JP5568336B2 - 円すいころ軸受 - Google Patents

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Description

この発明は、円すいころ軸受に関し、特に、保持器セグメントを用いた円すいころ軸受の輸送時における内輪軌道、転動体等の損傷防止に関するものである。
従来、風車発電機の主軸用等に用いられる超大型円すいころ軸受は、図11及び図12に示したように、内輪1とこれに対向した外輪2、これら内外輪1、2の各円すい形の軌道3、4の間に介在された円すい形のころ5とにより構成される。各ころ5は保持器セグメント6に5個ずつ収納保持される。保持器セグメント6は、軌道3の周りに円環状に配列され、かご形保持器7を構成する。前記の超大型円すいころ軸受には、その外輪2の外径の直径が2mを超えるものがある。
前記の超大型円すいころ軸受を組み立てた状態で輸送した場合、ころ5が軌道3、4に挟まれた状態で衝撃を受けることにより、これらの接触部分に圧痕を生じさせ、また繰り返し振動を受けることによってフレッティング摩耗を発生させることが知られている。
前記の問題を避けるために、従来は、内輪1、外輪2、及びころ5が組まれた保持器セグメント6を別々に梱包して輸送していた。このため、需要者側でこれらの部品を組み立てる必要があり、手間がかかるとともに、部品の損傷、組違い等のミスを来すおそれがあった。
前記の圧痕又はフレッティング摩耗の問題を解決し、しかも軸受を組み立てた状態で輸送できるようにするために、軸受の一方の端面において、内外輪間のすき間にスペーサを嵌めることが知られている(特許文献1)。この場合のスペーサは、内外輪の変動すき間の総和が軸受のラジアルすき間より小さくなるように制限することにより、内外輪の軌道間にころが押し付けられることを防止するものである。このようなスペーサを用いることによって、前記の圧痕やフレッティング摩耗の発生を一応回避することができるようである。
特開2006−90357号公報
前記のように、くし形保持器は軸受の内部深くに配置されているため、その保持器に干渉することなく内外輪のすき間にスペーサを嵌めることは可能である。しかし、かご形保持器の場合は、内外輪のすき間端部に保持器の一部が露出するため、そのすき間にスペーサを嵌合することは不可能である。したがって、かご形保持器を用いた軸受においては、スペーサを用いることは前記の問題を解決する有効な手段となり得ない。
そこで、この発明は、保持器セグメントを用いた円すいころ軸受において、組み立て状態で輸送しても圧痕やフレッティング摩耗等の損傷が生じることなく、しかも需要者側での手間も少なくてすむ円すいころ軸受を提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、この発明に係る円すいころ軸受は、内輪とこれに対向した外輪、前記内輪と外輪の各軌道間に介在された円すい形のころ、前記ころを保持した保持器セグメントとにより構成された円すいころ軸受において、前記内輪の軌道ところとの間に剥離・除去可能な緩衝シートが介在され、前記緩衝シートが前記内輪の軌道の全周にわたりすき間なく配置され、前記緩衝シートは、前記保持器セグメントの周方向長さに一致する長さに分割されたセパレート型である構成としたものである。
なお、前記の緩衝シートを複数の袋部にグリースを充填したものによって構成し、各袋部に易開封部を設けた構成をとることができる。
この発明によれば、円すいころ軸受、特にかご形の保持器セグメントを使用した超大型の円すいころ軸受において、その輸送時に加わる振動や衝撃は、緩衝シートによって吸収されるため、内輪の軌道やころの損傷を防止することができる。
また、緩衝シートをセパレート型に形成し各緩衝シートのサイズを保持器セグメントのサイズに合わせておくことにより、1つのころ・保持器アッセンブリを外すと1枚の緩衝シートが露出する。その露出した緩衝シートを剥離・除去し、以後残りのころ・保持器アッセンブリを保持器セグメント1個分のピッチで回転させることにより、順次緩衝シートを剥離・除去することができる。
また、前記の緩衝シートを易開封部を有する複数の袋部によって構成し、その袋部にグリースを充填したものを使用した場合は、グリースの存在によって大きな緩衝効果を発揮するとともに、緩衝シートを引き抜く際に易開封部が破断されることにより軌道やころ周辺にグリースを流出・付着させることができる。前記袋部を各ころに対応するように設けることにより、前記グリースをころごとに分散して流出・付着させることができる。
