JP5563385B2 - レイアウトパタン生成装置及びレイアウトパタン生成方法 - Google Patents

レイアウトパタン生成装置及びレイアウトパタン生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5563385B2
JP5563385B2 JP2010142527A JP2010142527A JP5563385B2 JP 5563385 B2 JP5563385 B2 JP 5563385B2 JP 2010142527 A JP2010142527 A JP 2010142527A JP 2010142527 A JP2010142527 A JP 2010142527A JP 5563385 B2 JP5563385 B2 JP 5563385B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
graphic
layout pattern
effective area
terminal
pattern generation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010142527A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012008694A (ja
Inventor
幸男 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lapis Semiconductor Co Ltd
Original Assignee
Lapis Semiconductor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lapis Semiconductor Co Ltd filed Critical Lapis Semiconductor Co Ltd
Priority to JP2010142527A priority Critical patent/JP5563385B2/ja
Priority to US13/162,079 priority patent/US9117048B2/en
Publication of JP2012008694A publication Critical patent/JP2012008694A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5563385B2 publication Critical patent/JP5563385B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/30Circuit design
    • G06F30/39Circuit design at the physical level
    • G06F30/392Floor-planning or layout, e.g. partitioning or placement
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/30Circuit design
    • G06F30/39Circuit design at the physical level
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/30Circuit design
    • G06F30/36Circuit design at the analogue level
    • G06F30/367Design verification, e.g. using simulation, simulation program with integrated circuit emphasis [SPICE], direct methods or relaxation methods
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/30Circuit design
    • G06F30/39Circuit design at the physical level
    • G06F30/394Routing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2119/00Details relating to the type or aim of the analysis or the optimisation
    • G06F2119/18Manufacturability analysis or optimisation for manufacturability

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Description

本発明は、半導体集積回路(LSI)の製造方法の一部であるレイアウト設計に用いる素子のレイアウトパタン生成装置及びレイアウトパタン生成方法に関するものである。
一般に、LSI設計において、LSIを構成するトランジスタや抵抗等の基本素子のレイアウトを作成する場合には、作図装置を用いてマスク工程に対応するレイアウト用の作図レイヤに手作業でレイアウトパタンを書くか、又は、使用するマスク層、その構造、及び構造上の相対的位置関係を示す数値(設計基準)を予め詳細に指定してレイアウトパタンを生成させるレイアウトパタン生成装置を開発していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−330970号公報
しかしながら、作図装置を用いた手作業によるレイアウトパタン作成は、非常に多くの時間を要する上に、作成ミスが発生しやすいので、作成ミスの解析にも多くの時間を要するという問題があった。
また、従来のレイアウトパタン生成装置は汎用性が低く、プロセス毎にマスク工程(使用作図層)が変わったり、素子構造や設計基準が異なったりする場合には、新規にレイアウトパタン生成装置を開発する必要があり、多大な開発時間を要するという問題があった。また、上記特許文献1の方法は、プロセスルールが異なる素子レイアウトを生成する際に、レイアウトパタン生成装置で使用する定義データを変えることによって対応することを提案しているが、定義データの変更では対応できないケースがあり、また、定義データの生成に非常に多くの労力及び時間を要するという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、レイアウトパタン生成の時間の短縮を図ることができ、汎用性の高いレイアウトパタン生成装置及びレイアウトパタン生成方法を提供することにある。
本発明の一態様に係るレイアウトパタン生成装置は、半導体集積回路を構成する素子の個々のレイアウトパタンを生成するレイアウトパタン生成装置であって、格納部と、基本図形生成部と、表示装置と、操作入力部とを有し、前記格納部は、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形に対する、当該レイアウトパタン生成対象素子の端子図形の相対的な位置を記述するデータである端子図形の相対位置情報と、前記有効領域図形及び前記端子図形から成る基本図形の調整値を記述するデータであり、前記有効領域図形の幅、前記有効領域図形の高さ、及び前記端子図形と前記有効領域図形との間隔を含む図形の調整値情報と、を格納し、前記基本図形生成部は、前記端子図形の相対位置情報と前記図形の調整値情報とに基づいて、前記レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形及び端子図形を生成し、前記表示装置は、生成された前記有効領域図形及び前記端子図形を表示し、前記図形の調整値情報は、前記操作入力部からの入力に基づいて変更されることを特徴としている。
本発明の一態様に係るレイアウトパタン生成方法は、半導体集積回路を構成する素子の個々のレイアウトパタンを生成する装置が実行するレイアウトパタン生成方法であって、操作入力部から入力された、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形に対する、当該レイアウトパタン生成対象素子の端子図形の相対的な位置を記述するデータである端子図形の相対位置情報と、前記有効領域図形及び前記端子図形から成る基本図形の調整値を記述するデータであり前記有効領域図形の幅、前記有効領域図形の高さ、及び前記端子図形と前記有効領域図形との間隔を含む図形の調整値情報と、に基づいて、前記レイアウトパタン生成対象素子の前記有効領域図形及び前記端子図形を生成するステップと、生成された前記有効領域図形及び前記端子図形を表示装置に表示するステップと、を有することを特徴としている。
