JP2011159822A - 太陽光発電装置、及び太陽光発電装置の製造方法 - Google Patents

太陽光発電装置、及び太陽光発電装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光を光電変換部へ集光させる集光部の上下方向の長さを低減した太陽光発電装置、及び太陽光発電装置の製造方法を提供する。
【解決手段】ライン状に延びた光電変換部11と、光を光電変換部11へ集めるように柱状に延びた集光部30とを備え、集光部30は、光を受けて通過させる上面31と、上方から透視した場合に上面31を含むように上面31の縁から傾斜して延びており、上面31を通過した光を反射する第1の側面32と、第1の側面32と対向するとともに第1の側面32に沿って傾斜して延びており、第1の側面32で反射した光を反射する第2の側面33と、光電変換部11に対向しており、第2の側面33で反射した光を光電変換部11へ導くように通過させる下面34とを有し、第1の側面32は、第2の側面33を介して光を光電変換部11へ集めるように湾曲した部分を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、太陽光発電装置、及び太陽光発電装置の製造方法に関する。
太陽光発電装置は、発電する際に二酸化炭素を発生しないので、地球温暖化の防止に有効な装置である。太陽光発電装置には、発電効率が高いこと、製造するための資源消費が少ないこと、生産が容易であること、かつ安価であることが求められる。
特許文献1には、発電部分であるセルがカバーフィルムとフロントカバーとの間に配され、カバーフィルム、セル、及びフロントカバーが端部から横方向に挟み込むようにフレームで支持された太陽電池モジュールの構造が記載されている。
太陽光発電装置に用いる発電素子の一つにPN接合型の光電変換素子があり、その材料にシリコン或いは化合物半導体が用いられる。光電変換素子の材料に結晶型(単結晶)のシリコンを用いる場合には、発電効率が高いが、供給メーカが限られ、素材の価格が安価でない。それに対して、太陽光を集光するように構成し、集光部の焦点位置に光電変換素子を設けることにより、光電変換素子の材料の使用量を少なくできる。
特許文献2には、フレネルレンズにより集光された太陽光が光ファイバーを介して太陽電池セルに射出される集光型太陽光発電装置が記載されている。これにより、特許文献2によれば、フレネルレンズにより発生した色収差が光ファイバーにおいて是正されるので、色収差に起因した太陽電池セルにおける変換効率の低下を抑制できるとされている。
特許文献3には、太陽温水器または太陽電池の集光器として用いるための複合平凸柱面フレネルレンズが記載されている。この複合平凸柱面フレネルレンズは、互いに重なり合って隣接する仮想円柱面レンズを原型として作られている。これにより、特許文献3によれば、いかなる斜め入射光も損失なく集光するとされている。
特許文献4には、太陽電池素子がリニアフレネルレンズの焦線部に一致するように太陽の移動に伴って太陽電池素子の位置を制御する位置制御機構を備えた集光型太陽光発電装置が記載されている。すなわち、リニアフレネルレンズの中心部を通過する垂線に対する太陽光の入射角度をα、リニアフレネルレンズの中心線からリニアフレネルレンズの中心部及び太陽電池素子を結ぶ直線のなす角度をβとするとき、南中時にα=β=0とし、南中時以外に0.9α<β<1.3αとなるように制御する。これにより、特許文献4によれば、太陽電池素子を集光された光の強度分布のピーク値に置くことができるので、良好な太陽電池出力を得ることができるとされている。
一方、特許文献5には、太陽エネルギーを集めるための電磁エネルギーコレクターにおいて、それぞれ内面が反射面となっている1対の壁エレメントを入り口から出口にかけてそれぞれ光軸に近づくように傾斜してもうけることが記載されている。これにより、特許文献5によれば、入り口に入射した電磁エネルギー(光)を、反射面による1回以上の反射を経て、又は、直接的に、出口に到達させることができるとされている。
特許第3520425号公報 特開2003−69069号公報 特公昭58−33521号公報 特公平3−20074号公報 米国特許第4003638号明細書
特許文献2〜4の技術では、フレネルレンズにより光を屈折させて光電変換素子に集光させているため、フレネルレンズから光電変換素子までの上下方向の長さを長く確保する必要がある。このため、集光するための装置が分厚く大型化する可能性がある。
一方、特許文献5には、1対の壁エレメントの高さ(上下方向の長さ)を高くすることが好ましいことが記載されている。すなわち、特許文献5には、光を光電変換素子に集光させるための構成における上下方向の長さをどのように短くするのかについて記載されていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、光を光電変換部へ集光させるための構成における上下方向の長さを容易に低減できる太陽光発電装置、及び太陽光発電装置の製造方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の1つの側面に係る太陽光発電装置は、基板に配されライン状に延びた光電変換部と、光を前記光電変換部へ集めるように前記基板の上を柱状に延びた集光部と、太陽の光が前記集光部へ入射するように前記基板及び前記集光部を駆動する駆動部とを備え、前記集光部は、光を受けて通過させる上面と、上方から透視した場合に前記上面を含むように前記上面の縁から傾斜して延びており、前記上面を通過した光を反射する第1の側面と、前記第1の側面と対向するとともに前記第1の側面に沿って傾斜して延びており、前記第1の側面で反射した光を反射する第2の側面と、前記光電変換部に対向しており、前記第2の側面で反射した光を前記光電変換部へ導くように通過させる下面とを有し、前記第1の側面は、前記第2の側面を介して光を前記光電変換部へ集めるように湾曲した部分を有することを特徴とする。
本発明によれば、上面を通過した後に第1の側面で反射した光が第2の側面を介して光電変換部へ集まるので、第1の側面から焦点となるべき光電変換部までの経路長に第1の側面と第2の側面との横方向の間隔を含ませることができる。この結果、光を光電変換部へ集光させるための構成における上下方向の長さを容易に低減できる太陽光発電装置、及び太陽光発電装置の製造方法を得ることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる太陽光発電装置の概略構成を示す図である。 図2は、実施の形態1にかかる太陽光発電装置の太陽追尾動作を示す図である。 図3は、実施の形態1における集光部の構成を示す図である。 図4は、実施の形態1における集光部の構成を示す図である。 図5は、実施の形態2における集光部の構成を示す図である。 図6は、実施の形態3にかかる太陽光発電装置の構成を示す図である。 図7は、実施の形態4における集光部の構成及び光強度分布を示す図である。 図8は、実施の形態5における集光部の構成を示す図である。 図9は、実施の形態5の変形例における集光部の構成を示す図である。 図10は、実施の形態6における集光部の構成を示す図である。 図11は、実施の形態7における集光部の構成を示す図である。 図12は、実施の形態8における集光部の構成及び光強度分布を示す図である。
