JP5565009B2 - 用紙積載装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、搬入されてくる用紙、記録紙、シート状記録媒体などのシート部材(本明細書では、単に「用紙」と称す。)を仕分けして集積する大容量の用紙積載装置、この用紙積載装置を一体又は別体に備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置などの用紙後処理機として接続される用紙積載装置として、例えば特許文献1又は2に記載された装置が知られている。このうち特許文献1(特開平9−44051号公報)には、シート後処理装置の動作中であっても、コピーモードやコピースタートをそれぞれ入力しておけば、シート後処理装置の動作終了後に、画像形成装置本体が自動的にスタートするので、シート後処理装置の動作が終了するまで、複写機本体の前で待つことはなく、時間の無駄をなくす目的で、シート後処理装置が動作中であっても、画像形成ジョブ設定手段による画像形成ジョブのモードの設定入力と画像形成開始手段による画像形成開始手段の入力とを受け付け、かつシート後処理装置の動作が終了したことを後処理動作終了検知手段が検知した後、受け付けていた画像形成ジョブのモードで画像形成を開始する制御手段を有する技術が開示されている。
また、特許文献2(特開平8−201936号公報)には、スキャナ使用中、スキャナで読み取っているJOBが終了するのを待たせないようにすることを目的として、原稿を挿入口に置いてスタートキーを押下することによってJOBの予約を可能とした技術が開示されている。
一方、前記公知技術の他に画像形成装置などの用紙後処理機として接続される用紙積載装置がある。この種の用紙積載装置では、用紙積載装置内部のトレイにコピー及び印刷された用紙が最大5000枚積載される。用紙を積載するトレイは、移動可能な台車上にセットされ、その台車を用紙積載装置内の所定の位置にセットし、用紙積載装置の台車収納用ドア(以下前ドア)を閉めると、台車上にセットされたトレイのみが用紙排紙位置まで上昇するようになっている。その後、用紙積載装置に複写機などよりコピー及び印刷された用紙が搬送され、トレイ上に数枚積載する度にトレイを下降させ、トレイと用紙排紙位置の位置関係を一定の高さに保ちながら用紙を積載する。
画像形成装置などよりコピー及び印刷された用紙の排紙ジョブが終了し、トレイ上に積載された用紙を用紙積載装置外に取り出す場合、用紙積載装置のトレイ下降スイッチを押すと、用紙を積載したトレイが装置内に収納されている台車まで下降し、その後、用紙積載装置の前ドアを開け、用紙と用紙積載トレイが乗った台車を装置の外に引き出すことが可能となる。
前記トレイを備えた用紙積載装置では、トレイ上に積載された用紙を用紙積載装置外に取り出す場合、コピー及び印刷された用紙の排紙ジョブが終了した後、例えば画像形成装置の操作パネルから用紙積載装置のトレイ下降スイッチを押してトレイを下降させる必要がある。このような用紙積載装置では、コピー及び印刷された用紙の排紙ジョブの途中で画像形成装置の操作パネルからトレイ下降スイッチが押されると、用紙排紙元である画像形成装置は排紙ジョブを強制停止させ、その後、トレイの下降動作が行われるようになっている。
このような構成であると、排紙ジョブ終了後、急いで積載された用紙を取り出したい場合でも、排紙ジョブ終了を待ち、排紙ジョブ終了を確認した後、トレイ下降スイッチを押してトレイが台車までの下降するのを待ち、その後、前ドアを開けて台車を取り出す必要があり、ジョブ待機時から台車を取り出すまでの待機時間が長くならざるを得なかった。そのため、画像形成装置などの本体側に予約機能を持たせて、ジョブ終了後、用紙積載装置に対してトレイを自動的に下降動作させると、待機時間を短縮することができる。
しかし、画像形成装置などの本体側は、複数の機能を搭載しており、ジョブ終了後、用紙積載装置のトレイを自動下降するモードの選択するためには、多数のスイッチ操作を何回も行う必要があり、ユーザにとって分かり難く、操作性が悪かった。さらにジョブ予約をしたとしても、ジョブ予約はジョブ中に予約できるだけであって、ジョブが終了すると予約は解除されてしまっていた。
このような操作性の問題やジョブ予約解除の問題は、前記特許文献1及び2記載の技術でも解決することはできなかった。例えば、用紙積載装置のように単にトレイ下降スイッチを押すと即座にジョブを停止する機能を持つ装置では、ジョブが停止してしまい、簡単な操作で予約できないという問題は解消できていない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、用紙積載装置側に用紙積載ジョブ前若しくはジョブ中にトレイをジョブ終了後に自動的に台車まで下降させる予約機能と誤操作防止機能を持たせ、使用性の向上を図る。
前記課題を解決するため、本発明は、搬送されてきた用紙を積載するトレイと、前記トレイを昇降させるトレイ昇降手段と、昇降するトレイが最下位置に位置したときに載置される台車と、を有し、前記台車を介して用紙が積載されたトレイを取り出す用紙積載装置であって、予め設定した操作が行われたとき、用紙搬送及び用紙積載ジョブ終了後に前記トレイを自動的に台車まで下降させるジョブを予約し、又は前記用紙積載装置に設けられている複数の排紙先のうちのいずれかを選択して用紙を排紙させるトレイ下降スイッチ及びジャム解除スイッチと、を備え、前記予め設定された操作が前記トレイ下降スイッチ及びジャム解除スイッチのON操作及び長押し操作であり、前記トレイ下降スイッチが長押し操作されたとき、前記用紙搬送及び用紙積載ジョブ終了後に前記トレイを自動的に台車まで下降させるジョブを予約し、前記ジャム解除スイッチがON操作されたとき、用紙ジャムか否かを判断し、用紙ジャムである場合には、前記トレイを所定位置まで下降させてジャム処理を実行し、ジャム処理終了後に前記トレイを、当該トレイを下降させる前の位置まで上昇させて当該位置を前記用紙の排紙先とし、用紙ジャムでない場合には、前記ジャム解除スイッチの押圧時間と前記トレイ下降スイッチの押圧時間とに基づいて前記用紙載置装置内の他のトレイあるいは下流側の機器のいずれかを前記用紙の排紙先として選択することを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、トレイは符号102に、シート積載手段は昇降機構を含むトレイ102に、用紙積載装置はスタッカ100あるいは用紙後処理装置B1,B2に、台車は符号108に、操作手段は操作部Cに、トレイ下降スイッチはトレイ下降SW