JP5566229B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置の姿勢を検出して表示する機能を有する撮像装置に関するものである。
近年、デジタルカメラ等の撮像装置において、加速度センサなどを用いて重力方向を検出して撮像装置の傾斜角度を高精度に検出することが可能になってきている。これにより、傾きの無い写真を撮影するための補助機能として、ユーザーに撮像装置の傾きを知らせるいわゆる水準器機能を有する撮像装置が提供されている。
特許文献1ではシャッター操作部材の操作位置に応じて、ユーザーに良好な使用感を与える傾きガイド表示を実現する機能に関しての技術が開示されている。
また、特許文献2には撮像装置の姿勢が所定の姿勢より傾いている時は水準器の表示スケールの分解能を粗くし、所定の姿勢より水平に近い姿勢になったときは、表示レンジを変えて表示スケールの分解能を上げるように表示を切り替えることが開示されている。
特開2007−174156号公報 特開2009−094987号公報
ユーザーは、撮像装置を水平な姿勢に合わせようとする場合、あるいは水平な姿勢に保持しようとする場合、水準器の表示スケールにおける基準姿勢(通常は水平位置)を示す指標に現在の撮像装置の傾きを示すマーカーを合わせようとする操作を行う。この操作において、傾いた状態から水平な姿勢に調整しようとしてデジタルカメラ100を動かすと、一度ではうまくいかず、行き過ぎて基準姿勢を示す指標の反対側までマーカーが移動してしまうということがしばしば起こり得る。また、基準姿勢を示す指標にマーカーがある状態を保とうとしても(水平姿勢に保とうとしても)、手持ち撮影の場合は手のブレによって、基準姿勢を示す指標の左右にマーカーが行ったり来たりするという表示のチラつきが発生する。このマーカーの行き過ぎやチラつきの幅は、水準器機能の傾きに対する分解能(精度)が高くなるほど大きくなる。しかし、マーカーの行き過ぎやチラつきの幅が大きくなってしまっては、ユーザーに目障りいう感覚を与えてしまったり、基準姿勢を示す指標の位置にマーカーを止めにくいという印象を与えてしまう。
そこで本発明の目的は、水準器の分解能を下げることなく、基準姿勢に撮像装置を保持しようとした場合の水準器のチラつきが目障りであるという感覚や、撮像装置を基準姿勢に合わせにくいという印象をユーザに与えにくい撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、
当該撮像装置の姿勢を検出する姿勢検出手段と、
それぞれ対応する角度の範囲が定められた複数の領域の列により成る姿勢表示スケール上の領域のうち、前記姿勢検出手段によって検出された当該撮像装置の姿勢の基準姿勢に対する傾き角度に対応する領域を、他の領域と識別可能に表示するように制御する表示制御手段とを有し、
前記姿勢表示スケール上の領域のうち、前記基準姿勢の角度に対応する領域である基準姿勢領域に隣り合う第1の領域が対応する角度の範囲は、該第1の領域に対して前記基準姿勢領域と逆側に隣り合う第2の領域が対応する角度の範囲よりも広いことを特徴とする。
本発明によれば、水準器の分解能を下げることなく、基準姿勢に撮像装置を保持しようとした場合の水準器のチラつきが目障りであるという感覚や、撮像装置を基準姿勢に合わせにくいという印象をユーザに与えにくい撮像装置を提供することができる。
デジタルカメラ100の外観図である。 デジタルカメラ100の構成ブロック図である。 デジタルカメラ100における水準器の表示例である。 水準器表示処理のフローチャートである。 それぞれの姿勢領域が対応する角度の幅を示す姿勢領域テーブルである。 各姿勢表示スケールにおいて傾き角度が1.0°だった場合にマーカーが点灯する領域を説明する図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1に本発明の撮像装置の一例としてのデジタルカメラの外観図を示す。図1(a)はデジタルカメラ100の背面斜視図であり、図1(b)はデジタルカメラ100の前面斜視図である。表示部28は画像や各種情報を表示する表示部である。シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部である。モードダイアル60は各種モードを切り替えるための操作部である。