JP5561625B2 - 外装材用取付部材、その取付構造、及び外装構造の施工方法 - Google Patents

外装材用取付部材、その取付構造、及び外装構造の施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、部材構成が簡易で製作費用がかからず、且つ確実に梁材に取り付けることができる外装材用取付部材、その取付構造、及び外装構造の施工方法に関する。
従来、H型鋼等の梁材に折板屋根を取り付けた構造としては、屋根板の取付けに先立って金属帯材よりなるタイトフレームと称される取付け金具を梁材に固定している。
前記取付け金具の固定には、溶接が採用されていたが、高所に溶接機を持上げる必要があるため、危険な作業でもあり、手間と労力を要する作業でもあった。また、現場での溶接は、安全面や労力の問題以外にも、溶接の力学的強度のばらつき、溶接後の補修等の種々の問題があり、さらには溶接部分に対する酸化防止用の塗装も必要であった。
そのため、上述の問題を生ずる溶接を行わない取付工法,いわゆる無溶接工法が多数提案されている。
例えば特許文献1には、脚部を有する受金具本体と、略コ型の台座と、ロック部材とからなり、脚部の下端に設けた安定板と台座に設けた被挿入部との間に梁材の板状部を挿入させて固定する構造が記載されている。
また、特許文献2には、支持板の下端に、梁材の一側に係止する係止部を設けた第1係止部材と、前記梁材の他側に係止する係止部を設けた第2係止部材とからなり、前記第1係止部材と第2係止部材とをボルト固定することで一体的に固定するタイトフレームが記載されている。
特許第3306256号公報 実公平7−54425号公報
しかしながら、前記特許文献1の受金具では、受金具を構成する本体、台座、ロック部材の各部材の構造が極めて複雑であり、製作費用が高価なものとなるにもかかわらず、実際には取付強度は期待した以上のものにはならなかった。
また、前記特許文献2のタイトフレームでは、梁材と構成する一方側から他方側までの寸法、即ちH型鋼のフランジの幅サイズが異なる毎に、つかみ幅が異なるので、これらに対応するためには、予め複数種類のサイズの材料を準備しておき、これらを使い分ける必要があった。
そこで、本発明は、部材構成が簡易で製作費用がかからず、且つ確実に梁材に取り付けることができる外装材用取付部材を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、施工状態において脚部の下端に設けた着地部を垂直面部とフランジ状の被固定面部とを備える梁材上に着地させる本体と、一方の端縁を折り下げて前記着地部上に重ねる押し付け片と、前記着地部上に重ねた前記押し付け片の上方に臨ませる上側面部、梁材の被固定面部の下側に位置させる下側面部を備える固定具とのうち、本体と押し付け片とが予め一体化されるか、押し付け片と固定具とが予め一体化され、前記押し付け片の折り下げ端縁を梁材の垂直面部に当接させると共に前記本体を梁材上に配設した状態で、前記上側面部に立設したボルトを締め付けることにより、前記押し付け片を押圧して前記着地部を被固定面部の上面に押し当てて取り付けられることを特徴とする外装材用取付部材に関するものである。
さらに、本発明は、前記外装材用取付部材において、押し付け片の他方の端縁を折り上げ、該他方の折り上げ端縁を固定具に当接させることを特徴とする外装材用取付部材をも提案する。
また、本発明は、前記外装材用取付部材において、予め押し付け片と固定具とを一体化してなり、れぞれに取付孔を設け、該取付孔を連通させた状態でボルト・ナットを取り付けて固定したことを特徴とする外装材用取付部材をも提案する。
さらに、本発明は、前記外装材用取付部材の取付構造であって、前記押し付け片の折り下げ端縁を梁材の垂直面部に当接させると共に梁材上に前記本体の着地部を着地させ、この着地部上に押し付け片を重ね固定具の下側面部を梁材の被固定面部の下側に位置させ、上側面部を前記着地部に重合した前記押し付け片の上方に臨ませた状態で、該上側面部に立設したボルトを締め付けることにより、前記押し付け片を押圧して前記着地部を被固定面部の上面に押し当てて取り付けたことを特徴とする外装材用取付部材の取付構造をも提案する。
また、本発明は、梁材上に前記外装材用取付部材を取り付けた後、本体に外装材を取り付けることを特徴とする外装構造の施工方法をも提案する。
本発明の外装材用取付部材は、垂直面部とフランジ状の被固定面部とを備える梁材上に本体の着地部を着地させ、この着地部上に押し付け片を重ねると共にその一方の折り下げ端縁を梁材の垂直面部に当接させ、固定具の下側面部を梁材の被固定面部の下側に位置させ、上側面部を着地部に重合した押し付け片の上側に位置させた状態で、該上側面部に立設したボルトを上方から締め付けることにより、前記押し付け片を押圧して前記着地部を被固定面部に押し当てて一体的に取り付けることができる。
