JP5559652B2 - 色再現予測装置、方法及びプログラム - Google Patents

色再現予測装置、方法及びプログラム Download PDF

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Description

この発明は、特に印刷物上での色再現を予測する色再現予測装置、方法及びプログラムに関する。
近時、インクジェット技術の飛躍的進歩に伴い、インクジェット方式の印刷機による高速・高画質を両立したカラー大判印刷が可能になりつつある。この印刷機は、個人的・家庭的用途だけでなく、最近では、特にサイン・ディスプレイ用途において幅広い分野で用いられている。この印刷機を用いることにより、例えば、店頭POP(Point of Purchase)や壁面ポスターのみならず、屋外広告・看板等の大サイズメディア、ロールメディア、厚手の硬質メディアに対しても印刷が可能である。
広告用の印刷物には需要者の視覚を通じてその購買意欲を喚起させる効果が期待されることから、印刷物の色の仕上がりは特に重要である。従来から、印刷物の色管理手段としてのカラーマッチング技術、例えば、印刷・測色するカラーパッチの個数を少なくすることで、高い色再現精度と作業工数の低減とを両立可能なICC(International Color Consortium)プロファイルの生成方法について種々提案されている。
特許文献1には、セル分割ノイゲバウアモデルを適用する際に必要な格子点データのうちの不足するデータを、ノイゲバウアモデルを適用して予測・補充する方法及び装置が開示されている。これにより、特にガマット境界付近において高精度でスムーズに色再現できる旨が記載されている。
特許文献2〜4には、測色により得られた第1代表点(格子点の一部)のデータに対し、十分に学習されたニューラルネットワークモデルを適用し第2代表点(前記格子点の残余)を予測することで、セル分割ユール・ニールセン分光ノイゲバウアモデルの適用に要する前記格子点のデータを取得する方法及び装置が開示されている。これにより、少ない印刷・測色によって正確に印刷結果が予測できる旨が記載されている。
特開2007−81494号公報 特開2009−111667号公報 特開2008−259168号公報 特開2008−259169号公報
ところで、格子点データを用いてセル内の任意の色を予測する数理モデル全般において、最近接の格子点からの距離に応じて色再現精度が変化することが知られている。例えば、格子点に近い色ほど色再現精度が高くなる一方、セルの重心位置付近では色再現精度が低下する傾向がみられる。
しかしながら、特許文献1〜4に開示された方法及び装置では、カラーパッチの個数を更に少なくする場合、特にセルの重心位置付近での色再現精度が急激に低下するという問題があった。そのため、実用に堪え得る色再現精度を確保するためには所定数以上のカラーパッチを印刷・測色する必要があり、プロファイル生成作業の更なる効率化を図ることが困難であった。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、少数のカラーパッチの印刷・測定であっても高い色再現精度を得ることが可能である色再現予測装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る色再現予測装置は、デバイス値空間上に第1格子を形成する第1格子点と、前記第1格子よりも格子間隔が小さい第2格子を形成する第2格子点とを決定する格子点決定部と、前記格子点決定部により決定された前記第1格子点に基づいて定義されるセル毎に内点を少なくとも1つずつ決定することで、前記第1格子のセル内点群を決定する内点群決定部と、前記格子点決定部により決定された前記第1格子点に対応するデバイス値及び測色値、並びに前記内点群決定部により決定された前記セル内点群に対応するデバイス値及び測色値に基づいて、前記格子点決定部により決定された前記第2格子点の各デバイス値に対する測色値をそれぞれ予測する測色値予測部とを有することを特徴とする。
また、前記測色値予測部は、前記各セルに応じた予測方法を用いて測色値をそれぞれ予測することが好ましい。
さらに、前記各セルに応じた予測方法は、調整パラメータを少なくとも1つ含む所定の予測モデルに対して、前記各セルに応じた調整パラメータを用いる方法であることが好ましい。
さらに、前記セル毎に前記調整パラメータを決定する調整パラメータ決定部をさらに有し、前記測色値予測部は、前記調整パラメータ決定部により決定された各前記調整パラメータを用いて測色値をそれぞれ予測することが好ましい。
さらに、前記内点において、測色で取得された測色値と、前記所定の予測モデルを用いて予測された測色値との差が最小となるように各前記調整パラメータを決定することが好ましい。
さらに、前記測色値は分光反射率又は分光透過率であるとともに、前記調整パラメータは光波長毎のパラメータであることが好ましい。
さらに、前記所定の予測モデルは、セル分割ユール・ニールセン分光ノイゲバウアモデルであることが好ましい。
さらに、前記格子点決定部は、前記第2格子よりも格子間隔が小さい第3格子を形成する第3格子点をさらに決定し、前記測色値予測部は、予測された前記第2格子点に対応する測色値に基づいて、前記格子点決定部により決定された前記第3格子点のデバイス値に対する測色値をさらに予測することが好ましい。
さらに、前記第1格子点及び前記セル内点群に応じた複数のカラーパッチを測色して得られた測色データを取得するデータ取得部をさらに有することが好ましい。
さらに、前記データ取得部は、ガマットの範囲が狭くなるにつれて少ない数の前記測色データを取得することが好ましい。
さらに、前記第2格子点又は前記第3格子点に対応するデバイス値及び測色値に基づいてプロファイルを生成するプロファイル生成部をさらに有することが好ましい。
さらに、前記プロファイル生成部により生成されたプロファイルを出力側プロファイルとして用いて印刷物の色変換を行う色変換処理部をさらに有することが好ましい。
本発明に係る色再現予測方法は、デバイス値空間上に第1格子を形成する第1格子点と、前記第1格子よりも格子間隔が小さい第2格子を形成する第2格子点とを決定する格子点決定ステップと、決定された前記第1格子点に基づいて定義されるセル毎に内点を少なくとも1つずつ決定することで、前記第1格子のセル内点群を決定する内点群決定ステップと、決定された前記第1格子点に対応するデバイス値及び測色値並びに前記セル内点群に対応するデバイス値及び測色値に基づいて、決定された前記第2格子点の各デバイス値に対する測色値をそれぞれ予測する測色値予測ステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、デバイス値空間上に第1格子を形成する第1格子点と、前記第1格子よりも格子間隔が小さい第2格子を形成する第2格子点とを決定する格子点決定部、前記格子点決定部により決定された前記第1格子点に基づいて定義されるセル毎に内点を少なくとも1つずつ決定することで、前記第1格子のセル内点群を決定する内点群決定部、前記格子点決定部により決定された前記第1格子点に対応するデバイス値及び測色値、並びに前記内点群決定部により決定された前記セル内点群に対応するデバイス値及び測色値に基づいて、前記格子点決定部により決定された前記第2格子点の各デバイス値に対する測色値をそれぞれ予測する測色値予測部として機能させることを特徴とする。