本発明に係るレイアウトパタン生成装置及びレイアウトパタン生成方法によれば、レイアウトパタン生成の時間の短縮を図ることができ、汎用性を高めることができるという効果がある。
本発明の第1乃至第3の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置の構成を概略的に示すブロック図である。 第1の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置の構成及び動作を示す説明図である。 第1の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合に、端子図形の相対位置情報として記述されている情報の一例を示す図である。 第1の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合に、図形の調整値情報として記述されている情報の一例を示す図である。 第1の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合に、端子図形・素子有効領域図形として生成された図形の一例を示す図である。 第1の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合に、付加図形の相対位置情報における図形の相対位置の起点の一例を示す図である。 第1の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合に、付加図形生成部により生成される第1の作図層の定義例を示す図である。 第1の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合に、付加図形生成部により生成される第2の作図層の定義例を示す図である。 第1の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合に、付加図形生成部により生成される第3の作図層の定義例を示す図である。 第1の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合に、付加図形生成部により生成される第4の作図層の定義例を示す図である。 第1の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合に、調整値変更後の付加図形の形状を示す図である。 第1の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合に、調整値変更後の付加図形の他の形状を示す図である。 第2の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置の構成及び動作を示す説明図である。 第2の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合の分割例を示す図である。 第2の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、レイアウトパタン生成対象素子が抵抗素子である場合の分割例を示す図である。 第2の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、分割されたMOSトランジスタについての素子の並び図形の生成例を示す図である。 第2の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、分割された抵抗素子についての素子並び図形の生成例を示す図である。 第2の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合のレイアウトパタンの生成例を示す図である。 第2の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合であって、図18で指定された付加図形が、図16のような分割をされて生成された有効領域と端子図形に対して生成された付加図形の例を示す図である。 第2の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、調整値により素子の有効領域と端子図形の間隔を広げた場合の例を示す図である。 第3の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置の構成及び動作を示す説明図である。 第3の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、指定された付加図形を含む図形の一例を示す図である。 第3の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、第1の付加図形生成部により生成した付加図形を含む図形の一例を示す図である。 第3の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、第2の付加図形生成部により生成した付加図形を含む包含図形の一例を示す図である。 第3の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、指定された付加図形を含む図形の他の例を示す図である。 第3の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、第1の付加図形生成部により生成した付加図形を含む図形の他の例を示す図である。 第3の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置において、第2の付加図形生成部により生成した付加図形を含む包含図形の他の例を示す図である。
図1は、本発明の第1乃至第3の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置(すなわち、第1乃至第3の実施形態に係るレイアウトパタン生成方法を実施することができる装置)の構成を概略的に示すブロック図である。
図1に示されるレイアウトパタン生成装置は、半導体集積回路装置(LSI)の製造のために半導体基板に形成される基本素子のレイアウト設計(すなわち、半導体集積回路のレイアウトの作図)において用いられる装置(すなわち、レイアウトパタン作図装置)である。図1に示されるレイアウトパタン生成装置は、半導体チップ内の複数の素子のレイアウトではなく、各素子(素子単体)の構成のレイアウトを生成する装置である。
図1に示されるレイアウトパタン生成装置は、例えば、CPUなどから構成されるデータ処理装置1と、ハードディスク装置などの格納部2と、半導体メモリなどの記憶部3と、キーボード及びマウスなどの操作入力部5と、液晶モニターなどの表示装置6と、インストールされたプログラムを格納するハードディスク装置などのプログラム格納部7とから構成される。図1に示されるレイアウトパタン生成装置は、例えば、インストールされたプログラムに基づいて動作するコンピュータシステムである。レイアウトパタン生成装置のプログラムは、インストール用プログラムが記録された光ディスクなどの情報記録媒体8からインストールすることができる。また、格納部2及びプログラム格納部7は、別個のハードディスク装置、又は、同一のハードディスク装置の異なる記録領域のいずれであってもよい。
〈第1の実施形態〉
図2は、第1の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置の構成及び動作を示す説明図である。第1の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置は、半導体集積回路(LSI)の製造方法の一部であるレイアウト設計に用いる素子のレイアウトパタン生成装置である。
図2において、基本図形生成部(すなわち、端子図形及び素子有効領域図形生成部)11及び付加図形生成部12は、例えば、図1のデータ処理部1の一部として構成することができる。ただし、素子有効領域図形生成部11及び付加図形生成部12は、それぞれ独立したデータ処理装置であってもよい。また、図2において、端子図形の相対位置情報21、図形の調整値情報22、基本図形(すなわち、端子図形・素子有効領域図形)23、及びレイアウトパタン生成対象素子の全図形25の各情報は、例えば、図1の格納部2又は記憶部3に記憶される情報である。
