JP2003207424A - エンジンベンチシステム - Google Patents

エンジンベンチシステム

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JP2003207424A
JP2003207424A JP2002002021A JP2002002021A JP2003207424A JP 2003207424 A JP2003207424 A JP 2003207424A JP 2002002021 A JP2002002021 A JP 2002002021A JP 2002002021 A JP2002002021 A JP 2002002021A JP 2003207424 A JP2003207424 A JP 2003207424A
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shaft
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Yoshimasa Sawada
喜正 澤田
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コントローラ10によりエンジン1の軸トル
ク制御等を行うエンジンベンチシステムにおいて、エン
ジンの変更で所望の制御特性が得られないばかりでな
く、シャフトやその他機器を破損する恐れがあった。 【解決手段】 エンジン−ダイナモ系を慣性系としてモ
デル化を行い、このモデルの運動方程式を解いてダイナ
モトルク指令に対する軸トルク検出の理論伝達特性を求
め、この理論伝達特性から理論共振周波数を算出して上
位装置12に入力しておき、コントローラにダイナモト
ルク指令を与えたときのそれに対する軸トルク検出値か
らエンジン−ダイナモ系の伝達関数を算出し、この伝達
関数の実測共振周波数を探索し、理論共振周波数と実測
共振周波数の比較でそれらが許容値内にあるか否かによ
って、所望の制御特性が得られるか否かを判定する。軸
トルク加振と軸トルク検出による構成、ダイナモ速度加
振とダイナモ速度検出による構成も含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンにダイナ
モメータを直結してエンジンの各種性能試験を行うため
のエンジンベンチシステムに係り、特にエンジン−ダイ
ナモ制御系の構成方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジンベンチシステムでは、図
10に示すようにエンジン1とトランスミッション(A
TあるいMT、MTの場合はクラッチ付)2を組み合わ
せ、シャフト3を介してダイナモメータ4と結合してい
る。
【0003】エンジン側はスロットルアクチェータ(A
CT)5によりスロットル開度をコントロールする。ダ
イナモ4側には回転検出器6、トルク検出器(ロードセ
ル)7を設け、この検出によりダイナモ4の速度、トル
クの制御を実施する。このシステムによりエンジン1の
耐久性や性能(燃費、排ガス計測等)、ECU適合等の
試験をしている。
【0004】但し、このようなシステムでは、機械の共
振点が低く、ダイナモ側からエンジン側へ高応答なトル
ク特性をもってトルク伝達ができない、あるいはエンジ
ン側の高応答な挙動をダイナモ側へ伝達することができ
ないため、エンジンや車両関連部品の過渡性能試験が完
成車両を使用しないと実施できない問題があった。
【0005】このような課題を解決する手段として、最
近、図11に示すように、エンジン1とダイナモ4を高
剛性のシャフト8で直結することで、ダイナモ4からエ
ンジン1に対して高い周波数特性までのトルク加振を可
能にし、実車に近い状態での過渡再現を実施することに
より、車両レスでのエンジン試験を可能にするシステム
が考えられている。
【0006】図12は、エンジンベンチシステムのダイ
ナモメータ制御装置の基本構成図を示す。エンジン1と
ダイナモ4をシャフト8で機械結合した機構に対して、
軸トルクメータ9によるエンジン軸トルク検出と、図示
省略する回転検出器によるダイナモ4の速度検出を行
い、コントローラ10はダイナモ速度または軸トルクを