本発明に係る色再現予測装置、方法及びプログラムによれば、第1格子点に基づいて定義されるセル毎に内点を少なくとも1つずつ決定(すなわち、セル内点群を決定)し、第2格子点の各デバイス値に対する測色値の予測に用いるようにした。第1格子点及びセル内点群を併設することで、デバイス値空間上での測色点(実測データのプロット)が均一且つ効率的に配置される。そのため、単なる格子点の場合と比べて、セル内の任意の点と測色点との最短距離が小さくなる。特に、セルの重心位置付近では顕著である。これにより、第1格子の格子間隔をそれほど小さくすることなく、すなわち少数のカラーパッチの印刷・測定であっても、高い色再現精度を得ることができる。
本実施の形態に係る色再現予測装置が組み込まれた印刷システムの斜視説明図である。 図1に示すカラーチャートの概略正面図である。 図1に示す色再現予測装置の機能ブロック図である。 図3に示す色再現予測部の機能ブロック図である。 図1の色再現予測装置の動作説明に供するフローチャートである。 図6Aは、第1格子の決定例を示す概略説明図である。図6Bは、第2格子の決定例を示す概略説明図である。 第1格子点の中間値を決定する方法を示す概略説明図である。 第1格子点、第2格子点及びセル内点群の位置関係を示す図である。 図2の各カラーパッチに対応するデバイス値の構成例を示す図である。 図10A〜図10Cは、K値を一定とした場合における印刷機のガマットの範囲を表すグラフである。 第2格子点に対応する測色値を予測する具体的方法を示すフローチャートである。 第2格子点に対応する測色値の予測例を示す概略説明図である。 第2格子に対応する測色値の決定結果を示す概略説明図である。 第3格子に対応する測色値の決定結果を示す概略説明図である。 本実施例と比較例1〜3との色再現精度の比較結果を表す図である。
以下、本発明に係る色再現予測方法についてそれを実施する色再現予測装置及び印刷システムとの関係において好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る色再現予測装置16が組み込まれた印刷システム10の斜視説明図である。
印刷システム10は、ネットワーク12と、編集装置14と、色再現予測装置16と、印刷機18と、測色計20とを基本的に備える。
ネットワーク12は、イーサネット(登録商標)等の通信規格に基づいて構築されている。編集装置14と、色再現予測装置16と、データベースDBとは、前記ネットワーク12を介して有線又は無線により相互に接続されている。
編集装置14は、文字、図形、絵柄や写真等から構成されるカラー画像の配置をページ毎に編集が自在であり、ページ記述言語(以下、PDLという。)による電子原稿(印刷データ)、例えば、4色(CMYK)や3色(RGB)のカラーチャンネルからなる8ビット印刷データを生成する。
ここで、PDLとは、印刷や表示等の出力単位である「ページ」内で文字、図形等の書式情報、位置情報、色情報(濃度情報を含む)等の画像情報を記述する言語である。例えば、PDF(Portable Document Formatの略で、ISO32000−1:2008に規定)、AdobeSystems社のPostScript(登録商標)やXPS(XML Paper Specification)等が知られている。
色再現予測装置16は、PDL形式の電子原稿をラスタ形式(例えば、ビットマップやTIFF)の電子原稿に展開し、所望の画像処理(例えば、色変換処理、画像拡縮処理や配置処理等)を行い、印刷機18に適した印刷制御信号に変換し、又は前記印刷機18に前記印刷制御信号を送信する各機能を有している。
また、色再現予測装置16は、CPU・メモリ等を有する本体22と、カラー画像を表示する表示装置24と、本体22側に種々のデータ又は動作指示を入力自在である入力装置26(キーボード28及びマウス30)とを備えている。ポインティングデバイスとしてのマウス30に代替し、トラックパッドやトラックボールを用いてもよい。
さらに、色再現予測装置16には、電子データの記録・消去が自在な可搬型メモリ32、及び測色計20が接続されている。
印刷機18は、C、M、Y、Kの各色(プロセスカラー)からなる標準インクと、LC、LM等の淡色やW(白色)等のオプションインクとを組み合わせてカラー画像を形成するインクジェット方式の印刷装置である。この印刷機18は、外部(例えば、色再現予測装置16)から受信した印刷制御信号に基づいて各色のインクの射出制御を行うことにより、印刷媒体としてのメディア34(図1では、ロール状の未印刷のメディア34)上にカラー画像を印刷し、印刷物36(印刷物36の一種であるカラーチャート36cが含まれる。)を形成する。
メディア34の基材には、合成紙・厚紙・アルミ蒸着紙等の紙類、塩化ビニル・PET等の樹脂やターポリン等を用いることができる。
測色計20は、所定の測色操作に応じて、測定対象物から測色値を取得する。ここで測色値とは、三刺激値XYZ、均等色空間の座標値L等のデバイス非依存データのみならず、波長に対する光学物理量の分布(以下、「分光データ」という。)が含まれる。分光データとして、例えば、分光放射分布、分光感度分布、分光反射率又は分光透過率等が挙げられる。
データベースDBは、電子原稿のジョブチケット{例えば、JDF(Job Difinition Format)ファイル}、色見本データ、ターゲットプロファイル又は各メディア34に適したプロファイル等のデータ管理を行うデータベースサーバである。
図2は、本実施の形態に係るカラーチャート36cの概略正面図である。
カラーチャート36cは、メディア34上に印刷された、色の異なる202個の略同形状のカラーパッチ38と、該カラーパッチ38の行方向及び列方向の配列位置を特定する数字列40及びアルファベット文字列42と、前記カラーチャート36cの印刷条件を識別する各種情報からなる印刷情報44とから構成される。
各カラーパッチ38は、縦方向に概ね20個ずつ隙間なく配置され、横方向に10個ずつ所定間隔の隙間を設けながら配置されている。各カラーパッチ38の色は、CMYK値の各信号レベルの範囲(百分率では0%〜100%、8ビット階調である場合は0〜255)の所定の値が設定されている。
数字列40は、上から順に(01)〜(20)からなり、各カラーパッチ38の左方にその位置に対応するように設けられている。アルファベット文字列42は、左から順番に(A)〜(J)の文字列からなり、各カラーパッチ38の上方にその位置に対応するように設けられている。
