JP5559755B2 - 混合ガスの分離方法及びその分離装置 - Google Patents
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Description
スを製造する方法として、分子ふるい炭素などの炭素多孔体からなる吸着剤を使用して加圧空気から窒素を分離する圧力スイング吸着法(PSA法)が多く実施されている。PSA法とは、分子ふるい炭素を充填した2基以上の吸着塔を使用し、吸着塔の一方に加圧した窒素と酸素を主成分とする混合ガスを供給して酸素ガスを優先的に吸着し、非吸着成分である窒素ガスを製品ガスとして分離して取り出す吸着工程を行うとともに、その間他方の吸着塔では塔内の加圧ガスを外部に排出し、大気圧または大気圧以下に減圧することにより吸着した酸素を脱着する排気工程を行い、次いで、吸着工程の終了した塔と排気工程の終了した塔の圧力を均圧にする均圧工程を行い、各吸着塔が吸着工程、均圧工程、排気工程、均圧工程を繰り返し行うことにより、連続して窒素ガスを得る方法である。
従来の運転方法2は、吸着工程中に取り出し可能な窒素を取り出すことができるため、この方法は平衡分離方式には有効である。しかし、窒素ガスを製造するガス分離装置は上記のように速度分離方式であり、時間の経過とともに分離効率が低下する(吸着時間が長くなると、酸素のみならず窒素も吸着剤に吸着されるようになる)。そのため、使用窒素ガス流量が少ない場合、一定の値に達して吸着工程が終了するまでの時間が長くなり、製品窒素の純度を維持できなくなる。また、使用窒素ガス流量が少ない場合、一定時間経過後に吸着工程を終了させる方法もあるが、省エネ効果が期待できない。
前記測定した製品窒素ガス流量に対応する数値の排気工程開始時からの積算値の合計が、前記小さな値に達したときに排気工程を終了し、その後、吸着工程にある他の吸着塔の吸着工程が終了するまでの間、吸着塔を待機状態にすることを特徴としている。
《混合ガスの分離装置》
図2は、本発明の混合ガスの分離方法を実施するに好適な分離装置の概略構成図である。図2において、1は空気圧縮機、2は圧力センサー、3、4はそれぞれ吸着弁、5、6はそれぞれ排気弁、7、8はそれぞれ出口弁、9、10はそれぞれ均圧弁、11は消音器、12は第一吸着塔、13は第二吸着塔、14は製品ガス塔、15は減圧弁、16は圧力計、17は酸素濃度計、18は流量センサー、19はニードルバルブ、20は窒素ガス出口、21は制御装置、22は流量調整弁、23は間欠的に開閉する弁である。
《第一吸着塔で吸着工程、第二吸着塔で排気工程》
空気圧縮機1で空気を圧縮し、第一吸着塔12に原料空気を供給する吸着弁3を開にし、第一吸着塔12から製品ガス塔14に窒素を供給する出口弁7を開にし、第二吸着塔13の内部ガスを排気するために排気弁6を開にし、消音器11を開にして排気する。このとき、吸着弁4、排気弁5、出口弁8、均圧弁9、10は閉である。排気工程終了条件が成立すると、排気弁6が閉になる。吸着工程と排気工程が同時に終了するのが一般的であるが、排気工程を吸着工程よりも早く終了させることもできる。この場合、第一吸着塔12は吸着中であるが、第二吸着塔13は待機状態にある。
吸着工程終了条件が成立すると、吸着弁3および出口弁7を閉にする。上記の待機状態がない場合、吸着工程と同時に排気工程も終了し、排気弁6が閉になる。第一吸着塔12の吸着工程と第二吸着塔13の排気工程が終了すると、加圧状態の第一吸着塔12から大気圧に近い状態の第二吸着塔13に第一吸着塔12内のガス(主として窒素ガス)を移送するために、均圧弁9と10が開になる。均圧工程終了条件(第一吸着塔12と第二吸着塔13の内部圧力が等しくなる)が成立すると、均圧弁9と10が閉になる。
第二吸着塔13に原料空気を供給する吸着弁4を開にし、第二吸着塔13から製品ガス塔14に窒素を供給する出口弁8を開にし、第一吸着塔12の内部ガスを排気するために排気弁5を開にし、消音器11を開にして排気する。このとき、吸着弁3、排気弁6、出口弁7、均圧弁9、10は閉である。排気工程終了条件が成立すると、排気弁5が閉になる。吸着工程と排気工程が同時に終了するのが一般的であるが、排気工程を吸着工程よりも早く終了させることもできる。この場合、第二吸着塔13は吸着中であるが、第一吸着塔12は待機状態にある。