コネクタ112は接続ケーブルとデジタルカメラ100とのコネクタである。操作部70はユーザーからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン、タッチパネル等の操作部材より成る操作部である。コントローラーホイール73は操作部70に含まれる回転操作可能な操作部材である。72は電源スイッチであり、電源オン、電源オフを切り替える。記録媒体は200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体スロット201は記録媒体200を格納するためのスロットである。記録媒体スロット201に格納された記録媒体200は、デジタルカメラ100との通信が可能となる。蓋203は記録媒体スロット201の蓋である。バリア102は、撮影レンズのうち、被写体光が入射する入射面側を覆うバリアであり、撮影レンズやシャッター等の撮像系の汚れや破損を防止する。
本実施形態によるデジタルカメラ100で検出する角度について説明する。図1(b)に示す通り、レンズ光軸回りの回転角度をロール角(roll)、光軸に垂直な面(撮像面)の左右方向軸(横軸)回りの回転角度をピッチ角(pitch)、光軸に垂直な面の上下方向軸(縦軸)回りの回転角度をヨー角(yaw)とする。本実施の形態では、後述する加速度センサ205で検出した重力方向に基づいて、ヨー角、ロール角、ピッチ角のそれぞれが検出可能であるものとする。このうち、撮像素子(後述する撮像素子22に相当)の基準角度に対するロール角の傾きを水準器に表示する。
基準角度は、デジタルカメラ100が基準姿勢である場合の角度である。基準姿勢は、デジタルカメラ100が横位置(正位置)で構えられているか、縦位置に構えられているかによって異なる。デジタルカメラ100が横位置(正位置)で構えられている時は撮像素子の左右方向軸が重力方向と垂直となっている姿勢を基準姿勢、その時のロール角を基準角度(0°)とし、基準角度と、基準角度からのロール角の傾きを水準器で表示する。デジタルカメラ100が縦位置で構えられている場合は、撮像素子の上下方向が重力方向と垂直となっている姿勢を基準姿勢、その時のロール角を基準角度(0°)とする。そして、基準角度と基準角度からのロール角の傾きを、正位置におけるデジタルカメラ100の右側を下に向けた縦位置なのか、左側を下に向けた縦位置なのかに応じた方向で水準器に表示する。
図2は、本実施形態によるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。図2において、撮影レンズ103はズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群である。シャッター101は絞り機能を備えるシャッターである。撮像素子22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像素子22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。バリア102は、デジタルカメラ100の、撮影レンズ103を含む撮像系を覆うことにより、撮影レンズ103、シャッター101、撮像素子22を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像素子22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器13は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器13を介して表示部28により表示される。表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器13からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器13においてアナログ変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示を行える。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。52はシステムメモリであり、RAMが用いられる。システムメモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開する。また、システム制御部はメモリ32、D/A変換器13、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