は、実施形態1の円すいころ軸受の一部断面図である。 は、同上のころ・内輪アッセブリの一部分解斜視図である。 は、同上のころ・内輪アッセブリの分解斜視図である。 は、緩衝シート剥離・除去の工程図である。 は、緩衝シート剥離・除去の工程図である。 は、緩衝シート剥離・除去の工程図である。 は、実施形態2の円すいころ軸受の一部省略断面図である。 は、同上の緩衝シートの斜視図である。 は、同上の緩衝シートの使用状態の正面図である。 は、同上の緩衝シートの展開状態の平面図である。 は、従来例の円すいころ軸受の一部断面図である。 は、同上のころ・内輪アッセンブリの斜視図である。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
[実施形態1]
図1及び図2に示したように、実施形態1の円すいころ軸受は、内輪11とこれに対向した外輪12、前記内輪11の軌道13とこれに対向した外輪12の軌道14との間に介在された円すい形のころ15、前記ころ15を一定間隔に保持する保持器セグメント16によって構成される。保持器セグメント16は、軌道13の周りに円環状に多数配列され、かご形の保持器17を構成する。
前記軌道13の大径側に大つば18、小径側に小つば19が形成され、これらの大つば18及び小つば19及びによってころ15の転動を案内する。
前記の各保持器セグメント16は、周方向に長い長方形の枠形に形成され、その長辺間に並行に設けられた柱部20の相互間に5個所のポケットが形成され、各ポケットにころ15が収納される。ころ15は柱部20に設けた係合縁21により係合保持される。1つの保持器セグメント16に5本のころ15を収納したものをころ・保持器アッセンブリ22と称する。
前記内輪11の軌道13と大つば18の内面に沿って緩衝シート23が介在される。緩衝シート23は樹脂シートによって形成され、図2に示したように、前記軌道13の幅と一致する幅をもった軌道カバー部24と、大つば18の内側面の幅と一致する幅をもった大つばカバー部25とからなる。大つばカバー部25は、軌道カバー部24の大つば18側の側縁を90度屈曲することにより形成される。
前記緩衝シート23は、分割することなく、長尺のまま使用する場合もあるが、この実施形態1の場合は、保持器セグメント16の周方向の長さと一致する位置において分割線26によって分割・分離されたセパレート型のものを使用している。前記分割線26、即ち、セパレート型の各緩衝シート23の両端辺には、浅い切り欠き部27が設けられる。この切り欠き部27は、後述のように、内輪軌道13から剥離する際に指先を掛ける部分となる。切り欠き部27は、一方の端辺にのみ形成してもよい。
前記の各緩衝シート23は、その軌道カバー部24を内輪11の軌道13に、また、大つばカバー部25を大つば18の内側面にそれぞれ沿わせ、各緩衝シート23を周方向に突き合わせながらすき間なく配列する。緩衝シート23の突き合わせによって分割線26が表れ、その分割線26の中間部に両側の切り欠き部27が向かい合うことにより楕円形の穴が形成される。切り欠き部27を一方の端辺にのみ形成した場合は半楕円形の穴となる。
前記の緩衝シート23を軌道13の全周にわたり配置したのち、その上面にそれぞれ5本ずつのころ15が収納された保持器セグメント16、即ち、ころ・保持器アッセンブリ22を全周にわたり配置することにより、ころ・内輪アッセンブリ28(図3参照)が構成される。このころ・内輪アッセンブリ28に外輪12を組み合わせ、これらを一体に包装して輸送される。輸送時において、ころ15と内輪11間に加わる衝撃は、緩衝シート23によって吸収され、軌道13や大つば18の内面及びころ15に損傷を与えることが避けられる。
前記緩衝シート23の一部を構成する大つばカバー部25は、軌道カバー部24の大つば18側の側辺を90度屈曲することにより形成されるものであるので、それ自体の収納・保管等に際し大つばカバー部25が屈曲している分だけ占有空間が大きくなる不便がある。このため、大つばカバー部25を軌道カバー部24に折り重ねた状態で収納・保管し、使用時に90度に起立させるようにしてもよい。また、大つばカバー部25を軌道カバー部24から分離して両者を別体に形成するようにすれば収納・保管時における占有空間が一層小さくなる。
次に、需要者側において、前記緩衝シート23を除去する方法を図4から図6に基づいて説明する。まず、図4に示したように、任意の一つのころ・保持器アッセンブリ22を外し、その外した後に露出する1枚の緩衝シート23を剥離する。1枚の緩衝シート23を剥離するとその大きさに応じて内輪11の軌道13が露出する。
なお、緩衝シート23を剥離する際、その一端部の切り欠き部27に指先を掛けて引き起こすことにより容易に剥離することができる。