図2において、端子図形の相対位置情報21は、レイアウトパタン生成対象素子として有効な領域(有効領域)の図形(有効領域図形)に対して、このレイアウトパタン生成対象素子の端子の領域(単に「端子」とも言う)の図形(端子図形)の相対的な位置を記述するデータである。例えば、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合の有効領域図形は、ゲートとしての効果を得ることができる領域の図形であり、レイアウトパタン生成対象素子が抵抗素子である場合の有効領域図形は、抵抗体として機能する領域の図形である。
図2において、図形の調整値情報22は、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形の調整値を記述するデータである。レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形の調整値は、例えば、有効領域図形の幅、有効領域図形の高さ、有効領域図形と端子図形との距離等である。
基本図形生成部11は、端子図形の相対位置情報21と図形の調整値情報22とに基づいて、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形と端子図形を生成する装置である。
図2において、端子図形・素子有効領域図形23は、基本図形生成部11によって生成された、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形と端子図形を含む図形データである。
図2において、付加図形の相対位置情報24は、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形及び端子図形の双方以外であって、レイアウトパタン生成対象素子を製造するために必要となるマスクパタンとなる全ての図形について、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形及び/又は端子図形に対する相対位置を記述するデータである。
付加図形生成部12は、端子図形・素子有効領域図形23と付加図形の相対位置情報24とに基づいて、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形及び端子図形の双方以外の、当該レイアウトパタン生成対象素子に関する図形を自動発生させる装置である。
図2において、素子の全図形25は、レイアウトパタン生成対象素子について基本図形生成部11が生成した有効領域図形及び端子図形、並びに、付加図形生成部12が生成した図形を含むデータである。
表示装置6は、レイアウトパタン生成対象素子の全図形25に基づく画像を表示する装置である。操作入力部5は、表示装置6の画面を見ながら使用者によって操作される入力部であり、例えば、図形の調整値情報が入力される。
図3は、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合に、端子図形の相対位置情報21として記述されている情報の一例を示す図である。図3に示されるように、端子図形の相対位置情報21には、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形(例えば、図形211)に対する、当該レイアウトパタン生成対象素子の全ての端子図形(例えば、図形212,213)の相対位置情報(例えば、214〜217)が記述されている。
図4は、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合に、図形の調整値情報22に記述されている情報の一例を示す図である。図4に示されるように、図形の調整値情報22には、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形(例えば、図形211)の調整値が記述されている。具体的には、図形の調整値情報22に、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形の幅(例えば、距離221)、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形の高さ(例えば、距離222)、端子Aの端子図形と有効領域図形との間隔(例えば、距離223)、端子Bの端子図形と有効領域図形との間隔(例えば、距離224)が記述されている。また、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形の調整値のそれぞれは、初期状態において、作図基準値の最小値が記述されている。
図5は、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合に、端子図形・素子有効領域図形23として生成された図形の一例を示す図である。図5に示されるように、基本図形生成部11は、端子図形の相対位置情報21及び図形の調整値情報22の情報を参照して、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形及び全ての端子図形を生成し、生成された図形のデータを端子図形・素子有効領域図形23として出力する。なお、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形及び端子図形の組からなる図形群を、「基本図形」とも言う。
図6は、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合に、付加図形の相対位置情報24において用いられる、図形の相対位置の起点の一例を示す図である。付加図形の相対位置情報24には、素子の基本図形(有効領域図形と端子図形)以外で発生させる全ての図形について、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形及び/又は端子図形に対する相対位置が記述されている。相対位置は、発生させたい矩形の図形のそれぞれの辺が、どの位置を基点にしてどれだけの距離にあるかの組み合わせにより記述される。図6に示される例では、基点の種類は、上下方向ではレイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形の上端TOP及び下端BTMの2種類、左右方向では端子Aの端子図形212の左右端SL,SR及び端子Bの端子図形213の左右端DL,DRと、有効領域図形211の左右端GL,GRの6種類存在する。
図7は、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合に、付加図形生成部12により生成される第1の作図層L1の定義例を示す図である。第1の作図層L1の定義例では、第1の作図層L1の図形310の上端、下端、左端、右端が定義されている。図形310の上端は、有効領域図形211の上端TOPからの距離311で定義されており、図形310の下端は、有効領域図形211の下端BTMからの距離312で定義されている。また、第1の作図層L1の図形310の左端は、端子図形213の左端DLからの距離313で定義されており、図形310の右端は、端子図形213の右端DRからの距離314で定義されている。このような、第1の作図層L1の図形310の上端、下端、左端、右端の定義を、便宜的に、以下のように表記する。
「第1の作図層L1:
(TOP 311)、(BTM 312)、(DL 313)、(DR 314)」
なお、距離311〜314の値は、基本図形からの距離によって指定されるが、その際に生成する第1の作図層L1の図形の辺が基本図形に対して右方向又は上方向にある場合は、基本図形からの距離は正の値となり、左方向又は下方向の場合は負の値を指定する。図7においては、距離311,314は正の値であり、距離312,313は負の値である。
図8は、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合に、付加図形生成部12により生成される第2の作図層L2の定義例を示す図である。第2の作図層L2の定義例では、第2の作図層L2の図形320の上端、下端、左端、右端が定義されている。図形320の上端は、有効領域図形211の上端TOPからの距離321で定義されており、図形320の下端は、有効領域図形211の下端BTMからの距離312で定義されている。また、第2の作図層L2の図形320の左端は、有効領域図形211の左端GLからの距離323で定義されており、図形320の右端は、端子図形213の右端DRからの距離324で定義されている。このような、第2の作図層L2の図形320の上端、下端、左端、右端の定義を、便宜的に、以下のように表記する。
