JP5569484B2 - 集光器および集光器を備えた太陽電池 - Google Patents

集光器および集光器を備えた太陽電池 Download PDF

Info

Publication number
JP5569484B2
JP5569484B2 JP2011164484A JP2011164484A JP5569484B2 JP 5569484 B2 JP5569484 B2 JP 5569484B2 JP 2011164484 A JP2011164484 A JP 2011164484A JP 2011164484 A JP2011164484 A JP 2011164484A JP 5569484 B2 JP5569484 B2 JP 5569484B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light guide
prism
incident
flat portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011164484A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013030553A (ja
Inventor
賢二 糸賀
大介 新延
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2011164484A priority Critical patent/JP5569484B2/ja
Publication of JP2013030553A publication Critical patent/JP2013030553A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5569484B2 publication Critical patent/JP5569484B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/52PV systems with concentrators

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

この発明は、集光器および集光器を用いた太陽電池に関するものである。
従来の集光型太陽電池は、化合物系の材料を用いた光電変換素子に対して大掛かりな太陽追尾機能装置を設け、100倍以上の集光を行って高い変換効率を得る方式があり、この方式が主流となっている。
一方、太陽追尾装置などを設けず、1日の太陽高度の変化や季節による太陽高度の変化を考慮して、変換効率を著しく落とすことなく発電させるシステムも提案されている。
例えば、特許文献1に示されるように、レンズを使用しない方法として楔形の透明体を用い、使用する太陽電池材料を少なくすることを目的とした集光型太陽電池も考案されている(特許文献1、図14 参照)。また、小型・軽量化を図るために、集光用のレンズと組み合わせて、線状に光電変換素子を形成することが提案されている(たとえば、特許文献2、図15 参照)。
特開平06−275859号公報 特開2008−83641号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、透明導光体の鋭角部分の角度を21°と規定した直角三角形の斜辺を受光面とし、短辺に光電変換素子を密着させることにより集光している。単結晶あるいは多結晶のシリコン型太陽電池の場合、太陽電池の一辺が160mmの正方形の形状で加工されるため、これを4等分にして適用する場合、透明導光体は104mm×40mmの直角三角形となり断面積2080mm2の三角柱が必要となる。
さらに細分化させれば、使用する透明導光体の断面積は小さくできるが、光電変換素子を分割する加工を加えることによる性能劣化のリスクや加工費の増大が懸念される。
また、特許文献2の方法においては、光電変換素子のサイズを0.2mm〜5mmとすることを前提としているが、透明導光体を1本の透明ロッドを6分割したものを光電変換素子上に一つずつ配置するため、難易度の高い加工法が必要となる。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、集光効率が高く、しかも加工がコストを下げられる集光器を得ることを目的としている。
この発明に係る集光器は、外部からの光が入射する第1の入射面とその入射光を出射する第1の出射面とを有する第1の導光体と、第1の導光体の第1の出射面側に対向して配置され、第1の導光体からの光を受ける第2の入射面とその入射光を出射する第2の出射面とを有する第2の導光体とを備え、第1の導光体の第1の出射面には、一方向に延びる複数の三角形の第1のプリズムの列と第1の平坦部とが交互に並んで形成されており、第2の導光体の第2の入射面には、第1の平坦部と同じ幅であって第1のプリズムの延伸方向と同一方向に延びる三角形の第2のプリズムが第1の平坦部に対向する位置に形成され、さらに、第2の入射面には、第2のプリズムに隣接して第2の平坦部が形成され、第2の平坦部は、平坦な第2の入射面とそれに対向する平坦な第2の出射面とを含み、第2のプリズム直下の第2の出射面より光を取り出すことを特徴とする。
