JP5559010B2 - 遺伝子配列解析装置および遺伝子配列解析方法 - Google Patents
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Description
図1は、一般的なDNAシーケンサーの概略構成図である。DNAシーケンサーは、底部に防振ゴム101と側面に排熱ファン102を有する筐体103内に、除振マウント104上に設置された光学検出部105、試薬ラック106に並べられた試薬107を注入し、フローセル108に分注する分注ロボット109、使用済みの試薬を回収する廃液タンク110、底部に防振ゴム101を有し、試薬を送液するポンプ111を備える。光学検出部105は、フローセル108を載置するステージ112、ステージ112上の試薬を照射する光源113、試薬から発する蛍光を撮影するCCDカメラ等の画像取得装置114を備える。分注ロボット109およびステージ112は、分注ロボット移動装置およびステージ移動装置によって少なくとも水平方向に移動可能である。防振ゴム101は、常時駆動しているポンプ111、排熱ファン102からの振動が筐体103に接する他の機構に伝達されないように、振動を減衰させるものである。また、マウント104は、筐体からの振動が光学検出部に伝達されないように、振動を減衰させるものである。
ここでは、分注ロボットによって発生した振動が、蛍光の位置ずれをもたらす原理について説明する。
図4は、本発明の実施形態に係る固有角速度ωを求める概念図である。固有角速度ωは、筐体103に設置された加速度センサ207によって、周波数ごとに測定する。分注ロボット109を一定の駆動力で動作させ、周波数を変えながら(たとえば1〜20Hz)、分注ロボット109を水平方向に正弦波駆動(スイープ加振)をさせる。周波数ごとの加速度測定結果から、加速度振幅が最大となる固有周波数fを求め、固有角速度ωを計算する。図4の場合は、固有周波数fは10Hz、固有角速度ωは62.8rad/sである。
作業台の固有周波数 f=10Hz
作業台の固有角速度 ω= 2πf= 62.8 (rad/s)
作業台の質量 m1=100(kg)
作業台のばね定数 k1=400(kN/m)
作業台の共振倍率 Q=0.1/0.01=10
作業台の減衰比 ζ=0.05
作業台の減衰係数 c1=1900(N/(m/s))
画像の撮影中でも、分注ロボットは分注作業を行っている。分注ロボットからの振動は、筐体103、光学検出部105(画像取得装置114)、ステージ112の順に伝わる。したがって、画像取得装置114とステージ112との間に相対的な位置ずれが発生し、これによって画像取得装置114が撮影する時に蛍光の位置がずれる。
S505では、分注ロボット制御部208が、駆動力超過のエラーをログファイル213に記録する。その後、S502に戻り、分注ロボット制御部208が、駆動力が小さくなるように分注ロボット109を制御する。
画像の撮影中でも、装置に人がぶつかったり、オペレータが情報を入力したりすることによって装置に振動が発生している。装置に発生した振動は、筐体103を介して、光学検出部105(画像取得装置114)およびステージ112に伝わる。したがって、画像取得装置114とステージ112との間に相対的な位置ずれが発生し、これによって画像取得装置114が撮影する画像にずれが発生する。
S604では、加速度検出部211が、加速度超過のエラーをログファイル213に記録する。
画像の撮影中でも、分注ロボット109の分注作業、ステージ移動等によって振動が発生している。各機構からの振動は、筐体103を介して、光学検出部105(画像取得装置114)およびステージ112に伝わる。したがって、画像取得装置114とステージ112の間に相対的な位置ずれが発生し、これによって画像取得装置114が撮影する画像にずれが発生する。
105・・・光学検出部
106・・・試薬ラック
109・・・分注ロボット
110・・・廃液タンク
112・・・ステージ
114・・・画像取得部
201・・・作業台
202・・・キャスター
203・・・制御手段
204・・・表示装置
205・・・ポインティングデバイス
206・・・記憶装置
207・・・加速度センサ
208・・・分注ロボット制御部
209・・・ステージ制御部
210・・・画像制御部
211・・・加速度検出部
212・・・演算部
213・・・ログファイル
214・・・関係式
Claims (10)
- 筐体内に、試料または試薬を分注する分注ロボットと、前記試料または試薬を載置し、二次元に移動するステージと、前記試料または試薬からの蛍光を撮影する画像取得装置とを備える遺伝子配列解析装置であって、
作業台に載置された状態で、前記画像取得装置が撮影する際に画像に生じる蛍光の位置ずれを計算するための所定の関係式に基づき、前記分注ロボットに要する駆動力または前記ステージ移動に要する駆動力のうち少なくとも一方の上限値を計算する演算部と、
前記分注ロボットに要する駆動力が前記上限値を上回る場合、前記分注ロボットに要する駆動力を抑制する分注ロボット制御部、または
前記ステージ移動に要する駆動力が前記上限値を上回る場合、前記ステージの移動に要する駆動力を抑制するステージ制御部のうち少なくとも一方と、
を備えることを特徴とする遺伝子配列解析装置。 - さらに、前記筐体の加速度を検出する加速度検出部を備え、
