JP5565750B2 - 電子モジュール - Google Patents

電子モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP5565750B2
JP5565750B2 JP2010091242A JP2010091242A JP5565750B2 JP 5565750 B2 JP5565750 B2 JP 5565750B2 JP 2010091242 A JP2010091242 A JP 2010091242A JP 2010091242 A JP2010091242 A JP 2010091242A JP 5565750 B2 JP5565750 B2 JP 5565750B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic module
chip
coil electrode
insulating resin
planar inductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010091242A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011222803A (ja
Inventor
博史 土基
淳司 黒部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2010091242A priority Critical patent/JP5565750B2/ja
Publication of JP2011222803A publication Critical patent/JP2011222803A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5565750B2 publication Critical patent/JP5565750B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73201Location after the connecting process on the same surface
    • H01L2224/73203Bump and layer connectors
    • H01L2224/73204Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

この発明は、携帯電話等の無線通信装置に設けることができる電子モジュールに関するものである。
携帯電話等の無線通信装置の小型化に伴って、無線通信装置に組み込まれる電子モジュールも小型化が要求されている。
一般的に、電子モジュールでは、ICチップ、インダクタ、コンデンサ等の電子部品を、モジュール基板上に実装し、樹脂で封止して、1つのパッケージに納めた構造になっている(例えば、特許文献1参照)。
このように多数の電子部品を高密度実装した電子モジュールを無線通信装置に収納することで、無線通信装置の小型化を図っている。
特開平05−135227号公報
しかし、上記した従来の電子モジュールでは、厚さのあるICチップやインダクタ等をモジュール基板上に実装し、その上から樹脂で被覆し、さらに、モジュールの端子を取り付けた構造になっているので、電子モジュールの高さがインダクタ等の電子部品の厚みとモジュール基板の厚みの他に、樹脂の厚さやモジュール端子を加算した高さになる。したがって、従来の電子モジュールでは、電子部品を高密度に収納することができるが、モジュール自体が高くなってしまう。このため、無線通信装置の小型化に寄与することができても、低背化には寄与することはできなかった。特に、パワーインダクタを用いたDC−DCコンバータ等のモジュールでは、パワーインダクタが大電流を扱うため、電極に厚みを持たせる必要があり、その分パワーインダクタの高さが高くなり、モジュールを薄くすることは困難であった。
この発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、携帯電話等の無線通信装置の小型化と低背化とを図ることができる電子モジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明に係る電子モジュールは、端子が磁性体基板上に接続されたICチップと、磁性体基板及びコイル電極を有して成る平面インダクタであって、このコイル電極がこの磁性体基板上に形成され且つICチップの外側を取り巻くスパイラル状に形成された平面インダクタと、ICチップの端子と電気的に接続された複数の外部電極と、平面インダクタのコイル電極の両端部と電気的に接続された1対の外部電極とを備える構成とした。
かかる構成により、外部電極が下側になるように、電子モジュールを配線基板上に配置し、これら外部電極を配線基板に接続することで、ICチップと平面インダクタとを外部電極を通じて配線基板に電気的に接続することができる。すなわち、電子モジュールを配線基板に実装することができる。
ところで、従来の電子モジュールの厚さは、パッケージ基板の厚みと、パッケージ基板に実装された平面インダクタ等の電子部品の厚みと、パッケージ用の樹脂と電子部品とのクリアランスを加算した厚さになる。
しかし、この発明では、電子モジュールの厚さが、ICチップと平面インダクタの内、厚い方の部品の厚さと、平面インダクタを構成する磁性体基板の厚さとを加算した厚さである。