この発明に係る集光器は、上記のように三角プリズムを持つ導光体を2枚用いる構成としたことにより、組み立ては容易であることから加工コストを下げられる。また、集光効率を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態1に係わる集光器を備えた太陽電池の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係わる集光器を備えた太陽電池の断面図である。 本発明の実施の形態1に係わる集光器を備えた太陽電池の端部断面図である。 本発明の実施の形態1に係わる集光器を備えた太陽電池の寸法を規定するための断面図である。 本発明の実施の形態1に係わる集光器を備えた太陽電池の断面図である。 本発明の実施の形態3に係わる集光器を備えた太陽電池の断面図である。 本発明の実施の形態3に係わる集光器を備えた太陽電池の南中時の太陽光入射角度と利用できる光の割合の相関図である。 本発明の実施の形態4に係わる集光器を備えた太陽電池の断面図である。 本発明の実施の形態5に係わる集光器を備えた太陽電池の断面図である。 本発明の実施の形態5に係わる集光器を備えた太陽電池の南中時の太陽光入射角度と利用できる光の割合の相関図である。 本発明の実施の形態6に係わる集光器を備えた太陽電池の断面図である。 本発明の実施の形態6に係わる集光器を備えた太陽電池の斜視図である。 本発明の実施の形態7に係わる集光器を備えた太陽電池の斜視図である。
実施の形態1.
まず、本発明の全体構成について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る集光器を備えた太陽電池の構成を示す斜視図である。特記する場合を除いて、全体構成は全ての実施の形態において共通である。また、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することである。
本実施の形態に係わる集光器を備えた太陽電池は、図1に示すように、光の傾きを調整するための三角形のプリズム13を複数配列した第1の透明導光体1、第1の透明導光体の三角プリズム13より大きな三角形プリズム23を周期的に配置した第2の透明導光体2、第2の透明導光体2の三角プリズム23の底辺部に密着させて配置した光電変換素子3から構成されている。
第1の導光体1には、ガラス、あるいはアクリル樹脂に無機材料でコーティングを施し難燃性を付与したものを用いる。シリコン型の太陽電池モジュールの場合は、太陽電池がガラス板でカバーされていることが多く、このようなガラス板に直接三角プリズムを加工形成してもよいし、三角プリズムを成形した透明樹脂シートを貼り付けてもよい。
また第2の導光体2の材料として、ガラスを用いることができる。また、シリコン型の太陽電池モジュールでは最表面のガラス板と光電変換素子との間をエチレンビニルアセテート(EVA)で埋める例が多いが、この樹脂に対し射出成形にて三角プリズム形状を付与して第2の透明導光体2としてもよい。また、第2の導光体2の材料として透明性の高い樹脂であれば何でもよく、アクリル樹脂、ポリカーボネートなどを用いることができる。
次に、集光作用について、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態の集光器を備えた太陽電池の断面図である。図において、3a、3b、3cは隣り合う光電変換素子である。符号4aで示した矢線は、第1の導光体1の三角プリズム列のない平坦部14に入射し、第2の導光体の三角プリズム23に入射後、プリズム面で全反射し光電変換素子3bに到達する光の軌跡である。符号4bで示した矢線は、第1の導光体1の三角プリズム13を通過し、第2の導光体2の三角プリズム23に入射後、プリズム面で全反射し光電変換素子3bに到達する光の軌跡である。同じく、符号4c、4dで示した矢線は、第1の導光体1の三角プリズム13のを通過し、第2の導光体2の三角プリズム23に入射後、第2の導光体2の平坦部24の内を全反射で伝搬した後、光電変換素子3cへ到達する光の軌跡である。同じく、符号4eで示した矢線は、第1の導光体1の三角プリズム13を通過し、第2の導光体2の三角プリズム23に入射後、光電変換素子3bへ到達する光の軌跡である。4fは4aと同様、第1の導光体1の三角プリズム列のない平坦部14に入射し、第2の導光体の三角プリズム23に入射後、プリズム面で全反射し光電変換素子3aに到達する光の軌跡である。4fと4aの違いは図の垂直線に対して線対称の関係にある。また、4aから4b間の光は4aと同様の、4bから4c間の光は4bと同様の、4cから4dの間の光は4c、4dと同様の、4dから4eの間の光は4eと同様の、4eから4fの間の光は4fと同様の軌跡を描く。
