサブフレームが互いに関連付けられることについての、ある関係を示す。
ここで図8に戻ると、第2のサブフレーム0 804が第1のサブフレーム0 802と関連付けられているので、UE 710は圧縮されたHARQスケジュールを有し、すなわち、第2のサブフレーム0 804に対応するHARQ確認応答メッセージ806を生成するための時間が短い。つまり、上で説明されたように、UE 710は一般に、HARQ確認応答メッセージ806を含むスロットが、一次サービングセルによって送信される対応するサブフレーム802の終了から7.5スロット後に開始するようなタイミングで、HARQ確認応答メッセージ806を送信する。しかし、この例では、二次サービングセルからの関連付けられたサブフレーム804は、1.5スロット後にUE 710において受信され、一方、HARQ確認応答メッセージのタイミングは、一次サービングセルからのサブフレーム802に依然として対応する。この時間圧縮は一般に、UE 710が、従来の7.5スロットと比べて相対的に短い時間(すなわち6スロット)で、第2のサブフレーム0 804の中のデータを復号し、対応するCRCを計算して検証し、得られたHARQ ACK/NACKをHS-DPCCH送信のスロット806に挿入する必要があり得るということを、意味する。いくつかの例では、UEは、短縮された時間で計算を適切に処理するだけの、適切な処理能力を有し得る。しかし、本開示のある態様では、一次サービングセルと二次サービングセルとの間で、どのサブフレームを互いに関連付けるべきかを決定する際に、あるUEの処理能力に対する制限が考慮され得る。
UE 710が、関連付けられたサブフレーム802および804のセットに対応するHARQ確認応答メッセージを送信する時、対応するNode Bはそのメッセージを受信し、パケットのHARQ再送信が望まれるかどうかを判定する。たとえば、HARQ確認応答メッセージ806が、一次サービングセルによって送信された第1のサブフレーム0 802に含まれる情報に対応するCRC不成功を示す、否定応答を含む場合、HARQ再送信の制限を超えたかどうかに応じて、パケットの再送信が実施され得る。ここで、再送信が起きるべきである場合、一次サービングセルに対応するNode Bは、UE 710が同じHARQプロセスにおいて次のサブフレーム0 810を復号できるようにするための制御情報を含む、HS-SCCH送信808を生成する。このように、二次サービングセルからのサブフレームのスロット境界が一次サービングセルからの関連付けられたサブフレームのスロット境界よりも1.5スロット遅い、示される例では、HARQスケジュールは、二次サービングセルに対応するNode Bに対して緩やかになる。つまり、互いに関連付けるサブフレームを示されたように選択することで、二次サービングセルに対応するNode Bは、HARQ確認応答メッセージに応答するのに、従来の4.5スロット分とは対照的に6スロット分に対応する時間を有する。
しかし、図9に示される例では、図8に示される配置のずれと同じ配置のずれが存在するが、二次サービングセルによって送信される異なるサブフレームが、一次サービングセルによって送信されるサブフレーム0 902と関連付けられる。つまり、一次サービングセルによって送信されるサブフレーム0 902は、二次サービングセルによって送信されるサブフレーム5 904と関連付けられる。互いに関連付けるサブフレームをこのように選択することで、UE 710は、サブフレーム5 904の中のデータを処理するためのさらなる時間を有し、たとえば、サブフレーム5 904の中のパケットに対応する適切なHARQ ACK/NACKを決定し、HARQ確認応答メッセージ906を生成するのに、9スロット分の時間を有する。しかし、二次サービングセルに対応するNode Bは、HARQ再送信を要求するHARQ確認応答メッセージ906に応答するのに、3スロット分の時間しか有さない。したがって、二次サービングセルに対応するNode Bは、従来の4.5スロット分と比べて短い期間で、対応するHARQプロセスのための二次サービングセルに対する、次のサブフレーム5 910でのHS-SCCHサブフレーム908の送信を開始することが必要であり得る。
したがって、図8および図9で明らかなように、一次サービングセルと二次サービングセルとの間の配置のずれが同じであっても、二次サービングセルによって送信されるどのサブフレームを、一次サービングセルによって送信されるサブフレームと関連付けるかという選択に応じて、何らかの計算をより高速に実行するという負担は、UEまたはNode Bのいずれかにかかり得る。
図8および図9に示される例では、二次サービングセルに対応する重複するサブフレームが、一次サービングセルに対応するサブフレームと関連付けられるものとして選択された。つまり、図8では、第2のサブフレーム0 804が第1のサブフレーム0 802と時間的に少なくとも一部重複し、図9では、サブフレーム5 904がサブフレーム0 902と時間的に少なくとも一部重複する。しかし、本開示による様々な態様では、関連付けられるサブフレームが時間的に重複することは必要ではなく、サブフレームの任意の適切な関連付けを選択することができる。
図10は、UEとNode Bに負担を分散させるための、本開示の別の態様を示す。ここで、HARQ確認応答メッセージ1006の送信の開始までの、一次サービングセルからのサブフレーム1002の終了からの従来の7.5スロットの遅延は必要ではない。つまり、本開示のある態様では、HS-DPCCHで送信されるHARQ確認応答メッセージ1006のタイミングは、圧縮されたHARQスケジュールの負担をUEとNode Bとに分散させるように選択され得る。示される例では、図8に示される例と比較して、一次サービングセルと二次サービングセルとの間に同じ配置のずれが存在し、第1のサブフレーム0 802/1002と第2のサブフレーム0 804/1004との間の同じ関連付けが選択されているが、二次サービングセルからのパケットを処理するUEのHARQスケジュールは、標準的な7.5スロットから7スロットへ少し圧縮されただけである。また、HARQ確認応答メッセージに応答し、HS-SCCH上で制御パケットを生成するための、一次サービングセルに対応するNode BのHARQスケジュールは、標準的な4.5スロットから3.5スロットへ少し圧縮されただけである。