P100に、ジャム解除スイッチはジャム解除SW P101に、ドア手段は前ドアEに、ドア開閉手段はドア開手段FD1及びドア閉手段FD2に、制御手段はCPU501に、表示手段はトレイ下降LED P102に、画像形成装置は符号Aに、リモート可能な装置はPCに、リモート可能な操作部はPCの操作部に、それぞれ対応する。
本発明によれば、用紙積載装置側に用紙積載ジョブ前若しくはジョブ中にトレイをジョブ終了後に自動的に台車まで下降させる予約機能と誤操作防止機能を持たせることにより、使用性の向上を図ることができる。また、排紙先を選択する機能を持たせたので、操作性及び使用効率の向上を図ることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置と第1及び第2の用紙後処理装置を2連結した画像形成システムの構成を示す図である。 第1の用紙後処理装置の前ドアを取り除いて、当該装置の内部構造を示す図である。 スタッカ(用紙後処理装置)の前ドアの開閉機構を示す要部平面図である。 前ドアを開放したときのスタッカの状態を示す斜視図である。 画像形成装置、スタッカ、及び画像形成装置に対して印字情報を出力するPCからなるシステムの電気的構成を示すブロック図である。 図2における用紙の搬送先の切り替え機構を示す図である。 図6における下分岐爪近傍の拡大図である。 スタッカの操作部の一例を示す正面図である。 本実施形態におけるトレイ下降予約処理及び予約解除処理の処理手順を示すフローチャートである。 スタッカの操作部を操作することにより用紙排出口を変更する処理の処理手順を示すフローチャートである。 画像形成装置が外部からリモート可能な装置に接続され、リモート可能な装置より、画像形成装置に印刷設定する際に、ジョブ終了後、スタッカのトレイを自動下降させる処理の処理手順を示すフローチャートである。 一度ジョブ終了後のトレイ自動下降の予約を行うと、予約解除されるまでトレイ自動下降予約機能を保持してトレイ下降処理を行う処理手順を示すフローチャートである。 スタッカの先端揃え機構を示す斜視図である。 シート排紙方向から見たメインジョガー機構の正面図である。 メインジョガー機構の斜視図である。 メインジョガーの斜視図である。 サブジョガー機構部を示す斜視図である。
本発明は、画像形成装置などから排紙された用紙をスタックする用紙積載装置において、用紙積載ジョブ前若しくはジョブ中に、用紙積載装置側の操作部から特定の入力操作をすることによってトレイをジョブ終了後に自動的に台車まで下降させる動作予約を可能とし、さらに予約入力について誤操作防止機能を持たせたことと特徴とする。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置と第1及び第2の用紙後処理装置を2連結した画像形成システムの構成を示す図である。同図において、画像形成装置Aはコピーしたい画像などを用紙にコピーし、あるいは印刷し、その用紙を画像形成装置Aの外部に出力する装置である。図1のシステムでは、画像形成装置Aからコピー及び印刷された用紙が第1の用紙後処理装置B1へ排紙される。なお、第1及び第2の用紙後処理装置B1,B2は用紙積載装置、所謂スタッカであり、コピー後あるいは印刷後の用紙を多数枚集積し、装置外に排出する機能を有する。画像形成装置Aは、電子写真方式、液滴吐出方式などの公知の複写機、プリンタ、プロッタ複写機、デジタル複合機などの公知の画像形成装置であれば良く、特定の画像形成装置に限定されるものではない。
このシステムでは、予め画像形成装置A側の図示しない操作部から用紙排紙先を設定する。排紙先は、プルーフトレイF、第1の用紙後処理装置B1内のトレイ、あるいは第2の用紙後処理装置B2内のトレイである。なお、プルーフトレイFは本実施形態では、第1の用紙後処理装置B1のプルーフトレイであり、第2の用紙後処理装置B2においても同様のトレイが設けられている。
操作部Cは、用紙後処理装置B1内のトレイが下降するとき、用紙ジャム時の処理をするためのジャム処理操作をするための入力部、用紙搬送が正常動作のとき、あるいは用紙後処理装置B1がエラーしたときなど用紙後処理装置B1の動作状態を表示し、さらには所定の入力操作が可能なものである。
上ドアDは、用紙後処理装置B1内で用紙搬送途中にジャムしたとき、ジャムした用紙を取り除くために開閉するドアである。前ドアEは用紙後処理装置B1内にトレイを乗せた台車をセットするために開閉するドアである。この前ドアEは、用紙積載後、トレイ上に用紙がスタックされ、スタックされた用紙を乗せたトレイを台車上まで下降し、トレイが乗った台車を用紙後処理装置B1外部へ移動するために開閉される。第2の用紙後処理装置B2は第1の用紙後処理装置B1を経由して、搬送された用紙を積載する装置である。
なお、第1及び第2の用紙後処理装置B1,B2は、下流側の用紙後処理装置へ用紙を搬送するための用紙排出口Gを備えている。図1では、第2の用紙後処理装置B2以降の下流側に接続される用紙後処理装置は図示していないが、用紙折り装置、用紙綴じ装置、製本装置などが必要に応じて接続され、1つのシステムを構成する。