以下に、本発明にかかる太陽光発電装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる太陽光発電装置100の概略構成を示す斜視図である。
太陽光発電装置100は、基板10、部材3、窓材1、保持枠2、台座4、5、及び駆動部50を備える。
基板10(図3参照)には、後述する複数の光電変換部11が配されている。各光電変換部11は、基板10内の表面近傍をライン状に延びている(図3参照)。複数の光電変換部11は、互いに並ぶように(例えば、互いに平行に)基板10に配されている。基板10は、例えば、ガラスなどの絶縁体で形成されている。基板10は、部材3の背面を覆って保護する背面カバーとしても機能している。
部材3は、シート状の形状をしている。部材3は、基板10の上に配されている。部材3は、後述する複数の集光部30を含む。各集光部30は、光を光電変換部11へ集めるように基板10の上を柱状に延びている。部材3内では、複数の集光部30が、複数の光電変換部11に対応して互いに並ぶように(例えば、互いに平行に)配されている。
窓材1は、部材3の上に配されている。窓材1は、太陽の光を受けた際にその光が透過するように透明な材質で形成されている。窓材1は、部材3の表面を覆って保護する表面カバーとしても機能している。
保持枠2は、基板10、部材3、及び窓材1を周囲から保持している。すなわち、保持枠2は、部材3内の複数の集光部30を一体として保持している。
台座4、5は、平面状の窓材1の面法線の方位が南東から南西の間、望ましくは概ね南方となるように、保持枠2を地面、床面、壁面等(図示せず)に固定する。すなわち、台座4、5は、基板10、部材3、及び窓材1の各表面が南向きになり、かつ、各集光部30の長手方向が東西方向に沿うように、保持枠2を支える。台座4は、保持枠2における西側端を支え、(図1に破線で示す)台座5は、保持枠2における東側端を支える。これにより、各集光部30の長手方向は、太陽の運行軌道により形成される面(以下、太陽軌道面とする)に沿っている。台座4は、集光部30の長手方向に沿った軸を中心に、基板10、部材3、及び窓材1を回転可能なように支える。
駆動部50は、太陽の光が各集光部30へ入射するように、保持枠2を介して基板10、部材3(複数の集光部30)、及び窓材1を駆動する。すなわち、駆動部50は、集光部30の上面31の法線V(図2、図3参照)が水平面HPとなす角度θが太陽の南中高度に一致するように、集光部30の長手方向に沿った軸を中心に基板10、部材3(複数の集光部30)、及び窓材1を回転させる。
駆動部50は、アーム51、ローラー52、モーター(図示せず)、及び制御部53を含む。アーム51は、保持枠2に固定された円弧状の部材である。モーターは、制御部53からの指令に応じて、ローラー52を介してアーム51を回転移動させる。制御部53は、例えば、台座4内に収納されている。制御部53は、公知の方法、例えば制御部53に内蔵した時計と太陽軌道計算式、装置設置場所の位置情報、装置の設置方位をもとに太陽軌道面の仰角を算出する。制御部53は、その算出した太陽軌道面の仰角(すなわち太陽の南中高度)に角度θが一致するように、ローラー52に結合したモーターを動作させ、ローラー52を回転させることによりアーム51を回転移動させる。その結果、アーム51が固定された保持枠2及び窓材1の仰角が変化し、窓材1の法線方向が太陽軌道面に平行になる。すなわち、集光部30の上面31の法線V(図2、図3参照)が水平面HPとなす角度θが太陽の南中高度に一致するようになる。
図2は、実施の形態1にかかる太陽光発電装置100の太陽追尾動作を示す側面図である。図2には、西側の水平方向から見た太陽光発電装置100が示されている。図2において、右方向が南、左方向が北、上が天頂となっている。
21は回転軸である。S1、S2、S3は、それぞれ、春分(又は秋分)の日、夏至の日、冬至の日の太陽の南中方向を示す。P1、P2、P3は、それぞれ、太陽の南中方向S1、S2、S3に垂直な面である。台座4、5の設置される面が水平面HPに沿っており、設置場所の緯度をL度、太陽軌道面と地軸との傾斜角度をE度とする。このとき、太陽の南中方向S1、S2及びS3の仰角は、それぞれ、(90―L)度、(90−L+E)度、(90−L−E)度となる。なお、Eは例えば23.4度である。
駆動部50(図1参照)は、法線Vが太陽の南中方向を向くように追尾動作を行う。年間を通して窓材1の表面が概ねP2からP3の範囲になるように回転させる。すなわち、駆動部50は、春分(又は秋分)の日に窓材1の表面が面P1に沿っており、夏至の日に窓材1の表面が面P2に沿っており、冬至の日に窓材1の表面が面P3に沿っているように、回転軸21を中心に基板10、部材3(複数の集光部30)、及び窓材1を回転させる。
ここで、追尾動作を行う際に、集光部30や光電変換部11の一式を刻々回転又は移動させる場合を考える。この場合、駆動部におけるモーター等による消費電力が増大する。また、可動部分が接触しないように周囲の他の物体から離れて設置することが必要なため、設置場所の利用効率を高くしにくい。
それに対して、本実施の形態では、駆動部50が、集光部30の上面31の法線Vが水平面HPとなす角度θが太陽の南中高度に一致するように、集光部30の長手方向に沿った軸(回転軸21)を中心に基板10、部材3(複数の集光部30)、及び窓材1を回転させる。このとき、回転軸21と集光部30の焦線とが略平行であるので、太陽光の集光スポットが常に光電変換部11の位置に来るように追尾することができる。追尾角度の誤差が大きいと、集光スポットの位置がずれるので、例えば2度程度の誤差を許容することで、数日に一回、もしくは一日数回、間欠的に仰角調整を行い、かつ光電変換部の面積を大きくならないようにできる。1つの軸で太陽を追尾する制御を行うので、複数の軸で太陽を追尾する制御を行う場合に比べて、制御を簡略化できる。この結果、追尾のための電力消費が少なく、かつ、方位角の追尾が不要でその分使用する部材が少ない装置を実現することができる。
日中は、刻々太陽の方位角が変化し、太陽の集光スポットが焦線上を長手方向(図4の紙面と垂直方向)に動くので、集光部30の長手方向端部で集光できない光が発生し、その分集光効率が低下する。集光部30の上面31の長辺W2と短辺W1と(図4(b)参照)の長さの比を所定倍以上(例えば100倍以上)に大きく取ることにより集光できない光を少なくすることができる。