図11は、本開示の態様のいくつかによる、ワイヤレス通信のための処理を示す呼の流れ図である。以下の説明は、図11を参照して、SFDC-HSDPAネットワーク中のサービングセル間でのサブフレームの配置のずれに対処するための、例示的な処理を説明する。本開示のいくつかの態様では、図11に示される処理の少なくとも一部が、UE 1102によって実施され得る。ここで、UE 1102は、図4に示されるUE 450と同じであってよい。さらに、図11に示される処理の少なくとも一部は、一次サービングセル1104または二次サービングセル1106の少なくとも1つに対応するNode Bによって実施されてよい。つまり、一次サービングセル1104は、二次サービングセル1106と同じNode Bによって提供されてよく、または、二次サービングセル1106を提供するNode Bとは別個のNode Bによって提供されてよい。ここで、一次サービングセル1104および二次サービングセル1106を提供する1つまたは複数のNode Bは、図4に示されるNode B 410と同じであってよい。またさらに、図11に示される処理の少なくとも一部が、RNC 1108によって実施され得る。ここで、RNC 1108は、図3に示されるRNC 306と同じであってよい。またさらに、図11に示される処理の少なくとも一部が、図1に示されるような処理システム114によって実施され得る。当然、本開示の様々な態様では、図11に示される処理は、説明された機能を実行するための、任意の適切な装置または手段によって実施され得る。
本開示のある態様によれば、ネットワーク、たとえばRNC 1108は、二次サービングセルに対応するどのサブフレームが、一次サービングセルに対応するどのサブフレームと関連付けられるべきかを、決定することができる。つまり、配置がずれている可能性のある複数のセルの各々からの1つまたは複数のサブフレームを含む、関連付けられるサブフレームのセットが構築され得る。ここで、どのサブフレームをセットに含めるべきかというそのような決定は、UEおよび/またはNode BにおけるHARQスケジュールの圧縮可能性のような、任意の数の要因に基づくものであってよい。それは、上で説明されたように、異なる選択をすると、UEとNode Bのうちの1つにおいてより高速な処理が必要になり得るからである。つまり、あるUE 1102が、何らかの理由でHARQ確認応答メッセージを時間内に生成できない場合、または、何らかの理由でHARQ確認応答メッセージの高速な生成が望まれない場合、Node Bに負荷をかけてHARQ確認応答メッセージにより高速に応答するという、選択が行われ得る。同様に、何らかの理由でNode BがHARQ確認応答メッセージに高速に応答できない場合、または、何らかの理由でHARQ確認応答メッセージに対するそのような高速な応答が望まれない場合、UE 1102に負荷をかけてHARQ確認応答メッセージをより高速に生成するという、選択が行われ得る。
サブフレームを関連付けるという決定が行われると、次いでRNC 1108が、サブフレームのセットを構築するために、一次サービングセル1104の特定のサブフレームを二次サービングセル1106の特定のサブフレームと関連付けるという指示1110を送信することによって、関連付けられたサブフレームのセットをUE 1102に知らせることができる。一例では、RRCメッセージが、関連付けられたサブフレームをUE 1102に知らせるために利用され得る。ここで、関連付けられたサブフレームは、HARQ確認応答メッセージのためのタイムスロットを共有する、一次サービングセル1104および二次サービングセル1106上のサブフレームである。
RRCメッセージ1110は、図2に示されるように、RRC層216における制御プレーンを利用することができる。つまり、RNC 1108は、一次サービングセル1104によってメッセージ1110を送信することができる。リンク層において、それぞれのサブフレームを関連付けるための指示1110は、一次サービングセル1104に対応するNode BとUE 1102との間のエアインターフェースを利用することができ、たとえば、図4に示されるように、Node B 410の送信機432によって送信され、UE 450の受信機454によって受信される。
さらに、RNC 1108は、送信されたパケットのHARQスケジュール、すなわち、どのHARQ確認応答メッセージがどの送信されたパケットに対応するかを、1つのNode Bまたは(一次サービングセル1104および二次サービングセル1106が別個のNode Bによって提供される場合には)複数のNode Bに知らせることができる。一例では、RNCは、Iubインターフェースを通じてNBAPメッセージ1112を利用して、HARQ確認応答メッセージを特定のサブフレームと関連付けるための指示を与えることができる。
ここで、一次サービングセル1104および二次サービングセル1106は各々、SFDC-HSDPA(マルチポイントHSDPAとも呼ばれる)エアインターフェースで、それぞれのHS-DSCH(たとえば同じキャリア周波数の)をUE 1102に提供することができる。ここで、上で説明されたように、SFDC-HSDPAシステムは非同期なので、一次サービングセルおよび二次サービングセルのサブフレーム境界は揃っていないことがある。UE 1102は、それぞれの第1のダウンリンクおよび第2のダウンリンクを受信し、それぞれのダウンリンク中の関連付けられたサブフレームのセットのためのHARQ-ACKを計算して生成し、関連付けられたサブフレームのセットに対応するHARQ確認応答メッセージ1116を単一のサブフレームで送信する。
本開示のいくつかの態様では、RNC 1108からUE 1102へのRRCメッセージ1110で示されるそれぞれのサブフレーム間の関連付けは、UEから見ると直ちに起きるものではないことがある。つまり、その指示を受信した後、それぞれのサブフレーム間の関連付けは、今後の何らかの既知の時間に起こり得る。たとえば、本開示のいくつかの態様では、UE 1102における関連付けは、所与の時間、たとえば、指示の受信の後の所定の時間に起こり得る。他の例では、サブフレームを関連付けて関連付けられたサブフレームのセットを構築するための指示1110は、関連付けが効力を有するようになる時間に関係する、さらなる情報を含み得る。このようにして、UE 1102は、関連付けが効力を有するまで、示された期間待機し得る。