このように、第1の導光体に三角プリズム列を周期的に形成し、かつ、第2の導光体に三角プリズムを周期的に形成することで、光を集光することが可能となる。
上述の説明において、第1の導光体1の三角プリズム列に入射する光に対して、図の右方向に進む光についてのみ記載したが、図の左方向に進む光も存在し、三角形プリズムが左右対称であることから、右方向に進む光をそのまま左方向へと転換すれば良く、同様の原理ですべての光が光電変換素子に到達することがわかる。
第1の導光体1に対して垂直に入射する光は、ほとんど光電変換素子3へ到達し、集効する光の量は受光量の約87%である。100%とならないのは、第1の導光体1に入射する場合の界面で発生する反射光、第1の導光体1から出射する場合の界面での反射光、第2の導光体2に入射する場合の界面での反射光、光電変換素子へ入射する場合の界面で発生する反射光があるためである。
図3は、集光器を備えた太陽電池の導光体端部の断面図である。集光器の端部には、第1の反射体である銀やアルミニウム等の金属、または金属のコーティングを施した樹脂により形成される鏡面反射体5がある。鏡面反射体5は、第1の導光体1を透過した光を、ほぼ水平方向に反射するように傾斜角度を持たせた面を有する。
図中、符号4i、4h、4gで示した矢線は、いずれも鏡面反射体5に反射され、光電変換素子へ到達する光の軌跡を示す。矢線4iは第2の導光体2の斜面透過後、直接光電変換素子3eに到達する光である。矢線4hは第2の導光体2の斜面透過後、第2の導光体の平坦部24内を全反射し、光電変換素子3dに到達する光である。矢線4gは第2の導光体2の斜面透過後、三角プリズムに全反射され、光電変換素子3eへ到達する光である。
このように、端部に鏡面反射体5を配置することにより、ほとんどの光を集光させることができる。
さらに、図4を用い、この集光器の寸法の具体的な例について説明する。
第1の導光体1の厚さをd、第1の導光体1の三角プリズム13の高さをd、第2の導光体の三角プリズム23の高さをd、第2の導光体の平坦部24の高さをdとする。また第1の三角プリズム列の長さと第2の導光体の平坦部24の長さはほぼ等しくl1とし、第1の三角プリズムの頂角α、第2の三角プリズムの頂角αとする。また鏡面反射体5の傾斜角をθとする。また光電変換素子5の幅をaとする。
具体例1として、光電変換素子が多結晶シリコンや単結晶シリコンの場合、20インチ級のウエハから切り出すため、光電変換素子5の幅aは4分割程度とし、現行のガラス板や現行の太陽電池モジュールの厚さ並みとすることを考慮してa=40mm、d=3mm、d=0.3mm、d=34.6mm、d4=3mm、l1=60mm、α=60°、α=60°、β=70°とすることができる。
また具体例2として、スクリーン印刷で形成できるCdTeやフォトリソグラフィーの手法で形成できるアモルファスシリコン等の薄膜半導体などでは、光電変換素子5の幅を任意に選べる。太陽電池モジュール全体の厚さを薄くすることを可能とするサイズとして、a=1mm、d=3mm、d=0.3mm、d=0.87mm、d=0.4mm、l1=1.5mmとすることができる。
なおα、α、βの角度に関しては、±5°の範囲で微調してもよい。
上述したように、本実施形態に係わる集光器は、それぞれに異なる配列の三角プリズムを持つ導光体を2用いる。そのため一見複雑な形状に見えるが、部材としては2つだけであり、組み立ては容易である。また、透明な板に三角プリズムを形成する技術は液晶ディスプレイのバックライトに適用されている技術でもあり、加工技術としても確立されている。したがって、集光器の製造において加工コストを下げられる。
さらに、第1の導光体1の三角プリズム列に入射する光は、左方向に曲げられ、第2の導光体2に進む。そして、第2の導光体2の中で反射を繰り返した後に、すべての光が光電変換素子3に到達する。また、第1の導光体の平坦部14に入射する光は、第2の導光体の三角プリズム23に入射後、プリズム面で全反射し光電変換素子3に到達する。したがって、集光効率を高くできる。
実施の形態2.
実施の形態1において、太陽光線4eは第2の導光体2へは三角プリズム面から入射する形態としていたが、第2の導光体2の平坦部24より入射し、光電変換素子3へ入射させることもできる。以下、この形態を説明する。
図5は、本実施の形態2に係る集光器を備えた太陽電池の断面図である。
本形態においては、実施の形態1に比べ、l2だけ平坦部を長くすることができ、集光倍率は高まる。l2は光の入射角度に依存し、平坦部を透過した光と平坦部とのなす角θとすると
Figure 0005569484
と表される。
=16、θ=35.5°とした場合、l2=11.4mmとなる。
したがって、集光倍率は、