モード切替スイッチ60、第1シャッタースイッチ62、第2シャッタースイッチ64、操作部70はシステム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画記録モード、再生モード等のいずれかに切り替える。第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像素子22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。利用者は、表示部28に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。コントローラーホイール73は、操作部70に含まれる回転操作可能な操作部材であり、方向ボタンと共に選択項目を指示する際などに使用される。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
加速度センサ205はデジタルカメラ100に加わる加速度を検出するセンサである。システム制御部50に備わる姿勢検出部は加速度センサ205によって重力加速度(重力方向)を検出し、デジタルカメラ100の姿勢を検出する処理を行う。検出されたデジタルカメラ100の姿勢角度に基づき、基準姿勢における角度を基準角度(0°)として、基準角度からの傾き角度を表示部28に表示することができる(水準器表示)。水準器は、静止画あるいは動画撮影モード時に、構図を水平に調整するためや、水平位置と比較した構図決めを行うために利用される。基準角度は、上述のとおり、デジタルカメラ100の姿勢によって異なる。デジタルカメラ100のシステム制御部50は、姿勢検知によって以下のどの基準姿勢に最も近いに応じて、水準器にて0°に定義する基準角度を設定する。
・<姿勢A>正位置(シャッターボタン61を上に向けた横位置)
・<姿勢B>正位置である場合のデジタルカメラ100の右側を下に向けた縦位置
・<姿勢C>正位置である場合のデジタルカメラ100の左側を下に向けた縦位置
・<姿勢D>逆さ位置(シャッターボタン61を下に向けた横位置)
姿勢Aである場合は、撮像素子22の左右方向軸が重力方向と垂直となっている姿勢(基準姿勢)のロール角を基準角度(0度)とする。姿勢Bまたは姿勢Cである場合は、撮像素子の上下方向が重力方向と垂直となっている姿勢(基準姿勢)のロール角を基準角度(0度)とする。姿勢Bまたは姿勢Cの場合は、基準角度からのロール角の傾きを、姿勢Bなのか姿勢Cなのかに応じた方向で水準器に表示する。姿勢Dである場合は、基準角度を設定せず、水準器表示を行わない。
図3に、各姿勢における表示部28への水準器の表示例を示す。図3(a)は、姿勢Aであった場合の水準器の表示例である。表示部28には、スルー画像301に重畳して、表示部28下部に水準器302が表示される。水準器302は15個の同じ表示幅を持つ領域(以下、各領域を姿勢領域と称する)よりなる1列の領域列(姿勢表示スケールと称する)として表示される。15個の各姿勢領域には基準角度からの所定幅の角度が定義されおり、加速度センサで検出した現在のロール角の傾き角度に合致する1つの姿勢領域が、他の姿勢領域と識別可能に表示される(本実施の形態ではマーカーを点灯表示する)。1つの姿勢領域は、姿勢表示スケールにおける1目盛として扱われる。姿勢表示スケールのうち中央の姿勢領域は、デジタルカメラ100が基準角度となった時にマーカーが点灯する姿勢領域であり、基準姿勢を示す指標となる領域(基準姿勢領域と称する)である。基準姿勢領域は、他の姿勢領域と常に識別可能に表示される。図3の例では、基準姿勢領域の中央に点線を表示することで、ここが基準姿勢領域であり、基準姿勢(水平)にデジタルカメラ100の姿勢を調整する場合は、この位置にマーカーを点灯させればよいことをユーザーが識別できるように表示されている。