集光部30は、後述する第1の側面32及び第2の側面33のそれぞれを反射面(反射鏡)としている。これにより、集光スポットにおいて色収差が無く、光電変換部に多接合型の光電変換素子を用いた場合においては、光電変換を行う各接合層の発電量の差を低減できる。
図3は、実施の形態1における集光部30等を含む部分の拡大断面図である。
部材3は、図3に示すように、窓材1と基板10との間に配されている。基板10内では、複数の光電変換部11が互いに所定の間隔で並んでいる。部材3内では、複数の集光部30が、複数の光電変換部11に対応して互いに並ぶように(例えば、互いに平行に)配されている。
図3において破線の折れ線L1は光学軸、破線の折れ線L2、L3は太陽光の進路の例を示す。まず、各部の機能について説明を行う。集光部30は、図3に示すように略平行四辺形の断面を有し、図3の紙面に垂直な方向に延びた柱状である。
具体的には、集光部30は、上面31、第1の側面32、第2の側面33、及び下面34を有する。
上面31は、光を受けて通過させる面である。上面31は、窓材1と対向している。上面31は、例えば、窓材1に隣接している。上面31は、集光部30における光が入射する入射面として機能する。
第1の側面32は、上方から透視した場合に上面31を含むように上面31の縁31eから傾斜して延びている。第1の側面32は、反射機能を有している。第1の側面32は、上面31を通過した光を第2の側面33へ向けて反射する。
第2の側面33は、第1の側面32と対向するとともに第1の側面32に沿って傾斜して延びている。第2の側面33は、反射機能を有している。第2の側面33は、第1の側面32で反射した光を下面34に向けて反射する。
下面34は、光電変換部11に対向している。下面34は、第2の側面33で反射した光を光電変換部11へ導くように通過させる。下面34は、例えば、光電変換部11に隣接している。この場合、下面34は、集光部30の焦点面である光電変換部11の受光面とほぼ同一平面となり、集光部30の焦点面とみなすことができる。
ここで、第1の側面32は、第2の側面33を介して光を光電変換部11へ集めるように湾曲した部分を有する。第1の側面32は、例えば、長手方向に垂直な断面において、放物線に沿って湾曲した部分を有する。これにより、窓材1に隣接する上面31から太陽光が集光部30の内部に進行し、集光部30の内面すなわち第1の側面32及び第2の側面33で順次に反射されることにより、光電変換部11に集光される。
例えば、上面31に垂直に入射した太陽光線は、折れ線L1、L2、L3に沿って焦線に向かって進行し、焦線位置に設けられた光電変換部11に到達する。集光部30により光が集光される領域は直線状の焦線である。集光部30及び光電変換部11は互いに対応する形状のもの(ライン状及び柱状)が左右に多数配列されることで、窓材1が受ける太陽光を効率よく光電変換部11に集光することができる。
次に、太陽光発電装置100の製造方法ついて説明を行う。
第1の工程では、基板10に、互いに並ぶようにライン状にそれぞれ延びた複数の光電変換部11を形成する。具体的には、基板10における集光部30の集光位置となるべき位置に、光電変換部11を配置するための溝を、配置すべき光電変換部11に対応した幅及び深さで形成する。そして、形成した溝に光電変換部11を配置する。複数の光電変換部11は、例えば、単結晶シリコンで形成されたバックコンタクト型の太陽電池素子(光電変換素子)である。
第2の工程では、光を光電変換部11へそれぞれ集める複数の集光部30を基板10の上に形成する。具体的には、集光部30に対応した形状(図4(a)、(b)参照)の柱状光学部材を用意する。柱状光学部材は、上面31に対応した上面、第1の側面32に対応した第1の側面、第2の側面33に対応した第2の側面、及び下面34に対応した下面を有する。柱状光学部材は、例えば、透明なガラスあるいは透明プラスチック、例えばアクリル樹脂、ポリカーボネイト樹脂、あるいはポリプロピレン樹脂で形成された素材を柱状光学部材となるべき素材として用意する。
そして、その素材を金型成型により柱状光学部材にし、両側面に同一の放物線形状を設けた柱状光学部材の全面あるいは片側の側面に無電解めっきでニッケルりんを成膜し、上面と下面とを鏡面仕上げした後、電解めっきにより両側面あるいは片側の側面にニッケルを成膜する。これにより、柱状光学部材の側面へ反射部を確実に付加することが可能となる。
そして、複数の柱状光学部材を繰り返し近接配置することにより、基板10の上における、光を光電変換部11へそれぞれ集めることができる位置に、複数の集光部30を形成する。これにより、複数の集光部30では、上面31、第1の側面32、第2の側面33、及び下面34によって囲まれた空間が柱状光学部材によって満たされている第1の集光部が繰り返し配されている。さらに部材3(複数の集光部30)の上に窓材1を設置する。そして、基板10、部材3、及び窓材1を周囲から保持するように保持枠2をはめる。これにより、保持枠2は、部材3内の複数の集光部30を一体として保持している。
第3の工程では、太陽の光が集光部30へ入射するように基板10、部材3(複数の集光部30)及び窓材1を駆動するための駆動部50を形成する。具体的には、保持枠2にアーム51を固定し、アーム51を回転移動可能なようにローラー52を設置する。また、ローラー52を制御可能なように制御部53を設ける。
なお、次のように、太陽光発電装置100を製造してもよい。基板10の表面に光電変換部11を形成し集光部30を配置した後に、基板10で太陽電池パネルとしての特性を確認する。すなわち、変換効率測定などの特性試験が製造途中の中間試験として実施することにより、所定の閾値以上の変換効率が得られるように基板10の表面の上に柱状光学部材を位置決めして配置する。これにより、複数の集光部30を、その焦線が光電変換部11の位置に一致するように基板10上に配列することが容易になる。さらに集光部30の上に窓材1を設置する。
図4(a)及び図4(b)は、実施の形態1における集光部30についてそれぞれ示した拡大断面図、斜視図である。図4(b)の斜視図に示すように、集光部30は柱状で、長手方向に延びた4つの面を有し、その一つが上面31であり、上面31の短辺の長さがW1、上面31の長辺がW2である。図3の断面図において、集光部30のそれぞれは、上面31が透明な面、第1の側面32及び第2の側面33が反射膜(図示せず)を設けた放物線状の反射面、下面34が透明な面であり例えば光電変換部11と接する面である。第1の側面32及び第2の側面33は略同一の形状であるので、集光部30を左右に繰り返し近接配置することにより上面31が平面状となる。
なお、第1の側面32及び第2の側面33の反射膜の一方は省略しても良く、例えば第2の側面33の反射膜を省略した場合には、複数の集光部30を近接配置した後、その複数の集光部30どうしを透明樹脂で光学的に結合することにより、隣り合う集光部30の第1の側面32が、省略した第2の側面33の反射膜と同等に機能する。
