JP5569298B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
CMOSイメージセンサを有する撮像装置、例えばビデオカメラやデジタルスチルカメラは、屋内や屋外、又は昼間や夜間といった様々な環境下での撮影に使用される。受光する光の変化に応じて、CMOSイメージセンサにおける電荷蓄積期間を制御する電子シャッターは、露光時間を調整して、感度を最適値に設定する。
CMOSイメージセンサを使用して、ダイナミックレンジを拡大するには、電子シャッターを高速に切ることで露光時間を調整する方法や、高速に複数のフレームを撮影し撮像結果を重ね合わせる方法等がある。
特許文献1では、低照度にて通常飽和レベルを狭めることなく、線形かつ高S/Nでの信号取得を可能にするとともに、通常飽和レベル以上の入射光に対しても線形領域での良好なS/Nを実現しながら、ダイナミックレンジを拡大できる技術が開示されている。この方法は、例えば図9に示すように、t〜t間の時間を1フレームの露光時間t〜t間の1/16に設定する。そして、時刻tで蓄積電荷dM以上の電荷を一旦リセットし、再度t〜t間で露光し、時刻tで蓄積電荷dM以上の電荷をリセットする。そして、t〜t間で露光された電荷量d−dと、1フレームの露光時間(t〜t)で露光された電荷量dに基づいて、1フレームの露光によって得られる電荷量を算出する。以下、この方法を水門方式という。
特開2008−99158号公報
ところで、上記水門方式は、暗い撮影シーンでは、長い露光時間、例えば図9のt〜tの露光時間を使用するため、暗部のS/Nが向上する広ダイナミックレンジ方式である。しかし、図9の例で示したt〜tの露光時間と、t〜tの1フレームの露光時間の比で、1フレームの本来の蓄積電荷量を推測するため、露光時間を自由に変更することができない。そのため、明るい撮影シーンでは、撮像装置のアイリス(絞り)を絞ることで対応していた。
しかしながら、アイリスによる露光制御では、明るい撮影シーンでアイリスの開口が小さくなるため、光の回折によって画像全体にボケが生じ(いわゆる小絞りボケ)、ピントが合わなくなるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、明るい撮影シーンでアイリスによる露光制御を行わず、暗い撮影シーンでS/Nを向上させた広ダイナミックレンジを実現することが可能な、新規かつ改良された画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、光を電荷に変換する光電変換素子を有する単位画素が行列状に2次元配置された画素アレイ部と、第1の露光期間で所定の蓄積電荷以上に単位画素に蓄積された電荷に基づく第1の電荷量、又は第1の露光期間を含む第2の露光期間で単位画素に蓄積された全ての電荷に基づく第2の電荷量に基づいて信号レベルを決定する水門モードと、複数回の露光期間で単位画素にそれぞれ蓄積された全ての電荷に基づく複数の電荷量に基づいて信号レベルを決定する複数回露光モードのいずれかによって、信号レベルを決定する信号処理部とを備える画像処理装置が提供される。
上記信号処理部は、電荷に基づく検波値に基づいて信号レベルを調整するゲインを決定し、ゲインに基づいて水門モードと複数回露光モードのいずれかへ切り替える。
上記信号処理部は、水門モードであるとき、ゲインが0になった場合に複数回露光モードへ切り替える。また、上記信号処理部は、複数回露光モードであるとき、ゲインが予め設定したヒステリシス以上になった場合に水門モードへ切り替えてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、光電変換素子を有する単位画素が行列状に2次元配置された画素アレイ部が、光を電荷に変換するステップと、信号処理部が、第1の露光期間で所定の蓄積電荷以上に単位画素に蓄積された電荷に基づく第1の電荷量、又は第1の露光期間を含む第2の露光期間で単位画素に蓄積された全ての電荷に基づく第2の電荷量に基づいて信号レベルを決定する水門モードと、複数回の露光期間で単位画素にそれぞれ蓄積された全ての電荷に基づく複数の電荷量に基づいて信号レベルを決定する複数回露光モードのいずれかによって、信号レベルを決定するステップとを備える画像処理方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、光電変換素子を有する単位画素が行列状に2次元配置された画素アレイ部が、光を電荷に変換するステップ、信号処理部が、第1の露光期間で所定の蓄積電荷以上に単位画素に蓄積された電荷に基づく第1の電荷量、又は第1の露光期間を含む第2の露光期間で単位画素に蓄積された全ての電荷に基づく第2の電荷量に基づいて信号レベルを決定する水門モードと、複数回の露光期間で単位画素にそれぞれ蓄積された全ての電荷に基づく複数の電荷量に基づいて信号レベルを決定する複数回露光モードのいずれかによって、信号レベルを決定するステップ、をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、明るい撮影シーンでアイリスによる露光制御を行わず、暗い撮影シーンでS/Nを向上させた広ダイナミックレンジを実現することができる。