次に、前記のように、1つのころ・保持器アッセンブリ22を外したまま、ころ・内輪アッセンブリ28をころ・保持器アッセンブリ22の1ピッチ分だけ一定方向(矢印a参照)に回転移動させる。その移動によって、内輪11の軌道13上の隣接する位置に1枚の緩衝シート23が露出する(図5参照)。その露出した緩衝シート23を剥離・除去して、軌道13を露出させる(図6参照)。以下同様に、ころ・内輪アッセンブリ28をころ・保持器アッセンブリ22の1ピッチ分ずつ回転させながら緩衝シート23を1枚ずつすべて剥離・除去したのち、当初外したころ・保持器アッセンブリ22を元の状態に戻すことにより、使用可能な状態となる。
[実施形態2]
次に、図7から図10に基づいて、実施形態2について説明する。実施形態2に係る円すいころ軸受は、基本的には前記の実施形態1の場合と同様である。
即ち、図7に示したように、実施形態2の円すいころ軸受も、内輪11とこれに対向した外輪12、前記内輪11の軌道13とこれに対向した外輪12の軌道14との間に介在された円すい形のころ15、前記ころ15を一定間隔に保持する保持器セグメント16によって構成される。保持器セグメント16は、軌道13の周りに円環状に配列され、かご形の保持器17を構成する。
前記内輪11の軌道13の大径側に大つば18、小径側に小つば19が形成され、これらの大つば18及び小つば19によってころ15の転動を案内する。
前記の各保持器セグメント16は、周方向に長辺をもった長方形の枠形に形成され、その長辺間に並行に設けられた柱部20間に5個所のポケットが形成され、各ポケットにころ15が収納される。ころ15は柱部20に設けた係合縁21により係合保持される。
前記軌道13と大つば18の内面に沿って緩衝シート23が介在される。緩衝シート23は、保持器セグメント16に対応して設けられたセパレート型であり、軌道カバー部24と大つばカバー部25を有する。
以上の構成は、実施形態1の場合と同様であるが、この実施形態2の場合は、緩衝シート23の具体的構成において相違している。即ち、この場合の緩衝シート23は、図8に示したように、2枚合わせの長方形のシート23aの一方の長辺が小つば19側となる上辺部29、他方の長辺が大つば18側となる下辺部31、及び左右の短辺が端辺部32、33を形成する。これらの4辺はそれぞれ溶着され、緩衝シート23は袋状となっている。
軌道カバー部24においては、前記上辺部29、左右の端辺部32、33及び大つばカバー部25との境界をなす屈曲部34に囲まれ、その内側において、前記左右の端辺部32、33と並行かつ上辺部29に達する5か所の溶着部35を設けることにより、ころ15の数より1か所だけ多い6か所の縦形の小袋部36が設けられる。
6か所の小袋部36のうち中間部の4か所の小袋部36は、ころ15の配列ピッチに等しい幅を有し、両側2か所の小袋部36は約半分の幅を有する。これらの各小袋部36の屈曲部34側は溶着されることなく開放され、大つばカバー部25を構成する横長袋部37に連通されている。
大つばカバー部25においては、前述の下辺部31、左右の端辺部32、33及び前記の屈曲部34に囲まれた部分において、2枚のシート23aの間に1個所の横長袋部37が設けられる。横長袋部37は前記の各小袋部36と屈曲部34において連通されている。
前記の端辺部32から2番目、4番目及び5番目の小袋部36において、上辺部29の溶着部分にグリース封入口38が気密を保持して貫通することにより設けられる。このグリース封入口38にそれぞれグリースポンプの充填口が接続され、すべての小袋部36及び横長袋部37にグリースが封入される(図10の矢印参照)。封入後各グリース封入口38が閉塞される。
前記端辺部32に柔軟な1枚の樹脂シートにより所要幅の取手片39が設けられる。この取手片39は後述のように、この緩衝シート23をころ・保持器アッセンブリ22の下から引き抜く際の把持部分となる。
各縦袋部36には、その中間部に長さ方向のミシン目40形成され、また横長袋部37にもその長さ方向のミシン目41が形成される。これらのミシン目40、41は、前記のグリース封入時の内圧や輸送時の振動等によっては破れることがなく、したがって内部のグリースが漏出することがない強度を有する。しかし、これらのミシン目40、41は、前記の取手片39を把持して緩衝シート23全体をころ・保持器アッセンブリ22の下から引き抜く際に、そのアッセンブリ22の自重による圧力によって破れる程度の強度を持った易開封性(イージオープン性)のミシン目である。