指令値とし、軸トルク検出値またはダイナモ速度検出値
をフィードバック信号として自動制御演算を行い、この
演算結果としてダイナモトルク指令を求める。インバー
タ11は、コントローラ10からのダイナモトルク指令
に応じた電流出力でダイナモ4を駆動することでダイナ
モ4にダイナモトルク指令に一致したトルクを発生させ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図10に示すような従
来のエンジンベンチシステムでは、トランスミッション
を入れたり、シャフトのばね定数を低く設定して、対象
機械系の共振周波数をエンジンのアイドリング回転以下
(例えば10Hz程度)にしていた。但し、図11のよ
うな高応答のシステムでは、エンジンへの加振トルクの
周波数を高くする必要があるため、共振周波数を100
Hz以上に設定する場合がある、このような場合は通常
のエンジン運転周波数領域にエンジン−ダイナモ機械系
の共振周波数が存在することになる。そのため、共振周
波数でのゲインを抑制し所望の制御特性を得るよう制御
をする。
【0008】このような制御を実施する際には、制御対
象となる機械的パラメータを厳密に把握してコントロー
ラを設計する必要がある。このためには、図12に示す
コントローラ10は、試験対象エンジン1とシャフト8
およびダイナモメータ4の機械的パラメータを測定し、
この測定結果を基に所望の制御特性が得られる設計を行
う。
【0009】一方、エンジンベンチシステムでは、供試
体であるエンジンを各種変更して試験を実施するのが通
常であり、シャフトもエンジンの定格トルクにあった強
度を有するシャフトに変更して使用する。このとき、前
述したように変更したエンジンやシャフトの機械的パラ
メータに適合した制御特性をコントローラが有するか否
かを判定しておくことが望まれる。
【0010】例えば、試験に際して、適用すべきでない
シャフトを使用した場合、または、シャフトは適用シャ
フトであるが、機械的パラメータを適用すべきでないパ
ラメータを使用した場合、コントローラは正しく設計さ
れないため、所望の制御特性が得られないばかりでな
く、シャフトやその他機器を破損する恐れがあった。
【0011】この不都合を回避するためには、試験運転
で不都合な振動が発生するか否かなど、多くの試験条件
を設定および多くの計測器を使用してチェックしておく
試験を必要とし、トータルの試験時間が長くかかってし
まう。
【0012】本発明の目的は、供試体であるエンジンの
変更にも、エンジン−ダイナモ系に適合した制御特性を
もつことの判定を容易にし、エンジン−ダイナモ系の機
器破損を確実に防止できるエンジンベンチシステムを提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジン−ダ
イナモ系を慣性系としてモデル化し、このモデルの運動
方程式を解いてエンジン−ダイナモ系の理論伝達特性を
求め、実際のエンジン−ダイナモ系のコントローラに加
振指令を与えたときの軸トルクまたはダイナモ速度検出
値から実測伝達関数またはその共振周波数を求め、理論
伝達特性と実測伝達特性の比較でそれらが許容値内にあ
るか否かによって、所望の制御特性が得られるか否かを
判定するようにしたもので、以下の構成を特徴とする。
【0014】(1)エンジンとダイナモメータをシャフ
トで結合し、コントローラによるエンジンの軸トルク制
御またはダイナモトルク制御によってエンジンの各種性
能試験を行うエンジンベンチシステムにおいて、エンジ
ン−ダイナモ系を慣性系としてモデル化を行い、このモ
デルの運動方程式を解いてダイナモトルク指令に対する
軸トルク検出の理論伝達特性を求め、この理論伝達特性
からエンジン−ダイナモ系の理論共振周波数を算出して
おく手段と、前記コントローラにランダム波または正弦
波のダイナモトルク指令を与えたときの該ダイナモトル
ク指令に対する軸トルク検出値からエンジン−ダイナモ
系の伝達関数を算出し、この伝達関数の実測共振周波数
を探索し、前記理論共振周波数と実測共振周波数の比較
でそれらが許容値内にあるか否かによって、エンジン−
ダイナモ系に所望の制御特性が得られるか否かを判定す
る手段とを備えたことを特徴とするエンジンベンチシス