本発明の第1実施形態に係るCMOSイメージセンサの構成例を示すシステム構成図である。 単位画素の構成の一例を示す回路図である。 ドライバ回路の構成の一例を示す回路図である。 通常の読み出しの場合の動作を説明するためのタイミング図である。 高S/Nと広ダイナミックレンジ化を図る場合の動作を説明するためのタイミング図である。 転送トランジスタの制御電極に複数の電圧を選択的に供給した場合の画素内におけるポテンシャルの一例を示すポテンシャル図である。 複数回露光モードにおける蓄積電荷と時間の関係を示すグラフである。 複数回露光モードにおける蓄積電荷と時間の関係を示すグラフであって、図7に比べて低輝度の場合を示す。 水門モードにおける蓄積電荷と時間の関係を示すグラフである。 水門モードにおける蓄積電荷と時間の関係を示すグラフであって、図9に比べて低輝度の場合を示す。 水門モードにおける蓄積電荷と時間の関係を示すグラフであって、図10に比べて低輝度の場合を示す。 水門モードにおける蓄積電荷と時間の関係を示すグラフであって、図11に比べて低輝度の場合を示す。 ゲインと輝度の関係、アイリスと輝度の関係を示し、従来の露光制御の遷移を示すグラフである。 ゲインと輝度の関係、アイリスと輝度の関係を示し、本発明の第1実施形態の露光制御の遷移を示すグラフである。 ゲインと輝度の関係、アイリスと輝度の関係を示し、本発明の第1実施形態の露光制御の遷移を示すグラフであって、変更例を示す。 本発明の第1の実施形態の水門モードと複数回露光モードの切り替え動作を示すフローチャートである。 水門モードの蓄積電荷の電荷量の算出動作を示すフローチャートである。 本発明に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1実施形態の構成
2.第1実施形態の動作
<1.第1実施形態の構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る固体撮像装置、例えばCMOSイメージセンサの構成例を示すシステム構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ10は、光電変換素子を含む単位画素(以下、単に「画素」と記す場合もある)20が行列状(マトリクス状)に2次元配置されてなる画素アレイ部11を有するとともに、当該画素アレイ部11の周辺回路として、行選択回路12、先行選択回路13、論理回路14、ドライバ回路15、コントローラユニット16、電圧供給回路17、カラム回路18および水平走査回路19を有する構成となっている。
画素アレイ部11には、単位画素20の行列状の配列に対して、列毎に垂直信号線111が配線され、行毎に駆動制御線、例えば転送制御線112、リセット制御線113および選択制御線114が配線されている。
(画素回路)
図2に、単位画素20の構成の一例を示す。本回路例に係る単位画素20は、光電変換素子、例えばフォトダイオード21に加えて、例えば転送トランジスタ22、リセットトランジスタ23、増幅トランジスタ24および選択トランジスタ25の4つのトランジスタを有する画素構成、即ち特許請求の範囲における転送ゲートに相当する転送トランジスタ22を有する破壊読出しの画素構成となっている。ここでは、これらトランジスタ22〜25として、例えばNMOSトランジスタを用いている。
転送トランジスタ22は、フォトダイオード21のカソード電極と電荷電圧変換部であるFD(フローティングディフュージョン)部26との間に接続され、フォトダイオード21で光電変換され、ここに蓄積された信号電荷(ここでは、電子)を、ゲート電極(制御電極)に転送パルスTRGが与えられることによってFD部26に転送する。
リセットトランジスタ23は、画素電源VDDにドレイン電極が、FD部26にソース電極がそれぞれ接続され、フォトダイオード21からFD部26への信号電荷の転送に先立って、ゲート電極にリセットパルスRSTが与えられることによってFD部26の電位を所定電位にリセットする。