下面34に集光された光を光電変換部11がその受光面で受け、光に応じた電圧(光起電力)を発生する。折れ線L1は集光部30の光学軸PAに沿っており、光学軸PAに沿って入射した太陽の光は、焦点位置(焦点面)で集光スポットとなる。太陽の光が光学軸PAから傾いて入射した場合には、焦点面上を集光スポットが移動するので、太陽を追尾する精度を考慮して、集光スポットの移動範囲を覆うように光電変換部11を設ける。光電変換部11としては、変換効率が高く、強い光でも変換効率が低下しないタイプが適し、例えば化合物半導体による多接合型の光電変換素子を用いる。
集光部30の幅は小さいほど、集光部30の素材使用量が少なく好ましいが、その場合には、受光窓を覆うために多数の集光部30を配列することが必要となるので、製造の容易性も考慮して上面31の短辺の長さW1を概ね1mmから50mmの範囲で決定する。
以上のように、本実施の形態1によれば、各集光部30において、第1の側面32は、第2の側面33を介して光を光電変換部11へ集めるように湾曲した部分を有する。これにより、上面31を通過した後に第1の側面32で反射した光が第2の側面33を介して光電変換部11へ集まるので、第1の側面32から焦点となるべき光電変換部11までの経路長に第1の側面32と第2の側面33との横方向の間隔を含ませることができる。この結果、光を光電変換部11へ集光させるための構成における上下方向の長さを容易に低減できる。これにより、太陽光発電装置の本体部分を薄型軽量なものとできるので、その設置が容易になり、かつ、設置場所の周囲に余分な空間が不要になる。すなわち、資源の使用量が少なく、発電の効率及び設置場所の利用効率がともに高い太陽光発電装置を実現することができる。
また、実施の形態1によれば、上面31に対応した上面、第1の側面32に対応した第1の側面、第2の側面33に対応した第2の側面、及び下面34に対応した下面を有する複数の柱状光学部材を繰り返し近接配置することにより、複数の集光部30を形成する。これにより、太陽光発電装置の製造方法における、光を光電変換部へ集光させるための構成を形成するための工程を容易化することができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2にかかる太陽光発電装置100iについて、図5を用いて説明する。図5は、実施の形態2にかかる太陽光発電装置100iの製造方法及び構成を示す図である。以下では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図5に示すように、太陽光発電装置100iの製造方法において、柱状光学部材を1つ置きに繰り返し配列することにより部材3i(複数の集光部)を形成する。図5(a)及び図5(b)は、柱状光学部材を1つ置きに配列して複数の集光部を形成する工程について、その組み立て前、組み立て後を示す断面図である。
図5(a)において、基板10には柱状光学部材の横幅に等しいピッチで溝を形成した後に、光電変換部11を設ける。基板10で光電変換部11の動作を確認した後、両側面に反射鏡を施した柱状光学部材を柱状光学部材の横幅に等しい間隔を空けて基板10の上に繰り返し配列する。すなわち、基板10の上に、柱状光学部材を柱状光学部材の横幅の2倍に等しいピッチで繰り返し配列することにより、部材3i(複数の集光部)を形成する。さらに部材3i(複数の集光部)の上に窓材1を設置する。このように、上面31に対応した上面、第1の側面32に対応した第1の側面、第2の側面33に対応した第2の側面、及び下面34に対応した下面を有する複数の柱状光学部材を1つおきに配置することにより、柱状光学部材の素材の使用量を少なくすることができる。
図5(b)において、部材3i(複数の集光部)における隣り合う2つの柱状光学部材の間隔がW1(図4(b)参照)であるので、2つの柱状光学部材の間の空間と柱状光学部材とは略同じ形状である。柱状光学部材の側面が反射面となっているので、2つの柱状光学部材の間の空間は柱状光学部材と同様の光学軸と焦線とを有する。
すなわち、部材3i(複数の集光部)では、第1の集光部30i1と第2の集光部30i2とが交互に繰り返し配されている。第1の集光部30i1は、上面31、第1の側面32、第2の側面33、及び下面34によって囲まれた空間が柱状光学部材によって満たされている。第2の集光部30i2では、上面31、第1の側面32、第2の側面33、及び下面34によって囲まれた空間が空洞になっている。
例えば、折れ線L1bは第2の集光部30i2の集光光学軸、折れ線L2b、L3bは太陽光の進路を示す。第2の集光部30i2に入射した太陽光線は、例えば折れ線L1b、L2b、L3bに沿って進行し、焦点位置で光電変換部11に到達する。このため、窓材1が受けた光学軸方向と平行な太陽光線は効率的に光電変換部11に集光される。第1の集光部30i1における第2の側面33の外側の面は、隣接する第1の集光部30i1(柱状光学部材)における第1の側面32の外側の面を介して光を光電変換部11へ集めるように湾曲した部分を有する。すなわち、第1の集光部30i1における第2の側面33の外側の面が第2の集光部30i2における第1の側面32として機能し、隣接する第1の集光部30i1(柱状光学部材)の第1の側面32の外側の面が第2の集光部30i2における第2の側面33として機能する。
このように、複数の柱状光学部材を1つおきに配置した場合でも、各第1の集光部30i1及び各第2の集光部30i2において、それぞれ、上面31を通過した後に第1の側面32で反射した光が第2の側面33を介して光電変換部11へ集まるので、第1の側面32から焦点となるべき光電変換部11までの経路長に第1の側面32と第2の側面33との横方向の間隔を含ませることができる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3にかかる太陽光発電装置100jについて、図6を用いて説明する。図6は、実施の形態3にかかる太陽光発電装置100jの斜視図である。以下では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
太陽光発電装置100jは、複数の保持枠2j1〜2j3、外枠41j、連結部42j、及び固定部材44jを備える。
複数の保持枠2j1〜2j3は、基板、シート状の部材、及び窓材をそれぞれ含む複数の可動単位Uj1〜Uj3を保持する。すなわち、保持枠2j1は、基板10j1、シート状の部材3j1、及び窓材1j1を含む可動単位Uj1を保持する。保持枠2j2は、基板10j2、シート状の部材3j2、及び窓材1j2を含む可動単位Uj2を保持する。保持枠2j3は、基板10j3、シート状の部材3j3、及び窓材1j3を含む可動単位Uj3を保持する。