図2は、第1の用紙後処理装置B1の前ドアEを取り除いて、当該装置の内部構造を示す図である。以下、本実施形態における用紙後処理装置は用紙積載装置であることからスタッカ100として説明を進める。図2にでは、台車108は所定の位置にセットされ、トレイ102が用紙排紙位置まで上昇したときの状態を示す。
スタッカ100では、用紙を積載する際、前ドアEが開いた状態で、スタッカ100の所定の位置に台車108をセットし、前ドアを閉めると、台車108上にあったトレイ102がエレベータ103により上昇する。エレベータ103の駆動源は、トレイ昇降モータ107で、図5に示すCPU501からの制御信号によりトレイ昇降モータ107が回転し、エレベータ103を上昇動作させる。
トレイ昇降モータ107の回転軸には、プーリ107aが圧入されており、タイミングベルト107bを介してトレイ昇降モータ107の回転によって発生した仕事量を伝達する。タイミングベルト107bの先には、ウォームギヤ106、歯車109、歯車112、歯車105などの歯車群が連結されており、歯車105は、タイミングベルト104に連結されている。例えば、トレイ昇降モータ107が正回転すると、連結された歯車によりタイミングベルト104に力が伝達され、タイミングベルト104に連結されたトレイ102を昇降させるエレベータ103が上昇する。一方、トレイ昇降モータ107が逆回転すると、エレベータ103は下降する。
スタッカ100は前記用紙を積載し、排紙するトレイ機構の他に搬送機構を備えている。搬送機構は、画像形成装置PR側から搬送されてきたシートをトレイ102に排紙し、あるいは後段のシート処理装置に搬送するもので、第1ないし第3搬送路L1,L2,L3と、入口ローラ1と、第2搬送路L2あるいは第3搬送路L3のいずれかに切り替える下分岐爪120と、第1搬送路L1あるいは第2搬送路L2のいずれかに切り替える上分岐爪121と、を備えている。第1の搬送路L1はプルーフトレイ101にシートを排紙するための搬送路であり、上分岐爪121からプルーフトレイ101に排紙するまでの搬送路である。第2の搬送路L2は後段のシート処理装置にシートを搬送するための搬送路であり、入口部から排紙部までの搬送路である。第3の搬送路L3はトレイ102にシートを排紙するための搬送路であり、下分岐爪120からトレイ102に排紙するまでの搬送路である。
なお、第3の搬送路L3のシート搬送方向の最下流部にはトレイ102にシートを排紙するための搬送ローラ(排紙)111と、この搬送ローラ111にバネによって付勢され、圧接して従動する従動ローラが設けられ、これらのローラの間にシートがニップされる。また、シート搬送路に沿って入口センサS1、シート搬送パスセンサS2が設けられ、搬送ローラ111の排紙部近傍には紙面センサS3が配置されている。なお、各シート搬送路L1,L2,L3には、複数の搬送ローラ2〜10が配置され図示しない駆動機構によって駆動され、シートを所定の位置に搬送する。
また、図1において、昇降駆動機構の上部には、シフトトレイ102に排紙され、集積されるシートを整合するためのジョガー210及びサブジョガー310が設けられている。
大略上記のように構成されたスタッカ100には、隣接して設置された複写機等の画像形成装置PRから排出されたシートが矢印A方向から入口のガイド板114から導入される。本実施例におけるスタッカ100は、後述のようにプルーフ排紙モード、ストレート排紙モード、及びシフト排紙モードの動作モードを選択することができる。
図3は、スタッカ100の前ドアEの開閉機構を示す要部平面図、図4はスタッカ100において前ドアEを開放したときの状態を示す斜視図である。図3(a)は前ドアEが閉、同図(b)は前ドアEが開の状態をそれぞれ示す。図3において、前ドアEの支点とは逆側の端部に前ドア開手段FD1と前ドア閉手段FD2が設けられている。本実施形態では、前ドア開手段FD1はソレノイドであり、前ドア閉手段FD2はモータである。図3(a)の状態から前ドア開手段FD1であるソレノイドに通電すると、ソレノイドの駆動部が同図(a)で右側に移動し、連動部FD20、連結L型アングル部FD22が支点FD21を中心に図3(b)のように図示時計方向に回動し、前ドアEが外側に押され、前ドアEが開く。前ドアEは、ワイヤFD3で前ドア閉手段FD2と接続されており、前ドアEを閉じるときは、前ドア閉手段FD2のモータを回転させることによってワイヤFD3を巻き取り、前ドアEを装置側に引き寄せ、前ドアEが閉められる。
なお、図3の例では、前ドア開手段FD1をソレノイド、前ドア閉手段FD2をモータ、前ドア閉時は、前ドアと前ドア閉手段FD2をワイヤFD3で構成したが、本構成に限定されるものではなく、自動的に前ドアを開閉する機構であれば、どのような機構でも採用することができる。これらの開閉制御は図示しないCPUとドライバによって行われ、例えば、画像形成装置Aからの用紙排紙ジョブ終了後、後述の自動下降トレイ予約により、トレイを自動下降させた後、スタッカ100の前ドアEが自動的に開放され、台車108を引き出すことができる。また、トレイ102を台車108まで自動下降させた後、前ドアE1を自動的に開け、一定時間経過後、開けた前ドアE1を閉じるようにすることもできる。
このようにトレイ102を台車108まで自動下降させた後、前ドアEを自動的に開放すると、ユーザは視覚的にジョブの終了を認識することができる。さらに、ユーザにとって前ドアEを開ける動作を省くことが可能となり、使用性の向上も図ることができる。また、前ドアEが開いたままの状態になると、外部からの風によりトレイ102上にスタックした用紙がずれる可能性があるため、一定時間経過後、自動的に前ドアEを閉めるようにする。これによりトレイ102上に積載された用紙の外部からの風によるスタックずれを防止することができる。