増幅トランジスタ24は、FD部26にゲート電極が、画素電源VDDにドレイン電極がそれぞれ接続され、リセットトランジスタ23によってリセットされた後のFD部26の電位をリセットレベルとして出力し、さらに転送トランジスタ22によって信号電荷が転送された後のFD部26の電位を信号レベルとして出力する。
選択トランジスタ25は、例えば、ドレイン電極が増幅トランジスタ24のソース電極に、ソース電極が垂直信号線111にそれぞれ接続され、ゲート電極に選択パルスSELが与えられることによってオン状態となり、画素20を選択状態として増幅トランジスタ24から出力される信号を垂直信号線111に出力する。
なお、選択トランジスタ25については、画素電源VDDと増幅トランジスタ24のドレイン電極との間に接続した構成を採ることも可能である。また、画素回路としては、上述した4トランジスタの構成に限られるものではなく、選択トランジスタ25を省略し、増幅トランジスタ24を選択トランジスタ25として兼用する3トランジスタや、増幅トランジスタ24を複数の単位画素間で共有する構成などであってもよい。
(行選択回路)
行選択回路12は、特許請求の範囲における第1駆動手段に相当し、シフトレジスタあるいはアドレスデコーダ等によって構成され、コントローラユニット16による制御の下に、転送パルスTRG、リセットパルスRSTおよび選択パルスSEL等の画素駆動パルスを適宜発生することにより、画素アレイ部11の各画素20を電子シャッター行と読み出し行それぞれについて行単位で垂直方向(上下方向)に走査しつつ選択し、電子シャッター行に対してはその行の画素20の信号掃き捨てを行うための電子シャッター動作を行うとともに、読み出し行に対してはその行の画素20の信号読み出しを行うための読み出し動作を行う。
ここでは、図示を省略するが、行選択回路12は、画素20を行単位で順に選択走査しつつ、読み出し行の各画素20の信号を読み出す読み出し動作を行うための読み出し走査系と、当該読み出し走査系による読み出し走査よりもシャッター速度に対応した時間分だけ先行して同じ行(電子シャッタ行)に対して電子シャッター動作を行うための電子シャッター走査系とを有する構成となっている。
そして、電子シャッター走査系による電子シャッター動作によってフォトダイオード21の不要な電荷がリセットされたタイミングから、読み出し走査系による読み出し動作によって画素20の信号が読み出されるタイミングまでの期間が、画素20における信号電荷の蓄積期間(第1露光時間)となる。すなわち、電子シャッター動作とは、フォトダイオード21に蓄積された信号電荷のリセット(掃き捨て)を行い、そのリセット後から新たに信号電荷の蓄積を開始する動作である。
(先行選択回路)
先行選択回路13は、特許請求の範囲における第2駆動手段に相当し、複数の行選択回路、例えば2つの行選択回路13A,13Bによって構成され、行選択回路12が選択走査する読み出し行に先行して等間隔に複数行(本例では、2行)を選択走査する。
行選択回路13A,13Bは、シフトレジスタあるいはアドレスデコーダ等によって構成され、コントローラユニット16による制御の下に、行選択回路12の選択走査に同期して、転送パルスTRGを適宜発生することにより、行選択回路12によって選択走査される読み出し行に先行して等間隔に2つの行を選択走査する。この選択走査では、転送パルスTRGに基づいて、フォトダイオード21に蓄積された信号電荷をFD部26に転送する動作が行われる。その詳細については後述する。
(論理回路)
論理回路14は、コントローラユニット16による制御の下に、行選択回路12および先行選択回路13の2つの行選択回路13A,13Bからそれぞれ行選択のために出力される転送パルスTRG、リセットパルスRSTおよび選択パルスSELを、ドライバ15を通して画素アレイ部11の転送制御線112、リセット制御線113および選択制御線114に供給するとともに、後述するように、転送パルスTRGの電圧値を選択するための信号をドライバ回路15に与える。
(ドライバ回路)
ドライバ回路15は、行選択回路12による選択走査に同期して、画素20の各トランジスタ22,23,25をON/OFFするための電圧の転送パルスTRG、リセットパルスRSTおよび選択パルスSELを画素20に供給するとともに、行選択回路13A,13Bによる選択走査に同期して、画素20の各トランジスタ22,23,25をON/OFFするための電圧の中間的な電圧(以下、「中間電圧」と記述する)の転送パルスTRGを画素20に供給する。すなわち、ドライバ回路15は、特許請求の範囲における第1乃至第3供給電圧制御手段としての機能を持つ。