こうして、一次サービングセル1104と二次サービングセル1106との間のサブフレームの配置が非同期であっても、2つのサービングセル1104および1106のための一緒に符号化されたHARQフィードバックが、信頼性をもって実現され得る。本開示のさらなる態様は、配置のずれた3つ以上のサービングセルに対して、同様に信頼性のあるHARQフィードバックを実現することができる。つまり、ワイヤレス通信システムのさらなる開発が進行中であり、3つ以上のダウンリンクが1つの特定のUEに提供される可能性がある。たとえば、二重周波数の4セルHSDPA(DF4C-HSDPA)および他のシステムが、3GPPにおいて現在行われている開発である。そのようなシステムでは、サブフレームの配置のずれは、任意の数のサービングセルにわたって起こり得る。したがって、本開示の様々な態様では、関連付けられたセルのセットは、対応するサービングセルからの任意の適切な数のサブフレームを関連付けるように、拡張され得る。
ここで、RNCによってUEに提供される指示は、対応するサービングセル、たとえば、第3のセル、第4のセルなどからの、任意の数のサブフレーム、たとえば、第3のサブフレーム、第4のサブフレームなどを関連付けるための情報を含み得る。さらに、RNCは、2個、3個、4個、または任意の適切な数のNode BにNBAPメッセージを与え、対応するNode Bに、特定のHARQ確認応答メッセージとそのセルからの特定のサブフレームとを関連付けるHARQスケジュールを知らせることができる。
上で説明された本開示の態様は、配置のずれたサブフレームを有するワイヤレス通信システムにおける、HARQメッセージングの配置を実現することができ、異なるクロックを利用する異なる場所に配置されたセルに関して起こり得るさらなる問題は、別個のセル間の配置が時間とともに変動し得るということである。つまり、別個のセルは各々、固有の発振器またはクロックを有し得るので、タイミングが正確ではないことがあり、別個のセルからのサブフレームの配置の差は、時間とともに変化し得る。タイミングが変動すると、UEまたはNode BのいずれかにおけるHARQスケジュールの圧縮は時間とともに悪化することがあり、最終的には障害を引き起こす可能性がある。
したがって、本開示のさらなる態様は、この変動の測定と、ある基準に従った、関連付けられたサブフレームの変更とを実現する。
たとえば、図11を再び参照すると、UE 1102は、上で説明されたような関連付けられたサブフレームを有する一次サービングセル1104および二次サービングセル1106からのサブフレームのセットのさらなる送信1118を受信し、本開示のある態様によれば、UE 1102は、関連付けられたサブフレームのセットのサブフレームの間の、タイミングの差を測定することができる。UE 1102は、その変動に対応する指示1120を、アップリンク送信で提供することができる。いくつかの例では、指示1120は、UE 1102によって定期的に提供されてもよく、または指示1120は、ある条件の下でUE 1102によって提供されてもよい。ある特定の例では、サブフレーム間のタイミングの差が、何らかの閾値(たとえば所定の閾値)よりも大きな量変動すると、指示1120がUE 1102によって提供され得る。ここで、送信される指示1120は、配置のずれたサブフレームの間のタイミングオフセットが閾値よりも大きな量変動したことを示す、RNC 1108に提供されるRRCメッセージであってよい。
この変動の指示1120に基づいて、または任意の他の適切な理由に基づいて、ネットワーク(たとえばRNC 1108)は、関連付けられたサブフレームのセットを変更すると決定することができる。一例では、二次サービングセル1106からのサブフレームは、二次サービングセル1106の異なるサブフレームと交換されて、一次サービングセル1104の第1のサブフレームと関連付けられ得る。たとえば、タイミングの差の変動が、二次サービングセル1106からの第2のサブフレームの、一次サービングセル1104からの第1のサブフレームとの関連付けがもはや意味をなさないようなものであるという、指示1120がUE 1102から受信されると、RNC 1108は、関連付けを変更して、第2のサブフレーム以外の、二次サービングセル1106の第3のサブフレームを、一次サービングセル1104からの第1のサブフレームと関連付けると決定することができる。したがって、RNC 1108は、指示1122、たとえばRRCメッセージをUE 1102に提供して、一次サービングセル1104からの第1のサブフレームを、二次サービングセル1106の第2のサブフレーム以外の、二次サービングセル1106の第3のサブフレームと関連付けることができる。さらに、RNC 1108は、UE 1102からの今後のHARQ確認応答メッセージと、サービングセル1104および1106からのそれぞれのサブフレームとの間の新たな関連付けを示す、NBAPシグナリングのような適切なシグナリング1124を、それぞれのサービングセル1104および1106に提供することができる。
いくつかの例では、上で説明されたような変動を管理するために、既存のシグナリングが少なくとも一部再使用され得る。つまり、一次サービングセルと二次サービングセルが異なるキャリア周波数を通じてUEに与えられる、従来のDC-HSDPAシステムでは、変動の問題が起きることが知られている。ここで、一次サービングセルおよび二次サービングセルのDPCH/F-DPCHフレームの境界が、+/-148チップだけ変動すると、UEは、この状態を示すRRCメッセージ(たとえばRRC測定報告メッセージ)をRNCに送る。本開示のある態様では、RRC測定報告メッセージは、指示1120として利用されてよく、RRC測定結果報告メッセージは、セット中のサブフレーム間の関連付けに関係する情報を含むように適合される。さらに、RRCメッセージ(たとえば、イベント6E、6F、または6Gの指示を含むRRC測定制御メッセージ)が、指示1120に応答するために再使用されてよく、RRC測定制御メッセージ1122は、セット中のサブフレーム間の新たな関連付けに関係する情報を含むように適合され得る。さらに、上で説明されたように、RNC 1108は、NBAPメッセージ1124をそれぞれのサービングセルに送り、それぞれのサブフレームの間の関連付けを更新することができる。