図5は画像形成装置A、スタッカ100、及び画像形成装置Aに対して印字情報を出力するPCからなるシステムの電気的構成を示すブロック図である。同図において、スタッカ100内には制御板PBが設けられ、制御板PB上にはCPU501が搭載されている。CPU501はROM502を備え、当該ROM502には予めスタッカ100の制御プログラムが書き込まれており、図示しないRAMをワークエリア及びデータバッファとして使用しながらCPU501はスタッカ100の各部の各種動作を制御する。
CPU501には、操作部Cのトレイ下降SW P100、ジャム解除SW P101、入口センサS1など各種制御における動作位置検出するセンサ群が接続されており、これらからCPU501に検出信号が入力される。また、画像形成装置Aの制御部500からもスタッカ100への動作要求、及び画像形成装置Aの動作情報などが入力され、スタッカ100からこれに対応する情報、あるいは画像形成装置Aが要求する情報などが画像形成装置Aの制御部500に出力される。CPU501には、トレイ昇降モータ107、その他用紙搬送、スタック制御などに用いるモータ群が接続されており、これら接続されたモータ群に動作信号を出力し、動作状況に応じて制御している。
さらに、前ドア開手段FD1、前ドア閉手段FD2、及び操作部C上のトレイ下降LED P102、ジャム解除LED P103、出力LED P104、満杯LED P105、エラーLED P106も接続されており、スタッカ100の動作状況により、前ドア開手段FD1、前ドア閉手段FD2を動作させ、操作部Cの表示部である各LEDを点灯し、点滅し、消灯するなどの動作の制御も行っている。
また、画像形成装置Aは、ネットワーク接続により、パーソナルコンピュータPC及びFAX(非図示)など画像形成装置Aに対して外部リモート可能な装置などの接続も可能で、PCなどの情報を画像形成装置Aへ印刷することも可能である。
図6は図2における用紙の搬送先の切り替え機構を示す図である。
同図において、切り替え機構には、前記下分岐爪120及び上分岐爪121が含まれる。両分岐爪120,121の構成は同一である。下分岐爪120の駆動源は、図5に示すように下分岐爪モータM120であり、下分岐爪120と下分岐爪モータM120は、歯車(非図示)などで連結されている。上分岐爪121の駆動源は、上分岐爪モータM121である。上分岐爪121と上分岐爪モータM121も歯車(非図示)などで連結されている。
図7は下分岐爪120近傍の拡大図であり、下分岐爪モータM120を回転させることにより、連結された下分岐爪120が下側に向き(図示時計方向)、ガイド板14から搬送された用紙が下分岐爪120の上面側を通過すると、用紙はガイド板11を通り上方の搬送経路L1をたどる。逆に、下分岐爪120が上を向くと、ガイド板14から送られてきた用紙は、下分岐爪120の下面側を通過するため、用紙はガイド板13を通り下方の搬送経路L3をたどる。上分岐爪121も下分岐爪120の動作と同様な動作をする。
このようなスタッカ100において、画像形成装置等から排出された用紙は矢印A方向から導入される。一般的に用紙積載装置(スタッカ)では、画像形成装置Aの操作部を操作することによってプルーフ排紙モード、ストレート排紙モード、及びシフト排紙モードの動作モードを選択することができる。この選択動作に応じて、スタッカ100側では、図2及び図3で説明したように下分岐爪120が上向きとなると、シフト排紙モードとなり、用紙は、トレイ102へ排紙され、下分岐爪120が下向きであって上分岐爪121下向きになると、プルーフ排紙モードとなり、用紙はプルーフトレイ101(図1におけるプルーフトレイFに同じ)へ、下分岐爪120が下向きであって上分岐爪121上向きになると、ストレート排紙モードとなり、用紙は、下流機側に排紙される。
図8はスタッカの操作部の一例を示す正面図である。同図において、操作部Cは装置本体の前側上面の正面から見て右側のユーザが右手で操作しやすい位置に設けられている。操作部Cには、トレイ下降SW P100、トレイ下降LED P102、ジャム解除SW P101、ジャム解除LED P103、出力LED P104、満杯LED P105、エラーLED P106が設けられている。トレイ下降SW P100は、用紙を積載したトレイを台車の位置まで下降するためのスイッチ、トレイ下降LED P102は、トレイ下降中に点灯若しくは点滅するLEDである。ジャム解除SWP 101は、用紙積載及び搬送時に、用紙がジャムし、ジャムした用紙を取り除く際に一度押すことで、トレイが少し下降し、ジャムした用紙を取り出しやすくするためのスイッチで、ジャム解除LED P103は、用紙積載及び搬送時にジャムすると、点灯若しくは点滅するLEDである。出力LED P104は、用紙を搬送及び積載中に点灯及び点滅したりするLEDで、満杯LED P105は、トレイ102上の用紙が満杯になると点灯及び点滅するLEDで、エラーLED P106は、スタッカ100がエラーすると点灯若しくは点滅するLEDである。
通常、用紙排紙ジョブ中、トレイ下降SW P100は1回押下するとジョブを強制終了し、トレイ102を台車108位置まで下降させる。ジョブ停止中も1回押下すると、トレイ102を台車108位置まで下降する。用紙排紙ジョブ終了後は、トレイ下降SW P100は1回押下すると、トレイ102を台車108位置まで下降させる。本実施形態では、ジョブ中、ジョブ停止中にトレイ下降SW P100を例えば1秒以上長押し状態にすると、ジョブ停止後、トレイ102を自動的に台車108位置まで下降させる動作の予約がセットできる。また、予約セット後、トレイ下降SW P100を例えば1秒以上長押し状態にすると予約がリセットされる。
このような構成にすることで、トレイ下降SW P100による強制停止のトレイ下降動作に影響を与えず、かつ誤動作させることなく、トレイ102を自動的に台車108位置まで下降させる動作の予約が可能となる。
図9は本実施形態におけるトレイ下降予約処理及び予約解除処理の処理手順を示すフローチャートである。