印刷情報44には、印刷機18の機種、シリアル番号若しくは登録名、後述する印刷モード、メディア34の種類、印刷日時等が印刷されている。
図3は、図1に示す色再現予測装置16の機能ブロック図である。なお、電子原稿は白抜実線矢印の方向に、カラーチャート36c用の印刷データは白抜破線矢印の方向に、その他の各種データは実線矢印の方向にそれぞれ供給されることを表す。
色再現予測装置16の本体22は、編集装置14側から供給される電子原稿を入力するI/F52と、該I/F52を介して供給された電子原稿のPDL形式をラスタ形式に展開するRIP54(ラスタイメージングプロセッサ)と、該RIP54により展開された電子原稿のCMYK値(あるいはRGB値)に対して所定の色変換処理を施して新たなCMYK値の印刷データを得る色変換処理部56と、該色変換処理部56により色変換されて得られた新たなCMYK値の印刷データを印刷機18に適した印刷制御信号(インク射出制御データ)に変換する印刷機ドライバ58(印刷制御部)と、該印刷機ドライバ58により変換された印刷制御信号を印刷機18側に出力するI/F60とを備える。
また、本体22は、印刷による再現色を予測するとともに印刷機18毎にプロファイルを生成する色再現予測部62と、カラーチャート36cを印刷するための印刷データを生成するチャート印刷データ作成部64と、表示装置24との接続を可能とするI/F66と、入力装置26(キーボード28及びマウス30)との接続を可能とするI/F68と、測色計20との接続を可能とするI/F70と、可搬型メモリ32との接続を可能とするI/F72とを備える。
さらに、本体22は、その内部の各構成要素から供給される各種データを記憶し、あるいは記憶している各種データを各構成要素に供給する記憶部74を備えている。記憶部74は、RIP54と、色変換処理部56と、色再現予測部62と、チャート印刷データ作成部64と、I/F66と、I/F68と、I/F70と、I/F72とにそれぞれ接続されている。
なお、色変換処理部56は、デバイス依存データからデバイス非依存データに変換する入力側プロファイル処理部76と、デバイス非依存データからデバイス依存データに変換する出力側プロファイル処理部78とを備える。ここで、デバイス依存データとは、各種デバイスを適切に駆動するためのCMYK値、RGB値等で定義されるデータであり、以下、「デバイス値」という場合がある。また、デバイス非依存データとは、HSV(Hue−Saturation−Value)、HLS(Hue−Lightness−Saturation)、CIELAB、CIELUV、XYZ等の表色系で定義されるデータである。
なお、RIP54は、電子原稿のラスタ形式化の際に、印刷機18の解像度等に対応した画像拡縮処理や、印刷フォーマットに対応した回転・反転処理等の種々の画像処理を行うことができる。
さらに、印刷機ドライバ58は、CMYK値からインク各色(CMYK、LC、LM、又はW)に対応するインク射出制御用データを作成する。このインク射出制御用データは、印刷機18のインク射出動作(ON・OFFやインクドット径の大小等)を適切に制御するためのデータである。その際、8ビット多階調画像から2値画像等の低階調画像への変換を要するが、ディザマトリクス法や誤差拡散法等の公知のアルゴリズムを用いることができる。
さらに、入力側プロファイル処理部76又は出力側プロファイル処理部78は、印刷機18の印刷モードに応じてプロファイルを補正することができる。ここで、印刷モードとは、印刷ヘッドのノズル数、印刷ヘッドの走査時におけるインク射出タイミング(片方向/双方向)、パス数、搭載インク色数及びその種類、インク射出制御用データ作成のアルゴリズム等の、印刷に関する各種設定をいう。
さらに、CPU等で構成される図示しない制御部は、この画像処理に関するすべての制御を行う。すなわち、本体22内部の各構成要素の制御(例えば、記憶部74のデータ読出し・書込み)のみならず、I/F66を介して表示装置24に表示制御信号を送信する制御や、I/F70を介して測色計20から測色データを取得する制御等も含まれる。
図4は、図3に示す色再現予測部62の機能ブロック図である。
色再現予測部62は、格子点決定部80と、内点群決定部82と、データ取得部84と、測色値予測部86と、調整パラメータ決定部88と、色変換テーブル作成部90(プロファイル生成部)とを備えている。
格子点決定部80は、CMYK空間(デバイス値空間)上における第1格子LT1を形成するための第1格子点LP1を決定する。また、格子点決定部80は、CMYK空間上における第2格子LT2を形成するための第2格子点LP2を決定する。ここで、第2格子LT2は、第1格子LT1と比べて格子間隔が小さくなるように設けられている。さらに、格子点決定部80は、第3格子LT3を形成するための第3格子点LP3を決定する。ここで、第3格子点LP3は、作成しようとする色変換テーブルでの入力値に対応する。
内点群決定部82は、第1格子点LP1に基づいて定義されるセル毎に内点を少なくとも1つずつ決定する。ここで、内点は、セルの内部に存在する任意の点を意味し、セルの境界線上の点は含まれない。以下、セル毎の内点の集合をセル内点群CPという。
データ取得部84は、第1格子点LP1のデバイス値DV1及び測色値CV1、並びにセル内点群CPのデバイス値DVC及び測色値CVCをそれぞれ取得する。なお、以下、デバイス値及び測色値のデータ組を単に「データ組」という場合がある。
測色値予測部86は、第1格子点LP1のデータ組SV1及びセル内点群CPのデータ組SVCを用いて、第2格子点LP2の各デバイス値DV2に対する測色値CV2をそれぞれ予測する。測色値予測部86は、第1格子点LP1で定義される各セルに応じた予測方法を用いて測色値CV2を予測する。測色値予測部86は、調整パラメータを少なくとも1つ含む予測モデル(例えば、セル分割ユール・ニールセン分光ノイゲバイウアモデル)に対して、各セルに応じた調整パラメータを用いて予測する。
また、測色値予測部86は、第2格子点LP2のデータ組SV2に基づいて、第3格子点LP3の各デバイス値DV3に対する測色値CV3も予測する。
調整パラメータ決定部88は、測色値予測部86で行う予測演算の際に用いる前記調整パラメータの値を決定する。調整パラメータ決定部88は、第1格子点LP1で定義されるセル毎に調整パラメータの値を最適化する。具体的には、セルの内点において、測色で取得された測色値CVCと、所定の予測モデルを用いて予測された測色値との差が最小になるように、調整パラメータの値が決定される。
色変換テーブル作成部90は、プロファイルのデータの一部である色変換テーブルを作成する。色変換テーブル作成部90は、所定のフォーマットに従って第3格子点LP3のデータ組SV3を配列することで、色変換テーブルを作成する。色変換テーブルには、CMYK値からL値に変換するA2Bテーブル、及びL値からCMYK値に変換するB2Aテーブルが含まれる。さらに、色変換テーブル作成部90は、作成した色変換テーブルを所定のファイルデータに組み込むことで、プロファイルを生成する。