図3(a)の例は、基準角度からの現在の傾き角度が0°の場合の表示例であり、15個の姿勢領域のうち中央の姿勢領域(基準姿勢領域)でマーカーが点灯している(他の姿勢領域と異なる色となっている)。この表示をみることで、ユーザーは、デジタルカメラ100が姿勢Aにおいて現在水平であることが確認できる。一方、ロール角が時計回り方向に傾いている場合は、水準器302のうち中央より左側の姿勢領域でマーカーを点灯する。ロール角が半時計回り方向に傾いている場合は、水準器302のうち中央より右側の姿勢領域でマーカーを点灯する。すなわち、マーカーを水泡のようにみたてて、傾いた際に上(重力加速度と逆)となる方向に、姿勢表示スケール上でマーカーを移動する(このマーカーの移動定義は基準姿勢が異なる場合についても同様である)。
図3(b)は、姿勢Bであった場合の水準器の表示例である。水準器302は、重力方向で下側に表示される。デジタルカメラが姿勢Aである図3(a)の場合と異なり、表示部28の右側(図で右と記載されている方向)寄りに、表示部28の上下方向に一列で表示される。この表示例は基準角度からの現在の傾き角度が0°の場合の表示例であり、15個の姿勢領域のうち中央の姿勢領域(基準姿勢領域)でマーカーが点灯している。
図3(c)は、姿勢Cであった場合の水準器の表示例である。水準器302は、重力方向で下側に表示される。デジタルカメラが姿勢A、Bである図3(a)、図(b)の場合と異なり、表示部28の左側(図で左と記載されている方向)寄りに、表示部28の上下方向に一列で表示される。この表示例は基準角度からの現在の傾き角度が0°の場合の表示例であり、15個の姿勢領域のうち中央の姿勢領域(基準姿勢領域)でマーカーが点灯している。
図4に、水準器表示処理のフローチャートを示す。この処理は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを、システム制御部50がシステムメモリ52に展開して実行することで実現する。水準器を表示する設定となっている場合にデジタルカメラ100が静止画撮影モードあるいは動画撮影モードに切り替えられた場合、あるいは静止画撮影モードまたは動画撮影モードにおいて水準器表示を行う指示操作が行われると図4の処理を開始する。
S401では、システム制御部50は、加速度センサ205が検出した加速度に関する出力値を取得する。
S402では、システム制御部50は、S300で検出した加速度に関する出力値より、デジタルカメラ100の縦横姿勢検知を行い、上述した姿勢A〜Dのうちどの姿勢に最も近いかを判定する。そして、システム制御部50は、検出した姿勢(姿勢A〜Dのいずれか)に応じて、上述のとおり基準姿勢と、その基準姿勢の時のロール角である基準角度(水準器にて0°となる角度)設定する。なお、姿勢A〜Dのいずれであるかの判定は、加速度センサ205からの出力値に基づいて行うものとして説明したが、姿勢A〜Dのいずれであるかを判別できればよく、他の公知の姿勢検知センサからの出力値に基づいて行ってもよい。
S403では、S401で取得した加速度に関する出力値と、S402で設定した基準角度から、デジタルカメラ100の基準角度に対するロール角の傾き角度αを算出する。そして、図5に示す姿勢領域テーブルを参照し、算出した傾き角度αが、水準器の姿勢表示スケールに含まれる15個の姿勢領域のうちどの姿勢領域に合致する角度であるか、あるいはいずれにも合致しない角度であるかを判定する。姿勢領域には左から順に1から15の姿勢領域番号が振られている。システム制御部50は傾き角度αが合致した姿勢領域の姿勢領域番号を取得してシステムメモリ52に格納する。いずれの姿勢領域にも合致しない場合は、傾き角度αが全姿勢領域に対応する角度未満(図5の領域未満の閾値角度)であるのか、全姿勢領域に対応する角度を超える(図5の領域超の閾値角度)のかを判定し、結果をシステムメモリ52に格納する。
S404では、S403で取得した姿勢領域番号が前回加速度センサの出力を取得した際(サンプリングした際)と同じ姿勢領域番号であるか否かを判定する。前回と同じ姿勢領域番号である場合は、前回サンプリング時からデジタルカメラ100の姿勢が変わっておらず、水準器の表示を更新する必要がないのでS408に進む。前回と同じ姿勢領域番号でない場合は、S405に進んで水準器の表示を更新する処理を行う。なお、S402での縦横姿勢検知において、前回サンプリング時と縦横の姿勢が異なり、基準角度が変わっていた場合も、水準器表示を更新するためにS405に進む。
S405では、傾き角度αが姿勢表示スケールでの対応範囲内であるか否かを判定する。傾き角度αが姿勢領域番号1〜15のいずれかに合致する場合には姿勢表示スケールでの対応範囲内であり、S406に進む。傾き角度αが姿勢領域番号1〜15のいずれにも合致しない場合、すなわち領域未満、あるいは領域超の閾値角度に合致した場合は、姿勢表示スケールでの対応範囲ではないと判定してS407に進む。