そして、本体、押し付け片、固定具のうち、本体と押し付け片とが予め一体化されるか、押し付け片と固定具とが予め一体化され、施工性が高いものであり、しかも各部材は、例えば後述する図示実施例のように極めて形状構成が簡単であるため、製作費用を低く抑えることができる。
また、押し付け片の一方の端縁を折り下げ、該一方の折り下げ端縁を梁材の垂直面部に当接させるようにしたので、梁材に対する取付部位がズレることがない。
さらに、押し付け片の他方の端縁を折り上げ、該他方の折り上げ端縁を固定具に当接させるようにした場合、ボルトの当接により押し付け片は回転することがなく、下方へ押しつける作用を果たす。
また、予め押し付け片と固定具とを一体化した場合、即ち前記押し付け片の役割を果たす押し付け面部を一体に設けた構成の固定具を用いる場合には、本体には加工を必要とせず、それぞれピース状の部材である規制片と固定具とを組み合わせればよいので、作業性が優れている。
さらに、外装材用取付部材の取付構造は、上方からボルトを強力に締め付けることにより、極めて強固に取り付けることができる。
また、本発明の外装構造の施工方法は、使用する部材構成が少数でありまた簡単な形状構成であるため、部材の製造、施工、並びに管理が極めて容易である。さらに、得られる外装構造は、下地となる外装材用取付部材が強固に取り付けられているので、折板屋根板を含めた外装構造全体の取付強度も高いものとなる。
(a)本発明の他の一実施例の外装材用取付部材を構成する予め固定具を一体にした本体を示す側面図、(b)A−A線における断面図、(c)固定具と本体との連結部分を示す斜視図、(d)梁材に予め固定具を一体にした本体を配した状態を示す側面図、(e)その正面図、(f)押し付け片を組み付ける状態を示す側面図、(g)その正面図、(h)ボルトを締め付けた状態を示す側面図、(i)締め付けたボルトの下端が着地部を押圧して被固定面部の上面に押し当てられる状態を示す側面図、(j)その正面図である。 (a)図1の外装材用取付部材を構成する脚部の一実施例を示す上面図、(b)その正面図、(c)その側面図、(d)A−A線における拡大断面図、(e)押し付け片の一実施例を示す正面図、(f)その上面、(g)その他方側から見た側面図、(h)B−B線における拡大断面図、(i)脚部に受金具及び押し付け片を組み合わせて状態を示す正面図、(j)その底面図である。 (a)図1の外装材用取付部材を構成する固定具の一実施例を示す正面図、(b)その上面図、(c)その一方側から見た側面図、(d)A−A線における断面図、(e)B−B線における断面図である。 (a)図1の外装材用取付部材を用いた外装構造の一実施例を示す正面図、(b)その側面図である。 (a)本発明の他の一実施例の外装材用取付部材を構成する本体を梁材に配した状態を示す側面図、(b)その正面図、(c)予め押し付け片を一体にした固定具を示す側面図、(d)本体に予め押し付け片を一体にした固定具を組み付ける状態を示す側面図、(e)その正面図、(f)押し付け片を下方へスライドさせる状態を示す側面図、(g)押し付け片の上下動を示すA方向からの矢視図、(h)その正面図である。 (a)本発明の他の一実施例の外装材用取付部材を構成する予め押し付け片と固定具を一体にした本体を示す側面図、(b)梁材に予め押し付け片と固定具を一体にした本体を配した状態を示す側面図、(c)A−A線における断面図、(d)押し付け片の上下動を示すB方向からの矢視図、(e)押し付け片を下方へスライドさせた状態を示す側面図である。 (a)本発明の一実施例の外装材用取付部材を構成する予め押し付け片を一体にした本体を示す側面図、(b)梁材に予め押し付け片を一体にした本体を配した状態を示す側面図、(c)その正面図、(d)固定具を組み付ける状態を示す側面図、(e)その正面図、(f)ボルトを締め付けた状態を示す側面図、(g)その正面図、(h)要部の拡大側面図である。 (a)本発明の他の一実施例の外装材用取付部材を構成する予め押し付け片と固定具を一体にした本体を示す側面図、(b)梁材に予め押し付け片と固定具を一体にした本体を配した状態を示す側面図、(c)押し付け片の上下動を示すB方向からの矢視図、(d)前記外装材用取付部材をC型鋼である梁材に取り付けた状態を示す側面図、(e)I型鋼である梁材に取り付けた状態を示す側面図、(f)上フランジが厚いL型鋼である梁材に取り付けた状態を示す側面図、(g)リップ溝付きC型鋼である梁材に取り付けた状態を示す側面図である。
本発明の外装材用取付部材(の本体)は、後述する図示実施例に示すようにタイトフレーム等の支持材上に受金具等の保持部材を固定した構成でもよいし、保持部材を含まない支持材のみを指すものでもよい。