本実施の形態に係る色再現予測装置16は以上のように構成され、上述した各画像処理機能は、基本ソフトウェア(オペレーティングシステム)上で動作する、記憶部74に記憶された応用ソフトウェア(プログラム)を用いて実現することができる。
なお、上記プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体(例えば、図1の可搬型メモリ32)に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行させてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。コンピュータ読み取り可能な記録媒体には、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含む。
本実施の形態に係る印刷システム10は、基本的には以上のように構成されるものである。次に、プロファイルを生成する際における色再現予測装置16の動作について、図5のフローチャート及び図4の機能ブロック図を参照しながら説明する。
先ず、格子点決定部80は、CMYK空間上における第1格子LT1を形成するための第1格子点LP1を決定する(ステップS1)。
図6Aは、第1格子LT1の決定例を示す概略説明図である。グラフの横軸はC色の網%(0〜100%)であり、グラフの縦軸はM色の網%(0〜100%)である。以下、簡単のため、C色の網%、M色の網%、Y色の網%、及びK色の網%を、それぞれC値、M値、Y値及びK値という。
第1格子LT1は、実際には、CMYKからなる4次元デバイス値空間(CMYK空間)上で定義される。説明の便宜のため、C値及びM値からなる2次元デバイス値空間で表記するとともに、残余のデバイス値(Y値及びK値)は図示及び説明を省略する。後述する第2格子LT2及び第3格子LT3についても同様である。
第1格子LT1の各格子線は、各デバイス値が、0%(最低値)、40%(中間値)、又は100%(最高値)のいずれかの値である点(すなわち、第1格子点LP1)で交差する。参照符号DV1は、第1格子点LP1に対応するデバイス値を表す。なお、第1格子点LP1の総数は9点であるが、図6Aでは、説明の便宜上、1点(C,M)=(40,40)にのみ参照符号を付している。
色再現精度を向上するため、第1格子点LP1には、最低値(0%)及び最高値(100%)であるデバイス値を含めることが好ましい。中間値の数値(図6A例では40%)に関して、必要に応じて適宜変更してもよい。
図7は、第1格子点LP1の中間値を決定する方法を示す概略説明図である。
本グラフの横軸はK値であり、縦軸は(Y/Yo)である。ここで、Yは三刺激値XYZの1つであり、Yoは白色基準点でのYに相当する。
第1の階調カーブTCa(実線)は、2点(0,1)及び(100,0.02)を通る直線である。例えば、K=0%での(Y/Yo)と中間値での(Y/Yo)との差分値が、中間値での(Y/Yo)とK=100%での(Y/Yo)との差分値に略一致するように、K値の中間値を決定する。図7例では、A=(1−0.02)/2=0.49であるから、(Y/Yo)=0.02+0.49=0.51に対応するK=50%を中間値とする。
一方、第2の階調カーブTCb(一点鎖線)は、2点(0,1)及び(100,0.02)を通る下に凸状の滑らかな曲線である。この場合、上記方法と同様にして、(Y/Yo)=0.51に対応するK=40%を中間値とする。
なお、グラフの横軸に対応するデータ種類は、K値のみならず、C値、M値又はY値のいずれか1つ、あるいは複数値の任意の組合せであってもよい。例えば、C値・M値の組合せ、K値を除くC値・M値・Y値の組合せ、又はCMYKすべての組合せを採ってもよい。
そして、各デバイス値に対して、値の範囲(すなわち、最大値と最小値との差)が最大となる三刺激値XYZを選択することで、印刷・測色に起因するばらつきを低減することができる。CMYKの場合では、例えば、C値と(X/Xo)、M値と(Y/Yo)、Y値と(Z/Zo)、及びK値と(Y/Yo)のデータの組合せを採ることが好ましい。
また、グラフの縦軸に対応するデータ種類は、三刺激値XYZのみならず、L値を含む任意のデバイス非依存データであってもよい。さらに、中間値は1レベルに限られることなく、2レベル以上設けてもよい。例えば3レベルの場合は、(Y/Yo)の間隔がいずれもA/2となるように、各中間値を決定すればよい。
次いで、格子点決定部80は、CMYK空間上における第2格子LT2を形成するための第2格子点LP2を決定する(ステップS2)。
図6Bは、第2格子LT2の決定例を示す概略説明図である。グラフの定義は図6Aと同様であるから、説明を省略する。
第2格子LT2の各格子線は、各デバイス値が、0%、20%、40%、70%、又は100%のいずれかの値である点(すなわち、第2格子点LP2)で交差する。参照符号DV2は、第2格子点LP2に対応するデバイス値を表す。なお、第2格子点LP2の総数は25点であるが、図6Bでは、説明の便宜上、1点(C,M)=(40,40)にのみ参照符号を付している。
本実施の形態では、図6A及び図6Bに示すように、第2格子点LP2は、第1格子点LP1をすべて包含する関係にあるとする。換言すれば、第2格子LT2の格子間隔は、第1格子LT1よりも小さく設けられている。
次いで、内点群決定部82は、第1格子LT1のセル内点群CPを決定する(ステップS3)。
図8に示すように、9点の第1格子点LP1によって、CMYK空間が4つのセルに区画される。第1セルCL1は、(C,M)=(0,40)、(0,100)、(40,40)及び(40,100)で囲まれた矩形状の領域である。第2セルCL2は、(40,40)、(40,100)、(100,40)及び(100,100)で囲まれた矩形状の領域である。第3セルCL3は、(0,0)、(0,40)、(40,0)及び(40,40)で囲まれた矩形状の領域である。第4セルCL4は、(40,0)、(40,40)、(100,0)及び(100,40)で囲まれた矩形状の領域である。
内点群決定部82は、例えば、第1セルCL1の内点である(20,70)と、第2セルCL2の内点である(70,70)と、第3セルCL3の内点である(20,20)と、第4セルCL4の内点である(70,20)とをそれぞれ選択し、セル内点群CPとして決定する。ここで、参照符号DVCは、セル内点群CPに対応するデバイス値を表す。
なお、セル毎に複数の内点を選択してもよく、セル毎に異なる個数を選択してもよい。また、セル内点群CPの各位置は、第2格子点LP2の位置と必ずしも一致しなくてもよい。特に、各セルの重心位置を内点としてそれぞれ決定することで、色再現精度が全体的に向上する。