S406では、傾き角度αが合致した姿勢領域番号の姿勢領域に、マーカーを点灯して表示する。
S407では、姿勢表示スケールの対応範囲外であることを報知する表示を行う。傾き角度αが領域未満である閾値角度であった場合は姿勢表示スケールのうち左端の姿勢領域(姿勢領域番号1)を点滅させ、水準器での姿勢表示スケールでのマーカーの点灯表示で対応できる範囲よりも半時計回り方向に大きく傾いてしまっていることを示す。逆に、傾き角度αが領域超である閾値角度であった場合は、姿勢表示スケールのうち右端の姿勢領域(姿勢領域番号15)を点滅させ、姿勢表示スケールでのマーカーの点灯表示で対応できる範囲よりも時計回り方向に大きく傾いてしまっていることを示す。ここでは、姿勢表示スケールの対応範囲内である場合に表示する姿勢領域でのマーカーの点灯と区別するために点滅表示としているが、姿勢表示スケールの対応範囲内である場合と区別できる表示方法であれば、色を変えたり音で報知するなどの他の報知方法でもよい。
S408では、水準器表示を終了するか否かを判定する。水準器表示を終了とすると判定するのは、撮影モードを終了した場合、水準器表示の終了指示操作を受け付けた場合、電源をOFFとする操作を受け付けた場合等であり、終了すると判定すると水準器表示処理を終了する。一方、水準器表示を終了すると判定されなかった場合はS409に進み、次回加速度センサ205からの出力を取得するまでのサンプリング期間の経過を待ち、サンプリング期間が経過するとS401に戻って処理を繰りかえす。
図5の姿勢領域テーブルについて説明する。図5の姿勢領域テーブルは不揮発性メモリ56に予め記録されているものである。図5に示すとおり、姿勢表示スケールの各姿勢領域には、左から順に1〜15の姿勢領域番号が割り当てられている。それぞれの姿勢領域に対して、傾き角度αがどの角度である場合にマーカーを点灯すべきかを示す閾値角度θ(それぞれの姿勢領域が対応する角度)がある程度の範囲(幅)を持って設定されている。以下、姿勢領域番号が1である姿勢領域を姿勢領域1、姿勢領域番号が2である姿勢領域を姿勢領域2、…、姿勢領域番号が15である姿勢領域を姿勢領域15と称する。
姿勢領域1〜5、8、11〜15は、1つの領域で0.6°の閾値角度θの範囲が設定されている。また、基準角度(0°)を含む姿勢領域8(基準姿勢領域)の両隣の姿勢領域7、9の閾値角度の範囲は0.9°となっており、基準姿勢領域の閾値角度の範囲より広い。また、姿勢領域6,10の閾値角度の範囲は0.3°となり、基準姿勢領域の閾値角度の範囲および基準姿勢領域の両隣りの姿勢領域(姿勢領域7,8)の閾値角度の範囲より狭くなっている。これによって、姿勢領域1〜5、11〜15の閾値角度の範囲が、姿勢領域6,7,9,10の閾値角度の範囲を、基準姿勢領域の閾値角度の範囲と同じ0.6°とした場合と同じとなるように設定している。
このように、本実施の形態における水準器における姿勢領域は、表示される際の各領域の幅(表示幅)は同じでありながら、それぞれの姿勢領域が表す角度の範囲は必ずしも等しくない。より具体的には、基準姿勢領域(姿勢領域8)に隣り合う第1の領域(姿勢領域7及び8)が表す角度の範囲(0.9°)は、該第1の領域に基準姿勢領域とは逆側で隣り合う第2の領域(姿勢領域6および10)が対応する角度の範囲(0.3°)より広い。また、基準姿勢領域(姿勢領域8)が対応する角度の範囲(0.6°)は、第1の領域(姿勢領域7,9)が対応する角度の範囲(0.9°)よりも狭い。さらに、第2の領域(姿勢領域6、10)に対して第1の領域と逆側に隣り合う第3の領域(姿勢領域5,11)が対応する角度の範囲(0.6°)は、第1の領域が対応する角度の範囲(0.9°)よりも狭い。かつ、第2の領域(姿勢領域6,10)が対応する角度の範囲(0.3°)よりも広い。また、第3の領域(姿勢領域5,11)が対応する角度の範囲(0.6°)は、基準姿勢領域が対応する角度の範囲(0.6°)、及び第2の領域と逆側に配置される全ての領域(領域1〜4、12〜15)のそれぞれが対応する角度の範囲(0.6°)と等しい。第1の領域が対応する角度の範囲(0.9°)と第2の領域が対応する角度の範囲(0.3°)の和は、第3の領域が対応する角度の範囲の倍(1.2°)に等しい。このように姿勢領域に対応させる角度の範囲を定義する理由について以下に説明する。