同図において、まず、トレイ下降SW P100がONしたかどうか判断し(ステップS1)、ONされていなければ終了し、ONされていればトレイ下降SW P100が1秒以上ONされたかどうかを判断する(ステップS2)。この判断で、1秒以上ONされていれば、ジョブ後のトレイ下降動作予約をセットし、かつ、トレイ下降LED P102を点滅動作させ(ステップS3)、ジョブ終了を待つ(ステップS4)。ジョブが終了し、あるいは、ステップS2で、トレイ下降SW p100のON時間が1秒未満であれば、トレイ102を下降させ(ステップS5)、トレイ102が台車108位置まで下降するのを待つ(ステップS6)。トレイ102が台車108位置まで下降したことが確認されると(ステップS6:Yes)、トレイ102が台車108位置まで完全に下降しているので、トレイ下降動作予約を解除し、トレイ下降LEDP102を消灯させる(ステップS7)。
このように処理すると、スタッカ100側に用紙積載ジョブ前若しくはジョブ中に、トレイ102をジョブ終了後に自動的に台車108まで下降させる予約ができる。その際、トレイ下降SW P100の長押ししなければ、予約完了とならないので、誤操作を防止することができる。すなわち、ジョブ中若しくはジョブ終了後、トレイ下降SW P100を1秒長押しすることにより予約セットが完了するので、トレイが下降するまでの時間待つ必要がなくなり、ユーザの待ち時間を最小限にすることができる。さらに、簡単な操作で下降予約ができるので、使用性の向上も図ることができる。
図10はスタッカの操作部を操作することにより用紙排出口を変更する処理の処理手順を示すフローチャートである。
同図において、まず、ジャム解除SW P101がONしたかどうか判断し(ステップS11)、ONしてなければ終了し、ONしていれれば、用紙ジャムかどうかを判断する(ステップS12)。この判断で用紙ジャムでなければ、さらに、ジャム解除SW P101が1秒以上ONされたかどうかを判断し(ステップS13)、1秒以上ONしていなければ終了し、1秒以上ONしていれば、今度はトレイ下降SW P100が1秒以上ONされたかどうかを判断する(ステップS14)。この判断で1秒以上ONしていなければ、排紙先を(シフト)トレイ102(第3の搬送路L3)からプルーフトレイ101(第1の搬送路L1)へ(ステップS16)、1秒以上ONしていれば、(シフト)トレイ102(第3の搬送路L3)から下流機へのストレート排紙(第2の搬送路L2)へ(ステップS15)させる。
一方、ステップS12で用紙ジャムと判断されれば、トレイ102を所定位置、例えば予め設定されたジャム処理位置まで下降させ(ステップS17)、ジャムが解除されたかどうかを判断する(ステップS18)。この判断でジャム解除されていなければ、ジャム解除までループしてジャム解除を待ち(ステップS18)、ジャム解除していれば、あるいはジャム解除した時点でトレイ102をステップS17で下降させる前の所定の位置まで上昇させ(ステップS19)、排紙先をトレイ102とする。
これにより、排紙先はジャム解除SW P101及びトレイ下降SW P100の操作の組み合わせによってトレイ102、プルーフトレイ101、あるいは下流機にそれぞれ選択され、設定される。
このように処理すると、スタッカ100の操作部Cのスイッチを操作することによって、排紙先(用紙排紙口)を変更することができる。これにより、仮にユーザが画像形成装置Aの操作時に排紙口の設定を間違えても、スタッカ100の操作部Cのスイッチを操作することにより、用紙排紙口を変更できるため、用紙排紙ジョブをいちいち停止する必要がなくなる。その結果、操作性及び使用効率の向上を図ることが可能となる。
図11は画像形成装置が外部からリモート可能な装置に接続され、リモート可能な装置より、画像形成装置に印刷設定する際に、ジョブ終了後、スタッカのトレイを自動下降させる処理の処理手順を示すフローチャートである。
同図において、画像形成装置が外部からリモート可能なPCあるいはFAXなどよりスタッカ(スタッカ)B1へ排紙設定する際に、スタッカ100への排紙ジョブ終了後、トレイを自動下降させるかどうかをPCから選択する(ステップS21)。この選択で自動下降させない場合、そのまま処理を終える。一方、自動下降させる場合には、スタッカ100側で、PC−画像形成装置Aを経由して、ジョブ後トレイ自動下降命令を受信する(ステップS22)。次いで、ジョブ後のトレイ下降動作予約をセットし、かつ、トレイ下降LED P102を点滅動作させる(ステップS23)。この状態でジョブの終了を判断し(ステップS24)、ジョブが終了していなければループし、ジョブが終了していれば、あるいはジョブが終了した時点でトレイ102を台車108位置まで下降させる(ステップS25)。
そして、トレイ102が台車108位置まで下降したかどうか判断し(ステップS26)、台車108位置まで下降すると(ステップS26:Yes)、トレイ102が台車108位置まで完全に下降しているのでトレイ下降動作予約を解除し、トレイ下降LEDP102を消灯させる(ステップS27)。
このような処理が可能となることにより、スタッカ100の操作部Cを操作することなくトレイ自動下降予約ができるので、スタッカ100の使用性の向上を図ることができる。また、トレイ自動下降の予約表示が行われるので、ユーザはトレイ自動下降予約の有無を即座に判断することが可能となり、使用性の向上を図ることができる。
図12は一度ジョブ終了後のトレイ自動下降の予約を行うと、予約解除されるまでトレイ自動下降予約機能を保持してトレイ下降処理を行う処理手順を示すフローチャートである。