一般に、一次サービングセルおよび二次サービングセルが別個のNode Bによって提供される場合に、変動の問題が発生する。一次サービングセルおよび二次サービングセルが同じNode Bによって提供されるシステムでは、クロックは、それぞれのサービングセルで共有され得る。クロックがそれぞれのサービングセルで共有される時には、変動の問題は起こり得ない。しかし、それぞれのサービングセルの間の配置のずれが、非同期の符号化によって問題になることがあるので、それぞれのサービングセルのためのサブフレームを関連付けるためのシグナリングが利用され得る。
したがって、本開示の別の態様では、一次サービングセルおよび二次サービングセルが同じNode Bによって提供される場合、または、変動が起きないように一次サービングセルおよび二次サービングセルが他の方法でクロックを共有する場合、一次サービングセルからの第1のサブフレームと二次サービングセルからの第2のサブフレームとの間の関連付けは、ハードコードされ得る。つまり、どのサブフレームを互いに関連付けるかを決定するのに、シグナリングが必要にならないように、規則(たとえば所定の配置規則)が適用され得る。
図12A〜図12Dは、配置のずれたサブフレームに適用されている配置規則の特定の例を示す。たとえば、図12Aに示されるような1つのそのような規則は、第1のサービングセルからの第1のサブフレーム1202の終了の境界1206が、二次サービングセルからのサブフレーム1204の境界内にある場合に、第1のサブフレーム1202と第2のサブフレーム1204を関連付けるセットを構築することができる。図12Bに示されるような別の例では、第1のサービングセルからの第1のサブフレーム1208の開始の境界1212が、二次サービングセルからの第2のサブフレーム1210の境界内にある場合に、規則は、第1のサブフレーム1208と第2のサブフレーム1210を関連付けることができる。図12Cに示されるような別の例では、第1のサービングセルからの第1のサブフレーム1214の多数部分1218が、二次サービングセルからの第2のサブフレーム1216の境界内にある場合に、規則は、第1のサブフレーム1214と第2のサブフレーム1216を関連付けることができる。図12Dに示されるような別の例では、第1のサービングセルからの第1のサブフレーム1220の少数部分1224が、二次サービングセルからの第2のサブフレーム1222の境界内にある場合に、規則は、第1のサブフレーム1220と第2のサブフレーム1222を関連付けることができる。当然、本開示の範囲内で、第1のサブフレームと第2のサブフレームを関連付けるための任意の他の適切な規則が利用され得る。
図13は、本開示の態様のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な処理を示す流れ図である。ここで、図13に示される処理は、UE、たとえば図4に示されるUE 450によって実施され得る。したがって、以下の説明は、繰り返し図4を参照する。しかし、いくつかの態様では、図13に示される処理は、装置、処理システム、コンピュータプログラム製品、または説明された機能を実行するための任意の適切な手段によって、実施され得る。
ブロック1302において、第1のダウンリンクの第1のサブフレームを第2のダウンリンクの第2のサブフレームと関連付けて、関連付けられたサブフレームのセットを構築するための指示を、処理は受け取る。たとえば、RRC層216(図2参照)を利用するRRCシグナリングが利用されてよく、リンク層において、受信機454(図4参照)が、その指示の受信を実施することができる。ブロック1304において、処理は、一次サービングセルから第1のダウンリンクを受信し、ブロック1306において、処理は、二次サービングセルから第2のダウンリンクを受信する。それぞれのダウンリンクの受信もやはり、受信機454(図4参照)によって実施され得る。本開示のある態様では、それぞれの第1のダウンリンクおよび第2のダウンリンクは、配置のずれたサブフレームの境界を有し得る。ブロック1308において、関連付けられたサブフレームのセットに従って、処理は、関連付けられたサブフレームのセットのための一緒に符号化されたHARQフィードバックを含むHARQ確認応答メッセージを、単一のサブフレームで送信することができる。ここで、HARQ確認応答メッセージの送信は、UE 450の送信機456(図4参照)によって実施され得る。
ブロック1310において、関連付けられた第1および第2のサブフレームを受信した後、処理は、関連付けられた第1のサブフレームと第2のサブフレームとの間のタイミングの差の変動を測定することができる。ここで、変動の測定は、UEのプロセッサ490(図4参照)によって実施され得る。ブロック1312において、処理は、測定された変動が何らかの閾値(たとえば所定の閾値)よりも大きいかどうかを判定することができる。変動が閾値よりも大きいかどうかの判定もやはり、プロセッサ490によって実施され得る。変動は閾値よりも大きくないと処理が判定すると、処理は、任意の適切な前のブロックに戻ってよく、または処理は終了してもよい。しかし、変動が閾値よりも大きいと処理が判定すると、ブロック1314において、処理は、たとえばRRCメッセージを利用して、変動の指示を送信することができる。ここで、変動の指示の送信は、UE 450の送信機456(図4参照)によって実施され得る。ブロック1316において、変動の指示に応答して、処理は、第1のダウンリンクの第1のサブフレームを、第2のダウンリンクの第3の異なるサブフレームと関連付けるように適合された、第2の指示を受信することができる。ここで、第3のサブフレームは、UEとNode Bの一方または両方に対する圧縮されたHARQスケジュールの負荷を減らすような方式で、第1のサブフレームと位置合わせすることができる。第2の指示の受信は、UE 450の受信機454(図4参照)によって実施されてよく、イベント6E、イベント6F、またはイベント6Gの少なくとも1つの指示を含むRRC測定制御メッセージの形態であってよい。つまり、無線リソース制御(RRC)規格、3GPP TS 25.331で定義されるようなイベント6E、6F、および6Gは、関連付けられたサブフレームのセットに関係する情報を含むように修正され得る。