図3は、ドライバ回路15の構成の一例を示す回路図である。ここでは、ある1行に対応したドライバ回路15の転送パルスTRGについての単位回路の構成を示している。この転送パルスTRGについての単位回路が、リセットパルスRSTおよび選択パルスSELについての単位回路と共に、画素アレイ部11の行数分だけ配置されることによってドライバ回路15が構成される。
図3に示すように、本例に係るドライバ回路(単位回路)15は、電圧供給回路17から供給される例えば3つの電圧Vtrg1,Vtrg2,Vtrg3に対応した3つの回路ブロック131〜133と、2入力のNOR回路134とを有する回路構成となっている。
これら3つの電圧Vtrg1,Vtrg2,Vtrg3のうち、電圧Vtrg1とVtrg3とが、画素20の各トランジスタ22,23,25をON/OFFするための電圧となり、電圧Vtrg2が先述した中間電圧となる。
本ドライバ回路15には、行選択回路12および行選択回路13A,13Bからアドレス信号ADRが与えられるとともに、コントローラユニット16による制御の下に論理回路14から行選択のタイミングでタイミング信号PTRG1が、中間電圧を印加するタイミングでタイミング信号PTRG2がそれぞれ与えられる。
回路ブロック131は、アドレス信号ADRとタイミング信号PTRG1とを2入力とするNAND回路1311およびPチャネルの駆動トランジスタ1313によって構成され、電圧Vtrg1を選択して転送トランジスタ22のゲート電極に供給する。
回路ブロック132は、アドレス信号ADRとタイミング信号PTRG2とを2入力とするAND回路1321およびNチャネルの駆動トランジスタ1322によって構成され、中間電圧である電圧Vtrg2を選択して転送トランジスタ22のゲート電極に供給する。
回路ブロック133は、アドレス信号ADRを一方の(否定)入力とし、NOR回路134の出力信号を他方の入力とするOR回路1331およびNチャネルの駆動トランジスタ1332によって構成され、電圧Vtrg3を選択して転送トランジスタ22のゲート電極に供給する。
すなわち、回路ブロック133は、転送トランジスタ22をOFFするための電圧として、例えば接地電圧あるいは接地電圧よりも低い電圧(例えば、−1.0V)を供給するために、NOR回路134の作用により他の回路ブロック131,132とは排他的に動作する回路構成となっている。
(カラム回路)
カラム回路18は、画素アレイ部11の例えば画素列ごとに、即ち画素列に対して1対1の対応関係をもって配置された単位回路の集合からなり、行選択回路12および行選択回路13A,13Bによって選択された読み出し行の各画素20から垂直信号線111を通して出力される信号に対して所定の信号処理を行うとともに、信号処理後の画素信号を一時的に保持する。
このカラム回路18としては、垂直信号線111を通して出力される信号をサンプルホールドするサンプルホールド回路からなる回路構成のものや、サンプルホールド回路を含み、CDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)処理により、リセットノイズや増幅トランジスタ24の閾値ばらつき等、画素固有の固定パターンノイズを除去するノイズ除去回路からなる回路構成のものなどが用いられる。
ただし、カラム回路18の上記構成については一例に過ぎず、これに限定されるものではない。例えば、カラム回路16にA/D(アナログ/デジタル)変換機能を持たせ、信号レベルをデジタル信号で出力する構成を採ることも可能である。
(水平走査回路)
水平走査回路19は、シフトレジスタあるいはアドレスデコーダ等によって構成され、画素アレイ部11の画素列ごとにカラム回路18の各単位回路を順に水平走査しつつ、カラム回路18の各単位回路に一時的に保持されている画素の信号を順次出力する。
続いて、上記構成の本実施形態に係るCMOSイメージセンサ10の動作について、図4のタイミング図を用いて説明する。
図2に示す画素回路構成の単位画素20を行列状に配置されてなるCMOSイメージセンサ10では、一般的に、図4(A)に示すように、期間T1でフォトダイオード21およびFD部26を所定電位にリセットし、期間T2で受光した光を電子に光電変換し、フォトダイオード21に蓄積する。また、期間T2の後半部分の期間T4でFD部26をリセットし、このときのFD部26の電位をリセットレベルとして読み出し、しかる後期間T3でフォトダイオード21に蓄積された電子をFD部26に転送し、このときのFD部26の電位を期間T5で信号レベルとして読み出す。