同図において、この処理手順では、最初にトレイ下降SW P100がONしたかどうか判断し(ステップS41)、ONしていれば、さらに、トレイ下降SW P100が1秒以上ONされたかどうかを判断する(ステップS42)。1秒以上ONされていれば、ジョブ後のトレイ下降動作予約がされているどうかをチェックする(ステップS43)。トレイ下降動作予約済み(予約セット状態)であれば、ジョブ後のトレイ下降動作予約解除を行い、トレイ下降LED P102の点滅動作を解除して(ステップS44)ステップS41に戻り、ステップS41からの処理を繰り返す。
一方、予約済みでなければ、ジョブ後のトレイ下降動作予約をセットし、かつ、トレイ下降LED P102を点滅動作させ(ステップS45)、ジョブの終了を判断し(ステップS46)、ジョブが終了していなければ、ステップS41からの処理を繰り返す。そして、ジョブが終了した時点で、トレイ102を下降させ(ステップS47)、トレイ102が台車108位置まで下降すると(ステップS48:Yes)、トレイ下降LEDを消灯し(ステップS49)、処理を終える。
他方、前記ステップS41でトレイ下降SW P100がONされていなければ、ジョブ後トレイ下降予約が済んでいるかどうかを判断し(ステップS50)、済んでいなければステップS41に戻って同様の処理を繰り返し、済んでいれば、ステップS46でジョブの終了を待つ。また、ステップS42でトレイ下降SW P100が1秒以上ONされていなければ、トレイ下降予約ではないと判断して、ステップS47にスキップし、トレイ102を下降させる。
このように処理すると、ジョブ毎にトレイ下降予約を行う必要がなくなり、ユーザの使用性を向上させることができる。
なお、図9、図10、及び図12のフローチャートに示した処理は、スタッカ100のCPU501がROM502に格納されたプログラムに基づいて実行するものであり、図11のフローチャートに示した処理は、PCからの指示を、画像形成装置Aを介してスタッカ100のCPU501が受け取り、その指示に従ってROM502に格納されたプログラムに基づいて実行するものである。
前にも触れたが、図6は図2に示したスタッカ100の排紙方向を示す図で、図1の上部の搬送経路を示している。ここでは、第1の搬送路L1がプルーフ排紙モードのときの排紙経路を、第2の搬送路L2がストレート排紙モードのときの排紙経路を、第3の搬送路L3がシフト排紙モードのときの排紙経路をそれぞれ示す。
プルーフ排紙モードは、第1の搬送路L1を通して、プルーフトレイ101上にシートを導いてスタックする動作モードである。プルーフ排紙モードでは、シートは搬送ローラ1,2,3,4によって搬送され、プルーフトレイ101に排紙される。入口センサS1及びプルーフ排紙センサS4によってシートの通過が検知される。プルーフトレイ101にシートが積載され、満杯検知センサS5の位置までシートが積載されると、プルーフトレイ101に積載されたシートが取り除かれるまでジョブが一時停止する。
ストレート排紙モードは、第2の搬送路L2を通して、本スタッカ100の後段に備えられた第2のスタッカ、後処理装置、製本装置、フィニッシャなどの他の装置にシートを導く動作モードである。ストレート排紙モードでは、シートは搬送ローラ1,2,5,6,7,8,9,10によって搬送され、後段の装置に送られる。入口センサS1、シート検知センサS6,S7によってシートの通過が検知される。
シフト排紙モードは、第3の搬送路L3を通して、(シフト)トレイ102上にシートを排出してスタックする動作モードである。シフト排紙モードにおいては、トレイ102上の異なるシフト位置にシートをスタックする。シフト排紙モードでは、シートは搬送ローラ1、シフト排紙ローラ111によって搬送され、トレイ102に排紙される。入口センサS1及びシフト排紙センサS2によってシートの通過が検知される。
シフトトレイ102は、昇降可能なエレベータ103上に載置されている。前述のようにエレベータ103の四隅は、計4本のタイミングベルト104によって吊られており、それぞれのタイミングベルト104は対応する計4つのタイミングプーリ105に巻き付けられている。それらのタイミングプーリ105はウォームギヤ106と複数のギヤから構成される歯車列107によって連結されており、トレイ昇降モータ107の駆動力によって同期的に回転駆動されることによって、シフトトレイ102を保持した状態でエレベータ103を昇降させる。本実施例における昇降駆動機構では、動力伝達系統がウォームギヤ106を介しているため、トレイ下降モータ107が停止した位置でシフトトレイ102を一定位置に保つことができる。
昇降駆動機構の駆動により、昇降機構のエレベータ103が最下位置近傍まで下降したときに、シフトトレイ102が台車109上に載置され、エレベータ103がさらに降下することにより、エレベータ103による拘束が解除され、そのシフトトレイ102と共に、その上に積載されたシートを台車109によって搬出することができる。
110は、第3の搬送路L3中の搬送ローラ111に連動して回転するパドルであり、シフトトレイ102上若しくはシフトトレイ102上に積載されたシート束上に排出されるシートの後端部を叩いて下方に押し付ける。また、シフトトレイ102上に積載されたシートの上面と先端部が当接するようにフィラー115が設けられており、シートの積載面が高くなるとフィラー115を押し上げる。光学式の紙面センサS3は、フィラー115の動きに基づいて、シフトトレイ102上におけるシートのスタック高さを検出する。このような検知機構と昇降機構を備えているので、本実施形態に係るスタッカ100では、紙面センサS3がONとなっているときは、トレイ昇降モータ107によってシフトトレイ102を下降させ、紙面センサS3がOFFとなってからトレイ昇降モータ107を停止させる。従って、シフトトレイ102上にスタックされたシートによって、紙面センサS3がONとなる毎に、シフトトレイ102が所定距離ずつ下降することになる。これにより、シフトトレイ102の最上位のシートの上面と搬送ローラ111と従動ローラ113のニップとの距離は、常に一定の範囲内に収まるようになっている。