このようにして、第1格子点LP1、第2格子点LP2及びセル内点群CPをそれぞれ決定する(ステップS1〜S3)。これらのデバイス値DV1、DV2及びDVCの各データを記憶部74に一旦記憶する。
次いで、作業者は、所定の操作指示をすることで、印刷機18にカラーチャート36cを印刷させる(ステップS4)。
図3のチャート印刷データ作成部64は、印刷しようとするカラーパッチ38に応じたデバイス値の各データを記憶部74から取得する。そして、チャート印刷データ作成部64は、取得したデバイス値の各データを用いて、カラーチャート36cを印刷するためのCMYK値の印刷データを作成し、該印刷データを印刷機ドライバ58側に供給する(図3の白抜破線矢印を参照)。
そして、印刷機ドライバ58は、チャート印刷データ作成部64から取得した印刷データをインク射出制御データに変換した後、I/F60を介して前記制御データを出力することで、印刷機18にカラーチャート36cを印刷させる。
図9は、図2のカラーパッチ38に応じたデバイス値の構成例を示す説明図である。本図左欄に表すパッチ番号は、202個のカラーパッチ38にそれぞれ付した識別番号であり、数字列40及びアルファベット文字列42(図2参照)との対応関係を任意に決定してもよい。
本図に示すデバイス値には、第1格子点LP1に対応するデバイス値DV1と、セル内点群CPに対応するデバイス値DVCとが含まれている。例えば、第1格子点LP1は、パッチ番号1〜125の一部(27個)、パッチ番号126〜152(27個)及びパッチ番号153〜160(8個)に相当する。また、セル内点群CPは、パッチ番号161〜176(16個)に相当する。
なお、図9例では、第1格子点LP1のうち、K=100%であって、且つ、C値、M値又はY値のうち少なくとも1つが40%であるデバイス値DV1(19色分のデータ)を省略している。以下に、その理由を説明する。
図10A〜図10Cは、K値を一定とした場合における印刷機18のガマットの範囲を表すグラフである。いずれのグラフも横軸はL、縦軸はaであり、CIELAB座標系でのガマット断面図(b=0)に相当する。
図10Aは、K=0%とした場合における印刷機18のガマットGK0の特性を表している。図10Bは、K=40%とした場合における印刷機18のガマットGK40の特性を表している。図10Cは、K=100%とした場合における印刷機18のガマットGK100の特性を表している。なお、ガマットGK0及びGK40の境界線を破線で示している。
図10A〜図10Cに示すように、K値を大きくするにつれて、印刷機18のガマットが次第に狭くなっている。この場合、ガマットが小さい色領域(ガマットGK100、K=100%)において、色再現予測に要する測色データの数が少なくて済む。したがって、第1格子点LP1の一部(特に中間値)を省略することで、カラーパッチ38の印刷及び測色の工数を削減できる。
このようにして、図2のカラーチャート36cが得られる(ステップS4)。
次いで、図5に戻って、カラーチャート36c上の各カラーパッチ38の測色により、色再現予測装置16は、202個のカラーパッチ38に応じた測色値を取得する(ステップS5)。
例えば、作業者による所定の指示操作に応じて、測色計20は、カラーパッチ38の測色動作を開始する。そして、全てのカラーパッチ38の測色値を取得するまで、カラーパッチ38の測色及びその測色値の取得を繰り返す。
ここで、被測色物としてのカラーチャート36c又は測色計20のいずれかを相対的に移動させることで、カラーパッチ38の測色を自動的に行えるようにしてもよい。例えば、図2のカラーチャート36cの上下方向に沿って列毎にプロファイルデータを取得し、該プロファイルデータを解析することで、各カラーパッチ38の測色値を取得してもよい。この場合、カラーパッチ38の測色順番を予め決定しておくことが好ましい。
また、カラーチャート36cを手動で移動させながら各カラーパッチ38を測定してもよい。この場合、測色回数に応じて測色終了を検知してもよい。さらに、図示しないスキャナ装置を介してカラーチャート36cの2次元画像を読み込み、エッジ検出処理等の公知の画像解析手法を用いて各カラーパッチ38の測色値を取得してもよい。
本体22は、測色計20からI/F70を介して、各カラーパッチ38に応じた測色値のデータ(測色データ)を入力する。そして、記憶部74は、測色値の各データを、カラーパッチ38の各デバイス値と対応付けて記憶する。デバイス値と測色値との対応付けは、カラーパッチ38の測色順番又は配置等を識別して行ってもよい。また、色再現予測装置16と異なる装置を介して、カラーパッチ38に応じた測色値のデータを取得し、色再現予測装置16がアクセス可能なデータベースDBに前記データを一旦記憶させてもよい。
なお、1枚のカラーチャート36c上に、第1格子点LP1及びセル内点群CPに応じたカラーパッチ38を併せて印刷することが好ましい。これにより、印刷機18及びメディア34に起因する色再現性のばらつき、又は測色計20の機種差・個体差等による測定精度のばらつきを抑制できる。
次いで、測色値予測部86は、第2格子点LP2に応じた測色値をそれぞれ予測する(ステップS6)。このステップS6での測色値の予測方法について、図11のフローチャート及び図4の機能ブロック図を参照しながら詳細に説明する。
先ず、調整パラメータ決定部88は、未指定のセルを1つ指定する(ステップS61)。セルの指定に先立ち、データ取得部84は、第1格子点LP1のデータ組SV1を記憶部74から取得する。第1格子点LP1のデータ組SV1は、各カラーパッチ38に応じたデバイス値DV1及び測色値CV1の各データから構成される。
併せて、データ取得部84は、セル内点群CPのデータ組SVCを記憶部74から取得する。セル内点群CPのデータ組SVCは、各カラーパッチ38に応じたデバイス値DVC及び測色値CVCの各データから構成される。
そして、調整パラメータ決定部88は、データ取得部84から取得したデバイス値DV1を参照することで、第1セルCL1〜第4セルCL4(図8参照)を識別する。調整パラメータ決定部88は、第1セルCL1を最初に指定したとする。以下、調整パラメータ決定部88により指定されたセルを、単に「指定セル」という。
次いで、調整パラメータ決定部88は、指定セルの調整パラメータを決定する(ステップS62)。例えば、分割ユール・ニールセン分光ノイゲバウアモデルによれば、光波長λ毎に予測した測色値R(λ)は、次の(1)式で与えられる。
Figure 0005559652
なお、F(λ)は各原色の実質的な面積率であり、R(λ)は各原色の測色値である。また、n(λ)は、光波長λ毎の調整パラメータである。さらに、光波長はλ〜λ41である41点のデータを有している。例えば、λ=400nm、……、λ41=800nmの10nm間隔とすることができる。
例えば、測色値R(λ)及びR(λ)は、メディア34が反射メディアである場合は分光反射率とし、メディア34が透過メディアである場合は分光透過率としてもよい。