「第2の作図層L2:
(TOP 321)、(BTM 322)、(GL 323)、(DR 324)」
なお、距離321〜324の値は、基本図形からの距離によって指定されるが、その際に生成する第2の作図層L2の図形の辺が基本図形に対して右方向又は上方向の場合は、基本図形からの距離は正の値とし、左方向又は下方向の場合は負の値を指定する。図8においては、距離321,324は正の値であり、距離322,323は負の値である。
図9は、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合に、付加図形生成部12により生成される第3の作図層L3の定義例を示す図である。第3の作図層L3の定義例では、第3の作図層L3の図形330の上端、下端、左端、右端が定義されている。図形330の上端は、有効領域図形211の上端TOPからの距離331で定義されており、図形330の下端は、有効領域図形211の上端TOPからの距離332で定義されている。また、第3の作図層L3の図形330の左端は、端子図形212の左端SLからの距離333で定義されており、図形330の右端は、端子図形213の右端DRからの距離334で定義されている。このような、第3の作図層L3の図形330の上端、下端、左端、右端の定義を、便宜的に、以下のように表記する。
「第3の作図層L3:
(TOP 331)、(TOP 332)、(SL 333)、(DR 334)」
なお、距離331〜334の値は、基本図形からの距離によって指定されるが、その際に生成する第3の作図層L3の図形の辺が基本図形に対して右方向又は上方向の場合は、基本図形からの距離は正の値とし、左方向又は下方向の場合は負の値とする。図9においては、距離331,332,334は正の値であり、距離333は負の値である。
図10は、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合に、付加図形生成部12により生成される第4の作図層L4の定義例を示す図である。第4の作図層L4の定義例では、第4の作図層L4の図形340の上端、下端、左端、右端が定義されている。図形340の上端は、有効領域図形211の上端TOPからの距離341で定義されており、図形340の下端は、有効領域図形211の下端BTMからの距離342で定義されている。また、第4の作図層L4の図形340の左端は、端子図形212の左端SLからの距離343で定義されており、図形340の右端は、端子図形212の左端SLからの距離344で定義されている。このような、第4の作図層L4の図形340の上端、下端、左端、右端の定義を、便宜的に、以下のように表記する。
「第4の作図層L4:
(TOP 341)、(BTM 342)、(SL 343)、(DR 344)」
なお、距離341〜344の値は、基本図形からの距離によって指定されるが、その際に生成する第4の作図層L4の図形の辺が基本図形に対して右方向又は上方向の場合は、基本図形からの距離は正の値とし、左方向又は下方向の場合は負の値とする。図10においては、距離341は正の値であり、距離342,343,344は負の値である。
付加図形生成部12は、基本図形生成部11により生成された端子図形・素子有効領域図形23の図形から参照点の位置を求め、付加図形の相対位置情報24に記述されている全ての図形について、各辺の参照点と距離を元に実際の図形を生成する。付加図形生成部12は、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形及び端子図形の双方、並びに、付加図形生成部12が生成した当該レイアウトパタン生成対象素子に関する図形を合わせてレイアウトパタン生成対象素子の全図形25を生成し、生成されたレイアウトパタン生成対象素子の全図形を表示装置6に表示させる。
表示装置6は、レイアウトパタン生成対象素子の全図形25を表示する。表示装置6は、レイアウトパタン生成対象素子に対する調整値の指定を使用者が行うことを可能とする操作入力部(図1の符号5)を備えている。使用者は表示された素子に対して、必要に応じて調整値の変更を実施する。使用者によって変更された調整値により、図形の調整値情報22が更新される。基本図形生成部11は、調整値が反映された素子有効領域図形、及び端子図形を更新した、端子図形・素子有効領域図形23を出力し、さらに付加図形生成部12は更新された素子有効領域図形と端子図形に基づき付加図形を再度生成しなおし、調整値が反映された素子の全図形25を出力し、表示装置6に表示する。
図11及び図12は、基点の違いによる調整値変更後の付加図形の形状変化の例を示す図である。図12は、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形211と端子図形213の距離(図11の符号441)を調整値によって変化させた場合を例示している。図形の調整値情報22として記述されている調整値により、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形と端子図形の位置関係が変化する場合、付加図形生成部12によって生成される付加図形もその参照する基点の位置に応じて形状が変化する。付加図形生成部12は、基点が変化した場合であっても、基点からの距離を維持して付加図形を生成するため、調整値による変更前に同じ位置の辺を持つこととなる付加図形であっても、基点が異なることにより調整値による変更後の図形が異なる。
図11及び図12において、第1の作図層L1の定義例では、第1の作図層L1の図形410の、上端、下端、左端、右端が定義されている。図11及び図12において、第1の作図層L1の図形410の上端は、以下のように定義されている。
「第1の作図層L1:
(TOP 411)、(BTM 412)、(DL 413)、(DR 414)」
また、第2の作図層L2の図形420及び第3の作図層L3の図形430の上端、下端、左端、右端は以下のように定義されている。
「第2の作図層L2:
(TOP 421)、(BTM 422)、(GR 423)、(DR 424)」
「第3の作図層L3:
(TOP 431)、(BTM 432)、(GL 433)、(GR 434)」
図11における基点となる図形213の左端は、図形211の右端GRから距離441の位置にあるが、図12における基点となる図形213aの左端は、図形211の右端GRから距離441aの位置にある。このように、基点が変化した場合であっても、基点からの距離を維持して付加図形は生成されるが、調整値による変更前に同じ位置の辺を持つこととなる付加図形であっても、基点が異なることにより調整値による変更後の図形が異なる。
このように、基本図形生成部11は、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形と端子図形について、端子図形の相対位置情報21と図形の調整値情報22とからレイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形の幅、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形の高さ、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形とその端子の間隔を入力することにより、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形と端子図形について、予め準備された調整値による素子形状のバリエーションを発生する機能を持つ素子図形を生成する。また、通常、トランジスタや抵抗等の素子のレイアウト形状において、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形と端子図形との相対位置関係は、作図基準値やマスク工程に必要な作図層の形状に依存しない。そのため、基本図形生成部11は、作図基準値やマスク工程に必要な作図層の形状に依存しない。
また、付加図形生成部12は、基本図形生成部11で生成した素子の有効領域図形と端子図形の形状に対して、作図層と相対的な情報を与えるだけで様々な付加図形をいくつでも生成可能であるため、マスク構造が大きく異なる素子構造を持つ場合であっても、付加図形の相対位置情報24の記述内容を変更するだけで、容易に所望の素子の全図形を生成することができる。このように、付加図形生成部12も、作図基準値やマスク工程に必要な作図層の形状に依存しない。