Figure 0005569484
より、2.8倍となる。
以上説明したように、第2の導光体2の厚みを調整することにより、第2の導光体2の平坦部24に入射した光を光電変換素子3へ入射させることができ、集光倍率を高めることができる。
実施の形態3.
本実施の形態3では、実施の形態1の構成に加え、第2の導光体2の底面に第2の反射体である反射シート6を備える例を説明する。図6は、本実施形態に係る集光器を備えた太陽電池の断面図である。図6において、鏡面反射する反射シート5が、第2の導光体2の底面に配置されている。符号4jで示した矢線は、第1の導光体1の最表面に対して約10°の角度で入射する光の軌跡である。図示したように、太陽光線が第1の導光体1の三角プリズム列の右傾斜面に当たる場合、光は第2の導光体2の平坦部に入射される。
反射シートのない実施の形態1、2の場合は、そのまま透過光となる場合があるが、反射シート6があることにより、三角プリズムにより進む方向を偏向させた後に、次の三角プリズム下の光電変換素子3aに吸収されることになる。このように、反射シート6を置けば太陽がある程度傾いても集光効果を維持することが可能となる。
本実施形態に係る集光器を備えた太陽電池は、紙面に垂直方向を東西に紙面の左右方向を南北に配置するのがよく、太陽が南中時に第1の導光体1に垂直に光が入射するように配置するのがよい。理想的には、春分・秋分の日の南中時に、導光体1に垂直に光が入射するように配置し、夏至・冬至には±23.4°の入射角度となるように配置する。実施の形態2で示した寸法の集光器について反射シート6を備える場合について、第1の導光体1の最表面に入射される光の量を1とした場合の、南北方向の太陽の傾きに対し利用できる光の割合を図7に示す。この例では、23.4°の入射角度でも約40%の効率があるとがわかる。
上述した構成により、入射光の東西方向の傾きに対しては、実施の形態1、2で説明したように光を集めることができる。また、南北方向の太陽の傾きに対しては、反射シートを利用して光を集めることができる。
なお、本実施形態では鏡面反射シートを用いたが、拡散反射をする反射シートでも光利用効率を向上させる効果は期待できる。また、このように光電変換素子3を導光体とシートで挟むことは、光電変換素子3を空気に直接触れさせず表面酸化などの劣化を防ぐ効果も期待できる。
実施の形態4.
本実施の形態4では、実施の形態1の構成について、第1の導光体1に改良を加えた例を説明する。図8は本実施形態に係る集光器を備えた太陽電池の断面図である。
本実施形態では、第1の導光体1の平坦部14と第2の導光体2の三角プリズム23の頂点部とを透明な角柱部材7で接続している。これにより、第1の導光体1の平坦部14から入射する光4aは、第1の導光体1を透過する時の損失、第2の導光体2に入射する時の損失がなく、光強度を低下させることなく光電変換素子3bへ入射させることができる。
また、第1の導光体1の三角プリズム列を透過する光4bに対して、第2の導光体2の三角プリズム23に当たるように、透明な角柱部材7の大きさを調整すれば、その分の光も光電変換素子3bへ入射させることができる。
さらに、第1の導光体1の平坦部と第2の導光体2の三角プリズム頂点部を角柱部材7で接続することにより、第1の導光体1と第2の導光体2との相互位置を固定する働きも有り、経年変化による第1の導光体1と第2の導光体2との位置ずれを抑制する働きもある。
実施の形態5.
本実施の形態5では、実施の形態1の構成から第2の導光体2の一部を省略した例を説明する。図9は、本発明の実施の形態5に係る集光器を備えた太陽電池の断面図である。
第2の導光体2の平坦部を無くし、光電変換素子3a、3b、3c上に、第2の導光体として、個々に三角プリズム2a、2b、3cを密着させて固定する。第1の導光体1と第2の導光体2a、2b、2cの位置合わせのため、反射シート5は固い台座等に貼り合わせて固定するか、反射率の高い金属板などを用いる。
図10に、南北方向の太陽の傾きに対し利用できる光の割合を示す。第1の導光体1の最表面に入射される光の量を1として、光電変換素子3に到達する光量の割合を示したものである。実線は実施の形態3の構成による光の割合、破線は本実施の形態による光の利用できる割合である。光の入射角度0°での利用できる光の割合は低いが、入射角2°以上では実施の形態3よりも、利用できる光の割合を高くすることができる。
実施の形態6.
本実施の形態6に係る集光器を備えた太陽電池の断面図を図11に、全体の概観を図12に示す。図11において、第3の導光体30は平坦部34を中心に、両側に複数の三角プリズム33を配列している。また、第4の導光体40は、中央に三角プリズム20が形成されており、その両側に平坦部44が形成されている。さらに、第4の導光体40の両端には鏡面の第3の反射体35が配置されている。また、第3の導光体および第4の導光体の縁部間を第3の反射体35が連結している。本形状を基本形として、図12のように繰り返し並べることができる。なお、本形状は実施の形態1の端部形状を、垂直線に対して線対称に配置したものとみることもできる。
ここで、この形態の集光倍率を計算すると、実施の形態2で説明した式(1)において、d=16、θ=35.5°とした場合、l2=11.4mmとなるので、
次の計算より算出できる。