すなわち、この発明の電子モジュールでは、平面インダクタの構成部材である磁性体基板が、パッケージ基板を兼ねた構成になっているので、従来の電子モジュールに比べて、パッケージ基板の厚さの分とパッケージ用の樹脂のクリアランスの分だけ、薄くなっている。このため、この電子モジュールを用いることで、無線通信装置の低背化を図ることができる。
また、パッケージ基板やパッケージ用の樹脂を必要としないので、その分部品点数を少なくすることができ、製品コストの低減化を図ることができる。
さらに、スパイラル状のコイル電極が、ICチップの外側を取り巻く構成になっているので、中心を端部として径方向に広がる通常のスパイラル状コイル電極と比べ、コイル電極の巻数が少なくなり、平均半径や磁束密度は大きくなる。したがって、その分、インダクタンス値を高くすることができる。このため、上記通常のスパイラル状コイル電極と同じインダクタンス値まで、コイル電極の長さを短くすることにより、上記通常のスパイラル状コイル電極に比べて、電子モジュールの小面積化を図ることができ、この結果、無線通信機の低背化だけでなく、さらなる小型化にも寄与することができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電子モジュールにおいて、ICチップは、端子と磁性体基板との接続部分が絶縁性樹脂で封止され、平面インダクタのコイル電極は、絶縁性樹脂とは別体の絶縁性樹脂で封止されている構成とした。
請求項3の発明は、請求項1に記載の電子モジュールにおいて、ICチップの端子と磁性体基板との接続部分と、平面インダクタのコイル電極とは、一の絶縁性樹脂で封止されている構成とした。
かかる構成により、ICチップの端子接続部分とこのコイル電極とを、一の絶縁性樹脂で一体に封止するので、ICチップの端子接続部分とこのコイル電極とを、別々の絶縁性樹脂で封止する場合に比べて、ICチップとコイル電極との間を小さくすることができ、その分、電子モジュールの小面積化を図ることができる。その結果、無線通信装置の低背化だけでなく、小型化にも寄与することができる。さらに、一の絶縁性樹脂の封止工程のみで足り、別々の絶縁性樹脂毎の封止工程を必要としないので、その分製造コストを低減することができる。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電子モジュールにおいて、絶縁性樹脂は、磁性体粉末を含有している構成とした。
かかる構成により、平面インダクタの磁気的特性を高めることができる。
以上詳しく説明したように、この発明によれば、電子モジュールの低背化と製造コストの低減化と小型化を図ることができ、さらに、高インダクタンス化をも図ることができるという優れた効果がある。
この発明の第1実施例に係る電子モジュールの平面図である。 電子モジュールの側面図である。 図1の矢視A−A断面図である。 図2の矢視B−B断面図である。 DC−DCコンバータの回路図である。 従来の電子モジュールの厚さを示す断面図である。 この実施例の電子モジュールの厚さを示す断面図である。 通常型の電子モジュールを示し、 第1実施例型の電子モジュールを示す。 シミュレーションの条件と結果とを示す表図である。 この発明の第2実施例に係る電子モジュールの平面図である。 図11の矢視C−C断面図である。 図13は。電子モジュールの作用及び効果を説明するための断面図である。
以下、この発明の最良の形態について図面を参照して説明する。
(実施例1)
図1は、この発明の第1実施例に係る電子モジュールの平面図であり、図2は、電子モジュールの側面図であり、図3は、図1の矢視A−A断面図であり、図4は、図2の矢視B−B断面図である。
この実施例の電子モジュール1−1は、DC−DCコンバータ(直流−直流変換器)用のモジュールであり、図1及び図2に示すように、ICチップ2と、平面インダクタ3−1と、ICチップ2用の複数の外部電極21〜23と、平面インダクタ3−1用の1対の外部電極38,39とを備えている。
ICチップ2は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等で構成された電源ICチップであり、磁性体基板4の中央部に実装されている。
具体的には、図3に示すように、端子21a〜23aが、ICチップ2の裏面側(図の下側)に設けられ、ICチップ2は、この端子21a〜23aを通じて磁性体基板4上に接続されている。そして、これら端子21a〜23aと磁性体基板4との接続部分が、絶縁性樹脂5で封止されている。
なお、この実施例では、絶縁性樹脂5として、例えば、エポキシ樹脂を用いる。
一方、平面インダクタ3−1は、パワーインダクタであり、コイル電極31と、磁性体基板4と、この磁性体基板4とは別体の絶縁性樹脂6とを有している。
具体的には、図4に示すように、コイル電極31は、スパイラル状の銅パターンであり、フェライト等の磁性体基板4上に形成され、ICチップ2の外側を取り巻くように配されている。
つまり、コイル電極31の内端部31aが、ICチップ2の近傍に配され、コイル電極31が、この位置からICチップ2の周囲を取り巻きながら、径方向外方に延び出され、外端部31bが、磁性体基板4の縁部に配置されている。
そして、絶縁性樹脂6が、ICチップ2の絶縁性樹脂5から所定距離だけ離れ、絶縁性樹脂5と接触しないようにコイル電極31のみを完全に封止している。つまり、図3及び図4に示すように、ICチップ2と平面インダクタ3−1との間に絶縁性樹脂5と絶縁性樹脂6との干渉防止用エリアSが設けられている。