外枠41jは、複数の保持枠2j1〜2j3のそれぞれを回転可能に支持する。連結部42jは、複数の保持枠2j1〜2j3を連動させて回転させる。固定部材44jは、外枠41jを地面や屋根に固定する。外枠41jは、右方向が概ね南方向となるように、水平に固定されている。外枠41jの内側に、複数の保持枠2j1〜2j3と、保持枠に保持された複数の窓材1j1〜1j3と、窓材1j1〜1j3に覆われた集光部30及び光電変換部11とが、同じ方向に向けて保持されている。
駆動部50は、太陽の光が複数の可動単位Uj1〜Uj3のそれぞれへ入射するように、連結部42jを介して複数の保持枠2j1〜2j3を連動して回転させる。具体的には、駆動部50は、太陽の位置算出部(図示せず)、又は太陽の位置検出部(図示せず)をさらに含む。駆動部50における制御部53は、位置算出部により算出された、又は位置検出部により検出された太陽の仰角をもとに、モーター(図示せず)を回転させることにより、モーターの軸に固定したローラー52を回転させる。ローラー52がアーム51を回転移動させて左端の保持枠2j1を回転させ、連結部42jが左端以外の保持枠2j2、2j3の仰角を連動して同様に変化させる。
実施の形態3によれば、連結部42jを介して複数の保持枠2j1〜2j3の方向を一斉に(連動して)変化させて太陽追尾動作を行うことができるので、太陽の位置検出部、制御部などの部材を保持枠の数だけ設ける必要がなく(1つの保持枠分だけ設ければ十分であり)、部材使用量を削減することができる。
また、複数の可動単位Uj1〜Uj3が外枠41jにより一体に保持されているので、太陽光発電装置100jの輸送や設置が容易になる。例えば予め装置の組立工場で外枠41jに複数の保持枠2j1〜2j3を取付けておくことで、輸送時の荷扱い、設置時の組み立ての手間を少なくすることができる。その場合、複数の保持枠2j1〜2j3が相互干渉しないようにかつ近接して保持しておくことにより、太陽光発電装置100jが追尾動作をする際の太陽光発電装置100jの周囲の空間を最小限にすることができる。
なお、複数の保持枠2j1〜2j3が上下に並んだ構造でもよく、その場合には、設置場所は南方向を向いた建物の外壁、窓、ベランダの手すり等が好適である。
また、図6に示した外枠41jは額縁状の形状としたが、太陽光を妨げない素材、形状であればよく、透明なプラスチック素材等を用いる、形状を棒状の部材にする等、種々の変形が可能である。
さらに、図6において保持枠が3枚である場合を示したが、さらに多くして例えば10枚以上としてもよく、その場合は1つの保持枠の幅が図示した幅の3分の1以下に小さくできるので、水平面に設置する場合に太陽光発電装置100jの高さを全体的に低く、垂直面に設置する場合には太陽光発電装置100jの厚みを全体的に薄くすることができる。このため、設置場所が狭い場合に好適で、集光式の太陽光発電装置を輸送、設置することが容易になる。
実施の形態4.
次に、実施の形態4にかかる太陽光発電装置100kについて、図7を用いて説明する。図7は、実施の形態4にかかる太陽光発電装置100kの構成を示す図である。以下では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図7(a)は、実施の形態4にかかる太陽光発電装置100kについて、集光部30等を含む部分の拡大断面図である。太陽光発電装置100kは、基板10kを備える。
基板10kには、複数の光電変換部11に加えて、複数の第2の光電変換部12kが配されている。各第2の光電変換部12kは、図7(a)に示すように、基板10kにおける光電変換部11に隣接した位置を光電変換部11に沿って延びている。複数の第2の光電変換部12kは、互いに並ぶように(例えば、互いに平行に)基板10kに配されている。
また、第2の光電変換部12kは、光電変換部11よりも変換効率が低く、安価に構成されている。例えば、光電変換部11は、ガリウムインジウムりん/ガリウム砒素/ゲルマニウムのトリプル接合型の太陽電池素子(光電変換素子)である。例えば、第2の光電変換部12kは、アモルファスシリコンで形成されたタンデム型の太陽電池素子(光電変換素子)である。アモルファスシリコンで形成されたタンデム型の太陽電池素子は、ガリウムインジウムりん/ガリウム砒素/ゲルマニウムのトリプル接合型の太陽電池素子に比べて、変換効率が低く、安価に構成できる。
晴天時において、太陽光は、概ね平行光線として図7(a)中の破線の折れ線L1,L2、L3で示した進路に沿って窓材1に達する。この場合、窓材1を透過した光は、集光部30により集光され焦点位置に集光され、変換効率の高い光電変換部11に達する。
曇天時において、太陽光は、雲を通過することにより拡散光となって、図7(a)中の破線の折れ線L1,L2、L3で示した進路だけでなく、例えば図7(a)中の実線の折れ線L4、L5で示した進路に沿っても、窓材1に達する。この場合、窓材1を透過した光は、集光部30により、焦点だけに集まらず、焦点に隣接した位置に配された第2の光電変換部12kにも達する。焦点以外の方向に進行した光を、焦点に隣接した位置に配された第2の光電変換部12kにより電力に変換することで、曇天時の発電効率を向上させることができる。
図7(b)は、実施の形態4にかかる太陽光発電装置100kについて、集光スポットの光強度と、光電変換部の位置の関係を示す図である。図7(b)において、Pf1は晴天時の光強度分の例を示す。Pf2は晴天時の太陽光の追尾がややずれたときの光強度分布の例を示す。Pf3は曇天時の光強度分布の例を示す。
晴天時において、集光した光が全て光電変換部11に達するように、太陽の方向を追尾する。集光スポットを光電変換部11の幅より小さくすることにより、光強度分布Pf1或いはPf2に示すように、集光した光のほぼ全てを光電変換部11の受光面に導くことができる。
曇天時において、光強度分布Pf3に示すように、光強度分布がブロードに広がるので、第2の光電変換部12kが広がった光を受光面で受けて電力に変換する。発電効率(変換効率)の異なる複数の光電変換部は、同じ強さの光を照射されても相互に最適な出力電圧と電流とが異なるので、所定の電圧に変換して出力するパワーコンディショナー(図示せず)を少なくとも2系統設ける。これにより、複数の光電変換部の特性を生かした動作状態で光電変換することができる。
このように、実施の形態4によれば、曇天時に光強度分布がブロードに広がった光が集光部に入射した場合でも、集光部により集光されず焦点近傍以外の方向に進行した光を第2の光電変換部12kで受光し発電できる。これにより、曇天時の発電電力を増やすことができる。また、第2の光電変換部12kが光電変換部11より変換効率が低いので安価に構成することができ、製造コストの増加を抑制できる。
なお、安価な光電変換部(第2の光電変換部12k)により発電した電力は2次電池(図示せず)に蓄電してもよい。この場合、蓄電された電力は、実施の形態3における位置算出部又は位置検出部(図示せず)の動力源として使用することができる。
実施の形態5.