また、操作入力部5により調整値を変更することによって、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形の形状や、有効領域図形と端子図形との間隔を変更すれば、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形及び端子図形の形状が自動的に変更され、それを基点として生成される付加図形が全てその変更に追従する。このように、第1の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置によれば、素子構造を維持したまま、操作入力部5により調整値の変更を行うだけで、素子全体の図形の変更を容易に行うことができる。
また、付加図形の相対位置情報24では、付加図形がどの基点を採用して記述するかによって調整値による素子構造の変化に対し、付加図形がどう追従するか、もしくは追従しないかを定義することが可能である。このため、調整値による変更が影響する図形、及び影響しない図形のいずれをも容易に生成することができる。
以上に説明したように、第1の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置及びレイアウトパタン生成方法によれば、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形と端子図形の形状と相対位置さえ同じ素子であれば、どのような作図基準値や作図層の形状であっても、端子図形と付加図形の相対位置の簡単な情報を入力するだけで、レイアウトパタン生成対象素子としてマスク工程に必要な作図層全体の図形を容易に生成することが可能である。また、第1の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置及びレイアウトパタン生成方法によれば、調整値を変更するだけで設計基準を遵守したまま作図層全体の図形の変更を容易に行うことができる。
〈第2の実施形態〉
図13は、第2の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置の構成及び動作を示す説明図である。図13において、図2に示される要素と同じ又は対応する要素には、同じ符号を付す。第2の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置は、素子の並び図形生成部13が追加されている点において、第1の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置と相違する。
素子の並び図形生成部13は、基本図形生成部11で生成された図形群を、一定の規則に従って分割して複数の素子として図形を生成し、それを並べた図形を生成する装置である。図13において、基本図形生成部11、付加図形生成部12、及び素子の並び図形生成部13は、例えば、図1のデータ処理部1の一部として構成することができる。ただし、基本図形生成部11、付加図形生成部12、及び素子の並び図形生成部13は、それぞれ独立したデータ処理装置であってもよい。
図13において、図形の調整値情報22は、素子の並び図形生成部13による素子の分割後の並びを生成するための、並び数(分割数)と、並ぶ素子数を考慮した場合の、1つの素子当たりの端子図形及び素子有効領域図形の形状の情報を持つ。図形の調整値情報22は、初期状態において、第1の実施形態において説明した情報に加え、素子の並び数は“1”であり、素子の各図形の形状は、並び数が“1”で素子としての必要な有効領域図形と端子図形を生成するための図形情報を持つ。第2の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置は、図形の調整値情報22に素子並び“1”が指定してある場合は、第1の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置と同じ動作をする。
操作入力部5により素子の並び数(分割数)が変更された場合等のように、図形の調整値情報22に1以上の分割数、及び分割後の素子の有効領域図形や端子図形の形状の情報が格納される場合について説明する。
基本図形生成部11は、分割された1つ分の素子についての基本図形を生成する。生成する図形の形状は、レイアウトパタン生成対象素子の種類によって異なるが、同じ種類の素子であれば形状を分割する方法は同じである。MOSトランジスタ及び素子が抵抗である場合の、分割前後の図形の例を以下に示す。
図14は、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合の分割例を示す図である。素子の並び図形生成部13は、基本図形生成部11で生成した素子の基本図形を、レイアウトパタン生成対象素子の種類によって決められた並びに並べた図形を生成する。図14には、有効領域図形511が3つの有効領域図形511a、511b,511cに分割され、端子図形512が3つの端子図形512a,512b,512cに分割され、端子図形513が3つの端子図形513a,513b,513cに分割に分割される場合が例示されている。
図15は、レイアウトパタン生成対象素子が抵抗素子である場合の分割例を示す図である。素子の並び図形生成部13は、基本図形生成部11で生成した素子の基本図形を、素子の種類によって決められた並びに並べた図形を生成する。図15には、有効領域図形611が3つの有効領域図形611a,611b,611cに分割され、端子図形612が3つの端子図形612a,612b,612cに分割され、端子図形613が3つの端子図形613a,613b,613cに分割に分割される場合が例示されている。
図16は、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合の素子の並び図形の生成例を示す図である。図16において、基本図形521a,521b,521c中の「F」の文字は、素子の向きを明示するために付されたものである。第2の実施形態において、付加図形生成部12は、素子の並び図形生成部13によって生成した、全ての素子の基本図形521a,521b,521cに対して、付加図形の相対位置情報24に記述されている全ての図形を生成する。図形を生成する際は、付加図形の相対位置情報24に記述されている相対位置に対して、レイアウトパタン生成対象素子の基本図形の向きが考慮された形状を生成する。このとき端子図形513aと端子図形513bとは互いに重なり合い、並びに、端子図形512bと端子図形512cとは互いに重なり合うように配置される。
図17は、レイアウトパタン生成対象素子が抵抗素子である場合の素子の並び図形の生成例を示す図である。図17において、基本図形621a,621b,621c中の「F」の文字は、及び、基本図形631a,631b,631c中の「F」の文字は、素子の向きを明示するために付されたものである。付加図形生成部12は、素子の並び図形生成部13によってレイアウトパタン生成対象素子を生成した、全ての素子の基本図形621a,621b,621c又は631a,631b,631cに対して、付加図形の相対位置情報24に記述されている全ての図形を生成する。図形を生成する際は、付加図形の相対位置情報24に記述されている相対位置に対して、レイアウトパタン生成対象素子の基本図形の向きが考慮された形状を生成する。
図18は、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合に、付加図形の相対位置情報24による第1の作図層L1の定義例を示す図である。第1の作図層L1の定義例では、第1の作図層L1の図形710の上端、下端、左端、右端が定義されている。図形710の上端は、有効領域図形211の上端TOPからの距離751で定義されており、図形710の下端は、有効領域図形211の下端BTMからの距離752で定義されている。また、第1の作図層L1の図形710の左端は、端子図形211の右端GRからの距離753で定義されており、図形710の右端は、端子図形213の左端DLからの距離754で定義されている。このような、第1の作図層L1の図形710の上端、下端、左端、右端の定義を、便宜的に、以下のように表記する。
「第1の作図層L1:
(TOP 751)、(BTM 752)、(GR 753)、(DL 754)」