本開示の別の態様では、ブロック1318において、処理は、第1および第2のダウンリンクに対応するさらなるHARQ確認応答メッセージを、第1のダウンリンクからの第1のサブフレームのタイミングと関連付けるための命令を、受信することができる。ここで、命令の受信は、UE 450の受信機454(図4参照)によって実施され得る。ブロック1320において、処理は、一次サービングセルから第1のダウンリンクを受信することができ、ブロック1322において、処理は、二次サービングセルから第2のダウンリンクを受信することができる。それぞれのダウンリンクの受信もやはり、受信機454(図4参照)によって実施され得る。ブロック1324において、処理は、ある配置規則(たとえば所定の配置規則)に従って、第1のサブフレームと第2のサブフレームとの関連付けを決定し、関連付けられたサブフレームのセットを構築することができる。ここで、それぞれのサブフレームの間の関連付けの決定は、受信機490(図4参照)によって実施され得る。配置規則は、図12に示される規則の1つであってもよく、または任意の他の適切な配置規則であってもよい。関連付けられたサブフレームのセットの決定に従って、ブロック1326において、処理は、関連付けられたサブフレームのセットに対応する情報を含むHARQ確認応答メッセージを、単一のサブフレームで送信することができる。HARQ確認応答メッセージの送信はやはり、送信機456(図4参照)によって実施され得る。
図14は、本開示の態様のさらなる態様による、ワイヤレス通信のための例示的な処理を示す流れ図である。ここで、図14に示される処理は、Node B、たとえば図4に示されるNode B 410によって実施され得る。したがって、以下の説明は、繰り返し図4を参照する。しかし、いくつかの態様では、図14に示される処理は、装置、処理システム、コンピュータプログラム製品、または説明された機能を実行するための任意の適切な手段によって、実施され得る。図14に示される処理は、HARQ確認応答メッセージをある特定のサブフレームと関連付けることに関し、この関連付けは、関連付けられたHARQ確認応答メッセージの終了から、7.5スロット分ではない時間の後に開始し得る。いくつかの態様では、処理は、二次サービングセルに対応するNode Bの実装形態を参照し得る。
ブロック1402において、処理は、第1のサブフレームを含むダウンリンクを、UEに送信することができる。ここで、ダウンリンクの送信は、Node B 410の受信機432(図4参照)によって実施され得る。ブロック1404において、処理は、UEからHARQ確認応答メッセージを受信することができる。ここで、UEからのメッセージの受信は、Node B 410の受信機435によって実施され得る。この時点では、Node Bは、HARQ確認応答メッセージがどのHARQプロセスに属しているかを決定するのに、十分な情報を有していないことがある。したがって、ブロック1406において、処理は、たとえばNBAPシグナリングを利用して、受信されたHARQ確認応答メッセージを受信された第1のサブフレームと関連付けるための指示を、RNCから受信することができる。ここで、NBAPメッセージの受信は、データ源412(図4参照)によって実施されてよく、さらなる態様では、NBAPメッセージは、図3および図11に示されるように、RNCとNode Bとの間のIubインターフェースを通じて受信され得る。
ブロック1408において、処理は、1つまたは複数のサブフレームを含むダウンリンクを、UEに送信することができる。ダウンリンクの送信はやはり、Node B 410の受信機432(図4参照)によって実施され得る。ブロック1410において、処理は、1つまたは複数の送信されるサブフレームに対応する、HARQ確認応答メッセージをUEから受信することができる。ここで、HARQ確認応答メッセージの受信は、Node B 410の受信機435によって実施され得る。ブロック1412において、処理は、たとえばNBAPシグナリングを利用して、1つまたは複数のサブフレームと1つまたは複数の対応するHARQ確認応答メッセージとの間のタイミング関係を、RNCから受信することができる。このようにして、配置規則に従って、Node Bは、受信されたHARQ確認応答メッセージがどのサブフレームに対応するかを判定することができる。NBAPメッセージの受信はやはり、データ源412(図4参照)によって実施されてよく、さらなる態様では、NBAPメッセージは、図3および図11に示されるように、RNCとNode Bとの間のIubインターフェースを通じて受信され得る。
W-CDMAシステムを参照して、遠隔通信システムのいくつかの態様を示してきた。当業者が容易に諒解するように、本開示全体にわたって説明される様々な態様は、他の通信システム、ネットワークアーキテクチャおよび通信規格に拡張され得る。
例として、様々な態様は、TD-SCDMAおよびTD-CDMAのような、他のUMTSシステムに拡張され得る。様々な態様はまた、Long Term Evolution(LTE)(FDD、TDD、またはこれら両方のモードの)、LTE-Advanced(LTE-A)(FDD、TDD、またはこれら両方のモードの)、CDMA2000、Evolution-Data Optimized(EV-DO)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Ultra-Wideband(UWB)、Bluetooth(登録商標)、および/または他の適切なシステムを利用する、システムに拡張され得る。実際の利用される遠隔通信規格、ネットワークアーキテクチャ、および/または通信規格は、具体的な用途およびシステムに課される全体の設計制約に依存する。
上記の説明は、本明細書で説明される様々な態様を当業者が実施できるようにするために与えられた。これらの態様への様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般的原理は他の態様に適用され得る。したがって、請求項は本明細書で示す態様に限定されるよう意図されているわけではなく、請求項の文言と整合するすべての範囲を許容するように意図されており、単数の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味するよう意図されている。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は「1つまたは複数の」を意味する。項目の列挙「のうちの少なくとも1つ」という語句は、単一の要素を含め、それらの項目の任意の組合せを意味する。たとえば、「a、bまたはcのうちの少なくとも1つ」は、「a」、「b」、「c」、「aおよびb」、「aおよびc」、「bおよびc」、「a、bおよびc」を含むことが意図されている。当業者が知っているか、後に知ることになる、本開示全体にわたって説明された様々な態様の要素と構造的かつ機能的に同等のものはすべて、参照により本明細書に明確に組み込まれ、請求項によって包含されることが意図される。また、本明細書で開示する内容は、そのような開示が請求項で明記されているか否かに関わりなく、公に供することは意図されていない。請求項のいかなる要素も、「のための手段」という語句を使用して要素が明記されている場合、または方法クレームで「のためのステップ」という語句を使用して要素が記載されている場合を除き、米国特許法第112条第6項の規定に基づき解釈されることはない。