前記関係式は、前記分注ロボットに要する駆動力または前記ステージ移動に要する駆動力と、前記画像取得装置の変位と前記ステージの変位の差分値との関係式であり、
前記加速度検出部は、前記分注ロボットまたはステージ移動の少なくとも一方によって筐体に生じる加速度を検出し、
前記演算部は、前記検出した加速度から計算した固有角速度、ならびに前記作業台と床との間および前記筐体内の各機構間のバネ定数および減衰定数を前記関係式に代入することで、前記上限値を計算することを特徴とする請求項1記載の遺伝子配列解析装置。 - 前記分注ロボット制御部またはステージ制御部の少なくとも一方は、前記駆動力が前記上限値を上回る場合は、駆動力超過のエラーをログファイルに記録することを特徴とする請求項1記載の遺伝子配列解析装置。
- 筐体内に、試料または試薬を分注する分注ロボットと、前記試料または試薬を載置し、二次元に移動するステージと、前記試料または試薬からの蛍光を撮影する画像取得装置とを備える遺伝子配列解析装置であって、
作業台に載置された状態で、前記画像取得装置が撮影する際に画像に生じる蛍光の位置ずれを計算するための所定の関係式に基づき、前記筐体の加速度の上限値を計算する演算部と、
前記筐体の加速度を検出し、前記検出した加速度が前記上限値を上回る場合、所定の整定時間の経過を待つ加速度検出部と、
を備えることを特徴とする遺伝子配列解析装置。 - 筐体内に、試料または試薬を分注する分注ロボットと、前記試料または試薬を載置し、二次元に移動するステージと、前記試料または試薬からの蛍光を撮影する画像取得装置とを備える遺伝子配列解析装置であって、
作業台に載置された状態で、前記画像取得装置が撮影する際に画像に生じる蛍光の位置ずれを計算するための所定の関係式に基づき、前記筐体の加速度の上限値を計算する演算部と、
前記筐体の加速度を検出する加速度検出部と、
前記加速度が前記上限値を上回る場合、前記分注ロボットに要する駆動力を抑制する分注ロボット制御部、または
前記加速度が前記上限値を上回る場合、前記ステージの移動に要する駆動力を抑制するステージ制御部のうち少なくとも一方と、
を備えることを特徴とする遺伝子配列解析装置。 - 前記関係式は、前記加速度と、前記画像取得装置の変位と前記ステージの変位の差分値との関係式であり、
前記加速度検出部は、前記筐体に生じる加速度を検出し、
前記演算部は、前記検出した加速度から計算した固有角速度、ならびに前記作業台と床との間および前記筐体内の各機構間のバネ定数および減衰定数を前記関係式に代入することで、前記上限値を計算することを特徴とする請求項4または5記載の遺伝子配列解析装置。 - 前記加速度検出部は、前記加速度が前記上限値を上回る場合は、加速度超過のエラーをログファイルに記録することを特徴とする請求項4または5記載の遺伝子配列解析装置。
- 筐体内に、試料または試薬を分注する分注ロボットと、前記試料または試薬を載置し、二次元に移動するステージと、前記試料または試薬からの蛍光を撮影する画像取得装置とを備える遺伝子配列解析方法であって、
演算部が、作業台に載置された状態で、前記画像取得装置が撮影する際に画像に生じる蛍光の位置ずれを計算するための所定の関係式に基づき、前記分注ロボットに要する駆動力または前記ステージ移動に要する駆動力のうち少なくとも一方の上限値を計算するステップと、
分注ロボット制御部が、前記分注ロボットに要する駆動力が前記上限値を上回る場合、前記分注ロボットに要する駆動力を抑制するステップ、または
ステージ制御部が、前記ステージ移動に要する駆動力が前記上限値を上回る場合、前記ステージの移動に要する駆動力を抑制するステップのうち少なくとも一方のステップと、
を備えることを特徴とする遺伝子配列解析方法。 - 筐体内に、試料または試薬を分注する分注ロボットと、前記試料または試薬を載置し、二次元に移動するステージと、前記試料または試薬からの蛍光を撮影する画像取得装置とを備える遺伝子配列解析方法であって、
演算部が、作業台に載置された状態で、前記画像取得装置が撮影する際に画像に生じる蛍光の位置ずれを計算するための所定の関係式に基づき、前記筐体の加速度の上限値を計算するステップと、
加速度検出部が、前記筐体の加速度を検出し、前記検出した加速度が前記上限値を上回る場合、所定の整定時間の経過を待つステップと、
を備えることを特徴とする遺伝子配列解析方法。 - 筐体内に、試料または試薬を分注する分注ロボットと、前記試料または試薬を載置し、二次元に移動するステージと、前記試料または試薬からの蛍光を撮影する際に画像取得装置とを備える遺伝子配列解析方法であって、
演算部が、作業台に載置された状態で、前記画像取得装置が撮影する画像に生じる蛍光の位置ずれを計算するための所定の関係式に基づき、前記筐体の加速度の上限値を計算するステップと、
加速度検出部が、前記筐体の加速度を検出するステップと、
分注ロボット制御部が、前記加速度が前記上限値を上回る場合、前記分注ロボットに要する駆動力を抑制するステップ、または
ステージ制御部が、前記加速度が前記上限値を上回る場合、前記ステージの移動に要する駆動力を抑制するステップのうち少なくとも一方のステップと、
を備えることを特徴とする遺伝子配列解析方法。
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