前記の緩衝シート23は、図7に示したように、内輪11の軌道13に軌道カバー部24、大つば18の内側に大つばカバー部25を沿わせ、軌道13の全長にわたりすき間なく配置される。その後、各緩衝シート23の上にころ・保持器アッセンブリ22を全周にわたり配置する。各ころ15は、図9に示したように、2つの小袋部36間の溶着部35上に載り、また取手片39は保持器セグメント16相互間のすき間から外部に引き出される。
前記ように組み立てたころ・内輪アッセンブリ28に外輪12を組み合わせ、適宜包装して輸送される。輸送途中において、内輪11やころ15に加わる振動や衝撃は、緩衝シート23の軌道カバー部24及び大つばカバー部25を構成する小袋部36、横長袋部37に封入されたグリースによって吸収緩和される。
需要者側において、前記緩衝シート23を除去する場合は、外部に引き出された状態にある取手片39を把持して、隣接する他のころ・保持アッセンブリ22の上方に向けて強く引き抜くと(図9矢印a参照)、緩衝シート23が引き出される。その際、小袋部36及び横長袋部37は、ころ15の自重や屈曲変形に伴う圧力等によってミシン目40、41が破断され、内部のグリースが内輪11の軌道13や小つば19の内側面に流出し付着する。
同様の作業を全周にわたり繰り返すことで、内輪11の軌道13上からすべての緩衝シート23が取り除かれ、しかもその後にグリースが付着された状態の円すいころ軸受が出現する。したがって需要者においては、グリース封入作業を行うことなく、そのまま円すいころ軸受として使用することができる。
11 内輪
12 外輪
13 軌道
14 軌道
15 ころ
16 保持器セグメント
17 保持器
18 大つば
19 小つば
20 柱部
21 係合縁
22 ころ・保持器アッセンブリ
23 緩衝シート
23a シート
24 軌道カバー部
25 大つばカバー部
26 分割線
27 切り欠き部
28 ころ・内輪アッセンブリ
29 上辺部
31 下辺部
32、33 端辺部
34 屈曲部
35 溶着部
36 小袋部
37 横長袋部
38 グリース封入口
39 取手片
40、41 ミシン目

Claims (9)

  1. 内輪とこれに対向した外輪、前記内輪と外輪の各軌道間に介在された円すい形のころ、前記ころを保持した保持器セグメントとにより構成された円すいころ軸受において、前記内輪の軌道ところとの間に剥離・除去可能な緩衝シートが介在され、前記緩衝シートが前記内輪の軌道の全周にわたりすき間なく配置され、前記緩衝シートは、前記保持器セグメントの周方向長さに一致する長さに分割されたセパレート型であることを特徴とする円すいころ軸受。
  2. 前記緩衝シートは、周方向の端縁に切り欠き部が設けられたことを特徴とする請求項に記載の円すいころ軸受。
  3. 前記緩衝シートは、内輪の軌道をカバーする軌道カバー部と、前記内輪の大つば内側面をカバーする大つばカバー部とにより構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の円すいころ軸受。
  4. 前記大つばカバー部は、前記軌道カバー部の側縁を屈曲して形成されたことを特徴とする請求項に記載の円すいころ軸受。
  5. 前記大つばカバー部は、緩衝シートとしての使用前においては軌道カバー部に対して折り畳まれた状態にあることを特徴とする請求項に記載の円すいころ軸受。
  6. 前記大つばカバー部は、前記軌道カバー部から分離された状態にあることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の円すいころ軸受。
  7. 前記緩衝シートを構成する軌道カバー部と大つばカバー部が一体に構成され、前記軌道カバー部に前記軌道の長さ方向に並列する複数の小袋部が形成され、前記大つばカバー部に前記小袋部と直交する方向に長く、かつ当該小袋部と連通した横長袋部が形成され、前記小袋部の少なくとも一つにグリース封入口が設けられ、前記軌道カバー部の周方向両端部のいずれか一方の端辺部に取手片が設けられ、前記各小袋部及び横長袋部にそれぞれ易開封部が設けられたことを特徴とする請求項に記載の円すいころ軸受。
  8. 前記小袋部の数が一つの保持器セグメントに保持されたころの数より1だけ多く形成され、各ころは各小袋部の間の溶着部上に配置され、前記取手片が当該保持器セグメントと隣接する他の保持器セグメントとの間から軸受外部に引き出されたことを特徴とする請求項7に記載の円すいころ軸受。
  9. 前記の易開封部の強度は、グリースの封入圧力、輸送時の振動等に伴う圧力によっては破断せず、前記取手片を把持して当該緩衝シートを強制的に引き抜く際の圧力によって破断するように選定されたことを特徴とする請求項7又は8に記載の円すいころ軸受。
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