100 装置
104 プロセッサ
105 メモリ
106 コンピュータ可読媒体
108 バスインターフェース
110 トランシーバ
112 ユーザインターフェース
114 処理システム
206 物理層
208 L2層
210 メディアアクセス制御サブレイヤ
212 無線リンク制御サブレイヤ
214 パケットデータコンバージェンスプロトコルサブレイヤ
216 RRC層
302 UMTS地上無線アクセスネットワーク
304 コアネットワーク
306 無線ネットワークコントローラ
307 無線ネットワークサブシステム
308 Node B
310 ユーザ装置
312 モバイルサービス交換センタ
314 ゲートウェイMSC
315 ホームロケーションレジスタ
318 サービングGPRSサポートノード
320 ゲートウェイGPRSサポートノード
322 パケットベースネットワーク
412 データ源
420 送信プロセッサ
430 送信フレームプロセッサ
432 送信機
435 受信機
436 受信フレームプロセッサ
438 受信プロセッサ
439 データシンク
440 コントローラ/プロセッサ
442 メモリ
444 チャネルプロセッサ
446 スケジューラ/プロセッサ
454 受信機
456 送信機
460 受信フレームプロセッサ
470 受信プロセッサ
472 データシンク
478 データ源
480 送信プロセッサ
482 送信フレームプロセッサ
490 コントローラ/プロセッサ
492 メモリ
494 チャネルプロセッサ
500 アクセスネットワーク
504a セル
518 アンテナグループ
534 UE
544 Node B
1102 UE
1104 一次サービングセル
1106 二次サービングセル
1108 RNC
1110 RRCメッセージ
1112 NBAPメッセージ
1116 HARQ確認応答メッセージ
1202 第1のサブフレーム
1204 第2のサブフレーム

Claims (40)

  1. 第1のセル(1104)から第1のダウンリンク(1114)を受信するステップと、
    第2のセル(1106)から第2のダウンリンク(1114)を受信するステップと、
    前記第1のダウンリンク(1114)の第1のサブフレーム(802)を前記第2のダウンリンク(1114)の第2のサブフレーム(804)と関連付けて、セットを構築するための指示(1110)を受信するステップと、
    前記セットに対応するHARQ確認応答メッセージ(806)を単一のサブフレームで送信するステップと
    を含む、ワイヤレス通信の方法。
  2. 前記第1のサブフレームと前記第2のサブフレームとの間のタイミングの差の変動を測定するステップと、
    前記変動の指示(1120)を送信するステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記指示(1120)を送信する前記ステップが、前記変動が所定の閾値よりも大きい場合に前記指示を送信するステップを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記変動の前記指示(1120)に応答して第2の指示(1122)を受信するステップであって、前記第2の指示が、前記第1のダウンリンクの前記第1のサブフレーム(802)を、前記第2のダウンリンクの前記第2のサブフレーム(804)以外の、前記第2のダウンリンクの第3のサブフレームと関連付けるように適合される、ステップ
    をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  5. 前記指示(1120)が、イベント6E、イベント6F、またはイベント6Gの少なくとも1つの指示を含むRRC測定制御メッセージを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記指示(1120)が、イベント6E、イベント6F、またはイベント6Gの少なくとも1つの指示を含むRRC測定制御メッセージを含む、請求項2に記載の方法。
  7. 前記第1のサブフレーム(802)と前記第2のサブフレーム(804)との間の前記関連付けが効力を有するようになる時間に関する情報を、前記指示(1120)がさらに含む、請求項2に記載の方法。
  8. 第3のセルから第3のダウンリンクを受信するステップと、
    第4のセルから第4のダウンリンクを受信するステップと
    をさらに含み、前記指示(1120)が、前記第3のダウンリンクの第3のサブフレームを前記第4のダウンリンクの第4のサブフレームと関連付けて、セットを構築するようにさらに適合される、請求項2に記載の方法。
  9. 第1のセル(1104)から第1のダウンリンク(1114)を受信するステップと、
    第2のセル(1106)から第2のダウンリンク(1114)を受信するステップと、
    前記第1のダウンリンクの第1のサブフレーム(1202)の前記第2のダウンリンクの第2のサブフレーム(1204)との関連付けを、所定の配置規則に従って決定するステップと、
    前記第1のサブフレーム(1202)および前記第2のサブフレーム(1204)に対応する情報を含む、HARQ確認応答メッセージ(806)を単一のサブフレームで送信するステップと
    を含む、ワイヤレス通信の方法。
  10. 前記第1のサブフレーム(1202)のタイミングに従って、前記第1のダウンリンクおよび前記第2のダウンリンク(1114)に対応するHARQ確認応答メッセージ(806)を関連付けるための命令を受信するステップ