この通常の読み出し動作に対し、本発明では、高S/Nと広ダイナミックレンジ化を図ることを目的として、光電変換によって電子を蓄積する蓄積期間(第1露光時間)において、転送トランジスタ22のゲート電極に第1制御電圧を供給するとともに、第1制御電圧とは異なる電圧値の第2制御電圧を1回又は複数回供給し、複数の第2制御電圧のいずれか1つ又は複数の供給に先行して、当該いずれか1つ又は複数の個々の第2制御電圧と同じ電圧値の第3制御電圧を1回又は複数回供給し、第1制御電圧が供給された際に転送トランジスタ22によってFD部26に転送される信号電荷を読み出し、第2制御電圧を順次供給した際に転送トランジスタ22によってFD部26に転送される信号電荷を1回以上読み出す駆動を行うことを特徴とする。
ここで、第1制御電圧は、フォトダイオード21の蓄積電荷を転送トランジスタ22によってFD部26に完全に転送できる電圧である。以下、第1制御電圧を完全転送電圧と記述する。また、第2,第3制御電圧は先述した中間電圧である。以下、第2,第3制御電圧を中間電圧と記述する。本例では、転送トランジスタ22がNMOSトランジスタであることから、第1制御電圧と異なる電圧値とは、第1制御電圧よりも低い電圧値を意味する。当然のことながら、転送トランジスタ22がPMOSトランジスタの場合は、第1制御電圧よりも低い電圧値ということになる。また、第2,第3制御電圧について、「同じ電圧値」とは、電圧値が完全同一の場合だけを言うのではなく、数%程度の多少の誤差も含むものとする。
具体的には、図4(B)に示すように、期間T10でフォトダイオード21およびFD部26をリセットし、期間T11で受光した光を電子に光電変換し、フォトダイオード21に蓄積する。次いで、期間T12でFD部26をリセットする。ここで、期間T12でのFD部26の電位をリセットレベルとして読み出しても構わない。
次に、期間T13で転送トランジスタ22のゲート電極に中間電圧(第3制御電圧)Vtrgを供給し、入射光強度によって決まるフォトダイオード21の蓄積電子の量に応じて部分的にFD部26へ転送する。期間T14では、転送された電子の量に応じたFD部26の電位を信号レベルとして読み出し、必要に応じて、期間T12で読み出したリセットレベルを用いて、例えばカラム回路18においてノイズキャンセル処理を行う。
期間T15では継続的に蓄積動作を実行し、期間T16で再びFD部26をリセットする。ここで、期間T16でのFD部26の電位をリセットレベルとして読み出しても構わない。さらに、期間T17で転送トランジスタ22のゲート電極に中間電圧(第3制御電圧)Vtrgを供給し、期間T13で転送されずにフォトダイオード21に残った電子と期間T15で蓄積された電子との和のうち、中間電圧印加による転送トランジスタ22のポテンシャルを超えた分がFD部26へ転送される。期間T18で信号レベルとして読み出しても構わない。
期間T19から期間T22では、転送トランジスタ22のゲート電極に先の中間電圧と同じ電圧値の中間電圧(第2制御電圧)Vtrgを印加して同様の動作を繰り返して実行する。また、期間T11から期間T14までの動作を、転送トランジスタ22への供給電圧を変えながら1回あるいは複数回実行する。そして、期間T23での露光後、期間T24で再びリセット動作をしてリセットレベルを読み出し、次いで期間T25では転送トランジスタ22を完全にON状態にしてFD部26へ完全転送を実行し、期間T26で信号レベルを読み出す。
ここで、転送トランジスタ22のゲート電極に中間電圧Vtrgを供給した場合の画素内におけるポテンシャルの一例を図5に示す。フォトダイオード21に蓄積された電子数が多く、中間電圧Vtrgの印加によるポテンシャルφtrgを超える場合は、フォトダイオード21に蓄積された電子は部分的にFD部26に転送される。
<2.第1実施形態の動作>
本実施形態は、水門方式及び複数回露光方式による問題を解決するため、水門方式と複数回露光方式を切り替える。複数回露光方式は、暗部の感度は水門方式に比べて良くないが、シャッタースピードを自由に変更できるという利点がある。そのため、明るい撮影シーンでは複数回露光方式を実施することによって、広ダイナミックレンジの撮影を、アイリスを使用せずシャッターによる露光制御で実現できる。その結果、明るい撮影シーンでアイリスを絞ることによって発生する小絞りボケの問題を回避できる。
水門モードと複数回露光モードの切替えについて説明する。水門モードと複数回露光モードの切替えは、撮像装置の自動露出(AE)における露出量の更新で実行される。露出量の更新は、例えば1フレーム毎に行われる。