次に、実施の形態5にかかる太陽光発電装置100nについて、図8を用いて説明する。図8は、実施の形態5にかかる太陽光発電装置100nの構成を示す図である。以下では、実施の形態2と異なる部分を中心に説明する。
図8は、実施の形態5にかかる太陽光発電装置100nについて、集光部(第1の集光部30n1、第2の集光部30i2)等を含む部分の拡大断面図である。太陽光発電装置100nは、基板10n及び部材3nを備える。
部材3n(複数の集光部)では、第1の集光部30n1と第2の集光部30i2とが交互に繰り返し配されている。第1の集光部30n1は、下面34n1を有する。下面34n1は、後述の第2の位置決め構造に対応した第2の位置決め構造30n1aを有している。すなわち、柱状光学部材の有する第2の位置決め構造が、柱状光学部材の配置後に、第1の集光部30n1の下面34n1の有する第2の位置決め構造30n1aとなる。
基板10nの表面は、第1の集光部30n1が配されるべき領域(すなわち下面34n1が接触する領域)に、柱状光学部材を位置決めするための位置決め構造15nを有している。柱状光学部材は、基板10nに対向する面(下面34n1に対応する下面)に、位置決め構造15nに嵌合する第2の位置決め構造を有している。
具体的には、位置決め構造15nは、凹型の構造であり、第2の位置決め構造は、凹型の構造に嵌合する凸型の構造である。例えば、位置決め構造15nは、位置決め溝であり、第2の位置決め構造は、位置決め溝に嵌合する位置決め溝用ほぞである。この場合、太陽光発電装置100nの製造方法が次の点で実施の形態1と異なる。第1の工程では、基板10nの表面に、所定の幅及び所定の深さで位置決め溝を、柱状光学部材の横幅に等しいピッチで複数形成する。第2の工程では、全面あるいは片側の側面に無電解めっきでニッケルりんを成膜し、上面と下面とを鏡面仕上げした後、電解めっきにより両側面あるいは片側の側面にニッケルを成膜して得られた柱状光学部材の下面に、位置決め溝用ほぞを形成する。そして、位置決め溝用ほぞを基板10nの表面の位置決め溝に嵌合させるように、複数の柱状光学部材を繰り返し配置する。
あるいは、位置決め構造15nは、凸型の構造であり、第2の位置決め構造は、凸型の構造に嵌合する凹型の構造である。例えば、位置決め構造15nは、位置決めピンであり、第2の位置決め構造は、位置決めピンに嵌合する位置決めピン用ホールである。この場合、太陽光発電装置100nの製造方法が次の点で実施の形態1と異なる。第1の工程では、基板10nの表面に、所定の幅及び所定の長さで位置決めピンを、柱状光学部材の横幅に等しいピッチで複数形成する。第2の工程では、全面あるいは片側の側面に無電解めっきでニッケルりんを成膜し、上面と下面とを鏡面仕上げした後、電解めっきにより両側面あるいは片側の側面にニッケルを成膜して得られた柱状光学部材の下面に、位置決めピン用ホールを形成する。そして、位置決めピン用ホールを基板10nの表面の位置決めピンに嵌合させるように、複数の柱状光学部材を繰り返し配置する。
なお、柱状光学部材における第1の側面及び第2の側面に反射膜を形成する際に柱状光学部材の全面に成膜すると、柱状光学部材における上面と下面にも形成された反射膜を研磨する必要があるため、柱状光学部材の下面に設ける第2の位置決め構造は凹型の方がその形成が容易である。
実施の形態5によれば、基板10nの位置決め構造15nに嵌合する第2の位置決め構造が第1の集光部30n1の下面34n1に設けられているので、第1の集光部30n1の基板10nに対する取り付け精度を容易に向上することができる。これにより、第1の集光部30n1による集光位置が光電変換部11の受光面となるように柱状光学部材を配置することが容易になる。すなわち、第1の集光部30n1によって集光した光が光電変換部11の受光面になるように第1の集光部30n1を基板10n上に形成することが容易である。
なお、太陽光発電装置100pにおいて、基板10pには、図9に示すように、複数の光電変換部11に加えて、複数の第2の光電変換部12pが配されていてもよい。各第2の光電変換部12pは、基本的な構成が実施の形態4における各第2の光電変換部12kと同様であるが、次の点で異なっている。各第2の光電変換部12pは、図9に示すように、基板10pにおける光電変換部11に隣接した位置であって位置決め構造15nの形成されていない位置を光電変換部11に沿って延びている。
実施の形態6.
次に、実施の形態6にかかる太陽光発電装置100qについて、図10を用いて説明する。図10は、実施の形態6にかかる太陽光発電装置100qの構成を示す図である。以下では、実施の形態4と異なる部分を中心に説明する。
図10は、実施の形態6にかかる太陽光発電装置100qについて、集光部30等を含む部分の拡大断面図である。太陽光発電装置100qは、透明樹脂膜(保護膜)60q及び第2の窓材70qを備える。
透明樹脂膜60qは、複数の光電変換部11及び複数の第2の光電変換部12kのそれぞれの受光面を覆う。透明樹脂膜60qは、例えば、基板10kの表面の全体を覆う。これにより、透明樹脂膜60qは、複数の光電変換部11及び複数の第2の光電変換部12kのそれぞれの受光面を保護する。
第2の窓材70qは、透明樹脂膜60qの上に配されている。第2の窓材70qは、例えば、透明樹脂膜60qの上面の全体を覆うとともに、部材3の背面の全体を覆う。これにより、第2の窓材70qは、透明樹脂膜60qを保護するとともに、部材3の背面を覆って保護する背面カバーとしても機能している。さらに集光部30に用いた素材が光により劣化して光の透過率が悪化した際、窓材1と集光部30とを容易に取り替えることができる。
実施の形態6によれば、変換効率の高い光電変換部11と安価な第2の光電変換部12kとのそれぞれを透明樹脂膜60qと第2の窓材70qとにより封止するので、光電変換部11及び第2の光電変換部12kのそれぞれの耐湿性を向上することができる。
実施の形態7.