前提として、ユーザーがデジタルカメラ100を水準器を見ながら基準姿勢(通常は水平姿勢)に合わせる際の操作について説明する。ユーザーはデジタルカメラ100を水平姿勢にするため、水準器の姿勢表示スケールにおいて基準姿勢領域でマーカーが点灯するように、デジタルカメラ100の姿勢を調整しようとする。すなわち、基準姿勢のロール角を示す指標(基準姿勢領域)に現在のデジタルカメラ100の姿勢によるロール角を示すマーカー(点灯している姿勢領域)を合わせるようにデジタルカメラ100の姿勢を調整する。この操作において、傾いた状態から基準姿勢領域にマーカーを移動させようとしてデジタルカメラ100を動かすと、一度ではうまくいかず、行き過ぎて基準姿勢領域の反対側の姿勢領域が点灯してしまい、戻す操作が発生することがしばしばある。ユーザーはこの操作を繰り返し、デジタルカメラ100を左右に微調整しながら、最終的に基準姿勢領域でマーカーを点灯させるに至る。また、基準姿勢領域でマーカーを点灯させた後に水平姿勢に保とうとしても、手持ち撮影の場合は手のブレによって、基準姿勢領域の左右の姿勢領域にマーカーが行ったり来たりする表示のチラつきが発生する。
図6(a)〜(d)を用いて、上記のような操作中、傾き角度αが1.0°だった場合に、定義付けられている角度の範囲が異なる複数の姿勢表示スケールのそれぞれにおいてマーカーが点灯する領域を説明する。
まず、図6(a)に、全ての姿勢領域が表す角度の範囲が等しく0.8°であった場合の姿勢表示スケールの一部を図示する。この姿勢表示スケールにおいて、傾き角度αが+1.0°であった場合は、基準姿勢領域である姿勢領域8の隣である姿勢領域9でマーカーが点灯する。すなわち、デジタルカメラ100を水平姿勢に合わせるための操作の行き過ぎ量や、水平姿勢に保とうとした際の手のブレ量がプラスマイナス1.0°の範囲内であれば、チラつきはせいぜい基準姿勢領域とその両隣の姿勢領域内でしか起こらない。
次に、図6(b)に、姿勢表示スケールの分解能を図6(a)の0.8°より高くし、各姿勢領域が表す角度の範囲を等しく0.6°とした場合の姿勢表示スケールの一部を図示する。図6(a)と同じく傾き角度αが+1.0°であった場合は、基準姿勢領域である姿勢領域8から2つ離れた姿勢領域10でマーカーが点灯する。すなわち、水平姿勢に合わせようとする操作の行き過ぎ量や、水平姿勢に保とうとした際の手のブレ量が図6(a)と同じプラスマイナス1.0°の範囲内であっても、チラつきは図6(a)よりも広く、基準姿勢領域から2つ離れた姿勢領域まで及ぶ。このように、姿勢表示スケールの分解能を上げ、1つの姿勢領域が表す角度の範囲が狭くなると、同じ角度内でのブレであっても、姿勢表示スケールの分解能が低い場合に比べて表示のチラつきの幅が広がる。従って、チラつきが目障りであるという感覚や、水準器の反応が敏感過ぎてデジタルカメラ100を水平姿勢に合わせにくいという印象をユーザに与えてしまう。
一方、本発明を適用し、各姿勢領域が等しい表示幅でありながら表す角度の範囲が等しくないようにした例について説明する。図6(c)に、図5の姿勢領域テーブルによって定義される姿勢表示スケールの一部を図示する。この姿勢表示スケールにおいては、図6(b)と同じ傾き角度αが+1.0°であった場合でも、基準姿勢領域である姿勢領域8の隣の姿勢領域9でマーカーが点灯する。すなわち、基準姿勢領域の両隣の姿勢領域7,9以外の姿勢領域の分解能を図6(a)の場合よりも高くしつつも、プラスマイナス1.0°の範囲内のブレに対する表示のチラつきを、図6(a)と同じく、基準姿勢領域の両隣の姿勢領域までに抑えられる。また、姿勢領域6,7,9,10以外の姿勢領域を、図6(b)と同じ傾き角度の際にマーカーが点灯するものと定義しながらも、図6(b)よりも表示のチラつきを抑えられる。なお、姿勢領域6,7,9,10以外の姿勢領域を図6(b)と同じ傾き角度の際にマーカーが点灯するものと定義することで、図6(a)よりも分解能をあげた図6(b)の姿勢表示スケールと同等の使用感を与えることができる。
このように、本発明によれば、水準器の分解能を上げながらも、基準姿勢に撮像装置を保持しようとした場合の水準器のチラつきの幅を低減させることができる。これによって、チラつきが目障りであるという感覚や、水準器の反応が敏感過ぎて撮像装置を基準角度に合わせにくいという印象をユーザに与えにくい撮像装置を提供することができる。