露出量の更新において、まず、信号レベルに基づく画素値(例えば輝度値)を取得し、画面全体の明るさを表す検波値を取得する(ステップS1)。そして、検波値をもとにゲイン、アイリス、シャッターそれぞれの制御量を計算する(ステップS2)。
次に、撮像装置において、広ダイナミックレンジモードがONに設定されているか否かを判断する(ステップS3)。広ダイナミックレンジモードがOFFに設定されている場合は、通常のダイナミックレンジで撮影が行われる。
一方、広ダイナミックレンジモードがONに設定されている場合は、水門モードによる撮影、又は複数回露光モードによる撮影が行われる。
まず、現在のモードが複数回露光モードであるか、水門モードであるかを判断する(ステップS4)。現在のモードが複数回露光モードである場合、計算されたゲインが予め設定された戻りのヒステリシス(XdB)より大きいか否かを判断する(ステップS5)。ゲインがヒステリシス以下である場合は、複数回露光モードを維持する。一方、撮影シーンがより暗くなって、ゲインがヒステリシスを超えた場合は、水門モードへ変更し、ゲインを調整する(ステップS6)。水門モードは暗部のS/Nが複数回露光モードに比べて良いため、ゲインを一定量、例えば6dB低下させる。
一方、現在のモードが水門モードである場合、計算されたゲインが0(ゼロ)であるか否かを判断する(ステップS7)。ゲインが0でない場合は、水門モードを維持する。一方、撮影シーンが明るくなって、ゲインが0である場合は、複数回露光モードへ変更し、ゲインを調整する(ステップS8)。複数回露光モードは水門モードに比べて感度が悪くなるため、ゲインを一定量、例えば6dB上昇させる。
以上の動作によって、1フレーム毎の露出量の更新が終了する。
次に、図14を参照して、水門モードと複数回露光モードの遷移について説明する。図14は、ゲインと輝度の関係、シャッター速度と輝度の関係を示すグラフである。
本実施形態での広ダイナミックレンジモードでは、アイリスの調整を行わず、全開にしておく。
まず、画面全体が明るくなっていく場合の遷移について説明する。
画面全体が暗い撮影シーンでは、例えばゲインは6dBに設定され、モードは水門モードに設定される。そして、水門モードにおいて、撮影シーンが明るくなったとき、例えば図14の例では輝度がLを超えたとき、ゲインは低下していく。そして、輝度がLになったときゲインは0になる。このとき、モードは水門モードから複数回露光モードへ変更される。そして、ゲインは再び6dBに設定される。その後、複数回撮影モードにおいて、撮影シーンが明るくなったとき、ゲインは低下していく。そして、例えば輝度がLになったときゲインは0になる。このとき、シャッター速度の調整を開始し、輝度がLになるまでシャッター速度を上げて露光量を調整していく。
次に、画面全体が暗くなっていく場合の遷移について説明する。
画面全体が明るいシーンでは、モードは複数回露光モードに設定される。そして、複数回露光モードにおいて、撮影シーンが暗くなったとき、例えば輝度がL以下になったとき、ゲインが上昇していく。そして、本実施形態では、ヒステリシスを持たせるため、輝度がLになってもモードを水門モードへ変更せず、複数回露光モードのままゲインを上昇させる。そして、例えば輝度がLまで暗くなり、ゲインが12dBになったとき、ゲインが予め設定しておいたヒステリシスより大きくなる。このとき、モードは複数回露光モードから水門モードへ変更される。そして、ゲインは再び6dBに設定される。その後、画面全体が更に暗くなったときは、ゲインが一定のまま、水門モードが維持される。
このように、ヒステリシスを設けることで、モードの切り替わり時のゲインの変化による画像の急激な変化等を抑制できる。
なお、上述した例では、ヒステリシスを12dBとした例を示したが、図15に示すように他の値(XdB)でもよい。例えば輝度がLまで暗くなり、ゲインがXdBになったとき、モードが複数回露光モードから水門モードへ変更される。そして、ゲインは6dB分低下して設定される。その後、水門モードにおいて、撮影シーンが暗くなったとき、ゲインは上昇していき、輝度がLになったとき、ゲインは6dBに設定される。画面全体が更に暗くなったときは、ゲインが一定のまま、水門モードが維持される。
従来、水門モードで広ダイナミックレンジを得ようとした場合は、図13に示すように、輝度がLを超えた後、輝度が高くなるにつれて、ゲインを低下させる。そして、輝度がLを超えてゲインが0に到達した後は、輝度がLになるまでアイリスを調整していた。しかし、アイリスによる露光制御では、明るい撮影シーンで絞りが小さくなるため、光の回折によって画像全体にボケが生じ(いわゆる小絞りボケ)、ピントが合わなくなるという問題があった。一方、本実施形態では、明るい撮影シーンにおいて複数回露光モードを使用するため、アイリスを用いずにシャッター速度で露光制御が可能となり、小絞りボケの問題を解消できる。