次に、実施の形態7にかかる太陽光発電装置100rについて、図11を用いて説明する。図11は、実施の形態7にかかる太陽光発電装置100rの構成を示す図である。以下では、実施の形態5及び実施の形態6と異なる部分を中心に説明する。
図11は、実施の形態7にかかる太陽光発電装置100rについて、集光部30等を含む部分の拡大断面図である。太陽光発電装置100rは、透明樹脂膜(保護膜)60r及び第2の窓材70rを備える。
透明樹脂膜60rは、位置決め構造15nに整合した開口60r1を有する。これにより、透明樹脂膜60rは、位置決め構造15nが設けられた領域を避けながら複数の光電変換部11のそれぞれの受光面を保護する。第1の集光部30n1の下面34n1に設けられた第2の位置決め構造30n1aは、開口60r1を介して透明樹脂膜60rを貫通している。なお、透明樹脂膜60rは、さらに、複数の第2の光電変換部12p(図9参照)のそれぞれの受光面を覆ってもよい。
第2の窓材70rは、位置決め構造15n及び開口60r1に整合した開口70r1を有する。これにより、第2の窓材70rは、位置決め構造15nが設けられた領域を避けながら、透明樹脂膜60rを保護するとともに、部材3nの背面を覆って保護する背面カバーとしても機能している。第1の集光部30n1の下面34n1に設けられた第2の位置決め構造30n1aは、開口70r1を介して第2の窓材70rを貫通している。
実施の形態7によれば、基板10nの位置決め構造15nに嵌合する第2の位置決め構造が第1の集光部30n1の下面34n1に設けられるとともに、光電変換部11を透明樹脂膜60rと第2の窓材70rとにより封止する。これにより、第1の集光部30n1による集光位置が光電変換部11の受光面となるように柱状光学部材を配置することが容易になるとともに、光電変換部11の耐湿性を向上することができる。
実施の形態8.
次に、実施の形態8にかかる太陽光発電装置100sについて、図12を用いて説明する。図12は、実施の形態8にかかる太陽光発電装置100sの構成を示す図である。以下では、実施の形態4と異なる部分を中心に説明する。
図12(a)は、実施の形態8にかかる太陽光発電装置100sについて、集光部30等を含む部分の拡大断面図である。太陽光発電装置100sは、光強度均一化部21s、光拡散部22s、及び空気層23sを備える。
光強度均一化部21sは、集光部30と光電変換部11との間に配され、集光部30を通過した光を均一化して光電変換部11へ導く。具体的には、光強度均一化部21sは、その上面で受けた光を左右の側面で繰り返し全反射させることにより均一強度分布の光を形成して光電変換部11へ導く。
光拡散部22sは、集光部30と第2の光電変換部12kとの間に配され、集光部30を通過した光を拡散させて第2の光電変換部12kへ導く。具体的には、図12(a)に示すように、光拡散部22sは、ガラスやプラスチックなどの透明部材の下面に凹凸を設け、この面を通過する光が進路を曲げて安価な第2の光電変換部12kの全面に広がるように凹凸の光拡散特性を設定する。光拡散特性は、面の凹凸に代えて、拡散材を光拡散部22sの素材に混ぜ合わせる方法でも実現することができる。
晴天時において、太陽光は概ね平行光線であるので、図12(a)中に破線の折れ線L1,L2、L3で示した進路に沿って窓材1に達し、集光部30により集光され焦点位置に集光され、光強度均一化部21sの内部に進行して、光強度均一化部21sにおける左右の側面で繰り返し全反射することで均一強度分布の光になり、変換効率の高い光電変換部11に達する。
曇天時において、太陽光は雲を通過することにより拡散光となっており、図12(a)中の破線の折れ線L1,L2、L3で示した進路だけでなく、例えば図12(a)中の実線の折れ線L4、L5で示した進路に沿っても、窓材1に達する。この場合、窓材1を透過した光は、集光部30により、焦点に配された光強度均一化部21sだけに集まらず、焦点に隣接した位置に配された光拡散部22sにも達する。この場合、光拡散部22sに達した光は、進行方向を曲げられ、さらに進行し安価な第2の光電変換部12kに達する。
なお、図12(a)において複数の光強度均一化部21sと複数の光拡散部22sとが一体であるように示されているが、組み立て前は別々であってもよく、その場合にはこれらを左右に近接配置したうえで接合される。
また、図12(a)において、光強度均一化部21sの高さが高く、その中に進行した光の反射回数が多いほど光強度を均一にすることができるが、それだけ部材が多く必要となるので、大半の光が1回から3回側面で反射するように光強度均一化部21sの高さを設定する。
図12(a)において、空気層23sが光強度均一化部21sと隣接することにより、相互の屈折率差により、光強度均一化部21sの内面で全反射が起き、損失無く光を反射することができる。空気層23sには外部から水や異物が入らないように、その端面は蓋(図示せず)をする。
図12(b)は、実施の形態8にかかる太陽光発電装置100sについて、光電変換部11及び第2の光電変換部12kのそれぞれの受光面における光強度分布を示す図である。図12(b)において、Pf4は晴天時の光強度分の例を示し、Pf5は曇天時の光強度分布の例を示す。
晴天時において、集光した光が全て光電変換部11に達するように、太陽の方向を追尾する。集光スポットを光強度均一化部21sの入口の幅より小さくすることにより、光強度分布Pf4に示すように、集光した光のほぼ全てを均一化して光電変換部11の受光面に導くことができる。
曇天時において、光強度分布がブロードに広がった光を光拡散部22sによりさらに拡散することにより、光強度分布Pf5に示すように、光強度分布がさらにブロードに広がるので、第2の光電変換部12kが略均一に広がった光を受光面で受けて電力に変換することができる。
実施の形態8によれば、晴天時において、集光した光のほぼ全てを均一化して変換効率の高い光電変換部11の受光面の全体に均一に太陽光を照射することが可能となる。これにより、光電変換部11の受光面の一部に強い光を照射する場合と比較すると、高い変換効率で光電変換部11を動作させることができる。
また、曇天時において、第2の光電変換部12kが略均一に広がった光を受光面で受けて電力に変換することができるので、第2の光電変換部12kが強度分布にムラのある光を受光面で受ける場合と比較すると高い変換効率で第2の光電変換部12kを動作させることができる。
さらに、光強度均一化部21sの入り口以外の方向に進行した光を拡散する光拡散部22sを設けたので、10年以上の長期間に渡って装置を使用する場合においても、太陽の追尾動作を一時的に休止する、或いは強風、周囲物体との干渉、停電等が原因で追尾動作が停止した場合に、光電変換部以外の部材に集光スポットが移動して当該部材が高温になる或いは焼損し装置の寿命が短くなることを防止することができる。
以上のように、本発明にかかる太陽光発電装置、及び太陽光発電装置の製造方法は、太陽光を受けて発電することに有用であり、特に、狭い場所において太陽光を受けて発電することに適している。
1、1j1〜1j3 窓材
2、2j1〜2j3 保持枠
3、3i、3j1〜3j3、3n 部材
4、5 台座
10、10j1〜10j3、10k、10n、10p 基板
11 光電変換部
12k、12p 第2の光電変換部
15n 位置決め構造
21s 光強度均一化部
22s 光拡散部
30 集光部
30i1、30n1 第1の集光部
30i2 第2の集光部
30n1a 第2の位置決め構造
31 上面
32 第1の側面
33 第2の側面
34、34n1 下面
41j 外枠
42j 連結部
50 駆動部
51 アーム
52 ローラー
53 制御部
60q、60r 透明樹脂膜