なお、基準姿勢領域(基準角度である場合にマーカーが点灯する姿勢領域)は、撮像装置を基準位置に合わせたいユーザーにとって特別に注目すべき姿勢領域であるため、他の姿勢領域よりも目立つように表示幅を広くとっても良い。その際の姿勢表示スケールの一部の例を図6(d)に示す。このように基準姿勢領域の表示幅を他の姿勢表示領域よりも広くすることで、撮像装置を基準角度に合わせられた場合に、基準角度に合っている状態であることをユーザーに認識させやすくすることができる。
なお、上述した実施の形態では、ロール角の傾き角度を表示する水準器に本発明を適用する例を説明したが、ピッチ角(あおり角度)やヨー角での傾き角度を表示するものに対しても本発明は適用可能である。また、基準角度が撮像素子の左右方向または上下方向が重力加速度方向に垂直である角度である例を説明したが、これに限られるものではない。デジタルカメラの100で撮像する画像の構図を合わせる目的に応じて、基準角度は適宜設定可能なものである。さらに、加速度センサ205の出力に基づいてデジタルカメラ100の姿勢を検出する例を説明したが、デジタルカメラ100の傾きを、水準器に表示する分解能で表示可能な程度に検出できるセンサであれば他のセンタを用いてもよい。
また、姿勢表示スケールとして、複数の姿勢領域を一列に並べ、それぞれの姿勢領域を区分けする縁取りをした水準器を表示した例を説明したが、必ずしも縁取りをする必要はなく、見た目上複数の領域の区分けがわからないような水準器表示としてもよい。また、縁取りをしない代わりにそれぞれの領域の区分けが推定できるような目盛(指標)を姿勢表示スケールの近傍に表示してもよい。
さらに、上述した実施の形態では、基準姿勢領域の両隣の姿勢領域に対応する角度の範囲を広くとる例を説明したが、加速度センサ205が検出する傾き角度の分解能を、基準角度近傍の所定範囲では他の範囲より粗く(感度を低く)するように制御してもよい。分解能は、加速度センサ205内、あるいは加速度センサ205からの出力値をシステム制御部50に送信するまでの間に設けられた増幅回路(ゲイン)を調整することで制御できる。また、加速度センサ205からのシステム制御部50が加速度センサ205から取得した出力値を、基準角度近傍の所定範囲では他の範囲より低い分解能(粗い精度、低い感度)とするように制御してもよい。
上述したシステム制御部50の制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず、装置の傾きを検出して表示可能な撮像装置であれば適用可能である。すなわち、本発明はデジタル一眼レフカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ付きパーソナルコンピュータやカメラ付きPDA、カメラ付き携帯電話端末やカメラ付き音楽プレーヤー、カメラ付きゲーム機、カメラ付き電子ブックリーダーなどに適用可能である。
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (15)

  1. 撮像装置であって、
    当該撮像装置の姿勢を検出する姿勢検出手段と、
    それぞれ対応する角度の範囲が定められた複数の領域の列により成る姿勢表示スケール上の領域のうち、前記姿勢検出手段によって検出された当該撮像装置の姿勢の基準姿勢に対する傾き角度に対応する領域を、他の領域と識別可能に表示するように制御する表示制御手段とを有し、
    前記姿勢表示スケール上の領域のうち、前記基準姿勢の角度に対応する領域である基準姿勢領域に隣り合う第1の領域が対応する角度の範囲は、該第1の領域に対して前記基準姿勢領域と逆側に隣り合う第2の領域が対応する角度の範囲よりも広いことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記基準姿勢領域が対応する角度の範囲は、前記第1の領域が対応する角度の範囲よりも狭いことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記姿勢表示スケール上の領域のうち、前記第2の領域に対して前記第1の領域と逆側に隣り合う第3の領域が対応する角度の範囲は、前記第1の領域が対