本発明に係る色再現予測方法の特徴は、区画されたセル毎に調整パラメータn(λ)を決定することである。以下、第1セルCL1〜第4セルCL4での調整パラメータをそれぞれn1〜n4と表記する。ここで、説明の便宜のため、光波長λの表記を省略し、調整パラメータを総称して単にnと表記する場合がある。
調整パラメータ決定部88は、第1セルCL1を構成する第1格子点LP1のデータ組SV1と、第1セルCL1の内点に対応するデバイス値DVC{図8では(20,70)に相当する。}と、前記内点に対応する測色値CVCとに基づいて、第1セルCL1での調整パラメータn1を決定する。ここでは、測色で取得された測色値CVC(以下、実測値という。)と、(1)式で示す予測モデルを用いて予測された測色値(以下、予測値という。)との差が最小となるよう、調整パラメータn1が決定される。
調整パラメータ決定部88は、例えば、実測値及び予測値のSSD(Sum of Square Difference)が最小となるように、調整パラメータn1を算出する。なお、他の評価関数として、SSDの他、NCC(Normalized Cross Correlation)やSAD(Sum of Absolute Difference)等公知の手法を用いてもよい。
なお、この決定処理の実行にあたって、第1セルCL1の内点は、第2格子点LT2に一致しなくてもよい。また、第1セルCL1に対して複数の内点を設けておき、この複数の内点での評価結果に基づいて調整パラメータn1を決定してもよい。他のセル(第2セルCL2〜第4セルCL4)についても同様である。
次いで、調整パラメータ決定部88は、全てのセルでの調整パラメータn1〜n4が確定したか否かを判別する(ステップS63)。調整パラメータnが確定しないセルが存在する場合、ステップS61に戻って、まだ指定されていない残余のセルを指定し、別の指定セルでの調整パラメータnの値を決定する(ステップS61、S62)。一方、全てのセルでの調整パラメータn1〜n4が確定した場合、次のステップ(S64)に進む。
次いで、測色値予測部86は、未指定の第2格子点LP2を1つ指定する(ステップS64)。測色値予測部86は、格子点決定部80から取得したデバイス値DV2のうち1組を指定する。
図12に示すように、例えば、第1セルCL1に属する9点P1〜P9について、測色値を順次予測する場合を想定する。点P1、P3、P7及びP9は、第1格子点LT1のいずれかと一致するため、測色により測色値CV1を既に取得している。点P5は、セル内点群CPのいずれかと一致するため、測色により測色値CVCを既に取得している。よって、これらの点では測色値の予測を省略し、残りの点P2、P4、P6及びP8に対応する測色値CV2をそれぞれ予測する。
測色値予測部86は、点P2を最初に指定したとする。以下、測色値予測部86により指定された第2格子点LP2を、単に「指定格子点」という。
次いで、測色値予測部86は、予測に用いる第1格子点LP1及び調整パラメータnを選択する(ステップS65)。測色値予測部86は、データ取得部84から取得したデバイス値DV1を参照することで、4つのセル、すなわち第1〜第4セルCL1〜CL4(図8参照)を識別する。その結果、点P2は、第1セルCL1に属すると判別される。あわせて、第1セルCL1に応じたデータ組SV1と、第1セルCL1に応じた調整パラメータn1とがそれぞれ選択される。
次いで、測色値予測部86は、指定格子点に応じた測色値CV2を予測する(ステップS66)。具体的には、測色値予測部86は、(1)式に示すセル分割ユール・ニールセン分光ノイゲバウアモデルに従って、第1セルCLに応じたデータ組SV1及び調整パラメータn1を適用することで、点P2における測色値CV2を予測する。
次いで、測色値予測部86は、全ての第2格子点LP2での測色値CV2が確定したか否かを判別する(ステップS67)。測色値CV2が確定しない第2格子点LP2が存在する場合、ステップS64に戻って、まだ指定されていない残余の第2格子点LP2を指定し、別の指定格子点に応じた測色値CV2を予測する(ステップS64〜S66)。例えば、第1セルCL1では、点P2の他に、点P4、P6及びP8での測色値CV2を予測する。なお、他のセル(第2セルCL2〜第4セルCL4)に関しても同様である。なお、点P6は、第1セルC1及び第2セルCL2の境界線上に存在する点である。この場合、所定の規則に従ってセルの属否を判別すればよい。あるいは、第1セルC1及び第2セルCL2の予測結果に基づいて、測色値CV2を決定してもよい。
一方、全ての第2格子点LP2での測色値CV2が確定した場合、第2格子点LPに応じた測色値CV2の予測を完了する(ステップS6)。
そうすると、図13に示すように、第2格子点LP2に応じた測色値CV2が得られる。なお、白丸のプロットは、カラーパッチ38の測色により測色値を決定した点である。また、黒丸のプロットは、測色値予測部86により測色値を予測した点である。
次いで、図5に戻って、測色値予測部86は、第3格子点LP3に応じた測色値CV3を予測する(ステップS7)。この予測には、体積変換やノイゲバウアモデル等を含む公知の予測アルゴリズムを用いてもよい。そうすると、図14に示すように、色変換テーブルを形成するために必要なデータ組SV3を取得できる。例えば、CMYK値を10%間隔でそれぞれ独立に変化させて得られる第3格子点LP3が形成される。この場合、デバイス値DV3は、11×11×11×11=14641個を有する。
最後に、色再現予測部62は、印刷機18に適したプロファイルを生成する(ステップS8)。
色変換テーブル作成部90は、第3格子点LP3のデータ組SV3を用いて、色変換テーブルを作成する。ここで、第2格子点LP2のデータ組LP2の総数を十分に多くした場合、色変換テーブル作成部90は、第2格子点LP2のデータ組SV2を用いて、色変換テーブルを直接作成してもよい。
そして、色変換テーブル作成部90は、作成した色変換テーブルを所定のファイルデータに組み込むことで、プロファイルを生成する。その後、色変換テーブル作成部90は、ファイル形式にされたプロファイルを記憶部74に供給する。
記憶部74は、印刷機18及びメディア34の種類と対応付けて前記プロファイルを記憶する。あるいは、データベースDB(図1)に記憶・管理させるため、前記プロファイルをI/F52を介して、ネットワーク12側に送信してもよい。
このプロファイルを用いて印刷する際、色再現予測装置16の動作について、図3の機能ブロック図を参照しながら説明する。
作業者による所定の操作指示に応じて、印刷機18に印刷物36を印刷させる。色再現予測装置16は、ネットワーク12及びI/F52を介して、編集装置14から供給された電子原稿(PDL形式)を受信する。この電子原稿は、印刷物36を表すページ記述言語データである。
RIP54は、編集装置14から取得した電子原稿(PDL形式)をラスタ形式のデバイス依存データ(例えば、8ビットのCMYK値)に変換する。