Figure 0005569484
つまり、鏡面の第3の反射体35により反射された光も中央の三角プリズムに集めることができるので、集光倍率を4.6倍と高い倍率にできる。
実施の形態7.
本実施の形態7に係る集光器を縦横に並べた太陽電池の全体の概観を図13に示す。先に説明した実施の形態6の図11に示した集光器を備えた太陽電池を、三角プリズムの頂点を通る軸で回転させた回転対称形状としたものが、本実施の形態7に係る集光器を備えた太陽電池である。また、第5の導光体の形状は、中心部に円盤状の第5の平坦部を配し、同心円状に並んだ複数の三角プリズムから構成される。また第6の導光体は、中央に円錐を配し、その外周を平坦な円盤形とした形状をしている。第2の導光体2の外周を鏡面の第4の反射体で囲み、第5の導光体および第6の導光体の縁部間を第4の反射体が連結している。集光器の断面は、図11と同じであるので省略する。
集光倍率は、次の粗い計算から

Figure 0005569484
21倍と高い倍率にできる。
なお、上述した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと解されるべきである。本発明の範囲は、上述した実施形態の範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 第1の導光体、2 第2の導光体、3 光電変換素子、4 光の軌跡、5 鏡面反射体、6 反射シート、7 柱状部材、11 第1の入射面、12 第1の出射面、13 第1のプリズム、14 第1の平坦部、21 第2の入射面、22 第2の出射面、23 第2のプリズム、24 第2の平坦部、30 第3の導光体、31 第3の入射面、32 第3の出射面、33 第3のプリズム、34 第3の平坦部、35 第3の反射体、40 第4の導光体、41 第4の入射面、42 第4の出射面、43 第4のプリズム、44 第4の平坦部。