このような絶縁性樹脂6としは、例えば、エポキシ樹脂が用いられる。また、この絶縁性樹脂6は、内部に磁性体粉末を含有している。
外部電極21〜23と外部電極38,39は、それぞれ磁性体基板4に設けられている。具体的には、外部電極21〜23は、ICチップ2の端子21a〜23aに電気的に接続され、外部電極38,39は、コイル電極31の内端部31a,外端部31bにそれぞれ電気的に接続されている。そして、外部電極21〜23と外部電極38,39の各下端部が、磁性体基板4の裏面に露出している。
次に、この実施例の電子モジュール1−1が示す作用及び効果について説明する。
図5は、DC−DCコンバータの回路図である。
DC−DCコンバータは、図5に示す配線基板201上に構成されている。
具体的には、破線で示す電子モジュール1−1の実装箇所以外の箇所に、コンデンサ210,211が実装され、配線パターン221〜224が形成されている。
電子モジュール1−1は、破線で示す箇所に実装される。
すなわち、図3に示すICチップ2の外部電極21〜23と平面インダクタ3−1の外部電極38,39を下側にして、電子モジュール1−1を、図5に示す配線基板201上に載せ、ICチップ2の外部電極21を配線パターン222に、外部電極22をグランドパターン225に、外部電極23を配線パターン223にそれぞれ接続する。同様に、平面インダクタ3−1の外部電極38を配線パターン222に接続すると共に、外部電極39を配線パターン221に接続することで、電子モジュール1−1を配線基板201に実装することができる。
これにより、入力端子231,232から入力された直流電圧がコンデンサ211で整流されて、電子モジュール1−1のICチップ2に入力される。
すると、直流電圧は、ICチップ2のスイッチング処理によって、交流電圧に変換されて、平面インダクタ3−1側に出力される。
そして、平面インダクタ3−1とコンデンサ210との平滑回路によって、交流電圧が、平滑化され、所望電位の直流電圧が、出力端子241,242に出力される。
図6は、従来の電子モジュールの厚さを示す断面図であり、図7は、この実施例の電子モジュールの厚さを示す断面図である。
図6に示すように、従来の電子モジュール300は、ICチップ2と平面インダクタ3とをパッケージ基板301上に実装し、これらICチップ2と平面インダクタ3とをパッケージ材302によって封止した構造になっている。
このため、電子モジュール300の厚さTは、パッケージ基板301の厚さT1と、平面インダクタ3の厚さT2と、パッケージ材302のクリアランスT3とを加算した厚さになる。したがって、電子モジュール300の厚さは大きくなりがちであり、このような電子モジュール300を無線通信装置に実装しても、装置の低背化には寄与しない。
これに対して、この実施例の電子モジュール1−1の厚さは、図7に示すように、平面インダクタ3−1の磁性体基板4の長さt1と絶縁性樹脂6の厚さt2とを加算した厚さであり、電子モジュール300内の平面インダクタ3の厚さT2とほぼ同じ厚さである。
したがって、電子モジュール1−1の厚さは、図6に示すパッケージ基板301の厚さT1とパッケージ材302のクリアランスT3とを加算した厚さ分だけ、従来の電子モジュール300よりも薄くなっており、電子モジュール1−1を実装することで、無線通信装置の低背化に大きく寄与する。
また、パッケージ基板301やパッケージ材302を必要としないので、その分、部品点数を少なくすることができ、製品コストの低減化を図ることができる。
さらに、電子モジュール1−1を製造する際に、パッケージ基板301を作成する工程や、パッケージ材302で封止する工程を必要としないので、その分、製造コストの低減化を図ることができる。
次に、この実施例の電子モジュール1−1が示す高インダクタンス化の効果について説明する。
図8は、通常型の電子モジュールを示し、図9は、第1実施例型の電子モジュールを示す。なお、図8及び図9において、コイル電極に記入されている数値は、各辺の長さを示す。
図8に示した通常型の電子モジュール1′における平面インダクタ3′では、コイル電極31′は、中心の内端部31aから外端部31bまで径方向外方に渦巻くコイルである。
このような渦巻き状のコイル電極31′に比べて、、図9に示すこの実施例の平面インダクタ3−1のコイル電極31では、巻数が少なく、ほぼ輪状のコイルである。このため、コイルの平均半径や磁束密度を、渦巻き状のコイル電極31′に比べて、大きくすることができる。この結果、通常型の電子モジュール1′における平面インダクタ3′のコイル電極31′よりも、平面インダクタ3−1のコイル電極31のインダクタンスを高することができ、高インダクタンスの電子モジュール1−1を実現することができる。
発明者等は、かかる効果を確認すべく、次のようなシミュレーションを行った。
図10は、シミュレーションの条件と結果とを示す表図である。
まず、図8に示す通常型の電子モジュール1′についてシミュレーションを行った。
この場合においては、図8及び図10に示すように、渦巻き状のコイル電極31′の線幅及び線厚を100μm及び50μmにそれぞれ設定し、コーナ数及び線長を、13(個)、96(mm)にそれぞれ設定して、巻き数を約3.5(回)とした。これにより、ICチップ2と平面インダクタ3′との和である電子モジュール1′の面積が、416(mm)になった。