そして、色変換処理部56は、色変換処理に先立ち、記憶部74又はデータベースDBが記憶したプロファイルを選択的に取得する。例えば、ジョブチケットの内容を参照し、印刷に用いる印刷機18及びメディア34の種類を取得することで、適切なプロファイルが選択可能である。
そして、入力側プロファイル処理部76は、RIP54から取得したデバイス依存データをデバイス非依存データ(例えば、L値)に変換する。そして、出力側プロファイル処理部78は、入力側プロファイル処理部76から取得したデバイス非依存データをデバイス依存データ(例えば、CMYK値)に変換する。そして、印刷機ドライバ58は、出力側プロファイル処理部78から取得したデバイス依存データを印刷制御信号(インク射出制御データ)に変換する。そして、印刷機ドライバ58は、I/F60を介して前記印刷制御信号を印刷機18に出力することで、印刷機18に所望の印刷物36を印刷させる。
本発明者は、この色再現予測装置16を用いて予測された測色値(あるいは生成されたプロファイル)は、色再現精度が高いことを実験的に確認した。具体的には、本実施例及び比較例1〜3で生成されたプロファイルをそれぞれ用いて、約7000色のカラーパッチ38を印刷し、その実測値と設計値(いずれもL値)との色差を統計的に解析した。なお、印刷機18として、インクジェットプリンタ{製品名:LuxelJet UV350GTW(富士フイルム株式会社製)}を用いた。また、メディア34として、基材が塩化ビニルからなる白色の光沢シート{製品名:LAGマウント P−280RW(リンテック株式会社製)}を用いた。
比較例1では、国際標準で規格化(ISO12642)されている928色のカラーパッチを印刷・測色した後、公知のアルゴリズムによる体積補間演算を用いて第3格子点LP3(図14参照)に対応する測色値CV3をそれぞれ予測し、プロファイルを生成した。
比較例2では、図9に示す202色のうち16色(セル内点群CPに相当するパッチ番号161〜176)を除く186色のカラーパッチ38を印刷・測色した後、セル分割分光ノイゲバウアモデルを用いて第3格子点LP3に対応する測色値CV3をそれぞれ予測し、プロファイルを生成した。
比較例3では、比較例2と同じ186色のカラーパッチ38を印刷・測色した後、セル分割ユール・ニールセン分光ノイゲバウアモデルを用いて第3格子点LP3に対応する測色値CV3をそれぞれ予測し、プロファイルを生成した。なお、各セルでの調整パラメータnは一定値(n1=n2=n3=n4=10)とした。
本実施例では、図9に示す202色のカラーパッチ38を印刷・測色した後、セル分割ユール・ニールセン分光ノイゲバウアモデルを用いて第3格子点LP3に対応する測色値CV3をそれぞれ予測し、プロファイルを生成した。なお、測色値CV3の予測には、各セル(第1セルCL1〜第4セルCL4)に応じた調整パラメータn1〜n4を用いた。
図15は、本実施例と比較例1〜3との色再現精度の比較結果を表す図である。各カラーパッチ38での実測値と設計値(いずれもL値)との色差をそれぞれ算出した上で、(1)平均値、(2)最大値、(3)K=0%の各色における平均値、(4)K=20%の各色における平均値、(5)K=40%の各色における平均値、及び(6)K=70%の各色における平均値をそれぞれ算出した。
本実施例は、比較例1と比べて、(1)〜(6)のいずれの項目で略同等の結果が得られた。すなわち、本実施例では、プロファイルの生成に用いるカラーパッチ38の個数を約1/4に削減したにも関わらず、高い色再現精度を得ることができた。
また、本実施例は、比較例2と比べて、(1)〜(3)の項目で略同等の結果が得られ、(4)〜(6)の項目で良好な結果が得られた。特に、K値が大きくなるにつれてその有意差は顕著である。すなわち、本実施例では、プロファイルの生成に用いるカラーパッチ38の個数を16個増加させることで、K値が非0でない色領域(特にシャドー部)での色再現精度が著しく向上した。
さらに、本実施例は、比較例3と比べて、(1)〜(6)のいずれの項目で良好な結果が得られた。これは、セル分割ユール・ニールセン分光ノイゲバウアモデルを適用する調整パラメータnの値が適切でなかったため、色再現精度を損ねたものと推測される。
このように、デバイス値空間上に第1格子LT1を形成する第1格子点LP1と、第1格子LT1よりも格子間隔が小さい第2格子LT2を形成する第2格子点LP2とを決定し、第1格子点LP1に基づいて定義されるセル(第1セルCL1〜第4セルCL4)毎に内点を少なくとも1つずつ決定することで、第1格子LT1のセル内点群CPを決定し、第1格子点LP1に対応するデバイス値DV1及び測色値CV1、並びにセル内点群CPに対応するデバイス値DVC及び測色値CVCに基づいて、第2格子点LP2の各デバイス値DV2に対する測色値CV2をそれぞれ予測するようにした。第1格子点LP1及びセル内点群CPを併設することで、デバイス値空間上での測色点(実測データのプロット)が均一且つ効率的に配置される。そのため、単なる格子点の場合と比べて、セル内の任意の点と測色点との最短距離が小さくなる。特に、セルの重心位置付近では顕著である。これにより、第1格子LT1の格子間隔をそれほど小さくすることなく、すなわち少数のカラーパッチ38の印刷・測定であっても、高い色再現精度を得ることができる。
なお、この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
例えば、本実施の形態では、カラーチャート36cが有するカラーパッチ38の個数を202個、分光データの数を41点、光波長の間隔を10nmとしているが、色再現精度、画像処理時間等を総合的に勘案し、これらを自由に変更できるように構成してもよい。
また、本実施の形態では、デバイス依存データを4色(CMYK)とした構成で説明したが、これに限定されることなく、2色以上の任意の色数についても本発明を適用できる。
さらに、本実施の形態では、印刷機18がインクジェット方式である構成を採っているがこれに限定されることなく、電子写真、感熱方式等であっても本発明の作用効果を得ることができる。
10…印刷システム 16…色再現予測装置
18…印刷機 20…測色計
22…本体 24…表示装置
26…入力装置 34…メディア
36…印刷物 36c…カラーチャート
38…カラーパッチ 56…色変換処理部
58…印刷機ドライバ 62…色再現予測部
64…チャート印刷データ作成部 74…記憶部
76…入力側プロファイル処理部 78…出力側プロファイル処理部
80…格子点決定部 82…内点群決定部
84…データ取得部 86…測色値予測部
88…調整パラメータ決定部 90…色変換テーブル作成部
CL1〜CL4…第1〜第4セル CP…セル内点(群)
CV1〜CV3、CVC…測色値 DV1〜DV3、DVC…デバイス値
GK0、GK40、GK100…ガマット LP1…第1格子点