    をさらに含み、前記関連付けを決定する前記ステップが、前記命令に従って、前記第1のサブフレーム(1202)を前記第2のサブフレーム(1204)と関連付けるステップを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 第1のセル(1104)から第1のダウンリンク(1114)を受信するための手段(454)と、
    第2のセル(1106)から第2のダウンリンク(1114)を受信するための手段(454)と、
    前記第1のダウンリンク(1114)の第1のサブフレーム(802)を前記第2のダウンリンク(1114)の第2のサブフレーム(804)と関連付けて、セットを構築するための指示(1110)を受信するための手段(454)と、
    前記セットに対応するHARQ確認応答メッセージ(806)を単一のサブフレームで送信するための手段(456)と
    を含む、ワイヤレス通信のための装置。
  12. 前記第1のサブフレームと前記第2のサブフレームとの間のタイミングの差の変動を測定するための手段(490)と、
    前記変動の指示(1120)を送信するための手段(456)と
    をさらに含む、請求項11に記載の装置。
  13. 前記指示(1120)を送信するための前記手段(456)が、前記変動が所定の閾値よりも大きい場合に前記指示を送信するための手段(456)を含む、請求項12に記載の装置。
  14. 前記変動の前記指示(1120)に応答して第2の指示(1122)を受信するための手段(454)であって、前記第2の指示が、前記第1のダウンリンクの前記第1のサブフレーム(802)を、前記第2のダウンリンクの前記第2のサブフレーム(804)以外の、前記第2のダウンリンクの第3のサブフレームと関連付けるように適合される、手段
    をさらに含む、請求項12に記載の装置。
  15. 前記指示(1120)が、イベント6E、イベント6F、またはイベント6Gの少なくとも1つの指示を含むRRC測定制御メッセージを含む、請求項14に記載の装置。
  16. 前記指示(1120)が、イベント6E、イベント6F、またはイベント6Gの少なくとも1つの指示を含むRRC測定制御メッセージを含む、請求項12に記載の装置。
  17. 前記第1のサブフレーム(802)と前記第2のサブフレーム(804)との間の前記関連付けが効力を有するようになる時間に関する情報を、前記指示(1120)がさらに含む、請求項12に記載の装置。
  18. 第3のセルから第3のダウンリンクを受信するための手段(454)と、
    第4のセルから第4のダウンリンクを受信するための手段(454)と
    をさらに含み、前記指示(1120)が、前記第3のダウンリンクの第3のサブフレームを前記第4のダウンリンクの第4のサブフレームと関連付けて、セットを構築するようにさらに適合される、請求項12に記載の装置。
  19. 第1のセル(1104)から第1のダウンリンク(1114)を受信するための手段(454)と、
    第2のセル(1106)から第2のダウンリンク(1114)を受信するための手段(454)と、
    前記第1のダウンリンクの第1のサブフレーム(1202)の前記第2のダウンリンクの第2のサブフレーム(1202)との関連付けを、所定の配置規則に従って決定するための手段(490)と、
    前記第1のサブフレーム(1202)および前記第2のサブフレーム(1204)に対応する情報を含む、HARQ確認応答メッセージ(806)を単一のサブフレームで送信するための手段(456)と
    を含む、ワイヤレス通信のための装置。
  20. 前記第1のサブフレーム(1202)のタイミングに従って、前記第1のダウンリンクおよび前記第2のダウンリンク(1114)に対応するHARQ確認応答メッセージ(806)を関連付けるための命令を受信するための手段(454)
    をさらに含み、前記関連付けを決定するための前記手段(490)が、前記命令に従って、前記第1のサブフレーム(1202)を前記第2のサブフレーム(1204)と関連付けるための手段を含む、請求項19に記載の装置。
  21. コンピュータにより実行な命令からなるコンピュータプログラムであって、
    コンピュータに、第1のセル(1104)から第1のダウンリンク(1114)を受信させるための命令と、
    コンピュータに、第2のセル(1106)から第2のダウンリンク(1114)を受信させるための命令と、
    前記第1のダウンリンク(1114)の第1のサブフレーム(802)を前記第2のダウンリンク(1114)の第2のサブフレーム(804)と関連付けて、セットを構築するための指示(1110)を、コンピュータに受信させるための命令と、
    コンピュータに、前記セットに対応するHARQ確認応答メッセージ(806)を単一のサブフレームで送信させるための命令と
    を含む、コンピュータプログラム。
  22. 前記第1のサブフレームと前記第2のサブフレームとの間のタイミングの差の変動を、コンピュータに測定させるための命令と、
    コンピュータに、前記変動の指示(1120)を送信させるための命令と
    をさらに含む、請求項21に記載のコンピュータプログラム。
  23. コンピュータに前記指示(1120)を送信させるための前記命令が、前記変動が所定の閾値よりも大きい場合に、前記指示をコンピュータに送信させるための命令を含む、請求項22に記載のコンピュータプログラム。
  24. 前記変動の前記指示(1120)に応答して第2の指示(1122)をコンピュータに受信させるための命令であって、前記第2の指示が、前記第1のダウンリンクの前記第1のサブフレーム(802)を、前記第2のダウンリンクの前記第2のサブフレーム(804)以外の、前記第2のダウンリンクの第3のサブフレームと関連付けるように適合される、命令
    をさらに含む、請求項22に記載のコンピュータプログラム。
  25. 前記指示(1120)が、イベント6E、イベント6F、またはイベント6Gの少なくとも1つの指示を含むRRC測定制御メッセージを含む、請求項24に記載のコンピュータプログラム。
  26. 前記指示(1120)が、イベント6E、イベント6F、またはイベント6Gの少なくとも1つの指示を含むRRC測定制御メッセージを含む、請求項22に記載のコンピュータプログラム。