テム。
【0015】(2)エンジンとダイナモメータをシャフ
トで結合し、コントローラによるエンジンの軸トルク制
御によってエンジンの各種性能試験を行うエンジンベン
チシステムにおいて、エンジン−ダイナモ系を慣性系と
してモデル化を行い、このモデルの運動方程式を解いて
軸トルク指令に対する軸トルク検出の理論伝達特性を求
めておく手段と、前記コントローラにランダム波または
正弦波の軸トルク指令を与えたときの該軸トルク指令に
対する軸トルク検出値からエンジン−ダイナモ系の伝達
関数を算出し、前記理論伝達関数と実測伝達関数の比較
でそれらが許容値内にあるか否かによって、エンジン−
ダイナモ系に所望の制御特性が得られるか否かを判定す
る手段とを備えたことを特徴とするエンジンベンチシス
テム。
【0016】(3)エンジンとダイナモメータをシャフ
トで結合し、コントローラによるエンジンのダイナモ速
度制御によってエンジンの各種性能試験を行うエンジン
ベンチシステムにおいて、エンジン−ダイナモ系を慣性
系としてモデル化を行い、このモデルの運動方程式を解
いてダイナモ速度指令に対するダイナモ速度検出の理論
伝達特性を求めておく手段と、前記コントローラにラン
ダム波または正弦波のダイナモ速度指令を与えたときの
該ダイナモ速度指令に対するダイナモ速度検出値からエ
ンジン−ダイナモ系の伝達関数を算出し、前記理論伝達
関数と実測伝達関数の比較でそれらが許容値内にあるか
否かによって、エンジン−ダイナモ系に所望の制御特性
が得られるか否かを判定する手段とを備えたことを特徴
とするエンジンベンチシステム。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は、本発明の
実施形態1を示すエンジンベンチシステムの構成図であ
り、エンジン−ダイナモ系を軸トルク制御するシステム
の場合である。同図が図12と異なる部分は、上位装置
12を増設した点にある。
【0018】上位装置12は、コントローラ10Aに与
える軸トルク指令に代えて、ランダム波または正弦波の
トルク加振指令を印加し、このトルク加振指令と軸トル
ク検出値から、コントローラ10も含めたエンジン−ダ
イナモ系の伝達関数を求め、この伝達関数から所期の制
御特性が得られるか否かを判定する。
【0019】上記の機能を設けた上位装置12は、他の
実施形態も含めて、コンピュータとそのソフトウェア構
成によるデータ入出力機能とデータ処理機能を有し、以
下、図2〜図4を参照して詳細な処理機能を説明する。
【0020】まず、今回対象とするエンジン−ダイナモ
系のダイナモトルク指令−軸トルク検出の理論伝達特性
を求めておく。
【0021】図2は、エンジン−ダイナモ系を5慣性系
としてモデル化した例を示す。このエンジン−ダイナモ
系のモデルにおいて、各機械パラメータは、以下の表に
示す意味である。
【0022】
【表1】
【0023】このモデル化は適用する制御対象で制御に
大きく寄与する機械パラメータを利用してモデル化を行
うもので、5慣性系に限ったものではなく、4慣性系、
3慣性系でもよい。
【0024】次に、モデルの運動方程式を次式のように
展開する。なお、θxは機械要素xの回転位相角であ
る。
【0025】
【数1】
【0026】この運動方程式を解くことで、ダイナモト
ルク指令−軸トルク検出の理論伝達特性を求める。図3
は理論伝達特性例を示す。
【0027】次に、上位装置12では、図4に計測フロ
ーを示すように、理論伝達特性を伝達関数形式で入力し
ておき(S1)、この特性から理論共振周波数を算出す
る(S2)。
【0028】次に、上位装置12から無制御加振(ダイ
ナモトルク指令のみを与えて、軸トルク制御はしない)
指令をランダム波または正弦波で与え(S3)、そのと
きのダイナモトルク指令に対する軸トルク検出を計測器
で計測し(S4)、これらを上位装置12がデータ収集
する。
【0029】次に、上位装置12では、これら収集デー
タから入力をダイナモトルク指令とし、出力を軸トルク
検出と見なした伝達関数を算出し(S5)、この伝達関
数の実測共振周波数を探索する(S6)。
【0030】次に、上位装置12では、理論共振周波数
と実測共振周波数を比較し、実測値が理論値に対して許