70q、70r 第2の窓材
100、100i、100j、100k、100n、100p、100q、100r、100s 太陽光発電装置
Uj1〜Uj3 可動単位

Claims (13)

  1. 基板に配されライン状に延びた光電変換部と、
    光を前記光電変換部へ集めるように前記基板の上を柱状に延びた集光部と、
    太陽の光が前記集光部へ入射するように前記基板及び前記集光部を駆動する駆動部と、
    を備え、
    前記集光部は、
    光を受けて通過させる上面と、
    上方から透視した場合に前記上面を含むように前記上面の縁から傾斜して延びており、前記上面を通過した光を反射する第1の側面と、
    前記第1の側面と対向するとともに前記第1の側面に沿って傾斜して延びており、前記第1の側面で反射した光を反射する第2の側面と、
    前記光電変換部に対向しており、前記第2の側面で反射した光を前記光電変換部へ導くように通過させる下面と、
    を有し、
    前記第1の側面は、前記第2の側面を介して光を前記光電変換部へ集めるように湾曲した部分を有する
    ことを特徴とする太陽光発電装置。
  2. 前記集光部の長手方向は、太陽の運行軌道により形成される面に沿っており、
    前記駆動部は、前記集光部の前記上面の法線が水平面となす角度が太陽の南中高度に一致するように、前記集光部の長手方向に沿った軸を中心に前記基板及び前記集光部を回転させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電装置。
  3. 複数の前記光電変換部は、互いに並ぶように前記基板に配され、
    複数の前記集光部は、前記基板の上に配されたシート状の部材に含まれ、前記シート状の部材内で複数の前記光電変換部に対応して互いに並ぶように配されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽光発電装置。
  4. 複数の前記集光部では、
    前記上面、前記第1の側面、前記第2の側面、及び前記下面によって囲まれた空間が柱状光学部材によって満たされている第1の集光部が繰り返し配されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の太陽光発電装置。
  5. 複数の前記集光部では、
    前記上面、前記第1の側面、前記第2の側面、及び前記下面によって囲まれた空間が柱状光学部材によって満たされている第1の集光部と、
    前記上面、前記第1の側面、前記第2の側面、及び前記下面によって囲まれた空間が空洞になっている第2の集光部と、
    が交互に繰り返し配されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の太陽光発電装置。
  6. 前記基板の表面は、前記第1の集光部が配されるべき領域に前記柱状光学部材を位置決めするための位置決め構造を有しており、
    前記柱状光学部材は、前記基板に対向する面に、前記位置決め構造に嵌合する第2の位置決め構造を有している
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の太陽光発電装置。
  7. 複数の前記光電変換部の受光面を覆う保護膜をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項3から6のいずれか1項に記載の太陽光発電装置。
  8. 前記基板と前記シート状の部材とをそれぞれ含む複数の可動単位を保持する複数の枠と、
    前記複数の枠のそれぞれを回転可能に支持する外枠と、
    前記複数の枠を連動させて回転させるための連結部と、
    をさらに備え、
    前記駆動部は、太陽の光が前記複数の可動単位のそれぞれへ入射するように、前記連結部を介して前記複数の枠を連動して回転させる
    ことを特徴とする請求項3から7のいずれか1項に記載の太陽光発電装置。
  9. 前記光電変換部よりも変換効率が低く、前記基板における前記光電変換部に隣接した位置を前記光電変換部に沿って延びた第2の光電変換部をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の太陽光発電装置。
  10. 前記集光部と前記光電変換部との間に配され、前記集光部を通過した光を均一化して前記光電変換部へ導く均一化部をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の太陽光発電装置。
  11. 前記光電変換部よりも変換効率が低く、前記基板における前記光電変換部に隣接した位置を前記光電変換部に沿って延びた第2の光電変換部と、
    前記集光部と前記第2の光電変換部との間に配され、前記集光部を通過した光を拡散させて前記第2の光電変換部へ導く拡散部と、
    をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項10に記載の太陽光発電装置。
  12. 基板に、互いに並ぶようにライン状にそれぞれ延びた複数の光電変換部を形成する第1の工程と、
    光を前記光電変換部へそれぞれ集める複数の集光部を前記基板の上に形成する第2の工程と、
    太陽の光が前記集光部へ入射するように前記基板及び前記複数の集光部を駆動する駆動部を形成する第3の工程と、
    を備え、
    前記第2の工程では、光を受けて通過させる上面と、上方から透視した場合に前記上面を含むように前記上面の縁から傾斜して延びており、前記上面を通過した光を反射する第1の側面と、前記第1の側面と対向するとともに前記第1の側面に沿って傾斜して延びており、前記第1の側面で反射した光を反射する第2の側面と、前記光電変換部に対向しており、前記第2の側面で反射した光を前記光電変換部へ導くように通過させる下面とを有する柱状光学部材を、互いに並ぶように近接して繰り返し前記基板の上に配置することにより、前記複数の集光部を形成し、
    前記第1の側面は、前記第2の側面を介して光を前記光電変換部へ集めるように湾曲した部分を有する
    ことを特徴とする太陽光発電装置の製造方法。
  13. 基板に、互いに並ぶようにライン状にそれぞれ延びた複数の光電変換部を形成する第1の工程と、
    光を前記光電変換部へそれぞれ集める複数の集光部を前記基板の上に形成する第2の工程と、
    太陽の光が前記集光部へ入射するように前記基板及び前記複数の集光部を駆動する駆動部を形成する第3の工程と、
    を備え、
    前記第2の工程では、光を受けて通過させる上面と、上方から透視した場合に前記上面を含むように前記上面の縁から傾斜して延びており、前記上面を通過した光を反射する第1の側面と、前記第1の側面と対向するとともに前記第1の側面に沿って傾斜して延びており、前記第1の側面で反射した光を反射する第2の側面と、前記光電変換部に対向しており、前記第2の側面で反射した光を前記光電変換部へ導くように通過させる下面とを有する柱状光学部材を、前記基板の表面に平行な面内における前記柱状光学部材の短手方向の幅の2倍に等しいピッチで互いに並ぶように繰り返し前記基板の上に配置することにより、前記複数の集光部を形成し、
    前記第1の側面は、前記第2の側面を介して光を前記光電変換部へ集めるように湾曲した部分を有する、
    前記第2の側面の外側の面は、隣接する柱状光学部材の前記第1の側面の外側の面を介して光を前記光電変換部へ集めるように湾曲した部分を有する
    ことを特徴とする太陽光発電装置の製造方法。
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