図19及び図20は、素子の基本図形641a,641b,641cが3つ(3分割)の場合の付加図形の生成と、基点の違いによる調整値変更後の付加図形の形状変化の例を示す図である。図19及び図20において、端子図形212a,212b,212cは、図18の端子図形212に対応し、端子図形213a,213b,213cは、図18の端子図形213に対応する。図19及び図20において、端子図形213aと端子図形213bとは互いに重なり合っており、端子図形212bと端子図形212cとは互いに重なり合っている。図19は、レイアウトパタン生成対象素子がMOSトランジスタである場合のレイアウトパタンの生成例を示す図である。図19において、付加図形の相対位置情報24に記述されている付加図形を全て生成した結果が素子の全図形25となり、表示装置6に表示され、使用者は、表示装置6の画面を見ながら操作入力部5から調整値や素子の分割数の指定などを行うことができる。使用者は表示された素子に対して、必要に応じて素子の分割数などの変更を行う。変更内容は図形の調整値情報22に反映され、基本図形生成部11、素子の並び図形生成部13、付加図形生成部12を経由して再度生成された素子の全図形が表示装置6に表示される。図20は、調整値により素子の有効領域図形と端子図形の間隔を広げた場合の例を示す。図20では、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形211と端子Bの端子図形213との間隔730,731を広げた場合の例を示している。図18における距離754は、図20に示される分割後の素子における距離730、距離731、及び距離732に採用され、これらは同じ距離である。具体的に言うと、調整値としては、図18に示されるように、有効領域710とドレイン端子213との距離754が入っており、この調整値を変更することは、つまり図20の距離730、距離731、及び距離732の全ての変更を意味する。
以上に説明したように、素子の並び図形生成部13は、分割された基本素子をその種類によって並べる方法を提供するものであり、作図基準値やマスク工程に必要な作図層の形状には依存しない。一般的に回路設計時の素子有効領域は、レイアウトの工程において素子が占有する領域の最適化の際に小さく分割した素子を複数個並べて組み合わせることにより所望の素子領域を得る場合が多い。第2の実施形態では、素子の分割を調整値の1つとすることにより、端子図形や付加図形の形状と相対位置についての簡単な情報を入力するだけで、レイアウト工程で素子の占有する領域を調整可能とするレイアウトを生成することできるため、効率的な素子の領域配分を考慮した複雑なレイアウトを容易に効率よく生成することができる。
〈第3の実施形態〉
図21は、第3の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置の構成及び動作を示す説明図である。図21において、図13に示される要素と同じ又は対応する要素には、同じ符号を付す。第3の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置は、付加図形を生成する構成として、第1の付加図形生成部12と第2の付加図形生成部14を有する点において、第2の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置と相違する。
付加図形の相対位置情報24には、図形に対する後処理をどのように実施するかを指示する内容を、予め定義しておくこともできる。第2の付加図形生成部14は、第1の付加図形生成部12が生成した図形を元にして、付加図形の相対位置情報24に定義されている後処理の方法に従った図形を生成する装置である。従って、素子の全図形25には、第1の付加図形生成部12で生成した図形に加え、第2の付加図形生成部14で生成した図形が付加されている。
第1の付加図形生成部12は、第2の実施形態における付加図形生成部(図13の符号12)と同じ動作をする。第2の付加図形生成部14は、第1の付加図形生成部12で生成した図形に対して、後処理を行って新たな付加図形を生成し、付加する装置である。第2の付加図形生成部14による後処理の例を以下に説明する。
図22〜図24は、基本図形生成部11によって生成された基本図形(素子有効領域図形211及び端子図形212,213)と第1の付加図形生成部12及び第2の付加図形生成部14による後処理によって生成された付加図形810とを含む図形の生成例を示す図である。図22〜図24の例では、付加図形の相対位置情報24にて、同じ指定により生成した複数の図形の包含図形を生成する。図22の例は、
「第1の作図層L1:
(TOP 811)、(TOP 812)、(SL 813)、(GR 814)」
と記述できる。
また、図23は、第1の付加図形生成部12により生成した図形の例であり、素子が4分割されている場合の例を示す図である。図23において、有効領域図形は4分割されて図形821〜824となっており、端子図形は分割されて図形831〜833,841,842となっており、付加図形は、図形810a〜810dに4分割されている。図24は、第2の付加図形生成部14により生成した、付加図形850を含む包含図形の例を示す図である。図24において、有効領域図形は4分割されて図形821〜824となっており、端子図形は分割されて図形831〜833,841,842となっており、付加図形としては、図形850が生成されている。
図25〜図27は、基本図形生成部11によって生成された基本図形(素子有効領域図形211及び端子図形212,213)と第1の付加図形生成部12及び第2の付加図形生成部14による後処理によって生成された付加図形910とを包含する包含図形の生成例を示す図である。図25〜図27の例では、付加図形の相対位置情報24にて同じ指定により生成した複数の図形の包含図形を生成する。図25の例は、
「第1の作図層L2:
(TOP 911)、(BTM 912)、(SL 913)、(SL 914)」
と記述できる。
また、図26は、第1の付加図形生成部12により生成した図形の例であり、素子が4分割されている場合の例を示す図である。図26において、有効領域図形は4分割されて図形921〜924となっており、端子図形は分割されて図形931〜933,941,942となっており、付加図形は、図形910a〜910dに4分割されている。図27は、第2の付加図形生成部14により生成した、付加図形951,952を含む包含図形の例を示す図である。図27において、有効領域図形は4分割されて図形921〜924となっており、端子図形は分割されて図形931〜933,941,942となっており、付加図形は、第2の付加図形生成部14により、両端の図形951,952が生成されている。
以上に説明したように、第2の付加図形生成部14は、第1の付加図形生成部12で生成した付加図形を元に、後処理を施した図形850又は951,952を生成する。第2の付加図形生成部14により、レイアウトパタン生成対象素子を分割した場合(第2の実施形態の場合)に、分割された図形の周囲を囲むように生成する図形、又は、素子全体を覆う図形、又は、分割された素子間を接続する配線図形等の図形(すなわち、素子全体を含む図形)を容易に生成することができる。
〈変形例〉
第1〜第3の実施形態においては、トランジスタ素子のレイアウトを生成するレイアウトパタン生成装置について説明したが、第1〜第3の実施形態に係るレイアウトパタン生成装置及びレイアウトパタン生成方法は、トランジスタ素子だけではなく、LSIに作り込まれる各種の素子、例えば、抵抗素子、容量素子、インダクタ素子などのレイアウトパタンの生成に適用することができる。
1 データ処理装置、 2 格納部、 3 記憶部、 5 操作入力部、 6 表示装置、 7 プログラム格納部、 11 基本図形生成部、 12 付加図形生成部(又は第1の付加図形生成部)、 13 素子の並び図形生成部、 14 第2の付加図形生成部、 21 端子図形の相対位置情報、 22 図形の調整値情報、 23 端子図形・素子有効領域図形、 24 付加図形の相対位置情報、 25 素子の全図形、 211 素子有効領域図形、 212,213 端子図形、 L1〜L4 作図層。

Claims (16)

  1. 半導体集積回路を構成する素子の個々のレイアウトパタンを生成するレイアウトパタン生成装置であって、
    格納部と、
    基本図形生成部と
    示装置と、
    操作入力部とを有し、
    前記格納部は、
    レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形に対する、当該レイアウトパタン生成対象素子の端子図形の相対的な位置を記述するデータである端子図形の相対位置情報と、