次に、水門モードの蓄積電荷の電荷量の算出について説明する。
水門モードでは、例えば図9〜図12に示すように、t〜t間の時間を1フレームの露光時間t〜t間の1/16に設定する。そして、時刻tで蓄積電荷dM以上の電荷を一旦リセットし、再度t〜t間で露光し、時刻tで蓄積電荷dM以上の電荷をリセットする。その後、蓄積電荷dに更に電荷を蓄積するようにt〜t間で露光し、時刻tで蓄積電荷0以上の電荷をリセットする。
そして、t〜t間で露光された電荷量ds=d−d(但し、ds>0)と、1フレームの露光時間(t〜t)で露光された電荷量に基づいて、1フレームの露光によって得られる電荷量を算出する。
具体的には、まず、t〜t間で露光された電荷量ds=d−d(但し、ds>0)を算出する(ステップS11)。また、1フレームの露光時間(t〜t)で露光された電荷量dl=dを算出する(ステップS12)。
図9及び図10に示すように、時刻tで蓄積電荷d以上の電荷が蓄積されている場合は、t〜t間で露光された電荷量dsを定数倍して、1フレームの露光時間で得られる本来の電荷量を算出する。一方、図11及び図12に示すように、時刻tで蓄積電荷d未満の電荷が蓄積されている場合は、時刻tで電荷がリセットされないため、t〜t間で露光された電荷量dsと、1フレームの露光時間(t〜t)で露光された電荷量dlから1フレームの露光時間で得られる本来の電荷量を算出する。
例えば、t〜t間の時間を1フレームの露光時間t〜t間の1/16に設定している場合、ds+dlが16ds以上であるか否かを判断する(ステップS13)。そして、ds+dlが16ds以上である場合は、例えば図11及び図12のようなケースであり、ds+dlを1フレームの露光時間で得られる本来の電荷量に決定する(ステップS14)。一方、ds+dlが16ds未満である場合は、例えば図9及び図10のようなケースであり、16dsを1フレームの露光時間で得られる本来の電荷量に決定する(ステップS15)。
次に、複数回露光モードの蓄積電荷の電荷量の算出について説明する。
複数回露光モードでは、例えば図7及び図8に示すように、前期t〜t間の露光時間を後期t〜t間の露光時間の1/16に設定する。そして、時刻tと時刻tで蓄積電荷0以上の電荷をリセットする。その後、t〜t間で露光された電荷量dやt〜t間で露光された電荷量d(但し飽和レベル達していない場合)を使用して、1フレームの露光時間で得られる本来の電荷量を算出する。図7及び図8の例では、後期t〜t間の露光時間を1/2fsに設定している場合を示しているが、複数回露光モードでは、この例に限定されない。例えば、前期t〜t間の露光時間や後期t〜t間の露光時間を更に短縮するなど、露光時間を自由に設定することができる。また、露光回数も2回に限定されず、3回以上でもよい。その結果、水門モードと異なり、アイリス(絞り)を使用しないで、明るい撮影シーンでも本来の電荷量を算出することができる。
暗い撮影シーンにおいて、複数回露光モードでは、露光時間を最長1/2fsにしか設定できないが、水門モードでは、露光時間を最長1fsとすることができる。そのため、本実施形態では、画面全体が暗いときに水門モードを使用することから、複数回露光モードを使用する場合に比べて、暗部の感度を向上させることができる。
[撮像装置]
本実施形態に係るCMOSイメージセンサ10は、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置において、その撮像デバイス(画像入力デバイス)として用いて好適なものである。
ここに、撮像装置とは、撮像デバイスとしての固体撮像装置、当該固体撮像装置の撮像面(受光面)上に被写体の像光を結像させる光学系および当該固体撮像装置の信号処理回路を含むカメラモジュール(例えば、携帯電話等の電子機器に搭載されて用いられる)、当該カメラモジュールを搭載したデジタルスチルカメラやビデオカメラ等のカメラシステムを言うものとする。
図18は、本発明に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。図18に示すように、本発明に係る撮像装置は、レンズ81を含む光学系、撮像デバイス(撮像部)82、カメラ信号処理回路83等によって構成されている。