容値以内かどうかを判定し、許容値内であればエンジン
−ダイナモ系に適合した試験が可能と判定し、判定結果
が許容値外であれば使用シャフトと適用パラメータの相
違を上位装置12のマンマシン装置で操作者に通知する
(S7)。
【0031】したがって、本実施形態によれば、エンジ
ンの変更にも、エンジン−ダイナモ系の対象機器と使用
パラメータが異なっているかどうか、つまり適合した制
御特性が得られるか否かの判定を容易に得ることができ
る。また、判定結果が許容値外であれば操作者に通知す
ることで、不用意な試験を防止し、エンジン−ダイナモ
系の機器破損を確実に防止できる。
【0032】(実施形態2)図5は、本発明の実施形態
2における上位装置12の計測フローを示す。本実施形
態のシステム構成は図1と同様になるが、軸トルク指令
に対する軸トルク検出の伝達特性を基に制御特性の判定
を行う場合である。
【0033】図5に示すように、まず、今回対象とする
エンジン−ダイナモ系の軸トルク制御時の軸トルク指令
一軸トルク検出の理論伝達特性を求める。この理論伝達
特性は、実施形態1と同様に、機械モデルの運動方程式
を解くことで求める。図6に特性例を示す。
【0034】図5において、上位装置12では、この理
論伝達特性を伝達関数形式で入力しておく(S11)。
次に、上位装置12から軸トルク加振指令をランダム波
または正弦波で与え(S12)、そのときの軸トルク指
令と軸トルク検出を計測し(S13)、これらデータを
上位装置に収集する。
【0035】次に、上位装置12では、入力を軸トルク
指令と出力を軸トルク検出と見なした実測伝達関数を算
出する(S14)。次に、理論伝達特性と実測伝達特性
を比較する(S15)。
【0036】この比較において、各周波数でのゲイン差
の総和が許容値以内どうかを判定し、許容値内であれば
エンジン−ダイナモ系に適合した試験が可能と判定し、
許容値外であれば、使用シャフトと適用パラメータの相
違を上位装置のマンマシン装置で操作者に通知する(S
16)。
【0037】したがって、本実施形態においても、エン
ジンの変更にも、適合した制御特性が得られるか否かの
判定を容易に得ることができる。
【0038】(実施形態3)図7は、本発明の実施形態
3のシステム構成図を示し、図8に上位装置12の計測
フローを示す。図7では、ダイナモ速度制御する点が実
施形態1の場合と異なる。
【0039】図8において、まず、今回対象とするエン
ジン−ダイナモ系のダイナモ速度制御時のダイナモ速度
指令一ダイナモ速度検出の理論伝達特性を求める。この
理論伝達特性は、実施形態1と同様に、機械モデルの運
動方程式を解くことで求める。図9に特性例を示す。
【0040】図8において、上位装置12では、この特
性を伝達関数形式で入力しておく(S21)。次に、上
位装置12からダイナモ速度加振指令をランダム波また
は正弦波で与え(S22)、そのときのダイナモ速度指
令とダイナモ速度検出を計測し(S23)、これらデー
タを上位装置に収集する。
【0041】次に、上位装置12では、入力をダイナモ
速度指令と出力をダイナモ速度検出と見なした実測伝達
関数を算出する(S24)。次に、理論伝達特性と実測
伝達特性を比較する(S25)。
【0042】この比較において、各周波数でのゲイン差
の総和が許容値以内どうかを判定し、許容値内であれば
エンジン−ダイナモ系に適合した試験が可能と判定し、
許容値外であれば、使用シャフトと適用パラメータの相
違を上位装置のマンマシン装置で操作者に通知する(S
26)。
【0043】したがって、本実施形態においても、エン
ジンの変更にも、適合した制御特性が得られるか否かの
判定を容易に得ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、高応答
なエンジンベンチシステムにおいて、エンジン−ダイナ
モ系を慣性系としてモデル化し、このモデルの運動方程
式を解いてエンジン−ダイナモ系の理論伝達特性を求
め、実際のエンジン−ダイナモ系のコントローラに加振
指令を与えたときの軸トルクまたはダイナモ速度検出値
から実測伝達関数またはその共振周波数を求め、理論伝
達特性と実測伝達特性の比較でそれらが許容値内にある
か否かによって、対象機器と使用パラメータが異なって