かかる条件下で、シミュレーションを行ったところ、図8に示す電子モジュール1′のインダクタンスは、図10に示すように、約3.6μH(ヘンリー)であった。
次に、この実施例型の電子モジュール1−1についてシミュレーションを行った。
この場合においては、図9及び図10に示すように、平面インダクタ3′のコイル電極31′と同線幅及び同線厚である輪状のコイル電極31のコーナ数及び線長を、6(個)、96(mm)にそれぞれ設定して、巻き数を約1.5(回)とした。これにより、ICチップ2と平面インダクタ3−1との和である電子モジュール1−1の面積が、396(mm)になった。
かかる条件下で、シミュレーションを行ったところ、図9に示す電子モジュール1−1のインダクタンスは、図10に示すように、約3.8μH(ヘンリー)となり、上記通常型の電子モジュール1′のインダクタンスよりも高くなることを確認した。
これにより、この実施例の平面インダクタ3−1に必要なインダクタンスが、上記通常型の平面インダクタ3′のインダクタンス値である場合には、平面インダクタ3−1のコイル電極31の長さをコイル電極31′よりも短くして、上記通常型の電子モジュール1′における平面インダクタ3′と同じインダクタンスにすることができる。この結果、コイル電極31が占める面積をさらに小さくすることができ、電子モジュール1−1のさらなる小型化を図ることができる。
(実施例2)
次に、この発明の第2実施例について説明する。
図11は、この発明の第2実施例に係る電子モジュールの平面図であり、図12は、図11の矢視C−C断面図である。
図11に示すように、この実施例の電子モジュール1−2は、上記第1実施例に類似する構造を有しているが、一の絶縁性樹脂6だけで、ICチップ2の接続部分とコイル電極31とを封止した点が、上記第1実施例と異なる。
具体的には、図12に示すように、ICチップ2が、磁性体基板4上に端子21a〜23aを通じて接続され、外部電極21〜23が、端子21a〜23aに電気的に接続されている。そして、コイル電極31が、ICチップ2の外側を取り巻くように、磁性体基板4上に形成され、外部電極38,39が、コイル電極31の両端部31a,31bに電気的に接続されている。
上記第1実施例では、ICチップ2とコイル電極31の端子21a〜23aの接続部分とが、別々の絶縁性樹脂5,6でそれぞれ封止されていたが、この実施例では、コイル電極31とICチップ2の端子21a〜23aの接続部分との双方が、絶縁性樹脂6によって一体に封止されている。
そして、別体の磁性体基板としての基板であり且つ磁性体基板4と同材料の磁性体基板7が、コイル電極31の上にのみ設けられている。
すなわち、この実施例の平面インダクタ3−2は、磁性体基板4と、コイル電極31と、ICチップ2の接続部分にも及ぶ大きさの絶縁性樹脂6と、磁性体基板7とで構成されている。
次に、この実施例の電子モジュール1−2が示す作用及び効果について説明する。
図13は。電子モジュール1−2の作用及び効果を説明するための断面図である。
上記第1実施例では、図3及び図4に示したように、絶縁性樹脂6が、端子21a〜23aを封止する絶縁性樹脂5から所定距離だけ離れ、絶縁性樹脂5と接触しないようにコイル電極31を封止するので、平面インダクタ3−2とICチップ2との間に干渉防止用エリアSが必要であった。すなわち、この実施例の電子モジュール1−2を示す図13で説明すると、二点差線で示すように、平面インダクタ3−2や磁性体基板4の幅が大きく、ICチップ2と平面インダクタ3−2との間に大きな干渉防止用エリアSが介在していた。
しかし、この実施例では、ICチップ2の端子21a〜23aの接続部分とこのコイル電極31とを、1つの絶縁性樹脂6で一体に封止するので、絶縁性樹脂5を考慮する必要がない。このため、図13の実線で示すように、平面インダクタ3−2や磁性体基板4をICチップ2側に近づけて、平面インダクタ3−2とICチップ2との間の距離を小さくすると共に、磁性体基板4を短くることができる。
つまり、第1実施例の電子モジュール1−1では必要であった干渉防止用エリアSが不要になるので、その分、電子モジュール1−2を小型化することができる。
また、この実施例によれば、絶縁性樹脂6の封止工程のみで足り、第1実施例では必要であった絶縁性樹脂5の封止工程を必要としないので、その分製造コストを低減することができる。
その他の構成、作用及び効果は、上記第1実施例と同様であるので、その記載は省略する。
なお、この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記実施例では、磁性体粉末を含有する絶縁性樹脂6を適用した電子モジュールについて、説明したが、磁性体粉末を含有しない絶縁性樹脂を用いた電子モジュールも、この発明の範囲内であることは勿論である。
また、ICチップ2の接続部分やコイル電極31を絶縁性樹脂で封止した電子モジュールを例示したが、絶縁性樹脂で封止されていないICチップ2の接続部分やコイル電極31を有する電子モジュールを、この発明の範囲から除外する意ではない。
1′,1−1,1−2…電子モジュール、 2…ICチップ、 3,3′,3−1,3−2…平面インダクタ、 4,7…磁性体基板、 5,6…絶縁性樹脂、 21a〜23a…端子、 21〜23,38,39…外部電極、 31,31′…コイル電極、 31a…内端部、 31b…外端部、 S…干渉防止用エリア。