Claims (10)

  1. 外部からの光が入射する第1の入射面とその入射光を出射する第1の出射面とを有する第1の導光体と、
    前記第1の導光体の第1の出射面側に対向して配置され、前記第1の導光体からの光を受ける第2の入射面とその入射光を出射する第2の出射面とを有する第2の導光体とを備え、
    前記第1の導光体の第1の出射面には、一方向に延びる複数の三角形の第1のプリズムの列と第1の平坦部とが交互に並んで形成されており、
    前記第2の導光体の第2の入射面には、前記第1の平坦部と同じ幅であって前記第1のプリズムの延伸方向と同一方向に延びる三角形の第2のプリズムが前記第1の平坦部に対向する位置に形成され、
    さらに、第2の入射面には、前記第2のプリズムに隣接して第2の平坦部が形成され、
    前記第2の平坦部は、平坦な前記第2の入射面とそれに対向する平坦な前記第2の出射面とを含み、
    前記第2のプリズム直下の第2の出射面より光を取り出すことを特徴とする集光器。
  2. 第1の導光体および第2の導光体の端部であって、前記第1の導光体と前記第2の導光体の間に光を反射する第1の反射体を有することを特徴とする請求項1に記載の集光器。
  3. 第2のプリズム直下の領域を除く第2の出射面を第2の反射体で覆ったことを特徴とする請求項1に記載の集光器。
  4. 三角形の第2のプリズムの頂点部に柱状部材を有し、前記柱状部材を介して第1の導光体と第2のプリズムとを結合したことを特徴とする請求項1に記載の集光器。
  5. 請求項1に記載の集光器であって、第2の導光体を構成する第2の平坦部に換えて、第2の反射体を布設したことを特徴とする請求項1に記載の集光器。
  6. 請求項1から5のいずれか一に記載の集光器を有し、第2のプリズム直下の第2の出射面に光電変換素子を配置したことを特徴とする太陽電池。
  7. 外部からの光が入射する第3の入射面とその入射光を出射する第3の出射面とを有する第3の導光体と、
    前記第3の導光体の第3の出射面側に対向して配置され、前記第3の導光体からの光を受ける第4の入射面とその入射光を出射する第4の出射面とを有する第4の導光体と、
    第3の導光体および第4の導光体の縁部間を連結する第3の反射体とを備え、
    前記第3の導光体の第3の出射面には、第3の平坦部を挟んで両側に一方向に延びる複数の三角形の第3のプリズムの列が並んで形成されており、
    前記第4の導光体の第4の入射面には、前記第3の平坦部と同じ幅であって前記第3のプリズムの延伸方向と同一方向に延びる三角形の第4のプリズムが前記第3の平坦部に対向する位置に形成され、さらに、第4の入射面には、前記第4のプリズムに隣接して第4の平坦部が形成され、
    前記第4の平坦部は、平坦な前記第4の入射面とそれに対向する平坦な前記第4の出射面とを含み、
    前記第4のプリズム直下の第4の出射面より光を取り出すことを特徴とする集光器。
  8. 請求項7に記載の集光器を有し、第4のプリズム直下の第4の出射面に光電変換素子を配置したことを特徴とする太陽電池。
  9. 外部からの光が入射する第5の入射面とその入射光を出射する第5の出射面とを有する第5の導光体と、
    前記第5の導光体の第5の出射面側に対向して配置され、前記第5の導光体からの光を受ける第6の入射面とその入射光を出射する第6の出射面とを有する第6の導光体と、
    第5の導光体および第6の導光体の縁部間を連結する第4の反射体とを備え、
    前記第5の導光体の第5の出射面には、円形の第5の平坦部の周囲に複数の断面が三角形の第3のプリズムの列が同心円状に並んで形成されており、
    前記第6の導光体の第6の入射面には、前記第5の平坦部と同じ幅の断面が三角の第6のプリズムが前記第5の平坦部に対向する位置に形成され、さらに、第6の入射面には、前記第6のプリズムの周囲に第6の平坦部が形成され、
    前記第6の平坦部は、平坦な前記第6の入射面とそれに対向する平坦な前記第6の出射面とを含み、
    前記第6のプリズム直下の第6の出射面より光を取り出すことを特徴とする集光器。
  10. 請求項9に記載の集光器を有し、第6のプリズム直下の第6の出射面に光電変換素子を配置したことを特徴とする太陽電池。
JP2011164484A 2011-07-27 2011-07-27 集光器および集光器を備えた太陽電池 Expired - Fee Related JP5569484B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011164484A JP5569484B2 (ja) 2011-07-27 2011-07-27 集光器および集光器を備えた太陽電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011164484A JP5569484B2 (ja) 2011-07-27 2011-07-27 集光器および集光器を備えた太陽電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013030553A JP2013030553A (ja) 2013-02-07
JP5569484B2 true JP5569484B2 (ja) 2014-08-13