吸着工程終了条件が成立すると、吸着弁4および出口弁8を閉にする。上記の待機状態がない場合、吸着工程と同時に排気工程も終了し、排気弁5が閉になる。第二吸着塔13の吸着工程と第一吸着塔12の排気工程が終了すると、加圧状態の第二吸着塔13から大気圧に近い状態の第一吸着塔12に第二吸着塔13内のガス(主として窒素ガス)を移送するために、均圧弁9と10が開になる。均圧工程終了条件が成立すると、均圧弁9と10が閉になる。
第一および第二吸着塔で上記の吸着、均圧、排気、均圧の各工程を繰り返すことにより、原料空気から窒素を分離し、製品ガス塔14に窒素ガスを貯蔵し、貯蔵された窒素ガスは減圧弁15で圧力を調整され、ニードルバルブ19で流量を制御して、窒素ガス出口20から各使用箇所に供給される。
第一吸着塔12と第二吸着塔13には、それぞれ40kgの分子ふるい炭素を充填した。空気圧縮機1から原料空気として0.9MPaに圧縮した空気を600NL/minの流量で供給した。空気圧縮機1は圧力センサー2で測定した圧力が0.9MPaを超えると停止し、0.8MPa以下になると再起動するように制御装置21で制御した。本明細書において、「NL」はnormal literを意味する。
第一吸着塔12と第二吸着塔13のそれぞれの吸着工程は60秒、排気工程は60秒、均圧工程は3秒とした。すなわち、第一および第二吸着塔で、60秒の吸着工程、3秒の均圧工程、60秒の排気工程、3秒の均圧工程を繰り返した。
間欠運転の場合、窒素ガス流量がゼロで5秒間、窒素ガス流量が100NL/minで5秒間、窒素ガス流量がゼロで5秒間、窒素ガス流量が100NL/minで5秒間の操作を繰り返した。この場合の吸着時間は60秒となるように制御した。また、窒素ガス流量の調整は流量調整弁22で行った。
流量センサー18で測定された窒素ガス流量が0NL/min、25NL/min、50NL/min、75NL/min、100NL/minの場合、それぞれの吸着時間を160秒、135秒、110秒、85秒、60秒とした。例えば、窒素ガス流量が50NL/minの場合、第一および第二吸着塔で、110秒の吸着工程、3秒の均圧工程、110秒の排気工程、3秒の均圧工程を繰り返した。また、窒素ガス流量の調整は流量調整弁22で行った。
間欠運転の場合、窒素ガス流量がゼロで5秒間、窒素ガス流量が100NL/minで5秒間、窒素ガス流量がゼロで5秒間、窒素ガス流量が100NL/minで5秒間の操作を繰り返した。この場合の吸着時間は60秒となるように制御した。
流量センサー18で測定された窒素ガス流量に対応する数値を制御装置21で積算し、その積算値が予め決められた一定値を超えると吸着工程を終了させるように制御した。流量センサー18で測定された窒素ガス流量に対応する数値の積算は1秒周期で行い、流量が100NL/min、0NL/minの場合、それぞれの流量に対応する数値を100カウント、37.5カウントとし、この数値が6000カウントを超えると吸着工程を終了させた。流量が0NL/minの場合、37.5カウントとしたのは、吸着工程の時間を6000/37.5=160秒とするためである。というのは、流量センサー18で測定される窒素ガス流量がゼロの場合、第一または第二吸着塔での吸着時間を160秒とすることで、酸素濃度計17で計測される酸素濃度を十分低くするためである。また、流量センサー18で測定される窒素ガス流量が0NL/minと100NL/minの間のものは、37.5カウントと100カウントの間で比例配分した。すなわち、窒素ガス流量が25NL/minのものは、37.5+(100−37.5)×25/100≒53.0カウント、窒素ガス流量が50NL/minのものは、37.5+(100−37.5)×50/100≒68.5カウント、窒素ガス流量が75NL/minのものは、37.5+(100−37.5)×75/100≒84.0カウントされる。従って、窒素ガス流量が50NL/minの場合、1秒ごとに68.5カウントされるため、87秒(6000/68.5≒87)で吸着工程が終了する。