図13は先端揃え機構を示す斜視図である。同図において、先端揃え機構70は、トレイ102上に排出されるシートの先端部を揃えるための機構であり、シート搬送方向と平行な方向である矢印H1,H2方向に位置調整可能な先端ストッパ71を備えている。先端ストッパ71はスライダ72に取り付けられており、スライダ72は、図13のように、軸心が矢印H1,H2方向に延びて配置された一対のシャフト73にスライド可能にガイドされている。スライダ72は、プーリ74,75の間に掛け渡されたベルト76に連結されている。そして、モータ77によってベルト76を駆動することにより、スライダ72は先端ストッパ71と共に矢印H1,H2方向に移動し、先端ストッパ71の位置が調整される。
スライダ72には遮蔽板78が備えられており、先端ストッパ71がホームポジションに移動したときに、遮蔽板78が光学式のホームポジションセンサS13によって検出される。
図14ないし図16はメインジョガー機構を示す図で、図14はシート排紙方向から見たメインジョガー機構の正面図、図15はメインジョガー機構の斜視図、図16はメインジョガーの斜視図である。これらの図において、メインジョガー機構部200は、幅方向(用紙排出方向と垂直で水平な方向)の移動を制御するステッピングモータ201、202と、上下方向移動を制御するステッピングモータ203と、ステッピングモータ203のギヤに噛合するギヤ204と、ギヤ204が取り付けられる回転軸205と、回転軸に平行な駆動軸206と、駆動軸206に連結された第1及び第2のスライダ207F,207Rと、これら第1及び第2のスライダ207F,207Rを検出するセンサS6F,S6Rと、回転軸205の回転状態を示すギヤ204に備えられたフィラー208と、そのフィラー208を検出するセンサS7とから構成されており、第1及び第2のメインジョガー210F,210Rを両者間が広狭になるように、またこれらを上下するように動かす。センサS7にてフィラー208を検知した位置がホームポジションであり、第1及び第2のメインジョガー210F,210Rは下がった状態である。なお、本実施形態では、装置の手前側に位置する各部にはFの添え字を、奥側に位置する各部にはRの添え字を付し、区別している。
第1及び第2のメインジョガー210F,210Rは板状体からなり、それぞれに設けられた第1及び第2の揃え部211F,211Rはこれらメインジョガー210F,210Rの最下部に位置し、互いの対向面は前記シフト方向Gと直交する平坦面からなる。
このように第1及び第2の揃え部211F,211Rを、互いの対向面がシフト方向G1,G2と直交する平坦面で構成したことにより、第1及び第2のメインジョガー210F,210Rをシフト方向G1,G2に移動することによって、トレイ102上に積載されたシートの端面に第1及び第2の揃え部211F,211Rを確実に接離させ、シート束を揃えることができる。
図16に示すように、第1及び第2のメインジョガー210F,210Rは、図2に示した搬送ローラ111から排出されたシートをこれら第1及び第2のメインジョガー210F,210Rの対向間隔内に導く際に排出される用紙との干渉を避けるために、第1及び第2の揃え部211F,211Rの上方部分が、これら揃え部211F,211Rの対向間隔よりも広い間隔で形成された段状の第1及び第2の逃げ部212F,212Rを備えている。第1及び第2のメインジョガー210F,210Rは、それぞれ第1及び第2のスライダ207F,207Rにより根元を挟み込み押さえ付けるように構成されており、第1及び第2のスライダ207F,207Rの位置によって第1及び第2のメインジョガー210F,210Rが所定状態以上には下に垂れ下がらないようになっているが、上方向には自在に動くことができる。
第1及び第2のメインジョガー210F,210Rは、搬送ローラ111から排出されるシートを受け入れるときには、受け入れ可能な所定の間隔をあけた受け入れ位置で対向した状態で待機している。この状態で、シートが搬送ローラ111から排出されトレイ102上に積載される毎に受け入れ位置から対向間隔をせばめ、シート端面に当接する位置まで移動したのち、対向間隔を広げるように移動し、前記受け入れ位置に復帰する。この一連の揃え動作をシート排紙1枚毎に繰り返すことにより用紙の端面を揃える。
搬送ローラ111は用紙毎に用紙搬送方向を直交し、奥側の方向に10mmシフト動作を繰り返しながら第1の用紙束を構成する所定枚数の排出を終了した後、手前側の方向に10mmシフト動作を繰り返し、次用紙束を積載していく。シフト方向切り替えの際、第1及び第2のメインジョガー210F,210Rが退避回転位置に移動することにより揃え部材退避状態となり、この退避状態のもとで搬送ローラ111はシフト動作を行う。
例えば、搬送ローラ111が第1のメインジョガー210F側にシフトする場合、第2のメインジョガー210Rはシフトトレイ102上に積載された排出用紙奥側面かつ前の「部」の用紙束上に当接する位置に配置されることとなる。前記第1のメインジョガー210Fはシフトトレイ102上に積載されている用紙手前側面に位置し、上下位置としてはホームポジションをとっている。搬送ローラ111のシフト動作が逆方向になる毎に回転軸205を、回転軸205に取り付けられた第1及び第2のアーム209F,209R(図15)が第1及び第2のメインジョガー210F,210Rの根元を下に押し付ける方向に回転させることにより退避位置へ移動させる。シフト動作が発生する毎に反対側の揃え部材を前の「部」の用紙束上に当接させる(乗せる)ようにし、排出された用紙束を揃えていく。このとき、第1及び第2のメインジョガー210F,210Rによって用紙がずれない摩擦係数に設定することによって用紙を安定して揃えることができるようにしている。