いるかどうかを判定することができるため、所望の制御
特性が得られるか否かの判定を容易に得ることができる
し、機器破損の危険性を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示すエンジンベンチシス
テムの構成図。
【図2】エンジン−ダイナモ系のモデル概念図。
【図3】ダイナモトルク指令−軸トルク検出の周波数特
性例。
【図4】実施形態1における上位装置の計測フロー。
【図5】実施形態2における上位装置の計測フロー。
【図6】実施形態2における軸トルク−軸トルク検出の
周波数特性例。
【図7】本発明の実施形態3を示すエンジンベンチシス
テムの構成図。
【図8】実施形態3における上位装置の計測フロー。
【図9】実施形態3におけるダイナモ速度指令−ダイナ
モ速度検出の周波数特性例。
【図10】従来のエンジンベンチシステムの構成図。
【図11】従来の他のシステム構成図。
【図12】ダイナモメータ制御装置の構成図。
【符号の説明】 1…エンジン 4…ダイナモメータ 10…コントローラ 11…インバータ 12…上位装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンとダイナモメータをシャフトで
    結合し、コントローラによるエンジンの軸トルク制御ま
    たはダイナモトルク制御によってエンジンの各種性能試
    験を行うエンジンベンチシステムにおいて、 エンジン−ダイナモ系を慣性系としてモデル化を行い、
    このモデルの運動方程式を解いてダイナモトルク指令に
    対する軸トルク検出の理論伝達特性を求め、この理論伝
    達特性からエンジン−ダイナモ系の理論共振周波数を算
    出しておく手段と、 前記コントローラにランダム波または正弦波のダイナモ
    トルク指令を与えたときの該ダイナモトルク指令に対す
    る軸トルク検出値からエンジン−ダイナモ系の伝達関数
    を算出し、この伝達関数の実測共振周波数を探索し、前
    記理論共振周波数と実測共振周波数の比較でそれらが許
    容値内にあるか否かによって、エンジン−ダイナモ系に
    所望の制御特性が得られるか否かを判定する手段とを備
    えたことを特徴とするエンジンベンチシステム。
  2. 【請求項2】 エンジンとダイナモメータをシャフトで
    結合し、コントローラによるエンジンの軸トルク制御に
    よってエンジンの各種性能試験を行うエンジンベンチシ
    ステムにおいて、 エンジン−ダイナモ系を慣性系としてモデル化を行い、
    このモデルの運動方程式を解いて軸トルク指令に対する
    軸トルク検出の理論伝達特性を求めておく手段と、 前記コントローラにランダム波または正弦波の軸トルク
    指令を与えたときの該軸トルク指令に対する軸トルク検
    出値からエンジン−ダイナモ系の伝達関数を算出し、前
    記理論伝達関数と実測伝達関数の比較でそれらが許容値
    内にあるか否かによって、エンジン−ダイナモ系に所望
    の制御特性が得られるか否かを判定する手段とを備えた
    ことを特徴とするエンジンベンチシステム。
  3. 【請求項3】 エンジンとダイナモメータをシャフトで
    結合し、コントローラによるエンジンのダイナモ速度制
    御によってエンジンの各種性能試験を行うエンジンベン
    チシステムにおいて、 エンジン−ダイナモ系を慣性系としてモデル化を行い、
    このモデルの運動方程式を解いてダイナモ速度指令に対
    するダイナモ速度検出の理論伝達特性を求めておく手段
    と、 前記コントローラにランダム波または正弦波のダイナモ
    速度指令を与えたときの該ダイナモ速度指令に対するダ
    イナモ速度検出値からエンジン−ダイナモ系の伝達関数
    を算出し、前記理論伝達関数と実測伝達関数の比較でそ
    れらが許容値内にあるか否かによって、エンジン−ダイ
    ナモ系に所望の制御特性が得られるか否かを判定する手
    段とを備えたことを特徴とするエンジンベンチシステ
    ム。
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