間欠運転の場合、窒素ガス流量がゼロで5秒間、窒素ガス流量が100NL/minで5秒間、窒素ガス流量がゼロで5秒間、窒素ガス流量が100NL/minで5秒間の操作を繰り返すので、10秒ごとに687.5(37.5×5+100×5)カウントされ、87秒((6000/687.5)×10)で吸着工程が終了する。
流量センサー18で測定された窒素ガス流量に対応する数値を制御装置21で積算し、その積算値が予め決められた一定値を超えると吸着工程を終了させるように制御した。流量センサー18で測定された窒素ガス流量に対応する数値の積算は1秒周期で行い、流量が100NL/min、75NL/min、50NL/min、25NL/min、0NL/minの場合、それぞれの流量に対応する数値を100カウント、70.6カウント、54.5カウント、44.4カウント、37.5カウントとし、この数値が6000カウントを超えると吸着工程を終了させた。このようなカウント数とするのは、各カウント数での吸着工程の時間が60秒、85秒、110秒、135秒、160秒となり、そのような吸着時間を採用することにより、流量センサー18で測定される各窒素ガス流量に対応する、酸素濃度計17で計測される酸素濃度が100ppm以下となるからである。
間欠運転の場合、窒素ガス流量がゼロで5秒間、窒素ガス流量が100NL/minで5秒間、窒素ガス流量がゼロで5秒間、窒素ガス流量が100NL/minで5秒間の操作を繰り返すので、10秒ごとに687.5(37.5×5+100×5)カウントされ、87秒((6000/687.5)×10)で吸着工程が終了する。
本発明の方法1と2は、吸着工程と排気工程の時間が同じであるが、本発明の方法3は排気工程が吸着工程よりも早く終了する。すなわち、上記したような待機工程を有する場合である。流量センサー18で測定された窒素ガス流量に対応する数値の積算は1秒周期で行い、それぞれの流量に対応する数値が5000カウントを超えると、排気工程を終了させた以外は、本発明の方法2と同じ方法を実行した。
すなわち、流量センサー18で測定された窒素ガス流量が100NL/min、75NL/min、50NL/min、25NL/min、0NL/minの場合、それぞれ50秒、71秒、92秒、113秒、133秒で排気工程が終了し、待機状態になる。
間欠運転の場合、窒素ガス流量がゼロで5秒間、窒素ガス流量が100NL/minで5秒間、窒素ガス流量がゼロで5秒間、窒素ガス流量が100NL/minで5秒間の操作を繰り返すので、10秒ごとに687.5(37.5×5+100×5)カウントされ、87秒((6000/687.5)×10)で吸着工程が終了する。
流量センサー18で測定された窒素ガス流量に対応する数値を制御装置21で積算し、その積算値が予め決められた一定値(時間とともに減少する)を超えると、吸着工程を終了させるように制御した。流量センサー18で測定された窒素ガス流量に対応する数値の積算は1秒周期で行い、流量が100NL/min、75NL/min、50NL/min、25NL/min、0NL/minの場合、それぞれの流量に対応する数値を100カウント、75カウント、50カウント、25カウント、0カウントとし、この数値が一定値を超えると吸着工程を終了させた。吸着工程を終了させるためのカウント数は、運転開始から60秒を経過するまでは6000カウントとしたが、運転開始から60秒を経過すると、1秒ごとに60カウント減少するように制御した。従って、窒素ガス流量が100NL/minの場合のカウント数が100カウントであるから、運転開始から60秒を経過すると6000カウントに達するので、この場合の吸着時間は60秒である。しかし、100NL/min以外の窒素ガス流量では、以下のような吸着時間となる。
吸着時間をtとすれば、6000−60(t−60)=75tとなる。従って、t≒71となり、吸着時間は71秒となる。
[窒素ガス流量が50NL/minの場合]
吸着時間をtとすれば、6000−60(t−60)=50tとなる。従って、t≒87となり、吸着時間は87秒となる。
[窒素ガス流量が25NL/minの場合]