第1及び第2のメインジョガー210F,210Rの退避量については、センサS6F,S6Rによってフィラー208を検出するホームポジションからの退避量となるため、上昇量としては常に一定の量となる。ホームポジションから排出束最上位面+αの移動(上昇)をさせないと、シフト動作してくる積載された用紙束と干渉(接触)して、揃え束が崩れてしまうこととなる。+αは最上位位置までの間のある位置となるが、α値が大きければ排出用紙のカール及び折りによる膨らみに対応する余裕度が増える。しかし、紙間が詰まった場合の次用紙受け入れに際しての復帰時間もかかってしまうことになる。
図17はサブジョガー機構部を示す斜視図である。サブジョガー機構部300は、シフトトレイ102上に排出されるシートの先端部を揃えるための機構であり、ステッピングモータ301によって幅方向に位置調整可能な第1及び第2のサブジョガー310F,310Rを備えている。第1及び第2のサブジョガー310F,310Rはそれぞれ第1及び第2のスライダ311F,311Rに取り付けられており、第1及び第2のスライダ311F,311Rは、軸心をシートの幅方向に沿って配置した2本の平行なシャフト302,303にスライド可能にガイドされている。第1及び第2のスライダ311F,311Rは、第1及び第2のプーリ304,305の間に掛け渡されたベルト306に連結されている。
この構成で、ステッピングモータ301によってベルト306が駆動されることにより、第1及び第2のスライダ311F,311Rが第1及び第2のサブジョガー310F,310Rと共に幅方向に移動する。第2のスライダ311Rがホームポジションに移動したときに、図示しない光学式のホームポジションセンサによって検出される。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された発明の技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。
100 スタッカ
102 トレイ
108 台車
501 CPU
A 画像形成装置
B1,B2 用紙後処理装置(用紙積載装置)
C 操作部
E 前ドア
FD1 ドア開手段
FD2 ドア閉手段
P100 トレイ下降SW
P101 ジャム解除SW
P102 トレイ下降LED
PC パーソナルコンピュータ(リモート可能な装置)
特開平9−44051号公報 特開平8−201936号公報

Claims (7)

  1. 搬送されてきた用紙を積載するトレイと、
    前記トレイを昇降させるトレイ昇降手段と、
    昇降するトレイが最下位置に位置したときに載置される台車と、
    を有し、前記台車を介して用紙が積載されたトレイを取り出す用紙積載装置であって、
    予め設定した操作が行われたとき、用紙搬送及び用紙積載ジョブ終了後に前記トレイを自動的に台車まで下降させるジョブを予約し、又は前記用紙積載装置に設けられている複数の排紙先のうちのいずれかを選択して用紙を排紙させるトレイ下降スイッチ及びジャム解除スイッチと、
    を備え、
    前記予め設定された操作が前記トレイ下降スイッチ及びジャム解除スイッチのON操作及び長押し操作であり、
    前記トレイ下降スイッチが長押し操作されたとき、前記用紙搬送及び用紙積載ジョブ終了後に前記トレイを自動的に台車まで下降させるジョブを予約し、
    前記ジャム解除スイッチがON操作されたとき、用紙ジャムか否かを判断し、
    用紙ジャムである場合には、前記トレイを所定位置まで下降させてジャム処理を実行し、ジャム処理終了後に前記トレイを、当該トレイを下降させる前の位置まで上昇させて当該位置を前記用紙の排紙先とし、
    用紙ジャムでない場合には、前記ジャム解除スイッチの押圧時間と前記トレイ下降スイッチの押圧時間とに基づいて前記用紙載置装置内の他のトレイあるいは下流側の機器のいずれかを前記用紙の排紙先として選択すること
    を特徴とする用紙積載装置。
  2. 請求項1に記載の用積載装置であって、
    前記トレイ及び前記台車を収納する空間を閉鎖するドア手段と、
    前記ドア手段を開閉させるドア開閉手段と、
    前記トレイの昇降動作及び前記ドア開閉手段の開閉動作を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、搬入されてきた用紙の排紙ジョブ終了後、前記トレイを自動的に前記台車まで下降させるジョブが予約されていたときは、前記トレイを自動下降させた後、前記ドア手段を自動的に開放させること
    を特徴とする用紙積載装置。
  3. 請求項2記載の用紙積載装置であって、
    前記制御手段は、前記ドア手段を自動的に開放させた後、予め設定した時間が経過すると、前記開放されたドア手段を閉鎖すること
    を特徴とする用紙積載装置。
  4. 請求項1に記載の用紙積載装置であって、
    前記トレイ下降スイッチによって予約されたときにその旨表示する表示手段を備えていること
    を特徴とする用紙積載装置。
  5. 請求項1に記載に用紙積載装置であって、
    前記トレイ下降スイッチによってジョブが予約された後、予約解除されるまで前記予約保持する制御手段を備えていること
    を特徴とする用紙積載装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の用紙積載装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項に記載の画像形成装置であって、
    前記画像形成装置が外部からリモート可能な装置に接続され、リモート可能な操作部から、用紙搬送及び用紙スタックジョブ終了後に、前記トレイを自動的に台車まで下降させるジョブを予約する手段を備えていること
    を特徴とする画像形成装置。
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