    前記有効領域図形及び前記端子図形から成る基本図形の調整値を記述するデータであり、前記有効領域図形の幅、前記有効領域図形の高さ、及び前記端子図形と前記有効領域図形との間隔を含む図形の調整値情報と、
    格納し、
    前記基本図形生成部は、前記端子図形の相対位置情報と前記図形の調整値情報とに基づいて、前記レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形及び端子図形を生成し、
    記表示装置は、生成された前記有効領域図形及び前記端子図形を表示し、
    前記図形の調整値情報は、前記操作入力部からの入力に基づいて変更される
    ことを特徴とするレイアウトパタン生成装置。
  2. 前記端子図形の相対位置情報において、前記有効領域図形に対する前記端子図形の相対的な位置情報は、前記有効領域図形の高さとの関係に基づき記述されていることを特徴とする請求項1に記載のレイアウトパタン生成装置。
  3. 前記格納部は、前記基本図形以外の領域の付加図形について、前記基本図形に対する相対位置を記述するデータである付加図形の相対位置情報をさらに格納し、
    付加図形生成部にて、生成された前記有効領域図形及び前記端子図形と前記付加図形の相対位置情報とに基づいて前記レイアウトパタン生成対象素子の付加図形を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載のレイアウトパタン生成装置。
  4. 生成された前記有効領域図形及び前記端子図形を分割する素子の並び図形生成部をさらに有し、
    前記付加図形生成部は、前記レイアウトパタン生成対象素子の付加図形の生成を、前記分割された前記有効領域図形及び前記端子図形と、前記付加図形の相対位置情報とに基づいて、行う
    ことを特徴とする請求項に記載のレイアウトパタン生成装置。
  5. 生成された前記有効領域図形及び前記端子図形と、前記付加図形の相対位置情報とに基づいて、前記レイアウトパタン生成対象素子の他の付加図形を生成する他の付加図形生成部をさらに有し、
    前記表示装置は、生成された前記有効領域図形及び前記端子図形と、生成された前記付加図形及び前記他の付加図形とを表示する、
    ことを特徴とする請求項又はに記載のレイアウトパタン生成装置。
  6. 前記レイアウトパタン生成対象素子は、トランジスタ素子、抵抗素子、容量素子、インダクタ素子のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のレイアウトパタン生成装置。
  7. 前記端子図形の相対位置情報は、各レイアウトパタン生成対象素子について、1個の有効領域図形と2個の端子図形との相対的な位置を記述するデータであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のレイアウトパタン生成装置。
  8. 前記有効領域図形の幅、前記有効領域図形の高さ、及び前記端子図形と前記有効領域図形との間隔は、初期状態において、作図基準値の最小値が記述されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のレイアウトパタン生成装置。
  9. 半導体集積回路を構成する素子の個々のレイアウトパタンを生成する装置が実行するレイアウトパタン生成方法であって、
    操作入力部から入力された、レイアウトパタン生成対象素子の有効領域図形に対する当該レイアウトパタン生成対象素子の端子図形の相対的な位置を記述するデータである端子図形の相対位置情報と、前記有効領域図形及び前記端子図形から成る基本図形の調整値を記述するデータであり前記有効領域図形の幅、前記有効領域図形の高さ、及び前記端子図形と前記有効領域図形との間隔を含む図形の調整値情報と
    基づいて、前記レイアウトパタン生成対象素子の前記有効領域図形及び前記端子図形を生成するステップと
    成された前記有効領域図形及び前記端子図形を表示装置に表示するステップと
    有することを特徴とするレイアウトパタン生成方法。
  10. 前記端子図形の相対位置情報において、前記有効領域図形に対する前記端子図形の相対的な位置情報は、前記有効領域図形の高さとの関係に基づき記述されていることを特徴とする請求項9に記載のレイアウトパタン生成方法。
  11. 前記基本図形以外の領域の付加図形について前記基本図形に対する相対位置を記述するデータである付加図形の相対位置情報をさらに有し、
    生成された前記有効領域図形及び前記端子図形と前記付加図形の相対位置情報とに基づいて前記レイアウトパタン生成対象素子の付加図形を生成することを特徴とする請求項9又は10に記載のレイアウトパタン生成方法。
  12. 生成された前記有効領域図形及び前記端子図形を分割するステップをさらに有し、
    前記レイアウトパタン生成対象素子の付加図形の生成を、前記分割された前記有効領域図形及び前記端子図形と、前記付加図形の相対位置情報とに基づいて、行う
    ことを特徴とする請求項11に記載のレイアウトパタン生成方法。
  13. 生成された前記有効領域図形及び前記端子図形と、前記付加図形の相対位置情報とに基づいて、前記レイアウトパタン生成対象素子の他の付加図形を生成するステップをさらに有し、
    生成された前記有効領域図形及び前記端子図形と、生成された前記付加図形を表示装置に表示する前記ステップにおいて、生成された前記他の付加図形をも表示する
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載のレイアウトパタン生成方法。
  14. 前記レイアウトパタン生成対象素子は、トランジスタ素子、抵抗素子、容量素子、インダクタ素子のいずれかであることを特徴とする請求項乃至13のいずれか1項に記載のレイアウトパタン生成方法。
  15. 前記端子図形の相対位置情報は、各レイアウトパタン生成対象素子について、1個の有効領域図形と2個の端子図形と相対的な位置を記述するデータであることを特徴とする請求項乃至14のいずれか1項に記載のレイアウトパタン生成方法。
  16. 前記有効領域図形の幅、前記有効領域図形の高さ、及び前記端子図形と前記有効領域図形との間隔は、初期状態において、作図基準値の最小値が記述されていることを特徴とする請求項9乃至15のいずれか1項に記載のレイアウトパタン生成方法。
JP2010142527A 2010-06-23 2010-06-23 レイアウトパタン生成装置及びレイアウトパタン生成方法 Active JP5563385B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010142527A JP5563385B2 (ja) 2010-06-23 2010-06-23 レイアウトパタン生成装置及びレイアウトパタン生成方法
US13/162,079 US9117048B2 (en) 2010-06-23 2011-06-16 Semiconductor integrating circuit layout pattern generating apparatus and method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010142527A JP5563385B2 (ja) 2010-06-23 2010-06-23 レイアウトパタン生成装置及びレイアウトパタン生成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012008694A JP2012008694A (ja) 2012-01-12
JP5563385B2 true JP5563385B2 (ja) 2014-07-30

Family

ID=45353814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010142527A Active JP5563385B2 (ja) 2010-06-23 2010-06-23 レイアウトパタン生成装置及びレイアウトパタン生成方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9117048B2 (ja)
JP (1) JP5563385B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5563385B2 (ja) * 2010-06-23 2014-07-30 ラピスセミコンダクタ株式会社 レイアウトパタン生成装置及びレイアウトパタン生成方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5348558A (en) * 1992-04-23 1994-09-20 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Layout pattern generating apparatus