吸着時間をtとすれば、6000−60(t−60)=25tとなる。従って、t≒113となり、吸着時間は113秒となる。
[窒素ガス流量が0NL/minの場合]
吸着時間をtとすれば、6000−60(t−60)=0tとなる。従って、t=160となり、吸着時間は160秒となる。
[間欠運転の場合]
窒素ガス流量がゼロで5秒間、窒素ガス流量が100NL/minで5秒間、窒素ガス流量がゼロで5秒間、窒素ガス流量が100NL/minで5秒間の操作を繰り返すので、10秒ごとに500カウントされる。吸着時間をtとすれば、6000−60(t−60)=(500/10)tとなる。従って、t≒87となり、吸着時間は87秒となる。
本発明の方法5は本発明の方法4の運転条件において、以下の点が異なる。すなわち、本発明の方法4は、吸着工程と排気工程の時間が同じであるが、本発明の方法5は排気工程が吸着工程よりも早く終了する。すなわち、上記したような待機状態を有する場合である。流量センサー18で測定された窒素ガス流量に対応する数値の積算は1秒周期で行い、それぞれの流量に対応する数値が5000カウントを超えると、排気工程を終了させるとともに、排気工程を終了させるためのカウント数は、運転開始から50秒経過するまでは5000カウントとしたが、運転開始から50秒を経過すると、1秒ごとに60カウント減少するように制御した。すなわち、窒素ガス流量が100NL/minの場合のカウント数は100カウントであるから、運転開始から50秒を経過すると5000カウントに達するので、この場合の排気時間は50秒である。しかし、100NL/min以外の窒素ガス流量では、以下のような排気時間となる。
排気時間をtとすれば、5000−60(t−50)=75tとなる。従って、t≒59となり、排気時間は59秒となる。
[窒素ガス流量が50NL/minの場合]
排気時間をtとすれば、5000−60(t−50)=50tとなる。従って、t≒73となり、排気時間は73秒となる。
[窒素ガス流量が25NL/minの場合]
排気時間をtとすれば、5000−60(t−50)=25tとなる。従って、t≒94となり、排気時間は94秒となる。
[窒素ガス流量が0NL/minの場合]
排気時間をtとすれば、5000−60(t−50)=0tとなる。従って、t≒133となり、排気時間は133秒となる。
このような理由により、吸着工程と排気工程を終了させるための一定値を時間とともに減少させることにより、吸着塔の吸着能力に適応した効率的な運転が可能になるのである。
(1)比較例1では、間欠運転時の消費電力の低減が見られない。
(2)本発明1ないし5の運転条件は従来技術に対して明らかに消費電力が低下している。特に、本発明2ないし5の運転条件における消費電力の低下が顕著である。本発明3と5の運転条件は排気工程を吸着工程よりも短くしているので、その結果、酸素濃度が低くなっており、窒素純度の向上に有効な運転条件であると言える。
Claims (8)
- 吸着剤を充填した2基以上の吸着塔の一方に窒素と酸素を主成分とする混合ガスを加圧下で供給し、各吸着塔が吸着工程、均圧工程、排気工程、均圧工程を繰り返すことにより連続して窒素ガスを製品ガスとして分離する混合ガスの分離方法において、
前記混合ガスから分離した製品窒素ガスを製品ガス塔に貯留するように構成され、
前記製品ガス塔から流出する前記製品窒素ガスの流量を一定周期で測定し、測定した製品窒素ガス流量に対応する数値を設け、当該設けた数値を積算して吸着工程開始時からの積算値の合計が予め決められた値を超えると吸着工程を終了して均圧工程に切り替えることを特徴とする混合ガスの分離方法。 - 前記予め決められた値よりも小さな値を決め、
前記測定した製品窒素ガス流量に対応する数値の排気工程開始時からの積算値の合計が、前記小さな値に達したときに排気工程を終了し、その後、吸着工程にある他の吸着塔の吸着工程が終了するまでの間、吸着塔を待機状態にすることを特徴とする請求項1記載の混合ガスの分離方法。 - 吸着剤を充填した2基以上の吸着塔の一方に窒素と酸素を主成分とする混合ガスを加圧下で供給し、各吸着塔が吸着工程、均圧工程、排気工程、均圧工程を繰り返すことにより連続して窒素ガスを製品ガスとして分離する混合ガスの分離方法において、