Claims (4)

  1. 端子が磁性体基板上に接続されたICチップと、
    上記磁性体基板及びコイル電極を有して成る平面インダクタであって、このコイル電極がこの磁性体基板上に形成され且つICチップの外側を取り巻くスパイラル状に形成された平面インダクタと、
    上記ICチップの端子と電気的に接続された複数の外部電極と、
    上記平面インダクタのコイル電極の両端部と電気的に接続された1対の外部電極と
    を備えることを特徴とする電子モジュール。
  2. 請求項1に記載の電子モジュールにおいて、
    上記ICチップは、端子と上記磁性体基板との接続部分が絶縁性樹脂で封止され、
    上記平面インダクタのコイル電極は、上記絶縁性樹脂とは別体の絶縁性樹脂で封止されている、
    ことを特徴とする電子モジュール。
  3. 請求項1に記載の電子モジュールにおいて、
    上記ICチップの端子と上記磁性体基板との接続部分と、上記平面インダクタのコイル電極とは、一の絶縁性樹脂で封止されている、
    ことを特徴とする電子モジュール。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電子モジュールにおいて、
    上記絶縁性樹脂は、磁性体粉末を含有している、
    ことを特徴とする電子モジュール。
JP2010091242A 2010-04-12 2010-04-12 電子モジュール Active JP5565750B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010091242A JP5565750B2 (ja) 2010-04-12 2010-04-12 電子モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010091242A JP5565750B2 (ja) 2010-04-12 2010-04-12 電子モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011222803A JP2011222803A (ja) 2011-11-04
JP5565750B2 true JP5565750B2 (ja) 2014-08-06