JPH10171851A (ja) * 1996-12-06 1998-06-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 実装設計装置及び実装設計方法
JP3102365B2 (ja) 1996-12-12 2000-10-23 日本電気株式会社 配置配線方法
JP3999301B2 (ja) * 1997-03-07 2007-10-31 富士通株式会社 露光データ作成方法
US5973692A (en) * 1997-03-10 1999-10-26 Knowlton; Kenneth Charles System for the capture and indexing of graphical representations of files, information sources and the like
JP2004030308A (ja) 2002-06-26 2004-01-29 Nec Micro Systems Ltd 半導体集積回路のレイアウト作成方法
JP4307022B2 (ja) 2002-07-05 2009-08-05 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 半導体装置の設計方法、半導体装置の設計プログラム及び半導体装置の設計装置
JP2004070626A (ja) * 2002-08-06 2004-03-04 Renesas Technology Corp レイアウトデータの保存方法、レイアウトデータ変換装置、及び図形検証装置
JP2004102772A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Renesas Technology Corp 設計検証装置
JP2006330970A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Oki Electric Ind Co Ltd レイアウトパターン生成方法、レイアウトパターン生成装置、レイアウトパターン生成プログラム、これを記録した記録媒体、及び半導体集積回路装置の製造方法
US7337420B2 (en) * 2005-07-29 2008-02-26 International Business Machines Corporation Methodology for layout-based modulation and optimization of nitride liner stress effect in compact models
JP2011124423A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Toshiba Corp セルライブラリ、レイアウト方法およびレイアウト装置
JP5563385B2 (ja) * 2010-06-23 2014-07-30 ラピスセミコンダクタ株式会社 レイアウトパタン生成装置及びレイアウトパタン生成方法
US8453087B2 (en) * 2011-07-29 2013-05-28 Globalfoundries Singapore Pte. Ltd. Method and apparatus for preemptive design verification via partial pattern matching

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012008694A (ja) 2012-01-12
US9117048B2 (en) 2015-08-25
US20110320988A1 (en) 2011-12-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9317491B2 (en) Methods and systems of generating and editing adaptable and interactive network documents
US8321783B2 (en) Visualizing content positioning within a document using layers
US7650565B2 (en) Method for managing annotations in a computer-aided design drawing
US8201101B2 (en) Resolution independent layout
RU2010146079A (ru) Прокрутка изображения виртуального рабочего стола
CN101140516A (zh) 一种动态布局界面元素的方法和系统
US20130016127A1 (en) Display control processing device, display control processing method and display control processing program
JP2009015431A (ja) 表示処理装置及び表示制御方法
US20130328912A1 (en) System and method for managing, publishing and manipulating data objects
US10613725B2 (en) Fixing spaced relationships between graphic objects
van Dijk et al. Interactive focus maps using least-squares optimization
CN102483682A (zh) 设计辅助装置、设计辅助程序、设计辅助方法以及集成电路
US11768992B2 (en) Digital content design system using baseline units to control arrangement and sizing of digital content
JP5563385B2 (ja) レイアウトパタン生成装置及びレイアウトパタン生成方法
CN107515751B (zh) 一种ui布局自适应方法及装置
US20150149875A1 (en) Image processing device, image processing device control method, program, and information storage medium
CN103353889A (zh) Feeb双阵列网格系统
US11294559B2 (en) Navigating sections with exposable content in a viewing area
CN116755604A (zh) 数据处理装置及数据处理方法
US10832442B2 (en) Displaying smart guides for object placement based on sub-objects of reference objects
CN111143734A (zh) 一种页面添加效果元素的方法及系统
JP5798264B1 (ja) デジタルサイネージシステム、表示処理装置、表示データの生成方法、及びプログラム
JP6033746B2 (ja) ビジネスオブジェクトの表現および詳細ボックスの表示背景
JP2008191935A (ja) レイアウト調整プログラムおよびウェブページ閲覧装置
JP2021051719A (ja) プログラム、分度器画像変更装置、サーバ装置、分度器画像変更システム、及び分度器画像変更方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130502

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140520

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5563385

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150