前記混合ガスから分離した製品窒素ガスを製品ガス塔に貯留するように構成され、
前記製品ガス塔から流出する前記製品窒素ガスの流量を一定周期で測定し、測定した製品窒素ガス流量に対応する数値を設け、当該設けた数値を積算して吸着工程開始時からの積算値の合計が予め決められた値を超えると吸着工程を終了して均圧工程に切り替えるとともに、上記吸着工程を終了するための値が時間とともに減少することを特徴とする混合ガスの分離方法。 - 前記予め決められた値よりも小さな値を決め、
前記測定した製品窒素ガス流量に対応する数値の排気工程開始時からの積算値の合計が、前記小さな値に達したときに排気工程を終了し、その後、吸着工程にある他の吸着塔の吸着工程が終了するまでの間、吸着塔を待機状態にし、排気工程を終了するための前記小さな値が時間とともに減少することを特徴とする請求項3記載の混合ガスの分離方法。 - 吸着剤を充填した第一吸着塔および第二吸着塔と、上記第一吸着塔および第二吸着塔へ窒素と酸素を主成分とする混合ガスを導入する流路と、上記第一吸着塔および第二吸着塔で混合ガスから分離された窒素ガスを貯蔵する製品ガス塔と、上記第一吸着塔および第二吸着塔から製品ガス塔へ窒素ガスを供給する流路と、上記第一吸着塔および第二吸着塔からの排気用流路と、上記第一吸着塔および第二吸着塔の間を連通させる均圧用流路と、上記製品ガス塔から外部に排出する製品ガスの流量を測定する流量センサーと、制御装置とを備え、均圧用流路を開放する均圧工程の後、上記第一吸着塔および第二吸着塔の一方で吸着剤による吸着工程を行い、他方で吸着剤からガスを脱着させる脱着工程を行う吸脱着動作を、上記両吸着塔を切り換えて繰り返して行う混合ガスの分離装置において、上記流量センサーにより一定周期で測定した製品窒素ガス流量に対応する数値を制御装置で積算し、吸着工程開始時からの積算値の合計が予め決められた値を超えると吸着工程を終了して均圧工程に切り替えるように制御装置で制御することを特徴とする混合ガスの分離装置。
- 前記予め決められた値よりも小さな値を決め、前記測定した製品窒素ガス流量に対応する数値の排気工程開始時からの積算値の合計が、前記小さな値に達したときに排気工程を終了し、その後、吸着工程にある他の吸着塔の吸着工程が終了するまでの間、吸着塔が待機状態となるように制御装置で制御することを特徴とする請求項5記載の混合ガスの分離装置。
- 吸着剤を充填した第一吸着塔および第二吸着塔と、上記第一吸着塔および第二吸着塔へ窒素と酸素を主成分とする混合ガスを導入する流路と、上記第一吸着塔および第二吸着塔で混合ガスから分離された窒素ガスを貯蔵する製品ガス塔と、上記第一吸着塔および第二吸着塔から製品ガス塔へ窒素ガスを供給する流路と、上記第一吸着塔および第二吸着塔からの排気用流路と、上記第一吸着塔および第二吸着塔の間を連通させる均圧用流路と、上記製品ガス塔から外部に排出する製品ガスの流量を測定する流量センサーと、制御装置とを備え、均圧用流路を開放する均圧工程の後、上記第一吸着塔および第二吸着塔の一方で吸着剤による吸着工程を行い、他方で吸着剤からガスを脱着させる脱着工程を行う吸脱着動作を、上記両吸着塔を切り換えて繰り返して行う混合ガスの分離装置において、上記流量センサーにより一定周期で測定した製品窒素ガス流量に対応する数値を制御装置で積算し、吸着工程開始時からの積算値の合計が予め決められた値を超えると吸着工程を終了して均圧工程に切り替えるとともに、上記吸着工程を終了するための値が時間とともに減少するように制御装置で制御することを特徴とする混合ガスの分離装置。
- 前記予め決められた値よりも小さな値を決め、
前記測定した製品窒素ガス流量に対応する数値の排気工程開始時からの積算値の合計が、前記小さな値に達したときに排気工程を終了し、その後、吸着工程にある他の吸着塔の吸着工程が終了するまでの間、吸着塔を待機状態とし、排気工程を終了するための前記小さな値が時間とともに減少するように制御装置で制御することを特徴とする請求項7記載の混合ガスの分離装置。
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