Family

ID=45039378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010091242A Active JP5565750B2 (ja) 2010-04-12 2010-04-12 電子モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5565750B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017507325A (ja) * 2014-01-08 2017-03-16 ホゾ インコーポレイテッドHzo, Inc. 水分への電子デバイスの曝露を検知する方法、装置およびシステム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5886393A (en) * 1997-11-07 1999-03-23 National Semiconductor Corporation Bonding wire inductor for use in an integrated circuit package and method
JP4434268B2 (ja) * 2007-11-28 2010-03-17 Tdk株式会社 電子部品モジュール
JP5570196B2 (ja) * 2009-12-10 2014-08-13 新光電気工業株式会社 インダクタ内蔵部品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011222803A (ja) 2011-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4140632B2 (ja) 多連チョークコイルおよびそれを用いた電子機器
KR101896631B1 (ko) 비접촉 충전모듈 및 비접촉 충전기기
JP4711026B2 (ja) 複合モジュール
JP4446487B2 (ja) インダクタおよびインダクタの製造方法
US8325002B2 (en) Power inductor structure
US10575405B2 (en) Module
KR20170004121A (ko) 코일 부품 및 그 실장 기판
KR20150081834A (ko) 코일 부품 및 그 실장 기판
US20180204666A1 (en) Coupled-inductor module and voltage regulating module comprising the same
US20190221359A1 (en) Electronic Device and the Method to Make the Same
US10716212B2 (en) LC device and method of manufacturing LC device
US9872410B2 (en) Inductor
JP6090533B2 (ja) Rfidタグおよびこれを備える通信装置
JP4494384B2 (ja) ハイブリッドic回路
KR20160032566A (ko) 코일 부품 및 그 실장 기판
JP6029814B2 (ja) チップインダクタ
JP5565750B2 (ja) 電子モジュール
JP2010272591A (ja) 表面実装用のデバイス
JP6558354B2 (ja) シールド、電子回路、及び、dc−dcコンバータ
JP6610769B2 (ja) 電子部品モジュール、dc−dcコンバータおよび電子機器
JP2011198842A (ja) 電子モジュール及び電子モジュール製造方法
US20230057462A1 (en) Magnetic device, power conversion module and manufacturing method of magnetic device
JP2006165415A (ja) 固体電解コンデンサ
JP6083143B2 (ja) チップインダクタ内蔵配線基板
JP5207587B2 (ja) 回路装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130822

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20130826

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20131023

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140526

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Ref document number: 5565750

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140608