  27. 前記第1のサブフレーム(802)と前記第2のサブフレーム(804)との間の前記関連付けが効力を有するようになる時間に関する情報を、前記指示(1120)がさらに含む、請求項22に記載のコンピュータプログラム。
  28. コンピュータに、第3のセルから第3のダウンリンクを受信させるための命令と、
    コンピュータに、第4のセルから第4のダウンリンクを受信させるための命令と
    をさらに含み、前記指示(1120)が、前記第3のダウンリンクの第3のサブフレームを前記第4のダウンリンクの第4のサブフレームと関連付けて、セットを構築するようにさらに適合される、請求項22に記載のコンピュータプログラム。
  29. コンピュータにより実行な命令からなるコンピュータプログラムであって、
    コンピュータに、第1のセルから第1のダウンリンク(1114)を受信させるための命令と、
    コンピュータに、第2のセルから第2のダウンリンク(1114)を受信させるための命令と、
    前記第1のダウンリンクの第1のサブフレーム(1202)の前記第2のダウンリンクの第2のサブフレーム(1204)との関連付けを、所定の配置規則に従ってコンピュータに決定させるための命令と、
    前記第1のサブフレーム(1202)および前記第2のサブフレーム(1204)に対応する情報を含む、HARQ確認応答メッセージ(806)を単一のサブフレームでコンピュータに送信させるための命令と
    を含む、コンピュータプログラム。
  30. 前記第1のサブフレーム(1202)のタイミングに従って、前記第1のダウンリンクおよび前記第2のダウンリンク(1114)に対応するHARQ確認応答メッセージ(806)を関連付けるための命令を、コンピュータに受信させるための命令
    をさらに含み、前記関連付けをコンピュータに決定させるための前記命令が、前記命令に従って、コンピュータに前記第1のサブフレーム(1202)を前記第2のサブフレーム(1204)と関連付けさせるための命令を含む、請求項29に記載のコンピュータプログラム。
  31. 少なくとも1つのプロセッサ(104)と、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されるメモリ(105)と
    を含む処理システムであって、
    前記少なくとも1つのプロセッサが、
    第1のセル(1104)から第1のダウンリンク(1114)を受信し、
    第2のセル(1106)から第2のダウンリンク(1114)を受信し、
    前記第1のダウンリンク(1114)の第1のサブフレーム(802)を前記第2のダウンリンク(1114)の第2のサブフレーム(804)と関連付けて、セットを構築するための指示(1110)を受信し、
    前記セットに対応するHARQ確認応答メッセージ(806)を単一のサブフレームで送信するように構成される、処理システム。
  32. 前記少なくとも1つのプロセッサがさらに、
    前記第1のサブフレームと前記第2のサブフレームとの間のタイミングの差の変動を測定し、
    前記変動の指示(1120)を送信する
    ように構成される、請求項31に記載の処理システム。
  33. 前記指示(1120)を送信することが、前記変動が所定の閾値よりも大きい場合に前記指示を送信することを含む、請求項32に記載の処理システム。
  34. 前記少なくとも1つのプロセッサがさらに、
    前記変動の前記指示(1120)に応答して第2の指示(1122)を受信するように構成され、前記第2の指示が、前記第1のダウンリンクの前記第1のサブフレーム(802)を、前記第2のダウンリンクの前記第2のサブフレーム(804)以外の、前記第2のダウンリンクの第3のサブフレームと関連付けるように適合される、請求項32に記載の処理システム。
  35. 前記指示(1120)が、イベント6E、イベント6F、またはイベント6Gの少なくとも1つの指示を含むRRC測定制御メッセージを含む、請求項34に記載の処理システム。
  36. 前記指示(1120)が、イベント6E、イベント6F、またはイベント6Gの少なくとも1つの指示を含むRRC測定制御メッセージを含む、請求項32に記載の処理システム。
  37. 前記第1のサブフレームと前記第2のサブフレームとの間の前記関連付けが効力を有するようになる時間に関する情報を、前記指示(1120)がさらに含む、請求項32に記載の処理システム。
  38. 前記少なくとも1つのプロセッサがさらに、
    第3のセルから第3のダウンリンクを受信し、
    第4のセルから第4のダウンリンクを受信する
    ように構成され、前記指示(1120)が、前記第3のダウンリンクの第3のサブフレームを前記第4のダウンリンクの第4のサブフレームと関連付けて、セットを構築するようにさらに適合される、請求項32に記載の処理システム。
  39. 少なくとも1つのプロセッサ(104)と、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されるメモリ(105)と
    を含む処理システムであって、
    前記少なくとも1つのプロセッサが、
    第1のセル(1104)から第1のダウンリンク(1114)を受信し、
    第2のセル(1106)から第2のダウンリンク(1114)を受信し、
    前記第1のダウンリンクの第1のサブフレーム(1202)の前記第2のダウンリンクの第2のサブフレーム(1204)との関連付けを、所定の配置規則に従って決定し、
    前記第1のサブフレーム(1202)および前記第2のサブフレーム(1204)に対応する情報を含む、HARQ確認応答メッセージ(806)を単一のサブフレームで送信する
    ように構成される、処理システム。
  40. 前記少なくとも1つのプロセッサがさらに、
    前記第1のサブフレーム(1202)のタイミングに従って、前記第1のダウンリンクおよび前記第2のダウンリンク(1114)に対応するHARQ確認応答メッセージ(806)を関連付けるための命令を受信する
    ように構成され、前記関連付けを決定することが、前記命令に従って、前記第1のサブフレーム(1202)を前記第2のサブフレーム(1204)と関連付けることを含む、請求項39に記載の処理システム。
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