レンズ81は、被写体からの像光を撮像デバイス82の撮像面に結像する。撮像デバイス82は、レンズ81によって撮像面に結像された像光を画素単位で電気信号に変換して得られる画像信号を出力する。この撮像デバイス82として、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ10が用いられる。カメラ信号処理部83は、撮像デバイス82から出力される画像信号に対して種々の信号処理を行う。
カメラ信号処理部83は、信号処理部の一例であり、水門モードと複数回露光モードを切り替えて、水門モードまたは複数回露光モードのいずれかで信号レベルを決定する。また、カメラ信号処理部83は、電荷に基づく検波値に基づいて信号レベルを調整するゲインを決定し、ゲインに基づいて、水門モードと複数回露光モードを切り替える。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 CMOSイメージセンサ
11 画素アレイ部
12,13A,13B 行選択回路
13 先行選択回路
14 論理回路
15 ドライバ回路
16 コントローラユニット
17 電圧供給回路
18 カラム回路
19 水平走査回路
20 単位画素
21 フォトダイオード
22 転送トランジスタ
23 リセットトランジスタ
24 増幅トランジスタ
25 選択トランジスタ
26 FD(フローティングディフュージョン)部

Claims (5)

  1. 光を電荷に変換する光電変換素子を有する単位画素が行列状に2次元配置された画素アレイ部と、
    第1の露光期間で所定の蓄積電荷以上に前記単位画素に蓄積された電荷に基づく第1の電荷量、又は前記第1の露光期間を含む第2の露光期間で前記単位画素に蓄積された全ての電荷に基づく第2の電荷量に基づいて信号レベルを決定する水門モードと、複数回の露光期間で前記単位画素にそれぞれ蓄積された全ての電荷に基づく複数の電荷量に基づいて信号レベルを決定する複数回露光モードのいずれかによって、前記信号レベルを決定する信号処理部と、
    を備え
    前記信号処理部は、前記電荷に基づく検波値に基づいて前記信号レベルを調整するゲインを決定し、前記ゲインに基づいて前記水門モードと前記複数回露光モードのいずれかへ切り替える、画像処理装置。
  2. 前記信号処理部は、前記水門モードであるとき、前記ゲインが0になった場合に前記複数回露光モードへ切り替える、請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記信号処理部は、前記複数回露光モードであるとき、前記ゲインが予め設定したヒステリシス以上になった場合に前記水門モードへ切り替える、請求項又はに記載の画像処理装置。
  4. 光電変換素子を有する単位画素が行列状に2次元配置された画素アレイ部が、光を電荷に変換するステップと、
    信号処理部が、第1の露光期間で所定の蓄積電荷以上に前記単位画素に蓄積された電荷に基づく第1の電荷量、又は前記第1の露光期間を含む第2の露光期間で前記単位画素に蓄積された全ての電荷に基づく第2の電荷量に基づいて信号レベルを決定する水門モードと、複数回の露光期間で前記単位画素にそれぞれ蓄積された全ての電荷に基づく複数の電荷量に基づいて信号レベルを決定する複数回露光モードのいずれかによって、前記信号レベルを決定するステップと、
    前記信号処理部が、前記電荷に基づく検波値に基づいて前記信号レベルを調整するゲインを決定し、前記ゲインに基づいて前記水門モードと前記複数回露光モードのいずれかへ切り替えるステップと、
    を備える、画像処理方法。
  5. 光電変換素子を有する単位画素が行列状に2次元配置された画素アレイ部が、光を電荷に変換するステップ、
    信号処理部が、第1の露光期間で所定の蓄積電荷以上に前記単位画素に蓄積された電荷に基づく第1の電荷量、又は前記第1の露光期間を含む第2の露光期間で前記単位画素に蓄積された全ての電荷に基づく第2の電荷量に基づいて信号レベルを決定する水門モードと、複数回の露光期間で前記単位画素にそれぞれ蓄積された全ての電荷に基づく複数の電荷量に基づいて信号レベルを決定する複数回露光モードのいずれかによって、前記信号レベルを決定するステップ、
    前記信号処理部が、前記電荷に基づく検波値に基づいて前記信号レベルを調整するゲインを決定し、前記ゲインに基づいて前記水門モードと前記複数回露光モードのいずれかへ切り替えるステップ、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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