そして、本発明の外装材用取付部材の本体としては、下方に延在する脚部の下端に着地部が設けられ、該着地部が梁材上に着地するものであれば、それ以外の構成は特に限定するものではない。例えばアーチ型のタイトフレームでは脚片の外側に着地部を設けることが多いが、このような構成に本発明を適用する場合には、左右の脚片の着地部毎に押し付け片と固定具とを設ける必要があるため、後述する図示実施例のように脚片の内側に着地部を設けた構成の本体を用いることが好ましく、この場合、左右の脚片の着地部に対して一つの押し付け片、一つの固定具を用いて取り付けることができる。
本発明の外装材用取付部材を構成する押し付け片は、前記本体の着地部上に重ねるものである。
この押し付け片は、例えば後述する図示実施例のように帯状材にて形成でき、極めて形状構成が簡単である。
また、押し付け片を段差を有する略横片状、即ち略Z字状に形成した場合には、押し付け片は本体の着地部上に重ねられるばかりでなく梁材の被固定面部上にも接するように配され、より安定に取り付けられるため好ましい。なお、この場合には、段差は着地部の厚みに相当するものであればよい。
また、この押し付け片の一方の端縁を折り下げ、該一方の折り下げ端縁を梁材の垂直面部に当接させるようにしたので、梁材に対する取付部位が施工途中でズレることがない。
さらに、この押し付け片の他方の端縁を折り上げた場合には、この他方の折り上げ端縁を後述する固定具に当接させることができ、抜け止め効果が果たされるので好ましい。
本発明の外装材用取付部材を構成する固定具は、当該重合部分の上下に配される上側面部、下側面部を備える構成である。なお、当該重合部分とは、前記本体の着地部上に前記押し付け片を重ねた部分を指す。そして、上側面部にはボルトが立設され、該ボルトを上方から締め付けることにより、このボルトの下端にて前記押し付け片を上方から押圧することができる。このように押し付け片が上方から押圧されると、それと接する着地部が被固定面部に押し当てられ、一体的に取り付けられる。
この固定具は、例えば後述する図示実施例のように帯状材の略コ字状に折り曲げて形成することができ、極めて形状構成が簡単である。また、予め上側面部にボルトを立設させておくようにしてもよいし、施工に際してボルトを上側面部の上方から締め付けるようにしてもよい。
前記の本体、押し付け片、固定具のうち、何れか二部材又は三部材を予め一体とする態様としては、具体的に以下の態様がある。
前記固定具と前記本体とを予め一体とする態様としては、例えば後述する図示実施例(図1)のように着地部の前方又は後方に突起片を突出させると共に、固定具に挿入孔を設け、前記突起片を前記挿入孔に挿着して固定する。その際の固定としては、その図示実施例のように弾性嵌合にて行うことが望ましい。この構成は、着地部に前記固定具の役割を果たす固定部を一体に設けた本体を用いる態様と言い換えることもできる。
前記押し付け片と前記固定具とを予め一体とする態様としては、例えば後述する図示実施例(図5)のように押し付け片の折り上げ端縁と固定具の縦部にれぞれ取付孔を設け、該取付孔を連通させた状態でボルト・ナット等を取り付けて固定する態様がある。この態様は、前記押し付け片の役割を果たす押し付け面部を一体に設けた構成の固定具を用いる態様と言い換えることもできる。
前記本体と前記押し付け片と前記固定具とを予め一体とする態様としては、例えば後述する図示実施例(図6)のように着地部の前方又は後方に突起片を突出させると共に、固定具に挿入孔を設け、前記突起片を前記挿入孔に挿着して固定し、さらに押し付け片の折り上げ端縁と固定具の縦部にれぞれ取付孔を設け、該取付孔にボルト・ナット等を取り付けて固定する態様がある。この態様は、着地部に前記押し付け片及び前記固定具の役割を果たす押し付け面部及び固定部を設けた構成の本体を用いる態様と言い換えることもできる。
前記押し付け片と前記本体とを予め一体とする態様としては、例えば後述する図示実施例(図7)のように本体の着地部に溶接等により押し付け片を接合する。この態様は、着地部に前記押し付け片の役割を果たす押し付け面部を一体に設けた構成の本体を用いる態様と言い換えることもできる。
前記外装材用取付部材を梁材に取り付けた後、その本体に取り付ける外装材は、特にその構成を限定するものではなく、例えば立上り部に流れ方向に沿って凹状部或いは凸状部が形成された縦葺き外装材、より詳しくは施工状態において山部と谷部が交互に形成される縦葺き外装材(折板屋根材)でもよいし、ハゼ締めタイプでもハゼ部の無い仕様(嵌合タイプ)でもよく、縦葺き外装材同士が接続される態様でも後述する図示実施例のように別途カバー材を介して接続する態様でもよく、新設でも既設でもよい。また、縦葺き外装材の立上り部は、傾斜状でも略鉛直状でもよい。
図1に示す本発明の実施例である外装材用取付部材1は、予め脚部3の頂部に受金具4を固定した本体2と、略横片状の押し付け片5と、略コ字状の固定具6とからなり、より具体的には本体2と前記固定具6とを予め一体とする態様であって、言い換えれば着地部31に前記固定具6の役割を果たす固定部を一体に設けた本体2を用いる態様である。
なお、各部材の詳細を示す図2及び図3、並びに外装構造を示す図4においては、脚部3の着地部31の突起片311及び固定具6の挿入孔621に関しては欠裁した(実質的に後述する実施例の脚部3'固定具6zを代用した)。
前記脚部3は、図1(a),(d)、図2(a)〜(d)などに示すように帯状鋼材を略台形状に成形加工した形状であって、左右の脚片32,32の下端に内向きに着地部31,31が設けられる構成である。なお、脚片32は単なる平帯状でなく断面が略ハット状に加工された高強度の帯状鋼材であり、頂部33の中央には受金具4を固定するための孔331が設けられている。そして、施工状態においては、前記着地部31.31が梁材7の上フランジである被固定面部71上に着地される。
前記受金具4は、図1(a),(d)などに示すように金属板材を略逆ハット状に成形加工した形状であって、その詳細な構成については後述するが外装材8を保持する構成である。そして、施工状態においては、ボルトナット40によってその底部41が前記脚部3の頂部に固定されている。
前記押し付け片5は、図1(f)、図2(e)〜(h)などに示すように板状鋼材を段差を有する略横片状、即ち略Z字状に成形加工した形状であって、図示実施例では、一方の端縁51を折り下げ、他方の端縁52を折り上げた構成である。なお、この押し付け片5は単なる平板状でなく隆起状の補強リブが2条形成された高強度の板状鋼材であり、アルミ等の押出型材でもよい。
そして、この押し付け片5は、施工状態においては、他方側に位置する段差の上段面53aが前記着地部31上に載置され、一方側に位置する段差の下段面53bは梁材7上に載置されるように配される。
前記固定具6は、図1(a)〜(c)、図3などに示すように、帯状鋼材を略コ字状に成形加工して上側面部61、縦部62、下側面部63を備える形状であって、上側面部61には内周面に雌ネジが切られた貫通孔が設けられ、該貫通孔にボルト60が嵌め付けられた構成である。なお、固定具6は単なる平帯状でなく断面が略ハット状に加工された高強度の帯状鋼材であり、アルミ等の押出型材でもよい。
そして、施工状態においては、下側面部63を梁材7の被固定面部71の下側に位置させ、上側面部61を前記着地部31に重合した前記押し付け片5の上方に臨ませ、ボルト60の下端が押し付け片5の直上に臨んでいる。
また、この実施例における脚部3の着地部31,31には、図1(a)〜(c)に示すように前後方向の何れか一方(=施工状態では他方側)に突起片311,311を突出させ、固定具6の縦部62には横長の挿入孔621を設けた構成とし、前記突起片311,311を前記挿入孔621に挿着して固定した。その際、図1(b),(c)に示すように各突起片311の先端を楔状の頭部とし、且つこれらの突起片311,311は隙間を隔てて対向状に形成した。これに対し、挿入孔621は、その横幅を突起片311,311の横幅よりも僅かに小さく形成した。そのため、突起片311,311を挿入孔621に挿入すると、突起片311,311はその対向間隔が狭まるように弾性的に変形し、楔状の頭部の最大横幅が挿入孔621を超えた時点で弾性回復し、楔状の頭部が係止状に嵌合して固定されるものとなる。なお、図中、要部(突起片311,311、挿入孔621、及びその嵌合部)を二点鎖線の円囲みで示した。
梁材7は、図示実施例では左右に亘る鉄骨躯体(C型鋼)であり、このC型鋼である梁材7の上フランジが被固定面部71となるが、前記押し付け片5の一方の折り下げ端縁51が当接する端縁72は、図示実施例のように上フランジの基端でもよいし、或いは上フランジの先端でもよい。したがって、梁材7としては、H型鋼に限定されるものではなく、リップ溝付きC型鋼やH型鋼でもよい。
このような構成の外装材用取付部材1を梁材7に取り付ける手順を以下に説明する。
なお、施工に先立ち、前記のように脚部3と受金具4とをボルトナット40により一体化して本体2を形成した後、図1(b),(c)に示すように本体2の脚部3の着地部31,31に設けた突起片311,311を、固定具6の挿入孔621に挿着して一体に固定した。この時点で、図1(a)に示すように着地部31の上方に固定具6の上側面部61が、下側面部63が臨んでいる。
そして、まず、予め固定具6を一体に固定した本体2を、図1(d),(e)に示すように梁材7上に配設(立設)する。より詳しくは、着地部31と下側面部63との間に梁材7の上フランジ71が位置するように配し、この上フランジ71の先端に固定具6の縦部62が当接するまで差し込むので、梁材7に対する取付部位が施工途中でズレることがない。この時点で、梁材7の上フランジ71の上側に着地部31が、下側に下側面部63が積層状に配設される。
次に、図1(f),(g)に示すように、押し付け片5を梁材7の端縁72側(押し付け片5の一方側)から臨ませ、押し付け片5の上段面53aが着地部31上に、下段面53bが梁材7上に載置されるように配する。
その後、上側面部61に立設したボルト60を上方から締め付けると、図1(i),(j)に示すようにボルト60の下端が前記押し付け片5を上方から押圧し、この押し付け片5が前記着地部31を上フランジ(被固定面部)71に押し当てるので、一体的に取り付けられる。
なお、このボルト60を締め付けた状態(要部)については、図7(h)に拡大して示しており、太矢印で示すボルト60の締め付けにより、ボルト60は下降し、その下端が押し付け片5の上段面53aに当接し、さらなるボルト60の締め付けにより、ボルト60は上段面53aを上方から下方へ押圧する。その際、押し付け片5の折り上げ端縁52を固定具6に当接させるようにしたので、ボルト60の当接により回転する力が作用するものの押し付け片5は座金の作用を果たして回転することがなく、下方へ押しつける作用を果たす。さらに、ボルト60を締め付けると、上段面53aはさらに下方へ押圧されて下側に接する着地部31を黒矢印で示すように被固定面部71の上面に押し付けるように作用する。一方、固定具6の下側面部63は、黒矢印で示すように下方から被固定面部71の下面に押し付けられるように作用する。そのため、これらの押し付け片5、固定具6、本体2、梁材7は一体的に取り付けられるのである。
このように本発明の外装材用取付部材1は、押し付け片5にしても、固定具6にしても、極めて形状構成が簡単であるため、製作費用がかからず、しかも確実に本体2を梁材7に取り付けることができる。また、押し付け片5を略Z字状に成形したので、前記着地部31上に重合していない一方側に位置する段差の下段面53bを、梁材7の被固定面部71上に接合状に配置させることができ、安定な設置(接地)状態が得られる。さらに、押し付け片5の一方の折り下げ端縁52が梁材7の端縁72に当接するので、取付部位がズレることがない。
また、この図示実施例では、予め固定具6を一体化した本体2を用いたので、三部材を別々に配する場合に比べて二部材を配するため施工性が高く、しかも前記構成の本体2を梁材7上に配設(立設)する際に、固定具6が取付部位を規制する作用を果たすため、取付安定性が高く、施工性が向上する。さらに、予め固定具6と本体2とを一体化するに際し、弾性嵌合にて行うので、後述する図7の実施例のように溶接等を用いるものではなく、コストや作業安全性の面でも望ましい。
さらに、図示実施例では、押し付け片5の折り上げ端縁52を固定具6に当接させるようにしたので、ボルト60の当接により回転する力が押し付け片5に作用しても、押し付け片5は回転することなく下方へ押しつける作用を果たすものとなる。
図4は、前記本体2の上部に取り付けられた受金具4に縦葺き外装材(折板屋根材)8及びキャップ材9を取り付けた外装構造を示す実施例である。
前記外装構造に用いられた縦葺き外装材(以下、単に外装材という)8は、代表的には概ね0.4乃至1.6mm程度の表面化粧鋼板、ラミネート鋼板、メッキ鋼板、ステンレス鋼板、アルミ合金板、チタン合金板、銅板等の公知の金属素材をロール成形その他の手段で所定の形状に成形する。尚、硬質樹脂板や炭素繊維積層板等によっても同様の形状に成形することができ、全てをそれらで施工することもできるし、前記金属素材のものと組み合わせて施工することもできる。この外装材8は、平板状の平面部81の左右端を立ち上げて外側上方へ向かう側縁部82が左右に設けられ、各側縁部82の途中には外方へ略く字状に突出する嵌合部821が設けられる構成である。また、上記嵌合部821の上方には略ヘ字状の載置部分822が設けられ、該載置部分822の先端を略U字状に折曲した嵌入部分823が設けられている。さらに、外装材8の裏面には、断熱、防火等、目的や要求に応じて、グラスウールやロックウールのシート、或いはポリエチレンフォーム等の樹脂発泡シート83が裏張りされている。
前記外装構造に用いられたキャップ材9は、前記外装材8と同様の素材から作製され、断面略傘状の被着部の左右側縁の下端を内側上方へ折り返し、その上端を内側へ折り返した構成である。内側上方へ折り返した部分91は、施工状態において前記外装材8の嵌合部821の裏面側に係合する係合部である。
前記受金具4について改めて詳細に説明すると、金属板材を略逆ハット状に成形し、二枚の起立面部42,42が底面部の41前後に略垂直状に立設され、この起立面部42,42の上端縁421,421が前後に折曲された構成である。また、各起立面部42の上縁中央には、上方が開放する溝状の被嵌入部422が設けられ、左右側方に膨出した下顎部分が前記外装材8の嵌合部821を嵌合させる被嵌合部43である。
そして、前記外装材8を敷設すると共に、前記受金具4に外装材8を取り付けるのであるが、その取り付けに際しては、受金具4の被嵌合部43に外装材8の嵌合部821を嵌合させ、それより上方に位置する載置部部分822を、起立面部42の上縁及び上端縁421に支持させる。さらに、載置部分822の先端に設けた略U字状の嵌入部分823については、左右の外装材8,8の各嵌入部分823が一つの溝状の被嵌入部422に嵌入されるように配設する。実際には、外装材8は、施工状態において、側縁部82が受金具4に向かって弾性力が作用するように成形されるので、外装材8の敷設は極めて容易であり、外装材8は受金具4に弾性嵌合している。
その後、前記キャップ材9を左右の外装材8,8に跨るように取り付けるのであるが、その取り付けに際しては、前記外装材8の嵌合部821の裏面側に係合部91が係合するように取り付ける。実際には、キャップ材9は、左右の外装材8,8に跨るように配した状態で上方から押圧すると、次第に左右が拡開し、係合部91が係合するので、キャップ材9の取り付けは極めて容易であり、キャップ材9は外装材8に弾性嵌合している。
得られた外装構造は、前述のように外装材用取付部材1の取り付けを無溶接工法にて行い、外装材8及びキャップ材9の取り付けを完全嵌合方式にて行ったので、特殊な工具や装置を必要とすることなく、施工全体の安全性が極めて高く、また施工全体の工期が極めて短くでき、極めて容易に実施することができる。
図5に示す本発明の実施例である外装材用取付部材1αは、前記押し付け片5と前記固定具6xとを予め一体とする態様であって、言い換えれば前記押し付け片5の役割を果たす規制部を一体に設けた固定具6xを用いる態様である。それ以外の構成は、前記図1〜図3の実施例と同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
この実施例における固定具6xは、図5(c)に示すように押し付け片5の折り上げ端縁52と固定具6xの縦部62にれぞれ取付孔を設け、該取付孔にボルト・ナット54を取り付けて固定した。
なお、図示実施例では、図5(g)に示すように固定具6xの縦部62に設ける取付孔を縦長の長孔としたので、固定具6xの縦部62に対して押し付け片5は上下方向にスライド可能であって、施工に際しては、押し付け片5が範囲内で最上位に位置する箇所にて留め付けた。
このような構成の外装材用取付部材1αを梁材7に取り付ける手順を以下に説明する。
なお、施工に先立ち、前記実施例と同様に脚部3'と受金具4とをボルトナット40により一体化して本体2を形成し、前述の図5(c)に示すように各部材の取付孔を連通させた状態でボルト・ナット54を取り付けて押し付け片5と固定具6xを予め一体に固定した。
そして、まず、図5(a),(b)に示すように本体2を、梁材7の上フランジである被固定面部71上に配設する。その際、本体2の着地部31の側端を、梁材7の上フランジ71の先端に沿うように配設した。
次に、図5(d),(e)に示すように、前記押し付け片5と予め一体とした前記固定具6xを梁材7の上フランジ71の先端側から臨ませ、上フランジ71の下面に下側面部63が沿うように配し、上フランジ71の先端が縦部62の内側に当接するように配設した。この時点では、前述のように押し付け片5が最上位に位置するように固定具6xに取り付けられているので、押し付け片5は梁材7の上方に恰も浮かんでいる状態となっている。
そこで、図5(f)〜(h)に示すようにボルト・ナット54を緩めて押し付け片5を下方へスライドさせ、折り下げ端縁71を梁材7の端縁72に係止させると共に、下段面53bを梁材7に、上段面53aを着地部31にそれぞれ接地する。なお、押し付け片5を下方へスライドさせた後は、ボルト・ナット54は改めて締め付ける必要はない。
その後、前述の他の実施例と同様に上側面部61に立設したボルト60を上方から締め付けると、ボルト60の下端が前記押し付け片5を上方から押圧し、この押し付け片5が前記着地部31を上フランジ(被固定面部)71に押し当てるので、一体的に取り付けられる。
この実施例では、予め押し付け片5を一体にした固定具6xを用いたので、三部材を別々に配する場合に比べて二部材を配するため施工性が高く、しかも前記図1〜3の実施例や前記図5の実施例のように本体2の加工を必要とせず、それぞれピース状の部材である押し付け片5と固定具6xとを組み合わせればよいので、作業性が優れている。なお、押し付け片5や固定具6xは、前述のようにアルミ等の押出型材でもよいので、比較的容易に所望の形状に加工することができる。
図6に示す本発明の実施例である外装材用取付部材1βは、前記本体2と前記押し付け片5と前記固定具6yとを予め一体とする態様であって、言い換えれば着地部31に前記固定具6yの役割を果たす固定部を一体に設けた本体2を用い、前記固定具6yには押し付け片5の役割を果たす規制部が設けられた態様である。それ以外の構成は、前記図1〜図3の実施例と同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
この実施例においては、前記図5の実施例と同様に、脚部3'の着地部31,31には、図6(c)に示すように前後方向の何れか一方に突起片311,311を突出させ、固定具6yの縦部62には横長の挿入孔621を設けてそれぞれを一体に固定している。
また、前記図6の実施例と同様に、この実施例における固定具6yは、図6(d)に示すように押し付け片5の折り上げ端縁52と固定具6yの縦部62にれぞれ取付孔を設け、該取付孔(固定具の縦部62の取付孔は縦長の長孔)にボルト・ナット54を取り付けてそれぞれを一体に固定している。
このような構成の外装材用取付部材1βを梁材7に取り付ける手順を以下に説明する。
なお、施工に先立ち、前記実施例と同様に脚部3'と受金具4とをボルトナット40により一体化して本体2を形成した後、図6(a),(c)に示すように本体2の脚部3の着地部31,31に設けた突起片311,311を、固定具6yの挿入孔621に挿着して固定すると共に、図6(a),(d)に示すように各部材の取付孔を連通させた状態でボルト・ナット54を取り付けて押し付け片5と固定具6yを一体に固定した。その際、押し付け片5は、上下方向にスライド可能な範囲内で最上位に位置する箇所にて留め付けた。
そして、まず、図6(b)に示すように予め押し付け片5と固定具6yを一体に固定した本体2を、梁材7上に配設(立設)する。より詳しくは、着地部31と下側面部63との間に梁材7の上フランジ71が位置するように配し、この上フランジ71の先端に固定具6yの縦部62が当接するまで差し込むので、梁材7に対する取付部位が施工途中でズレることがない。また、固定具6yには、予め押し付け片5が一体に取り付けられているが、最上位に位置するように固定しているので、梁材7の上方に恰も浮かんでいる状態となっており、施工に支障を生じない。
次に、図6(e)に示すようにボルト・ナット54を緩めて押し付け片5を下方へスライドさせ、折り下げ端縁71を梁材7の端縁72に係止させると共に、下段面53bを梁材7に、上段面53aを着地部31にそれぞれ接地する。
その後、前述の他の実施例と同様に上側面部61に立設したボルト60を上方から締め付けると、ボルト60の下端が前記押し付け片5を上方から押圧し、この押し付け片5が前記着地部31を上フランジ(被固定面部)71に押し当てるので、一体的に取り付けられる。
この実施例では、予め押し付け片5と固定具6yとを一体にした本体2を用いるので、三部材を別々に配する場合や二部材を配する場合に比べても一部材でよいため施工性が最も高く、しかも前記構成の梁材7上に配設(立設)する際に、固定具6yが取付部位を規制する作用を果たすため、取付安定性が高く、施工性が向上する。
図7に示す本発明の実施例である外装材用取付部材1γは、本体2の着地部31に予め溶接等により押し付け片5を接合した態様であって、言い換えれば着地部31に前記押し付け片5の役割を果たす規制部を一体に設けた構成の本体2を用いる態様である。それ以外の構成は、前記図1〜図3の実施例と同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
この実施例における本体2は、図7(a)に示すように脚部3の着地部31,31に押し付け片5(の上段面53a)を溶接して重合状に組み合わせた。
このような構成の外装材用取付部材1γを梁材7に取り付ける手順を以下に説明する。
なお、施工に先立ち、前記実施例と同様に脚部3'と受金具4とをボルトナット40により一体化して本体2を形成し、図7(b),(c)に示すように、予め押し付け片5を接合した本体2を、梁材7の上フランジである被固定面部71上に配設する。その際、押し付け片5の一方の折り下げ端縁51が、梁材7の端縁72に当接するように配設(立設)するので、梁材7に対する取付部位が施工途中でズレることがない。
次に、図7(d)に示すように、前記固定具6を梁材7の上フランジ(被固定面部)71の先端側、すなわち押し付け片5の他方側から臨ませ、固定具6の下側面部63を梁材7の被固定面部71の下側に位置させ、固定具6の上側面部61を前記着地部31に重合した前記押し付け片5の上方に臨ませる。
その後、上側面部61に立設したボルト60を上方から締め付けると、図7(f)〜(h)に示すようにボルト60の下端が前記押し付け片5を上方から押圧し、この押し付け片5が前記着地部31を上フランジ(被固定面部)71に押し当てるので、一体的に取り付けられる。
この実施例では、予め押し付け片5を接合した本体2を用いたので、三部材を別々に配する場合に比べて二部材を配するため施工性が高く、しかも前記構成の本体2を梁材7上に配設(立設)する際に、押し付け片5が取付部位を規制する作用を果たすため、取付安定性が高く、施工性が向上する。
より多種の梁材7に適用できる態様としては、例えば図8に示すように固定具6wの縦部62wを高くし、一方の端縁を折り下げない押し付け片5wを用いることが望ましい。それ以外の構成は、前記図6の実施例と同様に予め外装材用取付部材1wを一体とした態様であって、前記図6(a),(b),(c)に相当するのが図8(a)〜(c)であり、図面に同一符号を付して説明を省略する。
そして、図8(e)に示すI型鋼である梁材7xでも、図8(f)に示す上フランジが厚いL型鋼である梁材7yでも、図8(g)に示すリップ溝付きC型鋼である梁材7zでも、それぞれ固定具6wを各梁材7x〜7zの上フランジ(被固定面部)71の先端に取り付ける。
その際、各梁材7x〜7zへの配設時には、前記図5や図6の各実施例と同様に、押し付け片5wが最上位に位置する箇所にてボルト・ナット54を留め付けて配設を行う。それに伴い、固定具6wに対して本体2を上下方向にスライド可能にするために、前記挿入孔621wを縦方向に広く形成したので、着地部31に設けた突起片311を挿入孔621に挿着した状態で下側面部63が最下位に位置する箇所(=突起片311は挿入孔621内で最上位に位置する箇所)にスライドして配設を行う。したがって、この状態では、着地部31と下側面部63との間隔は最大の状態で配設が行われ、各梁材7x〜7zの上フランジ71に対応可能である。
各梁材7x〜7zへの配設後には、図8(c)に示すように着地部31,31に設けた突起片311,311を固定具6wの挿入孔621に挿着した状態で下側面部63が最上位に位置する箇所(=突起片311は挿入孔621内で最下位に位置する箇所)にスライドさせる。それに伴い、ボルト・ナット54を緩めて押し付け片5wを下方へスライドさせる。
このように、各梁材7x〜7zの上フランジ71に応じてそれぞれ位置規制が果たされるものとなる。
前記図1〜図7の図示実施例では、押し付け片5の一方の端縁51を折り下げ、該一方の折り下げ端縁51を梁材7の端縁72に当接させる、即ち規制片として用いたので、梁材7の2箇所にて位置規制が果たされていた。
それに対し、この図8の図示実施例では、固定具6,6wを略コ字状に成形し、梁材7,7x,7y,7zの上フランジ71の先端に固定具6,6wの縦部62wが当接するまで差し込むように配設するという一箇所のみの位置規制としたが、押し付け片5wの一方の端縁を折り下げないようにしたので、多種の梁材7,7x,7y,7zに適用する際には好適である。
したがって、この実施例では、例えば特許文献2のように梁材としてのH型鋼のフランジの幅サイズが異なる毎に予め複数種類のサイズの材料を準備してこれらを使い分ける必要がなく、どのようなサイズのH型鋼やC型鋼にも適用できるものである。
1,1α,1β,1γ,1w 外装材用取付部材
2 本体
3,3' 脚部
31 着地部
4 受金具
40 ボルトナット
41 起立面部
5,5’ 押し付け片
51 折り下げ端縁
52 折り上げ端縁
53a 上段面
53b 下段面
6,6w,6x,6y,6z 固定具
60 ボルト
61 上側面部
63 下側面部
7,7x,7y,7z 梁材
71 被固定面部(上フランジ)
72 端縁
8 外装材
9 キャップ材

Claims (5)

  1. 施工状態において脚部の下端に設けた着地部を垂直面部とフランジ状の被固定面部とを備える梁材上に着地させる本体と、一方の端縁を折り下げて前記着地部上に重ねる押し付け片と、前記着地部上に重ねた前記押し付け片の上方に臨ませる上側面部、梁材の被固定面部の下側に位置させる下側面部を備える固定具とのうち、本体と押し付け片との二部材が予め一体化されるか、押し付け片と固定具との二部材が予め一体化され、
    前記押し付け片の折り下げ端縁を梁材の垂直面部に当接させると共に前記本体を梁材上に配設した状態で、前記上側面部に立設したボルトを締め付けることにより、前記押し付け片を押圧して前記着地部を被固定面部の上面に押し当てて取り付けられることを特徴とする外装材用取付部材。
  2. 押し付け片の他方の端縁を折り上げ、該他方の折り上げ端縁を固定具に当接させることを特徴とする請求項1に記載の外装材用取付部材。
  3. 予め押し付け片と固定具とを一体化してなり、れぞれに取付孔を設け、該取付孔を連通させた状態でボルト・ナットを取り付けて固定したことを特徴とする請求項1〜2の何れか一項に記載の外装材用取付部材。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の外装材用取付部材の取付構造であって、
    前記押し付け片の折り下げ端縁を梁材の垂直面部に当接させると共に梁材上に前記本体の着地部を着地させ、この着地部上に押し付け片を重ね、固定具の下側面部を梁材の被固定面部の下側に位置させ、上側面部を前記着地部に重合した前記押し付け片の上方に臨ませた状態で、該上側面部に立設したボルトを締め付けることにより、前記押し付け片を押圧して前記着地部を被固定面部の上面に押し当てて取り付けたことを特徴とする外装材用取付部材の取付構造。
  5. 梁材上に請求項1〜3の何れか一項に記載の外装材用取付部材を取り付けた後、本体に外装材を取り付けることを特徴とする外装構造の施工方法。
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