応する角度の範囲よりも狭く、かつ、前記第2の領域が対応する角度の範囲よりも広いことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記第3の領域が対応する角度の範囲は、前記基準姿勢領域が対応する角度の範囲と等しいことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記姿勢表示スケール上の領域のうち、前記第3の領域に対して、前記第2の領域と逆側に配置される全ての領域のそれぞれが対応する角度の範囲は、前記第3の領域が対応する角度の範囲と等しいことを特徴とする請求項3または4に記載の撮像装置。
  6. 前記第1の領域が対応する角度の範囲と前記第2の領域が対応する角度の範囲の和は、前記第3の領域が対応する角度の範囲の倍に等しいことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記姿勢表示スケール上の領域のうち、前記基準姿勢領域を除く全ての領域の各表示幅は互いに等しいことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記姿勢表示スケールを、撮像手段で撮像されているスルー画像に重畳して表示するように制御することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 撮像装置の制御方法であって、
    当該撮像装置の姿勢を検出する姿勢検出ステップと、
    それぞれ対応する角度の範囲が定められた複数の領域の列により成る姿勢表示スケール上の領域のうち、前記姿勢検出ステップによって検出された当該撮像装置の姿勢の基準姿勢に対する傾き角度に対応する領域を、他の領域と識別可能に表示するように制御する表示制御ステップとを有し、
    前記姿勢表示スケール上の領域のうち、前記基準姿勢の角度に対応する領域である基準姿勢領域に隣り合う第1の領域が対応する角度の範囲は、該第1の領域に対して前記基準姿勢領域と逆側に隣り合う第2の領域が対応する角度の範囲よりも広いことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  10. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるプログラム。
  11. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるプログラムが記録されたコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  12. 撮像装置であって、
    当該撮像装置の姿勢を検出する姿勢検出手段と、
    前記姿勢検出手段の出力に基づいて前記撮像装置の基準位置からの傾きを表示部に表示するように制御する表示制御手段と、
    前記表示制御手段によって表示する前記撮像装置の前記基準位置からの傾きの分解能を、前記基準位置から所定の範囲より傾き角度が大きい場合よりも、該所定の範囲の傾き角度である場合の方が低くなるように制御する制御手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  13. 撮像装置の制御方法であって、
    当該撮像装置の姿勢を検出する姿勢検出ステップと、
    前記姿勢検出ステップでの出力に基づいて前記撮像装置の基準位置からの傾きを表示部に表示するように制御する表示制御ステップと、
    前記表示制御ステップで表示する前記撮像装置の前記基準位置からの傾きの分解能を、前記基準位置から所定の範囲より傾き角度が大きい場合よりも、該所定の範囲の傾き角度である場合の方が低くなるように制御する制御ステップと
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法
  14. コンピュータを、請求項12に記載された撮像装置の各手段として機能させるプログラム。
  15. コンピュータを、請求項12に記載された撮像装置の各手段として機能させるプログラムが記録されたコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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