Family

ID=47787337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011164484A Expired - Fee Related JP5569484B2 (ja) 2011-07-27 2011-07-27 集光器および集光器を備えた太陽電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5569484B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3022073B1 (fr) * 2014-06-05 2018-02-23 Electricite De France Dispositif photovoltaique a concentrateur fluorescent et procede de fabrication associe

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003218378A (ja) * 2002-01-22 2003-07-31 Fuji Photo Film Co Ltd 光発電ユニット
US7873257B2 (en) * 2007-05-01 2011-01-18 Morgan Solar Inc. Light-guide solar panel and method of fabrication thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013030553A (ja) 2013-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3174549B2 (ja) 太陽光発電装置及び太陽光発電モジュール並びに太陽光発電システムの設置方法
US8039731B2 (en) Photovoltaic concentrator for solar energy system
US10020413B2 (en) Fabrication of a local concentrator system
US8379310B2 (en) Sunlight collecting system
CN202930413U (zh) 太阳能模组装置
US20120145222A1 (en) Enhanced flat plate concentration PV panel
US9477033B2 (en) Multi-layered waveguide for capturing solar energy
US20130104984A1 (en) Monolithic photovoltaic solar concentrator
US8477413B2 (en) Optical element
EP2418694A2 (en) Solar energy harvesting system using luminescent solar concentrator with distributed outcoupling structures and microoptical elements
EP2418693A2 (en) Luminescent solar concentrator with distributed outcoupling structures and microoptical elements
JP2014232739A (ja) 太陽光発電装置
EP2364508A1 (en) Solar collector panel
WO2008102342A1 (en) Micro-concentrators for solar cells
WO2013002093A1 (ja) 太陽光発電装置
JP2007073774A (ja) 太陽電池
JP2002043600A (ja) 平板集光太陽電池モジュール
JP5569484B2 (ja) 集光器および集光器を備えた太陽電池
JP2011159822A (ja) 太陽光発電装置、及び太陽光発電装置の製造方法
KR20110123922A (ko) 태양광 집광기
EP4026173A1 (en) Photovoltaic solar collection system and natural illumination apparatus for building integration
JP4313841B1 (ja) 太陽レンズと太陽光利用装置
JP2005340583A (ja) 光発電体の受光面構造
JP3232058B2 (ja) 太陽光発電モジュールおよび太陽光発電システム
JPH1131836A (ja) 集光型太陽光発電装置およびモジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140312

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140326

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140527

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140609

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5569484

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees