JP6688152B2 - 折板屋根構造及びその施工方法 - Google Patents
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Description
前記緊締止具を介さずに前記隣接する2つの折板が対向する所において、前記第1連結部と前記キャップ材の間に局所的な溶接部が形成され、前記第2連結部と前記キャップ材の間にも局所的な溶接部が形成されてなることを特徴とする折板屋根構造としたことにより、上記課題を解決した。
としたことにより、上記課題を解決した。
そこで、本発明の折板屋根構造に係る第1実施形態は、緊締受け躯体1と緊締止具2が存在しない所の断面において図1に示す折板屋根構造である。図1(A)は同折板屋根構造の断面図、(B)は斜視図、(C)はX1−X1矢視断面図である。対向している折板3の第1連結部31と隣接折板4の第2連結部41に当て板51が渡されている。該当て板51と前記第1連結部31が局所的な溶接、例えば、スポット溶接で固定されている。また、該当て板51と前記第2連結部41が局所的な溶接、例えば、スポット溶接で固定されている。図1(B)と(C)の溶接部5Aがスポット溶接された箇所である。当て板51の長さは、1箇所又は複数個所スポット溶接をするのに必要な長さを適宜確保すれば十分である。
本発明の折板屋根構造に係る第2実施形態は、緊締受け躯体1と緊締止具2が存在しない所の構造であって、図2(A)の斜視図及び(B)のX2−X2矢視断面図に示された折板屋根構造である。同折板屋根構造では、折板3の第1連結部31と隣接折板4の第2連結部42との連結部が長尺であるキャップ材6Dで覆われている。該キャップ材6Dは折板3と同じ長さでも良いが、継ぎ足して、該折板3と同じ長さにしても良い。
本発明の折板屋根構造の緊締止具2は、折板3と隣接折板4の移動を規制するものである。これら折板の長手方向以外の方向への移動は強く規制されている。しかし、長手方向については、フック機能部23と第1連結部31間の摩擦力と、該フック機能部23と第2連結部41間の摩擦力で、動きが規制されているに過ぎない。緊締止具2のある場所を避けるようにして設けられた溶接部5があってもこの事情に変わりはない。
本発明の折板屋根構造に係る第1実施形態の施工方法を説明する。同施工方法は、メッキ鋼板を材料とする長尺な折板3及び隣接折板4と、緊締受け躯体1及び緊締止具2を有する折板屋根構造の施工方法である。緊締止具2は緊締受け躯体1に固定されたフック基部22とフック機能部23を形成する。一方、折板3と隣接折板4として、その中央部に帯状の主板32を有して、その両側の中の一端には長尺である第1連結部31が設けられ、他の一端には長尺である第2連結部41が設けられている折板を用いる。
次に、図4に基づいて本発明の折板屋根構造に係る第2実施形態の施工方法を説明する。折板3の第1連結部31と、隣接折板4の第2連結部41をそれぞれ、緊締止部2のフック機能部に折り込んで保持させる。この工程を経た後は、緊締止具2の存在しない領域においても同折板屋根構造では、緊締止具2を介さず折板3の第1連結部31と隣接折板4の第2連結部41が対向している状態となる。
次に、本発明の折板屋根構造の第3実施形態の施工方法を説明する。同折板屋根構造の施工方法は、第1実施形態又は第2実施形態の施工方法において、局所的な溶接箇所を、折板3の第1連結部31若しくは隣接折板4の第2連結部41が緊締止具2に接している部分から、折板3の長手方向に20mm以上離れている箇所とする施工方法である。
231a,231b…フック先端部、232a,232b…フック中央部、
233a,233b…フック首部、3…折板、31…第1連結部、32…主板、
4…隣接折板、41…第2連結部、5,5A ,5B…溶接部、51…当て板、
6,6D…キャップ材。
Claims (9)
- メッキ鋼板で形成された長尺な屋根板たる折板が、前記長尺な方向に適宜設けられた緊締止具を間に介して隣接する折板で構成される折板屋根構造において、隣接する2つの折板の連結部同士の連結であって、前記緊締止具を介さずに前記隣接する2つの折板が対向する所において、前記隣接する2つの折板の連結部同士に渡された当て板と該連結部との間、若しくは、前記隣接する2つの折板の連結部同士を覆うキャップ材と該連結部との間に、局所的な溶接部が形成されてなることを特徴とする折板屋根構造。
- 請求項1に記載の折板屋根構造において、前記長尺な折板を、前記緊締止具で緊締受け躯体に固定する折板屋根構造であって、前記長尺方向を長手方向と称することとし、該長手方向に直交する方向を幅方向と称することとしたときに、前記折板には主板の幅方向の一端に長尺である第1連結部が設けられ、他の一端には長尺である第2連結部が設けられ、前記折板の第1連結部と、前記折板に隣接する折板の第2連結部が連結した配置であって、前記第1連結部と前記第2連結部が一定の間隔を保って前記緊締止具に保持された状態にして、前記緊締止具を介さずに前記隣接する2つの折板が対向する所において、前記隣接する2つの折板の連結部同士に渡された当て板と該連結部との間、若しくは、前記隣接する2つの折板の連結部同士を覆うキャップ材と該連結部との間に、局所的な溶接部が形成されてなることを特徴とする折板屋根構造
- 請求項2に記載の折板屋根構造において、前記緊締止具を介さずに前記隣接する2つの折板が対向する所において、前記隣接する2つの折板の連結部同士に渡された当て板を有し、前記第1連結部と前記当て板の間に局所的な溶接部が形成され、前記第2連結部と前記当て板の間にも局所的な溶接部が形成されてなることを特徴とする折板屋根構造。
- 請求項2又は請求項3に記載の折板屋根構造において、前記第1連結部と前記第2連結部を覆うキャップ材を有し、前記緊締止具を介さずに前記隣接する2つの折板が対向する所において、前記第1連結部と前記キャップ材の間に局所的な溶接部が形成され、前記第2連結部と前記キャップ材の間にも局所的な溶接部が形成されてなることを特徴とする折板屋根構造。
- 請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4のいずれかに記載の折板屋根構造において、前記溶接部は、前記連結部が前記緊締止具に接している部分から、前記折板の長手方向に20mm以上離れていることを特徴とする折板屋根構造。
- メッキ鋼板で形成された長尺な屋根板たる折板が、前記長尺方向に適宜設けられた緊締止具を間に介して隣接する折板で構成される折板屋根構造において、隣接する2つの折板の連結部同士の接合であって、前記緊締止具を介さずに前記隣接する2つの折板が対向する所において、前記隣接する2つの折板の連結部同士に当て板を渡して、該当て板と前記連結部との間、若しくは、前記隣接する2つの折板の連結部同士をキャップ材で覆い、該キャップ材と前記連結部との間を、局所的に溶接することを特徴とする折板屋根構造の施工方法。
- 請求項6に記載の折板屋根構造の施工方法において、長尺な折板を、前記緊締止具で緊締受け躯体に固定する折板屋根構造の施工方法であって、前記長尺方向を長手方向と称することとし、該長手方向に直交する方向を幅方向と称することとしたときに、前記折板には主板の幅方向の一端に長尺である第1連結部を設けて、他の一端には長尺である第2連結部を設け、前記第1連結部と前記第2連結部を一定の間隔を保つように前記緊締止具で保持し、前記緊締止具を介さずに前記隣接する2つの折板が対向する所において、前記隣接する2つの折板の連結部同士に前記当て板を渡し、前記第1連結部と前記当て板の間を局所的に溶接し、前記第2連結部と前記当て板の間を局所的に溶接することを特徴とする折板屋根構造の施工方法。
- 請求項6又は請求項7に記載の折板屋根構造の施工方法において、長尺な折板を、前記緊締止具で緊締受け躯体に固定する折板屋根構造の施工方法であって、前記長尺方向を長手方向と称することとし、該長手方向に直交する方向を幅方向と称することとしたときに、前記折板には主板の幅方向の一端に長尺である第1連結部を設けて、他の一端には長尺である第2連結部を設け、前記第1連結部と前記第2連結部を一定の間隔を保つように前記緊締止具で保持して前記隣接する2つの折板の連結部同士をキャップ材で覆い、前記緊締止具を介さずに前記隣接する2つの折板が対向する所において、前記第1連結部と前記キャップ材の間を局所的に溶接し、前記第2連結部と前記キャップ材の間を局所的に溶接することを特徴とする折板屋根構造の施工方法
- 請求項6、請求項7又は請求項8のいずれかに記載の折板屋根構造の施工方法において、前記連結部が前記緊締止具に接している部分から、前記折板の長手方向に20mm以上離れている箇所に溶接することを特徴とする折板屋根構造の施工方法。
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