LP2…第2格子点 LP3…第3格子点
LT1…第1格子 LT2…第2格子
LT3…第3格子 SV1〜SV3、SVC…データ組

Claims (11)

  1. デバイス値空間上における共通範囲をそれぞれ網羅する格子点であって、第1格子を形成する第1格子点と、前記第1格子よりも格子間隔が小さい第2格子を形成する第2格子点とを決定する格子点決定部と、
    前記格子点決定部により決定された前記第1格子点に基づいて定義されるセル毎に内点を少なくとも1つずつ決定することで、前記第1格子のセル内点群を決定する内点群決定部と、
    決定された前記第1格子点のデバイス値及び該前記第1格子点のデバイス値に対応するカラーパッチを測色して得た前記第1格子点の測色値、並びに、前記内点群決定部により決定された前記セル内点群のデバイス値及び該前記セル内点群のデバイス値に対応するカラーパッチを測色して得た前記セル内点群の測色値を取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部により取得された前記セル内点群のデバイス値及び測色値を用いて、前記セルの境界又は内部における測色値の予測モデルを特定する少なくとも1つの調整パラメータを前記セル毎に決定する調整パラメータ決定部と、
    前記調整パラメータ決定部により決定された各前記調整パラメータにて特定される前記予測モデルを前記セル毎に適用することで、前記データ取得部により取得された前記第1格子点に対応するデバイス値及び測色値から、前記格子点決定部により決定された前記第2格子点の各デバイス値に対する測色値をそれぞれ予測する測色値予測部と
    を有することを特徴とする色再現予測装置。
  2. 請求項記載の色再現予測装置において、
    前記調整パラメータ決定部は、前記内点において、測色で取得された測色値と、前記予測モデルを用いて予測された測色値との差が最小となるように各前記調整パラメータを決定することを特徴とする色再現予測装置。
  3. 請求項1又は2に記載の色再現予測装置において、
    前記内点群決定部は、前記セルの重心位置を前記内点の1つとして含む前記セル内点群を決定することを特徴とする色再現予測装置。
  4. 請求項のいずれか1項に記載の色再現予測装置において、
    前記測色値は分光反射率又は分光透過率であるとともに、前記調整パラメータは光波長毎のパラメータであることを特徴とする色再現予測装置。
  5. 請求項記載の色再現予測装置において、
    記予測モデルは、セル分割ユール・ニールセン分光ノイゲバウアモデルであることを特徴とする色再現予測装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の色再現予測装置において、
    前記データ取得部は、ガマットの範囲が狭くなるにつれて少ない数のデータを取得することを特徴とする色再現予測装置。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の色再現予測装置において、
    前記格子点決定部は、前記共通範囲を網羅する格子点であって、前記第2格子よりも格子間隔が小さい第3格子を形成する第3格子点をさらに決定し、
    前記測色値予測部は、予測された前記第2格子点に対応する測色値に基づいて、前記格子点決定部により決定された前記第3格子点のデバイス値に対する測色値をさらに予測する
    ことを特徴とする色再現予測装置。
  8. 請求項記載の色再現予測装置において
    記第3格子点に対応するデバイス値及び測色値に基づいてプロファイルを生成するプロファイル生成部をさらに有することを特徴とする色再現予測装置。
  9. 請求項記載の色再現予測装置において、
    前記プロファイル生成部により生成されたプロファイルを出力側プロファイルとして用いて印刷物の色変換を行う色変換処理部をさらに有することを特徴とする色再現予測装置。
  10. デバイス値空間上における共通範囲をそれぞれ網羅する格子点であって、第1格子を形成する第1格子点と、前記第1格子よりも格子間隔が小さい第2格子を形成する第2格子点とを決定する格子点決定ステップと、
    決定された前記第1格子点に基づいて定義されるセル毎に内点を少なくとも1つずつ決定することで、前記第1格子のセル内点群を決定する内点群決定ステップと、
    決定された前記第1格子点のデバイス値及び該前記第1格子点のデバイス値に対応するカラーパッチを測色して得た前記第1格子点の測色値、並びに、決定された前記セル内点群のデバイス値及び該前記セル内点群のデバイス値に対応するカラーパッチを測色して得た前記セル内点群の測色値を取得する取得ステップと、
    取得された前記セル内点群のデバイス値及び測色値を用いて、前記セルの境界又は内部における測色値の予測モデルを特定する少なくとも1つの調整パラメータを前記セル毎に決定するパラメータ決定ステップと、
    決定された各前記調整パラメータにて特定される前記予測モデルを前記セル毎に適用することで、取得された前記第1格子点に対応するデバイス値及び測色値から、決定された前記第2格子点の各デバイス値に対する測色値をそれぞれ予測する測色値予測ステップと
    コンピュータに実行させることを特徴とする色再現予測方法。
  11. コンピュータを、
    デバイス値空間上における共通範囲をそれぞれ網羅する格子点であって、第1格子を形成する第1格子点と、前記第1格子よりも格子間隔が小さい第2格子を形成する第2格子点とを決定する格子点決定部、
    前記格子点決定部により決定された前記第1格子点に基づいて定義されるセル毎に内点を少なくとも1つずつ決定することで、前記第1格子のセル内点群を決定する内点群決定部、
    決定された前記第1格子点のデバイス値及び該前記第1格子点のデバイス値に対応するカラーパッチを測色して得た前記第1格子点の測色値、並びに、前記内点群決定部により決定された前記セル内点群のデバイス値及び該前記セル内点群のデバイス値に対応するカラーパッチを測色して得た前記セル内点群の測色値を取得するデータ取得部、
    前記データ取得部により取得された前記セル内点群のデバイス値及び測色値を用いて、前記セルの境界又は内部における測色値の予測モデルを特定する少なくとも1つの調整パラメータを前記セル毎に決定する調整パラメータ決定部と、
    前記調整パラメータ決定部により決定された各前記調整パラメータにて特定される前記予測モデルを前記セル毎に適用することで、前記データ取得部により取得された前記第1格子点に対応するデバイス値及び測色値から、前記格子点決定部により決定された前記第2格子点の各デバイス値に対する測色値をそれぞれ予測する測色値予測部
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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